JP2004065695A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技領域の拡張化という背景に鑑みて、さらに多様で興趣溢れる遊技形態を実現するパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】遊技領域7を、上部に連通口を備える上下方向の領域遮断線部50により、左右の第一の部分遊技領域7aと第二の部分遊技領域7bとに区分し、一方の部分遊技領域に第一種パチンコ遊技形態を、他方の部分遊技領域に第三種パチンコ遊技形態を夫々生じさせ、さらに、遊技領域に単一の図柄表示装置6を設けて、その図柄表示領域Fに、一方のパチンコ遊技形態に係る第一始動領域14への遊技球通過を契機として選出図柄を変動表示する第一図柄表示形態αと、他方のパチンコ遊技形態に係る第二始動領域32への遊技球通過を契機として選出図柄を変動表示する第二図柄表示形態βとを表示実行するようにしたものであるから、複数の遊技形態が左右の各領域で進行するため、多様で、興趣あふれるものとなる。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、盤面上に遊技球が転動流下する遊技領域が区画形成された遊技盤を備えてなるパチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機は、その前面枠の中央上部に略方形状の遊技開口が形成され、遊技開口より下方に位置する下部装架領域に二つの球受皿及び、発射ハンドルが配設される。この遊技開口には、種々の遊技部材を盤面に具備する遊技盤が、遊技開口全体を裏から塞ぐように取り付けられ、遊技盤面上に、遊技球の転動流下する遊技領域を形成している。かかる構成では、遊技領域の面積は、遊技開口の大きさにより制限されており、従来のパチンコ遊技機にあっては、遊技領域の面積は、各種パチンコ遊技機を通じて略一定である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、単一の球受皿を配設する等により、遊技領域を拡張した構成を提案した。
一方、複数の選出図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球通過を検知する第一始動領域とを遊技盤面に備え、第一始動領域への遊技球通過を契機として、選出図柄を変動させた後に確定表示するようにし、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、遊技者に利得をもたらす第一大当り遊技作動を発生させるようにしたパチンコ遊技機は、種々提案されている。このようなパチンコ遊技機としては、いわゆる第一種パチンコ遊技機及び第三種パチンコ遊技機が良く知られている。
【0004】
ここで、第一種パチンコ遊技機は、複数の選出図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球通過を検知しうる始動領域と、始動領域への遊技球通過を契機として各選出図柄を変動表示させた後、停止し、各選出図柄を確定表示する図柄制御手段と、開閉制御される第一大入賞口とを備え、図柄表示装置に確定表示された各選出図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場合に、第一大入賞口の開放と、第一大入賞口の所定制限時間の経過又は該所定制限時間内での規定個数の入賞満了による第一大入賞口の閉鎖とを順次生じてなる開閉ラウンドを複数回繰り返してなる大当り遊技作動を実行するようにしたものである。
【0005】
また、第三種パチンコ遊技機は、複数の選出図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球通過を検知しうる始動領域と、開口を開閉制御してその内部の特別作動領域へ遊技球通過可能な状態と不可能な状態とに変換する権利発生役物と、開閉制御される大入賞口とを備え、始動領域への遊技球通過を契機として、図柄表示装置の選出図柄を変動させた後に確定表示するようにし、その確定図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、権利発生役物を開放制御し、その特別作動領域への遊技球通過に伴って権利を発生し、大当り遊技作動が実行されるようにしたものである。なお、この大当り遊技作動は、権利発生役物の特別作動領域への遊技球通過に伴って駆動開始し、その内部の特定領域への遊技球通過可能な状態が間欠的に発生する遅延役物を設けることにより、特定領域への遊技球通過ごとに、大入賞口の開放と、閉鎖とを生じてなる開閉ラウンドを複数回繰り返してなるものとされる。
【0006】
このように、種々のパチンコ遊技機が提案されているが、これらの遊技機はその種類毎に区別されて普及され、広く親しまれている反面、作動の斬新性に欠けるという問題もある。そこで、これらのパチンコ機能をふまえながらも、さらなる興趣あるパチンコ遊技機の提案が待たれているところである。
【0007】
本発明は、遊技領域の拡張化という背景に鑑みて、さらに多様で興趣溢れる遊技形態を実現しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、盤面上に遊技球が転動流下する遊技領域が区画形成された遊技盤を備えてなるパチンコ遊技機において、
遊技領域を、上部に連通口を備える上下方向の領域遮断線部により、左右の第一の部分遊技領域と第二の部分遊技領域とに区分し、
第一の部分遊技領域に、遊技球通過を検知する第一始動領域と、遊技者に利得をもたらす第一の大当り遊技作動を発生させる第一大当り遊技作動部材とを設け、第二の部分遊技領域に、遊技球通過を検知する第二始動領域と、遊技者に利得をもたらす第二の大当り遊技作動を発生させる第二大当り遊技作動部材とを設け、
さらに、遊技領域に、第一始動領域での遊技球通過を契機として選出図柄を変動表示する第一図柄表示形態と、第二始動領域での遊技球通過を契機として選出図柄を変動表示する第二図柄表示形態とを表示実行する図柄表示装置を設け、
第一始動領域への遊技球通過を契機として、図柄表示装置の第一図柄表示形態で選出図柄を変動停止する図柄生成行程を実行し、さらに第二始動領域への遊技球通過を契機として、図柄表示装置の第二図柄表示形態で選出図柄を変動停止する図柄生成行程を実行する図柄制御手段と、
第一図柄表示形態で確定される確定図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、第一大当り遊技作動部材を駆動して、遊技者に利得をもたらす第一の大当り遊技作動を発生させ、さらに第二図柄表示形態で確定される確定図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、第二大当り遊技作動部材を駆動して、遊技者に利得をもたらす第二の大当り遊技作動を発生させる遊技制御手段
とを備えたことを特徴とするものである(請求項1)。
尚、ここで「第一」と「第二」なる概念は、「一方」と「他方」の概念を明瞭としたものに過ぎず、従って、「第一の部分遊技領域」及び「第二の部分遊技領域」とは、左右を特定する概念ではなく、単に一方の部分遊技領域に対して、他方の部分遊技領域を指すものにすぎず、各遊技領域の構成は左右いずれの遊技領域であっても良い。
【0009】
かかる構成は、一方の部分遊技領域に第一種パチンコ遊技機の機能(以下第一種パチンコ遊技形態という)を、他方の部分遊技領域に第三種パチンコ遊技機の機能(以下第三種パチンコ遊技形態という)を夫々生じさせたり、または左右両方の遊技領域に、第一種パチンコ遊技形態、又は第三種パチンコ遊技形態を夫々生じさせるようにしたものである。
【0010】
ここで、この構成にあっては、複数の遊技形態が左右の各領域で進行するため、多様で、興趣あふれるものとなる。さらには、図柄表示装置を共有するようにしたから、個別的に図柄表示装置を夫々設けるに比して、可及的に広い面積の図柄表示領域を備える図柄表示装置を適用することができ、遊技者の図柄に対する注意が一元化され、かつ部品点数を少なくできると共に、始動領域への遊技球通過や始動記憶が無く、一方の図柄表示形態が機能していない場合に、他方の図柄表示機能を強調的に表出し得るなど、無駄のない図柄演出が可能となる。
【0011】
ここで、図柄制御手段が、図柄表示装置で実行される、一方の図柄表示形態での図柄生成行程で、リーチ演出表示又は大当り演出表示等の所定演出表示が実行される場合に、他方の図柄表示形態を縮小表示又は表示しないようにして、所定演出表示を拡大表示するようにしてなる強調演出形態モードを実行する図柄制御内容を備えるものとすることができる(請求項2)。ここでリーチとは、大当り図柄態様となる直前状態の図柄態様をいい、例えば、最終図柄を除いて、他の図柄が大当り図柄態様を構成する図柄となった場合のほか、広義には、大当りとなる直前に表れて、大当りに対する期待感を遊技者が抱き得る必然性をもった図柄態様をいう。
