JP2003306438A - ケモカイン発現阻害剤 - Google Patents

ケモカイン発現阻害剤

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JP2003306438A
JP2003306438A JP2003039265A JP2003039265A JP2003306438A JP 2003306438 A JP2003306438 A JP 2003306438A JP 2003039265 A JP2003039265 A JP 2003039265A JP 2003039265 A JP2003039265 A JP 2003039265A JP 2003306438 A JP2003306438 A JP 2003306438A
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chemokine
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JP2003039265A
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Michio Shibata
道男 柴田
Masahiro Ota
正弘 大田
Tomoko Kimura
朋子 木村
Hideyuki Ichikawa
秀之 市川
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケモカイン遺伝子の発現を抑制し、とくにイ
ンターロイキン−8、エオタキシン、RANTESの遺
伝子発現を阻害することができるケモカイン発現阻害剤
を提供する。 【解決手段】 ポンツクショウガ、セイヨウノコギリソ
ウ、ヨモギ、サンショウ、タイム、オウバクから選ばれ
る一種または二種以上の植物抽出物を有効成分として配
合する。また、ポンツクショウガ抽出物中の成分である
4種の化合物の少なくとも1種を有効成分として含有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケモカイン(Chemot
actic Cytokine,Chemokine)発現阻害剤に関し、とく
にインターロイキン−8(IL−8)、エオタキシン、
RANTES(Regulated upon Activation、Normal T
Expressed and Secreted)の遺伝子発現を阻害し、アト
ピー性皮膚炎、接触性皮膚炎、乾癬等、種々の皮膚疾患
による肌荒れ症状や炎症、アレルギー症状の他、健常人
の肌荒れ、敏感肌、ニキビ肌に対する予防、及び改善に
有効なケモカイン発現阻害剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚
炎、乾癬などの皮膚疾患による肌荒れや炎症、アレルギ
ー症状、および健常人の肌荒れ、敏感肌、ニキビ肌に対
して改善・予防効果を有する皮膚外用剤の有効成分とし
ては、抗炎症・抗アレルギー効果のあるステロイド剤や
保湿効果のあるワセリン、尿素、ヘパリン、各種アミノ
酸、脂質類が用いられてきた。しかしながら、ステロイ
ド剤は副作用が強く、また保湿剤はその効果が必ずしも
十分ではなく、より安全性の高い優れた有効成分の開発
が望まれていた。
【0003】そこで、人体への副作用が少ない安全性の
高い生薬が注目され、その中でショウガ科ジンギバー属
植物であるZingiber cassumunar Roxb.の抽出物が有効
成分として配合された血小板活性化因子拮抗剤が提案さ
れている(例えば、特許文献1参照。)。この治療薬
は、種々の炎症性・アレルギー性皮膚疾患や肌荒れの発
現に関与している血小板活性化因子(platelet activat
ing factor,PAF)に対して、優れたPAF拮抗作用
を有しており、肌荒れなどの改善に効果がある。
【0004】一方、種々の炎症性・アレルギー性皮膚疾
患の発症に炎症性細胞の遊走・活性化を支配するケモカ
インが強く関与していることが明らかにされつつある。
例えばアレルギー性皮膚疾患であるアトピー性皮膚炎や
接触アレルギー性皮膚炎に対してケモカインが関与して
いることや、炎症性異常角化性疾患である乾癬ではその
皮膚患部にケモカインの一種であるIL−8が多量に存
在していることが知られている。同様に、種々の炎症反
応において、炎症に関わる様々な細胞の炎症部位への遊
走および活性化にケモカインと総称される一群の生理活
性蛋白質が中心的に作用していることが判明しており、
皮膚の接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎などで炎症部位
に好中球や好酸球などの炎症細胞が遊走し、活性化さ
れ、炎症の発生・増悪に関与することが知られており、
この場合に皮膚の角化細胞、線維芽細胞などの細胞か
ら、炎症細胞の遊走および活性化に関与するケモカイン
としてインターロイキン−8、エオタキシン、ランテス
(RANTES)などが産生されることが知られてい
る。インターロイキン−8、エオタキシン、RANTE
Sなどのケモカインの発現阻害剤は、インターロイキン
−8、エオタキシン、RANTESなどのケモカインが
関与する炎症性あるいはアレルギー性の疾患症状の改善
や防止に有効である。
【0005】また上記したように、ケモカインとして
は、インターロイキン−8、エオタキシン、ランテス
(RANTES)等が知られているが、それぞれの物質
が特異的に、あるいは優先的に関与する疾患がある。例
えば、エオタキシンについてはアトピー性皮膚疾患に関
与し、ランテスについてはアレルギー性皮膚疾患に関与
する。したがって、各物質についての発現阻害について
の情報が得られれば、より効果的に目的とする疾患を改
善することが可能となり、副作用の軽減化等にも寄与で
きる。
【0006】
【特許文献1】特開2001−192339号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、ケモカインの遺伝子発現抑制作用に優れ、ケモカイ
ンの生理的作用に基づく炎症性・アレルギー性疾患の改
善・予防に優れた効果を奏することが期待されると共
に、肌荒れ改善作用に優れ、種々の皮膚疾患、肌荒れ等
の改善・予防に優れた効果を有するケモカイン遺伝子発
現抑制薬剤及びそれを有効成分として含む肌荒れ防止・
改善用皮膚外用剤組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような現状に鑑み、
本発明者らはケモカイン遺伝子発現抑制物質が様々な炎
症性・アレルギー性皮膚疾患や健常人の肌荒れ、荒れ性
等の改善に有効であると考え、広く種々の物質について
ケモカインの遺伝子発現抑制作用を調べた結果、ショウ
ガ(Zingiberaceae)科ジンギバー(Zingiber)属植物
