JP2003312114A - マスタ係止装置・孔版印刷装置 - Google Patents

マスタ係止装置・孔版印刷装置

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JP2003312114A
JP2003312114A JP2002126378A JP2002126378A JP2003312114A JP 2003312114 A JP2003312114 A JP 2003312114A JP 2002126378 A JP2002126378 A JP 2002126378A JP 2002126378 A JP2002126378 A JP 2002126378A JP 2003312114 A JP2003312114 A JP 2003312114A
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magnet
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stage
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Katsuaki Ono
克昭 小野
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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Tohoku Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの上昇を抑制できるとともにマス
タのクランプ位置ずれを抑制できるようにする。 【解決手段】 版胴上に設けられるマスタ係止装置21
は、版胴の外周面に固定された磁性材料からなるステー
ジ2と、該ステージ2に対して接離する回動自在なクラ
ンプ部材1を有しており、該クランプ部材1には磁気的
吸引力(挟持力)を発生させるマグネット22が固定さ
れている。マグネット22のステージ2に対する対向面
22aには、シリコン樹脂等の摩擦抵抗材24がコーテ
ィングされ、マスタ8の熱可塑性樹脂フィルム8aに対
する摩擦抵抗が高められている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷用版としての
マスタの端部を挟持(クランプ)して版胴に巻き付ける
ためのマスタ係止装置及び該マスタ係止装置を備えた孔
版印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、簡便な印刷方式として、デジ
タル式感熱孔版印刷が知られている。これは、原稿画像
の読取情報に基いてサーマルヘッド等により印刷用版と
しての感熱性孔版マスタ(以下、単に「マスタ」ともい
う)を溶融穿孔し、製版されたマスタを、多孔性の支持
円筒体に樹脂あるいは金属網体のメッシュスクリーンを
1層又は複数層巻装した構成の回転自在な版胴の外周面
に巻き付けて印刷を行なうものである。版胴の内部に設
けられたインキ供給手段により版胴内面にインキが供給
され、印刷用紙をプレスローラ等の押圧手段により版胴
に連続的に押圧することにより、インキが版胴の開孔
部、マスタの穿孔部より滲出して印刷用紙に転移し、こ
れによって印刷用紙上にインキ画像が形成される。
【0003】マスタとしては、熱可塑性樹脂フィルム
(以下、単に「フィルム」ともいう)にインキ通過性支持
体としての多孔性繊維膜を接着剤で貼り合わせたラミネ
ート構造のものが知られている。マスタのフィルム面を
サーマルヘッドの発熱素子に接触させながら溶融穿孔し
て製版がなされる。多孔性繊維膜としては、一般的に、
和紙繊維や合成繊維、あるいは和紙繊維と合成繊維を混
抄したものが用いられている。製版されたマスタの版胴
への巻き付けは、マスタの先端部を版胴に設けられたマ
スタ係止装置で挟持し、その状態で版胴を回転させなが
らマスタを供給することによってなされる。マスタ係止
装置は、マグネットと磁性体との間の磁気的吸引力によ
りマスタの端部を挟持する構成を有しており、版胴から
マスタを外す場合には回動自在に設けられた方を回動さ
せて挟持力を解除するようになっている。
【0004】ところで、版胴に巻装されたマスタは連続
的に回転しながらプレスローラの押圧によるストレスを
受けるため、マスタには常に回転方向に引っ張るストレ
スと、版胴の回転軸方向にずらそうとするストレスが働
いている。孔版印刷装置では1つのマスタから数千枚の
印刷を行なうのが一般的であるため、マスタの端部を挟
