JP2003307053A - 錠前の不正解除防止操作具 - Google Patents

錠前の不正解除防止操作具

Info

Publication number
JP2003307053A
JP2003307053A JP2002155592A JP2002155592A JP2003307053A JP 2003307053 A JP2003307053 A JP 2003307053A JP 2002155592 A JP2002155592 A JP 2002155592A JP 2002155592 A JP2002155592 A JP 2002155592A JP 2003307053 A JP2003307053 A JP 2003307053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knob
operating member
piece
lock
knob operating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002155592A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4170021B2 (ja
Inventor
Takuo Kinoshita
木下琢生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
Original Assignee
Miwa Lock KK
Miwa Lock Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miwa Lock KK, Miwa Lock Co Ltd filed Critical Miwa Lock KK
Priority to JP2002155592A priority Critical patent/JP4170021B2/ja
Publication of JP2003307053A publication Critical patent/JP2003307053A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4170021B2 publication Critical patent/JP4170021B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 泥棒が外から戸の隙間、針金部材などを利用
して摘み操作部材を操作しても、摘み操作部材はそう簡
単には移動しないこと。 【解決手段】 案内窓に連通する嵌合凹所を有するケー
ス本体と、ケース本体1の裏側に固定されかつ垂直長孔
を有する蓋体と、垂直長孔を貫通する駆動軸を支持し、
かつ、案内窓から突出する摘み部を操作すると嵌合凹所
内をスライドするようにケース本体と蓋体との間に内装
された摘み操作部材と、摘み操作部材に支持板を介して
一体的に設けられかつ摘み用先端部が摘み部のから突出
するように後端部が軸支されたロック解除操作片と、摘
み操作部材の初期位置に於いて、このロック解除操作片
の後端部に突起状の当り部が当接するように摘み操作部
材に軸支されかつ他方の突起状係合部が固定部材として
の蓋体の係止部に係止されているロック片とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、錠前の不正解除防
止操作具に関し、特に戸(開閉戸、引戸)に取り付けら
れる錠前の不正解除防止操作具に適する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば内側引戸に取り付けられる
錠前の操作具は、ケース状の取り付け枠と、この取り付
け枠に上下方向にスライド自在に装着され、かつ、取り
付け枠の垂直案内長孔から突出する摘み部を有する摘み
操作板とから成り、前記摘み操作板には内側引戸に設け
られた引戸錠の施錠片(例えば鎌片)を施錠又は解錠方
向へ作動させるための駆動軸が設けられていた。
【0003】上記構成に於いて、内外の引戸が鎌片を介
して施錠されている場合、泥棒が引戸錠の鎌片を後退さ
せようとする時には、例えば重なり合った内側と外側の
框の接合面に硬いバーを差込み、無理やりに隙間を作
る。そして、先端部が鉤状の針金部材(泥棒の道具の一
つ)を隙間から差込み、引戸錠を構成する摘み操作板の
摘みに引っ掛けようとする。このような場合、針金部材
の先端部が摘み部に引っ掛かると、泥棒は摘み部を介し
て上手に摘み操作板を上方に持ち上げる。そうすると、
鎌片が摘み操作板のスライド、連動部材の移動などを介
して後退する。
【0004】したがって、摘み操作板を単純に持ち上げ
る又は押し下げるという一つのアクション操作だけで鎌
片が解錠する引戸錠は、戸のガラスを局部的に破らなく
ても、不正解除される確立が高いという問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、泥棒が外から戸の隙間、針金部材などを利用して摘
み操作部材を操作し、錠前の鎌片を解錠状態にすること
を確実に防止することを目的とする。特に、本発明は、
戸が施錠状態の時に於いて、泥棒が錠前の鎌片を室外か
ら解錠方向へ後退させようとする時に、例えば重なり合
った内側と外側の框の接合面に硬いバーを差し込んで無
理やりに隙間を作り、次にその隙間に針金部材などを差
込んで、摘み操作部材を操作しながら戸に装備された錠
前の鎌片を解錠方向へと回転させる行為を確実に防止す
ることができることを目的としている。
【0006】第2の目的は、各部材を合理的に組み合わ
せ、第1の目的を達成することである。第3の目的は、
第2実施例又は第3実施例に於いて、片手の指二本(例
