JP2004000005U6 - 車両用ブレーキ圧力制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】理想的なブレーキ力分配を達成することである。。
【解決手段】ブレーキをかけたときに後軸ブレーキ圧力が,最も遅い後輪が最も速い前輪よりあらかじめ与えられた小さな値ΔVsだけより遅く走行するように制御されるところの車両用ブレーキ力制御装置が記載されている。これにより最適なブレーキ力分配が達成される。
【選択図】図1

Description

本考案は車両用ブレーキ圧力制御装置に関するものである。
通常の車両のブレーキ力分配は前軸および後軸のブレーキ力の間の関係に関するものである。
この関係は,ドライバが1つのブレーキペダルで両方の軸のブレーキをかけるのでドライバにより影響されるものではなく,したがって車両ブレーキの設計の際にはブレーキ力分配が完全に目的に合わせて決定されなければならない。
理想的なブレーキ力分配の目的は,一方では(動的軸荷重に対して)前軸および後軸に対して同じ強さでブレーキをかけることにあり,他方ではカーブでブレーキをかける場合にニュートラルな走行関係が得られるように分配を選択することにある。この場合ニュートラルの走行関係を得る目的は同じ大きさのブレーキをかけることの目的よりも優先する。
「動的軸荷重に対して」前軸と後軸とに対して同じ大きさのブレーキをかけることは直線走行の場合には得ることが可能である。カーブ走行の場合(とくにカーブ限界範囲において)走行関係に有利なように後軸のブレーキ力が前軸のブレーキより小さく選択されなければならない。
その理由は,軸荷重移動にもかかわらず車両重心に遠心力が作用し,したがって後軸が前軸よりも動的軸荷重に対してより高い側部案内力を伝達しなければならないということにある。このより高い側部案内力はより小さいブレーキにより達成される。
前軸と後軸との間の理想的なブレーキ力分配は次の因子に依存している:
−(それぞれの荷重状態における)静的荷重分布および重心点の位置
−車両の走行方向減速度
−車両の横方向加速度
−エンジントルク
−上り勾配/下り勾配
通常のブレーキ決定の際にはブレーキ力分配はこれらの因子とは無関係であり;そのブレーキ力分配は前軸と後軸との間の固定した関係から決まりしたがって前軸と後軸とで同じ油圧が異なる大きさのブレーキを与えることにより実現される。
ブレーキ力分配は法規に準じて,後軸ができるだけ前軸より前にブロックすることがないように選択される。この要求は,後軸にあまりにも強いブレーキがかけられるとカーブでブレーキをかけた場合に車両は不安定となりすなわち車両は横滑りを起こすからである。
通常のブレーキ力分配の欠点は次の点にある:
−前輪がブロックされない限りないしはABS制御の場合(とくに荷重が重い車両の場合)制動距離が長くなること
−前輪ブレーキの負荷が大きくなること(ライニングの摩耗),大きなブレーキを必要とすること
−前輪のブレーキが高くなることによりかじ取性が制限されること
−下記の要因の作用の際に不安定カーブブレーキ関係の可能性があること:
−エンジントルク
−下り坂走行
−高い減速度(通常の分配を有する理想的な交点の上部)
−後軸ブレーキが高くなるように設計されたブレーキ力分配(それにもかかわらず直線走行の場合法規で要求される分配は充足可能である!)
−ブレーキライニング/ブレーキディスクの間の摩擦係数の公差
−ブレーキ装置における変化(加熱した前輪ブレーキ,いわゆるフェーディング)
車両の場合に理想的なブレーキ力分配が強く車両走行方向減速度に依存するならば,通常後軸圧力限界器または低減器が使用される。
車両において理想的なブレーキ力分配がさらに強く荷重状態に依存するのであるならば,通常荷重依存の後軸圧力低減器または限界器が使用される。
これらの限界器ないし低減器は多くの車両に対して明らかに必要であるが,これらは原理的にカーブにおいてブレーキをかけた場合安定性を損なう(通常の固定決定に比較して,また折れてない直線に対しても)。
他の問題点は,圧力低減器および圧力限界器がエラーによってその機能を変えることがあるということにあり,この場合このエラーはドライバにより気付かれることがない(点検中においてもこの機能は検出されない)。
本考案の場合,最も遅い後輪が最も速い前輪より僅かに遅く走行するように後軸の圧力が制御される。したがって直線走行の場合高い後軸ブレーキが保証される。カーブ走行の場合円運動および(左−右への)車輪荷重移動のために後軸がこの制御により前軸よりも僅かに小さくブレーキがかけられる。
