JP2004141344A - 洗濯機 - Google Patents

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Haruo Mamiya
間宮 春夫
Yasuyuki Horibe
堀部 泰之
Kazutaka Nakanishi
中西 和孝
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    • D06F35/005Methods for washing, rinsing or spin-drying
    • D06F35/008Methods for washing, rinsing or spin-drying for disinfecting the tub or the drum
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Abstract

【課題】洗濯脱水槽等に発生したカビ等の汚物を除去する槽洗浄において、槽から剥離した汚物が槽内に残存することを防止する。
【解決手段】洗浄液によるつけおき行程や注水すすぎ行程の後に、撒水すすぎ行程として、排水バルブ23を開放した状態で、洗濯脱水槽3をゆっくりと回転させつつ注水口20から槽内へと水を吐き出す。注水すすぎの排水時に、水中に浮遊している汚物は水位低下に伴って沈み、主として洗濯脱水槽3内底部の撹拌翼6等に再付着するが、撒水すすぎ時には、洗濯脱水槽3の内底部に満遍なく水が降り掛かるため、撹拌翼6等に付着していた汚物を洗い流し、そのまま機外へと排出することができる。こうして汚物をほぼ完全に排出した後に、洗濯脱水槽3を高速回転させる最終的な脱水を行い、槽に付いている水滴を飛散させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は洗濯機に関し、更に詳しくは、洗濯機の外槽内や洗濯脱水槽自体の清潔さを維持するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
全自動洗濯機において、通常、使用者の目に触れない、洗濯脱水槽の外周面や外槽の内周面、或いは撹拌翼の裏面などに発生するカビ(主として黒カビ)が、最近、問題視されている。こうしたカビは、洗濯物に付着して洗濯物を汚したり、洗濯物に異臭を発生させたり、洗濯機自体が異臭を発する原因となるほか、アレルギー性皮膚炎等の疾病の一因としても疑われている。そもそも洗濯機において上記のような部位にカビが発生し易いのは、洗濯によって洗剤と汚れとが結合した洗剤滓が付着し易く、しかも乾きにくいために湿気が多く、洗剤滓を栄養源としてカビが繁殖し易い環境であるからである。
【0003】
従来より、洗濯機では、カビ等の発生を抑制するために、洗濯脱水槽をステンレス化する等の様々な工夫が為されている。また、近年、塩素系等の各種の洗濯槽洗浄用洗剤も市場に出回っており、こうした洗剤を使用して例えば1ヶ月に1回程度の頻度で槽自体を洗浄することが推奨されている。もちろん、一般の洗濯物の洗濯を行うための運転コースで槽洗浄を行っても或る程度の効果は得られるが、それらの運転コースはもともと洗濯物を適切に洗浄できるように運転の手順や各種のパラメータが定められているため、必ずしも充分に槽の汚れを除去できない。そこで、槽自体の汚れを除去することを目的とした槽洗浄コースを備えた洗濯機も提案されている。
【0004】
例えば特許文献1に記載の洗濯機では、槽洗浄コースとして次のような処理が実行される。すなわち、外槽内に水を貯留した後、洗濯脱水槽の内底部に設けた撹拌翼を回転させ、それによって洗剤を溶解させて所定濃度の洗浄液を作る。そして、間欠的に洗濯脱水槽を回転させることで槽のつけおき洗いを実行し、所定の時間が終了したならば、撹拌翼を回転させながら洗浄液を機外へと排出する。外槽の内周面や洗濯脱水槽の外周面などにこびり付いていたカビ等の汚物は、つけおき洗い時に、洗剤の洗浄力と水流による機械的な力とによって剥離する。そして、こうして槽の表面から剥離させた汚物を、排水時や次の注水すすぎの際の排水時に機外へと排出する。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−248295号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした槽洗浄コースの運転方法によると、槽表面から剥離して洗濯脱水槽内の貯留水の中に浮遊している汚物の一部は、排水によって水位が下がるに従って撹拌翼や洗濯脱水槽の底壁などに再付着してしまう。こうして再付着した汚物は注水すすぎと排水とを繰り返すことによって徐々に除去することができるが、注水すすぎを繰り返すと水の使用量が増大し、ランニングコストが高くなるのみならず、環境への負荷を軽減するための節水の取組みにも反する。
【0007】
本発明はかかる点に鑑みて成されたものであり、その主な目的とするところは、できるだけ少ない水量で効果的に槽洗浄を行うことができる洗濯機を提供することにある。また、他の目的とするところは、洗濯脱水槽や外槽にこびり付いている汚物を効率良く剥離させるとともに、確実に機外へと排出することによって、高い槽洗浄性能を得ることができる洗濯機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段、及び効果】
上記課題を解決するために成された第1発明は、外槽内に回転自在に配設された洗濯脱水槽と、該洗濯脱水槽を回転駆動する駆動手段と、前記洗濯脱水槽の上方から該槽内に給水を行うための給水手段と、前記外槽の底部から機外へと水を排出するための排水手段と、を具備する洗濯機において、
a)外槽の内面や洗濯脱水槽を洗浄するための槽洗浄コースを選択するためのコース選択手段と、
