JP2003314826A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

Info

Publication number
JP2003314826A
JP2003314826A JP2002116946A JP2002116946A JP2003314826A JP 2003314826 A JP2003314826 A JP 2003314826A JP 2002116946 A JP2002116946 A JP 2002116946A JP 2002116946 A JP2002116946 A JP 2002116946A JP 2003314826 A JP2003314826 A JP 2003314826A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
hot air
heating cooker
cooking
stop means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002116946A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuma Matsuo
琢磨 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2002116946A priority Critical patent/JP2003314826A/ja
Publication of JP2003314826A publication Critical patent/JP2003314826A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C15/00Details
    • F24C15/32Arrangements of ducts for hot gases, e.g. in or around baking ovens
    • F24C15/322Arrangements of ducts for hot gases, e.g. in or around baking ovens with forced circulation
    • F24C15/325Arrangements of ducts for hot gases, e.g. in or around baking ovens with forced circulation electrically-heated

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱風循環方式の加熱調理器において、熱風の
吹き出しにより使用者に危害が及ぶことを防止する。 【解決手段】 送風装置20は吸込口32から加熱室1
1内の空気を吸い込み、上ダクト25及び横ダクト26
に吐出する。上ダクト25及び横ダクト26の内部には
上ヒータ40及び横ヒータ41が設けられており、これ
によりダクトを通る空気が熱風と化して上吹出口30及
び横吹出口31から加熱室11内に吹き出す。制御装置
43は送風装置20のモータ27を、加熱動作中に加熱
室11の扉が開いたとき、油煙を発生しない加熱調理が
終わったとき、加熱調理終了時に油煙センサが油煙を感
知しなかったとき、被調理物を手で処理するため加熱が
中断したとき、及び予熱動作が終了したとき、といった
タイミングで強制的に停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱風により被調理物
の加熱調理を行う加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】コンベクションオーブン、熱気衝撃方式
オーブン等、被調理物を入れた加熱室の中に熱風の循環
気流を形成して被調理物の加熱調理を行う加熱調理器は
良く知られ、また用いられている。文献では実公平6−
23841号公報、特開平9−145063号公報、特
開平11−166737号公報、特開2000−329
351号公報、特開2001−311518号公報等に
熱風循環方式加熱調理器の例を見ることができる。また
特表平9−503334号公報に熱気衝撃方式加熱調理
器の例を見ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】熱風循環方式の加熱調
理器には次のような危険が内在する。すなわち加熱動作
中に加熱室の扉を開けると中から熱風が吹き出し、使用
者が手や顔に火傷を負うおそれがある。加熱動作中でな
くても、加熱動作終了直後に扉を開けるのも危険であ
る。というのは、ヒータ及び送風装置のモータへの通電
が断たれたとしても、しばらくの間はファンが惰性で回
転しており、またヒータが余熱を帯びているので、加熱
室内に熱風循環が継続しているからである。
【0004】本発明の目的とするところは、熱風循環方
式の加熱調理器において、熱風の吹き出しにより使用者
に危害が及ぶことを防止することにある。加えて、加熱
調理が所期のレベル以上に進行してしまうことを防止す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明加熱調理器は次の
構成を備える。
【0006】(1)加熱室内に熱風の吹出口と吸込口を
設けて熱風の循環気流を形成し、この熱風循環により被
調理物の加熱調理を行う加熱調理器において、前記熱風
循環の強制停止手段を設けた。
【0007】この構成によれば、熱風循環を自然停止に
まかせるのでなく強制的に停止させることができる。
【0008】(2)上記のような加熱調理器において、
前記強制停止手段を、前記循環気流を形成する送風装置
のモータを逆転側に接続するスイッチ手段により構成し
た。
【0009】この構成によれば、簡単な構成で熱風循環
の強制停止手段が実現される。
【0010】(3)加熱室内に熱風の吹出口と吸込口を
設けて熱風の循環気流を形成し、この熱風循環により被
調理物の加熱調理を行う加熱調理器において、前記熱風
循環の強制停止手段を設けるとともに、この強制停止手
段を所定のタイミングで動作させる制御装置を設けた。
【0011】この構成によれば、熱風循環の強制停止手
段が制御装置によって適切な時機に動作する。
【0012】(4)上記のような加熱調理器において、
前記所定のタイミングが、加熱動作中に前記加熱室の扉
が開いた時であることとした。
【0013】この構成によれば、加熱室の扉が開いたと
きには熱風循環が強制的に停止させられる。
