JP2004223606A - プレス間またはトランスファプレスのスライド間のワーク受け装置 - Google Patents

プレス間またはトランスファプレスのスライド間のワーク受け装置 Download PDF

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基一郎 河本
Toshiyuki Yoshida
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Abstract

【課題】簡単な構造で複数のアイドルステーションに対応できるプレス間またはトランスファプレスのスライド間のワーク受け装置を提供すること。
【解決手段】プレス間またはトランスファプレスのスライド間のアイドルステーションに設けられたワーク受け装置20において、メインキャリア22およびサブキャリア23がワーク搬送方向に沿って移動することにより、ワーク受け手段241で支持されたワークWを一方から他方のアイドルステーション位置にフィードすることができる。従って、各アイドルステーション位置に複数の受台等を設置する必要がなく、1組のワーク受け手段241を有していれば複数のアイドルステーションに対応できるので、ワーク受け装置20の構造を簡単にすることができる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレス間またはトランスファプレスのスライド間のワーク受け装置に関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、連続配置された複数のプレス(タンデムプレス)間やトランスファプレスにおけるスライド間(加工ステーション間)のアイドルステーションに設置され、このようなプレスラインで加工される加工素材としてのワークを一時保持するワーク受台(ワーク受け装置)が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
特許文献1に記載のワーク受台は、別途設けられたトランスファバー等で搬送されたワークを保持するアタッチメントを備えるとともに、前後の加工ステーションにおける金型の中心に対してワークの位置をシフトさせるシフト機構を備えており、ワークの位置合わせを容易に実施できるようになっている。さらに、このワーク受台には、アタッチメントを着脱自在に支持するクランプが設けられており、外段取りでムービングボルスタに装着されたアタッチメントを受け渡すことで、容易にアタッチメントを交換できるようになっている。
【0004】
特許文献2に記載のワーク受台は、ワーク搬送方向前後のムービングボルスタの各々からアイドルステーションの中心に向かって延設された片持ち部材(フライト)と、これらの片持ち部材に取り付けられたアタッチメント(ワーク受駒)とを備えて構成されている。すなわち、一方のムービングボルスタから延設された片持ち部材に0.5工程分のアタッチメントが取り付けられている。そして、片持ち部材は、その途中部分で折り畳み可能に構成されており、段取り替え時には、片持ち部材を折り畳んでムービングボルスタとともにプレス装置外に搬出することで、外段取りで容易に片持ち部材およびアタッチメントを交換できるようになっている。
なお、特許文献1、2に記載のワーク受台は、いずれもトランスファプレスに設置された構成となっているが、これらのワーク受台と同様の構造を備えたワーク受台をタンデムプレスにおける隣接するプレス間に設置しても、上述と同様に動作させることができる。
【0005】
【特許文献1】
実公平7−18435号公報
【特許文献2】
特開昭59−163036号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1、2のワーク受台では、加工工程の送りピッチと比較してプレス間や加工ステーション間の距離が長く、複数工程分のワークを一時保持する場合に、次のような不都合が生じる。
すなわち、特許文献1のワーク受台では、複数のアイドルステーションに応じた複数のワーク受台が必要となり、ワーク受け装置の複雑化および大型化を招いてしまうという問題がある。
また、特許文献2のワーク受台では、片持ち部材の延出寸法を長くするとともに、片側の片持ち部材に複数(一工程分以上)のアタッチメントを取り付けることとなるため、片持ち部材のふらつきや位置ずれの可能性がある。このような片持ち部材のふらつきや位置ずれを防止するために、片持ち部材やムービングボルスタ等を補強すれば、この点でもワーク受け装置の複雑化および大型化を招いてしまうという問題がある。
さらに、特許文献1、2のワーク受台により複数のアイドルステーションに対応する場合には、それら複数のアイドルステーション間でワークを搬送するためのワーク搬送手段が別途必要となるため、ワーク搬送装置等のプレスラインに付属する装置類までもが大がかりになってしまうという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、簡単な構造で複数のアイドルステーションに対応できるプレス間またはトランスファプレスのスライド間のワーク受け装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段と作用効果】
本発明の請求項1に記載のプレス間またはトランスファプレスのスライド間のワーク受け装置は、前記プレス間または前記スライド間のアイドルステーションに立設された支持部と、この支持部にワーク搬送方向に沿って移動自在に支持されたメインキャリアと、このメインキャリアに支持されるとともにワーク受け手段を有したアタッチメントバーとを備え、前記メインキャリアの移動に伴って、前記ワーク受け手段で支持したワークを前記ワーク搬送方向に沿ってフィード可能に構成されていることを特徴とする。
【0009】
本発明においては、メインキャリアがワーク搬送方向へ移動することにより、ワーク受け手段(ネスト)で支持されたワークを一方のプレスまたは加工ステーションに対応したアイドルステーション位置から他方のアイドルステーション位置までフィードすることができる。従って、各アイドルステーション位置に複数の受台を設置する必要がなく、1組のワーク受け手段を有していれば複数のアイドルステーションに対応できるので、ワーク受け装置の構造を簡単にすることができる。また、複数の受台等を設置する必要がないので、受台間に対応した搬送装置の設置も不要にでき、プレスラインに付属するワーク搬送装置等の構造をも簡単にできる。
さらに、メインキャリアをワーク搬送方向に沿った任意の位置に移動させることで、加工ステーション間の送りピッチの変更にも容易に対応できる。すなわち、プレス間のアイドル工程が一工程の場合には、ワーク受け手段がプレス間の中間位置にくるようにメインキャリアを停止させておけばよく、アイドル工程が二工程以上の場合には、それらの工程に対応した位置間を移動するようにメインキャリアの移動を制御することで、加工ステーション間の送りピッチの変更に対応できる。
また、ワーク搬送に同期してメインキャリアを移動させることによって、加工ステーション間の送りピッチの変更による加工ステーション位置の調整をメインキャリアの移動距離で吸収させることが可能になる。したがって、使用する金型に合わせて、送りピッチの設定の自由度が格段に上げられ、モーション設定が自由な、サーボモータ駆動あるいはリニアモータ駆動のフィーダの利点を有効に活用することができる。
【0010】
