JP2004181975A - 積層体およびそれを用いた表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 特定のパラメーターを有し、特定の厚みを有するディスプレイ用フィルタを用いることで、耐衝撃性が向上する。特定のヤング率と特定の厚みの透明粘着層を有するディスプレイ用フィルタを用いることで、耐衝撃性が向上する。特定のヤング率と特定の厚みの透明樹脂層を有するディスプレイ用フィルタを用いることで、耐衝撃性が向上する。特定の針入度と特定の厚みの衝撃吸収層を有するディスプレイ用フィルタを用いることで、耐衝撃性が向上する。
【選択図】 図1
Description
特定の衝撃試験で得られるパラメータが特定の範囲を有する積層体、および
透明粘着層と透明樹脂層と必要に応じて衝撃吸収層からなる積層体で、
透明粘着層のヤング率が特定の範囲にある、
透明樹脂層のヤング率が特定の範囲にある、
衝撃吸収層の針入度が特定の範囲にある、
のうちの少なくとも1つの要件を満たす積層体、
が、本発明における課題を解決することができるとの知見を得、本発明を完成した。
1層以上の透明樹脂層とを備えた積層体であって、
(I)透明粘着層の少なくとも1層のヤング率が1×102〜1×106Pa、厚みが10〜500μmである、
(II)透明樹脂層の少なくとも1層のヤング率が1×103〜1×108Pa、厚みが10〜3000μmである、
(III)衝撃吸収層を含み、衝撃吸収層の少なくとも1層の針入度が50〜200である、
のうちの少なくとも1つの要件を満たすことを特徴とする積層体である。
1層以上の透明樹脂層とを備えた積層体であって、
(I)透明粘着層の少なくとも1層のヤング率が1×102〜1×106Pa、厚みが10〜500μmである、
(II)透明樹脂層の少なくとも1層のヤング率が1×103〜1×108Pa、厚みが10〜3000μmである、
(III)衝撃吸収層を含み、衝撃吸収層の少なくとも1層の針入度が50〜200である、および
(IV)透明樹脂層および/または衝撃吸収層を合計2層以上有し、JIS−A硬度の比が1.1以上の関係にある2層が存在する、
のうちの少なくとも1つの要件を満たすことを特徴とする積層体である。
本発明は、衝撃吸収層が、シリコーン系ゲルを含むことを特徴とする。
T/F ≧ 200
を満たしている。測定は、ストーンテーブル等の硬く安定な水平面上に日計電測製LC−20KNG702圧縮型ロードセル(定格容量20kN、定格出力1160*10−6strain)を固定し、ロードセル***部に5cm角のサンプルフィルムを固定し、室温下、530〜550gの鋼球を10cm高さから落下させて行う。その際の応力と時間とは、上記ロードセルとNEC三栄社製AS2102型動ひずみ計と、NEC三栄社製AP11−103型高速DCアンプと、NEC三栄社製RA1200型サーマルドットレコーダとを接続して測定する。
(I)透明粘着層の少なくとも1層のヤング率が1×102〜1×106Pa、厚みが10〜500μmである、
(II)透明樹脂層の少なくとも1層のヤング率が1×103〜1×108Pa、厚みが10〜3000μmである、
(III)衝撃吸収層の少なくとも1層の針入度が50〜200である、
の少なくとも1つの要件を満たしている。
(透明粘着層)
透明粘着層のヤング率は1×102〜1×106Paの範囲が好ましく、透明粘着層の厚みは10〜500μmの範囲が好ましい。
本発明における透明粘着層の厚みは、10〜500μmの範囲が好ましく、より好ましくは50〜500μm、さらにより好ましくは100〜500μmである。厚みがあまり厚すぎる、すなわち500μmよりも大きくなると透明性を失ってしまう。また厚みがあまり薄すぎる、すなわち10μmよりも小さくなると、衝撃を吸収する機能を十分に発揮することができない。
アクリル系粘着剤は安価であるため広く用いられている。アクリル系粘着剤はアクリルポリマを主原料におり、アクリル系粘着剤は基本構成のモノマ類を溶液重合することによって得られる。
シリコーン系粘着剤は、耐熱性が高いため耐熱性が必要な用途において特に好適に用いられている。また電気的特性、耐水性、耐湿性、および耐侯性が良い上に、低表面エネルギ、高表面エネルギのいずれの被着体にもよく接着する。
透明粘着剤の形態は、大きく分けてシート状の形態と液状の形態に分けられる。シート状粘着剤は、感圧型であり、貼り付ける一方の部材に粘着剤をラミネートした後に、さらにもう一方の部材をラミネートする事によって二つの部材の貼り合わせを行う。
