JP2003321520A - アルコール性水酸基と芳香族環とプロトンによる脱離性基を有する共重合体 - Google Patents

アルコール性水酸基と芳香族環とプロトンによる脱離性基を有する共重合体

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JP2003321520A
JP2003321520A JP2002126419A JP2002126419A JP2003321520A JP 2003321520 A JP2003321520 A JP 2003321520A JP 2002126419 A JP2002126419 A JP 2002126419A JP 2002126419 A JP2002126419 A JP 2002126419A JP 2003321520 A JP2003321520 A JP 2003321520A
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Yohei Murakami
洋平 村上
Masatoshi Yoshida
雅年 吉田
Osamu Konosu
修 鴻巣
Shinichi Goto
伸一 後藤
Motohiro Arakawa
元博 荒川
Tadayoshi Ukamura
忠慶 宇賀村
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Nippon Shokubai Co Ltd
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F216/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal or ketal radical
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊離プロトンによる処理前後のアルカリ水溶
液への溶解性の変化等の特性、基板密着性、現像性、耐
薬品性及び耐エッチング性が高いレベルで発揮され、様
々な用途に好適に適用することができるプロトンによる
脱離性基を有する共重合体を提供する。 【解決手段】 1個の炭素原子を介して主鎖に結合して
いるヒドロキシル基と、芳香族環とを有し、かつプロト
ンによる脱離性基を有する共重合体であって、該プロト
ンによる脱離性基を有する共重合体は、プロトンによる
脱離性基が脱離する前のアルカリ溶解速度が20×10
-10〜1500×10-10m/秒であるプロトンによる脱
離性基を有する共重合体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロトンによる脱
離性基を有する共重合体に関する。
【0002】
【従来の技術】プロトンによる脱離性基を有する共重合
体は、遊離プロトンの作用により脱離して水素原子に交
換することができる基を有し、このような基が水素原子
に交換されると、アルカリ水溶液への溶解性等の特性が
変化するという性質を有する。このような共重合体をプ
ロトン供与体となる酸触媒と共存させて、光、プラズ
マ、放射線等を照射したり加熱したりすることにより酸
触媒から遊離プロトンを発生させると、照射及び加熱の
前後でアルカリ水溶液への溶解性等の特性が大きく変化
する。このような特性を生かすことにより、例えば、フ
ォトリソグラフィー用材料や酸触媒の作用により発生す
るオレフィンの体積膨張を利用した低収縮化材料等の化
学工業における様々な用途に応用することができること
になる。
【0003】このようなプロトンによる脱離性基を有す
る共重合体においては、各種基板との密着性、遊離プロ
トンによる処理前のアルカリ水溶液に対する溶解抑制性
と処理後のアルカリ水溶液への溶解性とのバランスに優
れることにより、例えば、フォトリソグラフィー用材料
として用いる場合に現像液溶解部と非溶解部とのコント
ラスト等の現像性を充分に高めることができるようなも
のが望まれている。例えば、基板密着性や現像性につい
ては、重合体中にヒドロキシル基を導入することにより
改善できることが知られている。この点について特開2
000−275843号公報には、メタクリル酸2−ヒ
ドロキシエチルを重合した共重合体を含む化学増幅型ポ
ジレジスト組成物に関し、共重合体にヒドロキシル基を
導入することにより、基板との密着性を確保し、また、
レジストの解像度やドライエッチング耐性が向上するこ
とが開示されている。しかしながら、ヒドロキシル基は
共重合体の側鎖に導入されており主鎖からかなり離れて
いることから、共重合体の性質を大きく変えて基板密着
性や現像性等をより向上するための工夫の余地があっ
た。
【0004】特開2000−206694号公報には、
主鎖にメチロール基を有する感光性樹脂に関し、α−
(ヒドロキシアルキル)アクリル酸アルキルエステルを
有する重合体を含むことによりアルカリ現像可能なネガ
型レジスト組成物が開示されている。しかしながら、こ
の感光性樹脂は、共重合体中にベンゼン環をもたないこ
とから、例えば、レジスト樹脂として用いた場合、耐薬
品性や耐エッチング性に劣ることになり、このような点
において工夫の余地があった。
【0005】特開2000−131847号公報には、
ヒドロキシメチルアクリレートを共重合することによっ
て得られるレジスト組成物に関し、ヒドロキシメチル基
とt−ブチル基を含む脱離する基とを有する単量体を必
須として重合することにより得られる共重合体が、感度
やレジストパターン形状に優れ、基板密着性、耐ドライ
エッチング性を有することが開示されている。なお、他
の共重合できる成分としては、スチレン、ヒドロキシス
チレン、4−t−ブトキシスチレン等が挙げられてい
る。しかしながら、このようなレジスト組成物はArF
