JP2003314362A - 金属ガスケット - Google Patents

金属ガスケット

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JP2003314362A
JP2003314362A JP2002123000A JP2002123000A JP2003314362A JP 2003314362 A JP2003314362 A JP 2003314362A JP 2002123000 A JP2002123000 A JP 2002123000A JP 2002123000 A JP2002123000 A JP 2002123000A JP 2003314362 A JP2003314362 A JP 2003314362A
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JP
Japan
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plate
metal gasket
combustion chamber
water jacket
water
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JP2002123000A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Matsumoto
洋行 松本
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Japan Metal Gasket Co Ltd
Original Assignee
Japan Metal Gasket Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1の板と第2の板との間から水ジャケット
内の水が外部に流通するのを阻止して設計通りの冷却水
の流通量を確保すると共に、低コスト化を図る。 【解決手段】 燃焼室孔11を有する第1の板14の外
側部分に第2の板18を配置して両者14,18をエン
ジン側の水ジャケットの位置で加締め等により周方向に
部分的に結合し、且つ、前記第1の板14の板厚を前記
第2の板18の板厚より厚くして板厚差を設けることに
より、シリンダヘッドとシリンダブロックとの接合面間
に介装して締結ボルトで締め付ける際に前記燃焼室孔1
1の周囲に面圧を集中させて前記接合面間をシールする
ようにした金属ガスケットであって、前記第1の板14
と前記第2の板18との間を前記水ジャケット上で覆う
第3の板30を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関を構成す
るシリンダブロックとシリンダヘッドとの接合面間に介
装して該接合面間をシールする金属ガスケットに関し、
特に、燃焼室孔の周囲の板厚を外側部分より厚くして両
者の間に板厚差を設けた金属ガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の金属ガスケットとして
は、例えば実開平3−5955号公報に示すように、燃
焼室孔を有する第1の板の外側部分に第2の板を配置し
て両者をエンジン側の水ジャケットの位置でハトメ等に
より周方向に部分的に結合し、且つ、前記第1の板の板
厚を前記第2の板の板厚より厚くして両者の間に板厚差
を設けることにより、シリンダヘッドとシリンダブロッ
クとの接合面間に介装して締結ボルトで締め付ける際に
燃焼室孔の周囲に面圧を集中させ、これにより、シール
条件の厳しい燃焼室孔の周囲に最大荷重をかけて前記接
合面間をシールするようにしたものが知られている。
【0003】しかしながら、上記構成の金属ガスケット
においては、第1の板と第2の板とをエンジン側の水ジ
ャケットの位置でハトメ等により周方向に部分的に結合
しているため、周方向に隣り合う各ハトメ間の隙間から
水ジャケット内の水が外部に流れて設計通りの冷却水の
流通量を確保できない虞れがある。また、特開平8−2
85080号公報には、図4に示すように、燃焼室孔1
の周囲にビード2や水穴3が設けられた比較的厚肉の第
1の板4の外側部分にビード5、ボルト挿通穴6及び油
穴7が設けられた比較的薄肉の第2の板8を配置して両
者をレーザ溶接によって周方向全周にわたって結合した
金属ガスケットが開示されている。
【0004】なお、第1の板4の外周と第2の板8の内
周には水穴9を半割りにした状態の凹部9aがそれぞれ
設けられており、各凹部9aは両板4,8を結合するこ
とにより水穴9を形成するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平8−285
080号公報に記載の従来の金属ガスケットにおいて
は、第1の板4と第2の板8とをレーザ溶接によって周
方向全周にわたって結合しているため、第1の板4と第
2の板8との間から水ジャケット内の水が外部に流通す
