JP2003332716A - 配線基板及び配線基板の製造方法 - Google Patents

配線基板及び配線基板の製造方法

Info

Publication number
JP2003332716A
JP2003332716A JP2002348107A JP2002348107A JP2003332716A JP 2003332716 A JP2003332716 A JP 2003332716A JP 2002348107 A JP2002348107 A JP 2002348107A JP 2002348107 A JP2002348107 A JP 2002348107A JP 2003332716 A JP2003332716 A JP 2003332716A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filled via
via conductor
layer
wiring board
insulating layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002348107A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Yuri
伸治 由利
Kazuhisa Sato
和久 佐藤
Noritaka Ban
典高 伴
Kozo Yamazaki
耕三 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2002348107A priority Critical patent/JP2003332716A/ja
Publication of JP2003332716A publication Critical patent/JP2003332716A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルドビア導体上に接続端子が形成された
配線基板について、ハンダにボイドが生じるのを防止
し、信頼性を向上させることができる配線基板及び配線
基板の製造方法を提供すること。 【解決手段】 配線基板101は、ビアホール125を
有する主面側第2絶縁層124と、このビアホール12
5に形成されたフィルドビア導体128と、このフィル
ドビア導体128の表面に被着した主面側Niメッキ層
136とを備える。このうちフィルドビア導体128
は、その表面が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とさ
れ、また、主面側Niメッキ層136も、フィルドビア
導体128の表面に倣って、その表面が凸状に膨らんだ
形状とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品や他の基
板の端子などと接続される接続端子を有する配線基板及
び配線基板の製造方法に関し、特に、ビア導体上に接続
端子が形成された、あるいは、ビア導体自体が接続端子
とされた配線基板及び配線基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビア導体上に接続端子が形成
された配線基板が知られている。例えば、図18に基板
主面902側の要部の部分拡大断面図を示す配線基板9
01が挙げられる。この配線基板901は、ICチップ
を搭載する基板主面902と、基板裏面(図示しない)
とを有する略板形状である。配線基板901は、図18
に示すように、第1樹脂絶縁層905を備える。その上
には、所定の位置にビアホール908を有する第2樹脂
絶縁層907が積層されている。さらにその上には、所
定の位置に開口910を有するソルダーレジスト層90
9が積層されている。
【0003】第1樹脂絶縁層905と第2樹脂絶縁層9
07との層間には、板状のパッド911が形成されてい
る。このパッド911の中央部上には、第2樹脂絶縁層
907のビアホール908が位置し、ビアホール908
には、パッド911に接続するフィルドビア導体913
(ビアホール908が導体で充填されたビア導体)が形
成されている。このフィルドビア導体913の表面の中
央部上には、ソルダーレジスト層909の開口910が
位置し、開口910内には、フィルドビア導体913に
接続する板状のNiメッキ層(金属層)915が形成さ
れている。さらに、このNiメッキ層915には、ハン
ダバンプ916が溶着し、開口910内からソルダーレ
ジスト層909の表面を越えて突出している。これらN
iメッキ層915とハンダバンプ916が、ICチップ
の端子と接続される接続端子917である。
【0004】このような配線基板901は、次のように
製造する。即ち、第1樹脂絶縁層905とパッド911
とビアホール908を有する第2樹脂絶縁層907とが
形成された基板を用意する。そして、この基板に、フィ
ルドビア導体形成用の電解メッキ液を用いてCuメッキ
を施し、ビアホール908をメッキで充填してフィルド
ビア導体913を形成する。このとき、フィルドビア導
体913の表面は、通常、若干凹むか平らになる。次
に、第2樹脂絶縁層907上に、開口910を有するソ
ルダーレジスト層909を形成する。その後、Niメッ
キを施し、開口910内に露出するフィルドビア導体9
13の表面に、Niメッキ層915を被着させる。その
際、Niメッキ層915の表面も、フィルドビア導体9
13の表面に倣って、若干凹むか平らになる。その後さ
らに、Auメッキを施し、Niメッキ層915上にAu
メッキ層を被着させる。次に、開口910に対応した所
定パターンの印刷マスクを用いて、あるいは、ディスペ
ンサー等を用いて、開口910にハンダペーストを塗布
し、その後、これをリフローしてハンダバンプ916を
形成する。その際、Auメッキは、ハンダ内に拡散する
ので、ハンダバンプ916は、上述したようにNiメッ
キ層915上に形成される。なお、このような技術に関
連する文献として、例えば、特許文献1が挙げられる。
【0005】
【特許文献1】特開2002−134862号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、開口9
10に塗布したハンダペーストをリフローしたときに、
図18中に破線で示すように、ハンダバンプ916に気
泡(ボイド)BDを生じることがある。ハンダペースト
を塗布する際に、空気が巻き込まれやすいためであり、
また、リフロー時にフラックスが逃げ切れず、ハンダ内
に残るためであると考えられる。このようにハンダバン
プ916にボイドBDが内包されると、配線基板901
に熱ストレスが掛かったときなどに、このボイドBDを
起点としたクラックが発生しやすい。つまり、接続端子
917に電気的な接続不良が生じやすく、配線基板90
1の信頼性に劣る。
【0007】本発明はかかる現状に鑑みてなされたもの
であって、フィルドビア導体上に接続端子が形成された
配線基板、あるいは、フィルドビア導体自体が接続端子
とされた配線基板について、ハンダにボイドが生じるの
を防止し、信頼性を向上させることができる配線基板及
び配線基板の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】その解決
手段は、ビアホールを有する絶縁層と、上記ビアホール
に形成されたフィルドビア導体と、上記フィルドビア導
体の表面に被着した金属層と、を備える配線基板であっ
て、上記フィルドビア導体は、その表面が凸状に膨らん
だ膨出部を有する形状とされ、上記金属層も、上記フィ
ルドビア導体の表面に倣って、その表面が凸状に膨らん
だ形状とされている配線基板である。
【0009】この配線基板は、ICチップ等の電子部品
の端子やマザーボード等の他の基板の端子(以下、これ
らを外部の端子とも言う)などと接続される接続端子と
して、フィルドビア導体の表面に形成された金属層を備
える。そして、本発明では、フィルドビア導体は、その
表面が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされ、ま
た、その表面に被着した金属層も、フィルドビア導体の
表面に倣って、その表面が凸状に膨らんだ形状とされて
いる。このような配線基板は、金属層にハンダを形成す
るときに、ハンダにボイドが生じにくい。その理由は、
金属層の表面が凸状に膨らんでいるため、ハンダペース
トを塗布したときに、空気の巻き込みが減るためである
と考えられる。また、リフロー時にフラックス成分がハ
ンダの重心に集まりやすいところ、金属層の表面が膨ら
んでいることにより、ハンダの重心からハンダの表面ま
での距離が短くなるため、フラックス成分が表面に移動
しやすくなり、ボイドとしての内包が低減されるためで
あると考えられる。従って、配線基板に熱ストレスが掛
かったときなどにも、応力がボイド部分に局所的に集中
することがなくなるので、ハンダのクラック耐性が向上
する。よって、接続端子に電気的な接続不良が生じにく
く、配線基板の信頼性を向上させることができる。また
さらに、金属層の表面が膨らんでいることにより、ハン
ダとの接合面積が増加するので、ハンダの接合強度を向
上させることができる。
【0010】なお、フィルドビア導体は、その表面が凸
状に膨らんだ膨出部を有する形状であればよく、表面全
体が膨らんだものでも、表面の一部(例えば中央部)が
膨らんだものでもよい。また、金属層は、上記の要件を
満たすものであればいずれのものでもよく、例えば、N
i層、Sn層、Cu層、Pd層、Au層や、これらを主
成分とする金属層などが挙げられる。また、1層からな
る金属層の他、例えば、Ni層上にAu層が形成された
Ni/Au層など2層以上からなる金属層でもよい。ま
た、絶縁層は、セラミック製でも樹脂製でもよい。即
ち、絶縁体は、アルミナ、窒化アルミニウム、ガラスセ
ラミック、低温焼成セラミックなどのセラミックでも、
エポキシ樹脂、BT樹脂などの樹脂でも、あるいは、ガ
ラス−エポキシ樹脂複合材料、セラミック−樹脂複合材
料などの複合材料などであってもよい。
【0011】また、他の解決手段は、ビアホールを有す
る絶縁層と、上記ビアホールに形成されたフィルドビア
導体と、を備える配線基板であって、上記フィルドビア
導体は、その表面が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状
とされている配線基板である。
【0012】この配線基板は、外部の端子などと接続さ
れる接続端子としてのフィルドビア導体を備える。そし
て、本発明では、このフィルドビア導体は、その表面が
凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされている。この
ような配線基板は、フィルドビア導体上にハンダを形成
するときに、フィルドビア導体の表面が凸状に膨らんで
いるため、ハンダにボイドが生じにくい。従って、ハン
ダのクラック耐性を向上させることができる。よって、
接続端子に電気的な接続不良が生じにくく、配線基板の
信頼性を向上させることができる。またさらに、フィル
ドビア導体の表面が膨らんでいることにより、ハンダと
の接合面積が増加するので、ハンダの接合強度を向上さ
せることができる。
【0013】また、他の解決手段は、ビアホールを有す
る絶縁層と、上記ビアホールに形成されたフィルドビア
導体と、上記フィルドビア導体の表面に被着した金属層
と、上記金属層の表面に溶着したハンダバンプと、を備
える配線基板であって、上記フィルドビア導体は、その
表面が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされ、上記
金属層も、上記フィルドビア導体の表面に倣って、その
表面が凸状に膨らんだ形状とされている配線基板であ
る。
【0014】この配線基板は、外部の端子などと接続さ
れる接続端子として、フィルドビア導体の表面に形成さ
れた金属層とこれに溶着したハンダバンプとを備える。
そして、本発明では、フィルドビア導体は、その表面が
凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされ、また、その
表面に被着した金属層も、フィルドビア導体の表面に倣
って、その表面が凸状に膨らんだ形状とされている。こ
のような配線基板は、その製造にあたり、金属層にハン
ダバンプを形成するときに、金属層の表面が凸状に膨ら
んでいるため、ハンダバンプにボイドが生じにくい。従
って、ハンダバンプのクラック耐性を向上させることが
できる。よって、接続端子に電気的な接続不良が生じに
くく、配線基板の信頼性を向上させることができる。ま
たさらに、金属層の表面が膨らんでいることにより、ハ
ンダバンプとの接合面積が増加するので、ハンダバンプ
の接合強度を向上させることができる。
【0015】また、他の解決手段は、ビアホールを有す
る絶縁層と、上記ビアホールに形成されたフィルドビア
導体と、上記フィルドビア導体の表面に溶着したハンダ
バンプと、を備える配線基板であって、上記フィルドビ
ア導体は、その表面が凸状に膨らんだ膨出部を有する形
状とされている配線基板である。
【0016】この配線基板は、外部の端子などと接続さ
れる接続端子として、フィルドビア導体の表面に溶着し
たハンダバンプを備える。そして、本発明では、フィル
ドビア導体は、その表面が凸状に膨らんだ膨出部を有す
る形状とされている。このような配線基板は、その製造
にあたり、フィルドビア導体上にハンダバンプを形成す
るときに、フィルドビア導体の表面が凸状に膨らんでい
るため、ハンダバンプにボイドが生じにくい。従って、
ハンダバンプのクラック耐性を向上させることができ
る。よって、接続端子に電気的な接続不良が生じにく
く、配線基板の信頼性を向上させることができる。また
さらに、フィルドビア導体の表面が膨らんでいることに
より、ハンダバンプとの接合面積が増加するので、ハン
ダバンプの接合強度を向上させることができる。
【0017】また、他の解決手段は、ビアホールを有す
る絶縁層と、上記ビアホールに形成されたフィルドビア
導体と、上記絶縁層上に積層され、上記フィルドビア導
体の少なくとも一部がその内側に配置された開口を有す
るソルダーレジスト層と、上記開口内において上記フィ
ルドビア導体の表面に被着した金属層と、を備える配線
基板であって、上記フィルドビア導体は、上記開口内に
おいてその表面が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状と
され、上記金属層も、上記フィルドビア導体の表面に倣
って、その表面が凸状に膨らんだ形状とされている配線
基板である。
【0018】この配線基板は、外部の端子などと接続さ
れる接続端子として、ソルダーレジスト層の開口内にお
いてフィルドビア導体の表面に形成された金属層を備え
る。そして、本発明では、フィルドビア導体は、ソルダ
ーレジスト層の開口内においてその表面が凸状に膨らん
だ膨出部を有する形状とされ、また、その表面に被着し
た金属層も、フィルドビア導体の表面に倣って、その表
面が凸状に膨らんだ形状とされている。このような配線
基板は、金属層にハンダを形成するときに、金属層の表