本発明におけるその弾性および厚みによって特徴づけられた透明樹脂層の面に垂直な方向のヤング率は、1×103〜1×108Paの範囲が好ましく、透明樹脂層の厚みは10〜3000μmの範囲が好ましい。
本発明における衝撃吸収層は、積層体または光学フィルタを備え付けられた表示素子の画面に対して、外部から力がかかった場合に、その力を緩和し、表示素子が割れることを防止するため層である。
衝撃吸収層は、適度な衝撃吸収能力および透明性を有する必要がある。ここで「適度な衝撃吸収能力を有する」とは、その針入度(JIS K2207−1991−50g荷重)の値が、50〜200、好ましくは80〜200、より好ましくは100〜200であることである。また、「透明性を有する」とは、厚み100μmの場合における視感平均透過率の値が、40%以上であることである。
本発明における積層体は、透明樹脂層、透明粘着層および必要に応じて衝撃吸収層を積層して構成され、衝撃吸収層、透明樹脂層および透明粘着層はそれぞれ1層ずつのみで形成されていても構わないし、それぞれ複数の層が存在しても構わない。複数の衝撃吸収層が存在する場合は、耐衝撃性を向上させる上で、得られる効果は衝撃吸収層が一層の場合よりも大きい場合がある。
Ha/Hb ≧ 1.1
の関係があることが好ましく、より好ましくは、
Ha/Hb ≧ 1.2
更に好ましくは、
Ha/Hb ≧ 1.25
の関係がある。
(I)透明粘着層の少なくとも1層のヤング率が1×102〜1×106Pa、厚みが10〜500μmである、
(II)透明樹脂層の少なくとも1層のヤング率が1×103〜1×108Pa、厚みが10〜3000μmである、
(III)衝撃吸収層の少なくとも1層の針入度が50〜200である、
(IV)透明樹脂層および/または衝撃吸収層が合計2層以上であり、各層のJIS−A硬度の比が1.1以上である、
の少なくとも1つの要件を満たすことが好ましい。
本発明における積層体は、表示素子の部材として用いることが出来る。適用可能な表示素子は、プラズマディスプレイパネル(PDP)、液晶ディスプレイ(LCD)、有機ELディスプレイ(OELD)、フィールドエミッションディスプレイ(FED)などである。
(PDP用光学フィルタ)
PDPは、通常ディスプレイ前面部に光学フィルタを装備している。これは、プラズマディスプレイパネルが、原理上、強度の電磁波および近赤外線を装置外に放出するためである。電磁波は、計器に障害を及ぼすことが知られており、最近では、電磁波が人体にも障害を及ぼす可能性もあるとの報告もされている。このため、電磁波放出に関しては、法的に規制される方向になっている。例えば、現在日本では、VCCI(Voluntary Control Council for Interference by data processing equipment electronic office machine)による規制があり、米国では、FCC(Federal Communication Commission)による製品規制がある。
また光学フィルタは、ディプレイからの発光色をより好ましいものに調整する機能を有する場合が多い。液晶パネル用フィルタにおいて透明導電層を有さず、調色機能を主な機能とする場合もある。
(1)透明な樹脂に少なくとも1種類以上の色素を混錬させた高分子フィルムを用いる方法、
(2)樹脂または樹脂モノマ/有機系溶媒の樹脂濃厚液に少なくとも1種類以上の色素を分散・溶解させ、キャスティング法により作製した高分子フィルムを用いる方法、
(3)樹脂バインダーと有機系溶媒とに少なくとも1種類以上の色素を加え、塗料として透明な基体上にコーティングしたものを用いる方法、
(4)1種類または複数種類の色素を含有する透明な粘着剤を用いる方法、
があり、これらの方法(1)〜(4)から1または複数が選択される。
(i)ベース高分子の粉体或いはペレットに色素を添加し、150〜350℃で加熱、溶解させた後、成形してプラスチック板を作製する方法、
(ii)押出し機によりフィルム化する方法、
(iii)押出し機により原反を作製し、30〜120℃で2〜5倍に、1軸延伸または2軸延伸して10〜200μm厚のフィルムにする方法、等が挙げられる。
また、樹脂濃度は、塗料全体に対して、通常、1〜90%である。
