JP5636806B2 - ネットワーク複合機 - Google Patents

ネットワーク複合機 Download PDF

Info

Publication number
JP5636806B2
JP5636806B2 JP2010180387A JP2010180387A JP5636806B2 JP 5636806 B2 JP5636806 B2 JP 5636806B2 JP 2010180387 A JP2010180387 A JP 2010180387A JP 2010180387 A JP2010180387 A JP 2010180387A JP 5636806 B2 JP5636806 B2 JP 5636806B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
nic
received
unit
facsimile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010180387A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012039562A (ja
Inventor
桑原 哲也
哲也 桑原
村田 至規
至規 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2010180387A priority Critical patent/JP5636806B2/ja
Publication of JP2012039562A publication Critical patent/JP2012039562A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5636806B2 publication Critical patent/JP5636806B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

本発明は、ネットワーク複合機に関し、特に、低消費電力状態を取り得るネットワーク複合機に関する。
近年、CO排出量削減等の観点から、電気機器の低消費電力化が社会的に求められている。例えばLAN等のネットワークに接続して使用されるネットワーク機器においては、待機時にCPUやハードディスク等の電源を停止し、ネットワークに直接接続しているネットワークインターフェースコントローラ(NIC)のみを動作させることにより省電力化を実現したものが知られている。
このようなネットワーク機器として、他のネットワーク機器から状態の問合せ(ステータス送信要求コマンド)があったときにも、ネットワークインターフェース部以外の部分の低消費電力モードが妨げられず、低消費電力化を図ることができる情報処理装置が特許文献1に開示されている。この情報処理装置では、ネットワーク経由の状態の問合せ以外の処理要求に対しては、ネットワークインターフェース部以外の部分を通常モードにして処理を行い、状態の問合せに対しては、情報処理装置の状態を記憶する記憶部の内容に基づいて、ネットワークインターフェース部が問合せに応答することにより、ネットワークインターフェース部以外の部分を低消費電力モードのままにして、情報処理装置全体の低消費電力化を図っている。
より詳細には、情報処理全体を制御するメインCPU部は、処理要求がないことを確認すると、機能ブロックのレジスタの読み出し等で状態を把握し、状態記憶部に書き込む。状態としては、例えば情報処理装置がプリンタの場合には、プリンタの利用状態等が考えられる。その後、機能ブロックを低消費電力モードにし、メインCPU部も低消費電力モードに入る。これで、ネットワークインターフェース部以外の部分が低消費電力モードとなる。メインCPU部が低消費電力モード状態にあるときに、ネットワークを介して、ネットワーク機器から要求を受けると、ネットワークインターフェース部を制御するサブCPU部はその要求が状態の問合せかどうかを判定する。ここで、状態の問合せでない場合は、割込み信号により、メインCPU部を通常モードに戻す。通常モードに戻されたメインCPU部は、機能ブロックを通常モードに戻し、要求に対する処理を行う。一方、状態の問合せの場合には、サブCPU部は、状態記憶部を参照して、直接その応答(ステータス情報)をネットワークに返す。
特開2003−76451号公報
上述したように、特許文献1記載の情報処理装置では、待機時に、ネットワークインターフェース部以外の部分を低消費電力状態とし、ネットワークインターフェース部のみ動作させることにより、装置の省電力化を図っている。また、この情報処理装置によれば、状態の問合せがあっても、ネットワークインターフェース部以外の部分の低消費電力モードが妨げられず、低消費電力化を図ることができる。しかしながら、ネットワークインターフェース部は、ネットワークを介して送られてくる他のネットワーク機器からの通信要求に何時でも対応できるように常時稼動させておく必要があり、低消費電力状態にすることができない。そのため、ネットワークインターフェース部の省電力化を図りたいという要望があった。
一方、上述したように、特許文献1記載の情報処理装置では、状態の問合せでない場合は、割込み信号により、メインCPU部が通常モードに戻される。通常モードに戻されたメインCPU部は、機能ブロックを通常モードに戻し、要求に対する処理を行う。ここで、メインCPU部及び機能ブロックが通常モードに戻され、データの処理が可能となるまでには、例えば、CPU,メモリなどのイニシャライズ、プログラムのロード、機器の予熱などの初期化処理が必要であり、時間がかかる。そのため、処理を早急に開始することが困難である。よって、低消費電力モードから通常モードへ戻す際に、より早く処理を開始できるようにしたいという要望があった。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、低消費電力状態から稼働状態により早くに移行でき、かつ、消費電力をより低減することが可能なネットワーク複合機を提供することを目的とする。
本発明に係るネットワーク複合機は、ネットワークを介して通信端末と接続され、該通信端末との間でデータの送受信を行なう第1通信制御手段、及び、該第1通信制御手段と通信可能に接続され、第1電力状態と該第1電力状態よりも消費電力の少ない第2電力状態とを取り得る第2通信制御手段を有する通信手段と、第1電力状態と第2電力状態とを取ることができ、通信手段により受信されたプリントデータをプリントアウトする記録手段と、第1電力状態と第2電力状態とを取ることができ、通信手段により受信されたファクシミリデータをファクシミリ送信するファクシミリ手段と、第1通信制御手段、第2通信制御手段、記録手段、及びファクシミリ手段に対して、選択的に、電力を供給し、又は、電力の供給を停止し得る電源とを備え、第1通信制御手段が、受信データがプリントデータ及びファクシミリデータのいずれかであるか否かを判断する判断手段と、第2通信制御手段、記録手段、及びファクシミリ手段の電力状態を判定する判定手段と、判断手段により、受信データがプリントデータ又はファクシミリデータであると判断され、かつ、判定手段により、第2通信制御手段、記録手段、及びファクシミリ手段が第2電力状態であると判定された場合に、第2通信制御手段、記録手段、及びファクシミリ手段を第1電力状態に移行させるための制御信号を出力する第1移行手段とを有し、第2通信制御手段が、受信データがプリントデータ又はファクシミリデータであると判断されて電力が供給され、第2電力状態から第1電力状態へ移行したときに、受信データがプリントデータであるかファクシミリデータであるかを判別する判別手段と、判別手段により、受信データがプリントデータであると判別された場合に、ファクシミリ手段を第2電力状態に移行させ、受信データがファクシミリデータであると判別された場合に、記録手段を第2電力状態に移行させるための制御信号を出力する第2移行手段とを有することを特徴とする。なお上記ファクシミリ手段には、モデム及びNCU(Network Control Unit)を含む。