レジスト用に好適で優れたものであるが、耐薬品性や耐
エッチング性に優れるベンゼン環に代表される芳香族環
を共重合体中に導入すると、ベンゼン環がArFエキシ
マレーザー(波長193nm)を吸収してしまう、すな
わち不透明となり、膜の表面部分しか感光させることが
できなくなることから、共重合成分における芳香族環を
有する単量体やその割合について設定することにより、
基板密着性、現像性、耐薬品性及び耐エッチング性のす
べての特性においてより優れたものとする工夫の余地が
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、遊離プロトンによる処理前後のアルカリ水溶液への
溶解性の変化等の特性、基板密着性、現像性、耐薬品性
及び耐エッチング性が高いレベルで発揮され、様々な用
途に好適に適用することができるプロトンによる脱離性
基を有する共重合体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、プロトン
による脱離性基を有する共重合体について種々検討した
結果、例えば、共重合体を感光性レジスト樹脂等の用途
で用いる場合、被膜を形成してアルカリ水溶液で現像す
るには共重合体の水へのなじみが重要であることに着目
し、それには共重合体へのヒドロキシル基の導入が有効
であり、それも側鎖ではなく主鎖の近くに導入すること
で共重合体の性質を大きく変えることが可能であること
を見いだした。主鎖の近くにヒドロキシル基を導入して
共重合体の性質を大きく変えるには、1個の炭素原子を
介してヒドロキシル基と主鎖とを結合させることでヒド
ロキシル基を共重合体に導入することが効果的であり、
これにより水系現像液等の極性の強い現像液に対する共
重合体のなじみがよくなり、微細な凹凸等の現像時に現
像液が凹部にまでよく浸透して解像度が向上することに
なり、また、ヒドロキシル基の極性に由来して基板密着
性も向上することを見いだした。なお、ポリビニルアル
コールのように、ヒドロキシル基が主鎖に直接結合した
ものとすると、主鎖の回転自由度が低下し、かつポリマ
ー分子間の相互作用が強くなりすぎてフレキシビリティ
(柔軟性)が低下したり、ビニルアルコールモノマーが
極めて不安定であることから、共重合体の製法上ビニル
エステルモノマーの共重合体を加水分解する操作が必要
となり共重合体製造のための操作が煩雑となる。
【0008】また共重合体の主鎖の近くにヒドロキシル
基を導入することに加え、芳香族環、特にスチレンを用
いてベンゼン環を導入すると、例えば、レジスト材料の
用途で用いる場合、耐薬品性、耐エッチング性等に優れ
ることになるが、その反面疎水性が強くなり現像液のな
じみが悪くなるという欠点を有することに着目し、プロ
トンによる脱離性基が脱離する前のアルカリ溶解速度が
20×10-10〜1500×10-10m/秒であるものと
すると、疎水性が強くなることによる欠点を解消しつ
つ、耐薬品性、耐エッチング性等に優れることになり、
基板密着性、現像性、耐薬品性及び耐エッチング性がい
ずれも高いレベルで発揮されて上記課題をみごとに解決
することができることに想到し、本発明に到達したもの
である。
【0009】すなわち本発明は、1個の炭素原子を介し
て主鎖に結合しているヒドロキシル基と、芳香族環とを
有し、かつプロトンによる脱離性基を有する共重合体で
あって、上記プロトンによる脱離性基を有する共重合体
は、プロトンによる脱離性基が脱離する前のアルカリ溶
解速度が20×10-10〜1500×10-10m/秒であ
るプロトンによる脱離性基を有する共重合体である。こ
のように本発明のプロトンによる脱離性基を有する共重
合体は、アルコール性水酸基と芳香族環とプロトンによ
る脱離性基を有する共重合体である。以下に、本発明を
詳述する。
【0010】本発明のプロトンによる脱離性基を有する
共重合体は、1個の炭素原子を介して主鎖に結合してい
るヒドロキシル基と、芳香族環とを有し、かつプロトン
による脱離性基を有するものである。主鎖とは、繰り返
し単位(単量体単位)どうしが結合して形成されている
鎖の部分を意味する。ヒドロキシル基と主鎖とを結合し
ている炭素原子は、置換基を有していてもいなくてもよ
く、また、置換基についても特に限定されるものではな
く、直鎖状アルキル基、分岐状アルキル基、脂環式アル
キル基、芳香族環等のいずれでもよい。また、芳香族環
としては、ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環
等が好適であり、中でもベンゼン環が好ましい。芳香族
環は、置換基を有していてもいなくてもよく、また、置
換基についても特に限定されるものではなく、ヒドロキ
シル基、アルコキシル基、カルボキシル基、直鎖状アル
キル基、分岐状アルキル基、脂環式アルキル基、芳香族
環等のいずれでもよい。
【0011】上記プロトンによる脱離性基とは、遊離プ
ロトンによる作用により脱離して水素原子に交換される
基を意味する。このときの条件としては特に限定される
ものではない。なお、遊離プロトンを共重合体に与える
には、プロトン供与体となる酸触媒を共重合体と共存さ
せて、光、プラズマ、放射線等を照射したり加熱したり
することにより酸触媒から遊離プロトンを発生させるこ
とにより行うことができる。このような酸触媒として
は、オニウム塩、スルホン化合物、スルホン酸エステル
化合物、スルホンイミド化合物、ジアゾメタン化合物、
p−トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トリフ
ルオロメタンスルホン酸等の有機スルホン酸;塩酸、硫
酸、硝酸等が好適である。これらは単独で用いてもよ
く、2種以上を併用してもよい。
【0012】本発明においては、上記プロトンによる脱