電磁波シールドを必要とする機器には、機器のケース内部に金属層を設けたり、ケースに導電性材料を使用して電磁波を遮断する。ディスプレイのように透明性が必要である場合には、窓状に形成された透明導電層によって付与された電磁波シールド機能を有する光学フィルタを設置する。電磁波は透明導電層において吸収された後、光学フィルタに電荷を誘起するので、アースをとることによって光学フィルタから電荷を逃がさないと、再び光学フィルタがアンテナとなって電磁波を発振してしまい、電磁波シールド能が低下する。したがって、光学フィルタとディスプレイ本体のアース部とが電気的に接続している必要がある。そのため、透明導電層(B)上に透明粘着層(D)および機能性透明層(E)が形成されている場合には、透明粘着層(D)および機能性透明層(E)は、導通部を残すように透明導電層(B)上に形成されることが好ましい。この導通部を用いて電極を形成する。導通部の形状は特に限定しないが、光学フィルタとディスプレイ本体との間に、電磁波の漏洩する隙間が存在しないことが肝要である。
反射防止層は、基体上に形成し、基体表面の光線反射率を低減するための層である。
上記の反射防止層が形成されたフィルムが反射防止フィルムである。
防眩層は、基体上に形成し、基体中を通過する透過光および表面からの反射光を防眩するための層である。
上記の防眩層が形成されたフィルムが防眩性フィルムである。
偏光板は、光の中から一方向にのみ振動する成分のみを取り出すための光学要素であり、LCD素子にとって不可欠なものである。フィルム状態である場合が多く、偏光フィルムと呼ばれることも多い。
本発明において、大型表示素子に関しては、その画面サイズが21インチ以上である場合に特に本発明の効果を期待できる。ここで画面サイズとは対角の長さで定義する。またサイズが37インチ以上である場合にはより大きな効果を期待することができ、さらにはサイズが42インチ以上である場合にさらに大きな効果を期待することができる。画面サイズが21インチより小さい表示素子に関しては、従来から用いられている部材を用いることによって電気取締り法に規定されている安全性条件を満たすことができる。しかし、画面サイズが21インチより小さい表示素子においても、本発明のように、その低い弾性率に特徴づけられた透明粘着層を用いることによって、より安全性が増すという効果がある。
本発明のその低い弾性によって特徴づけられている透明粘着層のヤング率の測定には、通常用いられている一般的な手法を用いることができる。たとえば、該透明粘着層をむき出しにし、表面から単位面積に荷重をかけ、荷重の大きさと該透明粘着層の変形量とからヤング率を求めることができる。
(透明導電膜の作製)
次に本発明の実施例を具体的に説明する。本発明はこれらによりなんら制限されるものではない。
透明粘着層のヤング率は、断面積1×10−6m2のステンレス製の測定棒を用い、一定の荷重をかけて、測定棒の先端を透明粘着層の表面に押し付けることによって測定する。かけた荷重の大きさ(F)と測定棒が透明粘着層内に入り込んだ量(D)との関係よりヤング率(G)を求める。関係式は、F=G×Dである。
JIS K2207−1991−50g荷重に従って求める。
実施例1〜7においては以下の通り実施する。
表示素子の表示面中心部分に、直径が50mm、重量が500gの剛球を高さ1300mmから振り子状に落とす。割れて飛散したガラスの到達点までの距離を調べた。最も遠くまで飛散した質量1g以上のガラスの到達点までの距離を結果とする。
実施例1〜7においては以下の通り実施する。
(実施例1)
(透明導電膜の作製)
2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(以下PET)フィルム(厚み:188μm)を高分子フィルム(A)としてその一方の主面に、PETフィルムから順に、ITO薄膜(膜厚:40nm)、銀薄膜(膜厚:11nm)、ITO薄膜(膜厚:95nm)、銀薄膜(膜厚:14nm)、ITO薄膜(膜厚:90nm)、銀薄膜(膜厚:12nm)、ITO薄膜(膜厚:40nm)の計7層の透明導電層(B)を形成し、面抵抗2.2Ω/□の透明導電層(B)を有する透明積層体を作製する。
重量比で酢酸ビニル:オクチルアクリレート:エチルアクリレート:マレイン酸=20:70:10:7.5のモノマー混合液100部とアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)とメチレンクロライドを0.2:20割合で混合した混合物を作る。上記モノマー混合液とAIBN混合物を攪拌しながら還流がおこる温度まで過熱する。還流は74℃程度で生じる。還流が生じてから5分後にメチレンクロライド55部を混合物に加えはじめる。この作業は3時間以上かけてゆっくり行う。最終的に還流温度は50℃程度となる。その1時間後にトルエン75部を混合物に加える。還流温度は65℃程度となる。この温度において、混合物をさらに6時間加熱する。この段階で混合物のポリマ化が終了するので、室温まで冷却する。
