JP2004158543A - 気化器 - Google Patents

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Abstract

【課題】CVD原料に伴って供給されるキャリアガスの供給量を減少させたり、溶媒に溶解させる固体CVD原料の濃度を高くして気化供給を行なう場合であっても、固体CVD原料の析出、付着による気化室噴出口近辺における閉塞を長時間にわたり防止することができ、CVD原料を所望の濃度及び流量で極めて効率よく気化供給することが可能な気化器を提供する。
【解決手段】CVD原料供給部が、内側流路、及び気化室噴出口における流路の断面積が気化室噴出口以外の流路の断面積より広くなるように構成された外側流路から成る二重構造の噴出管を内蔵する構成とする。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体製造装置(CVD装置)にガス状のCVD原料を供給するための気化器に関する。さらに詳細には、液体CVD原料、または固体CVD原料を有機溶媒に溶解させたCVD原料を、気化器内で析出、付着させることなく、所望の濃度及び流量で効率よく気化し、半導体製造装置に気化供給するための気化器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体分野においては、半導体メモリー用の酸化物系誘電体膜として、高誘電率を有しステップカバレッジ性が高いチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)膜、チタン酸ストロンチウムバリウム(BST)膜、タンタル酸ビスマスストロンチウム(SBT)膜、チタン酸ジルコン酸ランタン鉛(PLZT)膜等が用いられている。これらの半導体薄膜のCVD原料としては、例えばPb源としてPb(DPM)(固体原料)、Zr源としてZr(OC(CH(液体原料)、Zr(DPM)(固体原料)、Ti源としてTi(OCH(CH(液体原料)、Ti(OCH(CH(DPM)(固体原料)、Ba源としてBa(DPM)(固体原料)、Sr源としてSr(DPM)(固体原料)が用いられている。
【0003】
CVD原料として液体原料を使用する場合、通常は、液体原料がキャリアガスとともに気化器に供給され、気化器でガス状にされた後、CVD装置に供給される。しかし、液体原料は、一般的に蒸気圧が低く、粘度が高く、気化温度と分解温度が接近しているため、その品質を低下させることなく、しかも所望の濃度及び流量で効率よく気化させることは困難なことであった。また、固体原料は、高温に保持し昇華して気化供給することにより高純度の原料を得ることが可能であるが、工業的には充分な供給量を確保することが極めて困難であるため、通常はテトラヒドロフラン等の溶媒に溶解させて液体原料とすることにより気化させて使用している。しかし、固体原料は、気化温度が溶媒と大きく相異し、加熱により溶媒のみが気化して固体原料が析出しやすいので、液体原料の気化よりもさらに困難であった。
【0004】
このように固体原料を用いた半導体膜の製造は、高度の技術を必要とするが、高品質、高純度のものが期待できるため、これらの原料を劣化や析出をさせることなく効率よく気化する目的で、種々の気化器あるいは気化供給装置が開発されてきた。
このような気化器としては、例えば、CVD原料供給部のCVD原料との接触部が、フッ素系樹脂、ポリイミド系樹脂等の耐腐食性合成樹脂で構成される気化器が、また、気化供給装置としては、前記のような気化器を有し、気化室の加熱時に加熱手段から熱伝導を受けるCVD原料供給部の金属構成部分が、冷却器により冷却可能な構成である気化供給装置が挙げられる(特願2001−349840)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記気化器は、CVD原料の流路、あるいはCVD原料とキャリアガスの流路の構成材料を、耐熱性のほか、断熱性があり、CVD原料が付着しにくい特性を有する耐腐食性合成樹脂としたものであり、固体CVD原料を有機溶媒に溶解させた原料を用いた場合においても、急激な原料の加熱を防止できるので、溶媒のみが気化しCVD原料が析出することが少なく、99.9%以上の高い気化効率が得られる気化器である。また、前記気化供給装置は、前記気化器を有し、気化室の加熱時に気化器のCVD原料供給部を冷却する構成としたものであり、CVD原料の析出防止効果をさらに向上させた気化供給装置である。