離性基を有する共重合体は、プロトンによる脱離性基が
脱離する前のアルカリ溶解速度が20×10-10〜15
00×10-10m/秒である。20×10-10m/秒未満
であると、現像する場合に現像液に対する共重合体のな
じみが充分ではなくなり、1500×10-10m/秒を
超えると、プロトンによる脱離性基の脱離前後での溶解
速度差が小さくなり、露光部と未露光部のコントラスト
が充分ではなくなる。好ましくは、30×10-1 0m/
秒以上であり、また、1200×10-10m/秒以下で
ある。更に好ましくは、30×10-10m/秒以上であ
り、また、1000×10-10m/秒以下である。特に
好ましくは、30×10-10m/秒以上であり、また、
800×10-10m/秒以下である。最も好ましくは、
30×10-10m/秒以上であり、また、600×10
-10m/秒以下である。
【0013】上記アルカリ溶解速度は、共重合体の膜を
基板上に形成し、それをアルカリ溶液に浸漬したときの
1秒あたりの溶解膜厚(m/秒)により示される。測定
方法としては、共重合体を乾燥膜厚が1μmの厚みにな
るようにテトラメチルジシラザンで疎水化処理したシリ
コン基板にスピンコート法により塗布し、その基板を1
30℃のホットプレートで加熱して溶媒を揮発させ、そ
の基板を23℃でアルカリ溶液に所定時間(例えば、1
20秒程度)浸漬し、浸漬前後の膜厚を「DEKTAK
II A 表面あらさ測定システム」(商品名、日本
真空技術社製)を用いて測定する方法が好適である。膜
厚の測定は膜の一部をシリコン基板に達するまで削り、
段差の高さを測定する。溶解速度は、浸漬前の膜厚から
浸漬後の膜厚を減じ、浸漬時間で除算することによって
求める。120秒以内に膜がすべて溶解するならば、浸
漬前の膜厚を溶解に要した時間で除算して求める。アル
カリ溶液としては、4.5質量%テトラメチルアンモニ
ウムヒドロキサイド水溶液を用いる。
【0014】本発明のプロトンによる脱離性基を有する
共重合体は、下記一般式(1)で表される繰り返し単位
のうち、繰り返し単位(B)及び繰り返し単位(C)を
必須とし、更に繰り返し単位(A)を有していてもよい
構造をもつものであることが好ましい。
【0015】
【化3】
【0016】式中、R及びR3は、同一若しくは異な
って、水素原子又はメチル基を表す。R2は、プロトン
による脱離性基を表す。R4は、置換又は無置換アルキ
ル基を表す。a、b及びcは、それぞれ共重合体中の繰
り返し単位(A)、(B)及び(C)のモル分率を表
す。
【0017】また本発明のプロトンによる脱離性基を有
する共重合体は、更に、下記一般式(2)で表される繰
り返し単位(D)を必須とすることが好ましい。
【0018】
【化4】
【0019】式中、R5は、水素原子又はメチル基を表
す。R6は、プロトンによって脱離が生じない置換基を
表す。nは、0〜5の整数を表す。dは、共重合体中の
繰り返し単位(D)のモル分率を表す。
【0020】このような共重合体では、(1)繰り返し
単位(B)及び繰り返し単位(C)の2種を必須とする
形態、(2)繰り返し単位(A)、繰り返し単位(B)
及び繰り返し単位(C)の3種を必須とする形態、
(3)繰り返し単位(B)、繰り返し単位(C)及び繰
り返し単位(D)の3種を必須とする形態、並びに、
(4)繰り返し単位(A)、繰り返し単位(B)、繰り
返し単位(C)及び繰り返し単位(D)の4種を必須と
する形態が挙げられる。これらの繰り返し単位はそれぞ
れ同一でもよく異なっていてもよい。また、上述した4
つの形態のうち(4)の形態が、遊離プロトンによる処
理前後でのアルカリ水溶液への溶解性の変化が大きく、
かつ、各種基板との密着性や現像性をより高められ、更
には耐薬品性や耐エッチング性を発揮できるので好まし
い形態である。また、これらの繰り返し単位の付加形態
としては、ランダム状、ブロック状、交互状等が挙げら
れるが、ランダム状が好ましい。
【0021】本発明の共重合体において、各種基板との
密着性は、主に繰り返し単位(B)及び繰り返し単位
(C)により発現することになる。また、遊離プロトン
による処理前の溶解抑制性は、繰り返し単位(A)及び
繰り返し単位(C)により発現することになるが、この
特性については、(C)がプロトンによる脱離性基を有
しない場合には(A)の寄与度が大きい。更に、処理後
のアルカリ水溶液への溶解性は、繰り返し単位(A)、
繰り返し単位(B)及び繰り返し単位(C)により発現
することになるが、例えば、繰り返し単位(B)と繰り
返し単位(C)とを比べると、R4がプロトンによる脱
離性基である場合には、繰り返し単位(C)の寄与度が
大きいと考えられる。また更に、耐薬品性及び耐エッチ
ング性は、繰り返し単位(A)、繰り返し単位(B)及
び繰り返し単位(D)により発現することになるが、こ
の特性については、フェノールのように酸性ではなく、
プロトンによる反応性置換基も持たない芳香族環を有す
る、主に繰り返し単位(D)の寄与度が大きいと考えら
れる。本発明では、これらの繰り返し単位の作用が相乗
的に発揮されると共に、共重合体の上記各特性のすべて
が向上されることになり、繰り返し単位(B)及び繰り
返し単位(C)を必須とすることにより初めて遊離プロ
トンによる処理前後のアルカリ水溶液への溶解性の変化
等の特性、基板密着性、現像性、耐薬品性及び耐エッチ
ング性が高いレベルで発揮され、これらに加えて繰り返
し単位(A)及び/又は繰り返し単位(D)を必須とす
ることで、上記各特性がより高いレベルで発揮され、様
々な用途に好適に適用することができることになる。
【0022】本発明のプロトンによる脱離性基を有する
共重合体では、一般式(1)において、繰り返し単位の
モル分率におけるa、b及びcとしては、cが5〜50
