JP2004064335A - ネットワーク機器の通信速度制御方法 - Google Patents

ネットワーク機器の通信速度制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワーク機器が、ネットワークあるいは自己の出力部からの通信要求にも対応可能な状態を維持しつつ、通常時の消費電力を低減可能にする。
【解決手段】ネットワーク機器101が、LAN109上の他のネットワーク機器(パーソナルコンピュータ110など)との通信速度を通常は低速モードに設定し、LAN109上の他のネットワーク機器あるいは自己の操作部等のI/Oから通信要求を受けた場合に、LAN109上の他のネットワーク機器とのネットワーク通信に先立って上記通信速度の設定を高速モードに変更し、そのネットワーク通信が終了した後、上記通信速度の設定を低速モードに戻す
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パーソナルコンピュータ,ネットワークプリンタ,インタネットファクシミリ(以下「ファクシミリ」を「FAX」ともいう)装置,デジタル複写機,デジタル複合機(MFP)等のネットワークインタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」と略称する)を有するネットワーク機器の通信速度制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のようなネットワーク機器として、低速モード(10BASE―Tモード)や高速モード(100BASE―TXモード)等の異なる通信速度(通信モード)のイーサネット(登録商標)などのネットワークに対応可能で、低速モード(低速なネットワークに接続するモード)時に消費電力を低減する省エネルギーモード(低消費電力モード)に移行するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなネットワーク機器では、ネットワーク(実際にはネットワーク上のパーソナルコンピュータ等の他のネットワーク機器)からのパケットを常に監視し続けなければならないため、実際には省エネルギーモードに移行して消費電力を低減することは難しい。
例えば、第一に、ネットワーク機器を省エネルギーモードに移行するために、特定のイーサネットパケット(Magic―Packet)を受信した時に限りホストを起動することのできるMACチップが市販されているが、送信側パケット生成能力に依存するため、一般的に広く実用化されていない。今後、一般的に実用化された場合であっても、被起動側のMACアドレスを含むマジックパケットを生成して送出することができるシステムは限られている。特に、インタネットFAX装置(I―FAX)では、メール送信側が通信相手端末のMACアドレスを知らないため適用できない。
【0004】
第二に、インタネットFAX装置のようにサーバからメールを取得するような能動動作を主とする機器に限定すれば、通常の待機状態では電源断や低消費電力モード(MAC機能は停止)にしておき、通信要求がある時に起動状態に移行する方法が考えられる。しかし、ネットワーク上のパーソナルコンピュータ(PC)から機器のステータス情報を読んだり、プリンタ機器に印字要求するような受動動作を行う必要がある場合は、ネットワークからの起動要求に応じなければならないので、この方法は適用できない。
【0005】
上記2つの課題は相反しており、昨今のネットワーク対応複合機(MFP)では両者の課題を同時に克服しなければならない。つまり、ネットワークからの通信要求にも対応可能な状態を維持しつつ、待機時の消費電力を低減する制御方法が必要とされる。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ネットワーク機器が、ネットワーク(ネットワーク上の他のネットワーク機器)あるいは自己の操作部等の出力部からの通信要求にも対応可能な状態を維持しつつ、通常(待機)時の消費電力を低減できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ネットワークに接続されるネットワーク機器の通信速度制御方法であって、上記の目的を達成するため、次のようにしたことを特徴とする。
請求項1の発明による通信速度制御方法は、上記ネットワーク上の他のネットワーク機器との通信速度を通常は低速モードに設定し、上記他のネットワーク機器あるいは自己の操作部等の出力部から通信要求を受けた場合に、上記他のネットワーク機器とのネットワーク通信に先立って上記通信速度の設定を高速モードに変更し、そのネットワーク通信が終了した後、上記通信速度の設定を低速モードに戻すものである。
【0007】
請求項2の発明による通信速度制御方法は、請求項1のネットワーク機器の通信速度制御方法において、該ネットワーク機器に画像形成手段が内蔵又は外付けされている場合、上記他のネットワーク機器から画像形成要求を受けた場合に、該他のネットワーク機器とのネットワーク通信に先立って上記通信速度の設定を高速モードに変更し、そのネットワーク通信が終了した後、上記通信速度の設定を低速モードに戻すものである。