本発明の請求項2に記載のプレス間またはトランスファプレスのスライド間のワーク受け装置では、前記メインキャリアは、リニアモータで駆動されることを特徴とする。
本発明においては、メインキャリアがリニアモータで駆動されるので、一般の回転系モータを用いて、このモータの回転を直線運動に機械的に変換する駆動機構等と比較して、高速で、がたつきの少ない高精度な駆動を実現できる。
【0011】
本発明の請求項3に記載のプレス間またはトランスファプレスのスライド間のワーク受け装置では、前記メインキャリアには、前記ワーク搬送方向に沿って移動自在なサブキャリアが支持され、このサブキャリアに前記アタッチメントバーが取り付けられ、前記メインキャリアおよびサブキャリアの移動に伴って、前記ワーク受け手段で支持したワークを前記ワーク搬送方向に沿ってフィード可能に構成されていることを特徴とする。
本発明においては、メインキャリアと、このメインキャリアに支持されるサブキャリアとが、それぞれワーク搬送方向に駆動されるので、両者の駆動速度が足し合わされ、メインキャリア単独で駆動される場合と比較して、ワーク搬送方向のフィード速度を高速にすることができる。
また、プレス間またはスライド間の機器配置等の理由により、メインキャリアの移動距離が十分確保できない場合でも、サブキャリアの移動を併用することでワークを十分な距離移動させることが可能になる。
【0012】
本発明の請求項4に記載のプレス間またはトランスファプレスのスライド間のワーク受け装置では、前記サブキャリアは、リニアモータで駆動されることを特徴とする。
本発明においては、前述の請求項2に記載の発明と同様に、サブキャリアがリニアモータで駆動されるので、高速で、がたつきの少ない高精度な駆動を実現できる。
【0013】
本発明の請求項5に記載のプレス間またはトランスファプレスのスライド間のワーク受け装置では、前記サブキャリアは、前記メインキャリアの移動を機械的に変換する動力変換機構を介して駆動されることを特徴とする。
本発明においては、動力変換機構によってメインキャリアの移動を機械的に変換し、この変換された機械的駆動力によってサブキャリアが駆動されるので、メインキャリアを駆動する駆動力のみによって、サブキャリアも駆動することができ、駆動源の設置数を削減できる。さらに、可動体であるメインキャリアやサブキャリアに、サブキャリア駆動用の駆動源を設置する必要がないので、可動体の重量を軽減でき、駆動力を小さくして省エネルギ化を促進できる。
【0014】
本発明の請求項6に記載のプレス間またはトランスファプレスのスライド間のワーク受け装置では、前記動力変換機構は、前記支持部に前記ワーク搬送方向と平行に設けられたラックと、このラックに噛合する、前記メインキャリアに設けられたピニオンと、このピニオンに結合された駆動プーリと、前記メインキャリアの前記ワーク搬送方向両端側に設けられた従動プーリと、前記駆動プーリおよび前記従動プーリに巻回された無端ベルトとを備えて構成され、この無端ベルトの所定位置に前記サブキャリアが結合されていることを特徴とする。
本発明においては、支持部のラックと、メインキャリアに設けられたピニオン、駆動プーリ、従動プーリ、および無端ベルトとを介して、支持部に対するメインキャリアの移動がサブキャリアの駆動力として変換されるので、メインキャリアの移動に連動させてサブキャリアを効率よく駆動できる。
【0015】
本発明の請求項7に記載のプレス間またはトランスファプレスのスライド間のワーク受け装置では、前記アタッチメントバーは、前記ワーク搬送方向に交差する水平軸回りに回動可能に、かつ着脱自在に支持され、前記プレスまたは前記トランスファプレスが備えるムービングボルスタには、前記アタッチメントバーを支持する受け部が設けられ、この受け部との間で前記アタッチメントバーを受け渡し可能に構成されていることを特徴とする。
本発明においては、ムービングボルスタに取り付けられた金型や、ネストが取り付けられたアタッチメントバーを交換する段取り替えに際して、プレスのムービングボルスタに近接した所定位置において、アタッチメントバーを水平軸回りに回動させてムービングボルスタの受け部にあずけ、ワーク受け装置との係合を解除することで、ムービングボルスタにアタッチメントバーを支持させることができる。そして、そのムービングボルスタをプレスから搬出するとともに、新たなネストが取り付けられたアタッチメントバーを支持させた別のムービングボルスタをプレスに搬入して、上記と逆の手順でワーク受け装置側にアタッチメントバーを係合することで、ネストおよびアタッチメントバーの交換がなされる。
従って、プレス内部でネストやアタッチメントバーを交換する必要がなく、プレス外部、すなわち外段取りでネストやアタッチメントバーの交換作業を実施することができるので、作業効率を向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
図1、図2は、本実施形態に係るワーク受け装置20が設けられたトランスファプレス1の一部(中間部)を示すクラウンを省略した平面図、およびアプライトを一部省略した正面図である。図3〜図5は、ワーク受け装置20の正面図、一部省略した側面図、および動作を示す側面図である。図6(A),(B)、図7(A),(B)は、それぞれワーク搬送時におけるワーク受け装置20の動作を示す正面図である。図7(A),(B)および図8は、金型交換時のワーク受け装置20の動作を示す正面図、および平面図である。
なお、本実施形態ではトランスファプレス1について説明するが、複数のプレスを連続配置したタンデムプレスにおいても本発明のワーク受け装置20を適用可能である。また、後述する第2実施形態以降で、以下に説明する第1実施形態での構成部品と同じ部品および同様な機能を有する部品には同一符号を付し、説明を簡単にあるいは省略する。
【0017】
図1、2において、トランスファプレス1は、加工材料であるワークWの加工が上流側から下流側(図1、2中、左側から右側)に向かって連続的に実施されるように、白抜き矢印で示すワーク搬送方向の上流側に加工ステーションW1,W2を、その下流側にアイドルステーションI1を、さらにその下流側に加工ステーションW3,W4を備え、さらにその下流側にアイドルステーションI2を備えている。そして、図示を省略するが、これらの加工ステーションW1,W2,W3,W4およびアイドルステーションI1,I2の他にも、上流側や下流側に加工ステーションやアイドルステーションを備えている。
そして、トランスファプレス1は、各スライド5の駆動力伝達機構(不図示)を内蔵するクラウン3と、各アイドルステーションI1,I2のワーク搬送方向と交差する両側に対向して立設されたアプライト4と、図示しないベッドとを備えて構成されている。
【0018】
トランスファプレス1のクラウン3、アプライト4、およびベッドは、アプライト4内を上下に貫通するタイロッド(不図示)により上下端部から締結することで、相互に連結されている。また、隣接し合うクラウン3同士およびベッド同士は、タイボルト(不図示)によってワーク搬送方向上流側および下流側の両端部から締結することで、連結されている。
なお、このようなアプライト4およびタイロッドは、ワーク搬送方向の最上流側および最下流側にも二本ずつ設けられている。
【0019】
トランスファプレス1は、クラウン3に内蔵されたクランク機構、エキセン機構、またはリンク機構等の駆動力伝達機構と、この駆動力伝達機構に連結され、かつ上金型5Aが取り付けられるスライド5と、下金型6Aが取り付けられるボルスタ6Cおよびムービングボルスタ6とを1組にして構成されている。このムービングボルスタ6は、ワーク搬送方向と直行して設けられたガイドレール6Bに案内されて、プレス内外に搬出入可能になっている。
