JP2003321820A - ブラシ式路面清掃車 - Google Patents

ブラシ式路面清掃車

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JP2003321820A
JP2003321820A JP2002131301A JP2002131301A JP2003321820A JP 2003321820 A JP2003321820 A JP 2003321820A JP 2002131301 A JP2002131301 A JP 2002131301A JP 2002131301 A JP2002131301 A JP 2002131301A JP 2003321820 A JP2003321820 A JP 2003321820A
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Japan
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hopper
dust
shock absorber
rear impact
brush
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JP2002131301A
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English (en)
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Hisaaki Kakehi
久明 筧
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Howa Machinery Ltd
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Howa Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 追突緩衝装置を車体から取り外すことなく、
主ブラシ交換作業や塵埃排出可能な路面清掃車を提供す
る。 【解決手段】 掃き上げ用の主ブラシ6の後方位置に、
一対の追突緩衝装置14,15を通常位置C1と上方位
置C3とに回動可能に備え、各追突緩衝装置14,15
とホッパ7とを連結部材35によって連結し、ホッパ7
を揺動させることで、各追突緩衝装置14,15を通常
位置C1と上方位置C3との間で回動させる。また、前
記一対の追突緩衝装置14,15は通常位置C1と開き
位置C2との間も回動可能に備えてあり、各追突緩衝装
置14,15を開き位置C2に移動させることで、塵埃
排出が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両後部に追突
緩衝装置を備えたブラシ式路面清掃車に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】路面の清掃を行なう作業車両として、ブ
ラシ式路面清掃車が知られている。こうした清掃車は、
路面の清掃作業中は、一般車両よりもかなり低速で作業
している関係で、一般車両に追突される危険が大きい。
そこで、従来、そうした車両の後部には、大きな追突の
衝撃を緩和するための、大型の追突緩衝装置が取り付け
られており、例えば、特開2000−159040に
は、車両後端に取り付けた大型の追突緩衝装置が作業の
邪魔になるとき等には、車両から取り外してしまうもの
が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のものを適用し
た、後輪後方に掃き上げ用の主ブラシを備えている清掃
車では、主ブラシ交換時には追突緩衝装置が主ブラシ交
換作業の邪魔になるので車両から取り外して車両後方に
主ブラシを取り出して交換作業を行なうことになるが、
取り外すに際しては、大型で重量の大きな追突緩衝装置
を持ち上げるために、クレーンあるいはフォークリフト
などの重機を必要とし、取り外し作業が大掛かりとな
り、また、主ブラシ交換後に、取り外した追突緩衝防止
装置を再度装着する時にも、同様に重機を必要とする問
題がある。この発明の課題は、こうした重機をわざわざ
準備しなくても、追突緩衝装置を主ブラシ交換作業の邪
魔にならないようにした路面清掃車を提供しようとする
ものである。また、主ブラシで掃き上げた塵埃は、車両
のシャーシ後部上方に取り付けたホッパに回収される