請求項3の発明による通信速度制御方法は、請求項1のネットワーク機器の通信速度制御方法において、該ネットワーク機器にステータス表示を行うステータス表示手段が内蔵されている場合、上記他のネットワーク機器からステータス確認要求を受けた場合に、該他のネットワーク機器とのネットワーク通信に先立って上記通信速度の設定を高速モードに変更し、そのネットワーク通信が終了した後、上記通信速度の設定を低速モードに戻すものである。
【0008】
請求項4の発明による通信速度制御方法は、請求項1のネットワーク機器の通信速度制御方法において、該ネットワーク機器に電子メールの通信を行うメール通信手段が内蔵されている場合、上記他のネットワーク機器あるいは自己の出力部から電子メールの通信要求を受けた場合に、上記他のネットワーク機器とのネットワーク通信に先立って上記通信速度の設定を高速モードに変更し、そのネットワーク通信が終了した後、上記通信速度の設定を低速モードに戻すものである。
請求項5の発明による通信速度制御方法は、請求項1のネットワーク機器の通信速度制御方法において、該ネットワーク機器に画像読取手段が内蔵又は外付けされている場合、自己の出力部から読み取り画像データの転送要求を受けた場合に、上記他のネットワーク機器とのネットワーク通信に先立って上記通信速度の設定を高速モードに変更し、そのネットワーク通信が終了した後、上記通信速度の設定を低速モードに戻すものである。
【0009】
請求項6の発明による通信速度制御方法は、請求項1のネットワーク機器の通信速度制御方法において、該ネットワーク機器に、画像形成手段と、ステータス表示を行うステータス表示手段と、電子メールの通信を行うメール通信手段と、画像読取手段と、上記ネットワークあるいは上記出力部から受ける要求毎に通信速度制御の要否を設定する設定手段とが内蔵又は外付けされている場合、上記他のネットワーク機器あるいは自己の操作部等の出力部から画像形成要求,ステータス確認要求,電子メールの通信要求,又は読み取り画像データの転送要求を受けた場合に、上記設定手段の設定内容に応じて対応する通信速度制御の要否を判定し、対応する通信速度制御が必要な場合に、上記他のネットワーク機器とのネットワーク通信に先立って上記通信速度の設定を高速モードに変更し、そのネットワーク通信が終了した後、上記通信速度の設定を低速モードに戻すものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明による通信速度制御方法を実施するネットワーク機器を含むネットワークシステムの構成例を示すブロック図である。
このネットワークシステムは、この発明による通信速度制御方法を実施するネットワーク機器101と、パーソナルコンピュータ(PC)110と、それらを接続するLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)109とによって構成されている。
【0011】
ネットワーク機器101は、例えばインタネットFAX装置,デジタル複写機,あるいはデジタル複合機(MFP)であり、CPU102,MACチップ(MAC&PHY)103,絶縁フィルタ類104,ROM105,RAM106,プロッタ107(画像形成手段),およびスキャナ108(画像読取手段)を備えている。なお、ネットワーク機器101がパーソナルコンピュータ(PC)あるいはワークステーション(WS)等の情報処理装置でもよく、この場合にはプロッタ(その機能を有するネットワークプリンタ,デジタル複合機,又はインタネットFAX装置等の画像形成装置でもよい)やスキャナ(その機能を有するデジタル複合機又はインタネットFAX装置等の画像形成装置でもよい)が外付けされるものとする。
【0012】
CPU102は、ネットワーク機器101全体を統括的に制御する中央処理装置である。このCPU102は、MACチップ103,絶縁フィルタ類104,ROM105,RAM106とにより、ステータス表示を行うステータス表示手段,電子メールの通信を行うメール通信手段(電子メールのSMTP受信を行うメールSMTP受信手段,電子メールのPOP受信を行うメールPOP受信手段,電子メールのSMTP送信を行うメールSMTP送信手段),LAN109あるいは図示しない操作部等のI/O(入力部と出力部とからなる入出力ポート)から受ける要求毎に通信速度制御の要否を設定する設定手段としての機能を果たす。
【0013】
MACチップ103は、媒体アクセス制御(MAC)用のLANコントローラと物理層デバイスとからなる。
絶縁フィルタ類104は、絶縁フィルタと他の回路とからなる。
なお、MACチップ103および絶縁フィルタ類104は、ネットワークI/Fの基本構成要素であるため、詳細な説明は割愛する。
ROM105は、CPU102を動作させるための制御プログラムや固定データを記憶としている読み出し専用メモリである。
RAM106は、CPU102によるデータ処理用のワークメモリやスキャナ108からの読み取り画像データを記憶する画像メモリとして使用する読み書き可能なメモリである。このRAM106の代わりに、不揮発性メモリを使用することもできる。あるいは、その両方のメモリを備えるとよい。
【0014】
プロッタ107は、画像データに基づいて用紙上に画像形成(プリント)する画像形成手段である。
スキャナ108は、原稿の画像を読み取る画像読取手段である。
パーソナルコンピュータ110は、LAN109を介してネットワーク機器101に対して各種要求を与える。