本発明に係るネットワーク複合機によれば、通信端末から受信された受信データが、プリントデータ(PCプリントデータ)及びファクシミリデータ(PC−FAXデータ)のいずれかであると判断された時点で、第2通信制御手段、記録手段、及びファクシミリ手段に対して電力供給が開始される。よって、より速いタイミングで電力供給が開始されるため、第2通信制御手段、記録手段、及びファクシミリ手段を早期に立ち上げ、より早く第1電力状態(稼働状態)に移行させることができる。一方、第2通信制御手段に対して電力供給が開始され、受信データを解析できる状態になったときに、プリントデータであるかファクシミリデータであるかが判別され、受信データの処理に必要ない手段、すなわち、受信データがプリントデータである場合にはファクシミリ手段、受信データがファクシミリデータである場合には記録手段がより消費電力が小さい第2電力状態(すなわち低消費電力状態)にされる。よって、全体の消費電力をより低減することができる。また、通信手段が、第1通信制御手段と第2通信制御手段とに分割されて構成され、例えば待機時に、第2通信制御手段が第2電力状態にされるとともに、第1通信制御手段のみが稼動されて、受信データの待ち受け動作が行われる。よって、受信データの待ち受け時に、第1通信制御手段を除いて、通信手段を低消費電力状態にすることができるため、通信手段の消費電力を低減することができる。以上の結果、低消費電力状態から稼働状態により早くに移行でき、かつ、消費電力をより低減することが可能となる。
本発明に係るネットワーク複合機では、判断手段が、受信データのポート番号から、該受信データが、プリントデータ及びファクシミリデータのいずれかであるか否かを判断することが好ましい。
このようにすれば、受信データが、PCプリント、PC−FAXで使用されるポート番号、例えば、9100番(Port9100)、515番(LPD)、631番(IPP)に対するデータである場合に、プリントデータ又はファクシミリデータであると判断することができる。なお、この判断は、データのパターンマッチングで行うことができるため、クロック周波数が低く、処理速度が比較的遅いCPUで対応でき、また、大容量のメモリ等を備える必要もない。よって、判断手段を有する第1通信制御手段の消費電力を低減することができる。
本発明に係るネットワーク複合機では、判別手段が、受信データに含まれるランゲージ情報を解析し、該受信データが、プリントデータであるかファクシミリデータであるかを判別することが好ましい。
このようにすれば、受信データ(PDLデータ又はGDIデータ)に含まれるランゲージ情報として、プリント用の言語であるPCLxL、PCL5e、GDIなどが記載されている場合に、プリントデータであると判別することができる。一方、プリント用の言語以外の場合には、ファクシミリデータであると判別することができる。なお、PDLデータは、PDL(Page Description Language:ページ記述言語)で記述されたプリントデータであり、GDIデータは、GDI(Graphic Device Interface)によって生成されたプリントデータである。GDIデータによる方式では、送信元(通信端末側)でデータのラスタライズ等の処理が行われ、ラスタデータとしてネットワーク複合機側へ送られるため、ネットワーク複合機側では、ラスタデータを生成するための展開処理を行う必要がない。
本発明に係るネットワーク複合機では、第1通信制御手段が、通信端末からのセッション確立要求信号が受信され、かつ、第1移行手段により制御信号が出力された場合に、該通信端末との間にセッションを確立するとともに、第2通信制御手段の電力状態が第1電力状態に移行されるまでの間、セッションを張った状態で通信端末に対してデータの送信を禁止させる持続接続制御を実行する持続接続制御手段をさらに含むことが好ましい。
この場合、第2通信制御手段の電力状態が、受信データを処理することができる第1電力状態に移行するまでの間、セッションが張られた状態が保持されつつ通信端末に対してデータの送信が禁止される。よって、受信データを一時的に格納するための大容量メモリを第1通信制御手段側で備える必要がないため、メモリの消費電力を抑えることができる。また、このようにすれば、持続接続制御が解除される時点では、既にセッションが張られているため、迅速にデータ通信を開始することが可能となる。
本発明によれば、低消費電力状態から稼働状態により早くに移行でき、かつ、消費電力をより低減することが可能となる。
実施形態に係るネットワーク複合機の全体構成を示すブロック図である。 NICの構成を示すブロック図である。 第1NICによる通信/電力制御処理の処理手順を示すフローチャートである。 第2NICによる通信/電力制御処理の処理手順を示すフローチャート(第1ページ目)である。 第2NICによる通信/電力制御処理の処理手順を示すフローチャート(第2ページ目)である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。なお、ここでは、実施形態に係るネットワーク複合機(MFP)がLANを介してパーソナルコンピュータ(以下「PC」という。特許請求の範囲に記載の通信端末に相当)と接続されているネットワークシステムを例にして説明する。なお、例示するネットワークシステムは、理解を容易にするためにその構成を簡略化したものである。まず、図1及び図2を併せて用いて、ネットワーク複合機1及びネットワーク・インターフェース・コントローラ(以下「NIC」という)10の構成について説明する。図1は、LAN51に接続されたネットワーク複合機1の全体構成を示すブロック図である。図2は、NIC10の構成を示すブロック図である。
ネットワーク複合機1は、待機時に低消費電力状態を取り得るネットワーク複合機であり、LAN51を介して接続されているPC30から受信したプリントデータ(PCプリントデータ)を用紙に記録するPCプリント機能、及び、PC30から受信したファクシミリデータ(PC−FAXデータ)をファクシミリ送信するPC−FAX機能を備えている。また、ネットワーク複合機1は、原稿を読み取り画像データを生成するスキャナ機能、読み取り生成した画像データを用紙に記録するコピー機能、ファクシミリ通信により受信した画像データを用紙に記録するFAX受信機能、及び、読み取った画像データをファクシミリ送信するFAX送信機能を備えている。さらに、ネットワーク複合機1は、電子メールを利用してIP網経由で画像データを送受信するインターネットFAX(IFAX)機能等も有している。これらの各機能を実現するためにネットワーク複合機1は、MFP本体3及び該MFP本体3をLAN51に接続するためのNIC10を備えている。また、MFP本体3は、制御部11、記録部12、操作部13、表示部14、読取部15、コーデック16、画像記憶部17、モデム18、NCU19、IFAX制御部20、Webサーバ21、及び、電源25等を備えている。なお、上記各部はバス(通信路)23で相互に通信可能に接続されている。また、NIC10を構成する第2NIC120(詳細は後述する)及びMFP本体3は、稼動時に通常電力状態(特許請求の範囲に記載の第1電力状態に相当)を取り、待機時に低消費電力状態(特許請求の範囲に記載の第2電力状態に相当)を取り得るように構成されている。
NIC10は、各種通信プロトコルの送受信制御処理、及び各種通信プロトコル上のデータ解析処理及びデータ作成処理を行なうネットワークインターフェースである。LAN51を介して接続されているPC30とのデータ通信はこのNIC10を通して行われる。NIC10は、図2に示されるように、ネットワークパケット(ネットワークデータ)を受信するフロントエンド部(特許請求の範囲に記載の第1通信制御手段に相当、以下「第1NIC」という)100と、受信データの解析、応答データの生成、及び各種アプリケーションに対応した処理を行うバックエンド部(特許請求の範囲に記載の第2通信制御手段に相当、以下「第2NIC」という)120とを備えている。
