JP2003327162A - 自動車の車体前部構造および車体前部の組付方法 - Google Patents

自動車の車体前部構造および車体前部の組付方法

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JP2003327162A JP2002137614A JP2002137614A JP2003327162A JP 2003327162 A JP2003327162 A JP 2003327162A JP 2002137614 A JP2002137614 A JP 2002137614A JP 2002137614 A JP2002137614 A JP 2002137614A JP 2003327162 A JP2003327162 A JP 2003327162A
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佳之 田辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラジエータコアサポートパネルのフロントコ
ンパートメントへの組付作業性の改善を図る。 【解決手段】 ラジエータコアサポートロアメンバ6は
フロントコンパートメントF・Cの左右のフロントサイ
ドメンバ3の前端部に跨って結合してあるため所要の強
度剛性を確保できる一方、ラジエータ22は仮り保持手
段24によりラジエータコアサポートパネル10に前傾
状態に仮り保持してあるので、ラジエータコアサポート
パネル10を略水平に後方移動した際にラジエータ22
とラジエータコアサポートロアメンバ6との干渉および
ヘッドランプユニット15とフロントフェンダ7との干
渉を生じることがなく、ラジエータコアサポートパネル
10をフロントコンパートメントF・Cに容易に組付け
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の車体前部構
造および車体前部の組付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車体の組立工程の簡略化と組付作
業の自動化等を狙って、ラジエータコアサポートパネル
にヘッドランプユニットやフロントバンパー等の外装部
品をサブアッセンブリして所謂フロントエンドモジュー
ルを構成し、車体の組立ラインで該フロントエンドモジ
ュールを車体のフロントコンパートメントの前端部に組
付けることが行われている(特開平11−20543号
公報,特開平11−48856号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記何れの従来構造に
あっても、ラジエータコアサポートパネルはアッパメン
バ,ロアメンバを含めて全体的に樹脂材で一体成形して
あり、ラジエータおよび空調用コンデンサ等の熱交換器
はラジエータコアサポートパネルのフロントコンパート
メントへの組付けの後に該ラジエータコアサポートパネ
ルに組付けるようにしている。
【0004】このため、車体組立ラインで熱交換器の組
立工程が含まれることから組立ラインが長くなってスペ
ース的に不利となってしまうのみならず、熱交換器の組
付作業空間を十分に確保することができないため作業性
が悪化してしまう。
【0005】また、ラジエータコアサポートパネルの強
度剛性の確保のため、アッパメンバ,ロアメンバを全体
的に金属型材を芯材として一体に射出成形して補強する
ことが行われているが、ラジエータコアサポートパネル
の重量が増加し、かつ、成形コストが高くなってしま
う。
【0006】そこで、ラジエータコアサポートロアメン
バを金属製として、これをフロントコンパートメントの
左右のフロントサイドメンバ前端部間に跨って結合し、
ラジエータコアサポートパネルはアッパメンバとその左
右両側部のサイド部とを一体に樹脂成形して、このラジ
エータコアサポートパネルにヘッドランプユニット,フ
ロントバンパー等の外装部品と共に熱交換器をサブアッ
センブリしてフロントエンドモジュールを構成し、これ
を車体組立ラインでフロントコンパートメントの前端に