なお、LAN109には、パーソナルコンピュータ110の他に、図示しないワークステーション等の他の情報処理装置や、サーバ,ローカルストレージなど、他のネットワーク機器も接続されているものとする。また、LAN109に代えて、インタネット等の他のネットワークを使用することもできる。
【0015】
このように構成したネットワーク機器101では、MACチップ103が、CPU102からのレジスタ設定により、低速モード(例えば10BASE―Tモード),高速モード(例えば100BASE―TXモード),あるいはオートネゴシエーションなど、LAN109上のパーソナルコンピュータ110(他のネットワーク機器)との通信速度(ネットワークの接続速度)を選択設定する機能を有していることを前提とする。オートネゴシエーションとは、LAN109上のリンクパルスを識別して低速モード,高速モードなどの区別,設定を自動的に行うオプション機能のことである。その機能を用い、通常の低速モードから高速モードへ動的に切り替えることにより、通信機能を維持したまま消費電力を抑えることが可能になる。
【0016】
以下、図1に示したネットワーク機器101によるこの発明による処理のそれぞれ異なる実施形態について、図2以降の各図面も参照して具体的に説明する。まず、ネットワーク機器101によるこの発明に係わる処理の第1例(第1実施形態)について説明する。
図2は、ネットワーク機器101のI/Oからの通信要求によって通信を開始する場合の動作シーケンスの一例を示す図である。ネットワーク機器101のI/Oからの通信要求とは、電子メールの通信要求(電子メールのSMTP送信要求又はPOP受信要求)、スキャナデータ転送(スキャナ108に原稿の画像を読み取らせ、その読み取り画像データを他のネットワーク機器へ転送させる)要求などを行うための要因を指す。
【0017】
〔ステップA1〕機器のI/Oからの送信要求受付
ネットワーク機器101のCPU102は、自機器のI/Oから通信要求(例えば電子メールのSMTP送信要求)が発行された場合に、その通信要求を受け付ける。この通信要求には、定期的に行う電子メールのPOP受信要求など、自機器のI/Oからの起動トリガは全て含む。
【0018】
〔ステップA2〕通信速度設定変更
ネットワーク機器101のCPU102は、LAN109上の他のネットワーク機器(パーソナルコンピュータ110や図示しないワークステーション,サーバ,ローカルストレージなど)との通信速度を通常(待機時)はMACチップ103に対して低速モードに設定し、自機器のI/Oから通信要求を受けた場合に、LAN109上の他のネットワーク機器とのネットワーク通信の開始に先立ち、MACチップ103に対する上記通信速度の設定を高速モードに変更する(切り替える)。通信速度変更の方法は、MACチップ103が有するレジスタの設定値を変更するか、MACチップ103の速度変更端子に接続されたCPU102の出力ポートの状態を変化させる方法が考えられる。MACチップ103の速度設定は動的に変更可能であることを前提としている。速度変更の手続きとしてMACチップ103をリセットしなければならない場合も、図2に示したような自機器のI/Oからの通信要求による通信シーケンスの場合は問題ない。
なお、このステップA2では、特定の高速な通信速度に設定するのではなく、イーサネットの場合、オートネゴシエーションを実行させて現時点で最も高速なモードに移行させるという方法も考えられる。
【0019】
〔ステップA3〕リンク再設定
ネットワーク機器101のMACチップ103は、上記通信速度の設定が変更されると、LAN109上の図示しないHUB(集線装置)との間でリンクの再設定を行う。一般的なHUBでは、ネットワーク上で同期を取るための「リンクパルス」を受信,識別してネットワーク機器との通信速度(接続速度)を再設定することが可能である。HUB側が低速モード(例えば10BASE―Tモード)や高速モード(例えば100BASE―TXモード)等など、異なる通信速度のネットワークに対応していない場合には、この発明は適用できないので、ネットワーク機器の電源投入時にHUBの性能を確認してその情報を保持し、この発明に係わる処理動作を実行するか実行しないかを決定すべきである。
【0020】
〔ステップA4〕通信速度変更済み確認
ネットワーク機器101のCPU102は、MACチップ103によってリンクの再設定が行われた後、正常に所望の通信速度に移行できたか否かを確認する。一般的にはリンクパルスを監視するリンクテストを行い、その結果はMACチップ103が現在の通信速度を表示するレジスタを有する場合にはそのレジスタを読み出すことによって確認する。MACチップ103がレジスタを有しない場合には本ステップA4を省略しても良い。
【0021】
〔ステップA5〕通信開始要求
ネットワーク機器101のCPU102は、正常に所望の通信速度に移行できたことを確認すると、MACチップ103に対して通信開始を要求する。具体的には、送信用データレジスタに通信用データを書き込み、送信開始レジスタを立てるという方法による。
〔ステップA6〕通信開始パケット
ネットワーク機器101のMACチップ103は、CPU102からの通信開始要求を受けると、LAN(ネットワーク)109上に通信開始パケットを送出する。
【0022】
〔ステップA7〕データ転送