【0014】(5)上記のような加熱調理器において、
前記所定のタイミングが、加熱動作終了時又は加熱終了
時であることとした。
【0015】この構成によれば、加熱動作終了又は加熱
終了とともに熱風循環が強制的に停止させられる。
【0016】(6)上記のような加熱調理器において、
油煙を発生しない調理メニューの加熱動作終了時又は加
熱終了時に前記強制停止手段を作動させることとした。
【0017】この構成によれば、油煙を発生しない調理
メニューの加熱調理が終わったときには熱風循環が強制
的に停止させられる。
【0018】(7)上記のような加熱調理器において、
熱風の循環経路中に油煙センサを設け、この油煙センサ
が油煙を感知しない場合に前記所定のタイミングで前記
強制停止手段を作動させることとした。
【0019】この構成によれば、油煙センサが油煙を感
知しなかったときには熱風循環が所定のタイミングで強
制的に停止させられる。
【0020】(8)上記のような加熱調理器において、
前記所定のタイミングが、あらかじめ調理プログラムに
設定されていることとした。
【0021】この構成によれば、調理プログラムに基づ
き加熱が中断したときには熱風循環が強制的に停止させ
られる。
【0022】(9)上記のような加熱調理器において、
前記所定のタイミングが、前記加熱室の予熱動作終了時
又は予熱終了時であることとした。
【0023】この構成によれば、予熱動作終了又は予熱
終了とともに熱風循環が強制的に停止させられる。
【0024】(10)上記のような加熱調理器におい
て、前記加熱動作終了時、前記強制停止手段が作動を開
始してから所定時間経過後に加熱終了の報知がなされる
こととした。
【0025】この構成によれば、強制停止手段が作動を
開始してから所定時間が経過し、熱風循環が完全に停止
した後に加熱終了の報知がなされる。
【0026】(11)加熱室内に熱風の吹出口と吸込口
を設けて熱風の循環気流を形成し、この熱風循環により
被調理物の加熱調理を行う加熱調理器において、加熱動
作終了時、前記循環気流を形成する送風装置のモータへ
の通電が断たれてから所定時間経過後に加熱終了の報知
がなされることとした。
【0027】この構成によれば、循環気流を形成する送
風装置のモータへの通電が断たれてから所定時間が経過
し、送風装置が自然に停止した後に加熱終了の報知がな
される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明加熱調理器の一実施
形態を図に基づき説明する。
【0029】加熱調理器1は直方体状のキャビネット1
0を有する。キャビネット10の内部には直方体状の加
熱室11が設けられる。加熱室11の上下は天井壁12
及び底面壁13で構成され、四周のうちの三方は奥内側
壁14、左内側壁15、及び右内側壁16で構成され
る。四周の残り一方は開閉自在な扉17により構成され
る。扉17及び加熱室11の各壁部には断熱対策が施さ
れている。
【0030】上記のように壁と扉により六面を囲まれた
加熱室11は、高さ230mm、幅408mm、奥行3
45mmの内法寸法を有する。なお本明細書に登場する
寸法、速度、温度等の数字は一つの好適例を示すもので
あり、発明の範囲を限定するものではない。
【0031】奥内側壁14の外側には送風装置20が設
置される。送風装置20はファンケーシング21の中に
ファン22を配置しており、このファン22を図3に示
す可逆回転型のモータ27で正逆回転させる。ファン2
2は遠心ファンである。ファンケーシング21は2方向
分岐型であって、上吐出口23及び横吐出口24を有す
る。上吐出口23は天井壁12の外側に設けた上ダクト
25に接続する。横吐出口24は左内側壁15の外側に
設けた横ダクト26に接続する。
【0032】上吐出口23と横吐出口24の間における
吐出風量比はファン22の回転方向に応じて変化する。
またファンケーシング21の下端には加熱室11に通じ
る油抜き穴21bが設けられている(図3参照)。
【0033】上ダクト25及び横ダクト26はそれぞれ
加熱室11に向かって開口する上吹出口30及び横吹出
口31を有する。また奥内側壁14には送風装置20の
吸込口32が設けられる。上吹出口30は直径11mm
の筒状小孔の集合からなり、横吹出口31と吸込口32
は直径5mmの小孔の集合からなる。
【0034】図2に見られるように、上ダクト25の中
には上ヒータ40が配置される。横ダクト26の中には
横ヒータ41が配置される。上ダクト25の中には図3
に見られるように触媒ブロック70が置かれている。触
媒ブロック70は被調理物から発生する物質を分解する
ためのものである。横ダクト26にも同様の触媒ブロッ
クが置かれる。
【0035】ファンケーシング21及び上ダクト25の
外側には図3に見られるようにグラスウール等耐熱性の
高い素材からなる断熱材18が装着されている。横ダク
ト26の外側、及び加熱室11の外側にも必要箇所に同
様の断熱材が装着される。
【0036】右内側壁16の外側には上ヒータ40及び
横ヒータ41による加熱を補助する高周波加熱装置42
と、加熱調理器1全体の運転制御を行う制御部43が配
置されている。右内側壁16の外側前面は制御部43に
対する指示を入力する操作パネル44(図1参照)とな
る。
【0037】底面壁13には被調理物を載置するための
ターンテーブル50が配置される。ターンテーブル50
の上には被調理物の種類に応じグリルやラック等の支持
手段が載置される。51はターンテーブル駆動モータで
ある。
【0038】加熱調理器1の使い方は次の通りである。
まず扉17を開き、ターンテーブル50にグリルやラッ
ク等の支持手段の中から被調理物の種類に適合したもの
を載置する。その上に被調理物を直接、あるいは容器に
入れた状態で置き、扉17を閉じる。
【0039】扉17を閉じた後、操作パネル44より調
理条件を入力する。制御部43は入力された調理条件に
基づき、予めプログラムされている複数の調理方法の中
から最適のものを選択する。そして送風装置20、上ヒ
ータ40、横ヒータ41、高周波加熱装置42、及びタ
ーンテーブル駆動モータ51を駆動し、加熱調理を開始
する。
【0040】例えばローストチキンをつくる場合は、タ
ーンテーブル50にグリルを設置し、その上に肉塊を置
く。扉17を閉じ、操作パネル44に表示されるメニュ
ーの中から「ローストチキン」を選択する。すると制御
部43は送風装置20、上ヒータ40、横ヒータ41、
高周波加熱装置42、及びターンテーブル駆動モータ5
1を「ローストチキン」調理モードで作動させる。