本考案はエレクトロニックによるブレーキ力分配制御の具体的な方法を説明しているが,この場合基本装置においてもっぱら車輪速度センサおよび後軸ないしは前軸の圧力センサがもっぱら必要とされる。
図面により本考案の実施例を説明する。
図1に示す油圧ブロック回路図は主ブレーキシリンダ1を示し,該主ブレーキシリンダ1を介して導管2および3に接続された前輪ブレーキが直接作動される。弁4はABSの入口弁でありまた弁5はABSの出口弁であってさらにポンプ6は戻しポンプとして働く。
電磁弁7はブレーキをかけた場合に後軸ブレーキ回路を主ブレーキシリンダから遮断し,他の電磁弁8は圧力上昇のために圧力発生器9(モータ付ポンプ,圧力室および過圧弁)を10aおよび10bを介して接続された後軸ブレーキに接続する。入口弁11および12ならびに出口弁13はアンチスキッド制御およびASRのために使用される。出口弁13はまた本考案による圧力制御にも使用される。圧力センサ14および15により種々の圧力(PVA,PHA)が測定される。
図2において前輪21および22のブレーキはABS入口弁24および25を介してブレーキ装置26の主ブレーキシリンダに接続されている。両方の入口弁24および25に出口弁27および28が付属され,該出口弁27および28はABSの場合に貯蔵室29に時々圧力を供給する。
それの入口の前および出口の後に逆止弁を備えてABSの場合に運転される自給式戻しポンプ30は圧力室31および絞り位置32を介して圧力媒体をブレーキ回路に戻す。絞り位置は圧力制限弁33と並列に設けられている。
ほぼ全く同様に駆動後輪41および42に付属の油圧回路が構成されており,該油圧回路はブレーキ装置26の第2の主ブレーキ回路に接続されている。しかしながらここではさらに切替弁43および負荷弁44が設けられている。
ASRの場合に弁43および44が切り替えられ,ポンプ30が起動してブレーキ圧力を発生する。車輪41および42におけるブレーキ圧力は弁24′ないし28′により調節される。この場合圧力を上昇するために弁43および44が図示されてない位置になければならない。戻しポンプ30′および弁43および44は本考案による圧力変化を行う場合にも利用される。この場合にも圧力センサ45および46が設けられている。
図3は,対角方向に配置された車輪51および52ないしは53および54のブレーキがそれぞれ1つのブレーキ回路に所属するという点で図2とは異なっている。この場合もまた,駆動軸(たとえば車輪52および53を有する後軸)の最初に滑り回転傾向を示す車輪のブレーキ圧力が切替弁55および負荷弁56を用いて調節される。
本考案による後輪圧力の制御の場合に,この場合には両方のポンプ,両方の切替弁55および両方の負荷弁56が同期して作動されなければならない。この場合も後に示すのと同様に,圧力センサ57ないし59が必要となる。
図2の装置に対しては次のことが適用される:
ブレーキをかける最初には,切替弁が閉じられ,ポンプが起動しおよび負荷弁は開かれる。希望の圧力PHAが到達されるやいなや,負荷弁が再び閉じられるかまたはポンプが停止されるかのいずれかが行われる。圧力が再び低下される(ドライバの希望のブレーキが解放される)と,希望の圧力が再び到達されるまで切替弁は開かれる。カーブ走行のために圧力が低下されなければならない場合,後軸出口弁が開かれかつ入口弁が閉じられる。
排出された容積は,ポンプが運転しないかぎり貯蔵室により受け入れられる。続いて行われる直線走行によりこの容量が再び圧力上昇のために必要とされる場合,この容量が貯蔵室から取り出し得るかぎりにおいてポンプが再び起動され負荷弁は閉じられる。しかしながら図3の場合には,両方のブレーキ回路において同様のことが行われる。図2および図3の装置は次の利点を有する:
−ASRシリーズからなる簡単な油圧装置
−車両ブレーキ装置において変更の必要なし
−ABS遮断の場合安定な車両状況を保証する元のブレーキ力分配が作動する
−記載の制御原理により軽くされたペダルアクション
図4には制御回路のブロック回路図が示されている。これは本質的に,最も速い前輪と最も遅い後輪との間の検知された回転数差を所定の目標値に調節することを課題とする車輪速度制御回路と,および後軸における計算された目標圧力(車輪速度制御装置の設定値)を調節する基礎となる圧力制御回路と,からなる。