相手端末であるLAN109上の他のネットワーク機器(パーソナルコンピュータ110など)は、ネットワーク機器101から通信開始パケットを受けると、その通信開始パケットに対して応答し、ネットワーク機器101との間でデータ転送(ネットワーク通信)を開始する。
〔ステップA8〕通信速度設定変更
ネットワーク機器101のCPU102は、LAN109上の他のネットワーク機器との間のデータ転送が終了した後、MACチップ103に対する上記通信速度の設定を低速モードに戻す。
〔ステップA9〕リンク再設定
ステップA3と同様。
〔ステップA10〕通信速度変更済み確認
ステップA4と同様。
【0023】
図3は、ネットワーク機器101によるLAN109上の他のネットワーク機器(パーソナルコンピュータ110など)からの通信要求によって通信を開始する場合の動作シーケンスの一例を示す図である。LAN109上の他のネットワーク機器からの通信要求とは、ネットワーク機器101に対するプリント要求(画像形成要求),ステータス確認要求(ステータス読み出し要求)、電子メールの通信要求(電子メールのSMTP受信(POPサーバを介さずに直接電子メールを受信する)要求)などを行うためのパケット受信を指す。
【0024】
〔ステップB1〕通信開始パケット
ネットワーク機器101のMACチップ103は、LAN109上の他のネットワーク機器からの通信要求パケットを受信する。通信要求パケットには自機器の宛先情報が含まれている。
〔ステップB2〕受信割込み
ネットワーク機器101のMACチップ103は、LAN109上の他のネットワーク機器からの通信要求パケットを受信すると、CPU102に対して受信割り込みを発生する。LAN109からの通信要求の識別は、実際に通信要求(データ転送要求)があった場合にのみ通信要求有りとみなす方法が好ましい。一般的に、イーサネットパケットのうち、ブロードキャストアドレスを持つパケットを受けた場合に、CPUが自機器(自端末)宛てのパケットでないと判断した場合、受信したパケットを破棄する。この処理は低速モード(例えば10BASE―Tモード)のままで行う。一方、自機器宛てのパケットであると判断した場合、通信速度の設定を高速モード(例えば100BASE―TXモード)に変更して、このパケットに対する応答を行う。
【0025】
〔ステップB3〕通信速度設定変更
ネットワーク機器101のCPU102は、LAN109上の他のネットワーク機器との通信速度を通常はMACチップ103に対して低速モードに設定し、受信割り込み(LAN109上のパーソナルコンピュータ110から通信要求)を受けた場合に、LAN109上の他のネットワーク機器とのネットワーク通信の開始に先立ち、MACチップ103に対する上記通信速度の設定を高速モードに変更する。通信速度変更の方法は、MACチップ103が有するレジスタの設定値を変更するか、MACチップ103の速度変更端子に接続されたCPU102の出力ポートの状態を変化させる方法が考えられる。MACチップ103の速度設定は動的に変更可能であることを前提としている。速度変更の手続きとしてMACチップ103をリセットしなければならない場合も、図2に示したような自機器のI/Oからの通信要求による通信シーケンスの場合は問題ない。
なお、このステップB3では、特定の高速な通信速度に設定するのではなく、イーサネットの場合、オートネゴシエーションを実行させて現時点で最も高速なモードに移行させるという方法も考えられる。
【0026】
〔ステップB4〕リンク再設定
ネットワーク機器101のMACチップ103は、上記通信速度の設定が変更されると、LAN109上のHUBとの間でリンクの再設定を行う。一般的なHUBでは、ネットワーク上で同期を取るための「リンクパルス」を受信,識別してネットワーク機器との通信速度(接続速度)を再設定することが可能である。HUB側が低速モード(例えば10BASE―Tモード)や高速モード(例えば100BASE―TXモード)等など、異なる通信速度のネットワークに対応していない場合には、この発明は適用できないので、ネットワーク機器の電源投入時にHUBの性能を確認してその情報を保持し、この発明に係わる処理動作を実行するか実行しないかを決定すべきである。
【0027】
〔ステップB5〕通信速度変更済み確認
ネットワーク機器101のCPU102は、MACチップ103によってリンクの再設定が行われた後、正常に所望の通信速度に移行できたか否かを確認する。一般的にはリンクパルスを監視するリンクテストを行い、その結果はMACチップ103が現在の通信速度を表示するレジスタを有する場合にはそのレジスタを読み出すことによって確認する。MACチップ103がレジスタを有しない場合には本ステップB5を省略しても良い。
【0028】
〔ステップB6〕応答
ネットワーク機器101のCPU102は、正常に所望の通信速度に移行できたことを確認すると、MACチップ103に対して応答データを返す。具体的には、送信用データレジスタに通信用データを書き込み、送信開始レジスタを立てるという方法による。
〔ステップB7〕応答パケット
ネットワーク機器101のMACチップ103は、CPU102からの応答データを受けると、LAN(ネットワーク)109上に応答パケットを送出する。
【0029】
〔ステップB8〕データ転送