【0012】
かかる構成にあって、リーチや大当りが発生した場合に、通常、演出表示を行って、遊技を盛り上げるようにしているが、この場合には、他方の図柄表示形態を縮小表示又は表示しないようにして、所定演出表示を拡大表示するようにし、図柄演出を盛り上げることができる。
【0013】
図柄表示装置の図柄表示領域上で実行される第一図柄表示形態と、第二図柄表示形態とを、単一の図柄表示形態に割り当てて、いずれかのみが実行されるようにした構成としても良い(請求項3)。すなわち、左右の部分図柄表示領域で夫々実行される二つの遊技形態における図柄形態を同一として、いずれかの始動記憶を交互に、または始動記憶の多いものから順次実行消化して、変動表示する。この場合に大当りとなっても、どちらの遊技種で大当りとなったかは遊技者に直ぐ判定できず、大当り遊技作動の実行により理解される場合もあり、遊技者の期待感を昂揚させることができる。尚、報知図形を表示領域に表示することにより、いずれの遊技形態が大当りとなったかを容易に知得できるようにしても良い。かかる構成にあっては、単一の図柄表示形態が実行されるため、始動記憶の消化速度が従来と同じとなり、記憶満杯後の始動領域通過に伴う記憶無効の発生率が高まるが、二種類の遊技を併存させた構成と、遊技者に付与される利得とが調和する利点がある。
【0014】
ここで、第一大当り遊技作動部材が、開閉制御される第一大入賞口であり、第一遊技制御形態により発生する第一の大当り遊技作動が、図柄表示装置の図柄表示領域上で実行される第一図柄表示形態で確定表示された各選出図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場合に、第一大入賞口の開放と、第一大入賞口の所定制限時間の経過又は該所定制限時間内での規定個数の入賞満了による第一大入賞口の閉鎖とを順次生じてなる開閉ラウンドを複数回繰り返してなるものとすることができる(請求項4)。これは、第一遊技制御形態として、第一種パチンコ遊技形態を適用した構成である。
【0015】
また、第二大当り遊技作動部材が、開閉制御される第二大入賞口であり、さらに第二の部分遊技領域に、内部の特別作動領域へ遊技球通過可能な開放状態と不可能な閉鎖状態とに変換される権利発生役物と、権利発生役物の特別作動領域への遊技球通過に伴って駆動開始し、その内部の特定領域への遊技球通過可能な状態が間欠的に発生する遅延役物とを設け、第二遊技制御形態により発生する第二大当り遊技作動が、図柄表示装置の図柄表示領域上で実行される第二図柄表示形態で確定表示された各選出図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場合に、権利発生役物を開放状態とし、さらに権利発生役物の特別作動領域への遊技球通過に伴い権利が発生すると、権利発生役物の特定領域への遊技球通過ごとに、第二大入賞口の開放と、閉鎖とを生じてなる開閉ラウンドを複数回繰り返してなるもの(請求項5)が提案される。すなわち、従来の第三種パチンコ遊技機と同様に、特定領域への遊技球通過可能な状態が間欠的に発生する遅延役物を適用し、特定領域への遊技球通過ごとに開閉ラウンドが更新される構成である。これは、第二遊技制御形態として、第三種パチンコ遊技形態を適用した構成である。
【0016】
かかる構成は、遊技領域へ装着する部品点数が多くなり、従来に比して、遊技領域を上下方向へ拡張する必要がある。そこで、前後方向に回動可能に軸支され、遊技球を前方へ打圧する発射鎚と、該発射鎚を打圧駆動する発射駆動装置と、パチンコ遊技機前面に突設された発射ハンドルと、発射ハンドルに回動可能に軸支され、その回動角度により発射鎚の打圧強度を調節する発射レバーとを具備したパチンコ遊技機にあって、前面枠の下部装架領域に単一の球受皿を配設すると共に、該球受皿が、賞球や貸球等の遊技球を排出する球出口と、発射球案内通路とに連通する発射球受皿である構成(請求項6)が提案される。かかる構成では、下部装架領域が従来構成より簡潔であるため、遊技開口を下方に拡大でき、該遊技開口により規定される遊技領域の拡張が可能となる。これにより、該遊技領域に装着される図柄表示装置を大きくしても、充分な遊技球の転動領域を確保することができるため、興趣溢れる遊技形態の実現が可能となる。
【0017】
そして、遊技開口の縦幅が45〜60cmである構成が用いられ得るものである(請求項7)。この範囲であれば、パチンコ遊技機を従来と同じ高さとすることが可能となり、既存の遊技場で、レイアウトを変更する必要がなく、本発明のパチンコ遊技機が適用可能となる。
【0018】
一方、上述のように、遊技開口の縦幅を広げることにより、遊技盤を上下方向に拡張することができる。そこで、その盤面上のガイドレールの外側上方に装着領域を設け、該装着領域に図柄表示装置を設けるようにしてもよい(請求項8)。これにより、遊技領域の形態を従前通り、円形状とすることができて、遊技球を円弧状ガイドレールに沿って、円滑に放出することができる。また、該図柄表示装置を遊技領域から撤去できて、従前とほぼ同じ面積の遊技領域としながらも、上述のように両側に、所定の遊技部品を具備する部分遊技領域を確保することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について、図面を参照して説明する。
本実施例は、第一種パチンコ遊技機の機能(以下第一種パチンコ遊技形態という)と、第三種パチンコ遊技機の機能(以下第三種パチンコ遊技形態という)を兼ね備えたパチンコ遊技機に関するものであって、図1に示す様に、遊技島設備に固定される長方形状の外枠16と、この外枠16の前面開口部分を覆う遊技機本体1とから構成され、これらがヒンジ部材17を介して開閉可能に枢着されている。
【0020】
前記遊技機本体1は、図1、図2に示す様に、板状の前面枠2を備え、この前面枠2が前記ヒンジ部材17を介して外枠16に枢着されている。そして、前面枠2の中央上部には長方形状の遊技開口20が形成され、遊技開口20より下方に下部装架領域21が形成されている。
【0021】
上述の遊技開口20には、合板製の遊技盤5が裏側から着脱可能に取り付けられ、遊技盤5の前方にはヒンジ部材(図示せず)を介して遊技扉3が開閉可能に取り付けられている。また、下部装架領域21には、単一の球受皿(発射球受皿47)が開閉可能に配設され、発射球受皿47の右脇には発射ハンドル74が突設されている。
【0022】
なお、後述するように、本実施例の前面枠2においては、下部装架領域21は、従来構成より、縦方向に4割程縮小している。そして、下部装架領域21の縮小に伴い、遊技開口20が下方に拡大している。また、この拡大した遊技開口20に合わせて、遊技盤5も、従来構成より、縦方向に10cmほど延出され、これにより該遊技盤5の縦寸法は54cmとなっている。
【0023】
また、下部装架領域21の前面全体には、図4に示すように、板状の開閉パネル22が配設される。該開閉パネル22は、その前面に球受皿91と発射ハンドル74を備え、前面枠2に対して開閉可能となるように左端の枢支部39を軸支される。また、開閉パネル22の後方には、右下端に発射位置90を有する発射レール48が配設され、該発射レール48の右側には、先端部が、該発射位置90を臨むようにして、発射鎚92が配設される(図6参照)。
【0024】
機裏には、図3に示すように、所要電子回路を組み込まれた種々の基板が配設されている。機裏の右部には、賞球や貸球等の遊技球を払い出す賞球払出装置82が配設されおり、さらに、左下部には、発射鎚92(図6参照)を打圧駆動する発射駆動装置として、ロータリーソレノイド71が配設されている。
【0025】
上述の賞球払出装置82は、賞球を払出す賞球ユニット83や貸球を払出す貸球ユニット84等により構成される。また、後述するように、賞球払出装置82は、払出制御基板65からの電気信号に従い遊技球の払出しを実行する。そして、賞球払出装置82から払出された遊技球は、機裏に配設される球通路80(図6参照)を介して、球出口85から発射球受皿47へ排出される。
【0026】
上述の発射ハンドル74にはタッチセンサ73が設けられており、遊技者が発射ハンドル74に素手で触れて操作しなければ、ロータリーソレノイド71は作動しないようになっている。そして、遊技者が発射ハンドル74を握り、発射ハンドル74に周設された発射レバー75を時計方向に回動操作すると、ロータリーソレノイド71が作動し、ローター軸(図示せず)に固定された発射鎚92を往復回動駆動させ、発射鎚の打圧により遊技球を発射する。そして、発射された遊技球は、発射レール48及び、ガイドレール27の案内作用により遊技領域7へ案内される(図6参照)。