【0006】
しかしながら、このような気化器あるいは気化供給装置は、CVD原料供給部内に固体CVD原料が析出、付着することを防止できる効果があるが、CVD原料に伴って供給されるキャリアガスの供給量を減少させたり、溶媒に溶解させる固体CVD原料の濃度を高くすると、その他の気化器と同様に、溶媒のみが気化する傾向が大きくなり、CVD原料の気化室噴出口近辺に固体CVD原料が析出、付着し、噴出口を狭めて、CVD原料が安定して気化供給できなくなる虞があった。しかし、化学気相成長においては、CVD原料を高濃度で供給することによりその利用効率を上げるとともに、高品質、高純度の半導体膜を成膜しやすくすることが好ましい。
【0007】
従って、本発明が解決しようとする課題は、CVD原料に伴って供給されるキャリアガスの供給量を減少させたり、溶媒に溶解させる固体CVD原料の濃度を高くして気化供給を行なう場合であっても、固体CVD原料の析出、付着による気化室噴出口近辺における閉塞を長時間にわたり防止することができ、CVD原料を所望の濃度及び流量で極めて効率よく気化供給することが可能な気化器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、これらの課題を解決すべく鋭意検討した結果、前記のような構成の気化器において、CVD原料とキャリアガスを気化室へ噴出する流路の外周部に、キャリアガスを気化室へ噴出するための流路を設けて二重構造の噴出管とし、外側流路の気化室噴出口における流路の断面積が気化室噴出口以外の流路の断面積より広くなるように構成することにより、気化室のCVD原料噴出口及びその近辺に固体CVD原料が析出、付着しにくくなるとともに、固体CVD原料が析出、付着した場合であっても、気化室噴出口近辺におけるCVD原料流路の閉塞を長時間にわたり防止でき、CVD原料を所望の濃度及び流量で極めて効率よく気化供給することが可能であることを見い出し本発明に到達した。
【0009】
すなわち本発明は、CVD原料の気化室、CVD原料を該気化室に供給するためのCVD原料供給部、気化ガス排出口、及び該気化室の加熱手段を備えた気化器であって、該CVD原料供給部が、内側流路、及び気化室噴出口における流路の断面積が気化室噴出口以外の流路の断面積より広くなるように構成された外側流路から成る二重構造の噴出管を内蔵することを特徴とする気化器である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明は、液体CVD原料、または液体CVD原料あるいは固体CVD原料を溶媒に溶解させたCVD原料を気化させて、半導体製造装置に供給する気化器に適用されるが、特に固体CVD原料を使用する場合において、固体CVD原料の析出、付着による気化室噴出口近辺におけるCVD原料流路の閉塞を長時間にわたり防止できる点で特に効果を発揮する。
【0011】
本発明の気化器は、CVD原料の気化室、CVD原料を気化室に供給するためのCVD原料供給部、気化ガス排出口、及び気化室の加熱手段を備えた気化器であって、CVD原料供給部が、少なくとも、CVD原料とキャリアガスを気化室へ噴出する内側流路、及び、気化室噴出口における流路の断面積が気化室噴出口以外の流路の断面積より広くなるように構成された、キャリアガスを気化室へ噴出する外側流路から成る二重構造の噴出管を内蔵する気化器である。
【0012】
本発明の気化器を適用できるCVD原料は、常温、常圧で液体であっても、また固体を溶媒に溶解したものであっても、液状を保持し得るものであれば特に制限はなく、用途に応じて適宜選択、使用される。例えばテトラiso−プロポキシチタン(Ti(OCH(CH)、テトラn−プロポキシチタン(Ti(OC)、テトラtert−ブトキシジルコニウム(Zr(OC(CH)、テトラn−ブトキシジルコニウム(Zr(OC)、テトラメトキシバナジウム(V(OCH)、トリメトキシバナジルオキシド(VO(OCH)、ペンタエトキシニオブ(Nb(OC)、ペンタエトキシタンタル(Ta(OC)、トリメトキシホウ素(B(OCH)、トリiso−プロポキシアルミニウム(Al(OCH(CH)、テトラエトキシケイ素(Si(OC)、テトラエトキシゲルマニウム(Ge(OC)、テトラメトキシスズ(Sn(OCH)、トリメトキシリン(P(OCH)、トリメトキシホスフィンオキシド(PO(OCH)、トリエトキシヒ素(As(OC)、トリエトキシアンチモン(Sb(OC)等の常温、常圧で液体のアルコキシドを挙げることができる。
