JP2002000710A - 消臭装置 - Google Patents

消臭装置

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JP2002000710A
JP2002000710A JP2000191969A JP2000191969A JP2002000710A JP 2002000710 A JP2002000710 A JP 2002000710A JP 2000191969 A JP2000191969 A JP 2000191969A JP 2000191969 A JP2000191969 A JP 2000191969A JP 2002000710 A JP2002000710 A JP 2002000710A
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soluble
odor
component removing
hydrophobic
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JP2000191969A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Yamauchi
俊幸 山内
Shoji Fujikawa
章次 藤川
Yoshinori Masuko
佳典 益子
Yasuo Shiba
保夫 芝
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペット臭、生ゴミ臭などの局所的に発生する
悪臭をその発生源において消臭して、室内に拡散する前
に消臭を行うことができる、しかも水溶性の臭気成分と
疎水性の臭気成分とを共に除去して脱臭を行うことがで
きる消臭装置を提供する。 【解決手段】 水溶性の臭気成分を除去する除去材8が
保持された密閉性の水溶性成分除去部2と、疎水性の臭
気成分を除去する除去材9が保持された密閉性の疎水性
成分除去部3とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内に設置される
ペットの小屋、生ゴミ処理器、汚物収納器等の、悪臭の
発生源に組み込むなどして使用される消臭装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、室内で局所的に発生するペット
臭、生ゴミ臭等の悪臭は、換気で屋外に流出させたり、
室内に拡散した悪臭を空気清浄機で消臭処理を施すなど
して、消臭をおこなっていた。ここで空気清浄機にて消
臭を行う場合は、物理的吸着作用を用いた活性炭フィル
ター、活性炭、あるいはセラミックなどの固体に消臭に
有効な化学成分を添着した化学吸着材を用いた吸着処理
を行うことが一般的に行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、換気や空気清
浄機による消臭を行う場合でも、局所的に発生した悪臭
は一旦は室内に拡散し、その後に消臭されることとなる
ため、消臭されるまでの間は生活者は臭気を感じること
となり、生活上の不快感を軽減することはできなかっ
た。
【0004】また、ペット臭の臭気成分はトリメチルア
ミン、アンモニアなどの窒素系化合物、メチルメルカプ
タンなどのメルカプタン類、硫化水素などの硫黄系化合
物やアルデヒド類、有機酸類が主成分であり、一方、生
ゴミ臭は主にアンモニア、トリメチルアミン等の窒素系
化合物や硫化メチルなどの硫黄系化合物が主成分であ
る。この内、アンモニア、トリメチルアミンなどの窒素
系化合物ならびに有機酸類は水溶性の臭気成分である
が、メルカプタン類、硫化水素などの硫黄系化合物は比
較的水に解け難い疎水性の臭気成分である。このように
多種の臭気成分を含む空気の脱臭を行うためには、水溶
性の臭気成分と疎水性の臭気成分とを共に除去すること
ができる消臭装置が求められていた。
【0005】本発明は上記の点に鑑みて為されたもので
あり、ペット臭、生ゴミ臭などの局所的に発生する悪臭
をその発生源において消臭して、室内に拡散する前に消
臭を行うことができる、しかも水溶性の臭気成分と疎水
性の臭気成分とを共に除去して脱臭を行うことができる
消臭装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
消臭装置は、水溶性の臭気成分を除去する除去材8が保
持された密閉性の水溶性成分除去部2と、疎水性の臭気
成分を除去する除去材9が保持された密閉性の疎水性成
分除去部3とを具備して成ることを特徴とするものであ
る。
【0007】また請求項2の発明は、請求項1におい
て、水溶性成分除去部2と、疎水性成分除去部3とを一
体に形成して成ることを特徴とするものである。
【0008】また請求項3の発明は、請求項1におい
て、水溶性成分除去部2と、疎水性成分除去部3とを別
体に形成して成ることを特徴とするものである。
