JP2004162886A - 電磁クラッチ用カップリング - Google Patents

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Abstract

【課題】励磁コイル2への非通電時におけるアーマチュア5とロータ4とのギャップGを全周均一にして、電磁クラッチの動作の信頼性を向上することの可能なカップリングを提供する。
【解決手段】ハブ10が、内周に回転軸6とスプライン嵌合されるスプライン孔11cが貫通形成されたボス11と、このボス11のフランジ11bの端面に結合され、内周に回転軸6との突き当て部12dが形成されたプレート12からなるため、ボス11のスプライン孔11cとフランジ11bとの直角度を高精度にすることができ、スプライン孔11cとプレート12の直角度も高精度にすることができ、その結果、ハブ10に弾性体30及びアウターリング20を介して取り付けられるアーマチュア5の振れ制度が向上して、ギャップGを全周均一にすることができる。また、弾性体30から露出したプレート12及びアウターリング20の表面に、高温焼付け又はめっきによる防錆皮膜を形成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両の車室空調装置におけるコンプレッサの電磁クラッチに設けられるカップリングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両の車室空調装置の冷凍サイクルにおいて、冷媒を圧縮するコンプレッサの電磁クラッチとしては、従来、例えば特許文献1に開示されたようなものが知られている。
【0003】
【特許文献1】
実開昭51−16153号公報(第1図)
【0004】
図8は、上記特許文献1と同種の電磁クラッチをその軸心を通る平面で切断して示す断面図であり、すなわち、図8に示されるように、この種の電磁クラッチ100は、ハウジング101に固定された非回転の励磁コイル102と、この励磁コイル102を包囲するように配置されると共にハウジング101の軸孔筒部101aにベアリング103を介して回転自在に保持され外周にプーリ104aが設けられたロータ104と、このロータ104の端面104bに近接対向されたアーマチュア(クラッチ盤)105と、このアーマチュア105を前記ハウジング101の軸孔筒部101aに挿通された回転軸106に対して軸方向移動可能に連結するカップリング110とを備える。
【0005】
カップリング110は、従来の技術においては、回転軸106の先端部外周にスプライン嵌合されると共に螺子部材107を介して緊結された冷間鍛造品であるハブ111と、このハブ111の外周側に同心的に配置されアーマチュア105に円周方向複数のリベット108を介して連結された金属プレス成形品であるアウターリング112と、このアウターリング112と前記ハブ111のリム部との対向周面間に加硫接着された環状のゴム状弾性材料からなる弾性体113とを備えている。
【0006】
すなわちこのカップリング110は、励磁コイル102を通電した時に、その磁力によって磁化されたアーマチュア105が、軸方向移動して回転中のロータ104の端面104bに吸着されるのを、弾性体113の軸方向剪断変形によって許容すると共に、アーマチュア105とロータ104との吸着時の騒音を低減し、アーマチュア105から回転軸106へトルクを伝達するものである。また、励磁コイル102への非通電時には、弾性体113の復元力によってアーマチュア105をロータ104の端面104bから僅かなギャップGをもって離間させるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、電磁クラッチの動作の信頼性を確保するには、励磁コイル102への非通電時におけるアーマチュア105とロータ104の端面104bとのギャップGが可及的に小さく、かつ全周均一であることが要求される。しかし、従来の技術によるカップリング110は、ハブ111が冷間鍛造によって製作されており、鍛造用の型が片持ち構造になるため、内周のスプライン孔111aの成形が難しく、このため、回転軸106の軸端に形成されたスプライン軸部106aに対するハブ111のフランジ部111bの振れ精度、すなわち軸心に対する直角度を確保することが難しい。したがって、アーマチュア105の振れ精度も悪化し、その結果、ロータ104の端面104bとのギャップGが全周均一になりにくく、電磁クラッチの動作の信頼性が低下するおそれがあった。