酢酸エチル/トルエン(50:50wt%)溶剤に有機色素を分散・溶解させ、アクリル系粘着剤の希釈液とする。アクリル系粘着剤/色素入り希釈液(80:20wt%)を混合し、粘着剤原液とする。粘着剤の屈折率は1.51、消光係数は0である。
表面に易ハクリ処理が施されたポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み100μm)上に、用意した粘着剤を厚みが100μmとなるように、粘着剤原液をグラビアコート法で塗布し、粘着層を形成する。塗布面は易ハクリ処理面である。さらに粘着層の上に表面が易ハクリ処理されたポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み100μm)を貼り合せ、ダブルタック状態にする。粘着層に易ハクリ面が接するように貼り合せる。このとき用いる易ハクリ層は最初に粘着剤を塗布する面である易ハクリ層よりも易ハクリ性が高いものを用いることが好ましい。なお、透明粘着層の両面に位置するポリエチレンテレフタレートフィルムは離型フィルムとして機能し、易ハクリ性が高い方が、最初に剥がされることを想定されている。
透明導電層/PETフィルムのPETフィルム面上に前述により得られる透明粘着層を形成する。まず透明粘着層の両面に貼りつけられている2枚の離型フィルムのうち1枚を剥がし、透明積層体上に貼り合せる。構成は、透明導電層/PETフィルム/粘着剤/離型フィルムとなる。
トリアセチルセルロース(TAC)フィルム(厚み:80μm、ヤング率:1300MPa)の一方の主面に、多官能メタクリレート樹脂に光重合開始剤を加え、さらにITO微粒子(平均粒径:10nm)を分散させたコート液をグラビアコータによって塗工し、紫外線硬化によって導電性ハードコート膜(膜厚:3μm)を形成し、その上に含フッ素有機化合物溶液をマイクログラビアコータによって塗工・90℃乾燥・熱硬化させ、屈折率1.4の反射防止膜(膜厚:100nm)を形成し、ハードコート性(JISK5400準拠の鉛筆硬度:2H)、ガスバリア性(ASTM−E96準拠、1.8g/m2・day)、反射防止性(表面のRvis:1.0%)、帯電防止性(表面抵抗:7×109Ω/□)、および防汚性を有する機能性透明層(E)として反射防止フィルムを得る。反射防止フィルムの他方の主面に、粘着剤と同様の素材で色素を入れない粘着剤/希釈液を塗工・乾燥させ、厚み25μmの透明粘着層(D)(粘着剤2)を形成し、さらに離型フィルムをラミネートする。
透明導電膜/PETフィルム/粘着剤/離型フィルムを970mm×570mmの大きさに裁断し、ガラス製支持板に透明導電層(B)面を上にして固定する。さらに、ラミネーターを用いて、透明導電層(B)の周縁部20mmが剥きだしになるように導通部を残して、内側だけに反射防止フィルムをラミネートする。
さらに、該光学フィルタの離型フィルムを剥離して、プラズマディスプレイパネル前面(表示部920mm×520mm)に枚葉式ラミネーターを用いて貼り合せた後、60℃、2×105Paの加圧加温条件下でオートクレーブ処理する。光学フィルタの電極と該プラズマディスプレイパネルのアース部を、(株)寺岡製作所製・導電性銅箔粘着テープ(510FR)を用いて接続し、本発明の光学フィルタを具備する表示装置を得る。該光学フィルタの断面を、本発明の光学フィルタとその装着状態の一例を示す断面図として、図2に示す。図2において、プラズマディスプレイパネル40の上に、順次、低い弾性に特徴づけられた透明粘着層50、透明高分子フィルム10、透明導電層60、透明粘着層70、透明高分子フィルム80、反射防止層90が積層される。電極100は、透明粘着層70、透明高分子フィルム80、反射防止層90の端面を覆うように、透明導電層60と電気的に接続される。
上述のように作製した、光学フィルタを装備したPDPの耐衝撃性を剛球落下試験および落下試験によって調べる。共に合格した場合のみ合格とし、それ以外は不合格とする。合格、不合格それぞれの場合においても、各試験結果より耐衝撃性の優劣を判断する。
評価結果を表1に示す。
弾性率によって特徴づけられた透明粘着層としてシリコン系の透明粘着層を作製し用いた点以外は実施例1と同様に実施する。
以下に示す3種の樹脂および触媒を用意する。
調合h/樹脂P1と樹脂P2と樹脂P3を重量比25:4.0:1.0でトルエン中で混合し、50%混合液を作製する。この混合液に触媒Aを15滴加える。得られる混合液を試料hとする。
評価結果を表2に示す。
透明粘着層としてダブルダックテープ(積水化学製5510)を用いた点以外は、実施例1と同様に実施する。
評価結果を表3に示す。
以下に示した事項以外は実施例1と同様に実施する。