モル%、a+b、すなわちaとbとの合計が50〜95
モル%であることが好ましい。これにより、本発明の作
用効果が充分に発揮されることになる。より好ましく
は、cが5〜20モル%、a+bが80〜95モル%で
ある。なお、上記の各繰り返し単位のモル分率において
は、共重合体を構成する繰り返し単位中、a、b及びc
の合計を100モル%とする。
【0023】また、本発明のプロトンによる脱離性基を
有する共重合体が、更に繰り返し単位(D)を必須とす
る場合に、一般式(1)及び一般式(2)において、繰
り返し単位のモル分率におけるa、b、c及びdとして
は、cが5〜45モル%、a+b、すなわちaとbとの
合計が50〜90モル%、dが5〜30モル%であるこ
とが好ましい。これにより、本発明の作用効果がより充
分に発揮されることになる。より好ましくは、cが5〜
20モル%、a+bが50〜90モル%、dが5〜30
モル%である。なお、上記の各繰り返し単位のモル分率
においては、共重合体を構成する繰り返し単位中、a、
b、c及びdの合計を100モル%とする。
【0024】本発明のプロトンによる脱離性基を有する
共重合体では、繰り返し単位(A)を有する場合、a及
びbが、0.2≦b/(a+b)≦0.95を満たすこ
とが好ましい。すなわち、繰り返し単位のモル分率にお
けるaとbとの合計を100モル%としたとき、bが2
0〜95モル%であることが好ましい。20モル%未満
であると、基板密着性や現像性が充分に得られなくなる
おそれがあり、95モル%を超えると、遊離プロトンに
よる処理前の溶解抑制性が不充分となり、現像性が低下
するおそれがある。より好ましくは、bが50モル%以
上であり、また、90モル%以下である。
【0025】上記一般式(1)におけるR2であるプロ
トンによる脱離性基としては、t−ブチル基、イソプロ
ピル基等の分枝状アルキル基;シクロブチル基、シクロ
ペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等の
脂環式骨格が一般式Cn2n(nは、3以上の整数)で
表されるシクロアルキル基;1−メチルシクロヘキシル
基、1−エチルシクロヘキシル基、1−メチルシクロペ
ンチル基、1−エチルシクロペンチル基等のシクロアル
キル基の水素原子の1つ又は2つ以上が直鎖又は分枝状
のアルキル基で置換された基;シクロアルキル基に橋か
け炭化水素が導入されたスピロヘプタン、スピロオクタ
ン等のスピロ環を有する化合物から形成される基;テト
ラヒドロピラニル基、テトラヒドロフラニル基、3−オ
キソシクロヘキシル基、メトキシメチル基、エトキシメ
チル基、1−メトキシエチル基、1−エトキシエチル
基、1−ブトキシエチル基、t−ブトキシカルボニル
基、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基等のヘテ
ロ原子を有する官能基;イソボルニル基、アダマンチル
基、1−メチルアダマンチル基、1−エチルアダマンチ
ル基や、ノルボルニル環、ボルネン環、メンチル環、メ
ンタン環、ショウノウ環、イソショウノウ環、セスキテ
ルペン環、サントン環、ジテルペン環、トリテルペン
環、ツジャン、サビネン、ツジョン、カラン、カレン、
ピナン、ノルピナン、ボルナン、カンフェン、トリシク
レン等の化合物から形成されるテルペン環を有する置換
基;コレステリック環、胆汁酸、ジギタロイド類、ステ
ロイドサポニン類等のステロイド骨格や、多環状化合物
から形成される基等が好適である。これらは、ヒドロキ
シル基、カルボキシル基、炭素数1〜4のアルキル基、
ヒドロキシアルキル基、カルボキシアルキル基等で置換
されていてもよい。
【0026】上記一般式(1)におけるR2としては、
上記に例示したプロトンによる脱離性基の中でも、t−
ブチル基、t−ブトキシカルボニル基、テトラヒドロピ
ラニル基、又はトリメチルシリル基が好ましい。これに
より、本発明の作用効果をより充分に発揮することが可
能となる。また本発明の共重合体にあっては、遊離プロ
トンによる脱離性やアルカリ水溶解速度等の物性を損な
わない範囲で、共重合体の骨格となる炭化水素の水素原
子は、その他の基で置換されていてもよい。また、共重
合体に導入される芳香環においても同様で水素原子以外
の置換基で置換されていてもよい。
【0027】上記水素原子以外の置換基としては、アル
キル基(エチル基、t−ブチル基等)等の有機基;アル
コキシル基;カルボキシル基;ヒドロキシル基;アミノ
基;スルホン基及びハロゲン元素等が好適である。ま
た、その他の置換基は、カルボン酸塩やアンモニウム
塩、4級アンモニウム塩、金属塩等の構造になっていて
もよい。
【0028】上記一般式(1)におけるR4である置換
又は無置換アルキル基としては、t−ブチル基、イソプ
ロピル基等の分枝状アルキル基;シクロブチル基、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等
の脂環式骨格が一般式Cn2n(nは、3以上の整数)
で表されるシクロアルキル基;1−メチルシクロヘキシ
ル基、1−エチルシクロヘキシル基、1−メチルシクロ
ペンチル基、1−エチルシクロペンチル基等のシクロア
ルキル基の水素原子の1つ又は2つ以上が直鎖又は分枝
状のアルキル基で置換された基等が好適である。これら
は、ヒドロキシル基、カルボキシル基、炭素数1〜4の
アルキル基、ヒドロキシアルキル基、カルボキシアルキ
ル基等で置換されていてもよい。
【0029】上記一般式(1)におけるR4としては、
上記に例示した置換又は無置換アルキル基の中でも、プ
ロトンによる脱離性基であることが好ましく、特に酸素
原子に結合する炭素原子が3級炭素原子である基、すな
わち一般式(1)においてR4は、t−ブチル基、1−