【0008】
なお、回転軸106のスプライン軸部106aに対するハブ111のフランジ部111bの振れ精度が悪化する原因は、ハブ111のスプライン孔111aの内端に形成されて前記スプライン軸部106aの先端が衝合する突き当て面111cの面積が小さいために、冷間鍛造によって軸心に対する突き当て面111cの直角度を高精度に形成することが難しいことや、フランジ部111bに対するスプライン孔111aの直角度を高精度にすることが難しいことが挙げられる。
【0009】
また、この種のカップリング110は、金属部分に防錆処理を必要としているが、従来、この防錆処理は、ハブ111及びアウターリング112に弾性体113を一体成形(加硫接着)した後、金属部(ハブ111及びアウターリング112)の表面に、120℃以下の低温で乾燥するエポキシ樹脂系の塗料を塗布することによって、防錆皮膜を形成している。ところが、このようなエポキシ樹脂系の塗膜による防錆処理では、塗りむらや、取扱い時の塗膜の損傷や剥がれを生じやすく、また、エンジンルーム内で飛散するオイル等により溶解したり剥がれたりしやすい。このため、弾性体113との接着部などに、錆による損傷が発生するおそれがあった。
【0010】
本発明は、上述のような問題に鑑みてなされたもので、その主な技術的課題とするところは、励磁コイルへの非通電時におけるアーマチュアとロータの端面とのギャップを全周均一にして、電磁クラッチの動作の信頼性を向上することの可能なカップリングを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係る電磁クラッチ用カップリングは、回転軸に取り付けられるハブと、このハブの外周側に同心的に配置されて励磁コイルの通電/非通電によってロータと軸方向に接離されるアーマチュアに結合されるアウターリングと、前記ハブとアウターリングとを弾性的に連結する弾性体とを具備し、前記ハブが、内周に前記回転軸と互いに回り止め状態に嵌合される軸孔が貫通形成されたボスと、このボスのフランジの端面に結合され、外周が前記弾性体と連結されると共に内周に前記回転軸との突き当て部が形成されたプレートとからなる。
【0012】
請求項2の発明に係る電磁クラッチ用カップリングは、請求項1に記載の構成において、プレートとアウターリングが、一枚の金属板で同時にプレス成形され分離されたものである。
【0013】
請求項3の発明に係る電磁クラッチ用カップリングは、請求項1又は2に記載の構成において、プレート及びアウターリングの表面のうち、弾性体から露出した表面に、めっき又は焼き付けによる防錆皮膜が形成されたものである。
【0014】
請求項5の発明に係る電磁クラッチ用カップリングは、請求項3に記載の構成において、弾性体の外周がスリーブに接着され、このスリーブが、アウターリングのスリーブ部の内周に圧入されたものである。
【0015】
請求項4の発明に係る電磁クラッチ用カップリングは、請求項3に記載の構成において、弾性体の内周がスリーブに接着され、プレートのリム部が、前記スリーブの内周に圧入されたものである。
【0016】
請求項6の発明に係る電磁クラッチ用カップリングは、請求項4に記載の構成において、アウターリングのスリーブ部に、スリーブの端面を正面側から覆う内向き屈曲縁が形成されたものである。
【0017】
請求項7の発明に係る電磁クラッチ用カップリングは、請求項5に記載の構成において、プレートのリム部に、スリーブの端面を正面側から覆う外向き屈曲縁が形成されたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る電磁クラッチ用カップリングの好ましい第一の形態を、電磁クラッチへの取付状態で、軸心を通る平面で切断して示す断面図、図2は、図1のカップリングを、軸心を通る平面で切断して示す断面図である。なお、以下の説明において、「正面」又は「正面側」とは、各図における左側のことであり、「背面」又は「背面側」とは、各図における右側、すなわちコンプレッサ本体の存在する側のことである。
