JP2004253097A - 磁気テープ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】サーボ領域の情報に基づいて書き込み/読み出し用の基準クロックを生成することにより、データ読み出し時の位相調整に要する引き込みデータ量および引き込み時間の低減を図る。
【解決手段】磁気テープの長さ方向に連続するサーボ領域を有する磁気テープに対しデータ書き込み/読み出しを行う磁気テープ装置において、データ領域より先に読み込まれるサーボ領域の情報に基づいて基準クロックを生成し、この基準クロックによりデータ書き込みを行う。データ読み出し時には、リードデータパルスに基づき基準クロックを遅延させて、データ読み出し用の弁別クロックを生成する。
【選択図】 図1
【解決手段】磁気テープの長さ方向に連続するサーボ領域を有する磁気テープに対しデータ書き込み/読み出しを行う磁気テープ装置において、データ領域より先に読み込まれるサーボ領域の情報に基づいて基準クロックを生成し、この基準クロックによりデータ書き込みを行う。データ読み出し時には、リードデータパルスに基づき基準クロックを遅延させて、データ読み出し用の弁別クロックを生成する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は磁気テープ装置に関し、特に、磁気テープ装置におけるデータ読み出し時の引き込みデータ量および時間を短縮する位相同期技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、磁気テープ装置におけるデータ読み出し効率を向上させることが求められており、データ読み出し時の引き込み時間を如何に短縮するかが重要な課題となっている。
【0003】
従来、磁気テープ装置の位相調整回路(PLL)の動作は、リードデータが入力されるまでは基準発振器(水晶発振器等に直結あるいは基準発振器を分周したクロック)に同期しており、データ書き込みはこの基準発振器の出力タイミングで行われる。一方、データ読み出し時には、基準発振器の出力からリードデータに入力を切り替えて位相調整が開始される(例えば特許文献1:図5)。この位相調整は読み出しデータを引き込んで発振器出力との位相差を検出し、制御電圧を調整して発振器出力を読み出しデータパルスに追従させるものであるが、周波数変動成分やテープ速度の変動成分、位相差のばらつき、さらに応答時定数などを考慮すると、リードデータの読み出しを開始してから少なくとも数十発分の読み込みパルスデータを必要としていた。
【0004】
前記特許文献1に係る発明では、リードモード時に電圧制御発振器の出力信号をリードデータパルスに追従させ、さらに基準クロックの位相をこの電圧制御発振器の出力に同期させるようにして、リードモードからのモード切替時に制御電圧発生回路に生じる過度応答を抑えるようにしている。これにより、次のリードモードに切り替える際に制御電圧発生回路の応答特性への影響が少なくなり、位相同期回路の引き込み応答時間が短縮される。
【0005】
また、特許文献2にも、引き込み時間を短縮するための位相同期技術が開示されている。この技術でも、リードデータパルスにVCO(電圧制御発振器)の出力を追従させて再生クロックを生成するようにしている。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−166293号公報
【特許文献2】
特開平5−62366号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
データ読み出し時にリードデータから得られるパルス信号に電圧制御発振器の出力を追従させる従来技術では、上述のように、同期調整を完了するまでデータパルス数十発分のシンクパターン領域を必要とし、その分の引き込み時間が必要であった。また、特許文献1の発明では次のリードモードまで基準クロックの周波数は維持されるため、その間のテープスリップ等の変動成分により位相が大きくずれる可能性があり、その場合には次のリードモードにおける位相調整に上記と同程度のシンクパターン領域および引き込み時間が必要となる。
【0008】
さらに、磁気テープ装置の読み出し動作では、まずテープ速度が所定の基準値内になったらサーボ情報を読み込んでヘッドの位置決め制御が行われ、この位置決めが完了した時点で読み出しデータを読み出してリードデータパルスを抽出し、上記の位相調整が開始される。従来装置の位相調整は位置決めが完了してから読み出される読み出しデータのみに頼っているため、引き込み時間の短縮に限界がある。