持する力が弱いと、版胴上でマスタの位置がずれ、結果
として印刷用紙に対する画像の位置がずれ、最初の印刷
物と最後の印刷物が異なる不具合が発生する。
【0005】このようなマスタの位置ずれ問題に対処す
べく、実開平1-127767号公報には、版胴の外周面に固定
された磁性体としてのステージの表面にヘアライン(線
状傷痕)を形成して摩擦力を高めた構成が記載されてい
る。ステージに対して接離可能に回動するクランプ部材
が設けられており、クランプ部材はステージに対向する
面にマグネットを有している。このマスタ係止装置で
は、ステージにマスタの多孔性繊維膜が接触し、マグネ
ットにはフィルムが接触する。従って、マスタの抜け止
めは、非平滑面であるステージの表面と多孔性繊維膜と
の摩擦抵抗に依存している。実開昭61-31830号公報に
は、版胴の外周面にマグネットを固定してこれをステー
ジとし、回動するクランプ部材を磁性体で形成したマス
タ係止装置が記載されている。上記マスタの位置ずれ問
題に対処すべく、クランプ部材の上記ステージとの対向
面に高摩擦抵抗の薄層を設けている。このマスタ係止装
置では、ステージとしてのマグネットにマスタの多孔性
繊維膜が接触し、クランプ部材にフィルムが接触する。
従って、マスタの抜け止めは、クランプ部材とフィルム
との摩擦抵抗に依存している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この種のマスタ係止装
置では、版胴の外周面に固定されるステージは実際に挟
持するクランプ領域よりも広めの面積を有している。ス
テージ上でマスタの端部を安定に支持するためである。
従って、実開昭61-31830号公報に記載されたマスタ係止
装置のように、ステージ側をマグネットとする方式では
マグネットの使用率が大幅に増え、コスト高となる。こ
れを回避すべく、同マスタ係止装置では、クランプ領域
に対応した面積のマグネットをステージ領域上において
部分的に埋め込む構成を採用している。しかしながら、
この埋め込み方式では工数が多くなり、結果的に製造コ
ストの上昇を抑えられない。一方、実開平1-127767号公
報に記載の方式では、クランプ部材にクランプ領域に対
応した面積のマグネットを固定するだけでよいので、上
記製造コストの上昇に係る問題は生じない。しかしなが
ら、マグネットの磁力とステージの非平滑面だけで挟持
固定しているので、マグネット面とフィルムとの間に滑
りが生じ、多孔性繊維膜が脱落などした場合にはマスタ
は簡単にずれ動き、印刷画像位置がずれるという問題が
あった。
【0007】本発明は、製造コストの上昇を抑制できる
とともにマスタの位置ずれを抑制できるマスタ係止装置
及び該マスタ係止装置を備えた孔版印刷装置の提供を、
その目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、版胴の外周面に固定され
たステージと、該ステージに対向するマグネットを有し
且つ上記版胴に回動自在に設けられ上記マグネットと上
記ステージ間の磁気的吸引力によってマスタの端部を挟
持するクランプ部材を備えたマスタ係止装置において、
上記ステージに対する上記マグネットの対向面が高摩擦
化処理されている、という構成を採っている。
【0009】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
マスタ係止装置において、上記高摩擦化処理として、上
記マグネットの対向面に摩擦抵抗材をコーティングす
る、という構成を採っている。
【0010】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
マスタ係止装置において、上記高摩擦化処理として、上
記マグネットの対向面にシート状の摩擦抵抗材を貼り付
ける、という構成を採っている。
【0011】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
マスタ係止装置において、上記シート状の摩擦抵抗材が
ゴムテープである、という構成を採っている。
【0012】請求項5記載の発明では、請求項1記載の
マスタ係止装置において、上記高摩擦化処理として、上
記マグネットの対向面に凹凸を付ける、という構成を採
っている。
【0013】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
マスタ係止装置において、上記対向面に凹凸を付けるこ
とが、該対向面に皮膜を形成し該皮膜をエッチング処理
する、という構成を採っている。
【0014】請求項7記載の発明では、請求項1乃至6