【0019】
まず図1において、参照符号1は車両の車室空調装置におけるコンプレッサハウジング(以下、単にハウジングという)1の正面側の端部を示しており、2はハウジング1に固定された非回転の励磁コイル、4はハウジング1にボールベアリング3を介して回転自在に保持されたロータ、5はロータ4の正面側に近接対向して配置されたクラッチ盤としてのアーマチュア、6はハウジング1に挿通されて、内部の冷媒圧縮機構(不図示)を作動させる回転軸、7は本発明の構造を備えるカップリングで、アーマチュア5を回転軸6に対して軸方向移動可能な状態に連結するものである。ロータ4及びアーマチュア5は、共に励磁コイル2に発生する磁界によって磁化される磁性体金属からなる。
【0020】
ハウジング1の正面側の端部には、回転軸6が挿通される軸孔筒部1aが突出形成されており、ボールベアリング3は、そのインナーレース3aが前記軸孔筒部1aの外周面に嵌着されている。また、ロータ4は、内周面が前記ボールベアリング3のアウターレース3bに嵌着される内周筒部4aと、その正面側の端部から励磁コイル2とアーマチュア5の間を円盤状に展開する端壁部4bと、この端壁部4bの外径端から励磁コイル2の外周側に沿って背面側へ延びるプーリ部4cとを有し、すなわち励磁コイル2を略コ字型に包囲する断面形状を呈する。プーリ部4cの外周面にはポリV溝4dが形成されており、内燃機関のクランクプーリから駆動力を入力するための、図示されていない無端ベルトが巻き掛けられるようになっている。
【0021】
本発明の第一の形態によるカップリング7は、回転軸6の正面側の軸端に取り付けられるハブ10と、その外周側に同心的に配置されると共にアーマチュア5の外周部に取り付けられるアウターリング20と、前記ハブ10とアウターリング20の間を弾性的に連結する弾性体30とを備える。
【0022】
図2にも示されるように、ハブ10は、金属の冷間鍛造によって製作されたボス11と、金属板のプレス成形によって製作され前記ボス11の軸方向正面側に同心的に結合されたプレート12とからなる。
【0023】
ハブ10におけるボス11は、内周の嵌合筒部11aと、その軸方向正面側の端部から外周側へ軸心と直角に展開した円盤状のフランジ11bを有する。嵌合筒部11aの内周には、回転軸6の軸端に形成されたスプライン軸部6aの外周面と多数の軸方向溝によりスプライン嵌合される軸孔としてのスプライン孔11cが、軸方向に貫通して形成されている。
【0024】
一方、ハブ10におけるプレート12は、中心にボス11のスプライン孔11cより小径のボルト挿通孔12bが開設されると共に外径が前記ボス11のフランジ11bより大径の円盤部12aと、この円盤部12aの外周端から正面側へ屈曲して円筒状に形成されたリム部12cとを有する。リム部12cは、図1の取付状態においては、アーマチュア5の内周近傍の正面側に位置する。
【0025】
ボス11とプレート12は、ボス11のフランジ11bに正面側へ突設された円周方向複数の結合突起11dを、これに対応してプレート12の円盤部12aに開設された複数の結合孔12dにそれぞれ挿通し、この結合孔12dを貫通した前記結合突起11dの先端を潰してカシメることによって、互いに一体に結合され、ハブ10をなすものである。なお、前記結合突起11dに代えて、後述する第二あるいは第三の形態のようなリベット13を用いてボス11とプレート12を結合しても良い。
【0026】
このハブ10は、ボス11における嵌合筒部11aのスプライン孔11cを、回転軸6のスプライン軸部6aに外挿してスプライン嵌合すると共に、プレート12のボルト挿通孔12bに挿通した取付ボルト8を、前記スプライン軸部6aの内周に形成した雌螺子孔6bにねじ込むことにより、プレート12の円盤部12aの内周縁である突き当て部12dを、前記スプライン軸部6aの端面に突き当てて緊結し、回転軸6に取り付けられる。そして、上述のように、スプライン孔11cは、ボス11を軸方向に貫通しているため、その加工が容易であり、ボス11における嵌合筒部11aのスプライン孔11cとフランジ11bとの直角度を高精度にすることができる。このため、回転軸6のスプライン軸部6aと衝合している突き当て部12dが、前記フランジ11bに密接状態に結合されたプレート12の円盤部12aの内周縁に形成されていることと相俟って、前記スプライン孔11cに対する円盤部12aの直角度も、高精度にすることができる。
