JP2004013616A - コンピュータ装置および周辺装置制御方法並びにコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】一つのデータ入力用のウィンドウ内のタブウィンドウを、基本入力用のものと詳細入力用のものとに容易に切り替え可能として、操作性を高める。
【解決手段】プリンタプロパティのダイアログボックスに備えられる「メイン」のタブTB1内に、基本入力用の子ウィンドウW1と、詳細入力用の子ウィンドウW2とを形成して、一方を表示状態とし、他方を非表示状態とする。各ウィンドウW1,W2には、子ウィンドウ切替用のボタンBT1(XBT1)を設け、そのボタンがクリックされると、他方側のウィンドウに画面が切り替わるように構成する。
【選択図】 図7
【解決手段】プリンタプロパティのダイアログボックスに備えられる「メイン」のタブTB1内に、基本入力用の子ウィンドウW1と、詳細入力用の子ウィンドウW2とを形成して、一方を表示状態とし、他方を非表示状態とする。各ウィンドウW1,W2には、子ウィンドウ切替用のボタンBT1(XBT1)を設け、そのボタンがクリックされると、他方側のウィンドウに画面が切り替わるように構成する。
【選択図】 図7
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンピュータで、周辺装置の設定を行ない周辺装置を制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタをコンピュータにつないで、コンピュータで作成した印刷データをプリンタに印刷しようとするとき、コンピュータに、プリンタの機種毎に用意されたプリンタドライバと呼ばれるソフトウェアを組み込む必要がある。そして、そのプリンタドライバを用いて、印刷する用紙や印刷品質や目的などの各種情報をコンピュータに対して設定する処理を行なう。この処理が、「プリンタの設定」と呼ばれるものである。この結果、プリンタを用いた印刷の準備が整う。
【0003】
このプリンタの設定は、操作者による次の操作によって行なわれる。操作者は、まず、プリンタドライバを起動することで、ディスプレイにデータ入力用のウィンドウを表示する。このデータ入力用ウィンドウには、複数のタブウィンドウが用意されており、作業者によるクリック操作により、一つのタブウィンドウが選択される。次いで、作業者は、タブウィンドウを順に切り換えながら、タブウィンドウに備えられる各種の入力欄に対して、マウス等の入力装置を操作することによりデータを入力する。この結果、プリンタドライバに各種情報を設定するプリンタの設定がなされる。
【0004】
プリンタドライバでは、データ入力用のウィンドウとして、初級者向けの基本入力用のものと上級者向けの詳細入力用のものとの2種類を提供する場合があり、使用するコンピュータの機種やOSに応じて適切な方のウィンドウが表示されるようにインストールがなされている。また、他の構成として、基本入力用のウィンドウをまず表示するようにして、そのウィンドウ内に設けられた所定のボタンがマウスクリックされたときに、新たな詳細入力用のウィンドウを表示するように構成されたものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のプリンタドライバでは、一つのタブウィンドウを、基本入力用のものと詳細入力用のものとに切り替えて使用することができないという問題があった。インストール時に基本入力用または詳細入力用に設定する前者の構成では、一つのタブウィンドウ内で画面の切り替えを行なうことはできなかったし、基本入力用のウィンドウから詳細入力用のウィンドウを開く後者の構成では、2つのウィンドウが開くことになり、ウィンドウの開閉の手間が煩雑になる等、操作性が劣っていた。
【0006】
この発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、一つのデータ入力用のタブウィンドウを、基本入力用のものと詳細入力用のものとに容易に切り替え可能として、操作性を高めることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
前述した課題の少なくとも一部を解決するための手段として、以下に示す構成をとった。
【0008】
この発明のコンピュータ装置は、
表示装置と、周辺装置と、操作者により操作される入力装置とに接続され、前記周辺装置に固有の動作を実行させるコンピュータ装置であって、
複数のタブウィンドウの内の一つを切り換え可能に表示するデータ入力用ウィンドウを、前記表示装置に表示させる表示制御手段と、
前記タブウィンドウへの前記入力装置からの入力データを取り込む入力制御手段と、
該取り込んだ入力データに基づいて、前記周辺装置を制御する周辺装置制御手段と
を備え、さらに、
前記表示制御手段は、
前記複数のタブウィンドウの内の少なくとも一つのタブウィンドウ内に、データ入力用の各種の入力欄を備える子ウィンドウを複数、形成する子ウィンドウ形成手段と、
前記形成された複数の子ウィンドウの内の少なくとも一つを表示状態とし、他の子ウィンドウを非表示状態とする表示/非表示制御手段と、
前記表示/非表示制御手段により表示状態とされる子ウィンドウを切り替える表示切替手段と
を備えるコンピュータ装置を要旨としている。
【0009】
この構成のコンピュータ装置によれば、少なくとも一つのタブウィンドウ内に、複数の子ウィンドウが形成され、複数の子ウィンドウの内の一つが表示状態に、他の子ウィンドウが非表示状態となり、さらに、表示状態とされる子ウィンドウが切り替えられる。したがって、一つのタブウィンドウを、2種類のウィンドウに容易に切り替えることができる。特に、2つのウィンドウを開くわけではないので、ウィンドウの開閉の手間が煩雑になる等、操作性が劣ることもない。
【0010】
前記子ウィンドウ形成手段は、前記少なくとも一つのタブウィンドウに、空欄となるように情報の設定を行なった上で、このタブウィンドウに前記複数の子ウィンドウを形成する構成とすることができる。
【0011】
この構成によれば、タブウィンドウは、複数の子ウィンドウだけが切り換えて表示されることになる。このために、タブウィンドウを複数の子ウィンドウに切り換え可能ながらも、シンプルな構成とすることができる。
【0012】
前記構成のコンピュータ装置において、前記入力装置による特定の操作を受け付ける特定操作受付手段と、前記入力装置から特定の操作があったときに、前記タブウィンドウ内に表示させる子ウィンドウを選択的に切り替える子ウィンドウ表示切替手段とを備える構成とすることができる。この構成のコンピュータ装置によれば、操作者は、入力装置を操作することで、子ウィンドウの切り替えを容易に行なうことができる。
【0013】
前記構成のコンピュータ装置において、前記複数の子ウィンドウの表示位置は、重複した関係となるように定められた構成とすることができる。この構成によれば、子ウィンドウのサイズを大きくすることができる。
【0014】
前記構成のコンピュータ装置において、前記複数の子ウィンドウが形成されるタブウィンドウは、特定のカテゴリに含まれる種類のデータを入力するためのものであり、前記複数の子ウィンドウは、基本入力用のウィンドウと詳細入力用のウィンドウである構成とすることができる。この構成によれば、初級者向けの基本入力用のウィンドウと上級者向けの詳細入力用のウィンドウとを用意することができる。
【0015】
前記構成のコンピュータ装置において、前記表示制御手段は、複数の子ウィンドウの内の少なくとも一つに、該ウィンドウを最初に表示することを指示するための入力操作受付スイッチを表示させる手段を備え、当該コンピュータ装置は、前記入力操作受付スイッチの状態を記憶するスイッチ状態記憶部を備え、前記表示/非表示制御部は、前記データ入力用ウィンドウの当初表示時に、前記スイッチ状態記憶部に記憶された入力操作受付スイッチの状態に基づいて、前記表示状態とする子ウィンドウを決定する手段を備える構成とすることができる。
【0016】
この構成によれば、操作者は、入力操作受付スイッチを入力装置を用いて操作することで、次回の起動時に、その入力操作受付スイッチを備えた子ウィンドウから表示することができる。このために、操作者は、通常使用するウィンドウを最初に表示することができることから、このコンピュータ装置は、より操作性に優れている。
【0017】
前記構成のコンピュータ装置において、前記周辺装置は、プリンタである構成とすることができる。この構成によれば、プリンタへの印刷を実行させることができる。
【0018】
この発明の周辺装置制御方法は、
表示装置と、周辺装置と、操作者により操作される入力装置とに接続され、前記周辺装置に固有の動作を実行させる周辺装置制御方法であって、
(a)複数のタブウィンドウの内の一つを切り換え可能に表示するデータ入力用ウィンドウを前記表示装置に表示させるステップと、
(b)前記タブウィンドウへの前記入力装置からの入力データを取り込むステップと、
(c)該取り込んだ入力データに基づいて、前記周辺装置を制御するステップと
を備え、さらに、
前記ステップ(a)は、
(a−1)前記複数のタブウィンドウの内の少なくとも一つのタブウィンドウ内に、データ入力用の各種の入力欄を備える子ウィンドウを複数、形成するステップと、
(a−2)前記形成された複数の子ウィンドウの内の少なくとも一つを表示状態とし、他の子ウィンドウを非表示状態とするステップと、
(a−3)前記ステップ(a−2)により表示状態とされる子ウィンドウを切り替えるステップと
を備えることを特徴としている。
【0019】
この発明のコンピュータプログラムは、
表示装置と、周辺装置と、操作者により操作される入力装置とに接続されるコンピュータに対して、前記周辺装置に固有の動作を実行させる処理を実行させるコンピュータプログラムであって、
(a)複数のタブウィンドウの内の一つを切り換え可能に表示するデータ入力用ウィンドウを前記表示装置に表示させる機能と、
(b)前記タブウィンドウへの前記入力装置からの入力データを取り込む機能と、
(c)該取り込んだ入力データに基づいて、前記周辺装置を制御する機能と
を実現するとともに、
前記機能(a)は、
(a−1)前記複数のタブウィンドウの内の少なくとも一つのタブウィンドウ内に、データ入力用の各種の入力欄を備える子ウィンドウを複数、形成する機能と、
(a−2)前記形成された複数の子ウィンドウの内の少なくとも一つを表示状態とし、他の子ウィンドウを非表示状態とする機能と、
(a−3)前記機能(a−2)により表示状態とされる子ウィンドウを切り替える機能と
を備えることを特徴としている。
【0020】
前記構成の周辺装置制御方法およびコンピュータプログラムは、前記コンピュータ装置と同様な作用・効果を有しており、一つのタブウィンドウを、2種類のウィンドウに容易に切り替え可能として、操作性を高めることができる。
【0021】
この発明の記録媒体は、この発明のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を特徴としている。この記録媒体は、この発明の各コンピュータプログラムと同様な作用・効果を有している。
【0022】
上記構成のコンピュータプログラムにおいて、前記機能(a)は、複数の子ウィンドウの内の少なくとも一つに、該ウィンドウを最初に表示することを指示するための入力操作受付スイッチを表示させる機能を備え、当該コンピュータプログラムは、(f)前記入力操作受付スイッチの状態を記憶する機能を実現し、前記機能(a−2)は、前記データ入力用ウィンドウの当初表示時に、前記機能(f)により記憶された入力操作受付スイッチの状態に基づいて、前記表示状態とする子ウィンドウを決定する機能を備える構成とし、さらには、前記機能(f)により前記入力操作受付スイッチの状態を記憶する箇所が、当該コンピュータプログラムがインストールされたコンピュータ装置の不揮発性メモリである構成とすることもできる。
【0023】
この構成によれば、通常使用するウィンドウを起動時の最初に表示することができることから、このコンピュータ装置は、より操作性に優れている。特に、コンピュータ装置の不揮発性メモリに入力操作受付スイッチの状態を記憶するように構成されていることから、コンピュータ装置の電源が切られた以後も上記のような起動時の表示を可能とすることができる。
