JP2004131443A - 液状外用剤およびその製造方法 - Google Patents

液状外用剤およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた鎮咳効果及び去痰効果を有する液状外用剤を提供する。さらには、優れた鎮咳効果及び去痰効果を有すると共に、精油成分を多く含有し、経時的に分離することなく安定で、かつエタノール、高分子増粘剤等を含有することなく、使用感がよい液状外用剤を提供する。
【解決手段】精油成分、非イオン界面活性剤、多価アルコール、および水を含む液状外用剤。
【選択図】     なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液状外用剤、特に、外用風邪薬(外用感冒薬)として有用な液状外用剤とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
感冒などの諸疾患において、頭痛、鼻づまり、咳、痰、のどの痛み等が発生することは一般的症状として何人にも起こることである。
【0003】
これらの諸症状はしばしば耐えられない不快感を与えるもので、これらの症状を抑制するため多数の鎮痛、鎮咳、去痰剤が一般に供せられている。
【0004】
しかし、これらの薬剤は主として経口剤または注射剤であり、直接体内に投与するものであるから、その薬剤と投与する人の体質により応々にして好ましくない副作用を惹起する場合がある。特に乳幼児においては経口投与がむずかしい場合もある。
【0005】
そこで、経口、注射などの投与方法によらずにこれらの諸症状を抑制する方法として、局部に軟膏などの塗布剤の形態で塗布して、鎮痛、鎮咳、去痰などの効果を持たせた、いわゆる“ぬる風邪薬”が従来から市販されている。例えば、dl−カンフル、1−メントール、ニクズク油、テレビン油、ユーカリ油、杉葉油及びチモールを有効成分とし、これらを一般の軟膏基剤に混合して軟膏とした外用鎮痛・鎮咳・去痰剤が市販品として知られている。
【0006】
しかるに上記のような従来から公知の外用鎮痛・鎮咳・去痰剤における鎮咳効果及び去痰効果は、十分満足できるものでなかった。
【0007】
そこで、dl−カンフル、1−メントール、ニクズク油およびウイキョウ油を気化性感冒薬剤成分とする優れた外用感冒薬が提案されているが、高分子増粘剤、気化性感冒薬剤成分、水、グリコール類、炭素数8〜22の直鎖状長鎖アルコールおよび/または炭素数8〜22の直鎖状長鎖脂肪酸を含有するというものである(例えば、特許文献1参照。)。このように使用する場合には、クリーム剤であるので、高分子増粘剤、直鎖状長鎖アルコールや直鎖状長鎖脂肪酸が添加されており、肌へのべとつき感が残った。
【0008】
そのため、液剤として使用することが考えられるが、液状外用剤としての従来の処方は、dl−カンフル、1−メントール、ニクズク油およびウイキョウ油を配合した有効成分、低級アルコールおよびグリコールを混合し、次いで精製水を加えるというものである(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら、提案された処方は、エタノールが80重量%含有されているため、エタノールの量が多すぎて肌への刺激が強く、液状外用剤としては不適であった。
【0009】
このように液状外用剤としては、従来の製造方法では、分散安定化がわるいため、エタノール、高分子増粘剤等を添加し、安定化させる必要があった。
【0010】
また、W/O型エマルションの製造方法に関し、多価アルコール脂肪酸エステル及び多価アルコール脂肪アルコールエーテルから選択される少なくとも1種以上と多価アルコールの少なくとも1種以上とを含み、多価アルコール脂肪酸エステル及び多価アルコール脂肪アルコールエーテルの合計量と多価アルコールとの配合比(重量比)が1.0:1.0〜1.0:6.0であるW/O乳化剤組成物を攪拌混合しながら、水相の一部を添加してゲルを形成し、これを攪拌下に油相と残りの水相とを交互に添加する製造方法が提案されている(例えば、特許文献3参照。)。しかしながら、油相成分を極性の高い精油とした場合には、多価アルコール脂肪酸エステルおよび多価アルコール脂肪アルコールエーテルの合計量と多価アルコールの配合比を1.0:1.0〜1.0:6.0でゲル化後、精油と水相を、単純に交互に添加しただけでは精油の分散安定化はされず、経時的にも油相と水相とが分離してしまうという問題があった。
