JP2004122950A - 搬送装置のワーク位置決め機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワークをアームに位置決めする位置決めピンの突出長を可変にすることにより、異なる種類のワークをアームに載置することを容易にする。
【解決手段】アーム18の載置部分18bに取付板26の穴部26a上面よりガイド部材28が装着される。取付板26の穴部26aには、ガイド部材28が挿嵌され、該取付板26の下面にピン保持筒30のフランジ部30aが当接される。ガイド部材28、ピン保持筒30のそれぞれの内径面にブッシュ32、保持カム34が挿通される。ブッシュ32および保持カム34には、位置決めピン36が変位可能に緩挿される。ピン保持筒30には、軸長方向に一対のガイド溝40が半径方向に対向して形成され、保持カム34には、一組の螺旋溝42が対向して形成される。保持カム34の回動によりガイドピン52がガイド溝40の軸長方向に変位し、位置決めピン36が下端または上端の位置に変位する。
【選択図】図4
【解決手段】アーム18の載置部分18bに取付板26の穴部26a上面よりガイド部材28が装着される。取付板26の穴部26aには、ガイド部材28が挿嵌され、該取付板26の下面にピン保持筒30のフランジ部30aが当接される。ガイド部材28、ピン保持筒30のそれぞれの内径面にブッシュ32、保持カム34が挿通される。ブッシュ32および保持カム34には、位置決めピン36が変位可能に緩挿される。ピン保持筒30には、軸長方向に一対のガイド溝40が半径方向に対向して形成され、保持カム34には、一組の螺旋溝42が対向して形成される。保持カム34の回動によりガイドピン52がガイド溝40の軸長方向に変位し、位置決めピン36が下端または上端の位置に変位する。
【選択図】図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車ボディ等のワークを搬送する搬送装置のワーク位置決め機構に関し、一層詳細には、ワークの位置決め高さを可変にすることにより異なる種類のワークであっても同一のライン等にて搬送することが可能な搬送装置のワーク位置決め機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、搬送レール上で自動車ボディ等のワークを搬送する搬送装置のハンガーにおいては、ハンガーを構成するワーク受台近傍に、ワークと係合することにより該ワークの位置ずれを防止するケーブルとバネとにより出没動自在とした位置決めピンを設けてハンガーとワークとの位置決めを行っている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特公平5−65391号公報(第2頁〜第3頁、第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の搬送装置のハンガーでは、位置決め高さの異なるワークをハンガーに位置決めする場合、位置決めピン自体を長さの異なる位置決めピンと交換することを余儀なくされるため、汎用性を向上させることができなかった。
【0005】
本発明は、上記した問題を解決するためになされたもので、ワークの位置決め高さを可変にすることにより、異なる種類のワークであっても容易に対応することが可能な搬送装置のワーク位置決め機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、ワークを搬送する搬送装置に設けられ、該ワークを位置決めするための位置決めピンを備える搬送装置のワーク位置決め機構において、
ピン保持部材と、
前記ピン保持部材に対し軸長方向に延在する位置決めピン部材と、
を備えるとともに、
前記ピン保持部材を回転させることにより前記位置決めピン部材をその軸長方向に変位させるガイド手段を設けたことを特徴とする。
【0007】
この場合、前記ガイド手段は、前記ピン保持部材の内部に設けられることを特徴する。
【0008】
さらに、前記ピン保持部材の保持機構と前記ガイド手段の回動機構とは、一体に設けられることを特徴とする。
【0009】
また、前記ガイド手段は、前記位置決めピン部材に係止されるガイドピンと、前記ピン保持部材に形成した軸長方向に延在するガイド溝と、前記ガイド溝に係合する螺旋溝を有する保持カムとから構成されることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、ワークをアームに位置決めする位置決めピンの突出長を可変にすることにより、異なる種類のワークを位置決めすることが容易になる。このため、異なる種類のワークが搬送されても短時間に効率よく位置決めすることができ、汎用性を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る搬送装置のワーク位置決め機構につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る搬送装置のワーク位置決め機構10を示す概略構造正面図であり、図2は、図1に示すワーク位置決め機構10の要部側面図である。
