JP2003319978A - 汚物収納容器 - Google Patents

汚物収納容器

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JP2003319978A
JP2003319978A JP2002131219A JP2002131219A JP2003319978A JP 2003319978 A JP2003319978 A JP 2003319978A JP 2002131219 A JP2002131219 A JP 2002131219A JP 2002131219 A JP2002131219 A JP 2002131219A JP 2003319978 A JP2003319978 A JP 2003319978A
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JP
Japan
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adsorbent
filth
container
odor
waste container
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JP2002131219A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Nishida
博史 西田
Yoshifumi Moriya
好文 守屋
Koichi Nakano
幸一 中野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で確実に悪臭の拡散を防止し、部
品の取り替え頻度の少ない汚物収納容器を提供するこ
と。 【解決手段】 表面に、マンガン、銅、コバルトの複合
酸化物と疎水性の合成ゼオライトを担持した吸着体6
は、汚物2から発生する硫化水素、メチルメルカプタ
ン、アンモニアなどの悪臭物質を吸着する。人体センサ
8により人が近づくと、ファン4が作動し、悪臭物質の
吸着を促進するので、容器蓋3が開けられたとしても内
部の臭いは低減されていることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は使用済みのおむつ等
を処分するまで一時保管するための汚物収納容器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般家庭、病院、老人養護施設、保育所
などでは、乳児、病人、老人などのために紙おむつや布
おむつが大量に使用されている。紙おむつは廃棄あるい
は焼却処分するまで、布おむつは洗濯をおこなうまで、
どちらも一時的に蓋付き容器などに保管しておくのが一
般的である。つまり1〜3、4日程度はおむつを保管容
器に貯めておくことになり、新たにおむつを投入した
り、全部取り出すために蓋を開けると、悪臭が漂い、非
常に不快であった。
【0003】このような悪臭を防ぐ技術としては、芳香
剤や消臭剤などの薬剤散布が一般的である。しかし薬剤
の効果は一過性であり、その都度散布するなどしなくて
はならない。また、芳香剤はそれ自体の臭いが特有なも
のであり、誰にとっても好ましいものではない。
【0004】あるいは活性炭を用いて臭気を吸着させる
技術もある。しかし活性炭は臭気を十分に吸着できる容
量が少なく、何度も取り替えなければならない欠点があ
る。
【0005】また、特開2000−211616公報や
特開2000−247401公報のように、包装材で汚
物を密閉させて悪臭の拡散を防ぐものもあるが、複雑な
機構を有するものなので簡便で安価な手段であるとは言
い難い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
に悪臭防止手段として不完全なものである、あるいは簡
単な構造でないといった課題に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、簡単な構成で確実に悪臭
を防ぎ、何度も部品を取り替えなければならないといっ
た手間を省いた汚物収納容器を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明は、内部に臭気を吸着する吸着体を有し、吸着
体はマンガン、コバルト、銅、ニッケル、亜鉛のうち少
なくとも一種類を含む金属酸化物を担持した多孔質の吸
着体であるような汚物収納容器としたものである。
【0008】こうすることによって、これら金属酸化物
の吸着作用により糞便の代表臭気である硫化水素を化学
吸着し、またその触媒作用により、同じく代表臭気であ
るメチルメルカプタンを比較的臭いの少ない二硫化ジメ
チルに転化させることができるものである。また、これ
ら金属の複合酸化物による吸着は、活性炭に比べより多
くの臭気を吸着させることができるので、その寿命は長
く、この吸着体を頻繁に取り替える必要は無いのであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、使用済
