JP2003302165A - 穀物乾燥装置 - Google Patents

穀物乾燥装置

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JP2003302165A
JP2003302165A JP2002110412A JP2002110412A JP2003302165A JP 2003302165 A JP2003302165 A JP 2003302165A JP 2002110412 A JP2002110412 A JP 2002110412A JP 2002110412 A JP2002110412 A JP 2002110412A JP 2003302165 A JP2003302165 A JP 2003302165A
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hopper
screw conveyor
plate
machine body
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JP2002110412A
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Soichi Yamamoto
惣一 山本
Junichi Sugano
純一 菅野
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Yamamoto and Co Ltd
Yamamoto Co Ltd
Original Assignee
Yamamoto and Co Ltd
Yamamoto Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穀物張込作業以外の作業の際に張込ホッパが
邪魔になることを防止できる穀物乾燥装置を得る。 【解決手段】 循環式穀物乾燥装置10では、前面張込
ホッパ86を一側面86Aが前方へ向く回転位置に回転
させることで、前面張込ホッパ86を火炉ケース70か
ら前方へ突出させ、かつ、前面張込ホッパ86に穀物を
供給することで、穀物が、下スクリューコンベヤ48内
に張り込まれて、下スクリューコンベヤ48から昇降機
54等を経て機体12内へ張り込まれる。さらに、機体
12内の穀物は、熱風が送風されることで乾燥される。
ここで、穀物張込作業以外の作業の際には、前面張込ホ
ッパ86を一側面86Aが左方へ向く回転位置に回転さ
せることで、前面張込ホッパ86が火炉ケース70から
突出せず、これにより、前面張込ホッパ86が邪魔にな
ることを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀物を乾燥する穀
物乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図7に示す循環型穀物乾燥装置1
00は、機体102を備えており、機体102の各側面
板下部には、長尺板状の側面張込ホッパ104が設けら
れている。各側面張込ホッパ104は、下端を中心に回
動可能とされて開閉可能とされており、側面張込ホッパ
104が開放されることで、機体102内に穀物が張り
込まれる。
【0003】機体102内の下端には下スクリューコン
ベヤ106が設けられており、下スクリューコンベヤ1
06の前部は機体102の前面から突出している。機体
102前方の右側には昇降機108が立設されており、
昇降機108内の下端は下スクリューコンベヤ106内
の前端に連通されている。ここで、機体102内に張り
込まれた穀物は、下スクリューコンベヤ106による前
方への搬送及び昇降機108による上方への搬送等によ
って、機体102内を循環流動される。
【0004】機体102前面の下部左側には、火炉ケー
ス110が設けられており、火炉ケース110内にはバ
ーナ(図示省略)が設けられている。ここで、外気が火
炉ケース110内に導入されてバーナによって熱風にさ
れ、この熱風が機体102内に送風されることで、機体
102内で流動される穀物が乾燥される。
【0005】上記昇降機108内の上端は排出管112
に連通可能とされており、穀物の乾燥処理が終了した後
には、昇降機108内の上端が排出管112に連通され
ることで、昇降機108内の上端に搬送された穀物が排
出管112を経て循環式穀物乾燥装置100から排出さ
れる構成である。
【0006】ところで、循環型穀物乾燥装置100を設
