JPH088244Y2 - 触媒コンバータ - Google Patents

触媒コンバータ

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JPH088244Y2
JPH088244Y2 JP1989071494U JP7149489U JPH088244Y2 JP H088244 Y2 JPH088244 Y2 JP H088244Y2 JP 1989071494 U JP1989071494 U JP 1989071494U JP 7149489 U JP7149489 U JP 7149489U JP H088244 Y2 JPH088244 Y2 JP H088244Y2
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JP
Japan
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catalyst
exhaust gas
converter
catalytic converter
flow
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JP1989071494U
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JPH0310019U (ja
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康裕 酒井
道保 吉田
一雄 古賀
建夫 久米
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば、自動車のエンジンの排気系に装備
された排気ガス浄化用の触媒コンバータに関する。
(従来の技術) 例えば、自動車には未燃焼炭化水素等の、排気ガス中
の有害成分を浄化させるために第3図に示すような触媒
コンバータ1を装備したものがある。
すなわち、この触媒コンバータ1はコンバータ容器2
の内部に、前段側および後段側の2つの触媒3、4を同
軸的に配置している。そして、矢印Aで示すように排気
ガスを、軸方向一端側から他端側へ流通させ、この排気
ガスを触媒3、4に順に通過させる。さらに、触媒コン
バータ1は、排気ガスの熱エネルギ等により、触媒3、
4を昇温させ活性化させる。そして、触媒コンバータ1
は活性化した触媒3、4により、排気ガス中の未燃焼炭
化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、および窒素酸化物
(NOX)等の有害成分を浄化して、排気ガスを流出させ
る。
また、触媒コンバータ1には触媒保持層(以下、保持
層と称する)5、6が形成されている。この保持層5、
6は、コンバータ容器2の内周面と2つの触媒3、4の
外周面との間にそれぞれ挟み込まれるようにして形成さ
れている。さらに、保持層5、6はスチールウール等の
金属メッシュにより構成されている。そして、保持層
5、6は、触媒3、4の外側面を包んでおり、触媒3、
4をコンバータ容器2の内部の所定位置に保持してい
る。
ここで、第3図中に7、8で示すのは、保持層5、6
の内部に配置されるとともに触媒3、4の周方向に延
び、コンバータ容器2と触媒3、4との間をシールする
リング状のシール部材である。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述のような触媒コンバータ1では、コン
バータ容器2の内部から外部への放熱量が多く、このこ
とを原因として、例えば冷態始動時等に触媒全体を活性
化させるために多くの時間を要するという不具合があっ
た。
本考案の目的とするところは、触媒全体を短時間で活
性化させることが可能な触媒コンバータを提供すること
にある。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段および作用) 上記目的を達成するために本考案は、コンバータ容器
内に触媒を配置するとともにコンバータ容器内に前段側
触媒と後段側触媒を同軸的に配置して収容するととも
に,上記前段側触媒と上記コンバータ容器との間に排気
ガスが流通する流通溝を有する断熱セラミック材製の触
媒保持層を設けたことにある。
こうすることによって本考案は、触媒保持層の流通溝
を流通する排気ガスの熱エネルギによって断熱セラミッ
ク材を昇温させ,同様に排気ガスの熱エネルギにより昇
温した前段側触媒からの熱の移動を抑えることができ
る。このため,前段側触媒は短時間で活性化する。な
お,後段側触媒が同軸的に配置されているので,流通溝
を流通した未浄化の排気ガスを浄化させることが可能と
なる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例の要部を第1図および第2図
に基づいて説明する。なお、従来の技術の項で説明した
ものと重複するものについては同一番号を付し、その説
明は省略する。
第1図は本考案の一実施例を示すものであり、図中に
3で示すのはコンバータ容器2の前段側に配置された前
段側触媒(以下、触媒と称する)である。この触媒3は
モノリスタイプのもので、円筒状に成形されている。そ
して、触媒3は、同じく円筒状に成形されたコンバータ
容器2の内部に同軸的に配置されている。さらに、触媒
3は、コンバータ容器2に流入し軸方向に流通する排気
ガスを、その前面3aから内部に流入させる。そして、触
媒3は、排気ガスをその内部で軸方向に流通させ、後面
3bから図示しない後段側触媒4に向けて流出させる。
また、触媒3の外側には断熱セラミック材としての発
泡セラミック(インタラムマット(商品名))11が設け
られている。この発泡セラミック11は、優れた断熱性を
有するもので、矩形の板状に成形されている。そして、
発泡セラミック11は、その幅方向の寸法を触媒3の軸方
向に寸法と略等しく設定されており、さらに、長手方向
の寸法を触媒3の周方向の寸法と略等しく設定されてい
る。
また、発泡セラミック11はその内側面に、幅方向に平
行に並んだ、直線状の複数の流通溝12…を有している。
そして、発泡セラミック11は流通溝12…を、長手方向の
略全長に亘って略等間隔で配置されている。そして、発
泡セラミック11は、流通溝12…が位置する部位を折目と
して内側に折れ曲がるようになっている。そして、発泡
セラミック11は、流通溝12…が設けられた側の面を触媒
3の外周面3cに対向させ、折れ曲がりながら、巻き付く
ようにして触媒3を覆っている。
さらに、発泡セラミック11は、第2図中に示すよう
に、触媒3の外周面3cとコンバータ容器2の内周面とに
密接しており、流通溝12…それぞれの端部を触媒3の前
面3aおよび後面3bの周囲に開口している。そして、発泡
セラミック11は、触媒3とコンバータ容器2とに固定さ
れており、触媒3をコンバータ容器2の内部に保持して
いる。そして、発泡セラミック11は、触媒3とコンバー
タ容器2との間の保持層13を形成している。ここで、発
泡セラミック11は加熱されて膨張するものである。さら
に、第2図では触媒3を省略している。
すなわち、上述のような発泡セラミック11を備えた触
媒コンバータ14は、コンバータ容器2に流入した排気ガ
スを、触媒3と発泡セラミック11との間の流通溝12…
に、触媒3の前面3aの側から流入させる。そして、排気
ガスを流通溝12…に流通させ、触媒3の後面3bの側から
後段側触媒(図示しない)の側に向けて流出させる。
さらに、触媒コンバータ14は発泡セラミック11を、流
通溝12…流通する排気ガスの熱エネルギにより加熱す
る。また、触媒コンバータ14は、発泡セラミック11によ
り、通過する排気ガスにより昇温した触媒3等からコン
バータ容器2への熱の移動を大幅に低減する。このた
め、コンバータ容器2から外部への放熱を防止でき、触
媒3を効率良く昇温させることができる。したがって、
冷態始動時等に、触媒3を短時間で十分に活性化させる
ことができる。
ここで、本実施例では、前段側触媒3の外周部にのみ
流通溝12…を形成し、後段側触媒(図示しない)の側に
は流通溝12…を形成していないので、流通溝12…を通過
した排気ガスが未浄化の状態のままコンバータ容器2か
ら流出するということがない。
なお、後段側の触媒の側の保持層を、流通溝12…を形
成されていない発泡セラミックで構成してもよく、ま
た、金属メッシュにより構成するようにしてもよい。
さらに、本実施例では、流通溝12…を触媒3の軸方向
と平行になるよう形成しているが、本考案はこれに限定
されるものではなく、流通溝の方向を、例えば触媒3の
周方向に沿うよう形成してもよい。
また、本実施例ではモノリスタイプの触媒を採用して
説明したが、この他のタイプの触媒を採用してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、コンバータ容器内に前
段側触媒と後段側触媒を同軸的に配置して収容するとと
もに,上記前段側触媒と上記コンバータ容器との間に排
気ガスが流通する流通溝を有する断熱セラミック材製の
触媒保持層を設けるようにした。このため,触媒保持層
の流通溝を流通する排気ガスの熱エネルギによって断熱
セラミック材を昇温させ,同様に排気ガスの熱エネルギ
により昇温した前段側触媒からの熱の移動を抑えること
ができる。このため,前段側触媒は短時間で活性化す
る。なお,後段側触媒が同軸的に配置されているので,
流通溝を流通した未浄化の排気ガスを浄化させることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示すもので、
第1図は要部を一部分解して示す斜視図、第2図はコン
バータ容器と発泡セラミックとを示す縦断正面図、第3
図は従来例を示す縦断面図である。 2……コンバータ容器、3……前段側触媒、11……発泡
セラミック(断熱セラミック材)、12……流通溝、13…
…保持層、14……触媒コンバータ。
フロントページの続き (72)考案者 久米 建夫 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−89916(JP,A) 実開 昭62−143015(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンバータ容器内に前段側触媒と後段側触
    媒を同軸的に配置して収容するとともに,上記前段側触
    媒と上記コンバータ容器との間に排気ガスが流通する流
    通溝を有する断熱セラミック材製の触媒保持層を設けた
    ことを特徴とする触媒コンバータ。
JP1989071494U 1989-06-19 1989-06-19 触媒コンバータ Expired - Lifetime JPH088244Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989071494U JPH088244Y2 (ja) 1989-06-19 1989-06-19 触媒コンバータ

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JP1989071494U JPH088244Y2 (ja) 1989-06-19 1989-06-19 触媒コンバータ

Publications (2)

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JPH0310019U JPH0310019U (ja) 1991-01-30
JPH088244Y2 true JPH088244Y2 (ja) 1996-03-06

Family

ID=31608574

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011169325A (ja) * 2001-01-11 2011-09-01 Ibiden Co Ltd 触媒コンバータ用保持シール材及びその製造方法、セラミック繊維集合体、セラミック繊維
EP2034154A3 (en) 2001-05-25 2012-10-10 Ibiden Co., Ltd. Alumina-silica based fiber, ceramic fiber, ceramic fiber aggregation, holding seal material and manufacturing methods thereof, as well as manufacturing method of alumina fiber aggregation
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