【0041】上ヒータ40の電力容量は1700W、横
ヒータ41の電力容量は1200Wであって、上吹出口
30と横吹出口31からはそれぞれ出口温度で300゜
C以上の熱風が吹き出す。上吹出口30からの風速は6
5km/h以上、横吹出口31からの風速は30km/
h以下となるよう、制御部43が送風装置20を制御す
る。ターンテーブル50の回転数は6rpmとされる。
【0042】上記の場合、被調理物に高速の熱風を吹き
付ける熱気衝撃方式加熱調理となり、肉塊は高速で調理
される。加熱室11の中の温度は操作パネル44を通じ
入力した設定温度に自動調整される。設定温度の上限は
300゜Cである。
【0043】次に、スポンジケーキをつくる場合は、タ
ーンテーブル50にラックを設置し、ターンテーブル5
0の上及びラックの上にそれぞれケーキ生地を置く。扉
17を閉じ、操作パネル44に表示されるメニューの中
から「スポンジケーキ」を選択する。すると制御部43
は送風装置20、上ヒータ40、横ヒータ41、高周波
加熱装置42、及びターンテーブル駆動モータ52を
「スポンジケーキ」調理モードで作動させる。ターンテ
ーブル50の回転数は6rpmのままである。
【0044】今度は、上吹出口30から風速30km/
h以下の熱風が吹き出し、横吹出口31からは風速40
km/h以下の熱風が吹き出すよう、制御部43は送風
装置20を制御する。この場合、2段熱風循環方式加熱
調理となり、ターンテーブル50の上及びラックの上に
置かれたケーキ生地はそれぞれふんわりとしたスポンジ
ケーキに仕上がる。上方から吹き付ける熱風は低速であ
り、ふくらみつつあるケーキ生地を押しつぶすことはな
い。
【0045】加熱調理において、熱風と高周波とは各々
単独で用いることもあり、両方同時に発生させてその協
同作用で加熱することもある。調理プログラムにより、
あるいは使用者の選択により、熱風又は高周波の単独作
用又は協同作用を使い分ける。
【0046】上記加熱調理器1は、送風装置20の吹出
風量比率、風量そのもの、及び風速を調節することによ
り、また上ヒータ40及び横ヒータ41の発熱量や高周
波加熱装置42の加熱エネルギーを調節することによ
り、様々な被調理物、様々な調理法に対応できる。
【0047】ファン22が加熱室11から空気を吸い込
むとき、被調理物60から舞い上がった油の微粒子が空
気と共にファンケーシング21の内部に侵入する。侵入
した油の大部分は空気と共に上ダクト25あるいは横ダ
クト26へと送り出され、触媒で分解されるが、一部分
はファンケーシング21を通り抜ける間にその内壁面に
付着する。時間が経ち、ファンケーシング21の内壁面
に付着した油の量が多くなると油が油滴となって壁面を
流下し始める。この油は油抜き穴21bから加熱室11
の中に出る。そして清掃時に加熱室11の内面に付着し
た油とともに拭き取られるものである。
【0048】加熱調理器1の回路構成を図4に示す。制
御部43の中核をなすのは中央制御部100である。中
央制御部100はマイクロプロセッサを含み、加熱調理
器1の全体制御を司る。操作パネル44の中には表示部
101及びキー操作部102が配置されている。
【0049】中央制御部100にはリレースイッチ11
0が接続されている。リレースイッチ110は送風装置
20のモータ27、上ヒータ40及び横ヒータ41、高
周波加熱装置42、及びターンテーブル50のモータ5
1といった動力要素及び加熱要素への給電をON/OF
Fする。
【0050】送風装置20のモータ27、上ヒータ40
及び横ヒータ41、高周波加熱装置42、及びターンテ
ーブル50のモータ51には個々にリレースイッチ(リ
レースイッチ111、112、113、114)が接続
され、個別に給電がON/OFFされる。
【0051】送風装置20のモータ27に対しては、リ
レースイッチ111と直列にリレースイッチ115が接
続される。リレースイッチ115はモータ27の回転方
向を反転するのに用いられるものであり、熱風循環の強
制停止手段としての役割を果たす。
【0052】中央制御部100には次の構成要素が接続
される。すなわち扉17の開閉を検知する扉スイッチ1
20、加熱室11内の温度を検知する温度検知素子12
1、及び熱風の循環経路中に設けられて循環気流の中の
油煙の有無を感知する油煙センサ122である。
【0053】制御部43の外には安全スイッチ130が
配置される。安全スイッチ130は手動スイッチであっ
て、トラブル発生時に中央制御部100によらず加熱調
理器1の動作を停止させるのに用いる。
【0054】加熱調理器1は様々な局面で熱風循環を強
制停止する。どのような局面で熱風循環を強制停止する
か、あるいは強制停止しないかを図6〜図10のフロー
チャートに基づき説明する。
【0055】以下の説明及びフローチャートにおいて、
「加熱動作終了」と「加熱終了」という言葉を用いる。
「加熱動作終了」はヒータ(上ヒータ40、横ヒータ4
1、高周波加熱装置42)及び/又はファン(送風装置
20)を動作停止とするシーケンスを指す。「加熱終
了」は加熱動作終了後、「加熱終了」の旨の報知がなさ
れ、使用者が次の手順に移れるようになったシーケンス
を指す。「予熱動作終了」「予熱終了」も同様の意味で
ある。
【0056】図6に示すのは調理メニューで「ケーキ」
を選択した場合のフローである。「ケーキ」は油煙を伴
わない調理メニューの一例として取り上げた。
【0057】まずキー操作部102を操作し、調理内容
(調理の種類や分量等)の選択や条件入力等を行う。こ
こでは調理メニューの中から「ケーキ」を選択する(ス
テップS201)。
【0058】続いてキー操作部102のスタートキーを
押す。すると上ヒータ40、横ヒータ41、高周波加熱
装置42、ターンテーブル50のモータ51、及び送風
装置20のモータ27に通電し、熱風循環による被調理
物の加熱調理が開始される(ステップS202)。
【0059】設定した調理内容により加熱時間が決ま
る。中央制御部100はこの加熱時間をカウントアップ
する(ステップS203)。
【0060】中央制御部100は所定のサンプリングレ
ートで加熱時間の残り時間をチェックする(ステップS
204)。また扉17が開いていないかどうかをチェッ
クする(ステップS208)。
【0061】加熱工程が終わると上ヒータ40、横ヒー
タ41、高周波加熱装置42、及びターンテーブル50
のモータ51への通電が断たれ、加熱動作終了となる
(ステップS205)。
【0062】加熱動作終了に伴い強制停止手段が作動す
る(ステップS206)。この実施形態ではリレースイ
