JP2004214788A - 光モジュール及びその製造方法並びに電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】リワークが可能であって品質の高い光モジュールを提供することにある。
【解決手段】光モジュールは、第1の配線パターン32が形成された第1の基板30と、光学的部分12と、光学的部分12及び第1の配線パターン32に電気的に接続する電極44と、を有する光学チップ10と、第1の基板20に対向してなり、第2の配線パターン42が形成された第2の基板と40、光学的部分12に集光するレンズ72を保持し第1の基板30を第2の基板40に押さえ付ける筐体70と、第1の配線パターン32と前記第2の配線パターン42とを電気的に接続し、第1及び第2の基板30,40の間に設けられ、弾性導電体と、を含む光モジュール。
【選択図】 図1
【解決手段】光モジュールは、第1の配線パターン32が形成された第1の基板30と、光学的部分12と、光学的部分12及び第1の配線パターン32に電気的に接続する電極44と、を有する光学チップ10と、第1の基板20に対向してなり、第2の配線パターン42が形成された第2の基板と40、光学的部分12に集光するレンズ72を保持し第1の基板30を第2の基板40に押さえ付ける筐体70と、第1の配線パターン32と前記第2の配線パターン42とを電気的に接続し、第1及び第2の基板30,40の間に設けられ、弾性導電体と、を含む光モジュール。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光モジュール及びその製造方法並びに電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
【特許文献1】
特許第3207319号公報
【0004】
【発明の背景】
CCDやCMOSセンサなどの撮像装置では、光学チップ及び筐体が基板に設けられている。光学チップは、光及び電気信号の相互変換を可能にする光学的部分を有する。筐体には、光学的部分に対応するレンズが設けられている。光学チップ及び筐体は、光軸がずれないように基板上にセットすることが重要である。
また、従来の形態では、光学チップ及び筐体は基板に接着固定されることが一般的であったので、実装後に、製品の不具合が発見されてもリワークができなかった。
【0005】
本発明の目的は、リワークが可能であって品質の高い光モジュールを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明に係る光モジュールは、第1の配線パターンが形成された第1の基板と、
光学的部分と、前記光学的部分及び前記第1の配線パターンに電気的に接続する電極と、を有する光学チップと、
前記第1の基板に対向してなり、第2の配線パターンが形成された第2の基板と、
前記光学的部分に集光するレンズを保持し、前記第1の基板を前記第2の基板に押さえ付ける筐体と、
前記第1の配線パターンと前記第2の配線パターンとを電気的に接続し、前記第1及び第2の基板の間に設けられた弾性導電体と、
を含む。本発明によれば、筐体に押さえ付けられることで、第1及び第2の基板の間で弾性変形した弾性導電体を介して、第1及び第2の配線パターンが電気的に接続されている。これによれば、筐体を取りはずすことで、第1及び第2の配線パターンの電気的な接続を解除できるので、光モジュールが完成してからでも、組立工程を再度行うことができ、製品の不具合に応じてリワークを行うことができる。また、弾性導電体は、弾性変形するので、外部からの応力を効果的に緩和することができ、光モジュールの信頼性を高めることができる。
(2)この光モジュールにおいて、
前記光学チップは、前記第1及び第2の基板の間に設けられ、
前記弾性導電体は、前記第1の基板の前記光学チップ搭載領域の外側に設けられてもよい。
(3)この光モジュールにおいて、
前記第1の基板は、光透過性を有してもよい。
(4)この光モジュールにおいて、
前記第1の基板は、前記第2の基板と対向する第1の面と前記第1の面の裏面の第2の面とを有し、
前記光学チップは、前記第2の面に設けられてもよい。
(5)この光モジュールにおいて、
前記筐体は、開口部を有し、
前記光学チップ及び前記第1の基板は、前記開口部内に収容されてもよい。
これによって、例えば、光学チップ及び第1の基板への不要な光の入射を防止して、光学チップの誤作動を防止することができる。
(6)この光モジュールにおいて、
前記筐体は、前記第2の基板から着脱可能な固定手段によって、前記第2の基板に固定されてもよい。これによれば、筐体における第2の基板への固定が着脱可能になっているので、より一層、リワークがしやすくなる。
(7)この光モジュールにおいて、
前記弾性導電体は、絶縁材料からなる弾性体と、前記弾性体の表面に露出してなる配線と、を含んでもよい。
(8)この光モジュールにおいて、
前記弾性導電体は、スプリングであってもよい。
(9)この光モジュールにおいて、
前記光学チップに積層されてなる回路チップをさらに含んでもよい。
(10)本発明に係る電子機器は、上記光モジュールを含む。
(11)本発明に係る光モジュールの製造方法は、
(a)光学的部分及び前記光学的部分に電気的に接続する電極を有する光学チップを、第1の配線パターンが形成された第1の基板に搭載し、前記電極と前記第1の配線パターンとを電気的に接続すること、
(b)前記第1の基板と、第2の配線パターンを有する第2の基板と弾性導電体を介して対向させて、前記光学的部分に集光するレンズを保持する筐体によって、前記第1の基板を前記第2の基板に押さえ付け、前記第1の配線パターンと前記第2の配線パターンと前記弾性導電体を介して電気的に接続すること、を含む。本発明によれば、筐体を押さえ付けることで、第1及び第2の基板の間で弾性変形させた弾性導電体を介して、第1及び第2の配線パターンを電気的に接続する。これによれば、筐体を取りはずすことで、第1及び第2の配線パターンの電気的な接続を解除できるので、光モジュールが完成してからでも、組立工程を再度行うことができ、製品の不具合に応じてリワークを行うことができる。また、弾性導電体は、弾性変形するので、外部からの応力を効果的に緩和することができ、光モジュールの信頼性を高めることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1〜図4は、本実施の形態に係る光モジュール及びその製造方法を説明する図であり、図5及び図6は、その変形例を説明する図である。図1は光モジュールの断面図であり、図2は弾性導電体の斜視図であり、図3は光学チップの断面図である。本実施の形態に係る光モジュールは、光学チップ10と、第1及び第2の基板30,40と、を含む。
【0008】