第1NIC100は、LAN51を介して例えばPC30と接続され、該PC30との間で通信を行なう。第2NIC120は、例えばPCI(Peripheral Component Interconnect)又はPCI Express等のバス130(特許請求の範囲に記載の通信路に相当)を介して第1NIC100と相互にデータ転送可能に接続され、稼動時に通常電力状態を取り、待機時に低消費電力状態を取り得るように構成されている。なお、待機時すなわちMFP本体3及び第2NIC120が低消費電力状態にあるときであっても、第1NIC100には電力が供給される。また、第1NIC100と第2NIC120とは、PCI等のバス130に代えて、例えば、シリアル通信又はUSB等によって通信可能に接続されていてもよい。
第1NIC100は、演算を行なうマイクロプロセッサ、マイクロプロセッサに各処理を実行させるためのプログラム等を記憶するROM、マイクロプロセッサにより制御されて通信処理を行う通信用チップ(IC)、及び通信用チップにより受信され、該通信用チップから読み出された受信データや演算結果等の各種データを一時的に記憶するRAM等により構成されている。なお、第1NIC100は、上述したマイクロプロセッサ、通信用チップ、ROM、RAM等がワンチップに収められたマイクロコンピュータを用いて構成してもよい。また、第1NIC100で用いられるマイクロプロセッサは、第2NIC120で用いられるものよりも例えばクロック周波数が低く、より低消費電力のものを用いることが好ましい。さらに、第1NIC100で用いられるRAM等のメモリは、第2NIC120で用いられるものよりも容量が小さく、消費電力がより低いものを用いることが好ましい。
図2に示されるように、第1NIC100では、上述したハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより、受信部101、送信部103、記憶部104、電力状態判定部105、データ種別判断部106、起動信号出力部107、バス転送部108、応答データ生成部109、持続接続制御部110が構築されている。
受信部101は、例えばPC30からLAN51を介してネットワークパケット(ネットワークデータ)を受信するものである。記憶部104は、上述したRAMにより構成され、第2NIC120が起動されるまでの間に受信された受信データを記憶する。
電力状態判定部105は、第2NIC120と接続されたポートのレベル(Hi又はLow)に基づいて、第2NIC120、及びMFP本体3の電力状態を判定する。具体的には、電力状態判定部105は、ポートレベルがHi(5V)の場合には通常電力状態と判定し、Low(0V)のときには低消費電力状態と判定する。すなわち、電力状態判定部105は、特許請求の範囲に記載の判定手段として機能する。
データ種別判断部106は、受信部101により受信されたネットワークデータが、PCプリントデータ及びPC−FAXデータのいずれかであるか否かを判断する。すなわち、データ種別判断部106は、特許請求の範囲に記載の判断手段として機能する。ここで、データ種別判断部106は、受信されたネットワークデータのポート番号から、該受信データが、PCプリントデータ及びPC−FAXデータのいずれかであるか否かを判断する。より詳細には、データ種別判断部106は、パターンマッチングにより、ネットワークデータが、PCプリント、PC−FAXで使用されるポート番号、例えば、9100番(Port9100)、515番(LPD)、631番(IPP)に対するデータであると認められた場合に、PCプリントデータ又はPC−FAXデータであると判断する。なお、データ種別判断部106による判断結果は、起動信号出力部107に出力されるとともに、バス転送部108を介して、第2NICに転送される。
起動信号出力部107は、データ種別判断部106により、受信データがPCプリントデータ又はPC−FAXデータであると判断され、かつ、電力状態判定部105により、第2NIC120及びMFP本体3(制御部11、記録部12、コーデック16、画像記憶部17、モデム18、NCU19)が低消費電力状態であると判定された場合に、第2NIC120及びMFP本体3に電力が供給され、電力状態を低消費電力状態から通常電力状態に移行させるための制御信号(以下「起動信号」という)を電源25に対して出力する。すなわち、起動信号出力部107は、特許請求の範囲に記載の第1移行手段として機能する。なお、起動信号出力部107は、制御部11に対して制御信号を出力し、制御部11が、電源25に対して起動信号を出力する構成としてもよい。起動信号出力部107から起動信号が出力されると、電源25から第2NIC120及びMFP本体3への電力供給が開始される。そして、第2NIC120及びMFP本体3それぞれにおいてプログラムロード等の初期化処理(起動処理)が実行され、第2NIC120及びMFP本体3が起動される。第2NIC120及びMFP本体3の起動が完了すると、上述したポートレベルがHiにセットされる。なお、起動信号出力部107は、受信データがPCプリントデータ、PC−FAXデータではない場合、該受信データが第1NIC100で応答できないものであるときに、PCプリントデータ、PC−FAXデータに基づかない起動信号を出力する。
バス転送部108は、第2NIC120が低消費電力状態から通常電力状態に遷移したと判定された場合(起動された場合)に、第2NIC120が起動するまでに受信されて記憶部104に記憶されている受信データを、バス130を介して第2NIC120に転送する。また、バス転送部108は、第2NIC120が通常電力状態にあるときに、受信部101により受信されたデータを第2NIC120にバス130を介して転送する。
応答データ生成部109は、第2NIC120を起動する必要がない場合(すなわち第1NIC100のみで応答が可能な場合)に、受信部101により受信されたデータに対する応答(レスポンス)データを生成する。例えば、応答データ生成部109は、MACアドレスを問い合わせるためのARP要求(Address Resolution Protocol)、IPのエラーメッセージや制御メッセージを転送するためのICMP要求(Internet Control Message Protocol)、ネットワーク機器をネットワーク経由で監視・制御するためのSNMP要求(Simple Network Management Protocol)等に対する応答データを生成する。なお、応答データ生成部109により生成された応答データは、送信部103へ出力される。
送信部103は、第2NIC120が低消費電力状態にあるときに、応答データ生成部109により生成された応答データをLAN51に送出する。また、送信部103は、第2NIC120が通常電力状態にあるときに、第2NIC120からバス130を介して受取った応答データをLAN51に送出する。
持続接続制御部110は、受信部101により通信端末(例えばPC30)からのセッション確立要求信号(TCP/IPデータ)が受信され、かつ、起動信号出力部107により起動信号が出力された場合に、該通信端末との間にセッションを確立するとともに、第2NIC120の電力状態が低消費電力状態から通常電力状態に移行されるまでの間、セッションを張った状態で通信端末に対してデータの送信を禁止させる持続接続制御(キープアライブ制御)を実行する。すなわち、持続接続制御部110は、特許請求の範囲に記載の持続接続制御手段として機能する。
より詳細には、持続接続制御部110は、持続接続制御を行う際に、通信端末(例えばPC30)に対して、windows sizeがゼロのACK(win=0)を返信する。ACK(win=0)が返信されると、送信元は、受信バッファが空いたか否かを問い合わせる信号TCP Zero Window Probe(win=0)を定期的に送出する。この信号に対して、第1NIC100が、受信バッファに空き容量がないことを示す信号TCP Zero Window Probe ACK(win=0)を返すことにより持続接続制御が行われる。すなわち、持続接続制御が維持されている間、TCP Zero Window Probe(win=0)に対してTCP Zero Window Probe ACK(win=0)が返信される。なお、第2NIC120が通常電力状態である場合には、持続接続制御部110は、持続接続制御を実行することなく通信端末に対してデータの送信を許可する。また、持続接続制御部110は、第2NIC120が低消費電力状態から通常電力状態に移行したとき(起動されたとき)に持続接続制御を終了し、セッション確立要求信号を送信した通信端末に対してデータの送信を許可する。
