JP2003525370A - 車両窓の高速上昇システム及び方法 - Google Patents

車両窓の高速上昇システム及び方法

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JP2003525370A JP2001563722A JP2001563722A JP2003525370A JP 2003525370 A JP2003525370 A JP 2003525370A JP 2001563722 A JP2001563722 A JP 2001563722A JP 2001563722 A JP2001563722 A JP 2001563722A JP 2003525370 A JP2003525370 A JP 2003525370A
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ロージー,アラン
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    • E05F15/00Power-operated mechanisms for wings
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    • E05F15/665Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors for vertically-sliding wings
    • E05F15/689Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors for vertically-sliding wings specially adapted for vehicle windows
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
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    • E05Y2900/50Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
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    • E05Y2900/55Windows

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Abstract

(57)【要約】 車両窓のような可動パネルを自動的に閉じるシステム及び方法。動力駆動機構は制御装置により制御される。制御装置は、ユーザーが「高速上昇」命令を発したか否かを判定する。パネルは、「高速上昇」命令が発せられた時点で全閉位置からの所定の近接距離点を超えている場合、通常の状況下で全閉位置まで駆動される。しかしながら、パネルが所定の近接距離内にある場合、例外的な処理が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】
【0002】
【発明の技術分野】
本発明は、動力駆動機構により車両の窓を上昇させる態様を制御するシステム
及び方法に関する。
【0003】
【背景技術】
1998年2月26日付けで公開されたSiemens AG所有の公開PCT出願第W
O98/08286号公報は、車両の摺動式サンルーフ及びパワーウインドーに
おいて挟み込みが起こらないよう保護するためにモーター電流をモニターする窓
モーター歯車駆動装置を開示している。1998年9月1日付け米国特許第5,
801,501号明細書は、モーター速度をモニターし、窓の位置に応じてモー
ター速度を緩める窓駆動モーター制御装置を開示している。2000年1月13
日付け公開PCT出願第WO00/01911号公報は、モータートルクを機械
的に制限する駆動機構を開示している。米国特許第5,801,501号のよう
なシステムは、このタイプの機構を使用できる。
【0004】
【発明の概要】
障害物の存在により閉鎖中の窓の閉鎖動作を停止しなければならない状況を検
知するシステムは、従来技術に多数存在する。実際、米国の車両安全基準による
と、車両のパワーウインドーはある種の障害物を自動的に感知し、かかる障害物
が存在すれば閉鎖中のウインドーを自動的に開かなければならない。これらの基
準は49 CFR §571.118に明記されてあり、連邦自動車安全基準、
