JP2004060697A - 多段階展開ヒンジ装置 - Google Patents

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Masashi Iino
飯野 政志
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Abstract

【課題】本体に対して蓋体が閉じた折り畳み状態から使用状態の蓋体が最大に開いた全開位置に迅速に展開でき、全開位置から折り畳み位置までの間の所定角度内にあっては蓋体を任意の位置で固定することで使用者の好みの位置で保持できる、使い勝手のよい多段階展開装置を提供する。
【解決手段】本体2と蓋体3とが少なくとも一対の連結部4a,4bによって折り畳み自在に連結され、蓋体3を本体2に対して折り畳んだ位置で係止状態となるロック手段としてのカム機構21を備えたヒンジ装置であって、折り畳んだ位置の係止状態を解除した場合に蓋体3が全開位置まで一気に展開し、該全開位置から折り畳む行程にあっては蓋体3が本体2に対して任意の角度で停止できるフリーストップ手段を設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、本体と蓋体とを展開及び折り畳み可能に連結するヒンジに関し、特に、折り畳んだ状態を維持すると共に簡単な操作で展開させることができ、その後、蓋体を本体に対して任意の角度に保持できる多段階展開装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話の受話部及び送話部のように、本体及び蓋体とを展開及び折り畳み可能にヒンジを用いて連結した物品が知られている。このような物品として、近年、本体及び蓋体を折り畳んだ状態で維持し、使用時に簡単な操作で蓋体を展開できるものと、本体に対する蓋体の展開角度を任意な位置に保持できるものとが上市されている。
【0003】
このうち、簡単な操作で蓋体を展開できる物品に好適なヒンジとして、折り畳んだ状態を維持する機能と簡単な操作で展開できる機能とを一本の軸部材に集約することにより、製造を容易にすると共に小型化したヒンジとして、特開平10−246222号公報に記載されたヒンジユニットが知られている。
【0004】
図5は、従来のヒンジユニットを示したものであり、蓋体を本体に折り畳んだ状態(蓋体が閉じた状態)の側面図である。図6は、従来のヒンジユニットを示したものであり、蓋体を途中まで開いた状態の側面図である。図7は、従来のヒンジユニットを示したものであり、蓋体を全開位置まで開いた状態の側面図である。
【0005】
図5に示したように、蓋体Cが閉じている状態では、第1カム体40のカム面42の頂部42aと、第2カム体41のカム面42の谷部42bとが、噛み合っておらず、カム面42,42同士が全面に亘って当接していない。すなわち、第1カム体40は、圧縮コイルばね43で付勢された第2カム体41に押されて、矢印F方向へシャフト44を中心として回転しようしており、蓋体Cを本体Bに押圧している。このため、蓋体Cは、ガタ付くことなく本体Bの一部をカバーすることができ、蓋体Cを逆さにしても開放しない。
【0006】
図6に示したように、矢印M方向へ蓋体Cを、圧縮コイルばね43の付勢力に抗して開放させると、カム面42の機能によって、第2カム体41が第1カム体40に押されるようにして、収納部45の奥方へ押し戻される。そして、第1カム体40及び第2カム体41のカム面42の頂部42a,42a同士が突き合う位置まで開放させる。
【0007】
この位置から、蓋体Cを矢印M方向へ若干開放させると、カム面42の頂部42aが滑って、蓋体Cが自然とM方向に開放する。すなわち、カム面42の機能によって、圧縮コイルばね43の付勢力によって押される第2カム体41の軸方向への移動力が、第1カム体40の回転力に変換される。そして、蓋体Cは、図7に示すように、カム面42,42同士が全面に亘って当接する状態で停止する。
【0008】