光学チップ10の外形は、矩形であることが多いが、これに限定されるものではない。図3に示すように、光学チップ10は、光学的部分12を有する。光学的部分12は、光が入射又は出射する部分である。また、光学的部分12は、光エネルギーと他のエネルギー(例えば電気)を変換する。すなわち、光学的部分12は、複数のエネルギー変換素子(受光素子・発光素子)14を有する。本実施の形態では、光学的部分12は受光部である。この場合、光学チップ10は、受光チップ(例えば撮像チップ)である。複数のエネルギー変換素子(受光素子又はイメージセンサ素子)14は、二次元的に並べられて、画像センシングを行えるようになっている。すなわち、本実施の形態では、光モジュールは、イメージセンサ(例えばCCD、CMOSセンサ)である。エネルギー変換素子14は、パッシベーション膜16で覆われている。パッシベーション膜16は、光透過性を有する。光学チップ10を、半導体基板(例えば半導体ウエハ)から製造する場合、SiO2、SiNでパッシベーション膜16が形成されてもよい。
【0009】
光学的部分12は、カラーフィルタ18を有していてもよい。カラーフィルタ18は、パッシベーション膜16上に形成されている。また、カラーフィルタ18上に平坦化層20が設けられ、その上にマイクロレンズアレイ22が設けられていてもよい。
【0010】
光学チップ10には、複数の電極24が形成されている。電極24は、光学的部分12に電気的に接続されている。電極24は、パッド上に形成されたバンプを有するが、パッドのみであってもよい。電極24は、光学的部分12の外側に形成されている。光学チップ10の複数辺(例えば対向する2辺又は4辺)又は1辺に沿って電極24を配置してもよい。図3に示す例では、電極24は、光学的部分12よりも高くなるように形成されている。
【0011】
第1の基板30は、少なくとも一部(光学的部分12に対応する部分)が光透過性を有する光透過性基板であってもよい。第1の基板30は、光学ガラス基板などの透明基板であってもよい。第1の基板30は、リジッド基板であってもよい。第1の基板30は、光学チップ10よりも大きい外形を有する。第1の基板30の外形は、矩形であってもよく、例えば、光学チップ10の相似形状であってもよい。第1の基板30は、第2の基板40よりも硬い材料で形成されてもよい。
【0012】
変形例として、第1の基板30は、光学的部分12に対応する位置に貫通穴を有してもよい。その場合、第1の基板30は、光透過性基板である必要はなく、例えば、樹脂などからなる基板であってもよい。
【0013】
第1の基板30には、第1の配線パターン32が形成されている。図1に示すように、第1の配線パターン32は、第1の基板30の一方の面に形成されてもよい。あるいは、第1の基板30の両方の面に第1の配線パターン32が形成されてもよい。第1の配線パターン32は、複数の配線から構成されている。第1の配線パターン32は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)などのように光透過性を有してよい。こうすることで、光学的部分12の上方にも第1の配線パターン32を形成することができる。あるいは、光学的部分12の上方を避けていれば、第1の配線パターン32は、光透過性を有していなくてもよく、例えば金属で形成してもよい。第1の配線パターン32は、電気的な接続部となる複数の端子(第1〜第3の端子33,34,35)を有する。第1〜第3の端子33,34,35は、配線の端部であってもよく、ランドであってもよい。第1〜第3の端子33,34,35のうち、少なくとも2つが互いに電気的に接続されていてもよい。第1の基板30には、中央部に第1及び第2の端子33,34が形成され、端部に第3の端子35が形成されている。
【0014】
図1に示すように、第1の基板30には、光学機能膜36が形成されてもよい。光学機能膜36は、光学的部分12に対応する位置に形成される。光学機能膜36は、第1の基板30の表面(例えば第1の配線パターン32とは反対の面)に形成されてもよい。光学機能膜36は、反射防止膜(ARコート)、赤外線遮蔽膜(IRコート)などであってもよい。光学機能膜36を第1の基板30に形成することで、このような光学機能を有する装置を設けなくてもよいので、製品の小型化を図ることができる。
【0015】
第2の基板40は、有機系、無機系又はそれらの複合構造のいずれから形成されてもよく、単層又は多層のいずれであってもよい。第2の基板40は、光学チップ10よりも大きい外形を有し、第1の基板30よりもさらに大きい外形を有する。第2の基板40は、回路基板(例えばマザーボード)であってもよい。第2の基板40には、光学チップ10などの変換部品のほかに、能動部品・受動部品・機能部品・接続部品などの各種の電子部品が搭載されてもよい。各種の電子部品は、筐体70の外側に設けられる。
【0016】
第2の基板40には、第2の配線パターン42が形成されている。第2の配線パターン42は、第2の基板40の一方の面に形成されてもよい。第2の配線パターン42は、複数の配線から構成され、電気的な接続部となる複数の端子43を有する。端子43は、ランドであってもよい。
【0017】
第1及び第2の基板30,40は、それぞれが互いに対向するように配置されている。第1及び第2の基板30,40は、間隔をあけて配置されている。第1の基板30における配線パターン32の形成された面と、第2の基板40における第2の配線パターン42の形成された面とが対向する。
【0018】
光学チップ10は、第1の基板30に搭載されている。光学チップ10は、第1の基板30における第1の配線パターン32が形成された面に設けられている。第1の配線パターン32が第1の基板30の両面に形成される場合には、光学チップ10はいずれかの面に搭載される。光学チップ10は、第1の基板30の中央部に搭載することが好ましい。第1の基板30の端部は、光学チップ10の外側にはみ出している。
【0019】
図1に示す例では、光学チップ10は、第1及び第2の基板30,40の間に設けられている。言い換えれば、光学チップ10は、第1の基板30における第2の基板40を向く面に搭載されている。光学チップ10における光学的部分12及び電極24の形成された面は、第1の基板30を向いている。図1に示す例では、第1の基板30によって、光学的部分12が覆われている。これによって、光学的部分12にゴミが付着するのを防止でき、光モジュールの信頼性を高めることができる。光学的部分12は、第1の基板30によって封止してもよい。
【0020】
電極24と、第1の配線パターン32(詳しくは第1の端子33)とは、オーバーラップするように配置され、両者が電気的に接続されている。両者間の電気的接続は、異方性導電膜(ACF)や異方性導電ペースト(ACP)等の異方性導電材料26を使用して、導電粒子を電極24と第1の端子33の間に介在させてもよい。その場合、異方性導電材料26によって、光学的部分12を覆わないようにする。あるいは、両者間の電気的接続を、Au−Au、Au−Sn、ハンダなどによる金属接合によって達成してもよい。電気的な接続部は、アンダーフィル材によって封止することが好ましい。この場合もアンダーフィル材によって、光学的部分12を覆わないようにする。
【0021】
