JP4141507B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機あるいはスロットマシン等で代表される遊技機に関し、詳しくは、複数種類の第1の識別情報を可変開始させた後に表示結果を導出表示させる第1の可変表示装置と、複数種類の第2の識別情報を予め定められた順序で可変表示する複数の第2の可変表示部を可変開始させた後に該複数の第2の可変表示部の表示結果を時期を異ならせて導出表示させる第2の可変表示装置とを含み、前記複数の第2の可変表示部の表示結果が予め定められた特定の第2の識別情報の組合せとなったときに所定の遊技価値が付与可能となる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の遊技機として、一般的に知られているものに、たとえば、表示状態が変化可能な可変表示部を有し、この可変表示部の表示結果を時期を異ならせて複数導出表示させる可変表示装置を備えたものがある。可変表示装置は、たとえば、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置などで代表される画像表示装置で構成されたり、または、図柄等を描いた回転ドラムを有する機械的な表示装置や7セグメント表示器等の数字表示装置などで構成されたりしている。そして、可変表示装置は、複数の可変表示部のそれぞれで、または、1つの可変表示部で数字や図柄等の複数種類の識別情報を可変表示したり、あるストーリに沿った画像を表示することにより、複数の表示結果を導出する。この可変表示の複数の表示結果が特定の図柄または数字の組合せとなった場合に、景品が払出されたり、遊技状態が遊技者にとって有利となるなどの所定の遊技価値が遊技者に付与される。また、表示結果に対する遊技者の期待感を高めるために、いわゆるリーチ状態が成立したときには、リーチ状態特有の表示制御がなされる場合がある。
この種の遊技機の中には、たとえば、遊技者にとって有利な状態と不利な状態とに変化する可変入賞球装置への遊技球の入賞を条件として、前記複数の可変表示部が可変開始した後に表示結果を導出表示し、その結果に応じて、前記可変入賞球装置を開成状態とする確率を高くする高確率変動の制御を行なうようなものがあった。このように遊技球が可変入賞球装置へ入賞し易い度合いが高くなる特別遊技状態中は、可変表示の開始条件が成立する頻度が向上し、遊技の興趣を向上させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特別遊技状態中についても、それ以外の通常遊技状態中と同様の表示制御を行ない、たとえば、前述のリーチ状態特有の表示制御を特に思慮もなく実行すると、可変表示の開始条件が通常遊技状態中よりも高い頻度で成立しているにもかかわらず、成立した開始条件の消化には通常遊技状態中と同じだけ時間がかかるために、遊技興趣を高めるどころか、むしろ遊技者に苛立ちを感じさせてしまうおそれがある。また、遊技者が開始条件の消化待ちのために、遊技者がいわゆる止打ちをすることもあり、遊技機の稼働率低下を招くおそれがある。
かかる観点からすると、特別遊技状態においては、極力、リーチ状態の成立の前後期間を問わずに、表示制御期間を短縮することが望ましい。一方、特別遊技状態であるからといって、一律に表示制御の時間を短縮してしまうと、たとえば表示結果がいわゆる大当りになるようなケースまで、あっさりと表示結果が導出表示されることになってしまい、期待感を高めた上で遊技者が望む表示結果を導出表示させる遊技の醍醐味を提供することができない。
【0004】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、特別遊技状態において成立頻度が向上する可変表示の開始条件を速やかに消化できる一方で、特別遊技状態中であっても表示制御の表示結果に対する遊技者の期待感を向上させることのできる遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、複数種類の第1の識別情報を可変開始させた後に表示結果を導出表示する第1の可変表示装置と、複数種類の第2の識別情報を予め定められた順序で可変表示する複数の第2の可変表示部を可変開始させた後に該複数の第2の可変表示部の表示結果を時期を異ならせて導出表示する第2の可変表示装置とを含み、前記複数の第2の可変表示部の表示結果が予め定められた特定の第2の識別情報の組合せとなったときに所定の遊技価値が付与可能となる遊技機であって、
前記第1の可変表示装置の表示結果が所定の第1の識別情報となったときに遊技者にとって不利な状態から遊技者にとって有利な状態に変化した後に再び遊技者にとって不利な状態に変化する可変入賞球装置と、
該可変入賞球装置への遊技球の入賞を条件として、前記複数の第2の可変表示部の表示結果の内容を決定する表示内容決定手段と、
該表示内容決定手段が前記特定の第2の識別情報の組合せのうちの所定の組合せを前記複数の第2の可変表示部に導出表示することを決定したときに、所定の通常遊技状態よりも前記遊技球が前記可変入賞球装置へ入賞し易い度合いが高くなる特別遊技状態とすることを決定する特別遊技状態決定手段と、
前記表示内容決定手段の決定に従う前記複数の第2の可変表示部の表示結果を導出表示させる可変表示制御手段と、
該可変表示制御手段により導出表示された前記複数の第2の可変表示部の表示結果が前記所定の組合せとなったときに、前記特別遊技状態決定手段の決定に従って、前記特別遊技状態に制御する特別遊技状態制御手段とを備え、
該特別遊技状態制御手段は、
前記第1の可変表示装置の表示結果が所定の第1の識別情報となって前記可変入賞球装置を遊技者にとって有利な状態に変化させる際に、前記通常遊技状態よりも長い期間遊技者にとって有利な状態に変化させることにより前記特別遊技状態に制御し、
前記可変表示制御手段は、
前記表示内容決定手段の決定内容が、前記複数の第2の可変表示部の表示結果のうちの最後の表示結果がいまだに導出表示されておらず、すでに導出表示されている前記第2の可変表示部の表示態様が前記特定の第2の識別情報の組合せとなる表示条件を満たすリーチ状態が成立する第2の識別情報の組合せでないとき、
前記通常遊技状態においては、前記複数の第2の可変表示部を、前記最後の表示結果のみが導出表示されていない状態になるまで所定期間可変表示させ、さらに最終停止期間可変表示させて前記複数の第2の可変表示部の表示結果を導出表示させる一方、
前記特別遊技状態においては、前記複数の第2の可変表示部を、前記最後の表示結果のみが導出表示されていない状態になるまで前記所定期間よりも短い短縮期間可変表示させ、さらに前記最終停止期間可変表示させて前記第2の可変表示部の表示結果を導出表示させる非リーチ制御手段と、
前記表示内容決定手段の決定内容が、前記リーチ状態が成立する第2の識別情報の組合せであり、かつ、前記リーチ状態の成立後に表示結果を確定させる識別情報が、前記特定の第2の識別情報の組合せの表示結果を確定させる識別情報、または前記予め定められた順序において当該識別情報の前後所定数以内の識別情報であるとき、
前記通常遊技状態においては、前記複数の第2の可変表示部を、前記リーチ状態が成立するまで所定のリーチ成立前期間可変表示させ、前記リーチ状態に特有の第1の表示制御を前記最終停止期間よりも長い所定のリーチ成立後期間行なった後に、前記第2の可変表示部の表示結果を導出表示させる一方、
前記特別遊技状態においては、前記複数の第2の可変表示部を、前記リーチ状態が成立するまで前記リーチ成立前期間よりも短い所定のリーチ成立前短縮期間可変表示させ、前記第1の表示制御を前記リーチ成立後期間行なった後に、前記第2の可変表示部の表示結果を導出表示させる第1リーチ制御手段と、
前記表示内容決定手段の決定内容が、前記リーチ状態が成立する第2の識別情報の組合せであり、かつ、前記リーチ状態の成立後に表示結果を確定させる識別情報が、前記予め定められた順序において前記特定の第2の識別情報の組合せの表示結果を確定させる識別情報の前後所定数以内の識別情報でないとき、
前記通常遊技状態においては、前記複数の第2の可変表示部を、前記リーチ状態が成立するまで前記リーチ成立前期間可変表示させ、前記リーチ状態に特有の第2の表示制御を前記最終停止期間よりも長く前記リーチ成立後期間よりも短い期間行なった後に、前記第2の可変表示部の表示結果を導出表示させる一方、
前記特別遊技状態においては、前記複数の第2の可変表示部を、前記リーチ状態が成立するまで前記リーチ成立前短縮期間可変表示させ、前記第1または第2の表示制御を行なわずに、前記最終停止期間可変表示させて前記第2の可変表示部の表示結果を導出表示させる第2リーチ制御手段とを含むことを特徴とする。
【0006】
【作用】