このように、従来の簡単な操作で蓋体Cを展開できるヒンジユニット46では、第1カム体40と第2カム体41との突き合わせ面にカム面42をそれぞれ形成することで、ヒンジユニット46はコンパクトな設計となっている。
【0009】
また、本体と蓋体との挟角を任意の角度に保持できる物品に好適なヒンジとしては、特開2002−155926号公報に記載されたヒンジ装置が知られている。
【0010】
図8は、従来のヒンジ装置の取付部を断面としたヒンジ装置の平面図である。図9は、従来のヒンジ装置の取付部を断面としたヒンジ装置の一部断面正面図である。図10は、従来のヒンジ装置の取付部を断面としたフリーストップ状態を示した平面図である。
【0011】
このヒンジ装置50は、シャフト51と、このシャフト51の一端部に一体に設けられた固定カム52と、シャフト51に対して軸方向へ摺動可能かつ回転可能に取り付けられたスライディングカム53と、このスライディングカム53と固定カム52との互いの対向面に設けられたカム機構54と、シャフト51に対しスライディングカム53の回転を拘束させつつ回転可能に取り付けられた回り止め付きのケース体55と、このケース体55をシャフト51から抜け出ないように係止する係止リング56による係止手段と、スライディングカム53を固定カム52側へ圧接させるために、シャフト51に環巻きさせつつケース体55とスライディングカム53との間に弾設した圧縮スプリング57による弾性手段とを有し、カム機構54は、互いに圧接嵌合し合う凹部58と凸部59で構成されており、この各凹部58と凸部59は互いに一方の凹部58或は凸部59と圧設する頂部59a,59aと底部58b,58bを有している。
【0012】
そのため、構成部品の少ない簡単な構成で、相対的に開閉される固定側の本体Bと可動側の蓋体Cを所定の開閉角度から安定的に任意の角度で停止(これを、フリーストップという。)できる小型のヒンジ装置50を提供できるので、特にに2つ折りタイプの携帯用電話機の開閉用ヒンジとして採用され得るものであった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した蓋体Cをワンタッチ操作で展開できるヒンジユニット46は、第1カム体40と第2カム体41との突き合わせ面に形成されているカム面42がその周方向に等間隔に2箇所配置された谷部42bと頂部42aとからなる同一の形状を呈している。そして、蓋体Cの停止位置は、蓋体Cが閉じている全閉状態では、第1カム体40のカム面42の頂部42aと、第2カム体41のカム面42の谷部42bとが、噛み合っておらず、カム面42同士が全面に亘って当接していない。また、蓋体Cが全開位置の場合には、第1カム体40及び第2カム体41のカム面42の頂部42a,42a同士が突き合う位置で第1カム体40と第2カム体41との動きが停止する。
【0014】
つまり、第1カム体40及び第2カム体41のカム面42の形状が蓋体Cを全閉か全開の二者択一の位置で停止させるものとして形成されているため、本体Bに対する蓋体Cの展開角度を任意の位置で停止させることができない。したがって、この従来のヒンジユニット46を使用した携帯電話の場合には、蓋体Cが本体Bの表示画面とは別個独立して配置されている押釦スイッチ部のみのカバーとして使用するといった用途に限定される。そのため、本体Bと蓋体Cとがほぼ等しい大きさであって本体Bの表示画面を覆い尽くすような蓋体Cからなるデザインの場合のように、蓋体Cを本体Bに対して任意の角度で保持させるといった表示画面の見え方に拘るようなものには、使用できなかった。
【0015】
また、上述した本体Bに対する蓋体Cの展開角度を任意の位置に保持できるヒンジ装置50は、カム機構54が互いに圧接嵌合し合う凹部58と凸部59で構成されており、この各凹部58と凸部59は互いに一方の凹部58或は凸部59と圧設する頂部59a,59aと底部58b,58bを有しているため、固定カム52の頂部59aにスライディングカム53の頂部59aが接触している状態(本体Bと蓋体Cとの挟角が20〜150度)では、蓋体Cを開く場合も閉じる場合も変わりなく、蓋体Cが本体Bに対して任意の角度で停止できるフリーストップ状態となる。