置する作業場のスペースの関係で、両側面張込ホッパ1
04を回動させて開放できない場合がある。このような
場合には、昇降機108の下端に漏斗状の前面張込ホッ
パ114を設けた構成とし、前面張込ホッパ114から
昇降機108内の下端に穀物を張り込むことで、昇降機
108等によって機体102内に穀物が張り込まれる。
【0007】しかしながら、このような循環型穀物乾燥
装置100では、前面張込ホッパ114が下スクリュー
コンベヤ106、昇降機108及び火炉ケース110よ
りも前方へ突出している。このため、機体102内への
穀物張込作業以外の作業(穀物乾燥作業や穀物排出作業
等)の際には、前面張込ホッパ114が邪魔になるとい
う問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、装置本体内への穀物張込作業以外の作業の際に張
込ホッパが邪魔になることを防止できる穀物乾燥装置を
得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の穀物乾
燥装置は、筒状とされて装置本体の外側に設けられると
共に、前記装置本体から突出する回転位置と前記装置本
体から突出しない回転位置とに回転可能とされ、前記装
置本体から突出する回転位置に回転されることで前記装
置本体内に穀物を張り込み可能とされた張込ホッパと、
前記装置本体に設けられ、前記装置本体内に導入された
外気から熱風を生成することで、前記装置本体内に張り
込まれた穀物が乾燥される熱風生成手段と、を備えてい
る。
【0010】請求項1に記載の穀物乾燥装置では、筒状
とされて装置本体の外側に設けられた張込ホッパが、装
置本体から突出する回転位置に回転されることで、張込
ホッパから装置本体内に穀物を張り込み可能とされる。
さらに、装置本体内に導入された外気から熱風生成手段
によって熱風を生成することで、装置本体内に張り込ま
れた穀物が乾燥される。
【0011】ここで、張込ホッパは装置本体から突出し
ない回転位置に回転可能とされている。これにより、装
置本体内への穀物張込作業以外の作業(穀物乾燥作業
等)の際には、張込ホッパを装置本体から突出しない回
転位置に回転させることで、張込ホッパが邪魔になるこ
とを防止することができる。
【0012】請求項2に記載の穀物乾燥装置は、請求項
1に記載の穀物乾燥装置において、前記張込ホッパの穀
物入口の中心を前記張込ホッパの回転中心線からずれた
位置に配置した、ことを特徴としている。
【0013】請求項2に記載の穀物乾燥装置では、張込
ホッパの穀物入口の中心を張込ホッパの回転中心線から
ずれた位置に配置したため、張込ホッパが装置本体から
突出する回転位置と装置本体から突出しない回転位置と
に回転可能とされる構成を簡単な構成で実現することが
できる。
【0014】請求項3に記載の穀物乾燥装置は、請求項
1または請求項2に記載の穀物乾燥装置において、前記
装置本体は、外側に突出する一対の突出部材を有し、か
つ、前記張込ホッパを前記一対の突出部材間に配置し
た、ことを特徴としている。
【0015】請求項3に記載の穀物乾燥装置では、外側
に突出する一対の突出部材間に張込ホッパを配置したた
め、一対の突出部材間のスペース(空間)を生かして張
込ホッパを設けることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図4には、本発明の穀物乾燥装置
が適用されて構成された実施の形態に係る循環式穀物乾
燥装置10が前後方向に沿った縦断面図にて示されてお
り、図5には、循環式穀物乾燥装置10が図4の5−5
線に沿った縦断面図にて示されている。さらに、図6に
は、循環式穀物乾燥装置10が図5の6−6線に沿った
横断面図にて示されている。
【0017】本実施の形態に係る循環式穀物乾燥装置1
0は、装置本体を構成する機体12を備えており、機体
12は上下に高く前後に長い直方体箱状とされている。
機体12内の上部は穀槽14とされており、穀槽14内
には穀物K(例えば籾)が貯蔵される。
【0018】機体12内の下部には一対の排風路隔壁1
6が設けられており、各排風路隔壁16は通気性を有し
ている。各排風路隔壁16は、機体12の前面板と後面
板との間に架け渡されると共に、機体12の各側面板か
ら機体12の左右方向中央へ向けて下方に傾斜してお
り、一対の排風路隔壁16は漏斗状とされている。
【0019】一対の排風路隔壁16の機体12内側に
は、風胴板18が設けられており、風胴板18は、通気