b)前記槽洗浄コースが選択されたとき、前記給水手段による洗濯脱水槽内への給水と、前記駆動手段による洗濯脱水槽の低速回転と、前記排水手段による排水とを、少なくとも一部期間で同時に行う撒水すすぎ行程を含む槽洗浄運転を実行する運転制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0009】
第1発明に係る洗濯機では、槽洗浄コースが選択されたときに、運転制御手段は、外槽内に所定水位の洗浄液を貯留した状態で長時間放置するつけおき行程等の槽洗い運転を実行することによって、外槽の内周面や洗濯脱水槽の外周面等にこびり付いているカビや洗剤滓などの汚物を剥離させる。こうして剥離した汚物の多くは排水の際に機外に排出されるものの、一部は洗濯脱水槽の内底部に設けられている撹拌翼や槽の内周壁に付着して残る。その後、すすぎ行程の前又は後に撒水すすぎ行程として、洗濯脱水槽を低速で回転させつつ該槽内に給水を行い、外槽の底部に流れ落ちた水を排水手段により機外へと排出するような運転を実行する。洗濯脱水槽を低速で回転させつつ給水を行うことで、洗濯脱水槽の内底部や内周壁下部全体にほぼ満遍なく水が降り掛かかるため、撹拌翼や槽の内周壁に付着している汚物が洗い流され、水と共に機外へと排出される。
【0010】
従って、第1発明に係る洗濯機によれば、洗濯脱水槽の内周壁下部や内底部に残留している汚物を、少ない水量で効率よく除去して機外へと排出することができる。それにより、洗濯脱水槽、撹拌翼、外槽等をきれいに洗浄して高い清潔性を確保することができるとともに、槽洗浄時の使用水量を抑制することができ節水効果も得られる。
【0011】
なお、通常、給水手段による給水は洗濯脱水槽の内周壁の上部には降り掛からないため、こうした部位に汚物が付着している状態では上記撒水すすぎ行程はあまり効果的でない。そこで、第1発明に係る洗濯機において、運転制御手段は、前記撒水すすぎ行程を最終脱水行程の直前に実行する構成とすることが好ましい。
【0012】
この構成によれば、撒水すすぎ行程を開始する以前に、例えば上述したようなつけおき行程で汚物は充分に剥離し、その後のすすぎ行程で汚物の多くは機外に排出され、汚物が槽内に残存している場合でも汚物は洗濯脱水槽の内周壁の下部や内底部にのみ付着している。従って、上記撒水すすぎ行程を実行することで、残存している汚物をまとめて効率よく機外に排出することができる。
【0013】
上記課題を解決するために成された第2発明は、外槽内に回転自在に配設された洗濯脱水槽と、該洗濯脱水槽の内底部に回転自在に配設された撹拌翼と、該撹拌翼を回転駆動する駆動手段と、前記洗濯脱水槽内に給水を行うための給水手段と、前記洗濯脱水槽内の貯留水の水位を検知する水位検知手段と、を具備する洗濯機において、
a)外槽内面や洗濯脱水槽を洗浄するための槽洗浄コースを選択するためのコース選択手段と、
b)前記槽洗浄コースが選択されたとき、前記給水手段により洗濯脱水槽内に給水を行いながら前記水位検知手段により水位を検知し、その検知水位が槽内に設定された所定の槽洗浄用水位よりも低い第1設定水位に達したときに前記駆動手段により撹拌翼の回転駆動を開始することで、それ以降の適宜期間、給水と撹拌翼の回転とを同時に行う洗い行程又はすすぎ行程を含む槽洗浄運転を実行する運転制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0014】
外槽や洗濯脱水槽の周壁においてカビが発生し易いのは洗剤滓が付着している部位であり、洗剤滓が付着し易いのは、通常、当該洗濯機で利用されることの多い洗濯水位の位置である。例えば、日常的に多量の洗濯物を洗濯する機会が多い場合には、多量負荷に対応した高水位の位置に汚物が付着し易く、日常的に少量の洗濯物を洗濯する機会が多い場合には、少量負荷に対応した低水位の位置に汚物が付着し易い。そこで、第2発明に係る洗濯機では、撹拌翼を回転させ始める水位、つまり第1設定水位を例えば最も低い洗濯水位に定めておく。
【0015】
この場合、運転制御手段は、給水手段により洗濯脱水槽内に給水を行うとともに、それによって上昇する水位を水位検知手段により検知する。そして、槽内の水位がその最低の洗濯水位に達したことを検知すると、撹拌翼の回転駆動を開始して貯留水に水流を発生させる。水流が生じると、水に没した位置で外槽や洗濯脱水槽の周壁に対して機械的な力が作用するのはもちろんのこと、特に、波立ちにより上下する水面付近で強い機械的な力が作用する。給水が継続されることで、水面は最低洗濯水位から徐々に上昇するから、貯留水位が例えば少なくとも最も高い洗濯水位に達するまで撹拌翼の回転を続行すると、外槽及び洗濯脱水槽の周壁において最低洗濯水位と最高洗濯水位との間の部分のいずれに対しても強い機械的な力が作用することとなり、そこに特に多くこびり付いている汚物を効果的に剥離させることができる。
【0016】
なお、撹拌翼を回転させることで貯留水に水流が生じている場合、水面は上下動するから水位検知手段による正確な水位検知は困難である。そこで、第2発明に係る洗濯機において、好ましくは、撹拌翼が回転駆動されているときに検知水位が前記槽洗浄用水位よりも低く且つ第1設定水位よりも高い第2設定水位に達したならば、撹拌翼の回転駆動を停止し、その状態で少なくとも槽洗浄用水位までの給水を行う構成とするとよい。
【0017】
この構成によれば、撹拌翼の回転駆動が停止されて水流が生じなくなると、波立ちによる水面の上下動がなくなって、水位検知手段は水位を正確に検知することができる。従って、槽洗浄用水位で給水を停止したり、或いは、槽洗浄水位に達したことを時間的基準として運転制御を行ったりする場合に、その制御を確実に行うことができる。
【0018】
上記課題を解決するために成された第3発明は、外槽内に回転自在に配設された洗濯脱水槽と、該洗濯脱水槽の内底部に回転自在に配設された撹拌翼と、該撹拌翼を回転駆動する駆動手段と、前記洗濯脱水槽内に給水を行うための給水手段と、前記外槽内の所定水位以上の水を機外へと排出するために該外槽に設けられた溢水口と、を具備する洗濯機において、
