JP2003317718A - 正極材料、電極および電池 - Google Patents

正極材料、電極および電池

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JP2003317718A
JP2003317718A JP2002119883A JP2002119883A JP2003317718A JP 2003317718 A JP2003317718 A JP 2003317718A JP 2002119883 A JP2002119883 A JP 2002119883A JP 2002119883 A JP2002119883 A JP 2002119883A JP 2003317718 A JP2003317718 A JP 2003317718A
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JP
Japan
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lithium
manganese
composite oxide
range
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JP2002119883A
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Ryosuke Takagi
良介 高木
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Original Assignee
Sony Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正極の充電時における電位を4.5V以上に
高くすることができる正極材料、および正極、並びにそ
れを用いた電池を提供する。 【解決手段】 正極12は正極活物質と、必要に応じて
導電剤およびバインダとを含む。これらは非炭素質材料
により構成されることが好ましい。炭素質材料は電解液
16の分解反応を促進させてしまうからである。正極活
物質としては、Lix Niy Mnz 1 a 4+d
b (M1 はAlまたはCrを表し、0.80≦x≦1.
05、0.40≦y≦0.50、1.40≦z≦1.5
0、0≦a≦0.1、−0.15≦d≦0、0≦b≦
0.05)を用いることが好ましい。M1により構造の
安定性が向上し、Fにより電解液16の分解反応が防止
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、正極の電位が高い
電池に適した正極材料、および正極、並びにそれを用い
た電池に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の携帯用電子機器の発展、進歩は目
覚しく、これに用いられる電池に対する要求も急激に増
してきている。携帯用電子機器に用いられる電源、すな
わち小型2次電池は、一般にはニッケル水素電池とリチ
ウムイオン2次電池がある。
【0003】近年の小型携帯用電子機器は駆動電圧が3
V〜4Vと比較的高く、大電流を消費することから、高
出力型の電源が求められる。同時に携帯することから、
その重量も軽いものが望まれている。さらには、駆動時
間引き延ばしの観点から、容量が大きな電池への要求も
多い。よって、電圧が高く、軽量で、かつ容量が大きい
リチウムイオン2次電池の方が、ニッケル水素電池より
も、小型携帯用電子機器に適している。
【0004】リチウムイオン2次電池は、一般に、正極
にリチウム−コバルト複合酸化物を用い、負極には黒鉛
を用い、電解質には六フッ化燐酸リチウムや四ホウ酸化
リチウムなどのリチウム塩をエチレンカーボネートやジ
メチルカーボネートに溶解させたものを用いている。し
かし、このリチウムイオン2次電池は、正極の安定性と
コストに問題があり、コストが低く、かつ安定性の高
い、次世代正極材料の登場が待たれていた。
【0005】そのような中、リチウムイオン2次電池の
正極材料として、マンガンを用いたリチウム−マンガン
複合酸化物が注目を集めている。マンガンはコバルトに
比べて安価である。それに加えて、スピネル構造を有す
るリチウム−マンガン複合酸化物は結合が3次元に張り
巡らされた構造であるので、層状結晶構造を有するリチ
ウム−コバルト複合酸化物に比べて、機構的に安定性が
高い。
【0006】またその一方では、高電圧正極材料の登場
も期待されている。高電圧正極材料を用いれば、負極に
黒鉛を用いた場合には、電池の出力(W=VA)を大き