組付けることが考えられる。
【0007】ところが、この場合フロントエンドモジュ
ールをフロントコンパートメントに組付ける際に、ヘッ
ドランプユニットとフロントフェンダとの干渉を避ける
ためには、フロントエンドモジュールをフロントコンパ
ートメントに対して略水平に後方移動して組付ける必要
があるが、熱交換器の下端に突出するマウントピンがラ
ジエータコアサポートロアメンバに干渉してしまうこと
から、該ラジエータコアサポートロアメンバに前記マウ
ントピンとの干渉を回避するための切欠部を設けるか、
あるいは、熱交換器をラジエータコアサポートパネルに
対して上方へスライド移動可能に取付ける必要がある。
【0008】しかし、前者の場合には切欠部の形成によ
りラジエータコアサポートロアメンバの強度剛性を低下
してしまうことになり、また、後者の場合には熱交換器
の上方へのスライド移動を可能とするためにラジエータ
コアサポートパネルの地上高が高くなって、車体フロン
ト部の造形の自由度が損なわれてしまう問題を生じる。
【0009】そこで、本発明は外装部品および熱交換器
をラジエータコアサポートパネルにサブアッセンブリし
たフロントエンドモジュールの車体への組付けに際し
て、熱交換器と車体側のラジエータコアサポートロアメ
ンバとの干渉およびヘッドランプユニットとフロントフ
ェンダとの干渉を生じることなく容易に組付けることが
できる自動車の車体前部構造および車体前部の組付方法
を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては、フロ
ントコンパートメントの左右フロントサイドメンバの前
端部間に跨って金属製のラジエータコアサポートロアメ
ンバを結合してある一方、ラジエータコアサポートパネ
ルは、車幅方向に延在するアッパメンバとその両側部に
設けられてヘッドランプユニットを装着するサイド部と
を樹脂材で一体成形し、このラジエータコアサポートパ
ネルにヘッドランプユニットを始めとする外装部品およ
び熱交換器をサブアッセンブリしてフロントエンドモジ
ュールを構成する際に、ラジエータコアサポートパネル
と熱交換器との相互に、該熱交換器をその下端側が後方
に張り出す前傾状態に仮り保持可能な仮り保持手段を設
けて、熱交換器をラジエータコアサポートパネルに前傾
状態に仮り保持し、ラジエータコアサポートパネルのフ
ロントコンパートメントに対する組付過程で、前記熱交
換器の下端のマウントピンをラジエータコアサポートロ
アメンバのマウント部に係合し、ラジエータコアサポー
トパネルの略水平な後方移動に伴って該係合部分を支点
に熱交換器を回動して起立状態に保持できるようにした
ことを特徴としている。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、ラジエータコアサポー
トロアメンバはラジエータコアサポートパネルと別体と
して、フロントコンパートメントの左右フロントサイド
メンバの前端部間に跨って結合してあるため、該ラジエ
ータコアサポートロアメンバを金属製とすることで、ラ
ジエータコアサポートパネルを該ラジエータコアサポー
トロアメンバを含むフロントコンパートメントに結合し
た状態で所要の強度剛性を確保できる。
【0012】一方、ラジエータコアサポートパネルを略
水平に後方移動してフロントコンパートメントに組付け
る際にはその過程で、前傾した熱交換器の下端のマウン
トピンとラジエータコアサポートロアメンバのマウント
部との係合部を支点として、前記熱交換器を回動して起
立状態に保持できるため、熱交換器とラジエータコアサ
ポートロアメンバとの干渉,およびヘッドランプユニッ
トとフロントフェンダとの干渉を生じることなく容易に
組付けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。
【0014】図1〜3において、1はフロントコンパー
トメントF・Cの左右側部を隔成するフードリッジパネ
ル、2は該フロントコンパートメントF・Cとキャビン
とを隔成するダッシュパネル、3はフードリッジパネル
1の下側部に沿って前後方向に延在配置した閉断面構造