【0009】また請求項4の発明は、請求項1乃至3の
いずれかにおいて、水溶性の臭気成分の除去材8を液体
又は液体を含浸させた担持体にて構成することにより交
換可能に形成して成ることを特徴とするものである。
【0010】また請求項5の発明は、請求項4におい
て、水溶性の臭気成分の除去材8を構成する液体として
水、消臭液又は消臭水溶液を用い、水溶性の臭気成分の
除去材8を構成する担持体として親水性ゲル、フェルト
又はその他の親水性物質を用いて成ることを特徴とする
ものである。
【0011】また請求項6の発明は、請求項1乃至5の
いずれかにおいて、疎水性の臭気成分の除去材9とし
て、固形の消臭材を用いて成ることを特徴とするもので
ある。
【0012】また請求項7の発明は、請求項6におい
て、固形の消臭材として、ハニカム状活性炭、粒状活性
炭、繊維状活性炭、粒状セラミック消臭材、ハニカム状
セラミック消臭材、イオン交換樹脂、及び無機材料又は
有機材料に消臭成分を担持させた消臭材から選択された
ものを少なくとも一種使用して成ることを特徴とするも
のである。
【0013】また請求項8の発明は、請求項1乃至7の
いずれかにおいて、水溶性の臭気成分の除去材8として
水、消臭液又は消臭水溶液にて構成されたものを用い、
疎水性の臭気成分の除去材9として固体消臭材にて構成
されたものを用いて成ることを特徴とするものである。
【0014】また請求項9の発明は、請求項1乃至8に
おいて、水溶性の臭気成分の除去材8に、交換時期を示
すためのpH指示薬を混入して成ることを特徴とするも
のである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態を示し
て説明する。
【0016】まず図1,2に示す実施の形態について説
明する。
【0017】図中の1は、ペットの小屋、生ゴミ処理
器、汚物収納器等のように、動物の糞や生ゴミなどの臭
気発生源7が存在して悪臭の発生源となる各種の容器
(以下、「悪臭発生部1」という。)を示す。
【0018】水溶性成分除去部2は、二つの連通経路
4,5が接続されている以外は密閉されて形成された容
器にて構成されている。この水溶性成分除去部2内に
は、水溶性の臭気成分を除去する除去材8が保持されて
いる。
【0019】一方、疎水性成分除去部3は、一つの連通
経路5と一つの排気経路6とが接続されている以外は密
閉されて形成された容器にて構成されている。この疎水
性成分除去部3内には、疎水性の臭気成分を除去する除
去材9が保持されている。
【0020】上記の悪臭発生部1と水溶性成分除去部2
とは、連通経路4にて連通接続されており、このとき、
水溶性成分除去部2側では、連通経路4は水溶性成分除
去部2の下部に接続されている。
【0021】また水溶性成分除去部2と疎水性成分除去
部3とは、連通経路5にて連通接続されており、このと
き、水溶性成分除去部2側では、連通経路5は水溶性成
分除去部2の上部に接続されている。
【0022】また疎水性成分除去部3には排気経路6の
一端が接続されており、この排気経路6の他端は外気に
開放されている。
【0023】また、上記の悪臭発生部1、水溶性成分除
去部2、疎水性成分除去部3、連通経路4,5及び排気
経路6から構成される経路には、任意の位置に、真空ポ
ンプやファン等にて構成される排気手段が設けられる。
この排気手段は、上記の経路に、悪臭発生部1、連通経
路4、水溶性成分除去部2、連通経路5、疎水性成分除
去部3、排気経路6の順に流れる気流を発生させるもの
である。
【0024】上記のようにして構成される消臭装置を用
い、排気手段にて上記の経路に気流を発生させると、悪
臭発生部1内の悪臭の原因となる臭気成分を含む空気
は、まず連通経路4を通過して水溶性成分除去部2に導
入される。この水溶性成分除去部2内においは、水溶性
の臭気成分を除去する除去材8により、臭気成分のう
ち、アンモニア、トリメチルアミンなどの窒素系化合物
や、アルデヒド類、有機酸類等の、水溶性の臭気成分が
除去される。
【0025】次に、水溶性成分除去部2にて除去されな
かった疎水性の臭気成分を含む空気が、水溶性成分除去
部2から連通経路5を通過して疎水性成分除去部3に導
入される。この疎水性成分除去部3内においては、疎水
性の臭気成分を除去する除去材9により、臭気成分のう
ち、メチルメルカプタンなどのメルカプタン類、硫化水
素、硫化メチル等の硫黄系化合物等の、疎水性の臭気成
分が除去される。
【0026】そして、水溶性の臭気成分と疎水性の臭気
成分とが共に除去されて脱臭された空気が、疎水性成分
除去部3から排気経路6を通過して外気に排出されるも
のである。
【0027】ここで、水溶性の臭気成分と疎水性の臭気
成分のうちの一方が多量に含まれる臭気を脱臭する場合
は、二種の除去材8,9のうちの一方の吸収能力がより
低下しやすくなり、その結果二種の除去材8,9の交換
頻度に差が生じることとなるが、上記のように水溶成分
除去部2と疎水性成分除去部3とを別体に構成すると、