即ちFMVSSと呼ばれる大部の規則の一部である。
【0005】 車両の窓の閉鎖には、2つのモードがある場合が多い。第1のモードは通常、
「上昇」または「普通上昇」モードと呼ぶ。全てのパワーウインドーシステムは
、このモードを備えている。「上昇」ボタンを押すと、窓が上方に駆動される。
ボタンを離すと、窓は停止する。従って、普通の上昇モードでは、オペレーター
は何れの時点で窓の閉鎖を開始するか、または閉鎖動作を停止すべきかの最終的
決定を行う。
【0006】 しかしながら、多くの車両は、「高速上昇」モードと呼ばれるモードを備えて
いる。この「高速上昇」ボタンを押すと、このボタンを押しつづけなくても窓は
閉位置へ駆動される。ユーザーはそれ以上何もする必要はない。ユーザーが、例
えば「窓下降」のような反対のボタンを押さない限り、従来型の窓制御装置は、
「高速上昇」命令を、窓を全閉位置まで駆動するという意味に解釈する。
【0007】 通常、パワーウインドーシステムは、窓を駆動するモーターの機能に基づき障
害物を検知する。この検知方法には、モーター電流(またはトルク電流)の監視
、または上述した2つの従来技術の文献に示されるようなモーター速度の監視等
の方法がある。
【0008】 これらシステムの大部分では、モーター検知アルゴリズムは、窓閉鎖中にモー
ター特性(電流または速度)のサンプリングを行い、サンプリングにより得た特
性を以前サンプリング値と比較する。最も最近のサンプリング値が前のサンプリ
ング値と明らかに異なる場合、またはサンプリングしたこれらの特性値の変化速
度が普通でない場合、モーターが恐らく予想しなかった障害物に遭遇した可能性
がある。その場合、システムはモーターを逆転させて窓を開く。
【0009】 窓の動作開始位置がフレームに非常に近い場合、検知アルゴリズムは、モータ
ー特性の所要の変化を高い信頼度で見分けることは困難である。これは、モータ
ーがその全速度に到達するほど長時間動作していないからである。この状況では
、モーターは依然として加速状態にあるため、モーター特性のサンプリング値は
信頼性が低い場合が多い。従って、現在と以前の特性サンプリング値とを有効に
比較するのは困難な場合が多い。しかしながら、モーター特性の傾向を分析して
障害物が存在する可能性を突き止めるには、これらの比較が必要とされる場合が
多い。
【0010】 同様に、窓の案内手段及びチャンネルの物理的制約により、窓が最終的な閉位
置に接近するにつれて窓に対する拘束が強くなる。このため、その領域における
特性の全サンプリング値は、実際には障害物はないが、あたかも存在するような
傾向を示す場合がある。
【0011】 これら全要因により、障害物が実際に存在するか否かを見分けるのがますます
困難になる。従って、窓の動作開始位置がその最終的な閉位置に極めて近い場合
、「高速上昇」モード時のモーター特性のサンプリング状況を改善するシステム
及び方法を提供すると有利である。本発明は、閉鎖動作の開始前に窓の位置を求
めることにより、この改善を実行する。窓の位置が最終的な閉位置から所定の近
接距離内にある場合、「高速上昇」命令は、通常のようには尊重されない。その
代わり、例外的な処理が施される。この例外的な処理は、「高速上昇」命令無視
のかたちをとる。ユーザーは、それでも、普通の「上昇」モードにより窓を閉じ
ることができるが、そのためには「上昇」ボタンを押し続けなければならない。
それとは異なる例外的処理のシナリオでは、窓は「高速上昇」モードで閉位置の
方へ進む際、中立位置まで開く。第3の例外的なプロセスでは、「高速上昇」命
令により、窓はこの命令を受けた点から閉位置の方へ移動するが、窓制御システ
ムはその障害物検知感度を増加させる。
【0012】 本発明の1つの目的は、「高速上昇」モードにある時、窓の動作開始位置が最
終的な閉位置に極めて近い場合は、パワーウインドー制御装置が障害物を容易に
識別できる可能性を増加するシステム及び方法を提供することである。
【0013】 本発明の別の目的は、「高速上昇」命令が発せられた時点で窓が閉位置に近い
場合、「高速上昇」モードで小さな物体を挟み込む可能性を減少することである
【0014】 本発明のさらに別の目的は、パワーウインドーシステムに既に存在するセンサ
ー及び制御部品を用いてこれらの目的を達成することにより別の部品の必要性を
軽減することにある。
【0015】
【好ましい実施例の詳細な説明】
図1は、窓12を備えた車両ドア10を示す。窓は、開閉時にドアフレームの