【0013】
この第1の実施の形態に係る搬送装置のワーク位置決め機構10は、位置決めピン機構24を手動により位置決めすることを要旨とする。すなわち、前記ワーク位置決め機構10は、レール12により搬送されたワークとしての車体14を載置するアーム18と、前記アーム18の載置部分18bにボディ受台22を介して取着され該ボディ受台22に載置された前記車体14の位置ずれを防止する位置決めピン機構24とから構成される。
【0014】
図3に示されるように、位置決めピン機構24は、基本的にはボディ受台22(図1参照)を介してアーム18の載置部分18bに固着された取付板26と、前記取付板26の穴部26a上面より段付円筒部28aを挿嵌したガイド部材28を有する。
【0015】
前記取付板26の下面には、ハンガー16(図1および図2参照)と固定側装置としての位置決め機能を有するピン保持筒(ピン保持部材)30がフランジ部30aを介して設けられ、前記ガイド部材28の内径面にブッシュ32が挿通される。前記ピン保持筒30の内径面に保持カム34が挿通され、前記ブッシュ32および保持カム34に位置決めピン(位置決めピン部材)36が緩挿される。前記ガイド部材28およびピン保持筒30は、ねじ部材38を介して取付板26に固着される。
【0016】
図4に示すように、ピン保持筒30には、外周面に軸長方向に一対のガイド溝(保持機構)40が半径方向に180°の位置に対向して形成される。保持カム34には、外周面に一組の螺旋溝(回動機構)42が対向して形成され、かつ一側端部に一組の切欠溝34aが対向して形成される。
【0017】
図4および図5に示されるように、螺旋溝42は下端位置および上端位置で軸長方向に略直交する平坦溝部42a、42bと、該平坦溝部42a、42b間で軸長方向に傾斜する傾斜溝部44とから構成される。螺旋溝42の上端位置、下端位置にそれぞれ形成された平坦溝部42a、42bは、ガイド溝40と略直交方向に交差するためガイドピン52の保持力を向上させることができる。
【0018】
なお、保持カム34の切欠溝34aには、図3に示すように手動により回動するハンドル治具46の突起部46aが係合するようになっており、ハンドル治具46により該保持カム34を回動させると、ガイドピン52が上下方向(図3の矢印X方向および矢印Y方向)に変位して位置決めピン36の軸長方向の伸縮量が調整される。なお、ハンドル48は、ハンドル治具46に取着される。
【0019】
前記位置決めピン36は、一端部が円錐形状を有し、かつ他端部側の近傍に孔部50が穿設され、該孔部50にはピン部材50aによりガイドピン52が取着される。
【0020】
前記ガイドピン52は、保持カム34の螺旋溝42に挿通され、かつピン保持筒30のガイド溝40に軸長方向に沿って変位可能に案内される。
【0021】
本発明の第1の実施の形態に係る搬送装置のワーク位置決め機構10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作および作用効果について説明する。
【0022】
ハンドル治具46の突起部46aを保持カム34の切欠溝34aに係合させ、手動によりハンドル48を介してハンドル治具46を回動させると、前記保持カム34の共働により螺旋溝42に係合するガイドピン52がピン保持筒30のガイド溝40を案内にして軸長方向に上昇(図3の矢印X方向)する。
【0023】
このように、ガイドピン52がガイド溝40に沿って下端から上端に変位するに従って、前記位置決めピン36が下端(実線)から上端(二点鎖線)の位置に切り換わる(図3参照)。
【0024】
従って、位置決めピン36の先端部が車体14の穴部(図示しない)に進入し、車体14の位置決めが行われる。
【0025】
一方、車体14とは異なる車体14aがレール12(図1および図2参照)を介して搬送された際、ボディ受台22の上面と該ボディ受台22に載置された車体14aの底面との高さH(図1参照)に対応して該車体14aに係合する位置決めピン36の突出長を短くしようとするときには、ハンドル治具46の突起部46aを保持カム34の切欠溝34aに係合して該ハンドル治具46を回動させる。
【0026】
これにより、ガイドピン52が下降(図3の矢印Y方向)して、ピン保持筒30のガイド溝40の上端から下端に変位し、位置決めピン36が上端(二点鎖線)の位置から下端(実線)の位置に切り換わる。
【0027】
この第1の実施の形態に係る搬送装置のワーク位置決め機構10では、位置決めピン36を下端または上端の位置に切り換える切換作業を手動により行うことができ、ワークを簡単に所定の高さに位置決めすることが可能である。
【0028】
次に、変形例に係る保持カム35について、図6を参照しながら説明する。なお、図5に示す保持カム34の構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0029】