面が凸状に膨らんでいるため、ハンダにボイドが生じに
くい。従って、ハンダのクラック耐性を向上させること
ができる。よって、接続端子に電気的な接続不良が生じ
にくく、配線基板の信頼性を向上させることができる。
またさらに、金属層の表面が膨らんでいることにより、
ハンダとの接合面積が増加するので、ハンダの接合強度
を向上させることができる。
【0019】また、他の解決手段は、ビアホールを有す
る絶縁層と、上記ビアホールに形成されたフィルドビア
導体と、上記絶縁層上に積層され、上記フィルドビア導
体の少なくとも一部がその内側に配置された開口を有す
るソルダーレジスト層と、上記開口内において上記フィ
ルドビア導体の表面に被着した金属層と、上記金属層の
表面に溶着したハンダバンプと、を備える配線基板であ
って、上記フィルドビア導体は、上記開口内においてそ
の表面が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされ、上
記金属層も、上記フィルドビア導体の表面に倣って、そ
の表面が凸状に膨らんだ形状とされている配線基板であ
る。
【0020】この配線基板は、外部の端子などと接続さ
れる接続端子として、ソルダーレジスト層の開口内にお
いてフィルドビア導体の表面に形成された金属層とこれ
に溶着したハンダバンプとを備える。そして、本発明で
は、フィルドビア導体は、ソルダーレジスト層の開口内
においてその表面が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状
とされ、また、その表面に被着した金属層も、フィルド
ビア導体の表面に倣って、その表面が凸状に膨らんだ形
状とされている。このような配線基板は、その製造にあ
たり、金属層にハンダバンプを形成するときに、金属層
の表面が凸状に膨らんでいるため、ハンダバンプにボイ
ドが生じにくい。従って、ハンダバンプのクラック耐性
を向上させることができる。よって、接続端子に電気的
な接続不良が生じにくく、配線基板の信頼性を向上させ
ることができる。またさらに、金属層の表面が膨らんで
いることにより、ハンダバンプとの接合面積が増加する
ので、ハンダバンプの接合強度を向上させることができ
る。
【0021】上記のいずれかに記載の配線基板であっ
て、前記金属層の表面は、前記ソルダーレジスト層の表
面よりも低位にある配線基板とすると良い。
【0022】前述の通り、ハンダにボイドが生じるのを
抑制するためには、フィルドビア導体の表面を膨らま
せ、金属層の表面を膨らませるのがよい。しかし、金属
層の表面がソルダーレジスト層の表面を越えると、例え
ば、搭載するICチップやチップコンデンサ等の電子部
品の端子と接触するため、電子部品のマウント状態に悪
影響を及ぼすことがある。これに対し、本発明では、金
属層の表面がソルダーレジスト層の表面よりも低位であ
るので、電子部品等の端子を接続端子に接続したとき
に、電子部品等を良好な状態で搭載することができる。
一方、金属層の表面は膨らんでいるので、前述したよう
に、ハンダにボイドが生じるのを抑制することができ
る。
【0023】また、他の解決手段は、ビアホールを有す
る絶縁層と、上記ビアホールに形成されたフィルドビア
導体と、上記絶縁層上に積層され、上記フィルドビア導
体の少なくとも一部がその内側に配置された開口を有す
るソルダーレジスト層と、を備える配線基板であって、
上記フィルドビア導体は、上記開口内においてその表面
が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされている配線
基板である。
【0024】この配線基板は、外部の端子などと接続さ
れる接続端子としてのフィルドビア導体を備える。そし
て、本発明では、このフィルドビア導体は、ソルダーレ
ジスト層の開口内においてその表面が凸状に膨らんだ膨
出部を有する形状とされている。このような配線基板
は、フィルドビア導体上にハンダを形成するときに、フ
ィルドビア導体の表面が凸状に膨らんでいるため、ハン
ダにボイドが生じにくい。従って、ハンダのクラック耐
性を向上させることができる。よって、接続端子に電気
的な接続不良が生じにくく、配線基板の信頼性を向上さ
せることができる。またさらに、フィルドビア導体の表
面が膨らんでいることにより、ハンダとの接合面積が増
加するので、ハンダの接合強度を向上させることができ
る。
【0025】また、他の解決手段は、ビアホールを有す
る絶縁層と、上記ビアホールに形成されたフィルドビア
導体と、上記絶縁層上に積層され、上記フィルドビア導
体の少なくとも一部がその内側に配置された開口を有す
るソルダーレジスト層と、上記フィルドビア導体の表面
に溶着したハンダバンプと、を備える配線基板であっ
て、上記フィルドビア導体は、上記開口内においてその
表面が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされている
配線基板である。
【0026】この配線基板は、外部の端子などと接続さ
れる接続端子として、フィルドビア導体の表面に溶着し
たハンダバンプを備える。そして、本発明では、フィル
ドビア導体は、ソルダーレジスト層の開口内においてそ
の表面が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされてい
る。このような配線基板は、その製造にあたり、フィル
ドビア導体上にハンダバンプを形成するときに、フィル
ドビア導体の表面が凸状に膨らんでいるため、ハンダバ
ンプにボイドが生じにくい。従って、ハンダバンプのク
ラック耐性を向上させることができる。よって、接続端
子に電気的な接続不良が生じにくく、配線基板の信頼性
を向上させることができる。またさらに、フィルドビア
導体の表面が膨らんでいることにより、ハンダバンプと
の接合面積が増加するので、ハンダバンプの接合強度を
向上させることができる。
【0027】上記のいずれかに記載の配線基板であっ
て、前記フィルドビア導体の表面は、前記ソルダーレジ
スト層の表面よりも低位にある配線基板とすると良い。
【0028】本発明では、フィルドビア導体の表面がソ
ルダーレジスト層の表面よりも低位である。このため、
電子部品等の端子を接続端子に接続したときに、電子部
品等を良好な状態で搭載することができる。一方、フィ
ルドビア導体の表面は膨らんでいるので、前述したよう
に、ハンダにボイドが生じるのを抑制することができ
る。
【0029】また、他の解決手段は、第1ビアホールと
第2ビアホールを有する絶縁層と、上記第1ビアホール
に形成された第1フィルドビア導体と、上記第2ビアホ
ールに形成された第2フィルドビア導体と、上記絶縁層
上に積層され、上記第1フィルドビア導体の少なくとも
一部がその内側に配置された開口を有し、上記第2フィ
ルドビア導体を覆うソルダーレジスト層と、上記開口内
において上記第1フィルドビア導体の表面に被着した金
属層と、を備える配線基板であって、上記第1フィルド
ビア導体は、上記開口内においてその表面が凸状に膨ら
んだ膨出部を有する形状とされ、上記金属層も、上記第
1フィルドビア導体の表面に倣って、その表面が凸状に
膨らんだ形状とされ、上記第2フィルドビア導体は、そ
の表面が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされてい
る配線基板である。
【0030】この配線基板は、外部の端子などと接続さ
れる接続端子として、ソルダーレジスト層の開口内にお
いて第1フィルドビア導体の表面に形成された金属層を
備える。そして、本発明では、第1フィルドビア導体
は、ソルダーレジスト層の開口内においてその表面が凸
状に膨らんだ膨出部を有する形状とされ、また、その表
面に被着した金属層も、第1フィルドビア導体の表面に
倣って、その表面が凸状に膨らんだ形状とされている。
このような配線基板は、金属層にハンダを形成するとき
に、金属層の表面が凸状に膨らんでいるため、ハンダに
ボイドが生じにくい。従って、ハンダのクラック耐性を
向上させることができる。よって、接続端子に電気的な
接続不良が生じにくく、配線基板の信頼性を向上させる
ことができる。またさらに、金属層の表面が膨らんでい
ることにより、ハンダとの接合面積が増加するので、ハ
ンダの接合強度を向上させることができる。
【0031】他方、この配線基板は、ソルダーレジスト
層の覆われた第2フィルドビア導体を備える。このよう
なビア導体を有する配線基板は、その製造にあたり、ソ
ルダーレジスト層を形成したとき、ビア導体上にボイド
が生じる可能性がある。ボイドが生じると、その部分か
らソルダーレジスト層が剥がれやすくなる。これに対
し、本発明では、第2フィルドビア導体は、その表面が
凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされている。この
ため、ソルダーレジスト層を形成したときに、第2フィ
ルドビア導体上にボイドが生じにくい。従って、配線基
板の信頼性を向上させることができる。
【0032】また、他の解決手段は、第1ビアホールと
第2ビアホールを有する絶縁層と、上記第1ビアホール
に形成された第1フィルドビア導体と、上記第2ビアホ
ールに形成された第2フィルドビア導体と、上記絶縁層
上に積層され、上記第1フィルドビア導体の少なくとも
一部がその内側に配置された開口を有し、上記第2フィ
ルドビア導体を覆うソルダーレジスト層と、上記開口内
において上記第1フィルドビア導体の表面に被着した金
属層と、上記金属層の表面に溶着したハンダバンプと、
を備える配線基板であって、上記第1フィルドビア導体
は、上記開口内においてその表面が凸状に膨らんだ膨出
部を有する形状とされ、上記金属層も、上記第1フィル
ドビア導体の表面に倣って、その表面が凸状に膨らんだ
形状とされ、上記第2フィルドビア導体は、その表面が
凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされている配線基
板である。
【0033】この配線基板は、外部の端子などと接続さ
れる接続端子として、ソルダーレジスト層の開口内にお
いて第1フィルドビア導体の表面に形成された金属層と
これに溶着したハンダバンプとを備える。そして、本発
明では、第1フィルドビア導体は、ソルダーレジスト層
の開口内においてその表面が凸状に膨らんだ膨出部を有
する形状とされ、また、その表面に被着した金属層も、
第1フィルドビア導体の表面に倣って、その表面が凸状
に膨らんだ形状とされている。このような配線基板は、
その製造にあたり、金属層にハンダバンプを形成すると
きに、金属層の表面が凸状に膨らんでいるため、ハンダ
バンプにボイドが生じにくい。従って、ハンダバンプの
クラック耐性を向上させることができる。よって、接続
端子に電気的な接続不良が生じにくく、配線基板の信頼
性を向上させることができる。またさらに、金属層の表
面が膨らんでいることにより、ハンダバンプとの接合面
積が増加するので、ハンダバンプの接合強度を向上させ
ることができる。
【0034】他方、本発明では、ソルダーレジスト層の
覆われた第2フィルドビア導体を備えるが、この第2フ
ィルドビア導体は、その表面が凸状に膨らんだ膨出部を
有する形状とされている。このため、その製造の際、ソ
ルダーレジスト層を形成したときに、第2フィルドビア
導体上にボイドが生じにくい。従って、配線基板の信頼
性を向上させることができる。
【0035】さらに、上記のいずれかに記載の配線基板
であって、前記金属層の表面は、前記ソルダーレジスト
層の表面よりも低位にある配線基板とすると良い。
【0036】本発明では、金属層の表面がソルダーレジ
スト層の表面よりも低位である。このため、電子部品等
の端子を接続端子に接続したときに、電子部品等を良好
な状態で搭載することができる。一方、金属層の表面は
膨らんでいるので、前述したように、ハンダにボイドが
生じるのを抑制することができる。
【0037】また、他の解決手段は、第1ビアホールと
第2ビアホールを有する絶縁層と、上記第1ビアホール
に形成された第1フィルドビア導体と、上記第2ビアホ
ールに形成された第2フィルドビア導体と、上記絶縁層
上に積層され、上記第1フィルドビア導体の少なくとも
一部がその内側に配置された開口を有し、上記第2フィ
ルドビア導体を覆うソルダーレジスト層と、を備える配
線基板であって、上記第1フィルドビア導体は、上記開
口内においてその表面が凸状に膨らんだ膨出部を有する
形状とされ、上記第2フィルドビア導体は、その表面が
凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされている配線基
板である。
【0038】この配線基板は、外部の端子などと接続さ
れる接続端子としての第1フィルドビア導体を備える。
そして、本発明では、この第1フィルドビア導体は、ソ
ルダーレジスト層の開口内においてその表面が凸状に膨
らんだ膨出部を有する形状とされている。このような配
線基板は、第1フィルドビア導体上にハンダを形成する
ときに、第1フィルドビア導体の表面が凸状に膨らんで
いるため、ハンダにボイドが生じにくい。従って、ハン
ダのクラック耐性を向上させることができる。よって、
接続端子に電気的な接続不良が生じにくく、配線基板の
信頼性を向上させることができる。またさらに、第1フ
ィルドビア導体の表面が膨らんでいることにより、ハン
ダとの接合面積が増加するので、ハンダの接合強度を向
上させることができる。
【0039】他方、本発明では、ソルダーレジスト層の
覆われた第2フィルドビア導体を備えるが、この第2フ
ィルドビア導体は、その表面が凸状に膨らんだ膨出部を
有する形状とされている。このため、その製造の際、ソ
ルダーレジスト層を形成したときに、第2フィルドビア
導体上にボイドが生じにくい。従って、配線基板の信頼
性を向上させることができる。
【0040】また、他の解決手段は、第1ビアホールと
第2ビアホールを有する絶縁層と、上記第1ビアホール
に形成された第1フィルドビア導体と、上記第2ビアホ
ールに形成された第2フィルドビア導体と、上記絶縁層
上に積層され、上記第1フィルドビア導体の少なくとも
一部がその内側に配置された開口を有し、上記第2フィ
ルドビア導体を覆うソルダーレジスト層と、上記第1フ
ィルドビア導体の表面に溶着したハンダバンプと、を備
える配線基板であって、上記第1フィルドビア導体は、
上記開口内においてその表面が凸状に膨らんだ膨出部を
有する形状とされ、上記第2フィルドビア導体は、その
表面が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされている
配線基板である。
【0041】この配線基板は、外部の端子などと接続さ
れる接続端子として、第1フィルドビア導体の表面に溶
着したハンダバンプを備える。そして、本発明では、第
1フィルドビア導体は、ソルダーレジスト層の開口内に
おいてその表面が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状と
されている。このような配線基板は、その製造にあた
り、第1フィルドビア導体上にハンダバンプを形成する