請求項1に記載の本発明によれば、第1の可変表示装置の表示結果が所定の第1の識別情報となったときに、可変入賞球装置が遊技者にとって不利な状態から遊技者にとって有利な状態に変化した後に再び遊技者にとって不利な状態に変化する。前記可変入賞球装置への遊技球の入賞を条件として、表示内容決定手段の働きにより、前記複数の第2の可変表示部の表示結果の内容が決定される。該表示内容決定手段が前記特定の第2の識別情報の組合せのうちの所定の組合せを前記複数の第2の可変表示部に導出表示することを決定したときに、特別遊技状態決定手段の働きにより、所定の通常遊技状態よりも前記遊技球が前記可変入賞球装置へ入賞し易い度合いが高くなる特別遊技状態とすることが決定される。可変表示制御手段の働きにより、前記表示内容決定手段の決定に従う前記複数の第2の可変表示部の表示結果が導出表示される。該可変表示制御手段により導出表示された前記複数の第2の可変表示部の表示結果が前記所定の組合せとなったときに、前記特別遊技状態決定手段の決定に従って、特別遊技状態制御手段の働きにより、前記特別遊技状態に制御される。特別遊技状態制御手段は、前記第1の可変表示装置の表示結果が所定の第1の識別情報となって前記可変入賞球装置を遊技者にとって有利な状態に変化させる際に、前記通常遊技状態よりも長い期間遊技者にとって有利な状態に変化させることにより前記特別遊技状態に制御する。前記表示内容決定手段の決定内容が、前記複数の第2の可変表示部の表示結果のうちの最後の表示結果がいまだに導出表示されておらず、すでに導出表示されている前記第2の可変表示部の表示態様が前記特定の第2の識別情報の組合せとなる表示条件を満たすリーチ状態が成立する第2の識別情報の組合せでないとき、非リーチ制御手段の働きにより、前記通常遊技状態においては、前記複数の第2の可変表示部を、前記最後の表示結果のみが導出表示されていない状態になるまで所定期間可変表示させ、さらに最終停止期間可変表示させて前記複数の第2の可変表示部の表示結果を導出表示させる一方、前記特別遊技状態においては、前記複数の第2の可変表示部を、前記最後の表示結果のみが導出表示されていない状態になるまで前記所定期間よりも短い短縮期間可変表示させ、さらに前記最終停止期間可変表示させて前記第2の可変表示部の表示結果を導出表示させる制御が行なわれる。前記表示内容決定手段の決定内容が、前記リーチ状態が成立する第2の識別情報の組合せであり、かつ、前記リーチ状態の成立後に表示結果を確定させる識別情報が、前記特定の第2の識別情報の組合せの表示結果を確定させる識別情報、または前記予め定められた順序において当該識別情報の前後所定数以内の識別情報であるとき、第1リーチ制御手段の働きにより、前記通常遊技状態においては、前記複数の第2の可変表示部を、前記リーチ状態が成立するまで所定のリーチ成立前期間可変表示させ、前記リーチ状態に特有の第1の表示制御を前記最終停止期間よりも長い所定のリーチ成立後期間行なった後に、前記第2の可変表示部の表示結果を導出表示させる一方、前記特別遊技状態においては、前記複数の第2の可変表示部を、前記リーチ状態が成立するまで前記リーチ成立前期間よりも短い所定のリーチ成立前短縮期間可変表示させ、前記第1の表示制御を前記リーチ成立後期間行なった後に、前記第2の可変表示部の表示結果を導出表示させる制御が行なわれる。前記表示内容決定手段の決定内容が、前記リーチ状態が成立する第2の識別情報の組合せであり、かつ、前記リーチ状態の成立後に表示結果を確定させる識別情報が、前記予め定められた順序において前記特定の第2の識別情報の組合せの表示結果を確定させる識別情報の前後所定数以内の識別情報でないとき、第2リーチ制御手段の働きにより、前記通常遊技状態においては、前記複数の第2の可変表示部を、前記リーチ状態が成立するまで前記リーチ成立前期間可変表示させ、前記リーチ状態に特有の第2の表示制御を前記最終停止期間よりも長く前記リーチ成立後期間よりも短い期間行なった後に、前記第2の可変表示部の表示結果を導出表示させる一方、前記特別遊技状態においては、前記複数の第2の可変表示部を、前記リーチ状態が成立するまで前記リーチ成立前短縮期間可変表示させ、前記第1または第2の表示制御を行なわずに、前記最終停止期間可変表示させて前記第2の可変表示部の表示結果を導出表示させる制御が行なわれる。
【0007】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例においては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明はこれに限らず、たとえばコイン遊技機やスロットマシン等であってもよく、表示状態が変化可能な可変表示部を有し、この可変表示部の表示結果を時期を異ならせて複数導出表示させる可変表示装置を有する遊技機であれば、すべてに適用することが可能である。
【0008】
図1は、本発明の遊技機の一実施例によるパチンコ遊技機の遊技盤面の構成を示す正面図である。パチンコ遊技機の遊技盤1の前面には、遊技領域2が形成されている。パチンコ遊技機には、遊技者が打球操作するための打球操作ハンドル(図示せず)が設けられており、この打球操作ハンドルを遊技者が操作することにより、パチンコ玉を1個ずつ発射することができる。発射されたパチンコ玉は、誘導レール3によって遊技領域2内に導かれる。誘導レール3から遊技領域2への出口部分には、一旦遊技領域2に打込まれたパチンコ玉が、誘導レール3内に逆戻りすることを防止するための弁状の逆流防止部材4が設けられている。なお、遊技領域2に打込まれたパチンコ玉を以下の説明では「打玉」という。
【0009】
遊技領域2の中央には、複数種類の識別情報を可変表示するための可変表示装置6が設けられている。可変表示装置6の下方には、第1の可変入賞球装置7と、第2の可変入賞球装置8とが、一体的に設けられている。また、可変表示装置6の左右両側の通称「肩部」と呼ばれる位置には、第1の図柄(後述)用始動口9a,9bが設けられ、第1の図柄用始動口9a,9bのそれぞれの下方の通称「袖部」と呼ばれる位置には、普通入賞口10a,10bが設けられている。さらに、第2の可変入賞球装置8の左右両側の通称「落し部」と呼ばれる位置には、普通入賞口11a,11bが設けられている。遊技領域2の最下部には、アウト口12が設けられている。
【0010】
第2の可変入賞球装置8に打玉が入賞した場合は、入賞玉1個に対して15個の景品玉が遊技者に払出される。第1の可変入賞球装置7と普通入賞口10a,10b,11a,11bとのいずれかに打玉が入賞した場合は、入賞玉1個に対して7個の景品玉が遊技者に払出される。遊技領域2に打込まれた打玉は、遊技領域2を流下する途中で、第1の可変入賞球装置7と第2の可変入賞球装置8と普通入賞口10a,10b,11a,11bとのいずれかの入賞口へ入賞するか、または、アウト口12に導かれてアウト玉として処理される。
【0011】
遊技領域2には、さらに、遊技領域2を装飾するとともに打玉の流下方向を多様化させるために風車飾り13a,13b,14a,14bが設けられている。また、遊技領域2やその周辺を装飾して遊技効果を高めるとともに、後述するように遊技状態を遊技者に報知するために、以下のような各種のランプ類およびLEDが配設されている。
【0012】
可変表示装置6には、可変表示装置用飾りLED26a,26bが設けられている。遊技領域2の左右両端部には、サイド用飾りLED27a,27bとサイドランプ28a,28bとが設けられている。第2の可変入賞球装置には、アタッカ用飾りLED29a,29bが設けられている。風車飾り13a,13bには、風車ランプ30a,30bが設けられている。第1の図柄用始動口9a,9bには、肩LED31a,31bが設けられている。袖部の普通入賞口10a,10bには、袖ランプ32a,32bが設けられている。さらに、遊技領域2の周囲には、レール飾りランプ33a,33b,33c,33dが設けられている。
【0013】
可変表示装置6は、液晶表示装置により構成された第2の図柄(後述)用表示部41を含む。第2の図柄用表示部41は、点線で図示したように、左側,中央,右側の3つの図柄表示部42a,42b,42cを有する。左側,中央,右側の図柄表示部42a〜42cには、複数種類の識別情報としての図柄が可変表示される。これらの図柄を「第2の図柄」という。
【0014】
3つの図柄表示領域42a〜42cの可変表示は、一斉に開始され、それぞれ所定のタイミングで、初めに左側の図柄表示領域42a部分の変動が停止し、次に右側の図柄表示領域42cの変動が停止し、最後に、中央の図柄表示領域42bの変動が停止する。可変表示が停止すると破線で図示したように、各図柄表示領域42a〜42cの各々において、上段,中段,下段の3つの図柄が停止表示され、3行×3列の9個の図柄がマトリックス状に表示される。この3行×3列のマトリックス上には、一点鎖線で図示したように上段,中段,下段のそれぞれの1列と右下りと左上りとの5本の当りラインが設定されている。この5本の当りラインのうちのいずれかにおいて、停止図柄が、特定の組合せとなった場合に、「大当り」が発生し、後述するように第2の可変入賞球装置8に打玉が入賞しやすい、遊技者にとって有利な第1の状態となる。
【0015】
可変表示装置6の頂部には、通過入口43が設けられている。この通過入口43に入った打玉は、可変表示装置6の内部に設けられた玉流下経路を経て、可変表示装置6の下に設けられた通過出口44から排出される。通過出口44は、第1の可変入賞球装置7および第2の可変入賞球装置8の真上に設けられているので、通過入口43に入った打玉が、通過出口44から下方に落下して第1の可変入賞球装置7や第2の可変入賞球装置8に入賞しやすいように構成されている。これは、可変表示装置6が遊技領域2において比較的大きな配置スペースを占めており、そのために、第1の可変入賞球装置7や第2の可変入賞球装置8への入賞頻度が低下することを防止するためである。