【0027】
次に遊技開口20を拡張するための構成につき説明する。
上述したように、下部装架領域21には、単一の球受皿47(以下、発射球受皿47)が配設されている。この発射球受皿47は、図4、5に示すように、開閉パネル22の前面に配設されており、球出口85と発射球案内通路86とに連通している。この発射球受皿47の内部には、賞球払出装置82や外部から供給される遊技球が貯留される。そして、ロータリーソレノイド71が駆動し、遊技球が打圧発射されている間は、発射球受皿47に貯留された遊技球は、発射球案内通路86へ、順次、排出される。
【0028】
さらに、発射球受皿47の底部には、該発射球受皿47に貯留した遊技球を機外に排出するための球抜き孔93が形成されている。球抜き孔93は開閉可能に取り付けられたシャッタ板94により通常は閉ざされているが、遊技者は、発射球受皿47の前面に配設される球抜きレバー95の操作により、球抜き孔93を開放することが可能である。これにより、遊技者は、随時、発射球受皿47に貯留した遊技球を、球抜き孔93を介して、機外へと排出することができる。
【0029】
このような単一の球受皿47を、下部装架領域21に配設することにより、下部装架領域21を簡潔にでき、遊技開口20を下方に拡大することが可能となる。これにより、遊技領域7を拡張することができ、大型の図柄表示装置6を配設しても、遊技球の転動領域を不足させることがなく、興趣に富んだ遊技態様が可能となる。
【0030】
また、図6に示すように、球出口85と連通する球通路80には、発射球受皿47の満杯を検知する満杯検出子として、満杯検出スイッチ81が配設されている。また、満杯検出スイッチ81は、図14に示すように、盤面中継基板61を介して主制御基板60と接続されており、そして、主制御基板60が、満杯検出スイッチ81の満杯検出状態を調べ、満杯検知があると、主制御基板60の出力ポートから払出制御基板65の入力ポートへ、発射球受皿47の満杯を報知する満杯信号を送信する。
【0031】
払出制御基板65の払出制御用中央制御装置CPUは、所定の遊技球数を払出すよう、主制御基板60から制御指令信号を受信すると、まず、前記満杯信号の有無を調べ、発射球受皿47の満杯状態を確認する。そして、発射球受皿47の非満杯時には賞球ユニット83や貸球ユニット84を作動して、制御指令信号の指令通りに遊技球を払出す。一方、発射球受皿47の満杯時には、発射球受皿47から遊技球が溢れるのを防止するため、遊技球の払出は実行せず、その代わりに、該制御指令信号により払出すように要求された遊技球数を、払出制御基板65上の記憶装置RAMの一部領域に記憶された、未払出遊技球数に加算する。前記未払出遊技球数とは、主制御基板60等から払出を要求された遊技球数のうち、払出が実行されていない未払出遊技球の数である。
【0032】
そして、発射球受皿47の非満杯時に、未払出遊技球が存在する場合には、払出制御基板65は、記憶装置RAMに賞球ユニット83や貸球ユニット84を作動させ、遊技球を払出し、払出した遊技球の数だけ、記憶装置RAMに記憶された未払出遊技球数を減らす。
【0033】
また、払出制御基板65上の記憶装置RAMに記憶された未払出遊技球数の情報は主制御基板60へ送信される。そして、主制御基板60は未払出遊技球数に応じて、図柄表示制御基板62に制御指令信号を送信し、未払出記憶表示装置18の7セグメント指示器に未払出遊技球数を表示させる。
【0034】
かかる構成にすることにより、大当り時に多量の遊技球を払出す必要がある時でも、発射球受皿47から遊技球が溢れることはなく、正常に遊技を続けることができる。また、未払出遊技球の数は遊技者に報知されるため、遊技者は遊技球が払出されなくても、自分の獲得遊技球数を理解でき、安心して遊技を続行できる。
【0035】
また、図6に示すように、ロータリーソレノイド71及び発射鎚92は発射位置90の上方に配設され、発射鎚92を回動軸から下方に垂持した状態で、発射位置90に臨むようにしてある。このような構成にすることで、遊技球の発射位置90及び発射レール48をより下方に配設することができる。このため、発射レール48の上方に形成される遊技領域7を下方に拡張することが可能となる。
【0036】
また、発射ハンドル74には、発射レバー75の回動角度を検知する角度検知センサ72(図14参照)が備えられている。角度検知センサ72は、発射制御基板70と接続しており、発射レバー75の回動角度を、角度検知信号として、発射制御基板70へと送信する。そして、発射制御基板70は該角度検知信号に応じて、ロータリーソレノイド71を駆動させる電流量を調節し、発射鎚92の打圧強度を調節する。かかる構成では、発射ハンドル74は、発射駆動装置であるロータリーソレノイド71とは、発射制御基板70を介して電気的に接続しているだけであるため、発射駆動装置の配設位置により制約を受けることなく、発射ハンドル74の配設位置を決めることができる。このため本実施例のよう、に発射球供給皿28の横脇に発射ハンドル74を配設でき、下部装架領域21を縮小することが可能となる。
【0037】
また、打圧強度が弱く、ファール球として、ガイドレール27と発射レール48の間から落下した遊技球は、ファール球排出通路49を通って、遊技機裏から機外へと排出される。また、ファール球排出通路49には、ファール球の通過を検出するファール球検出子として、ファール球検出スイッチ55(図3参照)が配設されている。また、図14に示すように、ファール球検出スイッチ55は、盤面中継基板61を介して主制御基板60と接続されている。そして、主制御基板60は、ファール球検出スイッチ55のファール球検出状態を調べ、ファール球の検出があると、払出制御基板65へ制御指令信号を送信し、検出したファール球と同数の遊技球を、賞球払出装置82から発射球受皿47へ払出させる。このように、ファール球を賞球払出装置82から間接的に返却することにより、下部装架領域21におけるファール球返却機構の構造配置に余裕ができる。このため、発射位置90をより下方に配設することができ、遊技開口20を一層下方へ拡大することができる。
【0038】
本発明はかかる遊技開口20の拡大に基づき、遊技領域7上で多様な遊技形態を実現し得るようにしたものである。かかる構成を説明する。
図6は遊技盤5の正面図である。遊技盤面上には長尺状の金属片からなるガイドレール27を湾曲して取り付けることにより、遊技領域7が区画形成されている。なお、前記遊技領域7は、上述した遊技開口20及び遊技盤5の拡大に伴い、縦方向に長大な楕円形状をしており、従来構成より広い面積が確保されている。また、遊技領域7は、左側の第一の部分遊技領域7aと右側の第二の部分遊技領域7bとに、区分レール又は釘列等からなる領域遮断線部50により区分されている。この領域遮断線部50は上端部を欠いて、連通口51とし、弱く打てば第一の部分遊技領域7a側へ、強く打てば第二の部分遊技領域7b側へ遊技球を放出し得るようにしている。この領域遮断線部50は、図柄表示装置6により分断されているが、かかる図柄表示装置6自体が、第一の部分遊技領域7aと右側の第二の部分遊技領域7bとを区画することとなる。尚、右領域を第一の部分遊技領域、左領域を第二の部分遊技領域としてもよい。すなわち「第一」と「第二」なる概念は、「一方」と「他方」の意義であって、単なる相対的概念に過ぎない。
【0039】
また、領域遮断線部50の最下部を欠いて第一の部分遊技領域7aと、第二の部分遊技領域7bとを連通させ、該連通部53に、アウト球口54を設けて、両部分領域7a,7bで発生したアウト球を共通のアウト球口54で回収するようにしている。尚、第一の部分遊技領域7aと、第二の部分遊技領域7bに夫々アウト球口を設けるようにしてもよい。
【0040】
ここで領域遮断線部50を分断するようにして、遊技領域7の上部中央には液晶表示装置等からなる図柄表示領域を有する図柄表示装置6が配設されている。この図柄表示装置6は、図7で拡大して示すように、液晶表示器、CRT表示器、ドットマトリックス、又は7セグメント指示器等からなり、その図柄表示領域には左側に三つの選出図柄(特別図柄)A,B,Cを変動表示する第一の図柄表示態様と、右側に三つの選出図柄X,Y,Zを変動表示するが第二の図柄表示態様とが表示実行される。この選出図柄A,B,Cは、「0」〜「11」の12個の数字等からなる。同じくこの選出図柄X,Y,Zも、「0」〜「9」の10個の数字等からなる。さらに、この図柄表示装置6の表示領域上には、二図柄により構成される普通図柄表示部10が表出する。この図柄が所定の当り態様の場合には、後述する普通変動装置15が開放される。
