JP2004226579A - デジタルカメラ付地上望遠鏡 - Google Patents

デジタルカメラ付地上望遠鏡 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像素子の撮像を常時行なえ、撮影時の光量の損失がなく、しかも簡単安価な構成により観察(ないし撮影制御)時、および撮影時の合焦位置補正を行なえるデジタルカメラ付地上望遠鏡を提供する。
【解決手段】対物レンズ群1の後方に撮像素子3を配置し、観察光学系方向への光路分割手段として対物レンズ群1と撮像素子3の間に退避可能なクイックリターンハーフミラー2を配置する。観察時、クイックリターンハーフミラー2により生じる光軸に交差する面内の結像位置のずれを補正するため、平面ガラス10を90°異なる角度で挿入する。撮影時には、クイックリターンハーフミラー2および平面ガラス10で生じていた光軸方向の結像位置のずれを補正する平面ガラス9を撮像光学系の光軸に挿入する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は撮像素子と観察光学系への光路分割を行なう光路分割手段を用いるデジタルカメラ付地上望遠鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
野鳥などの自然動物を観察するために20倍から60倍程度の倍率の地上望遠鏡が広く用いられている。一般に、地上望遠鏡の構成として、正(凸)レンズと、正立系として機能する負(凹)レンズからなるガリレイ式望遠鏡を基本とする構成、あるいは正(凸)レンズのみからなるケプラー式望遠鏡の基本構成に正立系としてプリズムなどを加えたものなどが知られているが、いずれにしても地上望遠鏡とはユーザが正立像を観察できるように構成されたものをいう。
【0003】
自然動植物の観察の用途に地上望遠鏡を用いる場合、対象物を観察するだけでなく記録に留めたいという需要がある。出願人は、既に観察像を撮影可能なシステムでありながら、空中像を観察するために、鮮明で明るい像を観察することができるデジタルカメラ付地上望遠鏡の構成を下記特許文献1に示す特許出願で提案している。
【0004】
特許文献1におけるデジタルカメラ付地上望遠鏡観察光学系の構造を除く主光学系の構成は一般的な一眼レフ式デジタルカメラの構造に類似するもので、特許文献1では全反射のクイックリターンミラーを用いている。
【0005】
一方、一眼レフ式デジタルカメラでは、銀塩式の一眼レフカメラと異なり、撮影レンズを透過した光束を観察光学系と撮像素子の光路に分割する固定式のハーフミラーを光路分割手段として用いる構造が知られている。このような構造は、モニタ表示、オートフォーカス処理、露出演算などのために撮像素子の撮像を常時行なえ、しかも可動式のミラーを用いないので構成を非常に簡単安価にできる利点がある反面、光量損失を避けられないという問題がある。
【0006】
この点に鑑み、下記の特許文献2に示すように、対物レンズを透過した被写体光束の一部を観察光学系に導き、残りを撮像素子に導くハーフミラーをクイックリターン方式で構成し、このハーフミラーを常時は被写体光束の一部を観察光学系に導く観察位置に位置し、撮影モードにおいては撮影光路から退避するように制御する構造が提案されている。この特許文献2では、観察モード、すなわちハーフミラーが観察位置にある時に、ハーフミラーを介して撮像素子に入射する被写体光束の光電変換出力によりハーフミラーが退避した時に対物レンズが被写体に合焦する合焦位置を演算して記憶し、実際にハーフミラーが撮影位置に退避する撮影モードにおいては演算された合焦位置に対物レンズを移動させて合焦させるようになっている。
【0007】
【特許文献1】
特願2002−47304号 (図1)
【特許文献2】
特開2000−162495号 (図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献2に示される構成は、被写体撮影時の光量損失を防止でき、しかもハーフミラーが退避したとき撮像素子へ入射する像の焦点のずれを撮影レンズの移動により補正できるという利点があるが、合焦の演算、記憶のためのプロセッサやメモリが必要であり、製造コストが高くなるという問題がある。
【0009】