図4においてブレーキペダル60が示されており,該ブレーキペダル60は前軸のブレーキ61に直接圧力を加える。ブレーキがかけられた前輪のうちより速い車輪が選択される。差形成器63において最も速い前輪と選択された最も遅い後輪との速度差が形成され;この差ΔVが差形成器64において目標値ΔVSと比較される。目標信号との比較結果は車輪速度制御器65に供給され,該車輪速度制御器はこれから目標圧力を発生する。目標圧力とおよび後輪のブレーキにおいて支配している圧力phaとの差は差形成器66において比較され,この場合比較結果は圧力制御器67に供給され,該圧力制御器67はこれから後輪の電磁弁(1つまたは複数)68のための制御信号を発生する。これにより得られた制御圧力はブレーキを介して後輪70に作用する。
図4においては,後軸圧力がフル荷重がかかっている車両に対するブレーキ力分配の理想抛物線(ブロック71)により制限される(後軸ブレーキ圧力は曲線の下側になければならない)ことがさらに示されている。
図5は詳細に記載した実施例を示す。測定値は破線で描いた導線により示されている。
ここにABSがブロック100で示されている。その下に,前軸用の弁のパルス幅変調器101a,電磁弁102a,ブレーキ103aおよび車輪104aとおよび後軸用の対応するブロック101b,102b,103b,104bが示されている。圧力調節はABS制御の場合のみ前軸において問題となる。スイッチ装置105は監視ブロック106により制御され,該監視ブロック106はABSの場合を通常のブレーキの場合から区別しかつこのとき切替スイッチ105を作動する。
この場合も同様に測定された車輪速度からPT1フィルタ(低域フィルタ)を介して最も速い前輪と最も遅い後輪との間の差が求められる(比較器80)。注目される部分ブレーキ領域内においては前軸において圧力調節が行われず,したがって前輪速度は後輪速度に対する基準値として利用できるので,この場合両方の前輪はきびしいフィルタにかけられる。
このようにして形成されたこの値ΔVは他の比較器81においてそれぞれの走行状況に応じて得られる目標値ΔVsと比較され,その偏差ΔΔVが車輪速度制御増幅器82に供給される。これは実質的に次の数式1の形式の比例積分伝達関係を有する:
Figure 2004000005
ここでPs(k)は目標圧力を,Phaは後軸ブレーキ圧力を,kpおよびkiは定数(たとえばkp≒1・102ないし103bar/(m/s),kiはほぼ0または0)を示す。
外乱状況を改善するために,系の状態に応じてそれぞれ種々の微分項が考慮される。この場合4つの状態に分類される(図6aおよび6b参照)。
1)たとえば外乱(氷路盤)により,存在するΔVが目標値ΔVsからきわめて迅速に離れる(すなわちΔV(k)−ΔV(k−1)が存在するしきい値ΔΔV−maxを超える)とき,過去のサイクルと現在のサイクルとの間にΔVの増加に比例した追加の圧力低下が行われる(Z1)。
2)存在するΔVが目標値にきわめて迅速に近づく(すなわち該当する車輪がきわめて迅速に再び安定して走行する)とき(Z2)または
3)むしろきわめて迅速に目標値を超えてしまったとき,過去のサイクルと現在のサイクルとの間のΔVの減少に比例してさらに圧力増加が行われる。
4)存在するΔVが目標値ΔVsから小さな値の範囲内に近づいたとき(Z4),微分項は考慮されない。
したがって状態に依存する次の数式2の制御法則が得られる:
Figure 2004000005
ここで系kDは微分項に対する制御増幅係数である。ただし,
ΔΔV′<ΔΔVmaxに対しては kD=kDauf(>0),
(ΔΔV′>ΔΔVmax)∧(ΔΔV>0)に対してはkD=kDab(<0),
(ΔΔV′<ΔΔVmax)∨[(ΔΔV<0)∧(ΔΔV>0)]に対してはkD=0,
ΔΔV′=ΔV(k)−ΔV(k−1)である。
修正要素83内においてその瞬間の区間増幅に対応する制御増幅が適用される。さらに識別要素84においてブレーキ+車輪の数式3に示す区間の増幅
Figure 2004000005
が数式4の状態依存フィルタ係数を有するPT1フィルタ
Figure 2004000005
ここでfil=重み係数(平均的後軸圧力変化の範囲における)
により数式5:
Figure 2004000005
に従って評価される。
車輪速度調節器82の修正された出力信号Ps−korrは次に圧力調節回路(図4の66−68;図5の85−88および101b,102b)に供給され,該圧力制御回路において測定された後軸圧力がこのPs−korrに設定される。制御された後軸圧力p−haはここで後輪ブレーキ,後輪,タイヤおよび道路の系を含む制御距離に影響を与える。
両方の後輪速度は距離の出力値を形成する。前記のように,より遅い後輪の測定された車輪速度信号がより速い前輪の測定された車輪速度信号と比較されかつその偏差が比較器81に供給される。
測定された前軸圧力p−va(センサ4,46ないし57)からブロック89において数式6の関係に従って