この変形例に係る保持カム35は、図6に示すように、螺旋溝42の上端位置、下端位置に形成された平坦溝部42aと42bとの略中間位置に軸長方向に略直交する平坦溝部42cを備える。
【0030】
従って、ワークである車体の種類により位置決めピン36の位置を高さが異なるように切り換える際、前記保持カム35を用いれば、更に多くの種類の車体に対応でき、多機種少量生産下における車体への加工が容易になり、汎用性を向上させることができる。
【0031】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る搬送装置のワーク位置決め機構60について、図7乃至図10を参照しながら説明する。
【0032】
図7はこのワーク位置決め機構60の正面図、図8は平面図、図9は図7の要部側面図である。なお、上述した第1の実施形態に係るワーク位置決め機構10の構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0033】
この第2の実施の形態に係る搬送装置のワーク位置決め機構60においては、位置決めピン機構24を動力にて自動的に回動させて位置決めしている。
【0034】
図7および図8において、ハンガー16(図1および図2参照)の搬送経路の途中には、縦方向の位置(図8の矢印A方向)を規制する縦方向規制手段64と、前記ベッド62に設置され前記アーム18の幅方向(図7の矢印B方向)の位置を規制する幅方向規制手段66と、位置決めピン機構24を作動させて該位置決めピン機構24を車体14に係合させる動力回動手段68とが設けられている。
【0035】
縦方向規制手段64は、アーム18の縦方向に対向し該アーム18の下部分18aの両側面を挟持するクランプ爪70a、70bと、ベッド62に取着した支持台72に回動自在に支持されたアクチュエータ74とを有する。
【0036】
この場合、前記縦方向規制手段64は、一側部が前記クランプ爪70a、70bに締結され、他側部がブラケット76に軸支された軸ピン78a、78bに固着されるアーム80a、80bと、前記軸ピン78a、78bに固着され、互いに噛み合う歯車82a、82bと、一側部が前記アクチュエータ74のロッド74aに固着された継手84に係合され、他側部が前記軸ピン78a、78bに固着されたリンク86とを含む。
【0037】
前記縦方向規制手段64は、アクチュエータ74が駆動してロッド74aが突出すると、継手84を介してリンク86が回動する。これにより歯車82a、82bが共働してアーム80a、80bが回動され、この結果、アーム18の下部分18aの両側面がクランプ爪70a、70bにより挟持される。
【0038】
幅方向規制手段66は、アーム18の載置部分18bを幅方向に押圧するストッパー爪88と、ベッド62に取着した支持台90に回動自在に支持されたアクチュエータ92と、一側部が前記ストッパー爪88に締結され、他側部がブラケット94に軸支された軸ピン96に固着するアーム98とを有する。そして、ストッパー爪88には、一側部が前記軸ピン96に軸支され、他側部が前記アクチュエータ92の継手100に係合されるリンク102が設けられる。
【0039】
前記幅方向規制手段66は、アクチュエータ92が駆動してロッド92aが突出すると、リンク102の回動により軸ピン96が共働してアーム98の回動により載置部分18bの側面がストッパー爪88で押圧され、前記アーム18の幅方向の位置が規制される。
【0040】
保持カム34(図3参照)を動力にて回動させる動力回動手段68は、アクチュエータ106を含み、前記アクチュエータ106がベッド62に固着される。前記アクチュエータ106のロッド先端には継手108が取着される。
【0041】
ベッド62に固着したブラケット111に設けられるガイドレール110には、スライド部材112が摺動自在に挿嵌される。スライド部材112は、継手108に固着した連結軸114に係合し、アクチュエータ106の駆動作用下にガイドレール110に沿って上下方向(図7の矢印X方向およびY方向)に移動する。
【0042】
前記スライド部材112には、ガイドスリーブ116が上下方向(図7の矢印X方向および矢印Y方向)に配設される。
【0043】
ガイドスリーブ116の内孔120には、図示しない駆動源により回動する回動部材118が設けられている。
【0044】
前記ガイドスリーブ116は、ピン保持筒30の外周部に係合する穴部116a(図10参照)と、ピン保持筒30の外周部を穴部116aに挿着するためのガイド機能を有する先端テーパ部116b(図10参照)とを含む。
【0045】
ピン保持筒30内に設けられている保持カム34を回動させるための回動部材118は、その先端に保持カム34の切欠溝34aに係合する突起部118a(図10参照)が形成される。
【0046】
本発明の第2の実施の形態に係る搬送装置のワーク位置決め機構60は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作および作用効果について説明する。
【0047】