【0016】
そのため、この従来のヒンジ装置50を使用した携帯電話では、通話等通常の使用状態においてはほぼ全開の位置で使用するにも拘わらず、全開位置まで開くために、フリーストップの停止力に逆らって人手で蓋体Cを開くといった動作が必要となり、取り扱いが煩わしいという問題があった。
【0017】
そこで、この発明は、上記問題を解決すべく、本体に対して蓋体が閉じた折り畳み状態から使用状態の蓋体が最大に開いた全開位置に迅速に展開でき、全開位置から折り畳み位置までの間の所定角度内にあっては蓋体を任意の位置で固定することで使用者の好みの位置で保持できる、使い勝手のよい多段階展開装置を提供することを課題としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
以上のような課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、本体と蓋体とが少なくとも一対の連結部によって折り畳み自在に連結され、前記蓋体を本体に対して折り畳んだ位置で係止状態となるロック手段を備えたヒンジ装置であって、前記折り畳んだ位置の係止状態を解除した場合に前記蓋体が全開位置まで一気に展開し、該全開位置から折り畳む行程にあっては前記蓋体が前記本体に対して任意の角度で停止できるフリーストップ手段を有することを特徴としている。
【0019】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加えて、前記連結部のいずれか一方の連結部に固定される固定部と、該固定部に回動可能で同軸上に設けられ、かつ他方の連結部の周方向に係止されて配設される可動部と、前記蓋体を展開させる方向に付勢すると共に前記可動部を前記固定部から軸方向に離間させるように付勢する付勢手段とを有し、前記フリーストップ手段は、前記蓋体を折り畳んだ位置と全開位置とで係止状態にあり、前記蓋体を折り畳んだ位置における前記ロック手段の係止状態を解除する回転力が前記フリーストップ手段の係止状態を解除する回転力よりも小さくて前記フリーストップ手段の係止状態を維持したまま前記蓋体が前記全開位置まで展開され、前記蓋体の全開位置における前記フリーストップ手段の係止状態を解除する回転力が前記ロック手段の係止状態を解除する回転力よりも小さくて前記ロック手段の係止状態を維持したまま前記蓋体が折り畳まれることを特徴としている。
【0020】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加えて、前記フリーストップ手段は、平面に凹部を設けたカム面を有する第1カムと、前記凹部と係合する凸部を設けた第2カムとで構成され、前記凸部が前記凹部との係合が解かれた状態では前記凸部が前記平面上を摺動することを特徴としている。
【0021】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の構成に加えて、前記ロック手段は、周方向に沿って山部と谷部とが繰り返されるカム面を有する一対のカム部材からなるカム機構を構成し、前記山部及び前記谷部のカム面の左右の傾斜度が異なることを特徴としている。
【0022】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の構成に加えて、前記ねじりコイルバネの一端が該ねじりコイルバネに接する前記一方のカム部材の山部に埋め込まれていることを特徴としている。
【0023】
請求項6に記載の発明は、請求項2乃至5のいずれか1つの構成に加えて、前記固定部の軸方向に挿入可能でかつ回転不能に取り付けることのできる軸部材を有し、該軸部材上に前記フリーストップ手段、ロック手段及び付勢手段を配置すると共に、該軸部材の先端部には前記可動部の壁面を貫通して前記可動部の外側に配置される抜け止め部材が係合できる係合部を有していることを特徴としている。