Figure 2004000005
直線ブレーキに対する最適ブレーキ力分配とおよび荷重がかかっている車両とに応じて車輪速度制御器内で得られる後軸目標圧力p−s,korrが得られる。ここで
G:車両重量(荷重のかかった車両)
ψ:静的後軸負荷部分 G ha/G Fz
Cstva:ブレーキ特性値,前軸
Cstha:ブレーキ特性値,後軸
Konst.1=rdyn,HA/(2・AHA・rHA・ηHA
Konst.2=Ava・rva・2ηva/(χ・rdyn,va
Konst.3=Konst.2・χ
ここで:
dyn,HA:後輪の動的タイヤ半径
dyn,VA:前輪の動的タイヤ半径
HA:後輪の車輪シリンダ表面積
VA:前輪の車輪シリンダ表面積
HA:後輪ブレーキの有効摩擦半径
VA:前輪ブレーキの有効摩擦半径
ηHA:後輪ブレーキの効率
ηVA:前輪ブレーキの効率
χ:車輪静止状態の重心高さ
上記の制限を用いて,たいていのブレーキ状況における約0.2m/sの固定目標値にΔVを制限した場合ニュートラルの走行状況が得られ;直線ブレーキの場合理想的なブレーキ力分配(標準抛物線)に応じて後軸圧力が制御されかつそれに基づく道路の外乱(ΔVがシフトし制御偏差が発生)がある場合圧力は短時間に低下される(これを図7が示す)。カーブブレーキ力(大きな半径)の場合後軸圧力は標準抛物線圧力に対してより低い圧力レベルに常に調節され,したがって同時にニュートラルの走行関係が得られる(これを図8が示す)。しかしながら,きついカーブの場合対応ΔV変化に対する後軸圧力低下の影響はきわめて小さく;この結果このような状況において円運動に基づいて得られる大きなΔVはこのように大きな後軸圧力低下の際でももはや固定の目標値に制御させることがなくなり,これにより車両は圧力のない後軸ブレーキ力に基づき制御不足の走行状況を示す。
きついカーブの場合におけるこの問題点に対しては次の解決方法がある:
1)車両速度および(ブロック94からの)評価された「きついカーブ」とに依存する後軸最小圧力p−min(ブロック93)であって後軸目標圧力ps−korrがそれを下回ってはならない(図9参照)ところの後軸最小圧力p−minをあらかじめ与えること;速度が大きい場合およびカーブ半径が大きい場合にはp−minは作用せず,したがってこの場合は後軸圧力が安定しているのでその結果車輪安定性も得られ短時間に0まで低下させることができる。
2)ΔV−sollを車両速度Vrefに適合させるかないしは車両速度および圧力信号から計算された値たとえば(ブロック92内で)Krに適合させること。
上記および下記によるこれらの制限は制限ブロック90内で得られる。
1)に関して
ABS制御器100において得られるところの個々の車輪に対する車両速度のための評価値を示す基準速度Vrefは数式7による車両速度の評価のためにブロック91に供給される。
Figure 2004000005
この場合車両速度は圧力信号により監視されかつ数式8による「きついカーブ」の評価のために利用される。
Figure 2004000005
ここでswは前軸における車両の車輪間隔,ΔVLRは基準速度との前輪の速度差および後輪の速度差の関数である。
Figure 2004000005
両方の評価値V−FZおよびkrはブロック93に供給され,ブロック93は後軸目標圧力のための下限圧力として出力値としてのp−minを発生する。
この場合数式10の関係が成り立つ:
Figure 2004000005
ここで定数Konst.1,Konst.2,Konst.3およびKonst.4は走行試行において求められ,しかもきついカーブにおいてはp−minは約p−vaレベルをとるということを考慮している(図9)(たとえばKonst.1=20[m],Konst.2=1[m/s],Konst.3=1[m/s],Konst.4=0)。
2)に関して
特定の速度Vgrenzを下回る場合,目標値過程はクリティカルなカーブブレーキ(すなわちきついカーブをより速い速度で走行する場合)に対してのみしかこの特定走行Vgrenzが超えられないようなv−FZの関数として与えられる(図10)。
基礎となる圧力制御回路において,存在する後軸圧力は車輪速度制御器において得られる標準圧力p−korrに制御される。さらに測定された後軸圧力p−haは比較器91内において計算目標圧力p−korrと比較されかつこの差は比例積分伝達関係を有している圧力制御器85に供給される。
制御範囲はここでは後軸弁要素を含む。ブレーキ装置の圧力−容積特性曲線に応じて特定の弁制御時間の場合に得られる圧力変化はブレーキシリンダそれ自身内の圧力レベルおよび温度に依存するので,この圧力勾配は識別要素95内で数式11の関係により得られる:
Figure 2004000005
この場合異なる圧力変化速度が作用するのでここでは圧力の上昇および圧力の低下の間を区別しなければならない。上記の式により得られる距離増幅は圧力制御器85の比例増幅に対する逆数として使用される(増幅修正ブロック86)。したがって圧力制御器の制御法則は次の数式12の形式を有する:
Figure 2004000005
圧力上昇および圧力低下に対してそれぞれ適用される(評価ブロック87からの)弁応答時間tp,tmは加算器88内で,計算された純弁制御時間へ加えることによって考慮される。
弁応答時間はブロック87において(強い)フィルタ1.順位を介して数式13の関係に従って評価されかつ計算される(ktpおよびktmは1ないし5の範囲内である)。
Figure 2004000005
この場合ktpおよびktmは増幅係数であり,この増幅係数は走行試行中に圧力制御器の良好な案内関係に関して設定されている。弁応答時間のこの計算は,弁応答時間においておよび(たとえば「弁の劣化」により)時間的に変化する応答時間においてばらつきが考慮されかつそれに応じて修正されるという実質的な利点をもたらす。
スイッチ105を介して,後軸に対する本考案による圧力制御装置とABS制御装置との間の切替えが行われる。この場合に次の移行論理が適用される:
部分ブレーキ領域においてすなわち前輪がまだABS応答しきい値に到達しなかったとき,後軸は本考案により制御される。
ABS制御に移行するための条件は次のとおりである:
1つの前輪が既にABS制御にありまた他の前輪もまた既に特定のフィルタ時間圧力低下を要求したときにはじめて切り替えられる。
ABSから出るための条件は次のとおりである:
前輪の計算された弁応答時間が特定の時間経過後最大開放時間(≒サイクル時間;この場合20ms)を超えるか(すなわち事前圧力が低すぎる)かまたは両方の前輪が特定の最小速度を下回ったときに,リセットされる。
部分ブレーキ領域においてばかりでなくABSの場合においてもまたそれぞれの移行の間においても,とくに常に両方のアルゴリズムが実行される(ABSおよび圧力制御)。このとき上記の論理に応じて適当な弁制御時間が,ABS制御器内で計算されたかまたは圧力制御器内で計算された値と共に弁駆動装置の制御に導入される。
p−soll,haはABS運転においても後軸圧力を制限する。
本考案を実行するのに適した油圧ブロック回路図である。 本考案の実行を可能にする1つの油圧ブロック回路図である。 本考案の実行を可能にする他の油圧ブロック回路図である。 本考案を含む制御回路図である。 本考案および多数の変更態様の実行を含むきわめて総括的な制御回路図である。 説明図である。 説明図である。 説明図である。 説明図である。 説明図である。
符号の説明
1 主ブレーキシリンダ
2,3 前軸ブレーキへの導管
4;24,25,24′,25′ ABS用入口弁
5;27,28,27′,28′ ABS用出口弁
6;30,30′ 戻しポンプ
7,8 電磁弁
9 圧力発生器
10a,10b 後軸ブレーキへの導管
11,12 ABSおよびASR用入口弁
13 ABSおよびASR用出口弁
14,15;45,46;57,58,59 圧力センサ
21,22;52,53 前輪
26 ブレーキ装置
29 貯蔵室
31 圧力室
32 絞り位置
33 圧力制御弁
41,42;51,54 後輪
43;55 切替弁
44;56 負荷弁
60 ブレーキペダル
61 前輪ブレーキ
62 高速前輪選択器
63,64,66 差形成器
65 車輪速度制御器
67 圧力制御器
68 電磁弁
69 後輪ブレーキ
71 理想抛物線
80,81,91 比較器
82 車輪速度制御増幅器
83 修正要素
84 識別要素
85−87 圧力制御器
88 加算器
89 後輪目標圧力上限制限器
90 制限ブロック
92 krの評価ブロック
93 後軸最小圧力決定ブロック
94 きついカーブの評価ブロック
100 ABS
101a 前軸のパルス幅変調器
101b 後軸のパルス幅変調器
102a 前軸の電磁弁
102b 後軸の電磁弁
103a 前軸のブレーキ
103b 後軸のブレーキ
104a 前軸の車輪
104b 後軸の車輪
bm−f 圧力低下用評価距離増幅
bm−f,ΔV 圧力低下用評価距離増幅(車輪速度制御)
bp−f 圧力上昇用評価距離増幅(圧力制御)
bp−f,ΔV 圧力上昇用評価距離増幅(車輪速度制御)
C−st,ha ブレーキ特性値,後軸