えば左手の親指と人差し指)で摘み操作部材の突起状先
端部を摘むようにするだけで、ロック解除操作片が作動
(回動或いはスライド)し、そのまま突起状先端部を摘
んだ状態で摘み操作部材をスライドさせることができる
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の錠前の不正解除
防止操作具は、案内窓5aに連通する嵌合凹所9を有す
るケース本体1と、このケース本体1の裏側に固定さ
れ、かつ、垂直長孔13を有する蓋体8と、前記垂直長
孔13を貫通する施錠片用駆動軸56の内端部を支持
し、かつ、前記案内窓5aから突出する摘み部20を操
作すると前記嵌合凹所9内をスライドするようにケース
本体1と蓋体8との間に内装された摘み操作部材6と、
この摘み操作部材6に支持板40を介して一体的に設け
られ、かつ、摘み用先端部49が前記摘み部20から突
出するように後端部48が軸支されたロック解除操作片
42と、摘み操作部材6の初期位置に於いて、このロッ
ク解除操作片42の後端部48に突起状の当り部35が
当接するように前記摘み操作部材6に軸支され、かつ、
他方の突起状係合部36が固定部材としての蓋体又はケ
ース本体の係止部に係止されているロック片30とから
成る。
【0008】また本発明の錠前の不正解除防止操作具
は、案内窓に連通する嵌合凹所を有するケース本体と、
前記嵌合凹所をカバーするようにケース本体の裏側に固
定された蓋体と、前記嵌合凹所に上下動自在に内装さ
れ、かつ、前記案内窓から突出する摘み部を有する摘み
操作部材と、この摘み操作部材に一体的に設けられた支
持板を介して該摘み操作部材に支持された施錠片用駆動
軸と、摘み操作部材に回動可能に軸支され、かつ、バネ
で復帰方向に付勢されたロック解除操作片とから成り、
前記摘み操作部材6Aの初期位置に於いて、前記ロック
解除操作片は、摘み操作部材の摘み部から突出する突起
状先端部に片手の指を引っ掛けるようにして操作される
と、摘み操作部材に設けられたロック片が自由な状態に
なるように回転し、このままの状態を保持しながらさら
に片手の他の指で前記摘み部を摘んで摘み操作部材をス
ライドさせると、前記ロック片はロック解消方向へと回
転するように軸支されていることを特徴とする。
【0009】上記構成に於いて、ロック解除操作片の先
端部は、指先状に形成され、摘み操作部材の摘み部に形
成した上下いずれかの摘み切欠部61から多少突出して
いることを特徴とする。
【0010】さらに、本発明の錠前の不正解除防止操作
具は、案内窓に連通する嵌合凹所を有するケース本体
と、前記嵌合凹所をカバーするようにケース本体の裏側
に固定された蓋体と、前記嵌合凹所に上下動自在に内装
され、かつ、前記案内窓から突出する摘み部を有する摘
み操作部材と、この摘み操作部材に一体的に設けられた
支持板を介して該摘み操作部材に支持された施錠片用駆
動軸と、摘み操作部材に回動可能に軸支され、かつ、バ
ネで復帰方向に付勢されたロック解除操作片とから成
り、前記摘み操作部材6Aの初期位置に於いて、前記ロ
ック解除操作片は、摘み操作部材の摘み部から突出する
突起状先端部が片手の指でプッシュするように押圧され
ると摘み操作部材に設けられたロック片が自由な状態に
なるように回転し、このままの状態を保持しながらさら
に片手の他の指で前記摘み部を摘んで摘み操作部材をス
ライドさせると前記ロック片はロック解消方向へと回転
するように軸支されていることを特徴とする。
【0011】上記構成に於いて、ロック解除操作片は、
摘み操作部材の摘み部に形成された嵌合口に遊嵌合する
操作片と、この操作片に係合するように前記摘み部内に
軸支されたストッパー機能を有するブロック状のロック
片用解除部とから成ることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1乃至図13は、本発明の一実
施例を示す各説明図である。1は錠前の不正解除防止操
作具(以下、単に「操作具」という。)である。操作具
1は、例えば図2で示すように内側引戸2に固定的に取
り付けられる。錠前の一例としての引戸錠の構成は特に
図示しないが、一般に内側引戸2の框内に設けられ、仮
想線で示したように長板状の連動部材3に軸支された施
錠片(鎌片)4を有し、施錠片4は相手方の外側引戸に
設けた受け金具に掛合する。本実施例では引戸錠そのも
のは発明の特定要件ではないので、詳細な説明は割愛す
る。
【0013】操作具1の構成部材を大まかに区分けする
と、任意形状のケース本体5と、このケース本体5内に
スライド自在に内装され、かつ、ケース本体5の案内窓
5aから突出する突起状摘み部20を有する摘み操作部
材(通称、「サムターン」)6と、この摘み操作部材6
に他の部材を介して間接的に設けられ、かつ、該摘み操
作部材6を初期位置の所でロックするロック機構部材7
と、前記摘み操作部材6及びロック機構部材7を覆うよ
うにケース本体5の裏側に固定された蓋体8とから構成
されている。
【0014】以下、順番に各構成部材を説明する。図1
は操作具1の斜視図である。図2は図1の2−2線拡大
概略断面図である。図1及び図2を参照にしてケース本
体5を説明する。
【0015】ケース本体5は、合成樹脂材で長枠状に形
成されている。ここではケース本体5の付随的な形状に
ついての説明は省略する。5aはケース本体5の中央部
に縦方向に形成された長方形状の案内窓、5bはケース
本体5の上下端部にそれぞれ形成された固着具用取り付
け孔、5cはケース本体5の上下端部の裏面にそれぞれ
形成されたメネジ小孔である。
【0016】なお、ケース本体5の両端部の外壁面は傾
斜状に形成されているが、上端部から下端部に至るまで
その外壁面5dは垂直であっても良い。