案内チャンネル14、16、18内に拘束されている。全閉位置にくると、窓1
2はドアフレーム20の頂部内側チャンネルの端縁部に接触して停止する。窓は
、窓上昇機構(図示せず)により閉位置と種々の開位置との間を移動する。この
機構は、ドラムとケーブル、アームとセクターまたは他の任意タイプの窓上昇機
構のような任意のタイプの機構で良く、これら全ては当業者に良く知られている
。本発明は任意タイプの上昇機構への利用に好適であるため、本発明を適切に理
解するためには、その何れか特定のものの説明は不要であろう。
【0016】 モーター22は、窓上昇機構を駆動する。このモーターの典型例は、分数馬力
12ボルトまたは42ボルトの直流モーターであるが、それでなければならない
ことはない。モーターは、動作環境にとって好適な任意の電圧の交流または直流
モーターである。モーターは、時計のレギュレーターにより歯車が進むのと同じ
反復動作によりワインダーが進む直線圧電装置でもよい。同様に、空気圧式また
は液圧式の駆動装置を用いることもできる。当業者は、これらの、または他の動
力駆動装置を選択して上昇機構を駆動することにより、窓の開閉を行うことがで
きる。本発明は任意タイプの動力駆動装置への利用に好適であるため、本発明の
完全理解には特定の装置をさらに詳しく説明することは不要であろう。
【0017】 モーター22はモーター制御装置24により制御されるが、この制御装置はワ
イヤー26、28を介してモーター22と通信する。しかしながら、モーター2
2と制御装置24とを、必ずしもワイヤー26、28によって物理的に接続する
必要はない。当業者は、2つの装置間に光及び電磁スペクトル内の放射信号によ
る無線通信を容易に実現できるであろう。しかしながら、ワイヤー26、28は
、制御装置を常用するモーターと接続する普通の態様である。
【0018】 これらのワイヤー26、28は、モーター22と制御装置24の間で1または
それ以上の信号30、32を運ぶ。モーター22から制御装置24へ送られる信
号30は、一般的に、モーターの1またはそれ以上の特性を示す。当業者は、通
常、制御装置24によりモーター電流、モータートルクまたはモーター速度を示
す信号を受けるのを望むであろう。
【0019】 制御装置24はまた、この例ではワイヤー36により、しかしながら光または
電磁スペクトルの無線信号により通信関係にある1またはそれ以上の入力装置3
4を有する。ワイヤー36は、入力装置34から制御装置24へ信号38を運ぶ
。例えば、この実施例の入力装置34は、窓を開くか閉じるかの意思を示すロッ
カースイッチである。ロッカースイッチの一方の側を押すと信号38に「開放」
命令が送られるが、他方の側を押すと「閉鎖」命令が送られる。これは、2極ロ
ッカースイッチとして知られている。ロッカースイッチはまた、それぞれの側に
2つのオーバートラベル位置を備えたものもある。このタイプのスイッチは通常
、4極ロッカースイッチと呼ばれる。スイッチを開放側に押して第1の極とする
と、その位置で押し続ける限り、窓は上昇命令を受ける。かかる装置では、第1
の開放側極位置でスイッチから手を離すと、窓は移動を停止する。ロッカースイ
ッチを開放側へ第1の極を過ぎてオーバートラベル極位置へ作動すると、窓は上
昇命令を受け、スイッチを押し続けるか否かに無関係に継続して上昇する。これ
を通常、「高速上昇」モードと呼ぶ。
【0020】 高速上昇及び高速下降モードは、当該技術分野でよく知られている。上述した
ように、スイッチの作動によりこれを実行できるが、当業者は他の任意のスイッ
チまたはスイッチの組み合わせもしくは入力装置を使用してもよい。例えば、ス
イッチは2極ロッカースイッチで良い。「高速上昇」命令は、スイッチを瞬間的
に上昇位置にし、また通常の「上昇」命令は、スイッチを上昇位置にそれよりも
長い間保持することにより得られる。「上昇」及び「下降」について別個のスイ
ッチを設けるか、またはジョイスティックを用いるか、もしくは、ユーザーがい
つドアを開閉すべきか、またはいかなる態様で開閉すべきかを指示できる他の入
力装置を用いることができる。再び、入力装置34のタイプは本発明の理解にと
って重要でなく、従って、特定のスイッチについての詳細な説明を省略する。
【0021】 ワイヤー36は、信号38を入力装置34から制御装置24へ運ぶ。ワイヤー
28は、信号30をモーター22から制御装置24へ運ぶ。これらの2つの信号
30、28を用いて、制御装置24はワイヤー26を介してモーターへ何れの命