C−st,va ブレーキ特性値,前軸
fil フィルタ係数
fil−tm 弁応答時間の評価のためのフィルタ係数(圧力低下)
fil−tp 弁応答時間の評価のためのフィルタ係数(圧力上昇)
G 車両速度
HA 後軸
HR 後輪
K 時間指数
D:KDauf 制御器増幅係数
Dab 制御器増幅係数
Ki 制御器増幅係数
Kp 制御器増幅係数
Ks 距離増幅
ktm 弁応答時間計算のための増幅係数(圧力低下)
ktp 弁応答時間係数のための増幅係数(圧力上昇)
kr 評価された「きついカーブ」
p 圧力
p−ha 後軸圧力
p−ha,f フィルタリングされた後軸圧力
p−min 後軸最小圧力(目標値限界)
p−soll 目標圧力
p−soll,ha (直線走行および荷重のある車両用)最適ブレーキ力分配に応じた後軸用標準抛物線圧力
p−soll,korr 車輪速度制御器の修正信号
tm 弁応答時間(圧力低下)
tp 弁応答時間(圧力上昇)
uk (純)弁制御時間
uk−korr 応答時間だけ修正された弁制御時間
v 速度
vref 基準速度(個々の車輪)
v−fz 評価された車両速度
VA 前軸
VR 前輪
Z1,Z2,Z3,Z4, 系の状態
Δv 最も速い前輪と最も遅い後輪との間の速度差
ΔV−soll Δvの目標値
ΔΔv ΔvとΔV−sollとの間の差
ΔΔv 実際のΔΔv(k)と過去のΔΔv(k−1)との間の差
ΔΔV−max 車輪速度制御器における差の部分のしきい値
ρ (状態に依存した)フィルタ係数
ψ 静的後軸荷重部分
ここでPs(k)は目標圧力を, ha は後軸ブレーキ圧力を,kpおよびkiは定数(たとえばkp≒1・102ないし103bar/(m/s),kiはほぼ0または0)を示す。
に従って評価される。
車輪速度調節器82の修正された出力信号 s,korr は次に圧力調節回路(図4の66−68;図5の85−88および101b,102b)に供給され,該圧力制御回路において測定された後軸圧力がこの s,korr に設定される。制御された後軸圧力 ha はここで後輪ブレーキ,後輪,タイヤおよび道路の系を含む制御距離に影響を与える。
測定された前軸圧力p−va(センサ4,46ないし57)からブロック89において数式6の関係に従ってP s,ha が得られる。
これは直線ブレーキおよび荷重がかかっている車両に対する最適ブレーキ力分配に応じた圧力であり車輪速度制御器内で得られる後軸目標圧力 s,korr が得られる。ここで
G:車両重量(荷重のかかった車両)
ψ:静的後軸負荷部分 G ha/G Fz
Cstva:ブレーキ特性値,前軸
Cstha:ブレーキ特性値,後軸
Konst.1=rdyn,HA/(2・AHA・rHA・ηHA
Konst.2=Ava・rva・2ηva/(χ・rdyn,va
Konst.3=Konst.2・χ
ここで:
dyn,HA:後輪の動的タイヤ半径
dyn,VA:前輪の動的タイヤ半径
HA:後輪の車輪シリンダ表面積
VA:前輪の車輪シリンダ表面積
HA:後輪ブレーキの有効摩擦半径
VA:前輪ブレーキの有効摩擦半径
ηHA:後輪ブレーキの効率
ηVA:前輪ブレーキの効率
χ:車輪静止状態の重心高さ
上記の制限を用いて,たいていのブレーキ状況における約0.2m/sの固定目標値にΔVを制限した場合ニュートラルの走行状況が得られ;直線ブレーキの場合理想的なブレーキ力分配(標準抛物線)に応じて後軸圧力が制御されかつそれに基づく道路の外乱(ΔVがシフトし制御偏差が発生)がある場合圧力は短時間に低下される(これを図7が示す)。カーブブレーキ力(大きな半径)の場合後軸圧力は標準抛物線圧力に対してより低い圧力レベルに常に調節され,したがって同時にニュートラルの走行関係が得られる(これを図8が示す)。しかしながら,きついカーブの場合対応ΔV変化に対する後軸圧力低下の影響はきわめて小さく;この結果このような状況において円運動に基づいて得られる大きなΔVはこのように大きな後軸圧力低下の際でももはや固定の目標値に制御させることがなくなり,これにより車両は圧力のない後軸ブレーキ力に基づき制御不足の走行状況を示す。
きついカーブの場合におけるこの問題点に対しては次の解決方法がある:
1)車両速度および(ブロック94からの)評価された「きついカーブ」とに依存する後軸最小圧力p−min(ブロック93)であって後軸目標圧力 s,korr がそれを下回ってはならない(図9参照)ところの後軸最小圧力p−minをあらかじめ与えること;速度が大きい場合およびカーブ半径が大きい場合にはp−minは作用せず,したがってこの場合は後軸圧力が安定しているのでその結果車輪安定性も得られ短時間に0まで低下させることができる。
