JP2004109639A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省電力状態からスタンバイ状態の復帰するまでに長い時間がかかる。
【解決手段】ランプ12を搭載しかつ副走査方向に移動可能に支持された走査体10を用いて原稿の画像を読み取る画像読取部6と、原稿の画像を読取可能なスタンバイ状態になってからの経過時間が所定時間に達したときに、自装置の状態をスタンバイ状態から省電力状態に移行する省電力制御手段と、省電力状態からスタンバイ状態に復帰するときに、画像読取部6で白基準板5を読み取って所定の復帰処理を行う復帰処理手段と、省電力状態に移行するのに先立って走査体10を白基準板5の下に移動させる移動制御手段とを備える。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿の画像を光学的に読み取る画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、省エネルギーの観点から、省電力機能を備えた画像読取装置が提供されている。省電力機能は、画像読取装置の消費電力を節約する機能である。この省電力機能を備えた画像読取装置では、装置の電源投入後の立ち上げ動作を終えて、原稿の画像を直ちに読取可能な待機状態(以下、スタンバイ状態)にあるときに、所定の時間にわたって装置が使用されないなどの実質的な未使用状態が継続すると、自動的に省電力状態に移行する。省電力状態では、画像読取装置の所定箇所への電力供給を停止(電源オフ)することにより、電力の消費を抑える。また、省電力状態に移行した後、ユーザが原稿押さえ部材を開閉操作したり原稿をセットしたりすると、これをセンサで検知して省電力状態から復帰するものが知られている(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−53937号公報(段落0041,0042)
【0004】
従来の画像読取装置では、装置の電源を投入したときに、図6に示す手順にしたがって立ち上げ動作を行っている。先ず、光学走査系のキャリッジの位置を認識するためにキャリッジのイニシャライズ処理を行い(ステップS1)、これが済むと白基準板の下にキャリッジを移動する(ステップS2)。キャリッジのイニシャライズ処理では、キャリッジを副走査方向に移動させ、この移動中にキャリッジセンサの検知信号がオフ状態からオン状態(又はオン状態からオフ状態)に切り替わったタイミングに基づいてキャリッジの位置を認識する。次に、キャリッジに搭載されたランプを点灯した後(ステップS3)、白基準板を読み取って得られる画像データを用いて、装置の白レベル調整(白出力調整)のためのオートゲインコントロールを行う(ステップS4)。
【0005】
次いで、上記ランプを消灯した後(ステップS5)、白基準板を読み取って得られる画像データを用いて、装置の黒レベル調整(黒出力調整)のためのオートオフセットコントロールを行う(ステップS6)。続いて、再びランプを点灯した後(ステップS7)、白基準板を読み取って得られる1ライン分の画像データを用いて、白基準板の中央部分に位置する100画素分の画像データを平均化した白基準データを採取し(ステップS8)、さらに白基準板を読み取って得られる複数ライン分の画像データを用いて、当該画像データを読み取りライン数で平均化した1ライン分のシェーディングデータを採取する(ステップS9)。その後、ランプを再び消灯した後(ステップS10)、キャリッジを予め設定されたホームポジションに移動する(ステップS11)。以上のような立ち上げ動作を行うことにより、装置がスタンバイ状態となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような立ち上げ動作を行う従来の画像読取装置においては、省電力状態から復帰する場合に、この復帰動作を、電源投入時(パワーオン時)の立ち上げ動作と同じ手順で行っている。そのため、省電力状態から復帰してスタンバイ状態となるまでに長い時間がかかるという問題があった。
【0007】