令信号32を送るかを決定するための分析を行う。
【0022】 引き続き図1を参照して、窓12は全閉位置(即ち、ドアフレーム20の頂部
に沿う内側チャンネルに窓が接触している状態)と、全開位置との間に不特定多
数の位置を有する。ガラス及びドア10の物理的サイズにより、また窓12が後
退するドアの中空領域の実装制約により、全開位置は、ベルトラインドアチャン
ネル18の幾分上方または幾分下方にある。これは全く車両の美的スタイリング
によるものであり、本発明には実質的な影響を及ぼさない。実際、本発明は、全
ての形式の可動パネルへの利用に好適であり、ただ単に車両ドアの窓に限定され
ない。したがって、これは、車両のサンルーフまたは後退可能なコンバーチブル
トップ、車両後部の光ウインドー、摺動式パワードア、パワーリフトゲイト、パ
ワートランク、パワー幌カバー、パワー折りたたみ座席、パワーステアリングコ
ラム、パワーランニングボード、パワーコンバーチブルトップ機構または任意の
ガレージまたは入口ドア開閉機構に容易に適用可能である。本発明はまた、工作
機械またはロボットのような自動車の分野に含まれない機構にも容易に利用可能
である。
【0023】 本発明の概要に述べたように、可動パネルを閉じる態様には多くの異なる基準
が存在する。一部の基準は、米国規則49 CFR §571.118において
政府により制定されたものであるが、正式な、または正式でない業界基準もしく
は会社の基準もある。この説明の目的のため、49 CFR §571.118
(即ち、FMVSS 118)を例示目的で用いる。このFMVSS基準による
と、窓12がドアフレーム20の最小近接距離内にあって、開口40が小さすぎ
るため直径4mmの半剛性の円筒棒を配置できない場合、窓12が「高速上昇」
モードで閉鎖中であれば、窓12とドアフレーム20との間に障害物が存在する
か否かをシステムは判定することを必要とされない。窓12がさらに離れている
場合は、この基準により、大部分の状況では障害物の検知を必要とされる。
【0024】 近接距離42は、窓12がドアフレーム20に非常に近いが、それでも近接距
離40を超えていない状況を表わす。基準によると、この近接距離にあれば、窓
が障害物の方へ閉じる際、制御装置24は、一般的に、窓12とドアフレーム2
0との間に位置する半剛性の障害物を検知できなければならない。しかしながら
、当業者は、ドアフレーム20にこのように近いところでは、障害物の検知が格
段に難しくなることがわかるであろう。それは、ほとんど大部分の障害物検知ア
ルゴリズム(それがモーター電流またはトルク若しくはモーター速度を用いるも
のであれ)が、ある特定の量の履歴データを必要とするからである。制御変数が
サンプリング期間内に障害物にあまりにも早く遭遇した場合、履歴データは歪ん
だものとなり、障害物に遭遇した時のデータが前のデータに余りにも類似するた
め、障害物であると識別できない場合がある。
【0025】 従来技術のシステムは、多種多様な方式でこの状況に対処しており、これら全
てはシステムコスト、複雑さ、堅牢性などの点で相対的な長所及び短所を有する
。本発明は、窓の移動開始位置が「高速上昇」命令のリクエスト時点で近接距離
40と42の間にある場合、「高速上昇」命令を普通のように取り扱わない。以
下において、窓の移動開始位置が「高速上昇」命令が発せられた時点でその最終
的な閉位置に非常に近い場合に例外的な処理を行う3つの異なる好ましい態様に
ついて説明する。
【0026】 第1の実施例では、窓12は中立位置44まで開き、この中立位置に到達した
後、「高速上昇」モードで閉位置の方へ移動する。中立位置44は予め定めた位
置か、または、温度、車両速度、点火装置へのキー挿入の有無もしくは当業者で
あれば関連があると思われる他の任意のファクターにより異なる。この第1の好
ましい実施例では、中立位置44は予め定めたものである。
【0027】 閉鎖動作の開始前に、窓12を中立位置44へ移動させると幾つかの利点が得
られる。まず第1に、制御装置24にとって履歴データの量が増加するという利
点がある。多数の履歴サンプリング値があると、障害物との遭遇によるモーター
特性信号30の相違を制御装置24はより容易に認識する可能性が増加する。第
2に障害物が生物である場合、窓12の閉鎖前に中立位置44まで開くと、その
生物が窓の間から離脱するための時間が増加する。第3に、近接距離42と中立
位置44までの距離との差を増加させると、窓12、モーター22及び窓上昇機