メチルシクロヘキシル基、1−エチルシクロヘキシル
基、1−メチルシクロペンチル基、1−エチルシクロペ
ンチル基、1−メチルアダマンチル基又は1−エチルア
ダマンチル基であることが好ましい。
【0030】本発明のプロトンによる脱離性基を有する
共重合体は、重量平均分子量(Mw)が2000以上で
あることが好ましく、また、50000以下であること
が好ましい。2000未満であると耐熱性が劣る場合が
あり、50000を超えると遊離プロトンによる処理前
後でのアルカリ水溶液への溶解性の変化の差が充分では
なく、本発明の作用効果を充分に発揮することができな
い場合がある。より好ましくは、2500以上であり、
また、25000以下である。更に好ましくは、300
0以上であり、また、15000以下である。なお、本
明細書中、重量平均分子量とは、ゲルパーミエーション
クロマトグラフィーによるポリスチレン換算での重量平
均分子量を意味する。
【0031】本発明のプロトンによる脱離性基を有する
共重合体を製造する方法としては、繰り返し単位(A)
及び繰り返し単位(C)を必須とする、又は、これに加
えて繰り返し単位(D)を必須とする共重合体を製造す
る工程を行った後、繰り返し単位(A)が有するR2
表される基を一部又は全部脱離させて水素原子と交換す
ることにより繰り返し単位(B)を形成する工程を行う
方法等が好適である。このような製造方法により、上述
した本発明のプロトンによる脱離性基を有する共重合体
のうち、(1)繰り返し単位(B)及び繰り返し単位
(C)の2種を必須とする形態、(2)繰り返し単位
(A)、繰り返し単位(B)及び繰り返し単位(C)の
3種を必須とする形態、(3)繰り返し単位(B)、繰
り返し単位(C)及び繰り返し単位(D)の3種を必須
とする形態、並びに、(4)繰り返し単位(A)、繰り
返し単位(B)、繰り返し単位(C)及び繰り返し単位
(D)の4種を必須とする形態を効率よく製造すること
ができることになる。また、繰り返し単位(B)を形成
する単量体及び繰り返し単位(C)を形成する単量体
を、又は、これに加えて繰り返し単位(A)を形成する
単量体や繰り返し単位(D)を形成する単量体を所定量
となるように含んだ単量体成分を用いて重合することに
よって本発明の共重合体を得ることもできる。
【0032】上記繰り返し単位(A)を形成する単量体
としては、下記一般式(3);
【0033】
【化5】
【0034】(式中、R1及びR2は、上記と同じ。)で
表される化合物等が好適である。このような化合物とし
ては、ヒドロキシスチレン類にオレフィン類が付加した
構造を有する化合物が好適に用いられる。
【0035】上記ヒドロキシスチレン類としては、2−
ヒドロキシスチレン、3−ヒドロキシスチレン、4−ヒ
ドロキシスチレン等が好適であり、1種又は2種以上を
用いることができる。また、これらは、アルキル基、ヒ
ドロキシル基、カルボキシル基、ハロゲン原子等で置換
されたものであってもよい。これらの中でも、4−ヒド
ロキシスチレンを用いることが好ましい。
【0036】上記オレフィン類としては、エチレン、プ
ロピレン、1−ブテン、イソブチレン、ブタジエン等の
炭素数4〜20の鎖状オレフィン類;シクロペンテン、
シクロヘキセン、シクロペンタジエン等のシクロオレフ
ィン類;ノルボルニレン、ビシクロ[2.2.1]ヘプ
タ−2−エン、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2,5
−ジエン、5−ノルボルネン−2−メタノール、ビシク
ロ[2.2.2]オクト−2−エン、ビシクロ[2.
2.2]オクト−2,5−ジエン、ビシクロノナジエ
ン、ジシクロペンタジエン、メチルシクロペンタジエン
ダイマー、ビシクロペンタジエンアセテート、アダマン
タン、2−メチレンアダマンタン等の多環式シクロオレ
フィン類;カンフェン、ターピネオール、ターピネン−
4−オール、α−ターピネン、γ−ターピネン等のオレ
フィンテルペン類;アリルアルコール、クロチルアルコ
ール、アリルカルビノール等のオレフィンアルコール
類;アクロレイン、メタクロレイン、クロトンアルデヒ
ド等のオレフィンアルデヒド類;アクリル酸、メタクリ
ル酸、マレイン酸、コハク酸等のオレフィンカルボン
酸;アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、クロ
トン酸エステル、α−ヒドロキシメチルアクリル酸エス
テル等のオレフィンカルボン酸エステル類;メチルビニ
ルケトン、エチリデンアセトン、メシチルオキシド等の
オレフィンケトン類;メチルビニルエーテル、エチルビ
ニルエーテル、ブチルビニルエーテル等のビニルエーテ
ル類;スチレン、α−メチルスチレン、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル等が好適である。これらは単独
で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。また、こ
れらは、アルキル基、ヒドロキシル基、カルボキシル
基、ハロゲン原子等で置換されたものであってもよい。
このようなオレフィン類の好ましい形態としては、イソ
ブチレンを含むようにすることである。この場合、主成
分として含むようにすることが好ましい。
【0037】特に繰り返し単位(A)を形成する単量体
としては、一部又は全部脱離して繰り返し単位(B)に
変換することが容易である、4−t−ブトキシスチレ
ン、3−t−ブトキシスチレン、2−t−ブトキシスチ
レンが好ましく、4−t−ブトキシスチレンがより好ま
しい。
【0038】上記繰り返し単位(C)を形成する単量体
としては、下記一般式(4);
【0039】
【化6】
【0040】(式中、R4は、上記と同じ。)で表され
