JP2004056711A - デジタルカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】ブルーツース通信を良好に行なう上で有利なデジタルカメラを提供する。
【解決手段】カメラ100は、カメラ本体10とカメラヘッド20を備えて構成されている。カメラヘッド20はカメラ本体10のケース1032の凹部1033に揺動可能に配設されている。カメラ本体10には、カメラ100で生成された画像データおよび該カメラの動作を制御するための種々の情報の少なくとも一方をブルーツース通信によって伝達するためのアンテナ1020が設けられている。凹部1033の左側部にはケース1032の柱状部分1046が位置し、この柱状部分1046の上端にシャッターボタン1047が配設されている。凹部1033の右側部にはカバー1048の柱状部分が位置し、アンテナ1020はこのカバー1048の柱状部分の上部で内部に配置されている。
【選択図】 図1
【解決手段】カメラ100は、カメラ本体10とカメラヘッド20を備えて構成されている。カメラヘッド20はカメラ本体10のケース1032の凹部1033に揺動可能に配設されている。カメラ本体10には、カメラ100で生成された画像データおよび該カメラの動作を制御するための種々の情報の少なくとも一方をブルーツース通信によって伝達するためのアンテナ1020が設けられている。凹部1033の左側部にはケース1032の柱状部分1046が位置し、この柱状部分1046の上端にシャッターボタン1047が配設されている。凹部1033の右側部にはカバー1048の柱状部分が位置し、アンテナ1020はこのカバー1048の柱状部分の上部で内部に配置されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブルーツース通信可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
撮像レンズ光学系で結像された被写体像を撮像素子で検出し、該撮像素子から出力される撮像信号に基づいて画像データを生成し、その画像データをメモリデバイスなどに格納するデジタルカメラがある。
このようなデジタルカメラに対して通信機能を設け、該デジタルカメラで撮影した画像データの送受信を行なったり、デジタルカメラの遠隔制御を行なったりすることが考えられる。
このような目的でなされる通信としては、比較的近距離で行なわれる無線通信であるブルーツース(Bluetooth)が好適である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ブルーツース通信は、2.4GHz帯の比較的電力の小さな無線電波を用いているため、人体によって無線電波の通信状況が影響を受けやすい。したがって、ブルーツース通信用のアンテナをデジタルカメラに設ける場合、そのアンテナがデジタルカメラを操作する人の影響を受けないように如何なる位置に配置するかが極めて重要となる。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ブルーツース通信を良好に行なう上で有利なデジタルカメラを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明のデジタルカメラは、前記目的を達成するため、ケースと、ケースに設けられたシャッターボタンとを備えたデジタルカメラであって、前記シャッターボタンが前記ケースの上部で左右方向の一方の端部に設けられ、前記ケース内にブルーツース通信用のアンテナが設けられ、前記アンテナは、前記ケースの上部で左右方向の他方の端部に設けられていることを特徴とする。
そのため、本発明によれば、デジタルカメラによる撮影時、シャッターボタンが配置されたケースの左右方向の一方の側部が、左右両手のうちの一方の手で保持される。この場合、ケースの上部の左右方向の他方の端部には他方の手が位置しておらず、該箇所に配設されたアンテナは外部に対して開放された状態となる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるデジタルカメラ(以下単にカメラという)の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施の形態におけるカメラを前方から見た斜視図、図2はカメラを後方から見た斜視図、図4は本発明の第1実施の形態におけるカメラの構成を示すブロック図である。
図1、図2に示すように、カメラ100は、カメラ本体10と、該カメラ本体10に対して移動可能に連結されたカメラヘッド20とを備えて構成されている。
また、前記カメラ本体10およびカメラヘッド20は、バッテリー32(図3参照)から供給される電源によって作動するように構成されている。
図4に示すように、前記カメラヘッド20は、撮影レンズ光学系2002、撮像素子2004、カメラ信号処理部2006、ビューファインダ装置2008、フラッシュライト2010、フラッシュ駆動部2012、AF補助光光源2014、LED駆動部2016などを備えて構成されている。
前記撮影レンズ光学系2002は、被写体像を撮影するための撮影レンズを含んで構成されている。
前記撮像素子2004は、前記撮影レンズ光学系2002で撮影された被写体像を検出することにより画像信号を生成出力するように構成されている。
前記カメラ信号処理部2006は、前記撮像素子2004から出力される画像信号に必要な処理を行なうことにより画像データを生成出力するように構成されている。
【0006】
前記ビューファインダ装置2008は、撮影しようとする被写体像を視認するためのものであり、対物レンズと接眼レンズを含んで構成されており、本実施の形態では、被写体像を表示させる液晶表示器を有しない光学式として構成されている。
前記フラッシュライト2010は、被写体像に光を照射するように構成されている。
前記フラッシュ駆動部2012は、前記フラッシュライト2010に駆動信号を供給することによりフラッシュライト2010を発光させるように構成されている。
前記AF補助光光源2014は、被写体像が暗い場合に該被写体像に光を照射することにより、前記撮影レンズ光学系2002のオートフォーカス動作を可能とするものであり、本実施の形態では、LEDによって構成されている。
前記LED駆動部2016は、前記AF補助光光源2014に駆動信号を供給することにより前記AF補助光光源2014を発光させるように構成されている。
【0007】
前記カメラ本体10は、表示部としてのモニタ1002、モニタ駆動部1004、メモリデバイス用のコネクタ1006、メモリデバイス用のインターフェイス部1008、外部通信用のコネクタ1010、外部通信用のインターフェース部1012、操作部1014、スピーカ1016、スピーカ駆動部1018、アンテナ1020、ブルーツース信号処理部1022、ブルーツース通信用のインターフェース部1024、メモリ1026、画像信号処理部1028、制御部1030、第1スイッチ1070、第2スイッチ1072を備えて構成されている。
前記第1、第2スイッチ1070、1072は、前記カメラヘッド20の位置に応じてオンオフ動作して第1、第2検出信号S1、S2を出力するように構成されている。
前記モニタ1002は、被写体像などの画像データや文字データなどを表示するものであり、本実施の形態では液晶表示器によって構成されている。
前記モニタ駆動部1004は、前記画像信号処理部1028から供給される画像データや文字データに基づいて駆動信号を生成して前記モニタ1002に供給することによりモニタ1002に表示を行なわせるように構成されている。
前記コネクタ1006は、画像データを含むデータを記憶するメモリデバイス30に接続可能に構成されている。
【0008】
前記インターフェイス部1008は、前記コネクタ1010に接続されたメモリデバイス30との間で画像データを含むデータの授受を行なうように構成されている。
前記外部コネクタ1010は、不図示のクレードル(置き台)に前記カメラ本体10を載置した時に、前記クレードル側のコネクタと接続されるように構成され、前記クレードル側のコネクタを介してパーソナルコンピュータなどの情報処理装置との間で通信が可能となるように構成されている。
前記インターフェイス部1012は、前記外部コネクタ1010を介した情報の通信を司るように構成されている。
前記操作部1014は、各種操作を行なうための複数の操作スイッチや操作ボタンを含んで構成されている。
前記スピーカ1016は、操作に対応した操作確認音、シャッター音などを発生するように構成されている。
前記スピーカ駆動部1018は、前記スピーカ1016に駆動信号を供給することにより前記スピーカ1016を発生させるように構成されている。
前記アンテナ1020は、ブルーツース通信を行なうための無線信号の送受信を行なうように構成されている。
前記ブルーツース信号処理部1022は、前記アンテナ10120を介して前記無線信号の送信および受信の処理を行なうように構成されている。
前記インターフェース部1024は、前記無線信号の送受信の制御を行なうように構成されている。
前記メモリ1026は、前記カメラ100の動作を行なうために必要な種々のデータを格納するように構成されている。
前記画像信号処理部1028は、前記カメラ信号処理部2006から入力される画像データに対して必要な処理を行ない、処理後の画像データを前記インターフェイス部1008、1012、1024、メモリ1026に供給するように構成されている。
【0009】
前記制御部1030は、前記フラッシュ駆動部2012、LED駆動部2016、スピーカ駆動部1018、インターフェイス部1024の制御を行なうとともに、前記操作部1014から供給される入力信号に基づいて必要な制御を行なうように構成されている。
前記制御部1030は、前記操作部1014から入力される操作信号としてのシャッター信号に応じて、前記画像信号処理部1028から出力される前記画像データを前記メモリデバイス30に記録するシャッター動作を行なう。
また、前記制御部1030は、前記第1スイッチ1070から供給される第1検出信号S1に基づいて前記モニタ1002、撮像素子2004、カメラ信号処理部2006、画像信号処理部1028に対する電源供給のオン、オフを制御するように構成されている。
また、前記制御部1030は、前記第2スイッチ1072から供給される第2検出信号S2に基づいて前記モニタ1002に表示する画像を、通常の表示または左右反転した鏡面表示の何れかに切り換えるように前記画像信号処理部1028に対する制御を行なうように構成されている。
前記制御部1030は、前記インターフェイス部1024、ブルーツース信号処理部1022、アンテナ1020を介して外部装置とブルーツース通信を行なう。
また、制御部1030は、前記ブルーツース通信を行なうことにより、前記画像信号処理部1028から出力される前記画像データを前記外部装置に送信させる動作を行ない、また、前記外部装置から送信されるシャッター信号に応じて前記シャッター動作を行う。
【0010】
図1、図2に示すように、前記カメラ本体10は、前後方向の厚さと、厚さよりも大きな上下方向の高さと、高さよりも大きな左右方向の幅とを有した板状のケース1032を有して構成されている。なお、説明の便宜上、本発明において左右とはカメラ100の前方から見て左右をいうものとする。
前記ケース1032は、矩形状の底壁1034と、底壁1034の四辺から起立された前壁1036と、後壁1038と、左側壁1040と、右側壁1042と、右側壁1042に取着された上下に延在するカバー1048とから構成されている。前記カバー1048は、ブルーツース通信用の無線電波が透過可能な材料、例えば合成樹脂材料などで構成されている。
【0011】
前記ケース1032の上部には前記カメラヘッド20収容用の凹部1033が、前後方向に貫通し上方に開放状に形成され、凹部1033の左側部には、前壁1036と、後壁1038と、左側壁1040との各上部を構成する柱状部分1046が位置し、凹部1033の右側部には前記カバー1048の上部である柱状部分が位置し、凹部1033の底壁1044はこれら柱状部分1046とカバー1048の上部の柱状部分の間で上方に臨む平坦面として形成されている。
前記柱状部分1046の上端と前記カバー1048の柱状部分の上端は同じ高さとなるように構成され、これら柱状部分1046とカバー1048の柱状部分の上端は同一形状の円筒面で形成されている。