アーム18のボディ受台22に載置されたワークとしての車体14がレール12(図1および図2参照)を介して搬送され、該車体14が所定位置に移動されたときアーム18を停止する。
【0048】
次いで、アクチュエータ74が駆動され、アーム80a、80bを介してクランプ爪70a、70bによりアーム18の下部分18aが挟持されて該アーム18の縦方向(図8の矢印A方向)の位置が規制される。さらに、アクチュエータ92が駆動され、アーム98を介してストッパー爪88によりアーム18の載置部分18bの側面が押圧されて該アーム18の幅方向(図7の矢印B方向)の位置が規制される。このように、アーム18の縦方向および幅方向の位置が規制されることにより、該アーム18が所定位置に停止される。
【0049】
そして、アクチュエータ106が駆動され、スライド部材112を上昇(図7の矢印X方向)させると、図10に示されるように、ガイドスリーブ116の先端テーパ部116bがピン保持筒30の外周部に嵌合されて回動部材118の突起部118aが保持カム34の切欠溝34aに係合し、位置決めピン機構24と動力回動手段68との軸心位置を一致させることができる。
【0050】
次いで、図示しない駆動源の駆動作用下に回動部材118を回動させると、保持カム34の共働によりガイドピン52がピン保持筒30のガイド溝40を案内にして該ガイド溝40の下端から上端に変位し、位置決めピン36が下端(実線)から上端(二点鎖線)の位置に切り換わる。
【0051】
そして、アクチュエータ106の駆動作用下にスライド部材112を下降(図7の矢印Y方向)させることにより、ガイドスリーブ116の穴部116aがピン保持筒30の外周部から離脱し、保持カム34の切欠溝34aと回動部材118の突起部118aとの係合が解除される。
【0052】
ここで、車体14とは異なる車体14aがレール12(図1および図2参照)を介して搬送された際、ボディ受台22の上面と該ボディ受台22に載置された車体14aの底面との高さH(図7参照)に対応して該車体14aに係合する位置決めピン36の突出長を短くする場合について説明する。
【0053】
アクチュエータ106が駆動してスライド部材112を上昇させ、回動部材118の突起部118aが保持カム34の切欠溝34aに係合する。
【0054】
次いで、図示しない駆動源の駆動作用下にガイドスリーブ116を回動させると、保持カム34の共働によりガイドピン52がピン保持筒30のガイド溝40を案内にして該ガイド溝40の上端から下端に変位し、位置決めピン36が上端位置から下端位置に切り換わる。
【0055】
この第2の実施の形態では、回動部材118の突起部118aが保持カム34の切欠溝34aに係合することにより、位置決めピン36に何らかの外力が付加されても回動部材118により該位置決めピン36の変位を防止することができ、位置決めピン36を定位置に保持することができる。
【0056】
本発明の実施の形態では、アーム18に載置されたワークとしての車体14、14aを該アーム18に位置決めする位置決めピン36の突出長を可変にすることを例に挙げたが、ワークはこれに限らず搬送パレット上のワークなどの位置決め構造にも適用できる。
【0057】
また、螺旋溝42に多段の平坦溝部42a〜42cを設けることにより、位置決めピン36を多段階的に位置設定できる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ワークの位置決めピンを回転式ガイド手段により軸方向の突出長を可変にすることにより、異なる種類のワークを位置決めすることが容易になり、汎用性を向上させることができる。
【0059】
また、ガイド手段をピン保持部材の内部に設けたので、外部との干渉による回転力が受けにくくなり、保持部材を別段設ける必要がなく、構成の簡素化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る搬送装置のワーク位置決め機構の概略構造正面図である。
【図2】図1のワーク位置決め機構の要部側面図である。
【図3】図1の位置決めピン機構とハンドル治具との係合関係を示す縦断面概略構造図である。
【図4】図3のピン保持筒、保持カムおよび位置決めピンの概略構造斜視図である。
【図5】図4の保持カムの螺旋溝の展開図である。
【図6】図5の多段階の螺旋溝の展開図である。
【図7】第2の実施の形態に係る搬送装置のワーク位置決め機構の概略構造正面図である。
【図8】図7のワーク位置決め機構の平面図である。
【図9】図7のZ矢視の要部側面図である。
【図10】図7の位置決めピン機構と、ガイドスリーブおよび回動治具との係合関係を示す縦断面概略構造図である。
【符号の説明】
10、60…搬送装置のワーク位置決め機構
12…レール 14、14a…車体
18…アーム 22…ボディ受台
24…位置決めピン機構 26…取付板
28…ガイド部材 30…ピン保持筒
34、35…保持カム 34a…切欠溝
36…位置決めピン 40…ガイド溝
42…螺旋溝 44…傾斜溝部
52…ガイドピン 62…ベッド
64…縦方向規制手段 66…幅方向規制手段
68…動力回動手段 70a、70b…クランプ爪