くすることができ、負極にチタン酸化物などの1V級の
材料を用いた場合には、多本直列パックにおける負極へ
のリチウムの析出を防ぐことができるためである。そこ
で、安価で構造的に安定であるリチウム−マンガン複合
酸化物を基本とした高電圧化の検討が行われている。
【0007】中でも、LiNi0.5 Mn1.5 4 で表さ
れるスピネル構造を有するリチウム−マンガン−ニッケ
ル複合酸化物は、リチウム−マンガン複合酸化物の構造
的な安定性を維持したまま、4.8V(vs. Li/L
+ )という高電圧で放電できる非常に優れた材料であ
る(T.Ohzuku, et.al., J. Power Source 81-82, 90(19
99), J.R.Dahn et.al, J.Electrochem.Soc. 114, 204(1
997),特開平9−147867,特開平11−7396
2)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この材
料にはいくつかの課題が残されている。まず第1に、5
Vという充電電圧に耐えられる電解質が現在のところ存
在しない。よって、高電圧での充放電サイクルを繰り返
したり、充電状態で保存したりすると、電解質の分解な
どにより電池が破裂する恐れがある。
【0009】また第2に、スピネル構造を有するリチウ
ム−マンガン複合酸化物では、電解質中にマンガンが溶
出し、それにより容量が低下してしまうという問題があ
る。これを防ぐには異種金属を混合することが好まし
く、ニッケル(Ni)の混合によって安定化するという
報告もある(特開平9―134723)。しかし、5V
という高電圧で用いた場合、高電圧によるためか、ある
いは酸還元反応に利用されてニッケルの価数が変化する
ためか、ニッケルを添加した複合酸化物においてもマン
ガンの溶出が観測される。
【0010】よって、正極の電位を高くすることが難し
かった。
【0011】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、正極の電位を高くすることができる
正極材料、および正極、並びにそれを用いた電池を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による正極材料
は、化6で表されるスピネル構造を有するリチウム−マ
ンガン−ニッケル複合酸化物を含むものである。
【化6】Lix Niy Mnz 1 a 4+d b (式中、x,yおよびzは、0.80≦x≦1.05,
0.40≦y≦0.50,1.40≦z≦1.50の範
囲内の値である。M1 はアルミニウム(Al)およびク
ロム(Cr)のうちの少なくとも一方の元素を表し、
a,dおよびbは、0<a≦0.1,−0.15≦d≦
0,0<b≦0.05の範囲内の値である。)
【0013】本発明による第1の正極は、化7で表され
るスピネル構造を有するリチウム−マンガン−ニッケル
複合酸化物を含むものである。
【化7】Lix Niy Mnz 1 a 4+d b (式中、x,yおよびzは、0.80≦x≦1.05,
0.40≦y≦0.50,1.40≦z≦1.50の範
囲内の値である。M1 はアルミニウムおよびクロムのう
ちの少なくとも一方の元素を表し、a,dおよびbは、
0<a≦0.1,−0.15≦d≦0,0<b≦0.0
5の範囲内の値である。)
【0014】本発明による第2の正極は、充電時におけ
る基準電位に対する電位が4.5Vを超えるものであっ
て、非炭素質材料からなるものである。
【0015】本発明による第1の電池は、正極および負
極と共に電解質を備えたものであって、正極は、化8で
表されるスピネル構造を有するリチウム−マンガン−ニ
ッケル複合酸化物を含むものである。
【化8】Lix Niy Mnz 1 a 4+d b (式中、x,yおよびzは、0.80≦x≦1.05,
0.40≦y≦0.50,1.40≦z≦1.50の範
囲内の値である。M1 はアルミニウムおよびクロムのう
ちの少なくとも一方の元素を表し、a,dおよびbは、
0<a≦0.1,−0.15≦d≦0,0<b≦0.0
5の範囲内の値である。)
【0016】本発明による第2の電池は、正極および負
極と共に電解質を備え、正極の充電時における基準電位
に対する電位が4.5Vを超えるものであって、正極
は、非炭素質材料からなるものである。
【0017】本発明による正極材料および第1の正極に
よれば、化6または化7で表されるスピネル構造を有す
るリチウム−マンガン−ニッケル複合酸化物を含んでい
るので、構造の安定性が向上すると共に、電解質の反応
が抑制される。よって、高電位で使用することが可能と
なる。
【0018】本発明による第2の正極によれば、非炭素