また、特許文献2の対物レンズ移動による制御では光軸方向の補正しか行なっていない。ハーフミラーを光路分割の目的で撮影光軸に挿入する場合は撮影光軸に垂直以外の角度で挿入することになるが、このハーフミラー挿入状態では被写体の合焦位置は撮影光軸方向のみならず、撮影光軸に交差する方向にもずれを生じている。そして、ハーフミラーを撮影光軸に挿入した状態で撮影制御、たとえばオートフォーカス制御を行なえば、撮影光軸に交差する方向のずれの誤差を含んだ制御結果しか得ることができず、この誤差は当然ながら対物レンズを光軸方向に移動させただけでは補正することができない。
【0010】
本発明の課題は、上記の問題を解決し、撮像素子の撮像を常時行なえ、撮影時の光量の損失がなく、しかも簡単安価な構成により観察(ないし撮影制御)モード、および撮影モードにおける合焦位置補正を行なえるデジタルカメラ付地上望遠鏡を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明によれば、対物レンズ群と、前記対物レンズ群の後方に配置され前記対物レンズ群とともに撮像光学系を構成する撮像素子と、観察モードにおいて前記対物レンズ群と前記撮像素子の間に挿入される光路分割手段と、前記光路分割手段により前記撮像光学系の光路外に分割された光像を観察する観察光学系と、観察モードにおいて、前記光路分割手段により生じる前記撮像光学系の光軸に交差する方向の結像位置の変化を補正すべく前記光路分割手段とともに前記撮像光学系の光軸に挿入される第1の光学素子と、撮影モードにおいて、前記光路分割手段が前記撮像光学系の光軸から退避した時、前記光路分割手段および前記第1の光学素子の退避に連動して、前記光路分割手段および前記第1の光学素子の退避に伴なう前記撮像光学系の光軸方向の結像位置の変化を補正する第2の光学素子を前記撮像光学系の光軸に挿入する結像位置補正手段を設けた構成を採用した。
【0012】
あるいはさらに、前記第1の光学素子が前記光路分割手段により生じる前記撮像光学系の光軸に交差する方向の結像位置の変化を補正する厚みを有し、前記光路分割手段と対照的な角度で前記撮像光学系の光軸に挿入される平面ガラスである構成を採用した。
【0013】
あるいはさらに、前記第2の光学素子が前記光路分割手段および前記第1の光学素子の退避に伴なう前記撮像光学系の光軸方向の結像位置の変化を補正する厚みを有する平面ガラスである構成を採用した。
【0014】
あるいはさらに、前記結像位置補正手段は、観察モードまたは撮影モードであるかに応じて前記光路分割手段、前記第1の光学素子、および前記第2の光学素子をそれぞれ所定の挿入ないし退避位置に移動させるギアトレーンを含んで成る構成を採用した。
【0015】
あるいはさらに、前記第2の光学素子に所定の光学フィルタ特性を付与した構成を採用した。
【0016】
あるいはさらに、前記光路分割手段の前記撮像素子への出射側、または前記第1の光学素子に所定の光学フィルタ特性を付与した構成を採用した。
【0017】
あるいはさらに、前記第2の光学素子を構成する平面ガラスが前記撮像光学系の光軸に対して垂直に挿入される構成を採用した。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0019】
<実施形態1>
図1は本発明を採用したデジタルカメラ付地上望遠鏡の要部の構成を示している。図1の構成の特徴は、ハーフミラーによるクイックリターンミラー2の他、合焦位置補正用の2枚の平面ガラス9および10を用いる点にある。補正用の平面ガラス10は観察モードにおいてクイックリターンミラー2と同時に主光軸に挿入され、撮影モードにおいてクイックリターンミラー2および平面ガラス10が主光軸から除去されるとともに平面ガラス9が挿入される。
【0020】
図1において、固定レンズ群1aと可動フォーカスレンズ群1bからなる対物レンズ群1を透過した光束は、観察モードにおいては主光軸(対物レンズ群1の光軸)と45°の角度で交差するように主光軸に挿入されたクイックリターンハーフミラー(以下、QRハーフミラーと略す)2に入射する。可動フォーカスレンズ群1bはAF用モータ16により主光軸方向に移動できるようになっている。
【0021】
観察モードにおいては、QRハーフミラー2を透過した光束は、さらに主光軸に対して135°に挿入された補正用の平面ガラス10を通過し、焦点面に置かれた撮像素子(CCD、CMOS撮像素子など)3に入射する。QRハーフミラー2の反射率は任意であるが、たとえば80%〜90%程度とし、観察光学系に向かう光量の方が多くなるようにすると、ユーザの観察が容易になる。平面ガラス10の透過率はほぼ100%とする。
【0022】
また、観察モードにおいて、QRハーフミラー2で反射した光束は観察光学系に入射し、反射ミラー4(あるいはペンタダハプリズムなど)とリレーレンズ5を組み合わせた正立光学系を介して焦点面と共役な位置に置かれた焦点板6に結像させる。ユーザはこの像を接眼レンズ7を介して正立像として観察することができる。