【0017】9はケース本体5の裏側に形成された所要
の嵌合凹所である。この嵌合凹所9は、少なくとも摘み
操作部材6及びロック機構部材7を収納する大きさを有
している。また、嵌合凹所9の一側内面には比較的小さ
な切欠溝9a(図5の左側を参照)が形成されている。
さらに、嵌合凹所9の中央部は前記案内窓5aと連通し
ている。
【0018】10はケース本体5の裏側の上端部から下
端部にかけてトラック形状に浅く形成された嵌合溝で、
この嵌合溝10には長板状の蓋体8が嵌り合う。なお、
嵌合溝10は取り付け孔5bやメネジ小孔5cが形成さ
れた部分を除き、前記嵌合凹所9と連通している。
【0019】また、本実施例ではケース本体5の裏側に
形成した嵌合溝10の中に任意形状の蓋体8を嵌め込ん
でいるが、設計如何によっては蓋体8をケース枠状に形
成し、ケース本体5に外嵌合させても良い。
【0020】ここで図3を参照に蓋体8について説明す
る。図3は蓋体8を嵌合板部11の内壁面側から見た斜
視図である。嵌合板部11の上下端部には、前述した取
り付け孔やメネジ小孔にそれぞれ符合する複数個の貫通
孔12が形成されている。13は嵌合板部11の中央部
に形成された垂直長孔で、この垂直長孔13には後述す
る水平棒状の駆動軸56が貫通状態に突出する。14,
15は嵌合板部11の左右端部をそれぞれ直角に折り曲
げて形成された対向側壁である。ここでは、図3を基準
にすると、符号14が左対向側壁、15が右対向側壁で
ある。
【0021】右対向側壁15の下端部寄りの部位には切
欠状の係合溝16(図5では左側に見える。)が形成さ
れている。左右の対向側壁14,15はケース本体5の
嵌合凹所9に嵌合すると、嵌合凹所9の左右の側壁面と
面接触状態に対向する。この時、蓋体8の係合溝16と
ケース本体5の切欠溝9aとは連通状態に一致する(図
5参照)。なお、蓋体8の係合溝16の方がケース本体
5の切欠溝9aよりも小さい。
【0022】図4及び図5は主要部の概略断面説明図で
ある。前述したように、ケース本体5の嵌合凹所9には
摘み操作部材6及びロック機構部材7が組み込まれ、し
かも、これらの組み合わせ部材6,7を覆うように蓋体
8がケース本体5の裏側に固着具を介して固定される。
特に図5は蓋体8をケース本体5の嵌合凹所9に嵌合し
た状態に於いて、内部構造を示すために、蓋体の嵌合板
部11を省略し、かつ、左右の対向側壁14,15を断
面で示してある。以下、図6ないし図11も参照にして
本発明の主要部について説明する。
【0023】まず摘み操作部材6から説明する。摘み操
作部材6はケース本体5の嵌合凹所9内にスライド自在
に組み込まれると、図4で示すように摘み部20の先端
部は案内窓5aから突出する。摘み部20は、本実施例
では嵌合凹所9の内壁面と摺動するスライド板部21の
中央部から中空角柱状に突出している。摘み部20は縦
断面である図10及び背面図である図11で示すよう
に、長いケース枠状片に形成されている。
【0024】すなわち、22はスライド板部21に連設
する不完全な突壁状の周側壁部で、この周側壁部22の
下端部は、図11で示すように一部切欠23と成ってい
る。24は摘み部20は裏面の上下端部にそれぞれ段差
状に形成された取り付け凹所で、これらの取り付け凹所
24,24には、さらに取り付け小孔25,25がそれ
ぞれ形成されている。なお、前記取り付け小孔25,2
5は設計如何によっては、係合小突起にしても良い。
【0025】26は下方の取り付け凹所24と摘み部2
0側の開口との間に形成されたロック片用の浅い収容凹
所である。この浅い収容凹所26は、前記中空摘み部2
0の開口20aと連通している。27はスライド板部2
1の内壁面の切欠23側に形成された小軸穴である。
【0026】次に図5及び図6を参照にしてロック機構
部材7について説明する。ここで、「ロック機構部材」
とは、少なくとも摘み操作部材6の移動をロックするロ
ック片30及び該ロック片のロック状態を解除するロッ
ク解除操作片42の両方を意味する。
【0027】まず摘み操作部材6の上方向への移動をロ
ックするロック片30から説明する。ここで図6に示す
ロック片30説明する前に図2に戻る。図2で示すよう
に、摘み操作部材6の摘み部20がケース本体5の案内
窓5aの下部に位置(ここでは「初期位置」とする。)
する時は、施錠片4は突出し、図示しない外側引戸の受
け金具に掛合している。
【0028】したがって、従来の引戸錠に於いては、一
般に摘み部20を摘んで摘み操作部材6を上方に押し上
げると、施錠片4は引戸錠の連動部材3を介して内側引
戸2へと後退する。そこで、本実施例では、摘み操作部
材6をワンタッチ(一つのアクション)で押し上げるこ
とができないように、ロック片30等を摘み操作部材6
の裏側の浅い収容凹所26に組み込んでいる。
【0029】そこで、図6はロック片30、短軸31、
ロック片用付勢バネ32をそれぞれ示す。ロック片30
はアングル状に形成され、中央部には短軸31用の軸孔
34が形成されている。この軸孔34を基準にすると、
上方に指向して延びている部分がロック解除操作片42
の後端部のストッパー50と衝突する親指状の当り部3
5である。一方、当り部35に連設して横方向に伸び、
かつ、固定部材であるケース本体5の切欠溝9aの切欠
端面又は蓋体8の係合溝16の端面16aに係止される
のが人差し指状の係合部36である。
【0030】前記係合部36は、短軸31に巻装された
ロック片用付勢バネ32の一端部を受けるバネ端受け部
37を有している。短軸31は摘み操作部材6の小軸孔
27と支持板40の小軸孔46を介して固定的に横設さ
れる。
【0031】また、付勢バネ32の他端部は図5で示す
ように摘み操作部材6の周側壁部22の内面に圧接す