前記柱状部分1046の上端、すなわち前記ケース1032の上部で左右方向の右側の端部には、前記操作部1014の一部を構成するシャッターボタン1047が設けられている。
図15、図16に示すように、前記カバー1048の内部空間、すなわち前記ケース1032の凹部1033の右側部分の内部には、前記アンテナ1020と、該アンテナ1020が取着された矩形板状の基板1021とが収容して配設されている。
前記アンテナ1020は、本実施の形態では、ブルーツース通信の規格における逆Fタイプとして製作されたものであって、直方体状に形成されており、その長手方向をカメラの前後方向に向けて前記基板1021の上端寄りの箇所に取着されている。すなわち、アンテナ1020は、前記ケース1032の上部で右方向の端部に設けられ、また、前記凹部1033の左右方向の右方に位置する前記カバー1048の柱状部分の上部の内部に配置されていることになる。
前記基板1021は、該基板1021の長手方向が前記ケース1032の上下方向に合致した状態でカバー1048の側壁に臨む箇所に配設されている。ここで、カバー1048はケース1032に取着されることでケース1032と一体化されているので、前記アンテナ1020は、前記ケース1032の上部で右側の端部に位置するとともに、ケース1032の右側壁(カバー1048の側壁)に臨む箇所に位置している。
なお、前記アンテナ1032によって無線電波の送受信を良好に行なうため、前記カバー1048の内部空間には、アンテナ1032の、前記基板1021に取着された1つの面を除く他の5つの面から7mm以内の範囲に無線電波の通過を妨害する材質(金属など)で構成された部材が位置しないようにする必要がある。
さらに、前記カバー1048の外面には、前記アンテナ1020よりも下方の位置に、ブルーツース通信を行なう際に操作するためのブルーツーススイッチ1049が設けられている。前記ブルーツーススイッチ1049は、前記操作部1014の一部を構成している。
【0012】
図2に示すように、前記ケースの底壁1034には、前記外部コネクター1010と、二次電池取り出し用の蓋1050と、スピーカー用の孔1052と、三脚取付用のねじ部1054とが設けられている。
前記蓋1050は、前記底壁に形成された不図示の二次電池収容部の開口を閉塞するものである。前記二次電池は前記メモリ1026のデータのバックアップ用の電源を供給するものである。
また、前記蓋1050および前記底壁1034にわたって前記カメラ100の型番号や製造番号などが表示された機銘板1056が接着剤などによって取着されている。したがって、前記カメラ100を廃棄する際には前記機銘板1056を底壁1034から剥がした後、前記蓋1050を開放してから前記二次電池を取り外して廃棄するように構成されている。
前記スピーカ用の孔1052は、前記カメラ本体10の内部に配設された前記スピーカ1016の音をカメラ本体10の外方に伝達するためのものである。
前記三脚取付用のねじ部1054は、前記カメラ本体10を三脚の雄ねじに螺合するための雌ねじとして形成されている。
【0013】
前記後壁1038には、前記モニタ1002と、ズームボタン1058と、選択ボタン1060、1062と、吊り下げ金具1064とが設けられている。
前記モニタ1002は、厚みを有する矩形板状に構成され、その表面側に矩形状の表示面が設けられ、裏面部分が前記後壁1038の前記右側壁1042寄りの箇所に配設されている。
前記ズームボタン1058は、前記画像信号処理部1028が前記画像データに対して行なうデジタルズーム処理の広角、望遠を指定する操作を行なうためのものである。
前記選択ボタン1060、1062は、前記カメラ100に対する種々の操作を行なうためのものである。
前記ズームボタン1058、選択ボタン1060、1062は前記操作部1014の一部を構成している。
前記吊り下げ金具1064は、ストラップを取付けるためのものである。
【0014】
前記左側壁1040の上方寄りの箇所には、前記カメラ100の動作モードを複数種類の撮影モード、再生モードに切り換えて設定するためのモード切換ダイアル1065が配設されている。
このモードダイアル1065の中心にはプッシュ式の電源スイッチ1067が設けられている。この電源スイッチ1067がオンオフ操作されると、前記第1スイッチ1070のオンオフ状態とは関係なく、前記制御部1030による電源供給のオンオフが行なわれる。
図3に示すように、前記左側壁1040の下半分には、前記メモリデバイス30を収容するメモリデバイス収容部1064と、前記バッテリー32を収容するバッテリー収容部1066とが設けられており、これら2つの収容部1064、1066はそれぞれの開口を介して外部に臨み、これら2つの開口は蓋1068により開閉される。
【0015】
前記カメラヘッド20は、ケース2022を有して構成され、前記ケース2022は、上部の両側が左右の軸支部2044、2046を介して前記凹部1033の両側面に揺動可能に結合され、すなわち、凹部1033の左側に位置する柱状部分1046と右側に位置するカバー1048の柱状部分を介して揺動可能に結合され、左右の軸支部2044、2046によってカメラヘッド20を揺動させる回転軸線が形成されている。
前記ケース2022は、矩形状の下壁2024と、下壁2024の四辺から起立された前壁2026と、後壁2028と、左側壁2030と、右側壁2032と、これら前壁2026、後壁2028、左右の側壁2030、2032の上部を接続する上壁2034とを備えて構成されている。
前記ケース2022は前記凹部1033に収容した際に前記カメラ本体10とあたかも一体的となるように、前記ケース1032と同じ厚さで形成され、また上部が前記柱状部分1046とカバー1048の柱状部分の円筒面と同一形状の円筒面で形成されている。
前記ケース2002の下壁2024には、撮影レンズ用窓2022A、ビューファインダ用窓2022B、AF補助光光源用窓2022D、フラッシュライト用窓2022Eが開口されている。
前記ケース2022の上壁2034には、接眼用窓2022Cが開口されている。
【0016】
前記ケース2032の内部には、図6に示すように、ハウジング2036と、基板2038と、円柱状のコンデンサ2040とが取着され、また、前記ケース2022の内部には、前記撮影レンズ光学系2002、ビューファインダ装置2008、フラッシュライト2010、AF補助光光源2016、インジケータランプ2017(図2参照)が配設されている。
前記撮影レンズ光学系2002、撮像素子2004、ビューファインダ装置2008は、前記ハウジング2036に保持されている。
前記撮影レンズ光学系2002は、前記ハウジング2036に設けられた撮影レンズ用開口と、前記撮影レンズ用窓2022Aとを介してその光軸が外方に臨むように配設されている。
【0017】
前記ビューファインダ装置2008は、前記ハウジング2036に設けられた対物レンズ用開口と、前記対物レンズ用窓2022Bを介して前記対物レンズが外方に臨むとともに、前記ハウジング2036に設けられた接眼用開口と、前記接眼用窓2022Cを介して前記接眼レンズが外方に臨むように配設されている。
前記AF補助光光源2016と前記フラッシュライト2010は、前記基板2038の表面に固定され、前記コンデンサ2040は、前記基板2038の裏面に固定されている。
前記ケース2032の後壁2028に臨む前記ハウジング2036箇所に凹部2042が形成され、前記ケース2032内において、前記基板2038と前記AF補助光光源2016と前記コンデンサ2040は、これらの一部分が前記凹部2042に収容されるように配設されている。
前記AF補助光光源2016は、前記AF補助光用窓2022Dを介して外方に臨むように配設されている。
前記フラッシュライト2010は、前記フラッシュライト用窓2022Eを介して外方に臨むように配設されている。
そして、前記撮影レンズ光学系2002とフラッシュライト2010は、前記カメラヘッド20の回転軸線と平行な直線上に間隔をおいて並ぶように配置されている。
図2に示すように、前記インジケータランプ2017は、前記ケース2022の上壁2034に外方に臨むように設けられている。このインジケータランプ2017は、前記フラッシュライト2010を発光させるためのチャージ量を表示するものであり、前記フラッシュ駆動部2012によって点灯される。
【0018】
前記カメラヘッド20の左右の軸支部2044、2046のうち左側の軸支部2044は、図5、図7に示すように、軸部2048と軸受部2056とで構成されている。
前記軸部2048は、前記ケース2022の左側壁2028の上部に突設されている。
前記軸部2048の基部外周には円環状の凸部2050が形成され、また、この凸部2050よりも先端側の軸部2048箇所には第1、第2カム部2052、2054が突出形成されている。
前記軸受部2056は、前記凹部1033の左側面(柱状部分1046)の内部に組み込まれた2つの軸受部材2058により構成されている。
前記軸部2048の凸部2050は、前記軸受部2056の凹溝2060に回転可能に支持されるように構成されている。
【0019】
前記第1カム部2052は、軸部2048の周方向の第1角度範囲にわたって延在形成されている。
前記第2カム部2054は、前記第1角度範囲とは異なる軸部2048の周方向の第2角度範囲にわたって延在形成されている。
図8に示すように、前記軸受部2056の溝2060によって前記軸部2036の凸部2038が支持された状態で、軸受部2056には、軸部2036に臨むように前記第1スイッチ1070、第2スイッチ1072が取着されている。前記第1スイッチ1070は、作動片を有し、その作動片が第1カム部2052で押圧されることでオンし、その押圧が解除されることでオフすることにより前記第1検出信号S1を出力するように構成されている。
前記第2スイッチ1072は、作動片を有し、その作動片が第2カム部2054で押圧されることでオンし、その押圧が解除されることでオフすることにより前記第2検出信号S2を出力するように構成されている。
【0020】
前記カメラヘッド20の左右の軸支部2044、2046のうち右側の軸支部2046は、図9に示すように、ヒンジ機構22によって構成されている。
前記ヒンジ機構22は、固定プレート2202、ヒンジベース2204、ヒンジプレート2206、クリックばね2208、クリックプレート2210で構成されている。
前記固定プレート2202は、高さと幅を有し、高さ方向の下半部2202Cが前記カメラ本体10の右側壁1042の上部に取着されることで、高さ方向の上半部2202Aが、カバーの柱状部分の内部に位置するように配設される。前記固定プレーと2202の上部中央には矩形状の孔2202Bが形成され、該孔2202Bの両側には2つのねじ孔2202Dが形成されている。
前記ヒンジベース2204は、前記固定プレート2202の上部に取着される基部2204Aを有し、したがってヒンジベース2204はカバー1048の柱状部分の内部に配設される。前記基部2204Aの固定プレート2202と反対側の箇所には軸部2204Bが設けられ、前記軸部2204Bの径方向の外側に円弧状の溝部2204Cが設けられている。前記溝部2204Cの延在する角度範囲は、本実施の形態では300度となっている。
また、前記軸部2204Bの先端には、軸方向に突出する断面矩形枠状の係合凸部2204Dが設けられ、また、軸部2204Bの先端で前記係合凸部2204Dの両側には2つのねじ挿通孔2204Dが形成されている。
【0021】
前記ヒンジプレート2206は、板状に形成され、その中央には前記ヒンジベース2204の軸部2204Bに挿通されることで軸部2204Bによって回転可能に支持される孔2206Aが設けられている。ヒンジプレート2206の孔2206Aを挟む両側箇所には係合凹部2206B、2206Bが形成されている。
前記ヒンジプレート2206の前記ヒンジベース2204の溝部2204Cに面した箇所には該溝部2204Cに案内されるガイドピン2206Cが突設されている。また、ヒンジプレート2206の下部の幅方向の両側から下方に向かって2つの取付片部2206Dが延出されている。
前記クリックばね2208は、厚さ方向に湾曲した円環板状に形成され、厚さ方向の一方に、すなわち前記ヒンジプレート2206と離れる方向に突出する1つの球面状の凸部2208Aが設けられている。
