JP2004035175A - シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートを安定して排出することができると共にシート積載性を向上させることのできるシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート収納部にシートを排出する排紙通路に、シート搬送方向と直交する幅方向に設けられた複数の駆動回転体21aと、駆動回転体21aと圧接する従動回転体21bとを有するシート排出手段21を設け、このシート排出手段21によりシートをシート収納部に排出する。そして、駆動回転体21a及び従動回転体21bを排紙通路の幅方向の中央部を境として対称的に傾けて配置することにより、シートを排出する際、シートに対して均一なコシを付けることができるようにする。
【選択図】 図4
【解決手段】シート収納部にシートを排出する排紙通路に、シート搬送方向と直交する幅方向に設けられた複数の駆動回転体21aと、駆動回転体21aと圧接する従動回転体21bとを有するシート排出手段21を設け、このシート排出手段21によりシートをシート収納部に排出する。そして、駆動回転体21a及び従動回転体21bを排紙通路の幅方向の中央部を境として対称的に傾けて配置することにより、シートを排出する際、シートに対して均一なコシを付けることができるようにする。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特にシートを排出する排紙通路及びこの排紙通路に設けられたシート排出手段の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、画像形成後の複写用紙等のシートに対して収納、分類、処理等を行うシート処理装置を備えたものがある。そして、このようなシート処理装置には、シートを排出トレイや、綴じ等の処理機能を有するシート処理部に排出する排出ローラ及び排出コロを有するシート排出手段が設けられている。
【0003】
ところで、このようなシート排出手段により排出されるシートは、排出時にコシが無いと、先端が垂れ下がって丸まったりする場合があり、この場合、積載性が乱れて積載不良を誘発しかねないので、これを防ぐため排出時にコシ付けを行うようにしたものがある。
【0004】
ここで、このようなコシ付けを行う構成として、例えばシート搬送方向と直交する幅方向に設けられた複数の駆動排出ローラ及びこれに圧接する従動排出コロを備えたシート排出手段においては、各駆動排出ローラの周面両側縁部に同じ高さのリブを設けると共に、各駆動排出ローラのローラ中央部に排出コロを押圧することにより、排出されるシートが幅方向に波打つようにしてシート排出方向にコシを付けるようにしたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成のシート排出手段を備えた従来のシート処理装置においては、シートサイズによっては駆動排出ローラの端部又は従動排出コロの端部とシート端とが近くなり、排出時のシートの挙動が不安定になったり、シートを傷めたりする場合がある。
【0006】
また、シート端からすきまを設けて駆動排出ローラ、従動排出コロを配置しようとすると、従動排出コロを駆動排出ローラの中央部に圧接させることができなくなる場合があり、この場合、駆動排出ローラの両側縁部のリブと従動排出コロとで均一な形状のコシを付けることができなくなる。そして、このようにシートに均一な形状のコシを付けることができない場合には、排出時の積載性が低下する。
【0007】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、シートを安定して排出することができると共にシート積載性を向上させることのできるシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、シートに対して処理を行うシート処理装置において、装置本体から排出される前記シートを収納するシート収納部と、前記シート収納部に排出されるシートが通過する排紙通路と、前記排紙通路に設けられ、シート搬送方向と直交する幅方向に設けられた複数の駆動回転体と、前記駆動回転体と圧接する従動回転体とを有して前記シートを前記シート収納部に排出するシート排出手段と、を備え、前記駆動回転体及び前記従動回転体を前記排紙通路の幅方向の中央部を境として対称的に傾けて配置したことを特徴とするものである。
【0009】
また本発明は、前記排紙通路の前記シート排出手段よりも上流側のシート搬送面を、前記排紙通路の幅方向の中央部を境として前記駆動回転体及び従動回転体と略同じ角度で対称的に傾けたことを特徴とするものである。
