JP2004231336A - エレベータ制御システム - Google Patents

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Naohiko Suzuki
直彦 鈴木
Masafumi Iwata
雅史 岩田
Koichi Sasagawa
耕一 笹川
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Abstract

【課題】エレベータ制御システムでは、満員通過切換スイッチがオフで乗場待客数とかご内乗客数の和がかご積載荷重以上になった時に、混雑時には全体の運行効率が悪化する問題点があった。
【解決手段】本発明のエレベータ制御システムは、乗場の待客数を検出する乗場待客数検出装置およびかご内の乗客人数を検出するかご内乗客数検出装置によって、次回停止後の出発時におけるかご内の乗客数を推定する停止後かご内乗客数を推定し、乗場の満員通過又は停止の判断を行うことで、満員通過や積残しによるエレベータ運行効率の悪化を防止することができるようにしたものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エレベータの乗場待客数およびかご内乗客数情報を利用してかごの運行効率を向上させるエレベータ制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレベータ制御システムにおいては、満員通過切換スイッチがオフになっていると、かごは乗り場呼びの登録された階に、かご内負荷に無関係に停止し、このとき、かご内負荷検出装置が検出したかご内負荷と、乗場負荷検出装置が検出した乗場負荷の和が、かごの積載荷重以上であると、その階の乗場呼びを解除せず、他のかごが応答できるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−171843号公報(第2−3、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエレベータ制御システムでは、満員通過切換スイッチがオフで乗場待客数とかご内乗客数の和がかご積載荷重以上になった時に、混雑時には全体の運行効率が悪化する問題点があった。また、満員通過切換スイッチが外部信号に依存しているために、当該乗場の満員又は通過の判断を適宜行うなうことができないという問題点があった。
【0005】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、乗場待客数およびかご内人数の検出結果を利用して、乗場の満員通過又は停止の判断を行い、満員通過や積残しによるエレベータ運行効率の悪化を防止することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベータ制御システムは、エレベータのかごを駆動するエレベータ駆動装置と、乗場に設置され乗場の待客数を検出する乗場待客数検出装置と、かごに設置されかご内の乗客人数を検出するかご内乗客数検出装置と、乗場待客数検出装置およびかご内乗客数検出装置の検出結果に基づきかごが次回停止後の出発時におけるかご内の乗客数を推定する停止後かご内乗客数推定手段と、停止後かご内乗客数推定手段の推定結果に基づき次回停止予定階への停止または通過の判断を行う停止通過指令判断手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
また、この発明に係るエレベータ制御システムは、エレベータのかごを駆動するエレベータ駆動装置と、乗場に設置され乗場の待客数を検出する乗場待客数検出装置と、かごに設置されかご内の乗客人数を検出するかご内乗客数検出装置と、乗場待客数検出装置の検出結果に基づき乗場からの出発時かご負荷基準値の設定を行うかご負荷基準値設定手段と、かご内乗客数検出装置の検出結果およびかご負荷基準値に基づき戸閉開始指令および出発指令を行う乗場出発判断手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1によるエレベータ制御システムを説明するための図である。まず、かご内乗客数検出装置11は対象とするかごの現在のかご内乗客数を検出し、乗場乗客数検出装置21は対象とするかごが次回停止予定の乗場待客数を検出する。次に、かご内乗客数検出装置11および乗場待客数検出装置21の検出結果は、停止後かご内乗客数推定手段31に送信される。停止後かご内乗客数推定手段31は、かご内乗客数検出装置11の検出結果である現在のかご内乗客数と乗場乗客数検出装置21の検出結果である停止予定階の乗場待客数との和から停止後かご内乗客数を推定して求めている。
【0009】