図1に示すように、光モジュールは、回路チップ(半導体チップ)50を含む。回路チップ50は、光学チップ10に電気的に接続されている。回路チップ50は、光学チップ10に対する変換前後の電気信号を処理するもの(DSP:Digital Signal Processing)であってもよい。図1に示すように、回路チップ50は、光学チップ10に積層してもよい。すなわち、光学チップ10及び回路チップ50によって、スタック構造を形成してもよい。これによれば、光学チップ10及び回路チップ50の一体化が図れるので、製品の小型化が図れる。回路チップ50は、例えば、電極52の形成面とは反対の面を光学チップ10側に向けるように、光学チップ10に搭載してもよい。回路チップ50は、第1の基板30とは反対側から光学チップ10に積層されている。回路チップ50の電極52は、ワイヤ54を介して、第1の配線パターン42(詳しくは第2の端子34)に電気的に接続されている。電気的接続部(電極52及びワイヤ54)は、樹脂などの封止材56で封止することが好ましい。封止材56は、回路チップ50を封止してもよく、例えば、ポッティング法又はトランファーモールド法を適用して設けてもよい。なお、封止材56は、光学的部分12を避けて設ける。
【0022】
光モジュールは、第1及び第2の基板30,40の間に設けられた弾性導電体60を含む。弾性導電体60は、弾性及び導電性を有する。図2に示す例では、弾性導電体60は、絶縁材料からなる弾性体62と、弾性体62の表面に露出した配線64と、を含む。配線64は、少なくとも、第1又は第2の配線パターン30,40との電気的な接続部が弾性体62の表面に露出する。弾性体(例えばシリコンゴム)62は、ほぼ直方体の形状をなし、その表面に複数の配線(例えば金属ワイヤ)64が形成されていてもよい。各配線64は、弾性体62の直方体のうち、同一方向に連続する3つの面に、連続的に延びている。すなわち、弾性導電体60は、対向する2つの面から電気的な接続が図れるようになっている。各配線64の端部は、電気的な接続部となる。複数の配線64は、その配列方向において互いに非接触となっており、1つの方向に電気的に導通できるようになっている。すなわち、弾性導電体60は、異方性の導電体であるといえる。図2では、弾性体62の中間部の配線64は省略してある。図1に示すように、弾性導電体60は、第1の基板30における光学チップ10の搭載領域の外側に設けられてもよい。弾性導電体60は、光学チップ10の4辺に沿って設けてもよいし、対向する2辺に沿って設けてもよい。弾性導電体60は、ラバーコネクタ(ゼブラコネクタ)であってもよい。なお、弾性導電体60は、弾性及び導電性を有するものであれば、上述の形態に限定されない。
【0023】
図1に示すように、光モジュールは、筐体70を含む。筐体70は、光学チップ10のケースであってもよい。筐体70は、筒状の鏡筒であってもよい。筐体70は、光を透過しない材料で形成されることが好ましい。筐体70は、レンズ72を保持している。筐体70及びレンズ72が撮像のために使用される場合、それらを撮像光学系と呼ぶことができる。レンズ72は、光学チップ10の光学的部分12に対応する位置に配置される。レンズ72は、光学的部分12に集光するためのものである。
【0024】
筐体70は、レンズホルダとなる第1の部分74と、第2の基板40との取付部となる第2の部分76と、を有する。第1の部分74には、レンズ72が取り付けられている。第1の部分74には、第1の開口部78が形成され、第1の開口部78内にレンズ72が取り付けられている。レンズ72は、第1の部分74の内側に形成されたねじ(図示せず)を用いて第1の開口部78の軸に沿った方向に移動させることができる押さえ具を含む押え構造(図示せず)により、第1の開口部78内に固定されていてもよい。レンズ72は、光学チップ10の光学的部分12から間隔をあけて保持されている。
【0025】
第2の部分76には第2の開口部80が形成されている。第1及び第2の開口部78,80は、連通している。第2の開口部80は、第1の開口部78よりも径(幅)が大きくなっている。第2の開口部80の深さは、弾性導電体60の高さ及び弾性率を考慮して決定される。第2の開口部80の底面(第1の開口部78の周囲の面)は、平らな面になっている。第1の部分74の外側と第2の部分76の第2の開口部80の内側には、第1及び第2のねじ82,84が形成されており、これらによって第1及び第2の部分74,76は結合されている。したがって、第1及び第2のねじ82,84によって、第1及び第2の部分74,76は、第1及び第2の開口部78,80の軸に沿った方向に移動する。これにより、レンズ72の焦点を調整することができる。
【0026】
筐体70は、第1の基板30を第2の基板40に押さえ付けている。図1に示すように、第2の開口部80内に、光学チップ10、第1の基板30及び回路チップ50が収容され、第2の開口部80の底面によって押さえ付けてもよい。これによれば、第2の開口部80内には光学チップ10などが収容されているので、光学チップ10及び第1の基板30への不要な光の入射を防止して、光学チップ10の誤作動を防止することができる。また、筐体70は、光学チップ10が搭載される第1の基板30の面を基準としてセットされるので、光学チップ10及び筐体70の光軸を容易に一致させることができる。
【0027】
筐体70は、第2の基板40に固定されている。詳しくは、筐体70の第2の開口部80の端部が第2の基板40に固定されている。筐体70における第2の基板40への固定は、着脱可能な手段で行われてもよい。これによって、筐体70の取りはずしが容易になり、光モジュールのリワークがしやすくなる。すなわち、光学チップ10及び筐体70の光軸を一致させるように、筐体70のセットをやり直すことが可能である。着脱可能な固定手段は、引っかけや、かしめ等の機械的なものであってもよい。例えば、図1に示すように、第2の開口部80の端部に、つめ部86が設けられ、つめ部86を第2の基板40の穴44に装着してもよい。つめ部86は、第2の開口部80の外周に沿って複数位置に設けられる。
【0028】
図1に示すように、弾性導電体60は、第1及び第2の基板30,40に挟まれて弾性変形している。そして、弾性導電体60(詳しくは配線64)を介して、第1の配線パターン32(詳しくは第3の端子35)と、第2の配線パターン42(詳しくは端子43)とが電気的に接続されている。弾性導電体60は、第1及び第2の基板30,40の両者を押圧するので、弾性導電体60の配線64が確実に第1及び第2の配線パターン32,42に接触し、第1及び第2の配線パターン32,42の電気的接続を確実に図ることができる。また、弾性導電体60は第1及び第2の基板30,40の間隔に追従して伸縮するので、光学チップ30の高さの調整を自由に行うことができる。
【0029】
本実施の形態に係る光モジュールによれば、筐体70に押さえ付けられることで、第1及び第2の基板30,40の間で弾性変形した弾性導電体60を介して、第1及び第2の配線パターン32,42が電気的に接続されている。これによれば、筐体70を取りはずすことで、第1及び第2の配線パターン32,42の電気的な接続を解除できるので、光モジュールが完成してからでも、組立工程を再度行うことができ、製品の不具合に応じてリワークを行うことができる。また、弾性導電体60は、弾性変形するので、外部からの応力を効果的に緩和することができ、光モジュールの信頼性を高めることができる。
【0030】