【0016】
可変表示装置6には、さらに、第2の図柄用記憶表示LED45が設けられている。第2の図柄用記憶表示LED45は、第1の可変入賞球装置7に入賞した打玉の個数をLEDの点灯によって表示するためのものである。可変表示装置6が可変表示中に、第1の可変入賞球装置7に打玉が入賞すれば、その入賞ごとに記憶数がカウントアップされ、記憶数に応じた数のLEDが点灯される。可変表示装置6は、1回の可変表示が停止した後、次の可変表示が開始できる状態になるまで待って、記憶された第2の図柄用の始動入賞に基づいて、次の可変表示を開始する。第2の図柄用の始動入賞記憶の上限値は、4個に定められている。
【0017】
可変表示装置6は、さらに、飾り図柄表示部47を有する。この飾り図柄表示部47は、7セグメント表示器で構成され、「0〜9」の10個の数字図柄を可変表示するためのものである。飾り図柄表示部47に停止表示された図柄は、たとえば、遊技場側が、停止図柄の種類に応じて、大当り時に遊技者に払出した景品球を景品等と交換するか、または、払出した景品球を遊技者にそのまま遊技に使用させるかなどの条件を設定する場合に用いられる。
【0018】
次に、第1の可変入賞球装置7について説明する。第1の可変入賞球装置7は、通称、普通電動役物と呼ばれるものである。第1の可変入賞球装置7の頂部には、第2の図柄用始動入賞口50が設けられている。第2の図柄用始動入賞口50に打玉が入賞することにより前述の可変表示装置6の可変表示が開始される。第2の図柄用始動入賞口50の左右両側には、遊技領域2の左右方向に所定範囲で回動可能な開閉翼片51a,51bが設けられている。開閉翼片51a,51bは互いに離れる方向に回動した状態(以下、「開成状態」という)では第2の図柄用始動入賞口50の開口が大きくなり、打玉が入賞しやすくなる。また、開閉翼片51a,51bが互いに近づく方向に回動した状態(以下、「閉成状態」という)では、第2の図柄用始動入賞口50の開口が狭められて、打玉が入賞しにくくなる。
【0019】
第1の可変入賞球装置7は、さらに、第1の図柄用表示部52を含む。第1の図柄用表示部52は、7セグメント表示器で構成され、「0」,「1」,「3」,「5」,「7」,「9」の6種類の数字図柄を可変表示する。これらの図柄を「第1の図柄」という。第1の図柄用表示部52の図柄の変動は、第1の図柄用始動口9a,9bのいずれかを打玉が通過し、その通過玉が検出されたことに応答して開始される。第1の図柄用表示部52における変動が停止した時点で、「7」の図柄が表示されている場合には、開閉翼片51a,51bが、所定時間、開成状態となる。
【0020】
第1の可変入賞球装置7は、さらに、第1の図柄用記憶表示LED53を含む。第1の図柄用記憶表示LED53は、第1の図柄用始動口9a,9bを通過した打玉の個数を記憶するためのものである。第1の図柄用表示部52において変動表示中のとき、または開閉翼片51a,51bが開成状態となっているときに第1の図柄用始動口9a,9bのいずれかに打玉が通過すれば、その通過玉の検出が記憶され、その記憶数に応じたLEDが点灯される。第1の図柄変動用の始動記憶数の上限値は、4個に定められている。第1の図柄用の始動記憶がある場合は、第1の図柄用表示部52における変動表示が停止した後、または、開閉翼片51a,51bが開成状態から閉成状態へと切換えられた後に、再度、第1の図柄用表示部52における変動表示が開始される。
【0021】
次に、第2の可変入賞球装置8について説明する。第2の可変入賞球装置8には、大入賞口55が設けられている。大入賞口55には、遊技領域2の前後方向に所定範囲で回動可能な開閉板56が備えられている。第2の可変入賞球装置8は、通常時には、開閉板56が閉成して打玉が大入賞口55へ入賞することが不可能な遊技者にとって不利な第2の状態となっている。そして、第1の可変入賞球装置7に打玉が入賞したことに基づいて可変表示装置6の第2の図柄表示部41において可変表示が開始された後に停止制御され、その停止時の表示結果が予め定められた特定の表示態様の組合せ(後述)となったときは、「大当り」が発生し、開閉板56が開成して打玉が大入賞口55に入賞することが可能な遊技者にとって有利な第1の状態となる。
【0022】
第2の可変入賞球装置8の第1の状態は、開閉板56が開成状態となった後に、29.5秒の経過あるいは大入賞口55への打玉の10個の入賞のうち、いずれか早い方の条件が成立したことにより終了して、第2の可変入賞球装置8が第2の状態となる。
【0023】
また、第2の可変入賞球装置8の大入賞口55の内部には、通称「Vポケット」と呼ばれる特定領域57が設けられている。第1の状態となっている第2の可変入賞球装置8に入賞した打玉が、この特定領域57に入賞すれば、その特定入賞玉が特定領域スイッチ(図示せず)により検出され、その回の第2の可変入賞球装置8の第1の状態が終了するのを待って、再度、第2の可変入賞球装置8を第1の状態に駆動制御する繰返継続制御が行なわれる。この繰返継続制御の上限回数は、たとえば16回に定められている。
【0024】
第2の可変入賞球装置8の大入賞口55の内部には、さらに、大入賞口用飾りLED58と、大入賞玉個数表示用LED59とが設けられている。大入賞口用飾りLED58は、第2の可変入賞球装置8が第1の状態となり開閉板56が開成状態となっているときに点灯する。また、大入賞玉個数表示用LED59は、大入賞口55に入賞した打玉の個数を表示するためのものであり、第2の可変入賞球装置8の第1の状態を終了させる条件の1つである大入賞玉が10個に至ったことを遊技者に報知するための手段である。
【0025】
前述の遊技盤1の構成により、本実施例のパチンコ遊技機では、打玉が遊技領域2に打込まれた後、その打玉が遊技領域2の上方から下方へ流下し、その過程で、第1の図柄用始動口9a,9bのいずれかを通過すれば、第1の図柄用表示部52において図柄の変動が開始される。通常時には、第1の図柄の中の「7」の図柄が、当り図柄として定められている。そして、第1の図柄用表示部52における変動が停止した時点で、「7」の図柄が表示されている場合には、第1の可変入賞球装置7の開閉翼片51a,51bが開成状態となる。開閉翼片51a,51bが開成状態となることにより、打玉が第1の可変入賞球装置7に入賞しやすい状態となる。
【0026】
第1の可変入賞球装置7に打玉が入賞すると、可変表示装置6の可変表示が開始される。可変表示装置6の可変表示が停止されたときに、その表示結果が予め定められた特定の表示態様の組合せとなっていれば、第2の可変入賞球装置8の開閉板56が開成状態となり、遊技者にとって有利な第1の状態となる。第2の可変入賞球装置8が第1の状態となることにより、打玉の入賞率が通常時と比較して大幅に高くなり、遊技者に付与される遊技価値が大きくなる。遊技者は、本実施例のパチンコ遊技機においてこれらの一連のパチンコ遊技を楽しむ。
【0027】
また、本実施例のパチンコ遊技機においては、可変表示装置6の可変表示の結果が予め定められた所定の表示状態の組合せとなった場合に、第1の可変入賞球装置7の開閉翼片51a,51bを開成状態とする確率を高くする高確率変動の制御を行なう。以下の説明では、高確率変動の制御が行なわれている期間を「高確率時」という。
【0028】
すなわち、第2の図柄用表示部41において停止図柄の組合せが所定の組合せとなった場合に、第1の図柄における当り図柄の種類を増やす。こうすることにより、次に第1の図柄用始動口9a,9bのいずれかを打玉が通過して第1の図柄用表示部52の図柄の変動が開始されれば、その変動が開閉翼片51a,51bを開成状態とするきっかけとなる当り図柄で停止される確率を高くする。これにより、第1の図柄用始動口9a,9bと、第1の図柄用表示部52と、第1の可変入賞球装置7と、可変表示装置6と、第2の可変入賞球装置8とを組合せて行なうパチンコ遊技が変化性に富んだ面白味のあるものになる。
【0029】
次に、本実施例によるパチンコ遊技に用いられる制御回路について説明する。図2は、メイン制御回路61の構成を示すブロック図であり、図3は、サブ制御回路91の構成を示すブロック図である。本実施例では、これらメイン制御回路61とサブ制御回路91とにより、パチンコ遊技を所定の手順で制御する。
【0030】
図2を参照して、メイン制御回路61の構成について説明する。メイン制御回路61は、制御用プログラムに従ってパチンコ遊技機の各種機器を制御するための基本回路(以下、「メイン基本回路」という)62と、このメイン基本回路62からの制御指令を受けて駆動する各種の装置用の回路63〜73とを含む。装置用の回路としては、スイッチ回路63と、LCD回路64と、LED回路65と、ソレノイド回路66と、情報出力回路67と、アドレスデコード回路68と、ランプ回路69と、サブCPUコマンド出力回路70と、定期リセット回路71と、初期リセット回路72と、電源回路73とがある。
【0031】
メイン基本回路62の内部には、制御用プログラム等を記憶しているROM(Read Only Memory)と、その制御用プログラムに従って制御動作を行なうためのCPU(Central Processing Unit )と、CPUのワーク用メモリとして機能するRAM(Random Access Memory)と、I/O(Input Output)ポートと、クロック発生回路とが設けられている。なお、メイン基本回路62の内部構成については図示を省略する。