が、ホッパ内の塵埃を車両後方に排出するようにしたい
わゆる後方ダンプ式のホッパとした場合には、前記追突
緩衝装置がシャーシ後方に大きく突出しているので、そ
の追突緩衝装置が邪魔になって、ホッパ後面から塵埃を
排出できない問題がある。この発明の別の課題は、こう
した場合でも追突緩衝装置を車体から取り外すことな
く、塵埃排出可能な路面清掃車を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題解決のため、本
願では、後輪後方に掃き上げ用の主ブラシを配置し、掃
き上げ用の主ブラシで掃き上げた塵埃をシャーシ上のホ
ッパに回収するようにした路面清掃車において、前記掃
き上げ用の主ブラシの後方位置に、追突緩衝装置を、追
突緩衝機能を果たす通常位置と、追突緩衝装置の下側に
掃き上げ用の主ブラシ取り出し空間を形成する上方位置
とに移動可能に備え、その追突緩衝装置を前記通常位置
と上方位置とに移動させる駆動機構を備えていることを
特徴とする。これによれば、主ブラシ交換の際には、従
来技術のように重機を用いることなく、車載の駆動機構
により大きな追突緩衝装置を上方位置に移動させること
ができる。シャーシ後端に追突緩衝装置の上部を上方に
回動するように支持し、ホッパはシャーシに、塵埃回収
位置と塵埃廃棄位置との間で揺動するように取り付けて
あり、そのホッパと追突緩衝装置とを連結する連結部材
を設け、両者の連結状態でホッパを揺動させて前記追突
緩衝装置を、通常位置とそれより上方に揺動した上方位
置との間で回動するようにするとよい。これによれば、
駆動機構として傾動するホッパを利用して、そのホッパ
と連結部材により追突緩衝装置を連結したので、格別に
追突緩衝装置の移動用の駆動機構を必要とせず、安価に
実施できる。ホッパを、シャーシ後部に後方に傾動する
ように取り付け,そのホッパの後面に塵埃排出ドアを備
えて塵埃廃棄位置に傾動した時に車両後方に塵埃を排出
するように構成されており、前記追突緩衝装置は、追突
緩衝機能を果たす通常位置と、車両幅方向外側であっ
て、塵埃排出ドアを開きホッパが塵埃廃棄位置に傾動し
た時に,塵埃排出の邪魔にならない開き位置との間で移
動するように取り付けてある。これによれば、後方排出
形式のホッパの場合でも,追突緩衝装置を開き位置とし
ておくことで、塵埃排出時に追突緩衝装置が邪魔になら
ず、塵埃排出が行ない得る。具体的には、追突緩衝装置
は車両幅方向に一対設けてあり、各追突緩衝装置の車両
幅方向の外側において、縦軸周りに追突緩衝装置が開閉
するように軸支されている。この構成では、追突緩衝装
置を開いた時に車両の幅方向の両外側に均一に重量が加
わるので、車両が傾かず安定する。追突緩衝装置の、車
両幅方向における開閉状態を検出する検出手段を備え、
その検出手段の信号により、塵埃排出ドアの開閉動作を
制御するように構成すると好ましい。これによれば、追
突緩衝装置が左右に開いている時にのみ、塵埃排出ドア
が開くようにできるので、塵埃排出ドアが追突緩衝装置
と干渉することを防止できて何れか一方の部材が破損す
ることを回避できる。追突緩衝装置の開閉状態を表示す
る開閉状態表示装置を備えているとなお好都合である。
【0005】
【発明の実施の形態】実施の形態について図面を参照し
て説明する。図1に示すブラシ式路面清掃車1は、前後
輪2,3の間に設置された側ブラシ4,5によって車両
の中央側に掃き寄せられた塵埃を、後輪3後方に配置さ
れた掃き上げ用の主ブラシ6によってシャーシ1a上の
ホッパ7に回収するように構成されたものである。前記
掃き上げ用の主ブラシ6は、ブラシ支持機構8を介して
シャーシ1aに取り付けられ、ブラシ支持機構8によっ
て、路面上の塵埃を掃き上げる清掃作業時、或いは主ブ
ラシ6交換時には路面接地位置A1(図1の状態)に、
清掃場所への移動時、或いは回収した塵埃を排出する時
には路面離間位置A2(図13の状態)に移動させるよ
うになっている。前記ホッパ7は、シャーシ1a後部に
後方に傾動するように取り付けられ、シャーシ1aに設
置されたダンプ機構9によって、清掃作業時、或いは清
掃場所への移動時には塵埃回収位置B1(図1の状態)
に、回収した塵埃を車両後方に排出する時、或いは主ブ
ラシ6交換時には一時的に塵埃廃棄位置B2(図13の
状態)に移動させるようになっている。ホッパ7の後面
には塵埃排出ドア10が開閉自在に備えてある。
【0006】上記シャーシ1a後部の車両幅方向外側に
は、取付け板11,12が取付けてある。そして、シャ
ーシ後部1aの上面には、車両幅方向に延びた横軸部材