【0023】
撮影モードでは、QRハーフミラー2および平面ガラス10を主光軸から除去し、平面ガラス9を主光軸に垂直に挿入する。QRハーフミラー2、平面ガラス10および平面ガラス9の撮影モードにおける位置は破線により示されている。
【0024】
このようにQRハーフミラー2、平面ガラス10および平面ガラス9を連動させるため、QRハーフミラー2、平面ガラス10および平面ガラス9はギア21、22、23、24からなるギアトレーンにより連結されている。
【0025】
すなわち、QRハーフミラー2はギア21の軸21aに一端を固定され、平面ガラス9はギア21の軸21aに装着された腕9a上に固定されている。QRハーフミラー2および平面ガラス9の相対角度は、平面ガラス9が破線のごとくストッパー15で係止する撮影時の位置に到達した時に、QRハーフミラー2が破線で示した所定の退避位置に到達するよう定められている。ギア21はギア22、23および24に順次噛合しており、ギア21と反対方向に回転するよう連動したギア24の軸24a上には平面ガラス10の一端が固定されている。QRハーフミラー2と平面ガラス10の相対角度は90°である。ギア21、22、23、24からなるギアトレーンの減速比はQRハーフミラー2および平面ガラス9が実線の観察位置および撮影位置を往復する際に同様に平面ガラス10が実線の観察位置および撮影位置を往復できるように定められる。
【0026】
QRハーフミラー2、平面ガラス10および平面ガラス9の位置を規制するために上記の例ではストッパー15のみを示してあるが、必要に応じてこれらの各部材の観察位置および撮影位置を規制するための適当なストッパーやクリック機構を設けることができる。また、クイックリターン機構の動力としては、製品の仕様を満たすミラー/平面ガラス移動速度を満足できるものであればスプリングやモータ、ソレノイドなど任意のものを用いることができる。
【0027】
レリーズボタン全押しなどの操作により撮影モードに入ると、上記の機構によりQRハーフミラー2、平面ガラス10および平面ガラス9が破線の撮影位置に移動し、被写体の光束は平面ガラス9のみを通過する。これにより、対物レンズ群1を透過した全ての光量が撮像素子3に到達し、QRハーフミラー2による光量損失がない状態で撮像素子3に被写体の光像が入射することになる。
【0028】
QRハーフミラー2、平面ガラス10および平面ガラス9の材質は同一(同一屈折率n)のガラスであるものとし、QRハーフミラー2および平面ガラス10の厚みは同一のd、平面ガラス9の厚みはd’である。これらの光学部材の作用の詳細については後述する。
【0029】
撮像素子3はCCDドライバー13により駆動され、撮像素子3の撮像出力はCCDドライバー13を介してマイクロプロセッサやメモリなどから構成された制御回路14に入力される。制御回路14は、撮影モードにおいて撮像素子3から得た画像データを不図示の記録媒体(メモリカードなど)に記録する。また、本実施形態では、観察期間中もQRハーフミラー2を介して撮像素子3に被写体の光束が入射されているため、これに応じて得られる撮像素子3からの撮像情報に基づき不図示の表示器へのモニタ表示、オートフォーカス処理(AF用モータ16を介した可動フォーカスレンズ群1bの制御)、露出演算(レリーズボタン半押しなどによる露光量制御)などの処理を実行することができる。
【0030】
なお、撮像素子3としてはCCDなどを用いることができるが、CCDのような素子は赤外域に感度を有するものが多く、この赤外域の収差により撮影画像の画質、露光制御、オートフォーカス制御などに悪影響を受ける可能性がある。この点を考慮し、平面ガラス9、または(および)QRハーフミラー2の透過側にコーティングなどの手段によってIR(赤外線)カットフィルタ特性を付与するとよい。
【0031】
平面ガラス9にIRカットフィルタ特性を付与すれば、平面ガラス9が挿入される撮影モードにおいてIRカットがかかり、これにより撮影画質の劣化を防止することができる。また、QRハーフミラー2の裏面(撮像素子3側)にIRカット層のコーティングを行なえば、QRハーフミラー2が挿入される観察中にIRカットを行ない、撮像素子3を用いた露光制御、オートフォーカス制御などの制御を確実に行なうことができる。
【0032】
