JP2003324627A - 同期信号重畳装置及び同期信号重畳方法 - Google Patents
同期信号重畳装置及び同期信号重畳方法Info
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- JP2003324627A JP2003324627A JP2002127673A JP2002127673A JP2003324627A JP 2003324627 A JP2003324627 A JP 2003324627A JP 2002127673 A JP2002127673 A JP 2002127673A JP 2002127673 A JP2002127673 A JP 2002127673A JP 2003324627 A JP2003324627 A JP 2003324627A
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- H04N5/04—Synchronising
- H04N5/06—Generation of synchronising signals
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- Signal Processing (AREA)
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- Synchronizing For Television (AREA)
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い電源電圧が不要で、結合コンデンサやド
ライバの周波数特性による終端系の周波数特性の劣化を
招くことがなく、終端回路を切換などによってカメラ側
に合わせて設定変更するなどの措置が不要である同期信
号重畳装置及び同期信号重畳方法を提供する。 【解決手段】 外部同期信号に応答する定電流駆動手段
３２と、この定電流駆動手段の出力信号の直流成分を阻
止するコンデンサ１８とを撮像装置に接続された複数の
ケーブル４４のそれぞれに対応して設けた。
ライバの周波数特性による終端系の周波数特性の劣化を
招くことがなく、終端回路を切換などによってカメラ側
に合わせて設定変更するなどの措置が不要である同期信
号重畳装置及び同期信号重畳方法を提供する。 【解決手段】 外部同期信号に応答する定電流駆動手段
３２と、この定電流駆動手段の出力信号の直流成分を阻
止するコンデンサ１８とを撮像装置に接続された複数の
ケーブル４４のそれぞれに対応して設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルで接続さ
れた複数のカメラなどの撮像装置からの映像信号の同期
をとるため、所定の同期信号を重畳する装置及び方法に
関し、特に複数の監視カメラを用いたシステムに好適な
ものに関する。
れた複数のカメラなどの撮像装置からの映像信号の同期
をとるため、所定の同期信号を重畳する装置及び方法に
関し、特に複数の監視カメラを用いたシステムに好適な
ものに関する。
【０００２】
【従来の技術】複数の映像信号源の同期運転を行う監視
ＴＶシステムの主な目的は表示モニタのローリング現象
（同期はずれによる映像信号の切換時の映像の垂直方向
の流れ）を回避することにあるが、この同期をとる手段
のひとつとして映像信号中の垂直同期信号に重畳された
正極性のパルスを使用する場合がある。カメラ側では、
このパルスのタイミングに合わせて、映像信号の同期信
号の生成をＰＬＬでロックさせることによって、結果的
に重畳外部同期パルスと映像信号の同期運転を実現して
いる。この方法は、基準になる重畳外部パルスを各カメ
ラ側へ送り、これに同期してカメラ側からの映像信号の
垂直位相が一致するので、無調整で同期運転のシステム
が構築できる優れた方式といえる。
ＴＶシステムの主な目的は表示モニタのローリング現象
（同期はずれによる映像信号の切換時の映像の垂直方向
の流れ）を回避することにあるが、この同期をとる手段
のひとつとして映像信号中の垂直同期信号に重畳された
正極性のパルスを使用する場合がある。カメラ側では、
このパルスのタイミングに合わせて、映像信号の同期信
号の生成をＰＬＬでロックさせることによって、結果的
に重畳外部同期パルスと映像信号の同期運転を実現して
いる。この方法は、基準になる重畳外部パルスを各カメ
ラ側へ送り、これに同期してカメラ側からの映像信号の
垂直位相が一致するので、無調整で同期運転のシステム
が構築できる優れた方式といえる。
【０００３】図４は、従来のかかる同期信号重畳装置を
示す回路図である。従来の定電圧方式によれば、同期信
号を重畳する機能をシステム内に使用する場合、図示省
略のカメラからの映像信号をこの重畳器１０に接続して
終端を行う構成となっている。すなわち、重畳器１０
は、映像入力端子１６に接続された終端抵抗１１と、こ
の抵抗成分を十分無視できる程の、低インピーダンスで
送出できるドライブアンプ１２と、終端抵抗１１をドラ
イブアンプ１２に交流的に結合させるコンデンサ１８を