【0013】
また、前記のほかに、トリメチルアルミニウム(Al(CH)、ジメチルアルミニウムハイドライド(Al(CHH)、トリiso−ブチルアルミニウム(Al(iso−C)、ヘキサフルオロアセチルアセトン銅ビニルトリメチルシラン((CFCO)CHCu・CHCHSi(CH)、ヘキサフルオロアセチルアセトン銅アリルトリメチルシラン((CFCO)CHCu・CHCHCHSi(CH)、ビス(iso−プロピルシクロペンタジエニル)タングステンジハライド((iso−CWH)、テトラジメチルアミノジルコニウム(Zr(N(CH)、ペンタジメチルアミノタンタル(Ta(N(CH)、ペンタジエチルアミノタンタル(Ta(N(C)、テトラジメチルアミノチタン(Ti(N(CH)、テトラジエチルアミノチタン(Ti(N(C)等の常温、常圧で液体の原料を例示することができる。
【0014】
さらに、ヘキサカルボニルモリブデン(Mo(CO))、ジメチルペントオキシ金(Au(CH(OC))、ビスマス(III)ターシャリーブトキシド(Bi(OtBu))、ビスマス(III)ターシャリーペントキシド(Bi(OtAm))、トリフェニルビスマス(BiPh)、ビス(エチルシクロペンタジエニル)ルテニウム(Ru(EtCp))、(エチルシクロペンタジエニル)(トリメチル)白金(Pt(EtCp)Me)、1,5−シクロオクタジエン(エチルシクロペンタジエニル)イリジウム(Ir(EtCp)(cod))、ビス(ヘキサエトキシタンタル)ストロンチウム(St[Ta(OEt))、ビス(ヘキサイソプロポキシタンタル)ストロンチウム(St[Ta(OiPr))、トリス(2,2,6,6,−テトラメチル−3,5ヘプタンジオナイト)ランタン(La(DPM))、トリス(2,2,6,6,−テトラメチル−3,5ヘプタンジオナイト)イットリウム(Y(DPM))、トリス(2,2,6,6,−テトラメチル−3,5ヘプタンジオナイト)ルテニウム(Ru(DPM))、ビス(2,2,6,6,−テトラメチル−3,5ヘプタンジオナイト)バリウム(Ba(DPM))、ビス(2,2,6,6,−テトラメチル−3,5ヘプタンジオナイト)ストロンチウム(Sr(DPM))、テトラ(2,2,6,6,−テトラメチル−3,5ヘプタンジオナイト)チタニウム(Ti(DPM))、テトラ(2,2,6,6,−テトラメチル−3,5ヘプタンジオナイト)ジルコニウム(Zr(DPM))、テトラ(2,6,−ジメチル−3,5ヘプタンジオナイト)ジルコニウム(Zr(DMHD))、ビス(2,2,6,6,−テトラメチル−3,5ヘプタンジオナイト)鉛(Pb(DPM))、(ジ−ターシャリーブトキシ)ビス(2,2,6,6,−テトラメチル−3.5.ヘプタンジオナイト)チタニウム(Ti(OtBu)(DPM))、(ジ−イソプロポキシ)ビス(2,2,6,6,−テトラメチル−3,5,−ヘプタンジオナイト)チタニウム(Ti(OiPr)(DPM))、(イソプロポキシ)トリス(2,2,6,6,−テトラメチル−3,5,−ヘプタンジオナイト)ジルコニウム(Zr(OiPr)(DPM))、(ジ−イソプロポキシ)トリス(2,2,6,6,−テトラメチル−3,5,−ヘプタンジオナイト)タンタル(Ta(OiPr)(DPM))等の常温、常圧で固体の原料を例示することができる。ただし、これらは通常0.1〜1.0mol/L程度の濃度で有機溶媒に溶解して使用する必要がある。
【0015】
固体CVD原料の溶媒として用いられる前記有機溶媒は、通常はその沸点温度が40℃〜140℃の有機溶媒である。それらの有機溶媒として、例えば、プロピルエーテル、メチルブチルエーテル、エチルプロピルエーテル、エチルブチルエーテル、酸化トリメチレン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン等のエーテル、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコール等のアルコール、アセトン、エチルメチルケトン、iso−プロピルメチルケトン、iso−ブチルメチルケトン等のケトン、プロピルアミン、ブチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、トリエチルアミン等のアミン、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル等のエステル、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の炭化水素等を挙げることができる。