であるポンツクショウガの抽出物、およびセイヨウノコ
ギリソウ、ヨモギ、オウバク、サンショウ、タイムの抽
出物に強いケモカイン遺伝子発現抑制作用があることを
見出した。また、各植物抽出物は、ケモカインのなかで
もインターロイキン−8、エオタキシンおよびランテス
(RANTES)それぞれに選択的にその発現を抑制す
ることを見出し、本発明に至った。
【0009】すなわち本発明は、ポンツクショウガ、セ
イヨウノコギリソウ、ヨモギ、サンショウ、タイム、オ
ウバクから選ばれる一種または二種以上の植物抽出物を
有効成分として配合することを特徴とするケモカイン発
現阻害剤である。また本発明は、ポンツクショウガ、セ
イヨウノコギリソウ、ヨモギから選ばれる一種または二
種以上の植物抽出物を有効成分として配合することを特
徴とするインターロイキン−8発現阻害剤である。
【0010】また本発明は、ポンツクショウガ、セイヨ
ウノコギリソウ、ヨモギ、サンショウ、タイム、オウバ
クから選ばれる一種または二種以上の植物抽出物を有効
成分として配合することを特徴とするエオタキシン発現
阻害剤である。エオタキシン発現阻害作用を有する物質
はアトピー性皮膚疾患に有効であることが知られている
ので、本発明は、上記植物抽出物を有効成分として配合
するエオタキシン発現阻害に基づくアトピー性皮膚炎用
外用剤として用いることができる。
【0011】また本発明は、ポンツクショウガ、セイヨ
ウノコギリソウ、ヨモギ、サンショウ、オウバクから選
ばれる一種または二種以上の植物抽出物を有効成分とし
て配合することを特徴とするランテス(RANTES)
発現阻害剤である。ランテス(RANTES)発現阻害
作用を有する物質は抗アレルギー剤として有効であるこ
とが知られているので、本発明は、上記植物抽出物を有
効成分として配合するランテス(RANTES)発現阻
害に基づく抗アレルギー剤として用いることができる。
【0012】また本発明によれば、上記植物抽出物を有
効成分として配合することを特徴とするケモカイン発現
阻害に基づく抗炎症剤および肌荒れ改善用皮膚外用剤が
提供される。
【0013】ポンツクショウガの抽出物にケモカイン遺
伝子発現抑制作用があるという報告はこれまでになく、
ケモカイン遺伝子発現抑制作用に基づく炎症性・アレル
ギー性皮膚疾患治療薬や肌荒れ防止・改善用皮膚化粧科
への応用も全く知られていない。また、他のショウガ
(Zingiberaceae)科ジンギバー(Zingiber)属の植物
がケモカイン遺伝子発現抑制作用を有するという報告も
これまでにない。また、セイヨウノコギリソウ、ヨモ
ギ、オウバク、サンショウ、タイムの植物抽出物の、ケ
モカイン遺伝子発現抑制作用に基づく炎症性・アレルギ
ー性皮膚疾患治療薬や肌荒れ防止・改善用皮膚化粧科へ
の応用も全く知られていない。
【0014】本発明に用いられる植物抽出物のうち、ポ
ンツクショウガは、ショウガ(Zingiberaceae)科ジン
ギバー(Zingiber)属に属する植物であり、学名は、Zi
ngiber cassumunar Roxb.あるいはZingiber purpureum
Rosc.と称されており、Zingiber cassumunar Roxb.とZi
ngiber purpureum Rosc.とはシノニム(Synonym)の関
係になる。また、ポンツクショウガは、沖縄、中国南
部、東南アジアなどの熱帯・亜熱帯地方に生える植物で
ある。
【0015】本発明に用いられる植物抽出物は、上記植
物の葉、地下茎を含む茎、果実等、植物全草を抽出溶媒
と共に浸漬または加熱還流した後、濾過し、濃縮して得
られる。本発明に用いられる抽出溶媒は、通常抽出に用
いられる溶媒であれば何でもよく、特にメタノール、エ
タノール等のアルコール類、含水アルコール類、アセト
ン、酢酸エチルエステル等の有機溶媒または1,3−ブ
チレングリコール等を単独あるいは組み合わせて用いる
ことができる。
【0016】本発明のケモカイン発現阻害剤は、外用剤
として用いることが好ましく、その時の植物抽出物の配
合量は、外用剤全量中、乾燥固形分に換算して0.00
1〜20.0質量%、好ましくは0.01〜10.0質
量%である。0.001質量%未満であると、本発明で
いう効果が十分に発揮されず、20.0質量%を超えて
配合しても効果の更なる増加は実質上望めないし、各剤
への配合も難しくなる傾向にある。
【0017】さらに、本発明者らは特にポンツクショウ
ガ抽出物中の成分を同定し、ケモカインの遺伝子発現抑
制作用を調べた結果、次に示す化合物(1)〜(4)そ
れぞれに強いケモカイン遺伝子発現抑制作用があること
を見出した。また、各化合物は、ケモカインのなかでも
インターロイキン−8、エオタキシンおよびランテス
(RANTES)それぞれに選択的にその発現を抑制す
ることを見出し、本発明に至った。
【0018】すなわち本発明は、下記化合物(1)〜
(4)の少なくとも1種を有効成分として含有すること
を特徴とするケモカイン発現阻害剤である。
【0019】
【化33】
【0020】
【化34】
【0021】
【化35】
【0022】
【化36】
【0023】また本発明は、上記化合物(1)〜(4)
の少なくとも1種を有効成分として含有することを特徴
とするインターロイキン−8発現阻害剤である。
【0024】また本発明は、上記化合物(1)〜(4)
の少なくとも1種を有効成分として含有することを特徴
とするエオタキシン発現阻害剤である。エオタキシン発
現阻害作用を有する物質はアトピー性皮膚疾患に有効で
あることが知られているので、本発明は、上記化合物を
有効成分として含有するエオタキシン発現阻害に基づく
アトピー性皮膚炎用外用剤として用いることができる。
【0025】また、本発明は、上記化合物(1)〜
(4)の少なくとも1種を有効成分として含有すること
を特徴とするランテス(RANTES)発現阻害剤であ
る。ランテス(RANTES)発現阻害作用を有する物
質は抗アレルギー剤として有効であることが知られてい
るので、本発明は、上記化合物を有効成分として含有す
るランテス(RANTES)発現阻害に基づく抗アレル
ギー剤として用いることができる。
【0026】また、本発明によれば、上記化合物(1)
〜(4)の少なくとも1種を有効成分として含有するこ
とを特徴とするケモカイン発現阻害に基づく抗炎症剤お
よび肌荒れ改善用皮膚外用剤が提供される。
【0027】本発明にかかる化合物(1)〜(4)は公
知の方法を用いて植物から単離することができる。例え
ば、化合物(1)及び(2)はPhytochemistry, vol.3
2, No.2, p357-363, 1993(著者:Akiko Jitoe, Toshiya
Masuda, and Nobuji Nakatani)に記載された方法等
を、また化合物(3)及び(4)はJAOCS, vol.72, No.