有する。なお、終端抵抗１１と、ドライブアンプ１２
と、コンデンサ１８は、交流的に結合された終端回路を
構成している。
示す回路図である。従来の定電圧方式によれば、同期信
号を重畳する機能をシステム内に使用する場合、図示省
略のカメラからの映像信号をこの重畳器１０に接続して
終端を行う構成となっている。すなわち、重畳器１０
は、映像入力端子１６に接続された終端抵抗１１と、こ
の抵抗成分を十分無視できる程の、低インピーダンスで
送出できるドライブアンプ１２と、終端抵抗１１をドラ
イブアンプ１２に交流的に結合させるコンデンサ１８を
有する。なお、終端抵抗１１と、ドライブアンプ１２
と、コンデンサ１８は、交流的に結合された終端回路を
構成している。
【０００４】この終端回路を構成するドライブアンプ１
２並びにコンデンサ１８の周波数特性は、ドライブする
パルスに対してのみならず、カメラの信号を受ける終端
インピーダンスとしてカメラからの信号帯域全体にわた
って低いインピーダンスである必要が生じる。なお、ド
ライブアンプ１２は定電圧源で同期重畳を行うために、
重畳パルス振幅の２倍の信号を同期パルス発生回路２０
より入力する必要がある。同様に映像信号を図示省略の
スイッチャ側に接続する映像出力端子１７に伝送する上
で、送出終端抵抗１３によって生じる損失６ｄＢを補償
するための＋６ｄＢドライバ１４を伴ってスイッチャ側
へ送出する。さらにこの重畳機能を使用しない場合や、
この回路ブロックの電源が断となったときのことを考慮
する場合、リレーなどによるバイパススイッチ（ＳＷ）
１５が装備されており、この際には接点が閉じる。
２並びにコンデンサ１８の周波数特性は、ドライブする
パルスに対してのみならず、カメラの信号を受ける終端
インピーダンスとしてカメラからの信号帯域全体にわた
って低いインピーダンスである必要が生じる。なお、ド
ライブアンプ１２は定電圧源で同期重畳を行うために、
重畳パルス振幅の２倍の信号を同期パルス発生回路２０
より入力する必要がある。同様に映像信号を図示省略の
スイッチャ側に接続する映像出力端子１７に伝送する上
で、送出終端抵抗１３によって生じる損失６ｄＢを補償
するための＋６ｄＢドライバ１４を伴ってスイッチャ側
へ送出する。さらにこの重畳機能を使用しない場合や、
この回路ブロックの電源が断となったときのことを考慮
する場合、リレーなどによるバイパススイッチ（ＳＷ）
１５が装備されており、この際には接点が閉じる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記説明から明らかな
ように、従来の装置及び方法では同期信号を映像信号に
重畳する具体的な回路手段として、電圧源を用いてい
た。すなわち、電圧源による重畳パルスのドライブによ
っていたが、映像信号回路の終端を行いつつ重畳動作を
実現させる必要があるので、低インピーダンスのドライ
バを具備し、送り出しのインピーダンス・受けのインピ
ーダンスを共に終端インピーダンスにした交流的な終端
回路では、重畳するパルス電圧の２倍以上が出力できる
電源電圧を必要としたり、交流的に終端しているために
結合コンデンサやドライバの周波数特性による終端系の
周波数特性の劣化を招いていた。またカメラ側の送り出
し回路が終端回路に直接、抵抗によって終端しなければ
ならないような直流的な終端を必要とする回路方式で
は、この終端回路を切換などによってカメラ側に合わせ
て設定変更するなどの措置が必要となっていた。
ように、従来の装置及び方法では同期信号を映像信号に
重畳する具体的な回路手段として、電圧源を用いてい
た。すなわち、電圧源による重畳パルスのドライブによ
っていたが、映像信号回路の終端を行いつつ重畳動作を
実現させる必要があるので、低インピーダンスのドライ
バを具備し、送り出しのインピーダンス・受けのインピ
ーダンスを共に終端インピーダンスにした交流的な終端
回路では、重畳するパルス電圧の２倍以上が出力できる
電源電圧を必要としたり、交流的に終端しているために
結合コンデンサやドライバの周波数特性による終端系の
周波数特性の劣化を招いていた。またカメラ側の送り出
し回路が終端回路に直接、抵抗によって終端しなければ
ならないような直流的な終端を必要とする回路方式で
は、この終端回路を切換などによってカメラ側に合わせ
て設定変更するなどの措置が必要となっていた。
【０００６】本発明は、上記従来の装置及び方法におけ
る課題を解決し、高い電源電圧が不要で、結合コンデン
サやドライバの周波数特性による終端系の周波数特性の
劣化を招くことがなく、終端回路を切換などによってカ
メラ側に合わせて設定変更するなどの措置が不要である
同期信号重畳装置及び同期信号重畳方法を提供すること
を目的とする。
る課題を解決し、高い電源電圧が不要で、結合コンデン
サやドライバの周波数特性による終端系の周波数特性の
劣化を招くことがなく、終端回路を切換などによってカ
メラ側に合わせて設定変更するなどの措置が不要である
同期信号重畳装置及び同期信号重畳方法を提供すること
を目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、外部同期信号に応答する定電流駆動手
段と、この定電流駆動手段の出力信号の直流成分を阻止
するコンデンサとを撮像装置に接続された伝送路として
の複数のケーブルのそれぞれに対応して設けている。
め、本発明では、外部同期信号に応答する定電流駆動手
段と、この定電流駆動手段の出力信号の直流成分を阻止
するコンデンサとを撮像装置に接続された伝送路として
の複数のケーブルのそれぞれに対応して設けている。
【０００８】すなわち、本発明によれば、複数の撮像装
置で生成された映像信号を切り換えて、少なくとも１つ
のモニタに前記映像信号を選択的に供給するに際し、前
記撮像装置から前記映像信号をそれぞれ伝送する複数の
ケーブルに外部同期信号をそれぞれ供給することによ
り、前記映像信号に前記外部同期信号を重畳する同期信
号重畳装置において、外部同期信号に応答する定電流駆
動手段と、前記定電流駆動手段の出力信号の直流成分を
阻止するコンデンサとを前記複数のケーブルに対応して
設けたことを特徴とする同期信号重畳装置が提供され
る。
置で生成された映像信号を切り換えて、少なくとも１つ
のモニタに前記映像信号を選択的に供給するに際し、前
記撮像装置から前記映像信号をそれぞれ伝送する複数の
ケーブルに外部同期信号をそれぞれ供給することによ
り、前記映像信号に前記外部同期信号を重畳する同期信
号重畳装置において、外部同期信号に応答する定電流駆
動手段と、前記定電流駆動手段の出力信号の直流成分を
阻止するコンデンサとを前記複数のケーブルに対応して
設けたことを特徴とする同期信号重畳装置が提供され
る。
【０００９】また、本発明によれば、複数の撮像装置で
生成された映像信号を切り換えて、少なくとも１つのモ
ニタに前記映像信号を選択的に供給するに際し、前記撮
像装置から前記映像信号をそれぞれ伝送する複数のケー
ブルに外部同期信号をそれぞれ供給することにより、前
記映像信号に前記外部同期信号を重畳する同期信号重畳
方法において、外部同期信号に応答する定電流駆動手段
からの定電流を、その直流成分を阻止して前記複数のケ
ーブルのそれぞれに供給して、前記映像信号に重畳する
ようにしたことを特徴とする同期信号重畳方法が提供さ
れる。
生成された映像信号を切り換えて、少なくとも１つのモ
ニタに前記映像信号を選択的に供給するに際し、前記撮
像装置から前記映像信号をそれぞれ伝送する複数のケー
ブルに外部同期信号をそれぞれ供給することにより、前
記映像信号に前記外部同期信号を重畳する同期信号重畳
方法において、外部同期信号に応答する定電流駆動手段
からの定電流を、その直流成分を阻止して前記複数のケ
ーブルのそれぞれに供給して、前記映像信号に重畳する
ようにしたことを特徴とする同期信号重畳方法が提供さ
れる。
【００１０】この構成によれば、電流源によって、すな
わち高いインピーダンスによって結合させる外部同期信
号を重畳する部位は伝送路上で終端機器間のいずれの場
所からも接続して重畳することを可能とした外部同期を
行う作用を有するもので、この機能を実現するためにケ
ーブルへのブランチ接続という容易なインターフェース
によって同期システムの構築が可能であるという効果を
有する。
わち高いインピーダンスによって結合させる外部同期信
号を重畳する部位は伝送路上で終端機器間のいずれの場
所からも接続して重畳することを可能とした外部同期を
行う作用を有するもので、この機能を実現するためにケ
ーブルへのブランチ接続という容易なインターフェース
によって同期システムの構築が可能であるという効果を
有する。
【００１１】また、本発明では、外部同期信号の重畳
は、伝送路間の終端の無い機器として具備、設置するこ
とによって、この機能を持たない他の機器に何らの修正
変更などを行うことなく重畳を実現することができる。
よって、同期システムを用いない既存の監視システムに
対して本発明を適用して同期運転を行う場合、カメラ側
が重畳された外部同期パルスに対応できれば、重畳機器
として終端回路を接続・切断を設定できることによっ
て、従来システム機器への何らの改造追加などの発生な
くして、同期運転の機能追加を実現することができると
いう作用を有する。
は、伝送路間の終端の無い機器として具備、設置するこ
とによって、この機能を持たない他の機器に何らの修正
変更などを行うことなく重畳を実現することができる。
よって、同期システムを用いない既存の監視システムに
対して本発明を適用して同期運転を行う場合、カメラ側
が重畳された外部同期パルスに対応できれば、重畳機器
として終端回路を接続・切断を設定できることによっ
て、従来システム機器への何らの改造追加などの発生な
くして、同期運転の機能追加を実現することができると
いう作用を有する。
【００１２】また、本発明は、外部同期パルスの重畳が
定電流駆動により実行されるので、駆動系の電源電圧を
定電圧駆動に比べて低くすることができる。よって、実
際の回路的なメリットとして、従来の定電圧による重畳
原理では終端抵抗による分圧作用が存在するために、外
部同期パルスとして必要となる比較的振幅の大きい重畳
パルスの生成は、振幅のおよそ２倍以上を出力できる電
源電圧を回路電圧として必要とするために、機器として
の電源電圧を自由に設定することが困難であったが、定
電流駆動とする場合には電流を生成することが可能であ
れば比較的低い電圧とすることができるというメリット
を有する。
定電流駆動により実行されるので、駆動系の電源電圧を
定電圧駆動に比べて低くすることができる。よって、実
際の回路的なメリットとして、従来の定電圧による重畳
原理では終端抵抗による分圧作用が存在するために、外
部同期パルスとして必要となる比較的振幅の大きい重畳
パルスの生成は、振幅のおよそ２倍以上を出力できる電
源電圧を回路電圧として必要とするために、機器として
の電源電圧を自由に設定することが困難であったが、定
電流駆動とする場合には電流を生成することが可能であ
れば比較的低い電圧とすることができるというメリット
を有する。
【００１３】また、本発明では、外部同期パルスの重畳
が定電流駆動により実行されるので、映像信号は直接抵
抗終端される構成をとることにより、映像信号の周波数
特性に対しての終端インピーダンスを安定に保つことで
画像劣化を防ぐことができる。よって、終端には直接抵
抗を使用しておりコンデンサや低出力インピーダンスド
ライバを用いた場合に問題となっていた周波数劣化の無
い極めて理想的な整合によって終端されるという作用を
有する。
が定電流駆動により実行されるので、映像信号は直接抵
抗終端される構成をとることにより、映像信号の周波数
特性に対しての終端インピーダンスを安定に保つことで
画像劣化を防ぐことができる。よって、終端には直接抵
抗を使用しておりコンデンサや低出力インピーダンスド
ライバを用いた場合に問題となっていた周波数劣化の無
い極めて理想的な整合によって終端されるという作用を
有する。
【００１４】また、本発明では、外部同期パルスの重畳
が定電流駆動により実行されるので、映像信号は直接抵
抗終端される構成をとることにより、映像信号の終端に
直接抵抗を必要とする場合の切換が不要となるために機
器の入力インターフェースを容易にすることができる。
よって、従来の様に定電圧による駆動では直接抵抗によ
って終端することができなかったために、カメラや一部
の映像機器の出力回路構成が、伝送された後に直接抵抗
終端することを必要とする場合は、この方式が使用でき
ず、抵抗終端方式の回路に修正して映像を入力せざるを
得なかったが、本発明では直接抵抗終端した伝送ライン
に電流源重畳させるために前述の回路構成のカメラや映
像機器であっても、切換設定無しに問題なく接続するこ
とができるという作用を有する。
が定電流駆動により実行されるので、映像信号は直接抵
抗終端される構成をとることにより、映像信号の終端に
直接抵抗を必要とする場合の切換が不要となるために機
器の入力インターフェースを容易にすることができる。
よって、従来の様に定電圧による駆動では直接抵抗によ
って終端することができなかったために、カメラや一部
の映像機器の出力回路構成が、伝送された後に直接抵抗
終端することを必要とする場合は、この方式が使用でき
ず、抵抗終端方式の回路に修正して映像を入力せざるを
得なかったが、本発明では直接抵抗終端した伝送ライン
に電流源重畳させるために前述の回路構成のカメラや映
像機器であっても、切換設定無しに問題なく接続するこ
とができるという作用を有する。
【００１５】また、本発明では、外部同期パルスの重畳
が定電流駆動により実行されるので、映像信号は直接抵
抗終端される構成をとることにより、終端機器の電源の
入り切りに関わらず常時終端が確保され、電圧源駆動方
式での信号のループスルー切換が不要となるために機器
の入力インターフェースを容易にすることができる。よ
って、従来の様に定電圧による駆動では直接抵抗によっ
て終端することができなかったために、伝送路の途中に
配置される機器の電源が切れてしまう場合、リレーなど
によって電源が切れても信号を直接的に伝達する手段が
必要であったが、本発明では直接抵抗終端した伝送ライ
ンに電流源を重畳させる構成であり、機器の入力端子と
出力端子が同一であるために切換設定や専用のループス
ルー回路無しに問題なく接続することができるという作
用を有する。
が定電流駆動により実行されるので、映像信号は直接抵
抗終端される構成をとることにより、終端機器の電源の
入り切りに関わらず常時終端が確保され、電圧源駆動方
式での信号のループスルー切換が不要となるために機器
の入力インターフェースを容易にすることができる。よ
って、従来の様に定電圧による駆動では直接抵抗によっ
て終端することができなかったために、伝送路の途中に
配置される機器の電源が切れてしまう場合、リレーなど
によって電源が切れても信号を直接的に伝達する手段が
必要であったが、本発明では直接抵抗終端した伝送ライ
ンに電流源を重畳させる構成であり、機器の入力端子と
出力端子が同一であるために切換設定や専用のループス
ルー回路無しに問題なく接続することができるという作
用を有する。
【００１６】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下図面を
用いて説明する。図１は、本発明の同期信号重畳装置及
び同期信号重畳方法を監視ＴＶカメラシステムに適用し
た場合の好適な実施の形態の全体構成図であり、図２
は、図１中のパルス重畳器４０の構成の一部と伝送路４
４の一部の関係を示す図である。この監視ＴＶカメラシ
ステムは、外部から与えられる同期信号としての同期パ
ルスを映像信号の垂直帰線区間に重畳する外部同期方式
を用いたものである。
用いて説明する。図１は、本発明の同期信号重畳装置及
び同期信号重畳方法を監視ＴＶカメラシステムに適用し
た場合の好適な実施の形態の全体構成図であり、図２
は、図１中のパルス重畳器４０の構成の一部と伝送路４
４の一部の関係を示す図である。この監視ＴＶカメラシ
ステムは、外部から与えられる同期信号としての同期パ
ルスを映像信号の垂直帰線区間に重畳する外部同期方式
を用いたものである。
【００１７】図１の実施の形態では、同期した３台のカ
メラ１、２、３でそれぞれ撮像した映像を代表する映像
信号を３本の伝送路（ケーブル）４４を介してスイッチ
ャ４１に供給し、スイッチャ４１で所望の映像信号を選
択してモニタ４２に所望のカメラの撮像した映像を表示
させるものである。ここでスイッチャ４１での切換によ
る映像のスクロールなどが起きないようにするための同
期機能は、選択機能を実現するスイッチャ４１とは別の
ユニットのパルス重畳器４０で生成した同期信号として
の同期パルスを各伝送路４４に供給することにより実現
している。伝送路４４の両端での整合終端はカメラ送り
出し終端部分と、スイッチャ４１の入力端部分でよく用
いられる一般的な方法で行われており、パルス重畳器４
０の接続によっても、高いインピーダンスであるために
伝送路４４へは重畳作用以外何らの影響をも与えないも
のとなっている。外部同期パルスが映像信号に重畳さ
れ、同期運転が図られた状態の伝送路の信号の波形例を
図３に示す。
メラ１、２、３でそれぞれ撮像した映像を代表する映像
信号を３本の伝送路（ケーブル）４４を介してスイッチ
ャ４１に供給し、スイッチャ４１で所望の映像信号を選
択してモニタ４２に所望のカメラの撮像した映像を表示
させるものである。ここでスイッチャ４１での切換によ
る映像のスクロールなどが起きないようにするための同
期機能は、選択機能を実現するスイッチャ４１とは別の
ユニットのパルス重畳器４０で生成した同期信号として
の同期パルスを各伝送路４４に供給することにより実現
している。伝送路４４の両端での整合終端はカメラ送り
出し終端部分と、スイッチャ４１の入力端部分でよく用
いられる一般的な方法で行われており、パルス重畳器４
０の接続によっても、高いインピーダンスであるために
伝送路４４へは重畳作用以外何らの影響をも与えないも
のとなっている。外部同期パルスが映像信号に重畳さ
れ、同期運転が図られた状態の伝送路の信号の波形例を
図３に示す。
【００１８】次にパルス重畳器４０の具体的構成例につ
いて、図２を用いて説明する。図２は、図１の構成中の
パルス重畳器４０の一部を示すものである。すなわち、
図２では定電流駆動手段としての定電流源によるドライ
ブアンプ３２とコンデンサ１８の直列回路が１つ示され
ているが、実際は同様な直列回路が図１の３台のカメラ
１〜３及び３本の伝送路（ケーブル）４４に対応して設
けられている。なお、カメラの台数に応じて、伝送路４
４の本数と上記直列回路の数が増減することは当然であ
る。複数の定電流源によるドライブアンプ３２は、単一
の同期パルス発生回路３１に接続され、同期パルス発生
回路３１で発生されたパルスをトリガーとして、各定電
流源によるドライブアンプ３２が定電流駆動を行い出力
信号を生成する。この出力信号は、直流成分を阻止する
コンデンサ１８を介して各伝送路４４に供給される。各
伝送路４４への接続は、図１では、分岐点３０として示
しているが、図２に示すように直接伝送路４４に信号線
を接続する構成の分岐点６０とすることができる。
いて、図２を用いて説明する。図２は、図１の構成中の
パルス重畳器４０の一部を示すものである。すなわち、
図２では定電流駆動手段としての定電流源によるドライ
ブアンプ３２とコンデンサ１８の直列回路が１つ示され
ているが、実際は同様な直列回路が図１の３台のカメラ
１〜３及び３本の伝送路（ケーブル）４４に対応して設
けられている。なお、カメラの台数に応じて、伝送路４
４の本数と上記直列回路の数が増減することは当然であ
る。複数の定電流源によるドライブアンプ３２は、単一
の同期パルス発生回路３１に接続され、同期パルス発生
回路３１で発生されたパルスをトリガーとして、各定電
流源によるドライブアンプ３２が定電流駆動を行い出力
信号を生成する。この出力信号は、直流成分を阻止する
コンデンサ１８を介して各伝送路４４に供給される。各
伝送路４４への接続は、図１では、分岐点３０として示
しているが、図２に示すように直接伝送路４４に信号線
を接続する構成の分岐点６０とすることができる。
【００１９】またのカメラ１〜３とスイッチャ４１間の
伝送路４４に同期信号を供給するためのパルス重畳器４
０からの出力信号線の伝送路４４への接続において、い
わゆるブランチ接続となる分岐点６０によって容易に重
畳パルス信号が結合されるようになっている。この構成
により同期パルス発生回路３１で生成したパルスは定電
流源として動作するドライブ回路３２によって、カメラ
１〜３側とスイッチャ４１側のインピーダンスを直接電
流でドライブしたものがパルス電圧として重畳される。
伝送路４４に同期信号を供給するためのパルス重畳器４
０からの出力信号線の伝送路４４への接続において、い
わゆるブランチ接続となる分岐点６０によって容易に重
畳パルス信号が結合されるようになっている。この構成
により同期パルス発生回路３１で生成したパルスは定電
流源として動作するドライブ回路３２によって、カメラ
１〜３側とスイッチャ４１側のインピーダンスを直接電
流でドライブしたものがパルス電圧として重畳される。
【００２０】上記説明から分かるように本発明によれ
ば、定電圧源の場合と異なり、分圧作用は生じないので
電源利用率がよく、インピーダンスは高く、ドライブ回
路がバイアスを持つ回路構成であっても直流阻止コンデ
ンサ１８によってカメラの伝送線路とは分離されている
ため、何も接続されていないに等しい。
ば、定電圧源の場合と異なり、分圧作用は生じないので
電源利用率がよく、インピーダンスは高く、ドライブ回
路がバイアスを持つ回路構成であっても直流阻止コンデ
ンサ１８によってカメラの伝送線路とは分離されている
ため、何も接続されていないに等しい。
【００２１】上記実施の形態では、パルス重畳器４０を
スイッチャ４１と分離した構成として説明したが、構成
する機器の何れかにパルス重畳器４０を含ませる構成と
することもできる。また、上記実施の形態は、監視ＴＶ
カメラシステムを例にとって説明したが、本発明の適用
範囲はこれに限定されることなく、ＣＣＴＶ（クローズ
ド・サーキット・ＴＶ：監視ＴＶシステムなどのように
カメラやモニタが所定の閉回路内に設けられているも
の）システム、ＣＡＴＶ、ＢＳ／ＣＳシステムなど、複
数の映像信号や画像信号を外部からの同期信号を用いて
切り換え制御するあらゆるシステムに適用可能である。
スイッチャ４１と分離した構成として説明したが、構成
する機器の何れかにパルス重畳器４０を含ませる構成と
することもできる。また、上記実施の形態は、監視ＴＶ
カメラシステムを例にとって説明したが、本発明の適用
範囲はこれに限定されることなく、ＣＣＴＶ（クローズ
ド・サーキット・ＴＶ：監視ＴＶシステムなどのように
カメラやモニタが所定の閉回路内に設けられているも
の）システム、ＣＡＴＶ、ＢＳ／ＣＳシステムなど、複
数の映像信号や画像信号を外部からの同期信号を用いて
切り換え制御するあらゆるシステムに適用可能である。
【００２２】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、同期信号の重畳方式を従来の定電圧源による
方式から定電流源による駆動方式に変更することによっ
て、生成された同期信号をブランチ接続によって伝送路
の映像信号に重畳できるため、接続が容易で、また従来
の定電圧又は定電流方式によるカメラの制御データ重畳
などのシステム中にも容易に混在できる親和性を備えて
いる。よって、本発明はシステムの構成を簡素化できる
という優れた効果を奏するものである。
によれば、同期信号の重畳方式を従来の定電圧源による
方式から定電流源による駆動方式に変更することによっ
て、生成された同期信号をブランチ接続によって伝送路
の映像信号に重畳できるため、接続が容易で、また従来
の定電圧又は定電流方式によるカメラの制御データ重畳
などのシステム中にも容易に混在できる親和性を備えて
いる。よって、本発明はシステムの構成を簡素化できる
という優れた効果を奏するものである。
【図１】本発明の好適な実施の形態の基本的なシステム
構成図
構成図
【図２】図１中のパルス重畳器の構成の一部などを示す
回路図
回路図
【図３】本発明の好適な実施の形態における動作を示す
信号波形図
信号波形図
【図４】従来の同期信号重畳方式を示す回路図
１〜３ カメラ（撮像装置）
１１ 交流的に結合された終端抵抗
１３、４３ 終端抵抗
１４ ＋６ｄＢドライバ
１５ スイッチ（ＳＷ）
１６ 映像入力端子
１７ 映像出力端子
１８ コンデンサ
２０ 同期パルス発生回路
３０、５０、６０ 分岐点
３２ 定電流源によるドライブアンプ（定電流駆動手
段） ３１ 同期パルス発生回路 ４０ パルス重畳器 ４１ スイッチャ ４２ モニタ ４４ 伝送路（ケーブル）
段） ３１ 同期パルス発生回路 ４０ パルス重畳器 ４１ スイッチャ ４２ モニタ ４４ 伝送路（ケーブル）
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 5C020 AA01 AA07 AA11
5C022 AA01 AB61 AB64 AC01 AC75
5C024 BX04 HX35 HX44 HX48 HX50
5C054 AA01 BA02 DA08 EA05 EC06
FA00 HA18
Claims (5)
- 【請求項１】 複数の撮像装置で生成された映像信号を
切り換えて、少なくとも１つのモニタに前記映像信号を
選択的に供給するに際し、前記撮像装置から前記映像信
号をそれぞれ伝送する複数のケーブルに外部同期信号を
それぞれ供給することにより、前記映像信号に前記外部
同期信号を重畳する同期信号重畳装置において、 外部同期信号に応答する定電流駆動手段と、前記定電流
駆動手段の出力信号の直流成分を阻止するコンデンサと
を前記複数のケーブルに対応して設けたことを特徴とす
る同期信号重畳装置。 - 【請求項２】 前記コンデンサが前記定電流駆動手段の
出力端子と前記ケーブルの間に挿入されていることを特
徴とする請求項１に記載の同期信号重畳装置。 - 【請求項３】 前記撮像装置の各々において、前記ケー
ブル整合終端され、また前記映像信号を選択的に供給す
るために設けられているスイッチャ内において、前記ケ
ーブルが整合終端されていることを特徴とする請求項１
又は２に記載の同期信号重畳装置。 - 【請求項４】 前記複数の撮像装置が監視用カメラであ
ることを特徴とする請求項１から３のいずれか１つに記
載の同期信号重畳装置。 - 【請求項５】 複数の撮像装置で生成された映像信号を
切り換えて、少なくとも１つのモニタに前記映像信号を
選択的に供給するに際し、前記撮像装置から前記映像信
号をそれぞれ伝送する複数のケーブルに外部同期信号を
それぞれ供給することにより、前記映像信号に前記外部
同期信号を重畳する同期信号重畳方法において、 外部同期信号に応答する定電流駆動手段からの定電流
を、その直流成分を阻止して前記複数のケーブルのそれ
ぞれに供給して、前記映像信号に重畳するようにしたこ
とを特徴とする同期信号重畳方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002127673A JP2003324627A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 同期信号重畳装置及び同期信号重畳方法 |
| US10/421,838 US20030202123A1 (en) | 2002-04-26 | 2003-04-24 | Synchronous signal superimposing apparatus and synchronous signal superimposing method, which use constant current source |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002127673A JP2003324627A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 同期信号重畳装置及び同期信号重畳方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003324627A true JP2003324627A (ja) | 2003-11-14 |
Family
ID=29243865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002127673A Withdrawn JP2003324627A (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 同期信号重畳装置及び同期信号重畳方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20030202123A1 (ja) |
| JP (1) | JP2003324627A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005348201A (ja) * | 2004-06-04 | 2005-12-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 外部同期システムの重畳パルス自動設定回路 |
| WO2021070426A1 (ja) * | 2019-10-09 | 2021-04-15 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 撮像回路および撮像装置 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE112010005882T5 (de) * | 2010-09-15 | 2013-07-18 | Borys Evgenijovych Panchenko | Verfahren der automatisierten digitalen Mehrprogramm-Multisignal-Kommutierung |
| CN105450904B (zh) * | 2015-12-05 | 2019-04-26 | 中国航空工业集团公司洛阳电光设备研究所 | 光电瞄准***的红外视频信号和电视视频信号同步方法及其电路 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0715013Y2 (ja) * | 1987-06-25 | 1995-04-10 | 三菱電機株式会社 | カラ−デイスプレイ装置 |
| US4994916A (en) * | 1988-08-25 | 1991-02-19 | Yacov Pshtissky | Apparatus and method for encoding identification information for multiple asynchronous video signal sources |
| KR920005058B1 (ko) * | 1989-12-15 | 1992-06-26 | 주식회사 금성사 | 4화면 분할 표시 장치 |
| US5335014A (en) * | 1992-09-24 | 1994-08-02 | Elbex Video, Ltd. | Method and apparatus for remote synchronous switching of video transmitters |
| JPH07131677A (ja) * | 1993-11-02 | 1995-05-19 | Nec Corp | ビデオ信号のサグ補正回路 |
| US5579060A (en) * | 1995-03-15 | 1996-11-26 | Elbex Video, Ltd. | Data transmitter for selectively transmitting data to receivers via transmission lines switched on or over in synchronization with an external synchronizing signal |
| US5870139A (en) * | 1995-08-28 | 1999-02-09 | Ultrak, Inc. | Method and system for video multiplexing |
| US5995140A (en) * | 1995-08-28 | 1999-11-30 | Ultrak, Inc. | System and method for synchronization of multiple video cameras |
| JP3696999B2 (ja) * | 1996-01-30 | 2005-09-21 | キヤノン株式会社 | カメラ制御システムおよびカメラ制御装置 |
| US6191814B1 (en) * | 1997-02-21 | 2001-02-20 | Elbex Video Ltd. | Apparatus for powering television cameras via camera transmission lines |
| US6947069B1 (en) * | 1998-03-12 | 2005-09-20 | Elbex Video Ltd. | Method and apparatus for connecting fiber optic lines to an information transmission line carrying two way signals |
| US6317166B1 (en) * | 1998-08-31 | 2001-11-13 | Immersive Media Company | Synchronization frame generator for multichannel imaging system |
| US6493034B1 (en) * | 1999-08-23 | 2002-12-10 | Elbex Video Ltd. | Method and apparatus for remote adjustment of a time delay circuit of externally synchronized video transmitters |
-
2002
- 2002-04-26 JP JP2002127673A patent/JP2003324627A/ja not_active Withdrawn
-
2003
- 2003-04-24 US US10/421,838 patent/US20030202123A1/en not_active Abandoned
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005348201A (ja) * | 2004-06-04 | 2005-12-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 外部同期システムの重畳パルス自動設定回路 |
| WO2021070426A1 (ja) * | 2019-10-09 | 2021-04-15 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 撮像回路および撮像装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20030202123A1 (en) | 2003-10-30 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050705 |