【0011】
また、O/W型エマルションの製造方法に関し、油性成分及び非イオン界面活性剤を含有する油相と多価アルコールとからなる系を混合して、上記多価アルコールを連続相とするエマルションを形成させた後、該エマルションに水相を添加して連続相が上記多価アルコールを含む水相になるように転相させることによりO/W型エマルションの予備乳化物を調製し、該予備乳化物を高圧ホモジナイザーを用いて二次乳化させる製造方法が提案されている(例えば、特許文献4参照。)。この場合にも、油相成分を精油としたとき、高圧ホモジナイザー等の高速攪拌を行っても、油相が分散安定化されず、経時的に油相と水相とが分離してしまうという問題点があった。
【0012】
このように、当該技術分野においては、優れた鎮咳効果及び去痰効果を有する液状外用剤が待望されているのである。さらには、優れた鎮咳効果及び去痰効果を有すると共に、精油成分を多く含有し、経時的に分離することなく安定で、かつエタノール、高分子増粘剤等を含有することなく、使用感がよい液状外用剤およびその製造方法が待望されているのである。
【0013】
【特許文献1】
特開平9−323938号公報
【特許文献2】
特公平4−73413号公報
【特許文献3】
特開平8−24616号公報
【特許文献4】
特開平11−90211号公報
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上掲の問題点に鑑みて本発明者らが鋭意研究した末に完成したものである。すなわち、第一の本発明は、精油成分、非イオン界面活性剤、多価アルコール、および水を含む、ことを特徴とする液状外用剤にある。
【0015】
さらに、第二の本発明は、精油成分、非イオン界面活性剤、多価アルコール、および水を含む液状外用剤の製造方法であって、精油成分と非イオン界面活性剤とを含む混合物に、多価アルコールの一部を添加して、混合させた後、水の一部を添加して、予めゲルを形成させ、さらに、残りの多価アルコールと残りの水とを徐々に添加する、ことを特徴とする液状外用剤の製造方法にある。
【0016】
第一の本発明の上記構成により、優れた鎮咳効果及び去痰効果を有する液状外用剤が提供される。
【0017】
第二の本発明の上記構成により、優れた鎮咳効果及び去痰効果を有すると共に、精油成分を多く含有し、経時的に分離することなく安定で、かつエタノール、高分子増粘剤等を含有することなく、使用感がよい液状外用剤およびその製造方法を提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳細に説明する。
【0019】
本発明の液状外用剤は、精油成分、非イオン界面活性剤、多価アルコール、および水を含んでいる。
【0020】
本発明の液状外用剤において、精油成分が含有されている。ここで精油成分は、成分が経皮吸収されたり、揮発成分が吸収されることにより、鎮咳効果、去痰効果、鎮静効果、鎮痛効果、解熱効果などを有する成分であり、こうした成分の例としては、1−メントール、ユーカリ油、ニクズク油、テレビン油、ウイキョウ油、およびdl−カンフルなどを挙げることができる。
【0021】
上記精油成分の構成は、液状外用剤の目的、用途等により適宜選定することができるが、1−メントール、ユーカリ油、ニクズク油、テレビン油、ウイキョウ油、およびdl−カンフルから選択される少なくとも1種又は2種以上を含有していることが好ましい。特に2種以上を用いた場合、例えば、ニクズク油とウイキョウ油等がdl−カンフル、1−メントール等と相乗的に作用するなどの優れた効果を有するからである。
【0022】
「dl−カンフル」は、呼吸、血管、心臓興奮および細胞機能刺激作用を有する医薬に従来から使用されている物質であり、特に呼吸促進作用に優れている。