また、それぞれのスライド5は、スライド駆動部(不図示)で駆動される。このスライド駆動部は、トランスファプレス1が備える全てのスライド5で共通な駆動源で駆動され、一般的なプレス装置と同様に、駆動源としてのメインモータと、メインモータで回転するフライホイールと、フライホイールの回転エネルギをクラウン3内の駆動力伝達機構に断続的に伝達するクラッチと、スライド5の動き(スライドモーション)を停止させるブレーキとで構成され、例えば、クラウン3の上部側に配置されている。
なお、トランスファプレス1は、全てのスライド5が共通の駆動源で駆動されるものに限らず、スライド5ごとにスライド駆動部と駆動源とを備えるものでもよい。
【0020】
以上のような構成のトランスファプレス1には、図示しないワーク供給用のディスタッカ装置や、各加工ステーションW1〜W4間およびアイドルステーションI1,I2間におけるワーク搬送用のトランスファフィーダ10、各アイドルステーションI1,I2に対応したワーク受け装置20等が設置されている。
【0021】
トランスファフィーダ10は、ワーク搬送方向に平行で、かつアプライト4に支持された一対のリフトバー11と、これら一対のリフトバー11間に横架され、リフトバー11に沿って移動可能に支持された複数のクロスバー12と、このクロスバー12に取り付けられワークWを保持するバキュームカップ装置13とを備えて構成されている。
リフトバー11は、アプライト4の側面に固定されたリフト装置11A(図1)に取り付けられており、このリフト装置11Aをサーボモータ等で駆動することにより、リフトバー11およびクロスバー12の全体が、上下動するようになっている。
【0022】
一対のリフトバー11にはそれぞれ、その長手方向に移動自在にクロスバーキャリア12Aが支承されていて、相対するクロスバーキャリア12A間にクロスバー12が横架されている。リフトバー11の長手方向に隣り合うクロスバーキャリア12A間は、図示しない連結バーによって連結され、その一方の末端に設けられたフィード駆動装置(不図示)により全てのクロスバーキャリア12Aがワーク搬送方向に沿って往復駆動(アドバンス動、リターン動)されるようになっている。この連結バーの各々には、長さ調整機構が設けられていて、加工ステーションW1〜W4間の送りピッチの変更に対応可能になっている。
また、フィード駆動装置は、サーボモータ駆動になっていて、加工ステーションW1〜W4間の送りピッチに応じて、フィードストロークが変更可能になっている。この際、サーボモータ駆動の代りに、複数のフィードカムを設けてフィードストロークを変更させてもよい。
なお、加工ステーションW1〜W4間の送りピッチの変更に対応するために、連結バーを設けずに、各々のクロスバーキャリア12Aをリフトバー11に沿ってリニアモータ等で駆動してもよい。
また、バキュームカップ装置13は、クロスバー12に着脱自在に固定され、前述のリフト装置11Aによるリフトバー11の上下動により、所定の移動量だけ上下移動(リフト動またはダウン動)するようになっている。
【0023】
アイドルステーションI1,I2に設置されたワーク受け装置20は、各アイドルステーションI1,I2の略中央、すなわちワーク搬送方向に隣接するムービングボルスタ6同士の略中間位置に設けられている。 ワーク受け装置20は、図3、4に示すように、床面に立設された支持部21と、この支持部21上に支持されたメインキャリア22と、このメインキャリア22上に支持されたサブキャリア23と、このサブキャリア23に支持されるとともにワーク受け手段としての複数のネスト241を有したアタッチメントバー24とを備えて構成されている。そして、メインキャリア22およびサブキャリア23は、支持部21およびメインキャリア22に対して、それぞれワーク搬送方向に沿って移動可能に支持されるとともに、リニアモータ22A,23A(図4)で駆動される。これにより、アタッチメントバー24およびネスト241のワーク搬送方向における待機位置(アイドル位置)が適宜変更できるとともに、ネスト241に支持されたワークWをワーク搬送方向に向かってフィードできるように構成されている。
【0024】
支持部21は、ワーク搬送方向に沿った長尺状で、例えば、上方に開口した断面略コ字形に形成されており、その上面には、メインキャリア22を案内する互いに平行な二列のガイドレール211が形成されている。そして、支持部21の略コ字形底面部212の上面には、上方に突出しワーク搬送方向に沿って支持部21の略全長に渡る延出部213が形成されている。この延出部213の両側面には、メインキャリア22駆動用のリニアモータ22Aを構成する二次側導体(または、二次側永久磁石)214が固定されている。
【0025】
メインキャリア22は、その下部に設けられた断面凹形のリテーナ(保持器)221が支持部21のガイドレール211に摺動自在に係合することで、支持部21の長手方向に沿って移動自在に支持されている。なお、ガイドレール211およびリテーナ221としては、市販されている各種のLM(Linear Motion)ガイド(商品名)が採用できる。
そして、メインキャリア22は、リテーナ221が設けられた位置を略中心として、ワーク搬送方向に沿った水平方向両側に延出する水平延出部222と、下方に向かって延出した一対の垂直延出部223とを有した正面略T字形に形成されている。このようにメインキャリア22を略T字形に形成することで、図3に示すように、リテーナ221部分が支持部21の端部側に位置した状態において、水平延出部222が支持部21の端部よりもさらにワーク搬送方向にオーバーハングして突出するように構成されている。
【0026】
メインキャリア22下部に設けられた一対の延出部223の対向面には、支持部21に固定された二次側導体214と対向して一次側コイル224が固定されている。すなわち、これらの一次側コイル224および二次側導体214でメインキャリア22を駆動するリニアモータ22Aが構成されている。
また、支持部21のワーク搬送方向両端部には、メインキャリア22駆動時のオーバーランを防止するためのストッパ215が設けられ、このストッパ215上部の当接面215Aに対応してメインキャリア22の側部には、当接部225が設けられている。これらの当接面215Aおよび当接部225には、適宜な緩衝材が取り付けられている。
【0027】
メインキャリア22の上面は、略水平でワーク搬送方向に沿って長い矩形状に形成されており、この上面には、サブキャリア23を案内する互いに平行な二列のガイドレール226が形成されている。また、メインキャリア22の上面には、サブキャリア23駆動用のリニアモータ23Aを構成する二次側導体(または、二次側永久磁石)227が固定されている。
【0028】
サブキャリア23は、水平板状の台座部231と、この台座部231の下側に固定された断面凹形のリテーナ232とを備え、このリテーナ232がメインキャリア22のガイドレール226に摺動自在に係合することで、メインキャリア22の長手方向に沿って移動自在に支持されている。そして、台座部231の下面には、メインキャリア22の上面に固定された二次側導体227と対向して一次側コイル231Aが固定されている。すなわち、これらの一次側コイル231Aおよび二次側導体227でサブキャリア23を駆動するリニアモータ23Aが構成されている。
【0029】
