JP3043595U - 消臭具 - Google Patents

消臭具

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JP3043595U
JP3043595U JP1997000625U JP62597U JP3043595U JP 3043595 U JP3043595 U JP 3043595U JP 1997000625 U JP1997000625 U JP 1997000625U JP 62597 U JP62597 U JP 62597U JP 3043595 U JP3043595 U JP 3043595U
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deodorant
porous member
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air
fixed
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JP1997000625U
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English (en)
Inventor
谷 京 子 入
Original Assignee
株式会社ベルビック
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 芳香剤を用いた消臭具にあっては車内の悪臭
に芳香剤の匂いが加わり、かえって嗅覚的に煩わしくな
るという課題があった。 【解決手段】 消臭剤を定着させた多孔質部材と、該多
孔質部材を所定の位置へ固定する固定部材とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
この考案は、室内の匂いを消臭する消臭具に関し、例えば車などに用いて好適 な車室内の匂いを消臭する消臭具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自動車の車室内の悪臭は、長時間、車室内に居る場合に不快感を 起こさせるものである。このため様々な消臭具が提案されている。 具体的には、芳香剤を用いて悪臭をマスクするものが提供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した芳香剤を用いた消臭具にあっては車内の悪臭に芳香剤の匂い が加わり、かえって嗅覚的に煩わしくなるという課題があった。
【0004】 本考案は上記のような問題点を解消するためになされたもので、コストを抑制 できるとともに室内に生じやすい悪臭を有効に消すことの可能な消臭具を提供す ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る消臭具は、消臭剤を定着させた多孔質部材と、該多孔質部材を所 定の位置へ固定する固定部材とを備えたことを特徴とする。
【0006】 又、本考案に係る消臭具は、消臭剤を多孔質材に担持させることで前記消臭剤 を前記多孔質部材に定着させたことを特徴とするものである。
【0007】 又、本考案に係る消臭具は、消臭剤を多孔質部材に含浸させることで前記消臭 剤を前記多孔質部材に定着させたことを特徴とするものである。
【0008】 又、本考案に係る消臭具は、多孔質部材を格納した収納ケースと、前記収納ケ ースに形成された空気流入孔および空気流出孔とを備えたことを特徴とするもの である。
【0009】 又、本考案に係る消臭具は、空気流入孔または空気流出孔のいずれか一方に送 風ファンを設けたことを特徴とするものである。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施の形態例を図について説明する。 図1は、本実施の形態の消臭具の構成を示す斜視断面図である。 図において、1は消臭剤を定着させた多孔質部材であり、この多孔質部材には 消臭剤が塗布または含浸されている。また、この場合の消臭剤はバインダと混合 することで液体状にして前記多孔質部材に塗布または含浸させることで前記消臭 剤を前記多孔質部材に定着させてもよい。
【0011】 また、前記消臭剤は、硫酸亜鉛、塩化コバルト、硫酸銅、亜鉛塩、金属フタロ シアニンなどの金属塩を用いることが可能である。 また、前記バインダとしては、東芝シリコーン社製のTEX−171などを使 用することが可能である。
【0012】 2は多孔質部材1を所定の位置へ固定する固定部材である。この固定部材の裏 面には図示していないが両面テープやマグネットが取り付けられていてもよく、 このように構成したときには多孔質部材1を所望の場所へ固定することが可能で ある。3は固定部材2上へ多孔質部材1を着脱自在に取り付けるための多孔質部 材支持部、4は多孔質部材1を覆う収納ケースであり底面部は開口している。 5は収納ケース4の一方の側面4aに形成された空気流出入孔、6は収納ケー ス4の他方の側面4bに形成された空気流出入孔である。空気流出入孔5、6か ら出入りする空気の流れは前記多孔質部材1内を通過し、多孔質部材1に塗布ま たは含浸されている消臭剤に触れることで空気中の悪臭の原因となる例えば有機 分子が吸着され、又、悪臭が分解される。
【0013】 この場合、多孔質部材1は表面積が大きいため、悪臭の原因となる前記有機分 子の吸着又は分解効果は優れたものとなる。 7は、収納ケース4を固定部材2に合体させるための突起部であり、収納ケー ス4の開口した底面部の四隅に内側から嵌合して収納ケース4を固定部材2に合 体させる。
【0014】 本実施の形態の消臭具では、例えば、室の窓の近傍に配置することで、空気流 出入孔5、6から空気を出入りさせ、収納ケース4内の多孔質部材1に塗布また は含浸させた消臭剤に接触させ、前記空気中の悪臭の原因となる有機分子を前記 消臭剤に吸着させることで、車内の消臭を行う。
【0015】 従って、車内の空気を強制的に収納ケース4内に取り込んで多孔質部材1に塗 布または含浸させた消臭剤に接触させるための送風ファンなどの電気機械的機構 は有していないので、製造コストを低く抑えることが可能となる。
【0016】 図2は、本考案の他の実施の形態の消臭具の構成を示す斜視断面図である。 図1と同一または相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。 図において、8は車内の空気を強制的に収納ケース4内に取り込んで多孔質部 材1に塗布または含浸させた消臭剤に接触させるための送風ファンであり、空気 流出入孔5が形成された収納ケース4内に配置されている。この送風ファン8に は図示していないが電源へ接続するためのコードが設けられている。
【0017】 この場合の電源は車用であればシガレットライタ用の電源、ソーラバッテリと 二次電池とを組み合わせた独立した電源装置などである。
【0018】 本実施の形態の消臭具では、送風ファン8を設けた分だけコストが上昇するが 、消臭具の載置場所についての制限がなくなって使い勝手が良くなる効果がある 。
【0019】 図3は本考案の他の実施の形態を示す断面図である。この実施の形態では空気 流入孔10及び空気流出孔11を有する収納ケース13内に消臭剤を担持せしめ た多孔質部材14を収納すると共に収納ケース13に固定部材である取付具15 を固着せしめ、収納ケース13を車室内の空気吹出口のルーバーに取り付けるよ うにしたものである。
【0020】 このように構成した消臭具16では空気吹出口よりの空気が矢印A方向に収納 ケース13内の多孔質部材14を通過することで消臭され、車室内に導かれる。
【0021】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば消臭剤を定着させた多孔質部材により空気中の 悪臭の原因となる有機分子を吸着又は分解するように構成したので、表面積の大 きな多孔質部材へ効率的に前記有機分子を吸着して悪臭の原因を排除し、コスト の上昇を招くことなく室内の消臭を行うことが出来る効果がある。
【0022】 また、多孔質部材を格納した収納ケースと、前記収納ケースに形成された空気 流入孔および空気流出孔と、前記空気流入孔または前記空気流出孔のいずれか一 方にファンを設けた構成にしたので、強制的に室内の空気を収納ケース内へ取り 込み、消臭剤を定着させた表面積の大きな多孔質部材へ効率的に前記有機分子を 吸着して悪臭の原因を排除できるだけでなく、消臭具の設置場所についての制限 がなくなって使い勝手が良くなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態例による消臭具を示す斜
視断面図である。
【図2】本考案の他の実施の形態例による消臭具を示す
斜視断面図である。
【図3】本考案の他の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 多孔質部材 2 固定部材 4 収納ケース 5,6 空気流出入孔 8 送風ファン

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消臭剤を定着させた部材と、前記部材を
    所定の位置へ固定する固定部材とを備えた消臭具。
  2. 【請求項2】 前記消臭剤を定着させた部材は、多孔質
    材であることを特徴とする請求項1記載の消臭具。
  3. 【請求項3】 前記消臭剤を前記多孔質材に担持させる
    ことで前記消臭剤を前記多孔質部材に定着させたことを
    特徴とする請求項2記載の消臭具。
  4. 【請求項4】 前記消臭剤を前記多孔質部材に含浸させ
    ることで前記消臭剤を前記多孔質部材に定着させたこと
    を特徴とする請求項2記載の消臭具。
  5. 【請求項5】 前記多孔質部材を格納した収納ケース
    と、前記収納ケースに形成された空気流入孔および空気
    流出孔とで構成したことを特徴とする請求項1,2,3
    又は4記載の消臭具。
  6. 【請求項6】 前記空気流入孔近傍または前記空気流出
    孔近傍のいずれか一方に送風ファンを設けたことを特徴
    とする請求項5記載の消臭具。
JP1997000625U 1997-01-29 1997-01-29 消臭具 Expired - Lifetime JP3043595U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019053989A1 (ja) * 2017-09-15 2019-03-21 ソニー株式会社 香料保持構造体、香料保持構造体の製造方法、及び香り提供装置
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