74、92、106…アクチュエータ 78a、78b、96…軸ピン
86、102…リンク 110…ガイドレール
112…スライド部材 116…ガイドスリーブ
118…回動部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車ボディ等のワークを搬送する搬送装置のワーク位置決め機構に関し、一層詳細には、ワークの位置決め高さを可変にすることにより異なる種類のワークであっても同一のライン等にて搬送することが可能な搬送装置のワーク位置決め機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、搬送レール上で自動車ボディ等のワークを搬送する搬送装置のハンガーにおいては、ハンガーを構成するワーク受台近傍に、ワークと係合することにより該ワークの位置ずれを防止するケーブルとバネとにより出没動自在とした位置決めピンを設けてハンガーとワークとの位置決めを行っている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特公平5−65391号公報(第2頁〜第3頁、第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の搬送装置のハンガーでは、位置決め高さの異なるワークをハンガーに位置決めする場合、位置決めピン自体を長さの異なる位置決めピンと交換することを余儀なくされるため、汎用性を向上させることができなかった。
【0005】
本発明は、上記した問題を解決するためになされたもので、ワークの位置決め高さを可変にすることにより、異なる種類のワークであっても容易に対応することが可能な搬送装置のワーク位置決め機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、ワークを搬送する搬送装置に設けられ、該ワークを位置決めするための位置決めピンを備える搬送装置のワーク位置決め機構において、
ピン保持部材と、
前記ピン保持部材に対し軸長方向に延在する位置決めピン部材と、
を備えるとともに、
前記ピン保持部材を回転させることにより前記位置決めピン部材をその軸長方向に変位させるガイド手段を設けたことを特徴とする。
【0007】
この場合、前記ガイド手段は、前記ピン保持部材の内部に設けられることを特徴する。
【0008】
さらに、前記ピン保持部材の保持機構と前記ガイド手段の回動機構とは、一体に設けられることを特徴とする。
【0009】
また、前記ガイド手段は、前記位置決めピン部材に係止されるガイドピンと、前記ピン保持部材に形成した軸長方向に延在するガイド溝と、前記ガイド溝に係合する螺旋溝を有する保持カムとから構成されることを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、ワークをアームに位置決めする位置決めピンの突出長を可変にすることにより、異なる種類のワークを位置決めすることが容易になる。このため、異なる種類のワークが搬送されても短時間に効率よく位置決めすることができ、汎用性を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る搬送装置のワーク位置決め機構につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る搬送装置のワーク位置決め機構10を示す概略構造正面図であり、図2は、図1に示すワーク位置決め機構10の要部側面図である。
【0013】
この第1の実施の形態に係る搬送装置のワーク位置決め機構10は、位置決めピン機構24を手動により位置決めすることを要旨とする。すなわち、前記ワーク位置決め機構10は、レール12により搬送されたワークとしての車体14を載置するアーム18と、前記アーム18の載置部分18bにボディ受台22を介して取着され該ボディ受台22に載置された前記車体14の位置ずれを防止する位置決めピン機構24とから構成される。
【0014】
図3に示されるように、位置決めピン機構24は、基本的にはボディ受台22(図1参照)を介してアーム18の載置部分18bに固着された取付板26と、前記取付板26の穴部26a上面より段付円筒部28aを挿嵌したガイド部材28を有する。
【0015】
前記取付板26の下面には、ハンガー16(図1および図2参照)と固定側装置としての位置決め機能を有するピン保持筒(ピン保持部材)30がフランジ部30aを介して設けられ、前記ガイド部材28の内径面にブッシュ32が挿通される。前記ピン保持筒30の内径面に保持カム34が挿通され、前記ブッシュ32および保持カム34に位置決めピン(位置決めピン部材)36が緩挿される。前記ガイド部材28およびピン保持筒30は、ねじ部材38を介して取付板26に固着される。
【0016】
図4に示すように、ピン保持筒30には、外周面に軸長方向に一対のガイド溝(保持機構)40が半径方向に180°の位置に対向して形成される。保持カム34には、外周面に一組の螺旋溝(回動機構)42が対向して形成され、かつ一側端部に一組の切欠溝34aが対向して形成される。