るのを阻止することはできるものの、第1の板4と第2
の板8とをレーザ溶接によって周方向全周にわたって結
合する作業にコストがかかり、製作コストを低くする妨
げになるという問題がある。
【0006】本発明はこのような不都合を解消するため
になされたものであり、第1の板と第2の板との間から
水ジャケット内の水が外部に流通するのを阻止して設計
通りの冷却水の流通量を確保することができると共に、
低コスト化を図ることができる金属ガスケットを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、燃焼室孔を有する第1の板
の外側部分に第2の板を配置して両者をエンジン側の水
ジャケットの位置で周方向に部分的に結合し、且つ、前
記第1の板の板厚を前記第2の板の板厚より厚くして板
厚差を設けることにより、シリンダヘッドとシリンダブ
ロックとの接合面間に介装して締結ボルトで締め付ける
際に前記燃焼室孔の周囲に面圧を集中させて前記接合面
間をシールするようにした金属ガスケットであって、前
記第1の板と前記第2の板との間を前記水ジャケット上
で覆う第3の板を備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1におい
て、前記第3の板は、前記第1の板と前記第2の板とを
結合したものと平面視して略同一形状であることを特徴
とする。求項1記載の金属ガスケット。請求項3に係る
発明は、請求項2において、前記第3の板の前記燃焼室
孔の周囲及び/又は外周縁にビードを設けたことを特徴
とする。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項1〜3のい
ずれか一項において、前記第2の板の硬度を前記第1の
板より低くしたことを特徴とする。請求項5に係る発明
は、請求項1〜3のいずれか一項において、前記第2の
板の硬度を前記第1の板より高くしたことを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の
一例である金属ガスケットを説明するための分解斜視
図、図2は第1の板と第2の板とを結合した状態の平面
図、図3は第3の板の平面図である。図1に示すよう
に、この金属ガスケット10は、燃焼室孔11の周囲に
フルビード12や水穴13が形成された第1の板14
と、該第1の板14の外側に配置されてボルト挿通穴1
5、油穴16が形成されると共に外周縁にフルビード1
7が形成された第2の板18とを備えており、該第2の
板18は第1の板14より硬度が低い安価な材質で形成
されている。
【0011】第1の板14は第2の板18より厚肉にさ
れて両板14,18の間に板厚差が設けられており、ま
た、第1の板14の外周と第2の板18の内周とは略同
一形状とされて第2の板18の内周に第1の板14の外
周が嵌合可能とされている。第1の板14の外周と第2
の板18の内周には水穴19(図2参照)を半割りにし
た状態の凹部19aがそれぞれ設けられており、各凹部
19aは両板14,18を結合することにより水穴19
を形成するようになっている。
【0012】第1の板14の外周および第2の板18の
内周にはそれぞれ加締め用の突起20が周方向に所定の
間隔で複数箇所形成されており、第2の板18の内周に
第1の板14の外周が嵌合した状態で第1の板14の突
起20と第2の板18の突起20とを加締めることによ
り、両板14,18がエンジン側の水ジャケットの位置
で周方向に部分的に結合されて結合基板21が構成され
る(図2参照)。
【0013】ここで、この実施の形態では、結合基板2
1の第1の板14と第2の板18との間を周方向全周に
わたって水ジャケット上で覆うべく、結合基板21に第
3の板30を積層している。第3の板30は,図3に示
すように、平面視して結合基板21と略同一形状とされ
ており、比較的安価はSPCC等の素材で形成されてい
る。従って、第3の板30の燃焼室孔11の周囲にはフ
ルビード12が形成されていると共に、該フルビード1
2の外側には水穴13,19、ボルト挿通穴15、油穴
16が形成され、更に、外周縁にはフルビード17が形
成されている。なお、第3の板30のフルビード12,
17は第1の板14のフルビード12および第2の板1
8のフルビード17に対して互いに凸部側が対向するよ
うになっている。
【0014】そして、かかる構成の金属ガスケット10
をシリンダブロックとシリンダヘッドとの接合面間に介
装して締結ボルトで締め付けると、結合基板21と第3
の板30のフルビード12,17が板厚方向に圧縮変形
し、締め付け終了時においては、第1の板14が配置さ
れた最も板厚が厚い燃焼室孔11の周囲と第2の板18
が配置された外側部分との板厚差により燃焼室孔11の
周囲に最も面圧が集中し、これにより、シール条件が厳
しいシリンダボア端部周囲に最大荷重が作用して前記接
合面間のシールがなされる。
【0015】このとき、上述したように、結合基板21