a)外槽内面や洗濯脱水槽を洗浄するための槽洗浄コースを選択するためのコース選択手段と、
b)前記槽洗浄コースが選択されたとき、槽洗浄運転として、前記外槽内に所定の槽洗浄用水位までの水を貯留した状態で洗いを行うつけおき行程を実行した後に、前記給水手段により給水を行うことで貯留水を前記溢水口を介して機外へと排出しつつ、前記駆動手段により撹拌翼を回転駆動する撹拌溢流行程を実行する運転制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0019】
第3発明に係る洗濯機では、槽洗浄コースが選択されたときに、運転制御手段は、外槽内に槽洗浄用水位の洗浄液を貯留した状態で長時間放置する(この間、適宜撹拌翼や洗濯脱水槽を回転させてもよい)つけおき行程を実行することによって、外槽の内周面や洗濯脱水槽の外周面等にこびり付いているカビや洗剤滓などの汚物を剥離させる。こうして剥離した汚物は貯留水の水中に浮遊する。つけおき行程の後、前記給水手段により給水が行われるとともに撹拌翼が回転駆動される。給水によって外槽内の水位は槽洗浄水位よりも更に上昇し始め、水位が溢水口まで到達すると、それを越えた分が機外へと溢流する。一方、撹拌翼が回転して水流が発生するため、水中に浮遊する汚物は沈殿せず、むしろ浮力を与えられて水面近くに上昇する。こうして浮上した汚物は溢水口から流出する水の流れに乗って、効率よく機外へと排出される。
【0020】
従って、第3発明に係る洗濯機によれば、つけおき行程で槽や撹拌翼などから剥離した汚物で特に浮上し易い汚物が、撹拌溢流行程において効率よく機外へと排出される。それにより、外槽内の貯留水を排水する以前に汚物の一部を槽内から除去できるため、最終的に槽内に汚物が残ることを防止するのに有効であり、高い清潔性を維持することができる。
【0021】
なお、第3発明に係る洗濯機において、好ましくは、前記運転制御手段は、前記撹拌溢流行程に際し、給水を間欠的に行うべく給水手段を制御する構成とするとよい。すなわち、溢水口を通して機外へと水が流出すると、外槽内の貯留水の洗剤濃度は徐々に低下することになるが、槽などにこびり付いている汚物を剥離させるには洗剤濃度は濃いほうが好ましい。上記のように間欠的に給水を行えば洗浄液が一度に多量に流出してしまうことがなく、洗剤濃度をできる限り薄めずに効果的に汚物を剥離させ、且つ水面近くに浮上した汚物を機外へと排出することができる。
【0022】
上記課題を解決するために成された第4発明は、外槽内に回転自在に配設された洗濯脱水槽と、該洗濯脱水槽を回転駆動する駆動手段と、を具備する洗濯機において、
a)外槽内面や洗濯脱水槽を洗浄するための槽洗浄コースを選択するためのコース選択手段と、
b)前記槽洗浄コースが選択されたとき、前記外槽内に所定水位以上の水が貯留した状態で前記駆動手段により洗濯脱水槽を左右両方向に交互に回転駆動させる洗い行程又はすすぎ行程を含む槽洗浄運転を実行する運転制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0023】
第4発明に係る洗濯機では、外槽内に所定水位以上の水が貯留した状態で、洗濯脱水槽を積極的に回転させることで洗いやすすぎを行うが、その際に洗濯脱水槽を一方向に回転させるのではなく、比較的短い周期で左右両方向に交互に回転させる。洗濯脱水槽を回転させると、撹拌翼を回転させるよりも相対的に強い水流が発生し、特に外槽と洗濯脱水槽との間隙ではその水流は強いものとなる。更に、洗濯脱水槽の回転方向を反転させた直後には、惰性で回転する水流と逆方向に洗濯脱水槽が回転するため、洗濯脱水槽の周壁にはより大きな機械的力が作用する。それによって、洗濯脱水槽槽や外槽の周壁にこびり付いている汚物が効果的に剥離する。
【0024】
従って、第4発明に係る洗濯機によれば、高い洗浄性能が達成でき、槽内をきれいに洗浄して高い清潔性を維持することができる。
【0025】
なお、第4発明に係る洗濯機において、外槽の底部から機外へと水を排出する排水手段を更に備え、前記運転制御手段は、洗い行程又はすすぎ行程の排水時に前記排水手段により洗濯脱水槽内の貯留水を機外に排出するとき、少なくともその排水中の一部期間で前記駆動手段により洗濯脱水槽を左右両方向に交互に回転駆動させる構成とすることができる。
【0026】
この構成によれば、槽内の水が機外に排出される際に槽内に水流が発生しているので、上述のようにして洗濯脱水槽や外槽の周壁から剥離した汚物が、槽の周壁や撹拌翼などに張り付くことなく水中に浮遊する。そのため、排水手段によって機外に流出する水の流れに乗せて、汚物を効果的に排出することができる。それによって、最終的に槽内に汚物が残留することを防止でき、高い清潔性を確保することができる。
【0027】
上記課題を解決するために成された第5発明は、外槽内に回転自在に配設された洗濯脱水槽と、該洗濯脱水槽の内底部に回転自在に配設された撹拌翼と、該撹拌翼を回転駆動する駆動手段と、を具備する洗濯機において、
a)外槽内面や洗濯脱水槽を洗浄するための槽洗浄コースを選択するためのコース選択手段と、
b)前記槽洗浄コースが選択されたとき、前記外槽内に所定水位以上の水が貯留した状態で前記駆動手段により撹拌翼を左右両方向に交互に回転駆動させ、且つその左右反転の周期が通常の洗濯物を洗濯する際の撹拌翼の左右反転周期よりも短く定められているような洗い行程又はすすぎ行程を含む槽洗浄運転を実行する運転制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0028】
第5発明に係る洗濯機では、槽洗浄運転時に撹拌翼が回転駆動されて槽内に水流が発生するが、撹拌翼の反転周期が短いため、短い周期で方向が転換する水流によって、洗濯脱水槽や外槽の周壁に対し細かい振動状の機械的力を加えることができる。それによって、槽の周壁に強力にこびり付いている汚物を引きちぎるようにして剥離させることができる。こうした洗浄方法は洗濯物の洗いやすすぎにおいて高い洗浄性能やすすぎ性能を得るためにはあまり有効ではない(但し、絡み合った洗濯物をほぐしたりするのには有効)が、槽の洗いやすすぎには有効である。