【0023】
「1−メントール」は、ハッカ油の主成分で鎮痛、鎮痒、清涼作用を有する医薬に従来から使用されている物質であり、特に鎮痛、清涼作用に優れており、痛み、鼻づまりなどを鎮める効果がある。
【0024】
「ニクズク油」はニクズク科の植物の果実を水蒸気蒸留して得られる物質であって、d−α−ピネン、ジペンテン、d−ボルネオール、l−テルピネオール、ゲラニオール、サフロールミリスチシン、ミリスチシン酸、オレイン酸等からなり、香味料、石鹸、リキュールなどの香料、駆風薬、興奮薬等に用いられている物質である。
【0025】
「ウイキョウ油」はウイキョウの果実を粉砕して水蒸気蒸留して得られる物質であって、アネトール、d−フエンコン、d−α−フエランドレン、メチルチヤビコールなどを含有し、気道液の分泌増加作用、静菌作用等があり、従来は賊香料や配合剤(胃腸薬)として用いられていた物質である。
【0026】
「ユーカリ油」は、ユーカリの葉を水蒸気蒸留して得られる揮発性の油であり、百日咳、喘息などの呼吸器疾患に有効である。このような成分の少なくとも一部は、室温乃至体温付近の温度で徐々に気化または昇華する。
【0027】
「テレビン油」は、バルサム等を水蒸気蒸留して得られる物質であり、引赤薬等に用いられている物質である。
【0028】
なお、本発明において、上記dl−カンフル等の精油成分は、市販品をそのまま使用することは勿論のこと、市販品にさらに精製等の処理を施したものも良好に使用することができる。さらに、精油成分は、上記例示した成分に限らず、これ以外にも通常使用されているものを用いることができる。
【0029】
また、本発明の液状外用剤では、こうした精油成分を、油性基剤に溶解もしくは分散させて使用することもできる。ここで使用される油性基剤としては、オクチルドデカノール、流動パラフィン、白色ワセリン等を挙げることができ、これらは単独であるいは組み合わせて使用することができる。こうした精油成分と油性基剤とは任意の割合で配合することができる。
【0030】
上記精油成分の液状外用剤全量中への配合量は、液状外用剤の目的、用途等により適宜選定することができるが、10〜20重量%、特に11〜17重量%程度が好ましい。精油性成分の配合量が少なすぎると精油成分配合の効果が十分に得られない場合があり、精油成分の配合量が多すぎると分散安定化が悪くなる場合がある。
【0031】
したがって、本発明の液状外用剤では、上記精油成分が、1−メントール、ユーカリ油、ニクズク油、テレビン油、ウイキョウ油、およびdl−カンフルから選択される少なくとも1種又は2種以上を含有し、かつ液状外用剤に、10〜20重量%の量で含有されることが特に好ましい。
【0032】
本発明の液状外用剤において、非イオン界面活性剤が含有されている。上記非イオン界面活性剤としては、例えばアルキル及びアルキルアリルポリオキシエチレンエーテル,アルキルアリルホルムアルデヒド縮合ポリオキシエチレンエーテル,ポリオキシプロピレンを親水基とするブロックポリマー,ポリオキシエチレンポリオキシプロピルアルキルエーテル,ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルなどのエーテル型非イオン界面活性剤、グリセリン脂肪酸エステルのポリオキシエチレンエーテル,ソルビタン脂肪酸エステルのポリオキシエチレンエーテル,ソルビット脂肪酸エステルのポリオキシエチレンエーテルなどのエーテルエステル型非イオン界面活性剤、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル,グリセリン脂肪酸エステル,ポリグリセリン脂肪酸エステル,ソルビタン脂肪酸エステル,ソルビット脂肪酸エステル,プロピレングリコール脂肪酸エステル,ショ糖脂肪酸エステルなどのエステル型非イオン界面活性剤、脂肪酸アルカノールアミド,ポリオキシエチレン脂肪酸アミド,ポリオキシエチレンアルキルアミン,アミンオキシドなどの含窒素型非イオン界面活性剤などを使用することができ、特に多価アルコール脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪アルコールエーテル等が好適であり、具体的には、例えば、ステアリン酸モノグリセライド、オキシステアリン酸モノグリセライド、オレイン酸モノグリセライド、イソステアリン酸モノグリセライド、ステアリン酸ソルビタン、オキシステアリン酸ソルビタン、オレイン酸ソルビタン、イソステアリン酸ソルビタン、オレイン酸ジグリセライド、イソステアリン酸ジグリセライド、セラキルアルコール、キミルアルコール、バチルアルコール、ジグリセリンセチルエーテル、イソステアリルグリセリルエーテル、ジグリセリンイソステアリルエーテル等が好適に使用される。
【0033】
本発明の液状外用剤においては、上記非イオン界面活性剤のうち、親油性界面活性剤と親水性界面活性剤を組み合わせて用いることにより、液状外用剤が経時的に分離せず、安定化されるため、より好ましい。さらには、HLB値が5以下である親油性界面活性剤を少なくとも1種以上、HLB値が10以上である親水性界面活性剤を少なくとも1種以上を組み合わせることが好ましい。
【0034】
さらに、このとき、加重平均HLB値が、10〜13の範囲のものとすることが特に好ましい。加重平均HLB値が少なすぎても、多すぎても、分散安定化が悪くなる場合がある。
【0035】
なお、本願明細書において、加重平均HLB値とは、全ての界面活性剤について、界面活性剤のHLB値とその界面活性剤の使用重量とを乗じた値を算出し、その算出した値の総和を全ての界面活性剤の合計使用重量で割った値を意味する。
【0036】
上記親油性界面活性剤としてはソルビタン脂肪酸エステルが例示される。親水性界面活性剤としてはポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油の酸化エチレン付加モル数20〜60が例示される。
【0037】
さらに、HLB値が5以下である親油性界面活性剤としては、モノステアリン酸ソルビタン、セスキステアリン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタンが例示される。これらの親油性界面活性剤は、1種を用いても2種以上を任意に組み合わせて用いてもよい。
【0038】
HLB値が10以上の親水性界面活性剤としては、モノステアリン酸POE(6)ソルビタン、モノステアリン酸POE(20)ソルビタン、モノオレイン酸POE(6)ソルビタン、モノオレイン酸POE(20)ソルビタン、テトラオレイン酸POE(30)ソルビット、テトラオレイン酸POE(40)ソルビット、テトラオレイン酸POE(60)ソルビット、モノラウリル酸POE(60)ソルビット、POE(40)硬化ヒマシ油、POE(50)硬化ヒマシ油、POE(60)硬化ヒマシ油、POE(40)ヒマシ油、POE(50)ヒマシ油、POE(60)ヒマシ油が例示される。これらの親水性界面活性剤は、1種を用いても2種以上を任意に組み合わせて用いてもよい。
【0039】
上記非イオン界面活性剤の配合量は、その種類等により適宜選定することができるが、液状外用剤全量に対して、1〜10重量%、特に2〜6重量%程度が好ましい。非イオン界面活性剤の配合量が少なすぎると、分散安定化が悪くなる場合があり、配合量が多すぎると、精油成分の持つ効果に対して、非イオン界面活性剤の持つべとつき感が増し、商品価値が損われる場合がある。
【0040】
また、上記精油成分との配合割合は、特に制限されるものではないが、精油成分(総和):非イオン界面活性剤(重量比)=20:1〜1:1、好ましくは17:1〜1.1:1、さらに好ましくは10:1〜1.6:1、特に好ましくは8.5:1〜1.8:1である。非イオン界面活性剤の配合割合が大きすぎると精油成分の持つ効果に対して、非イオン界面活性剤の持つべとつき感が増し、商品価値が損われる場合がある。一方、非イオン界面活性剤の配合割合が小さすぎると分散安定化が悪くなる場合がある。
【0041】
したがって、本発明の液状外用剤では、上記非イオン界面活性剤が、親油性界面活性剤および親水性界面活性剤を含有し、液状外用剤に、1.0〜10重量%の量で含有されることが好ましい。