【0032】
スイッチ回路63は、第1の図柄用始動口9a,9bを通過する打玉を検出するための第1の図柄用始動口スイッチ75と、第1の可変入賞球装置7に入賞した打玉を検出するための第1の可変入賞球装置用スイッチ76と、第2の可変入賞球装置8の大入賞口に入賞した打玉を検出するための大入賞玉個数カウントスイッチ77と、大入賞口55に入賞した打玉がその上限値(10個)に至ったか否かを検出するための大入賞口用上限値検出スイッチ78と、大入賞口55の内部に設けられた特定領域57に入賞した打玉を検出するための特定領域用スイッチ79とのそれぞれからの検出信号をメイン基本回路62に送信するための回路である。
【0033】
LCD回路64は、メイン基本回路62からの制御信号に従って、可変表示装置6の第2の図柄用表示部41の表示を制御するためのLCD表示器80を駆動制御するための回路である。LCD回路64からLCD表示器80に送信される信号の中には、図示したように、コマンド信号としてのCD0〜CD7と、初期化信号であるINTとが含まれる。さらに、LCD回路64とLCD表示器80とを接続する信号線には、電源供給のための+12V線と、+5V線と、3本のグランド信号線であるGND線とがある。
【0034】
LED回路65は、第2の可変入賞球装置8の大入賞口55を装飾するための大入賞口用飾りLED58の点灯を制御するための回路である。
【0035】
ソレノイド回路66は、開閉翼片51a,51bを駆動するための開閉翼片用ソレノイド83と、開閉板56を駆動するための開閉板用ソレノイド84とに接続されている。ソレノイド回路66は、メイン基本回路62からの指令信号に応答して、所定のタイミングで開閉翼片用ソレノイド83と、開閉板用ソレノイド84とを作動させる。
【0036】
情報出力回路67は、メイン基本回路62から与えられるデータ信号に基づいて、パチンコ遊技中に確率変動の制御が行なわれたか否かを示す確率変動情報と、第1の図柄用記憶表示LED53および第2の図柄用記憶表示LED45に記憶された記憶個数のうち実際に第1の図柄用表示部52と第2の図柄用表示部41とにおける図柄の変動の始動に使用された個数を示すための有効始動情報と、第2の図柄用表示部41の可変表示の結果大当りが発生したことを示すための大当り情報とをホストコンピュータであるホール用管理コンピュータ等に対して出力するための回路である。
【0037】
アドレスデコード回路68は、メイン基本回路62から送られてきたアドレス信号を解読(デコード)し、メイン基本回路62の内部に含まれるROM,RAM,I/Oポート等のうちのいずれか1つを選択するための信号を出力する回路である。
【0038】
ランプ回路69は、サイドランプ28a,28bと、アタッカ用ランプ29a,29bと、風車ランプ30a,30bと、袖ランプ32a,32bと、レール飾りランプ33a,33b,33c,33dとの点灯を制御するための回路である。
【0039】
サブCPUコマンド出力回路70は、後記図3に示すサブ制御回路91の基本回路(以下、「サブ基本回路」という)92へデータ信号を出力するための回路である。サブCPUコマンド出力回路70からサブ基本回路92に送られるデータ信号としては、図示したように、DATA0〜DATA6がある。
【0040】
定期リセット回路71は、メイン基本回路62に対し、定期的(たとえば2msecごと)にリセットパルスを与え、所定のゲーム制御用プログラムを先頭から繰返し実行させるための回路である。
【0041】
初期リセット回路72は、電源投入時にメイン基本回路62をリセットするための回路である。この初期リセット回路72から送られてきた初期リセットパルスに応答して、メイン基本回路62は、パチンコ遊技機を初期化する。
【0042】
これらの定期リセット回路71と初期リセット回路72とが発するリセット信号R_RESETは、メイン基本回路62に送られるとともに、サブ基本回路92へも送られる。
【0043】
電源回路73は、AC24Vの交流電源に接続されて、複数種類の直流の電圧をメイン制御回路61に供給するための回路である。
【0044】
次に、図3を参照してサブ制御回路91の構成について説明する。サブ制御回路91は、サブ基本回路92と、LED回路93と、音声合成回路94と、音量増幅回路95とを含む。
【0045】
サブ基本回路92は、前記図2に示したサブCPUコマンド出力回路70から出力されたデータ信号DATA0〜6と定期リセット回路71から出力されたリセット信号R_RESETとに応じて、LED回路93と音声合成回路94とに、制御信号を発するための回路である。
【0046】
LED回路93は、サブ基本回路92からの指令信号を受けて、可変表示装置用飾りLED26a,26bと、サイド用飾りLED27a,27bと、肩LED31a,31bと、第2の図柄用記憶表示LED45と、飾り図柄表示部47と、第1の図柄用表示部52と、第1の図柄用記憶表示LED53とを点灯制御する。
【0047】
音声合成回路94は、サブ基本回路92から出力された音声発生指令信号に応答して、音声データを生成し、その音声データを音量増幅回路95に送る。音量増幅回路95は、与えられた音声データを所定のレベルに増幅して、スピーカ(図示せず)から効果音として発する。
【0048】
図4は、第1の図柄用表示部52に表示される第1の図柄を説明するための説明図である。第1の図柄用表示部52は、「0」,「1」,「3」,「5」,「7」,「9」の6種類の図柄を順次切換えて表示する。1つの図柄の表示時間は、0.020秒であり、6種類の図柄をすべて表示し終わる1周期は、0.120秒である。
【0049】
図5は、第1の図柄の停止表示を制御するためのランダムカウンタの内容を示す説明図である。ランダムカウンタとは、パチンコ遊技機を制御するために用いられる乱数値を発生するための計数手段である。第1の図柄用表示部52における図柄の変動を制御するためのランダムカウンタとしては、C_RND2と、C_RND_Fとがある。C_RND2は、第1の図柄用表示部52において停止表示される図柄を当り図柄とするか否かを決定するためのランダムカウンタである。C_RND2は、「3〜13」の範囲で、1ずつ加算される。この加算処理は、制御用プログラムによる割込処理が1回実行されるごとに1回行なわれる。
【0050】
C_RND_Fは、第1の図柄用表示部52における停止図柄の種類を決定するためのランダムカウンタである。C_RND_Fは、「0〜5」の範囲で、1ずつ加算される。この加算処理は、制御用プログラムによる割込処理の余り時間に1回ずつ行なわれる。
【0051】
図6は、第1の図柄用表示部52における当り/はずれを決定し、その停止図柄の種類を決定するための手順を示すブロック図である。なお、以下の説明では、第1の図柄用表示部52の変動表示の結果による当りを「小当り」という。メイン基本回路62のCPUは、前記図5に示したC_RND2の値が「7」であれば、第1の図柄用表示部52における停止表示の結果小当りが発生するように図柄の変動を制御する。このとき停止表示される小当り図柄はC_RND_Fの値が「4」である場合に対応する図柄であり、前述したように「7」の図柄である。
【0052】
一方、CPUは、C_RND2の値が「7」以外のときは、第1の図柄用表示部52の停止表示の結果、はずれとなるように変動表示を制御する。このときの停止図柄は、C_RND_Fの値により決定される。ただし、CPUは、C_RND_Fの値が、当り図柄である「7」に対応する「4」であれば、読出したC_RND_Fの値に1を加算し、強制的に他の図柄を表示するように調整する。C_RND2は、「3〜13」の11個の値を計数し、そのうちの1つの値である「7」であれば小当りが発生する。したがって、第1の図柄用表示部52において小当りが発生する確率は、1/11である。
【0053】
また、CPUは、高確率時には、C_RND2の値が「8」以外であれば、小当りを発生させ、「8」のときは、はずれとする。したがって、高確率時には、第1の図柄用表示部52において小当りが発生する確率が10/11となる。
【0054】
図7は、第1の図柄の停止図柄を決定するためのC_RND_Fの値と第1の図柄の停止図柄の種類との対応関係を示す説明図である。図示したように、C_RND_Fの値と第1の図柄の種類とは、値の「0」と図柄の「0」、値の「1」と図柄の「1」、値の「2」と図柄の「3」、値の「3」と図柄の「5」、値の「4」と図柄の「7」、値の「5」と図柄の「9」がそれぞれ対応する。前述したように小当りの発生のきっかけとなる図柄「7」は、C_RND_Fの値「4」に対応している。
【0055】
図8は、第1の図柄用表示部52における時間の経過に伴う変動・停止を示すタイミングチャートである。第1の図柄用始動口9a,9b(図1参照)を打玉が通過し、その通過玉が第1の図柄用始動口スイッチ75a,75b(図2参照)に検出される。その検出パルスの立上がりのタイミングで、メイン基本回路62のCPUによりC_RND2が抽出され、その値がメイン基本回路62(図2参照)のRAMに格納される。
【0056】