る。図5に於いて、ロック片30は短軸31を中心に付
勢バネ32のバネ力に抗して反時計方向に回転可能であ
るが、初期位置ではその回転はロック解除操作片42の
ストッパー50に阻止されている。
【0032】次に図7,図8を参照にロック解除操作片
用支持板40、ロック解除操作片用支軸41、ロック解
除操作片42について説明する。金属製のやや長い支持
板40は摘み操作部材6の収容凹所26に一部の切欠2
3(図11を参照)の除いて閉鎖するように摘み操作部
材6の裏側に嵌め込まれる。
【0033】したがって、本実施例では所定寸法の長板
状に形成されている。43は上下端部にそれぞれ形成さ
れた貫通小孔で、これらの貫通小孔43,43は、摘み
操作部材6の取り付け小孔25,25或いは係合小突起
にそれぞれ符合する。44はやや長孔状の中心孔で、こ
の中心孔44には棒状の駆動軸56の内端部が遊嵌合す
る。
【0034】しかして、支持板40の中央部40aは括
れており、この括れ部分40aから左右一対の軸受け部
45,45が突出している。また、軸受け部45,45
の下方の括れ部分40aの近くには前述した短軸31の
他端部を支持する小軸孔46が形成されている。
【0035】一本の指で押圧されるロック解除操作片4
2は、支持板40に軸受け部45,45、支軸41を介
して枢支されている。このロック解除操作片42は、左
右の軸受け部45,45内に回転自在に位置するブロッ
ク状の後端部48と、この後端部48から板状に延びる
摘み用先端部49と、この摘み用先端部49に対して角
度方向(たとえば略90度方向)に後端部48から延び
る突片状のストッパー50とを有する。
【0036】前記後端部48には支軸41用の軸孔51
が形成されている。また後端部48は切欠を有する中空
となっている。符合52は図4で示すように支軸41に
巻装されたロック解除操作片42用のバネで、このバネ
52の一端部は摘み操作部材6に、一方、他端部はロッ
ク解除操作片42の後端部48の内壁面に圧接してい
る。図4に於いて、ロック解除操作片42はバネ52の
バネ力により常時時計方向に(摘み用先端部49が水平
状態になるように)付勢されている。
【0037】最後に図12を参照してその他の部材につ
いて説明する。55は支持板40の外壁面と接合し、か
つ、駆動軸56を有する垂直板57を所定位置に閉じ込
める捕捉板である。この捕捉板55は支持板40と略同
一の大きさであり、上下端部には支持板40の貫通小孔
43並びに摘み操作部材6の取り付け小孔25と一致す
る固着具用の孔58,58が形成されている。また上下
端部より折り曲げ部を介してやや外側にオフセットする
中央部には前記駆動軸56が貫通する円形孔59が形成
されている。
【0038】前記垂直板57は、図4で示すように支持
板40の外壁面と捕捉板55の内壁面との間に生じた間
隙内に多少上下動可能に捕捉されている。上記構成に於
いて、摘み操作部材6の初期位置に関して図4及び図5
を参照に説明する。前述したように、「初期位置」では
摘み操作部材6の摘み部20がケース本体5の案内窓5
aの下部に位置している。この場合施錠片4は突出し、
外側引戸の受け金具に掛合している。
【0039】そこで、今仮に泥棒が引戸錠の鎌片4を後
退させようとし、内側と外側の框の接合面に薄板状の硬
いバーを差込み、内外の引戸の間に無理やりに隙間を作
り、かつ、鉤状の針金部材を該隙間から差込み、摘み部
20に引っ掛け、本実施例では摘み操作部材6を上方に
持ち上げようとしたとする。
【0040】しかして、摘み操作部材6にかかる上方方
向の力により、ロック片30の係合部36が固定部材で
ある蓋体8の係合溝16の切欠端面に押され、その結
果、ロック片30が反時計方向に回転しようとしても、
ロック片30は摘み操作部材6と一緒に移動するように
該摘み操作部材6と支持板40の間に設けられ、かつ、
ロック片30の当り部35がロック解除操作片42のス
トッパー50に当たっているので、これが障害となり、
そのままでは該ロック片30は回転することができな
い。
【0041】図13はロック片30が回転した場合に説
明図である。この場合ロック片30に対する障害を解消
させるために、まずロック解除操作片42の摘み用先端
部49を、例えば左手の一指し指で矢印A方向へ押し下
げる。フラット状先端部49を押し下げると、ロック解
除操作片42は支軸41を中心にバネ52のバネ力に抗
して反時計方向に回転する。そうすると、ロック解除操
作片42の後端部48は浮き上がった状態になるので、
ストッパー50が邪魔にならなくなり、ロック片30は
反時計方向に回転可能な状態となる。
【0042】そこで、摘み用先端部49を矢印A方向へ
押し続けたまま(一つのアクション操作を続けたま
ま)、摘み操作部材6の摘み部20の下面に左手の親指
を押し当てて該摘み操作部材6をそのまま矢印B方向へ
持ち上げる(二つ目のアクション操作)。
【0043】そうすると、摘み操作部材6がケース本体
5の嵌合凹所9内をスライド上昇するのに追従し、か
つ、ロック片30の係合部36は蓋体8の係合溝16の
切欠端面などに押されるので、ロック片30は短軸31
を中心に付勢バネ32のバネ力に抗して反時計方向に回
転する。その結果、鎌片4は連動部材の移動などを介し
て後退する。
【0044】
【実施例】実施例に於いて、摘み操作部材6の摘み部2
0は、中空角柱状であるが、形態は特に問わない。例え
ば中空円柱でも良い。また、ロック片30の係合部36
は、固定部材である蓋体8の係止部としての係合溝16
の切欠端面に係合するが、蓋体8が対向側壁15を有し
ない場合には、ケース本体5の係止部としての切欠溝9
aの切欠端面に直接係止される。要はロック片30の係
合部36は、固定部材5,8の係止部に係合すれば良
い。