【0017】
図4および図5に示されるように、螺旋溝42は下端位置および上端位置で軸長方向に略直交する平坦溝部42a、42bと、該平坦溝部42a、42b間で軸長方向に傾斜する傾斜溝部44とから構成される。螺旋溝42の上端位置、下端位置にそれぞれ形成された平坦溝部42a、42bは、ガイド溝40と略直交方向に交差するためガイドピン52の保持力を向上させることができる。
【0018】
なお、保持カム34の切欠溝34aには、図3に示すように手動により回動するハンドル治具46の突起部46aが係合するようになっており、ハンドル治具46により該保持カム34を回動させると、ガイドピン52が上下方向(図3の矢印X方向および矢印Y方向)に変位して位置決めピン36の軸長方向の伸縮量が調整される。なお、ハンドル48は、ハンドル治具46に取着される。
【0019】
前記位置決めピン36は、一端部が円錐形状を有し、かつ他端部側の近傍に孔部50が穿設され、該孔部50にはピン部材50aによりガイドピン52が取着される。
【0020】
前記ガイドピン52は、保持カム34の螺旋溝42に挿通され、かつピン保持筒30のガイド溝40に軸長方向に沿って変位可能に案内される。
【0021】
本発明の第1の実施の形態に係る搬送装置のワーク位置決め機構10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作および作用効果について説明する。
【0022】
ハンドル治具46の突起部46aを保持カム34の切欠溝34aに係合させ、手動によりハンドル48を介してハンドル治具46を回動させると、前記保持カム34の共働により螺旋溝42に係合するガイドピン52がピン保持筒30のガイド溝40を案内にして軸長方向に上昇(図3の矢印X方向)する。
【0023】
このように、ガイドピン52がガイド溝40に沿って下端から上端に変位するに従って、前記位置決めピン36が下端(実線)から上端(二点鎖線)の位置に切り換わる(図3参照)。
【0024】
従って、位置決めピン36の先端部が車体14の穴部(図示しない)に進入し、車体14の位置決めが行われる。
【0025】
一方、車体14とは異なる車体14aがレール12(図1および図2参照)を介して搬送された際、ボディ受台22の上面と該ボディ受台22に載置された車体14aの底面との高さH(図1参照)に対応して該車体14aに係合する位置決めピン36の突出長を短くしようとするときには、ハンドル治具46の突起部46aを保持カム34の切欠溝34aに係合して該ハンドル治具46を回動させる。
【0026】
これにより、ガイドピン52が下降(図3の矢印Y方向)して、ピン保持筒30のガイド溝40の上端から下端に変位し、位置決めピン36が上端(二点鎖線)の位置から下端(実線)の位置に切り換わる。
【0027】
この第1の実施の形態に係る搬送装置のワーク位置決め機構10では、位置決めピン36を下端または上端の位置に切り換える切換作業を手動により行うことができ、ワークを簡単に所定の高さに位置決めすることが可能である。
【0028】
次に、変形例に係る保持カム35について、図6を参照しながら説明する。なお、図5に示す保持カム34の構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0029】
この変形例に係る保持カム35は、図6に示すように、螺旋溝42の上端位置、下端位置に形成された平坦溝部42aと42bとの略中間位置に軸長方向に略直交する平坦溝部42cを備える。
【0030】
従って、ワークである車体の種類により位置決めピン36の位置を高さが異なるように切り換える際、前記保持カム35を用いれば、更に多くの種類の車体に対応でき、多機種少量生産下における車体への加工が容易になり、汎用性を向上させることができる。
【0031】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る搬送装置のワーク位置決め機構60について、図7乃至図10を参照しながら説明する。
【0032】
図7はこのワーク位置決め機構60の正面図、図8は平面図、図9は図7の要部側面図である。なお、上述した第1の実施形態に係るワーク位置決め機構10の構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0033】
この第2の実施の形態に係る搬送装置のワーク位置決め機構60においては、位置決めピン機構24を動力にて自動的に回動させて位置決めしている。
【0034】
図7および図8において、ハンガー16(図1および図2参照)の搬送経路の途中には、縦方向の位置(図8の矢印A方向)を規制する縦方向規制手段64と、前記ベッド62に設置され前記アーム18の幅方向(図7の矢印B方向)の位置を規制する幅方向規制手段66と、位置決めピン機構24を作動させて該位置決めピン機構24を車体14に係合させる動力回動手段68とが設けられている。
【0035】
縦方向規制手段64は、アーム18の縦方向に対向し該アーム18の下部分18aの両側面を挟持するクランプ爪70a、70bと、ベッド62に取着した支持台72に回動自在に支持されたアクチュエータ74とを有する。
【0036】
この場合、前記縦方向規制手段64は、一側部が前記クランプ爪70a、70bに締結され、他側部がブラケット76に軸支された軸ピン78a、78bに固着されるアーム80a、80bと、前記軸ピン78a、78bに固着され、互いに噛み合う歯車82a、82bと、一側部が前記アクチュエータ74のロッド74aに固着された継手84に係合され、他側部が前記軸ピン78a、78bに固着されたリンク86とを含む。
【0037】
前記縦方向規制手段64は、アクチュエータ74が駆動してロッド74aが突出すると、継手84を介してリンク86が回動する。これにより歯車82a、82bが共働してアーム80a、80bが回動され、この結果、アーム18の下部分18aの両側面がクランプ爪70a、70bにより挟持される。
【0038】
幅方向規制手段66は、アーム18の載置部分18bを幅方向に押圧するストッパー爪88と、ベッド62に取着した支持台90に回動自在に支持されたアクチュエータ92と、一側部が前記ストッパー爪88に締結され、他側部がブラケット94に軸支された軸ピン96に固着するアーム98とを有する。そして、ストッパー爪88には、一側部が前記軸ピン96に軸支され、他側部が前記アクチュエータ92の継手100に係合されるリンク102が設けられる。
【0039】
前記幅方向規制手段66は、アクチュエータ92が駆動してロッド92aが突出すると、リンク102の回動により軸ピン96が共働してアーム98の回動により載置部分18bの側面がストッパー爪88で押圧され、前記アーム18の幅方向の位置が規制される。
【0040】
保持カム34(図3参照)を動力にて回動させる動力回動手段68は、アクチュエータ106を含み、前記アクチュエータ106がベッド62に固着される。前記アクチュエータ106のロッド先端には継手108が取着される。
【0041】
ベッド62に固着したブラケット111に設けられるガイドレール110には、スライド部材112が摺動自在に挿嵌される。スライド部材112は、継手108に固着した連結軸114に係合し、アクチュエータ106の駆動作用下にガイドレール110に沿って上下方向(図7の矢印X方向およびY方向)に移動する。
【0042】
前記スライド部材112には、ガイドスリーブ116が上下方向(図7の矢印X方向および矢印Y方向)に配設される。
【0043】
ガイドスリーブ116の内孔120には、図示しない駆動源により回動する回動部材118が設けられている。
【0044】
前記ガイドスリーブ116は、ピン保持筒30の外周部に係合する穴部116a(図10参照)と、ピン保持筒30の外周部を穴部116aに挿着するためのガイド機能を有する先端テーパ部116b(図10参照)とを含む。
【0045】
ピン保持筒30内に設けられている保持カム34を回動させるための回動部材118は、その先端に保持カム34の切欠溝34aに係合する突起部118a(図10参照)が形成される。
【0046】
本発明の第2の実施の形態に係る搬送装置のワーク位置決め機構60は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作および作用効果について説明する。
【0047】
アーム18のボディ受台22に載置されたワークとしての車体14がレール12(図1および図2参照)を介して搬送され、該車体14が所定位置に移動されたときアーム18を停止する。
【0048】
次いで、アクチュエータ74が駆動され、アーム80a、80bを介してクランプ爪70a、70bによりアーム18の下部分18aが挟持されて該アーム18の縦方向(図8の矢印A方向)の位置が規制される。さらに、アクチュエータ92が駆動され、アーム98を介してストッパー爪88によりアーム18の載置部分18bの側面が押圧されて該アーム18の幅方向(図7の矢印B方向)の位置が規制される。このように、アーム18の縦方向および幅方向の位置が規制されることにより、該アーム18が所定位置に停止される。
【0049】
そして、アクチュエータ106が駆動され、スライド部材112を上昇(図7の矢印X方向)させると、図10に示されるように、ガイドスリーブ116の先端テーパ部116bがピン保持筒30の外周部に嵌合されて回動部材118の突起部118aが保持カム34の切欠溝34aに係合し、位置決めピン機構24と動力回動手段68との軸心位置を一致させることができる。
【0050】
次いで、図示しない駆動源の駆動作用下に回動部材118を回動させると、保持カム34の共働によりガイドピン52がピン保持筒30のガイド溝40を案内にして該ガイド溝40の下端から上端に変位し、位置決めピン36が下端(実線)から上端(二点鎖線)の位置に切り換わる。
【0051】
そして、アクチュエータ106の駆動作用下にスライド部材112を下降(図7の矢印Y方向)させることにより、ガイドスリーブ116の穴部116aがピン保持筒30の外周部から離脱し、保持カム34の切欠溝34aと回動部材118の突起部118aとの係合が解除される。
【0052】
ここで、車体14とは異なる車体14aがレール12(図1および図2参照)を介して搬送された際、ボディ受台22の上面と該ボディ受台22に載置された車体14aの底面との高さH(図7参照)に対応して該車体14aに係合する位置決めピン36の突出長を短くする場合について説明する。
【0053】
アクチュエータ106が駆動してスライド部材112を上昇させ、回動部材118の突起部118aが保持カム34の切欠溝34aに係合する。
【0054】
次いで、図示しない駆動源の駆動作用下にガイドスリーブ116を回動させると、保持カム34の共働によりガイドピン52がピン保持筒30のガイド溝40を案内にして該ガイド溝40の上端から下端に変位し、位置決めピン36が上端位置から下端位置に切り換わる。
【0055】
この第2の実施の形態では、回動部材118の突起部118aが保持カム34の切欠溝34aに係合することにより、位置決めピン36に何らかの外力が付加されても回動部材118により該位置決めピン36の変位を防止することができ、位置決めピン36を定位置に保持することができる。
【0056】
本発明の実施の形態では、アーム18に載置されたワークとしての車体14、14aを該アーム18に位置決めする位置決めピン36の突出長を可変にすることを例に挙げたが、ワークはこれに限らず搬送パレット上のワークなどの位置決め構造にも適用できる。
【0057】
また、螺旋溝42に多段の平坦溝部42a〜42cを設けることにより、位置決めピン36を多段階的に位置設定できる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ワークの位置決めピンを回転式ガイド手段により軸方向の突出長を可変にすることにより、異なる種類のワークを位置決めすることが容易になり、汎用性を向上させることができる。
【0059】
また、ガイド手段をピン保持部材の内部に設けたので、外部との干渉による回転力が受けにくくなり、保持部材を別段設ける必要がなく、構成の簡素化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る搬送装置のワーク位置決め機構の概略構造正面図である。
【図2】図1のワーク位置決め機構の要部側面図である。
【図3】図1の位置決めピン機構とハンドル治具との係合関係を示す縦断面概略構造図である。
【図4】図3のピン保持筒、保持カムおよび位置決めピンの概略構造斜視図である。
【図5】図4の保持カムの螺旋溝の展開図である。
【図6】図5の多段階の螺旋溝の展開図である。
【図7】第2の実施の形態に係る搬送装置のワーク位置決め機構の概略構造正面図である。
【図8】図7のワーク位置決め機構の平面図である。
【図9】図7のZ矢視の要部側面図である。
【図10】図7の位置決めピン機構と、ガイドスリーブおよび回動治具との係合関係を示す縦断面概略構造図である。
【符号の説明】
10、60…搬送装置のワーク位置決め機構
12…レール 14、14a…車体
18…アーム 22…ボディ受台
24…位置決めピン機構 26…取付板
28…ガイド部材 30…ピン保持筒
34、35…保持カム 34a…切欠溝
36…位置決めピン 40…ガイド溝
42…螺旋溝 44…傾斜溝部
52…ガイドピン 62…ベッド
64…縦方向規制手段 66…幅方向規制手段
68…動力回動手段 70a、70b…クランプ爪
74、92、106…アクチュエータ 78a、78b、96…軸ピン
86、102…リンク 110…ガイドレール
112…スライド部材 116…ガイドスリーブ
118…回動部材
Claims (4)
- ワークを搬送する搬送装置に設けられ、該ワークを位置決めするための位置決めピンを備える搬送装置のワーク位置決め機構において、
ピン保持部材と、
前記ピン保持部材に対し軸長方向に延在する位置決めピン部材と、
を備えるとともに、
前記ピン保持部材を回転させることにより前記位置決めピン部材をその軸長方向に変位させるガイド手段を設けたことを特徴とする搬送装置のワーク位置決め機構。 - 請求項1記載の搬送装置のワーク位置決め機構において、
前記ガイド手段は、前記ピン保持部材の内部に設けられることを特徴とする搬送装置のワーク位置決め機構。 - 請求項2記載の搬送装置のワーク位置決め機構において、
前記ピン保持部材の保持機構と前記ガイド手段の回動機構とは、一体に設けられることを特徴とする搬送装置のワーク位置決め機構。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の搬送装置のワーク位置決め機構において、
前記ガイド手段は、前記位置決めピン部材に係止されるガイドピンと、前記ピン保持部材に形成した軸長方向に延在するガイド溝と、前記ガイド溝に係合する螺旋溝を有する保持カムとから構成されることを特徴とする搬送装置のワーク位置決め機構。
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