13が設置してある。取付け板11,12及び横軸部材
13より後方位置には、大きな追突(例えば一般車両に
よる追突)の衝撃を緩和するための追突緩衝装置14,
15が車両幅方向に一対設けてある。各追突緩衝装置1
4,15と取付け板11,12との間には、前記横軸部
材13に軸支された追突緩衝装置保持部材16が配置さ
れている。追突緩衝装置保持部材16には複数のナット
17が取付けてあり、そのナット17に取付け板11,
12側からボルト18を捩じ込むことで、追突緩衝装置
保持部材16は取付け板11,12に固定されている。
【0007】各追突緩衝装置14,15の、車両前側部
分に取付けた板部材19の車両幅方向の外側には、上下
に小径部20aを形成した縦軸部材20が取付けてあ
る。その縦軸部材20の小径部20aは、追突緩衝装置
保持部材16の車両幅方向の外側に取付けた保持部材2
1に嵌め込まれている。よって、各追突緩衝装置14,
15は追突緩衝装置保持部材16に縦軸周りに開閉する
ように保持され、各追突緩衝装置14,15は、追突緩
衝機能を果たす通常位置C1(図1,2の状態)と、車
両幅方向外側であって、塵埃排出ドア10を開きホッパ
7が塵埃廃棄位置B2に傾動した時に、塵埃排出の邪魔
にならない開き位置C2(図7,13の状態)との間で
回動するようになっている。尚、本実施形態では、追突
緩衝装置14,15を一対設けたが、図16に示すよう
に、1つの追突緩衝装置100が追突緩衝装置保持部材
16に縦軸周りに開閉するように保持され、追突緩衝装
置100を通常位置C1と開き位置C2との間で回動す
るようにしてもよい。
【0008】追突緩衝装置保持部材16上部には、ブラ
ケット22と揺動自在に支持されたストッパ部材23が
設置してある。ブラケット22には、垂直軸線回りに回
動自在にナット部材24が取付けてあり、そのナット部
材24にボルト部材25が捩じ込んである。図5に示す
ように、25aはボルト部材25を回すためのハンドル
である。ストッパ部材23には、追突緩衝装置14(1
5)方向に切り欠き溝23aが形成してある。各追突緩
衝装置14,15の板部材19には、各追突緩衝装置1
4,15が通常位置C1に移動した時に、ブラケット2
2に対応する位置に取付溝26aを設けた第1突起部2
6が、ストッパ部材23に対応する位置に第2突起部2
7が夫々設けられている。このことから、各追突緩衝装
置14,15を通常位置C1に移動した時に、ボルト部
材25を第1突起部26の取付溝26aに係合させ、ハ
ンドル25aでボルト部材25を捩じ込む方向に回転し
て第1突起部26に圧着させる。そして、ストッパ部材
23を揺動して切り欠き溝23aを第2突起部27に係
合させることで、各追突緩衝装置14,15は通常位置
C1において連結された状態となる。また、本実施形態
では、図6に示すように、振動等によりボルト部材25
が緩んで脱落しないように、ボルト部材25の溝部25
bに押し付けるバネ部材28が備えてある。
【0009】次に、追突緩衝装置保持部材16の車両幅
方向の外側には、貫通孔29aを設けた位置決めブラケ
ット29が設置してある。縦軸部材20には、各追突緩
衝装置14,15が開き位置C2に移動した時に、前記
貫通孔29aに対応する位置に位置決め孔20bが形成
してある。図9に示すように、各追突緩衝装置14,1
5を開き位置C2に移動した時に、位置決め孔20b側
から貫通孔29aに向けて位置決めピン30を挿入する
ことで、各追突緩衝装置14,15は開き位置C2にお
いて保持された状態となる。
【0010】追突緩衝装置保持部材16の車両幅方向の
外側には、各追突緩衝装置14,15の、車両幅方向に
おける開閉状態を検出する検出手段(検出スイッチ)3
1が備えてある。各追突緩衝装置14,15の板部材1
9上部には、前記検出手段31の検出部31aを揺動さ
せる検出ブラケット32が設置してある。そして、各追
突緩衝装置14,15が開き位置C2にある状態を、検
出部31aの位置に基づいて検出手段31から信号が出
されるようになっている。検出手段31の信号は制御装
置33に送られ、その制御装置33によって塵埃排出ド
ア10の開閉動作が制御されるようになっている。
【0011】具体的に説明する。塵埃排出ドア10に
は、回動支点10dとラッチ部材10aが回動するよう
に設けてある。ラッチ部材10aは、係脱シリンダ10
bの動作で、ホッパ7に設けた係止ピン10cに係脱す
るようになっている。各追突緩衝装置14,15が開き