の何れか1つに記載のマスタ係止装置において、上記高
摩擦化処理が、上記マグネットの対向面の一部領域のみ
になされている、という構成を採っている。
【0015】請求項8記載の発明では、回転自在に支持
された多孔性円筒状の版胴の外周面に、穿孔製版された
マスタの端部を該版胴に設けられたマスタ係止装置によ
り挟持して巻装し、印刷を行なう孔版印刷装置におい
て、上記マスタ係止装置が、請求項1乃至7の何れか1
つに記載のマスタ係止装置である、という構成を採って
いる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図1乃至図2に基いて説明する。まず、図1に基づい
て、本実施形態における孔版印刷装置の構成の概要を説
明する。製版部20において、マスタ8はロール状に巻
成されており、図示しないホルダ手段によりロール芯8
aを回転可能に支持されている。マスタ8は図示しない
製版部側板に回転自在に支持されたプラテンローラ9
に、無数の発熱素子を有するサーマルヘッド10により
押圧され、図示しないステッピングモータにより時計回
り方向に駆動されるプラテンローラ9の回転により繰り
出される。サーマルヘッド10は、図示しないバネ部材
によりプラテンローラ9へ付勢されている。プラテンロ
ーラ9のマスタ搬送方向下流側には、プラテンローラ9
の搬送速度より速い搬送速度に設定された送りローラ対
11が、圧接した状態で図示しない製版側板に回転自在
に支持されており、マスタ8との間で滑りながら所定の
張力をマスタ8に付加するようになっている。
【0017】送りローラ対11の下流側には、マスタ8
を適当な長さに切断する上下刃(ギロチンタイプ)又は
回転刃移動タイプ等のカッタ12と、図示しない製版側
板間に固定されマスタ先端を案内するガイド13が設け
られている。これらの要素により製版部20が構成され
ている。図上、製版部20の右下側には、多孔性支持円
筒体の外周に樹脂あるいは金属網体のメッシュスクリー
ンが複数層巻装された版胴3が設けられている。版胴3
は、インキパイプ7を支軸に回転自在に支持された図示
しないフランジ対に固定され、図示しない駆動モータに
より時計回り方向に回転駆動される。インキパイプ7
は、図示しない本体側板に支持されている。版胴3の内
部には、インキパイプ7に固定された図示しないインキ
ローラ側板対により、軸部4aを回転自在に支持された
インキローラ4が設けられている。インキローラ4は、
図示しない駆動伝達手段(ギア、ベルトなど)により、
版胴3と同期して同じ方向に回転駆動される。
【0018】インキローラ4の外周面と僅かに隙間を設
けてドクターローラ5が設けられており、該ドクターロ
ーラ5はインキローラ4とドクターローラ5との間に形
成されるインキ溜まり6のインキをインキローラ4の外
周面に供給する。インキ溜まり6のインキは、図示しな
いインキ供給装置によりインキパック等より吸引され、
インキパイプ7の供給穴7aより供給され、インキロー
ラ4とドクターローラ5の回転により混練される。
【0019】版胴3の外面には、マスタ8の端部をクラ
ンプするマスタ係止装置21が設けられている。マスタ
係止装置21は、版胴3の1つの母線に沿うステージ2
と、一端側を軸支されて回動自在に設けられたクランプ
部材1と、該クランプ部材1を版胴3の所定回転位置で
開閉する図示しない開閉機構を有している。版胴3の下
側には、図示しない給紙装置から印刷用紙16が給送さ
れたときに、図示しない接離機構により選択的に版胴3
に当接して印刷用紙16を押圧する押圧手段としてのプ
レスローラ14が設けられている。図示しない給紙装置
から給送された用紙16は、レジストローラ対15で一
旦停止されて斜めずれを修正された後、該レジストロー
ラ対15により版胴3上の画像先端と所定位置とが一致
するタイミングで版胴3とプレスローラ14間に送られ
る。
【0020】次に、上記構成に係る孔版印刷装置の印刷
動作を説明する。図示しない原稿読み取り部に原稿がセ
ットされ、スタート信号(スタートボタン等が押される
等)が出されることにより、版胴3が図示しない駆動モ
ータにより回転しながら図示しない使用済みのマスタ
が、図示しない排版部により版胴3の表面より剥離さ
れ、廃棄される。版胴3は、マスタ係止装置21が略真
上位置になるまで回転して停止する。版胴3が停止する
と、図示しない開閉機構によりクランプ部材1が開放
(回動)され、給版待機状態となる。原稿が原稿読み取
り部へ送出され、図示しない製版制御装置等を経由し
て、画像情報に応じてサーマルヘッド10の発熱素子に
パルス状に通電がなされる。サーマルヘッド10が主走