サブキャリア23の台座部231の上側には、アタッチメントバー24を回動自在に支持する回動機構233、アタッチメントバー24を着脱自在に支持する着脱機構235、およびこれらの回動機構233および着脱機構235を連結するシャフト部234が設けられている。すなわち、アタッチメントバー24は、回動機構233、シャフト部234、および着脱機構235を介して、サブキャリア23に支持されている。
【0030】
回動機構233は、図4に示すように、台座部231に立設された一対の軸受け部233Aと、これら一対の軸受け部233Aに両端が軸支された歯車233Bと、この歯車233Bと噛合する駆動歯車233Cと、この駆動歯車233Cに図示しないプーリ等を介して接続されたチルトモータ233Dとを備えて構成されている。
歯車233Bの回転軸は、ワーク搬送方向と直行する水平軸線に平行となっており、この歯車233Bには、シャフト部234の下端が固定され、チルトモータ233Dの駆動による歯車233Bの回転に伴ってシャフト部234、着脱機構235、およびアタッチメントバー24が回動するようになっている。
【0031】
また、チルトモータ233Dは、サブキャリア23の台座部231に固定されたブラケット233Eに取り付けられており、このブラケット233Eの上側および側面には、2つのセンサ233Fが取り付けられている。これらのセンサ233Fは、近接スイッチや光センサ等から構成されるとともに、歯車233Bの回転軸まわりに互いに90度ずれた位置に取り付けられている。そして、これらのセンサ233Fに対応した位置で歯車233Bの回転軸には、センサ233Fが検知するためのドグ(不図示)が固定されており、このドグの位置を検知することで歯車233Bの回転位置を検知できるようになっている。
【0032】
以上のように構成された回動機構233によって、図5に示すように、シャフト部234、着脱機構235、およびアタッチメントバー24がワーク搬送方向と直行する水平軸回りに回動し、ワーク搬送方向上流側のムービングボルスタ6側に倒れるようになっている。そして、ムービングボルスタ6の側面には、倒れたアタッチメントバー24と対応する位置に受け部60が設けられており、この受け部60の上部に設けられた凹形の受け金物61にアタッチメントバー24が支持されるようになっている。
なお、受け部60は、ムービングボルスタ6の側面に固定されたものに限らず、ムービングボルスタ6の上面や下金型6Aに取り付けられていてもよい。
【0033】
着脱機構235は、図4に示すように、シャフト部234の上端に固定された第1プレート235Aと、この第1プレート235Aに係合可能で、上部にアタッチメントバー24が固定された第2プレート235Bとで構成されている。この着脱機構235には、市販のオートツールチェンジャ等が利用でき、例えば、次のような構造を有している。
すなわち、第1プレート235Aおよび第2プレート235Bは、互いに略同一外径を有した円盤状の部材から構成され、第1プレート235Aには、第2プレート235B側に突出し、側面に複数(例えば4つ)のボール235Dが出没自在に埋め込まれた円柱状の突出部235Cが形成されている。ボール235Dは、突出部235Cに内蔵された図示しないばねによって外側に向かって付勢され、突出部235Cの側面から突出してるが、自動制御でバルブ等を操作して付勢力を解除することで突出部235C内に没入可能に構成されている。そして、第2プレート235Bには、第1プレート235Aの突出部235Cを挿入可能な挿通孔235Eが形成されている。この挿通孔235Eの内部側は内径が拡大されており、挿通孔235Eの開口部分と突出部235C側面のボール235Dとが係合可能に構成されている。
【0034】
このような構造を有する着脱機構235では、第1プレート235Aの突出部235Cを第2プレート235Bの挿通孔235Eに、ボール235Dを付勢する付勢力に抗して挿入することで、挿通孔235Eの内部でボール235Dが突出して、挿通孔235Eの開口部分に係止されるため、第1プレート235Aと第2プレート235Bとが係合される。また、この係合を解除する際には、ボール235Dを付勢する付勢力をバルブ操作により解除することで、突出部235Cを挿通孔235Eから抜き出して、第1プレート235Aと第2プレート235Bとを切り離すことができるようになっている。
なお、着脱機構235の第1プレート235Aから第2プレート235Bを切り離すための操作としては、バルブ操作に限らず、電動式の機構を用いてもよい。
【0035】
着脱機構235の第2プレート235Bに固定されたアタッチメントバー24は、例えば、中空棒状の部材であって、ワーク搬送方向と交差して略水平に支持されている。そして、アタッチメントバー24の側面には、ネスト241が着脱自在に取り付けられるネスト取付部242が複数箇所に設けられている。これら複数のネスト取付部242から、ワークWの大きさや形状に応じて適宜選択した複数(本実施形態では四箇所)のネスト取付部242に、ネスト241が取り付けられている。
ネスト241は、アーム部241Aとワーク支持部241Bとを備え、棒状部材から折り曲げ形成されたアーム部241Aの先端がネスト取付部242の挿通孔に挿入されることで、取り外し可能にアタッチメントバー24に取り付けられている。つまり、ワークWに応じてネスト241を交換、または取付位置を変更することができるように構成されている。
【0036】
ネスト241のワーク支持部241Bは、例えば、上方に開口した断面L字形の折り曲げ板材から形成され、ワークWの端部を下方および側方から支持できるようになっており、載置されたワークWが容易に位置ずれしないようになっている。
なお、ワーク支持部241Bの形状等は、ワークWの形状に応じて適宜設定可能で、例えば、上方に突出した棒状部材でワークWを下方から支持するものであってもよく、また、バキュームカップ等を備えてワークWを吸着、保持するものであってもよい。
また、ネスト取付部242は、複数箇所設けるものに限らず、アタッチメントバー24に沿ってねじ軸を設け、このねじ軸に螺合されるナットを有する取付部とし、ねじ軸を回転することで取付部の位置を任意に変更できるようにしたものでもよい。
【0037】
〔ワーク搬送時における動作の説明〕
次に、ワーク搬送時におけるトランスファフィーダ10およびワーク受け装置20の動作について説明する。
先ず、図1、2に示すように、ワーク受け装置20のアタッチメントバー24が、アイドルステーションI1の略中央位置に停止した状態で設けられた場合、すなわち、アイドル工程が1工程の場合について説明する。
ワーク搬送方向上流側の加工ステーションW1〜W4およびアイドルステーションI1に向かって、トランスファフィーダ10のクロスバー12およびバキュームカップ装置13をワーク搬送方向の反対方向へ移動(リターン動)させる。すなわち、各加工ステーションW1〜W4で加工済みのワークW、およびアイドルステーションI1のネスト241に支持された待機中のワークWの上方に、クロスバーキャリア12Aの移動に伴ってクロスバー12が移動する。
そして、アプライト4に固定されたリフト装置11Aを駆動して、リフトバー11およびクロスバー12の全体を下降(ダウン動)させることで、バキュームカップ装置13を下降(ダウン動)させ、バキュームカップ装置13で下金型6A上、またはネスト241上のワークWを吸引、保持する。これに続いて、リフト装置11Aを駆動して、バキュームカップ装置13を上昇(リフト)させて、ワークWを下金型6Aまたはネスト241上から抜き上げる。