次に、本実施の形態に係る光モジュールの製造方法について説明する。光モジュールの製造方法は、光学チップ10を第1の基板30に搭載すること、及び、第1の基板30を第2の基板40に押さえ付けるように筐体70を設けること、を含む。
【0031】
図4に示すように、まず、第1の基板30に、光学チップ10及び回路チップ50を実装する。本実施の形態では、光学チップ10の光学的部分12を第1の基板30によって覆う。これによれば、第1及び第2の基板30,40並びに筐体70の組立工程の前に、光学的部分12を第1の基板30で覆うので、製造工程の早い段階で光学的部分12を保護し、光学的部分12にゴミが入るの防止することができる。
【0032】
図4に示すように、弾性導電体60は、第1の基板30に固定してもよいし、あるいは、第2の基板40に固定してもよい。弾性導電体60の固定は、接着固定であってもよいし、機械的な固定であってもよい。あるいは、弾性導電体60は、いずれの基板にも固定せずに、例えば、第2の基板40上に載せておいてもよい。
【0033】
次に、第1及び第2の基板30,40を位置合わせして、筐体70によって、第1の基板30を第2の基板40に押さえ付ける。詳しくは、第1の基板30などを筐体70の第2の開口部80内に配置し、筐体70のつめ部86を第2の基板40の穴44に装着する。こうして、第1及び第2の基板30,40の間を所定距離に維持して、弾性導電体60を弾性変形させる。レンズ72は、筐体70を装着した後に取り付けてもよい。なお、その他の事項及び効果は、光モジュールにおいて説明した通りである。
【0034】
次に、本実施の形態の変形例を説明するが、以下の説明では、上述と共通及び想定可能な事項(構成、作用、機能及び効果)は省略する。本発明は、複数の例を組み合わせることで達成される事項も含む。
【0035】
図5に示す変形例にあるように、弾性導電体90は、弾性体自体が導電性を有してもよく、スプリングであってもよい。弾性導電体90は、少なくとも1方向に伸縮自在になっている。弾性導電体90の形状は、S字状であってもよいし、C字状であってもよい。弾性導電体90は、第1及び第2の配線パターン32,42における一対の端子ごとに設けられる。
【0036】
図6に示す変形例にあるように、光学チップ10は、第1の基板130における第2の基板40とは反対側に設けられてもよい。すなわち、第1の基板130は、第2の基板40に対向する体1の面と、第1の面の裏面の第2の面とを有し、光学チップ10は、第2の面に設けられてもよい。光学チップ10における光学的部分12及び電極24の形成された面は、第1の基板30とは反対を向いている。光学チップ10及び回路チップ50が積層される場合、図6に示すように、回路チップ50を第1の基板30にフェースダウン実装した後に、回路チップ50上に光学チップ10を搭載してもよい。光学チップ10の電極24は、ワイヤ28を介して第1の配線パターン132(詳しくは第1の端子133)に電気的に接続されている。光学的部分12は、光透過性を有する封止材92によって封止されることが好ましい。封止材92は、基板であってもよい。図6に示す例では、封止材92は、光学的部分12に重なるプレート部と、光学的部分12の周囲でプレート部を支持するスペーサ部と、を有する。プレート部と光学的部分12との間には、空間が設けられている。なお、封止材92(図6ではプレート部)には、光学機能膜36が形成されてもよい。
【0037】
第1の配線パターン132は、第1の基板130の両面に形成されている。詳しくは、第1の基板130の一方の面(光学チップ10などが搭載される面)に、第1及び第2の端子133,134が形成され、他方の面に、第3の端子135が形成されている。第1の基板130に形成されるスルーホール(図示しない)を介して、両面から電気的な接続を図ってもよい。第1の基板130のその他の事項は、上述の内容を適用することができる。
【0038】
第1及び第2の基板130,40の間には、弾性導電体160が設けられている。すなわち、弾性導電体160は、第1の基板130における光学チップ10とは反対側に設けられている。弾性導電体160は、第1の基板130の中央部を含む領域に設けてもよい。弾性導電体160は、絶縁材料からなる弾性体162と、弾性体162の表面に露出した配線164と、を含む。弾性導電体160のその他の事項は、上述の内容を適用することができる。
【0039】
なお、本変形例における光モジュールの製造方法は、すでに説明した内容から想定できるので省略する。
【0040】
本発明の実施の形態に係る電子機器として、図7に示すノート型パーソナルコンピュータ1000は、光モジュールが組み込まれたカメラ1100を有する。
また、図8に示すデジタルカメラ2000は光モジュールを有する。さらに、図9(A)及び図9(B)に示す携帯電話3000は、光モジュールが組み込まれたカメラ3100を有する。
【0041】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び結果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る光モジュールを示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る光モジュールの弾性導電体を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る光モジュールの光学チップを示す図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る光モジュールの製造方法を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の変形例に係る光モジュールを示す図である。
【図6】本発明の実施の形態の他の変形例に係る光モジュールを示す図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る電子機器を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る電子機器を示す図である。
【図9】図9(A)及び図9(B)は、本発明の実施の形態に係る電子機器を示す図である。
【符号の説明】
10 光学チップ、 12 光学的部分、 24 電極、 30 第1の基板、 32 第1の配線パターン、 40 第2の基板、 42 第2の配線パターン、 50 回路チップ、 60 弾性導電体、 62 弾性体、 64 配線、 70 筐体、 80 第2の開口部
【発明の属する技術分野】
本発明は、光モジュール及びその製造方法並びに電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
【特許文献1】
特許第3207319号公報
【0004】
【発明の背景】
CCDやCMOSセンサなどの撮像装置では、光学チップ及び筐体が基板に設けられている。光学チップは、光及び電気信号の相互変換を可能にする光学的部分を有する。筐体には、光学的部分に対応するレンズが設けられている。光学チップ及び筐体は、光軸がずれないように基板上にセットすることが重要である。
また、従来の形態では、光学チップ及び筐体は基板に接着固定されることが一般的であったので、実装後に、製品の不具合が発見されてもリワークができなかった。