査方向に動作するとともに、図示しないステッピングモ
ータが回転し、プレスローラ14と送りローラ対11に
よりマスタ8が副走査方向に搬送され、マスタ8のフィ
ルム(後述)が加熱穿孔されて製版が行なわれる。ガイ
ド板13によりマスタ8の先端がステージ2とクランプ
部材1との間に案内される。図示しないステッピングモ
ータのステップ数より、マスタ8の先端がステージ2に
届いたと判断されると、図示しない開閉機構によりクラ
ンプ部材1が閉じられ、マスタ8の先端部をステージ2
とで磁気的吸引力により挟持する。
【0021】これと同時に版胴3がマスタ8の搬送速度
とほぼ同じ速度で回転し、製版されたマスタ8の巻装が
行なわれる。図示しないステッピングモータのステップ
数より、製版が終了したと判断されると、カッタ2が作
動し、マスタ8が切断されるとともにプレスローラ14
と送りローラ対11が停止して切断されたマスタ8が引
き出されて版胴3への巻装が完了する。版胴3への巻装
が完了すると、図示しない給紙装置より印刷用紙16が
1枚分離給送され、レジストローラ対15でタイミング
を取られて版胴3とプレスローラ14との間に挿入され
る。図示しない用紙検知手段により印刷用紙16の給送
が検知されることで、接離機構が動作してプレスローラ
14が上昇し、印刷用紙16を版胴3に連続的に押し付
ける。これにより巻装されたマスタ8が版胴3に密着す
るとともに、版胴3の内部に供給されたインキが版胴3
の開孔部及びマスタ8の穿孔部から滲出して印刷用紙1
6上に転移し、印刷がなされる。印刷された印刷用紙1
6は、図示しない排紙爪等により版胴3から剥離され、
図示しない排紙トレイに排出される。
【0022】マスタ係止装置21について詳述する。ス
テージ2は、マスタ8の端部を安定に載置するための平
坦面2aを有しており、平坦面2aは版胴3の回転軸の
軸方向に亘って形成されている。クランプ部材1のステ
ージ2に対向する面にはプレート状のマグネット22が
固定されている。マグネット22はステージ2の平坦面
2aよりも狭い面積を有しており、マグネット22の面
積とこれに対応する平坦面2aの領域が実質的なクラン
プ領域となる。クランプ部材1が閉じた状態において、
マグネット22と平坦面2aは略平行となる。
【0023】さらに詳しく説明すると、図2に示すよう
に、マグネット22の平坦面2aに対向する面には、高
摩擦化処理として、摩擦抵抗材24がコーティングされ
ている。ここにいう「高摩擦化処理」とは、コーティング
等の手法により新たな表面を形成する概念、別部材を単
に付加して表面性状を変える概念、あるいは加工により
表面性状を変える概念等を含む意味である。図2は、マ
スタ係止装置21によりマスタ8の端部をクランプした
状態を示している。マスタ8は、熱可塑性樹脂フィルム
8aと多孔性繊維膜8bを貼り合わせたラミネート構造
を有しており、熱可塑性樹脂フィルム8aが版胴3の外
側に位置する状態で巻装される。従って、摩擦抵抗材2
4が熱可塑性樹脂フィルム8aに接触した状態でクラン
プされている。図2において、符号23はクランプ部材
1の回動軸を示している。本実施形態では、摩擦抵抗材
24としてシリコン樹脂を用い、マグネット22の対向
面の全領域にコーティングした。シリコン樹脂を点在状
に吹き付けてもよい。摩擦抵抗材24としては他にフッ
素樹脂等を採用できる。摩擦抵抗材24の材質はマグネ
ット22の磁力をできるだけ低減させないものが望まし
く、厚みもマグネット22の磁力をできるだけ低減させ
ない大きさに設定する(以下の他の実施形態において同
じ)。
【0024】熱可塑性樹脂フィルム8aと摩擦抵抗材2
4との間の摩擦抵抗により、マスタ8は強固にクランプ
され、仮に多孔性繊維膜8bが脱落するようなことがあ
っても挟持対象本体である熱可塑性樹脂フィルム8aと
の間に大きな摩擦力が生じているので、マスタ8の位置
ずれは生じない。マグネット22の対向面におけるコー
ティングは必ずしも全面にする必要は無く、図3に示す
ように、一部領域のみに行なってもよい(第2の実施形
態)。この場合、クランプ部材1のモーメントを考慮し
て、クランプ部材1の先端側に設けるのが望ましい(以
下の他の実施形態において同じ)。高摩擦化処理とし
て、図4に示すように、マグネット22の対向面にシー
ト状の摩擦抵抗材25を貼り付けてもよい(第3の実施
形態)。シート状の摩擦抵抗材25としては、例えばシ
リコンゴムテープを採用することができる。
【0025】高摩擦化処理として、図5に示すように、
マグネット22の対向面22a自体に凹凸22a―1を
形成するようにしてもよい(第4の実施形態)。凹凸の
形成方法としては、放電加工やショットピーニング法を
採用できる。これらの工法により磁力が低減する場合に
は、凹凸形成後着磁する。また、図6に示すように、マ
グネット22の対向面22aに金属の皮膜26を形成
し、該皮膜26をエッチング処理して凹凸化(粗面化)
してもよい(第5の実施形態)。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、回動自在なクランプ部
材にマグネットを設ける方式において、マグネットの対
向面(挟持面)を高摩擦化処理し、該対向面とクランプ
対象本体であるマスタのフィルムとの間の摩擦抵抗を高
める構成としたので、製造コストの上昇を抑制しなが
ら、マスタの位置ずれを防止できる。マスタはマグネッ
トによる磁気的吸引力と摩擦抵抗により強固に保持され
るので、多孔性繊維膜の脱落等があっても位置ずれを確
実に防止でき、位置ずれによる画像ずれを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における孔版印刷装置
の概要正面図である。
【図2】マスタ係止装置におけるマスタを挟持している
状態の概要断面図である。
【図3】第2の実施形態でのマスタ係止装置におけるマ
スタを挟持している状態の概要断面図である。
【図4】第3の実施形態でのマスタ係止装置における高
摩擦化処理を示す概要断面図である。
【図5】第4の実施形態でのマスタ係止装置における高
摩擦化処理を示す概要断面図である。
【図6】第5の実施形態でのマスタ係止装置における高
摩擦化処理を示す概要断面図である。
【符号の説明】
1 クランプ部材 2 ステージ 3 版胴 21 マスタ係止装置 22 マグネット 22a 対向面 24 摩擦抵抗材 25 シート状の摩擦抵抗材 26 皮膜

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】版胴の外周面に固定されたステージと、該
    ステージに対向するマグネットを有し且つ上記版胴に回
    動自在に設けられ上記マグネットと上記ステージ間の磁
    気的吸引力によってマスタの端部を挟持するクランプ部
    材を備えたマスタ係止装置において、 上記ステージに対する上記マグネットの対向面が、高摩
    擦化処理されていることを特徴とするマスタ係止装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のマスタ係止装置において、 上記高摩擦化処理として、上記マグネットの対向面に摩
    擦抵抗材をコーティングすることを特徴とするマスタ係
    止装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のマスタ係止装置において、 上記高摩擦化処理として、上記マグネットの対向面にシ
    ート状の摩擦抵抗材を貼り付けることを特徴とするマス
    タ係止装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のマスタ係止装置において、 上記シート状の摩擦抵抗材が、ゴムテープであることを
    特徴とするマスタ係止装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載のマスタ係止装置において、 上記高摩擦化処理として、上記マグネットの対向面に凹
    凸を付けることを特徴とするマスタ係止装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載のマスタ係止装置において、 上記対向面に凹凸を付けることが、該対向面に皮膜を形
    成し該皮膜をエッチング処理することであることを特徴
    とするマスタ係止装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6の何れか1つに記載のマス
    タ係止装置において、 上記高摩擦化処理が、上記マグネットの対向面の一部領
    域のみになされていることを特徴とするマスタ係止装
    置。
  8. 【請求項8】回転自在に支持された多孔性円筒状の版胴
    の外周面に、穿孔製版されたマスタの端部を該版胴に設
    けられたマスタ係止装置により挟持して巻装し、印刷を
    行なう孔版印刷装置において、 上記マスタ係止装置が、請求項1乃至7の何れか1つに
    記載のマスタ係止装置であることを特徴とする孔版印刷
    装置。
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