みのおむつ等の汚物を処分するまでの一時保管用汚物収
納容器であって、内部に臭気を吸着する吸着体を有し、
吸着体はマンガン、コバルト、銅、ニッケル、亜鉛のう
ち少なくとも一種類を含む金属酸化物を担持した多孔質
の吸着体であるような汚物収納容器としたものである。
【0010】糞便から発生する臭気のうち、最も代表的
なものは硫化水素とメチルメルカプタンである。これら
は硫黄を核とした分子であり、この硫黄は金属酸化物、
とくにマンガン、コバルト、銅、ニッケル、亜鉛などに
吸着されやすい。容器内にこれらの金属酸化物を担持し
た吸着体を有することによって、硫化水素が特異的に吸
着されるので硫化水素の臭いは低減していく。また、メ
チルメルカプタンも吸着されるが、金属酸化物の触媒作
用により二硫化ジメチルへと転化する。この二硫化ジメ
チルはメチルメルカプタンよりも臭気閾値が高い(すな
わち、感じられる臭いが弱い)ので、容器内の悪臭は低
減されることになる。
【0011】また、これら金属の複合酸化物による吸着
は、活性炭に比べより多くの臭気を吸着させることがで
きるので、その寿命は長く、この吸着体を頻繁に取り替
える必要は無いのである。
【0012】請求項2に記載の発明は、吸着体にはゼオ
ライト、シリカ、アルミナのうち少なくとも一種類を含
む吸着材を加えて担持した、請求項1記載の汚物収納容
器としたものである。
【0013】尿から発生する臭気のうち、代表的なもの
はアンモニアである。アンモニアはゼオライト、シリ
カ、アルミナなどに吸着されやすい。また、前述のよう
にメチルメルカプタンから転化してできた二硫化ジメチ
ルもこれらの物質に吸着されやすい性質を持つ。本発明
のようにすれば、糞尿を主とする汚物の臭気全般を効率
的に吸着させることができ、容器内の悪臭を防止するこ
とができるのである。
【0014】請求項3に記載の発明は、吸着体はハニカ
ム状形態である請求項1に記載の汚物収納容器としたも
のである。こうすることによって、小さいスペースで大
きな表面積をもつことができ、高効率な脱臭を実現でき
るものである。
【0015】請求項4に記載の発明は、吸着材の担持量
はハニカム体1立方センチメートルあたり0.05g以
上0.2g以下の範囲である請求項3に記載の汚物収納
容器としたものである。吸着材の担持量をこのような範
囲とすることにより、臭気の吸着容量を確保し、また目
詰まりのない良好な吸着体をもつことができる。
【0016】請求項5に記載の発明は、吸着体略近傍に
は送風手段を備えてなる請求項1に記載の汚物収納容器
としたものである。こうすることによって、臭気が吸着
材と接触しやすくなり、容器内の悪臭の低減効率は増大
する。
【0017】請求項6に記載の発明は、人が近づいたこ
とを検知する人体検知センサを備えた請求項5記載の汚
物収納容器としたものである。こうすることによって、
近づいた人が汚物収納容器の蓋を開ける前に、送風手段
の作動をおこない、容器内の悪臭を一時的に低減させ、
開けたときの不快感が少ないのである。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照しな
がら説明する。
【0019】(実施例1)図1において1汚物収納容器
本体であり、中に汚物2(例えば使用済みオムツなど)
を収納し、開口したその上面部をは容器蓋3によって密
閉される構造となっている。容器蓋3の内部側には中央
に送風手段であるファン4があり、容器蓋3の外側に設
けられたモータ5の駆動によって回転し、内壁に貼られ
た吸着体6に風をあてる。吸着体6は多孔質のハニカム
体であり、表面にマンガン、銅、コバルトの複合酸化物
(ダイピロキサイド#7810 大日精化)と疎水性の
合成ゼオライト(アブセンツ3000 ユニオン昭和)
を1体1の割合で、コロイダルシリカ(スノーテックス
OUP 日産化学)2%をバインダーとして、0.10
g/ccの密度で担持させたものである。7は制御部で
あり、電池と制御回路が内蔵され、モータ5の駆動を制
御している。8は人体センサーであり、光感応型で前方
に人が近づくなりするとそれを検知し、制御部7へ信号
を送る。
【0020】次に具体的な使用例に基づいてこれらの動
作について詳しく説明する。
【0021】使用者は容器蓋3を開けて使用済みオムツ
など(汚物2)を汚物収容容器本体1に投入し容器蓋3
を閉じる。この汚物2は内部に便や尿があるので徐々に
その悪臭を放ち始める。
【0022】この悪臭の成分は主に、硫化水素、メチル
メルカプタン、アンモニアである。これら悪臭成分は拡
散とともに容器内に充満し、吸着体6に達する。
【0023】この吸着体6表面は表面にマンガン、銅、
コバルトの複合酸化物が担持されており、この表面で悪
臭成分の中の硫化水素が化学吸着され除去される。ま
た、メチルメルカプタンは二硫化ジメチルに転化され
る。
【0024】また、これら金属の複合酸化物による吸着
は、活性炭に比べ吸着できる悪臭物質の量が多いので、
