JPH1035927A - シート給送装置及びシート処理装置 - Google Patents

シート給送装置及びシート処理装置

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JPH1035927A
JPH1035927A JP8189567A JP18956796A JPH1035927A JP H1035927 A JPH1035927 A JP H1035927A JP 8189567 A JP8189567 A JP 8189567A JP 18956796 A JP18956796 A JP 18956796A JP H1035927 A JPH1035927 A JP H1035927A
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JP
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sheet
uppermost
sheet feeding
feeding device
stacking
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JP8189567A
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Michiro Koike
道郎 小池
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Canon Inc
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  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】先端に折れやカールが付いているシートでも1
枚ずつ確実に分離して給送できるようにする。 【解決手段】トレイ200の上方に設置されている搬送
ベルト211〜213が、トレイ200上に積載されて
いるシートSを最上位のシートS1から順に真空吸着し
て搬送する。最上位のシートS1が搬送ベルト211〜
213に真空吸着される時、同シートS1の幅方向の両
側部はシート先端側に設置されているシート押え部材2
24、225によって押えられている。この状態で最上
位のシートS1を搬送ベルト211〜213に真空吸着
させると、最上位のシートS1が2枚目のシートS2か
ら分離して両者の間にポケットPが形成される。この
後、シート先端側よりポケットPにエアーを吹き込む。
このようにすると、シートS1は確実にシートS2から
分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等のシート処理装置に備えられるシー
ト給送装置に関する。なお、ここで言うシート処理装置
とは、1枚ずつ給送されたシートに対して所定の処理
(例えば、画像の読取り、画像の形成等)を行うシート
処理手段を有している装置を総称している。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ
等のシート処理装置に備えられているシート給送装置
は、給紙ローラの回転摩擦によって、シート積載トレイ
上に積載されたシートの搬送を行う方式のものが一般的
である。
【0003】この方式のシート給送装置においては、ロ
ーラの表面をゴム等の弾性体で構成しており、その給紙
性能は給紙ローラの表面の摩擦係数によるところが大き
い。従って、摩擦による給紙ローラの外形変化、給紙ロ
ーラの材質の経時変化、紙粉の付着等による給紙ローラ
の表面の摩擦係数の変化等により給紙性能が安定しなか
ったり、各種の表面状態の違うシートに対応しきれない
という欠点があった。
【0004】このようなことから、昨今、エアーの吸引
力や無端ベルトの搬送力等を利用してシート積載トレイ
上に積載されたシートを吸着し搬送する方式のシート給
送装置が提案されている。
【0005】図8は、従来提案されている代表的なシー
ト給送装置の構成を示す。
【0006】多数枚のシートSを積載したトレイ(シー
ト積載手段)101の上方には、シート搬送部100が
配置されている。同シート搬送部100は、不図示の真
空源が接続されているシート吸引チャンバ102と、不
図示の多数のエアー穴を有する搬送ベルト103とから
なる。シート吸引チャンバ102は搬送ベルトのエアー
穴及びシート吸引チャンバ102の開口102Aを通し
て搬送ベルト103下のエアーを吸引する。
【0007】トレイ101上に積載されたシートSの先
端近傍には、上部の数枚のシートSを浮上させ、かつ、
捌くためのエアーを噴出させるノズル105と、2枚目
以降のシート、S2、S3...にエアーを吹き付けて
最上位のシートS1を1枚だけ分離させるためのノズル
106とが配置されている。各ノズル105、106は
ブロワ(不図示)に連結され、エアーを供給される。
【0008】本シート給送装置において、トレイ101
上に積載されたシートSを給送するには、まず、ノズル
105からエアーを噴出させ、トレイ101上の上部の
シートSを数枚浮上させる。続いてシート吸引チャンバ
102の吸引力で最上位のシートS1を搬送ベルト10
3のシート吸着面に真空吸着させる。この後、搬送ベル
ト103を矢印方向に回転駆動し、搬送ベルト103に
真空吸着しているシートSを下流側へ搬送する。このと
き、ノズル106からシートSの先端にエアーを吹き付
け、重送してきたシートSを分離する。これにより、最
上位のシートSを1枚だけ次の搬送ローラ対108まで
搬送する。
【0009】このようにして、シートSを順次給送して
行くと、最上位のシートS1のレベルがシートレベル検
知センサ114に検知されないレベルまで下がってく
る。このような場合、トレイ101は不図示の昇降動機
構によって最上位のシートS1がシートレベル検知セン
サ114で検知されるまで上昇する。
【0010】なお、本シート給送装置においては、ノズ
ル105からのエアーで浮上してシート吸引チャンバ1
02の吸引力で搬送ベルト103のシート吸着面に真空
吸着されるシートSは、その先端部から後端部までが略
水平の状態で搬送ベルト103のシート吸着面に真空吸
着するようになっている。
【0011】また、無端状の搬送ベルト103は、シー
ト吸引チャンバ102を挟んで配置された2個のローラ
109、110に巻き掛けられている。ここでは、下流
側のローラ109が不図示のモータによって回転駆動す
る駆動ローラとされており、上流側のローラ110が従
動ローラとされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のシート給送装置においては、次のような問題点が
あった。
【0013】(1)図9(a)に示すように、シートS
の先端が上側に折れていたりカールしている場合、ノズ
ル105からエアーを吹き付けても十分な捌き効果が得
られず、数枚のシートSが束となって浮上してしまう。
このため、重送が生じ易くなる。 (2)図9(b)に示すように、シートSの先端が下側
に折れていたりカールしている場合、ノズル105から
吹き付けられたエアーがシート間に入り込みずらく、エ
アーは矢印のようにシートの最上面を流れてしまう。こ
のため、シートSを浮上させることが難しく、吸着不良
が生じ易い。
【0014】また、仮に、ノズル105から吹き付けら
れたエアーでシートSが浮上して搬送ベルト103に真
空吸着されたとしても、シート先端は搬送ベルト103
に真空吸着されていない状態にあるので、搬送ベルト1
03による搬送が行われると、シート先端がノズル10
5又は106に引っかかってジャムが生ずることがあ
る。
【0015】ところで、上記(1) の問題点(重送の発
生)を解決するための対策の1つとして、ノズル106
から吹き付けられるエアー圧を高めることが考えられる
が、このようにした場合、ノズル105から吹き付けら
れるエアー圧も高くなるので、上記(2) の問題点である
吸着不良が益々生じ易くなる。
【0016】そこで本発明は、上述の如き事情に鑑みて
なされたもので、シート積載手段上に積載されているシ
ートの先端が折れていたりカールしている場合でも、シ
ートを確実に分離させることができるシート給送装置を
提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数枚のシー
トを積載するシート積載手段と、前記シート積載手段上
に積載されているシートを最上位のシートから順に真空
吸着して搬送するシート搬送手段と、を具備しているシ
ート給送装置に係る。
【0018】そして、本発明は、上記目的を達成するた
め、前記シート積載手段上の最上位のシートの先端側に
おける幅方向の両側部を押えるシート押え手段と、前記
シート搬送手段に真空吸着されている最上位のシートと
前記シート積載手段上の2枚目のシートとの間にシート
の先端側よりエアーを吹き付けるエアー吹付け手段と、
を有することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】〈第1の実施の形態〉図1ないし図3は本
発明のシート給送装置の構成を示す。なお、図1は縦断
側面図であり、図2は平面図であり、図3は縦断正面図
である。
【0021】本シート給送装置は、多数枚のシートSを
積載するトレイ200と、同トレイ200の上方に設置
されているシート搬送部201等を備えて構成されてい
る。
【0022】トレイ200は枡形をなしている枠部材2
02内に上下動可能に設置されており、不図示の昇降動
機構によって昇降動するようになっている。トレイ20
0は、最上位のシートS1のレベルがシートレベル検知
センサ203(図1)に検知されないレベルまで下がる
と、最上位のシートS1がシートレベル検知センサ20
3に検知されるまで上昇する。また、最上位のシートS
1がシートレベル検知センサ203に検知されるレベル
を越えて上昇した場合には、不図示の上限検知センサに
検知されると停止するようになっている。
【0023】枠部材202には、トレイ200上に積載
されているシートSの後端位置を規制する後端規制部材
204と、同シートSの幅方向位置を規制する幅方向規
制部材205、206が設置されている(図2、図3)
規制部材204はシート給送方向(矢印a、b方向)に
移動可能であり、規制部材205、206はシート給送
方向に対して直交する方向(矢印c,d方向)に移動可
能である。これにより、複数のサイズのシートSに対応
できるようになっている。なお、規制部材204、20
5、206はトレイ200に形成されている開口20
7、208、209に通されている(図2)。
【0024】シート搬送部201は、トレイ200上の
最上位のシートS1を吸引するシート吸引チャンバ21
0と、同シート吸引チャンバ210によって吸引された
シートS1を真空吸着して搬送する複数の搬送ベルト
(無端状ベルト)211、212、213を備えて構成
されている。
【0025】シート吸引チャンバ210はシート給送方
向に対して直交する方向に向けられ、枠部材202の上
端部に不図示の支持部材を介して固定されている(図
3)。
【0026】搬送ベルト211、212、213は等間
隔でシート給送方向に向けられ、シート吸引チャンバ2
10を挟んで配置されているローラ214、215、2
16及び217、218、219に吸引チャンバ210
を覆うようにして巻き掛けられている(図2)。なお、
ローラ214、215、216は同一のローラ軸222
上に設けられており、ローラ217、218、219は
同一のローラ軸223上に設けられている。ローラ軸2
22、223は枠部材202に対して不図示の支持部材
を介して回転可能に取り付けられている。また、ここで
は、ローラ214、215、216側が駆動ローラにな
っており、ローラ217、218、219側が従動ロー
ラになっている。 吸引チャンバ210の各搬送ベル
ト211、212、213に対応する部分にはエアー吸
引用の開口220が形成されている(図1)。また、搬
送ベルト211、212、213の全周には多数のエア
ー穴221が形成されている(図2)。
【0027】シート吸引チャンバ210には不図示の真
空源(真空ポンプ等)が接続されており、同真空源を駆
動させた状態で不図示のシャッタを開くとシート吸引チ
ャンバ210内は真空状態になり、吸引力が生ずる。こ
れにより、各搬送ベルト211、212、213に対応
する開口220、エアー穴221を介して搬送ベルト2
11、212、213下のエアーが吸引され、シートレ
ベル検知センサ203に検知されるレベルにある最上位
のシートS1が搬送ベルト211、212、213に真
空吸着される。
【0028】図1及び図3は最上位のシートS1がシー
ト吸引チャンバ210の吸引力で搬送ベルト211、2
12、213に真空吸着された状態を示す。この場合、
シートレベル検知センサ203に検知されるレベルにあ
る最上位のシートS1と搬送ベルト211、212、2
13の下面との間の距離はHに設定されている。この距
離Hは、シート吸引チャンバ210の吸引力で最上位の
シートS1を十分に吸引できる大きさである。
【0029】ここにおいて、シート吸引チャンバ210
の開口220はトレイ200上のシートSの先端近傍ま
で形成されている(図1)ので、最上位のシートS1は
先端付近まで搬送ベルト211、212、213に真空
吸着される。
【0030】搬送ベルト211、213のシート幅方向
の外側には、シートレベル検知センサ203に検知され
るレベルに上昇した最上位のシートS1の幅方向の両側
をシート吸引チャンバ210の吸引力で浮上しないよう
に押えるシート押え部材224、225が設置されてい
る(図2、図3)。このシート押え部材224、225
はシート吸引チャンバ210の幅寸法L1よりも若干大
きい幅寸法L2を有しており、シート先端からシート中
央部までを押える。 シート押え部材224、225
は、シート吸引チャンバ210に対して支軸226を中
心に上下の方向に回動可能となるように取り付けられて
いる。そして、このシート押え部材224、225は傾
斜した状態において自重で最上位のシートS1を押え
る。この場合、シートS1の幅方向の両側部は全面的に
押え部材224、225に接触している。なお、ここに
おいて、シート押え部材224、225の傾斜角θは1
〜4度とされている。
【0031】図1及び図2は、最上位のシートS1がシ
ートレベル検知センサ203に検知されるレベルに上昇
した後、シート吸引チャンバ210に吸引力を生じさせ
た状態を示す。この場合、シート吸引チャンバ210の
吸引力によって最上位のシートS1は浮上するが、同シ
ートS1の幅方向の両側部はシート押え部材224、2
25に押えられているので浮上しない。また、2枚目の
シートS2もシート押え部材224、225に押えられ
て浮上しない。従って、最上位のシートS1の幅方向の
中央部のみが2枚目のシートS2から分離して搬送ベル
ト211、212、213に真空吸着される。 この
後、最上位のシートS1と2枚目のシートS2との間に
形成されたポケット部(空隙部)Pに、シート先端側よ
り、ノズル230から吹き付けられたエアーを吹き込
む。このようにすると、ポケット部Pを流れるエアーが
最上位のシートS1と2枚目のシートS2をシート先端
からシート後端まで確実に分離する。なお、最上位のシ
ートS1の幅方向の両側部がシート押え部材224、2
25によって押えられているので、シート先端に上向き
又は下向きの折れやカールがあっても矯正される。この
ため、ポケット部Pはシート先端に開口している。
【0032】この場合、シート押え部材224、225
が軽すぎるとポケットPを流れるエアーがシート押え部
材224、225を浮上させて洩れ易くなり(エアーシ
−ル効果の低下)、最上位のシートS1と2枚目のシー
トS2を分離させる能力が低下する。また、シート押え
部材224、225が重すぎるとポケットPを流れるエ
アーの逃げ場がなくなるため、ポケットP内で渦流が発
生し、シートSのバタツキが生じ易くなる。
【0033】このようなことから、シート押え部材22
4、225は、ポケットPを流れるエアーのシール効果
が著しく低下しない程度に浮上してポケットPを流れる
エアーを逃がせる重量を有している必要がある。
【0034】なお、ノズル230は、不図示の送風源と
接触しているダクト231に設けられている。そして、
送風源を駆動させた状態で不図示のシャッタを開くと、
ダクト231に送り込まれたエアーがノズル230から
吹き出す。この場合、ノズル230は搬送ベルト21
1、212、213に向けられており、同搬送ベルト2
11、212、213を伝わってポケットPに流れ込
む。
【0035】次に、搬送ベルト211、212、213
を図1に示す矢印方向に駆動させて、同ベルト211、
212、213に真空吸着されている最上位のシートS
1を下流へ搬送する。この際、シートS1の幅方向の両
側部はシート押え部材224、225の下面を擦りなが
ら移動するので、シートを円滑に移動させるためには、
少くともシート押え部材224、225の下面は平滑面
になっており、かつ、帯電しにくくなっていることが必
要である。
【0036】〈第2の実施の形態〉図4に、シート搬送
部201の別の構成例を示す。
【0037】ここでは、中央に配置されている搬送ベル
ト212の吸着面を下向きのゆるやかな円弧面とするこ
とで、搬送ベルト211、212、213に真空吸着さ
れたシートS1に波付けをしている。このようにする
と、シートの分離性能が一段と高められる。なお、シー
ト吸引チャンバ210の下面にリブ232を設けておけ
ば、搬送ベルト212の吸着面を下向きの円弧状にする
ことができる。
【0038】〈第3の実施の形態〉図5に、トレイ20
0の別の構成例を示す。
【0039】ここで示すトレイ200は、シート積載面
の幅方向両側部200a,200bが、シート押え部材
224、225の傾斜状態に合わせられた傾斜面になっ
ている。
【0040】このように構成されているトレイ200上
にシートSを積載した場合、シートSの幅方向両側部は
自重で傾斜する。このため、シートS自らの変形により
シート先端の折れやカールが矯正できる。また、シート
押え部材224、225とシートSの幅方向両側部は均
一に接触するようになる。
【0041】〈第4の実施の形態〉図6に、シート押え
部材の別の構成例を示す。
【0042】ここで示すシート押え部材233、234
は、薄い板ばねや樹脂シート等の弾性材料によって構成
されている。このシート押え部材233、234は一端
がシート吸引チャンバ210に設けられた取付座23
5、236に固定され、他端が自由端となっている。最
上位のシートS1が所定のレベルに上昇すると、シート
押え部材233、234はシートS1を自らの弾性力に
よって付勢して押える。この際の付勢力は、ポケットP
を流れるエアーのシール効果が著しく低下しない程度に
シート押え部材233、234が浮上してポケットPを
流れるエアーを逃せる大きさに設定する。
【0043】なお、本明細書では、自らの重みでシート
Sを押えるシート押え部材224、225及び自らの弾
性力で付勢してシートSを押えるシート押え部材23
3、234を例示したが、ポケットPを流れるエアー圧
等に応じて押え力が変更できる構成としたシート押え部
材を用いることもある。
【0044】[実施例]図7に、本発明のシート給送装
置を備えた複写機(シート処理装置)の全体構成例を示
す。
【0045】複写機本体300には、原稿載置台30
6、光源307、レンズ系308、給紙部309、画像
形成部302等が備えられている。
【0046】給紙部309は、シートSを収納して複写
機本体300に着脱自在なカセット310、311及び
ぺディスタル312に配置されたデッキ313を有し、
このデッキ313に本発明のシート給送装置が配置され
ている。ここでは、搬送ベルト211〜213のみ図示
している。
【0047】シート処理手段としての画像形成部302
には、円筒状の感光ドラム314、トナーを内蔵した現
像器315、転写用帯電器316、分離帯電器317、
クリーナ318、一次帯電器319等がそれぞれ配設さ
れている。
【0048】画像形成部302の下流側には、搬送装置
320、定着装置304、排紙ローラ対305等が配設
されている。
【0049】次に、本複写機の動作を説明する。
【0050】複写機本体300側に設けられている図示
しない制御装置から給紙信号が出力されると、カセット
310、311またはデッキ313からシートSが給送
される。
【0051】一方、光源307から原稿載置台306に
載置されている原稿Dに当てられて反射した光は、レン
ズ系308を介して感光ドラム314に照射される。感
光ドラム314は、あらかじめ一次帯電器319により
帯電されており、光が照射されることにより静電潜像が
形成され、次いで、現像器315によりトナー像が形成
される。
【0052】給紙部309から給送されたシートSはレ
ジストローラ対301で斜行状態が矯正され、さらにタ
イミングが合わされて画像形成部302へ送られる。
【0053】画像形成部302では、送られてきたシー