ここで、対象かごが現在進行方向と逆方向の乗場呼びが登録されているときは、停止後出発時のかご内乗客数はかご内乗客数と停止予定階の乗場待客数の和から1を減じた値を停止後かご内乗客数とする。停止後かご内乗客数推定手段31から求まる停止後かご内乗客数推定結果は、停止通過指令判断手段32に送信される。停止通過指令判断手段32は、停止後かご内乗客数より通過判断しきい値が小さい場合は、通過指令をエレベータ駆動装置41に送信し、停止後かご内乗客数より通過判断しきい値が大きい場合は、停止指令をエレベータ駆動装置41に送信する。
【0010】
エレベータ駆動装置41は、停止通過指令判断手段32から得られる停止又は通過の判断結果に基づいてエレベータのかごを駆動している。また、判断の対象となっているかごに次回停止予定乗場へのかご呼びがある場合は、かご内乗客数に関係なく停止指令をエレベータ駆動装置41に送信する。また、次回停止予定乗場での出発予定方向が現在進行方向と逆方向の場合は、停止後かご内乗客数と関係なく、エレベータ駆動装置に停止指令を送信する。エレベータ駆動装置41は送信された停止指令又は通過指令に基づき、かごを動作させる。
【0011】
なお、この実施の形態1では、上記の停止後かご内乗客数推定手段31および停止通過指令判断手段32は、全てマイクロコンピューター上のソフトウェアによって構成することができるものである。
【0012】
次に、この実施の形態1の動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。なお、図において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することである。また、明細書全文に表れている構成要素の形容は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
【0013】
ステップS101では、停止後かご内乗客数手段31で、かご内乗客数と次回停止予定乗場の乗場待客数から停止後かご内乗客数を推定する。ただし、停止後のかご方向と逆方向の乗場呼びが次回停止予定乗場あるかどうかをS102で判断し、逆方向乗場呼びがある場合はS103でS101の停止後かご内乗客数から1を減算する。次に、ステップS104では、S103で1を減算したもの、または、S102で停止後のかご方向と逆方向の乗場呼びが無かったものに対して、停止通過指令判断手段32で、通過判断しきい値と停止後かご内乗客数とを比較する。ステップS104での比較の結果、通過判断しきい値が大きい場合は、ステップS105で次回停止予定乗場に停止指令を設定し、通過判断しきい値が小さい場合は、ステップS106で次回停止予定乗場に通過指令を設定する。
【0014】
かご内乗客数検出装置11は、かごに設置された秤によるかご内荷重と乗客平均体重からかご内乗客数を検出する方法、かご内に設置された画像センサ、圧力センサなどによって乗客数を検出する方法、または乗客が所持している無線端末から送信される情報から検出する方法等によって実現することができる。
【0015】
乗場待客数検出装置21は、乗場の壁、天井、乗場のかご枠に設置された画像センサによって乗場待客数を検出する方法、乗場床に設置された圧力センサによって検出する方法、又は乗客が所持している無線端末から送信される情報から検出する方法等によって実現することができる。
【0016】
このように、エレベータのかごを駆動するエレベータ駆動装置41と、乗場に設置され乗場の待客数を検出する乗場待客数検出装置21と、かごに設置されかご内の乗客人数を検出するかご内乗客数検出装置11と、乗場待客数検出装置21およびかご内乗客数検出装置11の検出結果に基づきかごが次回停止後の出発時におけるかご内の乗客数を推定する停止後かご内乗客数推定手段31と、停止後かご内乗客数推定手段31の推定結果に基づき次回停止予定階への停止または通過の判断を行う停止通過指令判断手段32とを備えたエレベータ制御システムとすることで、乗場待客数の検出結果とかご内乗客人数の検出結果とから乗場待客がかごへ乗車可能かを判断し、当該乗場に対する満員による通過または停止の判断を適宜行うことで、満員通過や積残しによるエレベータ運行効率の悪化を防止することができる。
【0017】
また、かご内乗客数と乗場待ち客数に応じて乗場への停止または通過の判断を行うので、エレベータの運行効率を向上することができ、乗客の待ち時間を小さくすることができる。
【0018】
なお、かご内乗客数検出装置11はかご内乗客数を検出し、乗場待客数検出装置21は乗場待客数を検出するものとして説明したが、かご内乗客数検出装置11はかご内荷重を検出し、乗場待客数検出装置21は乗場待客荷重を検出するものとしても同様の効果がある。
【0019】
なお、通過判定しきい値は最大値として、かご最大積載荷重から求められる乗客数が一般に利用される。ビル毎、日時および季節によっては、乗客がかご最大積載荷重まで乗車しないケースもあるので、通過判定しきい値としてかご最大積載荷重から所定の値を減算した値又は最大積載荷重に対して所定の割合の値を設定することができる。
【0020】
実施の形態2.