【0042】
さらに、本発明において、本発明の効果を妨げない限り、必要に応じて油溶性防腐剤、油溶性抗菌剤、油溶性香料等の添加剤を通常の使用量で配合することもできる。
【0043】
次に、本発明の液状外用剤には、多価アルコールが含有されている。
【0044】
上記多価アルコールとしては、分子中に2個以上の水酸基を有するアルコールであればその種類が特に制限されるものではなく、例えば分子中に2〜6個の水酸基を有するアルコールが好適に使用することができ、このような多価アルコールとして、具体的にはグリセリン、エチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、イソプロピレングリコール、ソルビタン、1,4−ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、1,5−ペンタンジオール等を挙げることができ、これらの中でも特にグリセリン、エチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール等がより好適に使用され、分散安定性に優れた液状外用剤が得られる。さらに、分子中に2個の水酸基を有するアルコールが特に好適に使用され、より分散安定性に優れた液状外用剤が得られる。これらは、その1種を単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
【0045】
上記多価アルコールの配合量は、その種類等により適宜選定することができるが、液状外用剤全量に対して、1.0〜30重量%、好ましくは3〜20重量%、特に好ましくは5〜15重量%程度である。多価アルコールの配合量が少なすぎても、多すぎても、分散安定化が悪くなる場合がある。
【0046】
本発明において、本発明の効果を妨げない範囲で必要に応じて、水溶性高分子、低級アルコール、水溶性防腐剤、水溶性抗菌剤等の各種水溶性有効成分等を通常の使用量で配合することができる。
【0047】
さらに、本発明の液状外用剤では、一価アルコールまたは高分子増粘剤を実質的に含まないことが望ましい。一価アルコールは肌への刺激が強く、液状外用剤としては不適であり、高分子増粘剤は、液状外用剤として使用すると肌へのべとつき感が残るからである。
【0048】
本発明の液状外用剤は、風邪により生じる咳、のどの痛み、胸の痛み等が発生し不快感を覚えた時、これを人体の喉、鼻、胸や背中に塗擦することにより、極めて的確にそれらの諸症状を抑制又は除去することができる特徴を有するものである。したがって、本発明の液状外用剤は、優れた鎮咳効果及び去痰効果を有する液状外用剤が提供される。さらに、本発明の液状外用剤は、吸入することにより風邪による上記諸症状の他に併発する鼻づまりにもその効果を奏することができるものである。
【0049】
本発明の液状外用剤の使用量は症状の重症度、対象の人の成人及び小児などにより、その使用量は適宜変更し得るが一般に成人の場合は1回6〜10gを1日3回、小児の場合は1回3〜5gを1日3回塗布すれば十分その効果を奏することができる。
【0050】
本発明に係る液状外用剤の製造方法は、精油成分、非イオン界面活性剤、多価アルコール、および水を含む液状外用剤の製造方法である。
【0051】
なお、本発明の液状外用剤の製造方法に使用される原料および液状外用剤としての配合量は、上述したものと同様のものが挙げられる。
【0052】
上記液状外用剤の製造方法は、精油成分と非イオン界面活性剤とを含む混合物に、多価アルコールの一部を添加して、混合させた後、水の一部を添加して、予めゲルを形成させ、さらに、残りの多価アルコールと残りの水とを徐々に添加するものが好ましく、経時的に分離することなく安定で、かつエタノール、高分子増粘剤等を含有しない液状外用剤を得ることができる。このような本発明の液状外用剤の製造方法では特別な加熱や強力な攪拌を必要としない。
【0053】
上記液状外用剤の製造方法は、精油を配合した物を予めゲル化することで、精油の分散粒径をより微細で均一に分散することができるため、経時的に分離することなく安定で、かつエタノール、高分子増粘剤等を必要としない液状外用剤を作ることができる。