また、画像読取装置の中には、原稿台(プラテンガラス)にセット(載置)された原稿のサイズを、この原稿を上から押さえる原稿押さえ部材(プラテンカバー)の閉じ動作時にランプを瞬間的に点灯して読み取った1ライン分の画像データに基づいて自動的に検知する機能(以下、原稿サイズ検知機能)を備えたものがあるが、この原稿サイズ検知機能は装置がスタンバイ状態のときだけ有効に作動するようになっている。そのため、原稿サイズ検知機能を使用する場合は、省電力状態からの復帰動作を終えてスタンバイ状態になるまで、原稿のセットを待つ必要があった。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、省電力状態からの復帰時間を短縮することができる画像読取装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像読取装置は、ランプを搭載しかつ副走査方向に移動可能に支持された走査体を用いて原稿の画像を読み取る画像読取手段と、原稿の画像を読取可能なスタンバイ状態になってからの経過時間が所定時間に達したときに、自装置の状態をスタンバイ状態から省電力状態に移行する省電力制御手段と、省電力状態からスタンバイ状態に復帰するときに、画像読取手段で白基準板を読み取って所定の復帰処理を行う復帰処理手段と、省電力状態に移行するのに先立って走査体を白基準板の下に移動させる移動制御手段とを備えるものである。
【0010】
この画像読取装置においては、省電力制御手段で装置の状態をスタンバイ状態から省電力状態に移行するときに、これに先立って移動制御手段が走査体を白基準板の下に移動させておくため、復帰処理手段で復帰処理を行う際には、走査体を移動させなくても直ちに白基準板を読み取れるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0012】
図1は本発明が適用される画像読取装置の構成例を示す概略図である。図示した画像読取装置1において、装置本体2の上部には原稿台となるプラテンガラス3が取り付けられ、さらにこのプラテンガラス3上には原稿突き当てガイド(原稿位置決め部材)4及び白基準板5が取り付けられている。
【0013】
プラテンガラス3は、透明で平らなガラスプレートからなるもので、装置本体2の上部に形成された長方形の開口部分に嵌まり込む状態で取り付けられている。また、装置本体2の上部には、プラテンガラス3にセットされた原稿を上から押さえるための原稿押さえ部材(不図示)が開閉自在に取り付けられている。この原稿押さえ部材は、ユーザによって開閉操作されるものである。原稿押さえ部材は、自動原稿送り装置(オート・ドキュメント・フィーダ;ADF)と一体に構成される場合もある。自動原稿送り装置は、原稿トレイにセットされた原稿を画像の読取位置に順に搬送するものである。
【0014】
原稿突き当てガイド4は、プラテンガラス3上にセットされる原稿の位置決めを行うために設けられたもので、白基準板5と共にプラテンガラス3に貼着した状態で取り付けられている。この取り付け状態では、プラテンガラス3と原稿突き当てガイド4との段差が実質1mm程度となっている。原稿突き当てガイド4は、図2に示すように、主走査方向(図の上下方向;X方向)に沿う第1の原稿突き当てガイド4Aと副走査方向(図の左右方向;Y方向)に沿う第2の原稿突き当てガイド4Bの組み合わせで全体にL字形に配置されている。画像読取装置を平面的に見た場合、主走査方向Xと副走査方向Yとは互いに直交する方向となる。
【0015】
第1の原稿突き当てガイド4Aは副走査方向Yで原稿の位置を規制し、第2の原稿突き当てガイド4Bは主走査方向Xで原稿の位置を規制するものである。よって、プラテンガラス3上に原稿をセットする際には、互いに直角をなす原稿の一辺を第1の突き当てガイド4Aに突き当てる一方、当該原稿の他辺を第2の原稿突き当てガイド4Bに突き当てることにより、プラテンガラス3上で原稿が位置決めされるようになっている。
【0016】
白基準板5は、長尺状の板で、第1の原稿突き当てガイド4Aに覆い隠された状態で主走査方向Xと平行に配置されている。この白基準板5は、長手方向(主走査方向X)にわたって反射率が一様な白色の被読み取り基準面を有するもので、その被読み取り基準面をプラテンガラス3に面接触させた状態で配置されている。第1の原稿突き当てガイド4Aによる原稿突き当て位置は、副走査方向Yにおける原稿画像の読取開始位置Psとなる。これに対して、白基準板5は、副走査方向Yで上記読取開始位置Psから一方向(図の左方向)にずれた原稿画像読取範囲外の位置に配置されている。原稿画像読取範囲とは、プラテンガラス3上にセットされた原稿の画像を画像読取部6で読み取るときの有効範囲をいう。一般的には、原稿押さえ部材を開けて装置本体2を平面視したときに、原稿突き当てガイド4の貼り付け部分を除いてプラテンガラス3が露出している範囲が原稿画像読取範囲となる。
【0017】