【0005】
本発明の目的は、リワークが可能であって品質の高い光モジュールを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明に係る光モジュールは、第1の配線パターンが形成された第1の基板と、
光学的部分と、前記光学的部分及び前記第1の配線パターンに電気的に接続する電極と、を有する光学チップと、
前記第1の基板に対向してなり、第2の配線パターンが形成された第2の基板と、
前記光学的部分に集光するレンズを保持し、前記第1の基板を前記第2の基板に押さえ付ける筐体と、
前記第1の配線パターンと前記第2の配線パターンとを電気的に接続し、前記第1及び第2の基板の間に設けられた弾性導電体と、
を含む。本発明によれば、筐体に押さえ付けられることで、第1及び第2の基板の間で弾性変形した弾性導電体を介して、第1及び第2の配線パターンが電気的に接続されている。これによれば、筐体を取りはずすことで、第1及び第2の配線パターンの電気的な接続を解除できるので、光モジュールが完成してからでも、組立工程を再度行うことができ、製品の不具合に応じてリワークを行うことができる。また、弾性導電体は、弾性変形するので、外部からの応力を効果的に緩和することができ、光モジュールの信頼性を高めることができる。
(2)この光モジュールにおいて、
前記光学チップは、前記第1及び第2の基板の間に設けられ、
前記弾性導電体は、前記第1の基板の前記光学チップ搭載領域の外側に設けられてもよい。
(3)この光モジュールにおいて、
前記第1の基板は、光透過性を有してもよい。
(4)この光モジュールにおいて、
前記第1の基板は、前記第2の基板と対向する第1の面と前記第1の面の裏面の第2の面とを有し、
前記光学チップは、前記第2の面に設けられてもよい。
(5)この光モジュールにおいて、
前記筐体は、開口部を有し、
前記光学チップ及び前記第1の基板は、前記開口部内に収容されてもよい。
これによって、例えば、光学チップ及び第1の基板への不要な光の入射を防止して、光学チップの誤作動を防止することができる。
(6)この光モジュールにおいて、
前記筐体は、前記第2の基板から着脱可能な固定手段によって、前記第2の基板に固定されてもよい。これによれば、筐体における第2の基板への固定が着脱可能になっているので、より一層、リワークがしやすくなる。
(7)この光モジュールにおいて、
前記弾性導電体は、絶縁材料からなる弾性体と、前記弾性体の表面に露出してなる配線と、を含んでもよい。
(8)この光モジュールにおいて、
前記弾性導電体は、スプリングであってもよい。
(9)この光モジュールにおいて、
前記光学チップに積層されてなる回路チップをさらに含んでもよい。
(10)本発明に係る電子機器は、上記光モジュールを含む。
(11)本発明に係る光モジュールの製造方法は、
(a)光学的部分及び前記光学的部分に電気的に接続する電極を有する光学チップを、第1の配線パターンが形成された第1の基板に搭載し、前記電極と前記第1の配線パターンとを電気的に接続すること、
(b)前記第1の基板と、第2の配線パターンを有する第2の基板と弾性導電体を介して対向させて、前記光学的部分に集光するレンズを保持する筐体によって、前記第1の基板を前記第2の基板に押さえ付け、前記第1の配線パターンと前記第2の配線パターンと前記弾性導電体を介して電気的に接続すること、を含む。本発明によれば、筐体を押さえ付けることで、第1及び第2の基板の間で弾性変形させた弾性導電体を介して、第1及び第2の配線パターンを電気的に接続する。これによれば、筐体を取りはずすことで、第1及び第2の配線パターンの電気的な接続を解除できるので、光モジュールが完成してからでも、組立工程を再度行うことができ、製品の不具合に応じてリワークを行うことができる。また、弾性導電体は、弾性変形するので、外部からの応力を効果的に緩和することができ、光モジュールの信頼性を高めることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1〜図4は、本実施の形態に係る光モジュール及びその製造方法を説明する図であり、図5及び図6は、その変形例を説明する図である。図1は光モジュールの断面図であり、図2は弾性導電体の斜視図であり、図3は光学チップの断面図である。本実施の形態に係る光モジュールは、光学チップ10と、第1及び第2の基板30,40と、を含む。
【0008】
光学チップ10の外形は、矩形であることが多いが、これに限定されるものではない。図3に示すように、光学チップ10は、光学的部分12を有する。光学的部分12は、光が入射又は出射する部分である。また、光学的部分12は、光エネルギーと他のエネルギー(例えば電気)を変換する。すなわち、光学的部分12は、複数のエネルギー変換素子(受光素子・発光素子)14を有する。本実施の形態では、光学的部分12は受光部である。この場合、光学チップ10は、受光チップ(例えば撮像チップ)である。複数のエネルギー変換素子(受光素子又はイメージセンサ素子)14は、二次元的に並べられて、画像センシングを行えるようになっている。すなわち、本実施の形態では、光モジュールは、イメージセンサ(例えばCCD、CMOSセンサ)である。エネルギー変換素子14は、パッシベーション膜16で覆われている。パッシベーション膜16は、光透過性を有する。光学チップ10を、半導体基板(例えば半導体ウエハ)から製造する場合、SiO2、SiNでパッシベーション膜16が形成されてもよい。
【0009】
光学的部分12は、カラーフィルタ18を有していてもよい。カラーフィルタ18は、パッシベーション膜16上に形成されている。また、カラーフィルタ18上に平坦化層20が設けられ、その上にマイクロレンズアレイ22が設けられていてもよい。
【0010】
光学チップ10には、複数の電極24が形成されている。電極24は、光学的部分12に電気的に接続されている。電極24は、パッド上に形成されたバンプを有するが、パッドのみであってもよい。電極24は、光学的部分12の外側に形成されている。光学チップ10の複数辺(例えば対向する2辺又は4辺)又は1辺に沿って電極24を配置してもよい。図3に示す例では、電極24は、光学的部分12よりも高くなるように形成されている。
【0011】
第1の基板30は、少なくとも一部(光学的部分12に対応する部分)が光透過性を有する光透過性基板であってもよい。第1の基板30は、光学ガラス基板などの透明基板であってもよい。第1の基板30は、リジッド基板であってもよい。第1の基板30は、光学チップ10よりも大きい外形を有する。第1の基板30の外形は、矩形であってもよく、例えば、光学チップ10の相似形状であってもよい。第1の基板30は、第2の基板40よりも硬い材料で形成されてもよい。
【0012】
変形例として、第1の基板30は、光学的部分12に対応する位置に貫通穴を有してもよい。その場合、第1の基板30は、光透過性基板である必要はなく、例えば、樹脂などからなる基板であってもよい。
【0013】