【0010】
また本発明は、前記駆動回転体を単一の駆動源にて駆動するよう前記排紙通路の幅方向の中央部を境としてそれぞれ傾けて配置された前記駆動回転体の軸を、前記排紙通路の幅方向の中央部近傍にて連結するようにしたことを特徴とするものである。
【0011】
また本発明は、シートに対して処理を行うシート処理装置において、装置本体から排出される前記シートを収納するシート収納部と、前記シート収納部に排出されるシートが通過する排紙通路と、前記排紙通路に設けられ、シート搬送方向と直交する幅方向に複数の駆動回転体を設けた駆動軸と、前記駆動回転体と圧接する従動回転体とを有して前記シートを前記シート収納部に排出するシート排出手段と、を備え、前記駆動軸を前記排紙通路の幅方向のほぼ中央部を境として傾けて配置したことを特徴とするものである。
【0012】
また本発明は、前記排紙通路の前記シート排出手段よりも上流側のシート搬送面を、前記排紙通路の幅方向のほぼ中央部を境として前記駆動軸と略同じ角度で傾けたことを特徴とするものである。
【0013】
また本発明は、前記駆動軸は前記排紙通路の幅方向のほぼ中央部を境としてそれぞれ傾けて配置された前記駆動軸を、前記排紙通路の幅方向の中央部近傍にて連結するようにしたことを特徴とするものである。
【0014】
また本発明は、前記駆動軸は少なくとも2本の駆動軸を弾性部材により連結したことを特徴とするものである。
【0015】
また本発明は、シートに対して処理を行うシート処理装置において、シートが通過する排紙通路と、前記排紙通路に設けられ、シート搬送方向と直交する幅方向に設けられた複数の駆動回転体と、前記駆動回転体と圧接する従動回転体とを有して前記シートを排出するシート排出手段と、を備え、前記駆動回転体及び前記従動回転体を前記排紙通路の幅方向の中央部を境として対称的に傾けて配置したことを特徴とするものである。
【0016】
また本発明は、画像形成装置において、画像形成部と、該画像形成部により画像が形成されたシートを処理する上記のいずれかに記載のシート処理装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0018】
図1は本発明の実施の形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の一例である複写機の概略構成図である。
【0019】
同図において、1は複写機であり、この複写機1の上面には、原稿Gを自動循環させる原稿自動送り装置2が設置され、また側部にはn個のビントレイBを有するシート処理装置であるソータ11が付設されている。
【0020】
なお、この複写機1は周知の電子写真方式を用いて画像を形成する画像形成部1Aを備えている。なお、この画像形成部1Aは、プラテンガラス3上に位置決めされた原稿Gの画像を光学系により感光体ドラム4上へ潜像として作像した後、この潜像を感光体ドラム4の周囲に設けられた現像器5により現像し、この後、転写電極6等によりシートへ転写し、さらにこの後、定着器7により、画像をシートに永久的に定着するようにしている。
【0021】
一方、ソータ11は、図2及び図3に示すように、1対の前後の側板12、ベース13及びカバー14からなる装置本体であるソータ本体15を有すると共に、n個のビンBを収納し、ソータ本体15に各々設けられたガイドレール16に沿って上下に移動し得るビンユニット17を備えている。
【0022】
また、ソータ本体15には複写機1から排出されるシートを搬入する搬入口18が設けられており、この搬入口18からビンユニット17に向かって第1のシート搬送路19が設けられ、またこの第1のシート搬送路19から分岐して第2のシート搬送路20が設けられている。
【0023】
そして、この搬入口18から搬入されたシートは、搬入ローラ対23に受け渡され、デフレクタ24により第1のシート搬送路19の下流側に設けられた排紙通路25又は第2のシート搬送路20に搬送されるようになっている。
【0024】
ところで、この排紙通路25の下流側にはソータ本体15から排出されるノンソートシートをシート収納部であるノンソートトレイ17Aに排出する排紙手段として、例えば、上部排出ローラ対21が配置されている。なお、同図において、22は、第2のシート搬送路20の下流側に配置され、ソートシートを排出する下部排出ローラ対22である。
【0025】
