JP2003347131A - コイル装置及びリードフレーム - Google Patents
コイル装置及びリードフレームInfo
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- JP2003347131A JP2003347131A JP2002149655A JP2002149655A JP2003347131A JP 2003347131 A JP2003347131 A JP 2003347131A JP 2002149655 A JP2002149655 A JP 2002149655A JP 2002149655 A JP2002149655 A JP 2002149655A JP 2003347131 A JP2003347131 A JP 2003347131A
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Abstract
の劣化、外観不良、及び、歩留低下を防止し得る薄型の
コイル装置を提供する。 【解決手段】第1及び第2の金属板端子2、3は、第1
のつば部12の外面に、互いに間隔を隔てて装着されて
いる。第1及び第2の凸縁(22、32)、(23、3
3)は、互いに反対側において、コア受け部21、31
の周縁から立ち上がり、第1のつば部12の外周に対し
て、間隔G2内の接着剤51、52によって接着されて
いる。絡げ端子24、34は第2の凸縁23、33に隣
接する。外部接続端子25、35はコア受け部21、3
1から延長され、先端部に曲げ部26、36を有する。
コイル4はコイル巻回部11に巻かれ、コイル端末4
1、42が絡げ端子24、34に絡げられ、かつ、接続
されている。
Description
のためのリードフレームに関する。更に詳しくは、薄型
のコイル装置に関する。
型パソコンや、小型の携帯電話などは特にmm単位の極
薄型のものが要望されている。したがって、これらの電
子機器に用いられるコイル装置も特別に小型で薄型のも
のでなければならない。このような用途に用いられるコ
イル装置に関する公知文献例としては、特開平11−2
83840号公報、特開平11−186067号公報等
がある。
は、ドラム状コアと、一対の金属板端子と、コイルとを
備える。一対の金属板端子は、ドラム状コアの一方のフ
ランジに固定される。コイルはドラム状コアのフランジ
間にある巻線部に巻かれている。一対の金属板端子のそ
れぞれは、絡げ端子を備えており、絡げ端子にコイル端
末を絡げる。一対の金属板端子のそれぞれは、更に、外
部接続端子を有しており、外部接続端子を、回路基板等
にはんだ付け固定する。
のフランジに固定される。固定に当たっては、ドラム状
コアのフランジまたは金属板端子に接着剤を塗布し、こ
の接着剤の接着力を利用して、両者を固定する。
薄く、かつ、形状が小型であるため、ドラム状コアのフ
ランジと金属板端子とを、十分な接着強度をもって接着
することが困難であった。また、接着界面から押し出さ
れた接着剤が、金属板端子の表面を伝って外部に漏出
し、製品性能に悪影響を与え、あるいは外観不良等を生
じ、製品歩留を低下させてしまうことが多々あった。
強度が大きく、しかも、接着剤漏出による製品性能の劣
化、外観不良、及び、歩留低下を防止し得る薄型のコイ
ル装置及びこのコイル装置を製造するのに適したリード
フレームを提供することである。
ために、本発明に係るコイル装置は、コアと、第1の金
属板端子と、第2の金属板端子と、コイルとを含む。
部と、第2のつば部とを含む。前記コイル巻回部は、前
記第1及び第2のつば部の間に備えられた環状溝でな
る。
は、コア受け部と、第1の凸縁と、第2の凸縁と、絡げ
端子と、外部接続端子とを含み、前記コアを構成する前
記第1のつば部の外面に、互いに間隔を隔てて装着され
ている。前記コア受け部は、一面が前記第1のつば部の
外面に接着剤によって接着されている。
から連続して前記一面側に立ち上がる。前記第2の凸縁