【0024】
【発明の他の態様】
この発明は、以下のような他の態様も含んでいる。その第1の態様は、この発明のコンピュータプログラムを通信経路を介して供給するプログラム供給装置としての態様である。この第1の態様では、コンピュータプログラムをコンピュータネットワーク上のサーバなどに置き、通信経路を介して、必要なプログラムをコンピュータにダウンロードし、これを実行することで、上記の装置や方法を実現することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。この実施例を、次の順序に従って説明する。
A.装置の構成:
B.コンピュータ処理:
C.作用・効果
D.他の実施形態:
【0026】
A.装置の構成:
図1は、この発明の一実施例を適用するコンピュータシステム10のハードウェアの概略構成を示すブロック図である。このコンピュータシステム10は、いわゆるパーソナルコンピュータ(以下、単にコンピュータと呼ぶ)を中心に備え、その周辺にCRTディスプレイ(以下、単にディスプレイと呼ぶ)12とプリンタ13を備える。コンピュータは、コンピュータ本体16とキーボード18とマウス20を備える。なお、このコンピュータ本体16には、CD−ROM22の内容を読み取るCDドライブ24が搭載されている。プリンタ13は、インク滴を吐出することにより、用紙の表面にドットを形成する所謂インクジェットプリンタであり、キャリッジを主走査方向に往復動させつつ、用紙を副走査方向に搬送することにより、用紙への画像記録を行なう。
【0027】
コンピュータ本体16は、中央演算処理装置としてのCPU30を中心にバスにより相互に接続されたROM31、RAM32、表示画像メモリ33、マウスインタフェース34、キーボードインタフェース35、CDC36、HDC37、CRTC38、プリンタインタフェース39およびI/Oポート41を備える。ROM31は、内蔵されている各種プログラム等を記憶する読み出し専用のメモリである。RAM32は、各種データ等を記憶する読み出し・書込み可能なメモリである。表示画像メモリ33は、ディスプレイ12に表示する画像の画像データを記憶するメモリである。
【0028】
マウスインタフェース34は、マウス20とのデータ等のやり取りを司るインタフェースである。キーボードインタフェース35は、キーボード18からのキー入力を司るインタフェースである。CDC36は、CDドライブ(CDD)24を制御するCDコントローラである。HDC37は、ハードディスクドライブ(HDD)42を制御するハードディスクコントローラである。HDD42には、後述するコンピュータプログラム等が予め記憶されている。
【0029】
CRTC38は、表示画像メモリ33に記憶される表示画像データに基づいてディスプレイ12における画像の表示を制御するCRTコントローラである。プリンタインタフェース39は、プリンタ13へのデータの入出力を制御するインタフェースである。I/Oポート41は、シリアル出力のポートを備えており、モデム44に接続されており、このモデム44を介して、公衆電話回線46に接続されている。コンピュータ本体16は、モデム44を介して、外部のネットワークに接続されており、特定のサーバ47に接続可能となっている。
【0030】
このコンピュータシステム10では、オペレーティングシステム(ここでは、Windows 98)はHDD42に記憶されており、コンピュータ本体16に電源を投入すると、HDD42のブートブロックに書き込まれたローダに従ってRAM32の所定の領域にロードされる。また、プリンタ13の機種毎に用意されるプリンタドライバは、CD−ROM22に予め格納されており、所定のインストールプログラムを起動することでCDドライブ24からコンピュータ本体16にインストールされる。このインストールされたプリンタドライバは、HDD41に記憶されており、コンピュータ本体16に電源を投入したときに、オペレーティングシステムに組み込まれ、RAM32の所定の領域にロードされる。
【0031】
プリンタドライバをCPU30が実行することによって本発明の各種構成要件は実現される。このプリンタドライバは、前述したように、CD−ROM22に格納されたものであるが、これに替えて、フロッピィディスク、光磁気ディスク、ICカード等の他の携帯型記録媒体(可搬型記録媒体)に格納された構成としてもよい。また、前述したコンピュータプログラムは、外部のネットワークに接続される特定のサーバ47から、ネットワークを介して提供されるプログラムデータをダウンロードして、RAM32またはHDD42に転送することにより得るようにすることもできる。なお、上記ネットワークとしては、インターネットであってもよく、特定のホームページからダウンロードして得たコンピュータプログラムであってもよい。あるいは、電子メールの添付ファイルの形態で供給されたコンピュータプログラムであってもよい。
【0032】
以上説明したハードウェア構成を有するコンピュータシステム10による印刷の様子について次に説明する。図2は、コンピュータ本体16が扱う画像情報から印刷が行なわれるまでの処理の様子を示すブロック図である。図示するように、コンピュータ本体16の内部で動作しているアプリケーションプログラム51により、画像の処理を行ないつつビデオドライバ52を介してディスプレイ12に画像を表示している。また、このアプリケーションプログラム51が、印刷命令を発行すると、コンピュータ本体16内のプリンタドライバ53が、画像データをアプリケーションプログラム51から受け取り、これをプリンタ13が印刷可能な信号に変換している。
【0033】
図2に示した例では、プリンタドライバ53の内部には、プリンタ13を制御するプリンタ制御部54が備えられている。プリンタ制御部54の内部には、アプリケーションプログラム51が扱っている画像データをドット単位の色情報に変換するラスタライザ55、ドット単位の色情報に変換された画像データ(階調データ)に対してプリンタ13の発色の特性に応じた色補正を行なう色補正モジュール56、色補正された後の画像データからドット単位でのインクの有無によりある面積での濃度を表現するいわゆるハーフトーンの画像情報を生成するハーフトーンモジュール57が備えられている。こうして処理された画像データは、ラスタライザ55によりプリンタ13に転送すべきデータ順に並べ替えられ、最終的な画像データとしてプリンタ13に出力される。
【0034】
また、プリンタドライバ53の内部には、データ入力用ウィンドウWDを、ビデオドライバ52を介してディスプレイ12に表示する表示制御部58と、データ入力用ウィンドウWDへのマウス20からの入力データを取り込む入力制御部59とが備えられている。データ入力用ウィンドウWDには、複数のタブウィンドウTWDが用意され、表示が切り換え可能となっている。表示制御部58には、子ウィンドウ形成部58aと、表示/非表示制御部58bと、表示切替部58cとが備えられている。子ウィンドウ形成部58a、表示/非表示制御部58bおよび表示切替部58cの働きにより、タブウィンドウTWDに、複数の子ウィンドウWD1,WD2のうちのいずれか一つが表示される。その表示された子ウィンドウWD1からの入力データは、入力制御部59により取り込まれ、プリンタ制御部54に送られ、その入力データに応じた印刷をプリンタ13に実行させる。具体的には、入力データに含まれる色補正の情報は、色補正モジュール56に送られ、ハーフトーンの種類の情報は、ハーフトーンモジュール57に送られる等する。こうした構成により、作業者は、子ウィンドウからマウス20を使って入力する入力データを変更することにより、プリンタ13による印刷を、色や濃淡の調整等、種々コントロールすることができる。
【0035】
B.コンピュータ処理:
コンピュータ本体16のCPU30でプリンタドライバ53を実行することで、上記構成の表示制御部58と入力制御部59を実現している。表示制御部58と入力制御部59は、「プリンタの設定」の制御処理が対応する。この実施例のプリンタの設定の制御処理について、以下、詳細に説明する。
【0036】
図3および図4は、プリンタの設定の制御ルーチンを示すフローチャートである。このルーチンは、プリンタドライバ53に含まれるのもので、プリンタプロパティの操作を受けたときに実行開始される。プリンタプロパティの操作には、次の2通りがある。Windows98(マイクロソフト社の登録商標)を搭載するコンピュータを例に挙げて説明すると、第1のプリンタプロパティの操作は、まず、[スタート]ボタンをクリックし、[設定]をポイントし、[プリンタ]をクリックするといった操作により、[プリンタ]フォルダを開き、次いで、[プリンタ]フォルダに表示された印刷しようとするプリンタのアイコンを右クリックすることで、そのプリンタのプロパティのウィンドウを開くといった操作である。
【0037】
第2のプリンタプロパティの操作は、アプリケーションプログラムからの操作である。使用中のアプリケーションプログラムで[ファイル]メニューをクリックし、[印刷]をクリックするといった操作により、[印刷]のダイアログボックスを開き、次いで、このダイアログボックスにある[プロパティ]ボタンをクリックすることで、プリンタのプロパティのウィンドウを開くといった操作である。
【0038】
上記第1または第2のプリンタプロパティの操作を受け付けると、CPU30は、このプリンタの設定の制御ルーチンを実行開始する。図3に示すように、処理が開始されると、CPU30は、まず、プリンタプロパティのダイアログボックスDBをディスプレイ12に表示する処理を行なう(ステップS100)。
【0039】
図5は、プリンタプロパティのダイアログボックスDBを示す説明図である。図示するように、プリンタプロパティのダイアログボックスDBには、「メイン」、「レイアウト」、「その他」の3種類のタブウィンドウ(以下、単に「タブ」と呼ぶ)TB1,TB2,TB3が用意されている。各タブTB1,TB2,TB3は、特定のカテゴリ毎に分けられており、「メイン」のタブTB1は、印刷品質や用紙に関わる基本的な情報を設定するためのものであり、「レイアウト」のタブTB2は、印刷のレイアウトについての各種情報を設定するためのものであり、「その他」のタブTB3は、その他有用な情報を設定するためのものである。なお、「メイン」のタブTB1は、前述したデータ入力用ウィンドウWD(図2参照)に相当する。
【0040】
このステップS100では、詳細には、このダイアログボックスDBの表示のために、各タブTB1,TB2,TB3毎に対応するレイアウト情報とプロシージャをオペレーティングシステムに登録する作業も行なう。図6は、この作業によって登録される情報の一例を模式化して示す説明図である。図示するように、登録内容を示すファイルTFは、タブ枚数を記憶するデータ項目F1と、各タブ毎の登録内容を記憶するデータ項目F2(1),F2(2),F2(3)とを備える。各データ項目F2(1)〜F2(3)には、該当するタブのレイアウトを表わすレイアウト情報と、プロシージャがそれぞれ記憶される。レイアウト情報とプロシージャとにより、各タブ毎に、データ入力用の各種の入力欄を備えるダイアログボックスのデザインが定められることになる。
【0041】
なお、プリンタプロパティのダイアログボックスDBは、前述したように、「メイン」、「レイアウト」、「その他」の3種類のタブTB1,TB2,TB3を備えるが、これは、前述した第2のプリンタプロパティの操作を受け付けてこの制御ルーチンが実行開始された場合であり、前述した第1のプリンタプロパティの操作を受け付けてこの制御ルーチンが実行開始された場合には、上記と同じ「メイン」、「レイアウト」、「その他」の3種類のタブTB1,TB2,TB3を備えた上で、さらに、「全般」のタブと「詳細」のタブを備える構成となっている。「全般」のタブと「詳細」のタブについては、プリンタの種類によらないものであり、ここでは詳しい説明を省略する。このステップS100の段階では、「メイン」のタブTB1がダイアログボックスDBの前面に表示される。その後、操作者によるマウス20のクリック操作により、これらタブの中から所望のタブがダイアログボックスDBの前面に切り替え表示される。
【0042】
なお、このステップS100では、図5に示すように、「メイン」のタブTB1に限っては空欄となるように、このタブTB1に対応するデータ項目F2(1)のレイアウト情報とプロシージャが定められている。図3に戻り、ステップS100の実行後、CPU30は、上記空欄となっている「メイン」のタブTB1に、基本入力用の子ウィンドウと詳細入力用の子ウィンドウとを追加する処理を行なう(ステップS110)。具体的には、図6に示すように、登録内容を示すファイルTFにおいて、「メイン」のタブTB1に対応するデータ項目F2(1)のプロシージャ(「プロシージャ−1」)内で、二つの子ウィンドウを作成する。二つの子ウィンドウは、図中、「レイアウト−A」と「プロシージャ−A」とで示される基本入力用の子ウィンドウと、「レイアウト−B」と「プロシージャ−B」とで示される詳細入力用の子ウィンドウとである。
【0043】
基本入力用と詳細入力用の2つの子ウィンドウは、それぞれデータ入力用の各種の入力欄を備えるようにデザインされており、そのデザインは、「レイアウト−A」と「プロシージャ−A」、および「レイアウト−B」と「プロシージャ−B」によって表わされる。各デザインは、図8と図9に示すもので後ほど詳しく説明するが、図7に示すように、「メイン」のタブTB1内に、2つの子ウィンドウW1,W2は、完全に重なるように同じ位置に配置されるように定められる。なお、図示においては、記載の都合から、2つの子ウィンドウW1,W2は、ずれて記載されている。また、表側に記載された子ウィンドウW2は、実際のデザインは図9に示すもので、図7においては省略して記載されている。
【0044】
図3に戻り、ステップS110の実行後、CPU30は、RAM32に格納される初期表示切替フラグFLが値0であるか否かを判別する(ステップS120)。初期表示切替フラグFLは、後述するステップでセットされるものであり、デフォルトとしては値0がセットされている。ステップS120で、初期表示切替フラグFLが値0であると判別されると、基本入力用の子ウィンドウW1の可視性を表示させる設定に、詳細入力用の子ウィンドウW2の可視性を表示させない設定に切り替える処理を行なう(ステップS130)。
【0045】
一方、ステップS120で否定判別、すなわち、初期表示切替フラグFLが値1であると判別された場合には、基本入力用の子ウィンドウW1の可視性を表示させない設定に、詳細入力用の子ウィンドウW2の可視性を表示させる設定に切り替える処理を行なう(ステップS140)。
【0046】
ステップS130またはステップS140の処理により、「メイン」のタブTB1内に重ねて配置された基本入力用と詳細入力用の子ウィンドウW1,W2は、いずれか一方だけが表示され、他方は非表示となって隠れた状態となる。それらの表示/非表示は、2つの子ウィンドウW1,W2の間で切り替えられる。
【0047】
図8は、基本入力用の子ウィンドウW1が表示状態にある「メイン」のタブTB1を表わす説明図である。図示するように、基本入力用の子ウィンドウW1には、「印刷品質」、「用紙オプション」、「印刷オプション」、「印刷方向」の4つの入力用エリアAR1,AR2,AR3,AR4と、「インク残量」の出力用エリアAR5とが設けられている。「印刷品質」の入力用エリアAR1は、印刷の品質を定めるためのもので、「ドラフト」、「テキスト」、「テキスト&イメージ」、「フォト」、「ベストフォト」の5種類のラジオボタンを備える。
【0048】
「用紙オプション」の入力用エリアAR2は、用紙の種類を設定する「種類」の入力フィールドと、用紙サイズを設定する「サイズ」の入力フィールドを備える。「種類」の入力フィールドには、「普通紙」、「スーパーファイン専用紙」、「専用光沢紙」等の選択肢が用意されている。「サイズ」の入力フィールドには、「A4 210×297mm」、「A4横 210×297mm」、「洋封筒 120×235」、「ハガキ 100×147mm」等の選択肢が用意されている。「印刷オプション」の入力用エリアAR3は、両面印刷を指定するチェックボックスと、印刷プレビューの要否を指定するチェックボックスとを備える。
【0049】
「用紙方向」の入力用エリアAR4は、用紙における印刷の方向を示すものであり、「縦」、「横」のラジオボタンを備える。「インク残量」の出力用エリアAR5には、黒とカラーの両インクの残量をそれぞれ示す表示メータが表示される。さらに、この基本入力用の子ウィンドウW1の下方には、子ウィンドウ切替用のボタンBT1が設けられている。この子ウィンドウ切替用のボタンBT1には、「詳細」と記されている。
【0050】
図9は、詳細入力用の子ウィンドウW2が表示状態にある「メイン」のタブTB1を表わす説明図である。図示するように、詳細入力用の子ウィンドウW2には、「用紙&品質オプション」、「印刷方向」、「印刷オプション」、「カラー調整」の4つの入力用エリアXAR1,XAR2,XAR3,XAR4とが設けられている。「用紙&品質オプション」の入力用エリアXAR1は、印刷の品質と用紙サイズを定めるためのもので、基本入力用の子ウィンドウW1の「印刷品質」の入力用エリアAR1と「用紙オプション」の入力用エリアAR2に対応する。
【0051】
「印刷方向」の入力用エリアXAR2は、基本入力用の子ウィンドウW1の「印刷方向」の入力用エリアAR2に対応する。「印刷オプション」の入力用エリアXAR3は、基本入力用の子ウィンドウW1の「印刷オプション」の入力用エリアAR3に対応し、この入力用エリアAR3に備えられるチェックボックス以外にも、最小余白を指定するチェックボックスと、ハイスピード印刷を指定するチェックボックスと、黒インクのみの印刷を指定するチェックボックスと、「エッジ」の印刷を行なうことを指定するチェックボックスとを備える。
【0052】
「カラー調整」の入力用エリアXAR4は、色補正に関わる各種の情報を設定するもので、「ドライバによる色補正」、「写真画質向上」、「ICM」が選択肢として用意され、その上で、明度、コントラスト、彩度の強弱が設定可能となっている。さらに、この詳細入力用の子ウィンドウW2の下方には、「最初にこの画面を表示」のチェックボックスXCBと、子ウィンドウ切替用のボタンXBT1が設けられている。この子ウィンドウ切替用のボタンXBT1には、「基本」と記されている。
【0053】
基本入力用の子ウィンドウW1と詳細入力用の子ウィンドウW2との関係は、基本入力用の子ウィンドウW1から入力可能な情報は、詳細入力用の子ウィンドウW2から全て入力可能となっており、詳細入力用の子ウィンドウW2からは、基本入力用の子ウィンドウW1よりも多くの情報を手動にてさらに設定できるようになされている。
【0054】
CPU30は、図3のステップS130またはステップS140の処理を終えると、図4のステップS150に処理を進める。ステップS150では、CPU30は、プリンタプロパティのダイアログボックスDBからのマウス20による入力を受け付ける。続いて、CPU30は、ステップS150で受け付けたマウス入力が、「メイン」のタブTB1以外の他のタブへの切り替えを示すものであるか否かを判別する(ステップS160)。ここで、肯定判別された場合には、その切り替え先のタブに応じた処理を実行する(ステップS170)。このステップS170の処理については、この発明とは関係しないことから詳しい説明は省略する。
【0055】
一方、ステップS160で否定判別された場合には、CPU30は、ステップS180に処理を進めて、ステップS150で受け付けたマウス入力が、子ウィンドウ切替用のボタンBT1(もしくはXBT1)のクリックを示すものであるかを否かを判別する。ここで、肯定判別された場合には、基本入力用と詳細入力用の2つの子ウィンドウW1,W2の表示/非表示を反転させる処理を行なう(ステップS190)。詳細には、現在、図8に示すように、プリンタプロパティのダイアログボックスに基本入力用の子ウィンドウW1が表示されている場合には、基本入力用の子ウィンドウW1の可視性を表示させない設定に、詳細入力用の子ウィンドウW2の可視性を表示させる設定に切り替えることで、図9に示すように、詳細入力用の子ウィンドウW2を表示させる。
【0056】
現在、図9に示すように、プリンタプロパティのダイアログボックスに詳細入力用の子ウィンドウW2が表示されている場合には、基本入力用の子ウィンドウW1の可視性を表示させる設定に、詳細入力用の子ウィンドウW2の可視性を表示させない設定に切り替えることで、図8に示すように、基本入力用の子ウィンドウW1を表示させる。ステップS190の実行後、CPU30は、ステップS150に処理を戻して、プリンタプロパティのダイアログボックスDBからの次のマウス入力を受け付ける。
【0057】
一方、ステップS180で、否定判別、すなわち、子ウィンドウ切替用のボタンBT1(もしくはXBT1)がクリックされていないと判別された場合には、CPU30は、ステップS200に処理を進めて、ステップS150で受け付けたマウス入力が、「最初にこの画面を表示」のチェックボックスXCBのクリックを示すものであるかを否かを判別する。ここで、肯定判別された場合には、上記初期表示切替フラグFLを値1にセットする(ステップS210)。ステップS210の実行後、CPU30は、ステップS150に処理を戻して、プリンタプロパティのダイアログボックスDBからの次のマウス入力を受け付ける。
【0058】
なお、上記初期表示切替フラグFLは、前述したようにRAM32に格納されるが、コンピュータ本体16の電源を落としたときには、HDD41に一旦セーブされ、次回の電源投入時に、プリンタドライバと同時に、RAM32にロードされる。このために、ステップS210で初期表示切替フラグFLにセットした値は、コンピュータ本体16の電源のオフに拘わらず保持される。なお、HDD42に対比する構成に替えて、初期表示切替フラグFLを、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリに読み書きする構成とすることもできる。
【0059】
一方、ステップS200で、否定判別、すなわち、「最初にこの画面を表示」のチェックボックスXCBがクリックされていないと判別された場合には、CPU30は、ステップS220に処理を進めて、ステップS150で受け付けたマウス入力が、プリンタプロパティのダイアログボックスDBの下方に設けられた「OK」ボタンBT2のクリックを示すものであるか否かを判別する。ここで、否定判別された場合には、ステップS150で受け付けたマウス入力に応じた情報を、ダイアログボックスDB内の各入力欄に定める処理を行なう。すなわち、ステップS150からステップS230までの処理により、CPU30は、プリンタプロパティのダイアログボックスDBに備えられた各入力欄に対するマウス20による変更の操作指令を取り込んで、その変更の結果をその入力欄に定める(表示し直す)という処理を行なう。
【0060】
ステップS230の実行後、CPU30は、ステップS150に処理を戻して、ダイアログボックスDBからの次のマウス入力を受け付ける。一方、ステップS220で、肯定判別、すなわち、ステップS150で受け付けたマウス入力が「OK」ボタンBT2のクリックを示すものであると判別された場合には、CPU30は、ステップS240に処理を進めて、プリンタプロパティのダイアログボックスDBに表示された各種の設定情報を、RAM32の設定情報記憶用のデータファイルに書き込む処理を行なう。ステップS127の実行後、「リターン」に抜けて、このプリンタの設定の制御ルーチンを一旦終了する。
【0061】
プリンタの設定の制御ルーチンを終えると、別の制御ルーチンに従い、CPU30は、設定情報記憶用のデータファイルに記憶されたデータに応じた印刷をプリンタ13に実行させる。この制御ルーチンについては周知の構成であるから、ここでは説明を省略する。
【0062】
上記構成のプリンタの設定の制御ルーチンのうちのステップS110の処理が、前述した子ウィンドウ形成部58a(図2)に対応し、ステップS120ないしS140の処理が、前述した表示/非表示制御部58b(図2)に対応し、ステップS180およびS190の処理が、前述した表示切替部58c(図2)に対応する。
【0063】
C.作用・効果
以上のように構成されたこの実施例のコンピュータシステムによれば、プリンタプロパティのダイアログボックスDBの「メイン」のタブTB1内に、基本入力用と詳細入力用の2つの子ウィンドウW1、W2が形成され、一方の子ウィンドウW1(W2)が表示状態に、他方の子ウィンドウW2(W1)が非表示状態にセットされる。さらに、表示状態とされる子ウィンドウW1,W2が両者の間で切り替え可能となっている。このために、このコンピュータ装置では、一つのタブを、2種類のウィンドウW1,W2の内容に容易に切り替えることができるという効果を奏する。特に、この実施例では、各ウィンドウW1,W2に設けた子ウィンドウ切替用のボタンBT1(XBT1)をクリック操作するだけで、ダイアログボックスDBの表示を他方側の子ウィンドウに容易に切り替えることができる。
【0064】
従来の技術では、基本入力用のものと詳細入力用のものとにタブウィンドウを切り替えようとする場合には、プリンタドライバのインストールからやり直したり、あるいは、なんらかの設定を行なった後にコンピュータ本体16を再起動を行なうといったことが必須であり、これに較べて、この実施例のコンピュータシステムによれば、表示されている入力用の画面を容易に切り替えることができる。
【0065】
また、この実施例のコンピュータシステムによれば、「メイン」のタブTB1に、空欄となるように情報の設定を行なった上で、このタブウィンドウに子ウィンドウW1,W2を形成する構成が取られている。この構成によれば、「メイン」のタブTB1には、子ウィンドウW1,W2だけが切り換えて表示されることになる。このために、タブTB1を複数の子ウィンドウW1,W2に切り換え可能ながらも、シンプルな構成とすることができる。
【0066】
さらに、この実施例のコンピュータシステムによれば、操作者は、詳細入力用の画面に設けられた「最初にこの画面を表示」のチェックボックスXCBをチェックすることで、その後、このプリンタプロパティのダイアログボックスDBを開いたときの最初の画面を詳細入力用の画面とすることができる。このために、操作者は、通常使用するウィンドウを最初に表示することができることから、このコンピュータシステムは、より操作性に優れている。
【0067】
さらに、この実施例のコンピュータシステムでは、基本入力用の子ウィンドウW1と詳細入力用の2つの子ウィンドウW2との表示位置は、重複した関係となるように定められている。このために、子ウィンドウW1,W2のサイズを大きくすることができる。
【0068】
この実施例では、プリンタプロパティのダイアログボックスDB内に、「メイン」のタブTB1を含めて複数のタブTB1〜TB3が切り替えて表示される構成とし、さらに、「メイン」のタブTB1内に、基本入力用の子ウィンドウW1と詳細入力用の子ウィンドウW2とが切り替えて表示されるように構成されている。このために、2つの子ウィンドウW1,W2により、複数通りのデータ入力が可能となり、さらに、複数のタブTB1〜TB3により、より一層、多数通りのデータ入力が可能となる。
【0069】
D.他の実施形態:
本発明の他の実施形態について、次に説明する。
(1)前記実施例では、特定操作受付手段として、プリンタプロパティのダイアログボックスDBに子ウィンドウ切替用のボタンBT1を設ける構成としたが、これに換えて、キーボード18を用いて特定のキー入力([Ctrl]+[Shift]+[S])がなされたことを受け付ける構成とすることもできる。
【0070】
(2)前記実施例では、ダイアログボックスDBのタブTB1に形成される子ウィンドウを、基本入力用のものと詳細入力用のものの2つとしたが、これに換えて、初級用、中級用、上級用といった3つとしてもよい。あるいは、それ以上の数の子ウィンドウを形成する構成とすることもできる。また、各子ウィンドウの用途は、操作者の技能を意識した基本入力用、詳細入力用といったものに限る必要もない。また、前記実施例では、2つの子ウィンドウW1,W2が、特定のカテゴリ(基本的な情報を設定するための「メイン」というカテゴリ)に含まれる種類のデータを入力するためのものに構成されていたが、これに換えて、無関係の情報を個別に入力する構成とすることもできる。
【0071】
(3)前記実施例では、ダイアログボックスDBのタブTB1に形成される2つの子ウィンドウW1,W1は、完全に重なるように同じ位置に配置されていたが、これに換えて、一部分だけ重なるように配置された構成とすることもできる。
【0072】
(4)前記実施例では、ダイアログボックスDBのタブTB1に2つの子ウィンドウW1,W1を形成して、両者の間で表示されるウィンドウを択一的に切り替えていたが、これに換えて、一つのタブT内に3つの子ウィンドウを形成して、2つの子ウィンドウを同時に表示状態とし(この2つの子ウィンドウは離間した位置関係にある必要がある)、残りの1つの子ウィンドウ(この子ウィンドウは上記2つの子ウィンドウとは重なった位置関係にあるのが好ましい)を非表示状態と設定し、その後、その非表示状態の子ウィンドウを表示状態に、上記表示されていた2つの子ウィンドウを非表示状態に切り替える構成とすることもできる。すなわち、タブウィンドウに表示される子ウィンドウを3以上として、そのうちの2以上の子ウィンドウを表示状態とし、その他の子ウィンドウを非表示状態として、その後、上記表示/非表示を切り替え可能とする構成とすることができる。
【0073】
(5)また、「メイン」のタブTB1だけに子ウィンドウW1,W1を形成する構成に替えて、「レイアウト」のタブTB2を含めた複数のタブにそれぞれ複数の子ウィンドウを形成する構成としてもよい。
【0074】
(6)前記実施例では、デバイスドライバが、プリンタドライバであったが、必ずしも制御する周辺装置はプリンタである必要はない。例えば、プリンタ以外にも印刷機能を有するファクシミリ装置やコピー装置を制御するドライバに本発明を適用することができる。また、必ずしも印刷機能を有する周辺装置に限る必要もなく、例えば、キーボードやディスプレイ、ディスク等であってもよい。
【0075】
以上、本発明の実施例を詳述してきたが、本発明は、こうした実施態様に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様にて実施することができるのは勿論のことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を適用するコンピュータシステム10のハードウェアの概略構成を示すブロック図である。
【図2】コンピュータ本体16が扱う画像情報から印刷が行なわれるまでの処理の様子を示すブロック図である。
【図3】CPUで実行されるプリンタ設定の制御ルーチンの前半部分を示すフローチャートである。
【図4】プリンタ設定の制御ルーチンの後半部分を示すフローチャートである。
【図5】プリンタプロパティのダイアログボックスDBを示す説明図である。
【図6】オペレーティングシステムに登録される情報の一例を模式化して示す説明図である。
【図7】「メイン」のタブTB1内に、2つの子ウィンドウW1,W2が形成されることを示す説明図である。
【図8】基本入力用の子ウィンドウW1が表示された「メイン」のタブTB1を示す説明図である。
【図9】詳細入力用の子ウィンドウW2が表示された「メイン」のタブTB1を示す説明図である。
【符号の説明】
10…コンピュータシステム
12…CRTディスプレイ
13…プリンタ
16…コンピュータ本体
18…キーボード
20…マウス
33…表示画像メモリ
34…マウスインタフェース
35…キーボードインタフェース
39…プリンタインタフェース
42…ハードディスクドライブ
44…モデム
46…公衆電話回線
47…サーバ
51…アプリケーションプログラム
52…ビデオドライバ
53…プリンタドライバ
54…プリンタ制御部
55…ラスタライザ
56…色補正モジュール
57…ハーフトーンモジュール
58…表示制御部
58a…子ウィンドウ形成部
58b…表示/非表示制御部
58c…表示切替部
59…入力制御部
DB…プリンタプロパティのダイアログボックス
TB1…「メイン」のタブウィンドウ
W1…基本入力用の子ウィンドウ
W2…詳細入力用の子ウィンドウ
BT1,XBT1…子ウィンドウ切替用のボタン
XCB…「最初にこの画面を表示」のチェックボックス
FL…初期表示切替フラグ
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンピュータで、周辺装置の設定を行ない周辺装置を制御する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタをコンピュータにつないで、コンピュータで作成した印刷データをプリンタに印刷しようとするとき、コンピュータに、プリンタの機種毎に用意されたプリンタドライバと呼ばれるソフトウェアを組み込む必要がある。そして、そのプリンタドライバを用いて、印刷する用紙や印刷品質や目的などの各種情報をコンピュータに対して設定する処理を行なう。この処理が、「プリンタの設定」と呼ばれるものである。この結果、プリンタを用いた印刷の準備が整う。
【0003】
このプリンタの設定は、操作者による次の操作によって行なわれる。操作者は、まず、プリンタドライバを起動することで、ディスプレイにデータ入力用のウィンドウを表示する。このデータ入力用ウィンドウには、複数のタブウィンドウが用意されており、作業者によるクリック操作により、一つのタブウィンドウが選択される。次いで、作業者は、タブウィンドウを順に切り換えながら、タブウィンドウに備えられる各種の入力欄に対して、マウス等の入力装置を操作することによりデータを入力する。この結果、プリンタドライバに各種情報を設定するプリンタの設定がなされる。
【0004】
プリンタドライバでは、データ入力用のウィンドウとして、初級者向けの基本入力用のものと上級者向けの詳細入力用のものとの2種類を提供する場合があり、使用するコンピュータの機種やOSに応じて適切な方のウィンドウが表示されるようにインストールがなされている。また、他の構成として、基本入力用のウィンドウをまず表示するようにして、そのウィンドウ内に設けられた所定のボタンがマウスクリックされたときに、新たな詳細入力用のウィンドウを表示するように構成されたものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のプリンタドライバでは、一つのタブウィンドウを、基本入力用のものと詳細入力用のものとに切り替えて使用することができないという問題があった。インストール時に基本入力用または詳細入力用に設定する前者の構成では、一つのタブウィンドウ内で画面の切り替えを行なうことはできなかったし、基本入力用のウィンドウから詳細入力用のウィンドウを開く後者の構成では、2つのウィンドウが開くことになり、ウィンドウの開閉の手間が煩雑になる等、操作性が劣っていた。
【0006】
この発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、一つのデータ入力用のタブウィンドウを、基本入力用のものと詳細入力用のものとに容易に切り替え可能として、操作性を高めることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
前述した課題の少なくとも一部を解決するための手段として、以下に示す構成をとった。
【0008】
この発明のコンピュータ装置は、
表示装置と、周辺装置と、操作者により操作される入力装置とに接続され、前記周辺装置に固有の動作を実行させるコンピュータ装置であって、
複数のタブウィンドウの内の一つを切り換え可能に表示するデータ入力用ウィンドウを、前記表示装置に表示させる表示制御手段と、
前記タブウィンドウへの前記入力装置からの入力データを取り込む入力制御手段と、
該取り込んだ入力データに基づいて、前記周辺装置を制御する周辺装置制御手段と
を備え、さらに、
前記表示制御手段は、
前記複数のタブウィンドウの内の少なくとも一つのタブウィンドウ内に、データ入力用の各種の入力欄を備える子ウィンドウを複数、形成する子ウィンドウ形成手段と、
前記形成された複数の子ウィンドウの内の少なくとも一つを表示状態とし、他の子ウィンドウを非表示状態とする表示/非表示制御手段と、
前記表示/非表示制御手段により表示状態とされる子ウィンドウを切り替える表示切替手段と
を備えるコンピュータ装置を要旨としている。
【0009】
この構成のコンピュータ装置によれば、少なくとも一つのタブウィンドウ内に、複数の子ウィンドウが形成され、複数の子ウィンドウの内の一つが表示状態に、他の子ウィンドウが非表示状態となり、さらに、表示状態とされる子ウィンドウが切り替えられる。したがって、一つのタブウィンドウを、2種類のウィンドウに容易に切り替えることができる。特に、2つのウィンドウを開くわけではないので、ウィンドウの開閉の手間が煩雑になる等、操作性が劣ることもない。
【0010】
前記子ウィンドウ形成手段は、前記少なくとも一つのタブウィンドウに、空欄となるように情報の設定を行なった上で、このタブウィンドウに前記複数の子ウィンドウを形成する構成とすることができる。
【0011】
この構成によれば、タブウィンドウは、複数の子ウィンドウだけが切り換えて表示されることになる。このために、タブウィンドウを複数の子ウィンドウに切り換え可能ながらも、シンプルな構成とすることができる。
【0012】
前記構成のコンピュータ装置において、前記入力装置による特定の操作を受け付ける特定操作受付手段と、前記入力装置から特定の操作があったときに、前記タブウィンドウ内に表示させる子ウィンドウを選択的に切り替える子ウィンドウ表示切替手段とを備える構成とすることができる。この構成のコンピュータ装置によれば、操作者は、入力装置を操作することで、子ウィンドウの切り替えを容易に行なうことができる。
【0013】
前記構成のコンピュータ装置において、前記複数の子ウィンドウの表示位置は、重複した関係となるように定められた構成とすることができる。この構成によれば、子ウィンドウのサイズを大きくすることができる。
【0014】
前記構成のコンピュータ装置において、前記複数の子ウィンドウが形成されるタブウィンドウは、特定のカテゴリに含まれる種類のデータを入力するためのものであり、前記複数の子ウィンドウは、基本入力用のウィンドウと詳細入力用のウィンドウである構成とすることができる。この構成によれば、初級者向けの基本入力用のウィンドウと上級者向けの詳細入力用のウィンドウとを用意することができる。
【0015】
前記構成のコンピュータ装置において、前記表示制御手段は、複数の子ウィンドウの内の少なくとも一つに、該ウィンドウを最初に表示することを指示するための入力操作受付スイッチを表示させる手段を備え、当該コンピュータ装置は、前記入力操作受付スイッチの状態を記憶するスイッチ状態記憶部を備え、前記表示/非表示制御部は、前記データ入力用ウィンドウの当初表示時に、前記スイッチ状態記憶部に記憶された入力操作受付スイッチの状態に基づいて、前記表示状態とする子ウィンドウを決定する手段を備える構成とすることができる。
【0016】
この構成によれば、操作者は、入力操作受付スイッチを入力装置を用いて操作することで、次回の起動時に、その入力操作受付スイッチを備えた子ウィンドウから表示することができる。このために、操作者は、通常使用するウィンドウを最初に表示することができることから、このコンピュータ装置は、より操作性に優れている。
【0017】
前記構成のコンピュータ装置において、前記周辺装置は、プリンタである構成とすることができる。この構成によれば、プリンタへの印刷を実行させることができる。
【0018】
この発明の周辺装置制御方法は、
表示装置と、周辺装置と、操作者により操作される入力装置とに接続され、前記周辺装置に固有の動作を実行させる周辺装置制御方法であって、
(a)複数のタブウィンドウの内の一つを切り換え可能に表示するデータ入力用ウィンドウを前記表示装置に表示させるステップと、
(b)前記タブウィンドウへの前記入力装置からの入力データを取り込むステップと、
(c)該取り込んだ入力データに基づいて、前記周辺装置を制御するステップと
を備え、さらに、
前記ステップ(a)は、
(a−1)前記複数のタブウィンドウの内の少なくとも一つのタブウィンドウ内に、データ入力用の各種の入力欄を備える子ウィンドウを複数、形成するステップと、
(a−2)前記形成された複数の子ウィンドウの内の少なくとも一つを表示状態とし、他の子ウィンドウを非表示状態とするステップと、
(a−3)前記ステップ(a−2)により表示状態とされる子ウィンドウを切り替えるステップと
を備えることを特徴としている。
【0019】
この発明のコンピュータプログラムは、
表示装置と、周辺装置と、操作者により操作される入力装置とに接続されるコンピュータに対して、前記周辺装置に固有の動作を実行させる処理を実行させるコンピュータプログラムであって、
(a)複数のタブウィンドウの内の一つを切り換え可能に表示するデータ入力用ウィンドウを前記表示装置に表示させる機能と、
(b)前記タブウィンドウへの前記入力装置からの入力データを取り込む機能と、
(c)該取り込んだ入力データに基づいて、前記周辺装置を制御する機能と
を実現するとともに、
前記機能(a)は、
(a−1)前記複数のタブウィンドウの内の少なくとも一つのタブウィンドウ内に、データ入力用の各種の入力欄を備える子ウィンドウを複数、形成する機能と、
(a−2)前記形成された複数の子ウィンドウの内の少なくとも一つを表示状態とし、他の子ウィンドウを非表示状態とする機能と、
(a−3)前記機能(a−2)により表示状態とされる子ウィンドウを切り替える機能と
を備えることを特徴としている。
【0020】
前記構成の周辺装置制御方法およびコンピュータプログラムは、前記コンピュータ装置と同様な作用・効果を有しており、一つのタブウィンドウを、2種類のウィンドウに容易に切り替え可能として、操作性を高めることができる。
【0021】
この発明の記録媒体は、この発明のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を特徴としている。この記録媒体は、この発明の各コンピュータプログラムと同様な作用・効果を有している。
【0022】
上記構成のコンピュータプログラムにおいて、前記機能(a)は、複数の子ウィンドウの内の少なくとも一つに、該ウィンドウを最初に表示することを指示するための入力操作受付スイッチを表示させる機能を備え、当該コンピュータプログラムは、(f)前記入力操作受付スイッチの状態を記憶する機能を実現し、前記機能(a−2)は、前記データ入力用ウィンドウの当初表示時に、前記機能(f)により記憶された入力操作受付スイッチの状態に基づいて、前記表示状態とする子ウィンドウを決定する機能を備える構成とし、さらには、前記機能(f)により前記入力操作受付スイッチの状態を記憶する箇所が、当該コンピュータプログラムがインストールされたコンピュータ装置の不揮発性メモリである構成とすることもできる。
【0023】
この構成によれば、通常使用するウィンドウを起動時の最初に表示することができることから、このコンピュータ装置は、より操作性に優れている。特に、コンピュータ装置の不揮発性メモリに入力操作受付スイッチの状態を記憶するように構成されていることから、コンピュータ装置の電源が切られた以後も上記のような起動時の表示を可能とすることができる。
【0024】
【発明の他の態様】
この発明は、以下のような他の態様も含んでいる。その第1の態様は、この発明のコンピュータプログラムを通信経路を介して供給するプログラム供給装置としての態様である。この第1の態様では、コンピュータプログラムをコンピュータネットワーク上のサーバなどに置き、通信経路を介して、必要なプログラムをコンピュータにダウンロードし、これを実行することで、上記の装置や方法を実現することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。この実施例を、次の順序に従って説明する。
A.装置の構成:
B.コンピュータ処理:
C.作用・効果
D.他の実施形態:
【0026】
A.装置の構成:
図1は、この発明の一実施例を適用するコンピュータシステム10のハードウェアの概略構成を示すブロック図である。このコンピュータシステム10は、いわゆるパーソナルコンピュータ(以下、単にコンピュータと呼ぶ)を中心に備え、その周辺にCRTディスプレイ(以下、単にディスプレイと呼ぶ)12とプリンタ13を備える。コンピュータは、コンピュータ本体16とキーボード18とマウス20を備える。なお、このコンピュータ本体16には、CD−ROM22の内容を読み取るCDドライブ24が搭載されている。プリンタ13は、インク滴を吐出することにより、用紙の表面にドットを形成する所謂インクジェットプリンタであり、キャリッジを主走査方向に往復動させつつ、用紙を副走査方向に搬送することにより、用紙への画像記録を行なう。
【0027】
コンピュータ本体16は、中央演算処理装置としてのCPU30を中心にバスにより相互に接続されたROM31、RAM32、表示画像メモリ33、マウスインタフェース34、キーボードインタフェース35、CDC36、HDC37、CRTC38、プリンタインタフェース39およびI/Oポート41を備える。ROM31は、内蔵されている各種プログラム等を記憶する読み出し専用のメモリである。RAM32は、各種データ等を記憶する読み出し・書込み可能なメモリである。表示画像メモリ33は、ディスプレイ12に表示する画像の画像データを記憶するメモリである。
【0028】
マウスインタフェース34は、マウス20とのデータ等のやり取りを司るインタフェースである。キーボードインタフェース35は、キーボード18からのキー入力を司るインタフェースである。CDC36は、CDドライブ(CDD)24を制御するCDコントローラである。HDC37は、ハードディスクドライブ(HDD)42を制御するハードディスクコントローラである。HDD42には、後述するコンピュータプログラム等が予め記憶されている。
【0029】
CRTC38は、表示画像メモリ33に記憶される表示画像データに基づいてディスプレイ12における画像の表示を制御するCRTコントローラである。プリンタインタフェース39は、プリンタ13へのデータの入出力を制御するインタフェースである。I/Oポート41は、シリアル出力のポートを備えており、モデム44に接続されており、このモデム44を介して、公衆電話回線46に接続されている。コンピュータ本体16は、モデム44を介して、外部のネットワークに接続されており、特定のサーバ47に接続可能となっている。
【0030】
このコンピュータシステム10では、オペレーティングシステム(ここでは、Windows 98)はHDD42に記憶されており、コンピュータ本体16に電源を投入すると、HDD42のブートブロックに書き込まれたローダに従ってRAM32の所定の領域にロードされる。また、プリンタ13の機種毎に用意されるプリンタドライバは、CD−ROM22に予め格納されており、所定のインストールプログラムを起動することでCDドライブ24からコンピュータ本体16にインストールされる。このインストールされたプリンタドライバは、HDD41に記憶されており、コンピュータ本体16に電源を投入したときに、オペレーティングシステムに組み込まれ、RAM32の所定の領域にロードされる。
【0031】
プリンタドライバをCPU30が実行することによって本発明の各種構成要件は実現される。このプリンタドライバは、前述したように、CD−ROM22に格納されたものであるが、これに替えて、フロッピィディスク、光磁気ディスク、ICカード等の他の携帯型記録媒体(可搬型記録媒体)に格納された構成としてもよい。また、前述したコンピュータプログラムは、外部のネットワークに接続される特定のサーバ47から、ネットワークを介して提供されるプログラムデータをダウンロードして、RAM32またはHDD42に転送することにより得るようにすることもできる。なお、上記ネットワークとしては、インターネットであってもよく、特定のホームページからダウンロードして得たコンピュータプログラムであってもよい。あるいは、電子メールの添付ファイルの形態で供給されたコンピュータプログラムであってもよい。
【0032】
以上説明したハードウェア構成を有するコンピュータシステム10による印刷の様子について次に説明する。図2は、コンピュータ本体16が扱う画像情報から印刷が行なわれるまでの処理の様子を示すブロック図である。図示するように、コンピュータ本体16の内部で動作しているアプリケーションプログラム51により、画像の処理を行ないつつビデオドライバ52を介してディスプレイ12に画像を表示している。また、このアプリケーションプログラム51が、印刷命令を発行すると、コンピュータ本体16内のプリンタドライバ53が、画像データをアプリケーションプログラム51から受け取り、これをプリンタ13が印刷可能な信号に変換している。
【0033】
図2に示した例では、プリンタドライバ53の内部には、プリンタ13を制御するプリンタ制御部54が備えられている。プリンタ制御部54の内部には、アプリケーションプログラム51が扱っている画像データをドット単位の色情報に変換するラスタライザ55、ドット単位の色情報に変換された画像データ(階調データ)に対してプリンタ13の発色の特性に応じた色補正を行なう色補正モジュール56、色補正された後の画像データからドット単位でのインクの有無によりある面積での濃度を表現するいわゆるハーフトーンの画像情報を生成するハーフトーンモジュール57が備えられている。こうして処理された画像データは、ラスタライザ55によりプリンタ13に転送すべきデータ順に並べ替えられ、最終的な画像データとしてプリンタ13に出力される。
【0034】
また、プリンタドライバ53の内部には、データ入力用ウィンドウWDを、ビデオドライバ52を介してディスプレイ12に表示する表示制御部58と、データ入力用ウィンドウWDへのマウス20からの入力データを取り込む入力制御部59とが備えられている。データ入力用ウィンドウWDには、複数のタブウィンドウTWDが用意され、表示が切り換え可能となっている。表示制御部58には、子ウィンドウ形成部58aと、表示/非表示制御部58bと、表示切替部58cとが備えられている。子ウィンドウ形成部58a、表示/非表示制御部58bおよび表示切替部58cの働きにより、タブウィンドウTWDに、複数の子ウィンドウWD1,WD2のうちのいずれか一つが表示される。その表示された子ウィンドウWD1からの入力データは、入力制御部59により取り込まれ、プリンタ制御部54に送られ、その入力データに応じた印刷をプリンタ13に実行させる。具体的には、入力データに含まれる色補正の情報は、色補正モジュール56に送られ、ハーフトーンの種類の情報は、ハーフトーンモジュール57に送られる等する。こうした構成により、作業者は、子ウィンドウからマウス20を使って入力する入力データを変更することにより、プリンタ13による印刷を、色や濃淡の調整等、種々コントロールすることができる。
【0035】
B.コンピュータ処理:
コンピュータ本体16のCPU30でプリンタドライバ53を実行することで、上記構成の表示制御部58と入力制御部59を実現している。表示制御部58と入力制御部59は、「プリンタの設定」の制御処理が対応する。この実施例のプリンタの設定の制御処理について、以下、詳細に説明する。
【0036】
図3および図4は、プリンタの設定の制御ルーチンを示すフローチャートである。このルーチンは、プリンタドライバ53に含まれるのもので、プリンタプロパティの操作を受けたときに実行開始される。プリンタプロパティの操作には、次の2通りがある。Windows98(マイクロソフト社の登録商標)を搭載するコンピュータを例に挙げて説明すると、第1のプリンタプロパティの操作は、まず、[スタート]ボタンをクリックし、[設定]をポイントし、[プリンタ]をクリックするといった操作により、[プリンタ]フォルダを開き、次いで、[プリンタ]フォルダに表示された印刷しようとするプリンタのアイコンを右クリックすることで、そのプリンタのプロパティのウィンドウを開くといった操作である。
【0037】
第2のプリンタプロパティの操作は、アプリケーションプログラムからの操作である。使用中のアプリケーションプログラムで[ファイル]メニューをクリックし、[印刷]をクリックするといった操作により、[印刷]のダイアログボックスを開き、次いで、このダイアログボックスにある[プロパティ]ボタンをクリックすることで、プリンタのプロパティのウィンドウを開くといった操作である。
【0038】
上記第1または第2のプリンタプロパティの操作を受け付けると、CPU30は、このプリンタの設定の制御ルーチンを実行開始する。図3に示すように、処理が開始されると、CPU30は、まず、プリンタプロパティのダイアログボックスDBをディスプレイ12に表示する処理を行なう(ステップS100)。
【0039】
図5は、プリンタプロパティのダイアログボックスDBを示す説明図である。図示するように、プリンタプロパティのダイアログボックスDBには、「メイン」、「レイアウト」、「その他」の3種類のタブウィンドウ(以下、単に「タブ」と呼ぶ)TB1,TB2,TB3が用意されている。各タブTB1,TB2,TB3は、特定のカテゴリ毎に分けられており、「メイン」のタブTB1は、印刷品質や用紙に関わる基本的な情報を設定するためのものであり、「レイアウト」のタブTB2は、印刷のレイアウトについての各種情報を設定するためのものであり、「その他」のタブTB3は、その他有用な情報を設定するためのものである。なお、「メイン」のタブTB1は、前述したデータ入力用ウィンドウWD(図2参照)に相当する。
【0040】
このステップS100では、詳細には、このダイアログボックスDBの表示のために、各タブTB1,TB2,TB3毎に対応するレイアウト情報とプロシージャをオペレーティングシステムに登録する作業も行なう。図6は、この作業によって登録される情報の一例を模式化して示す説明図である。図示するように、登録内容を示すファイルTFは、タブ枚数を記憶するデータ項目F1と、各タブ毎の登録内容を記憶するデータ項目F2(1),F2(2),F2(3)とを備える。各データ項目F2(1)〜F2(3)には、該当するタブのレイアウトを表わすレイアウト情報と、プロシージャがそれぞれ記憶される。レイアウト情報とプロシージャとにより、各タブ毎に、データ入力用の各種の入力欄を備えるダイアログボックスのデザインが定められることになる。
【0041】
なお、プリンタプロパティのダイアログボックスDBは、前述したように、「メイン」、「レイアウト」、「その他」の3種類のタブTB1,TB2,TB3を備えるが、これは、前述した第2のプリンタプロパティの操作を受け付けてこの制御ルーチンが実行開始された場合であり、前述した第1のプリンタプロパティの操作を受け付けてこの制御ルーチンが実行開始された場合には、上記と同じ「メイン」、「レイアウト」、「その他」の3種類のタブTB1,TB2,TB3を備えた上で、さらに、「全般」のタブと「詳細」のタブを備える構成となっている。「全般」のタブと「詳細」のタブについては、プリンタの種類によらないものであり、ここでは詳しい説明を省略する。このステップS100の段階では、「メイン」のタブTB1がダイアログボックスDBの前面に表示される。その後、操作者によるマウス20のクリック操作により、これらタブの中から所望のタブがダイアログボックスDBの前面に切り替え表示される。
【0042】
なお、このステップS100では、図5に示すように、「メイン」のタブTB1に限っては空欄となるように、このタブTB1に対応するデータ項目F2(1)のレイアウト情報とプロシージャが定められている。図3に戻り、ステップS100の実行後、CPU30は、上記空欄となっている「メイン」のタブTB1に、基本入力用の子ウィンドウと詳細入力用の子ウィンドウとを追加する処理を行なう(ステップS110)。具体的には、図6に示すように、登録内容を示すファイルTFにおいて、「メイン」のタブTB1に対応するデータ項目F2(1)のプロシージャ(「プロシージャ−1」)内で、二つの子ウィンドウを作成する。二つの子ウィンドウは、図中、「レイアウト−A」と「プロシージャ−A」とで示される基本入力用の子ウィンドウと、「レイアウト−B」と「プロシージャ−B」とで示される詳細入力用の子ウィンドウとである。
【0043】
基本入力用と詳細入力用の2つの子ウィンドウは、それぞれデータ入力用の各種の入力欄を備えるようにデザインされており、そのデザインは、「レイアウト−A」と「プロシージャ−A」、および「レイアウト−B」と「プロシージャ−B」によって表わされる。各デザインは、図8と図9に示すもので後ほど詳しく説明するが、図7に示すように、「メイン」のタブTB1内に、2つの子ウィンドウW1,W2は、完全に重なるように同じ位置に配置されるように定められる。なお、図示においては、記載の都合から、2つの子ウィンドウW1,W2は、ずれて記載されている。また、表側に記載された子ウィンドウW2は、実際のデザインは図9に示すもので、図7においては省略して記載されている。
【0044】
図3に戻り、ステップS110の実行後、CPU30は、RAM32に格納される初期表示切替フラグFLが値0であるか否かを判別する(ステップS120)。初期表示切替フラグFLは、後述するステップでセットされるものであり、デフォルトとしては値0がセットされている。ステップS120で、初期表示切替フラグFLが値0であると判別されると、基本入力用の子ウィンドウW1の可視性を表示させる設定に、詳細入力用の子ウィンドウW2の可視性を表示させない設定に切り替える処理を行なう(ステップS130)。
【0045】
一方、ステップS120で否定判別、すなわち、初期表示切替フラグFLが値1であると判別された場合には、基本入力用の子ウィンドウW1の可視性を表示させない設定に、詳細入力用の子ウィンドウW2の可視性を表示させる設定に切り替える処理を行なう(ステップS140)。
【0046】
ステップS130またはステップS140の処理により、「メイン」のタブTB1内に重ねて配置された基本入力用と詳細入力用の子ウィンドウW1,W2は、いずれか一方だけが表示され、他方は非表示となって隠れた状態となる。それらの表示/非表示は、2つの子ウィンドウW1,W2の間で切り替えられる。
【0047】
図8は、基本入力用の子ウィンドウW1が表示状態にある「メイン」のタブTB1を表わす説明図である。図示するように、基本入力用の子ウィンドウW1には、「印刷品質」、「用紙オプション」、「印刷オプション」、「印刷方向」の4つの入力用エリアAR1,AR2,AR3,AR4と、「インク残量」の出力用エリアAR5とが設けられている。「印刷品質」の入力用エリアAR1は、印刷の品質を定めるためのもので、「ドラフト」、「テキスト」、「テキスト&イメージ」、「フォト」、「ベストフォト」の5種類のラジオボタンを備える。
【0048】
「用紙オプション」の入力用エリアAR2は、用紙の種類を設定する「種類」の入力フィールドと、用紙サイズを設定する「サイズ」の入力フィールドを備える。「種類」の入力フィールドには、「普通紙」、「スーパーファイン専用紙」、「専用光沢紙」等の選択肢が用意されている。「サイズ」の入力フィールドには、「A4 210×297mm」、「A4横 210×297mm」、「洋封筒 120×235」、「ハガキ 100×147mm」等の選択肢が用意されている。「印刷オプション」の入力用エリアAR3は、両面印刷を指定するチェックボックスと、印刷プレビューの要否を指定するチェックボックスとを備える。
【0049】
「用紙方向」の入力用エリアAR4は、用紙における印刷の方向を示すものであり、「縦」、「横」のラジオボタンを備える。「インク残量」の出力用エリアAR5には、黒とカラーの両インクの残量をそれぞれ示す表示メータが表示される。さらに、この基本入力用の子ウィンドウW1の下方には、子ウィンドウ切替用のボタンBT1が設けられている。この子ウィンドウ切替用のボタンBT1には、「詳細」と記されている。
【0050】
図9は、詳細入力用の子ウィンドウW2が表示状態にある「メイン」のタブTB1を表わす説明図である。図示するように、詳細入力用の子ウィンドウW2には、「用紙&品質オプション」、「印刷方向」、「印刷オプション」、「カラー調整」の4つの入力用エリアXAR1,XAR2,XAR3,XAR4とが設けられている。「用紙&品質オプション」の入力用エリアXAR1は、印刷の品質と用紙サイズを定めるためのもので、基本入力用の子ウィンドウW1の「印刷品質」の入力用エリアAR1と「用紙オプション」の入力用エリアAR2に対応する。
【0051】
「印刷方向」の入力用エリアXAR2は、基本入力用の子ウィンドウW1の「印刷方向」の入力用エリアAR2に対応する。「印刷オプション」の入力用エリアXAR3は、基本入力用の子ウィンドウW1の「印刷オプション」の入力用エリアAR3に対応し、この入力用エリアAR3に備えられるチェックボックス以外にも、最小余白を指定するチェックボックスと、ハイスピード印刷を指定するチェックボックスと、黒インクのみの印刷を指定するチェックボックスと、「エッジ」の印刷を行なうことを指定するチェックボックスとを備える。
【0052】
「カラー調整」の入力用エリアXAR4は、色補正に関わる各種の情報を設定するもので、「ドライバによる色補正」、「写真画質向上」、「ICM」が選択肢として用意され、その上で、明度、コントラスト、彩度の強弱が設定可能となっている。さらに、この詳細入力用の子ウィンドウW2の下方には、「最初にこの画面を表示」のチェックボックスXCBと、子ウィンドウ切替用のボタンXBT1が設けられている。この子ウィンドウ切替用のボタンXBT1には、「基本」と記されている。
【0053】
基本入力用の子ウィンドウW1と詳細入力用の子ウィンドウW2との関係は、基本入力用の子ウィンドウW1から入力可能な情報は、詳細入力用の子ウィンドウW2から全て入力可能となっており、詳細入力用の子ウィンドウW2からは、基本入力用の子ウィンドウW1よりも多くの情報を手動にてさらに設定できるようになされている。
【0054】
CPU30は、図3のステップS130またはステップS140の処理を終えると、図4のステップS150に処理を進める。ステップS150では、CPU30は、プリンタプロパティのダイアログボックスDBからのマウス20による入力を受け付ける。続いて、CPU30は、ステップS150で受け付けたマウス入力が、「メイン」のタブTB1以外の他のタブへの切り替えを示すものであるか否かを判別する(ステップS160)。ここで、肯定判別された場合には、その切り替え先のタブに応じた処理を実行する(ステップS170)。このステップS170の処理については、この発明とは関係しないことから詳しい説明は省略する。
【0055】
一方、ステップS160で否定判別された場合には、CPU30は、ステップS180に処理を進めて、ステップS150で受け付けたマウス入力が、子ウィンドウ切替用のボタンBT1(もしくはXBT1)のクリックを示すものであるかを否かを判別する。ここで、肯定判別された場合には、基本入力用と詳細入力用の2つの子ウィンドウW1,W2の表示/非表示を反転させる処理を行なう(ステップS190)。詳細には、現在、図8に示すように、プリンタプロパティのダイアログボックスに基本入力用の子ウィンドウW1が表示されている場合には、基本入力用の子ウィンドウW1の可視性を表示させない設定に、詳細入力用の子ウィンドウW2の可視性を表示させる設定に切り替えることで、図9に示すように、詳細入力用の子ウィンドウW2を表示させる。
【0056】
現在、図9に示すように、プリンタプロパティのダイアログボックスに詳細入力用の子ウィンドウW2が表示されている場合には、基本入力用の子ウィンドウW1の可視性を表示させる設定に、詳細入力用の子ウィンドウW2の可視性を表示させない設定に切り替えることで、図8に示すように、基本入力用の子ウィンドウW1を表示させる。ステップS190の実行後、CPU30は、ステップS150に処理を戻して、プリンタプロパティのダイアログボックスDBからの次のマウス入力を受け付ける。
【0057】
一方、ステップS180で、否定判別、すなわち、子ウィンドウ切替用のボタンBT1(もしくはXBT1)がクリックされていないと判別された場合には、CPU30は、ステップS200に処理を進めて、ステップS150で受け付けたマウス入力が、「最初にこの画面を表示」のチェックボックスXCBのクリックを示すものであるかを否かを判別する。ここで、肯定判別された場合には、上記初期表示切替フラグFLを値1にセットする(ステップS210)。ステップS210の実行後、CPU30は、ステップS150に処理を戻して、プリンタプロパティのダイアログボックスDBからの次のマウス入力を受け付ける。
【0058】
なお、上記初期表示切替フラグFLは、前述したようにRAM32に格納されるが、コンピュータ本体16の電源を落としたときには、HDD41に一旦セーブされ、次回の電源投入時に、プリンタドライバと同時に、RAM32にロードされる。このために、ステップS210で初期表示切替フラグFLにセットした値は、コンピュータ本体16の電源のオフに拘わらず保持される。なお、HDD42に対比する構成に替えて、初期表示切替フラグFLを、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリに読み書きする構成とすることもできる。
【0059】
一方、ステップS200で、否定判別、すなわち、「最初にこの画面を表示」のチェックボックスXCBがクリックされていないと判別された場合には、CPU30は、ステップS220に処理を進めて、ステップS150で受け付けたマウス入力が、プリンタプロパティのダイアログボックスDBの下方に設けられた「OK」ボタンBT2のクリックを示すものであるか否かを判別する。ここで、否定判別された場合には、ステップS150で受け付けたマウス入力に応じた情報を、ダイアログボックスDB内の各入力欄に定める処理を行なう。すなわち、ステップS150からステップS230までの処理により、CPU30は、プリンタプロパティのダイアログボックスDBに備えられた各入力欄に対するマウス20による変更の操作指令を取り込んで、その変更の結果をその入力欄に定める(表示し直す)という処理を行なう。
【0060】
ステップS230の実行後、CPU30は、ステップS150に処理を戻して、ダイアログボックスDBからの次のマウス入力を受け付ける。一方、ステップS220で、肯定判別、すなわち、ステップS150で受け付けたマウス入力が「OK」ボタンBT2のクリックを示すものであると判別された場合には、CPU30は、ステップS240に処理を進めて、プリンタプロパティのダイアログボックスDBに表示された各種の設定情報を、RAM32の設定情報記憶用のデータファイルに書き込む処理を行なう。ステップS127の実行後、「リターン」に抜けて、このプリンタの設定の制御ルーチンを一旦終了する。
【0061】
プリンタの設定の制御ルーチンを終えると、別の制御ルーチンに従い、CPU30は、設定情報記憶用のデータファイルに記憶されたデータに応じた印刷をプリンタ13に実行させる。この制御ルーチンについては周知の構成であるから、ここでは説明を省略する。
【0062】
上記構成のプリンタの設定の制御ルーチンのうちのステップS110の処理が、前述した子ウィンドウ形成部58a(図2)に対応し、ステップS120ないしS140の処理が、前述した表示/非表示制御部58b(図2)に対応し、ステップS180およびS190の処理が、前述した表示切替部58c(図2)に対応する。
【0063】
C.作用・効果
以上のように構成されたこの実施例のコンピュータシステムによれば、プリンタプロパティのダイアログボックスDBの「メイン」のタブTB1内に、基本入力用と詳細入力用の2つの子ウィンドウW1、W2が形成され、一方の子ウィンドウW1(W2)が表示状態に、他方の子ウィンドウW2(W1)が非表示状態にセットされる。さらに、表示状態とされる子ウィンドウW1,W2が両者の間で切り替え可能となっている。このために、このコンピュータ装置では、一つのタブを、2種類のウィンドウW1,W2の内容に容易に切り替えることができるという効果を奏する。特に、この実施例では、各ウィンドウW1,W2に設けた子ウィンドウ切替用のボタンBT1(XBT1)をクリック操作するだけで、ダイアログボックスDBの表示を他方側の子ウィンドウに容易に切り替えることができる。
【0064】
従来の技術では、基本入力用のものと詳細入力用のものとにタブウィンドウを切り替えようとする場合には、プリンタドライバのインストールからやり直したり、あるいは、なんらかの設定を行なった後にコンピュータ本体16を再起動を行なうといったことが必須であり、これに較べて、この実施例のコンピュータシステムによれば、表示されている入力用の画面を容易に切り替えることができる。
【0065】
また、この実施例のコンピュータシステムによれば、「メイン」のタブTB1に、空欄となるように情報の設定を行なった上で、このタブウィンドウに子ウィンドウW1,W2を形成する構成が取られている。この構成によれば、「メイン」のタブTB1には、子ウィンドウW1,W2だけが切り換えて表示されることになる。このために、タブTB1を複数の子ウィンドウW1,W2に切り換え可能ながらも、シンプルな構成とすることができる。
【0066】
さらに、この実施例のコンピュータシステムによれば、操作者は、詳細入力用の画面に設けられた「最初にこの画面を表示」のチェックボックスXCBをチェックすることで、その後、このプリンタプロパティのダイアログボックスDBを開いたときの最初の画面を詳細入力用の画面とすることができる。このために、操作者は、通常使用するウィンドウを最初に表示することができることから、このコンピュータシステムは、より操作性に優れている。
【0067】
さらに、この実施例のコンピュータシステムでは、基本入力用の子ウィンドウW1と詳細入力用の2つの子ウィンドウW2との表示位置は、重複した関係となるように定められている。このために、子ウィンドウW1,W2のサイズを大きくすることができる。
【0068】
この実施例では、プリンタプロパティのダイアログボックスDB内に、「メイン」のタブTB1を含めて複数のタブTB1〜TB3が切り替えて表示される構成とし、さらに、「メイン」のタブTB1内に、基本入力用の子ウィンドウW1と詳細入力用の子ウィンドウW2とが切り替えて表示されるように構成されている。このために、2つの子ウィンドウW1,W2により、複数通りのデータ入力が可能となり、さらに、複数のタブTB1〜TB3により、より一層、多数通りのデータ入力が可能となる。
【0069】
D.他の実施形態:
本発明の他の実施形態について、次に説明する。
(1)前記実施例では、特定操作受付手段として、プリンタプロパティのダイアログボックスDBに子ウィンドウ切替用のボタンBT1を設ける構成としたが、これに換えて、キーボード18を用いて特定のキー入力([Ctrl]+[Shift]+[S])がなされたことを受け付ける構成とすることもできる。
【0070】
(2)前記実施例では、ダイアログボックスDBのタブTB1に形成される子ウィンドウを、基本入力用のものと詳細入力用のものの2つとしたが、これに換えて、初級用、中級用、上級用といった3つとしてもよい。あるいは、それ以上の数の子ウィンドウを形成する構成とすることもできる。また、各子ウィンドウの用途は、操作者の技能を意識した基本入力用、詳細入力用といったものに限る必要もない。また、前記実施例では、2つの子ウィンドウW1,W2が、特定のカテゴリ(基本的な情報を設定するための「メイン」というカテゴリ)に含まれる種類のデータを入力するためのものに構成されていたが、これに換えて、無関係の情報を個別に入力する構成とすることもできる。
【0071】
(3)前記実施例では、ダイアログボックスDBのタブTB1に形成される2つの子ウィンドウW1,W1は、完全に重なるように同じ位置に配置されていたが、これに換えて、一部分だけ重なるように配置された構成とすることもできる。
【0072】
(4)前記実施例では、ダイアログボックスDBのタブTB1に2つの子ウィンドウW1,W1を形成して、両者の間で表示されるウィンドウを択一的に切り替えていたが、これに換えて、一つのタブT内に3つの子ウィンドウを形成して、2つの子ウィンドウを同時に表示状態とし(この2つの子ウィンドウは離間した位置関係にある必要がある)、残りの1つの子ウィンドウ(この子ウィンドウは上記2つの子ウィンドウとは重なった位置関係にあるのが好ましい)を非表示状態と設定し、その後、その非表示状態の子ウィンドウを表示状態に、上記表示されていた2つの子ウィンドウを非表示状態に切り替える構成とすることもできる。すなわち、タブウィンドウに表示される子ウィンドウを3以上として、そのうちの2以上の子ウィンドウを表示状態とし、その他の子ウィンドウを非表示状態として、その後、上記表示/非表示を切り替え可能とする構成とすることができる。
【0073】
(5)また、「メイン」のタブTB1だけに子ウィンドウW1,W1を形成する構成に替えて、「レイアウト」のタブTB2を含めた複数のタブにそれぞれ複数の子ウィンドウを形成する構成としてもよい。
【0074】
(6)前記実施例では、デバイスドライバが、プリンタドライバであったが、必ずしも制御する周辺装置はプリンタである必要はない。例えば、プリンタ以外にも印刷機能を有するファクシミリ装置やコピー装置を制御するドライバに本発明を適用することができる。また、必ずしも印刷機能を有する周辺装置に限る必要もなく、例えば、キーボードやディスプレイ、ディスク等であってもよい。
【0075】
以上、本発明の実施例を詳述してきたが、本発明は、こうした実施態様に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様にて実施することができるのは勿論のことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を適用するコンピュータシステム10のハードウェアの概略構成を示すブロック図である。
【図2】コンピュータ本体16が扱う画像情報から印刷が行なわれるまでの処理の様子を示すブロック図である。
【図3】CPUで実行されるプリンタ設定の制御ルーチンの前半部分を示すフローチャートである。
【図4】プリンタ設定の制御ルーチンの後半部分を示すフローチャートである。
【図5】プリンタプロパティのダイアログボックスDBを示す説明図である。
【図6】オペレーティングシステムに登録される情報の一例を模式化して示す説明図である。
【図7】「メイン」のタブTB1内に、2つの子ウィンドウW1,W2が形成されることを示す説明図である。
【図8】基本入力用の子ウィンドウW1が表示された「メイン」のタブTB1を示す説明図である。
【図9】詳細入力用の子ウィンドウW2が表示された「メイン」のタブTB1を示す説明図である。
【符号の説明】
10…コンピュータシステム
12…CRTディスプレイ
13…プリンタ
16…コンピュータ本体
18…キーボード
20…マウス
33…表示画像メモリ
34…マウスインタフェース
35…キーボードインタフェース
39…プリンタインタフェース
42…ハードディスクドライブ
44…モデム
46…公衆電話回線
47…サーバ
51…アプリケーションプログラム
52…ビデオドライバ
53…プリンタドライバ
54…プリンタ制御部
55…ラスタライザ
56…色補正モジュール
57…ハーフトーンモジュール
58…表示制御部
58a…子ウィンドウ形成部
58b…表示/非表示制御部
58c…表示切替部
59…入力制御部
DB…プリンタプロパティのダイアログボックス
TB1…「メイン」のタブウィンドウ
W1…基本入力用の子ウィンドウ
W2…詳細入力用の子ウィンドウ
BT1,XBT1…子ウィンドウ切替用のボタン
XCB…「最初にこの画面を表示」のチェックボックス
FL…初期表示切替フラグ
Claims (17)
- 表示装置と、周辺装置と、操作者により操作される入力装置とに接続され、前記周辺装置に固有の動作を実行させるコンピュータ装置であって、
複数のタブウィンドウの内の一つを切り換え可能に表示するデータ入力用ウィンドウを、前記表示装置に表示させる表示制御手段と、
前記タブウィンドウへの前記入力装置からの入力データを取り込む入力制御手段と、
該取り込んだ入力データに基づいて、前記周辺装置を制御する周辺装置制御手段と
を備え、さらに、
前記表示制御手段は、
前記複数のタブウィンドウの内の少なくとも一つのタブウィンドウ内に、データ入力用の各種の入力欄を備える子ウィンドウを複数、形成する子ウィンドウ形成手段と、
前記形成された複数の子ウィンドウの内の少なくとも一つを表示状態とし、他の子ウィンドウを非表示状態とする表示/非表示制御手段と、
前記表示/非表示制御手段により表示状態とされる子ウィンドウを切り替える表示切替手段と
を備えるコンピュータ装置。 - 前記子ウィンドウ形成手段は、前記少なくとも一つのタブウィンドウに、空欄となるように情報の設定を行なった上で、このタブウィンドウに前記複数の子ウィンドウを形成する構成である、請求項1に記載のコンピュータ装置。
- 請求項1または2に記載のコンピュータ装置であって、
前記入力装置による特定の操作を受け付ける特定操作受付手段と、
前記入力装置から特定の操作があったときに、前記タブウィンドウ内に表示させる子ウィンドウを選択的に切り替える子ウィンドウ表示切替手段と
を備えるコンピュータ装置。 - 前記複数の子ウィンドウの表示位置は、重複した関係となるように定められた請求項1ないし3のいずれかにに記載のコンピュータ装置。
- 前記複数の子ウィンドウが形成されるタブウィンドウは、特定のカテゴリに含まれる種類のデータを入力するためのものであり、
前記複数の子ウィンドウは、基本入力用のウィンドウと詳細入力用のウィンドウである、
請求項1ないし4のいずれかに記載のコンピュータ装置。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載のコンピュータ装置であって、
前記表示制御手段は、
複数の子ウィンドウの内の少なくとも一つに、該ウィンドウを最初に表示することを指示するための入力操作受付スイッチを表示させる手段を備え、
当該コンピュータ装置は、
前記入力操作受付スイッチの状態を記憶するスイッチ状態記憶部を備え、
前記表示/非表示制御部は、
前記データ入力用ウィンドウの当初表示時に、前記スイッチ状態記憶部に記憶された入力操作受付スイッチの状態に基づいて、前記表示状態とする子ウィンドウを決定する手段を備えるコンピュータ装置。 - 前記周辺装置は、プリンタである請求項1ないし6のいずれかに記載のコンピュータ装置。
- 表示装置と、周辺装置と、操作者により操作される入力装置とに接続され、前記周辺装置に固有の動作を実行させる周辺装置制御方法であって、
(a)複数のタブウィンドウの内の一つを切り換え可能に表示するデータ入力用ウィンドウを前記表示装置に表示させるステップと、
(b)前記タブウィンドウへの前記入力装置からの入力データを取り込むステップと、
(c)該取り込んだ入力データに基づいて、前記周辺装置を制御するステップと
を備え、さらに、
前記ステップ(a)は、
(a−1)前記複数のタブウィンドウの内の少なくとも一つのタブウィンドウ内に、データ入力用の各種の入力欄を備える子ウィンドウを複数、形成するステップと、
(a−2)前記形成された複数の子ウィンドウの内の少なくとも一つを表示状態とし、他の子ウィンドウを非表示状態とするステップと、
(a−3)前記ステップ(a−2)により表示状態とされる子ウィンドウを切り替えるステップと
を備える周辺装置制御方法。 - 表示装置と、周辺装置と、操作者により操作される入力装置とに接続されるコンピュータに対して、前記周辺装置に固有の動作を実行させる処理を実行させるコンピュータプログラムであって、
(a)複数のタブウィンドウの内の一つを切り換え可能に表示するデータ入力用ウィンドウを前記表示装置に表示させる機能と、
(b)前記タブウィンドウへの前記入力装置からの入力データを取り込む機能と、
(c)該取り込んだ入力データに基づいて、前記周辺装置を制御する機能と
を実現するとともに、
前記機能(a)は、
(a−1)前記複数のタブウィンドウの内の少なくとも一つのタブウィンドウ内に、データ入力用の各種の入力欄を備える子ウィンドウを複数、形成する機能と、
(a−2)前記形成された複数の子ウィンドウの内の少なくとも一つを表示状態とし、他の子ウィンドウを非表示状態とする機能と、
(a−3)前記機能(a−2)により表示状態とされる子ウィンドウを切り替える機能と
を備えるコンピュータプログラム。 - 前記機能(a−1)は、前記少なくとも一つのタブウィンドウに、空欄となるように情報の設定を行なった上で、このタブウィンドウに前記複数の子ウィンドウを形成するものである請求項9に記載のコンピュータ装置。
- 請求項9または10に記載のコンピュータプログラムであって、
(d)前記入力装置による特定の操作を受け付ける機能と、
(e)前記入力装置から特定の操作があったときに、前記タブウィンドウ内に表示させる子ウィンドウを選択的に切り替える機能と
を実現するコンピュータプログラム。 - 前記複数の子ウィンドウの表示位置は、重複した関係となるように定められた請求項9ないし11のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
- 前記複数の子ウィンドウが形成されるタブウィンドウは、特定のカテゴリに含まれる種類のデータを入力するためのものであり、
前記複数の子ウィンドウは、基本入力用のウィンドウと詳細入力用のウィンドウである、
請求項9ないし12のいずれかに記載のコンピュータプログラム。 - 請求項9ないし13のいずれかに記載のコンピュータプログラムであって、
前記機能(a)は、
複数の子ウィンドウの内の少なくとも一つに、該ウィンドウを最初に表示することを指示するための入力操作受付スイッチを表示させる機能を備え、
当該コンピュータプログラムは、
(f)前記入力操作受付スイッチの状態を記憶する機能を実現し、
前記機能(a−2)は、
前記データ入力用ウィンドウの当初表示時に、前記機能(f)により記憶された入力操作受付スイッチの状態に基づいて、前記表示状態とする子ウィンドウを決定する機能を備えるコンピュータプログラム。 - 前記機能(f)により前記入力操作受付スイッチの状態を記憶する箇所が、当該コンピュータプログラムがインストールされたコンピュータ装置の不揮発性メモリである請求項14に記載のコンピュータプログラム。
- 前記周辺装置は、プリンタである請求項9ないし15のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
- 請求項9ないし16のいずれかに記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002167604A JP2004013616A (ja) | 2002-06-07 | 2002-06-07 | コンピュータ装置および周辺装置制御方法並びにコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002167604A JP2004013616A (ja) | 2002-06-07 | 2002-06-07 | コンピュータ装置および周辺装置制御方法並びにコンピュータプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004013616A true JP2004013616A (ja) | 2004-01-15 |
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ID=30434807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002167604A Withdrawn JP2004013616A (ja) | 2002-06-07 | 2002-06-07 | コンピュータ装置および周辺装置制御方法並びにコンピュータプログラム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004013616A (ja) |
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2002
- 2002-06-07 JP JP2002167604A patent/JP2004013616A/ja not_active Withdrawn
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