そして、第1の図柄用始動口スイッチ75a,75bの検出パルスが出力されてから0.005秒後に、CPUは、RAMに格納しているC_RND2の値の読出およびチェックと、C_RND_Fの抽出とを行なう。それと同時に、CPUからの指令により第1の図柄用表示部52における図柄の変動表示が開始される。
【0057】
第1の図柄用表示部52における変動表示は、通常時には28.00秒間行なわれ、高確率時には8.00秒間行なわれる。高確率時において、変動表示時間を短縮するのは、以下の理由による。高確率時には、第1の可変入賞球装置7への打玉の入賞確率が高いために、打玉の入賞タイミングの間隔が短くなる。したがって、始動入賞記憶数が比較的早いテンポでカウントアップされるので、第1の図柄の変動を長時間行なうようにしていると、その間に、始動入賞記憶が上限値(4個)に至ってしまうことがある。始動入賞記憶数が上限値に至っている場合には、それ以上始動入賞しても、その入賞は記憶されずに無効となる。このような状態のときには、遊技者は、打玉が無駄にならないように、打球操作ハンドルの操作を止めること(以下、これを「止打ち」という)が多い。遊技者が止打ちしているときには、パチンコ遊技機におけるパチンコ玉の消費が停止するので、パチンコ遊技機の稼働率が低下することになる。
【0058】
このような不具合を防止するために、本実施例では、第1の図柄用表示部52における変動表示時間を短縮することより、第1の図柄用始動口9a,9bを打玉が通過した後に、短い時間で次の回の第1の図柄の変動表示が開始されるように構成している。これにより、第1の図柄用の始動記憶が、速やかに消化されるので、遊技者が止打ちすることが少なくなる。したがって、パチンコ遊技機の稼働率の低下が防止でき、遊技場側にとっての経営上の不都合が極力発生しないようにすることができる。
【0059】
図9は、第1の図柄用表示部52の変動・停止と、第1の可変入賞球装置7の開放・閉鎖との時間経過に伴う関係を示すタイミングチャートである。第1の図柄用表示部52における変動表示が停止された後に、0.002秒が経過するとメイン基本回路62(図1参照)のCPUにより停止図柄がチェックされる。CPUは、第1の図柄用表示部52における停止図柄が小当り図柄であれば、第1の可変入賞球装置7の開閉翼片51a,51bを互いに離れる方向に駆動するために、ソレノイド回路66(図2参照)へ制御指令を送る。これに応答してソレノイド回路66は、開閉翼片用ソレノイド83(図2参照)を駆動制御して、開閉翼片51a,51bを作動させて第1の可変入賞球装置を開放状態とする。第1の可変入賞球装置7がCPUの制御指令に応答して開放状態となるのは、第1の図柄用表示部52における変動表示が停止した後0.004秒が経過してからである。
【0060】
第1の可変入賞球装置7の開放状態は、通常時は0.500秒が経過した後に終了する。また、高確率時には、2.500秒が経過した後に終了する。第1の可変入賞球装置の開放状態が終了すれば、CPUは、第1の図柄用始動記憶があるか否かを判定し、始動記憶があれば、C_RND2の抽出と格納とを行なう。そして、CPUは、第1の可変入賞球装置7の開放状態が終了してから0.002秒後にRAMを参照し、RAMに格納している次の第1の図柄の変動表示を制御するためのC_RND2の値の読出およびチェックを行なう。同時に、CPUは、C_RND_Fの値を抽出する。そして、CPUは、それらの値に基づいて、前記図8に示した第1の図柄用表示部52の変動表示を制御し、その変動表示が停止した後に、再び、図9に示す第1の図柄の停止図柄のチェックとそれに基づいた第1の可変入賞球装置7の開放・閉鎖の制御を行なう。
【0061】
次に、図10〜図18を参照して可変表示装置6の可変表示の制御について説明する。
【0062】
図10は、可変表示装置6の可変表示の制御に用いられるランダムカウンタの種類とその内容とを示す説明図である。可変表示装置6の制御に用いられるランダムカウンタには、C_RND1と、C_RND_ZU1〜ZU3と、C_RND_LINEとがある。
【0063】
C_RND1は、可変表示装置6の可変表示の結果、大当りとするか否かを決定するためのランダムカウンタである。C_RND1は、「0〜219」の範囲で1ずつ加算される。加算は、制御用プログラムによる割込処理において1回ずつ行なわれる。
【0064】
C_RND_ZU1〜ZU3は、可変表示装置6の第2の図柄用表示部41における左側,中央,右側の図柄表示領域42a,42b,42cにそれぞれ停止表示される図柄を決定するためのランダムカウンタである。C_RND_ZU1は、「0〜19」の範囲で3ずつ加算される。この加算は、制御用プログラムによる割込処理の余り時間に1回ずつ行なわれる。C_RND_ZU2は、「0〜18」の範囲で1ずつ加算される。この加算は、C_RND_ZU1の桁上げのときに1回ずつ行なわれる。C_RND_ZU3は、「0〜19」の範囲で1ずつ加算される。この加算は、C_RND_ZU2の桁上げのときに1回ずつ行なわれる。
【0065】
C_RND_LINEは、C_RND1の値の判定により大当りとすることが決定された場合に、その大当りが5本の当りライン(図1参照)のうちのどの当りラインで大当りとするかを決定するためのランダムカウンタである。C_RND_LINEは、「0〜37」の範囲で1ずつ加算される。この加算は、C_RND_ZU3の桁上げのときに1回ずつ行なわれる。
【0066】
図11は、第2の図柄用表示部52における大当り/はずれを決定し、第2の図柄の停止図柄の種類を決定するための手順を示すブロック図である。C_RND1の値が「3」のときには、可変表示装置6の可変表示を、大当りとなる図柄の組合せで停止させることが決定される。「3」以外のときは、はずれとすることが決定される。大当りとすることが決定された場合は、C_RND_LINEの値により、大当りとする図柄の種類と当りラインの位置とを決定する。また、はずれとすることが決定された場合は、C_RND_ZU1〜ZU3の値により、左側,中央,右側の図柄表示領域42a,42b,42cの停止図柄の種類を決定する。なお、はずれとする場合に、C_RND_ZU1〜ZU3の値が、大当り図柄に対応する値と一致した場合は、C_RND_ZU2の値に1を加算して、強制的にはずれ図柄の組合せを成立させる。
【0067】
図12は、可変表示装置6において可変表示される第2の図柄の配列構成を示す説明図である。同図において、星マーク以外の図柄が大当り図柄である。これらの大当り図柄が、5本の当りライン(図1参照)のいずれかのライン上で3つ揃った場合に大当りが発生する。第2の図柄は、左側,中央,右側のそれぞれの図柄表示領域42a,42b,42cによって、図柄の配列が異なっている。
【0068】
左側,右側の図柄は各々20個であり、中央の図柄は左側,右側よりも1個少ない19個である。前述したように第2の図柄の変動は、左側,右側,中央の順で停止する。したがって、本実施例のように、最後に停止する中央の図柄表示領域42bにおいて、変動させる図柄数を少なくしていれば、大当り図柄で停止する見かけ上の確率が高くなる。これにより、たとえば、リーチ発生時などにおいて、中央の図柄の変動を注視している遊技者が興趣を得ることができる。
【0069】
図示した各図柄のうち、「盾」図柄と「冠」図柄、および、「コイン」図柄と「王冠」図柄は、第2の図柄用表示部41においてそれぞれが同時に停止表示される状態が発生し得るように構成されている。たとえば、「盾」図柄が5本の当りラインのうちの上段の当りラインで3つ揃った場合は、同時に下段の当りラインで「冠」図柄が3つ揃った状態が発生する。このように、大当り図柄が、第2の図柄用表示部41おいて2組揃った状態を、「ダブル大当り」という。
【0070】
そして、本実施例のパチンコ遊技機においては、可変表示装置6の可変表示の結果、「7」図柄による大当りが発生した場合と「ダブル大当り」が発生した場合とには、前述の高確率変動の制御を行なう。すなわち、「7」図柄による大当りと「ダブル大当り」による大当りとが高確率変動のきっかけとなる「確変大当り」である。
【0071】
図13は、C_RND_LINEの値と、その値に対応する大当り図柄の種類と、当りラインの位置との対応関係を示す説明図である。C_RND_LINEの値の「00」〜「31」,「34」〜「37」には、図示したような大当り図柄の種類と当りラインの位置とが対応づけられている。また、値の「32」と「33」には、それぞれ前述のダブル大当り図柄とダブル大当りの当りラインの位置とが対応づけられている。たとえば、C_RND_LINEの値が「00」であれば、「冠」図柄を上段の当りライン上で3つ揃えて大当りを発生させる。また、C_RND_LINEの値が「32」であれば、「盾」図柄を上段の、「冠」図柄を下段の当りライン上で同時に3つ揃えてダブル大当りを発生させる。
【0072】
次に、可変表示装置6における図柄の変動表示を制御するための具体的手順について説明する。
【0073】
図14は、第2の図柄用表示部41における図柄の変動状態の種類を説明する説明図である。図柄の変動状態には、A〜Dの4種類の変動状態がある。
【0074】