【0009】
本発明は上記のような問題に鑑み、サーボ領域の情報に基づいて書き込み/読み出し用の基準クロックを生成することにより、データ読み出し時の位相調整に要する読み出しデータパルスないし引き込み時間の低減を図ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明は、テープの長さ方向に連続するサーボ領域を有する磁気テープに対し、データ領域への書き込み/読み出しを行う前に前記サーボ領域の情報を読み込んで磁気ヘッドの位置決めを行う磁気テープ装置において、磁気テープへの書き込み/読み出し時に前記サーボ領域の情報に基づいて基準クロックを生成する基準クロック生成回路を備え、この基準クロックをもとに前記磁気テープへの記磁気テープへのデータ書き込みを行うとともに、データ読み出し時にリードデータに基づいて前記基準クロックを遅延させてデータ読み出し用の弁別クロックを生成する弁別クロック生成手段を備えることを特徴とする。前記基準クロック生成回路は、前記磁気テープの走行速度が基準値内にあるときは前記サーボ領域の情報に基づき前記基準クロックを随時調整する。
【0011】
この磁気テープ装置では書き込みデータがサーボ情報と同期しており、これを読み出す際の基準クロックも書き込み時のクロックと同期したものとなるため、データ読み出し時には書き込みヘッドと読み出しヘッドの位置関係により生じている位相差のみを補償すればよい。この位相補償はデータ読み出し開始時の最初の数発のパルスデータで完了することができる。したがってリード時に要する引き込みデータ量および引き込み時間を短縮することができる。
【0012】
前記弁別クロック生成手段は、前記基準クロックとリードデータパルスとの位相比較を行う位相比較回路と、前記位相比較回路の出力に基づき前記基準クロックを遅延させる遅延処理部と、を備えることが有効である。
【0013】
また、前記遅延処理部は、各々180度までの位相遅延を可能とする3つの遅延回路と、前記位相比較回路の出力に基づき前記基準クロックの位相に対し90度から450度の範囲内で適切な位相遅延量を前記3つの遅延回路に設定する演算回路とを備えることが有効である。
【0014】
一方、本発明に係る磁気テープ装置の制御方法は、テープの長さ方向に連続するサーボ領域を有する磁気テープに対しデータの読み出し/書き込みを行う磁気テープ装置の制御方法において、磁気ヘッドの位置決めの際に読み出される前記磁気テープのサーボ領域の情報に基づき基準クロックを生成し、データ書き込み時には前記基準クロックのタイミングで書き込みを行うとともに、データ読み出し時には前記磁気テープから読み出される読み出しデータパルスに基づき前記基準クロックを遅延させて、データ読み出し用の弁別クロックを生成することを特徴とする。この方法では、前記基準クロックは前記磁気テープの走行速度が基準値内にあるときは前記サーボ領域の情報に基づき随時調整される。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、添付の図面を参照しながら以下に詳細に説明する。図1は、本発明に係る磁気テープ装置の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、この磁気テープ装置1はホスト装置3に接続されており、ホスト装置3の要求により磁気テープ5に対してデータの書き込み/読み出しを行うものである。磁気テープ5の走行方向や速度、その他磁気テープ装置1の内部動作は制御ユニット7により制御される。ホスト装置3とのデータその他の制御信号aのやりとりは、I/O7を介して行われる。
【0016】
図2は、磁気テープ5の構成を模式的に示す図である。この磁気テープ5は128本のデータトラックを有しており、データトラックは32トラック毎の4つのトラックグループ(グループ#1〜#4)に区分けされている。各トラックグループの両脇にはサーボ領域(領域A〜E)が設けられている。サーボ領域には所定間隔毎にサーボ情報が記録されており、各サーボ情報には開始位置を示すサーボマーク、テープ長さ方向における位置を示すサーボデータ、磁気ヘッドの位置調整に用いられるバーストパターンが含まれている(図示せず)。なお、テープのエッジ部分にはエッジ保護帯が設けられている。
【0017】
図1において、トランスデューサ11は、書き込みヘッド、読み出しヘッド、サーボヘッド、位置制御範囲を検出するセンサを備えている(図示せず)。テープ駆動時にはサーボヘッドにより磁気テープのサーボ情報が読み出され、サーボ読み出し回路13を介してマーク・データ/位置検出回路15に入力される。このマーク・データ/位置検出回路15にてサーボマーク検出、サーボデータ検出、バーストパターン解析によるトランスデューサの位置ずれ量の検出が行われる。回路15の出力は制御ユニット9と位置エラー検出コントローラ17に送出される。
【0018】
一方、トランスデューサ11のセンサ出力はトランスデューサリミット検出器19に送られ、この検出器19からリミット検出信号bが位置決めアクチュエータ21、位置エラー検出コントローラ17、および制御ユニット9に送出される。位置エラー検出コントローラ17は、制御ユニット9からの基本位置情報、マーク・データ/位置検出回路15からの位置情報、および、トランスデューサリミット検出器19からのリミット検出信号bに基づき、位置決めアクチュエータ21にアクチュエータ制御信号cを送出する。これにより位置決めアクチュエータ21がトランスデューサ11の位置を調整し、トラック方向の位置決めが行われる。
【0019】
サーボ読み出し回路13の出力はまた、基準クロック生成回路23に入力される。基準クロック生成回路23は、磁気テープの走行中継続的に入力するサーボマークの検出間隔に従いデータ書き込み/読み出し用の基準クロックdを生成・出力する。このクロックdはRead/Write回路25に送出され、書き込み時および読み出し時の基準クロックとして使用される。
【0020】
Read/Write回路25は制御ユニット9から書き込みデータを受け取ってトランスデューサ11の書き込みヘッドから磁気テープ5にデータ書き込みを行い、また、トランスデューサ11の読み出しヘッドで読み出したデータを制御ユニット9に送る。データ書き込み時、Read/Write回路25は基準クロック生成回路23の出力する基準クロックdにより書き込みを行い、この基準クロックはサーボ情報から生成しているため、書き込まれたデータはサーボ情報と同期している。また、データ読み出し時も同じサーボ情報から生成した基準クロックを使用するが、書き込みヘッドと読み出しヘッドの位置関係から位相シフトが発生するため、位相調整を行う必要がある。
【0021】
図3は、本発明の実施例として、Read/Write回路25の読み出し回路部分の構成を説明するための図である。トランスデューサ11に搭載されている読み出しヘッドの出力は、AGC27で一定振幅に増幅された後、フィルタ29で波形成形され、Pulse Qualifier31によりパルス化される。このリードデータパルスeは、信号処理部33と、位相比較回路35に送出される。信号処理部33は入力パルスデータeのパターン識別を行い、データ領域であると認識するとリードゲート信号fを位相比較回路35と遅延処理部39に送出する。位相比較回路35はリードデータパルスe、リードゲート信号f、遅延処理部37の出力クロックを入力信号とし、リードゲート信号fの入力時にリードデータパルスeと遅延処理部37の出力クロックの位相比較を行い、位相情報を遅延処理部37に送出する。遅延処理部37は、比較回路35からの位相情報をもとに遅延量を決定し、基準クロック生成回路23の出力を遅延させて、読み出しデータ用の弁別クロックとして信号処理部33に送出する。
【0022】
図4は、遅延処理部37の構成を示す詳細図である。図4に示すように、遅延処理部37は3つの遅延回路38A〜38Cと、これら遅延回路の遅延量を設定する演算回路39と、パルス幅調整回路41とを備えている。遅延回路38A〜38Cはそれぞれ180度の位相遅延を可能とし、基準クロック生成回路23の出力クロックの位相を合計で540度以上遅延させることが可能である。演算回路39は位相比較回路35から送られる位相情報に基づき、基準クロック生成回路23の出力クロックの位相に対し、90度から450度の範囲内で最も近い位相情報を遅延回路38A〜38Cに設定する。パルス幅調整回路41は遅延処理部39の出力パルス幅が一定となるよう調整する。
【0023】
このように構成された磁気テープ装置1の動作について以下に説明する。ホスト装置3からの制御信号に基づき、制御ユニット9はデータの書き込みあるいは読み出しのために、磁気テープ5の走行制御とヘッドの位置決め動作を実行する。この動作では磁気テープ5の走行速度が基準値内に入ったらサーボ読み出し回路13が起動され、その出力により磁気ヘッドが所定の物理トラックに位置決めされる。
【0024】
この位置決め動作に並行して、基準クロック生成回路23は、サーボ読み出し回路13の出力に基づいてテープ速度に対応した基準クロックdを生成する。データ書き込み時、Read/Write回路25は基準クロックdにより磁気テープ5に対しデータの書き込みを行う。制御ユニット9が磁気テープ上のデータ読み出しを行う際は、第3図に示される読み出し回路により、パルス化された読み出しデータeと弁別クロックが生成され、この弁別クロックによりデータ読み出しが行われる。ここで遅延処理部37の出力クロックは、リードゲート信号fが入力されるまでは基準クロック生成回路23の位相に対し一定位相差で固定されている。この状態から図4に示す演算回路39が位相比較回路35からの位相情報を基に、基準クロックの位相に対し90度から450度の範囲内の位相で最も近い位相情報を遅延回路A〜Cに設定する。以降は読み出し動作が停止されるまで演算回路39は位相差0〜540度の範囲内で位相を調整する。
【0025】
本実施例で遅延処理部33の位相補償量を540度以上としているのは、仮に0〜360度の位相補償範囲とすると、リードゲート信号が入力された時点での位相量が0度の場合さらに位相進みを設定しようとすれば360度程度の遅延量を設定する必要が生じるが、この場合クロック位相が360度回ったことによりクロック抜けが生じることになるからである。このため遅延回路38A〜38Cにそれぞれ180度の遅延量をもたせ、トータルの位相補償範囲を0〜540度としている。
【0026】
【発明の効果】
本発明の磁気テープ装置では、磁気テープへの書き込み/読み出し動作時にまず読み取られるサーボ情報に基づき基準クロックを生成し、この基準クロックを用いてデータの書き込み/読み出しを行うようにしている。この磁気テープ装置において書き込みデータはサーボ情報と同期しており、これを読み出す際の基準クロックも書き込み時のクロックと同期したものとなるため、データ読み出し時には書き込みヘッドと読み出しヘッドの位置関係により生じている位相差のみを補償すればよい。この位相補償はデータ読み出し開始時の最初の数発のパルスデータで完了することができる。ここで、基準クロックは読み出しデータを読み出す前の位置決め段階で生成されるため余計な時間がかかることがなく、また、基準クロックはテープ速度に対応しているので従来読み出し時に考慮する必要があったテープの速度変動成分が生じることもない。以上より、データ読み出し用の弁別クロックを早く生成することができ、従来数十発のパルスデータを必要としていた読み出し開始時の引き込みデータ量および引き込み時間を飛躍的に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気テープ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す磁気テープの構成を模式的に示す図である。
【図3】図1に示すRead/Write回路の読み出し回路部分の構成を示す図である。
【図4】図3に示す遅延処理部の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ装置
5 磁気テープ
9 制御ユニット
13 サーボ読み出し回路
23 基準クロック生成回路
25 Read/Write回路
31 Pulse Qualifier
33 信号処理部
35 位相比較回路
37 遅延処理部
38 遅延回路
39 演算回路
d 基準クロック
e リードデータパルス
f リードゲート信号
【発明の属する技術分野】
本発明は磁気テープ装置に関し、特に、磁気テープ装置におけるデータ読み出し時の引き込みデータ量および時間を短縮する位相同期技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、磁気テープ装置におけるデータ読み出し効率を向上させることが求められており、データ読み出し時の引き込み時間を如何に短縮するかが重要な課題となっている。
【0003】
従来、磁気テープ装置の位相調整回路(PLL)の動作は、リードデータが入力されるまでは基準発振器(水晶発振器等に直結あるいは基準発振器を分周したクロック)に同期しており、データ書き込みはこの基準発振器の出力タイミングで行われる。一方、データ読み出し時には、基準発振器の出力からリードデータに入力を切り替えて位相調整が開始される(例えば特許文献1:図5)。この位相調整は読み出しデータを引き込んで発振器出力との位相差を検出し、制御電圧を調整して発振器出力を読み出しデータパルスに追従させるものであるが、周波数変動成分やテープ速度の変動成分、位相差のばらつき、さらに応答時定数などを考慮すると、リードデータの読み出しを開始してから少なくとも数十発分の読み込みパルスデータを必要としていた。
【0004】
前記特許文献1に係る発明では、リードモード時に電圧制御発振器の出力信号をリードデータパルスに追従させ、さらに基準クロックの位相をこの電圧制御発振器の出力に同期させるようにして、リードモードからのモード切替時に制御電圧発生回路に生じる過度応答を抑えるようにしている。これにより、次のリードモードに切り替える際に制御電圧発生回路の応答特性への影響が少なくなり、位相同期回路の引き込み応答時間が短縮される。
【0005】
また、特許文献2にも、引き込み時間を短縮するための位相同期技術が開示されている。この技術でも、リードデータパルスにVCO(電圧制御発振器)の出力を追従させて再生クロックを生成するようにしている。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−166293号公報
【特許文献2】
特開平5−62366号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
データ読み出し時にリードデータから得られるパルス信号に電圧制御発振器の出力を追従させる従来技術では、上述のように、同期調整を完了するまでデータパルス数十発分のシンクパターン領域を必要とし、その分の引き込み時間が必要であった。また、特許文献1の発明では次のリードモードまで基準クロックの周波数は維持されるため、その間のテープスリップ等の変動成分により位相が大きくずれる可能性があり、その場合には次のリードモードにおける位相調整に上記と同程度のシンクパターン領域および引き込み時間が必要となる。
【0008】
さらに、磁気テープ装置の読み出し動作では、まずテープ速度が所定の基準値内になったらサーボ情報を読み込んでヘッドの位置決め制御が行われ、この位置決めが完了した時点で読み出しデータを読み出してリードデータパルスを抽出し、上記の位相調整が開始される。従来装置の位相調整は位置決めが完了してから読み出される読み出しデータのみに頼っているため、引き込み時間の短縮に限界がある。
【0009】
本発明は上記のような問題に鑑み、サーボ領域の情報に基づいて書き込み/読み出し用の基準クロックを生成することにより、データ読み出し時の位相調整に要する読み出しデータパルスないし引き込み時間の低減を図ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明は、テープの長さ方向に連続するサーボ領域を有する磁気テープに対し、データ領域への書き込み/読み出しを行う前に前記サーボ領域の情報を読み込んで磁気ヘッドの位置決めを行う磁気テープ装置において、磁気テープへの書き込み/読み出し時に前記サーボ領域の情報に基づいて基準クロックを生成する基準クロック生成回路を備え、この基準クロックをもとに前記磁気テープへの記磁気テープへのデータ書き込みを行うとともに、データ読み出し時にリードデータに基づいて前記基準クロックを遅延させてデータ読み出し用の弁別クロックを生成する弁別クロック生成手段を備えることを特徴とする。前記基準クロック生成回路は、前記磁気テープの走行速度が基準値内にあるときは前記サーボ領域の情報に基づき前記基準クロックを随時調整する。
【0011】
この磁気テープ装置では書き込みデータがサーボ情報と同期しており、これを読み出す際の基準クロックも書き込み時のクロックと同期したものとなるため、データ読み出し時には書き込みヘッドと読み出しヘッドの位置関係により生じている位相差のみを補償すればよい。この位相補償はデータ読み出し開始時の最初の数発のパルスデータで完了することができる。したがってリード時に要する引き込みデータ量および引き込み時間を短縮することができる。
【0012】
前記弁別クロック生成手段は、前記基準クロックとリードデータパルスとの位相比較を行う位相比較回路と、前記位相比較回路の出力に基づき前記基準クロックを遅延させる遅延処理部と、を備えることが有効である。
【0013】
また、前記遅延処理部は、各々180度までの位相遅延を可能とする3つの遅延回路と、前記位相比較回路の出力に基づき前記基準クロックの位相に対し90度から450度の範囲内で適切な位相遅延量を前記3つの遅延回路に設定する演算回路とを備えることが有効である。
【0014】
一方、本発明に係る磁気テープ装置の制御方法は、テープの長さ方向に連続するサーボ領域を有する磁気テープに対しデータの読み出し/書き込みを行う磁気テープ装置の制御方法において、磁気ヘッドの位置決めの際に読み出される前記磁気テープのサーボ領域の情報に基づき基準クロックを生成し、データ書き込み時には前記基準クロックのタイミングで書き込みを行うとともに、データ読み出し時には前記磁気テープから読み出される読み出しデータパルスに基づき前記基準クロックを遅延させて、データ読み出し用の弁別クロックを生成することを特徴とする。この方法では、前記基準クロックは前記磁気テープの走行速度が基準値内にあるときは前記サーボ領域の情報に基づき随時調整される。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、添付の図面を参照しながら以下に詳細に説明する。図1は、本発明に係る磁気テープ装置の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、この磁気テープ装置1はホスト装置3に接続されており、ホスト装置3の要求により磁気テープ5に対してデータの書き込み/読み出しを行うものである。磁気テープ5の走行方向や速度、その他磁気テープ装置1の内部動作は制御ユニット7により制御される。ホスト装置3とのデータその他の制御信号aのやりとりは、I/O7を介して行われる。
【0016】
図2は、磁気テープ5の構成を模式的に示す図である。この磁気テープ5は128本のデータトラックを有しており、データトラックは32トラック毎の4つのトラックグループ(グループ#1〜#4)に区分けされている。各トラックグループの両脇にはサーボ領域(領域A〜E)が設けられている。サーボ領域には所定間隔毎にサーボ情報が記録されており、各サーボ情報には開始位置を示すサーボマーク、テープ長さ方向における位置を示すサーボデータ、磁気ヘッドの位置調整に用いられるバーストパターンが含まれている(図示せず)。なお、テープのエッジ部分にはエッジ保護帯が設けられている。
【0017】
図1において、トランスデューサ11は、書き込みヘッド、読み出しヘッド、サーボヘッド、位置制御範囲を検出するセンサを備えている(図示せず)。テープ駆動時にはサーボヘッドにより磁気テープのサーボ情報が読み出され、サーボ読み出し回路13を介してマーク・データ/位置検出回路15に入力される。このマーク・データ/位置検出回路15にてサーボマーク検出、サーボデータ検出、バーストパターン解析によるトランスデューサの位置ずれ量の検出が行われる。回路15の出力は制御ユニット9と位置エラー検出コントローラ17に送出される。
【0018】
一方、トランスデューサ11のセンサ出力はトランスデューサリミット検出器19に送られ、この検出器19からリミット検出信号bが位置決めアクチュエータ21、位置エラー検出コントローラ17、および制御ユニット9に送出される。位置エラー検出コントローラ17は、制御ユニット9からの基本位置情報、マーク・データ/位置検出回路15からの位置情報、および、トランスデューサリミット検出器19からのリミット検出信号bに基づき、位置決めアクチュエータ21にアクチュエータ制御信号cを送出する。これにより位置決めアクチュエータ21がトランスデューサ11の位置を調整し、トラック方向の位置決めが行われる。
【0019】
サーボ読み出し回路13の出力はまた、基準クロック生成回路23に入力される。基準クロック生成回路23は、磁気テープの走行中継続的に入力するサーボマークの検出間隔に従いデータ書き込み/読み出し用の基準クロックdを生成・出力する。このクロックdはRead/Write回路25に送出され、書き込み時および読み出し時の基準クロックとして使用される。
【0020】
Read/Write回路25は制御ユニット9から書き込みデータを受け取ってトランスデューサ11の書き込みヘッドから磁気テープ5にデータ書き込みを行い、また、トランスデューサ11の読み出しヘッドで読み出したデータを制御ユニット9に送る。データ書き込み時、Read/Write回路25は基準クロック生成回路23の出力する基準クロックdにより書き込みを行い、この基準クロックはサーボ情報から生成しているため、書き込まれたデータはサーボ情報と同期している。また、データ読み出し時も同じサーボ情報から生成した基準クロックを使用するが、書き込みヘッドと読み出しヘッドの位置関係から位相シフトが発生するため、位相調整を行う必要がある。
【0021】
図3は、本発明の実施例として、Read/Write回路25の読み出し回路部分の構成を説明するための図である。トランスデューサ11に搭載されている読み出しヘッドの出力は、AGC27で一定振幅に増幅された後、フィルタ29で波形成形され、Pulse Qualifier31によりパルス化される。このリードデータパルスeは、信号処理部33と、位相比較回路35に送出される。信号処理部33は入力パルスデータeのパターン識別を行い、データ領域であると認識するとリードゲート信号fを位相比較回路35と遅延処理部39に送出する。位相比較回路35はリードデータパルスe、リードゲート信号f、遅延処理部37の出力クロックを入力信号とし、リードゲート信号fの入力時にリードデータパルスeと遅延処理部37の出力クロックの位相比較を行い、位相情報を遅延処理部37に送出する。遅延処理部37は、比較回路35からの位相情報をもとに遅延量を決定し、基準クロック生成回路23の出力を遅延させて、読み出しデータ用の弁別クロックとして信号処理部33に送出する。
【0022】
図4は、遅延処理部37の構成を示す詳細図である。図4に示すように、遅延処理部37は3つの遅延回路38A〜38Cと、これら遅延回路の遅延量を設定する演算回路39と、パルス幅調整回路41とを備えている。遅延回路38A〜38Cはそれぞれ180度の位相遅延を可能とし、基準クロック生成回路23の出力クロックの位相を合計で540度以上遅延させることが可能である。演算回路39は位相比較回路35から送られる位相情報に基づき、基準クロック生成回路23の出力クロックの位相に対し、90度から450度の範囲内で最も近い位相情報を遅延回路38A〜38Cに設定する。パルス幅調整回路41は遅延処理部39の出力パルス幅が一定となるよう調整する。
【0023】
このように構成された磁気テープ装置1の動作について以下に説明する。ホスト装置3からの制御信号に基づき、制御ユニット9はデータの書き込みあるいは読み出しのために、磁気テープ5の走行制御とヘッドの位置決め動作を実行する。この動作では磁気テープ5の走行速度が基準値内に入ったらサーボ読み出し回路13が起動され、その出力により磁気ヘッドが所定の物理トラックに位置決めされる。
【0024】
この位置決め動作に並行して、基準クロック生成回路23は、サーボ読み出し回路13の出力に基づいてテープ速度に対応した基準クロックdを生成する。データ書き込み時、Read/Write回路25は基準クロックdにより磁気テープ5に対しデータの書き込みを行う。制御ユニット9が磁気テープ上のデータ読み出しを行う際は、第3図に示される読み出し回路により、パルス化された読み出しデータeと弁別クロックが生成され、この弁別クロックによりデータ読み出しが行われる。ここで遅延処理部37の出力クロックは、リードゲート信号fが入力されるまでは基準クロック生成回路23の位相に対し一定位相差で固定されている。この状態から図4に示す演算回路39が位相比較回路35からの位相情報を基に、基準クロックの位相に対し90度から450度の範囲内の位相で最も近い位相情報を遅延回路A〜Cに設定する。以降は読み出し動作が停止されるまで演算回路39は位相差0〜540度の範囲内で位相を調整する。
【0025】
本実施例で遅延処理部33の位相補償量を540度以上としているのは、仮に0〜360度の位相補償範囲とすると、リードゲート信号が入力された時点での位相量が0度の場合さらに位相進みを設定しようとすれば360度程度の遅延量を設定する必要が生じるが、この場合クロック位相が360度回ったことによりクロック抜けが生じることになるからである。このため遅延回路38A〜38Cにそれぞれ180度の遅延量をもたせ、トータルの位相補償範囲を0〜540度としている。
【0026】
【発明の効果】
本発明の磁気テープ装置では、磁気テープへの書き込み/読み出し動作時にまず読み取られるサーボ情報に基づき基準クロックを生成し、この基準クロックを用いてデータの書き込み/読み出しを行うようにしている。この磁気テープ装置において書き込みデータはサーボ情報と同期しており、これを読み出す際の基準クロックも書き込み時のクロックと同期したものとなるため、データ読み出し時には書き込みヘッドと読み出しヘッドの位置関係により生じている位相差のみを補償すればよい。この位相補償はデータ読み出し開始時の最初の数発のパルスデータで完了することができる。ここで、基準クロックは読み出しデータを読み出す前の位置決め段階で生成されるため余計な時間がかかることがなく、また、基準クロックはテープ速度に対応しているので従来読み出し時に考慮する必要があったテープの速度変動成分が生じることもない。以上より、データ読み出し用の弁別クロックを早く生成することができ、従来数十発のパルスデータを必要としていた読み出し開始時の引き込みデータ量および引き込み時間を飛躍的に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気テープ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す磁気テープの構成を模式的に示す図である。