第2NIC120は、演算を行なうマイクロプロセッサ、マイクロプロセッサに各処理を実行させるためのプログラム等を記憶するROM、第1NIC100から転送された受信データ、演算結果等の各種データを一時的に記憶するRAM、及びバックアップデータを記憶するバックアップRAM等により構成されている。なお、第2NIC120は、これらのマイクロプロセッサ、ROM、RAM等がワンチップに収められたマイクロコンピュータを用いて構成してもよい。なお、第2NIC120で用いられるマイクロプロセッサは、第1NIC100で用いられるものよりもクロック周波数が高く、より高速動作するものが利用される。さらに、第2NIC120で用いられるRAM等のメモリは、第1NIC100のメモリよりも容量が大きいものが用いられる。
第2NIC120では、上述したハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより、受取部121、データ判別部122、電力停止部123、生成部124、及び出力部125等が構築されている。
受取部121は、第2NIC120が通常電力状態にあるときに、第1NIC100によって通信端末(例えばPC30)から受信され、バス転送部108から転送された受信データを、バス130を介して受取る。なお、受取部121で受取られた受信データは、データ判別部122、及び生成部124に出力される。
データ判別部122は、起動信号出力部107によって受信データがPCプリントデータ又はPC−FAXデータであると判断されて電力が供給され、低消費電力状態から通常電力状態へ移行したときに、受取部121で受取られた該受信データがPCプリントデータであるかPC−FAXデータであるかを判別する。すなわち、データ判別部122は、特許請求の範囲に記載の判別手段として機能する。ここで、データ判別部122は、受信データ(PDLデータ又はGDIデータ)に含まれるランゲージ情報を解析(パターンマッチング)し、該受信データが、PCプリントデータであるかPC−FAXデータであるかを判別する。より詳細には、データ判別部122は、受信データ(PDLデータ又はGDIデータ)に含まれるランゲージ情報として、プリント用の言語であるPCLxL、PCL5e、GDIが記載されている場合に、受信データがPCプリントデータであると判別する。一方、プリント用の言語以外の場合には、ファクシミリデータであると判別する。なお、データ判別部122による判別結果は、電力停止部123へ出力される。
電力停止部123は、データ判別部122による判別結果に応じて、受信データの処理に必要のないユニットへの電力供給を停止するように電源25に対して制御信号(以下「停止信号」という)を出力する。より具体的には、受信データがPCプリントデータであると判別された場合には、モデム18及びNCU19への電力供給を停止するように電源25に対して停止信号を出力する。一方、受信データがPC−FAXデータであると判別された場合には、記録部12への電力供給を停止するように電源25に対して停止信号を出力する。すなわち、電源停止部123は、特許請求の範囲に記載の第2移行手段として機能する。なお、電源停止部123は、制御部11に対して制御信号を出力し、制御部11が、電源25に対して停止信号を出力する構成としてもよい。
生成部124は、受取部121により受取られた受信データに対する応答(レスポンス)データを生成するものである。なお、生成部124で生成された応答データは、出力部125に出力される。出力部125は、生成部124により生成された応答データを、バス130を介して、第1NIC100に出力する。
第2NIC120は、例えば、所定時間(例えば5分)以上連続して通信が行われない場合に電源25からの電力供給が停止され、低消費電力状態となる。一方、第2NIC120では、上述したように、起動信号出力部107から出力された起動信号によって電源25からの電力供給が開始され、通常電力状態となる。
第2NIC120は、インターネット環境を利用したIFAX機能をも司る。第2NIC120は、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)に従って電子メールを送信する機能、及び、POP(Post Office Protocol)に従って電子メールを受信する機能を有している。第2NIC120は、送信原稿をTIFF形式等の画像データとして電子メールに添付し、メールアドレス(SMTPサーバ)宛てに送信する。また、第2NIC120は、設定された時間毎にPOPサーバから電子メールを受信して添付ファイルをプリントアウトする。
図1に戻り説明を続ける。MFP本体3を構成する制御部11は、演算を行なうマイクロプロセッサ、マイクロプロセッサに各処理を実行させるためのプログラム等を記憶するROM、演算結果等の各種データを一時的に記憶するRAM、及びバックアップデータを記憶するバックアップRAM等により構成されている。制御部11は、ROMに記憶されているプログラムを実行することにより、MFP本体3を構成するハードウェアを統合的に制御する。
記録部12は、電子写真方式のプリンタであり、外部のPC30から受信されたPCプリントデータを用紙にプリントアウトする。すなわち、記録部12は、特許請求の範囲に記載の記録手段として機能する。また、記録部12は、読取部15により読み取られ生成された画像データ、及びFAX、IFAX等で受信された画像データを用紙にプリントアウトする。
操作部13は、ネットワーク複合機1の各機能を利用するために用いられる複数のキー、例えば、テンキー、短縮キー、スタートキー、ストップキー、及び各種のファンクションキー等を備えている。表示部14は、LCD等を用いた表示装置であり、ネットワーク複合機1の動作状態及び/又は各種設定内容等を表示する。読取部15は、光源及びCCD等によって構成されており、紙文書等の原稿を設定された副走査線密度に応じてライン毎に読み取り、画像データを生成する。
コーデック16は、読取部15で読み取られた画像データを符号化圧縮するとともに符号化圧縮されている画像データを復号する。画像記憶部17は、DRAM等で構成されており、コーデック16で符号化圧縮された画像データ、FAX受信された画像データ、及び、外部のPC30から受信されて符号化圧縮された画像データ等を記憶する。
モデム(変復調器)18は、ディジタル信号とアナログ信号との間の変復調を行なう。また、モデム18は、ディジタル命令信号(DCS)等の各種機能情報の発生及び検出を行なう。NCU(Network Control Unit)19は、モデム18と接続されており、モデム18と公衆交換電話網(PSTN)50との接続を制御する。また、NCU19は、送信先のファクシミリ番号に対応した呼出信号の送出、及びその着信を検出する機能を備えている。なお、NCU19への電力供給が停止されるときであっても、着信を検出する着信検出回路には、電力が供給される。モデム18、及び着信検出回路を除くNCU19は、特許請求の範囲に記載のファクシミリ手段として機能する。Webサーバ21は、例えばHTMLで記述されたホームページ、ログインページ、及びファクシミリ操作ページ等のデータに対して、PC30からアクセスして所定のHTTPタスクを実行することを可能にする。
電源25は、制御信号に従って、NIC10を構成する第1NIC100、第2NIC120、及びMFP本体3を構成する各部に対して、選択的に電力を供給し、又は、電力の供給を停止する。すなわち、第2NIC120及びMFP本体3(記録部12、モデム18、NCU19など)は、電源25からの電力供給が開始されて通常電力状態(稼働状態)に移行し、電源25からの電力供給が停止されて低消費電力状態に移行する。