ここで、この上部排出ローラ対21は、図4に示すように、排紙通路25のシート搬送方向と直交する幅方向に設けられた複数の駆動回転体である駆動排出ローラ21aと、これに圧接する従動回転体である従動排出コロ21bとを有すると共に、これら駆動排出ローラ21a及び従動排出コロ21bは排紙通路25のシート搬送方向と直交する幅方向のほぼ中央部を中心に対称的に所定角度θだけ傾いて設置されている。
【0026】
なお、本実施の形態において、この駆動排出ローラ21aは、ABS樹脂、硬質ゴム等により形成され、従動排出コロ21bはポリアセタール樹脂等により形成されている。また、本実施の形態において、駆動排出ローラ21a及び従動排出コロ21bは軸方向に4箇所設けられているが、これに限定されるものではなく、更に多くの箇所に設けてもよく、又は少なくても良い。
【0027】
また、本実施の形態において、上記これら駆動排出ローラ21a及び従動排出コロ21bは排紙通路25のシート搬送方向と直交する幅方向のほぼ中央部を中心に対称的に所定角度θだけ傾いて設置されているが、これら駆動排出ローラ21a及び従動排出コロ21bの軸方向の設置位置、個数については限定されるものではなく、かかる軸方向の設置位置、個数は非対称でも良い。
【0028】
一方、同図において、21cは駆動排出ローラ21aの駆動軸であり、前記複数の駆動排出ローラ21aが固定されている。駆動軸21cは2本の駆動軸からなり、それぞれ排紙通路25の幅方向のほぼ中央部を中心に対称的に傾いた状態で不図示のジョイント部材で連結され、両端を不図示の軸受けにより支持され回転自在に構成されている。
【0029】
ここで、本実施の形態においては、この2本の駆動軸21cを排紙通路25の幅方向の中央部近傍にて弾性部材、例えば、ゴムチューブ、コイルばね等、不図示のジョイント部材により、連結するようにしている。
【0030】
また、連結方法としては、これに限定されるものではなく、機構的に連結してもよくまた、2本の駆動軸間をゴム等の弾性部材により一体成型することにより、折り曲げ可能で且つ適度の剛性を持たせ駆動力を伝達可能な軸構成にしてもよい。これにより、駆動排出ローラ21aを単一の駆動源にて駆動することができ、装置の複雑化及びコストアップを防ぐことができる。
【0031】
ところで、このように駆動排出ローラ21a及び従動排出コロ21bを排紙通路25の中央部を境として傾けて配置することにより、シートを排出する際、シートは排紙通路25の中央部を境として対称的に下方に撓むようになる。そして、このようにシートを下方に撓ませることにより、特に中心が排紙通路25の中央部を通過するように制御されるシートを搬送する場合、シートに対して均一なコシを付けることができるようになる。
【0032】
これにより、シートサイズ、カール方向、シートの厚み(コシの強さ)にかかわらず、常に適正な状態でシートを搬送することができるようになり、この結果、シートの先端がノンソートトレイ17Aに対して垂直方向に垂れ下がることなく、シートを積載することができるようになり、積載不良の発生を防ぐことができる。
【0033】
なお、本実施の形態においては、図5に示すように排紙通路25における上部排出ローラ対21の上流側のシート搬送面25Aも、幅方向の中央部を境にして上部排出ローラ対21に向かって緩やかに、かつ上部排出ローラ対21へのシート受け渡し部において、図6に示すように上部排出ローラ対21の傾き量と略同一に傾くように構成されている。
【0034】
そして、このように上部排出ローラ対21の上流側のシート搬送面25Aも上部排出ローラ対21と略同一に傾くようにすることにより、上部排出ローラ対21が所定角度傾いていても、常に適正な状態でシートをノンソートトレイ上に排出積載させることができる。これにより、シートを安定して排出することができると共にシート積載性を向上させることができる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、シート排出手段の駆動回転体及び従動回転体を排紙通路の幅方向の中央部を境として傾けて配置するようにしてシートに付与されるコシ形状を均一にすることにより、シートを安定して排出することができると共にシート積載性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の一例である複写機の概略構成図。
【図2】上記シート処理装置の一部破断斜視図。
【図3】上記シート処理装置の縦断側面図。
【図4】上記シート処理装置に設けられた上部排出ローラ対の構成を説明する図。
【図5】上記シート処理装置に設けられた排紙通路におけるシート受け渡し部の正面図。
【図6】上記排紙通路におけるシート受け渡し部の側面図。
【符号の説明】
1 複写機
1A 画像形成部
11 ソータ
15 ソータ本体
17 ビンユニット
17A ノンソートトレイ