【0038】
次に、クロスバーキャリア12Aの移動によりクロスバー12をワーク搬送方向下流側の加工ステーションW2,W3,W4またはアイドルステーションI1,I2に向かって移動(アドバンス動)させる。そして、加工ステーションW2,W3,W4のムービングボルスタ6またはアイドルステーションI1,I2のワーク受け装置20上方位置において、クロスバーキャリア12Aの移動を停止するとともに、上述と同様に、リフト装置11Aを駆動して、バキュームカップ装置13およびワークWを下降(ダウン動)させる。これに続いて、下金型6Aまたはネスト241上にワークWを載置し、バキュームカップ装置13の保持を解除し、再び、リフト装置11Aを駆動して、バキュームカップ装置13を上昇(リフト)させる
そして、クロスバーキャリア12Aを移動させて、クロスバー12をワーク搬送方向上流側に向かって移動(リターン動)させる。
以上の動作を繰り返すことでワークWを上流側の加工ステーションW1〜W4およびアイドルステーションI1から下流側の加工ステーションW2〜W4またはアイドルステーションI1,I2に順次搬送することができる。
【0039】
次に、加工ステーションW1〜W4間の送りピッチを変更した場合について図6、7に基づいて説明する。
ワーク受け手段(ネスト241)をアイドルステーションI1に固定した場合の加工ステーションW1〜W4間の送りピッチはLである。そして、生産速度を上げるため、あるいは他のプレスの金型を使用するために、加工ステーションW1〜W4間の送りピッチをLより短いLaに設定する。なお、説明を簡略化するために、図6、7においては、W1およびW4の位置は変えないこととした。
図6、7に示すように、アイドルステーションI1の上流側および下流側に2箇所のアイドル位置I1a,I1bが設けられている。すなわち、加工ステーションW2a,W3a間に2箇所のアイドルステーションが存在することとなる。この場合、加工ステーションW2aおよびアイドル位置I1aの区間と、アイドル位置I1bおよび加工ステーションW3aの区間とにおいて、トランスファフィーダ10のクロスバー12が往復移動(アドバンス動またはリターン動)するようになっており、これらの区間でのワークWの搬送動作は上述の通りである。また、トランスファフィーダ10には、アイドル位置I1a,I1b間において往復移動するクロスバー12は設けられていない。
なお、アイドルステーションI1a,I1b間の送りピッチLbは、特別な条件の場合を除き、加工ステーション間の送りピッチLaとは異なる。従って、ワーク搬送方向に隣接するクロスバーキャリア12A間が連結バー(不図示)によって連結され、1箇所のフィード駆動装置で駆動される場合、アイドルステーション間におけるクロスバーによるワーク搬送ができないのである。
【0040】
以上のようなトランスファプレス1では、以下のようにワークWの搬送が実施される。
図6(A)に示すように、加工ステーションW1,W2a,W3a,W4で加工済みのワークW、およびワーク受け装置20のネスト241上に載置されアイドル位置I1bにフィードされたワークWに向かって、トランスファフィーダ10のクロスバー12をリターン動させ、さらにバキュームカップ装置13のダウン動に続いてそれぞれのワークWを保持させる。
次に、図6(B)に示すように、バキュームカップ装置13でワークWを吸引、保持させるとともにバキュームカップ装置13をリフト動させ、さらにクロスバー12をアドバンス動させて、ワークWを下流側の加工ステーションW2a,W3a,W4またはアイドル位置I1aに向かってフィードさせる。この際、ワーク受け装置20のメインキャリア22およびサブキャリア23は、ワーク搬送方向と反対方向であるアイドル位置I1aに向かって駆動されている。
【0041】
次に、図7(A)に示すように、加工ステーションW1,W2a,W3a,W4およびアイドル位置I1aにフィードされたワークWは、バキュームカップ装置13のダウン動に続いて、バキュームカップ装置13による保持が解除され下金型6Aまたはネスト241上に載置される。
次に、図7(B)に示すように、アイドル位置I1aでネスト241上に載置されたワークWは、ワーク受け装置20のメインキャリア22およびサブキャリア23をワーク搬送方向に駆動することで、アイドル位置I1bに向かってフィードされる。この際、トランスファフィーダ10のバキュームカップ装置13をリフト動させ、さらにクロスバー12を上流側の加工ステーションW1,W2a,W3a,W4およびアイドル位置I1bのワークWに向かってリターン動させる。
以上の動作を繰り返すことで、加工ステーションW2a,W3a間に2箇所のアイドルステーションが設けられた場合におけるワークWの搬送が実施される。
【0042】
〔金型交換時における動作の説明〕
次に、金型交換時におけるワーク受け装置20の動作について、図8(A),(B)および図9に基づいて説明する。
金型交換時には、ガイドレール6Bに案内されて、前の加工作業に用いられた金型5A,6A、アタッチメントバー24、およびネスト241を載置したムービングボルスタ6がプレス外に搬出されるとともに、次の加工作業に用いられる金型5A,6A、アタッチメントバー24、およびネスト241を載置した別のムービングボルスタ6がプレス内に搬入される。この際、金型5A,6Aは下金型6A上に上金型5Aが重ねられた状態でムービングボルスタ6上に、また、アタッチメントバー24およびネスト241は受け部60に支持される。
【0043】
このようなムービングボルスタ6の搬出入に先だって、図8(A)に示すように、ワーク受け装置20のメインキャリア22およびサブキャリア23をワーク搬送方向上流側のムービングボルスタ6に近接する位置まで移動させる。そして、サブキャリア23の回動機構233を駆動して、アタッチメントバー24を回動させ、ムービングボルスタ6に設けられた受け部60の受け金物61に載置する。次に、図8(B)に示すように、サブキャリア23の着脱機構235を操作し、第1プレート235Aから第2プレート235Bを切り離して、アタッチメントバー24およびネスト241を受け金物61側にあずける。これに続いて、ムービングボルスタ6の搬出入の邪魔にならないように、メインキャリア22およびサブキャリア23を支持部21の中央側に移動させる。
次に、図9に示すように、ムービングボルスタ6をプレス外へ搬出するとともに、別のムービングボルスタ6をプレス内に搬入する。そして、上述した着脱機構235および回動機構233の操作と逆の操作によって、新たなムービングボルスタ6とともに搬入された新たなアタッチメントバー24をサブキャリア23に取り付ける。
以上のように、金型5A,6A、アタッチメントバー24、およびネスト241の交換作業が実施される。
【0044】
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1) ワーク受け装置20のメインキャリア22およびサブキャリア23をワーク搬送方向に駆動することで、ネスト241で支持されたワークWを一方から他方のアイドル位置I1a,I1bへフィードすることができる。従って、各アイドル位置I1a,I1bに複数の受台等を設置する必要がなく、1組のアタッチメントバー24およびネスト241を有しているだけで複数のアイドル工程に対応できるので、ワーク受け装置20の構造を簡単にすることができる。
【0045】