のフロントサイドメンバ、4はフードリッジパネル1の
上側部に沿って前後方向に延在配置したフードリッジア
ッパメンバを示す。
【0015】フロントサイドメンバ3およびフードリッ
ジアッパメンバ4は、何れも閉断面に形成されてフロン
トコンパートメントF・Cの前後方向骨格部材を構成し
ている。
【0016】フロントサイドメンバ3の前端はエンドプ
レート5を接合して閉塞してあり、該エンドプレート5
に後述するラジエータコアサポートパネル10のサイド
部12をバンパースティ17と共に突合わせて締結固定
するようにしている。
【0017】左右のフロントサイドメンバ3,3の前端
部に跨って、閉断面に形成した金属製のラジエータコア
サポートロアメンバ6を結合して、フロントコンパート
メントF・Cの前端の車幅方向剛性を確保している。
【0018】7はフロントフェンダを示し、その前端に
は後述するヘッドランプユニット15を受容する凹欠部
8を形成してある。
【0019】10はラジエータコアサポートパネルを示
し、車幅方向に延在するアッパメンバ11と、その左右
両側部に設けられたサイド部12と、該アッパメンバ1
1の車幅方向中央部に垂設されたフードロックスティ1
3とを備え、これらアッパメンバ11,サイド部12,
およびフードロックスティ13は、適宜の合成樹脂材を
もって一体に射出成形してある。
【0020】前記サイド部12は車体フロントエンドの
造形上、後斜方向に屈曲して形成してヘッドランプユニ
ット15をフロントフェンダ7の側部に廻り込むように
装着できるようにしてあり、該サイド部12の車幅方向
内側に上下方向に延在するスティ部14には前記フロン
トサイドメンバ3のエンドプレート5の前面に重合して
締結するための第1座部14Aを形成してあると共に、
該スティ部14の下端には前記ラジエータコアサポート
ロアメンバ6上に載置して締結するための第2座部14
Bを形成してある。
【0021】外装部品であるヘッドランプユニット1
5、およびフロントバンパー(本実施形態ではバンパー
アーマチュア16を示す)は、予め前記ラジエータコア
サポートパネル10に装着され、例えば、ヘッドランプ
ユニット15は前記サイド部12の上縁後部およびステ
ィ部14の上側連設部に設けた締結座12aにブラケッ
ト15aを介してボルト固定される。
【0022】また、バンパーアーマチュア16はその左
右両側部の背面にボルト・ナット18により固定したバ
ンパースティ17を、前記スティ部14の第1座部14
Aの下側部に突合わせてボルト固定される。
【0023】このようにして外装部品であるヘッドラン
プユニット15およびバンパーアーマチュア16をサブ
アッセンブリしたラジエータコアサポートパネル10
は、フロントコンパートメントF・Cの前端に組付けら
れる。この組付けに際しては、ヘッドランプユニット1
5の後端部分がフロントフェンダ7の凹欠部8の周縁と
干渉することがないように、フロントコンパートメント
F・Cに対して略水平に後方移動し、サイド部12の上
縁後端のブラケット12bをフードリッジアッパメンバ
4の前端部上にボルト19Aにより締結固定し、スティ
部14の第1座部14Aをフロントサイドメンバ3のエ
ンドプレート5にバンパースティ17と共にボルト19
Bにより締結固定すると共に、第2座部14Bをラジエ
ータコアサポートロアメンバ6上にボルト固定する一
方、フードロックスティ13の下端部を該ラジエータコ
アサポートロアメンバ6の前面に重合してボルト固定す
る。
【0024】そして、前記ヘッドランプユニット15の
車幅方向外側の締結座15bを、フロントフェンダ7の
凹欠部8の下縁フランジ8aにボルト19Cにより締結
固定するようにしている。
【0025】ラジエータコアサポートパネル10には、
空調用コンデンサ21,ラジエータ22等の熱交換器が
ファンシュラウド23と共に組付けられるが、これらは
何れも前記ラジエータコアサポートパネル10にサブア
ッセンブリするようにしている。
【0026】前記ラジエータコアサポートパネル10と
熱交換器、例えば前記ラジエータ22との相互には、該
ラジエータ22をその下端側が後方に張り出す前傾状態
に仮り保持可能な仮り保持手段24を設けてあって、該
仮り保持手段24によりラジエータ22を前傾状態に仮
り保持してラジエータコアサポートパネル10にサブア
ッセンブリしてある。
【0027】従って、本実施形態ではラジエータ22と
その前面側の空調用コンデンサ21および背面側のファ
ンシュラウド23は予め組付けて熱交換器ユニットとし
て構成されるが、図4,5では便宜的にラジエータ22
のみを示す。
【0028】本実施形態では前記仮り保持手段24を、
ラジエータコアサポートパネル10の左右サイド部12
の車幅方向内側の側面、つまり、スティ部14の内側の
側面にその下端から上側部に亘って垂直方向に設けた縦
溝25aと該縦溝25aの上部に連なって後ろ斜め下方
に向けて設けた傾斜溝25bとからなる係合溝25と、
ラジエータ22の左右側面の上部に設けられて、前記縦
溝22aと傾斜溝22bとに跨って係合可能な上下一対
の係合ピン26,27とで構成している。
【0029】ラジエータ22は前記係合ピン26,27
を縦溝25aの下端から挿入係合して、上側の係合ピン
26が縦溝25aの上側止端に突き当るまでラジエータ
22をスライド移動し、そして、ラジエータ22の下端
側を後方へ回動させて下側の係合ピン27を傾斜溝22
bに落し込むことにより、これら係合ピン26,27が
縦溝25aと傾斜溝25bとに係合してラジエータ22
をラジエータコアサポートパネル10に前傾状態に仮り
保持する。
【0030】ラジエータ22の上,下端の左右両側部に
はアッパ側のマウントピン28U、およびロア側のマウ
ントピン28Lが突設され、アッパ側のマウントピン2
8Uには予めアッパ側のマウントラバー31が挿入係着
されている。
【0031】ラジエータコアサポートパネル10のアッ
パメンバ11には、前記上側のマウントピン28Uに対
応する部位に、前傾仮り保持したラジエータ22を起立
状態に回動した際にマウントラバー31が落ち込み係合
する係合孔29を設けてある。
【0032】他方、前記ラジエータコアサポートロアメ
ンバ6の上壁には、前記下側のマウントピン28Lに対
応する部位に取付孔30を設けて、該取付孔30にマウ
ントピン28Lを弾性支持するマウント部としてのロア
側のマウントラバー32を上方から圧入係着してある。
【0033】このマウントラバー32は、図6にも示す
ように前記マウントピン28Lが係合するピン挿入孔3
2aの上部後縁に接して、薄肉部33aを介して可倒ガ
イド部33を起立成形してある。
【0034】この可倒ガイド部33の後方には、前記薄
肉部33aを境として、該可倒ガイド部33と同一の断
面形状で凹部34を形成してあり、可倒ガイド部33が
後述するように後方へ向けて凹部34内に倒伏した際
に、可倒ガイド部33がマウントラバー32の上面と面
一に整合するようにしてある。
【0035】従って、本実施形態の構造にあっては、前
述のようにラジエータコアサポートパネル10に外装部
品としてのヘッドランプユニット15およびバンパーア
ーマチュア16をサブアッセンブリすると共に、ラジエ
ータ(ラジエータユニット)22を前傾状態に仮り保持
して該ラジエータ22もサブアッセンブリしてフロント
エンドモジュールをサブラインで構成し、該フロントエ
ンドモジュールをメイン組立てラインでフロントコンパ
ートメントF・Cの前端に組付ける。
【0036】この際、フロントエンドモジュールをフロ
ントコンパートメントF・Cに対して略水平に後方移動
すると、ラジエータ22の下端側が図5に示すようにエ
ンジン等のパワーユニットEに近接するが、その上方に
は比較的に広い作業空間が確保されるから、この作業空
間を利用してラジエータ22の下端部にホース35等を
容易に接続することができる。
【0037】この後方移動は下側のマウントピン28L
が対応する下側のマウントラバー32の可倒ガイド部3
3に当接した後退位置を目安として停止して、前述のホ
ース35の接続作業等を行い、そして、この作業が終了
した後にラジエータ22を若干持ち上げるようにしてフ
ロントエンドモジュールを再び略水平に後方移動する
と、下側の係合ピン27が傾斜溝25bから縦溝25a