撮影モードのみIRカットを作用させるだけでよければ平面ガラス9のみにIRカットフィルタ特性を付与すればよく、撮影モードと観察モードの双方でIRカットが必要であればQRハーフミラー2と平面ガラス9の両方にIRカットフィルタ特性を付与する。また、観察モードのみIRカットを作用させるのであればQRハーフミラー2のみにIRカットフィルタ特性を付与すればよい。
【0033】
なお、通常は、観察光学系にはIRカットされていない光束を入射させればよいため、その場合、QRハーフミラー2表面のIRカット層コーティングは行なわなくてよい。
【0034】
また、以上では、QRハーフミラー2、または平面ガラス9の光学フィルタ特性としてIRカット特性を例示したが、当業者の目的に応じてQRハーフミラー2、または平面ガラス9の光学フィルタ特性は、オートフォーカス性能を調整するためのローパスフィルタやバンドパスフィルタなどの空間周波数フィルタ特性、被写体が水面下にある場合などを考慮して水面などの反射の影響を除去するための偏光フィルタ特性、露光ゲインを調整するためのNDフィルタ特性など、任意のものであってよい。QRハーフミラー2、または平面ガラス9に所定の光学フィルタ特性を付与することにより、撮影、ユーザの観察、撮影前の露光制御やオートフォーカス制御を最適な条件に調節することができる。
【0035】
また、以上のフィルタ特性の付与に関しては、平面ガラス10については言及しなかったが、QRハーフミラー2の裏面に付与するフィルタ特性はQRハーフミラー2と同時に主光軸に挿入される平面ガラス10の表面ないし裏面に付与することができ、これによっても上記と同等の効果を期待できる。
【0036】
次に上記のように構成されたデジタルカメラ付地上望遠鏡の動作につき説明する。
【0037】
ここでは本発明において重要なQRハーフミラー2の光学的作用と、平面ガラス9および10による合焦位置補正作用についても説明する。
【0038】
観察状態においてQRハーフミラー2および平面ガラス10が図1の実線位置にある状態で、ユーザがレリーズボタン(図示せず)を半押しして半押しスイッチ(図示せず)をオンすると、制御回路14はQRハーフミラー2および平面ガラス10を介して撮像素子3に入射している被写体光束の光電変換出力によりその明るさを検出し、またそのコントラストを公知のコントラスト検出方法で検出する。
【0039】
これにより、制御回路14は、検出した被写体光束の明るさに応じて撮像素子3の電子シャッター開放時間を決定し、また、検出したコントラスト情報に応じてAF用モータ16を駆動し、レンズ枠17に保持された可動フォーカスレンズ群1bを光軸方向に移動させてオートフォーカス制御を行なうことができる。すなわち、撮像素子3上に結像している被写体のコントラストの変化に応じて制御回路14は撮像素子3の撮影画像のコントラストが最大となるようAF用モータ16を駆動して可動フォーカスレンズ群1bを合焦位置に移動させる。
【0040】
平面ガラス10は、QRハーフミラー2とともに挿入されている時、主光軸と交差する面内の結像位置を補正するよう作用する。
【0041】
すなわち、QRハーフミラー2および平面ガラス10が主光軸に挿入されている状態を考えると、図2に示すように厚さdを持つQRハーフミラー2および平面ガラス10を透過して出来る像の位置はAとなる(QRハーフミラー2の屈折率nはn>1(空気の屈折率n=1))。また、QRハーフミラー2も平面ガラス10もない時の像の位置はBとなる。
【0042】
図2から明らかなように、QRハーフミラー2とともに平面ガラス10を挿入することにより、結像面内の結像位置は補正されているが、光軸方向には結像位置のずれδが生じている。
【0043】
図2のQRハーフミラー2および平面ガラス10がある時とQRハーフミラー2も平面ガラス9、および10のいずれもない時の結像位置のずれ量δ(B〜A)は、光軸上の中心光l0、周辺光l1による結像位置の移動に着目すれば、この幾何学的関係は下記の式(1)により表すことができる。この時、QRハーフミラー2のガラス(あるいは他の適当な材質)の屈折率はn、中心光l0のQRハーフミラー2への入射角度は45°、周辺光l1のQRハーフミラー2への入射角度はθであるものとする。
【0044】
【数1】
Figure 2004226579
本実施形態においては、この結像位置Aと結像位置Bのずれを、撮影時、平面ガラス9により補正する。すなわち、レリーズボタンが全押しされると、QRハーフミラー2が退避し、平面ガラス9が下降して光軸上に挿入され、ストッパー15により点線の位置で係止される。
【0045】