また、クリックばね2208の外縁部には前記ヒンジプレート2206の2つの係合凹部2206Bにそれぞれ係合する2つの係合凸部2208Bが設けられている。
前記クリッププレート2210は、円板状に形成され、外周部近傍には周方向に間隔をおいて5つの凹部2210A、2210B、2210C、2210D、2210Eが設けられている。これら5つの凹部は、前記クリックばね2208の凸部2208Aに係脱されるように形成されている。
本実施の形態では、前記クリックプレート2210の中心軸から見た前記5つの凹部の角度位置は、次のように設定されている。すなわち、前記凹部2210Aを0度とすると、凹部2210Bが90度、凹部2210Cが180度、凹部2210Dが270度、凹部2210Eが300度である。
【0022】
図11(A)、(B)は、前記クリックばね2208の凸部2208Aと、クリックプレート2210の5つの凹部2210A乃至2210Eとの関係を示す要部断面図である。
前記5つの凹部2210A乃至2210Eのうちの1つの凹部、例えば凹部2210Aの深さは、図11(A)、(B)に示すように、他の残りの凹部2210B乃至2210Eよりも大きな寸法となるように設定されている。
前記クリックプレート2210の中央には前記ヒンジベース2204の係合凸部2204Dと係合する係合孔2210Fが形成されている。また、前記係合孔2210Aの両側に2つのねじ挿通孔2210Gが形成されている。
【0023】
前記ヒンジ機構22の組立ては、次のように行なわれる。
前記固定プレート2202の上部2202Aに前記ヒンジベース2204、ヒンジプレート2206、クリックばね2208、クリックプレート2210をこの順番で重ねる。
ここで、前記ヒンジプレート2206の孔2206Aにヒンジベース2204の軸部2204Bを挿通し、かつ、ヒンジプレート2206のガイドピン2206Cを前記ヒンジベース2204の溝部2204C内に位置させる。
また、前記クリックばね2208の係合凸部2208Bを前記ヒンジプレート2206の係合凹部2206Bに係合させる。
この状態で、2つのねじ2212を前記クリックプレート2210の各ねじ挿通孔2210Gとヒンジベース2204の各ねじ挿通孔2204Dを介して前記固定プレート2202の各ねじ孔2202Dに螺合する。
これにより、前記ヒンジプレート2206およびクリックばね2208が、前記固定プレート2202、ヒンジベース2204、クリックプレート2210に対して揺動可能に支持され、図10に示すようにヒンジ機構22が組み立てられる。
この際、前記クリックばね2208の凸部2208Aが前記クリックプレート2210の凹部2210A乃至2210Eのそれぞれに係合することによって前記ヒンジプレート2206の回転方向の位置が前記各凹部のそれぞれの位置で位置決め保持されることになる。
また、前記ヒンジプレート2206は、前記ガイドピン2206Cが前記ヒンジベース2204の溝部2204Cの延在方向に位置する2つの端部のそれぞれに当接することで軸部の回りで300度の回転範囲の限界位置が位置決めされる。
【0024】
このようにしてヒンジ機構22が組立てられたならば、ヒンジ機構22はカメラ本体10およびカメラヘッド20に対して次のように組付けられる。
前記ヒンジプレート2206の取付片部2206Dを前記カメラヘッド20のケース2022の右側壁2032にねじで取着し、前記固定プレート2202の下部2202Cを前記カメラ本体10の右側壁1042にねじで取着し、これにより、ヒンジ機構22はカメラ本体10およびカメラヘッド20に組付けられ、前記ヒンジ機構22は、前記カバー1048によって外部から覆われる。
【0025】
次に上述のように構成されたカメラ100におけるカメラヘッドの揺動動作について説明する。
図12はカメラ本体に対するカメラヘッドの揺動動作を示す説明図である。
(A)に示すように、前記カメラヘッド20が収納位置にある状態、すなわちカメラヘッド20のケース2022の下壁2024がカメラ本体10の凹部1033の上面に臨む位置にある状態のカメラヘッド20の揺動角度を0度とする。この場合、前記ヒンジ機構22のヒンジプレート2206の角度も0度であり、カメラヘッド20はヒンジ機構22によって0度の位置に保持され、所定値以上の力が加わらない限り揺動しない状態となっている。
この状態で前記第1スイッチ1070は、第1カム部2052に押圧されていないので第1検出信号S1はオフ状態であり、前記第2スイッチ2010も第2カム部2054に押圧されていないので第2検出信号S2もオフ状態となっている。したがって、制御部1030は、前記電源供給を停止した状態を保持している。
なお、カメラヘッド20が収納位置にある状態では、撮影レンズ光学系2002が臨む撮影レンズ用窓2022Aや、ビューファインダ装置2008が臨むビューファインダ用窓2022Bや、AF補助光光源2016が臨むAF補助光用窓2022Dや、フラッシュライト2010が臨むフラッシュライト用窓2022Eが凹部1033の底面をなす前記底壁1044に位置し、カメラ本体10によって覆われ、したがって、カメラヘッド20に組み込まれた光学部材や発光部材などのカメラ構成部材がカメラ本体10によって保護されることになる。
【0026】
次に、撮影者がカメラ100による撮影を行なうために、前記カメラヘッド20を矢印方向に揺動させると、ヒンジ機構22の凸部が凹部から外れた状態となる。図12(B)に示すカメラヘッド20の角度がX度(ケラレがなくなる範囲の角度で例えば45度から55度の間の任意の角度)に至るまでの間は、前記第1、第2スイッチ1070、2010は、いずれもオフ状態となっており、制御部1030は、前記電源供給を停止した状態を保持している。
【0027】
前記カメラヘッド20の角度がX度になると、前記第1スイッチ1070が第1カム部2052に押圧されて第1検出信号S1がオン状態なり、これにより、前記制御部1030は、前記電源供給を開始する。この場合、第2スイッチ1072はオフ状態が維持されている。
図13に示すように、前記カメラヘッド20の角度がX度よりも小さい角度にあるときには、前記撮影レンズ光学系2002による撮影範囲に前記カメラ本体10の箇所が映り込むケラレが生じているが、前記カメラヘッド20の角度がX度以上となったときには、前記ケラレがなくなった状態となっている。
【0028】
図12(C)に示すように、前記カメラヘッド20をさらに矢印方向に揺動させ、その角度が90度となると、ヒンジ機構22のクリックばね2208の凸部2208Aがクリックプレート2210の凹部2210Bに係合した状態となる。これにより前記カメラヘッド20の揺動姿勢が保持され、第1スイッチ2002はオン状態が維持され、第2スイッチ1072はオフ状態が維持されている。この場合、図1、図14(A)に示すように、前記カメラヘッド20は、前記撮影レンズ光学機影2002の光軸がカメラ本体10の前方に向いた状態となる。
したがって、撮影者は、前記モニタ1002に表示される被写体像を視認しつつ、あるいは前記接眼窓2022Cから被写体像を視認しつつ撮影を行なうことができる。
【0029】
図12(D)に示すように、前記カメラヘッド20をさらに矢印方向に揺動させ、その角度が180度となると、ヒンジ機構22のクリックばね2208の凸部2208Aがクリックプレート2210の凹部2210Cに係合した状態となる。これによりカメラヘッド20の揺動姿勢が保持され、第1スイッチ2002はオン状態が維持され、第2スイッチ1072はオフ状態が維持されている。
この場合、図1、図14(A)に示すように、前記カメラヘッド20は、前記撮影レンズ光学機影2002の光軸がカメラ本体10の上方に向いた状態となる。
したがって、撮影者は、前記モニタ1002に表示される被写体像を視認しつつ撮影を行なうことができる。
【0030】
図12(E)に示すように、前記カメラヘッド20をさらに矢印方向に揺動させ、その角度が270度となると、ヒンジ機構22のクリックばね2208の凸部2208Aがクリックプレート2210の凹部2210Dに係合した状態となる。これによりカメラヘッド20の揺動姿勢が保持され、第1スイッチ2002はオン状態が維持されているが、第2スイッチ1072は第2カム部2054によってオフ状態からオン状態に切り替わる。これにより、オン状態の第2検出信号S2を入力した前記制御部1030は、前記モニタ1002に表示される画像を鏡面表示に切り換える。
この場合、図14(B)に示すように、前記カメラヘッド20は、前記撮影レンズ光学系2002の光軸がカメラ本体10の後方に向いた状態となる。
したがって、撮影者は、カメラ本体10の後方に位置した状態で、前記撮影レンズ光学系2002の光軸を撮影者自身に向けるとともに、前記モニタ1002に表示される被写体像である自らを視認しつつ対面撮影を行なうことができる。また、この場合、前記カメラ本体10の後方を被写体に向け、すなわちカメラヘッド20の撮影レンズ光学系2002の光軸およびモニタ1002の表示面の双方を被写体に向け、撮影者がカメラ本体10の前方側からカメラヘッド20の接眼窓2022Cによって被写体を視認しつつ撮影を行なうこともできる。
【0031】
図12(F)に示すように、前記カメラヘッド20をさらに矢印方向に揺動させ、その角度が300度となると、ヒンジ機構22のクリックばね2208の凸部2208Aがクリックプレート2210の凹部2210Eに係合した状態となる。これによりカメラヘッド20の揺動姿勢が保持され、第1、第2スイッチ1070、1072はともにオン状態に維持されている。これにより、前記モニタ1002に表示される画像は鏡面表示のまま維持されている。
この場合、図14(F)に示すように、前記カメラヘッド20は、前記撮影レンズ光学系2002の光軸がカメラ本体10の後方からやや下方に向いた状態となる。
したがって、撮影者は、前記カメラ100の後方に、かつ、カメラ100よりも下方に位置した状態で、前記撮影レンズ光学系2002の光軸を撮影者自身に向けるとともに、前記モニタ1002に表示される被写体像である自らを視認しつつ対面撮影を行なうことができる。
【0032】
また、撮影が終了した後、前記カメラヘッド20を揺動させ図14(A)に示す収納位置に戻すと、前記第1スイッチ1070からの第1検出信号S1がオフ状態となり、これにより前記制御部1030により前記電源供給が停止される。本実施の形態では、前記カメラヘッド20が前記X度乃至300度の範囲に位置した状態では前記カメラ100による撮影が可能な状態となっている。
【0033】
次に、前記カメラ100をブルーツース通信を用いて遠隔制御する際の構成について説明する。
図18(A)はカメラ100を遠隔操作する前記外部装置として専用のリモコン装置50を用いる場合の構成を示す図、図19はリモコン装置の構成を示すブロック図である。
図19に示すように前記リモコン装置50は、表示部としてのモニタ5002、モニタ駆動部5004、操作部5006、スピーカ5008、スピーカ駆動部5010、マイク5012、音声処理部5014、アンテナ5016、ブルーツース信号処理部5018、ブルーツース通信用のインターフェース部5020、画像信号処理部5022、制御部5024を備えて構成されている。
前記モニタ5002は、前記カメラ100からブルーツース通信によって送信される画像データ(被写体像)や文字データなどを表示するものであり、本実施の形態では液晶表示器によって構成されている。
前記モニタ駆動部5004は、前記画像信号処理部5022から供給される画像データや文字データに基づいて駆動信号を生成して前記モニタ5002に供給することによりモニタ5002に表示を行なわせるように構成されている。
【0034】
前記操作部5006は、前記カメラ100に対して撮影動作を指示するためのシャッターボタンを構成するものであり、該シャッターボタンが操作されることにより、操作信号としてのシャッター信号を出力するように構成されている。
前記スピーカ5008は、操作に対応した操作確認音、本実施の形態では、シャッター音を発生するように構成されている。
前記スピーカ駆動部5010は、前記スピーカ5008に駆動信号を供給することにより前記スピーカ5008から前記シャッター音を発生させるように構成されている。
前記マイク5012は、このリモコン装置500を操作する人の音声を検出して音声信号を出力するように構成されている。