変動状態Aでは、1.00秒間少しずつ変動速度を速くして、その後、一定の速度にする。左側,中央,右側の図柄表示領域42a,42b,42cのそれぞれで表示される20種類の図柄をすべて表示し終わる1周期の時間は、2種類用意されている。変動状態Aのうちの所定の場合に特別の変動表示を行なう変動状態AAの場合は、図柄の変動表示における1周期が約0.362秒である。通常時の変動状態Aの場合は、変動表示における1周期が約0.381秒である。
【0075】
変動状態Bでは、約0.633秒間徐々に変動速度を遅くして、その後変動表示を停止し、残る時間には停止表示したままの状態にする。
【0076】
変動状態Cは、0.400秒間少しずつ変動速度を速くした後に、ゆっくりした変動速度で表示を制御する。この変動状態Cにおけるゆっくりとした変動速度で表示を制御する場合には、1つの図柄の表示時間を約0.267秒とする。
変動状態Dでは、大当りの対象となる図柄の2図柄手前から0.384秒間、変動速度を少しずつ遅くし、次の0.533秒間に変動速度を一定にし、その後、0.384秒間に停止図柄の2図柄後まで少しずつ加速した変動速度で表示を行なう。また、第2の図柄用表示部41において2本の当りライン上のそれぞれで、あと1図柄同じ種類の図柄が揃えば大当りとなる状態となる「ダブルリーチ」が発生しているときには、その2つのリーチ図柄の間の図柄を前記大当りの対象となる図柄に置換えた形で前述の表示制御を行なう。変動状態Dにおけるすべての図柄の表示が完了する1周期は、2.233秒である。また、変動状態Dにおいて、前述した表示制御を行なうとき以外のときには、1図柄の表示時間が約0.067秒となるような速い速度で変動表示を行なう。
【0077】
図15〜18を参照して、可変表示装置6における第2の図柄の変動表示の手順を説明する。なお、各図において※マークを記した時間は高確率時の時間である。
【0078】
図15は、大当りを発生させず、また、リーチも成立させないときの通常時における可変表示装置6の可変表示の制御手順を示すタイミングチャートである。第1の可変入賞球装置7に打玉が入賞し、その入賞玉が第1の可変入賞球装置用スイッチ76(図2参照)により検出される。その検出パルスが立上がるタイミングで、メイン基本回路62(図2参照)のCPUによりC_RND1の値が抽出され、RAMに格納される。そして、CPUは、第1の可変入賞球装置7への打玉の始動入賞が検出された後、0.002秒が経過した後に、検出パルスの立下がりのタイミングで、RAMに格納されているC_RND1の値の読出および判定を行なう。同時に、CPUは、C_RND_ZU1〜ZU3の値の抽出を行なう。CPUは、C_RND1の値によりはずれとすることを決定し、その決定結果に基づいて可変表示装置6の可変表示を制御する。
【0079】
メイン基本回路62は、CPUの決定結果に基づいて、LCD回路64(図2参照)に制御指令を送り、LCD回路64は、この制御指令に基づいて可変表示装置6のLCD表示器80(図2参照)にコマンド信号CD0〜CD7,INTを送る。これにより、可変表示装置6において、始動入賞があった後に、0.216〜0.230秒経過した後に、左側,中央,右側の図柄表示領域42a〜42cのそれぞれで一斉に第2の図柄の変動を開始させる。
【0080】
左側の図柄表示領域42aでは、変動を開始してから5.340秒間は変動状態Aの表示制御を行なう。その後、0.900秒間は変動状態Bの制御を行なう。この変動状態Bでは、初めに、C_RND_ZU1の値により決定された停止図柄の6図柄手前の図柄がセットされ、その後0.900秒間のうちに6図柄分の変動表示を行ない、最終的に、予め定めた停止図柄で変動表示が停止するように制御が行なわれる。高確率時には、変動状態Aの時間は、2.840秒とする。これは、前述の第1の図柄の変動時間を短縮したのと同じ理由で、この可変表示装置6における高確率時の第2の図柄の変動時間を短縮して、第2の図柄の始動記憶が速やかに消化されるようにするためである。
【0081】
右側の図柄表示領域42cでは、変動が開始されてから6.240秒間にて変動状態Aで変動表示が制御され、その後、0.900秒間にて変動状態Bで変動表示が制御される。変動状態Bにおける表示の制御は、前述の左側の図柄表示領域42aと同様に、予め定めた停止図柄の6図柄手前の図柄をセットした後、0.900秒間でその6図柄を変動させ、最終的に、決定した停止図柄で変動表示を停止制御する。また、高確率時には、左側と同様に変動状態Aの時間を3.740秒に短縮する。
【0082】
中央の図柄表示領域42bでは、変動表示を開始してから7.140秒間変動状態Aで表示制御し、その後、0.650秒変動状態Bで変動表示を制御する。変動状態Bにおける表示制御は、予め定めた停止図柄の6図柄手前の図柄をセットした後、0.650秒間でその6図柄を変動表示し、最終的に、決定した停止図柄で変動表示を停止させる。また、高確率時には、左側,右側と同様に変動状態Aの時間を4.640秒に短縮する。
【0083】
図16は、可変表示装置6の可変表示中にリーチを発生させるときの表示制御の手順を示すタイミングチャートである。なお、同図に示す制御手順は、リーチが成立し、その後中央の図柄表示領域42bにおいて大当り図柄および大当り図柄の前後1図柄および大当り図柄の前後2図柄以外を停止図柄とする場合の制御手順である。第2の図柄を可変表示するための始動入賞があってから第2の図柄の可変表示が開始されるまでの手順は、前記図15に示した内容と同等であるので、説明を省略する。
【0084】
左側の図柄表示領域42aでは、変動表示が開始されてから5.340秒間変動状態Aで表示が制御され、その後、1.00秒間変動状態Bで表示が制御される。変動状態Bでは、予め定めた停止図柄の6図柄手前の図柄をセットした後、1.00秒間でその6図柄を変動表示し、最終的に、決定した停止図柄で表示を停止させる。また、高確率時には、変動状態Aの時間を2.840秒とする。
【0085】
右側の図柄表示領域42cでは、変動表示が開始されてから6.340秒間変動状態Aで表示を制御し、その後、0.650秒間変動状態Bで表示を制御する。変動状態Bでは、0.650秒間で6図柄分の変動表示を行なった後、最終的に、予め定めた停止図柄で変動表示を停止させる。また、高確率時には、前述と同様に変動状態Aの時間を3.840秒に短縮する。
【0086】
中央の図柄表示領域42bにおける変動表示の制御手順には、通常時と短縮時との2通りがある。通常時には、変動表示が開始されてから6.990秒間変動状態Aで表示を制御した後、6.300〜11.100秒間変動状態Cで表示が制御される。この変動状態Cでは、前記図12に示した図柄ポジション「00」の図柄をセットした後、C_RND_ZU2によって決定された停止図柄で表示を停止させるために、6.300〜11.100秒間で21〜39個の図柄を変動表示させる。
【0087】
一方、高確率時においては、変動表示を短縮時間で制御する。すなわち、高確率時には、変動表示が開始されてから4.490秒間にて変動状態Aで表示を制御した後、0.650秒間にて変動状態Bで表示を制御する。変動状態Bでは、前述したように6図柄分の変動表示を制御し、最終的に予め定めた停止図柄で変動を停止させる。
【0088】
前述の変動状態Cは、リーチを成立させたときに行なわれる特有の表示制御であり、中央の図柄表示領域42bにおいて比較的長い時間変動表示を行なって遊技者の期待感を煽るようにしている。しかしながら、前述したように高確率時には、速やかに変動表示を終了させる必要がある。そこで、本実施例では、高確率時に変動状態Cの表示制御を行なわず、その代わりに、変動状態Bで時間を短縮させて表示を制御するようにしている。
【0089】
図17は、前記図16に示したと同様にリーチを成立させるときの変動表示の制御手順を示すタイミングチャートである。この図17に示した制御は、リーチを成立させた後、中央の図柄表示領域42bにおいて大当り図柄の前後1図柄または前後2図柄を停止図柄とするときの制御手順である。始動入賞が検出されてから変動表示が開始されるまでの制御手順は前記図15に示した内容と同様であるので説明を省略する。また、左側と右側との図柄表示領域42a,42cにおける制御手順も前記図16に示した内容と同様であるので説明を省略する。
【0090】
中央の図柄表示領域42bでは、大当り図柄の2図柄前後で停止制御するときと、大当り図柄の1図柄前後で停止制御するときとで制御手順の内容が異なる。
【0091】
2図柄前後で停止させるときは、変動表示が開始されてから6.990秒間変動状態Aで表示を制御した後、10.540秒間変動状態Cで表示を制御し、その後、13.140〜15.650秒間変動状態Dで表示を制御する。変動状態Cでは、前記図12に示した図柄ポジション「00」の図柄をセットした後、10.540秒間で39個の図柄を変動表示させる。また、変動状態Dでは、13.140〜15.650秒間で19〜23個の図柄の変動表示を行ない、最終的に予め定めた停止図柄で変動を停止させる。
【0092】
一方、1図柄前後で停止させるときは、変動状態Dの時間を15.650〜17.840秒とし、この間に39〜41個の図柄の変動表示を行なう。なお、前述と同様に、変動状態Aの時間は、高確率時には、4.490秒に短縮する。
【0093】
図18は、リーチを成立させた後、最終的に大当りとするときの変動表示の制御手順を示すタイミングチャートである。始動入賞を検出してから右側の図柄表示領域42cの変動表示を停止させるまでの制御手順は前記図17に示した内容と同様であるので、説明を省略する。