第1の基板30には、第1の配線パターン32が形成されている。図1に示すように、第1の配線パターン32は、第1の基板30の一方の面に形成されてもよい。あるいは、第1の基板30の両方の面に第1の配線パターン32が形成されてもよい。第1の配線パターン32は、複数の配線から構成されている。第1の配線パターン32は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)などのように光透過性を有してよい。こうすることで、光学的部分12の上方にも第1の配線パターン32を形成することができる。あるいは、光学的部分12の上方を避けていれば、第1の配線パターン32は、光透過性を有していなくてもよく、例えば金属で形成してもよい。第1の配線パターン32は、電気的な接続部となる複数の端子(第1〜第3の端子33,34,35)を有する。第1〜第3の端子33,34,35は、配線の端部であってもよく、ランドであってもよい。第1〜第3の端子33,34,35のうち、少なくとも2つが互いに電気的に接続されていてもよい。第1の基板30には、中央部に第1及び第2の端子33,34が形成され、端部に第3の端子35が形成されている。
【0014】
図1に示すように、第1の基板30には、光学機能膜36が形成されてもよい。光学機能膜36は、光学的部分12に対応する位置に形成される。光学機能膜36は、第1の基板30の表面(例えば第1の配線パターン32とは反対の面)に形成されてもよい。光学機能膜36は、反射防止膜(ARコート)、赤外線遮蔽膜(IRコート)などであってもよい。光学機能膜36を第1の基板30に形成することで、このような光学機能を有する装置を設けなくてもよいので、製品の小型化を図ることができる。
【0015】
第2の基板40は、有機系、無機系又はそれらの複合構造のいずれから形成されてもよく、単層又は多層のいずれであってもよい。第2の基板40は、光学チップ10よりも大きい外形を有し、第1の基板30よりもさらに大きい外形を有する。第2の基板40は、回路基板(例えばマザーボード)であってもよい。第2の基板40には、光学チップ10などの変換部品のほかに、能動部品・受動部品・機能部品・接続部品などの各種の電子部品が搭載されてもよい。各種の電子部品は、筐体70の外側に設けられる。
【0016】
第2の基板40には、第2の配線パターン42が形成されている。第2の配線パターン42は、第2の基板40の一方の面に形成されてもよい。第2の配線パターン42は、複数の配線から構成され、電気的な接続部となる複数の端子43を有する。端子43は、ランドであってもよい。
【0017】
第1及び第2の基板30,40は、それぞれが互いに対向するように配置されている。第1及び第2の基板30,40は、間隔をあけて配置されている。第1の基板30における配線パターン32の形成された面と、第2の基板40における第2の配線パターン42の形成された面とが対向する。
【0018】
光学チップ10は、第1の基板30に搭載されている。光学チップ10は、第1の基板30における第1の配線パターン32が形成された面に設けられている。第1の配線パターン32が第1の基板30の両面に形成される場合には、光学チップ10はいずれかの面に搭載される。光学チップ10は、第1の基板30の中央部に搭載することが好ましい。第1の基板30の端部は、光学チップ10の外側にはみ出している。
【0019】
図1に示す例では、光学チップ10は、第1及び第2の基板30,40の間に設けられている。言い換えれば、光学チップ10は、第1の基板30における第2の基板40を向く面に搭載されている。光学チップ10における光学的部分12及び電極24の形成された面は、第1の基板30を向いている。図1に示す例では、第1の基板30によって、光学的部分12が覆われている。これによって、光学的部分12にゴミが付着するのを防止でき、光モジュールの信頼性を高めることができる。光学的部分12は、第1の基板30によって封止してもよい。
【0020】
電極24と、第1の配線パターン32(詳しくは第1の端子33)とは、オーバーラップするように配置され、両者が電気的に接続されている。両者間の電気的接続は、異方性導電膜(ACF)や異方性導電ペースト(ACP)等の異方性導電材料26を使用して、導電粒子を電極24と第1の端子33の間に介在させてもよい。その場合、異方性導電材料26によって、光学的部分12を覆わないようにする。あるいは、両者間の電気的接続を、Au−Au、Au−Sn、ハンダなどによる金属接合によって達成してもよい。電気的な接続部は、アンダーフィル材によって封止することが好ましい。この場合もアンダーフィル材によって、光学的部分12を覆わないようにする。
【0021】
図1に示すように、光モジュールは、回路チップ(半導体チップ)50を含む。回路チップ50は、光学チップ10に電気的に接続されている。回路チップ50は、光学チップ10に対する変換前後の電気信号を処理するもの(DSP:Digital Signal Processing)であってもよい。図1に示すように、回路チップ50は、光学チップ10に積層してもよい。すなわち、光学チップ10及び回路チップ50によって、スタック構造を形成してもよい。これによれば、光学チップ10及び回路チップ50の一体化が図れるので、製品の小型化が図れる。回路チップ50は、例えば、電極52の形成面とは反対の面を光学チップ10側に向けるように、光学チップ10に搭載してもよい。回路チップ50は、第1の基板30とは反対側から光学チップ10に積層されている。回路チップ50の電極52は、ワイヤ54を介して、第1の配線パターン42(詳しくは第2の端子34)に電気的に接続されている。電気的接続部(電極52及びワイヤ54)は、樹脂などの封止材56で封止することが好ましい。封止材56は、回路チップ50を封止してもよく、例えば、ポッティング法又はトランファーモールド法を適用して設けてもよい。なお、封止材56は、光学的部分12を避けて設ける。
【0022】
光モジュールは、第1及び第2の基板30,40の間に設けられた弾性導電体60を含む。弾性導電体60は、弾性及び導電性を有する。図2に示す例では、弾性導電体60は、絶縁材料からなる弾性体62と、弾性体62の表面に露出した配線64と、を含む。配線64は、少なくとも、第1又は第2の配線パターン30,40との電気的な接続部が弾性体62の表面に露出する。弾性体(例えばシリコンゴム)62は、ほぼ直方体の形状をなし、その表面に複数の配線(例えば金属ワイヤ)64が形成されていてもよい。各配線64は、弾性体62の直方体のうち、同一方向に連続する3つの面に、連続的に延びている。すなわち、弾性導電体60は、対向する2つの面から電気的な接続が図れるようになっている。各配線64の端部は、電気的な接続部となる。複数の配線64は、その配列方向において互いに非接触となっており、1つの方向に電気的に導通できるようになっている。すなわち、弾性導電体60は、異方性の導電体であるといえる。図2では、弾性体62の中間部の配線64は省略してある。図1に示すように、弾性導電体60は、第1の基板30における光学チップ10の搭載領域の外側に設けられてもよい。弾性導電体60は、光学チップ10の4辺に沿って設けてもよいし、対向する2辺に沿って設けてもよい。弾性導電体60は、ラバーコネクタ(ゼブラコネクタ)であってもよい。なお、弾性導電体60は、弾性及び導電性を有するものであれば、上述の形態に限定されない。