相手端末であるLAN109上の他のネットワーク機器は、ネットワーク機器101から応答パケット受けると、論理的なリンクを張ってネットワーク機器101との間でデータ転送(ネットワーク通信)を開始する。
〔ステップB9〕通信速度設定変更
ネットワーク機器101のCPU102は、LAN109上の他のネットワーク機器との間のデータ転送が終了した後、MACチップ103に対する上記通信速度の設定を低速モードに戻す。
〔ステップB10〕リンク再設定
ステップB4と同様。
〔ステップB11〕通信速度変更済み確認
ステップB5と同様。
【0030】
このように、ネットワーク機器101が、LAN109上の他のネットワーク機器との通信速度を通常は低速モード(低速な転送レート)に設定し、LAN109上の他のネットワーク機器あるいは自機器(自己)の操作部等のI/Oから通信要求を受けた場合に、LAN109上の他のネットワーク機器とのネットワーク通信に先立って上記通信速度の設定を高速モード(高速な転送レート)に変更し、そのネットワーク通信が終了した後、上記通信速度の設定を低速モードに戻すので、上記通信要求にも対応可能な状態を維持しつつ、通常(待機)時の消費電力を低減することができる。
【0031】
次に、ネットワーク機器101によるこの発明に係わる処理の第2例(第2実施形態)について説明する。
ネットワーク機器101は、LAN109上の他のネットワーク機器(パーソナルコンピュータ110など)との通信速度を通常は低速モードに設定し、LAN109上の他のネットワーク機器から通信要求としてプリント要求(画像形成要求)を受けた場合に、第1実施形態の図3によって説明した処理と略同様の処理を行うことにより、該他のネットワーク機器との通信速度を高速モードに移行させ(変更し)、以下のデータ転送が終了した後、上記通信速度の設定を低速モードに戻す。
LAN109上の他のネットワーク機器は、ネットワーク機器101から応答パケット受けると、論理的なリンクを張ってネットワーク機器101との間でデータ転送を開始する。
【0032】
ネットワーク機器101は、上記のデータ転送フェーズでLAN109上の他のネットワーク機器からプリントデータ(画像データ)を受信すると、それを自機器に内蔵されているプロッタ107に出力してプリント(画像形成)を行わせる。なお、自機器がパーソナルコンピュータあるいはワークステーション等の情報処理装置で、プロッタ(その機能を有するネットワークプリンタ,デジタル複合機,又はインタネットFAX装置等の画像形成装置でもよい)が外付けされている場合には、上記プリントデータをそのプロッタに出力してプリントを行わせることもできる。
【0033】
このように、ネットワーク機器101が、LAN109上の他のネットワーク機器との通信速度を通常は低速モードに設定し、LAN109上の他のネットワーク機器からプリント要求を受けた場合に、その他のネットワーク機器とのネットワーク通信に先立って上記通信速度の設定を高速モードに変更し、そのネットワーク通信が終了した後、上記通信速度の設定を低速モードに戻すので、上記プリント要求にも対応可能な状態を維持しつつ、通常時の消費電力を低減することができる。
【0034】
次に、ネットワーク機器101によるこの発明に係わる処理の第3例(第3実施形態)について説明する。
ネットワーク機器101は、LAN109上の他のネットワーク機器(パーソナルコンピュータ110など)との通信速度を通常は低速モードに設定し、LAN109上の他のネットワーク機器から通信要求としてステータス表示要求(ステータス確認要求)を受けた場合に、第1実施形態の図3によって説明した処理と略同様の処理を行うことにより、該他のネットワーク機器との通信速度を高速モードに移行させ、以下のデータ転送が終了した後、上記通信速度の設定を低速モードに戻す。ステータス表示要求とは、例えば同一ネットワーク上の他のネットワーク機器からプロッタ(プリンタ)の状態を監視するために、そのプロッタからエラー情報やプリンタジョブ情報などのステータス情報を取得するための要求を指す。
【0035】
LAN109上の他のネットワーク機器は、ネットワーク機器101から応答パケット受けると、論理的なリンクを張ってネットワーク機器101との間でデータ転送を開始する。
ネットワーク機器101は、上記のデータ転送フェーズでプロッタ107又はスキャナ108等のエラー情報やプリンタジョブ情報などのステータス情報をLAN109上の他のネットワーク機器に送信し、その表示装置の画面に表示させる。
【0036】
このように、ネットワーク機器101が、LAN109上の他のネットワーク機器との通信速度を通常は低速モードに設定し、LAN109上の他のネットワーク機器からステータス表示要求を受けた場合に、その他のネットワーク機器とのネットワーク通信に先立って上記通信速度の設定を高速モードに変更し、そのネットワーク通信が終了した後、上記通信速度の設定を低速モードに戻すので、上記ステータス表示要求にも対応可能な状態を維持しつつ、通常時の消費電力を低減することができる。
【0037】
次に、ネットワーク機器101によるこの発明に係わる処理の第4例(第4実施形態)について説明する。