次に、図3〜図5を併せて参照しつつ、ネットワーク複合機1による通信/電力制御処理について説明する。ここで、図3は、第1NIC100による通信/電力制御処理の処理手順を示すフローチャートである。また、図4,5は、第2NIC120による通信/電力制御処理の処理手順を示すフローチャート(第1ページ、第2ページ)である。
まず、図3を参照しつつ、第1NIC100による通信/電力制御処理について説明する。この処理は、第1NIC100において、所定のタイミングで実行される。
ステップS100では、ネットワークデータが受信されたか否かについての判断が行われる。ここで、ネットワークデータが受信された場合には、ステップS102に処理が移行する。一方、ネットワークデータが受信されていないときには、ネットワークデータが受信されるまで、本ステップが繰り返して実行される。
ステップS102では、第2NIC120が低消費電力状態であるか否かについての判断が行われる。ここで、第2NIC120が低消費電力状態でない場合には、ステップS104において、通常のデータ受信処理が実行されて、受信データが第2NIC120に転送された後、本処理から一旦抜ける。一方、第2NIC120が低消費電力状態であるときには、ステップS106に処理が移行する。
ステップS106では、パターンマッチングにより、受信データがARP要求であるか否かについての判断が行われる。ここで、受信データがARP要求である場合には、ステップS108において、ARP応答データが生成されて、送出される(ARP応答処理)。一方、受信データがARP要求でないときには、ステップS110に処理が移行する。
ステップS110では、パターンマッチングにより、受信データがICMP要求であるか否かについての判断が行われる。ここで、受信データがICMP要求である場合には、ステップS112において、ICMP応答データが生成されて、送出される(ICMP応答処理)。一方、受信データがICMP要求でないときには、ステップS114に処理が移行する。
ステップS114では、パターンマッチングにより、受信データがSNMP要求であるか否かについての判断が行われる。ここで、受信データがSNMP要求である場合には、ステップS116において、SNMP応答データが生成されて、送出される(SNMP応答処理)。一方、受信データがSNMP要求でないときには、ステップS118に処理が移行する。
ステップS118では、受信データがPCプリント、PC−FAXで使用されるポート番号、例えば、9100番(Port9100)、515番(LPD)、631番(IPP)に対するデータであるか否かについての判断が行われる。ここで、受信データがPCプリント、PC−FAXで使用されるポート番号に対するデータである場合には、ステップS120に処理が移行する。一方、受信データがPCプリント、PC−FAXで使用されるポート番号に対するデータでないとき(例えば80番)には、ステップS134に処理が移行する。
ステップS120では、PCプリント、PC−FAXに基づく起動要求が出力される。より具体的には、第2NIC120及びMFP本体3に対する電力供給を開始するための起動信号が電源25に対して出力され、第2NIC120及びMFP本体3への電力供給が開始される。
続くステップS122では、第2NIC120及びMFP本体3の起動が完了したか否か、すなわち第2NIC120及びMFP本体3が通常電力状態に移行したか否かについての判断が行われる。ここで、第2NIC120及びMFP本体3の起動がまだ完了していない場合には、ステップS124に処理が移行する。一方、起動が完了したときには、ステップS126に処理が移行する。
ステップS124では、セッションを張った状態でデータの送信を禁止する持続接続制御が実行される。なお、持続接続制御については上述した通りであるので、ここでは詳細な説明を省略する。その後、ステップS122に処理が移行し、第2NIC120及びMFP本体3の起動が完了するまで、持続接続制御が継続して実行される。
一方、第2NIC120及びMFP本体3の起動が完了した場合、ステップS126では、第1番目の受信データが第2NIC120に転送される。続くステップS128では、ネットワークパケットデータが受信されたか否かについての判断が行われる。ここで、ネットワークパケットデータが受信されていない場合には、ネットワークパケットデータが受信されるまで本ステップが繰り返して実行される。一方、ネットワークパケットデータが受信されたときには、ステップS130に処理が移行する。
ステップS130では、受信されたデータが第2NIC120にバス130を介して転送(メモリ転送)される。続いて、ステップS132では、第2NIC120から転送されてきた応答データなどが、例えばPC30に対して送出される。その後、本処理が終了する。
上述したステップS118において、受信データがPCプリント、PC−FAXで使用されるポート番号に対するデータでないと判断されたときには、ステップS134において、機器状態設定・取得に基づく起動要求が出力される。より具体的には、第2NIC120及びMFP本体3に対する電力供給を開始するための起動信号が電源25に対して出力され、第2NIC120及びMFP本体3への電力供給が開始される。
続くステップS136では、第2NIC120及びMFP本体3の起動が完了したか否か、すなわち第2NIC120及びMFP本体3が通常電力状態に移行したか否かについての判断が行われる。ここで、第2NIC120及びMFP本体3の起動がまだ完了していない場合には、ステップS138に処理が移行する。一方、起動が完了したときには、ステップS140に処理が移行する。
ステップS138では、セッションを張った状態でデータの送信を禁止する持続接続制御が実行される。なお、持続接続制御については上述した通りであるので、ここでは詳細な説明を省略する。その後、ステップS136に処理が移行し、第2NIC120及びMFP本体3の起動が完了するまで、持続接続制御が継続して実行される。
一方、第2NIC120及びMFP本体3の起動が完了した場合、ステップS140では、第1番目の受信データが第2NIC120に転送される。続くステップS142では、ネットワークパケットデータが受信されたか否かについての判断が行われる。ここで、ネットワークパケットデータが受信されていない場合には、ネットワークパケットデータが受信されるまで本ステップが繰り返して実行される。一方、ネットワークパケットデータが受信されたときには、ステップS144に処理が移行する。
ステップS144では、受信されたデータが第2NIC120にバス130を介して転送(メモリ転送)される。続いて、ステップS146では、第2NIC120から転送されてきた応答データなどが、例えばPC30に対して送出される。その後、本処理が終了する。
次に、図4及び図5を併せて参照しつつ、第2NIC120による通信/電力制御処理について説明する。この処理は、第2NIC120において、所定のタイミングで実行される。
ステップS200では、第2NIC120が低消費電力状態であるか否かについての判断が行われる。ここで、第2NIC120が低消費電力状態でない場合にはステップS202において、第1NIC100及びMFP本体3との間で、通常の受信処理が実行される。その後、本処理から一旦抜ける。一方、第2NIC120が低消費電力状態であるときには、ステップS204に処理が移行する。
ステップS204では、第1NIC100から、起動信号(起動要求)が出力されたか否かについての判断が行われる。ここで、起動信号が出力されていない場合には、起動信号が出力されるまで、本ステップが繰り返して実行される。一方、起動信号が出力されたときには、ステップS206に処理が移行する。