【0027】
アウターリング20は、金属板のプレス成形によって製作されたものであって、図2に示されるように、ハブ10のプレート12におけるリム部12cと同心の円筒状をなすスリーブ部21と、その背面側の端部から外周側へ円周方向等間隔で形成され、それぞれ結合孔22aが開設された結合フランジ部22とを有する。そしてこのアウターリング20は、図1に示されるように、各結合孔22aとこれに対応してアーマチュア5に開設された結合孔5aに跨って挿通した複数のリベット9を介して、アーマチュア5の外周近傍の正面側に結合されている。
【0028】
図3は、ハブ10のプレート12とアウターリング20を示す断面図である。この図から理解されるように、プレート12とアウターリング20は、一枚の金属板から同時にプレス成形すると共に、図中に二点鎖線で示される部分をC1及びC2位置で環状に打ち抜いて切断することによって製作されたものである。このため、別々のプレス金型やプレス工程が不要であり、製造コストの低減に寄与することができる。
【0029】
弾性体30はゴム状弾性材料で環状に成形されたものであって、内周がハブ10におけるプレート12のリム部12cの外周面と一体的に加硫接着され、外周がアウターリング20の内周面と一体的に加硫接着されている。すなわち、この弾性体30は、図示されていない加硫成形用金型内に、予め加硫接着剤を塗布したプレート12とアウターリング20を、互いに同心的にセットし、径方向に互いに対向するプレート12のリム部12cとアウターリング20のスリーブ部21との間に型締めによって画成される環状のキャビティ内に、成形用未加硫ゴム材料を充填して加熱・加圧することによって、加硫成形と同時にプレート12及びアウターリング20に一体化させたものである。
【0030】
また、プレート12及びアウターリング20は、予めカチオン電着塗装など、200℃以上の高温で樹脂塗膜を焼き付ける方法、あるいは有色クロメート等のめっきによって、表面に防錆を施す。このようにして形成された防錆皮膜は、塗りむら等はなく、硬質で、耐候性や耐腐食性が高いため、優れた防錆効果を奏する。そして、プレート12及びアウターリング20の表面のうち、弾性体30が加硫接着される面(図3に破線a及び破線bで示される範囲)に、ショットブラスト等によって、前記防錆皮膜を除去してから、加硫接着のための接着剤を塗布し、乾燥後、上述のように加硫成形用金型内にセットして、弾性体30の加硫成形(加硫接着)を行う。面a,bの防錆皮膜を除去するのは、防錆皮膜の上に接着剤を塗布して加硫接着を行うと、安定した接着性が得られないからである。
【0031】
弾性体30は、図1に示される電磁クラッチへの取付状態において、励磁コイル2の非通電時には、アーマチュア5をロータ4の端面4eからギャップGだけ軸方向正面側へ離間した状態に保持し、励磁コイル2の通電時に、その磁力によって磁化されたアーマチュア5が、軸方向移動して回転中のロータ4の端面4eに吸着されるのを許容し、その吸着状態において、アーマチュア5側から回転軸6側へトルクを伝達するものである。
【0032】
弾性体30の内周部には、アーマチュア5側へ向けて突出した円弧状に延びる弾性突条31が円周方向断続的に形成されており、この弾性突条31は、アーマチュア5が弾性体30の弾性によってロータ4の端面4eからギャップGだけ軸方向へ離間した位置に保持されている時に、このアーマチュア5の正面側の端面に接触するようになっている。
【0033】
以上のように構成された本形態によるカップリング7を用いた電磁クラッチの動作について説明すると、ロータ4は、プーリ4cに巻き掛けられた無端ベルト(不図示)を介して、内燃機関のクランクプーリからの駆動力を与えられて回転している。そして、励磁コイル2への非通電時には、アーマチュア5がギャップGを介してロータ4の端面4eから離間した状態に保持されているので、回転軸6へのトルクが遮断されており、すなわちコンプレッサ(ひいては空調装置)が停止状態にある。
【0034】