ネットワーク機器101は、LAN109上の他のネットワーク機器(パーソナルコンピュータ110など)との通信速度を通常は低速モードに設定し、LAN109上の他のネットワーク機器から通信要求として電子メールのSMTP受信要求(電子メールの通信要求)を受けた場合に、第1実施形態の図3によって説明した処理と略同様の処理を行うことにより、該他のネットワーク機器との通信速度を高速モードに移行させ、以下のデータ転送が終了した後、上記通信速度の設定を低速モードに戻す。電子メールのSMTP受信要求とは、ネットワーク機器101が、ネットワーク上の他のネットワーク機器から送信された電子メールをPOPサーバ(POP用メールサーバ)を介さずに直接受信させるための要求を指す。
【0038】
LAN109上の他のネットワーク機器は、ネットワーク機器101から応答パケット受けると、論理的なリンクを張ってネットワーク機器101との間でデータ転送を開始する。
ネットワーク機器101は、上記のデータ転送フェーズでLAN109上の他のネットワーク機器から送信された電子メールを受信する。
【0039】
このように、ネットワーク機器101が、LAN109上の他のネットワーク機器との通信速度を通常は低速モードに設定し、LAN109上の他のネットワーク機器から電子メールのSMTP受信要求を受けた場合に、その他のネットワーク機器とのネットワーク通信に先立って上記通信速度の設定を高速モードに変更し、そのネットワーク通信が終了した後、上記通信速度の設定を低速モードに戻すので、上記電子メールのSMTP受信要求にも対応可能な状態を維持しつつ、通常時の消費電力を低減することができる。
【0040】
次に、ネットワーク機器101によるこの発明に係わる処理の第5例(第5実施形態)について説明する。
ネットワーク機器101は、LAN109上の他のネットワーク機器との通信速度を通常は低速モードに設定し、自機器のI/Oから通信要求として電子メールのPOP受信要求(電子メールの通信要求)を受けた場合に、第1実施形態の図2によって説明した処理と略同様の処理を行うことにより、他のネットワーク機器との通信速度を高速モードに移行させ、以下のデータ転送が終了した後、上記通信速度の設定を低速モードに戻す。。
LAN109上のPOPサーバ(他のネットワーク機器)は、ネットワーク機器101から通信開始パケット受けると、その通信開始パケットに対して応答し、ネットワーク機器101との間でデータ転送を開始する。
ネットワーク機器101は、上記のデータ転送フェーズでPOPサーバから電子メールを取得(受信)する。
【0041】
このように、ネットワーク機器101が、LAN109上の他のネットワーク機器との通信速度を通常は低速モードに設定し、自機器のI/Oから電子メールのPOP受信要求を受けた場合に、LAN109上のPOPサーバとのネットワーク通信に先立って上記通信速度の設定を高速モードに変更し、そのネットワーク通信が終了した後、上記通信速度の設定を低速モードに戻すので、上記電子メールのPOP受信要求にも対応可能な状態を維持しつつ、通常時の消費電力を低減することができる。
【0042】
次に、ネットワーク機器101によるこの発明に係わる処理の第6例(第6実施形態)について説明する。
ネットワーク機器101は、LAN109上の他のネットワーク機器との通信速度を通常は低速モードに設定し、自機器のI/Oから通信要求として電子メールのSMTP送信要求(電子メールの通信要求)を受けた場合に、第1実施形態の図2によって説明した処理と略同様の処理を行うことにより、他のネットワーク機器との通信速度を高速モードに移行させ、以下のデータ転送が終了した後、上記通信速度の設定を低速モードに戻す。。
LAN109上のSMTPサーバ(他のネットワーク機器)は、ネットワーク機器101から通信開始パケット受けると、その通信開始パケットに対して応答し、ネットワーク機器101との間でデータ転送を開始する。
ネットワーク機器101は、上記のデータ転送フェーズでSMTPサーバへ電子メールを送信する。
【0043】
このように、ネットワーク機器101が、LAN109上のネットワーク機器との通信速度を通常は低速モードに設定し、自機器のI/Oから電子メールのSMTP送信要求を受けた場合に、LAN109上のSMTPサーバとのネットワーク通信に先立って上記通信速度の設定を高速モードに変更し、そのネットワーク通信が終了した後、上記通信速度の設定を低速モードに戻すので、上記電子メールのSMTP送信要求にも対応可能な状態を維持しつつ、通常時の消費電力を低減することができる。
【0044】
次に、ネットワーク機器101によるこの発明に係わる処理の第7例(第7実施形態)について説明する。
ネットワーク機器101は、LAN109上の他のネットワーク機器との通信速度を通常は低速モードに設定し、自機器のI/Oから通信要求としてスキャナデータ送信要求(読み取りデータの転送要求)を受けた場合に、第1実施形態の図2によって説明した処理と略同様の処理を行うことにより、他のネットワーク機器との通信速度を高速モードに移行させ、以下のデータ転送が終了した後、上記通信速度の設定を低速モードに戻す。。
【0045】
LAN109上の他のネットワーク機器(パーソナルコンピュータ110や図示しないワークステーション,サーバ,ローカルストレージなど)は、ネットワーク機器101から通信開始パケット受けると、その通信開始パケットに対して応答し、ネットワーク機器101との間でデータ転送を開始する。