【0016】
次に、本発明の気化器を、図1〜図7に基づいて詳細に説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
図1〜図3は各々本発明の気化器の一例を示す断面図、図4、図5は各々本発明の気化器のCVD原料供給部の例を示す断面図、図6は各々図4、図5におけるa−a’面、b−b’面、c−c’d−d’面、e−e’面、f−f’面の断面図、図7は本発明の気化器を適用した気化供給装置の一例を示す構成図である。
【0017】
本発明の気化器は、図1〜図3に示すように、CVD原料の気化室1、CVD原料を気化室に供給するためのCVD原料供給部2、気化ガス排出口3、及び気化室の加熱手段(ヒーター等)4を備えた気化器である。また、本発明の気化器は、これらとともに、CVD原料供給部の冷却手段5が備えられていることが好ましい。このような冷却手段としては、例えばCVD原料供給部の側面部に冷却水を流す配管等が挙げられる。
【0018】
本発明におけるCVD原料の気化は、通常は気化器の前段または気化器のCVD原料供給部内でCVD原料とキャリアガスを混合し、これらを気化室に噴出するとともに、その噴出口の外周部から前記とは別にキャリアガスを噴出することにより行われる。本発明の気化器は、CVD原料供給部内で、これらのCVD原料、キャリアガスを流通するための流路が、二重構造の噴出管により構成され、噴出管の外側流路において、気化室噴出口における流路の断面積が気化室噴出口以外の流路の断面積より広くなるように構成された気化器である。尚、本発明の気化器は、1種類のCVD原料の気化にも2種類以上の混合CVD原料の気化にも適用することができる。
以下、二重構造の噴出管の内側流路からCVD原料とキャリアガスが気化室に噴出し、外側流路からキャリアガスが気化室に噴出するとして、本発明におけるCVD原料供給部について詳細に説明する。
【0019】
図1、図2に示す気化器は、気化器の前段でCVD原料とキャリアガスを混合する方式の気化器であり、気化器の外部から気化器のCVD原料供給部に、CVD原料供給管6とキャリアガス供給管7が合流した合流配管8、及び前記とは別のキャリアガス供給管7が接続される。これらの気化器のCVD原料供給部は、図4に例示する断面図のような構成である。
尚、CVD原料供給管6、キャリアガス供給管7、及び合流配管8においては、CVD原料とキャリアガスの共存時間が長くなるほどこれらが分離する傾向があり、気化室内の圧力変動及び液体マスフローコントローラーの流量変動が大きくなる虞があるので、合流配管8が短くなるように設定することが好ましい。
【0020】
キャリアガス供給管7、合流配管8に各々接続されるキャリアガスの流路10、CVD原料とキャリアガスの混合流路11は、図4(1)(2)に示すようにCVD原料供給部内で全体にわたり二重構造の噴出管12を構成するか、あるいは図4(3)(4)に示すように気化室噴出口近辺で二重構造の噴出管12を構成する。そして前記二重構造の噴出管12の外側流路の気化室噴出口13は、気化室噴出口以外の流路に比べて断面積が広くなるように設定される。
【0021】
噴出管12の外側流路の形状は、気化室噴出口における流路の断面積が気化室噴出口以外の流路の断面積より広くなるように構成されていれば特に制限されることはないが、通常は気化室噴出口及びその近辺の外側流路の外形がその他の流路より大きい径を有する円柱、円錐台のような形状とされる。また、外側流路の内径、外径(直径)についても特に制限されることはないが、通常は気化室噴出口における外側流路の内径は2.0mm未満で、かつ外側流路の外径は2.0mm以上であり、好ましくは内径が0.2〜1.8mm、外径が2.5〜10mmである。さらに、前記の気化室噴出口における外側流路の外形が円柱、円錐台の場合、その高さは通常1〜10mmであり、その他の外形の場合も前記に準じる高さである。
【0022】
一方、図3に示す気化器は、気化器のCVD原料供給部内でCVD原料とキャリアガスを混合する方式の気化器であり、気化器の外部から気化器のCVD原料供給部にCVD原料供給管6及び2個のキャリアガス供給管7が接続される。図3に示す気化器のCVD原料供給部は、図5に例示する断面図のような構成である。