先に説明したように、ハブ10は、そのボス11における嵌合筒部11aのスプライン孔11cとフランジ11bとの直角度を高精度にし、かつ前記スプライン孔11cに対するプレート12の円盤部12aの直角度も、高精度にすることができる結果、当該カップリング7を介して回転軸6に連結されたアーマチュア5の振れ精度を向上させて、励磁コイル2への非通電時におけるロータ4の端面4eとのギャップGを全周均一にすることができる。
【0035】
ここで、励磁コイル2に励磁電流が投入されると、励磁コイル2に発生する磁界によって、ロータ4及びアーマチュア5が磁化されるので、アーマチュア5が、カップリング7の弾性体30の軸方向剪断変形を伴いながら、ロータ4の端壁部4bへ向けて軸方向変位し、その端面4eに吸着されて、クラッチミート状態となる。このため、ロータ4の回転トルクが、アーマチュア5からカップリング7のアウターリング20、弾性体30及びハブ10を介して回転軸6へ伝達され、コンプレッサ(ひいては空調装置)が運転状態となる。そして上述のように、非通電時におけるアーマチュア5とロータ4とのギャップGが微小かつ全周均一であることによって、通電の際に、両者間に全周均一に磁力が作用するので、信頼性の高いクラッチミートが行われる。
【0036】
このとき、弾性体30は、アーマチュア5とロータ4とのクラッチミートによる干渉音を低減すると共に、このクラッチミートによって、ロータ4の回転トルクがアーマチュア5へ急激に入力されることによる衝撃を、捩り方向剪断変形によって、有効に緩和する。
【0037】
次に、ロータ4にアーマチュア5が吸着されたクラッチミート状態から、励磁コイル2への励磁電流の供給を遮断すると、アーマチュア5の磁気吸着力が解除されるので、弾性体30の弾性的な復元力によって、アーマチュア5はロータ4の端面4eから正面側へギャップGをもって離れ、図1に示される位置へ復帰動作される。このため、ロータ4からアーマチュア5及びカップリング7を介しての回転トルクの伝達が遮断され、回転軸6の回転が停止する。
【0038】
また、アーマチュア5の復帰動作に際しては、その正面側の端面が、弾性体30の内周部に形成された複数の円弧状の弾性突条31に接触することによって、アーマチュア5の復帰位置を規定するようになっているため、金属接触の場合のような衝突音を発生しない。
【0039】
また、カップリング7は、弾性体30から露出したプレート12及びアウターリング20の表面が、高温焼き付けによる樹脂塗膜又はめっきによる金属皮膜からなる硬質の防錆皮膜で被覆されているため、取扱い時の塗膜の損傷や剥がれを生じにくく、エンジンルーム内で飛散するオイル等により溶解したり剥がれたりすることもない。このため、弾性体30との接着部や結合突起11dあるいはリベットによるボス11との締結部などに、錆による損傷が発生するおそれがなく、耐久性を向上することができる。
【0040】
次に図4は、本発明に係る電磁クラッチ用カップリングの好ましい第二の形態を、その軸心を通る平面で切断して示す断面図、図5は、アウターリング20と嵌合する前の状態を、軸心を通る平面で切断して示す断面図である。なお、この形態の説明においても、「正面」又は「正面側」とは、図における左側のことであり、「背面」又は「背面側」とは、図における右側のことである。
【0041】
この形態において、先に説明した第一の形態と異なるところは、弾性体30の外周部が、アウターリング20のスリーブ部21の内周に圧入嵌着された金属製スリーブ23の内周面に加硫接着されており、前記スリーブ部21における正面側の端部に、スリーブ23の正面側の端面23aを正面側から覆う内向き屈曲縁21aが形成された点にある。また、ハブ10におけるボス11のフランジ11bとプレート12の円盤部12aが、前記フランジ部11bにおける円周方向複数の結合孔11e及びこれに対応する前記円盤部12aの結合孔12dに跨って挿通したリベット13を介して結合されている。
【0042】
この形態によるカップリング7の製造においても、プレート12とアウターリング20は、一枚の金属板から同時にプレス成形すると共に、先に説明した図3に二点鎖線で示される部分を環状に打ち抜いて切断することによって得られたものである。そして、アウターリング20のスリーブ部21における内向き屈曲縁21aは、外周側の打ち抜き切断位置C2を図示よりも僅かに内周側とすることによって形成することができる。また、スリーブ23は、外径が、アウターリング20のスリーブ部21の内径よりも僅かに大きい金属パイプを、輪切り状に切断することによって製作することができる。