【0094】
大当りを発生させる場合には、中央の図柄表示領域42bにおいて、6.990秒間にて変動状態Aで表示を制御した後、10.540秒間にて変動状態Cで表示を制御し、39図柄分の変動表示を行なう。その後、18.370〜19.550秒間にて変動状態Dで表示を制御し、60〜76図柄分の変動表示を行なった後、最終的に予め定めた大当り図柄で変動を停止させる。
【0095】
前述したように、本実施例によるパチンコ遊技機では、大当りおよびリーチを発生させない通常時と、大当り図柄の前後1図柄および前後2図柄以外で停止制御する場合のリーチ時と、大当り図柄の前後1図柄または前後2図柄で停止制御するときのリーチ時と、最終的に大当り図柄で停止制御する大当り発生時とのそれぞれにおいて、可変表示装置6の可変表示の態様を異ならせている。したがって、遊技者は、以上の4種類の状態に応じた可変表示の変化を楽しみつつ遊技を行なうことができる。
【0096】
前記第2の図柄用表示部41により表示状態が変化可能な可変表示部が構成されている。前記可変表示装置6により可変表示部の表示結果を時期を異ならせて複数導出表示させる可変表示装置が構成されている。前記ランダムカウンタC_RND1と、C_RND_ZU1〜ZU3と、C_RND_LINEとにより可変表示部の表示結果の内容を決定する表示内容決定手段が構成されている。
【0097】
前記メイン基本回路62と、そのメイン基本回路62の内部に備えられているCPUと、CPUの動作手順を定めるためのROMに格納された制御用プログラムと、LCD回路64とにより可変表示部の複数の表示結果のうちの一部の表示結果がいまだに導出表示されていない段階において、すでに導出表示されている可変表示部の表示態様が特定の表示態様の組合せとなる表示条件を満たしている場合に、表示内容決定手段の決定内容に応じて一部の表示結果が導出表示されるまでの時間を変化させる可変表示制御手段が構成されている。
【0098】
図19は、可変表示装置6の可変表示の結果、第1の可変入賞球装置7を開放状態とするか否かを決定する第1の図柄用表示部52の変動表示において、小当りを発生させる確率を向上させるか否かを決定する手順を示すタイミングチャート図である。なお、図示において可変表示装置6を「条件装置」として示す。条件装置における可変表示が停止状態から作動状態に切換えられ、その作動状態が停止した後の表示結果が「7」の図柄または「ダブル大当り」の図柄で停止制御されていれば、第1の図柄用表示部52において小当りとする確率を通常レベルから高確率レベルへと切換える。なお、「7」および「ダブル大当り」の図柄により大当りが発生するのは、31通りの組合せである。
【0099】
図20は、第2の可変入賞球装置8の開放・閉鎖の制御手順を示すタイミングチャートである。可変表示装置6において第2の図柄の変動表示が停止された後0.450秒が経過した後に、メイン基本回路62(図2参照)のCPUが、第2の図柄の停止図柄の組合せをチェックする。CPUは、停止図柄の組合せが大当りとなる組合せとなっている場合には、それから16.800秒が経過した後に、ソレノイド回路66(図2参照)に制御指令を送る。その制御指令に基づいて、ソレノイド回路66が開閉板用ソレノイド84を作動させ、第2の可変入賞球装置8を遊技者にとって有利となる第1の状態にする。第2の可変入賞球装置8が遊技者にとって有利な第1の状態となっている時間は29.500秒間である。
【0100】
また、第1の状態が終了した後、2.000秒間は、特定領域用スイッチ79(図2参照)からの検出パルスを受付けることが可能な有効時間として定めている。したがって、第2の可変入賞球装置8が第1の状態となってから、31.500秒間の間に特定領域57に打玉が入賞すれば、引続いて、大当りが継続制御され、第2の可変入賞球装置8が遊技者にとって有利な第1の状態になる。この繰返継続制御は、最大16回繰返される。
【0101】
図21は、第2の可変入賞球装置8の第1の状態の終了と可変表示装置6における可変表示の開始との時間的関係を示すタイミングチャートである。第2の可変入賞球装置8の第1の状態が終了して後、第2の図柄用の始動入賞記憶があった場合は、14.002秒が経過した後に、メイン基本回路62のCPUがRAMに格納されているC_RND1の値の読出および判定を行なう。そして、その後0.216または0.230秒が経過した後に、再び、可変表示装置6が可変表示を開始するようにメイン基本回路62からLCD回路64へ制御指令が送られる。
【0102】
次に、図22〜24を参照して、可変表示装置6に備えられた飾り図柄表示部47における表示制御について説明する。
【0103】
図22は、飾り図柄表示部47の表示制御に用いられるランダムカウンタC_RND_KAZARIの内容を示す説明図である。C_RND_KAZARIの値により、飾り図柄表示部47における停止図柄が決定される。C_RND_KAZARIは、「0〜9」の範囲で1ずつ加算される。加算のタイミングは、制御用プログラムによる割込処理の余り時間に1回ずつ行なわれる。
【0104】
図23は、C_RND_KAZARIの値と飾り図柄の種類との対応関係を示す説明図である。C_RND_KAZARIの値と図柄の種類とは、値の「0〜9」と図柄の種類の「0〜9」とがそれぞれ対応づけられている。
【0105】
図24は、飾り図柄表示部47における変動・停止の制御手順を示すフローチャートである。飾り図柄の変動表示は、第2の図柄用始動入賞が検出されてから0.216〜0.230秒が経過した後に第2の図柄の可変表示が開始され、その可変表示が停止制御された後に0.450秒が経過してから変動表示が開始される。変動表示が開始されると同時にメイン基本回路62のCPUが、C_RND_KAZARIの値を抽出する。そして、11.00秒間飾り図柄表示部47において図柄を変動表示した後、続く0〜0.450秒間で0〜9図柄分の変動表示を行なった後、最終的にC_RND_KAZARIの値により定められた停止図柄で表示を停止させる。
【0106】
図25および図26は、本実施例のパチンコ遊技機の動作状態と各種のランプ類およびLED類の点灯制御との対応関係を示す説明図である。図示したように、アタッカ用ランプ29a,29b等の遊技効果ランプは、大当り発生時に点滅制御される。また、レール飾りランプ33a,33bは、リーチ成立時と大当り発生時における第2の可変入賞球装置8の開放前と開放中と繰返継続制御による次回の開放までの間と第2の可変入賞球装置8の開放後において点滅制御され、特定領域57への打玉の入賞時には、複数のランプを次々と点灯させる点灯移動制御が行なわれる。
【0107】
図示において※印1は、高確率時のみに行なわれる制御であり、ONの512msecとOFFの512msecとを繰返す点滅制御を示す。同様に、風車ランプ30a,30bと、袖ランプ32a,32bと、サイドランプ28a,28bとについての点灯、点滅または点灯移動制御は、図示した通りである。なお、パチンコ遊技中において異常が発生した場合には、風車ランプ30a,30bと袖ランプ32a,32bとが点灯され、異常が発生したことを遊技者ならびに遊技場側の管理担当者に報知する。
【0108】
図26には、第1の図柄用記憶表示LED53と、可変表示装置用飾りLED26a,26bと、サイド用飾りLED27a,27bと、肩LED31a,31bとの点灯または点滅または点灯移動制御が示されている。同図において飾りLED_Aは、可変表示装置用飾りLED26a,26bを示し、飾りLED_Bは、サイド用飾りLED27a,27bを示し、飾りLED_Cは、アタッカ用飾りLED29a,29bを示す。
【0109】
たとえば、飾りLED_Aである可変表示装置用飾りLED26a,26bは、第2の図柄用の始動入賞があった場合と第2の図柄の左側,中央,右側のそれぞれが停止制御されるときと、大当りが発生し繰返継続制御により次回の第1の状態が発生するまでの間とにおいて点滅制御される。そして、可変表示装置用飾りLED26a,26bは、リーチが成立した場合と第2の可変入賞球装置8が開放される直前と開放中と特定領域に打玉が入賞したときとにおいて点灯移動制御される。
【0110】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は、上述の構成に限られるものではなく、様々な変形が可能である。たとえば、上述の実施例構成では、第2の図柄の変動時間を短縮する制御を高確率時に行なうようにしたが、第2の図柄用の始動入賞記憶が所定数(たとえば3個)に至っている時に行なうようにしてもよい。
【0111】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明によれば、特別遊技状態において、遊技者の期待感を盛り上げるべきところとそうでないところとを考慮した表示制御を行なうことができ、特別遊技状態中の遊技をスムーズに進めつつも、遊技者の期待感を盛り上げる場面においては、遊技者の期待感を確実かつ十分に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遊技機の一実施例によるパチンコ遊技機の遊技盤面の構成を示す正面図である。
【図2】同パチンコ遊技機に用いられるメイン制御回路の構成を示すブロック図である。