【0024】
請求項7に記載の発明は、請求項6の構成に加えて、前記ねじりコイルバネの他端が前記軸部材の先端部に挿入されていることを特徴としている。
【0025】
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7の構成に加えて、前記抜け止め部材には、意匠キャップが取り付けられる係合突起が設けられていることを特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面に従って説明するが、この発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
【0027】
図1乃至4には、この発明の多段階展開ヒンジ装置に係る実施の形態を示す。
【0028】
図1は、この発明の多段階展開ヒンジ装置に係る実施の形態を携帯電話に適用した場合の縦断面図である。
【0029】
携帯電話の場合には、送話部が本体2に相当し、受話部が蓋体3に相当し、本体2と蓋体3とは少なくとも一対の連結部4a,4bによって折り畳み自在に連結されている。
【0030】
連結部4a,4bのうちの一方の連結部4aには、多段階展開ヒンジ装置1の固定部5が固定されており、他方の連結部4bには、固定部5に回動可能で同軸上に設けられ、かつ周方向に係止された状態の可動部6が配設されている。
【0031】
また、多段階展開ヒンジ装置1には、蓋体3を展開させる方向に付勢すると共に、可動部6を固定部5から軸方向に離間させるように付勢する付勢手段を有している。具体的には付勢手段としてねじりコイルバネ7が使用されており、後述するフリーストップ手段やロック手段の保持力を高めるため、その補助として圧縮コイルバネ8を併用している。
【0032】
固定部5と可動部6との間には、平面9に凹部10を設けたカム面11を有する略円板状の第1カム12と、凹部10と係合する凸部13を設けた略円板状の第2カム14とで構成されるフリーストップカム15が設けられている。このフリーストップカム15は、第2カム14の凸部13が第1カム12の凹部10との係合が解除された状態では、凸部13が平面9上を摺動するようになっており、この状態では第1カム12と第2カム14とがねじりコイルバネ7や圧縮コイルバネ8により互いに圧接状態にあるため、第1カム12と第2カム14との間に摩擦力が発生する。そのため、この摩擦力に抗する回転力が第1カム12又は第2カム14に作用しない限り、そのままの状態を維持することとなる。つまり、第2カム14の凸部13が第1カム12の平面9上を摺動する区間では、第1カム12と第2カム14とねじりコイルバネ7とにより、蓋体3が本体2に対して任意の角度で保持できるフリーストップ機能を備えたフリーストップ手段が構成されている。
【0033】
第1カム12と第2カム14とは、フリーストップを実現するための重要な機能部品であり、その品質を維持するためには両者の耐摩耗性が高いことが望ましい。そのため、多段階展開ヒンジ装置1としての小型化と耐摩耗性とを実現するためには、凹部10や凸部13をその本体と一体に成形できるステンレス等の金属で第1カム12と第2カム14とを製作することが望ましく、金属に代わりセラミック成形品等を採用してもよい。
【0034】
多段階展開ヒンジ装置1には、フリーストップ手段の他に、蓋体3が本体2と重なるように折り畳んだ位置と全開位置とで係止状態を保持するロック手段が設けられている。
【0035】
図示した実施の形態では、ロック手段として周方向に沿って山部17と谷部18とが繰り返されるカム面19a,19bを有する略円柱状の一対のカム部材20a,20bからなるカム機構21を使用している。そして、山部17及び谷部18のカム面19a,19bは、その左右で傾斜度が異なっており、左回転と右回転とで一対のカム部材20a,20bの噛み合いを解除するために必要な回転力に差を持たせるようにしている。そして、傾斜度の急なカム面19aは、ねじりコイルバネ7の回転力の付勢力が最大となる蓋体3を折り畳んだ位置の係止状態を保持する場合に使用し、傾斜度の緩やかなカム面19bは、ねじりコイルバネ7の回転方向の付勢力が最小となる蓋体3の全開位置の係止状態を保持する場合に使用することで、それぞれの位置における係止状態を解除するに必要な回転力とねじりコイルバネ7による回転力の付勢力とのバランスを調整することが可能となる。