各除去部2,3における除去材8,9の交換を別個に行
うことが容易となるものである。
【0028】上記のように構成される消臭装置において
用いられる臭気成分の除去材8,9について説明する。
【0029】水溶性の臭気成分の除去材8としては、ア
ンモニア、トリメチルアミンなどの窒素系化合物や、ア
ルデヒド類、有機酸類等の、水溶性の臭気成分を吸収す
ることができるものであれば、いかなるものも用いるこ
とができる。
【0030】このような除去材8としては、液体又は液
体を含浸させた担持体にて構成されるものを用いること
ができ、この場合は除去材8を交換可能とすることがで
きる。すなわち、水溶性の臭気成分の吸収能力が低下し
た除去材8を水溶性成分除去部2内から取り出し、新し
い除去材8を水溶性成分除去部2内に保持させることに
より、除去材8を容易に交換可能とすることができるも
のであり、またこの交換の際には元々水溶性成分除去部
2に保持されていたものとは異なる除去材8を保持させ
ることもできる。
【0031】水溶性の臭気成分の除去材8を構成する液
体としては、水、消臭液又は消臭水溶液を用いることが
できる。消臭水溶液とは消臭液の水溶液を意味する。こ
こで消臭液としては、例えばグルタルアルデヒドやクエ
ン酸の溶液を用いることができ、例えばグルタルアルデ
ヒド及びクエン酸を主成分とする有効成分を10質量%
含む松下電工化研株式会社製の商品名「ピュリエール」
を用いることができる。また消臭水溶液を用いる場合
は、例えばこのような消臭液の、0.1質量%以上、1
00質量%未満の濃度の水溶液を用いることができる。
【0032】また、水溶性の臭気成分の除去材8を構成
する担持体としては、親水性ゲル、フェルト又はその他
の親水性物質を用いることができる。親水性ゲルとして
は、一般的に使用されている吸水性ポリマーを使用する
ことができる。
【0033】またその他の親水性物質としては、形状に
関しては多孔体状、繊維状、ハニカム状、粒状など、気
体が通過可能な形状であれば、どのような形状であって
も良い。またこの親水性物質の材質としては、活性炭、
シリカゲル、ゼオライト、ガラス、イオン交換樹脂、有
機物など、気体が通過可能な形状に形成した場合に水分
を保持するものであれば、どのような材質のものでも用
いることができる。ここで、イオン交換樹脂としては例
えば三菱化学株式会社製の商品名「ダイヤイオン」等を
用いることができる。
【0034】このように水溶性の臭気成分の除去材8を
構成する液体として水、消臭液又は消臭水溶液を用い、
水溶性の臭気成分の除去材8を構成する担持体として親
水性ゲル、フェルト又はその他の親水性物質を用いる
と、除去材8の交換時の取扱性が向上するものである。
【0035】上記のような水溶性の臭気成分の除去材8
には、交換時期を示すためのpH指示薬を混入すること
が好ましい。具体的には、pH指示薬としては、フェノ
ールフタレイン、チモールブルー、メチルオレンジ、チ
モールフタレインなどを用いることができ、このような
pH指示薬を、水溶性の臭気成分の除去材8を構成する
液体中に混入するものである。このようにすると、アン
モニア、トリメチルアミンなどのアルカリ性の窒素系化
合物を主として含む水溶性の臭気成分が除去材8に吸収
された場合、又は有機酸等の酸性の成分を主として含む
水溶性の臭気成分が除去材8に吸収された場合に、除去
材8のpH値が変動したときに、pH指示薬の変色によ
りこのpH値の変動を視認することができ、水溶性の臭
気成分の吸収量が多くなって吸収能力が低下した除去材
8の交換時期を容易に認識することができるインジケー
タ機能を付与することができるものであり、除去材8を
適切な時期に交換して水溶性の臭気成分の吸収能力を維
持することができるものである。
【0036】上記のようにして構成される水溶性の臭気
成分の除去材8は、水溶性成分除去部2内において、上
部の連通経路5の接続位置と下部の連通経路4の接続位
置との間に保持される。そして、連通経路4から水溶性
成分除去部2内に空気が導入されたら、この空気は水溶
性成分除去部2内を下方から上方へ向かうと共に除去材
8を通過し、このとき除去材8によって水溶性の臭気成
分が吸収されて除去される。
【0037】ここで、水溶性の臭気成分の除去材8を液
体のみで構成すると、連通経路4から水溶性成分除去部
2内に導入される空気は液体の除去材8内にバブリング
されることとなり、その結果除去材8と水溶性の臭気成
分との接触効率が向上して水溶性の臭気成分が効率よく
除去される。更に、図示のように水溶性成分除去部2内
の底部に連通経路4に接続されたスポンジ等の多孔質体
10を配設すると、連通経路4から水溶性成分除去部2
内に導入される空気は多孔質体10を通過することによ
り微細な気泡となって除去材8中にバブリングされ、そ
の結果除去材8と水溶性の臭気成分との接触効率が更に
向上し、水溶性の臭気成分が更に効率よく除去される。
【0038】一方、疎水性の臭気成分の除去材9として