は、前記第1の凸縁とは反対側において、前記コア受け
部の周縁から連続して前記一面側に立ち上がる。前記第
1及び第2の凸縁は、前記第1のつば部の外周に対し
て、間隔を隔てて対向し、かつ、前記間隔内の前記接着
剤によって接着されている。
し、前記コア受け部の周縁から連続して前記一面側に立
ち上がっている。
記絡げ端子との間において、前記コア受け部の前記一面
から延長され、先端部が前記一面から立ち上がってい
る。
れ、コイル端末が前記絡げ端子に絡げられ、かつ、接続
されている。
において、コアは、コイル巻回部と、第1のつば部と、
第2のつば部とを含み、コイル巻回部は第1及び第2の
つば部の間に備えられた環状溝でなる。即ち、ドラム状
コアである。したがって、ドラム状のコアのコイル巻回
部にコイルを巻装することができる。
端子と、第2の金属板端子とを含んでおり、第1及び第
2の金属板端子のそれぞれは、コアを構成する第1のつ
ば部の外面に、互いに間隔を隔てて装着されている。こ
れにより、互いに独立する一対の金属板端子を備えるコ
イル装置が実現される。
コア受け部を含み、コア受け部は、一面が第1のつば部
の外面に接着剤によって接着されている。したがって、
一対の金属板端子を、コア受け部で、ドラム状のコアの
第1のつば部に安定に接着固定したコイル装置が得られ
る。
れは、第1の凸縁と、第2の凸縁とを含む。第1の凸縁
はコア受け部の周縁から、コア取り付け面となる一面側
に立ち上がり、第2の凸縁も、第1の凸縁とは反対側に
おいて、コア受け部の周縁から一面側に立ち上がる。第
1及び第2の凸縁は、第1のつば部の外周に対して、間
隔を隔てて対向し、かつ、間隔内の接着剤によって接着
されている。この構造によれば、コアと、第1及び第2
の金属板端子との間の接着強度を増大させることができ
る。
ぞれにおいて、第1及び第2の凸縁により、ドラム状コ
アの第1のつば部と金属板端子との接着界面から押し出
された接着剤が、金属板端子の表面を伝って外部に漏出
するのを、コアを挟んだ両側で阻止し、接着剤漏出によ
る製品性能への悪影響、外観不良、及び、製品歩留の低
下を阻止し得る。
連続して立ち上がり、第2の凸縁は、第1の凸縁とは反
対側において、コア受け部の周縁から連続してに立ち上
がるから、薄いリードフレームで構成される第1及び第
2の金属板端子の機械的強度を、第1及び第2の凸縁の
曲げによる強度増大によって補強し、信頼性の高いコイ
ル装置を得ることができる。
絡げ端子を含む。絡げ端子は、第2の凸縁に隣接し、コ
ア受け部の周縁から連続して一面側に立ち上がってい
る。したがって、絡げ端子と第2の凸縁とにより、実質
的に連続する接着剤漏出防止壁を構成し、接着剤の漏出
を、更に効率よく阻止できるようになる。コイルは、コ
イル端末が絡げ端子に絡げられ、かつ、接続されてい
る。接続に当たっては、はんだ付けが用いられる他、絡
げ端子を溶融させる金属溶着等も適用できる。
更に、外部接続端子を含む。外部接続端子は、第1の凸
縁と絡げ端子との間において、コア受け部の一面から延
長されている。したがって、コア受け部、及び、絡げ端
子と同体であって、電気的接続不良等を生じる余地のな
い外部接続構造を実現できる。
面となる一面から立ち上がっている。したがって、外部
端子を回路基板等にはんだ付け実装する場合、先端部の
立ち上がりを利用して、十分なはんだフィレットを形成
し、はんだ付け信頼性を向上させることができる。
び第2のつば部の少なくとも一方は、基部の厚みが、外
周端で見た厚みよりも厚い。このような構造であると、
第1のつば部及び第2のつば部を薄くせざるを得ないこ
の種のコイル装置において、コイル巻回部の底部で見た
第1のつば部または第2のつば部の基部の厚み増大によ
り、第1のつば部または第2のつば部の機械的強度が増
大し、破損しにくくなる。加えて、コイル巻回部の底部
で見た第1のつば部または第2のつば部の基部の厚み増
大により、この部分の断面積が増大し、磁気特性が向上