ときに、第1フィルドビア導体の表面が凸状に膨らんで
いるため、ハンダバンプにボイドが生じにくい。従っ
て、ハンダバンプのクラック耐性を向上させることがで
きる。よって、接続端子に電気的な接続不良が生じにく
く、配線基板の信頼性を向上させることができる。また
さらに、第1フィルドビア導体の表面が膨らんでいるこ
とにより、ハンダバンプとの接合面積が増加するので、
ハンダバンプの接合強度を向上させることができる。
【0042】他方、本発明では、ソルダーレジスト層の
覆われた第2フィルドビア導体を備えるが、この第2フ
ィルドビア導体は、その表面が凸状に膨らんだ膨出部を
有する形状とされている。このため、その製造の際、ソ
ルダーレジスト層を形成したときに、第2フィルドビア
導体上にボイドが生じにくい。従って、配線基板の信頼
性を向上させることができる。
【0043】さらに、上記のいずれかに記載の配線基板
であって、前記第1フィルドビア導体の表面は、前記ソ
ルダーレジスト層の表面よりも低位にある配線基板とす
ると良い。
【0044】本発明では、第1フィルドビア導体の表面
がソルダーレジスト層の表面よりも低位である。このた
め、電子部品等の端子を接続端子に接続したときに、電
子部品等を良好な状態で搭載することができる。一方、
第1フィルドビア導体の表面は膨らんでいるので、前述
したように、ハンダにボイドが生じるのを抑制すること
ができる。
【0045】さらに、上記のいずれかに記載の配線基板
であって、前記ソルダーレジスト層のうち、前記第2フ
ィルドビア導体の膨出部上に積層された部分の厚さは、
5μm以上である配線基板とすると良い。
【0046】第2フィルドビア導体の表面を凸状に膨ら
ませると、第2フィルドビア導体上にボイドが生じるの
を防止することができる。しかし、この膨出部の高さが
高くなり、その上のソルダーレジスト層の厚みが薄くな
り過ぎると、配線基板の外観が損なわれる。これに対
し、本発明では、ソルダーレジスト層のうち、第2フィ
ルドビア導体の膨出部上に積層された部分の厚さは、5
μm以上であるので、第2フィルドビア導体上にボイド
が生じるのを防止することができる上、配線基板の外観
も良好とすることができる。
【0047】さらに、上記のいずれかに記載の配線基板
であって、前記第2フィルドビア導体は、その表面全面
が粗化面である配線基板とすると良い。
【0048】第2フィルドビア導体の表面のうち凸状に
膨出した部分が粗化されていない場合には、この膨出部
からソルダーレジスト層が剥がれやすくなる。これに対
し、本発明では、膨出部を含め、第2フィルドビア導体
の表面全面が粗化面である。従って、第2フィルドビア
導体とソルダーレジスト層との密着強度を向上させるこ
とができる。
【0049】さらに、上記の配線基板であって、前記ソ
ルダーレジスト層は、真空ラミネートにより形成されて
なり、前記第2フィルドビア導体の膨出部の高さは、1
5μm以下である配線基板とするのが好ましい。
【0050】ソルダーレジスト層が真空ラミネートによ
り形成される場合には、第2フィルドビア導体の膨出部
の高さが高いと、搬送ローラや真空シールローラにより
膨出部が擦れて潰れ、粗化面の表面粗度が低下し、なめ
らかな面になる。このようになると、この膨出部からソ
ルダーレジスト層が剥がれやすくなる。これに対し、本
発明では、この膨出部の高さが15μm以下であるの
で、導体粗化後にソルダーレジスト層を形成したとき
に、真空シールローラ等により膨出部が多少潰れること
はあっても、その表面粗度はある程度維持される。従っ
て、第2フィルドビア導体とソルダーレジスト層との密
着強度を向上させ、配線基板の信頼性を向上させること
ができる。
【0051】さらに、上記の配線基板であって、前記第
2フィルドビア導体の膨出部の高さは、5μm以下であ
る配線基板とするのが好ましい。
【0052】本発明によれば、第2フィルドビア導体の
膨出部の高さが5μm以下とさらに低いので、ソルダー
レジスト層を形成したときに、膨出部自体が潰れにくく
なり、その表面粗度が維持される。従って、第2フィル
ドビア導体とソルダーレジスト層との密着強度をさらに
向上させ、さらに配線基板の信頼性を向上させることが
できる。
【0053】また、他の解決手段は、第1ビアホールと
第2ビアホールを有する絶縁層と、上記第1ビアホール
に形成された第1フィルドビア導体と、上記第2ビアホ
ールに形成された第2フィルドビア導体と、上記絶縁層
上に積層され、上記第1フィルドビア導体の少なくとも
一部がその内側に配置された開口を有し、上記第2フィ
ルドビア導体を覆うソルダーレジスト層と、上記開口内
において上記第1フィルドビア導体の表面に被着した金
属層と、上記金属層の表面に溶着したハンダバンプと、
を備え、上記第1フィルドビア導体は、上記開口内にお
いてその表面が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とさ
れ、上記金属層も、上記第1フィルドビア導体の表面に
倣って、その表面が凸状に膨らんだ形状とされ、上記第
2フィルドビア導体は、その表面が凸状に膨らんだ膨出
部を有する形状とされている配線基板の製造方法であっ
て、電解メッキにより、上記膨出部を有する第1フィル
ドビア導体と上記膨出部を有する第2フィルドビア導体
とを同時に形成するフィルドビア形成工程であって、上
記膨出部の高さが15μm以下の上記第2フィルドビア
導体を形成するフィルドビア形成工程と、上記第2フィ
ルドビア導体の表面全面を粗化する粗化工程と、真空ラ
ミネートにより、前記絶縁層上に前記ソルダーレジスト
層を形成するソルダーレジスト層形成工程と、を備える
配線基板の製造方法である。
【0054】前述したように、第2フィルドビア導体の
表面のうち凸状に膨出した部分が粗化されていない場合
には、この膨出部からソルダーレジスト層が剥がれやす
くなるので、第2フィルドビア導体の表面全面を粗化す
るのがよい。しかし、ソルダーレジスト層を真空ラミネ
ートにより形成する場合には、膨出部の高さが高いと、
搬送ローラや真空シールローラにより膨出部が擦れて潰
れ、粗化面の表面粗度が低下し、なめらかな面になる。
このようになると、この膨出部からソルダーレジスト層
が剥がれやすくなる。
【0055】これに対し、本発明では、電解メッキによ
り、膨出部を有する第1フィルドビア導体と膨出部を有
する第2フィルドビア導体とを同時に形成するフィルド
ビア形成工程において、膨出部の高さが15μm以下の
第2フィルドビア導体を形成する。そして、第2フィル
ドビア導体の表面全面を粗化し、その後、真空ラミネー
トにより、絶縁層及び第2フィルドビア導体上にソルダ
ーレジスト層を形成する。このように第2フィルドビア
導体の膨出部の高さを15μm以下と抑えれば、導体の
粗化後、ソルダーレジスト層を形成したときに、膨出部
が多少潰れることはあっても、その表面粗度はある程度
維持される。従って、第2フィルドビア導体とソルダー
レジスト層との密着強度を向上させ、信頼性を向上させ
ることができる。
【0056】また、他の解決手段は、第1ビアホールと
第2ビアホールを有する絶縁層と、上記第1ビアホール
に形成された第1フィルドビア導体と、上記第2ビアホ
ールに形成された第2フィルドビア導体と、上記絶縁層
上に積層され、上記第1フィルドビア導体の少なくとも
一部がその内側に配置された開口を有し、上記第2フィ
ルドビア導体を覆うソルダーレジスト層と、上記第1フ
ィルドビア導体の表面に溶着したハンダバンプと、を備
え、上記第1フィルドビア導体は、上記開口内において
その表面が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされ、
上記第2フィルドビア導体は、その表面が凸状に膨らん
だ膨出部を有する形状とされている配線基板の製造方法
であって、電解メッキにより、上記膨出部を有する第1
フィルドビア導体と上記膨出部を有する第2フィルドビ
ア導体とを同時に形成するフィルドビア形成工程であっ
て、上記膨出部の高さが15μm以下の上記第2フィル
ドビア導体を形成するフィルドビア形成工程と、上記第
2フィルドビア導体の表面全面を粗化する粗化工程と、
真空ラミネートにより、上記絶縁層上に上記ソルダーレ
ジスト層を形成するソルダーレジスト層形成工程と、を
備える配線基板の製造方法である。
【0057】本発明では、電解メッキにより、膨出部を
有する第1フィルドビア導体と膨出部を有する第2フィ
ルドビア導体とを同時に形成するフィルドビア形成工程
において、膨出部の高さが15μm以下の第2フィルド
ビア導体を形成する。そして、第2フィルドビア導体の
表面全面を粗化し、その後、真空ラミネートにより、絶
縁層及び第2フィルドビア導体上にソルダーレジスト層
を形成する。このように第2フィルドビア導体の膨出部
の高さを15μm以下と抑えれば、導体の粗化後、ソル
ダーレジスト層を形成したときに、膨出部が多少潰れる
ことはあっても、その表面粗度はある程度維持される。
従って、第2フィルドビア導体とソルダーレジスト層と
の密着強度を向上させ、信頼性を向上させることができ
る。
【0058】さらに、上記の配線基板の製造方法であっ
て、前記フィルドビア形成工程において、前記膨出部の
高さが5μm以下の前記第2フィルドビア導体を形成す
る配線基板の製造方法とすると良い。
【0059】本発明によれば、第2フィルドビア導体の
膨出部の高さを5μm以下とさらに低くしている。この
ようにすれば、ソルダーレジスト層を形成したときに、
膨出部自体が潰れにくくなり、その表面粗度が維持され
る。従って、第2フィルドビア導体とソルダーレジスト
層との密着強度をさらに向上させ、さらに信頼性を向上
させることができる。
【0060】
【発明の実施の形態】(実施形態1)以下、本発明の実
施の形態を、図面を参照しつつ説明する。本実施形態の
配線基板101について、図1に部分断面図を示す。ま
た、図2に主面側接続端子135近傍の部分拡大断面図
を、図3に主面側第2絶縁層124の第2フィルドビア
導体130近傍の部分拡大断面図を、図4に裏面側接続
端子155近傍の部分拡大断面図を示す。
【0061】この配線基板101は、図1中に破線で示
すICチップICが搭載される基板主面102と、図示
しないマザーボードに接続される基板裏面103とを有
する略矩形の略板形状である。配線基板101は、その
中心にガラス−エポキシ樹脂からなる厚さ約800μm
のコア基板111を備える。このコア基板111のコア
主面112上には、エポキシ樹脂等からなる厚さ約35
μmの主面側第1絶縁層121が積層され、その上に
は、同じくエポキシ樹脂等からなる厚さ約35μmの主
面側第2絶縁層124が積層され、さらにその上には、
同じくエポキシ樹脂等からなる厚さ約25μmの主面側
ソルダーレジスト層133が積層されている。また同様
に、コア基板111のコア裏面113上には、エポキシ
樹脂等からなる厚さ約35μmの裏面側第1絶縁層14
1が積層され、その上には、同じくエポキシ樹脂等から
なる厚さ約35μmの裏面側第2絶縁層144が積層さ
れ、さらにその上には、同じくエポキシ樹脂等からなる
厚さ約25μmの裏面側ソルダーレジスト層153が積
層されている。
【0062】主面側第1絶縁層121の表面及び主面側
第2絶縁層124の表面、並びに、裏面側第1絶縁層1
41の表面及び裏面側第2絶縁層144の表面は、それ
ぞれ表面粗さRa=約0.5μmの粗化面とされている
(図2〜図4参照)。絶縁層同士の密着性や絶縁層とソ
ルダーレジスト層との密着性、また、絶縁層と後述する
導体層等との密着性を向上させるためである。
【0063】コア基板111には、これを貫通する直径
約350μmの多数のスルーホール115が所定の位置
に形成され、その内周面には、Cuからなる略筒状の厚
さ約20μmのスルーホール導体116がそれぞれ形成
されている。各スルーホール導体116内には、エポキ
シ樹脂等からなる略円柱形状の樹脂充填体117がそれ
ぞれ形成されている。
【0064】主面側第1絶縁層121には、これを貫通
する開口径約65μmの多数のビアホール122が所定
の位置に形成され、その内部及びその上には、Cuから
なるフィルドビア導体123がそれぞれ形成されてい
る。具体的には、各々のフィルドビア導体123は、ビ
アホール122内に形成された略円錐台状の円錐台部
と、その上に形成された直径約125μm、厚さ約1
4.5μmの円盤状の円盤部とを有する。さらに、円盤
部の中央上には、凸状に膨らみ、底面の直径が約55μ
m、高さが約5μmの膨出部を有する。つまり、このフ
ィルドビア導体123は、表面が凸状に膨らんだ膨出部
を有する形状とされている。また、フィルドビア導体1
23の表面全面は、主面側第2絶縁層127との密着性
を向上させるため、表面粗さRa=約0.5μmの粗化
面とされている。
【0065】また、図1〜図3に示すように、主面側第
2絶縁層124にも、これを貫通する開口径約65μm
の多数のビアホール125が所定の位置に形成され、そ
の内部及びその上には、Cuからなるフィルドビア導体
128がそれぞれ形成されている。具体的には、ビアホ
ール125は、ICチップICを搭載する領域下に配置
された第1ビアホール126と、それ以外の領域下に配
置された第2ビアホール127に分類することができ
る。第1ビアホール126には第1フィルドビア導体1
29が、第2ビアホール127には第2フィルドビア導
体130が形成されている。第1フィルドビア導体12
9も第2フィルドビア導体130も、第1ビアホール1
26または第2ビアホール127内に形成された略円錐
台状の円錐台部129P,130Pと、その上に形成さ
れた直径約125μm、厚さ約14.5μmの円盤状の
円盤部129Q,130Qとを有する(図2及び図3参
照)。さらに、円盤部129Q,130Qの中央上に
は、凸状に膨らみ、底面の直径が約55μm、高さが約
5μmの膨出部129R,130Rを有する。つまり、
これら第1,第2フィルドビア導体129,130は、
表面が凸状に膨らんだ膨出部129R,130Rを有す
る形状とされている。また、第1,第2フィルドビア導
体129,130の表面全面は、主面側ソルダーレジス
ト層133との密着性を向上させるため、表面粗さRa
=約0.5μmの粗化面とされている。
【0066】主面側ソルダーレジスト層133には、図
1及び図2に示すように、これを貫通する直径約60μ
mの多数の主面側開口134がICチップICを搭載す
る領域に平面視略格子状に形成されている。これら主面
側開口134の内側には、主面側第2絶縁層124に形
成された第1フィルドビア導体129の中央部、具体的
には、第1フィルドビア導体129の膨出部129Rが
位置している。そして、各主面側開口134には、第1
フィルドビア導体129に接続し、他方で搭載するIC
チップICの端子と接続される主面側接続端子135が
それぞれ形成されている。これらの主面側接続端子13
5は、主面側開口134内において第1フィルドビア導
体129の表面に被着した厚さ約7μmの主面側Niメ
ッキ層136と、この主面側Niメッキ層136の表面
に溶着し、主面側ソルダーレジスト層133の表面を越
えて突出するハンダバンプ138とからなる。