質材料よりなり、炭素質材料を含まないので、高電位で
使用しても電解質の反応が抑制される。
【0019】本発明による第1および第2の電池は、本
発明の正極を用いたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施の形態に係る二次
電池の断面構造を表すものである。なお、この二次電池
はいわゆるコイン型といわれるものである。この二次電
池は、外装缶11内に収容された円板状の正極12と外
装カップ13内に収容された円板状の負極14とが、セ
パレータ15を介して積層されたものである。外装缶1
1および外装カップ13の内部は液状の電解質である電
解液16により満たされており、外装缶11および外装
カップ13の周縁部は絶縁性のガスケット17を介して
かしめることにより密閉されている。
【0022】外装缶11および外装カップ13は、例え
ば、ステンレスあるいはアルミニウム(Al)などの金
属によりそれぞれ構成されている。外装缶11は正極1
2の集電体として機能し、外装カップ13は負極14の
集電体として機能するようになっている。
【0023】正極12は、例えば、正極活物質としてリ
チウムを吸蔵および離脱することが可能な正極材料を含
んでおり、必要に応じて導電剤およびバインダを更に含
んでいる。なお、正極12は、充電時における基準電位
に対する電位、本実施の形態ではリチウム金属に対する
電位が4.5Vを超えるように設計されている。
【0024】そのため、正極12は非炭素質材料からな
り、炭素質材料を含まないことが好ましい。炭素質材料
は、高電位となった時に、電解液16の分解反応を促進
する触媒あるいは担体として作用すると考えられるから
である。ここで炭素質材料というのは、単体における炭
素の原子比が50%以上のものを言い、非炭素質材料と
いうのは、炭素質材料以外のもの、すなわち単体におけ
る炭素の原子比が50%未満のものを言う。
【0025】具体的には、一般に導電剤として炭素質材
料が用いられることが多いが、導電剤を添加しないか、
あるいは非炭素質材料の導電剤を用いることが好まし
い。このような導電剤としては、例えば、貴金属粉末あ
るいは繊維、アルミニウム粉末、または表面フッ化黒鉛
が挙げられる。
【0026】リチウムを吸蔵および離脱することが可能
な正極材料としては、例えば、リチウム酸化物,リチウ
ム硫化物あるいはリチウムを含む層間化合物などのリチ
ウム含有化合物が挙げられ、これらのいずれか1種また
は2種以上が混合して用いられる。中でも、化9で表さ
れるスピネル構造を有するリチウム−マンガン−ニッケ
ル複合酸化物を含むことが好ましい。このリチウム−マ
ンガン−ニッケル複合酸化物は、4.5Vを超える高電
位を得ることができると共に、4.5Vを超える高電位
においても、構造が安定しているからである。
【0027】
【化9】Lix Niy Mnz 1 a 4+d b 式中、x,yおよびzは、0.80≦x≦1.05,
0.40≦y≦0.50,1.40≦z≦1.50の範
囲内の値である。M1 はアルミニウムおよびクロムのう
ちの少なくとも一方の元素を表し、a,dおよびbは、
0≦a≦0.1,−0.15≦d≦0,0≦b≦0.0
5の範囲内の値である。
【0028】特に、化9に示したリチウム−マンガン−
ニッケル複合酸化物でも、アルミニウムおよびクロムの
うちの少なくとも一方の元素を含み、かつフッ素(F)
を含むものが好ましい。すなわち、化10で表されるス
ピネル構造を有するリチウム−マンガン−ニッケル複合
酸化物が好ましい。アルミニウムおよびクロムにより構
造の安定性を向上させ、マンガン(Mn)の溶出を防止
することができると共に、フッ素により電解液16の分
解反応を防止し、更に構造の安定性も向上させることが
できるからである。
【0029】
【化10】Lix Niy Mnz 1 a 4+d b 式中、x,yおよびzは、0.80≦x≦1.05,
0.40≦y≦0.50,1.40≦z≦1.50の範
囲内の値である。M1 はアルミニウムおよびクロムのう
ちの少なくとも一方の元素を表し、a,dおよびbは、
0<a≦0.1,−0.15≦d≦0,0<b≦0.0
5の範囲内の値である。
【0030】アルミニウムおよびクロムによる構造の安
定化は、価数が3価であることによるものと考えられ、
充放電に伴い価数が2価と4価とで変化するニッケル
(Ni)に比べて高い効果が得られる。なお、他の3価
の金属元素を添加してもよいが、アルミニウムおよびク
ロムのうちの少なくとも一方を添加するようにすれば高
い効果を得ることができ、少なくともアルミニウムを添
加するようにすればより高い効果を得ることができるの