図柄表示装置6の上部左には、四個のパイロットランプからなる第一始動記憶数表示装置8が設けられる。この第一始動記憶数表示装置8は、後述する主制御基板60(図14参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶された第二始動領域32に係る始動記憶数を表示する。
【0041】
図柄表示装置6の側部には、四個のパイロットランプからなる普通図柄始動記憶数表示装置12が設けられ、後述の普通図柄始動スイッチS2(図14参照)からの遊技球検出信号が、所定数を上限として主制御基板60の記憶装置RAMの一部領域に記憶された場合に、その記憶数を表示する。
図柄表示装置6の上部右には、四個のパイロットランプからなる第二始動記憶数表示装置33が設けられる。この第二始動記憶数表示装置33は、後述する主制御基板60(図14参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶された第二始動領域32に係る始動記憶数を表示する。
かかる図柄表示装置6の機能は、本発明の要部に係るものであり、後で詳述する。
【0042】
次に領域遮断線部50により区分される左側領域に係る第一の部分遊技領域7aの構成につき説明する。
図柄表示装置6の左側やや下方両側には、普通図柄始動ゲート(普通始動領域)13,13が設けられ、遊技球の通過によりこの普通図柄始動ゲート13,13に内蔵された普通図柄始動スイッチS2から遊技球検出信号が発生すると、普通図柄表示部10が図柄変動する。
【0043】
また、普通図柄始動ゲート13,13間には、第一始動領域14が配設されている。この第一始動領域14は、開閉翼片により開口度を変化させるようにした普通変動装置15の内部で構成される。そして普通図柄表示部10の表示結果が、所定の当り図柄態様となると、開閉翼片が約0.5秒拡開して、第一始動領域14の開口度を拡開させ、遊技球が入り易い状態となる。また普通変動装置15内(第一始動領域14)には、遊技球の通過により球検知信号を送出する始動スイッチS1(図14参照)を備えており、該始動スイッチS1 から球検知信号が送出されると、所定個数の賞球が払い出されるとともに、第一の図柄表示態様が実行されて選定図柄A,B,Cが変動開始し、図柄生成行程が実行されることとなる。
【0044】
普通変動装置15のさらに下方には、内部に特定領域と一般領域とを有する可変入賞装置22が配設され、開閉片24を第一大入賞口ソレノイド(図14参照)により開閉制御することにより第一大入賞口23を開放状態又は閉鎖状態のいずれかに変換する。そして、図柄表示装置6の図柄表示領域上で、図柄生成行程で特別図柄が所定の組合せで表示され、当りとなると、開閉片24が開いて、その開放状態で開閉片24の上面が案内作用を生じ、第一大入賞口23へ遊技球を案内するとともに、特定領域に遊技球が流入すると、次の開閉ラウンドへ移行可能となり、連続開放作動を生じて、遊技者に所定の利得が供される。この可変入賞装置22は、後述する第一大当り遊技作動を実行するものであって、その内部には、図14で示すように、特定領域に入った遊技球を検知する特定領域スイッチS3と、入賞個数を計数するカウントスイッチS4とが設けられている。ここで特定領域スイッチS3にも、特定領域に入った遊技球を計数するカウントスイッチとしての機能が備えられている。
【0045】
次に領域遮断線部50により区分される右側領域に係る第二の部分遊技領域7bの構成につき説明する。
図柄表示装置6の直下には、遊技球の通過を始動スイッチS10で検知する第二始動領域32が配設され、球が流入すると図柄表示装置6で第二の図柄表示態様が実行されると共に、変動中に第二始動領域32で球検知されると、4個を限度として、上述の第二始動記憶数表示装置33に記憶される。
【0046】
第二始動領域32の下方には権利発生役物35(図10参照)が配設される。この権利発生役物35は蓋体37により開閉制御される入賞口36を備え、常時遮蔽状態に保持されると共に、図柄表示装置6で第二の図柄表示態様が当たり表示すると開放駆動し、入賞口36の内部の特別作動領域38への球流入が可能となる。そして該特別作動領域38への球通過により特別領域スイッチS11がオン作動して、大当り遊技作動への権利が発生する。
【0047】
さらに権利発生役物35に隣接して、第三種遊技作動形態に係る遅延役物40が配設され、さらに下方に可変入賞口43が配設される(図11参照)。遅延役物40には、球一個分の孔が周部に形成された回転チャッカー41が配設され、大当り遊技作動のときに、回転チャッカー41の孔に球が流入し、回転チャッカー41の回転に伴って、球が遅延役物40内の特定領域を通過すると、特定領域スイッチS12のオン動作により、開閉ラウンドが開始され、開閉入賞装置42の盖44が開放駆動して可変入賞口43が所定時間開口することとなる。この可変入賞口43に10個の球が流入したときには、開放作動中であっても、その開放動作が終了する。そして、回転チャッカー41の駆動により、再び特定領域に遊技球が通過すると次の開閉ラウンドが開始され、可変入賞口43が所定時間開口することとなる。このように回転チャッカー41は可変入賞口43が1開閉ラウンドが満了するまで、遊技球の特定領域通過を遅延させる機能を生ずるものである。
【0048】
ここで、特定領域スイッチS13の遊技球検出作動により、遅延役物40の特定領域へ10個の遊技球が入賞したときに、大当り遊技作動が終了する。すなわち開閉ラウンドは10回となる。
【0049】
図14は、本発明にかかるパチンコ遊技機1の遊技作動を制御する制御回路を示すものである。すなわち、この制御回路により本発明の遊技制御手段が構成される。
主制御基板60には、パチンコ遊技機の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられており、この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設されている。この主制御用中央制御装置CPUは、遊技に関する統括的な制御を処理実行するものであって、本発明の遊技制御手段の中核をなす。この主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書き可能な記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示せず)と、データのやり取りを行うデータバス(図示せず)を介して接続され、主制御基板60の基板回路を構成している。この記憶装置ROMには、制御プログラム、乱数テーブル等の固定データが記憶されている。乱数テーブルには第一種遊技作動用の各種乱数テーブルと、第二種遊技作動用の各種乱数テーブル等がある。ここで第一種遊技作動用の各種乱数テーブルとしては、大当り特別乱数テーブルK1、ハズレ図柄乱数テーブルMa1 ,Mb1 ,Mc1 、リーチ乱数テーブルN1、リーチ図柄乱数テーブルP1、リーチ態様乱数テーブルQ1、普通当り乱数テーブルU、当り普通図柄乱数テーブルV等が格納される。また、第二種遊技作動用の各種乱数テーブルとしては、大当り特別乱数テーブルK2、ハズレ図柄乱数テーブルMa2,Mb2 ,Mc2 、リーチ乱数テーブルN2、リーチ図柄乱数テーブルP2、リーチ態様乱数テーブルQ2等がある。そして所定の要件が充足されると主制御用中央制御装置CPUにて各乱数テーブルの抽選が行われる。また、記憶装置RAMには、各スイッチのON作動による記憶数等が一時的に記憶される記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域及びワークエリア等が設けられている。
【0050】
この主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示せず)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして主制御用中央制御装置CPUは一定間隔のクロックパルスによって、時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。
【0051】
また、この主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示せず)及び出力ポート(図示せず)が設けられており、この出力ポートを介して主制御基板60からの制御指令が、図柄表示制御基板62、音源制御基板63、光源制御基板64、及び払出制御基板65の各入力ポートに向け、一方向に発信されるように接続されている。また、主制御基板60の入力ポートには盤面中継基板61を介して、遊技盤面上で、遊技球通過を検出する各種スイッチが接続され、主制御基板60が2ms毎に各スイッチの遊技球検出状態を調べ、遊技球検出があるとその信号が波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して普通変動装置15、第一大入賞口23、権利発生役物35、遅延役物40、開閉入賞装置42のソレノイド等の駆動装置等が接続され、主制御用中央制御装置CPUが所定の条件を選出した場合に作動される。さらに、後述するように、主制御基板60の入力ポートには、盤面中継基板61を介して満杯検出スイッチ81とファール球検出スイッチ55が接続されている。また、主制御基板60の入力ポートは、払出制御基板65の出力ポートとも接続している。