構成は、反射防止膜/PETフィルム/透明導電膜/粘着剤/離型フィルムなる。
評価結果を表4に示す。
以下に示した事項以外は実施例1と同様に実施する。
評価結果を表5に示す。
以下に示した事項以外は実施例1と同様に実施する。
実施例3で実施したのと同様に反射防止フィルムを作製する。
反射防止膜/PETフィルムのPETフィルム上に前述により得られる透明粘着層を形成する。まず透明粘着層の両面に貼りつけられている2枚の離型フィルムのうち1枚を剥がし、透明積層体上に貼り合せ、さらなる積層体を作製する。
構成は、反射防止膜/PETフィルム/粘着剤/離型フィルムとなる。
評価結果を表6に示す。
評価結果を表7に示す。
を用いた場合と同様に、それを装備した小型携帯ディスプレイの耐衝撃性が増すことが分かる。
以下の事項を除いて実施例1と同様に実施した。
試料cを作製した。
粘着層の厚みを、510、500、300、100、50、10、5μmの7種用意した。
上述で用意した7種の粘着剤を透明導電膜/PETフィルムのPETフィルム面上に貼り合わせ、7種の積層体を用意した。構成は、透明導電膜/PETフィルム/粘着剤/離型フィルムである。
光学フィルタ作製後に光学フィルタの視感平均透過率を測定した。視感平均透過率(Tvis)が30%より低い場合は、実用的ではないと判断する。
(実施例8)
(透明樹脂層の作成)
ポリエチレンテレフタレートペレット1203(ユニチカ(株)製)を290〜300℃で溶融させ、押出し機により厚み200μmのフィルムを作製した。その後、このフィルムを2軸延伸して、厚み100μmのPETフィルムを作製する。
上述のように作製した、光学フィルタを装備したPDPの耐衝撃性を剛球落下試験により調べる。飛散したガラスが、到達した距離によって、優劣を判断した。すなわち、ガラスが遠くまで飛散するほど、装備した光学フィルタの性能が低いと評価した。本発明においてはガラス飛散距離が0.5m以内である場合に、透明樹脂層が有効に機能していると考える。
透明樹脂層のPETを延伸しなかったこと以外は、実施例8と同様に実施する。
弾性によって特徴づけられた透明樹脂層としてエチレン/プロピレン共重合体(厚み100μm、面に垂直な方向のヤング率40MPa)を用いる点以外は実施例8と同様に実施する。
弾性によって特徴づけられた透明樹脂層としてエチレン/酢酸ビニル共重合体(EVA)(厚み100μm、面に垂直な方向のヤング率12MPa)を用いる点以外は実施例8と同様に実施する。
弾性によって特徴づけられた透明樹脂層としてEVA(厚み100μm、面に垂直な方向のヤング率4MPa)を用いる点以外は実施例8と同様に実施する。
基材フィルムとしてEVA(厚み200μm、面に垂直な方向のヤング率12MPa)を用いたこと以外は実施例8と同様に反射防止フィルムを作製する。この反射防止フィルムの反射防止層形成面の反対面に実施例8で実施したのと同様に透明導電膜を作製する。
弾性に特徴づけられた透明樹脂層としてEVA(厚み200μm、面に垂直な方向のヤング率4MPa)を使用した点以外は実施例13と同様に実施する。
実施例10のフィルタシートを40mm×30mmの大きさに切断し、2インチ型有機エレクトロルミネッセンス素子(寸法40mm×30mm)の視認面上に貼り合せた。
実施例14において作成したPETフィルムを用いた点以外は、実施例15と同様に実施する。
(実施例17)
(透明導電層の作製)
PETフィルム(厚み:75μm、ヤング率:3900MPa)と巴川製紙所製透明粘着剤シート(厚み0.01mm、ヤング率:2.5MPa)とを用いた以外は実施例1と同様にして透明導電層の作成を行う。
シリコーンのゲル状物質(ジェルテック社製、製品名:αゲル、厚み500μmのシート、視感平均透過率83%、針入度180)を用意し、上記にて反射防止フィルムを作成した場合と同様にして、一方の主面上に反射防止層を形成する。さらにもう一方の主面上に透明粘着剤(厚み:25μm、ヤング率:2.0MPa)を貼り合わせる。
上述のように作製した、光学フィルタを装備したPDPの耐衝撃性を剛球落下試験により調べる。
下記の事項を除いて、実施例17と同様に実施した。
シリコーンのゲル状物質(ジェルテック社製、製品名:αゲル、厚み500μmのシート、針入度180、視感平均透過率83%)を用意し、一方の主面上に透明粘着剤(厚み:25μm、ヤング率:2.0MPa)を貼り合わせる。
実施例1の光学フィルタの色素入り粘着層と上記衝撃吸収層の透明粘着層が形成されていない面とを貼り合わせて得られる。