一方、装置本体2の内部には、原稿の画像を光学的に読み取る画像読取部6が設けられている。画像読取部6は、主として、光学走査系7、結像レンズ8及びCCDイメージセンサ9によって構成されている。光学走査系7は、走査体となるフルレートキャリッジ10と、ハーフレートキャリッジ11とを有する。フルレートキャリッジ10にはランプ12、リフレクタ13及び第1ミラー14が搭載され、ハーフレートキャリッジ11には第2ミラー15及び第3ミラー16が搭載されている。
【0018】
ランプ12及びリフレクタ13は、主走査方向Xに沿うライン状の光をプラテンガラス3上の照射対象物(プラテンガラス3にセットされた原稿や白基準板5など)に向けて照射するもので、その照射対象物からの反射光が図中矢印で示すように第1ミラー14、第2ミラー15及び第3ミラー16によって順に反射される。結像レンズ8は、第3ミラー16によって反射された光を所定の倍率でCCDイメージセンサ9の受光面に結像させるものである。CCDイメージセンサ9は、原稿の画像を読み取るための読み取りセンサとなるもので、原稿からの反射光に応じたアナログの画像信号を生成する。
【0019】
また、フルレートキャリッジ10及びハーフレートキャリッジ11は、図示しないガイド機構(ガイドレール等)と動力伝達機構(例えば、ワイヤ,プーリ等)により、プラテンガラス3に沿う副走査方向Yに移動可能に支持されている。また、これらのキャリッジ10,11は、共通のキャリッジモータ(例えば、パルスモータ)を駆動源として、副走査方向Yに移動する構成となっている。副走査方向Yにおけるフルレートキャリッジ10のホームポジションPhは、原稿画像の読取開始位置Psとなる原稿突き当てガイド4(4A)の一辺から若干(例えば、20mmほど)原稿画像読取範囲内に進出した位置に設定されている。副走査方向Yへの移動に際して、ハーフレートキャリッジ11はフルレートキャリッジ10の1/2の移動量(移動速度)をもって移動し、これによって副走査方向Yのいずれの位置にキャリッジ10,11が移動した状態でも、プラテンガラス3上の原稿面からCCDイメージセンサ9の受光面までの光路長が常に一定に保持されるようになっている。
【0020】
図3は本発明の実施形態に係る画像読取装置の制御系の構成例を示すブロック図である。図3において、CCDイメージセンサ9はCCD駆動回路(ドライバ)17によって駆動される。CCDイメージセンサ9からは、アナログの画像データが出力される。このアナログ画像データはアナログ処理回路18に供給される。アナログ処理回路18は、先述した装置の立ち上げ動作(図6参照)や後述する復帰動作に際して、所定の処理(オートゲインコントロール、オートオフセットコントロール、白基準データ採取、シェーディングデータ採取などのアナログ信号処理)を行うもので、図示しないバッファ回路、サンプルホールド回路、ゲインコントロール回路、オフセットコントロール回路、A/D(アナログ/デジタル)変換回路などを備える。このアナログ処理回路18からは、A/D変換回路で変換されたデジタルの画像データが生成される。
【0021】
コントローラ19は、例えばCPU(中央演算処理装置)、ROM(Read−OnlyMemory)、RAM(Random Access Memory)等からなるもので、予め与えられた制御プログラムにしたがって種々の処理を行う。コントローラ19には、制御対象の一つとして、上述したランプ12とともにキャリッジモータ20と電源管理部21が接続されている。キャリッジモータ20は、前述したとおりキャリッジ10,11を副走査方向yに移動させる際の共通の駆動源となるもので、例えばパルスモータによって構成される。電源管理部21は、画像読取装置1内の各部の電源状態(オンオフ)を管理するものである。
【0022】
また、コントローラ19には、制御情報の入力手段の一つとして、キャリッジセンサ22、開閉センサ23及び操作パネル24が接続されている。キャリッジセンサ22は、キャリッジモータ20の駆動により副走査方向Yにキャリッジ10,11を移動させるにあたって、副走査方向Yにおけるキャリッジ10,11(特に、フルレートキャリッジ10)の位置を検出するためのものである。このキャリッジセンサ22は、例えば発光素子と受光素子を組み合わせたフォトセンサ(フォトインタラプタ等)によって構成されるものである。フルレートキャリッジ10(又はハーフレートキャリッジ11)にはキャリッジセンサ22に対応して検出片(不図示)が取り付けられている。この検出片は、フルレートキャリッジ10(又はハーフレートキャリッジ11)と一体に副走査方向Yに移動し、その移動範囲内の一部でキャリッジセンサ22のセンサ光軸を遮断するように配置される。