る化合物等が好適である。このような化合物としては、
メチル2−(ヒドロキシメチル)アクリレート、エチル
2−(ヒドロキシメチル)アクリレート、t−ブチル2
−(ヒドロキシメチル)アクリレート、イソプロピル2
−(ヒドロキシメチル)アクリレート、n−プロピル2
−(ヒドロキシメチル)アクリレート、n−ブチル2−
(ヒドロキシメチル)アクリレート、1−メチルシクロ
ヘキシル2−(ヒドロキシメチル)アクリレート、1−
エチルシクロヘキシル2−(ヒドロキシメチル)アクリ
レート、1−メチルシクロペンチル2−(ヒドロキシメ
チル)アクリレート、1−エチルシクロペンチル2−
(ヒドロキシメチル)アクリレート、1−メチルアダマ
ンチル2−(ヒドロキシメチル)アクリレート、1−エ
チルアダマンチル2−(ヒドロキシメチル)アクリレー
ト等が好適であるが、特にR4がプロトンによる脱離性
基であるものが好ましく、酸素原子に結合している炭素
原子が3級炭素原子であるとより好ましく、t−ブチル
2−(ヒドロキシメチル)アクリレートが更に好まし
い。
【0041】上記繰り返し単位(D)を形成する単量体
としては、下記一般式(5);
【0042】
【化7】
【0043】(式中、R5は、上記と同じ。)で表され
る化合物、すなわちスチレン、α−メチルスチレン、ビ
ニルトルエン、エチルビニルベンゼン等が用いられる。
【0044】上記共重合体の製造方法においては、
(1)の形態や(2)の形態の共重合体を製造する場合
には、繰り返し単位(A)を形成する単量体及び繰り返
し単位(C)を形成する単量体を必須として含む単量体
成分におけるこれらの必須の単量体の使用量を、cが5
〜50モル%、a+bが50〜95モル%の範囲内とな
るように設定することが好ましく、(3)の形態や
(4)の形態の共重合体を製造する場合には、繰り返し
単位(A)を形成する単量体、繰り返し単位(C)を形
成する単量体及び繰り返し単位(D)を形成する単量体
を必須として含む単量体成分におけるこれらの必須の単
量体の使用量を、cが5〜45モル%、a+bが50〜
90モル%、dが5〜30モル%の範囲内となるように
設定することが好ましい。
【0045】本発明のプロトンによる脱離性基を有する
共重合体においては、本発明の作用効果を奏することに
なる限り、必須の繰り返し単位を形成する単量体以外の
単量体を1種又は2種以上用いてもよい。このような単
量体としては、アクリル酸、メチルアクリレート、エチ
ルアクリレート、t−ブチルアクリレート等のアクリル
酸とそのエステル類;メタクリル酸、メチルメタクリレ
ート、エチルメタクリレート、t−ブチルメタクリレー
ト等のメタクリル酸とそのエステル類;アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル等のニトリル基含有モノマー;
アクリルアミド、メタクリルアミド等のアミド基含有モ
ノマー;エチレン、プロピレン等のオレフィン類;フマ
ル酸;フマル酸エステル類;無水マレイン酸;無水マレ
イン酸類等が好適である。
【0046】本発明の共重合体を製造する工程における
共重合方法としては、重合開始剤を用いる重合方法;イ
オン化放射線、電子線等の放射線や紫外線を照射する重
合方法;加熱による重合方法等の従来公知の種々の方法
を用いることができる。また、塊状重合、溶液重合、懸
濁重合、乳化重合等のいずれの重合方法でもよいが、特
に重合開始剤を用いる溶液重合が好ましい。
【0047】上記共重合方法において、重合開始剤とし
ては、ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパー
オキサイド等の過酸化物;2,2′−アゾビスイソブチ
ロニトリル、ジメチル2,2′−アゾビス(2−メチル
プロピオネート)、2,2′−アゾビス(2,4−ジメ
チルバレロニトリル)等のアゾ化合物等が好適であり、
1種又は2種以上を用いることができる。中でも、シア
ノ基を有さない重合開始剤であるジメチル2,2′−ア
ゾビス(2−メチルプロピオネート)を使用することが
好ましい。また、共重合の条件としては、窒素ガス等の
不活性ガス雰囲気下で行うことが好ましい。
【0048】上記製造方法においては、繰り返し単位
(A)が有するR2で表される基を一部又は全部脱離さ
せて水素原子と交換することにより繰り返し単位(B)
を形成する工程を行うことになるが、このような工程で
は、例えば、繰り返し単位(A)及び繰り返し単位
(C)を必須として有する共重合体を溶剤に溶解させ、
酸触媒を用いて繰り返し単位(A)が有するR2で表さ
れる基を一部又は全部脱離する方法等が好適に適用され
る。この際に、生成する共重合体における繰り返し単位
(B)のモル分率が上述した範囲内となるように、反応
条件等を適宜設定することが好ましい。この場合に用い
られる酸触媒としては、上述したものと同様のもの等が
好適である。また、反応速度を抑制しやすい速度にする
ために、温度を30〜70℃で行うことが好ましい。よ
り好ましくは、40〜60℃で行う。更に好ましくは、
酸触媒としてトリフルオロメタンスルホン酸を用いる。
【0049】本発明の共重合体や本発明における製造方
法により製造される共重合体中に、上述したような必須
の構造が存在することを確認する手段としては、例え
ば、1H−NMR、13C−NMR等が好適に適用され
る。
【0050】本発明のプロトンによる脱離性基を有する
共重合体は、遊離プロトンが共存すると遊離プロトンに
よる作用を受け、作用前と比してアルカリ水溶液等への
溶解性が著しく高まる性質を持ち、かつ、基板への密着
性が良好であり、現像性、耐薬品性、耐エッチング性に
優れるため、フォトリソグラフィー用材料や酸触媒の作
用により発生するオレフィンの体積膨張を利用した低収
縮化材料等の化学工業における様々な用途に好適に適用