図3はこの撮影時に平面ガラス9が主光軸上に挿入された状態を示している。QRハーフミラー2の跳ね上げ後、平面ガラス9が光軸に対し垂直に挿入されるものとすれば、この時の中心光l0と周辺光l1により形成される結像位置のずれδは平面ガラス9の屈折率n’(平面ガラス9とQRハーフミラー2のガラスが同一であれば上記と同じnの値を用いることができる)、平面ガラス9の厚さd’から下記の式(2)のように近似することができる。
【0046】
【数2】
Figure 2004226579
式(2)はスネルの法則に基くもので、図3のように光軸に対して90°で交差するよう平面ガラス9を挿入した場合には、式(2)のように図3の周辺光l1の入射角度θ’に関連する項は微少項として無視でき、像のずれ量δは平面ガラス9の厚みd’とその屈折率n’により決まる。
【0047】
したがって、式(1)と式(2)の左辺の像のずれ量δが等しくなるよう、式(2)の左辺に式(1)の右辺を代入し、平面ガラス9の厚みd’について解けば、本実施形態で必要な平面ガラス9の厚みd’を計算することができる。すなわち、
【0048】
【数3】
Figure 2004226579
図4は、この計算結果を示している。ここでは、QRハーフミラー2の厚みd=1(mm)、QRハーフミラー2および平面ガラス9のガラスが同一で両者の屈折率がn=n’=1.51633である条件において、上記の式(3)による計算結果を示している。
【0049】
ここで、図4の計算結果に関する考察を示しておく。
【0050】
図4の計算結果から判るように、補正すべき像のずれ量δは図2の周辺光l1の入射角度θにほとんど依存しないが、実際の製品の光学設計においては、オートフォーカスのためのコントラスト計算エリアにせよ撮影像にせよ、周辺よりも中心視野を重視する、すなわち、近軸領域の(しかも入射角度θが45°に近い)周辺光l1(図2)の条件を重視して計算を行なうので、図4ではθ=45°の計算結果を採用する、すなわち、像のずれを解消するための平面ガラス9の厚さd’には3.54mmを採用する。
【0051】
本実施形態の特徴は、QRハーフミラー2の挿入/離脱のみを行なう従来構成に比べ、観察時にはQRハーフミラー2とともに平面ガラス10を挿入し、撮影時にはQRハーフミラー2および平面ガラス10を除去して平面ガラス9を挿入する点にある。
【0052】
すなわち、観察時においては、QRハーフミラー2とともに平面ガラス10を挿入することにより、結像面内の結像位置のずれを補正した状態で、オートフォーカス/露光制御などの撮影制御を行なうことができる。このとき、光軸方向の結像位置のずれδはそのまま残っており、図2でいえばAの像によりオートフォーカス/露光制御などの撮影制御を行なうことになる。そして、撮影時にQRハーフミラー2および平面ガラス10が除去されることにより結像位置はBの位置に移動することになるが、このずれは平面ガラス9を挿入することによりAの位置に補正することができる。
【0053】
すなわち、QRハーフミラー2および平面ガラス10を除去した後、平面ガラス9を挿入することにより、図2の光軸方向の結像位置のずれδをほぼ補償することができ、したがって、観察時のオートフォーカス/露光制御などの撮影制御を実際の撮影に正確に反映することができる。
【0054】
従来のようにQRハーフミラー2の挿入/離脱のみを行ない、たとえばQRハーフミラー2挿入中に計算したオートフォーカス制御の条件をそのまま用いた場合は、当然撮影画質の低下が生じる。この画質低下の度合は、撮影時の光学系の被写界深度(絞り値)などによっても異なるが、被写界深度の浅い絞り開放のような条件においては場合によっては深刻なものとなる。
【0055】
一方、本実施形態によれば、QRハーフミラー2とともに平面ガラス10を挿入することにより、結像面内の結像位置のずれを補正した状態で、オートフォーカス/露光制御などの撮影制御を行なうことができるとともに、さらに撮影時に平面ガラス9を挿入することにより、QRハーフミラー2が挿入されていた状態に生じていた光軸方向の分だけ結像位置のずれも補正することができる。したがって、QRハーフミラー2挿入中に計算したオートフォーカス制御の条件をそのまま用いても、画質低下の度合はごく小さくなる。
【0056】
特に、本実施形態によれば、撮影時に平面ガラス9を光軸に垂直に挿入するようにしているので、平面ガラス9の結像位置の補正効果は種々の方向を有する全ての撮影光線について均等に作用し(式(2)が周辺光の入射角度θ’に依存しない点を参照のこと)、図4に示したように結像に関与する周辺光の方向に依存して発生する結像位置のずれに起因する画像の劣化を撮影時に生じることがない。