2)ΔVsを車両速度Vrefに適合させるかないしは車両速度および圧力信号から計算された値たとえば(ブロック92内で)krに適合させること。
上記および下記によるこれらの制限は制限ブロック90内で得られる。
両方の評価値 FZ およびkrはブロック93に供給され,ブロック93は後軸目標圧力のための下限圧力として出力値としてのp−minを発生する。
この場合数式10の関係が成り立つ:
2)に関して
特定の速度Vgrenzを下回る場合,目標値過程はクリティカルなカーブブレーキ(すなわちきついカーブをより速い速度で走行する場合)に対してのみしかこの特定走行Vgrenzが超えられないような FZ の関数として与えられる(図10)。
基礎となる圧力制御回路において,存在する後軸圧力は車輪速度制御器において得られる標準圧力 s,korr に制御される。さらに測定された後軸圧力 ha は比較器91内において計算目標圧力 s,korr と比較されかつこの差は比例積分伝達関係を有している圧力制御器85に供給される。
s,ha はABS運転においても後軸圧力を制限する。
1 主ブレーキシリンダ
2,3 前軸ブレーキへの導管
4;24,25,24′,25′ ABS用入口弁
5;27,28,27′,28′ ABS用出口弁
6;30,30′ 戻しポンプ
7,8 電磁弁
9 圧力発生器
10a,10b 後軸ブレーキへの導管
11,12 ABSおよびASR用入口弁
13 ABSおよびASR用出口弁
14,15;45,46;57,58,59 圧力センサ
21,22;52,53 前輪
26 ブレーキ装置
29 貯蔵室
31 圧力室
32 絞り位置
33 圧力制御弁
41,42;51,54 後輪
43;55 切替弁
44;56 負荷弁
60 ブレーキペダル
61 前輪ブレーキ
62 高速前輪選択器
63,64,66 差形成器
65 車輪速度制御器
67 圧力制御器
68 電磁弁
69 後輪ブレーキ
71 理想抛物線
80,81,91 比較器
82 車輪速度制御増幅器
83 修正要素
84 識別要素
85−87 圧力制御器
88 加算器
89 後輪目標圧力上限制限器
90 制限ブロック
92 krの評価ブロック
93 後軸最小圧力決定ブロック
94 きついカーブの評価ブロック
100 ABS
101a 前軸のパルス幅変調器
101b 後軸のパルス幅変調器
102a 前軸の電磁弁
102b 後軸の電磁弁
103a 前軸のブレーキ
103b 後軸のブレーキ
104a 前軸の車輪
104b 後軸の車輪
bm−f 圧力低下用評価距離増幅
bm−f,ΔV 圧力低下用評価距離増幅(車輪速度制御)
bp−f 圧力上昇用評価距離増幅(圧力制御)
bp−f,ΔV 圧力上昇用評価距離増幅(車輪速度制御)
C−st,ha ブレーキ特性値,後軸
C−st,va ブレーキ特性値,前軸
fil フィルタ係数
fil−tm 弁応答時間の評価のためのフィルタ係数(圧力低下)
fil−tp 弁応答時間の評価のためのフィルタ係数(圧力上昇)
G 車両速度
HA 後軸
HR 後輪
K 時間指数
D:KDauf 制御器増幅係数
Dab 制御器増幅係数
Ki 制御器増幅係数
Kp 制御器増幅係数
Ks 距離増幅
ktm 弁応答時間計算のための増幅係数(圧力低下)
ktp 弁応答時間係数のための増幅係数(圧力上昇)
kr 評価された「きついカーブ」
p 圧力
ha 後軸圧力
p−ha,f フィルタリングされた後軸圧力
p−min 後軸最小圧力(目標値限界)
ps 目標圧力
s,ha (直線走行および荷重のある車両用)最適ブレーキ力分配に応じた後軸用標準抛物線圧力
s,korr 車輪速度制御器の修正信号
tm 弁応答時間(圧力低下)
tp 弁応答時間(圧力上昇)
uk (純)弁制御時間
uk−korr 応答時間だけ修正された弁制御時間
v 速度
vref 基準速度(個々の車輪)
FZ 評価された車両速度
VA 前軸
VR 前輪
Z1,Z2,Z3,Z4, 系の状態
ΔV 最も速い前輪と最も遅い後輪との間の速度差
ΔVs ΔVの目標値
ΔΔV ΔVΔVsとの間の差
ΔΔV´ 実際のΔΔV(k)と過去のΔΔV(k−1)との間の差
ΔΔV−max 車輪速度制御器における差の部分のしきい値
ρ (状態に依存した)フィルタ係数
ψ 静的後軸荷重部分

Claims (7)

  1. 車輪速度を示す2つの前輪(21、22)を有する前軸と、車輪速度を示す2つの後輪(41、42)を有する後軸と、各車輪のブレーキ(103a、103b)とを有する車両用ブレーキ圧力制御装置において、
    より速い前輪を含む前輪の速度を求める手段(65)と、