【0023】
また、キャリッジセンサ22の検知信号のオンオフ状態は、画像読取部6による原稿画像の読取ライン位置(ランプ12及びリフレクタ13による光の照射位置)が副走査方向Yの原稿画像の読取開始位置Psに一致したときに切り替わるようになっている。つまり、上記読取ライン位置が原稿画像の読取開始位置Psに一致した瞬間に、キャリッジセンサ22のセンサ光軸が上記検出片で遮断される構成となっている。また、上記読取ライン位置が原稿画像の読取開始位置Psよりも原稿画像読取範囲内(図1及び図2に示すPs位置よりも右側)に進出した位置にあるときは、キャリッジセンサ22のセンサ光軸を検出片が常時遮断することで、キャリッジセンサ22の検知信号がオフ状態に保持され、反対に、上記読取ライン位置が原稿読取開始位置Psよりも白基準板5側(図1及び図2に示すPs位置よりも左側)にあるときは、キャリッジセンサ22のセンサ光軸から検出片が常時離間することで、キャリッジセンサ22の検知信号がオン状態に保持される構成となっている。これに対して、コントローラ19は、キャリッジセンサ22からの検知信号(オンオフ状態)に基づいて副走査方向Yにおけるフルレートキャリッジ10の位置を検出し、この検出結果に基づいてキャリッジモータ20の駆動を制御する構成となっている。
【0024】
開閉センサ25は、前述した原稿押さえ部材(プラテンカバー)の開閉状態を検出するものである。開閉センサ25のセンサ感知部(例えば、棒状のアクチュエータ部)は、プラテンガラス3から所定の寸法だけ上方に突出した状態で配置される。そして、原稿押さえ部材を閉じる際に当該原稿押さえ部材に押下されることで、その開閉状態を検出する。開閉センサ25で検出可能な開閉状態としては、原稿押さえ部材が大きく開いている状態(開状態)と、原稿押さえ部材が閉じかけている状態(閉じかけ状態)と、原稿押さえ部材が完全に閉じている状態(閉状態)の3つがある。
【0025】
操作パネル24は、画像読取装置1を使用するユーザが各種の操作を行うためのユーザ・インタフェース(UI)である。この操作パネル24には、読み取り倍率の設定などを行うための各種の設定・操作用ボタン(又はスイッチ)と合わせて、原稿画像の読み取り開始を指示する読み取り開始ボタン(複写機などの場合はコピー開始ボタン)が設けられている。
【0026】
続いて、上記構成からなる画像読取装置1の処理動作について説明する。なお、画像読取装置1に電源が投入されたときは、上記図6に示した手順で装置の立ち上げ動作が行われるが、この立ち上げ動作については上記従来の技術で述べたとおりであるため、ここでは電源投入後の立ち上げ動作によってスタンバイ状態になってからのコントローラ19による処理動作について説明する。
【0027】
図4はスタンバイ状態から省電力状態に移行する際の処理動作を示すフローチャートである。先ず、画像読取装置1がスタンバイ状態になると、このスタンバイ状態になってからの経過時間を例えばタイマーによる時間計測によって監視し、この経過時間が予め設定された所定時間に到達したか否かを繰り返し判定する(ステップS11)。所定時間は、装置を省電力状態に移行させるタイミングを規定するために設定されるものである。
【0028】
その後、装置がスタンバイ状態になってからの経過時間が上記所定時間に到達したと判定すると、キャリッジモータ20を駆動してフルレートキャリッジ10をホームポジションPhから白基準板5の下に移動させる(ステップS12)。その後、電源管理部21を起動して操作パネル24以外の電源(例えば、CCD駆動回路17、アナログ処理回路18、キャリッジモータの駆動回路等の電源)をオフする(ステップS13)。これにより、画像読取装置1がスタンバイ状態から省電力状態へと移行する。
【0029】
図5は省電力状態からスタンバイ状態に復帰する際の処理動作を示すフローチャートである。先ず、画像読取装置1が省電力状態に入ると、操作パネル24からの入力の有無を監視することにより、ユーザが操作パネル24を操作したか否かを繰り返し判定する(ステップS21)。
【0030】
その後、実際にユーザが操作パネル24を操作すると、操作パネル24からの入力を感知し、これをトリガとして省電力状態からの復帰動作(復帰処理を含む)を実行する(ステップS22)。この復帰動作により、画像読取装置1は省電力状態からスタンバイ状態へと復帰する。
【0031】