図3は、この発明を実施するための実施の形態2によるエレベータ制御システムを説明するための図である。実施の形態1に対して、通過判定しきい値の変更を行えるように停止通過指令判断手段32に通過判定しきい値を送信する通過判定しきい値変更手段33、各乗場の乗車の履歴を記憶して通過判定しきい値変更手段33に乗車履歴を送信する乗車履歴記憶装置34、並びに、かご内乗客数検出装置11および乗場乗客数検出装置21から送信される乗場待客数データを元に乗車履歴データを作成して乗車履歴記憶装置34に乗車履歴データを送信する乗車履歴検出手段35がさらに備わっている。
【0021】
乗車履歴検出手段35は、各乗場においてかごが出発直後に乗場待客数検出装置21から得られる出発した乗場の乗場待客数が1以上で、かつ一定時間内に同方向乗場呼びが登録された場合に、乗場積み残し待客数を検出し、乗場積み残し待客があった場合は、出発直後にかご内乗客数検出装置11から得られる出発後かご内乗客数を当該乗場階、発生時点の日時等、例えば、時刻・曜日等の発生時の属性データと共に乗車履歴記憶装置34に送信する。
【0022】
乗車履歴記憶装置34は、乗車履歴検出手段35から受け取った積残し発生時の出発後かご内乗客数を当該乗場階、発生時点の日時等の属性データと共に保存する。この際に、季節、祝祭日などを含めた曜日、時間帯等の属性データ毎に積残し発生時の出発後かご内乗客数の代表値、例えば平均値を集計しておく。通過判定しきい値変更手段33は、現在日時に関連する季節、曜日、時間帯等の属性データに対応した乗場毎の出発後かご内乗客数の代表値、例えば平均値を乗車履歴記憶装置34から得て、乗場毎に通過判定しきい値として乗場毎の出発後かご内乗客数の代表値を設定し、または通過判定しきい値を乗車履歴記憶装置34から得られない場合は事前に設定された所定の値を通過判定しきい値に設定する。このようにして、通過判定しきい値を設定することで、乗場待客がかごへ乗車可能かを判断するしきい値を、過去の履歴データを利用した学習結果を反映することができる。
【0023】
通過停止指令判断手段32は、通過判定しきい値変更手段33から得られる階床毎の通過判定しきい値を利用して通過停止指令判断を行う。
【0024】
このように、停止通過指令判断手段32は、通過判定しきい値を変更する通過判定しきい値変更手段33を備えたので、現在日時に関連する季節、曜日、時間帯等の属性データに対応して、適宜通過判定しきい値を変更することで、満員通過や積残しによるエレベータ運行効率の悪化を防止することができる。
【0025】
また、ビルおよび各階床および日時等の属性に応じた乗場への停止又は通過の判断を行うための通過判断しきい値を設定し、ビル毎の特性および時間帯等の状況に応じた乗場への停止または通過の判断を行うため、ビル及び季節の特性に応じたエレベータの運行を行えるので、エレベータの運行効率を向上することができ、乗客の待ち時間を小さくすることができる。
【0026】
また、乗車履歴記憶装置34および乗車履歴検出装置35が存在しないケースに関しては、属性データ、例えば季節、曜日、時間帯等の属性データに対応した各階床の通過判定しきい値を外部から設定する通過判定しきい値変更手段としても、適宜通過判定しきい値を変更することで、満員通過や積残しによるエレベータ運行効率の悪化を防止することができる。
【0027】
さらに、乗車履歴記憶装置34および乗車履歴検出装置35が存在する場合でも同様に属性データに対応した各階床の通過判定しきい値を外部から設定する通過判定しきい値変更手段としても、同様の効果が得られる。
【0028】
実施の形態3.