    より遅い後輪を含む後輪の速度を求める手段(65)と、
    ブレーキ圧力を発生するブレーキ手段(61、69)と、
    前記前輪及び前記後輪のそれぞれのブレーキにおけるブレーキ圧力を制御するアンチロックブレーキシステム(ABS)手段(100)であって、ABS入口弁手段(24、25)及びABS出口弁手段(27、28)からなるアンチロックブレーキシステム手段(100)と、
    前記ブレーキ手段から、各前輪におけるブレーキ及び各後輪におけるブレーキへ、直接、ブレーキ圧力を提供する手段(60、61、66、68)と、
    前記より遅い後輪が前記より速い前輪より所定の速度(ΔVS)だけ遅く駆動するように各後輪におけるブレーキに対するブレーキ圧力を制御する手段(63、64、65)と、
    を有する装置。
  2. 前記装置は、更に、前記アンチロックブレーキシステム手段が作動していないときを判別する手段(105)を含み、
    前記各後輪におけるブレーキに対するブレーキ圧力を制御する手段は、
    前記アンチロックブレーキシステム手段が作動していないときに、前記後輪におけるブレーキを前記ブレーキ手段から遮断する遮断弁手段(43、44)と、
    前記後輪における前記ブレーキが前記ブレーキ手段から遮断されているときに、前記後輪の前記ブレーキに対するブレーキ圧力を発生する圧力発生手段(30’)と、
    前記後輪における前記ブレーキが前記ブレーキ手段から遮断されているときに、前記後輪における前記ブレーキに対するブレーキ圧力を調整する調整弁手段(24、25、27、28)と
    を備える、請求項1記載のブレーキ圧力制御装置。
  3. 前記アンチロックブレーキシステム手段は、更に、前記出口弁手段に連結される戻しポンプ手段(30)を含み、
    前記圧力発生手段は、前記戻しポンプ手段を含み、
    前記装置は、更に、前記遮断弁手段及び前記調整弁手段を有するアクセレレーション・スキッド・コントロール(ASR)手段を含む、請求項2記載のブレーキ圧力制御装置。
  4. 前記ブレーキ手段からのブレーキ圧力を提供する手段が、2つのブレーキ回路を含み、各回路が、前記ブレーキ手段を一方の前輪のブレーキ及び対角の位置に配置された後輪のブレーキに接続し、
    各後輪における前記ブレーキに対するブレーキ圧力を制御する手段が、
    前記アンチロックブレーキシステム手段が作動していないときに、各回路において各後輪における前記ブレーキから前記ブレーキ手段を遮断する前記各回路内の遮断弁手段であって、前記ABS入口弁手段とは異なる遮断弁手段と、
    前記後輪における前記ブレーキが前記ブレーキ手段から遮断されているときに、前記後輪における前記ブレーキに対するブレーキ圧力を発生する、前記各回路内の圧力発生手段と、
    前記後輪における前記ブレーキが前記ブレーキ手段から遮断されているときに、前記後輪の前記ブレーキに対するブレーキ圧力を調整する調整弁手段と
    を含む、請求項1記載のブレーキ圧力制御装置。
  5. 前記アンチロックブレーキシステム手段は、更に、前記各回路内に、前記ABS出口弁手段に連結される戻しポンプ手段を含み、
    前記圧力発生手段は前記各回路内の前記戻しポンプ手段を含み、
    前記ブレーキ圧力制御装置は更に、前記遮断弁手段及び前記調整弁手段を有するアクセレレーション・スキッド・コントロール手段を含む、請求項4記載のブレーキ圧力制御装置。
  6. 前記ブレーキ圧力制御装置は、更に、前記前輪における前記ブレーキに対するブレーキ圧力を検出する手段と、前記前輪における前記検出されたブレーキ圧力に基づいて、前記後輪の前記ブレーキに対する最大許容ブレーキ圧力を求める手段とを含み、
    前記ブレーキ圧力を制御する手段は、前記後輪における前記ブレーキに対する前記ブレーキ圧力を前記最大許容ブレーキ圧力に制限する、請求項1記載のブレーキ圧力制御装置。
  7. 前記ブレーキ圧力制御装置は、更に、前記車輪のうち少なくとも1つの車輪の速度に基づいて車両速度を求める手段と、少なくとも1つの前輪と少なくとも1つの後輪との速度差に基づいてカーブ半径を求める手段と、前記車両速度と前記カーブ半径とに基づいて前記後輪の前記ブレーキに対する最小ブレーキ圧力を求める手段とを含み、
    前記ブレーキ圧力を制御する手段は、前記後輪における前記ブレーキに対する前記ブレーキ圧力を前記最小ブレーキ圧力に制限する、請求項1記載のブレーキ圧力制御装置。
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