することができる共重合体として有用である。
【0051】
【実施例】以下に実施例を揚げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるも
のではない。なお、特に断りのない限り、「部」は「重
量部」を、「%」は「質量%」を意味するものとする。
【0052】実施例1(共重合体A)重合反応 攪拌装置、窒素導入管、温度計、冷却管を備えた200
0mlのフラスコに酢酸エチル553部を仕込み、窒素
置換しながら80℃まで昇温した。ここに、予め用意し
ておいたp−t−ブトキシスチレン(PBS)699
g、t−ブチル2−(ヒドロキシメチル)アクリレート
(t−BHMA)111gからなる単量体混合物の15
質量%をフラスコに投入した。続いて、ジメチル2,
2′−アゾビス(2−メチルプロピオネート)(和光純
薬工業社製、商品名「V−601」)116g、酢酸エ
チル194gからなる開始剤溶液の15質量%をフラス
コに投入して重合を開始した。重合開始10分後、単量
体混合物及び開始剤溶液の滴下を開始し、単量体混合物
は5時間50分かけて、開始剤溶液は6時間20分かけ
て、それぞれ滴下を終了した。その後90分間熟成を行
った。重合中は内部温度を80±1℃に保った。このよ
うにして得られた共重合体を東ソー社製、HLC−81
20GPCを用いて分子量の測定を行った結果、重量平
均分子量5700、分子量分布(Mw/Mn)1.68
であった。残存モノマーの測定から、PBSの重合率は
90モル%、t−BHMAの重合率は95モル%であっ
た。よって、得られた共重合体の構造はPBS単位84
モル%、t−BHMA単位16モル%と算出された。
【0053】選択的脱離反応 重合反応で得られた共重合体をメタノールで沈殿精製し
た後、この共重合体100部をジオキサン200部、ア
セトン150部の混合溶剤に溶解し、重合反応と同様の
反応器を用いて45℃まで昇温した。そこに、酸触媒と
してトリフルオロメタンスルホン酸0.04部を加えて
選択的脱離反応を開始した。酸触媒添加10分後、冷却
管を通過したイソブテンが確認された。反応中、反応液
をサンプリングして30倍以上のイオン交換水中に投入
して沈殿させ、ポリマーをブフナー漏斗でろ別し、イオ
ン交換水でよくすすいだ。取り出したポリマーを真空乾
燥機で乾燥させた後に、重ジメチルスルホキシドに溶解
させNMR測定し、芳香族プロトンとt−ブチル基のプ
ロトンの比から、脱離反応の進行度をモニターした。P
BS単位30モル%、p−ヒドロキシスチレン(PH
S)単位54モル%、t−BHMA単位16モル%から
なる構造まで脱離が進行した時に、氷水で急冷して反応
を停止し、その後反応溶液を4500部のイオン交換水
に投入して、沈殿精製を行った。沈殿を濾過、乾燥させ
て、粉末状の共重合体(A)を得た。GPCによる分子
量測定結果は、重量平均分子量4900、分子量分布
(Mw/Mn)1.59であった。また、酸価の測定及
びNMRチャートから、この反応条件では、t−BHM
A単位のt−ブチル基は脱離していなかった。
【0054】物性確認 得られた共重合体のフォトリソグラフィー物性を確認す
るため、ジオキサン50gに共重合体(A)20gを溶
解し、トリフルオロメタンスルホン酸0.2部を添加し
て、100℃で1時間反応させた。反応前後の共重合体
(A)をスピンコートで乾燥膜厚が1μmの厚みになる
ように、テトラメチルジシラザンで疎水化処理したシリ
コン基板にコートし、23℃にてテトラメチルアンモニ
ウムヒドロキサイドの4.5%水溶液に浸漬した際の溶
解膜厚を日本真空技術社製、DEKTAK II A
表面あらさ測定システムにて測定することにより、アル
カリ水溶解速度(m/秒)を測定した。膜厚の測定は膜
の一部をシリコン基板に達するまで削り、段差の高さを
測定した。溶解速度は、浸漬前の膜厚から浸漬後の膜厚
を減じ、浸漬時間で除算することによって求めた。12
0秒以内に膜がすべて溶解するならば、浸漬前の膜厚を
溶解に要した時間で除算して求めた。
【0055】共重合体(A)は、反応前の溶解速度が3
00×10-10m/秒であり、反応後の溶解速度が30
00×10-10m/秒以上と大きな溶解速度差となり、
酸触媒反応前後でのアルカリ水溶解速度が大きく変化す
るうえ、テトラメチルアンモニウムヒドロキサイド水溶
液に浸漬した際に膜のはがれやクラックが生じず、シリ
コン基板に対する密着性も良好であり、フォトリソグラ
フィー用の重合体として好ましいことが分かった。結果
を表1に示す。
【0056】実施例2(共重合体B) 選択的脱離反応を、PBS単位33モル%、PHS単位
51モル%、t−BHMA単位16モル%になった時点
で反応を停止したこと以外は、実施例1と同様の操作を
行い共重合体(B)を得て、物性確認を行った。結果を
表1に示す。
【0057】実施例3(共重合体C) 単量体混合物として、PBS614g、t−BHMA1
18g、スチレン78gからなるものを用い、選択的脱
離反応を、PBS単位21モル%、PHS単位49モル
%、スチレン単位15モル%、t−BHMA単位15モ
ル%になった時点で反応を停止したこと以外は、実施例
1と同様の操作を行い共重合体(C)を得て、物性確認
を行った。結果を表1に示す。
【0058】実施例4(共重合体D) 選択的脱離反応を、PBS単位26モル%、PHS単位
44モル%、スチレン単位15モル%、t−BHMA単
位15モル%になった時点で反応を停止したこと以外
は、実施例3と同様の操作を行い共重合体(D)を得
て、物性確認を行った。結果を表1に示す。
【0059】実施例5(共重合体E) 選択的脱離反応を、PBS単位18モル%、PHS単位
52モル%、スチレン単位15モル%、t−BHMA単
位15モル%になった時点で反応を停止したこと以外