性を有すると共に、略菱形筒状とされている。風胴板1
8は機体12の前面板と後面板との間に架け渡されると
共に、風胴板18の下側は、対向する各排風路隔壁16
に平行とされており、風胴板18の内部は熱風路22と
されている。熱風路22に対応して機体12の前面板に
は矩形状の外気入口26が形成されており、外気入口2
6は熱風路22に連通している。
【0020】風胴板18の上側と各排風路隔壁16の上
部との間には、導風路隔壁32が設けられており、各導
風路隔壁32は、通気性を有すると共に、略菱形筒状と
されている。各導風路隔壁32は機体12の前面板と後
面板との間に架け渡されており、各導風路隔壁32の内
部は導風路34とされている。各導風路隔壁32の下側
は、対向する各排風路隔壁16に平行とされると共に、
対向する風胴板18に平行とされている。
【0021】風胴板18の左方及び右方には、風胴板1
8と導風路隔壁32との間、導風路隔壁32と排風路隔
壁16との間、及び、風胴板18と排風路隔壁16との
間において、穀物流下路36が形成されており、各穀物
流下路36には穀槽14内に貯蔵された穀物Kが流下
(流動)する。
【0022】各穀物流下路36の下端間には、円筒状の
シャッタドラム38が設けられており、シャッタドラム
38は、各穀物流下路36の下端を略閉塞すると共に、
機体12の前面板と後面板との間に架け渡されて軸心回
りに回転可能とされている。シャッタドラム38の外周
には、軸方向に長尺とされた矩形状のスリット40が一
対形成されており、一方のスリット40はシャッタドラ
ム38外周の前側に配置されると共に、他方のスリット
40は、シャッタドラム38外周の後側かつ一方のスリ
ット40の周方向反対側に配置されている。ここで、シ
ャッタドラム38が回転して各スリット40が各穀物流
下路36の下端に対面することで、各穀物流下路36内
の穀物Kが各スリット40を経てシャッタドラム38内
に流入し、さらにシャッタドラム38が回転して各スリ
ット40が下向きとなることで、シャッタドラム38内
に流入した穀物Kが下方へ排出される。
【0023】一対の排風路隔壁16の下方には一対の張
込流し板42が設けられており、各張込流し板42は、
機体12の前面板と後面板との間に架け渡されている。
一対の張込流し板42は、それぞれ機体12の各側面板
から機体12の左右方向中央へ向けて下方に傾斜され
て、漏斗状とされている。また、各張込流し板42と各
排風路隔壁16との間は排風路44とされている。
【0024】機体12の各側面板下部には、長尺板状の
側面張込ホッパ46が設けられている。各側面張込ホッ
パ46は下端を中心に回動可能とされて開閉可能とされ
ており、各側面張込ホッパ46が開放されることで、機
体12内へ穀物Kを張り込み可能とされている。ここ
で、シャッタドラム38から排出された穀物Kまたは側
面張込ホッパ46から張り込まれた穀物Kは、各張込流
し板42の下端間に流下する。
【0025】各張込流し板42の下端間には、突出部材
として装置本体を構成する下スクリューコンベヤ48が
設けられており、下スクリューコンベヤ48は、後端が
機体12の後面板に固定されると共に、前部が後記火炉
ケース70の下方において機体12の前面から前方(外
側)に突出している。下スクリューコンベヤ48は、長
尺樋状の下搬送樋50を有しており、機体12外におけ
る下搬送樋50の上面は閉塞されている。機体12内に
おける下搬送樋50は排風路44に連通されており、下
搬送樋50内には各張込流し板42の下端間に到達した
穀物Kが流下する。下搬送樋50内には下スクリュー5
2が設けられており、下搬送樋50内に流下した穀物K
が下スクリュー52によって前方へ搬送される。下スク
リュー52の前端には複数の掻き出し板84が設けられ
ており、下搬送樋50内の前端に搬送された穀物Kが各
掻き出し板84によって右方へ搬送される。
【0026】機体12外における下搬送樋50と火炉ケ
ース70との間には、張込ホッパとしての前面張込ホッ
パ86が設けられている。前面張込ホッパ86は逆四角
錘台の漏斗状(筒状)とされており、前面張込ホッパ8
6の上面全体は開口されて穀物入口88とされる一方、
前面張込ホッパ86の下面は円状に開口されて穀物出口
90とされている。
【0027】図3に示す如く、前面張込ホッパ86の下
端には円環板状とされた回転板92が設けられており、
回転板92の内周縁は穀物出口90の周縁に連設されて
いる。機体12外における下搬送樋50の上面には、回