図4は、この発明を実施するための実施の形態3によるエレベータ制御システムを説明するための図であり、一つの昇降路を複数のかごが昇降するエレベータで、特に、上下のかごが一体となったダブルデッキエレベータについての図である。実施の形態1のかご内乗客数検出装置11に対して、かご毎に乗客数検出装置を設けている。ダブルデッキエレベータの場合は、上方かごのかご内乗客数を検出する上方かご内乗客数検出装置12、および、下方かごのかご内乗客数を検出する下方かご内乗客数検出装置13とで構成される。
【0029】
上方かご内乗客人数検出装置12は、上方かご内乗客人数を検出する。同様に下方かご内乗客人数検出装置13は、下方かご内乗客人数を検出する。停止後かご内推定手段31は、上方かご内乗客数検出装置12から得られる上方かご乗客人数と対象乗場の乗場待客検出装置21から得られる乗場待客人数から上方かごの停止後出発時のかご内乗客数とを推定し、下方かご内乗客数検出装置13から得られる下方かご乗客人数と対象乗場の乗場待客検出装置21から得られる乗場待客人数とから下方かごの停止後出発時のかご内乗客数を推定する。
【0030】
停止通過指令判断手段32は、停止後かご内推定手段31から得られる停止後上方かご内乗客数と停止後下方かご内乗客数とをそれぞれ通過判断しきい値とで比較し、上方かごまたは下方かごの一方の停止後かご内乗客数のみが通過判断しきい値より大きかった時、通過判断しきい値より大きい方のかごは当該乗場を通過する指令をエレベータ駆動装置41に送信し、通過判断しきい値より大きくなかった方のかごは当該乗場に停止する指令をエレベータ駆動装置41に送信する。上方かごまたは下方かご一方の停止後かご内乗客数のみが通過判断しきい値より大きくない場合は、他で設定された制御手段によってエレベータ駆動装置41は動作する。他の動作は実施の形態1と同一である。
【0031】
このように、上方かごと下方かごとを同一昇降路に有するダブルデッキエレベータにおいて、乗場待客数の検出結果と上方かごおよび下方かごのかご内乗客人数の検出結果とを利用して、一方のかごに対してのみ乗場待客が乗車可能な場合に、乗場待客が乗車可能なかごを優先的に当該乗場に停止させ、もう一方のかごを当該乗場を通過させることで、乗場待客数の検出結果とかご内乗客人数の検出結果とから乗場待客がかごへ乗車可能かを判断し、当該乗場に対する満員による通過または停止の判断を適宜行うことができ、満員通過や積残しによるエレベータ運行効率の悪化を防止することができる。
【0032】
複数かごを昇降路に持つエレベータのそれぞれのかごのかご内乗客数に応じて乗場への停止または通過の判断を行うので、エレベータの運行効率を向上することができ、乗客の待ち時間を小さくすることができる。
【0033】
ここでは、特にダブルデッキエレベータについて説明したが、ダブルデッキエレベータ以外の同一昇降路内に複数のかごが運行するタイプのエレベータでも同様の効果が得られる。
【0034】
実施の形態4.