する。
の凸縁と外部接続端子との間に、リードフレームから切
断された切断部を有する。このような配置によれば、第
1及び第2の金属板端子を、その周縁を有効に利用した
リードフレームを実現できる。
る。即ち、第1及び第2のつば部は、外周が同軸円形状
であり、コイル巻回部は第1及び第2のつば部と同軸の
円形断面である。
の金属板端子のそれぞれにおける第1及び第2の凸縁
は、円弧状であって、第1のつば部の円形状外周に対し
て、一定の円弧状間隔を隔てて対向する。これにより、
ドラム状コアの第1のつば部と、第1及び第2の凸縁と
の間の弧状の間隔の内に、接着剤が充填されるので、コ
アと第1及び第2の金属板端子との間の接着強度が増大
し、機械的接続の信頼性の高いコイル装置が得られる。
端部から、第1のつば部の円形状外周までの間隔が、第
1及び第2の凸縁から第1のつば部の円形状外周までの
間隔よりも大きい態様とする。この態様によれば、外部
接続端子を長く延ばし、はんだ付けによるコアへの影響
を軽減できるとともに、安定にはんだ付けすることがで
きる。
は、回転対称性を有して、第1のつば部に装着されてい
る。このような対称性は、外観的にも、また、製造組立
上も望ましいものである。
がり部と、絡げ部とを有する。立ち上がり部は、コア受
け部から連続して立ち上がる。この構成によれば、絡げ
端子と第2の凸縁とにる接着剤漏出防止壁を、より完全
なものとし、接着剤の漏出を更に効率よく阻止できるよ
うになる。
け部の一面と平行な外方向に延びている。このような構
造であると、コイル端末の絡げ作業を容易に実行するこ
とができる。
ことができる。案内部は、両側端面の一方に設けられた
切欠とすることができる。このような構成によれば、コ
イル端末を、切欠でなる案内部に掛止め、その横ずれを
防止し得る。
の切欠でなる。このような構造であると、絡げ端子のコ
イル端末巻き太りを回避し、小型化を達成できる。
レームは、枠部と、第1の金属板端子部と、第2の金属
板端子部とを。前記枠部は、帯状金属薄板であって、所
定の間隔をおいて、切り抜き空間を有している。
れは、コア受け部と、第1の凸縁と、第2の凸縁と、絡
げ端子と、外部接続端子とを含んでいる。
から連続して前記一面側に立ち上がり、前記第2の凸縁
は、前記第1の凸縁とは反対側において、前記コア受け
部の周縁から連続して前記一面側に立ち上がる。
し、前記コア受け部の周縁から連続して前記一面側に立
ち上がり、前記外部接続端子は、前記第1の凸縁と前記
絡げ端子との間において、前記コア受け部の前記一面か
ら延長され、先端部が前記一面から立ち上がっている。
切り抜き空間において、前記第2の凸縁と前記外部接続
端子との間の連結片により、回転対称性を有して、前記
枠部に連結されている。
ーム上で、第1及び第2の金属板端子部に備えられたコ
ア受け部に、コアに接着剤によって固定することができ
る。
ム上でコアにコイルを巻装し、または、リードフレーム
から、連結片の部分で切断して、コアにコイルを巻装
し、コイル端末を絡げ部に巻き付け固定することによ
り、本発明に係るコイル装置を得ることができる。した
がって、このリードフレームによれば、本発明に係るコ
イル装置を容易に製造することができる。
図を用いて更に詳しく説明する。添付図は、単に例を示
すものに過ぎない。
分解図、図2は図1に示したコイル装置の外観斜視図、
図3は図1及び図2に示したコイル装置の平面図、図4
は図3に示したコイル装置の正面図、図5は図3の5−
5線に沿った断面図、図6は図3の6−6線に沿った断
面図、図7は図3の7−7線に沿った断面図である。
るコイル装置を示しているが、トランス等の他のコイル
装置であってもよい。図示実施例に係るコイル装置は微
少部品であって、具体的な数値としては、縦5.6mm
×横5.0mm×厚み1.0mmの外形寸法に設定され
る。
金属板端子2と、第2の金属板端子3と、コイル4とを
含む。コア1は、コイル巻回部11と、第1のつば部1