ステップ206では、第1NIC100から出力された起動信号(起動要求)が、PCプリント、PC−FAXに基づくものであるか否かについての判断が行われる。ここで、PCプリント、PC−FAXに基づくものである場合には、ステップS208に処理が移行する。一方、PCプリント、PC−FAXに基づくものでないときには、ステップS260に処理が移行する。
ステップS208では、第2NIC120に対して電力供給が開始され、第2NIC120の初期化処理が実行される。続いて、ステップS210では、MFP本体3の制御部11、画像記憶部17、各センサに電力供給が開始され、プログラムのロード、メモリのイニシャライズなどの初期化処理が実行される。また、ステップS212では、モデム18、NCU19に対して電力供給が開始されるとともに、初期化処理が実行される。続くステップS214では、記録部12を構成するプリンタエンジンに電力供給が開始され、初期化処理が実行された後、プリンタエンジンのウォームアップ処理が実行される(ステップS216)。
次に、ステップS218では、第2NIC120及びMFP本体3の初期化処理が終了したか否かについての判断が実行される。ここで、初期化処理が終了していない場合には、初期化が完了するまで、本ステップが繰り返して実行される。一方、初期化処理が終了したときには、ステップS220に処理が移行する。
ステップS220では、第1NIC100から受け取った第1番目の受信データが、PC−FAXのPJL(Printer Job Language)であるか否かについての判断が行われる。ここで、PC−FAXのPJLでない場合には、ステップS242に処理が移行する。一方、PC−FAXのPJLのときにはステップS222に処理が移行する。
ステップS222では、受信データ(PC−FAXデータ)の処理に必要がないプリンタエンジンのウォームアップが停止される。続いて、ステップS224では、プリンタエンジンへの電力供給が停止される。その後、図5に示されるステップS226に処理が移行する。
ステップS226では、第1NIC100からネットワークパケットデータが受信されたか否かについての判断が行われる。ここで、ネットワークパケットデータが受信されていない場合には、ネットワークパケットデータが受信されるまで本処理が繰り返して実行される。一方、ネットワークパケットデータが受信されたときには、ステップS228に処理が移行する。
ステップS228では、受信データ(PC−FAXデータ)が格納される。そして、ステップS230において、受信データに対する応答データが生成され、第1NIC100に転送される。続いて、ステップS232では、セッションを切断するためのFIN信号が受信されたか否かについての判断が行われる。ここで、FIN信号が受信されていない場合には、ステップS226に処理が移行し、FIN信号が受信されるまで、上述したステップS226〜S232の処理が繰り返して実行される。一方、FIN信号が受信されたときには、ステップS234に処理が移行する。
ステップS234では、受信されたPC−FAXデータのPC−FAX送信処理が実行される。送信処理が終了した後、ステップS236において、モデム18、NCU19に対する電力供給が停止される。
続いて、ステップS238において、第2NIC120への電力供給が停止されるとともに、ステップS240において、MFP本体3への電力供給が停止され、第2NIC120及びMFP本体3が低消費電力状態に移行する。その後、本処理が終了する。
上述したステップS220において、第1番目の受信データがPC−FAXのPJLでないと判断された場合、すなわちPCプリントのPJLのとき(例えばPCLxL、PCL5eなどのプリント用のランゲージ情報が含まれているとき)には、ステップS242において、受信データ(PCプリントデータ)の処理に必要がないモデム18、NCU19への電力供給が停止される。その後、図5に示されるステップS244に処理が移行する。
ステップS244では、第1NIC100からネットワークパケットデータが受信されたか否かについての判断が行われる。ここで、ネットワークパケットデータが受信されていない場合には、ネットワークパケットデータが受信されるまで本処理が繰り返して実行される。一方、ネットワークパケットデータが受信されたときには、ステップS246に処理が移行する。
ステップS246では、受信データ(PCプリントデータ)が格納される。そして、ステップS248において、受信データに対する応答データが生成され、第1NIC100に転送される。続いて、ステップS250では、セッションを切断するためのFIN信号が受信されたか否かについての判断が行われる。ここで、FIN信号が受信されていない場合には、ステップS244に処理が移行し、FIN信号が受信されるまで、上述したステップS244〜S250の処理が繰り返して実行される。一方、FIN信号が受信されたときには、ステップS252に処理が移行する。
ステップS252では、プリンタエンジンのウォームアップが完了したか否かについての判断が行われる。ここで、プリンタエンジンのウォームアップが完了していない場合には、プリンタエンジンのウォームアップが完了するまで、本ステップが繰り返して実行される。一方、プリンタエンジンのウォームアップが完了したときには、ステップS254に処理が移行する。
ステップS254では、PCプリント処理が実行される、すなわち、受信されたPCプリントデータが記録部12によってプリントアウトされる。PCプリント処理が終了した後、ステップS256において、プリンタエンジンが停止されされるとともに、ステップS258において、プリンタエンジンに対する電力供給が停止される。
続いて、ステップS238において、第2NIC120への電力供給が停止されるとともに、ステップS240において、MFP本体3への電力供給が停止され、第2NIC120及びMFP本体3が低消費電力状態に移行する。その後、本処理が終了する。
一方、上述したステップS206において、起動信号(起動要求)が、PCプリント、PC−FAXに基づくものではないと判断された場合には、ステップS260において、第2NIC120に対して電力供給が開始され、第2NIC120の初期化処理が実行される。また、続くステップS262において、MFP本体3の制御部11、画像記憶部17、各センサに電力供給が開始され、プログラムのロード、メモリのイニシャライズなどの初期化処理が実行される。
次に、ステップS264では、第2NIC120及びMFP本体3の初期化処理が終了したか否かについての判断が実行される。ここで、初期化処理が終了していない場合には、初期化が完了するまで、本ステップが繰り返して実行される。一方、初期化処理が終了したときには、ステップS266に処理が移行する。
ステップS266では、低消費電力状態移行タイマー(T1タイマー)が起動される。次に、ステップS268では、第1NIC100からネットワークパケットデータが受信されたか否かについての判断が行われる。ここで、ネットワークパケットデータが受信されていない場合には、ステップS270に処理が移行する。一方、ネットワークパケットデータが受信されたときには、ステップS272に処理が移行する。
ステップS270では、低消費電力状態移行タイマー(T1タイマー)がカウントアップされT1時間(例えば5分)が経過したか否かについての判断が行われる。ここで、まだT1時間が経過していない場合には、ステップS268に処理が移行し、ネットワークパケットデータが受信されるか、又は、T1時間が経過するまで、上述したステップS268、S270の処理が繰り返して実行される。一方、T1時間が経過したときには、ステップS238に処理が移行する。そして、ステップS238において、第2NIC120への電力供給が停止されるとともに、ステップS240において、MFP本体3への電力供給が停止され、第2NIC120及びMFP本体3が低消費電力状態に移行する。その後、本処理が終了する。