【0023】
図1に示すように、光モジュールは、筐体70を含む。筐体70は、光学チップ10のケースであってもよい。筐体70は、筒状の鏡筒であってもよい。筐体70は、光を透過しない材料で形成されることが好ましい。筐体70は、レンズ72を保持している。筐体70及びレンズ72が撮像のために使用される場合、それらを撮像光学系と呼ぶことができる。レンズ72は、光学チップ10の光学的部分12に対応する位置に配置される。レンズ72は、光学的部分12に集光するためのものである。
【0024】
筐体70は、レンズホルダとなる第1の部分74と、第2の基板40との取付部となる第2の部分76と、を有する。第1の部分74には、レンズ72が取り付けられている。第1の部分74には、第1の開口部78が形成され、第1の開口部78内にレンズ72が取り付けられている。レンズ72は、第1の部分74の内側に形成されたねじ(図示せず)を用いて第1の開口部78の軸に沿った方向に移動させることができる押さえ具を含む押え構造(図示せず)により、第1の開口部78内に固定されていてもよい。レンズ72は、光学チップ10の光学的部分12から間隔をあけて保持されている。
【0025】
第2の部分76には第2の開口部80が形成されている。第1及び第2の開口部78,80は、連通している。第2の開口部80は、第1の開口部78よりも径(幅)が大きくなっている。第2の開口部80の深さは、弾性導電体60の高さ及び弾性率を考慮して決定される。第2の開口部80の底面(第1の開口部78の周囲の面)は、平らな面になっている。第1の部分74の外側と第2の部分76の第2の開口部80の内側には、第1及び第2のねじ82,84が形成されており、これらによって第1及び第2の部分74,76は結合されている。したがって、第1及び第2のねじ82,84によって、第1及び第2の部分74,76は、第1及び第2の開口部78,80の軸に沿った方向に移動する。これにより、レンズ72の焦点を調整することができる。
【0026】
筐体70は、第1の基板30を第2の基板40に押さえ付けている。図1に示すように、第2の開口部80内に、光学チップ10、第1の基板30及び回路チップ50が収容され、第2の開口部80の底面によって押さえ付けてもよい。これによれば、第2の開口部80内には光学チップ10などが収容されているので、光学チップ10及び第1の基板30への不要な光の入射を防止して、光学チップ10の誤作動を防止することができる。また、筐体70は、光学チップ10が搭載される第1の基板30の面を基準としてセットされるので、光学チップ10及び筐体70の光軸を容易に一致させることができる。
【0027】
筐体70は、第2の基板40に固定されている。詳しくは、筐体70の第2の開口部80の端部が第2の基板40に固定されている。筐体70における第2の基板40への固定は、着脱可能な手段で行われてもよい。これによって、筐体70の取りはずしが容易になり、光モジュールのリワークがしやすくなる。すなわち、光学チップ10及び筐体70の光軸を一致させるように、筐体70のセットをやり直すことが可能である。着脱可能な固定手段は、引っかけや、かしめ等の機械的なものであってもよい。例えば、図1に示すように、第2の開口部80の端部に、つめ部86が設けられ、つめ部86を第2の基板40の穴44に装着してもよい。つめ部86は、第2の開口部80の外周に沿って複数位置に設けられる。
【0028】
図1に示すように、弾性導電体60は、第1及び第2の基板30,40に挟まれて弾性変形している。そして、弾性導電体60(詳しくは配線64)を介して、第1の配線パターン32(詳しくは第3の端子35)と、第2の配線パターン42(詳しくは端子43)とが電気的に接続されている。弾性導電体60は、第1及び第2の基板30,40の両者を押圧するので、弾性導電体60の配線64が確実に第1及び第2の配線パターン32,42に接触し、第1及び第2の配線パターン32,42の電気的接続を確実に図ることができる。また、弾性導電体60は第1及び第2の基板30,40の間隔に追従して伸縮するので、光学チップ30の高さの調整を自由に行うことができる。
【0029】
本実施の形態に係る光モジュールによれば、筐体70に押さえ付けられることで、第1及び第2の基板30,40の間で弾性変形した弾性導電体60を介して、第1及び第2の配線パターン32,42が電気的に接続されている。これによれば、筐体70を取りはずすことで、第1及び第2の配線パターン32,42の電気的な接続を解除できるので、光モジュールが完成してからでも、組立工程を再度行うことができ、製品の不具合に応じてリワークを行うことができる。また、弾性導電体60は、弾性変形するので、外部からの応力を効果的に緩和することができ、光モジュールの信頼性を高めることができる。
【0030】
次に、本実施の形態に係る光モジュールの製造方法について説明する。光モジュールの製造方法は、光学チップ10を第1の基板30に搭載すること、及び、第1の基板30を第2の基板40に押さえ付けるように筐体70を設けること、を含む。
【0031】
図4に示すように、まず、第1の基板30に、光学チップ10及び回路チップ50を実装する。本実施の形態では、光学チップ10の光学的部分12を第1の基板30によって覆う。これによれば、第1及び第2の基板30,40並びに筐体70の組立工程の前に、光学的部分12を第1の基板30で覆うので、製造工程の早い段階で光学的部分12を保護し、光学的部分12にゴミが入るの防止することができる。
【0032】
図4に示すように、弾性導電体60は、第1の基板30に固定してもよいし、あるいは、第2の基板40に固定してもよい。弾性導電体60の固定は、接着固定であってもよいし、機械的な固定であってもよい。あるいは、弾性導電体60は、いずれの基板にも固定せずに、例えば、第2の基板40上に載せておいてもよい。
【0033】
次に、第1及び第2の基板30,40を位置合わせして、筐体70によって、第1の基板30を第2の基板40に押さえ付ける。詳しくは、第1の基板30などを筐体70の第2の開口部80内に配置し、筐体70のつめ部86を第2の基板40の穴44に装着する。こうして、第1及び第2の基板30,40の間を所定距離に維持して、弾性導電体60を弾性変形させる。レンズ72は、筐体70を装着した後に取り付けてもよい。なお、その他の事項及び効果は、光モジュールにおいて説明した通りである。
【0034】
次に、本実施の形態の変形例を説明するが、以下の説明では、上述と共通及び想定可能な事項(構成、作用、機能及び効果)は省略する。本発明は、複数の例を組み合わせることで達成される事項も含む。
【0035】
図5に示す変形例にあるように、弾性導電体90は、弾性体自体が導電性を有してもよく、スプリングであってもよい。弾性導電体90は、少なくとも1方向に伸縮自在になっている。弾性導電体90の形状は、S字状であってもよいし、C字状であってもよい。弾性導電体90は、第1及び第2の配線パターン32,42における一対の端子ごとに設けられる。
【0036】