【0045】次に、この欄では第2実施例及び第3実施
例について説明する。なお、これらの実施例の説明にあ
たって、第1実施例と同一又は同様の部分には、同一又
は同様の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0046】図14乃至図19に示す第2実施例に於い
て、第1実施例と主に異なる点は、ロック解除操作片4
2Aと摘み操作部材6Aの形状である。また、金属製の
蓋体8Aが合成樹脂製のケース本体5Aに外嵌合してい
る点である。
【0047】第1実施例で述べたようにロック解除操作
片42Aと摘み操作部材6Aの形状は、発明の実体を変
更しない限り、任意に設計変更可能である。
【0048】すなわち、第1実施例では、一本の指で押
圧されるロック解除操作片42の先端部49は、摘み操
作部材6の角筒状突出先端部20からフラット状に水平
方向へと食み出ているのに対し、第2実施例の一本の指
で押圧されるロック解除操作片42Aの先端部49A
は、例えば親指の先端部の外観が呈するように指先状に
形成され、摘み操作部材6Aの摘み部20Aに形成した
摘み切欠部61から上方方向に多少突出している。摘み
切欠部61は、突出先端部20Aの上壁部又は下壁部の
いずれでも良いが、この第2実施例では角筒状の突出先
端部20Aの上壁部に形成されている。
【0049】また第1実施例の蓋体8は、図5で示すよ
うにケース本体5の裏側の嵌合凹所9に内嵌合している
に対し、第2実施例のケース枠状に形成された蓋体8A
は、ケース本体5Aの裏側に形成した嵌合凹所9Aや小
さな切欠部9a(蓋体8Aの任意形状の係合溝16Aと
符合する部分)を有する壁部に外嵌合している。なお、
この場合ロック片30の係合部36を内側のケース本体
の切欠部9aの端面に係止させることも出来るが、ケー
ス本体5Aは合成樹脂材材で形成されているので、その
切欠部9aを蓋体8Aの係合溝16Aよりもやや大きめ
にし、ロック片30の係合部36を金属製の蓋体8Aの
切欠端面16aに係止させている。
【0050】また前記ケース本体5の外壁面5dと、摘
み操作部材6Aの突出先端部20Aの外壁面20dは略
面一である。そして、ロック解除操作片42Aの先端部
49Aの外壁面もケース本体5の外壁面5dから食み出
ないように工夫されている。その他ロック解除操作片4
2Aの後端部48Aの形状、ストッバー50Aの形状、
ロック解除操作片42A用のバネ52Aの形状やそのバ
ネ端部の当り部分の相違、支持板40Aの中心孔44A
の大きさなど付随的な相違があるが、これらは本発明の
実体(内容)に影響を与えるものではない。
【0051】上記構成に於いては、ロック片30に対す
る障害を解消させるために、まずロック解除操作片42
Aの親指状先端部49Aに、例えば左手の人差し指で掛
けて押圧するようにする。そうすると、ロック解除操作
片42Aは支軸を中心にバネ52Aのバネ力に抗して回
転する。
【0052】その結果、ロック解除操作片42Aの後端
部48Aは浮き上がった状態になるので、ストッパー5
0Aが邪魔にならなくなり、ロック片30の係合部36
は蓋体8Aの切欠端面16aに摺接して反時計方向に回
転し始める。この点は、第1実施例と作用は同じであ
る。
【0053】そこで、鉤状先端部49Aに左手の指を引
掛けるようにして(一つのアクション操作を続けたま
ま)、摘み操作部材6Aの摘み部20Aの下面に左手の
親指を押し当てて該摘み操作部材6Aをそのまま持ち上
げる(二つ目のアクション操作)。
【0054】したがって、この点も第1実施例と作用は
同様である。しかし、どちらかと言えば、鉤状先端部4
9Aに1本の指先を引っ掛けたままの状態で摘み部20
Aの下面に親指を押し当てて該摘み操作部材6Aをその
まま持ち上げる方が、操作性が良い。
【0055】次に図20乃至図25に示す第3実施例に
於いて、第1実施例と主に異なる点は、摘み操作部材6
Bの形状は、その基本的形態は変わらないが、摘み部2
0Bの形状が異なっている。すなわち、摘み部20Bの
上壁に矩形状の嵌合口64が形成されている反面、摘み
部20Bの前壁にはロック解除操作片42Bの先端部用
開口部が形成されていない。
【0056】そこで、ロック解除操作片42Bの構成に
工夫を加えている。すなわち、第3実施例のロック解除
操作片42Bは、摘み操作部材6Bの前記嵌合口64に
遊嵌合する操作片66と、この操作片66に係合するよ
うに摘み操作部材6Bの摘み部20B内に支軸41を介
して軸支されたストッパー機能を有するブロック状のロ
ック片用解除部65とから成る。
【0057】しかして、前記操作片66は、摘み操作部
材6Bの摘み部20Bの上壁或いは前記嵌合口64から
上方に突出する偏平状の頭部66aと、この頭部66a
に段差状に連設する首部66bと、この首部66bを介
して下方に連設し、かつ、内壁面が湾曲状に形成された
係合壁部66cとから成り、前記係合壁部66cの中央
部には、解除部65の湾曲状外壁面の係合突起67が係
合する被係合部(小係合孔、小係合溝など)68が形成
されている。
【0058】一方、前記ブロック状解除部65の上壁に
は、支軸41に巻装されたバネ52Bの一部が係合する
バネ用切欠部69が形成されているものの、後端部が開
放している点、バネ52Bを内装している点、下壁にス
トッパー50Bを有する点などは第1実施例と同様であ
る。
【0059】その他金属製蓋体8Bが合成樹脂製ケース
本体5Bに外嵌合している点、前記ケース本体5Bの外
壁面5dと、摘み操作部材6Bの突出先端部20Bの外
壁面20dとは略面一である点が相違する。
【0060】ここで第2実施例の説明と重複するが、第
3実施例のケース枠状に形成された蓋体8Bは、図23
で示すようにケース本体5Bの裏側に形成した嵌合凹所
9Bや小さな切欠部9a(蓋体8Bの任意形状の係合溝
16Bと符合する部分)を有する壁部に外嵌合してい
る。
【0061】なお、第3実施例も第2実施例と同様にケ
ース本体5Bは合成樹脂材材で形成されているので、ケ
ース本体5Bの切欠部9aを蓋体8Bの係合溝16Bよ
りもやや大きめにし、ロック片30の係合部36を金属
製蓋体8Bの切欠端面16aに係止させている。
【0062】上記構成に於いては、ロック片30に対す
る障害を解消させるために、まずロック解除操作片42
Bの駆動片に相当する操作片66の頭部66aを、例え
ば左手の人差し指で押圧する。
【0063】そうすると、ロック解除操作片42Bの解
除部65は支軸41を中心にバネ52Bのバネ力に抗し
て回転する。その結果、ロック解除操作片42Bの後端
部に相当するロック片用解除部65は浮き上がった状態
になるので、ストッパー50Bが邪魔にならなくなり、
ロック片30の係合部36は蓋体8Bの切欠端面16a
に摺接して反時計方向に回転し始める。この点は、第1
実施例の作用は同じである。
【0064】そこで、操作片66の頭部66aを左手の
人差し指でプッシュしたまま(一つのアクション操作を
続けたまま)、摘み操作部材6Bの摘み部20Bの下面
に左手の親指を押し当てて該摘み操作部材6Bをそのま
ま持ち上げる(二つ目のアクション操作)。
【0065】したがって、この点も第1実施例の作用と
略同様である。しかし、どちらかと言えば、操作片42
Bを1本の指で押圧したままの状態で摘み部20Bの下
面に親指を押し当てて該摘み操作部材6Bをそのまま持
ち上げる方が、操作性が良い。
【0066】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては、次に列挙するような作用・効果がある。 (1)摘み操作部材6を動かすためには、まず、ロック
解除操作片42のロック状態を解消させ、次いでロック
解除操作片42の解錠状態を維持しながら摘み操作部材
6を移動させる必要がある。すなわち、本発明では、ロ
ック解除操作片42の摘み用先端部を操作して該ロック
解除操作片42を回転させ、その後端部がロック片30
の突起状当り部35の障害に成らないように第1のアク
ション操作をしながら、次いで摘み操作部材6の摘み部
20を摘んですばやく該摘み操作部材6をスライドさせ
る第2のアクション操作を同時にする必要があるので、
泥棒が外から戸の隙間、針金部材などを利用して摘み操
作部材を操作しても、摘み操作部材はそう簡単には移動
しない。したがって、錠前の鎌片を解錠状態にすること
を確実に防止することができる。 (2)各部材を合理的に組み合わせ、前記(1)の効果
を達成することができる。 (3)第2実施例又は第3実施例に於いて、片手の指二
本(例えば左手の親指と人差し指)で摘み操作部材の突
起状先端部を摘むようにするだけで、ロック解除操作片
が作動(回動或いはスライド)し、そのまま突起状先端
部を摘んだ状態で摘み操作部材をスライドさせることが
できる。したがって、非常に操作性が良い。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図13は本発明の第1実施例を示す各概略説明
図。図14乃至図19は本発明の第2実施例を示す各概
略説明図。図20乃至図25は本発明の第3実施例を示
す各概略説明図。
【図1】第1実施例の全体の斜視図。
【図2】図1の2−2線拡大概略断面図。
【図3】蓋体の内壁面側から見た斜視図。
【図4】主要部の拡大概略縦断面説明図。
【図5】蓋体側から見た主要部の拡大概略断面説明図。
【図6】要部(ロック片など)の分解斜視図。
【図7】要部(摘み操作部材、ロック解除部材など)の
分解斜視図。
【図8】要部(ロック解除部材、支持板など)の説明
図。
【図9】要部(ロック解除部材の動き)の説明図。
【図10】図7の10−10線断面図(摘み操作部材の
断面)。
【図11】摘み操作部材の背面図。
【図12】他の部材の分解斜視図。
【図13】ロックを解消させる場合の説明図。
【図14】第2実施例の全体の斜視図。
【図15】主要部の概略縦断面説明図。
【図16】要部(ロック解除操作片、バネ)の説明図。
【図17】蓋体側から見た主要部の概略断面説明図。
【図18】要部(摘み操作部材、ロック解除部材など)
の分解斜視図。
【図19】要部(ロック解除部材、支持板など)の説明
図。
【図20】第3実施例の全体の斜視図。
【図21】主要部の概略縦断面説明図。
【図22】要部(ロック解除操作片の構成)の説明図。
【図23】蓋体側から見た主要部の概略断面説明図。
【図24】要部(摘み操作部材、ロック解除部材など)
の分解斜視図。
【図25】要部(摘み操作部材、ロック解除部材、支持
板など)の説明図。
【符号の説明】
1…操作具、2…内側引戸、3…連動部材、4…施錠
片、5,5A,5B…ケース本体、5a…案内窓、5b
…固着具用取り付け孔、5c…メネジ小孔、5d…摘み
部の外壁面、6,6A,6B…摘み操作部材、7…ロッ
ク機構部材、8,8A,8B…蓋体、9.0A,9B…
嵌合凹所、9a…切欠溝或いは切欠部、10…嵌合溝、
11…嵌合板部、12…貫通孔、13…垂直長孔、14
…左対向側壁、15…右対向側壁、16…係合溝、16
a…切欠端面、20,20A,20B…摘み部、21…
スライド板部、22…周壁部、23…切欠、24…取り
付け凹所、25…取り付け小孔、26…収容凹所、27
…小軸穴、30…ロック片、31…短軸、32…ロック
片用付勢バネ、34…軸孔、35…当り部、36…係合
部、37…バネ端受け部、40,40A…ロック解除操
作片用支持板、40a…括れ部分、41…ロック解除操
作片用支軸、42,42A,42B…ロック解除操作
片、43…貫通小孔、44,44A…中心孔、45…軸
受け部、46…小軸孔、48,48A…後端部、49,
49A…摘み用先端部、50,50A,50B…ストッ
パー、51…軸孔、52,52A,52B…バネ、55
…捕捉板、56…駆動軸、57…垂直板、58…孔、5
9…円形孔、61…摘み切欠部、64…嵌合部、65…
ロック片用解除部、66…操作片、68…被係合部、6
7…係合突起、69…バネ用切欠部、A,B…矢印。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 案内窓5aに連通する嵌合凹所9を有す
    るケース本体5と、このケース本体5の裏側に固定さ
    れ、かつ、垂直長孔13を有する蓋体8と、前記垂直長
    孔13を貫通する施錠片用駆動軸56の内端部を支持
    し、かつ、前記案内窓5aから突出する摘み部20を操
    作すると前記嵌合凹所9内をスライドするようにケース
    本体5と蓋体8との間に内装された摘み操作部材6と、
    この摘み操作部材6に支持板40を介して一体的に設け
    られ、かつ、摘み用先端部49が前記摘み部20から突
    出するように後端部48が軸支されたロック解除操作片
    42と、摘み操作部材6の初期位置に於いて、このロッ
    ク解除操作片42の後端部48に突起状の当り部35が
    当接するように前記摘み操作部材6に軸支され、かつ、
    他方の突起状係合部36が固定部材としての蓋体の係止
    部に係止されているロック片30とから成る錠前の不正
    解除防止操作具。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、摘み操作部材6の初
    期位置に於いて、ロック片30は、蓋体8の側壁に形成
    した係合溝16の切欠端面16aに常時係合するように
    摘み操作部材6の短軸31に設けた付勢バネ32に付勢
    されていることを特徴とする錠前の不正解除防止操作
    具。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、摘み操作部材6はス
    ライド板部21に連設し、かつ、ロック片30の係合部
    36が食み出る一部切欠23が形成された突壁状の周側
    壁部22と、前記ロック片30を収納する収容凹所26
    とを有する長いケース枠状片に形成され、前記収容凹所
    26を閉鎖するように長板状の支持板40が固定されて
    いることを特徴とする錠前の不正解除防止操作具。
  4. 【請求項4】 案内窓5aに連通する嵌合凹所9を有す
    るケース本体5と、このケース本体5の裏側に固定さ
    れ、かつ、垂直長孔13を有する蓋体8と、前記垂直長
    孔13を貫通する施錠片用駆動軸56の内端部を支持板
    40を介して支持し、かつ、前記案内窓5aから突出す
    る摘み部20を操作すると前記嵌合凹所9内をスライド
    するようにケース本体1と蓋体8との間に内装された摘
    み操作部材6と、この摘み操作部材6に前記支持板40
    を介して設けられ、かつ、摘み用先端部49が前記摘み
    部20から突出するように後端部48が軸支されたロッ
    ク解除操作片42と、摘み操作部材6の初期位置に於い
    て、このロック解除操作片42の後端部48に突起状の
    当り部35が当接するように前記摘み操作部材6に軸支
    され、かつ、他方の突起状係合部36が固定部材として
    のケース本体の係止部に係止されているロック片30と
    から成る錠前の不正解除防止操作具。
  5. 【請求項5】 案内窓に連通する嵌合凹所を有するケー
    ス本体と、前記嵌合凹所をカバーするようにケース本体
    の裏側に固定された蓋体と、前記嵌合凹所に上下動自在
    に内装され、かつ、前記案内窓から突出する摘み部を有
    する摘み操作部材と、この摘み操作部材に一体的に設け
    られた支持板を介して該摘み操作部材に支持された施錠
    片用駆動軸と、摘み操作部材に回動可能に軸支され、か
    つ、バネで復帰方向に付勢されたロック解除操作片とか
    ら成り、前記摘み操作部材6Aの初期位置に於いて、前
    記ロック解除操作片は、摘み操作部材の摘み部から突出
    する突起状先端部に片手の指を引っ掛けるようにして操
    作されると、摘み操作部材に設けられたロック片が自由
    な状態になるように回転し、このままの状態を保持しな
    がらさらに片手の他の指で前記摘み部を摘んで摘み操作
    部材をスライドさせると、前記ロック片はロック解消方
    向へと回転するように軸支されていることを特徴とする
    錠前の不正解除防止操作具。
  6. 【請求項6】 請求項5に於いて、ロック解除操作片の
    先端部は、指先状に形成され、摘み操作部材の摘み部に
    形成した上下いずれかの摘み切欠部61から多少突出し
    ていることを特徴とする錠前の不正解除防止操作具。
  7. 【請求項7】 案内窓に連通する嵌合凹所を有するケー
    ス本体と、前記嵌合凹所をカバーするようにケース本体
    の裏側に固定された蓋体と、前記嵌合凹所に上下動自在
    に内装され、かつ、前記案内窓から突出する摘み部を有
    する摘み操作部材と、この摘み操作部材に一体的に設け
    られた支持板を介して該摘み操作部材に支持された施錠
    片用駆動軸と、摘み操作部材に回動可能に軸支され、か
    つ、バネで復帰方向に付勢されたロック解除操作片とか
    ら成り、前記摘み操作部材6Aの初期位置に於いて、前
    記ロック解除操作片は、摘み操作部材の摘み部から突出
    する突起状先端部が片手の指でプッシュするように押圧
    されると摘み操作部材に設けられたロック片が自由な状
    態になるように回転し、このままの状態を保持しながら
    さらに片手の他の指で前記摘み部を摘んで摘み操作部材
    をスライドさせると前記ロック片はロック解消方向へと
    回転するように軸支されていることを特徴とする錠前の
    不正解除防止操作具。
  8. 【請求項8】 請求項7に於いて、ロック解除操作片
    は、摘み操作部材の摘み部に形成された嵌合口に遊嵌合
    する操作片と、この操作片に係合するように前記摘み部
    内に軸支されたストッパー機能を有するブロック状のロ
    ック片用解除部とから成ることを特徴とする錠前の不正
    解除防止操作具。
JP2002155592A 2002-02-13 2002-05-29 錠前の不正解除防止操作具 Expired - Fee Related JP4170021B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002155592A JP4170021B2 (ja) 2002-02-13 2002-05-29 錠前の不正解除防止操作具

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002035113 2002-02-13
JP2002-35113 2002-02-13
JP2002155592A JP4170021B2 (ja) 2002-02-13 2002-05-29 錠前の不正解除防止操作具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003307053A true JP2003307053A (ja) 2003-10-31
JP4170021B2 JP4170021B2 (ja) 2008-10-22

Family

ID=29405105

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002155592A Expired - Fee Related JP4170021B2 (ja) 2002-02-13 2002-05-29 錠前の不正解除防止操作具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4170021B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109779397A (zh) * 2017-11-15 2019-05-21 阿布莱有限公司 门锁

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109779397A (zh) * 2017-11-15 2019-05-21 阿布莱有限公司 门锁
CN109779397B (zh) * 2017-11-15 2021-06-22 阿布莱有限公司 门锁

Also Published As

Publication number Publication date
JP4170021B2 (ja) 2008-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4559968B2 (ja) 自己ラッチ装置
JP4707551B2 (ja) ゲーム機の施錠装置
US7273239B1 (en) Latch for sliding closures
JP2003325918A (ja) ゲーム機の施錠装置
KR101663162B1 (ko) 로테이터블 래치볼트를 갖는 도어락
JP2003307053A (ja) 錠前の不正解除防止操作具
KR100648574B1 (ko) 2중 물림 빗장
JP3553818B2 (ja) ドアストッパ
JP3316721B2 (ja) キャビネットのロック装置
JP4260375B2 (ja) 引戸用施解錠装置
JP3795656B2 (ja) ウィンドウロック装置
JP4187564B2 (ja) 遊技機用施錠装置
JPH0782943A (ja) ラッチ錠
JP4375608B2 (ja) 錠装置
KR102076163B1 (ko) 그립형태를 갖는 무락형 핸들 조립체
JP3963992B2 (ja) 錠におけるサムターン軸の係止装置
JPH0241253Y2 (ja)
JPH1018663A (ja) 錠 前
JPH0726527Y2 (ja) ドア錠
WO2006046451A1 (ja) 施錠装置
JP3553790B2 (ja) 扉錠装置
JP2004339851A (ja) 錠前のサムターン用防犯カバー具
AU2007231856B2 (en) A Catch Assembly For A Sliding Window And Which Has A Particular Body Profile
JPH0241255Y2 (ja)
JP2004332361A (ja) サムターン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080708

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080806

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4170021

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130815

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees