JP2004245556A - オンライン空調温度設定システム、センターマシン及びオンライン空調温度設定プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ビル毎の最適空調温度をセンター側で演算させて配信し、それに基づいてビル毎に空調温度を制御することで、快適空調を実現する。
【解決手段】センターマシン10と複数の顧客のビル2それぞれの中央監視設備50とをネットワーク30で結び、センターマシン側で現在の気象状態に応じた顧客のビル毎の最適空調温度を演算し、各ユーザーマシン20に配信し、各中央監視設備に温度制御させる。
【選択図】 図2
【解決手段】センターマシン10と複数の顧客のビル2それぞれの中央監視設備50とをネットワーク30で結び、センターマシン側で現在の気象状態に応じた顧客のビル毎の最適空調温度を演算し、各ユーザーマシン20に配信し、各中央監視設備に温度制御させる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オンライン空調温度設定システム、センターマシン及びオンライン空調温度設定プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
居住空間は湿度の多少により同じ室内温度であっても人には寒く感じられたり、蒸し暑く感じられたりすることがある。このため、ビルの空調制御において、温度一定制御ではなく、居住者の服装によりあるいは室内湿度に応じて等、室内温度をビル環境条件毎に加減する快適空調制御が省エネルギ性の点からも望ましい。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−141289号公報
【0004】
【特許文献2】
特開2001−357113号公報
【0005】
【特許文献3】
特開平06−265201号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来では、ビル毎にあるいはエリア毎に個別に中央監視設備を設置し、これ快適空調制御設定温度演算用のコントローラを設置する必要があったため、空調設備に多額の投資費用がかかり、小規模ビルでは導入できない問題点があった。
【0007】
本発明はこのような従来の技術的課題に鑑みてなされたもので、センターマシンと複数の顧客のビルそれぞれの中央監視設備とをネットワークで結び、センターマシン側で現在の気象状態に応じた顧客のビル毎の最適空調温度を演算し、各ユーザーマシンに配信し、各中央監視設備に温度制御させることによって、快適空調設備のための投資費用を少なくできるオンライン空調技術を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、サービスセンターのセンターマシンと、顧客のユーザーマシンと、これらの間のデータ伝送のためのネットワークとで構成されるオンライン空調温度設定システムにおいて、前記センターマシンは、顧客毎の空調条件データを保持する顧客データベースと、現在の気象情報データを受信する気象情報受信部と、前記気象情報受信部の受信した現在の気象情報データと前記顧客データベースに保持されている顧客の空調条件データとから、該当顧客の空調条件データに適合する最適空調温度を演算する最適空調温度演算部とを備え、前記ユーザーマシンは、前記センターマシンから前記ネットワークを通じて伝送される最適空調温度を空調制御装置に伝達する最適空調温度伝達部を備えたものである。
【0009】
請求項1の発明のオンライン空調温度設定システムでは、サービスセンターのセンターマシン側において、顧客毎に空調制御の対象となるビルの空調制御に関連するデータを顧客データベースと登録しておき、現在の気象情報データを気象情報受信部で受信すれば、最適空調温度演算部によって現在の気象情報データと顧客データベースに保持されている顧客の空調制御の対象となるビルの空調条件データとから、該当ビルの空調条件データに適合する最適空調温度を演算し、該当顧客のユーザーマシンに送信する。そしてユーザーマシンでは、ネットワークを通じて伝送される最適空調温度を当該ビルの空調制御装置に伝達し、その空調制御装置によって快適空調制御させる。
【0010】
これにより、ビルの所有者は快適空調制御のためのコントローラを中央監視設備に設置せずとも、センターマシンからの指令によって複数の顧客それぞれのビルに対してそのビル独自の快適空調温度制御を行わせることができることになり、ビル所有者の快適空調制御のために必要な設備投資の費用を低減させることができる。
【0011】
請求項2の発明のセンターマシンは、顧客毎の空調条件データを保持する顧客データベースと、現在の気象情報データを受信する気象情報受信部と、前記気象情報受信部の受信した現在の気象情報データと前記顧客データベースに保持されている顧客の空調条件データとから、該当顧客の空調条件データに適合する最適空調温度を演算する最適空調温度演算部と、顧客毎に求めた最適空調温度データを該当顧客の通信アドレスにネットワークを通じて伝送する伝送部とを備えたものである。
【0012】
請求項2の発明のセンターマシンでは、顧客毎に空調制御の対象となるビルの空調制御に関連するデータを顧客データベースと登録しておき、現在の気象情報データを気象情報受信部で受信すれば、最適空調温度演算部によって現在の気象情報データと顧客データベースに保持されている顧客の空調制御の対象となるビルの空調条件データとから、該当ビルの空調条件データに適合する最適空調温度を演算し、該当顧客のユーザーマシンに送信する。
【0013】
これにより、ビル所有者のユーザーマシンは、センターマシンからネットワークを通じて伝送される最適空調温度を当該ビルの空調制御装置に伝達し、その空調制御装置によって快適空調制御させるようにすれば、快適空調制御のためのコントローラを中央監視設備に設置せずとも、センターマシンからの指令によって自己のビルに対してそのビル独自の快適空調温度制御を行わせることができることになり、サービスセンターとの契約費用は必要となっても、ビルの快適空調制御のために必要な設備投資の費用を低減させられる。
【0014】
請求項3の発明のオンライン空調温度設定プログラムは、外部から現在の気象情報データを受信するステップと、空調温度を送信する顧客を指定するステップと、前記指定された顧客に対する空調条件データを顧客データベースから読み出すステップと、前記現在の気象情報データと前記顧客データベースから読み出した該当顧客の空調条件データとから、該当顧客の空調条件データに適合する最適空調温度を演算するステップと、顧客毎に求めた最適空調温度データを該当顧客の通信アドレスにネットワークを通じて伝送するステップとをコンピュータに実行させるものである。
【0015】
請求項3の発明のオンライン空調温度設定プログラムでは、これをコンピュータに実行させることによって、当該コンピュータに顧客毎に空調制御の対象となるビルの空調制御に関連するデータを顧客データベースと登録しておき、現在の気象情報データを気象情報受信部で受信すれば、最適空調温度演算部によって現在の気象情報データと顧客データベースに保持されている顧客の空調制御の対象となるビルの空調条件データとから、該当ビルの空調条件データに適合する最適空調温度を演算し、該当顧客のユーザーマシンに送信する働きをさせることができるようになる。
【0016】
これにより、ビルの快適空調制御のために必要な設備投資の費用を低減させることができるオンライン空調温度設定システムのためのセンターマシンの構築ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。図1は本発明の1つの実施の形態のオンライン空調温度設定システムのシステム構成を示し、このシステムは、サービスセンター1のセンターマシン10と、顧客所有のビル2に設置されているユーザーマシン20と、これらの間のデータ伝送のためのネットワーク30とで構成される。なお、センターマシン10は、ネットワーク30を通じて気象情報の提供サービスを行う気象情報提供ステーション40とも接続されている。
【0018】
センターマシン10はコンピュータであり、データ通信に必要なインタフェース、データベース構築に必要な大容量記憶装置、CPUその他のハードウェアを有し、また必要なソフトウェアをインストールして実行させることにより後述する諸機能を発揮するのであるが、その機能構成を示すと、顧客毎の空調条件データを保持する顧客データベース11と、気象情報提供ステーション40から現在の気象情報データを受信する気象情報受信部12と、気象情報受信部12の受信した現在の気象情報データと顧客データベース11に保持されている顧客の空調条件データとから、該当顧客の空調条件データに適合する最適空調温度を演算する最適空調温度演算部13を備え、また、ネットワーク30を通じてデータ伝送を行う伝送制御部14、顧客データベース11を管理するデータベース管理部15を備えている。
【0019】
ユーザーマシン20についても、これはコンピュータであり、データ通信に必要なインタフェース、記憶装置、CPUその他のハードウェアを有し、また必要なソフトウェアをインストールして実行させることにより後述する諸機能を発揮するのであるが、その機能構成を示すと、センターマシン10からネットワーク30を通じて伝送される最適空調温度をビル2の中央監視装置50に伝達する中継部21、ネットワーク30に接続されデータ伝送を行う伝送制御部22を備えている。なお、ビル2内には、中央監視装置50によって最適空調温度を維持するように動作制御される空調設備51が装備されている。
【0020】
次に、上記構成のオンライン空調温度設定システムによる顧客ビル2の最適空調温度制御動作を図2のフローチャートを用いて説明する。図2のフローチャートの処理は、所定周期で繰り返し実施される。その周期は契約によるが、通常、最適空調温度制御の実現のためには1日毎あるいは半日毎が望ましい。
【0021】
ステップ101,102,103:サービスセンター1のセンターマシン10において、(1)気象情報提供ステーション40から天気、気温、湿度等の気象情報を取り込み、(2)ユーザーマシン20からの顧客ビル2の流動条件(着衣状態、活動状態、気流速度、平均輻射温度、室内温度、室内湿度等)を受信し、(3)顧客データベース11から顧客毎、また制御対象ビル毎の所在地、設備データ等の固定データを取り込む。流動条件は顧客毎にユーザーマシン20からネットワーク30を通じて周期的に送信されてくるものを利用する。この場合には、ユーザーマシン20は中央監視装置50から周期的にその流動条件データを受け取り、センターマシン10に送信するものである。また顧客が何らかのイベントがあった場合に、任意のタイミングで特定のデータ、例えば、着衣状態、活動状態をユーザーマシン20に入力し、これをユーザーマシン20がセンターマシン10に送信することもある。
【0022】
ステップ104,105:最適空調温度演算部13はこれらのデータに基づいて、最適空調設定温度を演算する。求めた最適空調設定温度の情報は、該当顧客ビル2のユーザーマシン20宛に送信する。
【0023】
ステップ106,107:センターマシン10から最適空調設定温度の配信を受けたユーザーマシン20では、このデータを中央監視装置50に中継し、中央監視装置50は受け取った最適空調設定温度をターゲットに空調設備51によりビル内温度を制御する。
【0024】
以上により、本実施の形態のオンライン空調温度設定システムでは、ビル所有者が所有ビル毎に中央監視装置に高価な快適空調温度制御用のコントローラを装備させなくても、サービスセンター1と契約すれば、ネットワークを通じてセンターマシン10側から該当ビル固有の最適空調設定温度を受け取ることができ、それに基づいてビル室内温度を制御することによりビル内を快適空調温度に維持することができ、快適空調温度制御用のコントローラを購入し、装備するよりも比較的低コストでビル内を居住者にとって快適な最適空調温度に維持することができるようになる。
【0025】
なお、本発明は、上記実施の形態のシステムだけではなく、最適空調温度演算に利用するパラメータの種類は必要に応じて増減することができる。また、本発明は上記システムだけではなく、当該システムの構成に用いられるセンターマシン10上で実行されるオンライン空調温度設定プログラム、またこのプログラムを実行して顧客ビル2毎の最適空調温度を演算して顧客ビル2毎に配信するセンターマシンを含む。またその配信方法も含むものである。
【0026】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、センターマシンと複数の顧客のビルそれぞれの中央監視設備とをネットワークで結び、センターマシン側で現在の気象状態に応じた顧客のビル毎の最適空調温度を演算し、各ユーザーマシンに配信し、各中央監視設備に温度制御させることができ、これによって、快適空調設備のための投資費用を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態のオンライン空調温度設定システムの機能構成図。
【図2】上記実施の形態のオンライン空調温度設定システムによるオンライン空調温度設定処理のフローチャート。
【符号の説明】
1 サービスセンター
2 顧客ビル
10 センターマシン
11 顧客データベース
12 気象情報受信部
13 最適空調温度演算部
14 伝送制御部
15 データベース管理部
20 ユーザーマシン
21 中継部
22 伝送制御部
30 ネットワーク
40 気象情報提供ステーション
50 中央監視装置
51 空調設備
【発明の属する技術分野】
本発明は、オンライン空調温度設定システム、センターマシン及びオンライン空調温度設定プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
居住空間は湿度の多少により同じ室内温度であっても人には寒く感じられたり、蒸し暑く感じられたりすることがある。このため、ビルの空調制御において、温度一定制御ではなく、居住者の服装によりあるいは室内湿度に応じて等、室内温度をビル環境条件毎に加減する快適空調制御が省エネルギ性の点からも望ましい。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−141289号公報
【0004】
【特許文献2】
特開2001−357113号公報
【0005】
【特許文献3】
特開平06−265201号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来では、ビル毎にあるいはエリア毎に個別に中央監視設備を設置し、これ快適空調制御設定温度演算用のコントローラを設置する必要があったため、空調設備に多額の投資費用がかかり、小規模ビルでは導入できない問題点があった。
【0007】
本発明はこのような従来の技術的課題に鑑みてなされたもので、センターマシンと複数の顧客のビルそれぞれの中央監視設備とをネットワークで結び、センターマシン側で現在の気象状態に応じた顧客のビル毎の最適空調温度を演算し、各ユーザーマシンに配信し、各中央監視設備に温度制御させることによって、快適空調設備のための投資費用を少なくできるオンライン空調技術を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、サービスセンターのセンターマシンと、顧客のユーザーマシンと、これらの間のデータ伝送のためのネットワークとで構成されるオンライン空調温度設定システムにおいて、前記センターマシンは、顧客毎の空調条件データを保持する顧客データベースと、現在の気象情報データを受信する気象情報受信部と、前記気象情報受信部の受信した現在の気象情報データと前記顧客データベースに保持されている顧客の空調条件データとから、該当顧客の空調条件データに適合する最適空調温度を演算する最適空調温度演算部とを備え、前記ユーザーマシンは、前記センターマシンから前記ネットワークを通じて伝送される最適空調温度を空調制御装置に伝達する最適空調温度伝達部を備えたものである。
【0009】
請求項1の発明のオンライン空調温度設定システムでは、サービスセンターのセンターマシン側において、顧客毎に空調制御の対象となるビルの空調制御に関連するデータを顧客データベースと登録しておき、現在の気象情報データを気象情報受信部で受信すれば、最適空調温度演算部によって現在の気象情報データと顧客データベースに保持されている顧客の空調制御の対象となるビルの空調条件データとから、該当ビルの空調条件データに適合する最適空調温度を演算し、該当顧客のユーザーマシンに送信する。そしてユーザーマシンでは、ネットワークを通じて伝送される最適空調温度を当該ビルの空調制御装置に伝達し、その空調制御装置によって快適空調制御させる。
【0010】
これにより、ビルの所有者は快適空調制御のためのコントローラを中央監視設備に設置せずとも、センターマシンからの指令によって複数の顧客それぞれのビルに対してそのビル独自の快適空調温度制御を行わせることができることになり、ビル所有者の快適空調制御のために必要な設備投資の費用を低減させることができる。
【0011】
請求項2の発明のセンターマシンは、顧客毎の空調条件データを保持する顧客データベースと、現在の気象情報データを受信する気象情報受信部と、前記気象情報受信部の受信した現在の気象情報データと前記顧客データベースに保持されている顧客の空調条件データとから、該当顧客の空調条件データに適合する最適空調温度を演算する最適空調温度演算部と、顧客毎に求めた最適空調温度データを該当顧客の通信アドレスにネットワークを通じて伝送する伝送部とを備えたものである。
【0012】
請求項2の発明のセンターマシンでは、顧客毎に空調制御の対象となるビルの空調制御に関連するデータを顧客データベースと登録しておき、現在の気象情報データを気象情報受信部で受信すれば、最適空調温度演算部によって現在の気象情報データと顧客データベースに保持されている顧客の空調制御の対象となるビルの空調条件データとから、該当ビルの空調条件データに適合する最適空調温度を演算し、該当顧客のユーザーマシンに送信する。
【0013】
これにより、ビル所有者のユーザーマシンは、センターマシンからネットワークを通じて伝送される最適空調温度を当該ビルの空調制御装置に伝達し、その空調制御装置によって快適空調制御させるようにすれば、快適空調制御のためのコントローラを中央監視設備に設置せずとも、センターマシンからの指令によって自己のビルに対してそのビル独自の快適空調温度制御を行わせることができることになり、サービスセンターとの契約費用は必要となっても、ビルの快適空調制御のために必要な設備投資の費用を低減させられる。
【0014】
請求項3の発明のオンライン空調温度設定プログラムは、外部から現在の気象情報データを受信するステップと、空調温度を送信する顧客を指定するステップと、前記指定された顧客に対する空調条件データを顧客データベースから読み出すステップと、前記現在の気象情報データと前記顧客データベースから読み出した該当顧客の空調条件データとから、該当顧客の空調条件データに適合する最適空調温度を演算するステップと、顧客毎に求めた最適空調温度データを該当顧客の通信アドレスにネットワークを通じて伝送するステップとをコンピュータに実行させるものである。
【0015】
請求項3の発明のオンライン空調温度設定プログラムでは、これをコンピュータに実行させることによって、当該コンピュータに顧客毎に空調制御の対象となるビルの空調制御に関連するデータを顧客データベースと登録しておき、現在の気象情報データを気象情報受信部で受信すれば、最適空調温度演算部によって現在の気象情報データと顧客データベースに保持されている顧客の空調制御の対象となるビルの空調条件データとから、該当ビルの空調条件データに適合する最適空調温度を演算し、該当顧客のユーザーマシンに送信する働きをさせることができるようになる。
【0016】
これにより、ビルの快適空調制御のために必要な設備投資の費用を低減させることができるオンライン空調温度設定システムのためのセンターマシンの構築ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。図1は本発明の1つの実施の形態のオンライン空調温度設定システムのシステム構成を示し、このシステムは、サービスセンター1のセンターマシン10と、顧客所有のビル2に設置されているユーザーマシン20と、これらの間のデータ伝送のためのネットワーク30とで構成される。なお、センターマシン10は、ネットワーク30を通じて気象情報の提供サービスを行う気象情報提供ステーション40とも接続されている。
【0018】
センターマシン10はコンピュータであり、データ通信に必要なインタフェース、データベース構築に必要な大容量記憶装置、CPUその他のハードウェアを有し、また必要なソフトウェアをインストールして実行させることにより後述する諸機能を発揮するのであるが、その機能構成を示すと、顧客毎の空調条件データを保持する顧客データベース11と、気象情報提供ステーション40から現在の気象情報データを受信する気象情報受信部12と、気象情報受信部12の受信した現在の気象情報データと顧客データベース11に保持されている顧客の空調条件データとから、該当顧客の空調条件データに適合する最適空調温度を演算する最適空調温度演算部13を備え、また、ネットワーク30を通じてデータ伝送を行う伝送制御部14、顧客データベース11を管理するデータベース管理部15を備えている。
【0019】
ユーザーマシン20についても、これはコンピュータであり、データ通信に必要なインタフェース、記憶装置、CPUその他のハードウェアを有し、また必要なソフトウェアをインストールして実行させることにより後述する諸機能を発揮するのであるが、その機能構成を示すと、センターマシン10からネットワーク30を通じて伝送される最適空調温度をビル2の中央監視装置50に伝達する中継部21、ネットワーク30に接続されデータ伝送を行う伝送制御部22を備えている。なお、ビル2内には、中央監視装置50によって最適空調温度を維持するように動作制御される空調設備51が装備されている。
【0020】
次に、上記構成のオンライン空調温度設定システムによる顧客ビル2の最適空調温度制御動作を図2のフローチャートを用いて説明する。図2のフローチャートの処理は、所定周期で繰り返し実施される。その周期は契約によるが、通常、最適空調温度制御の実現のためには1日毎あるいは半日毎が望ましい。
【0021】
ステップ101,102,103:サービスセンター1のセンターマシン10において、(1)気象情報提供ステーション40から天気、気温、湿度等の気象情報を取り込み、(2)ユーザーマシン20からの顧客ビル2の流動条件(着衣状態、活動状態、気流速度、平均輻射温度、室内温度、室内湿度等)を受信し、(3)顧客データベース11から顧客毎、また制御対象ビル毎の所在地、設備データ等の固定データを取り込む。流動条件は顧客毎にユーザーマシン20からネットワーク30を通じて周期的に送信されてくるものを利用する。この場合には、ユーザーマシン20は中央監視装置50から周期的にその流動条件データを受け取り、センターマシン10に送信するものである。また顧客が何らかのイベントがあった場合に、任意のタイミングで特定のデータ、例えば、着衣状態、活動状態をユーザーマシン20に入力し、これをユーザーマシン20がセンターマシン10に送信することもある。
【0022】
ステップ104,105:最適空調温度演算部13はこれらのデータに基づいて、最適空調設定温度を演算する。求めた最適空調設定温度の情報は、該当顧客ビル2のユーザーマシン20宛に送信する。
【0023】
ステップ106,107:センターマシン10から最適空調設定温度の配信を受けたユーザーマシン20では、このデータを中央監視装置50に中継し、中央監視装置50は受け取った最適空調設定温度をターゲットに空調設備51によりビル内温度を制御する。
【0024】
以上により、本実施の形態のオンライン空調温度設定システムでは、ビル所有者が所有ビル毎に中央監視装置に高価な快適空調温度制御用のコントローラを装備させなくても、サービスセンター1と契約すれば、ネットワークを通じてセンターマシン10側から該当ビル固有の最適空調設定温度を受け取ることができ、それに基づいてビル室内温度を制御することによりビル内を快適空調温度に維持することができ、快適空調温度制御用のコントローラを購入し、装備するよりも比較的低コストでビル内を居住者にとって快適な最適空調温度に維持することができるようになる。
【0025】
なお、本発明は、上記実施の形態のシステムだけではなく、最適空調温度演算に利用するパラメータの種類は必要に応じて増減することができる。また、本発明は上記システムだけではなく、当該システムの構成に用いられるセンターマシン10上で実行されるオンライン空調温度設定プログラム、またこのプログラムを実行して顧客ビル2毎の最適空調温度を演算して顧客ビル2毎に配信するセンターマシンを含む。またその配信方法も含むものである。
【0026】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、センターマシンと複数の顧客のビルそれぞれの中央監視設備とをネットワークで結び、センターマシン側で現在の気象状態に応じた顧客のビル毎の最適空調温度を演算し、各ユーザーマシンに配信し、各中央監視設備に温度制御させることができ、これによって、快適空調設備のための投資費用を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態のオンライン空調温度設定システムの機能構成図。
【図2】上記実施の形態のオンライン空調温度設定システムによるオンライン空調温度設定処理のフローチャート。
【符号の説明】
1 サービスセンター
2 顧客ビル
10 センターマシン
11 顧客データベース
12 気象情報受信部
13 最適空調温度演算部
14 伝送制御部
15 データベース管理部
20 ユーザーマシン
21 中継部
22 伝送制御部
30 ネットワーク
40 気象情報提供ステーション
50 中央監視装置
51 空調設備
Claims (3)
- サービスセンターのセンターマシンと、顧客のユーザーマシンと、これらの間のデータ伝送のためのネットワークとで構成されるオンライン空調温度設定システムにおいて、
前記センターマシンは、顧客毎の空調条件データを保持する顧客データベースと、現在の気象情報データを受信する気象情報受信部と、前記気象情報受信部の受信した現在の気象情報データと前記顧客データベースに保持されている顧客の空調条件データとから、該当顧客の空調条件データに適合する最適空調温度を演算する最適空調温度演算部とを備え、
前記ユーザーマシンは、前記センターマシンから前記ネットワークを通じて伝送される最適空調温度を空調制御装置に伝達する最適空調温度伝達部を備えたことを特徴とするオンライン空調温度設定システム。 - 顧客毎の空調条件データを保持する顧客データベースと、
現在の気象情報データを受信する気象情報受信部と、
前記気象情報受信部の受信した現在の気象情報データと前記顧客データベースに保持されている顧客の空調条件データとから、該当顧客の空調条件データに適合する最適空調温度を演算する最適空調温度演算部と、
顧客毎に求めた最適空調温度データを該当顧客の通信アドレスにネットワークを通じて伝送する伝送部とを備えたセンターマシン。 - 外部から現在の気象情報データを受信するステップと、
空調温度を送信する顧客を指定するステップと、
前記指定された顧客に対する空調条件データを顧客データベースから読み出すステップと、
前記現在の気象情報データと前記顧客データベースから読み出した該当顧客の空調条件データとから、該当顧客の空調条件データに適合する最適空調温度を演算するステップと、
顧客毎に求めた最適空調温度データを該当顧客の通信アドレスにネットワークを通じて伝送するステップとを
コンピュータに実行させるオンライン空調温度設定プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003038621A JP2004245556A (ja) | 2003-02-17 | 2003-02-17 | オンライン空調温度設定システム、センターマシン及びオンライン空調温度設定プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003038621A JP2004245556A (ja) | 2003-02-17 | 2003-02-17 | オンライン空調温度設定システム、センターマシン及びオンライン空調温度設定プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004245556A true JP2004245556A (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=33023098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003038621A Pending JP2004245556A (ja) | 2003-02-17 | 2003-02-17 | オンライン空調温度設定システム、センターマシン及びオンライン空調温度設定プログラム |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004245556A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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