図5は、この発明を実施するための実施の形態4によるエレベータ制御システムを説明するための図である。停止予定乗場の乗場待客数検出装置21から得られる乗場待客数から出発しようとしている階のかご内負荷基準値設定手段36でかご内負荷基準値を設定し、かご内乗客数検出装置11から得られるかご内乗客数とかご内負荷設定基準値設定手段36から得られるかご内負荷設定基準値とを比較して、戸閉指令および出発指令をエレベータ駆動装置41に送信する乗場出発判断手段37である。
【0035】
かご負荷基準値設定手段36は、乗場待客数検出装置21の検出結果に基づき乗場からの出発時かご負荷基準値の設定を行い、乗場出発判断手段37は、かご内乗客数検出装置11の検出結果およびかご負荷基準値に基づき戸閉開始指令および出発指令を行っている。
【0036】
かごがある乗場で戸全開している場合を起点にして説明する。乗場待客数検出手段21は、現在かごが出発する階床の進行方向の近傍階で応答予定乗場呼びがある乗場の乗場待客数の和を検出する。かご負荷基準値設定手段36は、乗場待客数検出装置21から得られる進行方向の近傍階の応答予定乗場呼びがある乗場待客数の和を通過判定しきい値から減算した値を出発時のかご負荷基準値として設定する。
【0037】
ただし、進行方向の近傍階の応答予定乗場呼びがある乗場にかご呼びがある場合は、設定したかご負荷基準値から進行方向の近傍階の応答予定乗場呼びがある乗場に対するかご呼びの個数に対応した乗客数だけ減算する。また、進行方向の近傍階の応答予定乗場呼びがある乗場に逆方向の乗場呼びがある場合は、設定したかご負荷基準値から進行方向の近傍階の応答予定乗場呼びがある乗場の逆方向の乗場呼びの個数に対応した乗客数だけ減算する。
【0038】
乗場出発判断手段37は、戸全開時に、かご負荷基準値設定手段36から得られるかご負荷基準値とかご内乗客数検出装置11から得られるかご内乗客数とを比較してかご内乗客数が大きくなるか、あるいは所定時間経過後に、戸閉指令および出発指令をエレベータ駆動装置41に送信する。エレベータ駆動装置41は戸閉指令および出発指令がセットされたら戸閉を開始して、戸が全閉した後、進行方向にかごを出発させる。なお、かご負荷基準値設定手段36および乗場出発判断手段37は、全てマイクロコンピューター上のソフトウェアによって構成することができる。
【0039】
次に、この実施の形態4の動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。ステップS111では、かご負荷基準値設定手段36で、乗場待客数から出発予定方向の近傍階の乗場待客数の和を求めている。ステップS112では、通過判断しきい値からステップS111で求めた近傍階乗場待客数の和を減算したものをかご負荷基準値として設定している。
【0040】
ステップS113では、近傍階の出発予定方向と逆方向の乗場呼びを検出し、近傍階の逆方向の乗場呼びがあるかを判断している。ステップS113でかご呼びがある場合は、ステップS114で、ステップS112のかご負荷基準値から近傍階の逆方向のかご呼び個数を減算する。ステップS113でかご呼びが無い場合は、ステップS114を飛ばしてステップS115を実行する。
【0041】
ステップS115では、近傍階に停止後のかご方向と逆方向の乗場呼びがあるかを判断している。ステップS115で近傍階のかご呼びが有る場合には、ステップS116で、ステップS112のかご負荷基準値から近傍階のかご呼び個数相当分を減算する。ステップS115でかご呼びが無い場合は、ステップS116を飛ばしてステップS117を実行する。
【0042】
ステップS117では、乗場出発判断手段37で戸全開時にかご内乗客数とかご内負荷基準値とを比較し、かご内乗客数が大きくなるか、または所定時間経過するかを判断し、かご内乗客数が大きくなるかまたは所定時間経過すると、ステップS118で、戸閉指令および出発指令を設定する。
【0043】
このように、かご出発階近傍の停止予定乗場の乗場待客数の和と、かご内人数との差が通過判定しきい値を上回ると、戸閉指令および再戸開禁止指令を行い、かごを出発させることによって、近傍停止予定乗場で停止させるものである。
【0044】
また、出発時のかご内乗客数の余裕が乗場待客数と同じになるので、エレベータの運行効率を向上することができ、乗客の待ち時間を小さくすることができる。
【0045】