【0057】
以上のようにして、本実施形態では、QRハーフミラー2の挿入および離脱により生じる結像位置(合焦位置)の変化を平面ガラス10および平面ガラス9を用いて完全に補正することができる。
【0058】
QRハーフミラー2とともに平面ガラス10が離脱し、平面ガラス9が挿入された後、撮像素子3は、レリーズボタン半押し状態のときに決定された電子シャッター開放時間だけ被写体像を撮像する。撮像が終了すると、制御回路14は図示しない駆動モータを駆動させ、QRハーフミラー2および平面ガラス9を待機位置に復帰させる。
【0059】
以上のようにして、本実施形態によれば、ハーフミラーによる光路分割手段(QRハーフミラー2)により撮像素子と観察光学系の双方に被写体光束を入射させるデジタルカメラ付地上望遠鏡において、観察モードにおいてはハーフミラーによる光路分割手段とともに光軸と交差する面内の結像位置のずれを補正する光学素子(平面ガラス10)を挿入し、一方、撮影モードにおいてはハーフミラーによる光路分割手段および光学素子(平面ガラス10)を主光学系から除去するとともに、ハーフミラーによる光路分割手段および光学素子(平面ガラス10)により生じていた光軸方向の結像位置のずれを補正する光学素子(平面ガラス9)を主光学系に挿入するようにしているので、撮影モードにおける撮像素子への入射光量の損失を生じることがなく、プロセッサやメモリを用いることなく、また結像位置補正用の光学素子として平面ガラスのようなシンプルな光学素子を利用した非常に簡単安価な構成によって合焦位置のずれを補正することができる。
【0060】
特に、観察モードにおいては、平面ガラス10により光軸と交差する面内の結像位置のずれが補正されているため、オートフォーカスなどの撮影制御を正確に行なうことができる。たとえば、オートフォーカスなどの撮影制御のために視野内の所定位置の画像データを利用する場合を考えると、観察時(オートフォーカス制御時)と撮影時とで同じ被写体画像を視野内の所定位置に結像させることができ、オートフォーカス制御に誤差を生じることがない。この効果は上述の従来構成では全く期待することができなかったものである。もちろん、撮影時にはさらに平面ガラス9により光軸方向の結像位置のずれも補正されるため、この方向に関してもオートフォーカス制御に誤差を生じることがない。
【0061】
また、平面ガラス9により補正すべき結像位置の光軸方向のずれ量δは、本実施形態では観察時に平面ガラス10を挿入しておくことにより既に図2の周辺光l1の入射角度θにほとんど依存しないものとなっている。たとえば、結像位置の光軸方向のずれのみを補正するだけで良ければ平面ガラス10を用いずQRハーフミラー2のみを挿入/離脱する構成も考えられる(もちろんこの構成では本実施形態におけるように結像面方向のずれは補正できない)が、このような構成では結像位置の光軸方向のずれ量δは周辺光l1の入射角度θに大きく依存し、単に平面ガラス9を挿入するだけでは完全な補正は行なえない。これに対して本実施形態では、観察時にあらかじめQRハーフミラー2とともに平面ガラス10を挿入し結像面内のずれを補正し、しかも平面ガラス9により補正すべき結像位置の光軸方向のずれ量δが周辺光l1の入射角度θにほとんど依存しないように制御できるため、光軸方向の結像位置のずれに関しても平面ガラス9によって完全な補正を行なえる、という利点がある。
【0062】
また、本実施形態ではハーフミラーによる光路分割を行なうので観察期間中は撮像素子により、露光調節、モニタ表示、オートフォーカス調整などの所定の目的のための撮像データ取得が可能である。
【0063】
さらに、本実施形態によれば、光路分割手段を構成するQRハーフミラー2、平面ガラス9、および平面ガラス10を図1のようなギアトレーンによって駆動する構成を用いているので、カムやレバーを用いるような構成に比して容易に必要なQRハーフミラー2、平面ガラス9、および平面ガラス10の位置決め精度を達成することができ、正確な結像位置補正、観察および撮影が可能となる。
【0064】
なお、以上では説明を容易にするため、QRハーフミラー2は45°、平面ガラス10は135°、また平面ガラス9は90°の角度でそれぞれ主光学系に挿入されるものと説明したが、これらの条件はあくまでも便宜上のものであり、これらの部材の主光学系に対する角度は他の設計条件に応じて適宜変更することができるのはいうまでもない。
【0065】