【0052】
ここで主制御用中央制御装置CPU及び後述する各制御基板に設置されている各中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。なお、この演算ユニットの連成数によって、中央制御装置CPUの演算処理能力が決まる。そして、この主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成した制御指令信号を各制御基板に夫々送信し、各制御基板の中央制御装置CPUがこの制御指令信号に従って所定の制御を処理実行することとなる。
【0053】
上記の図柄表示制御基板62には、図柄表示装置6の図柄表示領域上で表出される図柄表示態様を制御するための基板回路が設けられている。この図柄表示制御基板62等により本発明に係る図柄制御手段が構成される。この基板回路は、図柄表示態様を制御処理する図柄制御用中央制御装置CPUに、演出プログラムが格納されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きできる記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この記憶装置ROMには、動作プログラム、図柄形態パターン及び変動方向パターン、当り遊技パターン、リーチ態様パターン等の図柄変動態様を行う固定データも記憶されている。
【0054】
また、図柄表示制御基板62は、主制御基板60から入力ポートを介して受信した制御指令信号を図柄制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、所定の図柄表示態様を演出する図柄データを、出力ポートを介して表示用ドライバに送信する。そして、この表示用ドライバは前記図柄データに従って、図柄表示装置6の図柄表示領域に所定の図柄を表出させる。
【0055】
上記の音源制御基板63には、スピーカから発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、音響を制御する音源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや音響発生パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この音源制御基板63は、上記の主制御基板60より入力ポートを介して受信した制御指令信号を音源制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定の音データを出力ポートを介してサウンドジェネレータに発信して、この音データを受けてスピーカに出力させる。
【0056】
上記の光源制御基板64には、パチンコ遊技機に備えられた発光ダイオードLEDや装飾ランプといった電飾装置を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、電飾装置の点灯、点滅等を制御する光源制御用中央制御基板CPUに、動作プログラムや、発光ダイオードLED,装飾ランプ等を電飾するための電飾パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この光源制御基板64は、光源制御用中央制御装置CPUで、上記の主制御基板60から入力ポートを介して受信した制御指令信号を演算処理し、所定の光データを出力ポートを介して、発光ダイオードLEDや装飾ランプ等を発光作動するドライバを配した光源作動基板に送信し、所定の発光ダイオードLEDや装飾ランプ等を点灯、点滅させる。
【0057】
上記の払出制御基板65には、貸球や賞球等の遊技球の払出を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、払出中継基板66を介して、貸球ユニット84や賞球ユニット83のソレノイド等を作動し、所定の貸球や賞球の供給を制御する払出制御用中央制御装置CPUに、動作プログラム、賞球や貸球の球数パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、球数カウントデータ等の必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この払出制御基板65は、主制御基板60から受信した制御指令信号に従い、払出制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定のデータを出力ポートを介して払出中継基板66に送信し、このデータにより貸球ユニット84や賞球ユニット83のソレノイド等を作動し、所定の貸球や賞球の払い出しを実行する。後述するように、この払出制御基板65は、主制御基板60等と共に、発射球受皿47の満杯具合に応じて遊技球の払出を制御する、払出制御手段を構成するものである。また、払出制御基板65は、遊技球の貸球を記憶したプリペイドカードの読み込み書き込みを行うプリペイドカードユニット96と、このプリペイドカードのデータ処理を中継するCR接続基板を介して接続され、遊技球の残球等のデータをやり取りする。
【0058】
さらに、この払出制御基板65には発射制御基板70が接続される。この発射制御基板70は、ロータリーソレノイド71を駆動制御すると共に、上述のタッチセンサ73からの信号が入力される。また、後述するように、発射制御基板70には発射レバー75の回動角度を検知する角度検知センサ72からの信号も入力される。
【0059】
次に、図14に示した制御回路(遊技制御手段)の作動制御によるパチンコ遊技機の作動について説明する。
【0060】
まず、第一種パチンコ遊技形態につき説明する。
遊技球が発射装置より遊技盤5に発射され、遊技球が比較的弱く発射されると、第一の部分遊技領域7a内で転動する。そして該遊技球が、第一始動領域14を通過し、始動スイッチS1がオン作動すると、この信号を盤面中継基板61を介して主制御基板60が認識する。この信号により、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、記憶装置ROMに記憶されている各種乱数テーブル、すなわち、当り図柄乱数テーブルL1、ハズレ図柄乱数テーブルMa1 ,Mb1 ,Mc1 、リーチ乱数テーブルN1、リーチ図柄乱数テーブルP1、リーチ態様乱数テーブルQ1等から乱数値を抽出し、各抽出値を一旦、記憶装置RAMに格納する。さらには、始動スイッチS1,S2のオン信号に基づき、払出制御基板65は、記憶装置ROMや記憶装置RAMの記憶データを用いて払出制御用中央制御装置CPUで演算処理を行い、その結果に従って賞球ユニットのソレノイドを作動させて所定数量の賞球を払い出す。
【0061】
なお、遊技球が第一始動領域14に連続的に通過した場合には、始動スイッチS1による遊技球検出が主制御基板60の記憶装置RAMに記憶され、その記憶に基づいて上述したように第一始動記憶数表示装置8の発光ダイオードLEDが4個を限度として点灯する。そして、この発光ダイオードLEDは、図柄表示装置6で図柄変動が開始さする都度消灯されることにより、記憶数の減少を遊技者に報知する。
【0062】
また、始動スイッチS1のオン作動もしくは、第一始動記憶数表示装置8に表示される通過記憶数が消化されることにより、図柄表示装置6の図柄表示領域上で選出図柄A,B,Cが変動開始される。さらに詳しく述べると、遊技球が、図柄停止中に第一始動領域14へ通過した場合は、かかる始動スイッチS1のオン作動により、選出図柄A,B,Cを変動開始する。また、遊技球が、図柄変動中に第一始動領域14へ通過した場合は、現在進行中の図柄生成行程終了後に通過記憶数が消化されることにより、選出図柄A,B,Cを変動開始する。
【0063】
図柄変動契機となる始動スイッチS1のオン作動、もしくは通過記憶がある場合の、主制御用中央制御装置CPUの制御内容を説明する。
かかる契機により図柄変動が開始されると、主制御用中央制御装置CPUは、当り特別乱数テーブルK1から抽出された乱数値について当りかハズレかを判定し、当り図柄乱数テーブルL1、ハズレ図柄乱数テーブルMa1 ,Mb1 ,Mc1 のいずれかを有効とする。また、リーチ乱数テーブルN1から抽出された乱数値の内容に従ってリーチとするかどうかを判定し、リーチの場合にはリーチ図柄乱数テーブルP1、リーチ態様乱数テーブルQ1を有効とする。そして、これらから抽出された乱数値に基づき図柄生成行程で描出される特別図柄A,B,Cの態様、及び演出態様を選定し、図柄表示装置6の図柄表示領域中で、通常左半分領域で実行される第一の図柄表示態様を制御するための図柄制御指令信号を図柄表示制御基板62に送信する。
【0064】
前記の図柄制御指令信号を受けた図柄表示制御基板62の図柄制御用中央制御装置CPUは、図柄制御指令信号に従って、記憶装置ROMに記憶されている所定の表示プログラムを用いて、図柄表示装置6で演出する選出図柄A,B,Cの各図柄表示態様を決定する。そして、この図柄表示態様に従って選出図柄A,B,Cを順次停止し、選出図柄A,B,Cを確定表示する。
【0065】
さらに、選出図柄A,B,Cが、所定の当たり図柄態様である場合に、主制御基板60は、盤面中継基板61を介して第一大入賞口ソレノイドを駆動して、可変入賞装置22の第一大入賞口23を開放する。そして、第一大入賞口23に遊技球が流入し、この第一大入賞口23内の特定領域スイッチS3やカウントスイッチS4がオン作動されると、その信号を盤面中継基板61を介して主制御基板60が確認し、必要に応じて、図柄表示制御基板62や払出制御基板65に制御指令を発信して、一連の第一大当り遊技作動が実行される。
【0066】
すなわち、サウンドジェネレータがファンファーレを発すると共に、第一大入賞口ソレノイドが駆動し、開閉片24が前方に傾動して第一大入賞口23が開放され、開閉ラウンドが実行される。この開閉ラウンドは、所定制限時間(30秒)が経過するか、この所定制限時間内で、S3+S4=10となるまで継続される。また上述したように、第一大入賞口23の特定領域に遊技球が流入し、特定領域スイッチS3がオン作動した時は、次の開閉ラウンドへの移行条件が充足され、一旦開閉片24が閉鎖駆動して、一ラウンドが終了する。そして、その動作終了後に再び第一大入賞口23が開放して、次の開閉ラウンドへ移行する。このように開閉ラウンドが最大15回繰り返されて、第一大入賞口23の連続開放作動を生じ、遊技者に所定の利得が供される(第一大当り遊技作動)。
【0067】
一方、主制御用中央制御装置CPUが、当り特別乱数テーブルK1からの乱数値をハズレであると判定した場合には、当該当り特別乱数テーブルK1に対応するハズレ図柄乱数テーブルMa1 ,Mb1 ,Mc1を有効とする。そして、リーチ乱数テーブルN1を判定し、このリーチ乱数テーブルN1によりリーチ作動を実行する場合にあっては、リーチ図柄乱数テーブルP1とリーチ態様乱数テーブルQ1とを有効とする。そしてし、その抽選された乱数値に基づき、制御指令を主制御基板60から図柄表示制御基板62に発信し、この図柄表示制御基板62はこの制御指令に従って、特別図柄A,B,Cをハズレ図柄態様で確定表示する。
【0068】
図柄表示装置6の図柄制御についてさらに説明する。
上述の主制御基板60の記憶装置ROMには、所定のコマ数からなり、当たり確率を設定する当り特別乱数テーブルK1が格納されている。また、記憶装置ROMには、上述したように当り図柄乱数テーブルL1が格納されている。ここで当り図柄乱数テーブルL1は、「0」〜「11」の当り図柄を備えており、当りの場合に当り図柄態様を決定するものである。
【0069】
また、当り特別乱数テーブルK1からの乱数値が当りの場合、もしくはハズレであり、かつリーチ乱数テーブルN1からの乱数値によりリーチ作動が実行される場合には、リーチ態様乱数テーブルQ1からの乱数値に従って非リーチ状態のときと異なるリーチ変動態様が実行される。このリーチ変動態様としては、例えば、ロングリーチ、低速スクロール、逆走行、低速走行からの加速的停止、図柄の反転等の種々の変動態様がある。
【0070】
次に普通図柄作動につき説明する。
遊技球が普通図柄始動ゲート13,13を通過すると、この遊技球は普通図柄始動スイッチS2で検出される。この普通図柄始動スイッチS2で遊技球検出されると、図柄表示装置6上で、二つの普通図柄からなる普通図柄表示部10が変動する。この普通図柄表示部10が変動中、又は普通変動装置15が開放中のときに、普通図柄始動スイッチS2で遊技球検出されると、主制御基板60の記憶装置RAMにその遊技球検出が記憶され、記憶数の消化に伴って普通図柄始動記憶数表示装置12の発光ダイオードLEDが点灯し、普通図柄が変動開始になる都度消灯されて、記憶個数が表示される。なお、普通図柄始動記憶数表示装置12の最大記憶数は四個であり、それ以上は無効とされる。
【0071】
この普通図柄表示部10の変動停止後、又は普通変動装置15の開放動作終了後に、普通図柄始動記憶数表示装置12に表示された始動記憶に基づいて普通図柄表示部10は再び変動開始する。普通図柄表示部10が変動開始後、約30秒以上経過すると変動が停止し、左右いずれかの発光ダイオードLEDが一個でも点灯した状態であれば当りとなり、普通変動装置15が約0.5秒間開放される。
【0072】
次に、第三種パチンコ遊技形態につき説明する。
遊技球が発射装置より遊技盤5に発射され、遊技球が強く打ち出されると、領域遮断線部50上の連通口51から第二の部分遊技領域7b側へ打ち出される。そして、その遊技球が、第二始動領域32を通過して、始動スイッチS10がオン作動すると、この信号を盤面中継基板61を介して主制御基板60が認識する。この信号により、主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、記憶装置ROMに記憶されている当り図柄乱数テーブルL2、ハズレ図柄乱数テーブルMa2 ,Mb2 ,Mc2 、リーチ乱数テーブルN2、リーチ図柄乱数テーブルP2、リーチ態様乱数テーブルQ2等の各種乱数テーブルから乱数値を抽出し、各抽出値を一旦、記憶装置RAMに格納する。さらには、始動スイッチS10のオン信号に基づき、払出制御基板65は、賞球ユニットのソレノイドを作動させて所定数量の賞球を払い出す。
【0073】
なお、遊技球が第二始動領域32に連続的に通過した場合には、始動スイッチS10による遊技球検出が主制御基板60の記憶装置RAMに記憶され、その記憶に基づいて上述したように、第二始動記憶数表示装置33の発光ダイオードLEDが4個を限度として点灯する。そして、この発光ダイオードLEDは、図柄表示装置6で図柄変動する都度消灯されることにより、記憶数の減少を遊技者に報知する。
【0074】
また、始動スイッチS10のオン作動もしくは、第二始動記憶数表示装置33に表示される通過記憶数が消化されることにより、図柄X,Y,Zが変動開始される。
【0075】
図柄変動契機となる始動スイッチS10のオン作動、もしくは通過記憶がある場合の、主制御用中央制御装置CPUの制御内容を説明する。かかる契機により図柄変動が開始されると、主制御用中央制御装置CPUは、当り特別乱数テーブルK2から抽出された乱数値について当りかハズレかを判定し、当り図柄乱数テーブルL2、ハズレ図柄乱数テーブルMa2 ,Mb2 ,Mc2 のいずれかを有効とする。また、リーチ乱数テーブルN2から抽出された乱数値の内容に従ってリーチとするかどうかを判定し、リーチの場合にはリーチ図柄乱数テーブルP2、リーチ態様乱数テーブルQ2を有効とする。そして、これらから抽出された乱数値の内容に従って図柄生成行程で描出される図柄X,Y,Zの態様、及び演出態様を選定し、図柄表示装置6で実行される図柄表示態様を制御するための図柄制御指令信号を図柄表示制御基板62に送信する。
【0076】
前記の図柄制御指令信号を受けた図柄表示制御基板62の図柄制御用中央制御装置CPUは、図柄制御指令信号に従って、記憶装置ROMに記憶されている所定の表示プログラムを用いて、図柄表示装置6で演出する図柄X,Y,Zの各図柄表示態様を決定する。そして、この図柄表示態様に従って図柄X,Y,Zを順次停止し、確定表示する。
【0077】
さらに、図柄X,Y,Zが、所定の当たり図柄態様である場合に、権利発生役物35はその上部に開閉翼片対36,36を備え、常時遮蔽位置に保持されると共に、図柄表示装置6が当たり表示すると開放駆動し、その内部の特別作動領域38への球流入が可能となる。そして該特別作動領域38への球通過により大当り遊技作動が実行される。
【0078】
そして第一の部分遊技領域7bに配設された遅延役物40の孔に球が流入し、回転チャッカー41の回転に伴って、球が遅延役物40内の特定領域を通過すると、特定領域スイッチS12のオン動作により、開閉入賞装置42の蓋が開放駆動して可変入賞口43が所定時間開口することとなり、開閉ラウンドが開始される。そしてさらに、開閉入賞装置42の盖が開放駆動して可変入賞口43が所定時間開口することとなる。この可変入賞口43に10個の球が流入したときには、開放作動中であっても、その開放動作が終了する。そして、回転チャッカー41の駆動により、再び特定領域に遊技球が通過すると次の開閉ラウンドが開始され、可変入賞口43が所定時間開口することとなる。ここで、特定領域スイッチS13の遊技球検出作動により、遅延役物40の特定領域へ、通常では10個の遊技球が入賞したときに、大当り遊技作動が終了する。すなわち通常では開閉ラウンドは10回となる。このように開閉ラウンドが繰り返されて、遊技者に所定の利得が供される(第三大当り遊技作動)。