トSに感光ドラム314のトナー像が転写用帯電器31
6によって転写され、転写用帯電器316によって転写
済みシートSは分離帯電器317によって転写用帯電器
316と逆極性に帯電されて感光ドラム314から分離
される。
【0054】そして、分離された転写済みシートSは、
搬送装置320により定着装置304へ搬送されて、同
定着装置304によりシートSに未定着の転写画像が永
久定着される。定着処理済みシートSは排紙ローラ対3
05により複写機本体300から排紙される。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシート給
送装置においては、シート積載手段上に積載されている
最上位のシートと2枚目のシートの間の先端側にポケッ
トを形成し、このポケットにシートの先端側よりエアー
を送り込むようにしているので、シート積載手段上に積
載されているシートの先端に上向き又は下向きの折れや
カールが付いていた場合でもシートを確実に分離して給
送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート給送装置の構成を示す縦断側面
図。
【図2】本発明のシート給送装置の構成を示す平面図。
【図3】本発明のシート給送装置の構成を示す縦断正面
図。
【図4】搬送部の別の構成例を示す縦断正面図。
【図5】トレイの別の構成例を示す縦断正面図。
【図6】シート押え部材の別の構成例を示す縦断正面
図。
【図7】本発明のシート給送装置を備えた複写機(シー
ト処理装置)の全体構成例を示す縦断側面図。
【図8】従来例のシート給送装置の全体的な構成を示す
縦断側面図。
【図9】従来例のシート給送装置における問題点を説明
する縦断側面図。
【符号の説明】
200 トレイ(シート積載手段) 201 シート搬送部(シート搬送手段) 210 シート吸引チャンバ 211、212、213 搬送ベルト 224、225、233、234 シート押え部材
(シート押え手段) 230 ノズル(エアー吹き付け手段) 314 感光ドラム(シート処理手段) P ポケット S シート S1 最上位のシート S2 2枚目のシート

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のシートを積載するシート積載手
    段と、前記シート積載手段上に積載されているシートを
    最上位のシートから順に真空吸着して搬送するシート搬
    送手段と、を具備しているシート給送装置において、 前記シート積載手段上の最上位のシートの先端側におけ
    る幅方向の両側部を押えるシート押え手段と、前記シー
    ト搬送手段に真空吸着されている最上位のシートと前記
    シート積載手段上の2枚目のシートとの間にシートの先
    端側よりエアーを吹き付けるエアー吹付け手段と、を有
    することを特徴とするシート給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記シート押え手段はシートの幅方向中
    央から側部に向うにつれてシートに近づく方向に傾斜し
    た状態で最上位のシートを押えることを特徴とする請求
    項1に記載のシート給送装置。
  3. 【請求項3】 前記シート押え手段は積載されているシ
    ートの側縁と平行な軸に回動自在に支持された板状の部
    材であり、シートの側部に自重により当接することを特
    徴とする請求項1または2に記載のシート給送装置。
  4. 【請求項4】 前記シート押え手段は板状の弾性材料か
    ら構成された部材であり、シートの側部に弾性力により
    当接することを特徴とする請求項1または2に記載のシ
    ート給送装置。
  5. 【請求項5】 前記シート積載手段のシート積載面の幅
    方向の両側部は他方に向うにつれて下がる方向に傾斜し
    ていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに
    記載のシート給送装置。
  6. 【請求項6】 前記シート積載手段は昇降可能であり、
    最上位のシートのレベルが所定のレベルよりも低くなる
    と上昇して所定のレベルにすることを特徴とする請求項
    1に記載のシート給送装置。
  7. 【請求項7】 最上位のシートが所定のレベルに上昇す
    ると、前記シート押え手段が最上位のシートを押えるこ
    とを特徴とする請求項6に記載のシート給送装置。
  8. 【請求項8】 前記シート給送手段は、回転する無端状
    の搬送ベルトと、前記搬送ベルトに最上位のシートを真
    空吸着させるエアー吸引チャンバと、からなることを特
    徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8に記載のいずれかのシ
    ート給送装置と、前記シート給送装置によって給送され
    たシートに対して所定の処理を行なうシート処理手段
    と、を備えたことを特徴とするシート処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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