【0043】
打ち抜き成形されたプレート12及びアウターリング20は、予めカチオン電着塗装など、200℃以上の高温で樹脂塗膜を焼き付ける方法、あるいは有色クロメート等のめっきによって、表面に防錆皮膜を形成する。また、スリーブ23の表面は、接着性の向上を図るために、ショットブラスト又は化成処理を施すことによって粗面加工しておく。
【0044】
次に、プレート12の表面のうち、弾性体30が加硫接着される面(図3に破線aで示される範囲)の防錆皮膜を、ショットブラスト等によって除去してから、この防錆皮膜除去面と、スリーブ23の内周面に、加硫接着のための接着剤を塗布し、乾燥後、プレート12とスリーブ23を加硫成形用金型内に互いに同心的にセットし、径方向に互いに対向するプレート12のリム部12cとスリーブ23との間に型締めによって画成される環状のキャビティ内に、成形用未加硫ゴム材料を充填して加熱・加圧することによって、弾性体30を、加硫成形と同時にプレート12及びスリーブ23に一体的に加硫接着する。そして、この成形工程によって、図5に示されるような、プレート12及びスリーブ23と弾性体30との一体成形物Aが得られる。
【0045】
次に、上述のようにして得られた一体成形物Aのスリーブ23を、アウターリング20のスリーブ部21の内周に、その背面側から圧入し、図4に示されるように、プレート12とボス11を、結合孔12d,11eに挿通したリベット13のカシメによって結合する。アウターリング20へのスリーブ23の圧入に際しては、内向き屈曲縁21aがスリーブ23に対する軸方向の位置決め手段となる。また、スリーブ23は、アウターリング20のスリーブ部21に圧入されることによって僅かに縮径変形を受け、これによって弾性体30が径方向に予圧縮されるので、加硫成形後の体積収縮によって弾性体30に生じた径方向の引張応力が解消され、もしくは緩和される。
【0046】
この第二の形態によるカップリング7も、図1と同様に、電磁クラッチに取り付けられて、第一の形態と同等の機能を奏するものである。スリーブ23は、防錆皮膜が施されていないが、アウターリング20への圧入により外周面の全周が密着されており、正面側の端面23aも、防錆された内向き屈曲縁21aで覆われることにより保護されているので、錆の発生が有効に防止されると共に、美観も向上する。
【0047】
次に図6は、本発明に係る電磁クラッチ用カップリングの好ましい第三の形態を、その軸心を通る平面で切断して示す断面図、図7は、ハブ10のプレート12と嵌合する前の状態を、軸心を通る平面で切断して示す断面図である。なお、この形態の説明においても、「正面」又は「正面側」とは、図における左側のことであり、「背面」又は「背面側」とは、図における右側のことである。
【0048】
この形態において、先に説明した第一の形態と異なるところは、弾性体30の内周部が、プレート12のリム部12cの外周に圧入嵌着された金属製スリーブ14の外周面に加硫接着されており、前記リム部12cにおける正面側の端部に、スリーブ14の正面側の端面14aを正面側から覆う外向き屈曲縁12eが形成された点にある。ハブ10におけるボス11のフランジ11bとプレート12の円盤部12aは、第二の形態と同様、リベット13を介して結合されている。
【0049】
この形態によるカップリング7の製造においても、プレート12とアウターリング20は、一枚の金属板から同時にプレス成形すると共に、先に説明した図3に二点鎖線で示される部分を環状に打ち抜いて切断することによって得られたものである。そして、プレート12のリム部12cにおける外向き屈曲縁12eは、内周側の打ち抜き切断位置C1を図3に示される位置よりも僅かに外周側とすることによって形成することができる。また、スリーブ14は、内径が、プレート12のリム部12cの外径よりも僅かに小さい金属パイプを、輪切り状に切断することによって製作することができる。
【0050】
打ち抜き成形されたプレート12及びアウターリング20は、予めカチオン電着塗装など、200℃以上の高温で樹脂塗膜を焼き付ける方法、あるいは有色クロメート等のめっきによって、表面に防錆皮膜を形成する。また、スリーブ14の表面は、ショットブラスト又は化成処理による粗面加工を施しておく。
【0051】
次に、アウターリング20の表面のうち、弾性体30が加硫接着される面(図3に破線bで示される範囲)の防錆皮膜を、ショットブラスト等によって除去してから、この防錆皮膜除去面と、スリーブ14の外周面に、加硫接着のための接着剤を塗布し、乾燥後、アウターリング20とスリーブ14を加硫成形用金型内に互いに同心的にセットし、径方向に互いに対向するアウターリング20のスリーブ部21とスリーブ14との間に型締めによって画成される環状のキャビティ内に、成形用未加硫ゴム材料を充填して加熱・加圧することによって、弾性体30を、加硫成形と同時にアウターリング20及びスリーブ14に一体的に加硫接着する。そして、この成形工程によって、図7に示されるような、アウターリング20及びスリーブ14と弾性体30との一体成形物Bが得られる。
【0052】
次に、プレート12のリム部12cを、上述のようにして得られた一体成形物Bのスリーブ14の内周に、その正面側から圧入し、図6に示されるように、プレート12とボス11を、結合孔12d,11eに挿通したリベット13のカシメによって結合する。プレート12のリム部12cをスリーブ14に圧入する際には、外向き屈曲縁12eがスリーブ14に対する軸方向の位置決め手段となる。また、スリーブ14は、リム部12cの圧入によって僅かに拡径変形を受け、これによって弾性体30が径方向に予圧縮されるので、加硫成形後の体積収縮によって弾性体30に生じた径方向の引張応力が解消され、もしくは緩和される。
【0053】
この第三の形態によるカップリング7も、図1と同様に、電磁クラッチに取り付けられて、第一の形態と同様の機能を奏するものである。スリーブ14には、防錆皮膜は施されていないが、プレート12の圧入により内周面の全周がリム部12cに密着されており、正面側の端面14aも、防錆された外向き屈曲縁12eで覆われることによって保護されているので、錆の発生が有効に防止されると共に、美観が向上する。
【0054】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る電磁クラッチ用カップリングによると、ハブが、内周に回転軸と回り止め状態に嵌合される軸孔が貫通形成されたボスと、このボスのフランジの端面に結合され、内周に前記回転軸との突き当て部が形成されたプレートからなるため、ボスの軸孔とフランジとの直角度を高精度にすることができ、前記軸孔とプレートの直角度も高精度にすることができ、その結果、当該カップリングを介して回転軸に取り付けられるアーマチュアの振れ制度が向上して、電磁クラッチの動作の信頼性を高めることができる。
【0055】
本発明の請求項2に係る電磁クラッチ用カップリングによると、ハブのプレートと、その外周に配置されたアウターリングが、一枚の金属板で同時にプレス成形され分離されたものであるため、ハブをボスとプレートの2部品にしたことによる製造コストの上昇を防止又は抑制することができる。
【0056】
本発明の請求項3に係る電磁クラッチ用カップリングによると、弾性体から露出したプレート及びアウターリングの表面に、めっき又は焼き付けによる防錆皮膜が形成されているため、エポキシ樹脂の塗布による従来の防錆処理に比較して、優れた防錆効果を得ることができる。
【0057】
本発明の請求項4に係る電磁クラッチ用カップリングによると、弾性体の外周がスリーブに接着されているため、スリーブをアウターリングのスリーブ部の内周に圧入することによって弾性体が予圧縮され、その耐久性を向上することができる。
【0058】
本発明の請求項5に係る電磁クラッチ用カップリングによると、弾性体の内周がスリーブに接着されているため、スリーブの内周にプレートのリム部を圧入することによって弾性体が予圧縮され、その耐久性を向上することができる。
【0059】
本発明の請求項6に係る電磁クラッチ用カップリングによると、アウターリングのスリーブ部に、スリーブの端面を正面側から覆う内向き屈曲縁が形成されたため、スリーブの圧入が容易である。
【0060】
本発明の請求項7に係る電磁クラッチ用カップリングによると、プレートのリム部に、スリーブの端面を正面側から覆う外向き屈曲縁が形成されたため、プレートの圧入が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁クラッチ用カップリングの好ましい第一の形態を、電磁クラッチへの取付状態で、軸心を通る平面で切断して示す断面図である。
【図2】図1のカップリングを、軸心を通る平面で切断して示す断面図である。
【図3】図1のカップリングにおけるハブのプレートとアウターリングを、軸心を通る平面で切断して示す断面図である。
【図4】本発明に係る電磁クラッチ用カップリングの好ましい第二の形態を、軸心を通る平面で切断して示す断面図である。
【図5】第三の形態において、アウターリングと嵌合する前の状態を、軸心を通る平面で切断して示す断面図である。
【図6】本発明に係る電磁クラッチ用カップリングの好ましい第三の形態を、軸心を通る平面で切断して示す断面図である。
【図7】第三の形態において、プレートと嵌合する前の状態を、軸心を通る平面で切断して示す断面図である。
【図8】従来の技術によるカップリングを用いた電磁クラッチを、その軸心を通る平面で切断して示す断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
2 励磁コイル
3 ボールベアリング
4 ロータ
5 アーマチュア
5a,12d,22a 結合孔
6 回転軸
6a スプライン軸部
6b 雌螺子孔
7 カップリング
8 取付ボルト
9 リベット
10 ハブ
11 ボス
11a 嵌合筒部
11b フランジ
11c スプライン孔(軸孔)
11d 結合突起
12 プレート
12a 円盤部
12b ボルト挿通孔
12c リム部
12d 突き当て部
12e 外向き屈曲縁
13 リベット
14,23 スリーブ
14a,23a 端面
20 アウターリング
21 スリーブ部
21a 内向き屈曲縁
22 結合フランジ部
30 弾性体
A,B 一体成形物
G ギャップ

Claims (7)

  1. 回転軸(6)に取り付けられるハブ(10)と、このハブ(10)の外周側に同心的に配置されて励磁コイル(2)の通電/非通電によってロータ(4)と軸方向に接離されるアーマチュア(5)に結合されるアウターリング(20)と、前記ハブ(10)とアウターリング(20)とを弾性的に連結する弾性体(30)とを具備し、前記ハブ(10)が、内周に前記回転軸(6)と互いに回り止め状態に嵌合される軸孔(11c)が貫通形成されたボス(11)と、このボス(11)のフランジ(11b)の端面に結合され、外周が前記弾性体(30)と連結されると共に内周に前記回転軸(6)との突き当て部(12d)が形成されたプレート(12)とからなることを特徴とする電磁クラッチ用カップリング。
  2. プレート(12)とアウターリング(20)が、一枚の金属板で同時にプレス成形され分離されたものであることを特徴とする請求項1に記載の電磁クラッチ用カップリング。
  3. プレート(12)及びアウターリング(20)の表面のうち、弾性体(30)から露出した表面に、めっき又は焼き付けによる防錆皮膜が形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁クラッチ用カップリング。
  4. 弾性体(30)の外周がスリーブ(23)に接着され、このスリーブ(23)が、アウターリング(20)のスリーブ部(21)の内周に圧入されたことを特徴とする請求項3に記載の電磁クラッチ用カップリング。
  5. 弾性体(30)の内周がスリーブ(14)に接着され、プレート(12)のリム部(12c)が、前記スリーブ(14)の内周に圧入されたことを特徴とする請求項3に記載の電磁クラッチ用カップリング。
  6. アウターリング(20)のスリーブ部(21)に、スリーブ(23)の端面(23a)を正面側から覆う内向き屈曲縁(21a)が形成されたことを特徴とする請求項4に記載の電磁クラッチ用カップリング。
  7. プレート(12)のリム部(12c)に、スリーブ(14)の端面(14a)を正面側から覆う外向き屈曲縁(12e)が形成されたことを特徴とする請求項5に記載の電磁クラッチ用カップリング。
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