転板92の周囲において、複数の固定板94が設けられ
ており、各固定板94の反回転板92側部位は下搬送樋
50の上面に固定されている。各固定板94の回転板9
2側部位は断面L字状とされて上方へ突出しており、各
固定板94の回転板92側部位と下搬送樋50の上面と
の間に回転板92が配置されることで、前面張込ホッパ
86が下搬送樋50の上面に回転可能に取り付けられて
いる。また、前面張込ホッパ86の穀物出口90は、下
搬送樋50内の前端に連通されている。
【0028】図1に示す如く、前面張込ホッパ86の一
側面86Aは他の側面よりも上下方向に対し大きく傾斜
されており、前面張込ホッパ86の穀物入口88の中心
は前面張込ホッパ86の回転中心線(穀物出口90の中
心軸)からずれた位置に配置されている。これにより、
一側面86Aが左方へ向けられた回転位置に前面張込ホ
ッパ86が回転されることで、前面張込ホッパ86が火
炉ケース70から前方へ突出せず、下搬送樋50と火炉
ケース70との間に収納される。
【0029】一方、図2に示す如く、一側面86Aが前
方へ向けられた回転位置に前面張込ホッパ86が回転さ
れることで、前面張込ホッパ86(穀物入口88)が火
炉ケース70から前方へ突出する。これにより、前面張
込ホッパ86に穀物入口88から穀物Kが供給される
と、穀物Kが前面張込ホッパ86内から穀物出口90を
経て下搬送樋50内の前端に張り込まれ、さらに、各掻
き出し板84によって右方へ搬送される。
【0030】図4乃至図6に示す如く、機体12の前方
には、右側において装置本体を構成する昇降機54が立
設されており、昇降機54の上部は機体12の上面板よ
りも上方へ突出している。昇降機54内には無端ベルト
56が配置されており、無端ベルト56にはバケット5
8が一定間隔で取り付けられている。昇降機54内の下
端は下搬送樋50内の前端に連通されており、下スクリ
ューコンベヤ48(下搬送樋50内の前端)から各掻き
出し板84によって右方へ搬送されて昇降機54内の下
端に堆積した穀物Kが、無端ベルト56の回転によりバ
ケット58によって昇降機54内の上端まで持上搬送さ
れる。
【0031】機体12の上端には上スクリューコンベヤ
60が設けられており、上スクリューコンベヤ60は、
後端が機体12の上面板中央直下に配置されると共に、
前部が機体12の前面板から突出している。上スクリュ
ーコンベヤ60は、長尺樋状の上搬送樋62を有してお
り、上搬送樋62の後端下面は開放されている。上搬送
樋62内の前端は昇降機54内の上端に連通されてお
り、昇降機54内の上端まで搬送された穀物Kが上搬送
樋62内の前端に流下する。上搬送樋62内には上スク
リュー64が設けられており、上搬送樋62内の前端に
流下した穀物Kが上スクリュー64によって後方へ搬送
される。また、上搬送樋62内の前端は排出管66に連
通可能とされており、上搬送樋62内の前端が排出管6
6に連通された際には、上搬送樋62内の前端に流下し
た穀物Kが排出管66を経て循環式穀物乾燥装置10か
ら排出される。
【0032】上スクリューコンベヤ60後端の下方に
は、円盤状の均分機68が回転可能に設けられており、
上スクリューコンベヤ60の後端(上搬送樋62内の後
端)に搬送された穀物Kが、回転される均分機68の上
面に流下することで、遠心力によって穀槽14内へ均等
に放散分配される。
【0033】機体12の前面下部には、左側部位におい
て突出部材として装置本体を構成する直方体箱状の火炉
ケース70が前方(外側)に突出されて設けられてお
り、火炉ケース70の前面板にはスリット状の外気導入
口72が複数形成されている。火炉ケース70の後面板
は部分的に開放されており、火炉ケース70内は上記外
気入口26に連通されている。また、火炉ケース70内
には、熱風生成手段としてのバーナ76が設けられてい
る。
【0034】機体12の後面下部には、直方体箱状の送
風機取付台78が設けられており、送風機取付台78内
は上記各排風路44に連通されている。送風機取付台7
8の後面には送風機80が取り付けられており、送風機
80が駆動されることで、外気が、外気導入口72から
火炉ケース70内及び外気入口26を経て熱風路22内
に吸引流入され、さらに、風胴板18、各穀物流下路3
6、各排風路隔壁16、各排風路44及び送風機取付台
78内を経て送風機80に吸引送風されて循環式穀物乾
燥装置10外へ排風される。また、各穀物流下路36の