【0036】
つまり、傾斜度の急なカム面19aをねじりコイルバネ7の回転力の付勢力が最大となる蓋体3を折り畳んだ位置の係止状態を保持する場合に使用し、傾斜度の緩やかなカム面19bをねじりコイルバネ7の回転方向の付勢力が最小となる蓋体3全開位置の係止状態を保持する場合に使用することで、それぞれの位置における係止状態を解除するに必要な回転力とねじりコイルバネ7による回転力の付勢力とのバランスが取り易くなる。
【0037】
可動部6は略円筒状をしており、その内面には一方のカム部材20aの外周部に設けられたガイド片22が軸方向に移動可能な案内溝23が設けられており、ねじりコイルバネ7と圧縮コイルバネ8とが収容されている。また、他方のカム部材20bのカム面19a,19bと反対側には第1カム部材12が嵌合して一体化されており、他方のカム部材20bと第1カム部材12とは軸部材30に対して同一の回転運動をする。
【0038】
ねじりコイルバネ7の一端24は、ねじりコイルバネ7に接する一方のカム部材20aの山部17に設けた穴25に入り込むように組み付けられ、省スペースを実現すると同時に一方のカム部材20aに回転方向の付勢力が働くようになっている。
【0039】
固定部5は中央に角孔26を有した略円板状をしており、一方の面に第2カム14が嵌合して一体化されており、他方の面には本体2の連結部4aに取り付けるための弾性係止片27が突設されている。
【0040】
そこで、多段階展開ヒンジ装置1を組み立てる場合には、一端にフランジ28を有し他端に縮径した係合部29を有するする略棒状の軸部材30を、固定部5の弾性係止片27側から係合部29側を挿入し、第2カム14、第1カム12、他方のカム部材20b、一方のカム部材20a、ねじりコイルバネ7、圧縮コイルバネ8を貫通し、最後に可動部6の壁面31を貫通させ、この壁面31の外側に突出した係合部29に抜け止め部材32を係合させればよい。抜け止め部材32には、携帯電話の外観の一部を構成する意匠キャップ33が取り付けられるよう、外周に係合突起34が設けられている。
【0041】
軸部材30には、フランジ28に連続する角柱部35が形成されており、この角柱部35に連続する第1カム12、他方のカム部材20b、一方のカム部材20aの回転軸となる円柱部36を有している。また、円柱部36の先端部には係合部29より僅かにフランジ28側の位置まで連続した、円柱部34の直径方向に貫通する溝37が形成されている。この溝37には、一端22が一方のカム部材20aの山部17に埋め込まれたねじりコイルバネ7の他端38が挿入されており、固定部5に対して一方のカム部材20a及び可動部6に回転方向の付勢力を与えることができるようになっている。
【0042】
フリーストップカム15は、蓋体3を折り畳んだ位置と全開位置とで係止状態を保ち、蓋体3を折り畳んだ位置におけるロック手段としてのカム機構21の係止状態を解除する回転力がフリーストップカム15の係止状態を解除する回転力よりも小さく設計されている。これにより、折り畳んだ位置から全開位置まで蓋体3を展開する際には、フリーストップカム15の係止状態を維持したまま蓋体3が全開位置まで展開される。また、蓋体3の全開位置におけるフリーストップカム15の係止状態を解除する回転力がロック手段としてのカム機構21の係止状態を解除する回転力よりも小さく設計されている。これにより、カム機構21の係止状態を維持したまま蓋体3が本体2に重なる折り畳んだ位置に復帰する。
【0043】
以下、この発明の実施の形態に係る多段階展開ヒンジ装置1の使用方法について説明する。
【0044】