【0079】
一方、主制御用中央制御装置CPUが、当り特別乱数テーブルK2からの乱数値をハズレであると判定した場合には、当該当り特別乱数テーブルK2に対応するハズレ図柄乱数テーブルMa2,Mb2 ,Mc2を有効とする。そして、リーチ乱数テーブルN2を判定し、このリーチ乱数テーブルN2によりリーチ作動を実行する場合にあっては、リーチ図柄乱数テーブルP2とリーチ態様乱数テーブルQ2とを有効とする。そしてし、その抽選された乱数値に基づき、制御指令を主制御基板60から図柄表示制御基板62に発信し、この図柄表示制御基板62はこの制御指令に従って、特別図柄X,Y,Zをハズレ図柄態様で確定表示する。
【0080】
図柄表示装置6の図柄制御は、上述した第一種パチンコ遊技形態と同様、上述の主制御基板60の記憶装置ROMに格納された当り特別乱数テーブルK2により当落が決定され、当り図柄乱数テーブルL2により、当り図柄態様が決定される。また、当り特別乱数テーブルK2からの乱数値が当りの場合、もしくはハズレであり、かつリーチ乱数テーブルN2からの乱数値によりリーチ作動が実行される場合には、リーチ態様乱数テーブルQ2からの乱数値に従って非リーチ状態のときと異なるリーチ変動態様が実行される。このリーチ変動態様としては、例えば、ロングリーチ、低速スクロール、逆走行、低速走行からの加速的停止、図柄の反転等の種々の変動態様がある。この点も、上述した第一種パチンコ遊技形態と同様である。
【0081】
上述した第一および第二の図柄表示形態にあって、ハズレの場合では、図柄表示装置6の図柄表領域上の左右領域で夫々特別図柄A,B,C、X,Y,Zが所定の図柄順列に従って変動することにより開始され、約6.5秒以上経過すると、所定の順番で図柄変動が停止し、上述の各乱数テーブルからの乱数値に従って特別図柄A,B,C、X,Y,Zが所定の図柄で確定表示することにより終了する。
【0082】
ところで、上述の構成は、二種類の図柄表示形態α,βを単一の図柄表示装置6を用いて、進行させるようにしている。この各図柄表示形態α,βにあっては、図柄表示領域Fが、通常では図11(イ)で示すように左右にほぼ同一面積で区分されているが、一方の図柄表示形態α(β)が、リーチや大当りを構成する特定の図柄態様となって、リーチ演出表示又は大当り演出表示等の所定演出表示が実行される場合には、他方の図柄表示形態β(α)を縮小表示又は表示しないようにして、図11(ロ)で示す強調演出形態モードを実行するようにしている。この強調演出形態モードとして、一方の図柄表示形態を図柄表示領域Fをほぼ全面用いて、拡大表示し、他方の図柄表示形態は、単に数字などの図柄を簡略的に領域の隅で縮小表示することにより行われる。
【0083】
これらの強調演出形態モードは、主制御基板60により、当り特別乱数テーブルK1,K2およびリーチ乱数テーブルN1,N2を常に判定して、かかるリーチ又は大当りが一方に発生すると、これを検知することにより、容易に実行制御される。
【0084】
図11(ロ)は、第一図柄表示形態αで、リーチとなった場合を示す。このように、一方の図柄表示形態αが、リーチや大当りを構成する特定の図柄態様となった場合に、強調演出形態モードに切り換えることにより、単一の図柄表示領域Fを用いて、二種類の図柄表示形態α,βを行った場合にも、遊技者が大きな期待感を抱く場合には、全画面表示等の強調演出形態モードを実行することにより、期待感を損なわない強調した演出を実行することができる。特に、遊技領域を広くしているから、図柄表示装置も通常よりも大きな構成のものを適用することができ、強調演出形態モードを実行することにより、従来の演出よりも、ダイナミックで興趣ある演出表示が可能となる。
【0085】
この強調演出形態モードにあっては、他方の遊技形態を全く表示しないようにすることもできる。この場合には、遊技記憶手段により、始動記憶が消化されていることが示される。すなわち、遊技者にあっては、他方の図柄表示形態がハズレの場合には、ハズレ図柄自体に対する関心は薄く、可能性溢れる強調演出形態モードに対して、おおきな期待感を抱くこととなり、ハズレ消化は始動記憶消化により知得可能であるからである。尚、他方の図柄表示態様を縮小表示するに換えて、ハズレを示す「×」マーク等の結果表示だけを行うようにしてもよい。
【0086】
また、第一及び第二図柄表示形態α,βで、一方がリーチ、他方が大当りとなった場合には、大当りを優先して、強調演出形態モードを実行する。さらに両方ともリーチ乱数テーブルN1,N2でリーチが抽出された場合には、二区分で均等に表示するか、一方のリーチが終わってから、他方のリーチを発生させるなどの内部制御を行う。さらには、両方とも、当り図柄乱数テーブルL1,L2で大当りを抽出した場合には、一方の大当り結果を保留し、他方の大当り作動が完了してから実行するようにする、等の調整制御が行われる。
【0087】
このほか、単一の図柄表示領域Fを用いて、二つの図柄表示形態を実行するものであるから、二種類の遊技形態を関係付けることにより、種々の図柄表示形態を実行することができる。例えば、図12で示すように、図柄表示領域Fには単一の図柄表示形態γを順次実行し、左右のいずれかの遊技形態を該単一図柄表示形態γに割り当てるようにしても良い。かかる構成にあっては、あらかじめ、第一種遊技形態と、第二種遊技形態における図柄形態を同一として、いずれかの始動記憶を交互または始動記憶が多いものから(その他種々の消化優先順位が設定される)順次実行消化して、変動表示する。この場合に、大当りとなっても、どちらの遊技種で大当りとなったかは遊技者に直ぐ判定できず、大当り遊技作動の実行により理解される場合もあり、遊技者の期待感を昂揚させることができる。尚、報知図形を表示領域に表示することにより、いずれの遊技形態が大当りとなったかを容易に知得できるようにしても良い。かかる構成にあっては、単一の図柄表示形態が実行されるため、始動記憶の消化速度が従来と同じとなり、記憶満杯後の始動領域通過に伴う記憶無効の発生率が高まるが、二種類の遊技を併存させた構成と、遊技者に付与される利得とが調和する利点がある。
【0088】
さらに、図柄表示装置6は、上述の実施例のように必ずしも、遊技領域7に配設する必要はない。ところで一方、上述のように、遊技開口20の縦幅を広げることにより、遊技盤を上下方向に拡張している。そこで、図13で示すように、その盤面上のガイドレール27の外側上方に装着領域fを設け、該装着領域fに図柄表示装置6を設けるようにしてもよい。これにより、遊技領域7の形態を従前通り、円形状とすることができ、これに伴い、ガイドレール27も真円に近似した円弧状とすることができる。このため、遊技球を円弧状ガイドレール27に沿って、円滑に放出することができる。また、該図柄表示装置6を遊技領域7から撤去できて、従前とほぼ同じ面積の遊技領域7としながらも、上述のように両側に、所定の遊技部品を具備する部分遊技領域7a,7bを確保することができる。その他、図柄表示装置6は種々の位置に配設することが可能である。
【0089】
【発明の効果】
本発明は、遊技領域を、上部に連通口を備える上下方向の領域遮断線部により、左右の第一の部分遊技領域と第二の部分遊技領域とに区分し、一方の部分遊技領域に第一種パチンコ遊技形態(請求項4)を、他方の部分遊技領域に第三種パチンコ遊技形態(請求項5)を夫々生じさせるなど、図柄表示装置を用いるパチンコ遊技形態を夫々配設し、さらに、遊技領域に単一の図柄表示装置を設け手、その図柄表示領域に、一方のパチンコ遊技形態に係る第一始動領域での遊技球通過を契機として選出図柄を変動表示する第一図柄表示形態と、他方のパチンコ遊技形態に係る第二始動領域での遊技球通過を契機として選出図柄を変動表示する第二図柄表示形態とを表示実行するようにしたものである(請求項1)から、複数の遊技形態が同時進行するため、多様で、興趣あふれるものとなる。さらには、単に機能分けをするだけではなく、図柄表示装置を共有するようにしたから、個別的に図柄表示装置を夫々設けるに比して、可及的に広い面積の図柄表示領域を備える図柄表示装置を適用することができ、遊技者の図柄に対する注意が一元化され、かつ部品点数を少なくできると共に、始動領域への遊技球通過や始動記憶が無く、一方の図柄表示形態が機能していない場合に、他方の図柄表示機能を強調的に表出し得るなど、無駄のない図柄演出が可能となる。