ッチ115が短い時間だけ逆転側に接続され、モータ2
7に制動をかける。モータ27が停止するタイミングを
見計らってリレースイッチ111をOFFにし、リレー
スイッチ115を正転側に戻す。モータ27は図5のよ
うに挙動し、停止する。従って送風装置20が惰性で送
風することはない。モータ27を逆転側に接続している
時間は、ファンを停止するのに最適な時間を実験により
求め、予めシーケンスとしてプログラミングすればよ
い。調理メニューによってファンの回転数を変えている
場合は、各回転数毎の最適逆転接続時間をそれぞれ実験
により求め、調理メニューのシーケンスにプログラミン
グする。
【0063】続いて表示部101に「加熱終了」の旨の
表示が現れ、加熱調理が終了したことを使用者に報知す
る(ステップS207)。音声による報知と併用しても
よい。
【0064】ステップS207の動作(加熱終了報知)
はステップS206の動作(強制停止手段作動)から所
定時間(例えば5秒)遅れて実行される。すなわち熱風
の循環が完全に終了してから使用者に加熱終了を報知
し、扉17を開けて調理済みの被調理物を取り出すこと
を促すものである。なお、加熱終了報知を行うまでの前
記所定時間を調理メニューによって異ならせてもよい。
このようにすれば、加熱調理終了時の加熱室内の温度が
調理メニューによって異なっていたとしても、それに合
わせて強制停止手段作動から加熱終了報知までの時間を
調整し、常に加熱室11の温度が安全領域まで低下して
から使用者に被調理物の取り出しを促すこととすること
ができ、安全性が向上する。
【0065】「ケーキ」のような油煙の出ない種類の調
理メニューで強制停止手段を作動させるのは次の理由に
よる。すなわち油煙の出る種類の調理メニューでは、加
熱室11の中の油煙の動きを扉17の外から見れば熱風
循環が起こっているかどうかがわかり、扉17を開ける
のを待つことができる。これに対し油煙の出ない種類の
調理メニューでは、加熱終了の報知を受けて扉17の外
から加熱室11の中をのぞき込んでも、熱風循環が停止
したのかどうかがわからない。このため急いで扉17を
開けてしまい、手や顔に熱風を浴びる危険がある。そこ
で、油煙の出ない種類の調理メニューでは加熱終了時に
強制停止手段を作動させ、熱風の循環を強制的に停止さ
せるようにしたのである。
【0066】加熱工程中に何らかの理由で扉17が開い
たときは、扉スイッチ120がこれを検知し、ステップ
S208からステップS209へと移行する。そして強
制停止手段を作動させ、熱風の吹き出しを極力くい止め
る。扉17を閉めれば加熱が再開し(ステップS21
0)、残りの加熱時間がカウントアップされる。
【0067】上記の説明では加熱動作終了時に強制停止
手段を作動させ、所定時間経過後に加熱終了の状態にな
るものとしたが、「加熱終了」の旨の表示が現れるや否
や扉17が開けられるということは現実には殆どないの
で、次のようにすることもできる。すなわち加熱動作終
了と同時に「加熱終了」の旨の表示を出し、強制停止手
段も作動させる。すなわち加熱終了時に強制停止手段を
作動させることとするのである。
【0068】図7に示すのは油煙を伴う調理メニューの
場合のフローである。ここでは油煙を伴う調理メニュー
の一例として「ローストチキン」を取り上げている。
【0069】まずキー操作部102を操作し、調理内容
(調理の種類や分量等)の選択や条件入力等を行う。調
理メニューの中から「ローストチキン」を選択する(ス
テップS301)。
【0070】続いてキー操作部102のスタートキーを
押す。すると上ヒータ40、横ヒータ41、高周波加熱
装置42、ターンテーブル50のモータ51、及び送風
装置20のモータ27に通電し、熱風循環による被調理
物の加熱調理が開始される(ステップS302)。
【0071】設定した調理内容により加熱時間が決ま
る。中央制御部100はこの加熱時間をカウントアップ
する(ステップS303)。
【0072】中央制御部100は所定のサンプリングレ
ートで加熱時間の残り時間をチェックする(ステップS
304)。また扉17が開いていないかどうかをチェッ
クする(ステップS308)。
【0073】加熱工程の終了段階で、油煙センサ122
が油煙を感知しているかどうかをチェックする(ステッ
プS305)。油煙を感知していれば、油煙の動きによ
り使用者が熱風循環を認識できるということなのでステ
ップS306へ進む。
【0074】ステップS306では上ヒータ40、横ヒ
ータ41、高周波加熱装置42、ターンテーブル50の
モータ51、及び送風装置20のモータ27への通電が
断たれ、加熱動作終了となる。
【0075】続いて表示部101に「加熱終了」の旨の
表示が現れ、加熱調理が終了したことを使用者に報知す
る(ステップS307)。音声による報知と併用しても
よい。
【0076】加熱終了の報知があっても、強制停止手段
が作動していないので空気の循環は少しの間続くが、油
煙の動きにより使用者はこれを認識できる。従って急い
で扉17を開け、熱風を浴びることはない。
【0077】また、加熱終了後に空気の循環が継続する
ことにより、油煙が触媒で分解されるという効果ももた
らされる。ただしこの場合、使用者が油煙に気付かず扉
17を開けてしまうということも考えられるので、加熱
終了の報知後一定時間は扉17のチェックを継続し、扉
17が開いた場合には強制停止手段を作動させることと
してもよい。これにより、熱風の吹き出しを極力くい止
めることができる。
【0078】ステップS305において、油煙センサ1
22が油煙を感知していなければ、使用者が熱風循環を
認識できない可能性がある。この場合はステップS31
1へ進む。
【0079】ステップS311では上ヒータ40、横ヒ
ータ41、高周波加熱装置42、及びターンテーブル5
0のモータ51への通電が断たれ、加熱動作終了とな
る。
【0080】加熱動作終了に伴い強制停止手段が作動す
る(ステップS312)。ステップS312では強制停
止手段が作動し、モータ27に制動をかける。これによ
り、送風装置20の送風は止まる。
【0081】ここからステップS307へと進み、表示
部101に「加熱終了」の旨の表示が現れ、加熱調理が
終了したことを使用者に報知する。ステップS307の
動作は、図6と同様、ステップS312の動作(強制停
止手段作動)から所定時間(例えば5秒)遅れて、熱風
循環の停止が確実になってから実行される。加熱終了報
知を行うまでの前記所定時間を調理メニューによって異
ならせてもよい。
【0082】この場合も図6のフローの場合と同様、加
熱動作終了と同時に「加熱終了」の旨の表示を出し、強