【0029】
従って、第5発明に係る洗濯機では、特に高い槽洗浄性能を得ることができ、高い清潔性を確保することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る洗濯機の一実施例を、図面を参照して説明する。図1は本実施例の洗濯機の概略構成を示す側面縦断面図、図2はこの洗濯機の上面外観図である。
【0031】
本実施例の洗濯機において、上面に衣類投入口1aが形成された外箱1の内部には、有底円筒形状の外槽2が図示しない複数の吊棒により揺動自在に吊支されており、これにより外槽2の振動が外箱1に伝わることを防止している。衣類投入口1aは折り畳み可能な上蓋1bにより開閉自在である。外槽2の内部には、周囲に多数の通水穴4を有する洗濯脱水槽3が、その底壁下面の中央に固定された支持軸5を中心に回転自在に軸支されている。洗濯脱水槽3の内底部には、撹拌翼6が支持軸5に嵌挿された内軸7を中心に回転自在に設けられている。
【0032】
外槽2の底壁下面にはモータ8が設置され、このモータ8の回転動力はモータ軸9に固定された小プーリ10、Vベルト11、大プーリ12などから成る動力伝達部と、クラッチ13、トルクモータ14を含む動力切換機構15とを介して支持軸5と内軸7とに伝達される。すなわち、主として洗い運転やすすぎ運転時にはトルクモータ14の動作に応じてクラッチ13は大プーリ12と支持軸5との連繋を解除し、内軸7を介して撹拌翼6を一方向又は両方向に回転させる。一方、脱水運転時にはクラッチ13は大プーリ12と支持軸5(及び内軸7)とを接続し、洗濯脱水槽3と撹拌翼6とを一体に一方向に回転させる。
【0033】
外箱1の上部後方には外部の水道栓に接続された給水管17が配設され、給水管17の途中に設けられた給水バルブ18が開放されると、給水管17を通して導入された水が洗剤容器を内装する注水口部19に流入し、その注水口部19の下方の注水口20から洗濯脱水槽3内に吐き出される。一方、外槽2の底部には排水口21が設けられ、排水口21に接続された排水管22の管路は排水バルブ23により開閉される。この排水バルブ23の開閉動作は上記クラッチ13の動作(つまりトルクモータ14の動作)と連動しており、撹拌翼6が洗濯脱水槽3と切り離されて単独で回転可能な状態では排水バルブ23は閉鎖し、撹拌翼6と洗濯脱水槽3とが一体回転可能な状態では排水バルブ23は開放する。
【0034】
また、外槽2上端のすぐ下方には溢水口24が設けられ、この溢水口24は溢水管25により排水バルブ23下流側の排水管22に接続されている。これにより、仮に排水バルブ23が閉鎖された状態で外槽2内への給水が継続された場合でも、溢水口24まで達した水は機外へと排出され、外槽2上端を越えて機外へ溢流することはない。
【0035】
洗濯脱水槽3の内壁面には上下端に開口を有する循環水路26が形成されており、撹拌翼6の下方の洗濯脱水槽3の底壁面には通水口16が設けられている。外槽2内に適宜量の水が貯留した状態で撹拌翼6が回転駆動されると、撹拌翼6の裏面に設けられた裏羽根のポンプ作用により、通水口16を通して洗濯脱水槽3底壁と外槽2底壁との間の水が洗濯脱水槽3内へと吸い上げられ、循環水路26の下端開口へと送り込まれる。その水は循環水路26内を上昇し、その上端開口に取り付けられた糸屑フィルタ27を経て洗濯脱水槽3内へと吐き出される。これによって、水中に浮遊している糸屑やゴミなどが捕集される。
【0036】
なお、本実施例の洗濯機では、クラッチ13が大プーリ12と支持軸5との連繋を解除したときに支持軸5を制止するようなブレーキ機構を設けていない。そのため、この状態で撹拌翼6を回転させるべく内軸7を回動させると、支持軸5はその反力を受けて反対方向に回動する。従って、撹拌翼6を回転駆動するのに付随して、洗濯脱水槽3はその撹拌翼6と反対方向に回転する。撹拌翼6によって発生する水平方向の水流に反する方向に洗濯脱水槽3が回転することになるため、水流による機械的な力が洗濯脱水槽3に一層強く作用し、例えば後述するような槽洗浄時に洗濯脱水槽3に付着している汚物を剥離させるのに有効である。こうした動力切換機構の具体的な構成については、例えば特開2001−162087号公報などで本出願人が提案しているものを用いることができる。
【0037】
また、図2に示すように、外箱1上面の衣類投入口1aの側方には操作パネル28が設けられている。図3はこの操作パネル28の拡大平面図である。操作キーとしては、電源の投入及び切断を指示するための電源キー281、洗濯行程の開始、運転途中での一時停止、及び一時停止状態からの運転の再開を指示するためのスタートキー282、運転コースを選択するためのコースキー283などの各種キーが設けられるとともに、コースキー283の操作により選択されたコースを表示するためのLED表示器群284などの複数の表示器が配設されている。
【0038】
図4は本実施例の洗濯機の要部の電気系構成図である。制御の中心には、CPU、RAM、ROM、タイマなどを含んで構成される制御部30が据えられている。制御部30には、上述したように複数の操作キーを備えて成る操作部32から操作信号が入力され、また、上蓋スイッチ29からは上蓋1bの開閉を検知する検知信号が、水位センサ35からは外槽2(つまり洗濯脱水槽3)内の貯留水の水位を検知する水位検知信号が入力される。また、制御部30は、負荷駆動部31を介して、モータ8、トルクモータ14、給水バルブ18等の動作を制御する。トルクモータ14は前述したようにクラッチ13と排水バルブ23の双方の動作を制御する。更に、制御部30は、表示部33に対してキー入力の受付状態や運転状態のモニタのための表示制御信号を出力するとともにブザー34に対して鳴動信号を送る。