構に、全閉位置に到達する前にモーメントを増加させるより大きな機会が与えら
れる。モーメントが大きいことは、全閉位置で窓12とドアフレーム20との間
に非常に高い密閉状態が望ましい場合に有利である。同様に、モーター12の馬
力定格及び窓調整装置の質量を、同じ実効力を発生しながら、より大きな速度、
従って、より大きなモーメントが存在する状況で減少することが可能である。
【0028】 第2の好ましい実施例では、窓の移動開始位置が「高速上昇」命令のリクエス
ト時点で近接距離40と42との間にある場合、高速上昇命令はただ実行されな
い。この場合、窓を閉じることはできるが、オペレーターは普通の「上昇」ボタ
ンを押した状態で保持するか、または他の何らかの方法で制御装置へ連続「上昇
」命令を与える必要がある。この実施例では、オペレーターが「上昇」ボタンか
ら手を離した瞬間に閉位置への窓の駆動が停止されるため、障害物の存在を検知
しようとするのは不要である。
【0029】 第3の好ましい実施例では、窓の移動開始位置が「高速上昇」コマンドのリク
エスト時点で近接距離40と44の間にある場合、窓は直接、「高速上昇」モー
ドになるが、障害物検知手段の感度が高くなる。
【0030】 図2及び3は、これらの好ましい実施例の論理ステップを示すフローチャート
である。当業者は、これらのフローチャートが例示目的を有し、実際のコンピュ
ータプログラミング言語による命令を表わすものでないことがわかるであろう。
かかる当業者はまた、これらの論理ステップを実行するためのアルゴリズムの作
成にあたり、任意の数のプログラミング言語を選択できることがわかるであろう
。当業者はまた、アナログ回路を同様に容易に使用できるであろう。当業者はさ
らに、本発明は、これらの好ましい実施例に示すように、窓の開閉命令を見分け
且つその命令を実行するために如何なるアルゴリズムが既に存在するにせよ、そ
れを補充するために、任意の窓上昇モーター制御システムに組み込むのに好適で
あることがわかるであろう。
【0031】 図2を参照して、フローチャートの入口100は、第1の判定、即ち「高速上
昇」命令が望ましいか否かの判定を行うステップ102に進む。上述したように
、かかる命令は、2極または4極ロッカースイッチ、2個以上のスイッチまたは
他の何らかの入力装置を用いて発することができる。制御装置は、入力装置から
の信号に対して、その信号が「高速上昇」命令か否かを問い合わせる(102)
。命令信号がないか、または命令信号が「高速上昇」命令以外の信号である場合
、本発明は何もしない(104)。これは勿論、本発明を実現するシステム全体
が何もしないことを意味するのではない。むしろ、これは、本発明の動作が不要
であることを意味するにすぎない。
【0032】 「高速上昇」命令が制御装置へ送られると(102、106)、次のステップ
は、窓の移動開始位置が近すぎるか否かを判定するステップである(108)。
図1に関連して述べたように、「近すぎる」とは、この実施例における近接距離
42のように一定の値か、または制御システムの設計に応じて可変の値に関する
相対的な状態である。この実施例の目的のため、窓が近接距離40と42との間
にない場合、窓は「近すぎる」ことはない(108、110)。「高速上昇」命
令は通常の如く実行され、窓は通常の如く上方に連続駆動され(112)、窓制
御装置は通常の態様で任意の障害物を検知する(114)。再び、図1に関連し
て述べたように、窓を上方及び下方に駆動し、障害物を検知するのは、当業者に
とって自明のことであり、本発明の理解のためには特定の手段は不要である。
【0033】 「高速上昇」信号が存在し、その命令が発せられた時点で窓が実際「近すぎる
」位置にある場合(108、120)、窓は、その点以外は普通の連続した態様
で上方に駆動(112)される前に、中立位置へ逆方向へ駆動される(122)
。その後、制御装置は、通常の態様で障害物が存在するか否か判定する(114
)。
【0034】 窓が「近すぎる」か否かにつき窓の位置をチェックするステップは、多数の異
なる方法で実行できる。当業者は、窓の走行経路に沿って設けた1個またはそれ
以上のリミットスイッチを用いることができる。あるいは、窓のチャンネルに抵
抗素子を設け、チャンネルを走行する窓がレオスタットとして働いて、チャンネ
ル内の窓の位置に応じて回路の実効抵抗を変化させるようにしてもよい。または
、当業者は、ドアフレームに関する窓の位置を求めるために、その窓に焦点を合