2と、第2のつば部13とを含む。コイル巻回部11
は、第1及び第2のつば部12、13の間に備えられた
環状溝でなる。このような形状のコア1は、通常、ドラ
ム型と称されている。
はMn−Zn系フェライトを材料として用い、これらの
粉体を一体成型して焼結したものであってもよいし、ま
たは、焼結体を研削加工したものであってもよい。ま
た、コア1は、例えばパーマロイ、Si−Fe合金等の
金属磁性材料を用い、これらの金属磁性材料でなる薄板
を積層して構成してもよいし、または、これらの金属磁
性材料の粉体を用いて一体成型したものであってもよ
い。
部12は、コイル巻回部11の底部で見た厚みT2が、
外周端で見た厚みT1よりも厚い。実施例では、 コア
1の第1のつば部12及び第2のつば部12の両者と
も、コイル巻回部11の底部で見た厚みT2が、外周端
で見た厚みT1よりも厚くなっている(T2>T1)
が、何れか一方のつば部がT2>T1を満たせばよい。
れは、コア受け部21、31と、第1の凸縁22、32
と、第2の凸縁23、33と、絡げ端子24、34と、
外部接続端子25、35とを含み、コア1を構成する第
1のつば部12の外面に、互いに間隔を隔てて装着され
ている。第1及び第2の金属板端子2、3には、燐青銅
等が用いられ、その厚みは例えば0.05〜0.1mm
程度である。表面に例えば2μm程度のニッケル下地め
っき膜を形成し、その上に、例えば5μm程度の錫めっ
き膜を形成したものが、好ましく用いられる。
21は、一面が第1のつば部12の外面に接着剤51に
よって接着されている。第1の凸縁22は、コア受け部
21の周縁から連続して一面側に立ち上がる。第2の凸
縁23は、第1の凸縁22とは反対側において、コア受
け部21の周縁から連続して一面側に立ち上がる。第1
及び第2の凸縁(22、32)、(23、33)は、第
1のつば部12の外周に対して、間隔G2を隔てて対向
し、かつ、間隔G2の内部の接着剤51、52によって
接着されている。
面と、第1及び第2の凸縁(22、32)、(23、3
3)の内面との間の間隔G2は、例えば、0.1〜0.
3mm前後であり、接着剤51、52は、主として、毛
細管現象により、間隔G2の内部で上昇し、第1のつば
部12の外周面及び第1及び第2の凸縁(22、3
2)、(23、33)の内面を接着する。
し、コア受け部21の周縁から連続して一面側に立ち上
がっている。
げ端子24との間において、コア受け部21の一面側か
ら延長され、先端部が一面側から立ち上がっている。
31は、一面が第1のつば部12の外面に接着剤52に
よって接着されている。第1の凸縁32は、コア受け部
31の周縁から連続して一面側に立ち上がる。第2の凸
縁33は、第1の凸縁32とは反対側において、コア受
け部31の周縁から連続して一面側に立ち上がる。
し、コア受け部31の周縁から連続して一面側に立ち上
がっている。
げ端子34との間において、コア受け部31の一面側か
ら延長され、先端部が一面側から立ち上がっている。
G1を隔てて対向する端縁が直線状であり、この端縁を
弦とするようにして、第1の凸縁22、32、第2の凸
縁23、33及び絡げ端子24、34を連接させる円弧
状端縁を設けた形状になっている。
コイル端末41、42が絡げ端子24、34に絡げら
れ、かつ、接続されている。コイル4は、コイル巻回部
11に巻かれ、コイル端末41、42が絡げ端子24、
34に絡げられ、かつ、接続されている。接続に当たっ
ては、はんだ付けが用いられる他、絡げ端子24、34
を溶融させる金属溶着等も適用できる。図示実施例で
は、アーク溶接等の手段によって、絡げ端子24、34
の一部を溶融させ、ほぼ球状の金属溶着部240、34
0によって、コイル端末41、42を、絡げ端子24、
34に接合してある。
コイル巻回部11と、第1のつば部12と、第2のつば
部13とを含み、コイル巻回部11は第1及び第2のつ
ば部13の間に備えられた環状溝でなる。即ち、ドラム