【0039】
本実施例のような洗濯機では、外槽2内に所定の洗濯水位(例えば図1中に示す低水位L1や高水位L2)までの水が貯留されて洗いやすすぎなどが行われるが、そうした過程で、洗剤滓などが洗濯脱水槽3の周壁外面や外槽2の内面に付着する。こうした汚れは有機物であるため、これを栄養源としてカビやバクテリアなどが発生する。そこで、本実施例の洗濯機では、洗濯物を洗濯するための各種の運転コース以外に、外槽2の内面及び洗濯脱水槽3の外面にこびり付いている黒カビや洗剤滓等の汚物を除去するために槽洗浄コースが用意されている。
【0040】
次に、本洗濯機の特徴である槽洗浄コースの動作について説明する。図5〜図7は槽洗浄コースの制御動作を示すフローチャートである。
【0041】
使用者が電源キー281を押して電源を投入した初期状態では、通常の衣類の洗濯のための標準コースが選択された状態となっており、LED表示器群284の中で標準コースを表すLED表示器のみが点灯している。使用者が操作パネル28上でコースキー283を押すと、1回押す毎に、標準コース→時短コース→ドライコース→予約コースと順次運転コースが切り替わり、それから更に1回コースキー283を押すと槽洗浄コースに移行し、4個のLED表示器が共に点灯する。使用者はこの点灯状態により、槽洗浄コースであることを認識することができる。槽洗浄コースは衣類の洗濯コースとは相違する特殊なコースであるが、本実施例の洗濯機のように、単独では洗濯コースを示すLED表示器を複数(この場合は4個全部)同時に点灯させて槽洗浄コースであることを示すことで、表示器の数を増やすことなくコースの種類の追加を可能としている。また、複数の表示器が同時に点灯することで、一般に使用される洗濯コースとは異なる特殊なコースであることを使用者に知らせるという利点もある。
【0042】
使用者が上記のようにして槽洗浄コースを選択した上で(ステップS10)スタートキー282を押すと(ステップS11)、制御部30はこの操作を受けて一連の槽洗浄運転を開始する。まず、制御部30は給水バルブ18を開き(ステップS12)、洗濯脱水槽3内に給水を開始する。洗濯脱水槽3内には水が溜まり始め、水位が徐々に上昇する。制御部30は水位センサ35により洗濯脱水槽3内の貯留水位を検知し(ステップS13)、検知水位が所定水位(例えば後述の低水位L1)に到達したならば(ステップS14で「Y」)、給水バルブ18を一旦閉じて給水を停止する(ステップS15)。また、ほぼ同時にブザー34を駆動し、当該洗濯機の至近に居る使用者の注意を喚起するために弱いブザー音を発する(ステップS16)。このブザー音は使用者に対して槽洗浄用の液体洗剤の投入を促すものであり、使用者は規定量の洗剤を洗濯脱水槽3内に投入し(ステップS17)、上蓋1bを閉鎖する(ステップS18)。このようにブザー音で使用者の注意を喚起することによって、次の洗剤溶かし行程の開始前に確実に洗剤が投入されるようにすることができる。また、洗剤が直接的に洗濯脱水槽3の内壁や撹拌翼6に掛かるとこれらを傷める場合もあり得るが、ブザー音で洗剤の適切な投入タイミングを知らせることにより、洗濯脱水槽3内に水が溜まる前に洗剤が投入されてしまうことを防止するという効果もある。
【0043】
制御部30は、上蓋スイッチ29により上蓋1bが閉鎖されたことを検知すると(ステップS19で「Y」)、洗剤が投入されたと判断して洗剤溶かし行程を実行する(ステップS20)。すなわち、洗剤溶かし行程では、モータ8を所定周期で反転駆動し、それによって撹拌翼6を正逆方向に交互に回転させる(ステップS21)。これにより、洗濯脱水槽3内の貯留水には水流が発生し、洗剤が撹拌されて迅速に水に溶解し、ほぼ均一濃度の洗浄液が出来上がる。洗剤を確実に溶解させるためにモータ8の反転駆動を2分間行った後(ステップS22で「Y」)、一旦モータ8を停止する一方(ステップS23)、給水バルブ18を開いて給水を再開する(ステップS24)。そして、水位センサ35による検知水位が槽洗浄水位L3に到達したとき(ステップS25、S26)、給水バルブ18を閉じる(ステップS27)。槽洗浄水位L3は、溢水口24よりも少し下で、洗濯時の最高水位である高水位L2よりも高く設定されている。
【0044】
次いで、槽にこびり付いているカビ等の汚物を剥離させるために、槽洗浄の洗い行程の一種である長時間のつけおき行程を実行する(ステップS28)。すなわち、つけおき行程では、モータ8を再び反転駆動し、撹拌翼6を回転させて洗濯脱水槽3内の貯留水に水流を発生させる(ステップS29)。そして、当該行程の開始から3分が経過したならば(ステップS30で「Y」)、モータ8を停止させて水流を鎮め(ステップS31)、洗濯脱水槽3及び外槽2内面の大部分が洗浄液に浸った状態で17分間待機する(ステップS32)。
【0045】
撹拌翼6が回転するとき、それと同方向に回転する略水平方向の水流が発生する。また、上述したように、撹拌翼6の裏羽根のポンプ作用によって、通水口16を経て外槽2側から吸い上げられた水が循環水路内に押し上げられ、その上端開口から吐き出される。洗濯脱水槽3の外周面と外槽2の内周面との間に存在する水は下向きに進み、その代わりに通水穴4を通って洗濯脱水槽3内から外槽2側へと水が流出する。このようにして洗濯脱水槽3の外周面と外槽2の内周面との間でも強い水流が発生し、それによって、槽にこびり付いている汚物に対し、洗浄液による洗浄作用のみならず機械的な力が加わる。一方、撹拌翼6が停止している期間は水流による機械的な力は作用しないが、洗浄液の洗浄成分が汚物に浸透し、化学的な作用によって汚物を剥離させるとともに除菌などを行う。
【0046】