で好ましい。
【0031】一方、フッ素は、材料の表面において機能
し、電解液16の分解反応を抑制するものと考えられ
る。また、結晶構造内にフッ素を添加することにより、
材料の表面のみにフッ素の膜を形成する場合と異なり、
多孔体である材料の内部においても高い効果を得ること
ができると共に、経時的な表面の変化にも対応すること
ができ、更に構造の安定化にも寄与するものと考えられ
る。
【0032】化9および化10における組成bのより好
ましい範囲は、0.01≦b≦0.05である。このよ
うな範囲内において、添加元素M1 の存在下においても
構造の安定化を図ることができると考えられるからであ
る。
【0033】バインダとしては公知のものを1種または
2種以上混合して用いることができるが、例えば、ポリ
フッ化ビニリデン,ポリテトラフルオロエチレン,ポリ
(テトラフルオロエチレン−Co−ヘキサフルオロプロ
ピレン,ポリオレフィンあるいはこれらのコポリマーが
好ましい。これらは4.5Vを超える高電圧にもおいて
も安定しており、適応することができるからである。
【0034】負極14は、例えば、負極活物質としてリ
チウム金属、リチウム合金、あるいはリチウムを吸蔵お
よび離脱することが可能な負極材料を含んでおり、必要
に応じて導電剤およびバインダを更に含んでいる。リチ
ウムを吸蔵および離脱することが可能な負極材料として
は、例えば、炭素質材料,酸化物,硫化物,合金(金属
間化合物など),ケイ素,ケイ素化合物あるいは導電性
ポリマが挙げられ、これらのいずれか1種または2種以
上が混合して用いられる。
【0035】例えば、炭素質材料としては、黒鉛,難黒
鉛化性炭素あるいは易黒鉛化性炭素が挙げられる。酸化
物としては、例えば、スピネル構造を有するリチウムチ
タン複合酸化物(Li4 Ti5 12),酸化タングステ
ン(WO2 ),酸化ニオブ(Nb2 5 )あるいは酸化
スズ(SnO)が挙げられる。合金としては、例えば、
スズ−アンチモン合金(Sn−Sb),アルミニウム−
アンチモン合金(Al−Sb),ガリウム−アンチモン
合金(Ga−Sb)あるいは銅−スズ合金(Cu−S
n)が挙げられる。導電性ポリマとしては、例えば、ポ
リアセチレンあるいはポリピロールが挙げられる。
【0036】中でも、炭素質材料などのリチウム金属に
対する電位が低いものを用いるようにすれば、電池電圧
を高くすることができるので好ましい。また、合金,ケ
イ素あるいはケイ素化合物などを用いるようにすれば、
容量を大きくすることができるので好ましい。
【0037】セパレータ15は、正極12と負極14と
を隔離し、両極の接触による電流の短絡を防止しつつ、
リチウムイオンを通過させるものである。このセパレー
タ15は、例えば、ポリテトラフルオロエチレン,ポリ
プロピレンあるいはポリエチレンなどよりなる合成樹脂
製の多孔質膜、またはセラミック製の不織布などの無機
材料よりなる多孔質膜により構成されており、これらの
2種以上の多孔質膜を積層した構造とされていても良
い。
【0038】電解液16は、例えば、電解質塩であるリ
チウム塩と、電解質塩を溶解する溶媒と、必要に応じて
安定性を向上させるための添加剤とを含んで構成されて
いる。リチウム塩としては公知のものを1種または2種
以上混合して用いることができるが、LiPF6 ,Li
BF4 あるいはLiAsF6 などが好ましい。溶媒につ
いても公知のものを1種または2種以上混合して用いる
ことができるが、炭酸プロピレン、炭酸エチレン、炭酸
ブチレン、炭酸ビニレン、炭酸ジメチル、炭酸ジエチ
ル、炭酸メチルエチル、炭酸ジプロピル、γ−ブチロラ
クトンあるいはγバレロラクトンなどの非水溶媒が好ま
しい。これらは比較的安定性が高く、酸化分解しにくい
からである。
【0039】このような構成を有する二次電池は、例え
ば次のようにして製造することができる。
【0040】まず、例えば、正極材料と導電剤とバイン
ダとを混合して正極合剤を調整したのち、この正極合剤
を圧縮成型してペレット形状とすることにより正極12
を作製する。なお、正極材料,導電剤およびバインダに
加えて、ホルムアミドあるいはN−メチル−2−ピロリ
ドンなどの溶媒を添加して混合することにより正極合剤
を調整し、この正極合剤を乾燥させたのち圧縮成型する
ようにしても良い。
【0041】なお、正極材料として化9に示したリチウ
ム−マンガン−ニッケル複合酸化物を合成する場合に
は、原料を次のように選択することが好ましい。リチウ
ム源としては、融点が低いとアルミニウムあるいはクロ
ムの添加時にこれらと固溶体を合成しやすいので、水酸
化リチウム(LiOH)を用いることが好ましい。マン
ガン源としては、マンガンの価数および酸素配置の観点
から二酸化マンガン(MnO2 )よりも三酸化二マンガ
ン(Mn2 3 )の方が好ましい。ニッケル源,アルミ
ニウム源およびクロム源としては、反応性の高い水酸化
物を用いることが好ましい。フッ素源としては、不純物
の混入により電気化学的特性を損ねる恐れのないフッ化
リチウム(LiF)が好ましい。また、これら原料を焼
成する際の温度は、750℃以上900℃以下とするこ
とが好ましい。このような原料および焼成条件とするこ
とにより、結晶性を向上させることができ、容量を向上
させることができると共に、不純物による副反応を少な
くすることができるからである。
【0042】次いで、例えば、負極材料が粉末である場
合には、負極材料とバインダとを混合して負極合剤を調
整したのち、この負極合剤を圧縮成型してペレット形状
とすることにより負極14を作製する。なお、負極材料
およびバインダに加えて、ホルムアルデヒドあるいはN
−メチル−2−ピロリドンなどの溶媒を添加して混合す
ることにより負極合剤を調整し、この負極合剤を乾燥さ
せたのち圧縮成型するようにしても良い。
【0043】続いて、外装カップ13の中央部に負極1
4およびセパレータ15をこの順に置き、セパレータ1
5の上から電解液16を注ぎ、正極12を入れた外装缶
11を被せてガスケット17を介してかしめる。これに
より、図1に示した二次電池が形成される。
【0044】この二次電池は次のように作用する。
【0045】この二次電池では、充電を行うと、正極1
2からリチウムイオンが離脱し、電解液16を介して負
極14に吸蔵される。放電を行うと、負極14からリチ
ウムイオンが離脱し、電解液16を介して正極12に吸
蔵される。その際、正極12の充電時における電位が
4.5Vを超えても、例えば正極12が非炭素質材料に
より構成されていれば、電解液16の分解反応が防止さ
れる。また、正極活物質として化9に示したリチウム−
マンガン−ニッケル複合酸化物、特に化10に示したリ
チウム−マンガン−ニッケル複合酸化物を含んでいれ
ば、マンガンの溶出が抑制されると共に、電解液16の
分解反応がより効果的に防止される。
【0046】このように本実施の形態に係る二次電池に
よれば、正極12を非炭素質材料により構成するように
したので、正極12の充電時における電位が4.5Vを
超えても、電解液16の分解反応を防止することができ
る。よって、正極12の充電時における基準電位に対す
る電位を高くすることができ、電池出力の増大を図るこ
とができると共に、負極14に1V級の負極材料を用い
た場合などには負極14へのリチウムの析出を防ぐこと
ができる。
【0047】また、正極12が化9で表されるスピネル
構造を有するリチウム−マンガン−ニッケル複合酸化物
を含むようにしたので、4.5Vを超える高電位を得る
ことができると共に、構造の安定性を向上させることが
でき、電解液16の分解反応も防止することができる。
よって、放電容量を大きくし、かつサイクル特性を向上
させることができる。
【0048】特に、化10で表されるスピネル構造を有
するリチウム−マンガン−ニッケル複合酸化物を含むよ
うにすれば、より高い効果を得ることができる。
【0049】
【実施例】
【0050】更に、本発明の具体的な実施例について図
1を参照して詳細に説明する。
【0051】(実施例1)まず、マンガンの原料として
電解二酸化マンガンを用意し、ニッケルの原料として硝
酸ニッケル(Ni(NO3 2 )を用意し、リチウムの
原料として炭酸リチウム(LiCO3 )を用意した。次
いで、これらの原料を粉砕・混合したのち、ペレタイズ
して、750℃で酸素雰囲気中において4時間仮焼成
し、更に850℃で酸素雰囲気中において12時間焼成
した。続いて、得られた焼成体を粉砕し、化11で表さ
れるリチウム−マンガン−ニッケル複合酸化物の粉末を
得た。
【0052】
【化11】LiNi0.5 Mn1.5 4
【0053】そののち、このリチウム−マンガン−ニッ
ケル複合酸化物を正極活物質とし、これにバインダとし
てポリフッ化ビニリデンを正極活物質:ポリフッ化ビニ
リデン=18:1の質量比で混合し、直径15mmのペ
レットを作製して正極12とした。
【0054】正極12を作製したのち、負極14にリチ
ウム金属を用い、セパレータ15にポリオレフィン微多
孔膜を用い、電解液16に炭酸エチレンと炭酸ジエチル
を1:1質量比で混合した溶媒に、LiPF6 を1mo
l/kg(M)溶解させたものを用いて、図1にしめし
たような直径20mm,厚み1.6mmの二次電池を作
製した。
【0055】得られた二次電池について充放電を行い、
1サイクル目の充電容量および放電容量を測定した。そ
の際、充電は5.0Vまで0.2mAにて行い、放電は
0.2mA定電流で行い、3.5Vに到達したら終了と
した。なお、充電は安全のため480mAh/gの上限
を設けて行った。得られた結果を表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】本実施例に対する比較例1〜3として、正
極12に導電剤を添加したことを除き、他は実施例1と
同様にして二次電池を作製した。導電剤には、比較例1
ではケッチェンブラックを用い、比較例2ではアセチレ
ンブラックを用い、比較例3では人造黒鉛を用いた。正
極活物質とポリフッ化ビニリデンと導電剤との質量比
は、正極活物質:ポリフッ化ビニリデン:導電剤=1
8:1:0.6とした。これら比較例1〜3についても
実施例1と同様にして充放電を行い、1サイクル目の充
電容量および放電容量を測定した。得られた結果を表1
に合わせて示す。
【0058】表1に示したように、実施例1によれば、
比較例1〜3に比べて、充電容量を小さくすることがで
き、かつ放電容量を大きくすることができた。比較例1
〜3において充電容量が大きくなっているのは、電解液
16の分解反応が生じてしまっているためと考えられ
る。すなわち、正極12を非炭素質材料により構成し、
炭素質材料を含まないようにすれば、正極12の電位を
高くしても、電解液16の分解反応を防止することがで
き、充電容量を小さくでき、放電容量を大きくできるこ
とが分かった。
【0059】(実施例2〜21)化12で表されるリチ
ウム−マンガン−ニッケル複合酸化物の粉末を正極活物
質として用いたことを除き、実施例1と同様にして二次
電池を作製した。なお、リチウム−マンガン−ニッケル
複合酸化物を作製する際には、マンガンの原料として三
酸化二マンガンを用い、ニッケルの原料として水酸化ニ
ッケル(Ni(OH)2 )を用い、リチウムの原料とし
て水酸化リチウムを用いた。アルミニウム,クロムおよ
びフッ素の原料には、実施例2〜21でそれぞれ表2に
示したものを用いた。また、化12における組成a,b
は、実施例2〜21で表2に示したように変化させた。
更に、仮焼成は500℃で酸素雰囲気中において6時間
行い、焼成は850℃で酸素雰囲気中において12時間
行った。
【0060】
【化12】LiNi0.5 Mn1.5 1 a4 b
【0061】
【表2】
【0062】得られた実施例2〜21のリチウム−マン
ガン−ニッケル複合酸化物について粉末X線回折を行
い、RIETBELT法により格子定数(スピネルの場
合はa=b=c,α=β=γ=90°であるため、a)
および半値幅を計算した。なお、代表して実施例17に
ついて得られたX線回折パターンを図2に示す。また、
得られたリチウム−マンガン−ニッケル複合酸化物をメ
ノウ乳鉢で粉砕したのち、その平均粒径を湿式レーザー
散乱粒度分布計により測定した。更に、作製した実施例
2〜21の二次電池について、実施例1と同様にして充
放電を行い、1サイクル目の充電容量および放電容量、
並びに25サイクル目の容量維持率を求めた。25サイ
クル目の容量維持率というのは、1サイクル目の放電容
量に対する25サイクル目の放電容量の百分率である。
得られた結果を表3に示す。
【0063】
【表3】
【0064】表3に示したように、実施例2〜21によ
れば、実施例1よりも充電容量が小さく、放電容量が大
きかった。また、アルミニウムあるいはクロムを添加し
た実施例3〜6、またはフッ素を添加した実施例7〜1
1、またはアルミニウムあるいはクロムおよびフッ素を
添加した実施例12〜21によれば、それらを添加しな
い実施例2よりも充電容量を小さくすることができ、容
量維持率を高くすることができた。特に、実施例17〜
21によれば高い効果が得られた。
【0065】すなわち、化9に示したリチウム−マンガ
ン−ニッケル複合酸化物を用い、正極12を非炭素質材
料により構成するようにすれば、電解液16の分解反応
を防止することができると共に、構造の安定性を向上さ
せることができ、正極12の電位を高くしても充放電を
行えることが分かった。また、アルミニウムおよびクロ
ムのうちの少なくとも一方、またはフッ素、より好まし
くはそれらを共に添加したリチウム−マンガン−ニッケ
ル複合酸化物を用いた方が、より構造を安定させ、また
は電解液16の分解反応を防止することができ、サイク
ル特性を向上できることが分かった。特に、下10に示
したリチウム−マンガン−ニッケル複合酸化物におい
て、bを0.01≦b≦0.05の範囲内とすれば、よ
り好ましいことも分かった。
【0066】更に、フッ素を添加した実施例7〜21で
は平均粒径が1μm以上であったのに対して、フッ素を
添加していない実施例2〜6では、平均粒径が1μm未
満と非常に小さかった。すなわち、リチウム−マンガン
−ニッケル複合酸化物にフッ素を添加するようにすれ
ば、平均粒径を1μm以上と取り扱いが容易な大きさと
することができ、粉体特性を改善できることが分かっ
た。
【0067】加えて、実施例1(表1参照)と実施例
2、実施例3と実施例13、実施例5と実施例15、実
施例9〜11をそれぞれ比較すれば分かるように、マン
ガンの原料には三酸化二マンガンを、ニッケルの原料に
は水酸化ニッケルを、リチウムの原料には水酸化リチウ
ムを、アルミニウムの原料には水酸化アルミニウムを、
クロムの原料には水酸化クロムを、フッ素の原料にはフ
ッ化リチウムをそれぞれ用いるようにした方が、充電容
量を小さく、放電容量を大きく、容量維持率を高くする
ことができた。すなわち、リチウム−マンガン−ニッケ
ル複合酸化物の原料としては、これらが好ましことが分
かった。
【0068】なお、上記実施例では、リチウム−マンガ
ン−ニッケル複合酸化物の組成について一例を挙げて説
明したが、化9に示した範囲内のものであれば同様の効
果を得ることができる。
【0069】以上、実施の形態および実施例を挙げて本
発明を説明したが、本発明は上記実施の形態および実施
例に限定されるものではなく、種々変形可能である。例
えば、上記実施の形態および実施例では、液状の電解質
である電解液16を用いた電池について説明したが、他
の電解質を用いる場合にも、本発明を適用することがで
きる。他の電解質としては、例えば、電解液を高分子化
合物に保持させたゲル状電解質、イオン電導性を有する
高分子化合物に電解質塩を保持あるいは分散させた有機
固体電解質、またはイオン伝導性セラミックス,イオン
伝導性ガラスあるいはイオン性結晶などよりなる無機固
体電解質、または電解液あるいはゲル状の電解質と無機
固体電解質とを混合したものが挙げられる。なお、ゲル
状の電解質における高分子化合物は、イオン伝導性を有
するものでも有しないものでもよい。
【0070】また、上記実施の形態および実施例では、
ペレット状の正極12および負極14を用いる場合につ
いて説明したが、他の形状としてもよい。例えば、金属
箔などよりなる集電体の上に合剤層を形成するようにし
てもよく、アルミパンチングメタル,発泡剤あるいはメ
ッシュなどに活物質を焼結、塗布あるいは注入すること
により形成されたものでもよい。
【0071】更に、実施の形態および実施例では、コイ
ン型の二次電池を具体的に挙げて説明したが、本発明
は、円筒型、ボタン型、角型あるいはラミネートフィル
ムなど外装部材を用いた他の形状を有する二次電池、ま
たは巻回構造などの他の構造を有する二次電池について
も同様に適用することができる。加えて、上記実施の形
態および実施例では、二次電池について説明したが、一
次電池などの他の電池についても同様に適用することが
できる。
【0072】更にまた、上記実施の形態および実施例で
は、電極反応にリチウムを用いる場合を説明したが、ナ
トリウム(Na)あるいはカリウム(K)などの他のア
ルカリ金属,またはマグネシウム(Mg)あるいはカル
シウム(Ca)などのアルカリ土類金属、またはアルミ
ニウムなどの他の軽金属、またはリチウムあるいはこれ
らの合金を用いる場合についても、本発明を適用するこ
とができ、同様の効果を得ることができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の正極
材料、請求項2記載の正極、または請求項5記載の電池
によれば、化1または化2または化4で表されるスピネ
ル構造を有するリチウム−マンガン−ニッケル複合酸化
物を含むようにしたので、4.5Vを超える高電位を得
ることができると共に、構造の安定性を向上させること
ができ、電解質の分解反応も防止することができる。よ
って、放電容量を大きくし、かつサイクル特性を向上さ
せることができる。
【0074】また、請求項3あるいは請求項4記載の正
極、または請求項6あるいは請求項7記載の電池によれ
ば、正極を非炭素質材料により構成するようにしたの
で、正極の充電時における電位が4.5Vを超えても、
電解質の分解反応を防止することができる。よって、正
極の充電時における基準電位に対する電位を高くするこ
とができ、電池出力の増大を図ることができると共に、
負極に1V級の負極材料を用いた場合などには負極への
リチウムの析出を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る二次電池の構成を
表す断面図である。
【図2】実施例17に係るリチウム−マンガン−ニッケ