【0054】
従来の製造方法は、多価アルコールを使用することは一般的であるが、精油成分等に溶解されない多価アルコールを、精油成分等にあらかじめ混合して使われることはなく、さらにゲルを利用して分散することはなかった。
【0055】
しかし、上記液状外用剤の製造方法では、精油成分と非イオン界面活性剤とを含む混合物に、多価アルコールの一部を添加して、混合させた後、水の一部を添加して、予めゲルを形成させ、さらに、残りの多価アルコールと残りの水とを徐々に添加する。
【0056】
すなわち、このような本発明の液状外用剤の製造方法は、多価アルコールの一部は前もって混合されて使用され、さらにゲルを利用して分散するので、従来の製造方法とは全く異なる。
【0057】
以下、本発明の液状外用剤の製造方法の一例を説明する。
【0058】
本発明の液状外用剤の製造方法においては、まず、精油成分と非イオン界面活性剤とを含む混合物を作製するものである。ここで、混合物を作製する際の諸条件は適宜選定されるが、精油に添加する前に非イオン界面活性剤が常温で固体である場合は、60〜90℃で溶融し、特に精油に添加する場合は65〜80℃で混合溶解させることが好ましい。温度が低すぎると精油に非イオン界面活性剤を加えた際に、冷却され凝固点を越えてしまうため混合溶解が困難となる場合があり、温度が高すぎると精油の揮発を促進させてしまう恐れがある。ここで、精油成分と非イオン界面活性剤との混合溶解を行う装置は、特に制限されず、従来より使用されている撹拌装置を使用することができるが、非イオン界面活性剤の種類によっては系の粘度が上昇することもあるので、アジホモミキサー等の掻き取り羽根を備えた乳化釜で行うことが好ましく、この際の撹拌条件は、これら装置の通常の使用範囲にて行い、全体が均一に混合溶解するまで撹拌を続けることが好ましい。なお、本発明において使用される乳化釜は温度コントロール機能を備えたものが好ましく、温度コントロール機能としては、具体的には、外部熱交換によるリサイクルライン、コイル、槽外側のジャケット等が挙げられるが、効率を考えるとこれらの中でもジャケットを用いることが好ましい。
【0059】
そして、この混合物と多価アルコールの一部とを混合するが、この場合、これらを添加する順序は特に制限されず、例えば全部を同時に添加することもでき、また、これらを加温する必要がある場合、その加温の方法も特に制限されず、例えば混合物と多価アルコールの一部とを撹拌槽に仕込んだ後に、ここに所定温度に加温した多価アルコールの一部を添加し、加温しながら混合してもよい。ここで、混合時の温度は40〜80℃とすることが好ましく、精油に影響が出ない範囲で加温する。ここで使用する装置は、特に制限されず、従来より使用されている撹拌装置を使用することができるが、使用する多価アルコールの一部と混合物との種類によっては系の粘度が高くなる場合があり、また、全体混合ができる程度以上の混合力があることが好ましいため、上述したものと同様の装置が好適に使用され、例えばアジホモミキサー等の掻き取り羽根を備えた乳化釜で行うことが好ましい。この際の撹拌条件は、これら装置の通常の使用範囲にて行い、全体が均一な透明状態又は白濁状態となるまで混合、撹拌を行うことが好ましい。なお、この工程において使用される撹拌槽(乳化釜)も上述したものと同様の温度コントロール機能を備えることが好ましい。
【0060】
なお、このとき、非イオン界面活性剤と添加する多価アルコールとの配合比率は、非イオン界面活性剤の種類にもよるが、多価アルコールが少ないとゲル形成が弱く、また多いとゲル形成が起こらない場合がある。従って、上記二者の配合比(重量比)は1.0:1.0〜1.0:6.0とし、この範囲内において適宜調節することが好ましい。より好ましい配合比は1.0:1.0〜1.0:4.0である。
【0061】
次に、混合物に、多価アルコールの一部を混合させたものに、水の一部を添加して、ゲルを形成させるが、このとき、均一なゲルを形成させることが要件である。この際、ゲル化に供する水は、液状外用剤全量に対して1〜30重量%、3〜20重量%が好ましく、特には5〜10重量が好ましい。