21 上部排出ローラ対
21a 駆動排出ローラ
21b 従動排出コロ
21c 駆動排出ローラの駆動軸
25 排紙通路
25A シート搬送面
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特にシートを排出する排紙通路及びこの排紙通路に設けられたシート排出手段の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、画像形成後の複写用紙等のシートに対して収納、分類、処理等を行うシート処理装置を備えたものがある。そして、このようなシート処理装置には、シートを排出トレイや、綴じ等の処理機能を有するシート処理部に排出する排出ローラ及び排出コロを有するシート排出手段が設けられている。
【0003】
ところで、このようなシート排出手段により排出されるシートは、排出時にコシが無いと、先端が垂れ下がって丸まったりする場合があり、この場合、積載性が乱れて積載不良を誘発しかねないので、これを防ぐため排出時にコシ付けを行うようにしたものがある。
【0004】
ここで、このようなコシ付けを行う構成として、例えばシート搬送方向と直交する幅方向に設けられた複数の駆動排出ローラ及びこれに圧接する従動排出コロを備えたシート排出手段においては、各駆動排出ローラの周面両側縁部に同じ高さのリブを設けると共に、各駆動排出ローラのローラ中央部に排出コロを押圧することにより、排出されるシートが幅方向に波打つようにしてシート排出方向にコシを付けるようにしたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成のシート排出手段を備えた従来のシート処理装置においては、シートサイズによっては駆動排出ローラの端部又は従動排出コロの端部とシート端とが近くなり、排出時のシートの挙動が不安定になったり、シートを傷めたりする場合がある。
【0006】
また、シート端からすきまを設けて駆動排出ローラ、従動排出コロを配置しようとすると、従動排出コロを駆動排出ローラの中央部に圧接させることができなくなる場合があり、この場合、駆動排出ローラの両側縁部のリブと従動排出コロとで均一な形状のコシを付けることができなくなる。そして、このようにシートに均一な形状のコシを付けることができない場合には、排出時の積載性が低下する。
【0007】
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、シートを安定して排出することができると共にシート積載性を向上させることのできるシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、シートに対して処理を行うシート処理装置において、装置本体から排出される前記シートを収納するシート収納部と、前記シート収納部に排出されるシートが通過する排紙通路と、前記排紙通路に設けられ、シート搬送方向と直交する幅方向に設けられた複数の駆動回転体と、前記駆動回転体と圧接する従動回転体とを有して前記シートを前記シート収納部に排出するシート排出手段と、を備え、前記駆動回転体及び前記従動回転体を前記排紙通路の幅方向の中央部を境として対称的に傾けて配置したことを特徴とするものである。
【0009】
また本発明は、前記排紙通路の前記シート排出手段よりも上流側のシート搬送面を、前記排紙通路の幅方向の中央部を境として前記駆動回転体及び従動回転体と略同じ角度で対称的に傾けたことを特徴とするものである。
【0010】
また本発明は、前記駆動回転体を単一の駆動源にて駆動するよう前記排紙通路の幅方向の中央部を境としてそれぞれ傾けて配置された前記駆動回転体の軸を、前記排紙通路の幅方向の中央部近傍にて連結するようにしたことを特徴とするものである。
【0011】
また本発明は、シートに対して処理を行うシート処理装置において、装置本体から排出される前記シートを収納するシート収納部と、前記シート収納部に排出されるシートが通過する排紙通路と、前記排紙通路に設けられ、シート搬送方向と直交する幅方向に複数の駆動回転体を設けた駆動軸と、前記駆動回転体と圧接する従動回転体とを有して前記シートを前記シート収納部に排出するシート排出手段と、を備え、前記駆動軸を前記排紙通路の幅方向のほぼ中央部を境として傾けて配置したことを特徴とするものである。
【0012】
また本発明は、前記排紙通路の前記シート排出手段よりも上流側のシート搬送面を、前記排紙通路の幅方向のほぼ中央部を境として前記駆動軸と略同じ角度で傾けたことを特徴とするものである。
【0013】