多段階展開ヒンジ装置1が組み込まれた携帯電話の場合には、受話部である蓋体3に展開する方向の回転力を加えて、折り畳んだ位置のカム機構21の係止状態を解除した場合には、ねじりコイルバネ7の軸方向の付勢力に抗してカム部材20a,20bの山部17が谷部18から抜け出すと同時にねじりコイルバネ7の回転方向の付勢力によりカム部材20a,20bが回転し、カム部材20a,20bの山部17がほぼ反対側に位置する谷部18に入り込みことで再びカム機構21が係止状態となる。これにより、折り畳んだ位置にあった蓋体3は全開位置まで一気に展開することになる。
【0045】
そして、蓋体3を全開位置から折り畳む方向の回転力を加えた場合には、この折り畳む行程では、カム機構21の係止状態が維持されたまま、ねじりコイルバネ7の軸方向の付勢力に抗してフリーストップカム15の第1カム12の凹部10から第2カム14の凸部13が離脱し、第2カム14の凸部13が第1カム12の平面9上を摺動するが、この状態では第1カム12と第2カム14とが付勢手段7により互いに圧接状態にあるため、第1カム12と第2カム14との間に働く摩擦力により、蓋体3を折り畳む方向の回転力を解除した箇所で蓋体が停止しその状態が保持されること(フリーストップ)となる。
【0046】
さらに、この状態から蓋体3を折り畳んで行くと、ねじりコイルバネ7の回転方向の付勢力に抗して蓋体3が折り畳んだ位置に近づき、折り畳んだ位置の寸前でねじりコイルバネ7の軸方向の付勢力によりフリーストップカム15の第1カム12の凹部10に第2カム14の凸部13が係合してフリーストップカム15が係止状態となり、送話部である本体2に受話部である蓋体3が重なった折り畳み状態となる。これにより、受話部である蓋体3を送話部である本体2に対して重なる折り畳んだ位置では、ロック手段としてのカム機構21の係止状態を解除するだけの受話部である蓋体3を展開する方向の回転力が作用しない限り、受話部である蓋体3は開くことがなくその状態を保持することができる。
【0047】
なお、上述した実施の形態では、蓋体3を展開する場合に蓋体3の一部に指を掛けて、多段階展開ヒンジ装置1の軸心を中心にした展開方向に向かう回転力を与える構造としたが、より展開操作を簡単なものとするために、予め折り畳んだ位置で多段階展開ヒンジ装置1の軸方向に張り出すようにした押釦(図示せず)を設けおき、蓋体3を展開する場合にはこの押釦を軸方向に押し込むことでロック手段を解除するといったワンタッチ操作によるロック解除機構を付加することも可能である。
【0048】
さらに、上述した実施の形態では、多段階展開ヒンジ装置1を組み込むものとして携帯電話の例を説明したが、携帯電話に限らず、本体と蓋体とが展開可能に連結される物品であればこの発明を同様に適用できることは当然に可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1に記載の発明によれば、折り畳んだ位置の係止状態を解除した場合に蓋体が全開位置まで一気に展開し、該全開位置から折り畳む行程にあっては蓋体が本体に対して任意の角度で停止できるフリーストップ手段を有するので、本体に対して蓋体が閉じた折り畳み状態から使用状態の蓋体が最大に開いた全開位置に迅速に展開でき、全開位置から折り畳み位置までの間の所定角度内にあっては蓋体を任意の位置で固定することできるため、蓋体を全開位置以外の使用者の好みの位置で保持できるから、使用者にとって使い勝手のよい多段階展開装置を提供できる。
【0050】
請求項2に記載の発明によれば、フリーストップ手段は、蓋体を折り畳んだ位置と全開位置とで係止状態にあり、蓋体を折り畳んだ位置におけるロック手段の係止状態を解除する回転力がフリーストップ手段の係止状態を解除する回転力よりも小さくてフリーストップ手段の係止状態を維持したまま蓋体が全開位置まで展開され、蓋体の全開位置におけるフリーストップ手段の係止状態を解除する回転力がロック手段の係止状態を解除する回転力よりも小さくてロック手段の係止状態を維持したまま蓋体が折り畳まれるので、フリーストップ手段のフリーストップ機能が蓋体を折り畳むときだけ働き、蓋体を折り畳んでいる状態では蓋体を強制的に展開させようとする外力が加わらない限りロック手段の係止状態が維持されこととなるから、請求項1の効果に加えて、無駄な操作を必要としない合理的な多段階展開ヒンジ装置を提供することができる。