制停止手段も作動させる、つまり加熱終了時に強制停止
手段を作動させることとすることができる。
【0083】加熱工程中に何らかの理由で扉17が開い
たときは、扉スイッチ120がこれを検知し、ステップ
S308からステップS309へと移行する。そして強
制停止手段を作動させ、熱風の吹き出しを極力くい止め
る。扉17を閉めれば加熱が再開し(ステップS31
0)、残りの加熱時間がカウントアップされる。
【0084】図8に示すのは調理プログラム上被調理物
を手で処理するための途中停止工程が設けられている場
合のフローである。そのような調理メニューの一例とし
て、「マヨネーズチキン」を取り上げる。なおこれは
「油煙を伴う調理メニュー」でもある。
【0085】まずキー操作部102を操作し、調理内容
(調理の種類や分量等)の選択や条件入力等を行う。調
理メニューの中から「マヨネーズチキン」を選択する
(ステップS401)。
【0086】続いてキー操作部102のスタートキーを
押す。すると上ヒータ40、横ヒータ41、高周波加熱
装置42、ターンテーブル50のモータ51、及び送風
装置20のモータ27に通電し、熱風循環による被調理
物の加熱が開始される(ステップS402)。
【0087】設定した調理内容により、途中停止工程ま
での加熱時間が決まる。中央制御部100はこの加熱時
間をカウントアップする(ステップS403)。
【0088】中央制御部100は所定のサンプリングレ
ートで途中停止工程までの残り時間をチェックする(ス
テップS404)。また扉17が開いていないかどうか
をチェックする(ステップS415)。
【0089】途中停止工程までの加熱工程が終わると途
中停止工程に入る(ステップS405)。この場合高周
波加熱装置42及びターンテーブル50のモータ51へ
の通電は断たれるが、上ヒータ40及び横ヒータ41へ
の通電は続行される。
【0090】途中停止に伴い強制停止手段が作動する
(ステップS406)。
【0091】続いて表示部101に「途中停止」の旨の
表示が現れ、被調理物を手で処理する段階に入ったこと
を使用者に報知する(ステップS407)。音声による
報知と併用してもよい。
【0092】ステップS407の動作(途中停止の表
示)はステップS406の動作(強制停止手段作動)か
ら所定時間(例えば5秒)遅れて実行される。すなわち
熱風の循環が完全に終了してから使用者に「途中停止」
を表示し、扉17を開けて被調理物に手で処理を加える
ことを促すものである。加熱終了報知を行うまでの前記
所定時間を調理メニューによって異ならせてもよい。
【0093】手処理の際に強制停止手段を作動させるの
は次の理由による。すなわち使用者は、指示された手処
理は被調理物が冷えないうちに手早く行わねばならない
と考えがちである。食事の用意は通常慌ただしいもので
あるという事情もある。そのため、「途中停止」の旨の
表示が出るとすぐに扉17を開けてしまいやすい。そこ
で、手処理のために途中停止する際は強制停止手段を作
動させ、熱風の循環を強制的に停止させるようにしたの
である。
【0094】この場合も、「途中停止」の旨の表示が現
れるや否や扉17が開けられるということは現実には殆
どないということに鑑み、高周波加熱装置42及びター
ンテーブル50の動作停止と同時に「途中停止」の旨の
表示を出し、強制停止手段を作動させることとしてもよ
い。
【0095】途中停止工程では、使用者は扉17を開
け、被調理物にマヨネーズをつけたり、たれをかけた
り、被調理物をひっくり返すといった作業を行う(ステ
ップS408)。
【0096】この調理メニューの場合、途中停止時に上
ヒータ40及び横ヒータ41への通電が続行されるが、
調理メニューによっては上ヒータ40及び横ヒータ41
への通電も断つことがある。
【0097】手処理を終えたら扉17を閉め、キー操作
部102を操作して加熱を再スタートする(ステップS
409)。
【0098】中央制御部100は残りの加熱時間をカウ
ントアップする(ステップS410)。
【0099】中央制御部100は所定のサンプリングレ
ートで加熱時間の残り時間をチェックする(ステップS
411)。また扉17が開いていないかどうかをチェッ
クする(ステップS418)。
【0100】加熱工程の終了段階で、油煙センサ122
が油煙を感知しているかどうかをチェックする(ステッ
プS412)。油煙を感知していれば、油煙の動きによ
り使用者が熱風循環を認識できるということなのでステ
ップS413へ進む。
【0101】ステップS413では上ヒータ40、横ヒ
ータ41、高周波加熱装置42、ターンテーブル50の
モータ51、及び送風装置20のモータ27への通電が
断たれ、加熱動作終了となる。
【0102】続いて表示部101に「加熱終了」の旨の
表示が現れ、加熱調理が終了したことを使用者に報知す
る(ステップS414)。音声による報知と併用しても
よい。
【0103】加熱終了の報知があっても、強制停止手段
が作動していないので熱風循環は少しの間続くが、油煙
の動きにより使用者はこれを認識できる。従って急いで
扉17を開け、熱風を浴びることはない。
【0104】また、加熱終了後に空気の循環が継続する
ことにより、油煙が触媒で分解されるという効果ももた
らされる。ただしこの場合、使用者が油煙に気付かず扉
17を開けてしまうということも考えられるので、加熱
終了の報知後一定時間は扉17のチェックを継続し、扉
17が開いた場合には強制停止手段を作動させることと
してもよい。これにより、熱風の吹き出しを極力くい止
めることができる。
【0105】ステップS412において、油煙センサ1
22が油煙を感知していなければ、使用者が熱風循環を
認識できない可能性がある。この場合はステップS42
1へ進む。
【0106】ステップS421では上ヒータ40、横ヒ
ータ41、高周波加熱装置42、及びターンテーブル5
0のモータ51への通電が断たれ、加熱動作終了とな
る。
【0107】加熱動作終了に伴い強制停止手段が作動す
る(ステップS422)。
【0108】ここからステップS414へと進み、表示
部101に「加熱終了」の旨の表示が現れ、加熱調理が
終了したことを使用者に報知する。ステップS414の
動作は、図6と同様、ステップS422の動作(強制停
止手段作動)から所定時間(例えば5秒)遅れて、熱風
循環の停止が確実になってから実行される。加熱終了報
知を行うまでの前記所定時間を調理メニューによって異
ならせてもよい。
【0109】この場合も図6のフローの場合と同様、加
熱動作終了と同時に「加熱終了」の旨の表示を出し、強
制停止手段も作動させる、つまり加熱終了時に強制停止
手段を作動させることとすることができる。
【0110】加熱工程中に何らかの理由で扉17が開い
たときは、扉スイッチ120がこれを検知し、ステップ
S415からステップS416へ、またステップS41
8からステップS419へと移行する。そして強制停止
手段を作動させ、熱風の吹き出しを極力くい止める。扉
17を閉めれば加熱が再開し(ステップS417、ステ
ップS420)、残りの加熱時間がカウントアップされ
る。
【0111】図9に示すのは被調理物を入れる前に加熱
室11を予熱しておく予熱工程が設けられている場合の
フローである。
【0112】まずキー操作部102を操作し、予熱を必
要とする調理メニューを選択する(ステップS50
1)。
【0113】続いてキー操作部102のスタートキーを
押す。すると上ヒータ40、横ヒータ41、ターンテー
ブル50のモータ51、及び送風装置20のモータ27
に通電し、熱風循環による加熱室の予熱が開始される
(ステップS502)。高周波加熱装置42は使わな
い。
【0114】中央制御部100は予熱が完了したかどう
かをチェックする(ステップS503)。また扉17が
開いていないかどうかをチェックする(ステップS50
7)。
【0115】予熱工程が終わると上ヒータ40、横ヒー
タ41、及びターンテーブル50のモータ51への通電
が断たれ、予熱動作終了となる(ステップS504)。
予熱動作終了に伴い強制停止手段が作動する(ステップ
S505)。
【0116】続いて表示部101に「予熱終了」の旨の
表示が現れ、加熱室11の予熱が終了したことを使用者
に報知する(ステップS506)。音声による報知と併
用してもよい。
【0117】ステップS506の動作(予熱終了報知)
はステップS505の動作(強制停止手段作動)から所
定時間(例えば5秒)遅れて実行される。すなわち熱風
の循環が完全に終了してから使用者に予熱終了を報知
し、扉17を開けて加熱室11に被調理物を入れ、調理
を開始することを促すものである。
【0118】予熱工程では当然のことながら油煙が発生
しない。従って予熱終了の報知を受けて扉17の外から
加熱室11の中をのぞき込んでも、熱風循環が停止した
のかどうかがわからない。このため急いで扉17を開け
てしまい、手や顔に熱風を浴びる危険がある。そこで、
予熱終了時には強制停止手段を作動させ、熱風の循環を
強制的に停止させるようにしたのである。
【0119】この場合も図6のフローの場合と同様、予
熱動作終了と同時に「予熱終了」の旨の表示を出し、強
制停止手段も作動させる、つまり予熱終了時に強制停止
手段を作動させることとすることができる。
【0120】予熱工程中に何らかの理由で扉17が開い
たときは、扉スイッチ120がこれを検知し、ステップ
S507からステップS508へと移行する。そして強
制停止手段を作動させ、熱風の吹き出しを極力くい止め
る。扉17を閉めれば予熱が再開し(ステップS50
9)、残りの予熱時間がカウントアップされる。
【0121】図10に示すのは加熱及び予熱工程中に扉
17が開けられたとき以外は強制停止手段を作動させな
いこととした場合のフローである。調理メニュー例は
「ケーキ」となっている。
【0122】まずキー操作部102を操作し、調理内容
(調理の種類や分量等)の選択や条件入力等を行う。調
理メニューとして「ケーキ」を選択する(ステップS6
01)。
【0123】続いてキー操作部102のスタートキーを
押す。すると上ヒータ40、横ヒータ41、高周波加熱
装置42、ターンテーブル50のモータ51、及び送風
装置20のモータ27に通電し、熱風循環による被調理
物の加熱が開始される(ステップS602)。
【0124】設定した調理内容により加熱時間が決ま
る。中央制御部100はこの加熱時間をカウントアップ
する(ステップS603)。
【0125】中央制御部100は所定のサンプリングレ
ートで加熱時間の残り時間をチェックする(ステップS
604)。また扉17が開いていないかどうかをチェッ
クする(ステップS607)。
【0126】加熱工程が終わると上ヒータ40、横ヒー
タ41、高周波加熱装置42、ターンテーブル50のモ
ータ51、及び送風装置20のモータ27への通電が断
たれ、加熱動作終了となる(ステップS605)。
【0127】送風装置20のファン22が自然に停止す
るのを待ち、表示部101に「加熱終了」の旨の表示が
現れ、加熱調理が終了したことを使用者に報知する(ス
テップS606)。音声による報知と併用してもよい。
ステップS605からステップS606までの間にどれ
だけの時間を置くかは実験により最適な時間を求め、予
めシーケンスとしてプログラミングすればよい。調理メ
ニューによってファンの回転数を変えている場合は、自
然停止に要する時間を回転数毎に実験により求め、調理
メニューのシーケンスにプログラミングする。
【0128】油煙の出る調理メニューの場合も送風装置
20が自然に停止するのを待って表示部101に「加熱
終了」の旨の表示を出す。送風装置20が自然に停止す
るまでの空気循環により、触媒による油煙の分解が促進
されるという効果が付加される。
【0129】加熱工程中に何らかの理由で扉17が開い
たときは、扉スイッチ120がこれを検知し、ステップ
S607からステップS608へと移行する。
【0130】ステップS608では強制停止手段が作動
し、モータ27に制動をかける。これにより、送風装置
20の送風は止まる。扉17を閉めれば加熱が再開し
(ステップS609)、残りの加熱時間がカウントアッ
プされる。
【0131】本発明は次のような形で実施することも可
能である。
【0132】送風装置20のモータ27を強制停止させ
るのに機械的な制動装置を用いることしてもよい。ま
た、送風装置20から上吹出口30あるいは横吹出口3
1に至る空気通路、あるいは吸込口32にダンパ(シャ
ッタ)を設け、モータ27の回転の如何にかかわらず空
気の流れを遮断できるようにしてもよい。
【0133】この他、発明の主旨を逸脱しない範囲で種
々の変更を加えて実施することが可能である。
【0134】
【発明の効果】本発明は以下に掲げるような効果を奏す
る。
【0135】(1)加熱室内に熱風の吹出口と吸込口を
設けて熱風の循環気流を形成し、この熱風循環により被
調理物の加熱調理を行う加熱調理器において、前記熱風
循環の強制停止手段を設けたから、熱風循環を自然停止
にまかせるのでなく強制的に停止させることができる。
従って加熱動作終了後に惰性で循環している熱風が使用
者に危害を及ぼす可能性を排除できる。
【0136】(2)上記のような加熱調理器において、
前記強制停止手段を、前記循環気流を形成する送風装置
のモータを逆転側に接続するスイッチ手段により構成し
たから、簡単な構成で熱風循環の強制停止手段を実現で
き、コスト的に有利である。
【0137】(3)加熱室内に熱風の吹出口と吸込口を
設けて熱風の循環気流を形成し、この熱風循環により被
調理物の加熱調理を行う加熱調理器において、前記熱風
循環の強制停止手段を設けるとともに、この強制停止手
段を所定のタイミングで動作させる制御装置を設けたか
ら、熱風循環の強制停止手段が制御装置により適切な時
機に動作せしめられ、加熱動作終了後に惰性で循環して
いる熱風が使用者に危害を及ぼす可能性を効果的に排除
できる。
【0138】(4)上記のような加熱調理器において、
前記所定のタイミングが、加熱動作中に前記加熱室の扉
が開いた時であることとしたから、加熱動作中に加熱室
の扉が開くことがあっても熱風が吹き出すことがなく、
安全性が向上する。
【0139】(5)上記のような加熱調理器において、
前記所定のタイミングが、加熱動作終了時又は加熱終了
時であることとしたから、加熱動作終了又は加熱終了と
ともに熱風循環が強制的に停止せしめられる。これによ
り、使用者の安全が確保されるとともに、調理完了後の
被調理物になおも熱風が当たって調理が所期のレベル以
上に進行することを防止できる。
【0140】(6)上記のような加熱調理器において、
油煙を発生しない調理メニューの加熱動作終了時又は加
熱終了時に前記強制停止手段を作動させることとしたか
ら、油煙を発生しない調理メニューの加熱調理が終わっ
たときには熱風循環が強制的に停止せしめられる。本来
油煙がないと加熱調理終了時又は加熱終了時に熱風循環
が停止したのかどうかわかりにくいが、このように熱風
循環を強制停止させることにより、加熱調理終了後又は
加熱終了後に加熱室の扉を開けて手や顔に熱風を浴びる
という危険を排除できる。
【0141】(7)上記のような加熱調理器において、
熱風の循環経路中に油煙センサを設け、この油煙センサ
が油煙を感知しない場合に前記所定のタイミングで前記
強制停止手段を作動させることとしたから、油煙センサ
が油煙を感知しなかったときには熱風循環が所定のタイ
ミングで強制的に停止せしめられる。油煙が見えなけれ
ば熱風循環が停止しているものと誤認する可能性がある
が、熱風循環の強制停止をもって危険を排除できる。
【0142】(8)上記のような加熱調理器において、
前記所定のタイミングが、あらかじめ調理プログラムに
設定されていることとしたから、調理プログラムに基づ
き加熱が中断したときには熱風循環が強制的に停止せし
められる。手処理のため急いで加熱室の扉を開けたとし
ても使用者が手や顔に熱風を浴びるといったことがな
い。
【0143】(9)上記のような加熱調理器において、
前記所定のタイミングが、前記加熱室の予熱動作終了時
又は予熱終了時であることとしたから、予熱動作終了又
は予熱終了とともに熱風循環が強制的に停止せしめられ
る。本来予熱動作終了時又は予熱終了時には熱風循環が
停止したのかどうかわかりにくいが、このように熱風循
環を強制停止させることにより、予熱動作終了後又は予
熱終了後に加熱室の扉を開けて手や顔に熱風を浴びると
いう危険を排除できる。
【0144】(10)上記のような加熱調理器におい
て、前記加熱動作終了時、前記強制停止手段が作動を開
始してから所定時間経過後に加熱終了の報知がなされる
こととしたから、強制停止手段が作動を開始してから所
定時間が経過し、熱風循環が完全に停止した後に加熱終
了の報知が行われるようにし、使用者の安全を確保する
ことができる。
【0145】(11)加熱室内に熱風の吹出口と吸込口
を設けて熱風の循環気流を形成し、この熱風循環により
被調理物の加熱調理を行う加熱調理器において、加熱動
作終了時、前記循環気流を形成する送風装置のモータへ
の通電が断たれてから所定時間経過後に加熱終了の報知
がなされることとしたから、循環気流を形成する送風装
置のモータへの通電が断たれてから所定時間が経過し、
送風装置が自然に停止した後に加熱終了の報知がなされ
る。これにより、熱風循環の強制停止手段によらなくて
も、使用者の安全を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る加熱調理器の正面
図にして、透視図法で表現したもの
【図2】 加熱調理器の垂直断面図
【図3】 加熱調理器の内部構成を示す模型的垂直断面
図にして、図2と断面方向を異ならせたもの
【図4】 加熱調理器の回路構成図
【図5】 送風装置のモータの強制停止時の挙動を説明
する図
【図6】 加熱調理器の動作を説明する第1のフローチ
ャート
【図7】 加熱調理器の動作を説明する第2のフローチ
ャート
【図8】 加熱調理器の動作を説明する第3のフローチ
ャート
【図9】 加熱調理器の動作を説明する第4のフローチ
ャート
【図10】 加熱調理器の動作を説明する第5のフロー
チャート
【符号の説明】
1 加熱調理器 11 加熱室 12 天井壁 13 底面壁 14 奥内側壁 15 左内側壁 16 右内側壁 17 扉 20 送風装置 21 ファンケーシング 22 ファン 25 上ダクト 26 横ダクト 30 上吹出口 31 横吹出口 32 吸込口 40 上ヒータ 41 横ヒータ 43 制御装置 44 操作パネル 100 中央制御部 101 表示部 102 キー操作部 115 リレースイッチ(強制停止手段) 120 扉スイッチ 122 油煙センサ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室内に熱風の吹出口と吸込口を設け
    て熱風の循環気流を形成し、この熱風循環により被調理
    物の加熱調理を行う加熱調理器において、 前記熱風循環の強制停止手段を設けたことを特徴とする
    加熱調理器。
  2. 【請求項2】 前記強制停止手段を、前記循環気流を形
    成する送風装置のモータを逆転側に接続するスイッチ手
    段により構成したことを特徴とする請求項1に記載の加
    熱調理器。
  3. 【請求項3】 加熱室内に熱風の吹出口と吸込口を設け
    て熱風の循環気流を形成し、この熱風循環により被調理
    物の加熱調理を行う加熱調理器において、 前記熱風循環の強制停止手段を設けるとともに、この強
    制停止手段を所定のタイミングで動作させる制御装置を
    設けたことを特徴とする加熱調理器。
  4. 【請求項4】 前記所定のタイミングが、加熱動作中に
    前記加熱室の扉が開いた時であることを特徴とする請求