該光学フィルタを備えたPDPの断面図を光学フィルタの断面図とともに図9に示す。図9において、プラズマディスプレイパネル440の上に、順次、衝撃吸収層500、透明粘着層450、透明樹脂層410、透明導電層460、透明粘着層470、透明樹脂層480、反射防止層490が積層される。電極510は、透明粘着層470、透明樹脂層480、反射防止層490の端面を覆うように、透明導電層460と電気的に接続される。
以下の事項を除いて、実施例17と同様に実施した。
衝撃吸収層を2種類用意した。
シリコーンのゲル状物質(ジェルテック社製、製品名:αゲル、厚み500μmのシート、視感平均透過率83%、針入度180)を用意し、上述において反射防止フィルムを作成した場合と同様にして、一方の主面上に反射防止層を形成する。さらにもう一方の主面上に透明粘着剤(厚み:25μm、ヤング率:2.0MPa)を貼り合わせる。これを衝撃吸収層Iとする。
シリコーンのゲル状物質(ジェルテック社製、製品名:αゲル、厚み500μmのシート、視感平均透過率83%、針入度180)を用意し、一方の主面上に透明粘着剤(厚み:25μm、ヤング率:2.0MPa)を貼り合わせる。これを衝撃吸収層IIとする。
実施例1の光学フィルタの色素入り粘着層と衝撃吸収層IIの透明粘着層が形成されていない面でを貼り合わせる。
衝撃吸収層Iの透明粘着剤側と上記積層体の反射防止フィルム側とを貼り合わせる。
反射防止フィルムと衝撃吸収層IIを用いなかったこと以外は実施例17と同様にして作成、評価を実施した。
衝撃吸収層を形成しない点を除いて、実施例17と同様に実施した。
以上、実施例17〜20および比較例2の結果を表11に掲げた。
(反射防止フィルムの作製)
PETフィルム上(厚さ:188μm、ヤング率:4000MPa)に、実施例1と同様の方法で反射防止層を形成し、反対面に粘着層(厚さ:25μm、ヤング率:2.0MPa)を形成した。構成は、反射防止層/PETフィルム/粘着層である。
シリコーンのゲル状物質(ジェルテック社製、製品名:αゲル、厚み500μmのシート、視感平均透過率83%、針入度180)を用意し、上述のように反射防止フィルムを作成した場合と同様にして、一方の主面上に反射防止層を形成する。さらにもう−方の主面上に透明粘着剤(厚み:25μm、ヤング率:2.0MPa)を貼り合わせる。
40mm×30mmの大きさに裁断した上記反射防止フィルムと衝撃吸収層とを貼り合わせる。構成は、反射防止層/PETフィルム/粘着層/衝撃吸収層/粘着層/セパレータである。
この素子の耐衝撃性を落下試験により調べた。
衝撃吸収層を形成しなかった点を除いて実施例21と同様に実施した。
以上、実施例21および比較例3の結果を表12に掲げた。
次に、落球衝撃試験評価を行った場合について述べる。
(透明導電性フィルムの作製)
実施例1と同様の方法でポリエチレンテレフタレート(以下PET)フィルム(幅564mm、長さ500m、厚み75μm、ヤング率:3900MPa)を高分子フィルムとしてその一方の主面に、PETフィルムから順に、ITO薄膜(膜厚:40nm)、銀薄膜(膜厚:10nm)、ITO薄膜(膜厚:95nm)、銀薄膜(膜厚:12nm)、ITO薄膜(膜厚:90nm)、銀薄膜(膜厚:9nm)、ITO薄膜(膜厚:40nm)の計7層の透明導電層を形成し、面抵抗2.3Ω/□の透明導電層を有する透明導電性フィルムを作製した。透明導電層と反対側には透明粘着層を形成した。断面図を図1に示す。
AGフィルム(日本油脂社製、銘柄:PET75AG−HC/PU−V、AG層の反対面に透明粘着層が形成されている、幅558mm、長さ500m、厚み75μm)(基材層:PETフィルム、ヤング率:3900MPa)を用意する。
エチレン酢酸ビニル共重合体(三井デュポンポリケミカル製、酢酸ビニル単位19wt%含有、MFR=2.5g/10分、JIS−A硬度=89、ヤング率:43MPa)ペレットを用い、押出し成形で、幅564mm、厚み0.23mm、0.36mm、0.93mm、1.3mm、2.1mmサイズのシートを作製する。これの片面に透明粘着層(色素無し、厚み0.01mm)を貼り合わせる。
ロールツーロール方式によって、上記透明導電フィルムの粘着層側と2.1mm厚のEVAシートの粘着層と反対側を貼り合わせる。
上述の積層体を958mm*564mmサイズに切断する。
積層体の長辺部分に6mmの幅にわたって、スクリーン印刷法によって銀ペーストを塗布し、乾燥させることによってディスプレイ用フィルタ1を得た。塗布はAGフィルム側に実施した。
プラズマディスプレイパネル(NEC製 PX−42VP1)前面へ色素入り透明粘着層を介して、ディスプレイ用フィルタを取り付けた。プラズマディスプレイパネルにあらかじめ備え付けられているコンタクトを、ディスプレイ用フィルタの電極部分に接触させた。全周囲にわたって設けられている電極全てを覆うようにする。