【0051】
請求項3に記載の発明によれば、フリーストップ手段は、平面に凹部を設けたカム面を有する第1カムと、凹部と係合する凸部を設けた第2カムとで構成され、凸部が凹部との係合が解かれた状態では凸部が平面上を摺動するので、請求項1又は2の効果に加え、僅かなスペースでフリーストップ機能を実現し得る。
【0052】
請求項4に記載の発明によれば、ロック手段は、周方向に沿って山部と谷部とが繰り返されるカム面を有する一対のカム部材からなるカム機構を構成し、山部及び谷部のカム面の左右の傾斜度が異なるので、左右の回転方向でロック手段の係止状態を解除するに必要な回転力が異なるから、傾斜度の急なカム面をねじりコイルバネの回転力の付勢力が最大となる蓋体を折り畳んだ位置の係止状態を保持する場合に使用し、傾斜度の緩やかなカム面をねじりコイルバネの回転方向の付勢力が最小となる蓋体3全開位置の係止状態を保持する場合に使用することで、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の効果に加え、それぞれの位置における係止状態を解除するに必要な回転力とねじりコイルバネによる回転力の付勢力とのバランスが取り易くなる。
【0053】
請求項5に記載の発明によれば、付勢手段はねじりコイルバネであって、該ねじりコイルバネの一端が該ねじりコイルバネに接する一方のカム部材の山部に埋め込まれているので、一方のカム部材に回転する付勢力を与える構造を実現するために新たな空間を設ける必要がないから、請求項4に記載の効果に加え、多段階展開ヒンジ装置のさらなる小型化が実現できる。
【0054】
請求項6に記載の発明によれば、固定部の軸方向に挿入可能でかつ回転不能に取り付けることのできる軸部材を有し、該軸部材上にフリーストップ手段、ロック手段及び付勢手段を配置すると共に、該軸部材の先端部は可動部の壁面を貫通して可動部の外側に配置される抜け止め部材が係合できる係合部を有しているので、一方向から順次組み立てることができるため、請求項2乃至5のいずれか1つに記載の効果に加え、組立が容易なものとなる。
【0055】
請求項7に記載の発明によれば、ねじりコイルバネの他端が軸部材の先端部に挿入されているので、ねじりコイルバネの他端を組み付けるための新たな空間を設ける必要がないから、請求項6に記載の効果に加え、多段階展開ヒンジ装置のさらなる小型化が実現できる。
【0056】
請求項8に記載の発明によれば、抜け止め部材には、意匠キャップが取り付けられる係合突起が設けられているので、意匠キャップの取付も容易なものとなるから、請求項6又は7に記載の効果に加え、携帯電話等の機器本体に組み込んだ場合にも意匠的に違和感のないものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の多段階展開ヒンジ装置に係る実施の形態を携帯電話に適用した場合の縦断面図である。
【図2】同実施の形態を分解した一部断面の正面図である。
【図3】同実施の形態を固定部側から見た分解斜視図である。
【図4】同実施の形態を可動部側から見た分解斜視図である。
【図5】従来のヒンジユニットを示したものであり、蓋体を本体に折り畳んだ状態(蓋体が閉じた状態)の側面図である。
【図6】同ヒンジユニットを示したものであり、蓋体を途中まで開いた状態の側面図である。
【図7】同ヒンジユニットを示したものであり、蓋体を全開位置まで開いた状態の側面図である。
【図8】従来のヒンジ装置の取付部を断面としたヒンジ装置の平面図である。
【図9】同ヒンジ装置の取付部を断面としたヒンジ装置の一部断面正面図である。
【図10】同ヒンジ装置の取付部を断面としたフリーストップ状態を示した平面図である。