【0062】
液状外用剤に対して、ゲル化のための水は少なすぎても、多すぎてもゲルを形成しない。
【0063】
最後に、ゲルを形成させたものに、残りの多価アルコールと残りの水等を徐々に添加し、液状外用剤が得られる。
【0064】
また、このような液状外用剤の製造方法で得られる液状外用剤も、本発明となる。
【0065】
【実施例】
以下に、本発明を実施例に沿って具体的に説明するが、本発明の技術的範囲が実施例の開示によって限定されるべきでないことは勿論である。
【0066】
(実施例1〜8)
ウイキョウ油、ユーカリ油、ニクズク油、dl−カンフル、l−メントール、テレビン油、HLB値が14であるPOE(60)硬化ヒマシ油(日光ケミカル製 HCO−60を使用。以下、HCO−60とする。)および、又はテトラオレイン酸POE(60)ソルビット(日光ケミカル製 GO−460を使用。以下、GO−460とする。)と、HLB値が4.3であるモノオレイン酸ソルビタン(日光ケミカル製 SO−10を使用。以下、SO−10とする。)を充分混合して、150〜300rpmで攪拌しながら1,3−ブチレングリコール(以下、1,3−BGとする。)の一部を加えた後、精製水の一部を徐々に加えてゲルを形成させた。次に、これを更に攪拌しながら残りの1,3−BGと残りの精製水とを混合した物を徐々に加えていった。配合成分比率、精油成分量及び加重平均HLB値を表1に示すように種々変えて作製した。
【0067】
(試験例1、2)
ウイキョウ油、ユーカリ油、ニクズク油、dl−カンフル、l−メントール、テレビン油、HCO−60またはHLB値が15であるモノオレイン酸POE(20)ソルビタン(日光ケミカル製 TO−10を使用。以下、TO−10とする。)、SO−10を充分混合して、150〜300rpmで攪拌しながら1,3−BGの一部を加えた後、精製水の一部を徐々に加えてゲルを形成させた。次に、これを更に攪拌しながら残りの1,3−BGと残りの精製水とを混合した物を徐々に加えていった。配合成分比率、精油成分量及び加重平均HLB値を表1に示すように種々変えて作製した。
【0068】
(試験例3)
ウイキョウ油、ユーカリ油、ニクズク油、dl−カンフル、l−メントール、テレビン油、HCO−60、SO−10を充分混合して、150〜300rpmで攪拌しながら1,3−BGと精製水とを混合した物を徐々に加えていった。配合成分比率、精油成分量及び加重平均HLB値を表1に示した。
【0069】
実施例1〜8および試験例1〜3の各液状外用剤を、1ヶ月50℃に放置したとき、−20〜40℃サイクル試験を行ったとき、および、−20〜5℃サイクル試験を行ったときの変化、分離の有無を下記評価方法に従って評価した。結果を表1に示した。
【0070】
なお、−20〜40℃サイクル試験とは、−20℃で11時間保った後、1時間かけて40℃まで温度上昇させ、さらに、40℃で11時間保った後、1時間かけて−20℃まで温度下降させることを10日間繰り返すものであり、−20〜5℃サイクル試験とは、−20℃で11時間保った後、1時間かけて5℃まで温度上昇させ、さらに、5℃で11時間保った後、1時間かけて−20℃まで温度下降させることを10日間繰り返すものである。
【0071】
表1の「安定性」の評価について、「あり」と「なし」の意味は下記の通りである。
【0072】
「あり」とは、構成成分の変化、分離が認められなかったことを示し、「なし」とは、 構成成分の変化、分離が認められたことを示す。
【0073】
【表1】
Figure 2004131443
表1に記載の結果から明らかなように、実施例に係る液状外用剤は、変化、分離が認められないことが明らかになった。また、試験例1に係る液状外用剤は、加重平均HLB値が、10〜13の範囲から外れており、試験例2に係る液状外用剤は、精油成分量が、10〜20重量%から外れているため、分散安定性がわるく、変化、分離していることが判った。さらに、試験例3に係る液状外用剤は、製造過程でゲルを利用して分散することをしなかったため、分散安定性がわるく、変化、分離していることが判った。