プラズマディスプレイパネルを動作させて、外部に放出される電磁波の強度をFCC規格 Part15Jに基づいて測定する。本フィルタはクラスA基準を満たしている。
ストーンテーブル上に日計電測製LC−20KNG702圧縮型ロードセル(定格容量20kN、定格出力1160*10−6strain)を固定し、ロードセル***部に上記フィルタを50mm*50mmサイズに切り出したサンプルを固定し、室温下、543gの鋼球を10cm高さから落下させる。その際の応力と時間は、上記ロードセルとNEC三栄社製AS2102型動ひずみ計、NEC三栄社製AP11−103型高速DCアンプ、NEC三栄社製RA1200型サーマルドットレコーダを接続して測定する。結果を表1に示す。
EVAシートの代わりに商品名αジェル(ジェルテック製シリコーン系ゲル、厚み3mm、片面透明粘着剤付き)を用いた以外は実施例22と同様にしてサンプルシートの作製と落球衝撃試験を行う。結果を表13に示す。
EVA、αジェルの代りにPETシート(厚さ:2mm、ヤング率:900MPa)を用いたこと以外は、実施例22と同様の方法でサンプルシートの作製と落球衝撃試験を行う。結果を表13に示す。
厚み1mmのαジェルと厚み0.23mmのEVAと積層体を貼り合わせたサンプルシートを用いた以外は、実施例22と同様にして落球衝撃試験を行う。結果を表14に示す。
(スチレン系熱可塑性エラストマー(SEBS)シートの用意)
シェル社のスチレン系熱可塑性エラストマー(商品名:クレイトンG1657、JIS−A硬度:55、ヤング率:1.2MPa)ペレットを用い、押出し成形で、幅564mm、厚み0.36mm、0.54mm、1.02mmサイズのシートを作製する。これの片面に透明粘着層(色素無し、0.01mm)を貼り合わせる。
厚み0.36mmのEVAシート、αジェルの代りに厚み0.93mmのSEBSを用いた以外は実施例24と同様にして貼り合わせと落球衝撃試験を行った。結果を表14に示した。
EVAシート厚みを0.23mmとし、サイズを縦横各々50mmとし電極印刷を行わなかった以外は実施例25と同様にしてサンプルシートを作製、落球衝撃試験を行った。結果を表14に示す。
EVAシート厚みを0.94mmとし、SEBSシートの代わりに商品名αジェル(ジェルテック製シリコーン系ゲル、50mm*50mm*0.3mmサイズ片面透明粘着剤付き、JIS−A硬度<10)を用いた以外は実施例26と同様にしてサンプルシートを作製、落球衝撃試験を行った。結果を表14に示す。
EVAシート厚みを0.23mmとし、αジェルを厚み1mmとした以外は実施例27と同様にしてサンプルシートを作製、落球衝撃試験を行った。結果を表14に示す。
EVAシート厚みを0.36mmとし、αジェルを厚み1mmとした以外は実施例28と同様にしてサンプルシートを作製、落球衝撃試験を行った。結果を表14に示す。
EVAシートの代わりにSEBSシート(厚み0.36mm)を用いた以外は実施例29と同様にしてサンプルシートを作製、落球衝撃試験を行った。結果を表14に示す。
SEBSシートを厚み0.93mm、αジェルを0.3mmとした以外は実施例30と同様にしてサンプルシートを作製、落球衝撃試験を行った。結果を表14に示す。
(EVA/エチレンプロピレンターポリマ(EPT)共架橋物シートの準備)
EVAを40部、三井EPT(エチレン/プロピレン/エチリデンノルボルネン共重合体)を60重量部、シリカを25重量部、パラフィンオイルを27重量部に安定剤、シランカップリング剤、過酸化物、安定剤を添加して混練後、溶融プレス成形にて縦150mm、横150mm、厚み0.54mmと1.17mmのシートを得た(以後EVTと呼ぶ、JIS−A硬度:64、ヤング率:1.2MPa)。JIS−A硬度はいずれも64であった。この片面に上記の粘着剤(色素無し、厚み0.01mm)を貼り付けた。
SEBSの代りに厚み0.54mmのEVT、αジェル(ジェルテック製シリコーン系ゲル、50mm*50mm*0.5mmサイズ片面透明粘着剤付き、JIS−A硬度<10)を用いた以外は実施例31と同様にしてサンプルシートを作製、落球衝撃試験を行った。結果を表14に示す。
αジェルの代わりに厚み0.36mmのSEBSを用いた以外は実施例32と同様にしてサンプルシートを作製、落球衝撃試験を行った。結果を表14に示す。
SEBSの代りにαジェルを厚み0.54mmとした以外は実施例33と同様にしてサンプルシートを作製、落球衝撃試験を行った。結果を表14に示す。