また本発明は、前記駆動軸は前記排紙通路の幅方向のほぼ中央部を境としてそれぞれ傾けて配置された前記駆動軸を、前記排紙通路の幅方向の中央部近傍にて連結するようにしたことを特徴とするものである。
【0014】
また本発明は、前記駆動軸は少なくとも2本の駆動軸を弾性部材により連結したことを特徴とするものである。
【0015】
また本発明は、シートに対して処理を行うシート処理装置において、シートが通過する排紙通路と、前記排紙通路に設けられ、シート搬送方向と直交する幅方向に設けられた複数の駆動回転体と、前記駆動回転体と圧接する従動回転体とを有して前記シートを排出するシート排出手段と、を備え、前記駆動回転体及び前記従動回転体を前記排紙通路の幅方向の中央部を境として対称的に傾けて配置したことを特徴とするものである。
【0016】
また本発明は、画像形成装置において、画像形成部と、該画像形成部により画像が形成されたシートを処理する上記のいずれかに記載のシート処理装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0018】
図1は本発明の実施の形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の一例である複写機の概略構成図である。
【0019】
同図において、1は複写機であり、この複写機1の上面には、原稿Gを自動循環させる原稿自動送り装置2が設置され、また側部にはn個のビントレイBを有するシート処理装置であるソータ11が付設されている。
【0020】
なお、この複写機1は周知の電子写真方式を用いて画像を形成する画像形成部1Aを備えている。なお、この画像形成部1Aは、プラテンガラス3上に位置決めされた原稿Gの画像を光学系により感光体ドラム4上へ潜像として作像した後、この潜像を感光体ドラム4の周囲に設けられた現像器5により現像し、この後、転写電極6等によりシートへ転写し、さらにこの後、定着器7により、画像をシートに永久的に定着するようにしている。
【0021】
一方、ソータ11は、図2及び図3に示すように、1対の前後の側板12、ベース13及びカバー14からなる装置本体であるソータ本体15を有すると共に、n個のビンBを収納し、ソータ本体15に各々設けられたガイドレール16に沿って上下に移動し得るビンユニット17を備えている。
【0022】
また、ソータ本体15には複写機1から排出されるシートを搬入する搬入口18が設けられており、この搬入口18からビンユニット17に向かって第1のシート搬送路19が設けられ、またこの第1のシート搬送路19から分岐して第2のシート搬送路20が設けられている。
【0023】
そして、この搬入口18から搬入されたシートは、搬入ローラ対23に受け渡され、デフレクタ24により第1のシート搬送路19の下流側に設けられた排紙通路25又は第2のシート搬送路20に搬送されるようになっている。
【0024】
ところで、この排紙通路25の下流側にはソータ本体15から排出されるノンソートシートをシート収納部であるノンソートトレイ17Aに排出する排紙手段として、例えば、上部排出ローラ対21が配置されている。なお、同図において、22は、第2のシート搬送路20の下流側に配置され、ソートシートを排出する下部排出ローラ対22である。
【0025】
ここで、この上部排出ローラ対21は、図4に示すように、排紙通路25のシート搬送方向と直交する幅方向に設けられた複数の駆動回転体である駆動排出ローラ21aと、これに圧接する従動回転体である従動排出コロ21bとを有すると共に、これら駆動排出ローラ21a及び従動排出コロ21bは排紙通路25のシート搬送方向と直交する幅方向のほぼ中央部を中心に対称的に所定角度θだけ傾いて設置されている。
【0026】
なお、本実施の形態において、この駆動排出ローラ21aは、ABS樹脂、硬質ゴム等により形成され、従動排出コロ21bはポリアセタール樹脂等により形成されている。また、本実施の形態において、駆動排出ローラ21a及び従動排出コロ21bは軸方向に4箇所設けられているが、これに限定されるものではなく、更に多くの箇所に設けてもよく、又は少なくても良い。
【0027】
また、本実施の形態において、上記これら駆動排出ローラ21a及び従動排出コロ21bは排紙通路25のシート搬送方向と直交する幅方向のほぼ中央部を中心に対称的に所定角度θだけ傾いて設置されているが、これら駆動排出ローラ21a及び従動排出コロ21bの軸方向の設置位置、個数については限定されるものではなく、かかる軸方向の設置位置、個数は非対称でも良い。
【0028】