【0067】このうち主面側Niメッキ層136は、ほ
ぼ均一な厚さ(約7μm)であるので、第1フィルドビ
ア導体129の表面に倣って、その表面が凸状に膨らん
だ形状とされている。また、主面側開口134の深さ
(主面側ソルダーレジスト層133の厚さ)は約25μ
mであるところ、第1フィルドビア導体129の膨出部
129Rの高さが約5μmであり、主面側Niメッキ層
136の厚さが約7μmであるから、主面側Niメッキ
層136の表面は、主面側開口134の底面から約12
μmの高さにある。従って、主面側Niメッキ層136
の表面は、主面側ソルダーレジスト層133の表面より
も低位にある。一方、主面側第2絶縁層124に形成さ
れた第2フィルドビア導体130は、その表面全面がこ
の主面側ソルダーレジスト層133に覆われている(図
1及び図3参照)。主面側ソルダーレジスト層133の
うち、第2フィルドビア導体130の膨出部130R上
に積層された部分の厚さは、約5.5μmである。
【0068】図1に示すように、裏面側第1絶縁層14
1にも、これを貫通する開口径約65μmの多数のビア
ホール142が所定の位置に形成され、その内部及びそ
の上には、Cuからなるフィルドビア導体143がそれ
ぞれ形成されている。具体的には、各々のフィルドビア
導体143は、フィルドビア導体123,128と同様
に、円錐台部と円盤部と膨出部とからなり、表面が凸状
に膨らんだ膨出部を有する形状とされている。また、そ
の表面全面は、裏面側第2絶縁層144との密着性を向
上させるため、粗化面とされている。
【0069】また、図1及び図4に示すように、裏面側
第2絶縁層144にも、これを貫通する開口径約65μ
mの多数のビアホール145が所定の位置に形成され、
その内部及びその上には、Cuからなるフィルドビア導
体148がそれぞれ形成されている。具体的には、各々
のフィルドビア導体148は、フィルドビア導体12
3,128,143と同様に、ビアホール145内に形
成された略円錐台状の円錐台部148Pと、その上に形
成された直径約800μm、厚さ約14.5μmの円盤
状の円盤部148Qと、その中央上に凸状に膨らみ、底
面の直径が約55μm、高さが約5μmの膨出部148
Rとからなる(図4参照)。従って、このフィルドビア
導体148も、表面が凸状に膨らんだ膨出部148Rを
有する形状とされている。また、フィルドビア導体14
8の表面全面は、裏面側ソルダーレジスト層153との
密着性を向上させるため、表面粗さRa=約0.5μm
の粗化面とされている。
【0070】裏面側ソルダーレジスト層153には、こ
れを貫通する直径約650μmの多数の裏面側開口15
4が平面視略格子状に形成されている(図1及び図4参
照)。これら裏面側開口154の内側には、裏面側第2
絶縁層144に形成されたフィルドビア導体148の中
央部、具体的には、フィルドビア導体148の膨出部1
48Rと円盤部148Qの一部が位置している。そし
て、各裏面側開口154には、フィルドビア導体148
と接続し、他方でマザーボードの端子と接続される裏面
側接続端子155がそれぞれ形成されている。これらの
裏面側接続端子155は、裏面側開口154内において
フィルドビア導体148の表面に被着した厚さ約7μm
の裏面側Niメッキ層156と、この裏面側Niメッキ
層156の表面に被着した厚さ約0.05μmの裏面側
Auメッキ層157とからなる。
【0071】このうち裏面側Niメッキ層156は、ほ
ぼ均一な厚さ(約7μm)であるので、フィルドビア導
体148の表面に倣って、その表面が凸状に膨らんだ形
状とされている。また、裏面側開口154の深さ(裏面
側ソルダーレジスト層153の厚さ)は約25μmであ
るところ、フィルドビア導体148の膨出部148Rの
高さが約5μmであり、裏面側Niメッキ層156の厚
さが約7μm、裏面側Auメッキ層157の厚さが約
0.05μmであるから、金属層の表面(裏面側Auメ
ッキ層156の表面)は、裏面側開口154の底面から
約12μmの高さにある。従って、金属層の表面は、裏
面ソルダーレジスト層153の表面よりも低位にある。
【0072】コア基板111と主面側第1絶縁層121
との層間には、図1に示すように、Cuからなる厚さ約
35μmの主面側第1導体層161が形成されている。
この主面側第1導体層161は、電源電位とされる電源
プレーン層であり、略ベタ状に形成されている。主面側
第1導体層161は、コア基板111のスルーホール導
体116の一部及び主面側第1絶縁層121のフィルド
ビア導体123の一部と接続している。また、主面側第
1絶縁層121と主面側第2絶縁層124との層間に
は、Cuからなる厚さ約14.5μmの主面側第2導体
層163が形成されている。この主面側第2導体層16
3は、配線等を有する所定パターンの配線層である。主
面側第2導体層163は、主面側第1絶縁層121のフ
ィルドビア導体123及び主面側第2絶縁層124のフ
ィルドビア導体128と接続している。また、主面側第
2絶縁層124と主面側ソルダーレジスト層133との
層間には、Cuからなる厚さ約14.5μmの主面側第
3導体層165が形成されている。この主面側第3導体
層165は、配線等を一部に有する所定パターンの導体
層である。主面側第3導体層165は、主面側第2絶縁
層124のフィルドビア導体128及び主面側接続端子
135と接続している。
【0073】他方、コア基板111と裏面側第1絶縁層
141との層間には、Cuからなる厚さ約35μmの裏
面側第1導体層171が形成されている。この裏面側第
1導体層171は、接地電位とされる接地プレーン層で
あり、略ベタ状に形成されている。裏面側第1導体層1
71は、コア基板111のスルーホール導体116の一
部及び裏面側第1絶縁層141のフィルドビア導体14
3の一部と接続している。また、裏面側第1絶縁層14
1と裏面側第2絶縁層144との層間には、Cuからな
る厚さ約14.5μmの裏面側第2導体層173が形成
されている。この裏面側第2導体層173は、配線等を
有する所定パターンの配線層であり、裏面側第1絶縁層
141のフィルドビア導体143及び裏面側第2絶縁層
144のフィルドビア導体148と接続している。ま
た、裏面側第2絶縁層144と裏面側ソルダーレジスト
層153との層間には、Cuからなる厚さ約14.5μ
mの裏面側第3導体層175が形成されている。この裏
面側第3導体層175は、配線等を一部に有する所定パ
ターンの導体層であり、裏面側第2絶縁層144のフィ
ルドビア導体148及び裏面側接続端子155と接続し
ている。
【0074】このような配線基板101は、その製造に
あたり、主面側Niメッキ層136にハンダバンプ13
8を形成するときに、主面側Niメッキ層136の表面
が凸状に膨らんでいるため、ハンダバンプ138にボイ
ドが生じにくい。従って、配線基板101に熱ストレス
が掛かったときなどにも、応力がボイド部分に局所的に
集中することがなくなるので、ハンダバンプ138のク
ラック耐性が向上する。よって、主面側接続端子135
に電気的な接続不良が生じにくく、信頼性を向上させる
ことができる。さらに、主面側Niメッキ層136の表
面が膨らんでいることにより、ハンダバンプ138との
接合面積が増加するので、ハンダバンプ138の接合強
度を向上させることができる。
【0075】また、この配線基板101をマザーボード
に接続するにあたり、裏面側Niメッキ層156にハン
ダを付けるときに、裏面側Niメッキ層156の表面が
凸状に膨らんでいるため、ハンダにボイドが生じにく
い。従って、配線基板101に熱ストレスが掛かったと
きなどにも、応力がボイド部分に局所的に集中すること
がなくなるので、ハンダのクラック耐性が向上する。よ
って、裏面側接続端子155に電気的な接続不良が生じ
にくく、信頼性を向上させることができる。さらに、裏
面側Niメッキ層156の表面が膨らんでいることによ
り、ハンダとの接合面積が増加するので、ハンダの接合
強度を向上させることができる。
【0076】さらに、本実施形態では、主面側Niメッ
キ層136の表面(金属層の表面)が主面側ソルダーレ
ジスト層133の表面よりも低位とされているので、主
面側Niメッキ層136の表面が膨らんでいるにも拘わ
らず、ICチップICを良好な状態で搭載することがで
きる。また、裏面側Auメッキ層157の表面(金属層
の表面)が裏面側ソルダーレジスト層153の表面より
も低位とされているので、裏面側Auメッキ層157の
表面が膨らんでいるにも拘わらず、マザーボードに接続
したときに、マザーボードとの接続状態を良好にするこ
とができる。
【0077】さらに、本実施形態では、主面側ソルダー
レジスト層133に覆われた第2フィルドビア導体13
0の表面が凸状に膨らんでいるため、その製造にあた
り、主面側ソルダーレジスト層133を形成するとき
に、第2フィルドビア導体130上にボイドが生じにく
い。従って、配線基板101の信頼性を向上させること
ができる。しかも、第2フィルドビア導体130の膨出
部130R上に積層された主面側ソルダーレジスト層1
33の厚さ(約5.5μm)は、5μm以上あるので、
第2フィルドビア130上にボイドが生じるのを防止す
ることができる上、配線基板101の外観も良好にする
ことができる。また、膨出部130Rを含め、第2フィ
ルドビア導体130の表面全面が粗化面である。従っ
て、第2フィルドビア導体130と主面側ソルダーレジ
スト層133との密着強度を向上させることができる。
【0078】次いで、この配線基板101の製造方法に
ついて図を参照しつつ説明する。まず、コア基板111
を用意し、これにドリル等で所定の位置にスルーホール
115を穿孔する(図5参照)。
【0079】次に、Cu無電解メッキとCu電解メッキ
を順次施し、スルーホール115の内周面に略筒状のス
ルーホール導体116を形成すると共に、コア主面11
2とコア裏面113の略全面にベタ状導体層を形成す
る。その後、スルーホール導体116内に樹脂ペースト
を印刷充填し、樹脂ペーストを熱硬化させて、樹脂充填
体117を形成する。そして、この樹脂充填体117の
端部を研磨除去し、コア主面112及びコア裏面113
を面一にする。さらに、Cu無電解メッキとCu電解メ
ッキを順次施し、樹脂充填体117上に蓋メッキ層を形
成する。その後、コア主面112とコア裏面113のベ
タ状導体層上に、公知のフォトリソグラフィ法により所
定パターンのエッチングレジスト層をそれぞれ形成す
る。そして、エッチングレジスト層から露出する導体層
をエッチング除去し、ベタ状導体層から主面側第1導体
層161と裏面側第1導体層171を形成する。
【0080】次に、第1導体粗化工程において、公知の
化学的粗化処理、例えば、CuCl2 等を含む粗化処理
液等を用いて粗化することにより、主面側第1導体層1
61の表面と裏面側第1導体層171の表面を、表面粗
さRa=約0.7μmに粗化する。
【0081】次に、第1絶縁層形成工程において、コア
主面112及び主面側第1導体層161上に、公知のフ
ォトリソグラフィ法により、ビアホール122を所定の
位置に有する主面側第1絶縁層121を形成する。また
同様にして、コア裏面113及び裏面側第1導体層17
1上に、ビアホール142を所定の位置に有する裏面側
第1絶縁層141を形成する。
【0082】次に、第1絶縁層粗化工程において、公知
の化学的粗化処理、例えば、KMnO4 等を含む粗化処
理液等を用いて粗化することにより、主面側第1絶縁層
121の表面と裏面側第1絶縁層141の表面を、表面
粗さRa=約0.5μmに粗化する。
【0083】次に、第1フィルドビア形成工程におい
て、Cuメッキにより、主面側第1絶縁層121のビア
ホール122にフィルドビア導体123を形成すると共
に、裏面側第1絶縁層141のビアホール142にフィ
ルドビア導体143を形成する。また、主面側第1絶縁
層121上に主面側第2導体層163を形成し、裏面側
第1絶縁層141上に裏面側第2導体層173を形成す
る。具体的には、Cu無電解メッキを施し、主面側第1
絶縁層121上及びそのビアホール122内、裏面側第
1絶縁層141上及びそのビアホール142内に、無電
解メッキ層を形成する。その後、主面側第1絶縁層12
1上の無電解メッキ層上と裏面側第1絶縁層141上の
無電解メッキ層上に、公知のフォトリソグラフィ法によ
り所定パターンのメッキレジスト層を形成する。次に、
Cu電解メッキを施し、各々のメッキレジスト層から露
出する無電解メッキ層上に、フィルドビア導体123,
143を含む所定パターンの電解メッキを形成する。そ
の際、フィルドビア導体123,143の表面が膨ら
み、高さ約5μmの膨出部がそれぞれできるまでCu電
解メッキを施す。その後、メッキレジスト層をそれぞれ
剥離して、露出した無電解メッキ層をエッチングにより
除去し、所定パターンの主面側第2導体層163と裏面
側第2導体層173を形成する。なお、Cu電解メッキ
の際は、フィルドビア導体形成用のメッキ液を使用す
る。
【0084】次に、第2導体粗化工程において、公知の
化学的粗化処理、例えば、CuCl2 等を含む粗化処理
液等を用いて粗化することにより、フィルドビア導体1
23,143の表面と主面側第2導体層163の表面と
裏面側第2導体層173の表面を、表面粗さRa=約
0.5μmに粗化する。
【0085】次に、第2絶縁層形成工程において、主面
側第1絶縁層121及び主面側第2導体層163上に、
公知のフォトリソグラフィ法により、ビアホール125
を所定の位置に有する主面側第2絶縁層124を形成す
る。また同様にして、裏面側第1絶縁層141及び裏面
側第2導体層173上に、ビアホール145を所定の位
置に有する裏面側第2絶縁層144を形成する。
【0086】次に、第2絶縁層粗化工程において、公知
の化学的粗化処理、例えば、KMnO4 等を含む粗化処
理液等を用いて粗化することにより、主面側第2絶縁層
124の表面と裏面側第2絶縁層144の表面を、表面
粗さRa=約0.5μmに粗化する。このようにして、
図5に示す基板ができる。
【0087】次に、第2フィルドビア形成工程におい
て、Cuメッキにより、図6に示すように、主面側第2
絶縁層124のビアホール125にフィルドビア導体1
28を形成すると共に、裏面側第2絶縁層144のビア
ホール145にフィルドビア導体148を形成する。ま
た、主面側第2絶縁層124上に主面側第3導体層16
5を形成し、裏面側第1絶縁層144上に裏面側第3導
体層175を形成する。具体的には、Cu無電解メッキ
を施し、主面側第2絶縁層124上及びそのビアホール
125(第1ビアホール126及び第2ビアホール12
7)内、裏面側第2絶縁層144上及びそのビアホール
145内に、無電解メッキ層を形成する。その後、主面
側第2絶縁層124上の無電解メッキ層上と裏面側第2
絶縁層144上の無電解メッキ層上に、公知のフォトリ
ソグラフィ法により所定パターンのメッキレジスト層を
形成する。次に、Cu電解メッキを施し、各々のメッキ
レジスト層から露出する無電解メッキ層上に、フィルド
ビア導体128(第1フィルドビア導体129及び第2
フィルドビア導体130)並びにフィルドビア導体14