αゲルの厚みを0.5mm、EVAの厚みを0.36mmとした以外は実施例24と同様にしてサンプルシートの作製、落球衝撃試験を行った。結果を表15に示した。
αゲルの厚みを0.5mm、SEBSの厚みを0.5mmとした以外は実施例24と同様にしてサンプルシートの作製、落球衝撃試験を行った。結果を表15に示した。
SEBSの厚みを0.45mm、EVTの厚みを0.45mmとした以外は実施例24と同様にしてサンプルシートの作製、落球衝撃試験を行った。結果を表15に示した。
(1)少なくとも透明粘着層と透明樹脂層とからなる厚みが3.5mm以下の積層体であって、
重量が530g〜550gの範囲にある鋼球を10cmの高さから落球させる落球衝撃試験における応力−時間曲線において、衝撃応力発生から第一のピークまでの間:T(μs)と
第一のピーク時の衝撃応力:F(kN)との間に、
T/F ≧ 200
の関係を満たすことを特徴とする積層体。
(2)衝撃吸収層をさらに含むことを特徴とする前記構成(1)記載の積層体。
1層以上の透明樹脂層とを備えた積層体であって、下記の(I)〜(Iv)の少なくとも1つの要件を満たすことを特徴とする前記構成(1)記載の積層体。
(I)透明粘着層の少なくとも1層のヤング率が1×102〜1×106Pa、厚みが10〜500μmである。
(II)透明樹脂層の少なくとも1層のヤング率が1×103〜1×108Pa、厚みが10〜3000μmである。
(III) 衝撃吸収層を含み、衝撃吸収層の少なくとも1層の針入度が50〜200である。
(IV)透明樹脂層および/または衝撃吸収層を合計2層以上有し、JIS−A硬度の比が1.1以上の関係にある2層が存在する。
20 高屈折率薄膜層
30 金属薄膜層
40 プラズマディスプレイパネル
50 低い弾性に特徴づけられた透明粘着層
60 透明導電層
70 透明粘着層
80 透明高分子フィルム
90 反射防止層
100 電極
140 有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ
Claims (9)
- 1層以上の透明粘着層と、
1層以上の透明樹脂層とを備えた積層体であって、下記の(I)〜(III)の少なくとも1つの要件を満たすことを特徴とする積層体。
(I)透明粘着層の少なくとも1層のヤング率が1×102〜1×106Pa、厚みが10〜500μmである。
(II)透明樹脂層の少なくとも1層のヤング率が1×103〜1×108Pa、厚みが10〜3000μmである。
(III)衝撃吸収層を含み、衝撃吸収層の少なくとも1層の針入度が50〜200である。 - 1層以上の透明粘着層と、
1層以上の透明樹脂層とを備えた積層体であって、下記の(I)〜(IV)の少なくとも1つの要件を満たすことを特徴とする積層体。
(I)透明粘着層の少なくとも1層のヤング率が1×102〜1×106Pa、厚みが10〜500μmである。
(II)透明樹脂層の少なくとも1層のヤング率が1×103〜1×108Pa、厚みが10〜3000μmである。
(III)衝撃吸収層を含み、衝撃吸収層の少なくとも1層の針入度が50〜200である。
(IV)透明樹脂層および/または衝撃吸収層を合計2層以上有し、JIS−A硬度の比が1.1以上の関係にある2層が存在する。 - 透明粘着層が、アクリル樹脂またはシリコン樹脂を主成分とすることを特徴とする請求項1または2記載の積層体。
- 透明樹脂層が、ポリエステル樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリウレタン、および透明性を有するエラストマから選ばれる1種以上を含むことを特徴とする請求項1または2記載の積層体。
- 衝撃吸収層が、シリコーン系ゲルを含むことを特徴とする請求項1または2記載の積層体。
- 透明樹脂層のうち少なくとも1層が、0.01〜30Ω/□の面抵抗を有する透明導電層または金属メッシュ層を含むことを特徴とする請求項1または2記載の積層体。
- 透明樹脂層のうち少なくとも1層が、反射防止機能、防眩機能、防汚機能、静電防止機能、偏光機能、および位相差形成機能から選ばれる少なくとも1つの機能を有することを特徴とする請求項1または2記載の積層体。
- 透明樹脂層は、電磁波の全領域、近赤外線領域および可視光領域のうち少なくとも1つ電磁波をフィルタリングするフィルタ機能を有することを特徴とする請求項1または2記載の積層体。
- 請求項1または2記載の積層体をディスプレイ視認面に設けたことを特徴する表示装置。
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