(2) また、複数の受台等を設置する必要がないので、受台間に対応したクロスバー12等の搬送装置の設置を不要にでき、トランスファプレス1に付属するトランスファフィーダ10の構造を簡単にできる。
【0046】
(3) さらに、メインキャリア22およびサブキャリア23の駆動により、アタッチメントバー24およびネスト241をワーク搬送方向に沿った任意の位置に移動させることで、加工工程の送りピッチの変更にも容易に対応できる。すなわち、アイドルステーションI1,I2のアイドル工程が一工程の場合(図1、図2)には、ネスト241がアイドルステーションI1,I2の中間位置にくるようにメインキャリア22およびサブキャリア23を停止させておけばよい。また、アイドル工程が二工程以上の場合(図6、図7)には、それらの工程に対応したアイドル位置I1a,I1b間を移動するようにメインキャリア22およびサブキャリア23の駆動を制御することで、加工工程の送りピッチの変更に対応できる。
【0047】
(4) また、ワーク受け装置20がメインキャリア22とサブキャリア23とを備え、これらのメインキャリア22およびサブキャリアが、それぞれワーク搬送方向に駆動されるので、両者の駆動速度が足し合わされ、メインキャリア22単独で駆動される場合と比較して、ワーク搬送方向のフィード速度を高速にすることができる。
【0048】
(5) さらに、メインキャリア22が水平延出部222および垂直延出部223を有した正面略T字形に形成され、水平延出部222が支持部21の端部よりもさらにワーク搬送方向にオーバーハングして突出するので、メインキャリア22の移動量を大きくしなくても、メインキャリア22に支持されたサブキャリア23、アタッチメントバー24およびネスト241をムービングボルスタ6に近接した位置まで移動させることができる。
【0049】
(6) また、ワーク受け装置20のメインキャリア22およびサブキャリア23が、それぞれリニアモータ22A,23Aで駆動されるので、一般の回転系モータを用いて、このモータの回転を直線運動に機械的に変換する駆動機構等と比較して、高速で、がたつきの少ない高精度な駆動を実現できる。
【0050】
(7) さらに、メインキャリア22およびサブキャリア23をそれぞれを個別に駆動制御するようにすれば、例えば、メインキャリア22の移動による大まかな位置決めと、サブキャリア23の移動による細かな位置決めとを実施することで、アタッチメントバー24およびネスト241の位置決めを効率的かつ高精度に制御することができる。
【0051】
(8) また、金型交換時において、ムービングボルスタ6に近接した所定位置でサブキャリア23の回動機構233および着脱機構235を操作し、アタッチメントバー24およびネスト241をムービングボルスタ6の受け部60にあずけることで、ムービングボルスタ6とともにアタッチメントバー24およびネスト241をプレス内から搬出することができる。さらに、新たなネスト241が取り付けられたアタッチメントバー24をムービングボルスタ6に支持させ、このムービングボルスタ6をプレス内に搬入して、上記と逆の手順でワーク受け装置20にアタッチメントバー24を係合することで、ネスト241およびアタッチメントバー24を交換することができる。従って、プレス内でネスト241やアタッチメントバー24を交換する必要がなく、外段取りでネスト241やアタッチメントバー24の交換作業を実施することができるので、作業効率を向上させることができる。
【0052】
(9) また、アタッチメントバー24を回動させる回動機構233がチルトモータ233Dによって駆動されることで、人力によらずに容易に作業できるとともに、着脱機構235によりアタッチメントバー24を簡単にサブキャリア23に着脱することができるので、アタッチメントバー24およびネスト241の交換作業を迅速かつ容易に実施することができる。
【0053】
(10) さらに、アタッチメントバー24のネスト取付部242がワークWの大きさや形状等に応じて、任意の位置にネスト241を取り付けることができるように構成されているので、ワークWごとに異なるアタッチメントバー24を用意する必要がなく、部品の共通化を図ることができる。
【0054】
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係るワーク受け装置20について、図10に基づいて説明する。
本実施形態のワーク受け装置20では、サブキャリア23の駆動手段が前述の第1実施形態と相違する。すなわち、第1実施形態では、サブキャリア23がリニアモータ23Aで駆動されるのに対して、第2実施形態では、メインキャリア22の移動を機械的に変換する動力変換機構23Bを介してサブキャリア23が駆動される点が相違する。
【0055】
以下、第1実施形態との相違点について詳しく説明する。
図10は、本実施形態のワーク受け装置20を示す正面図である。
図10において、ワーク受け装置20は、第1実施形態と同様に、床面に立設された支持部21と、この支持部21上に支持されたメインキャリア22と、このメインキャリア22上に支持されたサブキャリア23と、このサブキャリア23に支持されるとともにワーク受け手段としての複数のネスト241を有したアタッチメントバー24とを備えて構成されている。そして、メインキャリア22は、支持部21に対してワーク搬送方向に沿ってリニアモータ22A(図4)で駆動され、サブキャリア23は、メインキャリア22の移動を機械的に変換するベルトドライブ方式の動力変換機構23Bを介して駆動されるようになっている。
【0056】
動力変換機構23Bは、支持部21に設けられたラック216と、メインキャリア22に設けられたピニオン228A、駆動プーリ228B、および従動プーリ228C,228Dと、これら駆動プーリ228Bおよび従動プーリ228C,228Dに巻回された無端ベルト229とを備えて構成されている。
ラック216は、支持部21の上側にガイドレール211と平行、すなわちワーク搬送方向に沿って設けられており、このラック216の歯216Aにピニオン228Aが噛合している。
ピニオン228Aは、ワーク搬送方向と直交する水平軸線まわりに回転可能にメインキャリア22に支持されており、この回転軸と同軸上に駆動プーリ228Bが結合されている。すなわち、駆動プーリ228Bは、メインキャリア22のワーク搬送方向への移動に伴って、ラック216の歯216Aに噛合したピニオン228Aと一体に、水平軸回りに回転するようになっている。
【0057】
従動プーリ228Cは、駆動プーリ228Bの上方2箇所に、従動プーリ228Dは、メインキャリア22の長手方向両端側2箇所に、それぞれワーク搬送方向と直交する水平軸線まわりに回転可能にメインキャリア22に支持されている。
そして、無端ベルト229は、駆動プーリ228Bから上方に延び、従動プーリ228Cを介して水平方向に延びて、従動プーリ228Dを介してメインキャリア22の上面に沿う略T字形に巻回されている。そして、この無端ベルト229の所定位置、すなわち、メインキャリア22の上面に沿った位置に、サブキャリア23が固定されている。従って、無端ベルト229は、メインキャリア22の移動に伴う駆動プーリ228Bの回転により従動プーリ228C,228Dに案内されて移動する。そして、この無端ベルト229のメインキャリア22上面に沿った部分の水平移動に伴って、サブキャリア23がメインキャリア22の移動方向と同一方向に駆動されることとなる。
【0058】
このような本実施形態によれば、前述の(1)〜(5)、(8)〜(10)と同様の効果の他、以下のような効果がある。