9,p.1053, 1995(著者:Toshiya Masuda, et.al.)に記載
された方法等を用いることができる。
【0028】化合物(1)〜(4)をポンツクショウガ
の抽出物から調製する場合、用いる部位としては、化合
物(1)〜(4)が得られる限り特に限定されず、例え
ば、根、根茎、茎、葉、花、果実、全草等が挙げられる
が、好ましくは根又は根茎である。具体例を挙げると、
ポンツクショウガの根又は根茎の粉砕物を抽出溶媒に室
温〜加温下で浸漬して抽出し、この抽出物をカラム分離
精製、再結晶等により精製して化合物(1)〜(4)を
得ることができる。
【0029】抽出溶媒としては特に限定されず、例え
ば、水、メタノール、エタノール等の一級アルコール、
1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール等
の多価アルコール、酢酸エチル等の低級アルキルエステ
ル、ベンゼン、ヘキサン等の炭化水素、エチルエーテ
ル、アセトン等が挙げられ、これらを2種以上組み合わ
せて用いることもできる。好ましい抽出溶媒としては、
水、メタノール、エタノール、1,3−ブチレングリコ
ール又はこれらの混合溶媒が挙げられる。
【0030】本発明においては、化合物(1)〜(4)
の他、これらを有効成分として含む抽出物を用いること
もできる。このような抽出物としては、上記抽出溶媒で
抽出された一次抽出物、及びこの一次抽出物をシリカゲ
ルクロマトグラフィー等で粗精製して得られる粗画分が
挙げられる。なお、本発明の化合物(1)〜(4)とし
て、天然物から抽出されたものの他、化学的合成等によ
り製造された合成品を用いることも可能である。
【0031】本発明の化合物(1)〜(4)を外用剤と
して用いる時の配合量は、外用剤全量中、0.0001
〜20質量%、好ましくは0.001〜10質量%であ
る。0.0001質量%未満であると、本発明でいう効
果が十分に発揮されず、20質量%を超えて配合しても
効果の更なる増加は実質上望めないし、各剤への配合も
難しくなる傾向にある。
【0032】本発明のケモカイン発現阻害剤を外用剤と
した時には、上記必須成分以外に、通常化粧品や医薬品
等の皮膚外用剤に用いられる成分、例えば美白剤、保湿
剤、酸化防止剤、油性成分、紫外線吸収剤、界面活性
剤、増粘剤、アルコール等、粉末成分、色剤、水性成
分、水、各種皮膚栄養剤等を必要に応じて適宜配合する
ことができる。
【0033】本発明のケモカイン発現阻害剤を外用剤と
した時には、更にエデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナ
トリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウ
ム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸等の金属封鎖
剤、クエン酸、グリコール酸、乳酸、サリチル酸、亜硫
酸ナトリウム、カフェイン、タンニン、パントテン酸お
よびその誘導体、ニコチン酸およびその誘導体、トラネ
キサム酸およびその誘導体、甘草抽出物、グラブリジ
ン、マロニエ、エスシン等の各種植物抽出物、ビタミン
Eおよび酢酸トコフェロール等のビタミンE誘導体、グ
リチルリチン酸およびその誘導体またはその塩等の薬
剤、胎盤抽出液、アスコルビン酸およびアスコルビン酸
リン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコシド等のア
スコルビン酸誘導体、アルブチン、コウジ酸、エラグ
酸、カミツレ油、4−n−ブチルレゾルシノール等の美
白剤、ビタミンAおよびレチノール等のビタミンA誘導
体、グルコース、フルクトース、キシリトール、マンノ
ース、ショ糖、トレハロース等の糖類、ワセリン、グリ
セリン、尿素、ヘパリン等の保湿剤、セリン、アルギニ
ン等の各種アミノ酸、セラミド、コレステロール等の脂
質なども適宜配合することができる。
【0034】本発明のケモカイン発現阻害剤を外用剤と
した時には、医薬品、医薬部外品、化粧品を指し、例え
ば軟膏、クリーム、乳液、ローション、パック、浴用剤
等、従来皮膚外用剤組成物とされているものであればい
ずれでもよく、剤型は特に問わない。
【0035】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明する。なお、本発明はこれにより限定されるものでは
ない。配合量は質量%である。実施例に先立ち、本発明
に用いられる植物抽出物のケモカイン遺伝子発現阻害効
果に関する試験方法とその結果(A)および本発明に用
いられる前記化合物(1)〜(4)のケモカイン遺伝子
発現阻害効果に関する試験方法とその結果(B)につい
て説明する。
【0036】(A)植物抽出物のケモカイン遺伝子発現
阻害効果 1.試料の調製 (1)ポンツクショウガ ポンツクショウガの地下茎部分50gを、室温で1週間
エタノールに浸漬し、抽出液を濃縮し、エタノール抽出
物67mgを得た。この抽出物をDMSOに1%溶か
し、この溶液を希釈して濃度を調整し、これを用いて以
下の実験を行った。
【0037】(2)セイヨウノコギリソウ セイヨウノコギリソウ(AchilleamillefoliumL.)の全
草100gを30%エタノールにより90℃で2時間加
温抽出し、得られた抽出液を減圧下溶媒を留去して抽出
物13gを得た。この抽出物を50%エタノールに溶解
して濃度を調整し、これを用いて以下の実験を行った。
【0038】(3)ヨモギ ヨモギ(Artemisia princeps Pampanini)の葉100g
を水により90℃で2時間加温抽出し、得られた抽出液
を減圧下溶媒を留去して抽出物5gを得た。この抽出物
を50%エタノールに溶解して濃度を調整し、これを用
いて以下の実験を行った。
【0039】(4)サンショウ サンショウ(Zanthoxylum piperitum Do Candolle)の
果皮100gを70%エタノールにより90℃で2時間
加温抽出し、得られた抽出液を減圧下溶媒を留去して抽
出物19gを得た。この抽出物を50%エタノールに溶
解・懸濁して濃度を調整し、これを用いて以下の実験を
行った。
【0040】(5)タイム タイム(Thymus serpyllum L.)の地上部100gを3
0%エタノールにより90℃で2時間加温抽出し、得ら
れた抽出液を減圧下溶媒を留去して抽出物10gを得
た。この抽出物を50%エタノールに溶解・懸濁して濃
度を調整し、これを用いて以下の実験を行った。
【0041】(6)オウバク キハダ(Phellodendron amurens Ruprecht)の樹皮10