【0090】
ここで、図柄制御手段が、図柄表示装置で実行される、一方の図柄表示形態での図柄生成行程で、リーチ演出表示又は大当り演出表示等の所定演出表示が実行される場合に、他方の図柄表示形態を縮小表示又は表示しないようにして、所定演出表示を拡大表示するようにしてなる強調演出形態モードを実行するようにした構成(請求項2)にあっては、リーチや大当りが発生した場合に、図柄演出を盛り上げることができる。
【0091】
図柄表示装置の図柄表示領域上で実行される第一図柄表示形態と、第二図柄表示形態とを、単一の図柄表示形態に割り当てて、いずれかのみが実行されるようにした構成(請求項3)にあっては、常に図柄表示領域全体を、各図柄表示形態の実行に用いることができ、大画面表示が可能となる。
【0092】
一方、前面枠の下部装架領域に単一の球受皿を配設すると共に、該球受皿が、賞球や貸球等の遊技球を排出する球出口と、発射球案内通路とに連通する発射球受皿である構成(請求項6)では、下部装架領域が従来構成より簡潔であるため、遊技開口を下方に拡大でき、該遊技開口により規定される遊技領域の拡張が可能となる。これにより、該遊技領域に装着される図柄表示装置を大きくしても、充分な遊技球の転動領域を確保することができるため、興趣溢れる遊技形態の実現が可能となる。
【0093】
そして、単一の球受皿を配設するにあたって、遊技開口の縦幅が45〜60cmである構成(請求項7)にあっては、既存のパチンコ遊技機の全体の高さを変化させることのない、調和のとれた形態を実現できる。
【0094】
一方、遊技開口の縦幅を広げることにより、遊技盤を上下方向に拡張し、盤面上のガイドレールの外側上方に装着領域を設け、該装着領域に図柄表示装置を設けるようにした構成(請求項8)にあっては、遊技領域の形態を従前通り、円形状とすることができて、遊技球を円弧状ガイドレールに沿って、円滑に放出することができ、従前とほぼ同じ面積の遊技領域としながらも、上述のように両側に、所定の遊技部品を具備する部分遊技領域を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のパチンコ遊技機の斜視図である。
【図2】本実施例のパチンコ遊技機の正面図である。
【図3】本実施例のパチンコ遊技機の背面図である。
【図4】下部装架領域21の斜視図である。
【図5】発射球受皿47の平面図である。
【図6】パチンコ遊技機の正面図である。
【図7】図柄表示装置6の拡大図である。
【図8】可変入賞装置22の拡大図である。
【図9】権利発生役物35の拡大図である。
【図10】遅延役物40と、開閉入賞装置42の拡大図である。
【図11】図柄表示領域Fの表示態様(イ),(ロ)を示す正面図である。
【図12】図柄表示領域Fの他の表示態様を示す正面図である。
【図13】遊技盤5の他の構成を示す正面図である。
【図14】本実施例のパチンコ遊技機の制御回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
5 遊技盤
6 図柄表示装置
7 遊技領域
7a 第一の部分遊技領域
7b 第二の部分遊技領域
14 第一始動領域
20 遊技開口
21 下部装架領域
22 可変入賞装置
23 第一大入賞口
31 図柄表示装置
32 第二始動領域
35 権利発生役物
40 遅延役物
42 開閉入賞装置
43 第二大入賞口
47 発射球受皿
50 領域遮断線部部
51 連通口
α 第一図柄表示形態
β 第二図柄表示形態
γ 図柄表示形態

Claims (8)

  1. 盤面上に遊技球が転動流下する遊技領域が区画形成された遊技盤を備えてなるパチンコ遊技機において、
    遊技領域を、上部に連通口を備える上下方向の領域遮断線部により、左右の第一の部分遊技領域と第二の部分遊技領域とに区分し、
    第一の部分遊技領域に、遊技球通過を検知する第一始動領域と、遊技者に利得をもたらす第一の大当り遊技作動を発生させる第一大当り遊技作動部材とを設け、第二の部分遊技領域に、遊技球通過を検知する第二始動領域と、遊技者に利得をもたらす第二の大当り遊技作動を発生させる第二大当り遊技作動部材とを設け、
    さらに、遊技領域に、第一始動領域での遊技球通過を契機として選出図柄を変動表示する第一図柄表示形態と、第二始動領域での遊技球通過を契機として選出図柄を変動表示する第二図柄表示形態とを表示実行する図柄表示装置を設け、
    第一始動領域への遊技球通過を契機として、図柄表示装置の第一図柄表示形態で選出図柄を変動停止する図柄生成行程を実行し、さらに第二始動領域への遊技球通過を契機として、図柄表示装置の第二図柄表示形態で選出図柄を変動停止する図柄生成行程を実行する図柄制御手段と、
    第一図柄表示形態で確定される確定図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、第一大当り遊技作動部材を駆動して、遊技者に利得をもたらす第一の大当り遊技作動を発生させ、さらに第二図柄表示形態で確定される確定図柄態様が所定の当り図柄態様である場合に、第二大当り遊技作動部材を駆動して、遊技者に利得をもたらす第二の大当り遊技作動を発生させる遊技制御手段
    とを備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 図柄制御手段が、図柄表示装置で実行される、一方の図柄表示形態での図柄生成行程で、リーチ演出表示又は大当り演出表示等の所定演出表示が実行される場合に、他方の図柄表示形態を縮小表示又は表示しないようにして、所定演出表示を拡大表示するようにしてなる強調演出形態モードを実行する図柄制御内容を備えるものである請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 図柄表示装置の図柄表示領域上で実行される第一図柄表示形態と、第二図柄表示形態とを、単一の図柄表示形態に割り当てて、いずれかのみが実行されるようにした請求項1記載のパチンコ遊技機。
  4. 第一大当り遊技作動部材が、開閉制御される第一大入賞口であり、第一遊技制御形態により発生する第一の大当り遊技作動が、図柄表示装置の図柄表示領域上で実行される第一図柄表示形態で確定表示された各選出図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場合に、第一大入賞口の開放と、第一大入賞口の所定制限時間の経過又は該所定制限時間内での規定個数の入賞満了による第一大入賞口の閉鎖とを順次生じてなる開閉ラウンドを複数回繰り返してなるものである請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
  5. 第二大当り遊技作動部材が、開閉制御される第二大入賞口であり、さらに第二の部分遊技領域に、内部の特別作動領域へ遊技球通過可能な開放状態と不可能な閉鎖状態とに変換される権利発生役物と、権利発生役物の特別作動領域への遊技球通過に伴って駆動開始し、その内部の特定領域への遊技球通過可能な状態が間欠的に発生する遅延役物とを設け、第二遊技制御形態により発生する第二大当り遊技作動が、図柄表示装置の図柄表示領域上で実行される第二図柄表示形態で確定表示された各選出図柄の組合せが所定の当り図柄態様である場合に、権利発生役物を開放状態とし、さらに権利発生役物の特別作動領域への遊技球通過に伴い権利が発生すると、権利発生役物の特定領域への遊技球通過ごとに、第二大入賞口の開放と、閉鎖とを生じてなる開閉ラウンドを複数回繰り返してなるものである請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
  6. 前後方向に回動可能に軸支され、遊技球を前方へ打圧する発射鎚と、該発射鎚を打圧駆動する発射駆動装置と、パチンコ遊技機前面に突設された発射ハンドルと、発射ハンドルに回動可能に軸支され、その回動角度により発射鎚の打圧強度を調節する発射レバーとを具備したパチンコ遊技機であって、前面枠の下部装架領域に単一の球受皿を配設すると共に、該球受皿が、賞球や貸球等の遊技球を排出する球出口と、発射球案内通路とに連通する発射球受皿であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
  7. 遊技開口の縦幅が45〜60cmである請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
  8. 遊技盤を上下方向に拡張して、その盤面上のガイドレールの外側上方に装着領域を設け、該装着領域に図柄表示装置を設けたことを特徴とする請求項6又は請求項7記載のパチンコ遊技機。
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