JP2003332157A - トリガコイル - Google Patents

トリガコイル

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JP2003332157A
JP2003332157A JP2002143522A JP2002143522A JP2003332157A JP 2003332157 A JP2003332157 A JP 2003332157A JP 2002143522 A JP2002143522 A JP 2002143522A JP 2002143522 A JP2002143522 A JP 2002143522A JP 2003332157 A JP2003332157 A JP 2003332157A
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JP
Japan
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winding
core
coil
trigger coil
bobbin
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002143522A
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English (en)
Inventor
Yuichi Kagaya
祐一 加賀谷
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Tokyo Coil Engineering Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Coil Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トリガコイルの小型化を図ることができるとと
もに、組立て作業性の向上を図ることができるトリガコ
イルを提供することにある。 【解決手段】棒状のコア11と、このコア11の両端部
に固定された一対のボビン12と、これらボビン12に
インサートされ、底部に基板実装端子部19、側部に巻
線処理端子部18を有する端子16a〜16dと、前記
コア11に巻装され巻き始め端末及び巻き終り端末が前
記巻線処理端子部18に接続される1次巻線及び2次巻
線とからなるコイル21とを具備したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、カメラ
等の光学機器、デジタルカメラ、携帯電話等の携帯情報
機器に使用されるトリガコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ等の光学機器に使用されているト
リガコイルは、例えば、図3(a)(b)に示すように
構成されている。すなわち、合成樹脂材料等の絶縁体か
らなるボビン1は、縦型で、上側フランジ部2、下側フ
ランジ部3及び両フランジ部2,3を連結する中心円筒
部4とから構成されている。ボビン1の中心円筒部4に
は銅線が捲回され巻線5が設けられている。
【0003】下側フランジ部3には一対の低圧の端子
6,7が設けられ、これら端子6,7は下側フランジ部
3に嵌着される断面コ字型の取付け部6a,7aと取付
け部6a,7aと一体的に延伸形成される巻線接続部6
b,7bとが設けられている。また、上側フランジ部2
にはこれと一体に取付け段部8が設けられ、この取付け
段部8には高圧端子9が固定されている。そして、巻線
接続部6b,7bには1次巻線が接続され、高圧端子9
には2次巻線が接続されるようになっている。なお、1
0は棒状コアである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように構成された従来のトリガコイルは、高さ寸法が大
きく、大型であるとともに、低圧の端子6,7はボビン
1の下側フランジ部3に取付け固定されているが、高圧
端子9は共通端子7との間の放電の恐れを解消する見地
からボビン1の上側フランジ部2に取付け固定されてい
る。
【0005】従って、トリガコイルを配線基板に実装す
るに際してリフローにより一挙に半田付けを実施するこ
とができず、高圧端子9は別途配線基板に半田付けする
必要があった。また、従来のトリガコイルは、一般に、
オープン構造であることから、近接して配列される外部
回路及び部品に対する雑音のレベルが高く、動作に悪影
響を与えるものであった。その上に、必要な高電圧を得
るために、巻線ターン数を多くする必要がある。或る限
られた領域に多くの巻線を形成するには、巻線する銅線
として細線を使用しなければならない。捲き線を実施す
るに際して使用する銅線が極細になる程、捲回の困難度
は高まり、製造コストは増大するという問題があった。
【0006】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、小型化を図るととも
に、組立作業性の向上と配線基板に実装するに際してリ
フローにより一挙に半田付けを実施することができるト
リガコイルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
解決するために、請求項1は、棒状のコアと、このコア
の両端部に固定された一対のボビンと、これらボビンに
インサートされ、底部に基板実装端子部、側部に巻線処
理端子部を有する端子と、前記コアに巻装され巻き始め
端末及び巻き終り端末が前記巻線処理端子部に接続され
る1次巻線及び2次巻線とからなるコイルとを具備した
ことを特徴とするトリガコイルにある。
【0008】請求項2は、請求項1の前記ボビンは、前
記コアの両端部が嵌合される嵌合凹部を有し、コアの両
端部が嵌合凹部に接着固定されていることを特徴とす
る。
【0009】請求項3は、請求項1の前記ボビンは、前
記コイルの巻き始め端末及び巻き終り端末を前記巻線処
理端子部に導くリード線通路が設けられていることを特
徴とする。
【0010】請求項4は、請求項1の前記コイルは、外
装絶縁テープによって被覆され、上面に平坦面が形成さ
れていることを特徴とする。
【0011】前記構成によれば、棒状のコアの両端部に
ボビンを固定することにより、巻き枠が形成され、この
状態で、前記コアに1次巻線及び2次巻線とからなるコ
イルを巻装することにより、トリガコイルを構成するこ
とができる。
【0012】また、ボビンの底部には基板実装端子部が
設けられ、側部には巻線処理端子部が設けられているた
め、配線基板に実装するに際してリフローにより一挙に
半田付けを実施することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0014】図1及び図2はトリガコイルの第1の実施
形態を示し、図1(a)は平面図、(b)は側面図、
(c)は左側面図、図2はトリガコイルの斜視図であ
る。
【0015】図1及び図2に示すように、棒状のコア1