0gを水により90℃で2時間加温抽出し、得られた抽
出液を減圧下溶媒を留去して抽出物20gを得た。この
抽出物を50%エタノールに溶解・懸濁して濃度を調整
し、これを用いて以下の実験を行った。
【0042】2.ケモカイン遺伝子発現阻害作用の試験
方法およびその結果 ヒト皮膚線維芽細胞を直径6cmの培養皿で、10%ウ
シ胎児血清を含むDMEM培地(ダルベッコ変法イーグ
ル培地)でコンフルエントになるまで培養し実験に供し
た。なお、ヒト皮膚線維芽細胞は市販されており、例え
ばクラボウ(倉敷紡績株式会社)から入手可能である。
【0043】上記で調製したポンツクショウガ、セイヨ
ウノコギリソウ、ヨモギ、オウバク、サンショウ、タイ
ムの各植物抽出物あるいは陽性対照であるハイドロコル
チゾン(10-7M)の存在下、あるいは非存在下でTN
F−α(1ng/mL)を添加し、6時間(インターロ
イキン−8の場合)、あるいは24時間(エオタキシン
及びRANTESの場合)、37℃で培養した。
【0044】次に常法に従って、細胞からRNAを単離
し、cDNAを合成したのち、定量的PCR法(Taq
Man PCR法)により、インターロイキン−8、エ
オタキシン、及びRANTES遺伝子の発現量を測定し
た。内部標準遺伝子としてGAPDH(グリセルアルデ
ヒド3リン酸脱水素酸素)を用い得られたデータを補正
した。
【0045】表1に、上記の方法でTNF−α(1ng
/mL)を添加し、ケモカインの発現を誘導した時のケ
モカイン遺伝子発現に対する植物抽出液の効果を示す。
植物抽出液としては、ポンツクショウガ、オウバク、サ
ンショウ、セイヨウノコギリソウ、タイムおよびヨモギ
を適用し、これらの含有濃度をそれぞれ0.01%とし
た薬剤を細胞に添加したものである。
【0046】薬剤無添加の細胞を用いたときのケモカイ
ン遺伝子発現量を1とし、上記それぞれの植物抽出液を
含有する薬剤を添加したときのケモカインの遺伝子発現
量の相対数値を、インターロイキン−8(IL−8)、
RANTES、エオタキシンのそれぞれについて示し
た。
【0047】
【表1】
【0048】表1から分かるように、ポンツクショウガ
を適用した場合には、IL−8、RANTES、および
エオタキシンのいずれにも20%以上の遺伝子発現抑制
効果があった。オウバクを適用した場合には、RANT
ES、およびエオタキシンに20%以上の遺伝子発現抑
制効果があった。サンショウを適用した場合には、RA
NTES、およびエオタキシンに20%以上の遺伝子発
現抑制効果があった。セイヨウノコギリソウを適用した
場合には、IL−8、RANTES、およびエオタキシ
ンのいずれにも20%以上の遺伝子発現抑制効果があっ
た。タイムを適用した場合には、エオタキシンのみに2
0%以上の遺伝子発現抑制効果があった。ヨモギを適用
した場合には、IL−8、RANTES、およびエオタ
キシンのいずれにも20%以上の遺伝子発現抑制効果が
あった。
【0049】次に、植物抽出液としてポンツクショウガ
エキスを使用し、この含有濃度を0.0005%、0.
001%、0.005%、0.01%とした薬剤をそれ
ぞれ細胞に添加し、上記と同様の方法で試験した時のR
ANTES遺伝子の発現量の試験結果を図1に、エオタ
キシン遺伝子の発現量の試験結果を図2に示す。
【0050】なお、図1および図2においては、陽性対
照であるハイドロコルチゾン(10 -7M)を添加した時
のRANTESおよびエオタキシンの遺伝子発現量、薬
剤無添加でTNF−α(1ng/mL)を添加した時と
無添加の時のRANTESおよびエオタキシンの遺伝子
発現量をvehicleとして同時に示した。図1およ
び図2に示すように、ポンツクショウガの含有濃度が高
くなるほどRANTESおよびエオタキシンの遺伝子発
現抑制効果が高くなることがわかった。
【0051】(B)化合物(1)〜(4)のケモカイン
遺伝子発現阻害効果 1.化合物(1)〜(4)の製造 製造例1 化合物(1)の単離 Zingiber purpureum Rosc.の根茎500gを粉砕し、室温
で1週間、2.5Lのメタノールに浸漬し、抽出を行った。
抽出液を濾過し濃縮した後、濃縮液をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶離液:n-ヘキサンと酢酸エチル
の混合系)にかけ、粗画分を得た。さらに逆相系HPLC分
取(移動相:60%アセトニトリル、カラム:株式会社
資生堂製CAPSELLPAK C18 UG120Å、カラムサイズ:10
mmφ×250mm、検出:UV210nm)により化合
物(1)を単離した。収量410mg、収率0.082%であっ
た。表2に化合物(1)の13C−NMRのケミカルシ
フト値を文献値とともに示す。また、化学式(1A)に
は、表2の炭素位置No.に対応した化学構造式を示
す。
【0052】
【化37】
【0053】
【表2】 *:Jitoe, A., Masuda, T., Nakatani, N.,Phytochemist
ry, vol.32 No.2 P357-363(1993)
【0054】製造例2 化合物(2)の単離 Zingiber purpureum Rosc.の根茎500gを粉砕し、室温
で1週間、2.5Lのメタノールに浸漬し、抽出を行った。
抽出液を濾過し濃縮した後、濃縮液をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶離液:n-ヘキサンと酢酸エチル
の混合系)にかけ、粗画分を得た。さらに逆相系HPLC分
取(移動相:60%アセトニトリル、カラム:株式会社
資生堂製CAPSELLPAK C18 UG120Å、カラムサイズ:10
mmφ×250mm、検出:UV210nm)により化合
物(2)を単離した。収量430mg、収率0.086%であっ
た。表3に化合物2の13C−NMRのケミカルシフト
値を文献値とともに示す。なお、表3の炭素位置番号は
前記化学式(1A)に準じる。
【0055】
【表3】 *:Jitoe, A., Masuda, T., Nakatani, N.,Phytochemist
ry, vol.32 No.2 P357-363(1993)
【0056】製造例3 化合物(3)(Cassumunarin
B)の単離 Zingiber purpureum Rosc.の根茎509.7g を粉砕
し、室温で1 週間、2.5L のメタノール中に静置
し、抽出を行った。抽出液をろ過、濃縮、減圧乾燥し、
50.6gのエキス固形分を得た。このうち約38gを
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:n―へ
キサンと酢酸エチルの混合系)にかけ、粗画分を約1.
2g得た。次いでこの粗画分約200mgを逆相系HP
LC 分取(1回目/移動相:50%アセトニトリル、カ
ラム:資生堂製CAPCELLPAK C18 UG120Å、カラムサイ
ズ:20mmΦX250mm、検出:UV210nm 2回目/移動相:50
%アセトニトリル、カラム:資生堂製SUPERIOREX ODS、
カラムサイズ:10mmΦX250mm、検出:UV210nm)を2度
行い、最終的に化合物(3)を3.9mg単離した。
【0057】化合物(3)の13C−NMRケミカルシフ
ト値および1H−NMRケミカルシフト値を下記表4に
示す。測定溶媒は重アセトン、測定温度は30℃であ
る。化学式(3A)には表4の炭素位置番号に対応した
化学構造式を示す。化合物(3)は文献値との比較から
クルクミノイドの特定成分CassumunarinB
と同定した。
【0058】
【化38】
【0059】
【表4】
【0060】製造例4 化合物(4)(Cassumunarin
C)の単離 Zingiber purpureum Rosc.の根茎509.7g を粉砕
し、室温で1 週間、2.5L のメタノール中に静置し、
抽出を行った。抽出液をろ過、濃縮、減圧乾燥し、5
0.6gのエキス固形分を得た。このうち約38gをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液:n−へキサ
ンと酢酸エチルの混合系)にかけ、粗画分を約1.2g
得た。次いでこの粗画分約200mgを逆相系HPLC
分取(1回目:移動相:50%アセトニトリル、カラム:
資生堂製CAPCELLPAK C18 UG120Å、カラムサイズ:20mm
ΦX250mm、検出:UV210nm 2回目:移動相:50%アセト
ニトリル、カラム:資生堂製SUPERIOREX ODS、カラムサ
イズ:10mmΦX250mm、検出:UV210nm)を2度行い、最
終的に化合物(4)を4.1mg単離した。
【0061】化合物(4)の13C−NMRケミカルシフ
ト値および1H−NMRケミカルシフト値を下記表5に
示す。測定溶媒は重アセトン、測定温度は30℃であ
る。化学式(4A)には表5の炭素位置番号に対応した
化学構造式を示す。化合物(4)は文献値との比較から
クルクミノイドの特定成分CassumunarinC
と同定した。
【0062】
【化39】
【0063】
【表5】
【0064】製造例5 化合物(1)と化合物(2)の
混合物 Zingiber purpureum Rosc.の根茎500g を粉砕し、
室温で1 週間、エタノールに浸漬し、抽出を行った。抽
出液をろ過、濃縮した後、濃縮液をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶離液:n−へキサンと酢酸エチル
の混合系)にかけ、さらに逆相系HPLC分取(移動
相:60%アセトニトリル、カラム:資生堂製CAPCELLP
AK C18 UG120Å、カラムサイズ:10mmΦX250mm、検出:
UV210nm)を行い、化合物(1)と化合物(2)の混合
物をHPLC分析におけるピーク面積比でほぼ1:1の
混合物1.03gを得た。
【0065】次に、化合物(3)、(4)のFAB−M
S測定を行った。測定条件は次のとおりである。測定結
果を表6に示す。
【0066】 測定質量範囲:m/z 100〜1000 (5sec/decade) 分解能:1000 イオン化法:FAB-NEG Cs 20kV 加速電圧:5kV マトリックス:Thioglycerol
【0067】
【表6】
【0068】2.各化合物のケモカイン遺伝子発現阻害
作用の試験方法およびその結果 (1)試験方法 ケモカイン遺伝子発現の下地となる細胞として、植物抽
出物に関する試験で使用したものと同様のヒト皮膚線維
芽細胞を実験に供した。ケモカイン遺伝子の発現にはT
NF−α(1ng/mL)を添加し、同時に以下の薬剤
をそれぞれ添加して37℃で24時間培養した。各試料
はすべてエタノール溶液として用いた。 (a)製造例5で得られた化合物(1)と化合物(2)
との混合物(含有濃度0.001%) (b)製造例3で得られた化合物(3)(含有濃度0.
001%) (c)製造例4で得られた化合物(4)(含有濃度0.
001%)
【0069】また、以下の薬剤を添加して同様に培養し
た。 (d)ハイドロコルチゾン(10-8M) (e)ポンツクショウガメタノール抽出物(含有濃度
0.001%) (f)ポンツクショウガメタノール抽出物(含有濃度
0.01%)
【0070】次に常法に従って、細胞からRNAを単離
し、cDNAを合成したのち、定量的PCR法(Taq
Man PCR法)により、エオタキシン、及びRAN
TES遺伝子の発現量を測定した。内部標準遺伝子とし
てGAPDH(グリセルアルデヒド3リン酸脱水素酸
素)を用い得られたデータを補正した。
【0071】(2)試験結果 上記試験方法で試験した時のRANTES遺伝子の発現
量の試験結果を図3に、エオタキシン遺伝子の発現量の
試験結果を図4に示す。なお、図3および図4において
は、薬剤無添加で、TNF−α(1ng/mL)を添加
した時と添加しない時のRANTESおよびエオタキシ
ンの遺伝子発現量をvehicleとして同時に示し
た。
【0072】図3において、化合物(1)と化合物
(2)との混合物、化合物(3)、化合物(4)すべて
にRANTESの遺伝子発現抑制効果が認められた。と
くに、化合物(1)と化合物(2)との混合物および化
合物(3)は同じ濃度のポンツクショウガエキスよりも
RANTESの遺伝子発現抑制効果が優れていた。
【0073】図4において、化合物(1)と化合物
(2)との混合物、化合物(3)、化合物(4)すべて
にエオタキシンの遺伝子発現抑制効果が認められた。と
くに、化合物(3)および化合物(4)は同じ濃度のポ
ンツクショウガエキスよりもエオタキシンの遺伝子発現
抑制効果が優れていた。
【0074】このように、本発明の化合物(1)〜
(4)を用いれば、同じケモカイン発現阻害作用であっ
ても、RANTESの遺伝子発現抑制とエオタキシンの
遺伝子発現抑制のそれぞれに応じて最適な化合物の適用
が可能になり、より少量で目的とする疾患の予防・改善
が可能になる。
【0075】以下に、本発明のケモカイン発現阻害剤を
種々の剤型に適用した時の処方例を実施例として説明す
る。なお実施例中、植物抽出物についてはいずれも乾燥
固形分に換算した質量である。
【0076】 実施例1 クリーム 処方 質量% ステアリン酸 5.0 ステアリルアルコール 4.0 イソプロピルミリステート 18.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0 プロピレングリコール 10.0 ポンツクショウガのエタノール抽出物 0.01 苛性カリ 0.2 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 防腐剤 適量 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールとポンツ
クショウガのエタノール抽出物と苛性カリを加え溶解
し、加熱して70℃に保つ(水相)。水相に油相を徐々
に加え、全部加え終わってからしばらくその温度に保ち
反応を起こさせる。その後、ホモミキサーで均一に乳化
し、よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0077】 実施例2 クリーム 処方 質量% ステアリン酸 2.0 ステアリルアルコール 7.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシルアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル) セチルアルコールエーテル 3.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 プロピレングリコール 5.0 セイヨウノコギリソウの 1,3−ブチレングリコール抽出物 0.05 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備
乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくか
きまぜながら30℃まで冷却する。
【0078】 実施例3 クリーム 処方 質量% 固形パラフィン 5.0 ミツロウ 10.0 ワセリン 15.0 流動パラフィン 41.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノラウリン酸エステル 2.0 石けん粉末 0.1 硼砂 0.2 オウバクの水抽出物 0.05 ヨモギのエタノール抽出液 0.05 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水に石けん粉末と硼砂を加え、加熱
溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相をかきまぜ
ながら徐々に加え反応を行う。反応終了後、ホモミキサ
ーで均一に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃ま
で冷却する。
【0079】 実施例4 乳液 処方 質量% ステアリン酸 2.5 セチルアルコール 1.5 ワセリン 5.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレン(10モル) モノオレイン酸エステル 2.0 ポリエチレングリコール1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 カルボキシビニルポリマー 0.05 (商品名:カーボポール941, B.F.Goodrich Chemical Company) サンショウの1,3−ブチレングリコール抽出物 0.01 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)少量のイオン交換水にカルボキシビニルポリマ
ーを溶解する(A相)。残りのイオン交換水にポリエチ
レングリコール1500とトリエタノールアミンを加
え、加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混
合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え予備乳化を行い、A相を加えホモミキサーで均一に
乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却す
る。
【0080】 実施例5 乳液 処方 質量% マイクロクリスタリンワックス 1.0 ミツロウ 2.0 ラノリン 20.0 流動パラフィン 10.0 スクワラン 5.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0 プロピレングリコール 7.0 タイムの水抽出物 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し、加
熱融解して70℃に保つ(油相)。油相をかきまぜなが
らこれに水相を徐々に加え、ホモミキサーで均一に乳化
する。乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0081】 実施例6 ゼリー 処方 質量% 95%エチルアルコール 10.0 ジプロピレングリコール 15.0 ポリオキシエチレン(50モル) オレイルアルコールエーテル 2.0 カルボキシビニルポリマー 1.0 (商品名:カーボポール940, B.F.Goodirch Chemical Company) 苛性ソーダ 0.15 L−アルギニン 0.1 ポンツクショウガの80%エタノール抽出物 7.0 2−ヒドロキシ−4−メトキシ ベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム 0.05 エチレンジアミンテトラアセテート・ 3ナトリウム・2水和物 0.05 メチルパラベン 0.2 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にカーボポール940を均一に溶解
し、一方、95%エタノールにポンツクショウガの80
%エタノール抽出物、ポリオキシエチレン(50モル)
オレインアルコールエーテルを溶解し、水相に添加す
る。次いで、その他の成分を加えたのち苛性ソーダ、L
−アルギニンで中和させ増粘する。
【0082】 実施例7 美容液 処方 質量% (A相) エチルアルコール(95%) 10.0 ポリオキシエチレン(20モル) オクチルドデカノール 1.0 パントテニールエチルエーテル 0.1 セイヨウノコギリソウの 1,3−ブチレングリコール抽出物 1.5 メチルパラベン 0.15 (B相) 水酸化カリウム 0.1 (C相) グリセリン 5.0 ジプロピレングリコール 10.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 カルボキシビニルポリマー 0.2 (商品名:カーボポール940, B.F.Goodrich Chemical Company) 精製水 残余 (製法)A相、C相をそれぞれ均一に溶解し、C相にA
相を加えて可溶化する。次いでB相を加えたのち充填を
行う。
【0083】 実施例8 パック 処方 質量% (A相) ジプロピレングリコール 5.0 ポリオキシエチレン(60モル) 硬化ヒマシ油 5.0 (B相) オウバクの水抽出物 0.01 オリーブ油 5.0 酢酸トコフェノール 0.2 エチルパラベン 0.2 香料 0.2 (C相) 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 ポリビニルアルコール 13.0 (ケン化度90、重合度2,000) エタノール 7.0 精製水 残余 (製法)A相、B相及びC相をそれぞれ均一に溶解し、
A相にB相を加えて可溶化する。次いでこれをC相に加
えたのち充填を行う。
【0084】 実施例9 固形ファンデーション 処方 質量% タルク 43.1 カオリン 15.0 セリサイト 10.0 亜鉛華 7.0 二酸化チタン 3.8 黄色酸化鉄 2.9 黒色酸化鉄 0.2 スクワラン 8.0 イソステアリン酸 4.0 モノオレイン酸POEソルビタン 3.0 オクタン酸イソセチル 2.0 ヨモギのエタノール抽出物 0.5 防腐剤 適量 香料 適量 (製法)タルク〜黒色酸化鉄の粉末成分をブレンダーで
十分混合し、これにスクワラン〜オクタン酸イソセチル
の油性成分、ヨモギのエタノール抽出物、防腐剤、香料
を加えよく混練した後、容器に充填、成型する。
【0085】 実施例10 乳化型ファンデーション(クリームタイプ) 処方 質量% (粉体部) 二酸化チタン 10.3 セリサイト 5.4 カオリン 3.0 黄色酸化鉄 0.8 ベンガラ 0.3 黒色酸化鉄 0.2 (油相) デカメチルシンックロペンタシロキサン 11.5 流動パラフィン 4.5 ポリオキシエチレン 変性ジメチルポリシロキサン 4.0 (水相) 精製水 50.0 1,3−ブチレングリコール 4.5 サンショウの1,3−ブチレングリコール抽出物 1.5 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 3.0 防腐剤 適 量 香料 適 量 (製法)水相を加熱攪拌後、十分に混合粉砕した粉体部
を添加してホモミキサー処理する。更に加熱混合した油
相を加えてホモミキサー処理した後、攪拌しながら香料
を添加して室温まで冷却する。
【0086】 実施例11 クリーム 処方 質量% ステアリン酸 5.0 ステアリルアルコール 4.0 イソプロピルミリステート 18.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0 プロピレングリコール 10.0 タイムの水抽出物 0.01 苛性カリ 0.2 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 防腐剤 適 量 香料 適 量 イオン交換水 残 余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールとタイム
の水抽出物と苛性カリを加え溶解し、加熱して70℃に
保つ(水相)。水相に油相を徐々に加え、全部加え終わ
ってからしばらくその温度に保ち反応を起こさせる。そ
の後、ホモミキサーで均一に乳化し、よくかきまぜなが
ら30℃まで冷却する。
【0087】 実施例12 クリーム 処方 質量% ステアリン酸 5.0 ステアリルアルコール 4.0 イソプロピルミリステート 18.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0 プロピレングリコール 10.0 前記化合物(1) 0.001 苛性カリ 0.2 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 防腐剤 適量 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールと前記化
合物(1)と苛性カリを加え溶解し、加熱して70℃に
保つ(水相)。水相に油相を徐々に加え、全部加え終わ
ってからしばらくその温度に保ち反応を起こさせる。そ
の後、ホモミキサーで均一に乳化し、よくかきまぜなが
ら30℃まで冷却する。
【0088】 実施例13 クリーム 処方 質量% ステアリン酸 2.0 ステアリルアルコール 7.0 水添ラノリン 2.0 スクワラン 5.0 2−オクチルドデシルアルコール 6.0 ポリオキシエチレン(25モル) セチルアルコールエーテル 3.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 プロピレングリコール 5.0 前記化合物(2) 0.1 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を加え予備
乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よくか
きまぜながら30℃まで冷却する。
【0089】 実施例14 クリーム 処方 質量% 固形パラフィン 5.0 ミツロウ 10.0 ワセリン 15.0 流動パラフィン 41.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノラウリン酸エステル 2.0 石けん粉末 0.1 硼砂 0.2 前記化合物(3) 0.01 亜硫酸水素ナトリウム 0.03 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水に石けん粉末と硼砂を加え、加熱
溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し加熱
融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相をかきまぜ
ながら徐々に加え反応を行う。反応終了後、ホモミキサ
ーで均一に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃ま
で冷却する。
【0090】 実施例15 乳液 処方 質量% ステアリン酸 2.5 セチルアルコール 1.5 ワセリン 5.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレン(10モル) モノオレイン酸エステル 2.0 ポリエチレングリコール1500 3.0 トリエタノールアミン 1.0 カルボキシビニルポリマー 0.05 (商品名:カーボポール941, B.F.Goodrich Chemical Company) 前記化合物(4) 0.005 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)少量のイオン交換水にカルボキシビニルポリマ
ーを溶解する(A相)。残りのイオン交換水にポリエチ
レングリコール1500とトリエタノールアミンを加
え、加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混
合し加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え予備乳化を行い、A相を加えホモミキサーで均一に
乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却す
る。
【0091】 実施例16 乳液 処方 質量% マイクロクリスタリンワックス 1.0 ミツロウ 2.0 ラノリン 20.0 流動パラフィン 10.0 スクワラン 5.0 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 4.0 ポリオキシエチレン(20モル) ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0 プロピレングリコール 7.0 前記化合物(1)と化合物(2)の混合物 1.0 亜硫酸水素ナトリウム 0.01 エチルパラベン 0.3 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコールを加え、
加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合し、加
熱融解して70℃に保つ(油相)。油相をかきまぜなが
らこれに水相を徐々に加え、ホモミキサーで均一に乳化
する。乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のケモカイ
ン発現阻害剤はケモカイン遺伝子の発現を抑制し、とく
にインターロイキン−8、エオタキシン、RANTES
の遺伝子発現を阻害することができる。このため、上記
の各ケモカイン遺伝子の発現によって特異的に惹起され
る種々の皮膚疾患を適格に予防・改善することが可能と
なる。また的をはずれた適用によって生じる副作用を回
避することができると共に、より少量で目的とする皮膚
疾患の予防、及び改善ができる。また本発明のケモカイ
ン発現阻害剤は、化合物(1)〜(4)を適宜選択する
ことにより、各疾患に最も適した化合物を適用すること
ができ、副作用の発現を減じることが可能である。かく
して本発明のケモカイン発現阻害剤は、アトピー性皮膚
炎、接触性皮膚炎、乾癬等、種々の皮膚疾患による肌荒
れ症状や炎症、アレルギー症状の他、健常人の肌荒れ、
敏感肌、ニキビ肌に対する予防、及び改善に対し、それ
ぞれの疾患に応じて最適な成分の適用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による植物抽出物のRANTES遺伝子
の発現量の試験結果を示す図である。
【図2】本発明による植物抽出物のエオタキシン遺伝子
の発現量の試験結果を示す図である。
【図3】本発明による化合物(1)〜(4)のRANT
ES遺伝子の発現量の試験結果を示す図である。
【図4】本発明による化合物(1)〜(4)のエオタキ
シン遺伝子の発現量の試験結果を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 K 7/48 7/48 31/09 31/09 31/12 31/12 A61P 17/00 A61P 17/00 29/00 29/00 37/08 37/08 43/00 111 43/00 111 (72)発明者 大田 正弘 神奈川県横浜市都筑区早渕2−2−1 株 式会社資生堂リサーチセンター(新横浜) 内 (72)発明者 木村 朋子 神奈川県横浜市都筑区早渕2−2−1 株 式会社資生堂リサーチセンター(新横浜) 内 (72)発明者 市川 秀之 神奈川県横浜市金沢区福浦2−12−1 株 式会社資生堂リサーチセンター(金沢八 景)内 Fターム(参考) 4C083 AA082 AA111 AA112 AA122 AB032 AB152 AB212 AB232 AB242 AB352 AB432 AB442 AC012 AC022 AC072 AC092 AC102 AC122 AC171 AC182 AC242 AC262 AC352 AC402 AC422 AC432 AC442 AC471 AC482 AC532 AC542 AC582 AC642 AC792 AD042 AD092 AD112 AD162 AD172 AD512 AD662 CC05 CC07 CC12 DD21 DD31 DD41 EE12 EE13 4C088 AB26 AB29 AB38 AB62 AB81 AC01 AC02 AC04 AC05 AC06 AC12 BA32 CA05 CA06 CA08 NA14 ZA89 ZB11 ZB13 ZC01 ZC41 4C206 AA01 AA02 CA34 CB15 MA01 MA04 NA14 ZA89 ZB11 ZB13 ZC02 ZC41

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンツクショウガ、セイヨウノコギリソ
    ウ、ヨモギ、サンショウ、タイム、オウバクから選ばれ
    る一種または二種以上の植物抽出物を有効成分として配
    合することを特徴とするケモカイン発現阻害剤。
  2. 【請求項2】 ポンツクショウガ、セイヨウノコギリソ
    ウ、ヨモギから選ばれる一種または二種以上の植物抽出
    物を有効成分として配合することを特徴とするインター
    ロイキン−8発現阻害剤。
  3. 【請求項3】 ポンツクショウガ、セイヨウノコギリソ
    ウ、ヨモギ、サンショウ、タイム、オウバクから選ばれ
    る一種または二種以上の植物抽出物を有効成分として配
    合することを特徴とするエオタキシン発現阻害剤。
  4. 【請求項4】 ポンツクショウガ、セイヨウノコギリソ
    ウ、ヨモギ、サンショウ、タイム、オウバクから選ばれ
    る一種または二種以上の植物抽出物を有効成分として配
    合することを特徴とするエオタキシン発現阻害に基づく
    アトピー性皮膚炎用外用剤。
  5. 【請求項5】 ポンツクショウガ、セイヨウノコギリソ
    ウ、ヨモギ、サンショウ、オウバクから選ばれる一種ま
    たは二種以上の植物抽出物を有効成分として配合するこ
    とを特徴とするランテス(RANTES)発現阻害剤。
  6. 【請求項6】 ポンツクショウガ、セイヨウノコギリソ
    ウ、ヨモギ、サンショウ、オウバクから選ばれる一種ま
    たは二種以上の植物抽出物を有効成分として配合するこ
    とを特徴とするランテス(RANTES)発現阻害に基
    づく抗アレルギー剤。
  7. 【請求項7】 ポンツクショウガ、セイヨウノコギリソ
    ウ、ヨモギ、サンショウ、タイム、オウバクから選ばれ
    る一種または二種以上の植物抽出物を有効成分として配
    合することを特徴とするケモカイン発現阻害に基づく抗
    炎症剤。
  8. 【請求項8】 ポンツクショウガ、セイヨウノコギリソ
    ウ、ヨモギ、サンショウ、タイム、オウバクから選ばれ
    る一種または二種以上の植物抽出物を有効成分として配
    合することを特徴とするケモカイン発現阻害に基づく肌
    荒れ改善用皮膚外用剤。
  9. 【請求項9】 下記化合物(1)〜(4)の少なくとも
    1種を有効成分として含有することを特徴とするケモカ
    イン発現阻害剤。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】
  10. 【請求項10】 下記化合物(1)〜(4)の少なくと
    も1種を有効成分として含有することを特徴とするイン
    ターロイキン−8発現阻害剤。 【化5】 【化6】 【化7】 【化8】
  11. 【請求項11】 下記化合物(1)〜(4)の少なくと
    も1種を有効成分として含有することを特徴とするエオ
    タキシン発現阻害剤。 【化9】 【化10】 【化11】 【化12】
  12. 【請求項12】 下記化合物(1)〜(4)の少なくと
    も1種を有効成分として含有することを特徴とするエオ
    タキシン発現阻害に基づくアトピー性皮膚炎用外用剤。 【化13】 【化14】 【化15】 【化16】
  13. 【請求項13】 下記化合物(1)〜(4)の少なくと
    も1種を有効成分として含有することを特徴とするラン
    テス(RANTES)発現阻害剤。 【化17】 【化18】 【化19】 【化20】
  14. 【請求項14】 下記化合物(1)〜(4)の少なくと
    も1種を有効成分として含有することを特徴とするラン
    テス(RANTES)発現阻害に基づく抗アレルギー
    剤。 【化21】 【化22】 【化23】 【化24】
  15. 【請求項15】 下記化合物(1)〜(4)の少なくと
    も1種を有効成分として含有することを特徴とするケモ
    カイン発現阻害に基づく抗炎症剤。 【化25】 【化26】 【化27】 【化28】
  16. 【請求項16】 下記化合物(1)〜(4)の少なくと
    も1種を有効成分として含有することを特徴とするケモ
    カイン発現阻害に基づく肌荒れ改善用皮膚外用剤。 【化29】 【化30】 【化31】 【化32】
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