特に、QRハーフミラー2と平面ガラス10の光軸に対する角度値に関しては、一方で生じた光軸に交差する方向の結像位置の変化を他方で補正できるよう、これら各部材の光軸との交差点間に下した垂線に対し、対称性を有する角度をそれぞれ与えればよい。あるいは、本発明におけるQRハーフミラー2と平面ガラス10の角度は、一方の角度が決まっている場合は他方の角度はπ(180°)に対するモジュロ(余り)演算により求めることができる、ともいえる。
【0066】
<実施形態2>
図1に示したQRハーフミラー2、平面ガラス9および平面ガラス10の駆動機構はあくまでも一例であり、たとえば、図5のような変形例も考えられる。図5の構成では、QRハーフミラー2がギア21により、平面ガラス10がギア24により駆動される点は図1と同じであるが、平面ガラス9がギア23の軸23aに固定され、駆動される点が異なる。また、ギアトレーンの各ギアの噛合の順序は、ギア21、24、22、23となっている。
【0067】
QRハーフミラー2、平面ガラス9および平面ガラス10の観察時の位置および撮影時の位置は、それぞれ実線および破線で示す通りであり、平面ガラス9は図1よりも対物レンズ群1に近い位置に挿入され、平面ガラス10は光軸上方に退避するよう構成されている。ギアトレーンの各ギアの減速比はこのような観察時の位置および撮影時の位置を満足できるよう設計される。その他の構成は図1と同様である。
【0068】
このように、QRハーフミラー2、平面ガラス9および平面ガラス10を駆動するギアトレーンの構成(噛合順、減速比)を変更するだけで、これら各光学部材の挿入位置、および退避位置を変えることができ、製品仕様、特に装置内部のスペースなどの条件に応じて、QRハーフミラー2、平面ガラス9および平面ガラス10の挿入位置、および退避位置などに関する設計条件は当業者において任意に変更することができる。
【0069】
なお、QRハーフミラー2、平面ガラス9および平面ガラス10をギアトレーンにより駆動すること自体は本発明に必須の事項ではなく、QRハーフミラー2、平面ガラス9および平面ガラス10を実施形態1で上述した通りの組合せで、観察時、および撮影時に主光軸に対して挿入/離脱させることができるものであればカムやレバーなど他の駆動機構を用いてもよいのはいうまでもない。
【0070】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、対物レンズ群と、前記対物レンズ群の後方に配置され前記対物レンズ群とともに撮像光学系を構成する撮像素子と、観察モードにおいて前記対物レンズ群と前記撮像素子の間に挿入される光路分割手段と、前記光路分割手段により前記撮像光学系の光路外に分割された光像を観察する観察光学系と、観察モードにおいて、前記光路分割手段により生じる前記撮像光学系の光軸に交差する方向の結像位置の変化を補正すべく前記光路分割手段とともに前記撮像光学系の光軸に挿入される第1の光学素子と、撮影モードにおいて、前記光路分割手段が前記撮像光学系の光軸から退避した時、前記光路分割手段および前記第1の光学素子の退避に連動して、前記光路分割手段および前記第1の光学素子の退避に伴なう前記撮像光学系の光軸方向の結像位置の変化を補正する第2の光学素子を前記撮像光学系の光軸に挿入する結像位置補正手段を設けた構成を採用しているので、撮像素子の撮像を常時行なえ、撮影時の光量の損失がなく、しかも簡単安価な構成により観察(ないし撮影制御)モード、および撮影モードにおける合焦位置補正を行なえる優れたデジタルカメラ付地上望遠鏡を提供することができる。
【0071】
特に、前記第1の光学素子が前記光路分割手段により生じる前記撮像光学系の光軸に交差する方向の結像位置の変化を補正する厚みを有し、前記光路分割手段と対照的な角度で前記撮像光学系の光軸に挿入される平面ガラスである構成、あるいは前記第2の光学素子が前記光路分割手段および前記第1の光学素子の退避に伴なう前記撮像光学系の光軸方向の結像位置の変化を補正する厚みを有する平面ガラスである構成を用いることができ、シンプルな光学素子を利用した非常に簡単安価な構成によって合焦位置のずれを補正することができる。
【0072】
あるいはさらに、前記結像位置補正手段は、観察モードまたは撮影モードであるかに応じて前記光路分割手段、前記第1の光学素子、および前記第2の光学素子をそれぞれ所定の挿入ないし退避位置に移動させるギアトレーンを含んで成る構成を採用すれば、容易に必要な前記光路分割手段、前記第1の光学素子、および前記第2の光学素子の位置決め精度を達成することができ、正確な結像位置補正、観察および撮影が可能となる。
【0073】