ネットワーク機器101は、上記のデータ転送フェーズでスキャナ108による読み取り画像データ(スキャナデータ)をLAN109上の他のネットワーク機器へ送信する。なお、自機器がパーソナルコンピュータあるいはワークステーション等の情報処理装置で、スキャナ(その機能を有するデジタル複合機又はインタネットFAX装置等の画像形成装置でもよい)が外付けされている場合には、そのスキャナによる読み取り画像データをLAN109上の他のネットワーク機器へ送信することもできる。
【0046】
このように、ネットワーク機器101が、LAN109上の他のネットワーク機器との通信速度を通常は低速モードに設定し、自機器のI/Oからスキャナデータ送信要求を受けた場合に、LAN109上の他のネットワーク機器とのネットワーク通信に先立って上記通信速度の設定を高速モードに変更し、そのネットワーク通信が終了した後、上記通信速度の設定を低速モードに戻すので、上記スキャナデータ送信要求にも対応可能な状態を維持しつつ、通常時の消費電力を低減することができる。
【0047】
次に、ネットワーク機器101によるこの発明に係わる処理の第8例(第8実施形態)について説明する。
ネットワーク機器101は、LAN109上の他のネットワーク機器あるいは自機器の図示しない操作部等のI/Oから受ける各要求毎に通信速度制御の要否、つまり高速モード(高速な転送モード)への移行を許可するか禁止するかを設定し、その各要求と通信速度制御の要否とを対応付けてRAM106(又は不揮発性メモリ)にテーブルとして格納する。そのテーブルの内容の一例を図4に示す。
図4のテーブルにおいて、「ON」は通信速度制御が必要である(高速モードへの移行を許可する)旨を、「OFF」は通信速度制御が不要である(高速モードへの移行を禁止する)旨をそれぞれ示す。
【0048】
ネットワーク機器101は、LAN109上の他のネットワーク機器との通信速度を通常は低速モードに設定し、LAN109上の他のネットワーク機器(パーソナルコンピュータ110,ワークステーション,POPサーバ,SMTPサーバ,ローカルストレージなど)あるいは自機器のI/Oから前述したようにプリント要求,ステータス表示要求,電子メールのSMTP受信要求,電子メールのPOP受信要求,電子メールのSMTP送信要求,又はスキャナ送信要求を受けた場合に、上記テーブルの内容(設定内容)に応じて対応する通信速度制御の要否(高速モードへの移行を許可するか禁止する否か)を判定し、対応する通信速度制御が必要な場合(高速モードへの移行を許可する場合)に、第1実施形態の図2又は図3によって説明した処理と略同様の処理を行うことにより、通信速度を高速モードに移行させる。
【0049】
ここで、図4のテーブルの内容に従う場合には、LAN109上の他のネットワーク機器からプリント要求又はステータス表示要求を受けた場合には、通信速度制御が必要と判定し(高速モードへの移行を許可し)、第1実施形態の図3によって説明した処理と略同様の処理を行い、通信速度を高速モードに移行させる。LAN109上の他のネットワーク機器から電子メールのSMTP受信要求を受けた場合には、通信速度制御が不要と判定し(高速モードへの移行を禁止し)、第1実施形態の図3によって説明した処理と略同様の処理を行い、通信速度を低速モードのままとする。自機器のI/Oから電子メールのPOP受信要求を受けた場合には、通信速度制御が不要と判定し、第1実施形態の図2によって説明した処理と略同様の処理を行い、通信速度を低速モードのままとする。
以後、前述した第2実施形態〜第7実施形態のいずれかと同様の処理を行う。
【0050】
このように、ネットワーク機器101が、LAN109上の他のネットワーク機器との通信速度を通常は低速モードに設定し、LAN109上の他のネットワーク機器あるいは自機器のI/Oからプリント要求,ステータス表示要求,電子メールのSMTP受信要求,電子メールのPOP受信要求,電子メールのSMTP送信要求,又はスキャナ送信要求を受けた場合に、上記テーブルの内容(設定内容)に応じて対応する通信速度制御の要否を判定し、対応する通信速度制御が必要な場合に、LAN109上の他のネットワーク機器とのネットワーク通信に先立って上記通信速度の設定を高速モードに変更し、そのネットワーク通信が終了した後、上記通信速度の設定を低速モードに戻すので、上記各要求にも対応可能な状態を維持しつつ、通常時の消費電力を低減することができる。
【0051】
また、LAN109上の他のネットワーク機器あるいは図示しない操作部等のI/Oから受ける各要求毎に通信速度制御の要否を設定できるため、利用者の利便性が高まる。
例えば、自機器のI/Oからの要求によってLAN109上の他のネットワーク機器とのネットワーク通信を行う場合には高速モードへの移行を許可し、LAN109上の他のネットワーク機器からの要求によってその他のネットワーク機器とのネットワーク通信を行う場合には高速モードへの移行を禁止するといった使い方もできる。
【0052】
また、LAN109上の他のネットワーク機器からの要求によってその他のネットワーク機器とのネットワーク通信を行う際に、電子メールの送受信などの比較的速度を重視しない通信を行う場合には低速モードのままとし、プリントデーの受信など大容量且つ高速なデータ転送を行う場合には高速モードへ移行するといった使い方もできる。
