JP3214671B2 - 映像信号伝送装置 - Google Patents

映像信号伝送装置

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JP3214671B2
JP3214671B2 JP03686592A JP3686592A JP3214671B2 JP 3214671 B2 JP3214671 B2 JP 3214671B2 JP 03686592 A JP03686592 A JP 03686592A JP 3686592 A JP3686592 A JP 3686592A JP 3214671 B2 JP3214671 B2 JP 3214671B2
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清隆 竹原
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康司 笠嶋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TVカメラ付ドアホン
システム等の外部映像信号を伝送する系と、一般放送、
衛星放送、ケーブルTV等のTV信号を同軸ケーブルを
介して伝送するTV信号伝送系とを備えた映像信号伝送
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近TVカメラを備えたドアホンシステ
ムを設ける住宅が多くなってきている。このドアホンシ
ステムは来客の顔等を見ることができて防犯等に有効な
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでドアホンシス
テムに設けられるTVカメラの映像を専用のモニタ受像
機でなく、市販のTV受像機に映し出す場合には、TV
カメラからの外部映像信号をアダプタを介してTV受像
機に設けた映像信号入力端子に接続する必要があるた
め、TV信号伝送用の同軸ケーブルに加えて、TVカメ
ラからの外部映像信 を伝送する同軸ケーブルを宅内に
配線しなければならないという問題があった。
【0004】またTV受像機の映像信号入力端子の内の
一つが上記のようにドアホンに専有されてしまうため、
TV受像機の機能によってはVTR等の映像機器を接続
できなくなるという問題があった。請求項1記載の発明
は上述の問題点に鑑みて為されたもので、その目的とす
るところはTV信号を伝送するTV信号伝送系の同軸ケ
ーブルを用いてTVカメラからの外部映像信号をTV信
号として伝送し、市販のTV受像機で映像信号入力端子
を使用することなく、TV受像機で映し出すことがで
き、しかも視聴チャンネルで外部映像信号をTV信号と
して送り、現在視聴中のTV受像機に映し出すことがで
きる映像信号伝送装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の記載の発明はTV信号を同軸ケーブルを
介して伝送するTV伝送系と、TVカメラからの外部映
像信号を伝送する系とを備えるとともに、上記外部映像
信号の入力時に所定チャンネルの搬送周波数で上記外部
映像信号と画像生成手段で生成されたスーパーインポー
ズ画像とを共に変調しTV信号として上記TV伝送系の
同軸ケーブルを介して伝送させる混合手段を有するヘッ
ドエンドを備え、該ヘッドエンドにTV受像機からの現
在の視聴チャンネルのデータを受ける手段を設け、上記
所定チャンネルを現在の視聴チャンネルに設定して上記
外部映像信号と上記スーパーインポーズ画像とをTV受
像機に画面表示するものである。
【0006】
【作用】而して、請求項1記載の発明によれば、TV信
号を同軸ケーブルを介して伝送するTV伝送系と、TV
カメラからの外部映像信号を伝送する系とを備えるとと
もに、上記外部映像信号の入力時に所定チャンネルの搬
送周波数で上記外部映像信号と画像生成手段で生成され
たスーパーインポーズ画像とを共に変調しTV信号とし
て上記TV伝送系の同軸ケーブルを介して伝送させる
手段を有するヘッドエンドを備え、該ヘッドエンドに
TV受像機からの現在の視聴チャンネルのデータを受け
る手段を設け、上記所定チャンネルを現在の視聴チャン
ネルに設定して上記外部映像信号と上記スーパーインポ
ーズ画像とをTV受像機に画面表示するので、TV信号
伝送系の同軸ケーブルに接続されている市販のTV受像
機で上記外部映像信号の映像を受信信号の切り換えなど
による画面の乱れを生じることなくTV受像機で映し出
すことができ、そのため切り換え時の違和感を与えるこ
とがない。
【0007】
【実施例】以下本発明を実施例により説明する。図2は
本発明装置の構成図であり、放送受信用アンテナ1に接
続された同軸ケーブル2はヘッドエンド3を介して宅内
に配線されたもので、分岐器3(又は分配器)を通じて
市販のTV受像機4に接続され、放送受信用アンテナ1
で受信されたTV信号をTV受像機4に伝送するように
なっており、これら放送受信用アンテナ1、同軸ケーブ
ル2、分岐器5(又は分配器)でTV信号伝送系を構築
している。放送受信用アンテナ1としてはUHF、VH
Fの一般放送を受けるものの他に、コンバータを持つB
Sアンテナがあり、また同軸ケーブル2に伝送するTV
信号としてはケーブルTVのTV信号も含んでいる。
【0008】一方ヘッドエンド3にはペア線等を用いた
2線式ドアホンの子器8aと、この子器8aに付設して
いるTVカメラ6で撮像して得られた外部映像信号を再
生するモニタ受像機7及び子器8aとの間で通話を行う
ためのハンドセット9を備えた親器8bとが接続され、
外部映像信号を伝送する系を構築している。また使用し
ているTV受像機4は有線でデータを受け、チャンネル
設定や電源等の制御行える機能を持つものとし、この
機能に係わる接続端子をデータ伝送線10を介してヘッ
ドエンド3側に接続してある。
【0009】図1は上記のように構築された2つの伝送
系を持つ映像信号伝送装置の映像信号にかかる回路構成
を示しており、ヘッドエンド3内には同軸ケーブル2上
に伝送されているTV信号の搬送周波数から空きチャン
ネルを検索する空きチャンネルサーチ回路11と、子器
8aから信号線12を介して送られてくる外部映像信号
を搬送周波数で変調してTV信号とする変調回路13
と、子器8aから信号線12を介して着信信号Sが送ら
れてくると、上記空きチャンネルサーチ回路11で空き
チャンネルを検索させ、検索された空きチャンネルに対
応する搬送周波数で変調をかけるように変調回路13を
制御するとともに、空きチャンネル情報を出力するCP
U14と、変調回路13で変調されて得られたTV信号
を、放送受信用アンテナ1から同軸ケーブル2を介して
伝送されてくるTV信号と混合して宅内の同軸ケーブル
2に送出する混合回路15と、上記空きチャンネル情報
を所定信号形式に変換してデータ伝送線10を介してT
V受像機4へ伝送する伝送ユニット16とを備えてい
る。
【0010】この参照例では、図3に示すようにドアホ
ンの子器8aからの着信信号Sが入力すると、CPU1
4は空きチャンネルサーチ回路11に対して空きチャン
ネル検索を命令する。空きチャンネルサーチ回路11で
は同軸ケーブル2上のTV信号から空きチャンネルを検
索して完了すると当該チャンネルのデータをCPU14
に与える。CPU14はこのデータに基づいて使用する
空きチャンネルを決定し、使用する空きチャンネルを変
調回路13に指示する。変調回路13はこの指示に基づ
いて所定の空きチャンネルの搬送周波数でTVカメラ6
からの外部映像信号を変調し、この変調して得られたT
V信号を混合回路15を通じて同軸ケーブル2上に送出
する。
【0011】ここで使用しているTV受像機4は空きチ
ャンネル情報からなる外部信号を受け、TV放送の視聴
中であっても空きチャンネル情報で指定されたチャンネ
ルに切り替えドアホンの子器8aのTVカメラ6の外部
映像信号からなるTV信号を受信してその映像の全画面
を表示する。尚使用するTV受像機4に上記データを受
け取る機能がない場合には、空きチャンネルに手動でチ
ャンネル切り替えを行う。またTV受像機4に設けられ
たワイヤレスリモコンの受信機能を利用し、伝送ユニッ
ト16からの信号で制御するワイレスリモコン送信器
をTV受像機4近辺に配置し、ワイヤレスリモコン送信
器で空きチャンネルを指定するようにして良い。また上
記TV受像機4にAVシステム等を構築する際に用いる
各社規格の制御端子があれば其を利用するようにしても
良い。
【0012】上記例ではTV受像機4を所定の空きチャ
ンネルに受信チャンネルを切り替えるようにしたが、本
実施例はPIP機能を備えた使用するTV受像機4に対
応させたもので、図4に示すようにCPU14からTV
受像機4に伝送ユニット16を介して伝送する情報をP
IP画面表示の情報とその使用チャンネル情報とで構成
し、TV受像機4では伝送されたきた情報に基づいて空
きチャンネルを利用して送られてくるTVカメラ6の
部映像信号からなるTV信号のチャンネルを、現在視聴
中のチャンネルとともに受信して、視聴中のチャンネル
の画面に、TVカメラ6の映像をPIP画面表示するこ
とができる。
【0013】またドアホンの子器8aのTVカメラ6で
撮像された映像を伝送する他に、文字、絵、記号等の
ーパーインポーズの画像も伝送することができるよう
したものである。つまりヘッドエンド3内の回路構成と
して、図5に示すように、文字、絵、記号等の情報の画
像を作成する画像生成回路17と、この画像生成回路1
7で得られた映像信号をCPU14で指示されたチャン
ネルの搬送周波数で変調をかける変調回路18とを備え
るとともに、TVカメラ6からの外部映像信号を変調し
た変調回路13から出力されるTV信号と、変調回路1
8から出力されるTV信号と、放送受信用アンテナ1か
らの受信TV信号とを同軸ケーブル2上に伝送させる混
合回路15を設ける。
【0014】而して図6に示すように空きチャンネル回
路11で検索した空きチャンネルに基づいてCPU14
がTVカメラ6からの外部映像信号を変調する搬送周波
数のチャンネル及び画像生成回路17で生成されたスー
インポーズの画像信号を変調する搬送周波数のチャ
ンネルを決定して、対応する変調回路13、18に指示
を与え、それぞれにおいて映像信号、画像信号を決定し
たチャンネルに対応する搬送周波数で変調させる。尚こ
のときCPU14は画像生成回路17に対してスーパ
インポーズの画像の選択と生成を指示して所定のスーパ
インポーズの画像信号を生成させる。
【0015】それぞれの変調回路13,18で変調され
て得られたTVカメラ6からの外部映像信号よりなるT
V信号及びスーパインポーズの画像信号からなるTV
信号を所定のチャンネルで混合回路15を介して同軸ケ
ーブル2上に伝送させる。またCPU4は同時に伝送ユ
ニット16とデータ伝送線10を介してPIP画面表示
の情報と、使用チャンネルの情報をTV受像機4に送
る。
【0016】そしてPIP画面表示が行えるTV受像機
4は与えられた情報に基づいてTVカメラ6からの外部
映像信号に対応するTV信号及びスーパインポーズの
画像信号に対応するTV信号を夫々受信して、現在視聴
中のチャンネルの画面にTVカメラ6で撮像した映像
や、スーパインポーズの画像をPIP画面表示する。
このように図6の例では、TV受像機4で、PIP画面
表示によりドアホンの子器8aで着信があればTVカメ
ラ6で撮像した映像をPIP画面表示で映すことができ
るのは勿論、文字、絵、記号等のスーパインポーズに
よりドアホンの番号等の情報を表示することができる。
【0017】このように図6の例は、TV信号伝送系に
接続されているTV受像機4において、PIP画面表示
で、ドアホンの子器8aに設けたTVカメラ6の映像
と、文字、絵、記号等のスーパインポーズの画像を表
示させるようにしたものである。本発明は、上記の例を
基本としたものであって、次のように現在視聴中のチャ
ンネルで、全画面にスーパーインポーズさせることによ
り、アホンの子機8aで着信があればTVカメラ6で
撮像した映像を確実に提示することができるようにした
ものである。
【0018】本発明の実施例の回路ブロックは図5と同
じであるが、スーパインポーズの画像伝送をTV受像
機4側で入力されると、TV受像機4側からデータ伝送
線10’を介してヘッドエンド3の伝送ユニット16に
視聴中のチャンネル情報とスーパインポーズ要求の情
報を伝送するようにした機能を備えている点で上記例と
相違するものである。
【0019】つまり図7に示すように視聴中のチャンネ
ル情報とスーパインポーズ要求の情報が伝送されてく
ると、CPU14は画像生成回路17に対してスーパ
インポーズの画像の選択と生成を指示する。そしてこの
指示に基づいて画像生成回路17はスーパインポーズ
の画像信号の生成を行う。CPU14は変調回路18に
対して使用チャンネルを上記視聴中チャンネル情報に基
づいて指示し、変調回路18は画像生成回路17で生成
された画像信号を指示されたチャンネルに対応する搬送
周波数で変調して、混合回路15を介して同軸ケーブル
2上に送出する。
【0020】TV受像機4は現在視聴中のチャンネルに
対応する搬送周波数でスーパインポーズの画像信号が
伝送されくるため、これを受信して全画面にスーパ
ンポーズの画像を表示することになる。TVカメラ6
らの外部映像信号の着信検出方法としては、ドアホンの
着信信号Sを用いる方法以外に映像信号の有無の検出で
着信を検出する方法を用いても良い。
【0021】また上記TVカメラ6はドアホンの子器8
aに設けたものであったが、セキリュティの監視用TV
カメラであっても良く、伝送する外部映像信号は実施例
に特に限定されるものでない。
【0022】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、TV信号を同軸
ケーブルを介して伝送するTV伝送系と、TVカメラか
外部映像信号を伝送する系とを備えるとともに、上
外部映像信号の入力時に所定チャンネルの搬送周波数
上記外部映像信号と画像生成手段で生成されたスーパ
ーインポーズ画像とを共に変調しTV信号として上記T
V伝送系の同軸ケーブルを介して伝送させる混合手段
有するヘッドエンドを備え、該ヘッドエンドにTV受像
機からの現在の視聴チャンネルのデータを受ける手段を
設け、上記所定チャンネルを現在の視聴チャンネルに設
定して上記外部映像信号と上記スーパーインポーズ画像
をTV受像機に画面表示するので、TV信号伝送系の
同軸ケーブルに接続されている市販のTV受像機で上記
外部映像信号の映像を受信信号の切り換えなどによる画
面の乱れを生じることなくTV受像機で映し出すことが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な例の回路ブロック図である。
【図2】映像信号伝送装置の構成図である。
【図3】図1の例の動作説明用フローチャートである。
【図4】本発明の基本的な別の例の動作説明用フローチ
ャートである。
【図5】本発明の基本的な他の例及び本発明の実施例の
回路ブロック図である。
【図6】本発明の他の例の動作説明用フローチャートで
ある。
【図7】本発明の実施例の動作説明用フローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 放送受信用アンテナ 2 同軸ケーブル 3 ヘッドエンド 4 TV受像機 5 分岐器 6 TVカメラ 8a 子器 11 空きチャンネルサーチ回路 13 変調回路 14 CPU 15 混合回路 16 伝送ユニット 17 画像生成回路 18 変調回路 S 着信信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 薦田 美行 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 笠嶋 康司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 藤原 直子 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−69995(JP,A) 特開 昭61−52086(JP,A) 特開 平1−200887(JP,A) 特開 昭55−93382(JP,A) 実開 平4−53380(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】TV信号を同軸ケーブルを介して伝送する
    TV伝送系と、TVカメラから外部映像信号を伝送す
    る系とを備えるとともに、上記外部映像信号の入力時に
    所定チャンネルの搬送周波数で上記外部映像信号と画像
    生成手段で生成されたスーパーインポーズ画像とを共に
    変調しTV信号として上記TV伝送系の同軸ケーブルを
    介して伝送させる混合手段を有するヘッドエンドを備
    え、該ヘッドエンドにTV受像機からの現在の視聴チャ
    ンネルのデータを受ける手段を設け、上記所定チャンネ
    ルを現在の視聴チャンネルに設定して上記外部映像信号
    と上記スーパーインポーズ画像とをTV受像機に画面表
    示することを特徴とする映像信号伝送装置
JP03686592A 1992-02-25 1992-02-25 映像信号伝送装置 Expired - Fee Related JP3214671B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5593382A (en) * 1979-01-10 1980-07-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd Cable television broadcast unit
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