前記音声処理部5014は、前記マイク5012から入力される音声信号を前記ブルーツース通信によって通信可能な形態のデジタル信号に変換して出力するように構成されている。
前記アンテナ5016は、ブルーツース通信を行なうための無線信号の送受信を行なうように構成されている。
前記ブルーツース信号処理部5018は、前記アンテナ5016を介して前記無線信号の送信および受信の処理を行なうように構成されている。
前記インターフェース部5020は、前記無線信号の送受信の制御を行なうように構成されている。
前記画像信号処理部5022は、前記インターフェイス部5020から入力される画像信号に対して必要な処理を行なうことによって得られた画像データを前記モニタ駆動部5004に供給するように構成されている。
【0035】
前記制御部5024は、インターフェイス部5020、画像信号処理部5022の制御を行なうように構成されている。
また、制御部5024は、前記操作部5006から供給されるシャッター信号と、前記音声処理部5014から入力される前記デジタル信号としての音声信号とを前記インタフェイス部5020を介してブルーツース信号処理部5018に供給し、これにより、前記カメラ100とブルーツース通信を行なうように構成されている。
また、制御部5024は、前記スピーカ駆動部5010に前記シャッター音の発生を指示するように構成されている。
【0036】
前記リモコン装置50を用いてカメラ100の遠隔操作を行なう場合について説明する。
図18(A)に示すように、前記カメラ100は、前記カメラ本体10の下部がクレードル200に装着され、これにより、カメラ本体10の後壁1038およびモニタ1002が被写体に臨むとともに、前記カメラヘッド20が270度の角度に揺動され被写体レンズ光学系2002が被写体を指向した状態となっているものとする。
この状態で、前記カメラ100のブルーツース信号処理部1022は、前記画像信号処理部1028からインターフェイス部1024を介して入力した被写体の画像信号をアンテナ1050から送信する。
前記リモコン装置50のブルーツース信号処理部5018は、アンテナ5016を介して受信した前記画像信号をインタフェイス部5020を介して画像信号処理部5022に供給する。これにより、前記モニタ駆動部5004によってモニタ5002に被写体の画像が表示される。したがって、リモコン装置500の操作者は、モニタ5002に表示される被写体像の画像を視認することができる。
【0037】
そして、操作者が被写体に対して伝えたい音声を発すると、この音声は、前記マイク5012および音声処理部5014を介してデジタル信号に変換され、前記ブルーツース信号処理部5018によってブルーツース通信によりカメラ100に送信される。
前記音声信号を受信した前記カメラ100のブルーツース信号処理部1022は、前記音声信号をインターフェイス部1024を介して制御部1030に入力する。制御部1030は、スピーカ駆動部1018に前記音声信号を入力することにより、スピーカ1016によって前記音声を発生させる。これにより、操作者の音声が前記被写体に伝えられる。
そして、前記操作者が前記シャッターボタンを操作すると、シャッター信号が操作部5006から制御部5024を介して前記ブルーツース信号処理部5018によってブルーツース通信によりカメラ100に送信される。
また、リモコン50の制御部5024は、前記シャッター信号に基づいて音声処理部5014に対してシャッター音の発生を指示し、これにより、スピーカ5008からシャッター音が発生される。
前記シャッター信号を受信した前記カメラ100のブルーツース信号処理部1022は、前記シャッター信号をインターフェイス部1024を介して制御部1030に入力する。制御部1030は、前記シャッター信号に基づいて前記画像信号処理部1028に対して撮影動作を指示する。これにより、前記画像データがメモリデバイス30に記録される。
【0038】
したがって、このような構成によれば、操作者は、カメラ100から離れた場所にいても、被写体像を視認しつつ、カメラ100に対してシャッター操作を行なうことができ、被写体像の写り具合を確認しながら撮影を行なうことができる。
また、シャッター操作に伴ってシャッター音をリモコン装置50から発生させるようにすれば、シャッター動作がカメラ100によって実行されたことを音声によって確認することができる。
また、リモコン装置50からカメラ100に音声信号を送信することにより、カメラ100のスピーカから音声を発生させるようにすれば、被写体から離れた場所にいても、被写体に対して音声による指示を行なうことができるので、撮影をスムースに行なうことができる。
【0039】
また、前記カメラ100を遠隔制御するための外部装置として前記リモコン装置50を用いる代りに、図18(B)に示すように、ブルーツース通信機能を有する携帯電話機60を用いても上述と同様の作用を奏することができる。
この場合には、携帯電話機60の受話器またはスピーカを、前記リモコン装置20におけるスピーカに相当するものとして使用するとともに、前記携帯電話機60の送話器を、前記リモコン装置20におけるマイクに相当するものとして使用すればよい。また、携帯電話機60のディスプレイを前記リモコン装置20におけるモニタに相当するものとして使用し、携帯電話機60の表示器テンキー、記号キー、操作キーを前記リモコン装置20におけるシャッターボタンに相当するものとして使用すればよい。
【0040】
また、前記カメラ100を遠隔制御するための外部装置として前記リモコン装置50を用いる代りに、図18(C)に示すように、ブルーツース通信機能を有するパーソナルコンピュータ70を用いても上述と同様の作用を奏することができる。
この場合には、パーソナルコンピュータ70のスピーカを、前記リモコン装置20におけるスピーカに相当するものとして使用し、パーソナルコンピュータ70のディスプレイを前記リモコン装置20におけるモニタに相当するものとして使用し、パーソナルコンピュータ70のキーボードのキーを前記リモコン装置20におけるシャッターボタンに相当するものとして使用すればよい。
なお、前記外部装置とカメラとの通信は、ブルーツース通信以外の無線通信、有線通信、赤外線光通信など任意の通信を用いることができる。
また、外部装置にマイクを設けない構成としてもよいことは勿論である。
【0041】
以上のような遠隔操作を行なう外部装置を要約すると次の通りである。
外部と通信を行なう通信手段と、該通信手段がシャッター信号を受信したことに基づいて撮影した画像データを記憶手段に記録する撮影記録手段とを有するカメラを遠隔制御するための外部装置であって、操作に応じて前記シャッター信号を生成するシャッター操作手段と、前記シャッター操作手段で生成されたシャッター信号に応じてシャッター音を発生させるシャッター音発生手段と、前記シャッター操作手段で生成されたシャッター信号を前記カメラの通信手段へ送信する外部装置側通信手段とを備えて構成されている。この場合、シャッター操作手段を前記操作部5006で構成することができる。また、シャッター音発生手段を制御部5024、スピーカ駆動部5010およびスピーカ5008で構成することができる。また、外部装置側通信手段を制御部5024、インターフェイス部5020、ブルーツース信号処理部5018およびアンテナ5016で構成することができる。
【0042】
次に上述のように構成されたカメラ100の作用について説明する。
カメラ100の使用時、図17に示すように、例えば、カメラヘッド20を90度揺動させた角度に位置させた状態とし、操作者は、右手でカメラ本体10の左側部分を保持し、右手の人差し指をシャッターボタン1047の上に置いた状態とし、シャッターボタン1047を押下して撮影を行なう。あるいは、右手でカメラ本体10の左側部分を保持するとともに、左手でカメラ本体20の下部の右側部分を保持し、右手の人差し指をシャッターボタン1047の上に置いた状態とし、シャッターボタンを押下して撮影を行なう。
この場合、前記ケース1032の上部の右端部には左手が位置しておらず、該箇所に配設されたアンテナ1020はカバー1048で覆われているものの外部に対して開放された状態となっている。
したがって、撮影時にカメラ100を手で保持した状態においてアンテナ1020が外部に対して開放された状態となり、アンテナ1020の近傍箇所に人の体が位置して無線電波の透過を阻害することがないので、ブルーツース通信を良好に行なう上で有利となる。
【0043】
また、撮影時にブルーツース通信を行なう場合には、アンテナ1020よりも下方に位置するブルーツーススイッチ1049を左手で操作する。
したがって、この場合も、依然として前記ケース1032の上部の右端部には左手が位置しておらず、アンテナ1020の近傍箇所に人の体が位置して無線電波の透過を阻害することがないので、ブルーツース通信を良好に行なう上で有利となる。
なお、本実施の形態では、本発明をカメラヘッド20がカメラ本体10に移動可能に連結されたカメラに適用した場合について説明したが、本発明はカメラ本体とカメラヘッドが一体的に設けられたカメラに適用可能であることは勿論である。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のデジタルカメラによれば、ブルーツース通信を良好に行なう上で有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態におけるカメラを前方から見た斜視図である。
【図2】本発明の第1実施の形態におけるカメラを後方から見た斜視図である。
【図3】本発明の第1実施の形態におけるカメラにバッテリーとメモリデバイスを挿入する状態を示す説明図である。
【図4】本発明の第1実施の形態におけるカメラの構成を示すブロック図である。
【図5】カメラヘッドの斜視図である。
【図6】カメラヘッドに収容される部品の斜視図である。
【図7】カメラヘッドの軸支部を示す分解斜視図である。
【図8】カメラヘッドの軸支部を示す斜視図である。
【図9】ヒンジ機構の分解斜視図である。
【図10】ヒンジ機構の組立図である。
【図11】クリックばねの凸部と、クリックプレートの5つの凹部との関係を示す要部断面図である。
【図12】カメラ本体に対するカメラヘッドの揺動動作を示す説明図である。
【図13】カメラヘッドの撮影レンズ光学系の撮影範囲を示す説明図である。
【図14】(A)はカメラヘッドがカメラ本体の前方を向いた状態を示す図、(B)はカメラヘッドがカメラ本体の後方を向いた状態を示す図である。
【図15】アンテナの配置を示す説明図である。
【図16】基板に取着されたアンテナを示す図である。
【図17】撮影時におけるカメラを保持した状態を示す説明図である。
【図18】(A)はリモコン装置とカメラの通信状態を示す説明図、(B)は携帯電話機とカメラの通信状態を示す説明図、(C)はパーソナルコンピュータとカメラの通信状態を示す説明図である。
【図19】リモコン装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100……カメラ、10……カメラ本体、20……カメラヘッド、1020……アンテナ、1032……ケース、1033……凹部、1047……シャッターボタン、1048……カバー。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブルーツース通信可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
撮像レンズ光学系で結像された被写体像を撮像素子で検出し、該撮像素子から出力される撮像信号に基づいて画像データを生成し、その画像データをメモリデバイスなどに格納するデジタルカメラがある。
このようなデジタルカメラに対して通信機能を設け、該デジタルカメラで撮影した画像データの送受信を行なったり、デジタルカメラの遠隔制御を行なったりすることが考えられる。