側に移動し、マウントピン28Lが可倒ガイド部33を
押圧しながらラジエータ22の下端側が前方へ回動して
起立するようになり、図4の鎖線に示すように前記マウ
ントピン28Lがマウントラバー32のピン挿入孔32
aに落ち込み係合すると共に、上側のマウントラバー3
1がアッパメンバ11の係合孔29に落ち込み係合し
て、ラジエータ22が略垂直に起立保持される。
【0038】前記可倒ガイド部33はラジエータ22の
下面に押圧されて薄肉部33aを支点に凹部34内に倒
伏し、マウントラバー31の上面と面一に整合するよう
になる一方、このとき、フロントエンドモジュールは略
水平に後方移動するため、図7に示すようにヘッドラン
プユニット15の後端部はフロントフェンダ7の前端の
凹欠部8内に略水平に移動して、凹欠部8周縁との干渉
を生じることなく適正に収容される。
【0039】従って、ラジエータコアサポートパネル1
0を前述のようにフードリッジアッパメンバ4,フロン
トサイドメンバ3およびラジエータコアサポートロアメ
ンバ6にボルト締結すると共に、ヘッドランプユニット
15の車幅方向外側の締結座15bを前記凹欠部8の下
縁フランジ8aにボルト締結して、フロントエンドモジ
ュールを容易に組付けることができる。
【0040】以上のように本実施形態の構造によれば、
ラジエータコアサポートロアメンバ6はラジエータコア
サポートパネル10と別体として、フロントコンパート
メントF・Cの左右フロントサイドメンバ3,3の前端
部間に跨って結合してあるため、該ラジエータコアサポ
ートロアメンバ6を金属製とすることで、ラジエータコ
アサポートパネル10を該ラジエータコアサポートロア
メンバ6を含むフロントコンパートメントF・Cに結合
した状態で所要の強度剛性を確保することができる。
【0041】一方、ラジエータコアサポートパネル10
を略水平に後方移動してフロントコンパートメントF・
Cに組付ける際にはその過程で、前傾状態に仮り保持し
た熱交換器としてのラジエータ22の下端のマウントピ
ン28Lとラジエータコアサポートロアメンバ6のマウ
ント部としてのマウントラバー32との係合部を支点と
して、前記ラジエータ22を回動して起立状態に保持で
きるため、ラジエータ22とラジエータコアサポートロ
アメンバ6との干渉、およびヘッドランプユニット15
とフロントフェンダ7との干渉を生じることなく容易に
組付けることができる。
【0042】ここで、特に本実施形態によれば、ラジエ
ータ22を前傾状態に仮り保持する仮り保持手段24と
して、前記サイド部12のスティ部14の内側の側面に
形成した縦溝25aおよびその上側部に連なる傾斜溝2
5bからなる係合溝25と、ラジエータ22の左右側面
の上部に突設されてこれら縦溝25aと傾斜溝25bと
に跨って係合する上下一対の係合ピン26,27とで構
成しているため、構造を簡単にすることができてコスト
的に有利に得ることができる。
【0043】また、ラジエータコアサポートロアメンバ
6のマウント部はラジエータ22の下端のマウントピン
28Lが係合するマウントラバー32で構成してあっ
て、そのピン挿入孔32aの上部後縁に接して可倒ガイ
ド部33を起立成形してあるので、ラジエータコアサポ
ートパネル10の略水平な後方移動量を前記マウントピ
ン28Lと可倒ガイド部33との当接を目安として調整
して過度の後方移動を規制できると共に、ラジエータ2
2の起立回動時には該可倒ガイド部33がマウントピン
28Lのピン挿入孔32aへの挿入ガイドとなってスム
ーズな挿入係合を行わせることができる。
【0044】しかも、ラジエータ22の略垂直な起立保
持状態では、前記可倒ガイド部33が凹部34内に倒伏
してマウントラバー32の上面と面一に整合するため、
マウントラバー32の防振支持機能を些かも損なうこと
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるフロントエンドモ
ジュールを示す分解斜視図。
【図2】本発明の一実施形態におけるフロントエンドモ
ジュールの組付け途上を示す斜視図。
【図3】本発明の一実施形態におけるラジエータコアサ
ポートパネルとラジエータとを示す斜視図。
【図4】本発明の一実施形態におけるラジエータとラジ
エータコアサポートロアメンバとの関係を示す側面説明
図。
【図5】本発明の一実施形態におけるラジエータとホー
スとの接続作業を示す側面説明図。
【図6】本発明の一実施形態におけるマウント部の構造
を示す斜視図。
【図7】本発明の一実施形態におけるヘッドランプユニ
ットとフロントフェンダとの関係を示す側面説明図。
【符号の説明】
F・C フロントコンパートメント 3 フロントサイドメンバ 6 ラジエータコアサポートロアメンバ 7 フロントフェンダ 10 ラジエータコアサポートパネル 11 アッパメンバ 12 サイド部 15 ヘッドランプユニット(外装部品) 16 バンパーアーマチュア(外装部品) 22 ラジエータ(熱交換器) 24 仮り保持手段 25 係合溝 25a 縦溝 25b 傾斜溝 26,27 係合ピン 28L マウントピン 32 マウントラバー(マウント部) 32a ピン挿入孔 33 可倒ガイド部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装部品を装着したラジエータコアサポ
    ートパネルをフロントコンパートメントに対して略水平
    に後方移動して、左右のフロントフェンダおよびフロン
    トサイドメンバに結合する構造であって、 前記左右のフロントサイドメンバの前端部に跨ってラジ
    エータコアサポートロアメンバを結合する一方、 前記ラジエータコアサポートパネルと、該ラジエータコ
    アサポートパネルに組付けられる熱交換器との相互に、
    該熱交換器をその下端側が後方に張り出す前傾状態に仮
    り保持可能な仮り保持手段を設けて、熱交換器をラジエ
    ータコアサポートパネルに前傾状態に仮り保持し、 ラジエータコアサポートパネルのフロントコンパートメ
    ントに対する組付過程で、前記熱交換器の下端のマウン
    トピンをラジエータコアサポートロアメンバのマウント
    部に係合し、ラジエータコアサポートパネルの水平後方
    移動に伴って該係合部分を支点に熱交換器を回動して起
    立状態に保持できるようにしたことを特徴とする自動車
    の車体前部構造。
  2. 【請求項2】 仮り保持手段を、ラジエータコアサポー
    トパネルの左右サイド部の車幅方向内側の側面に垂直方
    向に設けた縦溝と該縦溝の上部に連なって後ろ斜め下方
    に向けて設けた傾斜溝とからなる係合溝と、 これら左右サイド部間に配置される熱交換器の左右側面
    の上部に設けられて、前記縦溝と傾斜溝とに跨って係合
    可能な上下一対の係合ピンと、で構成したことを特徴と
    する請求項1に記載の自動車の車体前部構造。
  3. 【請求項3】 マウント部がラジエータコアサポートロ
    アメンバの上面に係着固定されたマウントラバーで構成
    され、 該マウントラバーは、熱交換器下端のマウントピンが係
    合するピン挿入孔の上部後縁に接して車幅方向に起立成
    形されて、倒伏時にマウントラバー上面と面一に整合す
    る可倒ガイド部を備えていることを特徴とする請求項
    1,2に記載の自動車の車体前部構造。
  4. 【請求項4】 外装部品を装着したラジエータコアサポ
    ートパネルに、仮り保持手段により熱交換器をその下端
    が後方に張り出す前傾状態に仮り保持する工程と、 前記熱交換器の下端部をフロントコンパートメントの左
    右フロントサイドメンバの前端部に跨って結合したラジ
    エータコアサポートロアメンバ上に係合支持させる工程
    と、 ラジエータコアサポートパネルをフロントコンパートメ
    ントに対して略水平に後方移動して、熱交換器を前記係
    合支持部を支点として回動して略垂直に起立保持させる
    工程と、 ラジエータコアサポートパネルをフロントコンパートメ
    ントに対して結合する工程と、を備えたことを特徴とす
    る自動車の車体前部の組付方法。
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