あるいはさらに、前記第2の光学素子、ないし、前記光路分割手段の前記撮像素子への出射側、または前記第1の光学素子に所定の光学フィルタ特性を付与した構成を採用することにより、撮影、ユーザの観察、撮影前の露光制御やオートフォーカス制御を最適な条件に調節することができる、という優れた効果が得られる。
【0074】
あるいはさらに、前記第2の光学素子を構成する平面ガラスが前記撮像光学系の光軸に対して垂直に挿入される構成を採用することにより、平面ガラスの結像位置の補正効果を種々の方向を有する全ての撮影光線について均等に作用させることができ、オートフォーカス制御を最適な条件で作用させるとともに撮影画質の劣化を防止できる、という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用したデジタルカメラ付地上望遠鏡の構成を示した説明図である。
【図2】図1の装置において観察時に主光学系に挿入されたQRハーフミラーおよび平面ガラスを示した説明図である。
【図3】図1の装置において撮像時に主光学系に挿入される平面ガラスを示した説明図である。
【図4】図1の装置のクイックリターンハーフミラーにより生じる像のずれ量とそれを補正する平面ガラスの厚みの算出結果を示した表図である。
【図5】本発明を採用したデジタルカメラ付地上望遠鏡の異なる構成を示した説明図である。
【符号の説明】
1 対物レンズ群
1a 固定レンズ群
1b 可動フォーカスレンズ群
2 クイックリターンハーフミラー
3 撮像素子(CCD又はCMOS)
4 反射ミラー
5 リレーレンズ群
6 焦点板
7 接眼レンズ
9、10 平面ガラス
13 CCDドライバー
14 制御回路
15 ストッパー
16 AF用モータ
21〜24 ギア

Claims (7)

  1. 対物レンズ群と、
    前記対物レンズ群の後方に配置され前記対物レンズ群とともに撮像光学系を構成する撮像素子と、
    観察モードにおいて前記対物レンズ群と前記撮像素子の間に挿入される光路分割手段と、
    前記光路分割手段により前記撮像光学系の光路外に分割された光像を観察する観察光学系と、
    観察モードにおいて、前記光路分割手段により生じる前記撮像光学系の光軸に交差する方向の結像位置の変化を補正すべく前記光路分割手段とともに前記撮像光学系の光軸に挿入される第1の光学素子と、
    撮影モードにおいて、前記光路分割手段が前記撮像光学系の光軸から退避した時、前記光路分割手段および前記第1の光学素子の退避に連動して、前記光路分割手段および前記第1の光学素子の退避に伴なう前記撮像光学系の光軸方向の結像位置の変化を補正する第2の光学素子を前記撮像光学系の光軸に挿入する結像位置補正手段を設けたことを特徴とするデジタルカメラ付地上望遠鏡。
  2. 前記第1の光学素子が前記光路分割手段により生じる前記撮像光学系の光軸に交差する方向の結像位置の変化を補正する厚みを有し、前記光路分割手段と対称的な角度で前記撮像光学系の光軸に挿入される平面ガラスであることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ付地上望遠鏡。
  3. 前記第2の光学素子が前記光路分割手段および前記第1の光学素子の退避に伴なう前記撮像光学系の光軸方向の結像位置の変化を補正する厚みを有する平面ガラスであることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ付地上望遠鏡。
  4. 前記結像位置補正手段は、観察モードまたは撮影モードであるかに応じて前記光路分割手段、前記第1の光学素子、および前記第2の光学素子をそれぞれ所定の挿入ないし退避位置に移動させるギアトレーンを含んで成ることを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ付地上望遠鏡。
  5. 前記第2の光学素子に所定の光学フィルタ特性を付与したことを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ付地上望遠鏡。
  6. 前記光路分割手段の前記撮像素子への出射側、または前記第1の光学素子に所定の光学フィルタ特性を付与したことを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ付地上望遠鏡。
  7. 前記第2の光学素子を構成する平面ガラスが前記撮像光学系の光軸に対して垂直に挿入されることを特徴とする請求項3に記載のデジタルカメラ付地上望遠鏡。
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