    項3に記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 前記所定のタイミングが、加熱動作終了
    時又は加熱終了時であることを特徴とする請求項3に記
    載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 油煙を発生しない調理メニューの加熱動
    作終了時又は加熱終了時に前記強制停止手段を作動させ
    ることを特徴とする請求項5に記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 熱風の循環経路中に油煙センサを設け、
    この油煙センサが油煙を感知しない場合に前記所定のタ
    イミングで前記強制停止手段を作動させることを特徴と
    する請求項3に記載の加熱調理器。
  8. 【請求項8】 前記所定のタイミングが、あらかじめ調
    理プログラムに設定されていることを特徴とする請求項
    3に記載の加熱調理器。
  9. 【請求項9】 前記所定のタイミングが、前記加熱室の
    予熱動作終了時又は予熱終了時であることを特徴とする
    請求項3に記載の加熱調理器。
  10. 【請求項10】 前記強制停止手段が作動を開始してか
    ら所定時間経過後に加熱終了の報知がなされることを特
    徴とする請求項3〜請求項9のいずれかに記載の加熱調
    理器。
  11. 【請求項11】 加熱室内に熱風の吹出口と吸込口を設
    けて熱風の循環気流を形成し、この熱風循環により被調
    理物の加熱調理を行う加熱調理器において、 加熱動作終了時に、前記循環気流を形成する送風装置の
    モータへの通電が断たれてから所定時間経過後に加熱終
    了の報知がなされることを特徴とする加熱調理器。
JP2002116946A 2002-04-19 2002-04-19 加熱調理器 Pending JP2003314826A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002116946A JP2003314826A (ja) 2002-04-19 2002-04-19 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002116946A JP2003314826A (ja) 2002-04-19 2002-04-19 加熱調理器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003314826A true JP2003314826A (ja) 2003-11-06

Family

ID=29534307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002116946A Pending JP2003314826A (ja) 2002-04-19 2002-04-19 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003314826A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8267008B2 (en) 2009-03-09 2012-09-18 Jamco Corporation Heating unevenness preventing device for steam oven for aircraft
JP5666040B1 (ja) * 2014-04-01 2015-02-04 アイリスオーヤマ株式会社 加熱調理器
JP2015081736A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 東芝ホームテクノ株式会社 加熱調理器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8267008B2 (en) 2009-03-09 2012-09-18 Jamco Corporation Heating unevenness preventing device for steam oven for aircraft
EP2236943B1 (en) * 2009-03-09 2015-01-28 Jamco Corporation Method of operating a steam oven for an aircraft
JP2015081736A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 東芝ホームテクノ株式会社 加熱調理器
JP5666040B1 (ja) * 2014-04-01 2015-02-04 アイリスオーヤマ株式会社 加熱調理器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4654096B2 (ja) 加熱調理器
JP4416720B2 (ja) 加熱調理器
JP4664754B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5116292B2 (ja) 加熱調理器
JP2010216677A (ja) 電磁誘導加熱調理器
JP2008021472A (ja) 誘導加熱調理器
JP2008067804A (ja) グリル装置
JP4459063B2 (ja) 加熱調理器
JP2008075915A (ja) グリル装置
JP2003314826A (ja) 加熱調理器
JP5940903B2 (ja) 加熱調理器
JP6198888B2 (ja) 加熱調理器
JP2010075623A (ja) 加熱調理器
JP2008073124A (ja) グリル装置
JP2005078823A (ja) 誘導加熱調理器
JP5312115B2 (ja) 加熱調理器
JP3913641B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2008064373A (ja) 加熱調理器
JP2005228585A (ja) 誘導加熱調理器
JP2006105455A (ja) 加熱調理器
JP2004226040A (ja) 加熱調理器
JP2003086340A (ja) 電磁調理器
JPH11166738A (ja) 加熱調理器
JP4184163B2 (ja) 電子レンジ
JPH0552344A (ja) 加熱調理器