このような目的でなされる通信としては、比較的近距離で行なわれる無線通信であるブルーツース(Bluetooth)が好適である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ブルーツース通信は、2.4GHz帯の比較的電力の小さな無線電波を用いているため、人体によって無線電波の通信状況が影響を受けやすい。したがって、ブルーツース通信用のアンテナをデジタルカメラに設ける場合、そのアンテナがデジタルカメラを操作する人の影響を受けないように如何なる位置に配置するかが極めて重要となる。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ブルーツース通信を良好に行なう上で有利なデジタルカメラを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明のデジタルカメラは、前記目的を達成するため、ケースと、ケースに設けられたシャッターボタンとを備えたデジタルカメラであって、前記シャッターボタンが前記ケースの上部で左右方向の一方の端部に設けられ、前記ケース内にブルーツース通信用のアンテナが設けられ、前記アンテナは、前記ケースの上部で左右方向の他方の端部に設けられていることを特徴とする。
そのため、本発明によれば、デジタルカメラによる撮影時、シャッターボタンが配置されたケースの左右方向の一方の側部が、左右両手のうちの一方の手で保持される。この場合、ケースの上部の左右方向の他方の端部には他方の手が位置しておらず、該箇所に配設されたアンテナは外部に対して開放された状態となる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるデジタルカメラ(以下単にカメラという)の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施の形態におけるカメラを前方から見た斜視図、図2はカメラを後方から見た斜視図、図4は本発明の第1実施の形態におけるカメラの構成を示すブロック図である。
図1、図2に示すように、カメラ100は、カメラ本体10と、該カメラ本体10に対して移動可能に連結されたカメラヘッド20とを備えて構成されている。
また、前記カメラ本体10およびカメラヘッド20は、バッテリー32(図3参照)から供給される電源によって作動するように構成されている。
図4に示すように、前記カメラヘッド20は、撮影レンズ光学系2002、撮像素子2004、カメラ信号処理部2006、ビューファインダ装置2008、フラッシュライト2010、フラッシュ駆動部2012、AF補助光光源2014、LED駆動部2016などを備えて構成されている。
前記撮影レンズ光学系2002は、被写体像を撮影するための撮影レンズを含んで構成されている。
前記撮像素子2004は、前記撮影レンズ光学系2002で撮影された被写体像を検出することにより画像信号を生成出力するように構成されている。
前記カメラ信号処理部2006は、前記撮像素子2004から出力される画像信号に必要な処理を行なうことにより画像データを生成出力するように構成されている。
【0006】
前記ビューファインダ装置2008は、撮影しようとする被写体像を視認するためのものであり、対物レンズと接眼レンズを含んで構成されており、本実施の形態では、被写体像を表示させる液晶表示器を有しない光学式として構成されている。
前記フラッシュライト2010は、被写体像に光を照射するように構成されている。
前記フラッシュ駆動部2012は、前記フラッシュライト2010に駆動信号を供給することによりフラッシュライト2010を発光させるように構成されている。
前記AF補助光光源2014は、被写体像が暗い場合に該被写体像に光を照射することにより、前記撮影レンズ光学系2002のオートフォーカス動作を可能とするものであり、本実施の形態では、LEDによって構成されている。
前記LED駆動部2016は、前記AF補助光光源2014に駆動信号を供給することにより前記AF補助光光源2014を発光させるように構成されている。
【0007】
前記カメラ本体10は、表示部としてのモニタ1002、モニタ駆動部1004、メモリデバイス用のコネクタ1006、メモリデバイス用のインターフェイス部1008、外部通信用のコネクタ1010、外部通信用のインターフェース部1012、操作部1014、スピーカ1016、スピーカ駆動部1018、アンテナ1020、ブルーツース信号処理部1022、ブルーツース通信用のインターフェース部1024、メモリ1026、画像信号処理部1028、制御部1030、第1スイッチ1070、第2スイッチ1072を備えて構成されている。
前記第1、第2スイッチ1070、1072は、前記カメラヘッド20の位置に応じてオンオフ動作して第1、第2検出信号S1、S2を出力するように構成されている。
前記モニタ1002は、被写体像などの画像データや文字データなどを表示するものであり、本実施の形態では液晶表示器によって構成されている。
前記モニタ駆動部1004は、前記画像信号処理部1028から供給される画像データや文字データに基づいて駆動信号を生成して前記モニタ1002に供給することによりモニタ1002に表示を行なわせるように構成されている。
前記コネクタ1006は、画像データを含むデータを記憶するメモリデバイス30に接続可能に構成されている。
【0008】
前記インターフェイス部1008は、前記コネクタ1010に接続されたメモリデバイス30との間で画像データを含むデータの授受を行なうように構成されている。
前記外部コネクタ1010は、不図示のクレードル(置き台)に前記カメラ本体10を載置した時に、前記クレードル側のコネクタと接続されるように構成され、前記クレードル側のコネクタを介してパーソナルコンピュータなどの情報処理装置との間で通信が可能となるように構成されている。
前記インターフェイス部1012は、前記外部コネクタ1010を介した情報の通信を司るように構成されている。
前記操作部1014は、各種操作を行なうための複数の操作スイッチや操作ボタンを含んで構成されている。
前記スピーカ1016は、操作に対応した操作確認音、シャッター音などを発生するように構成されている。
前記スピーカ駆動部1018は、前記スピーカ1016に駆動信号を供給することにより前記スピーカ1016を発生させるように構成されている。
前記アンテナ1020は、ブルーツース通信を行なうための無線信号の送受信を行なうように構成されている。
前記ブルーツース信号処理部1022は、前記アンテナ10120を介して前記無線信号の送信および受信の処理を行なうように構成されている。
前記インターフェース部1024は、前記無線信号の送受信の制御を行なうように構成されている。
前記メモリ1026は、前記カメラ100の動作を行なうために必要な種々のデータを格納するように構成されている。
前記画像信号処理部1028は、前記カメラ信号処理部2006から入力される画像データに対して必要な処理を行ない、処理後の画像データを前記インターフェイス部1008、1012、1024、メモリ1026に供給するように構成されている。
【0009】
前記制御部1030は、前記フラッシュ駆動部2012、LED駆動部2016、スピーカ駆動部1018、インターフェイス部1024の制御を行なうとともに、前記操作部1014から供給される入力信号に基づいて必要な制御を行なうように構成されている。
前記制御部1030は、前記操作部1014から入力される操作信号としてのシャッター信号に応じて、前記画像信号処理部1028から出力される前記画像データを前記メモリデバイス30に記録するシャッター動作を行なう。
また、前記制御部1030は、前記第1スイッチ1070から供給される第1検出信号S1に基づいて前記モニタ1002、撮像素子2004、カメラ信号処理部2006、画像信号処理部1028に対する電源供給のオン、オフを制御するように構成されている。
また、前記制御部1030は、前記第2スイッチ1072から供給される第2検出信号S2に基づいて前記モニタ1002に表示する画像を、通常の表示または左右反転した鏡面表示の何れかに切り換えるように前記画像信号処理部1028に対する制御を行なうように構成されている。
前記制御部1030は、前記インターフェイス部1024、ブルーツース信号処理部1022、アンテナ1020を介して外部装置とブルーツース通信を行なう。
また、制御部1030は、前記ブルーツース通信を行なうことにより、前記画像信号処理部1028から出力される前記画像データを前記外部装置に送信させる動作を行ない、また、前記外部装置から送信されるシャッター信号に応じて前記シャッター動作を行う。
【0010】
図1、図2に示すように、前記カメラ本体10は、前後方向の厚さと、厚さよりも大きな上下方向の高さと、高さよりも大きな左右方向の幅とを有した板状のケース1032を有して構成されている。なお、説明の便宜上、本発明において左右とはカメラ100の前方から見て左右をいうものとする。
前記ケース1032は、矩形状の底壁1034と、底壁1034の四辺から起立された前壁1036と、後壁1038と、左側壁1040と、右側壁1042と、右側壁1042に取着された上下に延在するカバー1048とから構成されている。前記カバー1048は、ブルーツース通信用の無線電波が透過可能な材料、例えば合成樹脂材料などで構成されている。
【0011】
前記ケース1032の上部には前記カメラヘッド20収容用の凹部1033が、前後方向に貫通し上方に開放状に形成され、凹部1033の左側部には、前壁1036と、後壁1038と、左側壁1040との各上部を構成する柱状部分1046が位置し、凹部1033の右側部には前記カバー1048の上部である柱状部分が位置し、凹部1033の底壁1044はこれら柱状部分1046とカバー1048の上部の柱状部分の間で上方に臨む平坦面として形成されている。
前記柱状部分1046の上端と前記カバー1048の柱状部分の上端は同じ高さとなるように構成され、これら柱状部分1046とカバー1048の柱状部分の上端は同一形状の円筒面で形成されている。
前記柱状部分1046の上端、すなわち前記ケース1032の上部で左右方向の右側の端部には、前記操作部1014の一部を構成するシャッターボタン1047が設けられている。
図15、図16に示すように、前記カバー1048の内部空間、すなわち前記ケース1032の凹部1033の右側部分の内部には、前記アンテナ1020と、該アンテナ1020が取着された矩形板状の基板1021とが収容して配設されている。
前記アンテナ1020は、本実施の形態では、ブルーツース通信の規格における逆Fタイプとして製作されたものであって、直方体状に形成されており、その長手方向をカメラの前後方向に向けて前記基板1021の上端寄りの箇所に取着されている。すなわち、アンテナ1020は、前記ケース1032の上部で右方向の端部に設けられ、また、前記凹部1033の左右方向の右方に位置する前記カバー1048の柱状部分の上部の内部に配置されていることになる。
前記基板1021は、該基板1021の長手方向が前記ケース1032の上下方向に合致した状態でカバー1048の側壁に臨む箇所に配設されている。ここで、カバー1048はケース1032に取着されることでケース1032と一体化されているので、前記アンテナ1020は、前記ケース1032の上部で右側の端部に位置するとともに、ケース1032の右側壁(カバー1048の側壁)に臨む箇所に位置している。
なお、前記アンテナ1032によって無線電波の送受信を良好に行なうため、前記カバー1048の内部空間には、アンテナ1032の、前記基板1021に取着された1つの面を除く他の5つの面から7mm以内の範囲に無線電波の通過を妨害する材質(金属など)で構成された部材が位置しないようにする必要がある。
さらに、前記カバー1048の外面には、前記アンテナ1020よりも下方の位置に、ブルーツース通信を行なう際に操作するためのブルーツーススイッチ1049が設けられている。前記ブルーツーススイッチ1049は、前記操作部1014の一部を構成している。
【0012】
図2に示すように、前記ケースの底壁1034には、前記外部コネクター1010と、二次電池取り出し用の蓋1050と、スピーカー用の孔1052と、三脚取付用のねじ部1054とが設けられている。
前記蓋1050は、前記底壁に形成された不図示の二次電池収容部の開口を閉塞するものである。前記二次電池は前記メモリ1026のデータのバックアップ用の電源を供給するものである。
また、前記蓋1050および前記底壁1034にわたって前記カメラ100の型番号や製造番号などが表示された機銘板1056が接着剤などによって取着されている。したがって、前記カメラ100を廃棄する際には前記機銘板1056を底壁1034から剥がした後、前記蓋1050を開放してから前記二次電池を取り外して廃棄するように構成されている。
前記スピーカ用の孔1052は、前記カメラ本体10の内部に配設された前記スピーカ1016の音をカメラ本体10の外方に伝達するためのものである。