ル複合酸化物のX線回折パターンを表す特性図である。
【符号の説明】
11…外装缶、12…正極、13…外装カップ、14…
負極、15…セパレータ、16…電解液、17…ガスケ
ット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H029 AJ03 AJ05 AJ07 AK03 AL02 AL03 AL04 AL06 AL07 AL12 AL16 AM03 AM05 AM07 BJ03 DJ17 EJ04 EJ12 HJ02 HJ18 5H050 AA07 AA08 AA13 BA16 BA17 CA09 CB02 CB03 CB05 CB07 CB08 CB11 CB12 CB20 CB21 EA10 EA23 FA19 HA02 HA18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化1で表されるスピネル構造を有するリ
    チウム−マンガン−ニッケル複合酸化物を含むことを特
    徴とする正極材料。 【化1】Lix Niy Mnz 1 a 4+d b (式中、x,yおよびzは、0.80≦x≦1.05,
    0.40≦y≦0.50,1.40≦z≦1.50の範
    囲内の値である。M1 はアルミニウム(Al)およびク
    ロム(Cr)のうちの少なくとも一方の元素を表し、
    a,dおよびbは、0<a≦0.1,−0.15≦d≦
    0,0<b≦0.05の範囲内の値である。)
  2. 【請求項2】 化2で表されるスピネル構造を有するリ
    チウム−マンガン−ニッケル複合酸化物を含むことを特
    徴とする正極。 【化2】Lix Niy Mnz 1 a 4+d b (式中、x,yおよびzは、0.80≦x≦1.05,
    0.40≦y≦0.50,1.40≦z≦1.50の範
    囲内の値である。M1 はアルミニウム(Al)およびク
    ロム(Cr)のうちの少なくとも一方の元素を表し、
    a,dおよびbは、0<a≦0.1,−0.15≦d≦
    0,0<b≦0.05の範囲内の値である。)
  3. 【請求項3】 充電時における基準電位に対する電位が
    4.5Vを超える正極であって、非炭素質材料からなる
    ことを特徴とする正極。
  4. 【請求項4】 化3で表されるスピネル構造を有するリ
    チウム−マンガン−ニッケル複合酸化物を含むことを特
    徴とする請求項3記載の正極。 【化3】Lix Niy Mnz 1 a 4+d b (式中、x,yおよびzは、0.80≦x≦1.05,
    0.40≦y≦0.50,1.40≦z≦1.50の範
    囲内の値である。M1 はアルミニウム(Al)およびク
    ロム(Cr)のうちの少なくとも一方の元素を表し、
    a,dおよびbは、0≦a≦0.1,−0.15≦d≦
    0,0≦b≦0.05の範囲内の値である。)
  5. 【請求項5】 正極および負極と共に電解質を備えた電
    池であって、前記正極は、化4で表されるスピネル構造
    を有するリチウム−マンガン−ニッケル複合酸化物を含
    むことを特徴とする電池。 【化4】Lix Niy Mnz 1 a 4+d b (式中、x,yおよびzは、0.80≦x≦1.05,
    0.40≦y≦0.50,1.40≦z≦1.50の範
    囲内の値である。M1 はアルミニウム(Al)およびク
    ロム(Cr)のうちの少なくとも一方の元素を表し、
    a,dおよびbは、0<a≦0.1,−0.15≦d≦
    0,0<b≦0.05の範囲内の値である。)
  6. 【請求項6】 正極および負極と共に電解質を備え、前
    記正極の充電時における基準電位に対する電位が4.5
    Vを超える電池であって、前記正極は、非炭素質材料か
    らなることを特徴とする電池。
  7. 【請求項7】 前記正極は、化5で表されるスピネル構
    造を有するリチウム−マンガン−ニッケル複合酸化物を
    含むことを特徴とする請求項6記載の電池。 【化5】Lix Niy Mnz 1 a 4+d b (式中、x,yおよびzは、0.80≦x≦1.05,
    0.40≦y≦0.50,1.40≦z≦1.50の範
    囲内の値である。M1 はアルミニウム(Al)およびク
    ロム(Cr)のうちの少なくとも一方の元素を表し、
    a,dおよびbは、0≦a≦0.1,−0.15≦d≦
    0,0≦b≦0.05の範囲内の値である。)
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