位置C2にない状態(図10)では、係脱シリンダ10
bの動作をロックするように制御されるので、塵埃排出
ドア10が開放不可状態となる。各追突緩衝装置14,
15が開き位置C2にある状態(図11)では、ラッチ
部材10aと係止ピン10bとの係合を解除し、塵埃排
出ドア10を開放できるように係脱シリンダ10bの動
作が制御されるので、図示しない油圧制御弁を操作して
塵埃排出ドア10を開閉できる。また、各追突緩衝装置
14,15の車両幅方向における開閉状態(開き位置C
2にある状態)は、運転席及び図示しない油圧制御弁近
くに設置された開閉状態表示装置34に表示されるよう
になっている。
【0012】前記追突緩衝装置保持部材16の後部に
は、一方の端部を支点に回動可能な連結部材35が取付
けてある。連結部材35のもう一方の端部には、ホッパ
7の後部に設置したピン部材7aに係合させる長孔35
aが設けてある。その連結部材35は、ホッパ7が塵埃
廃棄位置B2に移動した時に、ピン部材7aに長孔35
aが係合する長さに設定されている。このことから、取
付け板11,12と追突緩衝装置保持部材16とを固定
しているボルト18を取り外すことで、連結部材35に
よってホッパ7と追突緩衝装置保持部材16とを連結状
態とすれば、ダンプ機構9により塵埃回収位置B1と塵
埃廃棄位置B2との間で揺動するホッパ7によって、追
突緩衝装置保持部材16に保持された各追突緩衝装置1
4,15を、追突緩衝機能を果たす通常位置C1と、追
突緩衝装置14,15の下側に掃き上げ用の主ブラシ6
取り出し空間を形成する上方位置C3(図14の状態)
との間で回動するようになっている。また、連結部材3
5は、ホッパ7に連結しない場合には、長孔35aを取
付け板11,12に設置したピン部材36に掛けてあ
る。
【0013】上記のように各追突緩衝装置14、15を
移動可能としたブラシ式路面清掃車1の動作について説
明する。ブラシ式路面清掃車1は、掃き上げ用の主ブラ
シ6を路面接地位置A1に、ホッパ7を塵埃回収位置B
1に移動させた状態で路面の清掃作業を行っている。そ
して、通常位置C1に位置決めされた追突緩衝装置1
4,15によって、一般車両等による追突の衝撃が緩和
される。路面の清掃作業が終了すると、清掃作業によっ
てホッパ7に回収した塵埃を排出するために、塵埃排出
場所に移動する(掃き上げ用の主ブラシ6は路面離間位
置A2に移動させる)。塵埃排出場所に到着すると、ボ
ルト部材25を緩める方向に回転させた後、ナット部材
24を支点に回動させブラケット22と第1突起部26
の係合状態を解除する。そして、ストッパ部材23を上
方に回動して、ストッパ部材23と第2突起部27との
係合状態を解除する。このことにより、追突緩衝装置保
持部材16と各追突緩衝装置14,15との連結状態を
解除する。そして、各追突緩衝装置14,15を開き位
置C2に回動させ、位置決めピン30を、縦軸部材20
の位置決め孔20bから位置決めブラケット29の貫通
孔29aに向けて挿入し、各追突緩衝装置14,15を
開き位置C2において保持された状態とする。また、各
追突緩衝装置14,15が開き位置C2に回動したこと
は、検出手段31により検出されるので、塵埃排出ドア
10は開放可状態となっている。よって、図示しない油
圧制御弁を操作して塵埃排出ドア10を開き、ダンプ機
構9によりホッパ7を塵埃廃棄位置B2に移動すること
で、図13に示すように、ホッパ7内から車両1後方に
塵埃が排出される。
【0014】塵埃の排出が終わると、図示しない油圧制
御弁を操作して、ホッパ7を塵埃回収位置B1に移動さ
せ塵埃排出ドア10を閉める。ホッパ7が塵埃回収位置
B1に移動すると、位置決めピン30を取り外して、追
突緩衝装置保持部材16と各追突緩衝装置14,15と
の保持状態を解除する。その後、各追突緩衝装置14,
15を通常位置C1に回動させ、ボルト部材25とスト
ッパ部材23を用いて各追突緩衝装置14,15を通常
位置C1において連結された状態とする。また、各追突
緩衝装置14,15が開き位置C2より移動したこと
は、検出手段31により検出されるので、塵埃排出ドア
10は開放不可状態となっている。その後、ブラシ式路
面清掃車1は、再び清掃場所等へ移動する。このよう
に、掃き上げ用の主ブラシ6の後方位置に設けた各追突
緩衝装置14,15を、通常位置C1から開き位置C2
に回動させることで、ホッパ7を塵埃廃棄位置B2に移
動させた状態で塵埃排出ドア10が開いても、塵埃排出
ドア10が各追突緩衝装置14,15に干渉することが
なく、各追突緩衝装置14,15が塵埃排出の妨げとな
ることもないので、従来のように、ホッパ7後面から塵
埃を排出する度に、重機を用いて各追突緩衝装置14,
15を取り外す必要がない。
【0015】次に、ブラシ式路面清掃車1は、清掃作業
を長時間行っていると、掃き上げ用の主ブラシ6が摩耗
するので交換しなければならない。そこで、上記した塵
埃排出後、掃き上げ用の主ブラシ6の交換作業が行われ
る。掃き上げ用の主ブラシ6は路面接地位置A2に移動
させた状態である。ナット17に捩じ込まれたボルト1
8を取り外すことで、横軸部材13を支点として追突緩
衝装置保持部材16は上方に回動可能となる。その後、
ホッパ7をダンプ機構9により塵埃廃棄位置B2に移動
させる。このときには、検出手段31により、各追突緩
衝装置14,15が開き位置C2にないことが検出され
ているために、塵埃排出ドア10は開放不可状態となっ
ている。図12に示すように、ホッパ7が塵埃廃棄位置
B2に移動して、追突緩衝装置保持部材16に取付けた
連結部材35の一端を、取付け板11,12に設置した
ピン部材36から外しホッパ7のピン部材7aに係合さ
せる。連結部材35によって、ホッパ7と追突緩衝装置
保持部材16に保持された各追突緩衝装置14,15と
が連結状態となる。そして、ホッパ7をダンプ機構9に
より塵埃回収位置B1に移動させると、図13に示すよ
うに、各追突緩衝装置14,15は通常位置C1から上
方位置C3に移動するので、各追突緩衝装置14,15
の下側に掃き上げ用の主ブラシ6取り出し空間が形成さ
れ、掃き上げ用の主ブラシ6の交換作業が可能となる。
【0016】掃き上げ用の主ブラシ6の交換作業が終了
すると、ホッパ7をダンプ機構9により再び塵埃廃棄位
置B2に移動させる。ホッパ7が塵埃廃棄位置B2に移
動すると、追突緩衝装置保持部材16に保持された各追
突緩衝装置14,15は通常位置C1に戻る。追突緩衝
装置保持部材16が取付け板11,12に当接した状態
において、取付け板11,12側からボルト18を捩じ
込むことで、追突緩衝装置保持部材16を取付け板1
1,12に固定する。ホッパ7のピン部材7aから連結
部材35の一端を取り外して、ホッパ7と追突緩衝装置
保持部材16に保持された各追突緩衝装置14,15と
の連結状態を解除する。その後、ホッパ7をダンプ機構
9により塵埃回収位置B1に移動させると、ブラシ式路
面清掃車1は、清掃場所等へ移動することができる。こ
のように、掃き上げ用の主ブラシ6の後方位置に設けた
各追突緩衝装置14,15を、車両1に設置してある駆
動機構(ホッパ7)により通常位置C1から上方位置C
3に回動させることで、車両1に各追突緩衝装置14,
15を備えたまま、車両1後方に掃き上げ用の主ブラシ
6取り出し空間が形成されるから、従来のように、掃き
上げ用の主ブラシ6の交換作業を行う度に、重機を用い
て各追突緩衝装置14,15を取り外す必要がない。ま
た、本実施形態では、図15に示すように、追突緩衝装
置14の車両幅方向に内側には、検出スイッチ37が設
置してある。追突緩衝装置15の車両幅方向内側には、
前記検出スイッチ37の検出部37aが当接する検出ブ
ラケット38が設置してある。検出部37aが検出ブラ
ケット38に当接していない場合には、信号を出すよう
にしてあり、走行中に、各追突緩衝装置14,15が通
常位置C1にない場合には、運転者にブザー等で異常が
知らされるので安全が確保される。
【0017】
【発明の効果】以上のように本願では、掃き上げ用の主
ブラシの後方位置に設けられた追突緩衝装置を、通常位
置と上方位置とに移動可能に備え、その追突緩衝装置
を、ダンプ機構により揺動するホッパによって前記通常
位置と上方位置とに移動するようにしたので、掃き上げ
用の主ブラシ交換作業を行う度に、重機を用いて追突緩
衝装置を取り外す必要がない。また、ホッパと追突緩衝
装置とを連結部材によって連結させることで追突緩衝装
置が回動できるから、簡単な構成であって安価に実施で
きる。
【0018】更に、追突緩衝装置を通常位置と開き位置
との間で回動可能に備え、その追突緩衝装置を開き位置
に位置決めすることで、ホッパが塵埃廃棄位置に移動し
た状態で塵埃を排出できることから、ホッパを塵埃廃棄
位置に移動させて塵埃を排出する度に、重機を用いて追
突緩衝装置を取り外す必要がない。また、追突緩衝装置
の、車両幅方向における開閉状態を検出する検出手段を
備えたことで、塵埃排出ドアが追突緩衝装置に干渉する
ことを防止できる。また、各追突緩衝装置の取付状態に
異常が生じた場合には、運転者に知らせるようになって
いるので安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の追突緩衝装置を移動可能に備えたブラ
シ式路面清掃車である。
【図2】図1のII視図である。
【図3】図2のIII視図である。
【図4】図2のIV視であり、ナット部材に捩じ込んだ
ボルト部材の回動状態を示す図である。
【図5】図2のV−V線断面図である。
【図6】図2のVI−VI線断面図である。
【図7】追突緩衝装置が通常位置から開き位置に回動し
た状態を示す図である。
【図8】図3のVIII−VIII線断面図である。
【図9】図8において、追突緩衝装置が通常位置から開
き位置に回動した後、位置決めピンが挿入された状態を
示す図である。
【図10】図2のX部拡大図である。
【図11】図10において、追突緩衝装置が通常位置か
ら開き位置に回動した状態を示す図である。
【図12】連結部材によって、ホッパと追突緩衝装置保
持部材とを連結した状態を示す図である。
【図13】ホッパ内から車両後方に塵埃を排出した状態
を示す図である。
【図14】追突緩衝装置を上方位置に移動し、主ブラシ
交換状態を示す図である。
【図15】図2のY部拡大図であり、ストッパ部材を省
略した図である。
【図16】他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 ブラシ式路面清掃車 1a シャーシ 2 後輪 6 掃き上げ用の主ブラシ 7 ホッパ 10 塵埃排出ドア 14 追突緩衝装置 15 追突緩衝装置 31 検出手段 34 開閉状態表示装置 B1 塵埃回収位置 B2 塵埃廃棄位置 C1 通常位置 C2 開き位置 C3 上方位置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後輪後方に掃き上げ用の主ブラシを配置
    し、掃き上げ用の主ブラシで掃き上げた塵埃をシャーシ
    上のホッパに回収するようにした路面清掃車において、
    前記掃き上げ用の主ブラシの後方位置に、追突緩衝装置
    を、追突緩衝機能を果たす通常位置と、追突緩衝装置の
    下側に掃き上げ用の主ブラシ取り出し空間を形成する上
    方位置とに移動可能に備え、その追突緩衝装置を前記通
    常位置と上方位置とに移動させる駆動機構を備えている
    ことを特徴とするブラシ式路面清掃車。
  2. 【請求項2】 シャーシ後端に追突緩衝装置の上部を上
    方に回動するように支持し、ホッパはシャーシに、塵埃
    回収位置と塵埃廃棄位置との間で揺動するように取り付
    けてあり、そのホッパと追突緩衝装置とを連結する連結
    部材を設け、両者の連結状態でホッパを揺動させて前記
    追突緩衝装置を、通常位置とそれより上方に揺動した上
    方位置との間で回動するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載のブラシ式路面清掃車。
  3. 【請求項3】 ホッパを、シャーシ後部に後方に傾動す
    るように取り付け、そのホッパの後面に塵埃排出ドアを
    備えて塵埃廃棄位置に傾動した時に車両後方に塵埃を排
    出するように構成されており、前記追突緩衝装置は、追
    突緩衝機能を果たす通常位置と、車両幅方向外側であっ
    て、塵埃排出ドアを開きホッパが塵埃廃棄位置に傾動し
    た時に、塵埃排出の邪魔にならない開き位置との間で移
    動するように取り付けてあることを特徴とする請求項1
    または2記載のブラシ式路面清掃車。
  4. 【請求項4】 追突緩衝装置は車両幅方向に一対設けて
    あり、各追突緩衝装置の車両幅方向の外側において、縦
    軸周りに追突緩衝装置が開閉するように軸支されている
    ことを特徴とする請求項3記載のブラシ式路面清掃車。
  5. 【請求項5】 追突緩衝装置の、車両幅方向における開
    閉状態を検出する検出手段を備え、その検出手段の信号
    により、塵埃排出ドアの開閉動作を制御するように構成
    したことを特徴とする請求項4記載のブラシ式路面清掃
    車。
  6. 【請求項6】 前記開閉状態を表示する開閉状態表示装
    置を備えていることを特徴とする請求項5記載のブラシ
    式路面清掃車。
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