状コア1である。したがって、ドラム状のコア1のコイ
ル巻回部11にコイル4を巻装することができる。
端子2と、第2の金属板端子3とを含んでおり、第1及
び第2の金属板端子2、3のそれぞれは、コア1を構成
する第1のつば部12の外面に、互いに間隔G1を隔て
て装着されている。これにより、電気的に、互いに独立
する第1及び第2の金属板端子2、3を備えるコイル装
置が実現される。
れは、コア受け部21、31を含み、コア受け部21、
31は、一面が第1のつば部12の外面に接着剤51、
52によって接着されている。したがって、第1及び第
2の金属板端子2、3を、コア受け部21、31で、ド
ラム状のコア1の第1のつば部12に安定に接着固定し
たコイル装置が得られる。
れは、第1の凸縁22、32と、第2の凸縁23、33
とを含む。第1の凸縁22、32はコア受け部21、3
1の周縁から、コア取り付け面となる一面側に立ち上が
り、第2の凸縁23、33も、第1の凸縁22、32と
は反対側において、コア受け部21、31の周縁から一
面側に立ち上がる。ドラム状コア1の第1のつば部12
と、第1及び第2の凸縁(22、32)、(23、3
3)との間には、間隔G2があり、この間隔G2の内部
に、接着剤51、52が充填されている。このため、コ
ア1と第1及び第2の金属板端子2、3との間の接着強
度が増大し、機械的接続の信頼性の高いコイル装置が得
られる。
のそれぞれにおいて、ドラム状コア1の第1のつば部1
2と第1及び第2の金属板端子2、3との接着界面から
押し出された接着剤51、52が、第1及び第2の金属
板端子2、3の表面を伝って外部に漏出するのを、コア
1を挟んだ両側で、第1及び第2の凸縁(22、3
2)、(23、33)により阻止し、接着剤漏出による
製品性能への悪影響、外観不良、及び、製品歩留の低下
を阻止し得る。
部21、31の周縁から連続して立ち上がり、第2の凸
縁23、33は、第1の凸縁22、32とは反対側にお
いて、コア受け部21、31の周縁から連続してに立ち
上がるから、薄いリードフレームで構成される第1及び
第2の金属板端子2、3の機械的強度を、第1及び第2
の凸縁(22、32)、(23、33)の曲げによる強
度増大によって補強し、信頼性の高いコイル装置を得る
ことができる。
れは、絡げ端子24、34を含む。絡げ端子24、34
は、第2の凸縁23、33に隣接し、コア受け部21、
31の周縁から連続して一面側に立ち上がっている。し
たがって、絡げ端子24、34と第2の凸縁23、33
とにより、実質的に連続する壁を構成し、接着剤51、
52による接着強度増大作用及び接着剤51、52の漏
出防止作用を更に促進させることができる。
れは、更に、外部接続端子25、35を含む。外部接続
端子25、35は、第1の凸縁22、32と絡げ端子2
4、34との間において、コア受け部21、31の一面
から延長されている。したがって、コア受け部21、3
1、及び、絡げ端子24、34と同体であって、電気的
接続不良等を生じる余地のない外部接続構造を実現でき
る。
取り付け面となる一面から立ち上がる曲げ部26、36
を有する。好ましい態様として、外部接続端子25、3
5は、先端部から、第1のつば部12の円形状外周まで
の間隔G3が、第1及び第2の凸縁(22、32)、
(23、33)から第1のつば部12の円形状外周まで
の間隔G2よりも大きい態様とする。
端子2、3は、第1の凸縁22、32と外部接続端子2
5、35との間に、リードフレームから切断された連結
残片部27、37を有する。連結残片部27、37のこ
のような配置によれば、第1及び第2の金属板端子2、
3の周縁を有効に利用したリードフレームを実現でき
る。
即ち、第1及び第2のつば部12、13は、外周が同軸
円形状であり、コイル巻回部11は第1及び第2のつば
部12、13と同軸の円形断面である。コア1がドラム
状である場合、第1及び第2の金属板端子2、3のそれ
ぞれにおける第1及び第2の凸縁(22、32)、(2