前記三脚取付用のねじ部1054は、前記カメラ本体10を三脚の雄ねじに螺合するための雌ねじとして形成されている。
【0013】
前記後壁1038には、前記モニタ1002と、ズームボタン1058と、選択ボタン1060、1062と、吊り下げ金具1064とが設けられている。
前記モニタ1002は、厚みを有する矩形板状に構成され、その表面側に矩形状の表示面が設けられ、裏面部分が前記後壁1038の前記右側壁1042寄りの箇所に配設されている。
前記ズームボタン1058は、前記画像信号処理部1028が前記画像データに対して行なうデジタルズーム処理の広角、望遠を指定する操作を行なうためのものである。
前記選択ボタン1060、1062は、前記カメラ100に対する種々の操作を行なうためのものである。
前記ズームボタン1058、選択ボタン1060、1062は前記操作部1014の一部を構成している。
前記吊り下げ金具1064は、ストラップを取付けるためのものである。
【0014】
前記左側壁1040の上方寄りの箇所には、前記カメラ100の動作モードを複数種類の撮影モード、再生モードに切り換えて設定するためのモード切換ダイアル1065が配設されている。
このモードダイアル1065の中心にはプッシュ式の電源スイッチ1067が設けられている。この電源スイッチ1067がオンオフ操作されると、前記第1スイッチ1070のオンオフ状態とは関係なく、前記制御部1030による電源供給のオンオフが行なわれる。
図3に示すように、前記左側壁1040の下半分には、前記メモリデバイス30を収容するメモリデバイス収容部1064と、前記バッテリー32を収容するバッテリー収容部1066とが設けられており、これら2つの収容部1064、1066はそれぞれの開口を介して外部に臨み、これら2つの開口は蓋1068により開閉される。
【0015】
前記カメラヘッド20は、ケース2022を有して構成され、前記ケース2022は、上部の両側が左右の軸支部2044、2046を介して前記凹部1033の両側面に揺動可能に結合され、すなわち、凹部1033の左側に位置する柱状部分1046と右側に位置するカバー1048の柱状部分を介して揺動可能に結合され、左右の軸支部2044、2046によってカメラヘッド20を揺動させる回転軸線が形成されている。
前記ケース2022は、矩形状の下壁2024と、下壁2024の四辺から起立された前壁2026と、後壁2028と、左側壁2030と、右側壁2032と、これら前壁2026、後壁2028、左右の側壁2030、2032の上部を接続する上壁2034とを備えて構成されている。
前記ケース2022は前記凹部1033に収容した際に前記カメラ本体10とあたかも一体的となるように、前記ケース1032と同じ厚さで形成され、また上部が前記柱状部分1046とカバー1048の柱状部分の円筒面と同一形状の円筒面で形成されている。
前記ケース2002の下壁2024には、撮影レンズ用窓2022A、ビューファインダ用窓2022B、AF補助光光源用窓2022D、フラッシュライト用窓2022Eが開口されている。
前記ケース2022の上壁2034には、接眼用窓2022Cが開口されている。
【0016】
前記ケース2032の内部には、図6に示すように、ハウジング2036と、基板2038と、円柱状のコンデンサ2040とが取着され、また、前記ケース2022の内部には、前記撮影レンズ光学系2002、ビューファインダ装置2008、フラッシュライト2010、AF補助光光源2016、インジケータランプ2017(図2参照)が配設されている。
前記撮影レンズ光学系2002、撮像素子2004、ビューファインダ装置2008は、前記ハウジング2036に保持されている。
前記撮影レンズ光学系2002は、前記ハウジング2036に設けられた撮影レンズ用開口と、前記撮影レンズ用窓2022Aとを介してその光軸が外方に臨むように配設されている。
【0017】
前記ビューファインダ装置2008は、前記ハウジング2036に設けられた対物レンズ用開口と、前記対物レンズ用窓2022Bを介して前記対物レンズが外方に臨むとともに、前記ハウジング2036に設けられた接眼用開口と、前記接眼用窓2022Cを介して前記接眼レンズが外方に臨むように配設されている。
前記AF補助光光源2016と前記フラッシュライト2010は、前記基板2038の表面に固定され、前記コンデンサ2040は、前記基板2038の裏面に固定されている。
前記ケース2032の後壁2028に臨む前記ハウジング2036箇所に凹部2042が形成され、前記ケース2032内において、前記基板2038と前記AF補助光光源2016と前記コンデンサ2040は、これらの一部分が前記凹部2042に収容されるように配設されている。
前記AF補助光光源2016は、前記AF補助光用窓2022Dを介して外方に臨むように配設されている。
前記フラッシュライト2010は、前記フラッシュライト用窓2022Eを介して外方に臨むように配設されている。
そして、前記撮影レンズ光学系2002とフラッシュライト2010は、前記カメラヘッド20の回転軸線と平行な直線上に間隔をおいて並ぶように配置されている。
図2に示すように、前記インジケータランプ2017は、前記ケース2022の上壁2034に外方に臨むように設けられている。このインジケータランプ2017は、前記フラッシュライト2010を発光させるためのチャージ量を表示するものであり、前記フラッシュ駆動部2012によって点灯される。
【0018】
前記カメラヘッド20の左右の軸支部2044、2046のうち左側の軸支部2044は、図5、図7に示すように、軸部2048と軸受部2056とで構成されている。
前記軸部2048は、前記ケース2022の左側壁2028の上部に突設されている。
前記軸部2048の基部外周には円環状の凸部2050が形成され、また、この凸部2050よりも先端側の軸部2048箇所には第1、第2カム部2052、2054が突出形成されている。
前記軸受部2056は、前記凹部1033の左側面(柱状部分1046)の内部に組み込まれた2つの軸受部材2058により構成されている。
前記軸部2048の凸部2050は、前記軸受部2056の凹溝2060に回転可能に支持されるように構成されている。
【0019】
前記第1カム部2052は、軸部2048の周方向の第1角度範囲にわたって延在形成されている。
前記第2カム部2054は、前記第1角度範囲とは異なる軸部2048の周方向の第2角度範囲にわたって延在形成されている。
図8に示すように、前記軸受部2056の溝2060によって前記軸部2036の凸部2038が支持された状態で、軸受部2056には、軸部2036に臨むように前記第1スイッチ1070、第2スイッチ1072が取着されている。前記第1スイッチ1070は、作動片を有し、その作動片が第1カム部2052で押圧されることでオンし、その押圧が解除されることでオフすることにより前記第1検出信号S1を出力するように構成されている。
前記第2スイッチ1072は、作動片を有し、その作動片が第2カム部2054で押圧されることでオンし、その押圧が解除されることでオフすることにより前記第2検出信号S2を出力するように構成されている。
【0020】
前記カメラヘッド20の左右の軸支部2044、2046のうち右側の軸支部2046は、図9に示すように、ヒンジ機構22によって構成されている。
前記ヒンジ機構22は、固定プレート2202、ヒンジベース2204、ヒンジプレート2206、クリックばね2208、クリックプレート2210で構成されている。
前記固定プレート2202は、高さと幅を有し、高さ方向の下半部2202Cが前記カメラ本体10の右側壁1042の上部に取着されることで、高さ方向の上半部2202Aが、カバーの柱状部分の内部に位置するように配設される。前記固定プレーと2202の上部中央には矩形状の孔2202Bが形成され、該孔2202Bの両側には2つのねじ孔2202Dが形成されている。
前記ヒンジベース2204は、前記固定プレート2202の上部に取着される基部2204Aを有し、したがってヒンジベース2204はカバー1048の柱状部分の内部に配設される。前記基部2204Aの固定プレート2202と反対側の箇所には軸部2204Bが設けられ、前記軸部2204Bの径方向の外側に円弧状の溝部2204Cが設けられている。前記溝部2204Cの延在する角度範囲は、本実施の形態では300度となっている。
また、前記軸部2204Bの先端には、軸方向に突出する断面矩形枠状の係合凸部2204Dが設けられ、また、軸部2204Bの先端で前記係合凸部2204Dの両側には2つのねじ挿通孔2204Dが形成されている。
【0021】
前記ヒンジプレート2206は、板状に形成され、その中央には前記ヒンジベース2204の軸部2204Bに挿通されることで軸部2204Bによって回転可能に支持される孔2206Aが設けられている。ヒンジプレート2206の孔2206Aを挟む両側箇所には係合凹部2206B、2206Bが形成されている。
前記ヒンジプレート2206の前記ヒンジベース2204の溝部2204Cに面した箇所には該溝部2204Cに案内されるガイドピン2206Cが突設されている。また、ヒンジプレート2206の下部の幅方向の両側から下方に向かって2つの取付片部2206Dが延出されている。
前記クリックばね2208は、厚さ方向に湾曲した円環板状に形成され、厚さ方向の一方に、すなわち前記ヒンジプレート2206と離れる方向に突出する1つの球面状の凸部2208Aが設けられている。
また、クリックばね2208の外縁部には前記ヒンジプレート2206の2つの係合凹部2206Bにそれぞれ係合する2つの係合凸部2208Bが設けられている。
前記クリッププレート2210は、円板状に形成され、外周部近傍には周方向に間隔をおいて5つの凹部2210A、2210B、2210C、2210D、2210Eが設けられている。これら5つの凹部は、前記クリックばね2208の凸部2208Aに係脱されるように形成されている。
本実施の形態では、前記クリックプレート2210の中心軸から見た前記5つの凹部の角度位置は、次のように設定されている。すなわち、前記凹部2210Aを0度とすると、凹部2210Bが90度、凹部2210Cが180度、凹部2210Dが270度、凹部2210Eが300度である。
【0022】
図11(A)、(B)は、前記クリックばね2208の凸部2208Aと、クリックプレート2210の5つの凹部2210A乃至2210Eとの関係を示す要部断面図である。
前記5つの凹部2210A乃至2210Eのうちの1つの凹部、例えば凹部2210Aの深さは、図11(A)、(B)に示すように、他の残りの凹部2210B乃至2210Eよりも大きな寸法となるように設定されている。
前記クリックプレート2210の中央には前記ヒンジベース2204の係合凸部2204Dと係合する係合孔2210Fが形成されている。また、前記係合孔2210Aの両側に2つのねじ挿通孔2210Gが形成されている。
【0023】
前記ヒンジ機構22の組立ては、次のように行なわれる。
前記固定プレート2202の上部2202Aに前記ヒンジベース2204、ヒンジプレート2206、クリックばね2208、クリックプレート2210をこの順番で重ねる。
ここで、前記ヒンジプレート2206の孔2206Aにヒンジベース2204の軸部2204Bを挿通し、かつ、ヒンジプレート2206のガイドピン2206Cを前記ヒンジベース2204の溝部2204C内に位置させる。
また、前記クリックばね2208の係合凸部2208Bを前記ヒンジプレート2206の係合凹部2206Bに係合させる。
この状態で、2つのねじ2212を前記クリックプレート2210の各ねじ挿通孔2210Gとヒンジベース2204の各ねじ挿通孔2204Dを介して前記固定プレート2202の各ねじ孔2202Dに螺合する。
これにより、前記ヒンジプレート2206およびクリックばね2208が、前記固定プレート2202、ヒンジベース2204、クリックプレート2210に対して揺動可能に支持され、図10に示すようにヒンジ機構22が組み立てられる。
この際、前記クリックばね2208の凸部2208Aが前記クリックプレート2210の凹部2210A乃至2210Eのそれぞれに係合することによって前記ヒンジプレート2206の回転方向の位置が前記各凹部のそれぞれの位置で位置決め保持されることになる。
また、前記ヒンジプレート2206は、前記ガイドピン2206Cが前記ヒンジベース2204の溝部2204Cの延在方向に位置する2つの端部のそれぞれに当接することで軸部の回りで300度の回転範囲の限界位置が位置決めされる。