8を含む所定パターンの電解メッキを形成する。その
際、フィルドビア導体128(第1フィルドビア導体1
29及び第2フィルドビア導体130)並びにフィルド
ビア導体148の表面が膨らみ、高さ約5μmの膨出部
129R,130R,148RがそれぞれできるまでC
u電解メッキを施す。次に、メッキレジスト層をそれぞ
れ剥離して、露出した無電解メッキ層をエッチングによ
り除去し、所定パターンの主面側第3導体層165と裏
面側第3導体層175を形成する。なお、Cu電解メッ
キの際は、フィルドビア導体形成用のメッキ液を使用す
る。
【0088】次に、第3導体粗化工程において、フィル
ドビア導体128(第1フィルドビア導体129及び第
2フィルドビア導体130)の表面全面並びにフィルド
ビア導体148の表面全面と、主面側第3導体層165
の表面全面及び裏面側第3導体層175の表面全面とを
粗化する。具体的には、公知の化学的粗化処理、例え
ば、CuCl2 等を含む粗化処理液等を用いて粗化する
ことにより、これらの表面を表面粗さRa=約0.5μ
mに粗化する。
【0089】次に、ソルダーレジスト層形成工程におい
て、図7に示すように、主面側第2絶縁層124及び主
面側第3導体層165上に、公知の真空ラミネート法及
びフォトリソグラフィ法により、主面側開口134を所
定の位置に有する主面側ソルダーレジスト層133を形
成する。また同様にして、裏面側第2絶縁層144及び
裏面側第3導体層175上に、裏面側開口154を所定
の位置に有する裏面側ソルダーレジスト層153を形成
する。具体的には、真空ラミネートにより、主面側第2
絶縁層124及び主面側第3導体層165上に未硬化の
主面側ソルダーレジスト層を積層すると共に、裏面側第
2絶縁層144及び裏面側第3導体層175上に未硬化
の裏面側ソルダーレジスト層を積層する。その際、搬送
ローラや真空シールローラが、基板の表裏面に接触する
ので、フィルドビア導体129,130,148の頂部
にもそれぞれ接触するが、膨出部129R,130R,
148Rの高さが5μm以下に抑えられているので、膨
出部129R,130R,148Rは潰れず、表面粗さ
が低下するのが防止される。その後、フォトリソグラフ
ィ法により、主面側開口134を有する所定パターンの
主面側ソルダーレジスト層133と、裏面側開口154
を有する所定パターンの裏面側ソルダーレジスト層15
3を形成する。
【0090】次に、図8に示すように、無電解Niメッ
キを施し、主面側ソルダーレジスト層133の主面側開
口134内に露出するフィルドビア導体128(第1フ
ィルドビア導体129)上に、主面側Niメッキ層13
6を被着させる。またこれと共に、裏面側ソルダーレジ
スト層153の裏面側開口154内に露出するフィルド
ビア導体148上にも、裏面側Niメッキ層156を被
着させる。その後、Auメッキを施し、酸化防止のた
め、主面側Niメッキ層136上に、ごく薄い約0.0
5μmの主面側Auメッキ層137を形成すると共に、
裏面側Niメッキ層156上にも、ごく薄い約0.05
μmの裏面側Auメッキ層157を形成し、裏面側接続
端子155とする。
【0091】次に、主面側Niメッキ層133上にハン
ダバンプ138を形成し、主面側接続端子135とする
(図1参照)。具体的には、まず、主面側開口134に
対応した所定パターンの印刷マスクを用いて、各々の主
面側開口134にハンダペーストを印刷する。その後、
これをリフローし、ハンダバンプ138を形成する。そ
の際、主面側Auメッキ層137のAuは、ハンダ内に
拡散するので、ハンダバンプ135は、前述したように
主面側Niメッキ層136に溶着する。以上のようにし
て、配線基板101が完成する。
【0092】以上で説明したように、本実施形態では、
フィルドビア形成工程において、第2フィルドビア導体
130の膨出部130Rの高さ(約5μm)を、5μm
以下に抑えている。このため、導体の粗化後、主面側ソ
ルダーレジスト層133を真空ラミネートする際に、搬
送ローラや真空シールローラが第2フィルドビア130
の膨出部130Rに接触しても、膨出部130Rが潰れ
にくくなり、その表面粗度が維持される。従って、第2
フィルドビア導体130と主面側ソルダーレジスト層1
33との密着強度を向上させ、信頼性を向上させること
ができる。
【0093】(調査結果)本実施形態の配線基板101
について、ハンダバンプ138内のボイド発生率と、ハ
ンダバンプ138内のボイドの最大の大きさを調査し
た。また、比較のため、従来技術に係る配線基板につい
ても、同様な調査を行った。具体的には、従来形態1の
配線基板は、第1フィルドビア129の表面を5〜20
μm凹ませたものである。また、比較形態2の配線基板
は、第1フィルドビア129の表面を0〜5μm凹ませ
たものである。その結果をまとめて表1に示す。
【0094】
【表1】
【0095】表1から判るように、比較形態1の配線基
板では、ボイド発生率が57.6%、比較形態2の配線
基板では、ボイド発生率が50.0%であったのに対
し、本実施形態の配線基板101では、ボイド発生率が
20.0%まで大幅に抑制されている。また、ボイドを
大きさ(最大サイズ)について見ても、比較形態1の配
線基板では13.0μm、比較形態2の配線基板では1
0.1μmであったのに対し、本実施形態の配線基板1
01では4.6μmまで小さくなっている。以上の結果
から、本発明を適用することにより、ハンダバンプ13
8内のボイドの発生を抑制することができ、配線基板の
信頼性を向上させることができる。
【0096】(実施形態2)次いで、第2の実施の形態
について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分
の説明は、省略または簡略化する。本実施形態の配線基
板201について、図9に部分断面図を示す。また、図
10に主面側接続端子235近傍の部分拡大断面図を、
図11に主面側第2絶縁層124の第2フィルドビア導
体130近傍の部分拡大断面図を、図12に裏面側接続
端子255近傍の部分拡大断面図を示す。
【0097】この配線基板201は、上記実施形態1と
同様に、ICチップICが搭載される基板主面102
と、マザーボードに接続される基板裏面103とを有す
る略矩形の略板形状である。また、配線基板201は、
その中心にコア基板111を備え、コア主面112側に
は、主面側第1絶縁層121、主面側第2絶縁層12
4、及び、主面側ソルダーレジスト層133が積層さ
れ、コア裏面113側には、裏面側第1絶縁層141、
裏面側第2絶縁層144、及び、裏面側ソルダーレジス
ト層153が積層されている。
【0098】また、コア基板111には、多数のスルー
ホール115が所定の位置に形成され、その内周面に
は、スルーホール導体116がそれぞれ形成され、さら
に、各スルーホール導体116内には、樹脂充填体11
7が形成されている。また、主面側第1絶縁層121に
は、多数のビアホール122が所定の位置に形成され、
その内部及びその上には、フィルドビア導体123がそ
れぞれ形成されている。具体的には、各々のフィルドビ
ア導体123は、ビアホール122内に形成された略円
錐台状の円錐台部と、その上に形成された円盤状の円盤
部とを有する。さらに、円盤部の中央上には、凸状に膨
らむ膨出部を有する。
【0099】また、図9〜図11に示すように、主面側
第2絶縁層124にも、多数のビアホール125が所定
の位置に形成され、その内部及びその上には、フィルド
ビア導体128がそれぞれ形成されている。具体的に
は、ビアホール125は、ICチップICを搭載する領
域下に配置された第1ビアホール126と、それ以外の
領域下に配置された第2ビアホール127に分類するこ
とができる。第1ビアホール126には第1フィルドビ
ア導体129が、第2ビアホール127には第2フィル
ドビア導体130が形成されている。第1フィルドビア
導体129も第2フィルドビア導体130も、第1ビア
ホール126または第2ビアホール127内に形成され
た略円錐台状の円錐台部129P,130Pと、その上
に形成された円盤状の円盤部129Q,130Qとを有
する(図10及び図11参照)。さらに、円盤部129
Q,130Qの中央上には、凸状に膨らみ、底面の直径
が約55μm、高さが約5μmの膨出部129R,13
0Rを有する。また、第1,第2フィルドビア導体12
9,130の表面全面は、表面粗さRa=約0.5μm
の粗化面とされている。
【0100】主面側ソルダーレジスト層133には、図
9及び図10に示すように、多数の主面側開口134が
ICチップICを搭載する領域に平面視略格子状に形成
されている。これら主面側開口134の内側には、主面
側第2絶縁層124に形成された第1フィルドビア導体
129の中央部、具体的には、第1フィルドビア導体1
29の膨出部129Rが位置している。そして、各主面
側開口134には、第1フィルドビア導体129に接続
し、他方で搭載するICチップICの端子と接続される
主面側接続端子235がそれぞれ形成されている。これ
らの主面側接続端子235は、主面側開口134内にお
いて第1フィルドビア導体129の表面に溶着し、主面
側ソルダーレジスト層133の表面を越えて突出するハ
ンダバンプ235からなる。
【0101】主面側開口134の深さ(主面側ソルダー
レジスト層133の厚さ)は約25μmであるところ、
第1フィルドビア導体129の膨出部129Rの高さが
約5μmであるから、第1フィルドビア導体129の表
面は、主面側ソルダーレジスト層133の表面よりも低
位にある。一方、主面側第2絶縁層124に形成された
第2フィルドビア導体130は、その表面全面がこの主
面側ソルダーレジスト層133に覆われている(図9及
び図11参照)。主面側ソルダーレジスト層133のう
ち、第2フィルドビア導体130の膨出部130R上に
積層された部分の厚さは、約5.5μmである。
【0102】図9に示すように、裏面側第1絶縁層14
1にも、多数のビアホール142が所定の位置に形成さ
れ、その内部及びその上には、フィルドビア導体143
がそれぞれ形成されている。具体的には、各々のフィル
ドビア導体143は、フィルドビア導体123,128
と同様に、円錐台部と円盤部と膨出部とからなり、表面
が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされている。
【0103】また、図9及び図12に示すように、裏面
側第2絶縁層144にも、多数のビアホール145が所
定の位置に形成され、その内部及びその上には、フィル
ドビア導体148がそれぞれ形成されている。具体的に
は、各々のフィルドビア導体148は、フィルドビア導
体123,128,143と同様に、ビアホール145
内に形成された略円錐台状の円錐台部148Pと、その
上に形成された円盤状の円盤部148Qと、その中央上
に凸状に膨らみ、底面の直径が約55μm、高さが約5
μmの膨出部148Rとからなる(図12参照)。ま
た、フィルドビア導体148の表面全面は、表面粗さR
a=約0.5μmの粗化面とされている。
【0104】裏面側ソルダーレジスト層153には、多
数の裏面側開口154が平面視略格子状に形成されてい
る(図9及び図12参照)。これら裏面側開口154の
内側には、裏面側第2絶縁層144に形成されたフィル
ドビア導体148の中央部、具体的には、フィルドビア
導体148の膨出部148Rと円盤部148Qの一部が
位置している。そして、各裏面側開口154には、フィ
ルドビア導体148と接続し、他方でマザーボードの端
子と接続される裏面側接続端子255がそれぞれ形成さ
れている。これらの裏面側接続端子255は、裏面側開
口154内においてフィルドビア導体148の表面に被
着した厚さ約0.05μmの裏面側Auメッキ層255
からなる。
【0105】この裏面側Auメッキ層255は、ほぼ均
一な厚さ(約0.05μm)であるので、フィルドビア
導体148の表面に倣って、その表面が凸状に膨らんだ
形状とされている。また、裏面側開口154の深さ(裏
面側ソルダーレジスト層153の厚さ)は約25μmで
あるところ、フィルドビア導体148の膨出部148R
の高さが約5μmであり、裏面側Auメッキ層255の
厚さが約0.05μmであるから、金属層の表面(裏面
側Auメッキ層255の表面)は、裏面側開口154の
底面から約5μmの高さにある。従って、金属層の表面
は、裏面ソルダーレジスト層153の表面よりも低位に
ある。
【0106】また、上記実施形態1と同様に、コア基板
111と主面側第1絶縁層121との層間には、図9に
示すように、主面側第1導体層161が形成され、主面
側第1絶縁層121と主面側第2絶縁層124との層間
には、主面側第2導体層163が形成され、また、主面
側第2絶縁層124と主面側ソルダーレジスト層133
との層間には、主面側第3導体層165が形成されてい
る。また、コア基板111と裏面側第1絶縁層141と
の層間には、裏面側第1導体層171が形成され、裏面
側第1絶縁層141と裏面側第2絶縁層144との層間
には、裏面側第2導体層173が形成され、また、裏面
側第2絶縁層144と裏面側ソルダーレジスト層153
との層間には、裏面側第3導体層175が形成されてい
る。
【0107】このような配線基板201は、その製造に
あたり、第1フィルドビア導体129上にハンダバンプ
235を形成するときに、第1フィルドビア導体129
の表面が凸状に膨らんでいるため、ハンダバンプ235
にボイドが生じにくい。従って、ハンダバンプ235の
クラック耐性が向上する。よって、主面側接続端子23
5に電気的な接続不良が生じにくく、信頼性を向上させ
ることができる。さらに、第1フィルドビア導体129
の表面が膨らんでいることにより、ハンダバンプ235
との接合面積が増加するので、ハンダバンプ235の接
合強度を向上させることができる。
【0108】また、この配線基板201をマザーボード
に接続するにあたり、裏面側Auメッキ層255にハン
ダを付けるときに、裏面側Auメッキ層255の表面が
凸状に膨らんでいるため、ハンダにボイドが生じにく
い。従って、ハンダのクラック耐性が向上する。よっ
て、裏面側接続端子255に電気的な接続不良が生じに
くく、信頼性を向上させることができる。さらに、裏面
側Auメッキ層255の表面が膨らんでいることによ
り、ハンダとの接合面積が増加するので、ハンダの接合
強度を向上させることができる。
【0109】さらに、本実施形態では、第1フィルドビ
ア導体129の表面が主面側ソルダーレジスト層133
の表面よりも低位とされているので、ICチップICを
良好な状態で搭載することができる。また、裏面側Au
メッキ層255の表面(金属層の表面)が裏面側ソルダ
ーレジスト層153の表面よりも低位とされているの
で、マザーボードに接続したときに、マザーボードとの
接続状態を良好にすることができる。
【0110】さらに、本実施形態では、主面側ソルダー
レジスト層133に覆われた第2フィルドビア導体13
0の表面が凸状に膨らんでいるため、その製造にあた
り、主面側ソルダーレジスト層133を形成するとき
に、第2フィルドビア導体130上にボイドが生じにく