したがって、エレベータのかごを駆動するエレベータ駆動装置と、乗場に設置され乗場の待客数を検出する乗場待客数検出装置と、かごに設置されかご内の乗客人数を検出するかご内乗客数検出装置と、乗場待客数検出装置の検出結果に基づき乗場からの出発時かご負荷基準値の設定を行うかご負荷基準値設定手段と、かご内乗客数検出装置の検出結果および負荷基準値に基づき戸閉開始指令および出発指令を行う乗場出発判断手段とを備えたので、満員通過や積残しによるエレベータ運行効率の悪化を防止することができる。
【0046】
【発明の効果】
この発明に係るエレベータ制御システムは、エレベータのかごを駆動するエレベータ駆動装置と、乗場に設置され乗場の待客数を検出する乗場待客数検出装置と、かごに設置されかご内の乗客人数を検出するかご内乗客数検出装置と、乗場待客数検出装置およびかご内乗客数検出装置の検出結果に基づきかごが次回停止後の出発時におけるかご内の乗客数を推定する停止後かご内乗客数推定手段と、停止後かご内乗客数推定手段の推定結果に基づき次回停止予定階への停止または通過の判断を行う停止通過指令判断手段とを備えたので、満員通過や積残しによるエレベータ運行効率の悪化を防止することができる。
【0047】
また、この発明に係るエレベータ制御システムは、エレベータのかごを駆動するエレベータ駆動装置と、乗場に設置され乗場の待客数を検出する乗場待客数検出装置と、かごに設置されかご内の乗客人数を検出するかご内乗客数検出装置と、乗場待客数検出装置の検出結果に基づき乗場からの出発時かご負荷基準値の設定を行うかご負荷基準値設定手段と、かご内乗客数検出装置の検出結果およびかご負荷基準値に基づき戸閉開始指令および出発指令を行う乗場出発判断手段とを備えたので、満員通過や積残しによるエレベータ運行効率の悪化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のエレベータ制御システムの構成を説明するための図である。
【図2】実施の形態1のエレベータ制御システムの動作を説明するためのフローチャート図である。
【図3】実施の形態2のエレベータ制御システムを説明するための図である。
【図4】実施の形態3のエレベータ制御システムを説明するための図である。
【図5】実施の形態4のエレベータ制御システムを説明するための図である。
【図6】実施の形態4のエレベータ制御システムの動作を説明するためのフローチャート図である。
【符号の説明】
11 かご内乗客数検出装置、12 上方かご内乗客数検出装置、13 下方かご内乗客数検出装置、21 乗場待客数検出装置、31 停止後かご内乗客数推定手段、32 停止通過指令判断手段、33 通過判定しきい値変更手段、34乗車履歴記憶装置、35 乗車履歴検出手段、36 かご負荷基準値設定手段、37 乗場出発判断手段、41 エレベータ駆動装置

Claims (4)

  1. エレベータのかごを駆動するエレベータ駆動装置と、
    乗場に設置され乗場の待客数を検出する乗場待客数検出装置と、
    かごに設置されかご内の乗客人数を検出するかご内乗客数検出装置と、
    前記乗場待客数検出装置および前記かご内乗客数検出装置の検出結果に基づきかごが次回停止後の出発時におけるかご内の乗客数を推定する停止後かご内乗客数推定手段と、
    この停止後かご内乗客数推定手段の推定結果に基づき次回停止予定階への停止または通過の判断を行う停止通過指令判断手段とを備えたことを特徴とするエレベータ制御システム。
  2. 停止通過指令判断手段は、通過判定しきい値を変更する通過判定しきい値変更手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベータ制御システム。
  3. エレベータのかごを駆動するエレベータ駆動装置と、
    乗場に設置され乗場の待客数を検出する乗場待客数検出装置と、
    かごに設置されかご内の乗客人数を検出するかご内乗客数検出装置と、
    前記乗場待客数検出装置の検出結果に基づき前記乗場からの出発時かご負荷基準値の設定を行うかご負荷基準値設定手段と、
    前記かご内乗客数検出装置の検出結果および前記かご負荷基準値に基づき戸閉開始指令および出発指令を行う乗場出発判断手段とを備えたことを特徴とするエレベータ制御システム。
  4. 一つの昇降路を複数のかごが昇降することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のエレベータ制御システム。
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