【図3】図1に示すRead/Write回路の読み出し回路部分の構成を示す図である。
【図4】図3に示す遅延処理部の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ装置
5 磁気テープ
9 制御ユニット
13 サーボ読み出し回路
23 基準クロック生成回路
25 Read/Write回路
31 Pulse Qualifier
33 信号処理部
35 位相比較回路
37 遅延処理部
38 遅延回路
39 演算回路
d 基準クロック
e リードデータパルス
f リードゲート信号
Claims (6)
- テープの長さ方向に連続するサーボ領域を有する磁気テープに対し、データ領域への書き込み/読み出しを行う前に前記サーボ領域の情報を読み込んで磁気ヘッドの位置決めを行う磁気テープ装置において、
磁気テープへの書き込み/読み出し時に前記サーボ領域の情報に基づいて基準クロックを生成する基準クロック生成回路を備え、この基準クロックをもとに前記磁気テープへのデータ書き込みを行うとともに、
データ読み出し時にリードデータに基づいて前記基準クロックを遅延させてデータ読み出し用の弁別クロックを生成する弁別クロック生成手段を備えることを特徴とする磁気テープ装置。 - 請求項1に記載の磁気テープ装置において、前記基準クロック生成回路は、前記磁気テープの走行速度が基準値内にあるときは前記サーボ領域の情報に基づき前記基準クロックを随時調整することを特徴とする磁気テープ装置。
- 請求項1または2に記載の磁気テープ装置において、前記弁別クロック生成手段は、前記基準クロックとリードデータパルスとの位相比較を行う位相比較回路と、前記位相比較回路の出力に基づき前記基準クロックを遅延させる遅延処理部と、を備えることを特徴とする磁気テープ装置。
- 請求項3に記載の磁気テープ装置において、前記遅延処理部は、各々180度までの位相遅延を可能とする3つの遅延回路と、前記位相比較回路の出力に基づき前記基準クロックの位相に対し90度から450度の範囲内で適切な位相遅延量を前記3つの遅延回路に設定する演算回路とを備えることを特徴とする磁気テープ装置。
- テープの長さ方向に連続するサーボ領域を有する磁気テープに対しデータの読み出し/書き込みを行う磁気テープ装置の制御方法において、磁気ヘッドの位置決めの際に読み出される前記磁気テープのサーボ領域の情報に基づき基準クロックを生成し、データ書き込み時には前記基準クロックのタイミングで書き込みを行うとともに、データ読み出し時には前記磁気テープから読み出される読み出しデータパルスに基づき前記基準クロックを遅延させて、データ読み出し用の弁別クロックを生成することを特徴とする磁気テープ装置の制御方法。
- 請求項5に記載の磁気テープ装置の制御方法において、前記磁気テープの走行速度が基準値内にあるときは前記サーボ領域の情報に基づき前記基準クロックを随時調整することを特徴とする磁気テープ装置の制御方法。
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JP2003044926A JP2004253097A (ja) | 2003-02-21 | 2003-02-21 | 磁気テープ装置 |
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JP2009525560A (ja) * | 2006-02-01 | 2009-07-09 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | 記憶媒体から読み取られた信号を処理するための読み取りチャネルおよび方法(少なくとも1つのサーボ・チャネルを使用してタイミング回復およびタイミング情報をデータ・チャネルに提供すること) |
-
2003
- 2003-02-21 JP JP2003044926A patent/JP2004253097A/ja active Pending
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