い。従って、配線基板201の信頼性を向上させること
ができる。しかも、第2フィルドビア導体130の膨出
部130R上に積層された主面側ソルダーレジスト層1
33の厚さ(約5.5μm)は、5μm以上あるので、
第2フィルドビア130上にボイドが生じるのを防止す
ることができる上、配線基板201の外観も良好にする
ことができる。また、膨出部130Rを含め、第2フィ
ルドビア導体130の表面全面が粗化面である。従っ
て、第2フィルドビア導体130と主面側ソルダーレジ
スト層133との密着強度を向上させることができる。
【0111】次いで、この配線基板201の製造方法に
ついて図を参照しつつ説明する。まず、上記実施形態1
と同様にして、図5に示す基板を製造する。次に、上記
実施形態1と同様に、第2フィルドビア形成工程におい
て、図6に示すように、主面側第2絶縁層124のビア
ホール125にフィルドビア導体128を形成すると共
に、裏面側第2絶縁層144のビアホール145にフィ
ルドビア導体148を形成する。また、主面側第2絶縁
層124上に主面側第3導体層165を形成し、裏面側
第1絶縁層144上に裏面側第3導体層175を形成す
る。その際、フィルドビア導体128(第1フィルドビ
ア導体129及び第2フィルドビア導体130)並びに
フィルドビア導体148の表面が膨らみ、高さ約5μm
の膨出部129R,130R,148Rがそれぞれでき
るまでCu電解メッキを施す。次に、第3導体粗化工程
において、フィルドビア導体128(第1フィルドビア
導体129及び第2フィルドビア導体130)の表面全
面並びにフィルドビア導体148の表面全面と、主面側
第3導体層165の表面全面及び裏面側第3導体層17
5の表面全面とを、表面粗さRa=約0.5μmに粗化
する。
【0112】次に、上記実施形態1と同様に、ソルダー
レジスト層形成工程において、図7に示すように、主面
側第2絶縁層124及び主面側第3導体層165上に、
主面側開口134を所定の位置に有する主面側ソルダー
レジスト層133を形成する。また同様にして、裏面側
第2絶縁層144及び裏面側第3導体層175上に、裏
面側開口154を所定の位置に有する裏面側ソルダーレ
ジスト層153を形成する。具体的には、真空ラミネー
トにより、主面側第2絶縁層124及び主面側第3導体
層165上に未硬化の主面側ソルダーレジスト層を積層
すると共に、裏面側第2絶縁層144及び裏面側第3導
体層175上に未硬化の裏面側ソルダーレジスト層を積
層する。その際、搬送ローラや真空シールローラが、基
板の表裏面に接触するので、フィルドビア導体129,
130,148の頂部にもそれぞれ接触するが、膨出部
129R,130R,148Rの高さが5μm以下に抑
えられているので、膨出部129R,130R,148
Rは潰れず、表面粗さが低下するのが防止される。
【0113】次に、本実施形態では、Niメッキを施す
ことなく、図13に示すように、Auメッキを施し、主
面側ソルダーレジスト層133の主面側開口134内に
露出するフィルドビア導体128(第1フィルドビア導
体129)上に、厚さ約0.05μmの主面側Auメッ
キ層237を被着させる。またこれと共に、裏面側ソル
ダーレジスト層153の裏面側開口154内に露出する
フィルドビア導体148上にも、厚さ約0.05μmの
裏面側Auメッキ層255を被着させ、これを裏面側接
続端子255とする。
【0114】次に、第1フィルドビア導体129上にハ
ンダバンプ235を形成し、主面側接続端子235とす
る(図9参照)。その際、主面側Auメッキ層237の
Auは、ハンダ内に拡散するので、ハンダバンプ235
は、前述したように第1フィルドビア導体129に溶着
する。以上のようにして、配線基板201が完成する。
【0115】以上で説明したように、本実施形態でも、
フィルドビア形成工程において、第2フィルドビア導体
130の膨出部130Rの高さ(約5μm)を、5μm
以下に抑えている。このため、導体の粗化後、主面側ソ
ルダーレジスト層133を真空ラミネートする際に、搬
送ローラや真空シールローラが第2フィルドビア130
の膨出部130Rに接触しても、膨出部130Rが潰れ
にくくなり、その表面粗度が維持される。従って、第2
フィルドビア導体130と主面側ソルダーレジスト層1
33との密着強度を向上させ、信頼性を向上させること
ができる。
【0116】(実施形態3)次いで、第3の実施の形態
について説明する。なお、上記実施形態1または実施形
態2と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。本
実施形態の配線基板301について、図14に部分断面
図を示す。また、図15に主面側接続端子335近傍の
部分拡大断面図を、図16に主面側第2絶縁層124の
第2フィルドビア導体130近傍の部分拡大断面図を、
図17に裏面側接続端子148近傍の部分拡大断面図を
示す。
【0117】この配線基板301は、上記実施形態1,
2と同様に、ICチップICが搭載される基板主面10
2と、マザーボードに接続される基板裏面103とを有
する略矩形の略板形状である。また、配線基板301
は、その中心にコア基板111を備え、コア主面112
側には、主面側第1絶縁層121、主面側第2絶縁層1
24、及び、主面側ソルダーレジスト層133が積層さ
れ、コア裏面113側には、裏面側第1絶縁層141、
裏面側第2絶縁層144、及び、裏面側ソルダーレジス
ト層153が積層されている。
【0118】また、コア基板111には、多数のスルー
ホール115が所定の位置に形成され、その内周面に
は、スルーホール導体116がそれぞれ形成され、さら
に、各スルーホール導体116内には、樹脂充填体11
7が形成されている。また、主面側第1絶縁層121に
は、多数のビアホール122が所定の位置に形成され、
その内部及びその上には、フィルドビア導体123がそ
れぞれ形成されている。具体的には、各々のフィルドビ
ア導体123は、ビアホール122内に形成された略円
錐台状の円錐台部と、その上に形成された円盤状の円盤
部とを有する。さらに、円盤部の中央上には、凸状に膨
らむ膨出部を有する。
【0119】また、図14〜図16に示すように、主面
側第2絶縁層124にも、多数のビアホール125が所
定の位置に形成され、その内部及びその上には、フィル
ドビア導体128がそれぞれ形成されている。具体的に
は、ビアホール125は、ICチップICを搭載する領
域下に配置された第1ビアホール126と、それ以外の
領域下に配置された第2ビアホール127に分類するこ
とができる。第1ビアホール126には第1フィルドビ
ア導体129が、第2ビアホール127には第2フィル
ドビア導体130が形成されている。第1フィルドビア
導体129も第2フィルドビア導体130も、第1ビア
ホール126または第2ビアホール127内に形成され
た略円錐台状の円錐台部129P,130Pと、その上
に形成された円盤状の円盤部129Q,130Qとを有
する(図15及び図16参照)。さらに、円盤部129
Q,130Qの中央上には、凸状に膨らみ、底面の直径
が約55μm、高さが約5μmの膨出部129R,13
0Rを有する。また、第1,第2フィルドビア導体12
9,130の表面全面は、表面粗さRa=約0.5μm
の粗化面とされている。
【0120】主面側ソルダーレジスト層133には、図
14及び図15に示すように、多数の主面側開口134
がICチップICを搭載する領域に平面視略格子状に形
成されている。これら主面側開口134の内側には、主
面側第2絶縁層124に形成された第1フィルドビア導
体129の中央部、具体的には、第1フィルドビア導体
129の膨出部129Rが位置している。そして、各主
面側開口134には、第1フィルドビア導体129に接
続し、他方で搭載するICチップICの端子と接続され
る主面側接続端子335がそれぞれ形成されている。こ
れらの主面側接続端子335は、主面側開口134内に
おいて第1フィルドビア導体129の表面に溶着し、主
面側ソルダーレジスト層133の表面を越えて突出する
ハンダバンプ335からなる。
【0121】主面側開口134の深さ(主面側ソルダー
レジスト層133の厚さ)は約25μmであるところ、
第1フィルドビア導体129の膨出部129Rの高さが
約5μmであるから、第1フィルドビア導体129の表
面は、主面側ソルダーレジスト層133の表面よりも低
位にある。一方、主面側第2絶縁層124に形成された
第2フィルドビア導体130は、その表面全面がこの主
面側ソルダーレジスト層133に覆われている(図14
及び図16参照)。主面側ソルダーレジスト層133の
うち、第2フィルドビア導体130の膨出部130R上
に積層された部分の厚さは、約5.5μmである。
【0122】図14に示すように、裏面側第1絶縁層1
41にも、多数のビアホール142が所定の位置に形成
され、その内部及びその上には、フィルドビア導体14
3がそれぞれ形成されている。具体的には、各々のフィ
ルドビア導体143は、フィルドビア導体123,12
8と同様に、円錐台部と円盤部と膨出部とからなり、表
面が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされている。
【0123】また、図14及び図17に示すように、裏
面側第2絶縁層144にも、多数のビアホール145が
所定の位置に形成され、その内部及びその上には、フィ
ルドビア導体148がそれぞれ形成されている。具体的
には、各々のフィルドビア導体148は、フィルドビア
導体123,128,143と同様に、ビアホール14
5内に形成された略円錐台状の円錐台部148Pと、そ
の上に形成された円盤状の円盤部148Qと、その中央
上に凸状に膨らみ、底面の直径が約55μm、高さが約
5μmの膨出部148Rとからなる(図17参照)。ま
た、フィルドビア導体148の表面全面は、表面粗さR
a=約0.5μmの粗化面とされている。
【0124】裏面側ソルダーレジスト層153には、多
数の裏面側開口154が平面視略格子状に形成されてい
る(図14及び図17参照)。これら裏面側開口154
の内側には、裏面側第2絶縁層144に形成されたフィ
ルドビア導体148の中央部、具体的には、フィルドビ
ア導体148の膨出部148Rと円盤部148Qの一部
が位置している。そして、このフィルドビア導体148
自体が、マザーボードの端子と接続される裏面接続端子
148となっている。裏面側開口154の深さ(裏面側
ソルダーレジスト層153の厚さ)は約25μmである
ところ、フィルドビア導体148の膨出部148Rの高
さが約5μmであるから、フィルドビア導体148の表
面は、裏面ソルダーレジスト層153の表面よりも低位
にある。
【0125】また、上記実施形態1,2と同様に、コア
基板111と主面側第1絶縁層121との層間には、図
14に示すように、主面側第1導体層161が形成さ
れ、主面側第1絶縁層121と主面側第2絶縁層124
との層間には、主面側第2導体層163が形成され、ま
た、主面側第2絶縁層124と主面側ソルダーレジスト
層133との層間には、主面側第3導体層165が形成
されている。また、コア基板111と裏面側第1絶縁層
141との層間には、裏面側第1導体層171が形成さ
れ、裏面側第1絶縁層141と裏面側第2絶縁層144
との層間には、裏面側第2導体層173が形成され、ま
た、裏面側第2絶縁層144と裏面側ソルダーレジスト
層153との層間には、裏面側第3導体層175が形成
されている。
【0126】このような配線基板301は、その製造に
あたり、第1フィルドビア導体129上にハンダバンプ
335を形成するときに、第1フィルドビア導体129
の表面が凸状に膨らんでいるため、ハンダバンプ335
にボイドが生じにくい。従って、ハンダバンプ335の
クラック耐性が向上する。よって、主面側接続端子33
5に電気的な接続不良が生じにくく、信頼性を向上させ
ることができる。さらに、第1フィルドビア導体129
の表面が膨らんでいることにより、ハンダバンプ335
との接合面積が増加するので、ハンダバンプ235の接
合強度を向上させることができる。
【0127】また、この配線基板301をマザーボード
に接続するにあたり、フィルドビア導体148にハンダ
を付けるときに、フィルドビア導体148の表面が凸状
に膨らんでいるため、ハンダにボイドが生じにくい。従
って、ハンダのクラック耐性が向上する。よって、電気
的な接続不良が生じにくく、信頼性を向上させることが
できる。さらに、フィルドビア導体148の表面が膨ら
んでいることにより、ハンダとの接合面積が増加するの
で、ハンダの接合強度を向上させることができる。
【0128】さらに、本実施形態では、第1フィルドビ
ア導体129の表面が主面側ソルダーレジスト層133
の表面よりも低位とされているので、ICチップICを
良好な状態で搭載することができる。また、フィルドビ
ア導体148の表面が裏面側ソルダーレジスト層153
の表面よりも低位とされているので、マザーボードに接
続したときに、マザーボードとの接続状態を良好にする
ことができる。
【0129】さらに、本実施形態では、主面側ソルダー
レジスト層133に覆われた第2フィルドビア導体13
0の表面が凸状に膨らんでいるため、その製造にあた
り、主面側ソルダーレジスト層133を形成するとき
に、第2フィルドビア導体130上にボイドが生じにく
い。従って、配線基板301の信頼性を向上させること
ができる。しかも、第2フィルドビア導体130の膨出
部130R上に積層された主面側ソルダーレジスト層1
33の厚さ(約5.5μm)は、5μm以上あるので、
第2フィルドビア130上にボイドが生じるのを防止す
ることができる上、配線基板301の外観も良好にする
ことができる。また、膨出部130Rを含め、第2フィ
ルドビア導体130の表面全面が粗化面である。従っ
て、第2フィルドビア導体130と主面側ソルダーレジ
スト層133との密着強度を向上させることができる。
【0130】次いで、この配線基板301の製造方法に
ついて図を参照しつつ説明する。まず、上記実施形態
1,2と同様にして、図5に示す基板を製造する。次
に、上記実施形態1,2と同様に、第2フィルドビア形
成工程において、図6に示すように、主面側第2絶縁層
124のビアホール125にフィルドビア導体128を
形成すると共に、裏面側第2絶縁層144のビアホール
145にフィルドビア導体148を形成する。また、主
面側第2絶縁層124上に主面側第3導体層165を形
成し、裏面側第1絶縁層144上に裏面側第3導体層1
75を形成する。その際、フィルドビア導体128(第
1フィルドビア導体129及び第2フィルドビア導体1
30)並びにフィルドビア導体148の表面が膨らみ、
高さ約5μmの膨出部129R,130R,148Rが
それぞれできるまでCu電解メッキを施す。次に、第3
導体粗化工程において、フィルドビア導体128(第1
フィルドビア導体129及び第2フィルドビア導体13
0)の表面全面並びにフィルドビア導体148の表面全
面と、主面側第3導体層165の表面全面及び裏面側第
3導体層175の表面全面とを、表面粗さRa=約0.