【図3】同パチンコ遊技機に用いられるサブ制御回路の構成を示すブロック図である。
【図4】第1の図柄の内容を示す説明図である。
【図5】第1の図柄の表示を制御するためのランダムカウンタの内容を示す説明図である。
【図6】第1の図柄による小当り/はずれを決定し、停止図柄の種類を決定するための手順を示すブロック図である。
【図7】第1の図柄用ランダムカウンタと第1の図柄の停止図柄の種類との対応関係を示す説明図である。
【図8】第1の図柄の変動表示の制御手順を示すタイミングチャートである。
【図9】第1の図柄の変動表示と第1の可変入賞球装置の開放制御との関係を示すタイミングチャートである。
【図10】可変表示装置における第2の図柄の表示制御に用いられるランダムカウンタの内容を示す説明図である。
【図11】第2の図柄用ランダムカウンタにより大当り/はずれを決定し、停止図柄を決定する手順を示すブロック図である。
【図12】第2の図柄の一覧を示す説明図である。
【図13】第2の図柄の当りラインを決定するランダムカウンタの値と、当り図柄の種類と、当りラインの位置との対応関係を示す説明図である。
【図14】第2の図柄の変動表示における変動状態の種類とその内容とを示す説明図である。
【図15】第2の図柄の通常時における変動表示の制御手順を示すタイミングチャートである。
【図16】第2の図柄のリーチ発生時における制御手順を示すタイミングチャートである。
【図17】第2の図柄のリーチ発生時における制御手順を示すタイミングチャートである。
【図18】第2の図柄の大当り発生時の制御手順を示すタイミングチャートである。
【図19】第2の図柄の表示結果と第1の図柄の変動表示後の小当り発生との対応関係を示すタイミングチャートである。
【図20】第2の可変入賞球装置の開放状態の制御手順を示すタイミングチャートである。
【図21】第2の可変入賞球装置の開放状態と第2の図柄の変動表示との対応関係を示すタイミングチャートである。
【図22】飾り図柄用ランダムカウンタの内容を示す説明図である。
【図23】飾り図柄用ランダムカウンタの値と飾り図柄の種類との対応関係を示す説明図である。
【図24】飾り図柄の変動表示の制御手順を示すタイミングチャートである。
【図25】パチンコ遊技機の動作状態とランプ類の点灯制御との対応関係を示す説明図である。
【図26】パチンコ遊技機の動作状態とLEDの点灯制御との対応関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1は遊技盤、2は遊技領域、3は誘導レール、4は逆流防止部材、6は可変表示装置、7は第1の可変入賞球装置、8は第2の可変入賞球装置、9a,9bは第1の図柄用始動口、10a,10bは普通入賞口(袖部)、11a,11bは普通入賞口(落とし)、12はアウト口、13a,13bは風車飾り、14a,14bは風車飾り、26a,26bは可変表示装置用飾りLED、27a,27bはサイド用飾りLED、28a,28bはサイドランプ、29a,29bはアタッカ用飾りLED、30a,30bは風車ランプ、31a,31bは肩LED、32a,32bは袖ランプ、33a,33bはレール飾りランプ、41は第2の図柄用表示部、42a,42b,42cは左側,中央,右側の図柄表示領域、43は通過入口、44は通過出口、45は第2の図柄用記録表示LED、47は飾り図柄表示部、50は第2の図柄用入賞口、51a,51bは開閉翼片、52は第1の図柄用表示部、53は第1の図柄用記録表示LED、55は大入賞口、56は開閉板、57は特定領域、58は大入賞口用飾りLED、59は大入賞玉個数表示用LED、61はメイン制御回路、62はメイン基本回路、63はスイッチ回路、64はLCD回路、65はLED回路、66はソレノイド回路、67は情報出力回路、68はアドレスデコード回路、69はランプ回路、70はサブCPUコマンド出力回路、71は定期リセット回路、72は初期リセット回路、73は電源回路、80はLCD表示器、83は開閉翼片用ソレノイド、84は開閉板用ソレノイド、91はサブ制御回路、92はサブ基本回路、93はLED回路、94は音声合成回路、95は音量増幅回路、C_RND1は大当り決定用ランダムカウンタ、C_RND_ZU1〜ZU3は第2の図柄用ランダムカウンタ、C_RND_LINEは当りライン決定用ランダムカウンタである。

Claims (1)

  1. 複数種類の第1の識別情報を可変開始させた後に表示結果を導出表示る第1の可変表示装置と、複数種類の第2の識別情報を予め定められた順序で可変表示する複数の第2の可変表示部を可変開始させた後に該複数の第2の可変表示部の表示結果を時期を異ならせて導出表示る第2の可変表示装置とを含み、前記複数の第2の可変表示部の表示結果が予め定められた特定の第2の識別情報の組合せとなったときに所定の遊技価値が付与可能となる遊技機であって、
    前記第1の可変表示装置の表示結果が所定の第1の識別情報となったときに遊技者にとって不利な状態から遊技者にとって有利な状態に変化した後に再び遊技者にとって不利な状態に変化する可変入賞球装置と、
    該可変入賞球装置への遊技球の入賞を条件として、前記複数の第2の可変表示部の表示結果の内容を決定する表示内容決定手段と、
    該表示内容決定手段が前記特定の第2の識別情報の組合せのうちの所定の組合せを前記複数の第2の可変表示部に導出表示することを決定したときに、所定の通常遊技状態よりも前記遊技球が前記可変入賞球装置へ入賞し易い度合いが高くなる特別遊技状態とすることを決定する特別遊技状態決定手段と、
    前記表示内容決定手段の決定に従う前記複数の第2の可変表示部の表示結果を導出表示させる可変表示制御手段と、
    該可変表示制御手段により導出表示された前記複数の第2の可変表示部の表示結果が前記所定の組合せとなったときに、前記特別遊技状態決定手段の決定に従って、前記特別遊技状態に制御する特別遊技状態制御手段とを備え、
    該特別遊技状態制御手段は、
    前記第1の可変表示装置の表示結果が所定の第1の識別情報となって前記可変入賞球装置を遊技者にとって有利な状態に変化させる際に、前記通常遊技状態よりも長い期間遊技者にとって有利な状態に変化させることにより前記特別遊技状態に制御し、
    前記可変表示制御手段は、
    前記表示内容決定手段の決定内容が、前記複数の第2の可変表示部の表示結果のうちの最後の表示結果がいまだに導出表示されておらず、すでに導出表示されている前記第2の可変表示部の表示態様が前記特定の第2の識別情報の組合せとなる表示条件を満たすリーチ状態が成立する第2の識別情報の組合せでないとき、
    前記通常遊技状態においては、前記複数の第2の可変表示部を、前記最後の表示結果のみが導出表示されていない状態になるまで所定期間可変表示させ、さらに最終停止期間可変表示させて前記複数の第2の可変表示部の表示結果を導出表示させる一方、
    前記特別遊技状態においては、前記複数の第2の可変表示部を、前記最後の表示結果のみが導出表示されていない状態になるまで前記所定期間よりも短い短縮期間可変表示させ、さらに前記最終停止期間可変表示させて前記第2の可変表示部の表示結果を導出表示させる非リーチ制御手段と、
    前記表示内容決定手段の決定内容が、前記ーチ状態が成立する第2の識別情報の組合せであり、かつ、前記リーチ状態の成立後に表示結果を確定させる識別情報が、前記特定の第2の識別情報の組合せの表示結果を確定させる識別情報、または前記予め定められた順序において当該識別情報の前後所定数以内の識別情報であるとき、
    前記通常遊技状態においては、前記複数の第2の可変表示部を、前記リーチ状態が成立するまで所定のリーチ成立前期間可変表示させ、前記リーチ状態に特有の第1の表示制御を前記最終停止期間よりも長い所定のリーチ成立後期間行なった後に、前記第2の可変表示部の表示結果を導出表示させる一方、
    前記特別遊技状態においては、前記複数の第2の可変表示部を、前記リーチ状態が成立するまで前記リーチ成立前期間よりも短い所定のリーチ成立前短縮期間可変表示させ、前記第1の表示制御を前記リーチ成立後期間行なった後に、前記第2の可変表示部の表示結果を導出表示させる第1リーチ制御手段と、
    前記表示内容決定手段の決定内容が、前記リーチ状態が成立する第2の識別情報の組合 せであり、かつ、前記リーチ状態の成立後に表示結果を確定させる識別情報が、前記予め定められた順序において前記特定の第2の識別情報の組合せの表示結果を確定させる識別情報の前後所定数以内の識別情報でないとき、
    前記通常遊技状態においては、前記複数の第2の可変表示部を、前記リーチ状態が成立するまで前記リーチ成立前期間可変表示させ、前記リーチ状態に特有の第2の表示制御を前記最終停止期間よりも長く前記リーチ成立後期間よりも短い期間行なった後に、前記第2の可変表示部の表示結果を導出表示させる一方、
    前記特別遊技状態においては、前記複数の第2の可変表示部を、前記リーチ状態が成立するまで前記リーチ成立前短縮期間可変表示させ、前記第1または第2の表示制御を行なわずに、前記最終停止期間可変表示させて前記第2の可変表示部の表示結果を導出表示させる第2リーチ制御手段とを含むことを特徴とする、遊技機。
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