さらに、LAN109上の通信相手との違いによって通信速度制御の要否を設定することもできる。例えば、プリント要求やステータス表示要求は専用のドライバやユーティリティを用いることにより、通信速度制御の要否(速度設定)を変更する間に通信がタイムアウトエラーとならない対応が可能なので、高速モードへの移行を許可する。一方で、電子メールのSMTP受信など通信相手のタイムアウトを考慮すべき動作は高速モードへの移行を禁止する。
【0053】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明によれば、ネットワーク機器が、ネットワーク(ネットワーク上の他のネットワーク機器)あるいは自己の出力部からの通信要求にも対応可能な状態を維持しつつ、通常(待機)時の消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による通信速度制御方法を実施するネットワーク機器を含むネットワークシステムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のネットワーク機器101のI/Oからの通信要求によって通信を開始する場合の動作シーケンスの一例を示す図である。
【図3】図1のネットワーク機器101によるLAN109上の他のネットワーク機器(パーソナルコンピュータ110など)からの通信要求によって通信を開始する場合の動作シーケンスの一例を示す図である。
【図4】図1のLAN109上の他のネットワーク機器あるいはネットワーク機器101のI/Oから受ける各要求毎の通信速度制御の要否(高速モードへの移行を許可するか禁止するか)の設定内容の一例を示す図である。
【符号の説明】
101:ネットワーク機器     102:CPU
103:MACチップ(MAC&PHY)
104:絶縁フィルタ類      105:ROM
106:RAM          107:プロッタ
108:スキャナ         109:LAN
110:パーソナルコンピュータ(PC)

Claims (6)

  1. ネットワークに接続されるネットワーク機器の通信速度制御方法であって、
    該ネットワーク上の他のネットワーク機器との通信速度を通常は低速モードに設定し、前記他のネットワーク機器あるいは自己の操作部等の出力部から通信要求を受けた場合に、前記他のネットワーク機器とのネットワーク通信に先立って前記通信速度の設定を高速モードに変更し、そのネットワーク通信が終了した後、前記通信速度の設定を低速モードに戻すことを特徴とする通信速度制御方法。
  2. 請求項1記載のネットワーク機器の通信速度制御方法において、
    該ネットワーク機器に画像形成手段が内蔵又は外付けされている場合、前記他のネットワーク機器から画像形成要求を受けた場合に、該他のネットワーク機器とのネットワーク通信に先立って前記通信速度の設定を高速モードに変更し、そのネットワーク通信が終了した後、前記通信速度の設定を低速モードに戻すことを特徴とする通信速度制御方法。
  3. 請求項1記載のネットワーク機器の通信速度制御方法において、
    該ネットワーク機器にステータス表示を行うステータス表示手段が内蔵されている場合、前記他のネットワーク機器からステータス確認要求を受けた場合に、該他のネットワーク機器とのネットワーク通信に先立って前記通信速度の設定を高速モードに変更し、そのネットワーク通信が終了した後、前記通信速度の設定を低速モードに戻すことを特徴とする通信速度制御方法。
  4. 請求項1記載のネットワーク機器の通信速度制御方法において、
    該ネットワーク機器に電子メールの通信を行うメール通信手段が内蔵されている場合、前記他のネットワーク機器あるいは自己の出力部から電子メールの通信要求を受けた場合に、前記他のネットワーク機器とのネットワーク通信に先立って前記通信速度の設定を高速モードに変更し、そのネットワーク通信が終了した後、前記通信速度の設定を低速モードに戻すことを特徴とする通信速度制御方法。
  5. 請求項1記載のネットワーク機器の通信速度制御方法において、
    該ネットワーク機器に画像読取手段が内蔵又は外付けされている場合、自己の出力部から読み取り画像データの転送要求を受けた場合に、前記他のネットワーク機器とのネットワーク通信に先立って前記通信速度の設定を高速モードに変更し、そのネットワーク通信が終了した後、前記通信速度の設定を低速モードに戻すことを特徴とする通信速度制御方法。
  6. 請求項1記載のネットワーク機器の通信速度制御方法において、
    該ネットワーク機器に、画像形成手段と、ステータス表示を行うステータス表示手段と、電子メールの通信を行うメール通信手段と、画像読取手段と、前記ネットワークあるいは前記出力部から受ける要求毎に通信速度制御の要否を設定する設定手段とが内蔵又は外付けされている場合、前記他のネットワーク機器あるいは自己の操作部等の出力部から画像形成要求,ステータス確認要求,電子メールの通信要求,又は読み取り画像データの転送要求を受けた場合に、前記設定手段の設定内容に応じて対応する通信速度制御の要否を判定し、対応する通信速度制御が必要な場合に、前記他のネットワーク機器とのネットワーク通信に先立って前記通信速度の設定を高速モードに変更し、そのネットワーク通信が終了した後、前記通信速度の設定を低速モードに戻すことを特徴とする通信速度制御方法。
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