の第1の板14と第2の板18との間が第3の板30に
よって周方向全周にわたって水ジャケット上で覆われて
いるため、両板14,18がエンジン側の水ジャケット
の位置で周方向に部分的に結合されていても、第1の板
14と第2の板18との間から水ジャケット内の水が外
部に流通するのを阻止することができ、設計通りの冷却
水の流通量を確保することができる。
【0016】また、第3の板30は安価な材質のもので
足り、しかも、結合基板21に積層するだけでよいた
め、従来のように、レーザ溶接で両板14,18間を全
周溶接する場合に比べてコストを低くすることができ
る。なお、本発明の第1の板、第2の板および第3の板
等の構成や第1の板と第2の板との結合方法は上記実施
の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱
しない範囲で適宜変更可能である。
【0017】例えば上記実施の形態では、第1の板14
と第2の板18とを加締めにより周方向に部分的に結合
した場合を例に採ったが、これに限定されず、例えば第
1の板14と第2の板18とをハトメやスポット溶接等
により周方向に部分的に結合するようにしてもよい。ま
た、上記実施の形態では、第3の板30の燃焼室孔11
の周囲および外周縁にそれぞれフルビード12,17を
設けた場合を例に採ったが、これに限定されず、フルビ
ード12および17の内のいずれか一方を設けるように
してもよく、また、フルビード17に代えてステップ状
のハーフビードを設けるようにしてもよく、更には、ビ
ードを設けずに平板状の第3の板としてもよい。
【0018】更に、上記実施の形態では、第3の板30
を平面視して結合基板21と略同一形状としているが、
必ずしもこのようにする必要はなく、第1の板14と第
2の板18との間から水ジャケット内の水が外部に流通
するのを阻止することができ、且つ、必要なシール性能
が確保できる限りにおいて任意の形状を採用することが
できる。
【0019】更に、上記実施の形態では、第2の板18
を第1の板14より硬度が低い安価な材質で形成した場
合を例に採ったが、外周縁側のシール性の強化が要求さ
れる場合には、第2の板18を第1の板14と同等の硬
度かそれ以上の硬度のものを用いることもできる。更
に、前記第3の板30を結合基板21の両側に配置する
ようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、第1の板と第2の板との間から水ジャケット
内の水が外部に流通するのを阻止して設計通りの冷却水
の流通量を確保することができると共に、低コスト化を
図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例である金属ガスケッ
トを説明するための分解斜視図である。
【図2】第1の板と第2の板とを結合した状態の平面図
である。
【図3】第3の板の平面図である。
【図4】従来の金属ガスケットを説明するための平面図
である。
【符号の説明】
10…金属ガスケット 11…燃焼室孔 12…フルビード 13,19…水穴 14…第1の板 15…ボルト挿通穴 17…フルビード 18…第2の板 30…第3の板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室孔を有する第1の板の外側部分に
    第2の板を配置して両者をエンジン側の水ジャケットの
    位置で周方向に部分的に結合し、且つ、前記第1の板の
    板厚を前記第2の板の板厚より厚くして板厚差を設ける
    ことにより、シリンダヘッドとシリンダブロックとの接
    合面間に介装して締結ボルトで締め付ける際に前記燃焼
    室孔の周囲に面圧を集中させて前記接合面間をシールす
    るようにした金属ガスケットであって、 前記第1の板と前記第2の板との間を前記水ジャケット
    上で覆う第3の板を備えたことを特徴とする金属ガスケ
    ット。
  2. 【請求項2】 前記第3の板は、前記第1の板と前記第
    2の板とを結合したものと平面視して略同一形状である
    ことを特徴とする請求項1記載の金属ガスケット。
  3. 【請求項3】 前記第3の板の前記燃焼室孔の周囲及び
    /又は外周縁にビードを設けたことを特徴とする請求項
    2記載の金属ガスケット。
  4. 【請求項4】 前記第2の板の硬度を前記第1の板より
    低くしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項
    に記載の金属ガスケット。
  5. 【請求項5】 前記第2の板の硬度を前記第1の板より
    高くしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項
    に記載の金属ガスケット。
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