図6に示す変形例にあるように、光学チップ10は、第1の基板130における第2の基板40とは反対側に設けられてもよい。すなわち、第1の基板130は、第2の基板40に対向する体1の面と、第1の面の裏面の第2の面とを有し、光学チップ10は、第2の面に設けられてもよい。光学チップ10における光学的部分12及び電極24の形成された面は、第1の基板30とは反対を向いている。光学チップ10及び回路チップ50が積層される場合、図6に示すように、回路チップ50を第1の基板30にフェースダウン実装した後に、回路チップ50上に光学チップ10を搭載してもよい。光学チップ10の電極24は、ワイヤ28を介して第1の配線パターン132(詳しくは第1の端子133)に電気的に接続されている。光学的部分12は、光透過性を有する封止材92によって封止されることが好ましい。封止材92は、基板であってもよい。図6に示す例では、封止材92は、光学的部分12に重なるプレート部と、光学的部分12の周囲でプレート部を支持するスペーサ部と、を有する。プレート部と光学的部分12との間には、空間が設けられている。なお、封止材92(図6ではプレート部)には、光学機能膜36が形成されてもよい。
【0037】
第1の配線パターン132は、第1の基板130の両面に形成されている。詳しくは、第1の基板130の一方の面(光学チップ10などが搭載される面)に、第1及び第2の端子133,134が形成され、他方の面に、第3の端子135が形成されている。第1の基板130に形成されるスルーホール(図示しない)を介して、両面から電気的な接続を図ってもよい。第1の基板130のその他の事項は、上述の内容を適用することができる。
【0038】
第1及び第2の基板130,40の間には、弾性導電体160が設けられている。すなわち、弾性導電体160は、第1の基板130における光学チップ10とは反対側に設けられている。弾性導電体160は、第1の基板130の中央部を含む領域に設けてもよい。弾性導電体160は、絶縁材料からなる弾性体162と、弾性体162の表面に露出した配線164と、を含む。弾性導電体160のその他の事項は、上述の内容を適用することができる。
【0039】
なお、本変形例における光モジュールの製造方法は、すでに説明した内容から想定できるので省略する。
【0040】
本発明の実施の形態に係る電子機器として、図7に示すノート型パーソナルコンピュータ1000は、光モジュールが組み込まれたカメラ1100を有する。
また、図8に示すデジタルカメラ2000は光モジュールを有する。さらに、図9(A)及び図9(B)に示す携帯電話3000は、光モジュールが組み込まれたカメラ3100を有する。
【0041】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び結果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る光モジュールを示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る光モジュールの弾性導電体を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る光モジュールの光学チップを示す図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る光モジュールの製造方法を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の変形例に係る光モジュールを示す図である。
【図6】本発明の実施の形態の他の変形例に係る光モジュールを示す図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る電子機器を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る電子機器を示す図である。
【図9】図9(A)及び図9(B)は、本発明の実施の形態に係る電子機器を示す図である。
【符号の説明】
10 光学チップ、 12 光学的部分、 24 電極、 30 第1の基板、 32 第1の配線パターン、 40 第2の基板、 42 第2の配線パターン、 50 回路チップ、 60 弾性導電体、 62 弾性体、 64 配線、 70 筐体、 80 第2の開口部
Claims (11)
- 第1の配線パターンが形成された第1の基板と、
光学的部分と、前記光学的部分及び前記第1の配線パターンに電気的に接続する電極と、を有する光学チップと、
前記第1の基板に対向してなり、第2の配線パターンが形成された第2の基板と、
前記光学的部分に集光するレンズを保持し、前記第1の基板を前記第2の基板に押さえ付ける筐体と、
前記第1の配線パターンと前記第2の配線パターンとを電気的に接続し、前記第1及び第2の基板の間に設けられた弾性導電体と、
を含む光モジュール。 - 請求項1記載の光モジュールにおいて、
前記光学チップは、前記第1及び第2の基板の間に設けられ、
前記弾性導電体は、前記第1の基板の前記光学チップ搭載領域の外側に設けられてなる光モジュール。 - 請求項1又は請求項2に記載の光モジュールにおいて、
前記第1の基板は、光透過性を有してなる光モジュール。 - 請求項1記載の光モジュールにおいて、
前記第1の基板は、前記第2の基板と対向する第1の面と前記第1の面の裏面の第2の面とを有し、
前記光学チップは、前記第2の面に設けられてなる光モジュール。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載の光モジュールにおいて、
前記筐体は、開口部を有し、
前記光学チップ及び前記第1の基板は、前記開口部内に収容されてなる光モジュール。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の光モジュールにおいて、
前記筐体は、前記第2の基板から着脱可能な固定手段によって、前記第2の基板に固定されている光モジュール。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載の光モジュールにおいて、
前記弾性導電体は、絶縁材料からなる弾性体と、前記弾性体の表面に設けられた配線と、を含む光モジュール。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載の光モジュールにおいて、
前記弾性導電体は、スプリングである光モジュール。 - 請求項1から請求項8のいずれかに記載の光モジュールにおいて、
前記光学チップに積層されてなる回路チップをさらに含む光モジュール。 - 請求項1から請求項9のいずれかの光モジュールを含む電子機器。
- (a)光学的部分及び前記光学的部分に電気的に接続する電極を有する光学チップを、第1の配線パターンが形成された第1の基板に搭載し、前記電極と前記第1の配線パターンとを電気的に接続すること、
(b)前記第1の基板と、第2の配線パターンを有する第2の基板と弾性導電体を介して対向させて、前記光学的部分に集光するレンズを保持する筐体によって、前記第1の基板を前記第2の基板に押さえ付け、前記第1の配線パターンと前記第2の配線パターンと前記弾性導電体を介して電気的に接続すること、
を含む光モジュールの製造方法。
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