は、メチルメルカプタンなどのメルカプタン類、硫化水
素、硫化メチル等の硫黄系化合物等の、疎水性の臭気成
分を吸収することができるものであれば、どのようなも
のでも使用することができる。
【0039】このような疎水性の臭気成分の除去材9
は、固形の消臭材を用いることが好ましく、例えば、ハ
ニカム状活性炭、粒状活性炭、繊維状活性炭、粒状セラ
ミック消臭材、ハニカム状セラミック消臭材、イオン交
換樹脂、あるいは無機材料又は有機材料に消臭成分を担
持させた消臭材を用いることができる。このような除去
材9は、一種のみを用いても良く、複数種のものを併用
しても良い。この場合、疎水性の臭気成分の除去材9の
吸収能力が低下した場合の、除去材9の交換時における
取扱性が向上するものである。
【0040】ここで、上記の粒状セラミック消臭材やハ
ニカム状セラミック消臭材のようなセラミック消臭材と
しては、コーディエライトにZnCl2を含浸させたも
のを用いることができる。またイオン交換樹脂として
は、「ダイヤイオン」等を用いることができる。
【0041】また無機材料又は有機材料に消臭成分を担
持させた消臭材においては、無機材料としてはゼオライ
ト等を用いることができる。また有機材料としてはポリ
スチレン多孔体等を用いることができる。また消臭成分
としては、例えばグルタルアルデヒドやクエン酸の溶液
を用いることができ、例えばグルタルアルデヒド及びク
エン酸を主成分とする有効成分を10質量%含む松下電
工化研株式会社製の商品名「ピュリエール」を用いるこ
とができる。
【0042】上記のようにして構成される疎水性の臭気
成分の除去材9は、疎水性成分除去部3内において、連
通経路5の接続位置と排気経路6の接続位置との間に保
持される。そして、連通経路5から疎水性成分除去部3
内に空気が導入されたら、この空気は疎水性成分除去部
3内において除去材9を通過し、このとき除去材9によ
って疎水性の臭気成分が吸収されて除去される。
【0043】疎水性の臭気成分の除去材9として、複数
種のものを併用する場合は、連通経路5の接続位置と排
気経路6の接続位置との間に複数の除去材9を直列的に
配置することが好ましく、この場合、疎水性成分除去部
3に導入された空気は複数の除去材9を順次通過するこ
ととなり、全ての除去材9を確実に通過させることがで
きる。このようにすると、性能が異なる複数の各除去材
9に空気を確実に通過させて、多くの種類の臭気成分を
確実に除去することができるものである。ここで、図1
は一種のみの疎水性の臭気成分の除去材9を使用した様
子を示し、一方、図2は二種の疎水性の臭気成分の除去
材9(9a,9b)を使用して、疎水性成分除去部3内
に直列に配置した様子を示すものである。
【0044】また上記のように水溶性の臭気成分の除去
材8として水、消臭液又は消臭水溶液にて構成されるも
のを用いると共に、疎水性の臭気成分の除去材9として
固体消臭材(固形の消臭材)にて構成されたものを用い
ると、性質の異なる臭気成分を同時に除去することがで
き、また水溶性の臭気成分を除去する除去材8と疎水性
の臭気成分の除去材9のうちの一方の除去材の吸収能力
が低下したときに除去材の交換を容易に行うことができ
るものである。
【0045】次に、図3に示す実施の形態について説明
する。
【0046】図示の例では、図1に示す場合と同様の悪
臭発生部1が設けられている。
【0047】また、水溶性成分除去部2と疎水性成分除
去部3とが一体に形成された一つの臭気成分除去部11
が設けられている。この臭気成分除去部11内には、図
1に示す場合と同様の水溶性の臭気成分の除去材8と、
疎水性の臭気成分の除去材9とが保持されている。
【0048】上記の悪臭発生部1と臭気成分除去部11
とは、連通経路4にて連通接続されており、このとき、
水溶性成分除去部2側では、連通経路4は水溶性成分除
去部2の下部に接続されている。
【0049】また臭気成分除去部11には排気経路6の
一端が接続されており、この排気経路6の他端は外気に
開放されている。
【0050】また、上記の悪臭発生部1、臭気成分除去
部11、連通経路4及び排気経路6から構成される経路
には、任意の位置に、真空ポンプやファン等にて構成さ
れる排気手段が設けられる。この排気手段は、上記の経
路に、悪臭発生部1、連通経路4、臭気成分除去部1
1、排気経路6の順に流れる気流を発生させるものであ
る。
【0051】ここで、臭気成分除去部11内には、下部
に水溶性の臭気成分の除去材8が保持されると共に、こ
の水溶性の臭気成分の除去材8の上方に、疎水性の臭気
成分の除去材9が保持される。
【0052】上記のようにして構成される消臭装置を用
い、排気手段にて上記の経路に気流を発生させると、悪
臭発生部1内の悪臭の原因となる臭気成分を含む空気
は、まず連通経路4を通過して臭気成分除去部11に導
入される。
【0053】臭気成分除去部11に導入された空気はま
ず水溶性の臭気成分を除去する除去材8を通過し、この