わせた光学式またはレーダーセンサーを用いることも可能である。さらに別の方
法として、モーターそれ自体の出力軸に光学的または導電性マークを設け、軸の
回転をカウントして窓の位置を間接的に求めることができる。再び、窓の位置を
求めるか近似するための方法は、本発明の完全な理解にとって重要ではない。
【0035】 実際、本発明の1つの目的は、必ずしも新しい別の部品を必要とせずに上述し
た制御装置を提供することである。既存の窓制御装置が既存の制御方式の一部と
して窓の位置の測定にモーター軸のカウントを利用している場合、当業者は、同
様に、モーター軸のカウントに基づく窓の位置を利用して、窓が「近すぎる」か
否かを検知することができるであろう。これはもちろん、所望に応じて、さらに
別の部品を使用するのを妨げない。例えば、窓が完全に閉じる前に障害物に当た
ったか否かを判定するための位置の測定には、モーター軸の回転数のカウントが
可能であり、一方、窓がドアに近すぎるか否かを判定するための窓の位置の測定
には、窓に向けた光学的センサーを用いることができるであろう。
【0036】 図3に示す第2及び第3の実施例において、制御アルゴリズム200に入った
後の第1のステップは、再び、「高速上昇」命令が発せられたか否かを判定する
ステップである(202)。「高速上昇」命令がない場合(204)、第1の実
施例と同様に、本発明は特別な動作をしない。如何なる命令があるにせよ(即ち
、「高速上昇」以外のモードにおいて、窓を開ける、窓を閉じる)または実際、
何の命令も存在しない場合でも、本発明の原理とは無関係に、これらの命令が通
常通り実行される。
【0037】 図2に詳細に示す実施例では、図1の実施例において述べたように、通常の「
高速上昇」モードで推移する前に、窓は、中立位置へ逆方向に駆動されない。そ
の代わり、2つの異なる例外的な事象が生起する。第1の例外的な事象は、窓が
「近すぎる」場合、「高速上昇」モードが禁止され、窓はオペレーターが標準の
「閉鎖」命令を継続して発する場合に限り閉じられる。第2の例外的な事象は、
再び、窓が「近すぎる」場合に起きるが、今度は、窓は、障害物検知感度を増加
させた状態の「高速上昇」モードで動作する。これらのうち一方の、または他方
の例外的な事象は、それ自体で十分であるとすぐわかるであろう。しかしながら
、ここでは、それらは、さらに別の利点を提供するように組み合わせることがで
きるということを示すために説明する。ここでは、「高速上昇」モードを禁止す
る目的で「近すぎる」とは、1つの近接距離のことであり、これは、実際、障害
物検知感度を増加する目的で「近すぎる」と定義されるもう1つの近接距離とは
異なるものである。
【0038】 これらの例外的事象をさらに説明するために、「高速上昇」モードを禁止する
目的の「近すぎる」か否かのステップを208に示す。第2の実施例の例外的事
象のために、「近すぎる」とは、窓の位置が近接距離42より近く、しかも依然
として近接距離40を越えており、従って、窓が「高速上昇」モードで閉じる場
合、政府の規則により障害物の検知が必要とされる領域内にあると定義される。
「高速上昇」命令が存在し(202、206)、窓が近接距離40と42との間
にある(220においてステップ208は真)場合、「高速上昇」モードが禁止
される。それでも窓を閉じることができるが、オペレーターは、窓を上方に継続
走行させるために「上昇」ボタンを押したままにする、通常の「上昇」命令を用
いる必要がある。上昇ボタンを離すと、窓の移動が停止する。一方、窓が近接距
離40と42との間にない(210においてステップ208は非真)の場合、2
12において通常そうであるように、「高速上昇」ステップが継続する。これは
、通常の障害物検知ステップ214を含む。再び、図1に関連して説明したよう
に、高速上昇及び障害物検知を任意所与の状況で実行する態様は、当業者が容易
に想到できる設計の選択範囲内に十分含まれる。本発明を完全に理解するために
は、1つの特定のこれらの機能の実施態様をここで説明することは不要であろう
【0039】 図2にも示す第3の実施例では、高速上昇命令が発せられたか否かを判定し(
204、224)、もしそうであれば再び、その命令が発せられた時点でのその
最終閉位置に関する窓の位置を求める。ここでは、窓が近接距離40と44との
間にあれば(228において、ステップ225が真)、通常の「高速上昇」モー
ドでは、窓は「近すぎる」位置にある。その代わり、230において、高速上昇