【符号の説明】
1 多段階展開ヒンジ装置
2 本体
3 蓋体
4a,4b 連結部
5 固定部
6 可動部
7 ねじりコイルバネ(付勢手段)
8 圧縮コイルバネ
9 平面
10 凹部
11 カム面
12 第1カム
13 凸部
14 第2カム
15 フリーストップカム
17 山部
18 谷部
19a 傾斜度の急なカム面
19b 傾斜度の緩やかなカム面
20a 一方のカム部材
20b 他方のカム部材
21 カム機構(ロック手段)
22 ガイド片
23 案内溝
24 ねじりコイルバネの一端
25 穴
27 弾性係止片
28 フランジ
29 係合部
30 軸部材
31 壁面
32 抜け止め部材
33 意匠キャップ
34 係合突起
37 溝
38 ねじりコイルバネの他端

Claims (8)

  1. 本体と蓋体とが少なくとも一対の連結部によって折り畳み自在に連結され、前記蓋体を本体に対して折り畳んだ位置で係止状態となるロック手段を備えたヒンジ装置であって、
    前記折り畳んだ位置の係止状態を解除した場合に前記蓋体が全開位置まで一気に展開し、該全開位置から折り畳む行程にあっては前記蓋体が前記本体に対して任意の角度で停止できるフリーストップ手段を有することを特徴とする多段階展開ヒンジ装置。
  2. 前記連結部のいずれか一方の連結部に固定される固定部と、該固定部に回動可能で同軸上に設けられ、かつ他方の連結部の周方向に係止されて配設される可動部と、前記蓋体を展開させる方向に付勢すると共に前記可動部を前記固定部から軸方向に離間させるように付勢する付勢手段とを有し、
    前記フリーストップ手段は、前記蓋体を折り畳んだ位置と全開位置とで係止状態にあり、前記蓋体を折り畳んだ位置における前記ロック手段の係止状態を解除する回転力が前記フリーストップ手段の係止状態を解除する回転力よりも小さくて前記フリーストップ手段の係止状態を維持したまま前記蓋体が前記全開位置まで展開され、前記蓋体の全開位置における前記フリーストップ手段の係止状態を解除する回転力が前記ロック手段の係止状態を解除する回転力よりも小さくて前記ロック手段の係止状態を維持したまま前記蓋体が折り畳まれることを特徴とする請求項1に記載の多段階展開ヒンジ装置。
  3. 前記フリーストップ手段は、平面に凹部を設けたカム面を有する第1カムと、前記凹部と係合する凸部を設けた第2カムとで構成され、前記凸部が前記凹部との係合が解かれた状態では前記凸部が前記平面上を摺動することを特徴とする請求項1又は2に記載の多段階展開ヒンジ装置。
  4. 前記ロック手段は、周方向に沿って山部と谷部とが繰り返されるカム面を有する一対のカム部材からなるカム機構を構成し、前記山部及び前記谷部のカム面の左右の傾斜度が異なることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の多段階展開ヒンジ装置。
  5. 前記付勢手段はねじりコイルバネであって、該ねじりコイルバネの一端が該ねじりコイルバネに接する前記一方のカム部材の山部に埋め込まれていることを特徴とする請求項4に記載の多段階展開ヒンジ装置。
  6. 前記固定部の軸方向に挿入可能でかつ回転不能に取り付けることのできる軸部材を有し、該軸部材上に前記フリーストップ手段、ロック手段及び付勢手段を配置すると共に、該軸部材の先端部には前記可動部の壁面を貫通して前記可動部の外側に配置される抜け止め部材が係合できる係合部を有していることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1つに記載の多段階展開ヒンジ装置。
  7. 前記ねじりコイルバネの他端が前記軸部材の先端部に挿入されていることを特徴とする請求項6に記載の多段階展開ヒンジ装置。
  8. 前記抜け止め部材には、意匠キャップが取り付けられる係合突起が設けられていることを特徴とする請求項6又は7に記載の多段階展開ヒンジ装置。
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