とき臭気成分のうち、アンモニア、トリメチルアミンな
どの窒素系化合物や、アルデヒド類、有機酸類等の、水
溶性の臭気成分が除去される。
【0054】次に水溶性の臭気成分の除去材8にて除去
されなかった疎水性の臭気成分を含む空気が、疎水性の
臭気成分を除去する除去材9を通過し、このとき臭気成
分のうち、メチルメルカプタンなどのメルカプタン類、
硫化水素、硫化メチル等の硫黄系化合物等の、疎水性の
臭気成分が除去される。
【0055】そして、水溶性の臭気成分と疎水性の臭気
成分とが共に除去されて脱臭された空気が、臭気成分除
去部11から排気経路6を通過して外気に排出されるも
のである。
【0056】ここで、水溶性の臭気成分の除去材8を液
体のみで構成すると、連通経路4から臭気成分除去部1
1内に導入される空気は液体の除去材8内にバブリング
されることとなり、その結果除去材8と水溶性の臭気成
分との接触効率が向上して水溶性の臭気成分が効率よく
除去される。更に、図示のように臭気成分除去部11内
の底部に連通経路4に接続されたスポンジ等の多孔質体
10を配設すると、連通経路4から臭気成分除去部11
内に導入される空気は多孔質体10を通過することによ
り微細な気泡となって除去材8中にバブリングされ、そ
の結果除去材8と水溶性の臭気成分との接触効率が更に
向上し、水溶性の臭気成分が更に効率よく除去される。
【0057】また、疎水性の臭気成分の除去材9とし
て、複数の除去材9を併用する場合は、連通経路4の接
続位置と排気経路6の接続位置との間における、水溶性
の臭気成分の除去材8の上方に、複数の疎水性の臭気成
分の除去材9を直列的に配置することが好ましく、この
場合、疎水性成分除去部3に導入された空気は複数の除
去材9を順次通過することとなり、全ての除去材9を確
実に通過させることができる。このようにすると、性能
が異なる複数の各除去材9に空気を確実に通過させて、
多くの種類の臭気成分を確実に除去することができるも
のである。
【0058】このようにして水溶性成分除去部2と疎水
性成分除去部3とを一体に形成すると、水溶性成分除去
部2と疎水性成分除去部3とが一体化した臭気成分除去
部11をコンパクトに形成することができ、消臭装置の
小型化を図ることができるものである。
【0059】
【実施例】(実施例1)図1に示す構成を有する消臭装
置にて実験を行った。
【0060】ここで、悪臭発生部1としては20リット
ルの容量を有する容器を用い、この悪臭発生部1内に、
臭気発生源7として、30cm3のネコの糞を入れた。
【0061】また水溶性の臭気成分の除去材8として
は、松下電工化研株式会社製「ピュリエール」を10質
量%含む消臭水溶液をpH4に調製し、更にこの消臭水
溶液180mlにフェノールフタレイン指示薬を混入し
て構成される除去材8を用いた。
【0062】また疎水性の臭気成分の除去材9として
は、6.45cm2(1in2)あたり400個のセル
(空孔)を有するハニカム状のコーディエライトにZn
Cl2を含浸させたセラミックハニカム消臭材270c
3を用いた。
【0063】そして、この消臭装置の経路全体を20リ
ットル/分の風量で吸引した。
【0064】(比較例1)水溶性成分除去部2を設けな
かった以外は実施例1と同様に行った。
【0065】(比較例2)疎水性成分除去部3を設けな
かった以外は実施例1と同様に行った。
【0066】(評価)上記の実施例1及び比較例1,2
において、試験開始後、一定時間経過ごとに排気経路6
から排出された空気をテドラーバック(悪臭ガスのサン
プリング用の袋)内に採取し、嗅覚の正常な10人の被
験者にこのテドラーバック内の空気を嗅がせる官能試験
を行い、次に示す6段階臭気強度表示法に基づいて悪臭
の度合いを被験者に評価させ、評価結果の平均値を導出
した。 0:感じない 1:かすかに感じる 2:やや強く感じる 3:強く感じる 4:非常に強く感じる 5:極端に感じる この評価結果を図4に示す。
【0067】図4から明らかなように、実施例1では1
(かすかに感じる)以下を維持し、比較例に比べ消臭性
能が優れていることが判明した。
【0068】なお、実施例1では、水溶性の臭気成分の
除去材8の色調は16時間経過後も無色であったが、3
0時間経過後には赤色に変色すると同時に臭気の官能値
も3(強く感じる)に変化したものであり、消臭性能の
低下が除去材8の色調の変化に基づいて確認することが
できることが明らかとなった。
【0069】(実施例2)図2に示す構成を有する消臭
装置にて実験を行った。
【0070】ここで、悪臭発生部1としては、実施例1
と同様に20リットルの容量を有する容器を用い、この
悪臭発生部1内に、臭気発生源7として、30cm3
ネコの糞を入れた。
【0071】また、水溶性の臭気成分の除去材8として
は、pH4に調整したマッキルバイン(McIlvai
n)の緩衝液(リン酸水素二ナトリウムとクエン酸の水
溶液)を、250ml用いた。
【0072】また、疎水性の臭気成分の除去材9として
は、6.45cm2(1in2)あたり400個のセル
(空孔)を有するハニカム状のコーディエライトにZn
Cl2を含浸させたセラミックハニカム消臭材270c
3と、メッシュの金網に担持させた150cm3の粒状
活性炭(粒径2〜3mm)を併用し、疎水性成分除去部
3内の上流側にセラミックハニカム消臭材を、下流側に
金網に担持させた粒状活性炭をそれぞれ保持させた。
【0073】そして、この消臭装置の経路全体を20リ
ットル/分の風量で吸引した。
【0074】(実施例3)図1に示す構成を有する消臭
装置にて実験を行った。
【0075】ここで、悪臭発生部1としては、実施例1
と同様に20リットルの容量を有する容器を用い、この
悪臭発生部1内に、臭気発生源7として、30cm3
ネコの糞を入れた。
【0076】また、水溶性の臭気成分の除去材8として
は、松下電工化研株式会社製「ピュリエール」を80質
量%含む消臭水溶液をpH4に調製し、更にこの消臭水
溶液を、親水性ポリマーに、親水性ポリマーと消臭水溶
液との重量比が1:5となるように含浸させて担持させ
たもの20mlを、水160ml中に分散させたものを
用いた。
【0077】また、疎水性の臭気成分の除去材9として
は、6.45cm2(1in2)あたり400個のセル
(空孔)を有するハニカム状のコーディエライトにZn
Cl2を含浸させたセラミックハニカム消臭材270c
3を用いた。
【0078】そして、この消臭装置の経路全体を30リ
ットル/分の風量で吸引した。
【0079】(実施例4)図2に示す構成を有する消臭
装置にて実験を行った。
【0080】ここで、悪臭発生部1としては、実施例1
と同様に20リットルの容量を有する容器を用い、この
悪臭発生部1内に、臭気発生源7として、30cm3
ネコの糞を入れた。
【0081】また、水溶性の臭気成分の除去材8として
は、6.45cm2(1in2)あたり400個のセル
(空孔)を有するハニカム状のコーディエライトにZn
Cl2を含浸させたセラミックハニカム消臭材150c
3に、松下電工化研株式会社製「ピュリエール」を5
0質量%含む消臭水溶液をpH6に調製した消臭水溶液
100cm3を含浸させて担持させたものを用いた。
【0082】また、疎水性の臭気成分の除去材9として
は、6.45cm2(1in2)あたり400個のセル
(空孔)を有するハニカム状活性炭280cm3と、コ
ーディエライトにZnCl2を含浸させたセラミックハ
ニカム消臭材270cm3を併用し、疎水性成分除去部
3内の上流側にハニカム状活性炭を、下流側にセラミッ
クハニカム消臭材を保持させた。
【0083】そして、この消臭装置の経路全体を30リ
ットル/分の風量で吸引した。
【0084】(実施例5)図3に示すように水溶性成分
除去部2と疎水性成分除去部3とを一体化させた構成を
有する消臭装置にて実験を行った。
【0085】ここで、悪臭発生部1としては、実施例1
と同様に20リットルの容量を有する容器を用い、この
悪臭発生部1内に、臭気発生源7として、30cm3
ネコの糞を入れた。
【0086】また、水溶性の臭気成分の除去材8として
は、松下電工化研株式会社製「ピュリエール」を55質
量%含む消臭水溶液をpH8に調製し、更にこの消臭水
溶液180cm3を、繊維状活性炭250cm3に含浸さ
せて担持させたものを用いた。
【0087】また、疎水性の臭気成分の除去材9として
は、メッシュの金網に担持させた150cm3の粒状活
性炭(粒径2〜3mm)を用いた。
【0088】そして、この消臭装置の経路全体を30リ
ットル/分の風量で吸引した。
【0089】(比較例3)臭気発生源7であるネコの糞
に対して、消臭装置による消臭を行わなかった。
【0090】(評価試験)上記の実施例2〜5における
試験開始から5時間後に排気経路6から排出された空気
をテドラーバック(悪臭ガスのサンプリング用の袋)内
に採取し、嗅覚の正常な10人の被験者にこのテドラー
バック内の空気を嗅がせる官能試験を行い、既述の通り
悪臭の度合いを被験者に評価させて、評価結果の平均値
を導出した。また、比較例3については、被験者に、試
験開始から5時間後のネコの糞の周囲の空気を嗅がせ、
同様の評価をさせた。
【0091】この結果を表1に示す。
【0092】
【表1】
【0093】評価結果の平均値は、比較例3では3.5
であって、4(非常に強く感じる)と3(強く感じる)
の間の評価となったのに対して、実施例2〜5では1
(かすかに感じる)〜0(感じない)の間の評価が得ら
れ、実施例2〜5では優れた消臭性能を有することが判
明した。
【0094】(実施例6)図1に示す構成を有する消臭
装置にて実験を行った。
【0095】ここで、悪臭発生部1としては40リット
ルの容量を有する生ゴミ処理機の容器を用い、この悪臭
発生部1内に、臭気発生源7として、生ゴミを入れた。
【0096】また水溶性の臭気成分の除去材8として
は、松下電工化研株式会社製「ピュリエール」を25質
量%含む消臭水溶液をpH4に調製し、更にこの消臭水
溶液200mlにフェノールフタレイン指示薬を混入し
て構成される除去材8を用いた。
【0097】また疎水性の臭気成分の除去材9として
は、6.45cm2(1in2)あたり400個のセル
(空孔)を有するハニカム状のコーディエライトにZn
Cl2を含浸させたセラミックハニカム消臭材100c
3を用いた。
【0098】そして、この消臭装置の経路全体を25リ
ットル/分の風量で吸引した。
【0099】(比較例4)臭気発生源7である生ゴミに
対して、消臭装置による消臭を行わなかった。
【0100】(評価試験)上記の実施例6における試験
開始から一定期間経過ごとに排気経路6から排出された
空気をテドラーバック(悪臭ガスのサンプリング用の
袋)内に採取し、嗅覚の正常な10人の被験者にこのテ
ドラーバック内の空気を嗅がせる官能試験を行い、既述
の通り悪臭の度合いを被験者に評価させて、評価結果の
平均値を導出した。そして、評価が2(やや強く感じ
る)に変化し、水溶性の臭気成分の除去材8の色が赤色
となった時点で水溶性の臭気成分の除去材8を交換する
ようにしながら、一ヶ月間連続して消臭装置を運転し
た。
【0101】その結果、実施例6では一ヶ月間連続し
て、2(やや強く感じる)以下の評価を維持しながら運
転することができた。
【0102】また、比較例4では、被験者に生ゴミの周
囲の空気を嗅がせ、同様の評価をさせたところ、評価は
5(極端に感じる)となり、このことによっても、実施
例6では優れた消臭性能を有することが判明した。
【0103】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に係る消
臭装置は、水溶性の臭気成分を除去する除去材が保持さ
れた密閉性の水溶性成分除去部と、疎水性の臭気成分を
除去する除去材が保持された密閉性の疎水性成分除去部
とを具備するため、ペット臭、生ゴミ臭などの局所的に
発生する悪臭をその発生源において消臭して、室内に拡
散する前に消臭を行うことができ、しかも水溶性の臭気
成分と疎水性の臭気成分とを共に除去して脱臭を行うこ
とができて、効果的な脱臭を行うことができ、臭気を生
活者にとって感じられないレベルにまで低減することが
できるものである。
【0104】また請求項2の発明は、請求項1におい
て、水溶性成分除去部と、疎水性成分除去部とを一体に
形成するため、水溶性成分除去部と疎水性成分除去部と
がコンパクトに形成されて、消臭装置の小型化を図るこ
とができ、また二種の異なる性質の臭気成分を一つの除
去部にて同時に除去することができるものである。
【0105】また請求項3の発明は、請求項1におい
て、水溶性成分除去部と、疎水性成分除去部とを別体に
形成するため、二種の除去材の交換頻度に差がある場合
に、除去材の交換を容易に行うことができるものであ
る。
【0106】また請求項4の発明は、請求項1乃至3の
いずれかにおいて、水溶性の臭気成分の除去材を液体又
は液体を含浸させた担持体にて構成することにより交換
可能に形成するため、臭気成分の吸収能力が低下した除
去材を交換することにより、長期間に亘って消臭能力を
維持することができるものである。
【0107】また請求項5の発明は、請求項4におい
て、水溶性の臭気成分の除去材を構成する液体として
水、消臭液又は消臭水溶液を用い、水溶性の臭気成分の
除去材を構成する担持体として親水性ゲル、フェルト又
はその他の親水性物質を用いるため、水溶性の臭気成分
の除去材の交換時における取扱性が向上するものであ
る。
【0108】また請求項6の発明は、請求項1乃至5の
いずれかにおいて、疎水性の臭気成分の除去材として、
固形の消臭材を用いるため、疎水性の臭気成分の除去材
の交換時における取扱性が向上するものである。
【0109】また請求項7の発明は、請求項6におい
て、固形の消臭材として、ハニカム状活性炭、粒状活性
炭、繊維状活性炭、粒状セラミック消臭材、ハニカム状
セラミック消臭材、イオン交換樹脂、及び無機材料又は
有機材料に消臭成分を担持させた消臭材から選択された
ものを少なくとも一種使用するため、疎水性の臭気成分
の除去材の交換時における取扱性が向上するものであ
る。
【0110】また請求項8の発明は、請求項1乃至7の
いずれかにおいて、水溶性の臭気成分の除去材として
水、消臭液又は消臭水溶液にて構成されたものを用い、
疎水性の臭気成分の除去材として固体消臭材にて構成さ
れたものを用いるため、性質の異なる臭気成分を同時に
除去することができ、また水溶性の臭気成分を除去する
除去材と疎水性の臭気成分の除去材のうちの一方の除去
材の吸収能力が低下したときに除去材の交換を容易に行
うことができるものである。
【0111】また請求項9の発明は、請求項1乃至8に
おいて、水溶性の臭気成分の除去材に、交換時期を示す
ためのpH指示薬を混入するため、水溶性の臭気成分が
除去材に吸収されることにより除去材のpH値が変動し
たときに、pH指示薬の変色によりこのpH値の変動を
視認することができ、水溶性の臭気成分の吸収量が多く