の高感度モードが実行される。このモードの間、214において、障害物がある
か否かを判定するために通常追跡されるモーター特性に特別な注意を払う。
【0040】 例えば、障害物に遭遇したか否かの判定に用いる特性がモーター速度である場
合、高感度モードの間、障害物の指示に要するモーター速度の変化の度合を小さ
くする。従って、モーター速度の50%の減少が通常の障害物検知感度時におい
て障害物に遭遇したことを示す場合、感度を増加するには、モーター速度の10
%の減少のような低いしきい値を使用する。逆に、モーター電流特性を観察する
場合、モーター電流の増加率が低ければ、これは通常の障害物検知感度モード時
において必要とされる増加率よりは低いモーター電流の増加率が、高感度モード
で障害物に遭遇したことを示す。障害物の存在または障害物存在の可能性を判定
するために観察するモーター特性は、本発明の理解にとって重要ではない。
【0041】 さらに、窓のフレームに出会う領域に向けられた光学的または容量式センサー
を用いるなどして何らかの他の態様で障害物の検知を行う場合、感度を増加する
には、そうでなければ雑音または散乱干渉に起因するであろう少数の近接信号を
フィルターにより除去する。この「近すぎる」領域における感度を増加する目的
は、窓がその最終的閉位置に非常に近いにもかかわらず、また非常に近いため障
害物の検知がさらに困難になっているにもかかわらず、小さな障害物を容易に検
知できる可能性を増加することである。
【0042】 第3の実施例の説明を終わるが、窓は、高速上昇命令が発せられた時「近すぎ
る」位置にない場合(226)、212において通常の高速上昇モードで動作し
、通常レベルの感度により障害物がないか否かをチェックする(214)。
【0043】 上述したように第2及び第3の実施例は、図3に示すように組み合わせること
が可能であり、その場合、高速上昇を禁止するための「近すぎる」とは近接距離
40と42との間にある(208)ことであり、障害物検知の感度を高くする必
要のための「近すぎる」とは(225、228)、近接距離40と44との間に
あることである。これら2つの実施例は、同じように容易に分離することが可能
であり、ただ一方または他方を用いることができる。同様に、第1の実施例の例
外的処理を第3の実施例の例外的処理と組み合わせるか、あるいはそれらを別々
に利用する。かかる設計の選択は、当業者の技量の範囲内に十分含まれる。
【0044】 従って、これら3つの実施例の説明を理解すると、窓の移動開始位置がその最
終的閉位置に非常に近い時は「高速上昇」命令を例外的に処理するのが望ましい
ことがわかる。これら好ましい実施例の説明を通じて、車両のパワーウインドー
制御システムの「高速上昇」モードについて説明した。しかしながら、当業者は
、可動要素を車両の窓の「高速上昇」命令と類似の連続態様で移動するのを望む
任意の状況に容易に適用可能であることがわかるであろう。
【0045】 例えば、ガレージドアの閉鎖は、本発明の原理を直ちに適用できるものである
。ガレージドアの閉鎖ボタンを瞬間的に押すと、大部分の通常のガレージドアシ
ステムのドアは全閉位置に到達するまで継続して駆動される。閉鎖中に経路に障
害物が検知されれば、その同じガレージドアを再び開く必要がある。車両の窓と
同様に、ガレージドアが閉鎖ボタンを押した時点で全閉位置に非常に近い場合、
障害物の検知はより困難である。同様に、車両の幌カバー、トランクのふた、ま
たはリフトゲートは、連続モードまたは「高速」モードで閉位置への駆動が可能
であり、同様に障害物を検知すると同時にドアを逆動させる必要がある。加工品
の損傷を回避するために工具を移動させる最後の段階で特別な注意を払わなけれ
ばならない工作機械及びロボットにも、容易に利用できることは明らかである。
従って、当業者は、本発明の原理を、移動経路に障害物が検知されると移動を停
止するか、逆方向に移動させなければならない可動要素のある任意の用途、及び
、検知方式の移動経路の任意の部分における有効性が低い状況にも容易に、特別
な実験を伴わずに利用することができるであろう。
【0046】 従って、当業者は、本発明によると、上述した目的、特徴及び利点を完全に提
供するシステム及び方法が得られることがわかるであろう。さらに、好ましい実
施例を図示説明したが、頭書の特許請求の範囲の精神及び範囲に包含される多数
の変形例及び設計変更が存在することが容易に明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、車両窓とその関連の駆動装置及び駆動装置の制御装置を示す概略図で