尚、CVD原料とキャリアガスを混合位置においては、CVD原料とキャリアガスの共存時間が長くなるほどこれらが分離する傾向があり、気化室内の圧力変動及び液体マスフローコントローラーの流量変動が大きくなる虞があるので、気化室噴出口に近くなるように設定することが好ましい。
【0023】
CVD原料供給管6、キャリアガス供給管7に各々接続されるCVD原料の流路9、キャリアガスの流路10は、互いに結合されてCVD原料とキャリアガスの混合流路となり、混合流路はさらに図5(1)〜(4)に示すように、前記とは別のキャリアガス供給管7から接続されたキャリアガスの流路10と二重構造の噴出管12を構成する。そして前記二重構造の噴出管12の外側流路の気化室噴出口13は、気化室噴出口以外の流路に比べて断面積が広くなるように設定される。
噴出管12の外側流路の形状、内径等については、前記の図1、図2の気化器と同様である。
【0024】
尚、本発明の気化器においては、固体CVD原料の析出、付着による気化室噴出口近辺におけるCVD原料流路の閉塞を防止する効果を高めるために、気化室噴出口の流路を広くなるように設定するほか、図5(4)に示すように、内側流路の気化室噴出口が外側流路よりも気化室側に突出した構成とすることが好ましい。内側流路の気化室噴出口を突出した構成とする場合、その突出部16の長さは、通常は1〜10mm程度とされる。
また、図6(a)に示すように、二重構造の噴出管は、通常は内側流路、外側流路の断面が同心の円形であるが、本発明の気化器においてはこれに限定されることがなく、例えば外側流路を内側流路の外周部に等間隔で複数個に分割した流路として用いることもできる。
【0025】
従来のような二重構造ではない噴出管を内蔵した気化器においては、CVD原料の気化室噴出口に、固体CVD原料が析出、付着し、噴出口を閉塞して、CVD原料が安定して気化供給できなくなる虞があった。また、噴出管を二重構造として、内側流路からCVD原料とキャリアガスを気化室へ噴出し、外側流路からキャリアガスを気化室へ噴出して気化を行なう場合は、噴出管が二重構造でない場合よりも固体CVD原料の析出、付着を防止することができるが、CVD原料に伴って供給されるキャリアガスの供給量を減少させた気化、溶媒に溶解させる固体CVD原料の濃度を高した気化、あるいは長時間の気化では、徐々に外側流路の内側壁面に固体CVD原料が析出、付着する。本発明の気化器は、外側流路の気化室噴出口が広くなるように構成された二重構造の噴出管を用いているので、気化室のCVD原料噴出口及びその近辺に固体CVD原料が析出、付着しにくくなるとともに、固体CVD原料が析出、付着した場合であっても、気化室噴出口近辺におけるCVD原料流路の閉塞を防止することが可能である。
【0026】
本発明においては、いずれの気化器であっても、CVD原料供給部の内部をフッ素系樹脂、ポリイミド系樹脂等の合成樹脂、あるいは空洞とするとともに、気化器外部との接触部を金属とすることが好ましい。CVD原料供給部の内部を合成樹脂にする場合、図4(1)〜(3)または図5(1)〜(4)のように合成樹脂14が配置される。また、CVD原料供給部の内部を空洞にする場合、図4(4)のように空洞15が形成される。このような構成とすることにより、CVD原料として固体CVD原料を有機溶媒に溶解させたものを使用した場合、ヒーター等の加熱手段により溶媒のみが急激に加熱されて流路内で気化することを防止することができる。
【0027】
また、本発明の気化器においては、液体原料の種類、供給量、気化ガス濃度、その他の操作条件等に応じて所望の温度に設定できるような加熱手段が付与される。加熱手段の設置形態については、気化室を精度良く加熱保温できれば特に限定されることがなく、例えばヒーターが気化器側面の構成部等に内蔵されて設けられる。しかし、固体CVD原料を有機溶媒に溶解させたCVD原料を用いた場合において、CVD原料供給部の急激なCVD原料の加熱を防止する効果をさらに向上させるために、例えばCVD原料供給部の側面部に冷却水を流すような構成としてCVD原料供給部の加熱を制限することが好ましい。
【0028】
【実施例】
次に、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明がこれらにより限定されるものではない。
【0029】
実施例1
図5(1)に示すような各流路を有し、内部がフッ素系樹脂(PFA)で構成され、気化器外部との接触部がステンレス鋼(SUS316)で構成されるCVD原料供給部を製作した。フッ素系樹脂の構成部は、外径16mm、高さ34.2mmの円柱状であり、その外側のステンレス鋼の厚みは2.0mmである。また、CVD原料の流路9及びキャリアガスの流路10はステンレス鋼製の二重管からなり、二重構造の噴出管12はフッ素系樹脂で構成されている。噴出管12の気化室噴出口における内側流路の内径は0.1mm、外側流路の内径は1.6mm、外径は3.2mmであり、気化室噴出口における外側流路の外径は7.0mm、広断面積部の円柱の高さは4.0mmである。尚、CVD原料の流路9及びキャリアガスの流路10の合流位置は、最下部から10mmに設定した。また、CVD原料供給部の側面には、冷却水を流してCVD原料供給部を冷却することができる冷却管を設けた。
【0030】
前記のCVD原料供給部のほか、気化ガス排出口、気化室の加熱手段、及びヒーターが内蔵された突起を有する図3に示すようなステンレス製(SUS316)の気化器を製作した。尚、気化室は、内径が65mm、高さが92.5mmの円柱状で、底部の突起は高さ27.5mmであり、また底部から15mmの高さには気化ガス排出口を設けた。
次に、脱ガス器、液体マスフローコントローラー、キャリアガス供給ライン等を接続し、図7に示すような気化供給装置を製作した。
【0031】
前記のような気化供給装置を用いて、固体CVD原料であるZr(DPM)を0.3mol/Lの濃度でTHF溶媒に溶解させたCVD原料を以下のように気化供給した。
気化室を1.3kPa(10torr)、250℃の温度とし、CVD原料を流路9へ0.2g/minで供給するとともに、アルゴンガスを二重構造の噴出管の外側流路10へ170ml/min、他の一方の流路10へ30ml/minの流量で供給し、気化室でCVD原料を気化させた。この間、CVD原料供給部のステンレス鋼の温度を30±2℃になるように冷却水を流した。
固体CVD原料の析出、付着による気化室噴出口の閉塞が認められるまでの時間を測定した結果を表1に示す。
【0032】
実施例2
実施例1と同様の気化器及び気化供給装置を用いて、固体CVD原料であるPb(DPM)を0.3mol/Lの濃度でTHF溶媒に溶解させたCVD原料を以下のようにして気化供給した。
気化室を1.3kPa(10torr)、210℃の温度とし、CVD原料を流路9へ0.36g/minで供給するとともに、アルゴンガスを二重構造の噴出管の外側流路10へ150ml/min、他の一方の流路10へ50ml/minの流量で供給し、気化室でCVD原料を気化させた。この間、CVD原料供給部のステンレス鋼の温度を30±2℃になるように冷却水を流した。
固体CVD原料の析出、付着による気化室噴出口の閉塞が認められるまでの時間を測定した結果を表1に示す。
【0033】
実施例3
実施例1と同様の気化器及び気化供給装置を用いて、固体CVD原料であるTi(OiPr)(DPM)を0.3mol/Lの濃度でTHF溶媒に溶解させたCVD原料を以下のようにして気化供給した。
気化室を1.3kPa(10torr)、230℃の温度とし、CVD原料を流路9へ0.2g/minで供給するとともに、アルゴンガスを二重構造の噴出管の外側流路10へ100ml/min、他の一方の流路10へ100ml/minの流量で供給し、気化室でCVD原料を気化させた。この間、CVD原料供給部のステンレス鋼の温度を30±2℃になるように冷却水を流した。
固体CVD原料の析出、付着による気化室噴出口の閉塞が認められるまでの時間を測定した結果を表1に示す。
【0034】
実施例4
実施例1における気化器のCVD原料供給部の製作において、二重構造の噴出管12の内側流路を気化室側に4.0mm突出させた以外は実施例1と同様にして図5(4)に示すようなCVD原料供給部を製作した。
このCVD原料供給部を用いた以外は実施例1と同様の気化器を製作し、さらに実施例1と同様の脱ガス器、液体マスフローコントローラー、キャリアガス供給ライン等を接続して気化供給装置を製作した。
前記のような気化供給装置を用いて実施例1と同様に気化供給試験を行なった結果を表1に示す。
【0035】
実施例5
実施例4と同様の気化器及び気化供給装置を用いて、固体CVD原料であるPb(DPM)を0.3mol/Lの濃度でTHF溶媒に溶解させたCVD原料を以下のようにして気化供給した。
気化室を1.3kPa(10torr)、210℃の温度とし、CVD原料を流路9へ0.36g/minで供給するとともに、アルゴンガスを二重構造の噴出管の外側流路10へ150ml/min、他の一方の流路10へ50ml/minの流量で供給し、気化室でCVD原料を気化させた。この間、CVD原料供給部のステンレス鋼の温度を30±2℃になるように冷却水を流した。
固体CVD原料の析出、付着による気化室噴出口の閉塞が認められるまでの時間を測定した結果を表1に示す。
【0036】
実施例6
実施例4と同様の気化器及び気化供給装置を用いて、固体CVD原料であるTi(OiPr)(DPM)を0.3mol/Lの濃度でTHF溶媒に溶解させたCVD原料を以下のようにして気化供給した。
気化室を1.3kPa(10torr)、230℃の温度とし、CVD原料を流路9へ0.2g/minで供給するとともに、アルゴンガスを二重構造の噴出管の外側流路10へ100ml/min、他の一方の流路10へ100ml/minの流量で供給し、気化室でCVD原料を気化させた。この間、CVD原料供給部のステンレス鋼の温度を30±2℃になるように冷却水を流した。
固体CVD原料の析出、付着による気化室噴出口の閉塞が認められるまでの時間を測定した結果を表1に示す。
【0037】
実施例7
実施例1における気化器のCVD原料供給部の製作において、二重構造の噴出管12の外側流路の気化室噴出口における形状を、円錐台(最大径7.0mm、高さ6.0mm)にした以外は実施例1と同様にして図5(2)に示すようなCVD原料供給部を製作した。
このCVD原料供給部を用いた以外は実施例1と同様の気化器を製作し、さらに実施例1と同様の脱ガス器、液体マスフローコントローラー、キャリアガス供給ライン等を接続して気化供給装置を製作した。
前記のような気化供給装置を用いて実施例1と同様に気化供給試験を行なった結果を表1に示す。
【0038】
実施例8
実施例1における気化器の製作において、原料供給部を図4(1)に示すような構成のものにした以外は実施例1と同様にして気化器を製作した。(気化室噴出口における形状は図5(1)に示すCVD原料供給部と同様である。)
さらに実施例1と同様の脱ガス器、液体マスフローコントローラー、キャリアガス供給ライン等を接続して気化供給装置を製作した。
前記のような気化供給装置を用いて実施例1と同様に気化供給試験を行なった結果を表1に示す。
【0039】
実施例9
実施例1における気化器の製作において、原料供給部を図4(3)に示すような構成のものにした以外は実施例1と同様にして気化器を製作した。(気化室噴出口における形状は図5(1)に示すCVD原料供給部と同様である。)
さらに実施例1と同様の脱ガス器、液体マスフローコントローラー、キャリアガス供給ライン等を接続して気化供給装置を製作した。
前記のような気化供給装置を用いて実施例1と同様に気化供給試験を行なった結果を表1に示す。
【0040】
比較例1
実施例1における気化器のCVD原料供給部の製作において、噴出管12の内側流路、外側流路の内径、外径を全て均一にした以外は実施例1と同様にしてCVD原料供給部を製作した。(内側流路の内径は0.1mm、外側流路の内径は1.6mm、外径は3.2mm。)
このCVD原料供給部を用いた以外は実施例1と同様の気化器を製作し、さらに実施例1と同様の脱ガス器、液体マスフローコントローラー、キャリアガス供給ライン等を接続して気化供給装置を製作した。
前記のような気化供給装置を用いて実施例1と同様に気化供給試験を行なった結果を表1に示す。
【0041】
比較例2
比較例1と同様の気化器及び気化供給装置を用いて、固体CVD原料であるPb(DPM)を0.3mol/Lの濃度でTHF溶媒に溶解させたCVD原料を以下のようにして気化供給した。
気化室を1.3kPa(10torr)、210℃の温度とし、CVD原料を流路9へ0.36g/minで供給するとともに、アルゴンガスを二重構造の噴出管の外側流路10へ150ml/min、他の一方の流路10へ50ml/minの流量で供給し、気化室でCVD原料を気化させた。この間、CVD原料供給部のステンレス鋼の温度を30±2℃になるように冷却水を流した。
固体CVD原料の析出、付着による気化室噴出口の閉塞が認められるまでの時間を測定した結果を表1に示す。
【0042】
比較例3
比較例1と同様の気化器及び気化供給装置を用いて、固体CVD原料であるTi(OiPr)(DPM)を0.3mol/Lの濃度でTHF溶媒に溶解させたCVD原料を以下のようにして気化供給した。
気化室を1.3kPa(10torr)、230℃の温度とし、CVD原料を流路9へ0.2g/minで供給するとともに、アルゴンガスを二重構造の噴出管の外側流路10へ100ml/min、他の一方の流路10へ100ml/minの流量で供給し、気化室でCVD原料を気化させた。この間、CVD原料供給部のステンレス鋼の温度を30±2℃になるように冷却水を流した。
固体CVD原料の析出、付着による気化室噴出口の閉塞が認められるまでの時間を測定した結果を表1に示す。
【0043】
【表1】
Figure 2004158543
【0044】
【発明の効果】
本発明の気化器により、CVD原料を気化させて半導体製造装置に供給する際に、気化CVD原料に伴って供給されるキャリアガスの供給量を減少させたり、溶媒に溶解させる固体CVD原料の濃度を高くして気化供給を行なう場合であっても、固体CVD原料の析出、付着による気化室噴出口近辺における閉塞を長時間にわたり防止することができ、CVD原料を所望の濃度及び流量で極めて効率よく気化供給することが可能となった。その結果、CVD原料の利用効率が上がるとともに、高品質、高純度の半導体膜を成膜しやすくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気化器の一例を示す断面図
【図2】本発明の気化器の図1以外の一例を示す断面図
【図3】本発明の気化器の図1、図2以外の一例を示す断面図
【図4】本発明の気化器のCVD原料供給部の例を示す断面図
【図5】本発明の気化器のCVD原料供給部の図4以外の例を示す断面図
【図6】図4または図5におけるa−a’面、b−b’面、c−c’面d−d’面、e−e’面、f−f’面の断面図
【図7】本発明の気化器を適用した気化供給装置の一例を示す構成図
【符号の説明】
1 気化室
2 CVD原料供給部
3 気化ガス排出口
4 加熱手段
5 CVD原料供給部の冷却手段
6 CVD原料供給管
7 キャリアガス供給管
8 合流配管
9 CVD原料の流路
10 キャリアガスの流路
11 CVD原料とキャリアガスの流路
12 二重構造の噴出管
13 気化室噴出口
14 合成樹脂構成部
15 空洞
16 突出部
17 不活性ガス供給ライン
18 液体CVD原料
19 液体CVD原料容器
20 脱ガス器
21 液体マスフローコントローラー
22 断熱材
23 気化器
24 気体マスフローコントローラー
25 キャリアガス供給ライン
26 半導体製造装置

Claims (9)

  1. CVD原料の気化室、CVD原料を該気化室に供給するためのCVD原料供給部、気化ガス排出口、及び該気化室の加熱手段を備えた気化器であって、該CVD原料供給部が、内側流路、及び気化室噴出口における流路の断面積が気化室噴出口以外の流路の断面積より広くなるように構成された外側流路から成る二重構造の噴出管を内蔵することを特徴とする気化器。
  2. 内側流路がCVD原料とキャリアガスを気化室へ噴出するための流路であり、外側流路がキャリアガスを気化室へ噴出するための流路である請求項1に記載の気化器。
  3. CVD原料供給部内で、気化器外部からのCVD原料供給管とキャリアガス供給管が噴出管の内側流路に接続された構成である請求項1に記載の気化器。
  4. 気化室噴出口における外側流路の内径が2.0mm未満で、かつ外側流路の外径が2.0mm以上である請求項1に記載の気化器。
  5. 内側流路の気化室噴出口が外側流路よりも気化室側に突出した構成である請求項1に記載の気化器。
  6. CVD原料供給部の内部が合成樹脂で構成され、気化器外部との接触部が金属で構成された請求項1に記載の気化器。
  7. CVD原料供給部の内部が空洞で、気化器外部との接触部が金属で構成された請求項1に記載の気化器。
  8. CVD原料供給部を冷却するための手段を備えた請求項1に記載の気化器。
  9. CVD原料が固体CVD原料を有機溶媒に溶解させたCVD原料である請求項1に記載の気化器。
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