なって吸収能力が低下した除去材の交換時期を容易に認
識することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す概略図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態の他の一例を示す概略図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態の更に他の一例を示す概略
図である。
【図4】実施例1及び比較例1,2の評価結果を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
2 水溶性成分除去部 3 疎水性成分除去部 8 除去材 9 除去材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 53/04 B01D 53/04 Z 53/14 53/14 A B01J 20/02 B01J 20/02 A 20/10 20/10 C 20/20 20/20 A 20/28 20/28 A (72)発明者 益子 佳典 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 芝 保夫 兵庫県西宮市西宮浜4丁目2番10 松下電 工化研株式会社内 Fターム(参考) 4C080 AA05 BB02 CC01 CC07 CC08 CC09 CC13 CC15 HH03 HH05 HH09 JJ03 KK08 LL03 LL04 MM05 MM13 MM14 NN04 NN05 NN06 NN22 4D012 CA09 CB02 CB13 CB17 CG02 CG03 CG04 CG06 CH04 CK06 CK07 4D020 AA08 AA09 BA19 BA23 BB03 BB07 CA01 CB02 CB33 CC20 CD03 4G066 AA02C AA05B AA05C AA14B AA32B AA50B AA50D AA66B AA72B AA72C AB06B AB07B AC12C AD15B AE05C AE10B BA01 BA03 BA07 BA09 BA16 BA22 BA28 BA41 CA02 CA07 CA22 CA24 CA27 CA29 CA52 DA15 DA20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶性の臭気成分を除去する除去材が保
    持された密閉性の水溶性成分除去部と、疎水性の臭気成
    分を除去する除去材が保持された密閉性の疎水性成分除
    去部とを具備して成ることを特徴とする消臭装置。
  2. 【請求項2】 水溶性成分除去部と、疎水性成分除去部
    とを一体に形成して成ることを特徴とする請求項1に記
    載の消臭装置。
  3. 【請求項3】 水溶性成分除去部と、疎水性成分除去部
    とを別体に形成して成ることを特徴とする請求項1に記
    載の消臭装置。
  4. 【請求項4】 水溶性の臭気成分の除去材を液体又は液
    体を含浸させた担持体にて構成することにより交換可能
    に形成して成ることを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れかに記載の消臭装置。
  5. 【請求項5】 水溶性の臭気成分の除去材を構成する液
    体として水、消臭液又は消臭水溶液を用い、水溶性の臭
    気成分の除去材を構成する担持体として親水性ゲル、フ
    ェルト又はその他の親水性物質を用いて成ることを特徴
    とする請求項4に記載の消臭装置。
  6. 【請求項6】 疎水性の臭気成分の除去材として、固形
    の消臭材を用いて成ることを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれかに記載の消臭装置。
  7. 【請求項7】 固形の消臭材として、ハニカム状活性
    炭、粒状活性炭、繊維状活性炭、粒状セラミック消臭
    材、ハニカム状セラミック消臭材、イオン交換樹脂、及
    び無機材料又は有機材料に消臭成分を担持させた消臭材
    から選択されたものを少なくとも一種使用して成ること
    を特徴とする請求項6に記載の消臭装置。
  8. 【請求項8】 水溶性の臭気成分の除去材として水、消
    臭液又は消臭水溶液にて構成されたものを用い、疎水性
    の臭気成分の除去材として固体消臭材にて構成されたも
    のを用いて成ることを特徴とする請求項1乃至7のいず
    れかに記載の消臭装置。
  9. 【請求項9】 水溶性の臭気成分の除去材に、交換時期
    を示すためのpH指示薬を混入して成ることを特徴とす
    る請求項1乃至8のいずれかに記載の消臭装置。
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