一方、同図において、21cは駆動排出ローラ21aの駆動軸であり、前記複数の駆動排出ローラ21aが固定されている。駆動軸21cは2本の駆動軸からなり、それぞれ排紙通路25の幅方向のほぼ中央部を中心に対称的に傾いた状態で不図示のジョイント部材で連結され、両端を不図示の軸受けにより支持され回転自在に構成されている。
【0029】
ここで、本実施の形態においては、この2本の駆動軸21cを排紙通路25の幅方向の中央部近傍にて弾性部材、例えば、ゴムチューブ、コイルばね等、不図示のジョイント部材により、連結するようにしている。
【0030】
また、連結方法としては、これに限定されるものではなく、機構的に連結してもよくまた、2本の駆動軸間をゴム等の弾性部材により一体成型することにより、折り曲げ可能で且つ適度の剛性を持たせ駆動力を伝達可能な軸構成にしてもよい。これにより、駆動排出ローラ21aを単一の駆動源にて駆動することができ、装置の複雑化及びコストアップを防ぐことができる。
【0031】
ところで、このように駆動排出ローラ21a及び従動排出コロ21bを排紙通路25の中央部を境として傾けて配置することにより、シートを排出する際、シートは排紙通路25の中央部を境として対称的に下方に撓むようになる。そして、このようにシートを下方に撓ませることにより、特に中心が排紙通路25の中央部を通過するように制御されるシートを搬送する場合、シートに対して均一なコシを付けることができるようになる。
【0032】
これにより、シートサイズ、カール方向、シートの厚み(コシの強さ)にかかわらず、常に適正な状態でシートを搬送することができるようになり、この結果、シートの先端がノンソートトレイ17Aに対して垂直方向に垂れ下がることなく、シートを積載することができるようになり、積載不良の発生を防ぐことができる。
【0033】
なお、本実施の形態においては、図5に示すように排紙通路25における上部排出ローラ対21の上流側のシート搬送面25Aも、幅方向の中央部を境にして上部排出ローラ対21に向かって緩やかに、かつ上部排出ローラ対21へのシート受け渡し部において、図6に示すように上部排出ローラ対21の傾き量と略同一に傾くように構成されている。
【0034】
そして、このように上部排出ローラ対21の上流側のシート搬送面25Aも上部排出ローラ対21と略同一に傾くようにすることにより、上部排出ローラ対21が所定角度傾いていても、常に適正な状態でシートをノンソートトレイ上に排出積載させることができる。これにより、シートを安定して排出することができると共にシート積載性を向上させることができる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、シート排出手段の駆動回転体及び従動回転体を排紙通路の幅方向の中央部を境として傾けて配置するようにしてシートに付与されるコシ形状を均一にすることにより、シートを安定して排出することができると共にシート積載性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の一例である複写機の概略構成図。
【図2】上記シート処理装置の一部破断斜視図。
【図3】上記シート処理装置の縦断側面図。
【図4】上記シート処理装置に設けられた上部排出ローラ対の構成を説明する図。
【図5】上記シート処理装置に設けられた排紙通路におけるシート受け渡し部の正面図。
【図6】上記排紙通路におけるシート受け渡し部の側面図。
【符号の説明】
1 複写機
1A 画像形成部
11 ソータ
15 ソータ本体
17 ビンユニット
17A ノンソートトレイ
21 上部排出ローラ対
21a 駆動排出ローラ
21b 従動排出コロ
21c 駆動排出ローラの駆動軸
25 排紙通路
25A シート搬送面
Claims (11)
- シートに対して処理を行うシート処理装置において、
装置本体から排出される前記シートを収納するシート収納部と、
前記シート収納部に排出されるシートが通過する排紙通路と、
前記排紙通路に設けられ、シート搬送方向と直交する幅方向に設けられた複数の駆動回転体と、前記駆動回転体と圧接する従動回転体とを有して前記シートを前記シート収納部に排出するシート排出手段と、
を備え、
前記駆動回転体及び前記従動回転体を前記排紙通路の幅方向の中央部を境として対称的に傾けて配置したことを特徴とするシート処理装置。 - 前記排紙通路の前記シート排出手段よりも上流側のシート搬送面を、前記排紙通路の幅方向の中央部を境として前記駆動回転体及び従動回転体と略同じ角度で対称的に傾けたことを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