5μmに粗化する。
【0131】次に、上記実施形態1,2と同様に、ソル
ダーレジスト層形成工程において、図7に示すように、
主面側第2絶縁層124及び主面側第3導体層165上
に、主面側開口134を所定の位置に有する主面側ソル
ダーレジスト層133を形成する。また同様にして、裏
面側第2絶縁層144及び裏面側第3導体層175上
に、裏面側開口154を所定の位置に有する裏面側ソル
ダーレジスト層153を形成する。具体的には、真空ラ
ミネートにより、主面側第2絶縁層124及び主面側第
3導体層165上に未硬化の主面側ソルダーレジスト層
を積層すると共に、裏面側第2絶縁層144及び裏面側
第3導体層175上に未硬化の裏面側ソルダーレジスト
層を積層する。その際、搬送ローラや真空シールローラ
が、基板の表裏面に接触するので、フィルドビア導体1
29,130,148の頂部にもそれぞれ接触するが、
膨出部129R,130R,148Rの高さが5μm以
下に抑えられているので、膨出部129R,130R,
148Rは潰れず、表面粗さが低下するのが防止され
る。
【0132】次に、本実施形態では、NiメッキやAu
メッキを施すことなく、第1フィルドビア導体129上
にハンダバンプ335を形成し、主面側接続端子335
とする(図15参照)。以上のようにして、配線基板3
01が完成する。
【0133】以上で説明したように、本実施形態でも、
フィルドビア形成工程において、第2フィルドビア導体
130の膨出部130Rの高さ(約5μm)を、5μm
以下に抑えている。このため、導体の粗化後、主面側ソ
ルダーレジスト層133を真空ラミネートする際に、搬
送ローラや真空シールローラが第2フィルドビア130
の膨出部130Rに接触しても、膨出部130Rが潰れ
にくくなり、その表面粗度が維持される。従って、第2
フィルドビア導体130と主面側ソルダーレジスト層1
33との密着強度を向上させ、信頼性を向上させること
ができる。
【0134】以上において、本発明を実施形態に即して
説明したが、本発明は上記各実施形態1〜3に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変
更して適用できることはいうまでもない。例えば、上記
実施形態1では、主面側Niメッキ層136上にハンダ
バンプ138を形成しているが、ハンダバンプ138の
ない配線基板を製品とすることもできる。即ち、図8に
示す状態の配線基板とすることもできる。このような配
線基板は、主面側Niメッキ層136にハンダを付ける
ときに、主面側Niメッキ層136の表面が凸状に膨ら
んでいるため、ハンダにボイドが生じにくい。従って、
ハンダのクラック耐性を向上させることができる。よっ
て、主面側接続端子に電気的な接続不良が生じにくく、
配線基板の信頼性を向上させることができる。さらに、
主面側Niメッキ層136の表面が膨らんでいることに
より、ハンダとの接合面積が増加するので、ハンダの接
合強度が向上させることができる。また、その他、上記
実施形態と同様な部分は、同様な効果を奏する。なお、
これと同様に、上記実施形態2及び実施形態3において
も、ハンダバンプ235,335のない状態の配線基板
を製品としてもよい。
【0135】また、上記各実施形態1〜3では、ハンダ
を介して裏面側接続端子155,255,148とマザ
ーボードを接続する配線基板101,201,301に
ついて示したが、裏面側接続端子155等にハンダを介
してピンを立設することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る配線基板の部分断面図であ
る。
【図2】実施形態1に係る配線基板のうち主面側接続端
子近傍を示す部分拡大断面図である。
【図3】実施形態1に係る配線基板のうち主面側第2絶
縁層の第2フィルドビア導体近傍を示す部分拡大断面図
である。
【図4】実施形態1に係る配線基板のうち裏面側接続端
子近傍を示す部分拡大断面図である。
【図5】実施形態1に係る配線基板の製造方法に関し、
主面側第2絶縁層及び裏面側第2絶縁層まで形成した基
板を示す説明図である。
【図6】実施形態1に係る配線基板の製造方法に関し、
主面側第2絶縁層のフィルドビア導体及び裏面側第2絶
縁層のフィルドビア導体等を形成した様子を示す説明図
である。
【図7】実施形態1に係る配線基板の製造方法に関し、
主面側ソルダーレジスト層及び裏面側ソルダーレジスト
層を形成した様子を示す説明図である。
【図8】実施形態1に係る配線基板の製造方法に関し、
主面側Niメッキ層、主面側Auメッキ層、裏面側Ni
メッキ層、裏面側Auメッキ層を形成した様子を示す説
明図である。
【図9】実施形態2に係る配線基板の部分断面図であ
る。
【図10】実施形態2に係る配線基板のうち主面側接続
端子近傍を示す部分拡大断面図である。
【図11】実施形態2に係る配線基板のうち主面側第2
絶縁層の第2フィルドビア導体近傍を示す部分拡大断面
図である。
【図12】実施形態2に係る配線基板のうち裏面側接続
端子近傍を示す部分拡大断面図である。
【図13】実施形態2に係る配線基板の製造方法に関
し、主面側Auメッキ層及び裏面側Auメッキ層を形成
した様子を示す説明図である。
【図14】実施形態3に係る配線基板の部分断面図であ
る。
【図15】実施形態3に係る配線基板のうち主面側接続
端子近傍を示す部分拡大断面図である。
【図16】実施形態3に係る配線基板のうち主面側第2
絶縁層の第2フィルドビア導体近傍を示す部分拡大断面
図である。
【図17】実施形態3に係る配線基板のうち裏面側接続
端子近傍を示す部分拡大断面図である。
【図18】従来形態に係る配線基板の要部の部分拡大断
面図である。
【符号の説明】
101,201,301 配線基板 121 主面側第1絶縁層 122,125,142,145 ビアホール 123,128,143,148 フィルドビア導体 124 主面側第2絶縁層 126 第1ビアホール 127 第2ビアホール 129 第1フィルドビア導体 130 第2フィルドビア導体 133 主面側ソルダーレジスト層 134 主面側開口 135,235,335 主面側接続端子 136 主面側Niメッキ層 138,235,335 ハンダバンプ 141 裏面側第1絶縁層 144 裏面側第2絶縁層 153 裏面側ソルダーレジスト層 154 裏面側開口 155,255,148 裏面側接続端子 156 裏面側Niメッキ層 157,255 裏面側Auメッキ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伴 典高 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内 (72)発明者 山崎 耕三 愛知県名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日 本特殊陶業株式会社内 Fターム(参考) 5E319 AA03 AB05 AC02 AC11 BB04 CC33 CD26 GG03 GG11 5E343 AA17 BB17 BB23 BB24 BB44 DD33 DD43 EE53 GG02 GG18 5E346 AA15 AA32 AA43 BB16 CC09 CC32 CC37 CC38 DD13 DD25 DD47 EE18 FF07 FF09 FF10 FF15 FF18 FF22 FF45 GG06 GG15 GG17 GG25 HH07 HH11 HH33

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビアホールを有する絶縁層と、 上記ビアホールに形成されたフィルドビア導体と、 上記フィルドビア導体の表面に被着した金属層と、を備
    える配線基板であって、 上記フィルドビア導体は、その表面が凸状に膨らんだ膨
    出部を有する形状とされ、 上記金属層も、上記フィルドビア導体の表面に倣って、
    その表面が凸状に膨らんだ形状とされている配線基板。
  2. 【請求項2】ビアホールを有する絶縁層と、 上記ビアホールに形成されたフィルドビア導体と、を備
    える配線基板であって、 上記フィルドビア導体は、その表面が凸状に膨らんだ膨
    出部を有する形状とされている配線基板。
  3. 【請求項3】ビアホールを有する絶縁層と、 上記ビアホールに形成されたフィルドビア導体と、 上記フィルドビア導体の表面に被着した金属層と、 上記金属層の表面に溶着したハンダバンプと、を備える
    配線基板であって、 上記フィルドビア導体は、その表面が凸状に膨らんだ膨
    出部を有する形状とされ、 上記金属層も、上記フィルドビア導体の表面に倣って、
    その表面が凸状に膨らんだ形状とされている配線基板。
  4. 【請求項4】ビアホールを有する絶縁層と、 上記ビアホールに形成されたフィルドビア導体と、 上記フィルドビア導体の表面に溶着したハンダバンプ
    と、を備える配線基板であって、 上記フィルドビア導体は、その表面が凸状に膨らんだ膨
    出部を有する形状とされている配線基板。
  5. 【請求項5】ビアホールを有する絶縁層と、 上記ビアホールに形成されたフィルドビア導体と、 上記絶縁層上に積層され、上記フィルドビア導体の少な
    くとも一部がその内側に配置された開口を有するソルダ
    ーレジスト層と、 上記開口内において上記フィルドビア導体の表面に被着
    した金属層と、を備える配線基板であって、 上記フィルドビア導体は、上記開口内においてその表面
    が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされ、 上記金属層も、上記フィルドビア導体の表面に倣って、
    その表面が凸状に膨らんだ形状とされている配線基板。
  6. 【請求項6】ビアホールを有する絶縁層と、 上記ビアホールに形成されたフィルドビア導体と、 上記絶縁層上に積層され、上記フィルドビア導体の少な
    くとも一部がその内側に配置された開口を有するソルダ
    ーレジスト層と、 上記開口内において上記フィルドビア導体の表面に被着
    した金属層と、 上記金属層の表面に溶着したハンダバンプと、を備える
    配線基板であって、 上記フィルドビア導体は、上記開口内においてその表面
    が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされ、 上記金属層も、上記フィルドビア導体の表面に倣って、
    その表面が凸状に膨らんだ形状とされている配線基板。
  7. 【請求項7】請求項5または請求項6に記載の配線基板
    であって、 前記金属層の表面は、前記ソルダーレジスト層の表面よ
    りも低位にある配線基板。
  8. 【請求項8】ビアホールを有する絶縁層と、 上記ビアホールに形成されたフィルドビア導体と、 上記絶縁層上に積層され、上記フィルドビア導体の少な
    くとも一部がその内側に配置された開口を有するソルダ
    ーレジスト層と、を備える配線基板であって、 上記フィルドビア導体は、上記開口内においてその表面
    が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされている配線
    基板。
  9. 【請求項9】ビアホールを有する絶縁層と、 上記ビアホールに形成されたフィルドビア導体と、 上記絶縁層上に積層され、上記フィルドビア導体の少な
    くとも一部がその内側に配置された開口を有するソルダ
    ーレジスト層と、 上記フィルドビア導体の表面に溶着したハンダバンプ
    と、を備える配線基板であって、 上記フィルドビア導体は、上記開口内においてその表面
    が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされている配線
    基板。
  10. 【請求項10】請求項8または請求項9に記載の配線基
    板であって、 前記フィルドビア導体の表面は、前記ソルダーレジスト
    層の表面よりも低位にある配線基板。
  11. 【請求項11】第1ビアホールと第2ビアホールを有す
    る絶縁層と、 上記第1ビアホールに形成された第1フィルドビア導体
    と、 上記第2ビアホールに形成された第2フィルドビア導体
    と、 上記絶縁層上に積層され、上記第1フィルドビア導体の
    少なくとも一部がその内側に配置された開口を有し、上
    記第2フィルドビア導体を覆うソルダーレジスト層と、 上記開口内において上記第1フィルドビア導体の表面に
    被着した金属層と、を備える配線基板であって、 上記第1フィルドビア導体は、上記開口内においてその
    表面が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされ、 上記金属層も、上記第1フィルドビア導体の表面に倣っ
    て、その表面が凸状に膨らんだ形状とされ、 上記第2フィルドビア導体は、その表面が凸状に膨らん
    だ膨出部を有する形状とされている配線基板。
  12. 【請求項12】第1ビアホールと第2ビアホールを有す
    る絶縁層と、 上記第1ビアホールに形成された第1フィルドビア導体
    と、 上記第2ビアホールに形成された第2フィルドビア導体
    と、 上記絶縁層上に積層され、上記第1フィルドビア導体の
    少なくとも一部がその内側に配置された開口を有し、上
    記第2フィルドビア導体を覆うソルダーレジスト層と、 上記開口内において上記第1フィルドビア導体の表面に
    被着した金属層と、 上記金属層の表面に溶着したハンダバンプと、を備える
    配線基板であって、 上記第1フィルドビア導体は、上記開口内においてその
    表面が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされ、 上記金属層も、上記第1フィルドビア導体の表面に倣っ
    て、その表面が凸状に膨らんだ形状とされ、 上記第2フィルドビア導体は、その表面が凸状に膨らん
    だ膨出部を有する形状とされている配線基板。
  13. 【請求項13】請求項11または請求項12に記載の配
    線基板であって、 前記金属層の表面は、前記ソルダーレジスト層の表面よ
    りも低位にある配線基板。
  14. 【請求項14】第1ビアホールと第2ビアホールを有す
    る絶縁層と、 上記第1ビアホールに形成された第1フィルドビア導体
    と、 上記第2ビアホールに形成された第2フィルドビア導体
    と、 上記絶縁層上に積層され、上記第1フィルドビア導体の
    少なくとも一部がその内側に配置された開口を有し、上
    記第2フィルドビア導体を覆うソルダーレジスト層と、
    を備える配線基板であって、 上記第1フィルドビア導体は、上記開口内においてその
    表面が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされ、 上記第2フィルドビア導体は、その表面が凸状に膨らん
    だ膨出部を有する形状とされている配線基板。
  15. 【請求項15】第1ビアホールと第2ビアホールを有す
    る絶縁層と、 上記第1ビアホールに形成された第1フィルドビア導体
    と、 上記第2ビアホールに形成された第2フィルドビア導体
    と、 上記絶縁層上に積層され、上記第1フィルドビア導体の
    少なくとも一部がその内側に配置された開口を有し、上
    記第2フィルドビア導体を覆うソルダーレジスト層と、 上記第1フィルドビア導体の表面に溶着したハンダバン
    プと、を備える配線基板であって、 上記第1フィルドビア導体は、上記開口内においてその
    表面が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされ、 上記第2フィルドビア導体は、その表面が凸状に膨らん
    だ膨出部を有する形状とされている配線基板。
  16. 【請求項16】請求項14または請求項15に記載の配
    線基板であって、 前記第1フィルドビア導体の表面は、前記ソルダーレジ
    スト層の表面よりも低位にある配線基板。
  17. 【請求項17】請求項11〜請求項16のいずれか一項
    に記載の配線基板であって、 前記ソルダーレジスト層のうち、前記第2フィルドビア
    導体の膨出部上に積層された部分の厚さは、5μm以上
    である配線基板。
  18. 【請求項18】請求項11〜請求項17のいずれか一項
    に記載の配線基板であって、 前記第2フィルドビア導体は、その表面全面が粗化面で
    ある配線基板。
  19. 【請求項19】第1ビアホールと第2ビアホールを有す
    る絶縁層と、 上記第1ビアホールに形成された第1フィルドビア導体
    と、 上記第2ビアホールに形成された第2フィルドビア導体
    と、 上記絶縁層上に積層され、上記第1フィルドビア導体の
    少なくとも一部がその内側に配置された開口を有し、上
    記第2フィルドビア導体を覆うソルダーレジスト層と、 上記開口内において上記第1フィルドビア導体の表面に
    被着した金属層と、 上記金属層の表面に溶着したハンダバンプと、を備え、 上記第1フィルドビア導体は、上記開口内においてその
    表面が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされ、 上記金属層も、上記第1フィルドビア導体の表面に倣っ
    て、その表面が凸状に膨らんだ形状とされ、 上記第2フィルドビア導体は、その表面が凸状に膨らん
    だ膨出部を有する形状とされている配線基板の製造方法
    であって、 電解メッキにより、上記膨出部を有する第1フィルドビ
    ア導体と上記膨出部を有する第2フィルドビア導体とを
    同時に形成するフィルドビア形成工程であって、上記膨
    出部の高さが15μm以下の上記第2フィルドビア導体
    を形成するフィルドビア形成工程と、 上記第2フィルドビア導体の表面全面を粗化する粗化工
    程と、 真空ラミネートにより、上記絶縁層上に上記ソルダーレ
    ジスト層を形成するソルダーレジスト層形成工程と、を
    備える配線基板の製造方法。
  20. 【請求項20】第1ビアホールと第2ビアホールを有す
    る絶縁層と、 上記第1ビアホールに形成された第1フィルドビア導体
    と、 上記第2ビアホールに形成された第2フィルドビア導体
    と、 上記絶縁層上に積層され、上記第1フィルドビア導体の
    少なくとも一部がその内側に配置された開口を有し、上
    記第2フィルドビア導体を覆うソルダーレジスト層と、 上記第1フィルドビア導体の表面に溶着したハンダバン
    プと、 を備え、 上記第1フィルドビア導体は、上記開口内においてその
    表面が凸状に膨らんだ膨出部を有する形状とされ、 上記第2フィルドビア導体は、その表面が凸状に膨らん
    だ膨出部を有する形状とされている配線基板の製造方法
    であって、 電解メッキにより、上記膨出部を有する第1フィルドビ
    ア導体と上記膨出部を有する第2フィルドビア導体とを
    同時に形成するフィルドビア形成工程であって、上記膨
    出部の高さが15μm以下の上記第2フィルドビア導体
    を形成するフィルドビア形成工程と、 上記第2フィルドビア導体の表面全面を粗化する粗化工
    程と、 真空ラミネートにより、上記絶縁層上に上記ソルダーレ
    ジスト層を形成するソルダーレジスト層形成工程と、を
    備える配線基板の製造方法。
  21. 【請求項21】請求項19または請求項20に記載の配
    線基板の製造方法であって、 前記フィルドビア形成工程において、前記膨出部の高さ
    が5μm以下の前記第2フィルドビア導体を形成する配
    線基板の製造方法。
JP2002348107A 2002-03-04 2002-11-29 配線基板及び配線基板の製造方法 Pending JP2003332716A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002348107A JP2003332716A (ja) 2002-03-04 2002-11-29 配線基板及び配線基板の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002-57350 2002-03-04
JP2002057350 2002-03-04
JP2002348107A JP2003332716A (ja) 2002-03-04 2002-11-29 配線基板及び配線基板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003332716A true JP2003332716A (ja) 2003-11-21

Family

ID=29713700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002348107A Pending JP2003332716A (ja) 2002-03-04 2002-11-29 配線基板及び配線基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003332716A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005167154A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 電子部品実装用プリント配線基板およびその製造方法ならびに半導体装置
JP2005303079A (ja) * 2004-04-13 2005-10-27 Fujitsu Ltd 実装基板
US7377032B2 (en) 2003-11-21 2008-05-27 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Process for producing a printed wiring board for mounting electronic components
JP2009081334A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Aisin Aw Co Ltd 多層プリント配線基板及びその製造方法。
US8362367B2 (en) 2008-09-29 2013-01-29 Ibiden Co., Ltd. Multilayer printed wiring board and method for manufacturing multilayer printed wiring board
WO2015068555A1 (ja) * 2013-11-07 2015-05-14 株式会社村田製作所 多層基板およびその製造方法
JP2016039158A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 日本特殊陶業株式会社 配線基板の製造方法
JP2016166855A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. 半導体装置及びその製造方法
CN111033771A (zh) * 2017-08-29 2020-04-17 京瓷株式会社 电子部件搭载用基板、电子装置及电子模块
JP2020181925A (ja) * 2019-04-26 2020-11-05 イビデン株式会社 配線基板および配線基板の製造方法
WO2022091957A1 (ja) * 2020-10-30 2022-05-05 Tdk株式会社 電子部品内蔵基板

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7377032B2 (en) 2003-11-21 2008-05-27 Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. Process for producing a printed wiring board for mounting electronic components
JP2005167154A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 電子部品実装用プリント配線基板およびその製造方法ならびに半導体装置
JP2005303079A (ja) * 2004-04-13 2005-10-27 Fujitsu Ltd 実装基板
JP4502690B2 (ja) * 2004-04-13 2010-07-14 富士通株式会社 実装基板
JP2009081334A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Aisin Aw Co Ltd 多層プリント配線基板及びその製造方法。
US8362367B2 (en) 2008-09-29 2013-01-29 Ibiden Co., Ltd. Multilayer printed wiring board and method for manufacturing multilayer printed wiring board
US9877390B2 (en) 2013-11-07 2018-01-23 Murata Manufacturing Co., Ltd. Multilayer substrate and method for manufacturing the same
WO2015068555A1 (ja) * 2013-11-07 2015-05-14 株式会社村田製作所 多層基板およびその製造方法
JP2016039158A (ja) * 2014-08-05 2016-03-22 日本特殊陶業株式会社 配線基板の製造方法
KR101792335B1 (ko) * 2014-08-05 2017-10-31 니혼도꾸슈도교 가부시키가이샤 배선기판의 제조방법
JP2016166855A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. 半導体装置及びその製造方法
CN111033771A (zh) * 2017-08-29 2020-04-17 京瓷株式会社 电子部件搭载用基板、电子装置及电子模块
JPWO2019044706A1 (ja) * 2017-08-29 2020-09-24 京セラ株式会社 電子部品搭載用基板、電子装置および電子モジュール
CN111033771B (zh) * 2017-08-29 2023-10-20 京瓷株式会社 电子部件搭载用基板、电子装置及电子模块
JP2020181925A (ja) * 2019-04-26 2020-11-05 イビデン株式会社 配線基板および配線基板の製造方法
JP7288339B2 (ja) 2019-04-26 2023-06-07 イビデン株式会社 配線基板および配線基板の製造方法
WO2022091957A1 (ja) * 2020-10-30 2022-05-05 Tdk株式会社 電子部品内蔵基板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5324051B2 (ja) 配線基板の製造方法及び半導体装置の製造方法及び配線基板
JP5101169B2 (ja) 配線基板とその製造方法
JP4361826B2 (ja) 半導体装置
JP4551321B2 (ja) 電子部品実装構造及びその製造方法
US8810040B2 (en) Wiring substrate including projecting part having electrode pad formed thereon
WO2007086498A1 (ja) 半導体素子内蔵基板、半導体素子内蔵型多層回路基板
JP2017108019A (ja) 配線基板、半導体パッケージ、半導体装置、配線基板の製造方法及び半導体パッケージの製造方法
TW201136466A (en) Multilayer wiring substrate
JP2003332716A (ja) 配線基板及び配線基板の製造方法
JP2006019591A (ja) 配線基板の製造方法および配線基板
JP4203538B2 (ja) 配線基板の製造方法、及び配線基板
JP4549695B2 (ja) 配線基板の製造方法
JP3935456B2 (ja) 配線基板の製造方法
JP4549692B2 (ja) 配線基板の製造方法
JP3874669B2 (ja) 配線基板の製造方法
JP4549693B2 (ja) 配線基板の製造方法
US11528810B2 (en) Wiring board
JP2003258430A (ja) 配線基板及び配線基板の製造方法
JP2003152320A (ja) 配線基板及び配線基板の製造方法
JP5511922B2 (ja) 配線基板とその製造方法
JP2005079108A (ja) 配線基板の製造方法
JP2016152362A (ja) 配線基板及び半導体パッケージ
JP4549691B2 (ja) 配線基板の製造方法
JP2018125471A (ja) 電子部品の製造方法及びプリント配線板の製造方法
JP2018125470A (ja) 電子部品及びプリント配線板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080624

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081104