ある。
【図2】 図2は、図1の窓システムの駆動制御装置の第1の実施例を示すフローチャー
トである。
【図3】 図3は、図1の窓システムの駆動制御装置の第2の実施例を示すフローチャー
トである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),JP (72)発明者 オコナー,スティーブ アメリカ合衆国 ミシガン州 48324 ウ エスト・ブルームフィールド リンウッド 4691 Fターム(参考) 2E052 AA09 BA02 BA04 CA06 EA14 EB01 EC01 GA06 GA08 GA10 GB06 GB12 GC06 GD09 HA01 KA15 LA04 LA07 LA08 3D127 AA02 BB01 CB05 CC05 DF03 DF36 FF03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力装置から可動パネルを閉位置へ駆動する態様を制御する
    コントローラへ送られる第1の閉鎖命令に応答して駆動機構により可動パネルを
    開位置から閉位置へ連続駆動し、閉位置への駆動時に可動パネルが第1の寸法よ
    り小さくないが第2の寸法よりは大きくない障害物に遭遇すると可動パネルを自
    動的に開く方法であって、 第1の閉鎖命令がコントローラへ送られた時点で可動パネルの閉位置からの距
    離が第1の所定の近接距離よりも大きいか否かを判定し、 可動パネルの閉位置からの距離が第1の所定の近接距離より大きい場合に限り
    可動パネルを閉位置へ連続駆動するステップより成り、第1の所定の近接距離は
    少なくとも第2の寸法と同じ大きさである可動パネルを自動的に開く方法。
  2. 【請求項2】 第1の命令がコントローラへ送られた時点で可動パネルが第
    1の所定の近接距離内にある場合、第2の信号を入力装置からコントローラへ送
    るか否かを判定し、第2の信号を入力装置からコントローラへ送らる場合に限り
    可動パネルを閉位置へ駆動するステップを含む請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 第2の信号が入力装置からコントローラへ送られている間だ
    け可動パネルを閉位置へ駆動する請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 第1の命令がコントローラへ送られた時点で可動パネルが第
    1の所定の近接距離内にある場合、可動パネルを閉位置から第2の近接距離まで
    駆動し、その後、可動パネルを第2の近接距離から閉位置へ連続駆動するステッ
    プを含み、第2の近接距離は少なくとも第1の所定の近接距離と同じ大きさであ
    る請求項1の方法。
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US18658100P 2000-03-02 2000-03-02
US60/186,581 2000-03-02
US60/186,580 2000-03-02
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US9234979B2 (en) 2009-12-08 2016-01-12 Magna Closures Inc. Wide activation angle pinch sensor section
US8493081B2 (en) 2009-12-08 2013-07-23 Magna Closures Inc. Wide activation angle pinch sensor section and sensor hook-on attachment principle

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DE19829209C2 (de) 1998-06-30 2001-05-03 Siemens Ag Stellantrieb, insbesondere Fensterheber- bzw. Schiebedachantrieb für ein Kraftfahrzeug

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