【0074】
(比較例1)
エタノール80.0mlにdl−カンフル6.0g、l−メントール3.0g、ユーカリ油1.0g、テレビン油2.5g、ニクズク油1.2g、ウイキョウ油油1.0gの精油成分を混合したものを加えて溶かし次いで精製水を加えて100mlとし、均一な液状外用剤とした。
【0075】
実施例1〜8、試験例1〜3および比較例1の各液状外用剤を、実際に、ヒトののど、胸に塗布した。その際のせき、くしゃみ、鼻水、鼻づまり等の風邪の症状への効果、呼吸を楽にする効果および使用感について、下記評価基準に従って検定を行い、その結果を、表2に示した。
【0076】
「風邪の症状への効果」については、「あった、ややあった、どちらでもない、あまりなかった、なかった」の5段階で評価を行った。
【0077】
「呼吸を楽にする効果」については、「あった、ややあった、どちらでもない、あまりなかった、なかった」の5段階で評価を行った。
【0078】
「使用感」については、記号「○」は、よかったことを示し、記号「×」は、不快であったことを示す。
【0079】
【表2】
Figure 2004131443
表2に記載の結果から明らかなように、本発明の液状外用剤は、風邪の症状への効果、および呼吸を楽にする効果を発現し、使用感に問題がないことが明らかになった。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、目的であった、優れた鎮咳効果及び去痰効果を有する液状外用剤を提供することができる。さらには、優れた鎮咳効果及び去痰効果を有すると共に、精油成分を多く含有し、経時的に分離することなく安定で、かつエタノール、高分子増粘剤等を含有することなく、使用感がよい液状外用剤およびその製造方法を提供することができる。

Claims (11)

  1. 精油成分、非イオン界面活性剤、多価アルコール、および水を含む、ことを特徴とする液状外用剤。
  2. 一価アルコールまたは高分子増粘剤を実質的に含まない請求項1に記載の液状外用剤。
  3. 前記精油成分が、l−メントール、ユーカリ油、ニクズク油、テレビン油、ウイキョウ油、およびdl−カンフルから選択される少なくとも1種又は2種以上を含有し、かつ液状外用剤に、10〜20重量%の量で含有される請求項1または2に記載の液状外用剤。
  4. 前記非イオン界面活性剤が、親油性界面活性剤および親水性界面活性剤を含有し、液状外用剤に、1.0〜10重量%の量で含有される請求項1乃至3のいずれかに記載の液状外用剤。
  5. 前記多価アルコールが、分子内に2個〜6個の水酸基を有する請求項1乃至4のいずれかに記載の液状外用剤。
  6. 風邪薬である請求項1乃至5のいずれかに記載の液状外用剤。
  7. 精油成分、非イオン界面活性剤、多価アルコール、および水を含む液状外用剤の製造方法であって、精油成分と非イオン界面活性剤とを含む混合物に、多価アルコールの一部を添加して、混合させた後、水の一部を添加して、予めゲルを形成させ、さらに、残りの多価アルコールと残りの水とを徐々に添加する、ことを特徴とする液状外用剤の製造方法。
  8. 一価アルコールまたは高分子増粘剤を実質的に含まない請求項7に記載の液状外用剤の製造方法。
  9. 前記精油成分が、1−メントール、ユーカリ油、ニクズク油、テレビン油、ウイキョウ油、およびdl−カンフルから選択される少なくとも1種又は2種以上を含有し、かつ液状外用剤に、10〜20重量%の量で含有される請求項7または8に記載の液状外用剤の製造方法。
  10. 前記非イオン界面活性剤が、親油性界面活性剤および親水性界面活性剤を含有し、液状外用剤に、1.0〜10重量%の量で含有される請求項7乃至9のいずれかに記載の液状外用剤の製造方法。
  11. 前記多価アルコールが、分子内に2個〜6個の水酸基を有する請求項7乃至10のいずれかに記載の液状外用剤の製造方法。
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