一方、ステップS272では、受信データに応じたデータ処理が実行される。そして、ステップS274において、受信データに対する応答データが生成され、第1NIC100に転送される。続いて、ステップS276では、セッションを切断するためのFIN信号が受信されたか否かについての判断が行われる。ここで、FIN信号が受信されていない場合には、ステップS268に処理が移行し、FIN信号が受信されるまで、上述したステップS268〜S276の処理が繰り返して実行される。一方、FIN信号が受信されたときには、ステップS278に処理が移行する。
ステップS278では、SYNデータが受信されたか否かについての判断が行われる。ここで、SYNデータが受信された場合には、ステップS268に処理が移行し、上述したステップS268以降の処理が実行される。一方、SYNデータが受信されていないときには、ステップS280に処理が移行する。
ステップS280では、低消費電力状態移行タイマー(T1タイマー)がカウントアップされT1時間(例えば5分)が経過したか否かについての判断が行われる。ここで、まだT1時間が経過していない場合には、ステップS278に処理が移行し、SYNデータが受信されるか、又は、T1時間が経過するまで、上述したステップS278、S280の処理が繰り返して実行される。一方、T1時間が経過したときには、ステップS238に処理が移行する。そして、ステップS238において、第2NIC120への電力供給が停止されるとともに、ステップS240において、MFP本体3への電力供給が停止され、第2NIC120及びMFP本体3が低消費電力状態に移行する。その後、本処理が終了する。
本実施形態によれば、例えばPC30から受信された受信データが、PCプリントデータ及びPC−FAXデータのいずれかであると判断された時点で、第2NIC120及びMFP本体3(記録部12、モデム18、NCU19等)に電力が供給される。よって、より速いタイミングで電力供給が開始されるため、第2NIC120及びMFP本体3を早期に立ち上げ、より早く稼働状態に移行させることができる。一方、第2NIC120及びMFP本体3が稼働状態に移行された後、受信データが解析され、PCプリントデータであるかPC−FAXデータであるかが判別された時点で、受信データの処理に必要ない手段、すなわち、受信データがPCプリントデータである場合にはモデム18及びNCU19、受信データがPC−FAXデータである場合にはプリンタエンジンを含む記録部12への電力供給が停止される。よって、全体の消費電力をより低減することができる。また、NIC10が、第1NIC100と第2NIC120とに分割されて構成され、例えば待機時に、第2NIC120がより消費電力が小さい低消費電力状態にされるとともに、第1NIC100のみが稼動されて、受信データの待ち受け動作が行われる。よって、受信データの待ち受け時に、第1NIC100を除いて、NIC10を低消費電力状態にすることができるため、NIC10の消費電力を低減することができる。以上の結果、低消費電力状態から稼働状態により早くに移行でき、かつ、消費電力をより低減することが可能となる。
また、本実施形態によれば、データ種別判断部106が、受信データのポート番号から、該受信データが、PCプリントデータ及びPC−FAXデータのいずれかであるか否かを判断する。そのため、受信データが、PCプリント、PC−FAXで使用されるポート番号、例えば、9100番(Port9100)、515番(LPD)、631番(IPP)に対するデータである場合に、PCプリントデータ又はPC−FAXデータであると判断することができる。なお、この判断は、データのパターンマッチングで行うことができるため、クロック周波数が低く、処理速度が比較的遅いCPUで対応でき、また、大容量のメモリ等を備える必要もない。よって、データ種別判断部106を有する第1NIC100の消費電力を低減することができる。
また、本実施形態によれば、第2NIC120を構成するデータ判別部122が、受信データに含まれるランゲージ情報を解析(パターンマッチング)し、該受信データが、PCプリントデータであるかPC−FAXデータであるかを判別する。そのため、受信データ(PDLデータ又はGDIデータ)に含まれるランゲージ情報として、プリント用の言語であるPCLxL、PCL5e、GDIが記載されている場合に、PCプリントデータであると判別することができる。一方、プリント用の言語以外の場合には、PC−FAXデータであると判別することができる。
本実施形態によれば、第2NIC120の電力状態が、受信データを処理することができる通常電力状態に移行するまでの間、セッションが張られた状態が保持されつつPC30に対してデータの送信が禁止される。よって、受信データを一時的に格納するための大容量メモリを第1NIC100側で備える必要がないため、メモリの消費電力を抑えることができる。また、このようにすれば、持続接続制御が解除される時点では、既にセッションが張られているため、迅速にデータ通信を開始することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、NIC10が第1NIC100と第2NIC120とに分割されて構成されていたが、第1NIC100及び第2NIC120それぞれは、必ずしも独立した基板で構成されている必要はない。例えば、1枚の基板上に第1NIC100及び第2NIC120が構築されていてもよいし、1つのICチップの中に第1NIC100及び第2NIC120が形成されていてもよい。
上記実施形態では、低消費電力状態を特許請求の範囲に記載の第2電力状態と対応付け、通常電力状態を特許請求の範囲に記載の第1電力状態と対応付けて説明した。ここで、低消費電力状態(第2電力状態)には、電力の供給が停止される状態の他に、電力の供給が制限された状態、例えば、各部の一部だけに電力が供給される状態、及び、通常電力状態(第1電力状態)よりも電圧値の低い電力が供給される状態を含む。また、電力の供給が制限された状態には、例えば、CPUのクロック周波数を低下させた状態なども含まれる。
また、上記実施形態では、MFP本体3及び第2NIC120が、低消費電力状態(省エネモード)と通常電力状態(通常モード)との2つの状態を取る構成としたが、3段階以上の電力状態を取り得るように構成されていてもよい。なお、その場合、特許請求の範囲に記載の第1電力状態が、最も消費電力が大きい状態である必要はない。同様に、特許請求の範囲に記載の第2電力状態が、最も消費電力の小さい状態とは限られない。
1 ネットワーク複合機
3 MFP本体
10 NIC
100 第1NIC
101 受信部
103 送信部
104 記憶部
105 電力状態判定部
106 データ種別判断部
107 起動信号出力部
108 バス転送部
109 応答データ生成部
110 持続接続制御部
120 第2NIC
121 受取部
122 データ判別部
123 電力停止部
124 生成部
125 出力部
130 バス
11 制御部
12 記録部
13 操作部
14 表示部
15 読取部
16 コーデック
17 画像記憶部
18 モデム
19 NCU
21 Webサーバ
23 バス
25 電源
30 パーソナルコンピュータ
51 LAN

Claims (5)

  1. ネットワークを介して通信端末と接続され、該通信端末との間でデータの送受信を行なう第1通信制御手段、及び、該第1通信制御手段と通信可能に接続され、第1電力状態と該第1電力状態よりも消費電力の少ない第2電力状態とを取り得る第2通信制御手段を有する通信手段と、
    前記第1電力状態と前記第2電力状態とを取ることができ、前記通信手段により受信されたプリントデータをプリントアウトする記録手段と、
    前記第1電力状態と前記第2電力状態とを取ることができ、前記通信手段により受信されたファクシミリデータをファクシミリ送信するファクシミリ手段と、を備え、
    前記第1通信制御手段は、
    受信データが、プリントデータ及びファクシミリデータのいずれかであるか否かを判断する判断手段と、
    前記第2通信制御手段、前記記録手段、及び前記ファクシミリ手段の電力状態を判定する判定手段と、