外槽2の内面や洗濯脱水槽3の外面において、一般に、高い頻度で使用される洗濯水位の上下付近には洗剤滓が付着し易く、これを栄養源として黒カビなどが繁殖し易い。また、一般に低い水位よりは高い水位に対応する位置付近にカビなどが発生し易い。そこで、槽洗浄水位L3を上記のように決めることによって、こうした汚物のこびり付き部位が水面下に沈み、洗浄液に確実に触れる。そのため、洗浄液の洗浄作用と水流による機械的な力を充分に発揮させて、洗剤滓、カビ等の汚物を効率よく剥離させることができる。
【0047】
上記のような水流による機械的な力と洗剤による洗浄作用や除菌作用とを相乗的に有効に発揮させるため、モータ8の反転駆動による1分間の撹拌翼6の回転動作期間と(ステップS33、S34)、モータ8を停止した19分間のつけおき期間と(ステップS35、S36)の20分間を1サイクルとし、これを繰り返す。そして、つけおき行程の開始から11時間が経過したならば(ステップS37で「Y」)、次に撹拌溢流行程を実行する(ステップS38)。
【0048】
すなわち、撹拌溢流行程では、給水バルブ18を間欠的に開く(ステップS39)とともに、モータ8の反転駆動により撹拌翼6を回転させる(ステップS40)。上記つけおき行程が終了した時点では、外槽2の内周面や洗濯脱水槽3の外周面にこびり付いていた汚物の殆どはその周面から剥離し、その多くは貯留水の中に浮遊し、一部は沈殿している状態にある。そこで、給水が行われると洗濯脱水槽3内の貯留水位は槽洗浄水位L3から更に上昇し、間もなく溢水口24に達して溢水管25及び排水管22を介して機外へと排出され始める。また、このとき撹拌翼6の回転によって水流が発生し、沈殿したり水中に浮遊したりしている汚物に浮力が与えられて上昇し易くなる。浮遊している汚物は貯留水位の上昇に伴って上昇するから、水と共に汚物は溢水口24から流れ出る。これによって、貯留水(洗浄液)を排水口21から排水し始める前に、浮遊している汚物の一部が機外へと排出され、外槽2及び洗濯脱水槽3内に残存する汚物の量を減らすことができる。こうした撹拌による溢流行程を5分間継続する。
【0049】
5分が経過したならば(ステップS41で「Y」)、給水バルブ18を閉鎖するとともにモータ8を停止し(ステップS42、S43)、排水・脱水行程に移行する(ステップS44)。すなわち、トルクモータ14を駆動してクラッチ13により大プーリ12と支持軸5とを接続すると共に排水バルブ23を開放する(ステップS45)。これにより、外槽2内の貯留水は排水口21から排水管22を通って機外へと排出され、それに伴い、剥離した汚物も機外へと排出される。但し、一部の汚物は外槽2の内面や洗濯脱水槽3の内周面及び外周面、或いは撹拌翼6などに付着する。
【0050】
所定の排水時間が経過した後(ステップS46で「Y」)、モータ8を作動させて、洗濯脱水槽3と撹拌翼6とを一体に高速で一方向に回転させる(ステップS47)。なお、このときの回転駆動制御は、布傷みの生じ易い洗濯物を洗濯するためのドライコースの脱水行程時の回転速度や時間に設定される。こうして洗濯脱水槽3が高速回転されると、洗濯脱水槽3の周壁には遠心力が作用し、付着している水滴が外槽2の内面側へと飛散するとともに、また槽の表面から剥離しきれなかった汚物も遠心力によって飛ばされる。
【0051】
こうして1分間の脱水が終了したならば(ステップS48で「Y」)、モータ8を停止し(ステップS49)、トルクモータ14を駆動して排水バルブ23を閉鎖するとともにクラッチ13により支持軸5と大プーリ12とを切り離す(ステップS50)。その後、注水すすぎ行程を実行する(ステップS51)。すなわち、給水バルブ18を開き、洗濯脱水槽3内に給水を開始する(ステップS52)。給水開始後、水位センサ35により貯留水位を検知し(ステップS53)、少量負荷に対応した低水位L1(この例では水量は約16L)に到達したことが検知されると(ステップS54で「Y」)、モータ8を反転駆動して撹拌翼6を回転し始める(ステップS55)。このとき給水は継続して行われるから、撹拌翼6の回転による水流が生じた状態で、外槽2内の貯留水位は次第に上昇する。
【0052】
次いで、モータ8の駆動開始から2分が経過したか否かを判定し(ステップS56)、未だ経過していなければ、その時点での検知水位が多量負荷に対応した高水位L2(この例では水量は約40L)に到達したか否かを判定する(ステップS57、S58)。ステップS56で2分が経過したとき又はステップS58で高水位L2に到達したときのいずれか早いほうでステップS59へ進み、モータ8を一旦停止して撹拌翼6の回転を停止する。
【0053】
低水位L1から高水位L2又はその近傍まで貯留水位が上昇する期間中、撹拌翼6の反転駆動が継続して行われる。通常、貯留水に水流が生じる場合、水中よりも水面の上下動(波立ち)が直接当たる水面付近で機械的力がより強く作用する。そのため、水面が上昇しつつ水流が生じることにより、外槽2の内周面や洗濯脱水槽3の外周面において低水位L1から高水位L2(又はその近傍)までの間の部位に対し強い機械的力が作用し、付着している洗剤滓やカビ等の汚物を効果的に剥離させることができる。
【0054】
その反面、撹拌翼6が回転していると外槽2(及び洗濯脱水槽3)内の波立ちが大きくて水面が大きく上下動し、水位センサ35による水位の検知精度が低下する。上記ステップS59でモータ8を停止すると水流が収まり、水面の波立ちが小さくなるので、給水によって上昇する水位を正確に検知し易くなる。そして、水位センサ35による検知水位が槽洗浄水位L3に到達したと判断すると(ステップS60、S61で「Y」)、モータ8を再び作動させて撹拌翼6の反転駆動を開始する(ステップS62)。上述したように槽洗浄水位L3は溢水口24のすぐ下に設定されていいるから、撹拌翼6が回転し始めてから間もなく、水位は溢水口24に到達し水が溢流し始める。それによって、水中に浮遊している汚物は機外へと排出される。
【0055】
そして、モータ8の駆動開始から2分15秒が経過したとき(ステップS63で「Y」)、給水バルブ18を閉鎖して給水を停止する(ステップS64)。そして、モータ8の反転周期を短縮し、撹拌翼6の反転の頻度を上げることによって水流の方向転換を細かく行う(ステップS65)。なお、こうしたモータ8の反転周期の短縮は、洗濯運転コースの実行時の洗濯物の絡みをほぐすためのほぐし運転と同様の制御を利用することができる。こうして水流の反転周期を短縮すると、水流によって洗濯脱水槽3の周壁に残存している汚物に対する機械的力の加わり方が変化し、特に細かい振動状の機械的力を加えることができる。それによって、例えばその一部がしつこく槽に張り付いていた汚物などを引きちぎるようにして剥離させることができる。
【0056】
モータ8の反転周期を短縮してから15秒が経過したときに(ステップS66で「Y」)、モータ8を停止する(ステップS67)。上記ステップS52〜S67が1回の注水すすぎ行程の処理である。次いで、注水すすぎ行程が2回終了したか否かを判定し(ステップS68)、未だ1回のみ終了した場合にはステップS44へと戻り、上述したような排水・脱水行程及び注水すすぎ行程を再度実行する。2回目の注水すすぎ行程が終了すると、ステップS68からS69へと進み、上記ステップS45、S46と同様の処理であるステップS70、S71の手順を踏む排水行程を実行する。
【0057】
2回の注水すすぎ行程とその後の排水行程によって、槽から剥離した汚物の殆どは機外へと排出されるが、ステップS71の排水時間経過時点でも幾分かの汚物は洗濯脱水槽3や外槽2内に残存している可能性がある。水中に浮遊している汚物は排水時に水位の低下に伴って沈むから、残存しているとすれば、洗濯脱水槽3や外槽2の下部や撹拌翼6に付着している可能性がきわめて高い。そこで、こうした汚物を洗い流すために撒水すすぎ行程を実行する(ステップS72)。
【0058】
すなわち、撒水すすぎ行程では、給水バルブ18を開放し(ステップS73)、モータ8を一方向に低速(例えば平均で20〜40rpm程度)で駆動する(ステップS74)。ここでは、洗濯脱水槽3をゆっくりと回転させることが目的であるから、モータ8を間欠的に駆動することで洗濯脱水槽3の平均回転速度を低速に抑えてもよい。これにより、ゆっくりと回転する洗濯脱水槽3の内底部に注水口から吐き出された水が当たるから、その内底部全体に満遍なく水が当たり、内底部面や撹拌翼6に付着していた汚物は洗い流されて、排水口から排水管を経て機外へと排出される。撒水すすぎ行程を開始してから40秒が経過したならば(ステップS75で「Y」)、給水バルブ18を閉鎖する(ステップS76)。そして、上記ステップS47、S48と同様の処理による最終脱水行程を実行し(ステップS77)、これによって洗濯脱水槽3に付着している水滴を飛散させて運転を終了する。
【0059】
以上のようにして、本実施例の洗濯機では、槽洗浄コースを実行することによって、洗濯脱水槽3や外槽2にこびり付いている洗剤滓やカビ等の汚物を確実に除去し、槽内を清潔な状態に維持することができる。そのため、洗濯物にこうした汚物が付着したりカビ臭などが付着したり、或いは槽自体が異臭を発したりすることを防止することができる。
【0060】
また、上記実施例は一例であって、上記説明した槽洗浄コースにおける一連の行程の一部を適宜変更したり修正したりすることができる。
【0061】
例えば、上記実施例の洗濯機では、基本的に撹拌翼6を回転駆動して水流を発生させることで洗いやすすぎを行っており、更にまた、洗濯脱水槽3が撹拌翼6の回転時の反力によって反対方向に回転することで、その洗いやすすぎの効果を一層高めている。撹拌翼の回転によって発生する水流によっても上述したように槽や撹拌翼にこびり付いている汚物を剥離させるには効果があるが、特に外槽2の内周壁や洗濯脱水槽3の外周壁にこびり付いている汚物を剥離させるには、洗濯脱水槽3を回転させるのが有効である。従って、洗濯脱水槽3自体を積極的に回転させる(上記のような撹拌翼の回転に付随した回転ではなく)ことにより水流を発生させて、槽自体や撹拌翼などを洗浄する構成としてもよい。むしろ、そうした水流は撹拌翼による水流よりも強く、槽にこびり付いている汚物を剥離させるにはより効果的である。
【0062】
但し、上記実施例の洗濯機の場合、洗濯脱水槽3を積極的に回転させるときには、排水バルブ23が開いて排水状態となる。従って、例えばステップS46、S71などの排水中にモータ8を駆動して洗濯脱水槽3を反転駆動し、これによって、所定水位以上の水が外槽2内に貯留している状態での洗濯脱水槽3の回転駆動による洗浄効果を得るようにするとよい。これによれば、強い機械的力によって汚物が剥離し、その汚物が槽や撹拌翼に張り付くことなく水中に浮遊した状態で排水口22から流出する水の流れに乗って機外へと排出される。そのため、槽内の汚物の残留もより一層軽減される。
【0063】
また、一般に、こうした洗濯機で日常的にどの程度の量の洗濯物を洗濯するのかは家庭毎に片寄りが見られ、少量負荷の洗濯が多い場合や、多量負荷の洗濯が多い場合などがある。負荷量と洗濯水位には対応関係があり、使用頻度の高い洗濯水位付近に特に洗剤滓が付着し易い。そこで、洗濯運転が行われる毎にそのときの使用水位を記憶しておき、槽洗浄コースの運転時には、記憶内容から使用頻度の高い使用水位を割り出し、その水位付近において撹拌翼や洗濯脱水槽の回転時間を長くするといった、洗浄性能を高めるような制御を行うようにしてもよい。
【0064】
また、上記以外の点についても、本発明の趣旨の範囲で適宜変更又は修正することができることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である洗濯機の概略構成を示す側面縦断面図。
【図2】本実施例の洗濯機の上面外観図。
【図3】本実施例の洗濯機における操作パネルの上面平面図。
【図4】本実施例の洗濯機の要部の電気系構成図。
【図5】本実施例の洗濯機における槽洗浄コースの制御動作を示すフローチャート。
【図6】本実施例の洗濯機における槽洗浄コースの制御動作を示すフローチャート。
【図7】本実施例の洗濯機における槽洗浄コースの制御動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…外箱
1a…衣類投入口
1b…上蓋
2…外槽
3…洗濯脱水槽
4…通水穴
5…支持軸
6…撹拌翼
7…内軸
8…モータ
9…モータ軸
10…小プーリ
11…Vベルト
12…大プーリ
13…クラッチ
14…トルクモータ
15…動力切換機構
16…通水口
17…給水管
18…給水バルブ
19…注水口部
20…注水口
21…排水口
22…排水管
23…排水バルブ
24…溢水口
25…溢水管
26…循環水路
27…糸屑フィルタ
28…操作パネル
281…電源キー
282…スタートキー
283…コースキー
284…LED表示器群
29…上蓋スイッチ
30…制御部
31…負荷駆動部
32…操作部
33…表示部
34…ブザー
35…水位センサ

Claims (10)

  1. 外槽内に回転自在に配設された洗濯脱水槽と、該洗濯脱水槽を回転駆動する駆動手段と、前記洗濯脱水槽の上方から該槽内に給水を行うための給水手段と、前記外槽の底部から機外へと水を排出するための排水手段と、を具備する洗濯機において、
    a)外槽の内面や洗濯脱水槽を洗浄するための槽洗浄コースを選択するためのコース選択手段と、
    b)前記槽洗浄コースが選択されたとき、前記給水手段による洗濯脱水槽内への給水と、前記駆動手段による洗濯脱水槽の低速回転と、前記排水手段による排水とを、少なくとも一部期間で同時に行う撒水すすぎ行程を含む槽洗浄運転を実行する運転制御手段と、
    を備えることを特徴とする洗濯機。
  2. 前記運転制御手段は、前記撒水すすぎ行程を最終脱水行程の直前に実行することを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  3. 外槽内に回転自在に配設された洗濯脱水槽と、該洗濯脱水槽の内底部に回転自在に配設された撹拌翼と、該撹拌翼を回転駆動する駆動手段と、前記洗濯脱水槽内に給水を行うための給水手段と、前記洗濯脱水槽内の貯留水の水位を検知する水位検知手段と、を具備する洗濯機において、
    a)外槽内面や洗濯脱水槽を洗浄するための槽洗浄コースを選択するためのコース選択手段と、
    b)前記槽洗浄コースが選択されたとき、前記給水手段により洗濯脱水槽内に給水を行いながら前記水位検知手段により水位を検知し、その検知水位が槽内に設定された所定の槽洗浄用水位よりも低い第1設定水位に達したときに前記駆動手段により撹拌翼の回転駆動を開始することで、それ以降の適宜期間、給水と撹拌翼の回転とを同時に行う洗い行程又はすすぎ行程を含む槽洗浄運転を実行する運転制御手段と、
    を備えることを特徴とする洗濯機。
  4. 前記第1設定水位は洗濯水位の中で最も低い位置に定められた水位付近であることを特徴とする請求項3に記載の洗濯機。
  5. 前記運転制御手段は、撹拌翼が回転駆動されているときに検知水位が前記槽洗浄用水位よりも低く且つ第1設定水位よりも高い第2設定水位に達したならば、撹拌翼の回転駆動を停止し、その状態で少なくとも槽洗浄用水位までの給水を行うことを特徴とする請求項3又は4に記載の洗濯機。
  6. 外槽内に回転自在に配設された洗濯脱水槽と、該洗濯脱水槽の内底部に回転自在に配設された撹拌翼と、該撹拌翼を回転駆動する駆動手段と、前記洗濯脱水槽内に給水を行うための給水手段と、前記外槽内の所定水位以上の水を機外へと排出するために該外槽に設けられた溢水口と、を具備する洗濯機において、
    a)外槽内面や洗濯脱水槽を洗浄するための槽洗浄コースを選択するためのコース選択手段と、
    b)前記槽洗浄コースが選択されたとき、槽洗浄運転として、前記外槽内に所定の槽洗浄用水位までの水を貯留した状態で洗いを行うつけおき行程を実行した後に、前記給水手段により給水を行うことで貯留水を前記溢水口を介して機外へと排出しつつ、前記駆動手段により撹拌翼を回転駆動する撹拌溢流行程を実行する運転制御手段と、
    を備えることを特徴とする洗濯機。
  7. 前記運転制御手段は、前記撹拌溢流行程に際し、給水を間欠的に行うべく給水手段を制御することを特徴とする請求項6に記載の洗濯機。
  8. 外槽内に回転自在に配設された洗濯脱水槽と、該洗濯脱水槽を回転駆動する駆動手段と、を具備する洗濯機において、
    a)外槽内面や洗濯脱水槽を洗浄するための槽洗浄コースを選択するためのコース選択手段と、
    b)前記槽洗浄コースが選択されたとき、前記外槽内に所定水位以上の水が貯留した状態で前記駆動手段により洗濯脱水槽を左右両方向に交互に回転駆動させる洗い行程又はすすぎ行程を含む槽洗浄運転を実行する運転制御手段と、
    を備えることを特徴とする洗濯機。
  9. 外槽の底部から機外へと水を排出する排水手段を更に備え、前記運転制御手段は、洗い行程又はすすぎ行程の排水時に前記排水手段により洗濯脱水槽内の貯留水を機外に排出するとき、少なくともその排水中の一部期間で前記駆動手段により洗濯脱水槽を左右両方向に交互に回転駆動させることを特徴とする請求項8に記載の洗濯機。
  10. 外槽内に回転自在に配設された洗濯脱水槽と、該洗濯脱水槽の内底部に回転自在に配設された撹拌翼と、該撹拌翼を回転駆動する駆動手段と、を具備する洗濯機において、
    a)外槽内面や洗濯脱水槽を洗浄するための槽洗浄コースを選択するためのコース選択手段と、
    b)前記槽洗浄コースが選択されたとき、前記外槽内に所定水位以上の水が貯留した状態で前記駆動手段により撹拌翼を左右両方向に交互に回転駆動させ、且つその左右反転の周期が通常の洗濯物を洗濯する際の撹拌翼の左右反転周期よりも短く定められているような洗い行程又はすすぎ行程を含む槽洗浄運転を実行する運転制御手段と、
    を備えることを特徴とする洗濯機。
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