- 前記駆動回転体を単一の駆動源にて駆動するよう前記排紙通路の幅方向の中央部を境としてそれぞれ傾けて配置された前記駆動回転体の軸を、前記排紙通路の幅方向の中央部近傍にて連結するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のシート処理装置。
- 画像形成部と、該画像形成部により画像が形成されたシートを処理する前記請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート処理装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
- シートに対して処理を行うシート処理装置において、
装置本体から排出される前記シートを収納するシート収納部と、
前記シート収納部に排出されるシートが通過する排紙通路と、
前記排紙通路に設けられ、シート搬送方向と直交する幅方向に複数の駆動回転体を設けた駆動軸と、前記駆動回転体と圧接する従動回転体とを有して前記シートを前記シート収納部に排出するシート排出手段と、
を備え、
前記駆動軸を前記排紙通路の幅方向のほぼ中央部を境として傾けて配置したことを特徴とするシート処理装置。 - 前記排紙通路の前記シート排出手段よりも上流側のシート搬送面を、前記排紙通路の幅方向のほぼ中央部を境として前記駆動軸と略同じ角度で傾けたことを特徴とする請求項5記載のシート処理装置。
- 前記駆動軸は前記排紙通路の幅方向のほぼ中央部を境としてそれぞれ傾けて配置された前記駆動軸を、前記排紙通路の幅方向の中央部近傍にて連結するようにしたことを特徴とする請求項5又は6記載のシート処理装置。
- 前記駆動軸は少なくとも2本の駆動軸を弾性部材により連結したことを特徴とする請求項5又は6記載のシート処理装置。
- 画像形成部と、該画像形成部により画像が形成されたシートを処理する前記請求項5乃至8のいずれか1項に記載のシート処理装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
- シートに対して処理を行うシート処理装置において、
シートが通過する排紙通路と、
前記排紙通路に設けられ、シート搬送方向と直交する幅方向に設けられた複数の駆動回転体と、前記駆動回転体と圧接する従動回転体とを有して前記シートを排出するシート排出手段と、
を備え、
前記駆動回転体及び前記従動回転体を前記排紙通路の幅方向の中央部を境として対称的に傾けて配置したことを特徴とするシート処理装置。 - 画像形成部と、該画像形成部により画像が形成されたシートを処理する前記請求項10記載のシート処理装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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---|---|---|---|
JP2002193853A JP2004035175A (ja) | 2002-07-02 | 2002-07-02 | シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 |
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JP2002193853A Withdrawn JP2004035175A (ja) | 2002-07-02 | 2002-07-02 | シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 |
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JP (1) | JP2004035175A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006335490A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Brother Ind Ltd | シート排出装置および画像形成装置。 |
JP2009292551A (ja) * | 2008-06-03 | 2009-12-17 | Nippon Rika Seishi Kk | 両面テープ貼付装置 |
CN106241469A (zh) * | 2015-06-05 | 2016-12-21 | 富士施乐株式会社 | 图像形成设备和片材输送装置 |
-
2002
- 2002-07-02 JP JP2002193853A patent/JP2004035175A/ja not_active Withdrawn
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