    前記判断手段により、前記受信データがプリントデータ又はファクシミリデータであると判断され、かつ、前記判定手段により、前記第2通信制御手段、前記記録手段、及び前記ファクシミリ手段が前記第2電力状態であると判定された場合に、前記第2通信制御手段、前記記録手段、及び前記ファクシミリ手段を前記第1電力状態に移行させるための制御信号を出力する第1移行手段と、を有し、
    前記第2通信制御手段は、
    前記受信データがプリントデータ又はファクシミリデータであると判断されて電力が供給され、前記第2電力状態から前記第1電力状態へ移行したときに、前記受信データがプリントデータであるかファクシミリデータであるかを判別する判別手段と、
    前記判別手段により、前記受信データがプリントデータであると判別された場合に、前記ファクシミリ手段を前記第2電力状態に移行させ、前記受信データがファクシミリデータであると判別された場合に、前記記録手段を前記第2電力状態に移行させるための制御信号を出力する第2移行手段と、を有する
    ことを特徴とするネットワーク複合機。
  2. 前記判断手段は、前記受信データのポート番号から、該受信データが、プリントデータ及びファクシミリデータのいずれかであるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク複合機。
  3. 前記判別手段は、前記受信データに含まれるランゲージ情報を解析し、該受信データが、プリントデータであるかファクシミリデータであるかを判別することを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワーク複合機。
  4. 前記第1通信制御手段は、前記通信端末からのセッション確立要求信号が受信され、かつ、前記第1移行手段により前記制御信号が出力された場合に、該通信端末との間にセッションを確立するとともに、前記第2通信制御手段の電力状態が前記第1電力状態に移行されるまでの間、セッションを張った状態で前記通信端末に対してデータの送信を禁止させる持続接続制御を実行する持続接続制御手段をさらに含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のネットワーク複合機。
  5. 前記ファクシミリ手段は、モデム及びNCUを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のネットワーク複合機。
JP2010180387A 2010-08-11 2010-08-11 ネットワーク複合機 Expired - Fee Related JP5636806B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010180387A JP5636806B2 (ja) 2010-08-11 2010-08-11 ネットワーク複合機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010180387A JP5636806B2 (ja) 2010-08-11 2010-08-11 ネットワーク複合機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012039562A JP2012039562A (ja) 2012-02-23
JP5636806B2 true JP5636806B2 (ja) 2014-12-10

Family

ID=45851008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010180387A Expired - Fee Related JP5636806B2 (ja) 2010-08-11 2010-08-11 ネットワーク複合機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5636806B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5630339B2 (ja) * 2011-03-14 2014-11-26 村田機械株式会社 通信装置及び画像処理装置
JP5768017B2 (ja) * 2012-07-25 2015-08-26 株式会社東芝 通信端末、通信方法および通信プログラム
JP6482369B2 (ja) * 2014-06-18 2019-03-13 キヤノン株式会社 印刷制御装置、印刷制御装置の制御方法、印刷システム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005311884A (ja) * 2004-04-23 2005-11-04 Murata Mach Ltd 画像処理装置
JP2009296035A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Murata Mach Ltd 画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012039562A (ja) 2012-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5407943B2 (ja) ネットワークインターフェース装置
JP5521511B2 (ja) ネットワーク機器
JP4271520B2 (ja) 画像形成装置
US8767238B2 (en) Image forming apparatus and image forming system with power-saving mode
US9146522B2 (en) Image forming apparatus, and method of controlling image forming apparatus
US20110134477A1 (en) Network Printer
CN104639783A (zh) 信息处理装置及其控制方法
JP5779894B2 (ja) 通信装置及び画像処理装置
JP5636806B2 (ja) ネットワーク複合機
JP5691624B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
US9134785B2 (en) Information processing apparatus with power saving mode, and control method and communication apparatus therefor
JP2010166310A (ja) 通信制御装置及び画像処理装置
US20080180718A1 (en) Client server system and image forming apparatus
JP2013008293A (ja) 画像形成装置、情報処理端末、画像形成システム、及び、情報処理プログラム
JP2010273227A (ja) ネットワーク通信装置
JP2013218367A (ja) 画像形成装置
JP5630339B2 (ja) 通信装置及び画像処理装置
JP2012160086A (ja) データ処理装置、クライアント装置、及びデータ処理システム
JP5678497B2 (ja) ネットワークプリンタ
JP2011199587A (ja) 画像処理装置
JP5664702B2 (ja) ネットワーク通信装置
JP2007028062A (ja) 画像形成装置
JP2009147668A (ja) 画像形成装置
JP5609409B2 (ja) ネットワーク複合機
JP5617661B2 (ja) 通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140415

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140924

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5636806

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees