JP2003322011A - 排気ガス用磁気処理装置 - Google Patents
排気ガス用磁気処理装置Info
- Publication number
- JP2003322011A JP2003322011A JP2002128480A JP2002128480A JP2003322011A JP 2003322011 A JP2003322011 A JP 2003322011A JP 2002128480 A JP2002128480 A JP 2002128480A JP 2002128480 A JP2002128480 A JP 2002128480A JP 2003322011 A JP2003322011 A JP 2003322011A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- coil
- magnetic
- muffler
- outer cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単かつ安価な構成であるにも拘わらず、排
気物質を適切に除去する。 【解決手段】 車両用マフラ５の開口端に装着されて排
気ガスが通過する非磁性材料からなる筒状部２と、該筒
状部２に所定間隔を介して外装される非磁性材料からな
る外筒部３と、該外筒部３に巻回されるコイル４とを備
えた構成とする。コイル４に通電して前記筒状部２内に
磁界を発生させることにより排気物質を分解する。
気物質を適切に除去する。 【解決手段】 車両用マフラ５の開口端に装着されて排
気ガスが通過する非磁性材料からなる筒状部２と、該筒
状部２に所定間隔を介して外装される非磁性材料からな
る外筒部３と、該外筒部３に巻回されるコイル４とを備
えた構成とする。コイル４に通電して前記筒状部２内に
磁界を発生させることにより排気物質を分解する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気ガス用磁気処
理装置に関するものである。
理装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】エンジン、特にディーゼルエンジンから
の排気ガス中には、二酸化炭素（ＣＯ ２）、一酸化炭素
（ＣＯ）、炭化水素（ＨＣ）、窒素酸化物（ＮＯＸ）、
粒子状物質（ＰＭ：パティキュレートマター）、黒鉛等
の排気物質が含まれている。これら排気物質のうち、Ｎ
ＯＸは完全燃焼状態で生成されやすく、ＰＭ及び黒鉛は
逆に不完全燃焼状態で生成されやすいという相反する関
係にあるため、同時に低減させることは困難である。
の排気ガス中には、二酸化炭素（ＣＯ ２）、一酸化炭素
（ＣＯ）、炭化水素（ＨＣ）、窒素酸化物（ＮＯＸ）、
粒子状物質（ＰＭ：パティキュレートマター）、黒鉛等
の排気物質が含まれている。これら排気物質のうち、Ｎ
ＯＸは完全燃焼状態で生成されやすく、ＰＭ及び黒鉛は
逆に不完全燃焼状態で生成されやすいという相反する関
係にあるため、同時に低減させることは困難である。
【０００３】近年、ディーゼルエンジンにより完全燃焼
を実現しつつ、ディーゼル微粒子除去装置（ＤＰＦ）、
すなわちパティキュレートフィルターにより排気ガス中
のＰＭを捕集し、酸化触媒の作用によりPMを除去するも
のが実用化されつつある。
を実現しつつ、ディーゼル微粒子除去装置（ＤＰＦ）、
すなわちパティキュレートフィルターにより排気ガス中
のＰＭを捕集し、酸化触媒の作用によりPMを除去するも
のが実用化されつつある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記Ｄ
ＰＦに使用される酸化触媒は白金等の高価な材料であ
る、また、ＤＰＦによっても排気物質の除去が十分であ
るとは言えない。さらに、使用によるパティキュレート
フィルターの劣化が避けられず、製品寿命が短い。
ＰＦに使用される酸化触媒は白金等の高価な材料であ
る、また、ＤＰＦによっても排気物質の除去が十分であ
るとは言えない。さらに、使用によるパティキュレート
フィルターの劣化が避けられず、製品寿命が短い。
【０００５】そこで、本発明は、簡単かつ安価な構成で
あるにも拘わらず、排気物質を適切に除去することので
きる排気ガス用磁気処理装置を提供することを課題とす
る。
あるにも拘わらず、排気物質を適切に除去することので
きる排気ガス用磁気処理装置を提供することを課題とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するための手段として、車両用マフラの開口端に装着
されて排気ガスが通過する非磁性材料からなる筒状部
と、該筒状部に所定間隔を介して外装される非磁性材料
からなる外筒部と、該外筒部に巻回されるコイルとを備
え、該コイルに通電して前記筒状部内に磁界を発生させ
ることにより排気物質を分解するようにしたものであ
る。
決するための手段として、車両用マフラの開口端に装着
されて排気ガスが通過する非磁性材料からなる筒状部
と、該筒状部に所定間隔を介して外装される非磁性材料
からなる外筒部と、該外筒部に巻回されるコイルとを備
え、該コイルに通電して前記筒状部内に磁界を発生させ
ることにより排気物質を分解するようにしたものであ
る。
【０００７】この構成により、コイルに通電するだけ
で、筒状部内に磁界を発生させ、通過する排気ガスに含
まれる排気物質に磁力を作用させることにより、排気物
質を分解して無害化することができる。
で、筒状部内に磁界を発生させ、通過する排気ガスに含
まれる排気物質に磁力を作用させることにより、排気物
質を分解して無害化することができる。
【０００８】前記コイルに通電するための電力源には、
車載バッテリーを使用すればよい。
車載バッテリーを使用すればよい。
【０００９】前記コイルは、通電により発生する磁力線
が前記マフラによって妨げられないように、該マフラの
開口端から所定寸法離れた位置に設けるのが好ましい。
が前記マフラによって妨げられないように、該マフラの
開口端から所定寸法離れた位置に設けるのが好ましい。
【００１０】前記外筒部は、前記筒状部に、外筒部と筒
状部との間の空気流れを妨げないように取り付けると、
空冷により排気ガスからコイルへの熱伝達を効果的に防
止することができる点で好ましい。
状部との間の空気流れを妨げないように取り付けると、
空冷により排気ガスからコイルへの熱伝達を効果的に防
止することができる点で好ましい。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態を添
付図面に従って説明する。
付図面に従って説明する。
【００１２】図１は、本実施形態に係る排気ガス用磁気
処理装置１を示す。この磁気処理装置１は、筒状部２の
外周に所定間隔で外筒部３を外装し、外筒部３にコイル
４を巻回したもので、車両用マフラ５の開口端に接続さ
れる。
処理装置１を示す。この磁気処理装置１は、筒状部２の
外周に所定間隔で外筒部３を外装し、外筒部３にコイル
４を巻回したもので、車両用マフラ５の開口端に接続さ
れる。
【００１３】筒状部２は、ステンレス鋼（ＳＵＳ３０
４）等の非磁性材料からなり、マフラ５の開口部外周面
に嵌合され、溶接等により接合一体化される。筒状部２
の内径は、マフラ５の内径と同一であり、排気ガスはそ
のまま通過する。ここでは、外径７４ｍｍ、内径７０ｍ
ｍのマフラ５に対して、筒状部２の内径は７４．５ｍｍ
となっており、嵌合長さは２０ｍｍである。
４）等の非磁性材料からなり、マフラ５の開口部外周面
に嵌合され、溶接等により接合一体化される。筒状部２
の内径は、マフラ５の内径と同一であり、排気ガスはそ
のまま通過する。ここでは、外径７４ｍｍ、内径７０ｍ
ｍのマフラ５に対して、筒状部２の内径は７４．５ｍｍ
となっており、嵌合長さは２０ｍｍである。
【００１４】外筒部３は、筒状部２と同様、ステンレス
鋼（ＳＵＳ３０４）等の非磁性材料からなり、筒状部２
の外周面に、その長手方向に沿って形成した複数本のリ
ブ６を介して一体化されている。これにより、筒状部２
と外筒部３との間には、断熱層となる空気が介在する空
気通路７を形成することができる。また、車両走行時等
には、空気通路７を空気が流動する。したがって、排気
ガスの熱影響が直接コイル４に及ぶことを適切に防止す
ることができる。外筒部３の外周には所定間隔で鍔部８
が形成され、この鍔部８の間にコイル４が巻回される。
ここでは、筒状部２の外周面と外筒部３の内周面の間隔
は約３ｍｍに設定されている。これにより、４００〜５
００℃の排気ガスに対して外筒部３ではコイル４に悪影
響を与えない約６０℃に維持することが可能となる。
鋼（ＳＵＳ３０４）等の非磁性材料からなり、筒状部２
の外周面に、その長手方向に沿って形成した複数本のリ
ブ６を介して一体化されている。これにより、筒状部２
と外筒部３との間には、断熱層となる空気が介在する空
気通路７を形成することができる。また、車両走行時等
には、空気通路７を空気が流動する。したがって、排気
ガスの熱影響が直接コイル４に及ぶことを適切に防止す
ることができる。外筒部３の外周には所定間隔で鍔部８
が形成され、この鍔部８の間にコイル４が巻回される。
ここでは、筒状部２の外周面と外筒部３の内周面の間隔
は約３ｍｍに設定されている。これにより、４００〜５
００℃の排気ガスに対して外筒部３ではコイル４に悪影
響を与えない約６０℃に維持することが可能となる。
【００１５】コイル４には、耐熱性に優れたポリミゾコ
イル４が使用され、バッテリーからの供給電力により磁
界を発生させる。ここでは、コイル４の巻回領域は、磁
性材料からなるマフラ５の開口端から約８５ｍｍ離れた
位置となっており、発生させる磁力線が磁性材料からな
るマフラ５によって妨げられることのないように十分に
離間して設けられている。そして、コイル４にバッテリ
ーから２４Ｖの電圧を印加し、４．８〜５．５Ａの直流
電流を通電することにより、筒状部２の中心部で１００
〜５００Ｇ（ガウス）の磁力を発生させることが可能と
なっている。
イル４が使用され、バッテリーからの供給電力により磁
界を発生させる。ここでは、コイル４の巻回領域は、磁
性材料からなるマフラ５の開口端から約８５ｍｍ離れた
位置となっており、発生させる磁力線が磁性材料からな
るマフラ５によって妨げられることのないように十分に
離間して設けられている。そして、コイル４にバッテリ
ーから２４Ｖの電圧を印加し、４．８〜５．５Ａの直流
電流を通電することにより、筒状部２の中心部で１００
〜５００Ｇ（ガウス）の磁力を発生させることが可能と
なっている。
【００１６】前記構成の排気ガス用磁気処理装置１によ
れば、既存の車両用マフラ５に筒状部２を接合一体化す
るだけで、簡単に装着作業を完了することができる。ま
た、コイル４には、車載バッテリーからの供給電力を利
用することができ、新たな設備が不要である。なお、コ
イル４には、エンジンの始動中にのみ通電されるように
すれば、無駄な電力消費を抑えることができる。マフラ
５ーから筒状部２を通過する排気ガスは、コイル４の巻
回領域を通過する際、コイル４への通電に伴って発生す
る磁力の影響を受け、二酸化炭素（ＣＯ２）、一酸化炭
素（ＣＯ）、炭化水素（ＨＣ）、窒素酸化物（Ｎ
ＯＸ）、粒子状物質（ＰＭ：パティキュレートマタ
ー）、黒鉛等の排気物質が細分化される。この結果、筒
状部２を通過後の排気ガスは無害化される。
れば、既存の車両用マフラ５に筒状部２を接合一体化す
るだけで、簡単に装着作業を完了することができる。ま
た、コイル４には、車載バッテリーからの供給電力を利
用することができ、新たな設備が不要である。なお、コ
イル４には、エンジンの始動中にのみ通電されるように
すれば、無駄な電力消費を抑えることができる。マフラ
５ーから筒状部２を通過する排気ガスは、コイル４の巻
回領域を通過する際、コイル４への通電に伴って発生す
る磁力の影響を受け、二酸化炭素（ＣＯ２）、一酸化炭
素（ＣＯ）、炭化水素（ＨＣ）、窒素酸化物（Ｎ
ＯＸ）、粒子状物質（ＰＭ：パティキュレートマタ
ー）、黒鉛等の排気物質が細分化される。この結果、筒
状部２を通過後の排気ガスは無害化される。
【００１７】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、巻回したコイルに通電することより通過する
排気ガス中に含まれる排気物質に磁力を作用させて分解
するようにしたので、簡単かつ安価な構成であるにも拘
わらず、効果的に排気ガスを無害化することができる。
によれば、巻回したコイルに通電することより通過する
排気ガス中に含まれる排気物質に磁力を作用させて分解
するようにしたので、簡単かつ安価な構成であるにも拘
わらず、効果的に排気ガスを無害化することができる。
【図１】 本実施形態に係る排気ガス用磁気処理装置の
一部破断斜視図である。
一部破断斜視図である。
１…磁気処理装置
２…筒状部
３…外筒部
４…コイル
５…マフラ
６…リブ
７…空気通路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｆ０１Ｎ 3/02 ３０１ Ｂ０１Ｄ 53/34 １３５Ｚ
(72)発明者 中原 榮子
兵庫県神戸市北区花山東町１番３−701号
Ｆターム(参考） 3G090 AA06
3G091 AA02 AA18 AB14 BA01 HA04
4D002 AA08 AA09 AA12 AA40 BA09
BA14 BA20 GA03 GB03
4G075 AA03 AA22 AA37 AA62 BA05
BD12 BD14 CA42
Claims (4)
- 【請求項１】 車両用マフラの開口端に装着されて排気
ガスが通過する非磁性材料からなる筒状部と、該筒状部
に所定間隔を介して外装される非磁性材料からなる外筒
部と、該外筒部に巻回されるコイルとを備え、該コイル
に通電して前記筒状部内に磁界を発生させることにより
排気物質を分解するようにしたことを特徴とする排気ガ
ス用磁気処理装置。 - 【請求項２】 前記コイルに通電するための電力源に
は、車載バッテリーを使用したことを特徴とする請求項
１に記載の排気ガス用磁気処理装置。 - 【請求項３】 前記コイルは、通電により発生する磁力
線が前記マフラによって妨げられないように、該マフラ
の開口端から所定寸法離れた位置に設けたことを特徴と
する請求項１又は２に記載の排気ガス用磁気処理装置。 - 【請求項４】 前記外筒部は、前記筒状部に、外筒部と
筒状部との間の空気流れを妨げないように取り付けたこ
とを特徴とする請求項１ないし３のいずれか１項に記載
の排気ガス用磁気処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002128480A JP2003322011A (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | 排気ガス用磁気処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002128480A JP2003322011A (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | 排気ガス用磁気処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003322011A true JP2003322011A (ja) | 2003-11-14 |
Family
ID=29542218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002128480A Pending JP2003322011A (ja) | 2002-04-30 | 2002-04-30 | 排気ガス用磁気処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003322011A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101015111B1 (ko) * | 2008-06-17 | 2011-02-16 | 이지언 | 배기관을 이용한 차량 머플러 |
-
2002
- 2002-04-30 JP JP2002128480A patent/JP2003322011A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101015111B1 (ko) * | 2008-06-17 | 2011-02-16 | 이지언 | 배기관을 이용한 차량 머플러 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3991447B2 (ja) | 内燃機関の誘導発熱式浄化装置 | |
| CA2159504C (en) | Emission control device and method | |
| ATE283419T1 (de) | Vorrichtung und verfahren zum entfernen von russpartikeln aus abgasen von verbrennungsprozessen | |
| WO2003054364A3 (en) | Method and apparatus for filtering partriculate matter and selective catalytic reduction of nox | |
| CN108060957B (zh) | 排气后处理装置转换效率优化 | |
| CN110359990B (zh) | 感应加热辅助催化剂 | |
| JP2003322011A (ja) | 排気ガス用磁気処理装置 | |
| CN108060961B (zh) | 还原剂喷雾和废气流引导及导流器 | |
| JP3377617B2 (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
| US20020053283A1 (en) | Magnetic pollution filter | |
| US20180363528A1 (en) | Recovering deactivated metal/zeolite catalysts | |
| JPH0579322A (ja) | 電気加熱式触媒コンバータインサート | |
| JPH07180530A (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
| JP2004275883A (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
| JP2000073747A (ja) | 触媒システム | |
| JPH088244Y2 (ja) | 触媒コンバータ | |
| JP4188675B2 (ja) | 触媒コンバータの排ガスセンサ取付構造 | |
| JP2005105940A (ja) | エンジンの排気浄化装置 | |
| JP3982775B2 (ja) | 車両用排気ガス浄化装置 | |
| KR910001669B1 (ko) | 자동차의 배기소음 정화기 | |
| JP2001241322A (ja) | 触媒容器 | |
| JP2571218Y2 (ja) | 汎用エンジン | |
| JP4344565B2 (ja) | 内燃機関の排気ガス浄化装置 | |
| CA2447641C (en) | Emission control device and method | |
| KR100187139B1 (ko) | 대기 유해성분 정화장치 |