ここで、上記ステップS22の復帰動作に際しては、これ以前の段階で、省電力状態に移行するのに先立ち、予めフルレートキャリッジ10を白基準板5の下に移動してあるため、上記図6に示す立ち上げ動作の処理フローの中でステップS1,S2の処理を行う必要がなくなる。そのため、省電力状態からスタンバイ状態に復帰するときは、直ちにランプ12を点灯して白基準板5を読み取り、オートゲインコントロールからの処理を開始することができる。したがって、省電力状態からの復帰時間を短縮することが可能となる。
【0032】
また、プラテンガラス3に載置された原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知機能を備えたものでは、省電力状態からの復帰動作に際して、シェーディングデータ採取、ランプ消灯後に、フルレートキャリッジ10を白基準板5の下からホームポジションPhに移動させるときに、画像読取部6による読取ライン位置が読取開始位置Psを通過して原稿画像読取範囲内に進出した時点(キャリッジセンサ22の検知信号がオフ状態からオン状態に切り替わった時点)で原稿サイズ検知機能をオンすることにより、原稿サイズ検知機能をより早いタイミングで有効に作動させることができる。
【0033】
なお、ここでは、ユーザが操作パネル24を操作したときに省電力状態から復帰するとしたが、復帰の条件としては、例えば、原稿押さえ部材がユーザによって開閉操作されたときや、自動原稿送り装置に原稿がセットされたとき、或いはネットワーク対応機種であればネットワークを介して外部から信号を受信したときなど、種々の条件を採用することが可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、省電力状態に移行するのに先立って走査体を白基準板の下に移動させることにより、省電力状態からスタンバイ状態に復帰する際には、走査体を移動しなくても直ちに白基準板を読み取ることができる。そのため、省電力状態からの復帰時間を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像読取装置の構成例を示す概略図である。
【図2】図1に示す画像読取装置の部分的な平面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る画像読取装置の制御系の構成例を示すブロック図である。
【図4】スタンバイ状態から省電力状態に移行する際の処理動作を示すフローチャートである。
【図5】省電力状態からスタンバイ状態に復帰する際の処理動作を示すフローチャート図である。
【図6】電源投入時の立ち上げ動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…画像読取装置、3…プラテンガラス、4…原稿突き当てガイド、5…白基準板、6…画像読取部、9…CCDイメージセンサ、10…フルレートキャリッジ、11…ハーフレートキャリッジ、12ランプ、19…コントローラ、20…キャリッジモータ、21…電源管理部、22…キャリッジセンサ、23…開閉センサ、24…操作パネル

Claims (2)

  1. ランプを搭載しかつ副走査方向に移動可能に支持された走査体を用いて原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
    原稿の画像を読取可能なスタンバイ状態になってからの経過時間が所定時間に達したときに、自装置の状態を前記スタンバイ状態から省電力状態に移行する省電力制御手段と、
    前記省電力状態から前記スタンバイ状態に復帰するときに、前記画像読取手段で白基準板を読み取って所定の復帰処理を行う復帰処理手段と、
    前記省電力状態に移行するのに先立って前記走査体を前記白基準板の下に移動させる移動制御手段と
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 原稿台に載置された原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知手段を有し、
    前記省電力状態からの復帰動作に際して、前記走査体を前記白基準板の下からホームポジションに移動させるときに、前記画像読取手段による読取ライン位置が原稿画像の読取開始位置を通過して原稿画像読取範囲内に進出した時点で前記原稿サイズ検知手段の検知機能をオンする
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
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