1は、例えば磁性材料で電気絶縁性の高い材料によって
形成され、断面が矩形状で、角部をR面取りした形状を
なしている。
【0016】コア11の両端部に設けられる同一形状の
一対のボビン12は、合成樹脂材料等の絶縁材によって
直方体形状に形成されている。このボビン12にはコア
11の両端部が嵌合される嵌合凹部13が設けられてい
る。この嵌合凹部13はボビン12相互が互いに対向す
る側面及び上面が開口している。そして、コア11の両
端部をボビン12の上方から嵌合凹部13に挿入するこ
とにより接着固定され、コア11と一対のボビン12に
よって巻き枠14が形成されている。
【0017】ボビン12の下部は僅かに幅広に形成さ
れ、底部15aと側部15bを有しており、各ボビン1
2には低圧と高圧のそれぞれ2個、合計4個の端子16
a〜16dがインサートした状態で設けられている。
【0018】端子16a〜16dは同一形状であり、銅
板、燐青銅等を略コ字状に打ち抜き加工したもので、端
子本体部17と、この端子本体部17から側部15bへ
突出する角部がR面取りされた巻線処理端子部18と、
巻線処理端子部18と直角に基部から後方へ突出し、底
部15aに沿って突出する角部がR面取りされた基板実
装端子部19とから構成されている。
【0019】従って、端子16a〜16dの端子本体部
17に設けられた巻線処理端子部18と基板実装端子部
19は離間しており、巻線処理端子部18にコイルの端
末をからげる際に、基板実装端子部19が邪魔にならな
いようになっている。
【0020】さらに、ボビン12の上面には嵌合凹部1
3と連通する間隙部からなるリード線通路20が設けら
れている。このリード線通路20はコア11に巻装され
たコイル21の巻き始め端末及び巻き終り端末のリード
線22を巻線処理端子部18に導く通路であり、リード
線22が折損しないように円弧部20aが形成されてい
る。
【0021】コア11に巻装された1次巻線及び2次巻
線から導出されたコイル21のリード線22はリード線
通路20を通って巻線処理端子部18にからげた状態で
半田付けされる。また、基板実装端子部19は基板に対
してリフロー半田付けされる。
【0022】また、コア11は、前述したように磁性材
料で電気絶縁性の高い材料によって形成されているた
め、コア11に内装絶縁テープを巻き付けた後、コイル
21が巻装され、さらにコイル21の外周には外装絶縁
テープ23が巻き付けられている。コイル21は巻装に
よって外周は僅かに円弧状をなしているが、外装絶縁テ
ープ23によって上面に平坦面23aが形成されてい
る。
【0023】このようにトリガコイルの上面に平坦面2
3aを形成することによってトリガコイルを真空チャッ
キングして移載する際にチャッキングしやすいという効
果がある。
【0024】前述したように、端子16に1次巻線及び
2次巻線から導出されたリード線22をからげて半田付
けする巻線処理端子部18と基板にリフロー半田付けす
る基板実装端子部19とを一体に設け、基板実装端子部
19をボビン12の底面に沿って突出することにより、
トリガコイルの高さ寸法を小さく、小型化できる。従っ
て、基板に対するトリガコイルの占有面積を小さくで
き、電子部品の実装密度を上げることができる。
【0025】なお、基板実装端子部19をボビン12の
底部15aに沿って折曲することにより、基板に対する
トリガコイルの占有面積を小さくでき、電子部品の実装
密度を上げることができる。
【0026】また、前記第1の実施形態においては、コ
ア11の両端部が嵌合される嵌合凹部13を、ボビン1
2相互が互いに対向する側面及び上面を開口させ、コア
11の両端部をボビン12の上方から嵌合凹部13に挿
入することにより接着固定した。しかし、ボビン12相
互が互いに対向する側面に嵌合穴を設け、コア11の両
端部をボビン12の側方から挿入して接着固定してもよ
い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、棒状のコアの両端部にボビンを固定することによ
り、巻き枠が形成され、この状態で、前記コアに1次巻
線及び2次巻線とからなるコイルを巻装することによ
り、トリガコイルを構成することができる。従って、ト
リガコイルの小型化を図ることができるとともに、組立
て作業性の向上を図ることができる。
【0028】また、ボビンの底部には基板実装端子部が
設けられ、側部には巻線処理端子部が設けられているた
め、配線基板に実装するに際してリフローにより一挙に
半田付けを実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示すトリガコイル
を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は左
側面図。
【図2】同実施形態のトリガコイルの斜視図。
【図3】従来のトリガコイルを示し、(a)は斜視図、
(b)は縦断側面図。
【符号の説明】
11…コア 12…ボビン 13…嵌合凹部 16a〜16d…端子 18…巻線処理端子部 19…基板実装端子部 21…コイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状のコアと、このコアの両端部に固定
    された一対のボビンと、これらボビンにインサートさ
    れ、底部に基板実装端子部、側部に巻線処理端子部を有
    する端子と、前記コアに巻装され巻き始め端末及び巻き
    終り端末が前記巻線処理端子部に接続される1次巻線及
    び2次巻線とからなるコイルとを具備したことを特徴と
    するトリガコイル。
  2. 【請求項2】 前記ボビンは、前記コアの両端部が嵌合
    される嵌合凹部を有し、コアの両端部が嵌合凹部に接着
    固定されていることを特徴とする請求項1に記載のトリ
    ガコイル。
  3. 【請求項3】 前記ボビンは、前記コイルの巻き始め端
    末及び巻き終り端末を前記巻線処理端子部に導くリード
    線通路が設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載のトリガコイル。
  4. 【請求項4】 前記コイルは、外装絶縁テープによって
    被覆され、上面に平坦面が形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載のトリガコイル。
JP2002143522A 2002-05-17 2002-05-17 トリガコイル Pending JP2003332157A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007109892A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Sony Corp ボビン、トリガコイル、トリガコイルの製造方法、フラッシュユニット及びフラッシュユニットの製造方法

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