この吸着体6を頻繁に取り替える必要もない。
【0025】この吸着体6表面には疎水性ゼオライトが
担持されており、ここで多くの臭気物質が吸着されるの
である。転化された二硫化ジメチルおよびアンモニアは
物理吸着され除去される。このような複合作用によって
悪臭原因の主な三物質が除去されるので、容器内部の臭
いレベルはかなり低減されるものとなるのである。
【0026】またファン4による送風により、悪臭物質
は積極的に吸着材6に接触されることになるので、脱臭
効率はさらに増す。この送風手段が無ければ、悪臭物質
の拡散によってでしか吸着材へ接触できないからであ
る。
【0027】しかし、ファン4を常時回転させておく
と、電力の消費が大きくなるので、大きな電池を搭載す
るか、AC電源に接続する必要が発生する。そうしない
ためにも、本発明のような人体センサ8を設けることは
有効な手段である。この人体センサ8は人が近づくと反
応し、その信号を制御部7へ送る。制御部7ではその信
号を受けると、モータ5に電力を供給し、ファン4が回
転するようになっている。このようにすることで、人が
近づいたときに、ファン4が回転するようにしていれ
ば、その人がもし容器蓋3を開けても、内部の臭気は直
前に脱臭された後なので臭いで不快になることもない。
また制御部7には時間計測手段もあり、例えば10分間
ファン4を作動させた後、50分間はファン4を停止さ
せておくといった制御もおこなえるのである。ファン4
を常時作動させずに間欠的に脱臭しておいて、容器内部
の臭気レベルを低く保っておき、人が近づいたときにも
一時的にファン4を作動させ、容器蓋3を開けられたと
しても直前に脱臭しているので、臭いの不快感は無いの
である。しかも、ファン4自体は常時作動しているわけ
ではないので、小さい電池を搭載しておくだけでも十分
なのである。
【0028】
【発明の効果】以上より、本発明は、金属酸化物やゼオ
ライトなどが硫化水素やメチルメルカプタンやアンモニ
アなどを効率よく除去するので、容器内の悪臭は低減さ
れることになる。また本発明による吸着体は、悪臭物質
の吸着容量が活性炭に比べ大きいので、その活性が長続
きし、吸着体を頻繁に取り替える必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の汚物収納容器の実施例を示す構成図
【符号の説明】
1 汚物収容容器本体 2 汚物 3 容器蓋 4 ファン 5 モータ 6 吸着体 7 制御部 8 人体センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // A61L 2/16 A61L 2/16 Z (72)発明者 中野 幸一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3E023 AA20 4C058 AA05 AA12 BB07 CC08 EE26 JJ03 JJ05 4C080 AA05 BB04 CC13 HH05 JJ03 KK08 LL10 MM02 NN03 NN04 NN06 4C341 LL14 LL18 4G066 AA15B AA18B AA20C AA22C AA26B AA27B AA61C BA07 CA02 CA24 CA25 CA29 DA03 FA37

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済みのおむつ等の汚物を処分するま
    での一時保管用汚物収納容器であって、内部に臭気を吸
    着する吸着体を有し、吸着体はマンガン、コバルト、
    銅、ニッケル、亜鉛のうち少なくとも一種類を含む金属
    酸化物を担持した多孔質の吸着体であるような汚物収納
    容器。
  2. 【請求項2】 吸着体にはゼオライト、シリカ、アルミ
    ナのうち少なくとも一種類を含む吸着材を加えて担持し
    た請求項1記載の汚物収納容器。
  3. 【請求項3】 吸着体はハニカム状形態である請求項1
    に記載の汚物収納容器。
  4. 【請求項4】 吸着材の担持量はハニカム体1立方セン
    チメートルあたり0.05g以上0.2g以下の範囲で
    ある請求項3に記載の汚物収納容器。
  5. 【請求項5】 吸着体略近傍には送風手段を備えてなる
    請求項1記載の汚物収納容器。
  6. 【請求項6】 人が近づいたことを検知する人体検知セ
    ンサを備えた請求項5記載の汚物収納容器。
JP2002131219A 2002-05-07 2002-05-07 汚物収納容器 Pending JP2003319978A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105217197A (zh) * 2015-11-03 2016-01-06 刘彩凤 一种可吸附臭味的垃圾桶

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