3、33)は、円弧状であって、第1のつば部12の円
形状外周に対して、間隔G2を隔てて対向する。これに
より、ドラム状コア1の第1のつば部12と、第1及び
第2の凸縁(22、32)、(23、33)との間の弧
状の間隔G2の内部に、接着剤51、52が毛細管現象
等によって充填されるので、コア1と第1及び第2の金
属板端子2、3との間の接着強度が増大し、機械的接続
の信頼性の高いコイル装置が得られる。
部12は、コイル巻回部11の底部で見た基部の厚みT
2が、外周端で見た厚みT1よりも厚い。このような構
造であると、第1のつば部12及び第2のつば部13を
薄くせざるを得ないこの種のコイル装置において、第1
のつば部12または第2のつば部13の基部の厚みT2
の増大により、第1のつば部12及び第2のつば部13
の機械的強度が増大し、破損しにくくなる。加えて、第
1のつば部12及び第2のつば部13の基部の厚みT2
の増大により、この部分の断面積が増大し、磁気特性が
向上する。コア1の第1のつば部12及び第2のつば部
12は、外周端で見た厚みT1が薄くなっているが、外
周端は、もともと、平面積が大きいから、厚みT1が薄
くなっても、所要の磁気特性を得るのに十分な断面積を
確保できる。
しくは、回転対称性を有して、第1のつば部12に装着
されている。このような対称性は、外観的にも、また、
製造組立上も望ましいものである。
て、立ち上がり部241、341と、絡げ部242、3
42とを有する。立ち上がり部241、341は、コア
受け部21、31から連続して立ち上がる。この構成に
よれば、絡げ端子24、34と第2の凸縁23、33と
による接着力増大作用及び接着剤漏出防止作用を、より
完全なものとし、接着剤51、52の漏出を更に効率よ
く阻止できるようになる。
41、341に連続して、コア受け部21、31の一面
と平行な外方向に延びている。このような構造である
と、コイル端末41、42の絡げ作業を容易に実行する
ことができる。
343と、巻き付け部244、344とを含むことがで
きる。案内部243、343は、両側端面の一方に設け
られた切欠とすることができる。このような構成によれ
ば、コイル端末41、42を切欠でなる案内部243、
343に掛止めることにより、金属溶着部240、34
0によって溶着するときに、案内部243、343より
はコイル巻回部11側のコイル端末41、42に加わる
力を、案内部243、343によって遮断または緩和
し、コイル端末41、42の断線を防止し得る。
設けられた2つの切欠を含んでいるる。このような構造
であると、絡げ端子24、34におけるコイル端末巻き
太りを回避し、小型化を達成できる。
等の一面上に実装した状態を示す断面図である。図示す
るように、コイル装置は、外部接続端子25、35が、
基板62の上に形成された導体パターン63、64には
んだ65、66によってはんだ付けされている。外部接
続端子25、35は、先端部に曲げ部26、36を有す
るので、回路基板等にはんだ付け実装する場合、曲げ部
26、36の立ち上がり壁面を利用して、十分なはんだ
フィレットを形成し、はんだ付けの信頼性を向上させる
ことができる。
35は、曲げ部26、36から、第1のつば部12の円
形状外周までの間隔G3が、第1及び第2の凸縁(2
2、32)、(23、33)から第1のつば部12の円
形状外周までの間隔よりも大きい態様とする。この態様
によれば、外部接続端子25、35を長く延ばし、はん
だ付けによるコア1への影響を軽減できるとともに、安
定にはんだ付けすることができる。また、第1及び第2
の凸縁(22、32)、(23、33)から、外部接続
端子25、35を確実に識別し、外部に対する誤接続を
回避し得る。
レームとコイル装置との組み合わせを説明する図であ
る。リードフレーム7は、枠部71と、第1の金属板端
子部2と、第2の金属板端子部3とを有する。枠部71
は、帯状金属薄板であって、所定の間隔をおいて、切り
抜き空間72を有している。
ぞれは、コア受け部21、31と、第1の凸縁22、3
2と、第2の凸縁23、33と、絡げ端子24、34
と、外部接続端子25、35とを含んでいる。
1、31の周縁から連続して一面側に立ち上がり、第2
の凸縁23、33は、第1の凸縁22、32とは反対側
において、コア受け部21、31の周縁から連続して一
面側に立ち上がる。
33に隣接し、コア受け部21、31の周縁から連続し
て一面側に立ち上がっている。
2、32と絡げ端子24、34との間において、コア受
け部21、31の一面側から延長され、先端部に一面側
から立ち上がる曲げ部26、36を有する。
り抜き空間72において、第1の凸縁22、32と外部
接続端子25、35との間の連結片27、37により、
回転対称性を有して、枠部71に対しほぼ直交する関係
で連結されている。
で、第1及び第2の金属板端子部2、3に備えられたコ
ア受け部21、31に、コア1を矢印Aで示す方向に設
置し、接着剤によって固定することができる。
ドフレーム7上、または、リードフレーム7から、連結
片27、37の部分で切断する。図10〜図14はリー
ドフレーム7の連結片27、37の部分で切断した後、
コア1にコイル4を巻装する工程を示す図である。
ム7の連結片27、37の部分で切断して、第1及び第
2の金属板端子2、3と、コア1との接着組立体を得た
後、図11、図12に示すように、クロスワイズ法によ
り、コイル4を方向B1、B2の両方向からクロスさせ
ながら、コア1にコイル4を巻装する。クロスワイズ法
の代わりに、ノーマルワイズ法を適用することもある。
これらの2つの巻線方法は、コイル4の線径に応じて使
い分けられる。
るコイル4の巻装作業が終了した後、コイル端末41
(または42)を、切欠を有する案内部243(または
343)に掛止め、その横ずれを防止しながら、巻き付
け部244、344に巻き付ける。
1(または42)を、適当な位置で切断する。この後、
アーク溶接等の手段によって、絡げ端子24、34の線
端部を溶融させて金属溶着部を作り、コイル端末41
(または42)を溶着する。
したものに限定されるものではない。例えば図15に示
したような形状構造のリードフレームであってもよい。
図15に示したリードフレームでは、第1及び第2の金
属板端子部2、3は、切り抜き空間72において、第1
の凸縁22、32と外部接続端子25、35との間の連
結片27、37により、回転対称性を有して、枠部71
に対し角度θで連結されている。
ば、図9の場合と比較して、リードフレーム単位長さ当
たりの第1及び第2の金属板端子部2、3の取り個数を
増大できる。
着強度が大きく、しかも、接着剤漏出による製品性能の
劣化、外観不良、及び、歩留低下を防止し得る薄型のコ
イル装置及びこのコイル装置を製造するのに適したリー
ドフレームを提供することができる。
る。
に実装した状態を示す断面図である。
イル装置との組み合わせを説明する図である。
る。
る。
る。
る。
る。
別の実施例を示す斜視図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 コアと、第1の金属板端子と、第2の金
属板端子と、コイルとを含むコイル装置であって、 前記コアは、コイル巻回部と、第1のつば部と、第2の
つば部とを含み、 前記コイル巻回部は、前記第1及び第2のつば部の間に
備えられた環状溝でなり、 前記第1及び第2の金属板端子のそれぞれは、コア受け
部と、第1の凸縁と、第2の凸縁と、絡げ端子と、外部
接続端子とを含み、前記コアを構成する前記第1のつば
部の外面に、互いに間隔を隔てて装着されており、 前記コア受け部は、一面が前記第1のつば部の外面に接
着剤によって接着されており、 前記第1の凸縁は、前記コア受け部の周縁から連続して
前記一面側に立ち上がり、 前記第2の凸縁は、前記第1の凸縁とは反対側におい
て、前記コア受け部の周縁から連続して前記一面側に立
ち上がり、 前記第1及び第2の凸縁は、前記第1のつば部の外周に
対して、間隔を隔てて対向し、かつ、前記間隔内の前記
接着剤によって接着されており、 前記絡げ端子は、前記第2の凸縁に隣接し、前記コア受
け部の周縁から連続して前記一面側に立ち上がってお
り、 前記外部接続端子は、前記第1の凸縁と前記絡げ端子と
の間において、前記コア受け部の前記一面から延長さ
れ、先端部が前記一面から立ち上がっており、 前記コイルは、前記コイル巻回部に巻かれ、コイル端末
が前記絡げ端子に絡げられ、かつ、接続されているコイ
ル装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載されたコイル装置であっ
て、 前記第1のつば部及び前記第2のつば部の少なくとも一
方は、基部の厚みが、外周端で見た厚みよりも厚いコイ
ル装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載されたコイル装
置であって、 前記第1及び第2のつば部は、外周が同軸円形状であ
り、 前記コイル巻回部は、前記第1及び第2のつば部と同軸
の円形断面であり、 前記第1及び第2の凸縁は、円弧状であって、前記第1
のつば部の円形状外周に対して、間隔を隔てて対向する
コイル装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載されたコイル装置であっ
て、 前記外部接続端子は、前記先端部から、前記第1のつば
部の円形状外周までの間隔が、前記第1及び第2の凸縁
から前記第1のつば部の円形状外周までの前記間隔より
も大きいコイル装置。 - 【請求項5】 請求項3または4に記載されたコイル装
置であって、 前記第1及び第2の金属板端子は、回転対称性を有し
て、前記第1のつば部に装着されているコイル装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至5の何れかに記載されたコ
イル装置であって、 前記絡げ端子は、立ち上がり部と、絡げ部とを有し、前
記立ち上がり部は、前記コア受け部から連続して立ち上
がり、前記絡げ部は前記立ち上がり部に連続して外方向
に延びているコイル装置。 - 【請求項7】 請求項6に記載されたコイル装置であっ
て、 前記絡げ部は、案内部と、巻き付け部とを含み、 前記案内部は、両側端面の一方に設けられた切欠でな
り、 前記巻き付け部は、両側端面に設けられた2つの切欠で
なるコイル装置。 - 【請求項8】 枠部と、第1の金属板端子部と、第2の
金属板端子部とを含むコイル装置用リードフレームであ
って、 前記枠部は、帯状金属薄板であって、所定の間隔をおい
て、切り抜き空間を有しており、 前記第1及び第2の金属板端子部のそれぞれは、コア受
け部と、第1の凸縁と、第2の凸縁と、絡げ端子と、外
部接続端子とを含んでおり、 前記第1の凸縁は、前記コア受け部の周縁から連続して
前記一面側に立ち上がり、 前記第2の凸縁は、前記第1の凸縁とは反対側におい
て、前記コア受け部の周縁から連続して前記一面側に立
ち上がり、 前記絡げ端子は、前記第2の凸縁に隣接し、前記コア受
け部の周縁から連続して前記一面側に立ち上がり、 前記外部接続端子は、前記第1の凸縁と前記絡げ端子と
の間において、前記コア受け部の前記一面から延長さ
れ、先端部が前記一面から立ち上がっており、 前記第1及び第2の金属板端子部は、前記切り抜き空間
において、前記第1の凸縁と前記外部接続端子との間の
連結片により、回転対称性を有して、前記枠部に連結さ
れているリードフレーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002149655A JP2003347131A (ja) | 2002-05-23 | 2002-05-23 | コイル装置及びリードフレーム |
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