は、実施例3と同様の操作を行い共重合体(E)を得
て、物性確認を行った。結果を表1に示す。
【0060】実施例6(共重合体F) 単量体混合物として、PBS583g、t−BHMA1
21g、スチレン106gからなるものを用い、選択的
脱離反応を、PBS単位17モル%、PHS単位48モ
ル%、スチレン単位20モル%、t−BHMA単位15
モル%になった時点で反応を停止したこと以外は、実施
例1と同様の操作を行い共重合体(F)を得て、物性確
認を行った。結果を表1に示す。
【0061】比較例1(共重合体G) 選択的脱離反応を、PBS単位9モル%、PHS単位5
6モル%、スチレン単位20モル%、t−BHMA単位
15モル%になった時点で反応を停止したこと以外は、
実施例6と同様の操作を行い共重合体(G)を得て、物
性確認を行った。結果を表1に示す。
【0062】
【表1】
【0063】表1について、以下に説明する。重合モノ
マー組成において、PBSとは、p−t−ブトキシスチ
レンであり、t−BHMAとは、t−ブチル2−(ヒド
ロキシメチル)アクリレートである。重合体の構造単位
において、(A)は、PBSにより形成される構造単位
であり、(B)は、PBSにおける選択的脱離反応によ
り形成される構造単位であり、(C)は、t−BHMA
により形成される構造単位であり、(D)は、スチレン
により形成される構造単位である。
【0064】
【発明の効果】本発明のプロトンによる脱離性基を有す
る共重合体は、上述のような構成よりなるので、遊離プ
ロトンによる処理前後のアルカリ水溶液への溶解性の変
化等の特性、基板密着性、現像性、耐薬品性及び耐エッ
チング性が高いレベルで発揮され、様々な用途に好適に
適用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鴻巣 修 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内 (72)発明者 後藤 伸一 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内 (72)発明者 荒川 元博 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内 (72)発明者 宇賀村 忠慶 大阪府吹田市西御旅町5番8号 株式会社 日本触媒内 Fターム(参考) 2H025 AA04 AA06 AA07 AA08 AA09 AA14 AB16 AB20 AC01 AC03 AD03 BE00 BG00 4J100 AB07P AB07Q AL29R BA03Q BA04P BA76P BC02P BC03P BC03R BC04P BC04R BC07P BC09R BC43P BC43Q BC52P BC53P CA05 CA31 DA39 HA08 JA38

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個の炭素原子を介して主鎖に結合して
    いるヒドロキシル基と、芳香族環とを有し、かつプロト
    ンによる脱離性基を有する共重合体であって、該プロト
    ンによる脱離性基を有する共重合体は、プロトンによる
    脱離性基が脱離する前のアルカリ溶解速度が20×10
    -10〜1500×10-10m/秒であることを特徴とする
    プロトンによる脱離性基を有する共重合体。
  2. 【請求項2】 前記プロトンによる脱離性基を有する共
    重合体は、下記一般式(1); 【化1】 〔式中、R及びR3は、同一若しくは異なって、水素
    原子又はメチル基を表す。R2は、プロトンによる脱離
    性基を表す。R4は、置換又は無置換アルキル基を表
    す。a、b及びcは、それぞれ共重合体中の繰り返し単
    位(A)、(B)及び(C)のモル分率を表す。〕で表
    される繰り返し単位のうち、繰り返し単位(B)及び繰
    り返し単位(C)を必須とし、更に繰り返し単位(A)
    を有していてもよい構造をもつものであることを特徴と
    する請求項1記載のプロトンによる脱離性基を有する共
    重合体。
  3. 【請求項3】 前記繰り返し単位のモル分率におけるc
    は、5〜50モル%であり、a+bは、50〜95モル
    %であることを特徴とする請求項2記載のプロトンによ
    る脱離性基を有する共重合体。
  4. 【請求項4】 前記繰り返し単位のモル分率におけるa
    及びbは、0.2≦b/(a+b)≦0.95を満たす
    ことを特徴とする請求項2又は3記載のプロトンによる
    脱離性基を有する共重合体。
  5. 【請求項5】 前記R4は、プロトンによる脱離性基で
    あることを特徴とする請求項2、3又は4記載のプロト
    ンによる脱離性基を有する共重合体。
  6. 【請求項6】 更に、下記一般式(2); 【化2】 〔式中、R5は、水素原子又はメチル基を表す。R6は、
    プロトンによって脱離が生じない置換基を表す。nは、
    0〜5の整数を表す。dは、共重合体中の繰り返し単位
    (D)のモル分率を表す。〕で表される繰り返し単位
    (D)を必須とすることを特徴とする請求項2、3、4
    又は5記載のプロトンによる脱離性基を有する共重合
    体。
  7. 【請求項7】 前記繰り返し単位のモル分率におけるc
    は、5〜45モル%であり、a+bは、50〜90モル
    %であり、dは、5〜30モル%であることを特徴とす
    る請求項6記載のプロトンによる脱離性基を有する共重
    合体。
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