【0024】
このようにしてヒンジ機構22が組立てられたならば、ヒンジ機構22はカメラ本体10およびカメラヘッド20に対して次のように組付けられる。
前記ヒンジプレート2206の取付片部2206Dを前記カメラヘッド20のケース2022の右側壁2032にねじで取着し、前記固定プレート2202の下部2202Cを前記カメラ本体10の右側壁1042にねじで取着し、これにより、ヒンジ機構22はカメラ本体10およびカメラヘッド20に組付けられ、前記ヒンジ機構22は、前記カバー1048によって外部から覆われる。
【0025】
次に上述のように構成されたカメラ100におけるカメラヘッドの揺動動作について説明する。
図12はカメラ本体に対するカメラヘッドの揺動動作を示す説明図である。
(A)に示すように、前記カメラヘッド20が収納位置にある状態、すなわちカメラヘッド20のケース2022の下壁2024がカメラ本体10の凹部1033の上面に臨む位置にある状態のカメラヘッド20の揺動角度を0度とする。この場合、前記ヒンジ機構22のヒンジプレート2206の角度も0度であり、カメラヘッド20はヒンジ機構22によって0度の位置に保持され、所定値以上の力が加わらない限り揺動しない状態となっている。
この状態で前記第1スイッチ1070は、第1カム部2052に押圧されていないので第1検出信号S1はオフ状態であり、前記第2スイッチ2010も第2カム部2054に押圧されていないので第2検出信号S2もオフ状態となっている。したがって、制御部1030は、前記電源供給を停止した状態を保持している。
なお、カメラヘッド20が収納位置にある状態では、撮影レンズ光学系2002が臨む撮影レンズ用窓2022Aや、ビューファインダ装置2008が臨むビューファインダ用窓2022Bや、AF補助光光源2016が臨むAF補助光用窓2022Dや、フラッシュライト2010が臨むフラッシュライト用窓2022Eが凹部1033の底面をなす前記底壁1044に位置し、カメラ本体10によって覆われ、したがって、カメラヘッド20に組み込まれた光学部材や発光部材などのカメラ構成部材がカメラ本体10によって保護されることになる。
【0026】
次に、撮影者がカメラ100による撮影を行なうために、前記カメラヘッド20を矢印方向に揺動させると、ヒンジ機構22の凸部が凹部から外れた状態となる。図12(B)に示すカメラヘッド20の角度がX度(ケラレがなくなる範囲の角度で例えば45度から55度の間の任意の角度)に至るまでの間は、前記第1、第2スイッチ1070、2010は、いずれもオフ状態となっており、制御部1030は、前記電源供給を停止した状態を保持している。
【0027】
前記カメラヘッド20の角度がX度になると、前記第1スイッチ1070が第1カム部2052に押圧されて第1検出信号S1がオン状態なり、これにより、前記制御部1030は、前記電源供給を開始する。この場合、第2スイッチ1072はオフ状態が維持されている。
図13に示すように、前記カメラヘッド20の角度がX度よりも小さい角度にあるときには、前記撮影レンズ光学系2002による撮影範囲に前記カメラ本体10の箇所が映り込むケラレが生じているが、前記カメラヘッド20の角度がX度以上となったときには、前記ケラレがなくなった状態となっている。
【0028】
図12(C)に示すように、前記カメラヘッド20をさらに矢印方向に揺動させ、その角度が90度となると、ヒンジ機構22のクリックばね2208の凸部2208Aがクリックプレート2210の凹部2210Bに係合した状態となる。これにより前記カメラヘッド20の揺動姿勢が保持され、第1スイッチ2002はオン状態が維持され、第2スイッチ1072はオフ状態が維持されている。この場合、図1、図14(A)に示すように、前記カメラヘッド20は、前記撮影レンズ光学機影2002の光軸がカメラ本体10の前方に向いた状態となる。
したがって、撮影者は、前記モニタ1002に表示される被写体像を視認しつつ、あるいは前記接眼窓2022Cから被写体像を視認しつつ撮影を行なうことができる。
【0029】
図12(D)に示すように、前記カメラヘッド20をさらに矢印方向に揺動させ、その角度が180度となると、ヒンジ機構22のクリックばね2208の凸部2208Aがクリックプレート2210の凹部2210Cに係合した状態となる。これによりカメラヘッド20の揺動姿勢が保持され、第1スイッチ2002はオン状態が維持され、第2スイッチ1072はオフ状態が維持されている。
この場合、図1、図14(A)に示すように、前記カメラヘッド20は、前記撮影レンズ光学機影2002の光軸がカメラ本体10の上方に向いた状態となる。
したがって、撮影者は、前記モニタ1002に表示される被写体像を視認しつつ撮影を行なうことができる。
【0030】
図12(E)に示すように、前記カメラヘッド20をさらに矢印方向に揺動させ、その角度が270度となると、ヒンジ機構22のクリックばね2208の凸部2208Aがクリックプレート2210の凹部2210Dに係合した状態となる。これによりカメラヘッド20の揺動姿勢が保持され、第1スイッチ2002はオン状態が維持されているが、第2スイッチ1072は第2カム部2054によってオフ状態からオン状態に切り替わる。これにより、オン状態の第2検出信号S2を入力した前記制御部1030は、前記モニタ1002に表示される画像を鏡面表示に切り換える。
この場合、図14(B)に示すように、前記カメラヘッド20は、前記撮影レンズ光学系2002の光軸がカメラ本体10の後方に向いた状態となる。
したがって、撮影者は、カメラ本体10の後方に位置した状態で、前記撮影レンズ光学系2002の光軸を撮影者自身に向けるとともに、前記モニタ1002に表示される被写体像である自らを視認しつつ対面撮影を行なうことができる。また、この場合、前記カメラ本体10の後方を被写体に向け、すなわちカメラヘッド20の撮影レンズ光学系2002の光軸およびモニタ1002の表示面の双方を被写体に向け、撮影者がカメラ本体10の前方側からカメラヘッド20の接眼窓2022Cによって被写体を視認しつつ撮影を行なうこともできる。
【0031】
図12(F)に示すように、前記カメラヘッド20をさらに矢印方向に揺動させ、その角度が300度となると、ヒンジ機構22のクリックばね2208の凸部2208Aがクリックプレート2210の凹部2210Eに係合した状態となる。これによりカメラヘッド20の揺動姿勢が保持され、第1、第2スイッチ1070、1072はともにオン状態に維持されている。これにより、前記モニタ1002に表示される画像は鏡面表示のまま維持されている。
この場合、図14(F)に示すように、前記カメラヘッド20は、前記撮影レンズ光学系2002の光軸がカメラ本体10の後方からやや下方に向いた状態となる。
したがって、撮影者は、前記カメラ100の後方に、かつ、カメラ100よりも下方に位置した状態で、前記撮影レンズ光学系2002の光軸を撮影者自身に向けるとともに、前記モニタ1002に表示される被写体像である自らを視認しつつ対面撮影を行なうことができる。
【0032】
また、撮影が終了した後、前記カメラヘッド20を揺動させ図14(A)に示す収納位置に戻すと、前記第1スイッチ1070からの第1検出信号S1がオフ状態となり、これにより前記制御部1030により前記電源供給が停止される。本実施の形態では、前記カメラヘッド20が前記X度乃至300度の範囲に位置した状態では前記カメラ100による撮影が可能な状態となっている。
【0033】
次に、前記カメラ100をブルーツース通信を用いて遠隔制御する際の構成について説明する。
図18(A)はカメラ100を遠隔操作する前記外部装置として専用のリモコン装置50を用いる場合の構成を示す図、図19はリモコン装置の構成を示すブロック図である。
図19に示すように前記リモコン装置50は、表示部としてのモニタ5002、モニタ駆動部5004、操作部5006、スピーカ5008、スピーカ駆動部5010、マイク5012、音声処理部5014、アンテナ5016、ブルーツース信号処理部5018、ブルーツース通信用のインターフェース部5020、画像信号処理部5022、制御部5024を備えて構成されている。
前記モニタ5002は、前記カメラ100からブルーツース通信によって送信される画像データ(被写体像)や文字データなどを表示するものであり、本実施の形態では液晶表示器によって構成されている。
前記モニタ駆動部5004は、前記画像信号処理部5022から供給される画像データや文字データに基づいて駆動信号を生成して前記モニタ5002に供給することによりモニタ5002に表示を行なわせるように構成されている。
【0034】
前記操作部5006は、前記カメラ100に対して撮影動作を指示するためのシャッターボタンを構成するものであり、該シャッターボタンが操作されることにより、操作信号としてのシャッター信号を出力するように構成されている。
前記スピーカ5008は、操作に対応した操作確認音、本実施の形態では、シャッター音を発生するように構成されている。
前記スピーカ駆動部5010は、前記スピーカ5008に駆動信号を供給することにより前記スピーカ5008から前記シャッター音を発生させるように構成されている。
前記マイク5012は、このリモコン装置500を操作する人の音声を検出して音声信号を出力するように構成されている。
前記音声処理部5014は、前記マイク5012から入力される音声信号を前記ブルーツース通信によって通信可能な形態のデジタル信号に変換して出力するように構成されている。
前記アンテナ5016は、ブルーツース通信を行なうための無線信号の送受信を行なうように構成されている。
前記ブルーツース信号処理部5018は、前記アンテナ5016を介して前記無線信号の送信および受信の処理を行なうように構成されている。
前記インターフェース部5020は、前記無線信号の送受信の制御を行なうように構成されている。
前記画像信号処理部5022は、前記インターフェイス部5020から入力される画像信号に対して必要な処理を行なうことによって得られた画像データを前記モニタ駆動部5004に供給するように構成されている。
【0035】
前記制御部5024は、インターフェイス部5020、画像信号処理部5022の制御を行なうように構成されている。
また、制御部5024は、前記操作部5006から供給されるシャッター信号と、前記音声処理部5014から入力される前記デジタル信号としての音声信号とを前記インタフェイス部5020を介してブルーツース信号処理部5018に供給し、これにより、前記カメラ100とブルーツース通信を行なうように構成されている。
また、制御部5024は、前記スピーカ駆動部5010に前記シャッター音の発生を指示するように構成されている。
【0036】
前記リモコン装置50を用いてカメラ100の遠隔操作を行なう場合について説明する。
図18(A)に示すように、前記カメラ100は、前記カメラ本体10の下部がクレードル200に装着され、これにより、カメラ本体10の後壁1038およびモニタ1002が被写体に臨むとともに、前記カメラヘッド20が270度の角度に揺動され被写体レンズ光学系2002が被写体を指向した状態となっているものとする。
この状態で、前記カメラ100のブルーツース信号処理部1022は、前記画像信号処理部1028からインターフェイス部1024を介して入力した被写体の画像信号をアンテナ1050から送信する。
前記リモコン装置50のブルーツース信号処理部5018は、アンテナ5016を介して受信した前記画像信号をインタフェイス部5020を介して画像信号処理部5022に供給する。これにより、前記モニタ駆動部5004によってモニタ5002に被写体の画像が表示される。したがって、リモコン装置500の操作者は、モニタ5002に表示される被写体像の画像を視認することができる。
【0037】
そして、操作者が被写体に対して伝えたい音声を発すると、この音声は、前記マイク5012および音声処理部5014を介してデジタル信号に変換され、前記ブルーツース信号処理部5018によってブルーツース通信によりカメラ100に送信される。
前記音声信号を受信した前記カメラ100のブルーツース信号処理部1022は、前記音声信号をインターフェイス部1024を介して制御部1030に入力する。制御部1030は、スピーカ駆動部1018に前記音声信号を入力することにより、スピーカ1016によって前記音声を発生させる。これにより、操作者の音声が前記被写体に伝えられる。
そして、前記操作者が前記シャッターボタンを操作すると、シャッター信号が操作部5006から制御部5024を介して前記ブルーツース信号処理部5018によってブルーツース通信によりカメラ100に送信される。
また、リモコン50の制御部5024は、前記シャッター信号に基づいて音声処理部5014に対してシャッター音の発生を指示し、これにより、スピーカ5008からシャッター音が発生される。
前記シャッター信号を受信した前記カメラ100のブルーツース信号処理部1022は、前記シャッター信号をインターフェイス部1024を介して制御部1030に入力する。制御部1030は、前記シャッター信号に基づいて前記画像信号処理部1028に対して撮影動作を指示する。これにより、前記画像データがメモリデバイス30に記録される。
【0038】
したがって、このような構成によれば、操作者は、カメラ100から離れた場所にいても、被写体像を視認しつつ、カメラ100に対してシャッター操作を行なうことができ、被写体像の写り具合を確認しながら撮影を行なうことができる。
また、シャッター操作に伴ってシャッター音をリモコン装置50から発生させるようにすれば、シャッター動作がカメラ100によって実行されたことを音声によって確認することができる。
また、リモコン装置50からカメラ100に音声信号を送信することにより、カメラ100のスピーカから音声を発生させるようにすれば、被写体から離れた場所にいても、被写体に対して音声による指示を行なうことができるので、撮影をスムースに行なうことができる。
【0039】
また、前記カメラ100を遠隔制御するための外部装置として前記リモコン装置50を用いる代りに、図18(B)に示すように、ブルーツース通信機能を有する携帯電話機60を用いても上述と同様の作用を奏することができる。
この場合には、携帯電話機60の受話器またはスピーカを、前記リモコン装置20におけるスピーカに相当するものとして使用するとともに、前記携帯電話機60の送話器を、前記リモコン装置20におけるマイクに相当するものとして使用すればよい。また、携帯電話機60のディスプレイを前記リモコン装置20におけるモニタに相当するものとして使用し、携帯電話機60の表示器テンキー、記号キー、操作キーを前記リモコン装置20におけるシャッターボタンに相当するものとして使用すればよい。
【0040】
また、前記カメラ100を遠隔制御するための外部装置として前記リモコン装置50を用いる代りに、図18(C)に示すように、ブルーツース通信機能を有するパーソナルコンピュータ70を用いても上述と同様の作用を奏することができる。
この場合には、パーソナルコンピュータ70のスピーカを、前記リモコン装置20におけるスピーカに相当するものとして使用し、パーソナルコンピュータ70のディスプレイを前記リモコン装置20におけるモニタに相当するものとして使用し、パーソナルコンピュータ70のキーボードのキーを前記リモコン装置20におけるシャッターボタンに相当するものとして使用すればよい。
なお、前記外部装置とカメラとの通信は、ブルーツース通信以外の無線通信、有線通信、赤外線光通信など任意の通信を用いることができる。
また、外部装置にマイクを設けない構成としてもよいことは勿論である。
【0041】
以上のような遠隔操作を行なう外部装置を要約すると次の通りである。
外部と通信を行なう通信手段と、該通信手段がシャッター信号を受信したことに基づいて撮影した画像データを記憶手段に記録する撮影記録手段とを有するカメラを遠隔制御するための外部装置であって、操作に応じて前記シャッター信号を生成するシャッター操作手段と、前記シャッター操作手段で生成されたシャッター信号に応じてシャッター音を発生させるシャッター音発生手段と、前記シャッター操作手段で生成されたシャッター信号を前記カメラの通信手段へ送信する外部装置側通信手段とを備えて構成されている。この場合、シャッター操作手段を前記操作部5006で構成することができる。また、シャッター音発生手段を制御部5024、スピーカ駆動部5010およびスピーカ5008で構成することができる。また、外部装置側通信手段を制御部5024、インターフェイス部5020、ブルーツース信号処理部5018およびアンテナ5016で構成することができる。
【0042】
次に上述のように構成されたカメラ100の作用について説明する。
カメラ100の使用時、図17に示すように、例えば、カメラヘッド20を90度揺動させた角度に位置させた状態とし、操作者は、右手でカメラ本体10の左側部分を保持し、右手の人差し指をシャッターボタン1047の上に置いた状態とし、シャッターボタン1047を押下して撮影を行なう。あるいは、右手でカメラ本体10の左側部分を保持するとともに、左手でカメラ本体20の下部の右側部分を保持し、右手の人差し指をシャッターボタン1047の上に置いた状態とし、シャッターボタンを押下して撮影を行なう。
この場合、前記ケース1032の上部の右端部には左手が位置しておらず、該箇所に配設されたアンテナ1020はカバー1048で覆われているものの外部に対して開放された状態となっている。
したがって、撮影時にカメラ100を手で保持した状態においてアンテナ1020が外部に対して開放された状態となり、アンテナ1020の近傍箇所に人の体が位置して無線電波の透過を阻害することがないので、ブルーツース通信を良好に行なう上で有利となる。
【0043】
また、撮影時にブルーツース通信を行なう場合には、アンテナ1020よりも下方に位置するブルーツーススイッチ1049を左手で操作する。
したがって、この場合も、依然として前記ケース1032の上部の右端部には左手が位置しておらず、アンテナ1020の近傍箇所に人の体が位置して無線電波の透過を阻害することがないので、ブルーツース通信を良好に行なう上で有利となる。
なお、本実施の形態では、本発明をカメラヘッド20がカメラ本体10に移動可能に連結されたカメラに適用した場合について説明したが、本発明はカメラ本体とカメラヘッドが一体的に設けられたカメラに適用可能であることは勿論である。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のデジタルカメラによれば、ブルーツース通信を良好に行なう上で有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態におけるカメラを前方から見た斜視図である。
【図2】本発明の第1実施の形態におけるカメラを後方から見た斜視図である。
【図3】本発明の第1実施の形態におけるカメラにバッテリーとメモリデバイスを挿入する状態を示す説明図である。
【図4】本発明の第1実施の形態におけるカメラの構成を示すブロック図である。
【図5】カメラヘッドの斜視図である。
【図6】カメラヘッドに収容される部品の斜視図である。
【図7】カメラヘッドの軸支部を示す分解斜視図である。
【図8】カメラヘッドの軸支部を示す斜視図である。
【図9】ヒンジ機構の分解斜視図である。
【図10】ヒンジ機構の組立図である。
【図11】クリックばねの凸部と、クリックプレートの5つの凹部との関係を示す要部断面図である。
【図12】カメラ本体に対するカメラヘッドの揺動動作を示す説明図である。
【図13】カメラヘッドの撮影レンズ光学系の撮影範囲を示す説明図である。
【図14】(A)はカメラヘッドがカメラ本体の前方を向いた状態を示す図、(B)はカメラヘッドがカメラ本体の後方を向いた状態を示す図である。
【図15】アンテナの配置を示す説明図である。
【図16】基板に取着されたアンテナを示す図である。
【図17】撮影時におけるカメラを保持した状態を示す説明図である。
【図18】(A)はリモコン装置とカメラの通信状態を示す説明図、(B)は携帯電話機とカメラの通信状態を示す説明図、(C)はパーソナルコンピュータとカメラの通信状態を示す説明図である。
【図19】リモコン装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100……カメラ、10……カメラ本体、20……カメラヘッド、1020……アンテナ、1032……ケース、1033……凹部、1047……シャッターボタン、1048……カバー。
Claims (9)
- ケースと、ケースに設けられたシャッターボタンとを備えたデジタルカメラであって、
前記シャッターボタンが前記ケースの上部で左右方向の一方の端部に設けられ、
前記ケース内にブルーツース通信用のアンテナが設けられ、
前記アンテナは、前記ケースの上部で左右方向の他方の端部に設けられている、
ことを特徴とするデジタルカメラ。 - 前記ケースは、前記左右方向の他方の端部に位置する側壁を備え、前記アンテナは前記ケースの内部で前記側壁の上部に臨む箇所に配置されていることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
- 前記デジタルカメラは、カメラ本体と、撮影レンズ光学系を有するカメラヘッドとを備え、前記ケースには前記カメラヘッド収容用の凹部が該デジタルカメラの上方および前後方向に開放状に設けられ、前記凹部の左右方向の両側部分にそれぞれ前記ケースの柱状部分が位置し、前記カメラヘッドは、前記凹部の左右方向の両側の柱状部分を介して揺動可能に配置され、前記シャッターボタンは、前記凹部の左右方向の一方に位置する前記柱状部分の上部に設けられ、前記アンテナは、前記凹部の左右方向の他方に位置する前記柱状部分の上部の内部に配置されていることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
- 前記凹部の左右方向の他方に位置する前記柱状部分は、前記ケースに取着されたカバーにより構成され、前記アンテナは前記カバーの内部に配置されていることを特徴とする請求項3記載のデジタルカメラ。
- 前記アンテナは、前記デジタルカメラで生成された画像データおよび該デジタルカメラの動作を制御するための種々の情報の少なくとも一方を前記ブルーツース通信によって伝達するために用いられることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
- 前記アンテナが臨む前記ケースの部分はブルーツース通信用の無線電波が透過可能な材料で形成されていることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
- 前記アンテナが臨む前記ケースの部分には、ブルーツース通信の開始を指示するためのブルーツースモード用の操作スイッチが設けられていることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
- 前記操作スイッチは、前記アンテナよりも下方の前記ケースの箇所に配置されていることを特徴とする請求項7記載のデジタルカメラ。
- 前記アンテナは逆Fタイプであることを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
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JP2002215028A JP2004056711A (ja) | 2002-07-24 | 2002-07-24 | デジタルカメラ |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7697892B2 (en) | 2004-06-25 | 2010-04-13 | Sony Corporation | Wireless communication system, cradle apparatus, and portable device |
-
2002
- 2002-07-24 JP JP2002215028A patent/JP2004056711A/ja active Pending
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US7697892B2 (en) | 2004-06-25 | 2010-04-13 | Sony Corporation | Wireless communication system, cradle apparatus, and portable device |
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