【0059】
(11) すなわち、動力変換機構23Bによってメインキャリア22の移動を機械的に変換し、この変換された機械的駆動力によってサブキャリア23が駆動されるので、メインキャリア22を駆動するリニアモータ22Aの駆動力のみによって、サブキャリア23も駆動することができ、駆動源の設置数を削減できる。
【0060】
(12) さらに、可動体であるメインキャリア22やサブキャリア23に、サブキャリア23駆動用の駆動源を設置する必要がないので、可動体の重量を軽減でき、駆動効率を高めて省エネルギ化を促進できる。
【0061】
(13) また、支持部21のラック216、メインキャリア22に設けられたピニオン228A、駆動プーリ228B、従動プーリ228C,228D、および無端ベルト229を介して、支持部21に対するメインキャリア22の移動がサブキャリア23の駆動力として変換されるので、メインキャリア22の移動に連動させてサブキャリア23を効率よく駆動できる。
【0062】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、ワーク受け装置20を複数の加工ステーションW1〜W4を備えたトランスファプレス1のアイドルステーションI1,I2に設置したが、これに限らず、複数のプレスを直列に並べて構成されるタンデムプレスのプレス間や、自動積み込み装置とプレス装置との間などに設置してもよい。また、前記実施形態では、トランスファプレス1において、加工工程の上流側から下流側へワークを搬送する搬送装置としてトランスファフィーダ10を採用したが、これに限らず、多関節ロボットアーム等の適宜な搬送装置を採用することができる。
【0063】
また、前記実施形態では、ワーク受け装置20がメインキャリア22とサブキャリア23をとを備え、サブキャリア23にワーク受け手段としてのネスト241が支持されるものとしたが、これに限らず、サブキャリアを省略しメインキャリアにワーク受け手段を直接支持し、メインキャリアの移動に伴ってワークがフィードされるように構成してもよい。ただし、メインキャリアに沿って移動可能なサブキャリアを備えることで、前述した作用効果が得られる。
【0064】
また、前記第1実施形態では、メインキャリア22およびサブキャリア23がそれぞれリニアモータ22A,23Aで駆動され、前記第2実施形態では、メインキャリア22がリニアモータ22Aで駆動されるものとしたが、これに限らず、メインキャリアやサブキャリアの駆動源としては、一般的な回転系のサーボモータ等が採用できる。そして、このサーボモータの回転を直線運動に変換する変換機構、例えば、ラックおよびピニオンや、チェーン、ベルト、送りねじ軸等の機構によりメインキャリアやサブキャリアの駆動機構を構成することができる。ただし、リニアモータを採用することで、メインキャリアやサブキャリアを高速かつ高精度に駆動することができる。
また、前記第2実施形態では、サブキャリア23がベルトドライブ方式の動力変換機構23Bを介して駆動されるものとしたが、これに限らず、チェーンドライブ方式や、その他適宜な変換機構を採用することができる。
【0065】
また、前記実施形態では、メインキャリア駆動用リニアモータ22Aは、支持部21側に二次側導体(または、二次側永久磁石)214、メインキャリア22側に一次側コイル224が固定されている。しかし、逆にメインキャリア22側に二次側導体(または、二次側永久磁石)214、支持部21側に一次側コイル224を固定してもよい。
さらに、前記第1実施形態では、サブキャリア23駆動用リニアモータ23Aは、メインキャリア22側に二次側導体(または、二次側永久磁石)227、サブキャリア23側に一次側コイル231Aが固定されている。しかし、逆にサブキャリア23側に二次側導体(または、二次側永久磁石)227、メインキャリア22側に一次側コイル231Aを固定してもよい。
【0066】
また、前記実施形態では、アタッチメントバー24が回動機構233および着脱機構235を介してサブキャリア23に支持されるものとしたが、これに限らず、サブキャリアにアタッチメントバーが固定されていてもよい。このような構成とすれば、ワーク受け装置をさらに簡単な構造として、可動体の重量を軽減できるので、駆動効率を高めて省エネルギ化を促進できる。ただし、回動機構および着脱機構を備えることで、前述したように、アタッチメントバーをムービングボルスタにあずけ、ムービングボルスタとともに搬出入することで、ネストやアタッチメントバーを外段取りで交換でき、作業効率を向上させることができる。
【0067】
また、前記実施形態では、クロスバー12を用いたバキューム搬送に適用したが、図11に示すように、リフトバーに代えて上下方向(リフト方向)、前後方向(クランプ方向)、長手方向(フィード方向)の3次元に往復動可能なトランスファバー11Bを用いた、3次元トランスファフィーダ10Aにも適用可能である。すなわち、ワーク搬送方向に平行な1対のトランスファバー11Bにフィンガ(あるいはグリッパ)11Cを着脱自在に取り付け、これらのトランスファバー11Bを図示しない駆動手段によって上下方向(リフト方向)、前後方向(クランプ方向)、長手方向(フィード方向)の3次元に、予め決められたモーションにしたがって往復動させる。これにより、フィンガ(あるいはグリッパ)11Cに載置あるいは把持されたワークWが、決められたモーションにしたがって次のステーションへ順次搬送されることとなっている。
さらに、上述の3次元トランスファフィーダ10Aを、上下方向(リフト方向)、長手方向(フィード方向)の2次元に往復動させ、トランスファバー11に片持ちのバキュームカップ装置を着脱自在に取り付けたバキューム搬送にも適用できる。
これらの場合、前述の(1)〜(13)と同様の効果を得ることができる。特に加工ステーションW1〜W4間の送りピッチの変更に伴い、加工ステーション数が増減しても、予めトランスファバー11B上に、フィンガ11C、グリッパあるいはバキュームカップ装置の取付装置を適宜配置しておくだけで、容易に対応できる。
【0068】
また、前記実施形態では、通常のトランスファプレス1に適用したが、図12に示すように、ワーク搬送装置10Bを具備したタンデムプレスライン1Aのプレス2間、あるいは加工ステーション間ごとにアイドルステーションを配置したトランスファプレスのスライド間のアイドルステーションI1,I2に適用してもよい。
この場合、前述の(1)〜(13)と同様の効果を得ることができる。特にプレス2間あるいはスライド間が広い場合、生産性のネックは、ワーク搬送装置10Bのフィード時間になるが、ワーク搬送装置10Bのフィード距離を短くし、その分メインキャリア22およびサブキャリア23によるネスト241の移動距離に置き換えると、プレス機械に対してワーク搬送装置10Bが無理なく追従することができるようになるという効果がある。
また、ワーク受け手段(ネスト241)で位置決めおよび支持された状態でメインキャリ22およびサブキャリア23でフィードされるので、ワークWが移動中にずれることがない。
【0069】
また、前記実施形態では、通常のトランスファプレス1に適用したが、図13に示すように、モジュールトランスファプレス1Bに適用してもよい。
モジュールトランスファプレス1Bは、各加工ステーションW1〜W3に対応して、クラウン3、スライド5およびベッドがモジュール化されたプレスユニット2Aをなし、隣接し合うクラウン3同士およびベッド同士は、タイボルト(不図示)によってワーク搬送方向上流側および下流側の両端部から締結することで、連結されている。加工ステーションW2,W3間、あるいは加工ステーションW1〜W3とアイドルステーションI1,I2との間には二本ずつのアプライト4が、クラウン3とベッドの間に介在し、クラウン3、アプライト4、およびベッドは、アプライト4内を上下に貫通するタイロッド(不図示)により上下端部から締結することで、相互に連結されている。
なお、このようなアプライト4およびタイロッドは、ワーク搬送方向の最上流側および最下流側にも二本ずつ設けられている。
このモジュールトランスファプレス1BのアイドルステーションI1,I2に本発明のワーク受け装置20を適用した場合にも、前述の(1)〜(13)と同様の効果を得ることができる。しかし、アイドルステーションI1,I2に関連する箇所のワークWの送りピッチを変えても、加工ステーションW1〜W3が隣接する個所のワークWの送りピッチを変えることが出来ないので、他の実施例に比べて効果が薄くなることは否めない。
【0070】
さらに、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した構成は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るワーク受け装置が設けられたトランスファプレスの一部を示すクラウンを省略した平面図。
【図2】前記トランスファプレスの一部を示すアプライトを一部省略した正面図。
【図3】前記ワーク受け装置を示す正面図。
【図4】前記ワーク受け装置を示す一部省略した側面図。
【図5】前記ワーク受け装置の動作を示す一部省略した側面図。
【図6】(A),(B)は、ワーク搬送時における前記ワーク受け装置の動作を示す正面図。
【図7】(A),(B)は、ワーク搬送時における前記ワーク受け装置の動作を示す正面図。
【図8】(A),(B)は、金型交換時における前記ワーク受け装置の動作を示す正面図。
【図9】金型交換時における前記ワーク受け装置の動作を示す平面図。
【図10】本発明の第2実施形態に係るワーク受け装置を示す正面図。
【図11】本発明の変形例に係るワーク受け装置が設けられたトランスファプレスの一部を示すクラウンを省略した平面図。
【図12】本発明の変形例に係るワーク受け装置が設けられたタンデムプレスラインの一部を示すクラウンを省略した平面図。
【図13】本発明の変形例に係るワーク受け装置が設けられたモジュールトランスファプレスの一部を示すクラウンを省略した平面図。
【符号の説明】
1…トランスファプレス、2…プレスユニット、5…スライド、6…ムービングボルスタ、20…ワーク受け装置、21…支持部、22…メインキャリア、22A,23A…リニアモータ、23…サブキャリア、23B…動力変換機構、24…アタッチメントバー、60…受け部、228A…ピニオン、228B…駆動プーリ、228D…従動プーリ、229…無端ベルト、241…ネスト(ワーク受け手段)、I1,I2…アイドルステーション、W…ワーク。

Claims (7)

  1. プレス間またはトランスファプレス(1)のスライド(5)間のワーク受け装置(20)において、
    前記プレス間または前記スライド(5)間のアイドルステーション(I1,I2)に立設された支持部(21)と、
    この支持部(21)にワーク搬送方向に沿って移動自在に支持されたメインキャリア(22)と、
    このメインキャリア(22)に支持されるとともにワーク受け手段(241)を有したアタッチメントバー(24)とを備え、
    前記メインキャリア(22)の移動に伴って、前記ワーク受け手段(241)で支持したワーク(W)を前記ワーク搬送方向に沿ってフィード可能に構成されている
    ことを特徴とするプレス間またはトランスファプレス(1)のスライド(5)間のワーク受け装置(20)。
  2. 請求項1に記載のプレス間またはトランスファプレス(1)のスライド(5)間のワーク受け装置(20)において、
    前記メインキャリア(22)は、リニアモータ(22A)で駆動される
    ことを特徴とするプレス間またはトランスファプレス(1)のスライド(5)間のワーク受け装置(20)。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプレス間またはトランスファプレス(1)のスライド(5)間のワーク受け装置(20)において、
    前記メインキャリア(22)には、前記ワーク搬送方向に沿って移動自在なサブキャリア(23)が支持され、
    このサブキャリア(23)に前記アタッチメントバー(24)が取り付けられ、
    前記メインキャリア(22)およびサブキャリア(23)の移動に伴って、前記ワーク受け手段(241)で支持したワーク(W)を前記ワーク搬送方向に沿ってフィード可能に構成されている
    ことを特徴とするプレス間またはトランスファプレス(1)のスライド(5)間のワーク受け装置(20)。
  4. 請求項3に記載のプレス間またはトランスファプレス(1)のスライド(5)間のワーク受け装置(20)において、
    前記サブキャリア(23)は、リニアモータ(23A)で駆動される
    ことを特徴とするプレス間またはトランスファプレス(1)のスライド(5)間のワーク受け装置(20)。
  5. 請求項3に記載のプレス間またはトランスファプレス(1)のスライド(5)間のワーク受け装置(20)において、
    前記サブキャリア(23)は、前記メインキャリア(22)の移動を機械的に変換する動力変換機構(23B)を介して駆動される
    ことを特徴とするプレス間またはトランスファプレス(1)のスライド(5)間のワーク受け装置。
  6. 請求項5に記載のプレス間またはトランスファプレス(1)のスライド(5)間のワーク受け装置(20)において、
    前記動力変換機構(23B)は、前記支持部(21)に前記ワーク搬送方向と平行に設けられたラック(216)と、
    このラック(216)に噛合する、前記メインキャリア(22)に設けられたピニオン(228A)と、
    このピニオン(228A)に結合された駆動プーリ(228B)と、
    前記メインキャリア(22)の前記ワーク搬送方向両端側に設けられた従動プーリ(228D)と、
    前記駆動プーリ(228B)および従動プーリ(228D)に巻回された無端ベルト(229)とを備えて構成され、
    この無端ベルト(229)の所定位置に前記サブキャリア(23)が結合されている
    ことを特徴とするプレス間またはトランスファプレス(1)のスライド(5)間のワーク受け装置(20)。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のプレス間またはトランスファプレス(1)のスライド(5)間のワーク受け装置(20)において、
    前記アタッチメントバー(24)は、前記ワーク搬送方向に交差する水平軸回りに回動可能に、かつ着脱自在に支持され、
    前記プレスまたは前記トランスファプレス(1)が備えるムービングボルスタ(6)には、前記アタッチメントバー(24)を支持する受け部(60)が設けられ、
    この受け部(60)との間で前記アタッチメントバー(24)を受け渡し可能に構成されている
    ことを特徴とするプレス間またはトランスファプレス(1)のスライド(5)間のワーク受け装置(20)。
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