上部を送風される外気は、各導風路隔壁32及び各導風
路34を通過する。
【0035】ここで、外気導入口72から火炉ケース7
0内に導入された外気が、バーナ76によって熱風(乾
燥風)にされて各穀物流下路36へ送風されることで、
各穀物流下路36内の穀物Kが乾燥される。
【0036】機体12の前面下部には、火炉ケース70
の直上において操作盤82が設けられている。操作盤8
2には、張込運転スイッチ及び乾燥運転スイッチ等の各
種の操作スイッチ(図示省略)が設けられており、操作
盤82の各種の操作スイッチが操作されることで、循環
式穀物乾燥装置10が運転及び制御される構成である。
【0037】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0038】以上の構成の循環式穀物乾燥装置10で
は、操作盤82の張込運転スイッチを運転操作すると、
下スクリューコンベヤ48、昇降機54、上スクリュー
コンベヤ60及び均分機68が駆動され、その後、側面
張込ホッパ46を開放して穀物Kを機体12内へ張り込
む。機体12内へ張り込まれた穀物Kは張込流し板42
によって下スクリューコンベヤ48に案内され、下スク
リューコンベヤ48から昇降機54、上スクリューコン
ベヤ60及び均分機68を経て、穀槽14内及び各穀物
流下路36へ張り込まれる(貯蔵される)。穀物Kの張
込処理終了後には、操作盤82の操作によりまたは自動
的に、穀物Kの張込運転が停止される。
【0039】操作盤82の乾燥運転スイッチを運転操作
すると、循環式穀物乾燥装置10の全体が運転されて、
シャッタドラム38、下スクリューコンベヤ48、昇降
機54、上スクリューコンベヤ60、均分機68、送風
機80が駆動されると共に、バーナ76が点火される。
【0040】これにより、穀槽14内に貯蔵された穀物
Kが、各穀物流下路36、シャッタドラム38、下スク
リューコンベヤ48、昇降機54、上スクリューコンベ
ヤ60及び均分機68を経て穀槽14に戻され、循環式
穀物乾燥装置10内を循環される。
【0041】さらに、送風機80の駆動により、外気導
入口72から火炉ケース70内に吸引導入された外気か
らバーナ76によって熱風が生成され、この熱風が外気
入口26、熱風路22及び風胴板18を介して各穀物流
下路36へ吸引送風されて各穀物流下路36内の穀物K
の水分を吸収することで、穀物Kが乾燥される。穀物K
の水分を吸収した後の熱風は、各排風路隔壁16、各排
風路44及び送風機取付台78内を経て送風機80に吸
引送風されて循環式穀物乾燥装置10外へ排出される。
【0042】また、穀物Kは、必要に応じて所望の含水
率に達するまで循環式穀物乾燥装置10内を循環され、
さらに必要に応じて、シャッタドラム38の駆動が停止
されると共に下スクリューコンベヤ48、昇降機54、
上スクリューコンベヤ60及び均分機68の駆動が継続
されて全ての穀物Kが穀槽14内及び各穀物流下路36
に貯蔵されることで、穀物Kの乾燥処理が終了する。
【0043】穀物Kの乾燥処理が終了した後には、操作
盤82の操作によりまたは自動的に、シャッタドラム3
8、下スクリューコンベヤ48及び昇降機54(必要に
応じて更に上スクリューコンベヤ60及び均分機68)
が駆動されると共に、上搬送樋62内の前端が排出管6
6に連通されることで、全ての穀物Kが排出管66を経
て循環式穀物乾燥装置10から排出される。
【0044】ところで、循環型穀物乾燥装置10を設置
する作業場のスペースの関係で、両側面張込ホッパ46
を回動させて開放できない場合がある。このような場合
には、上記と同様に操作盤82の張込運転スイッチを運
転操作して、下スクリューコンベヤ48、昇降機54、
上スクリューコンベヤ60及び均分機68を駆動させる
と共に、図2に示す如く、前面張込ホッパ86を一側面
86Aが前方へ向く回転位置に回転させることで、前面
張込ホッパ86を火炉ケース70から前方へ突出させ
る。その後、前面張込ホッパ86に穀物入口88から穀
物Kを供給すると、穀物Kが、前面張込ホッパ86内か
ら穀物出口90を経て下スクリューコンベヤ48内に張
り込まれ、下スクリューコンベヤ48から昇降機54、
上スクリューコンベヤ60及び均分機68を経て、穀槽
14内及び各穀物流下路36へ張り込まれる(貯蔵され
る)。穀物Kの張込処理終了後には、上記と同様に操作
盤82の操作によりまたは自動的に、穀物Kの張込運転
が停止される。
【0045】ここで、機体12内(穀槽14内及び各穀
物流下路36)への穀物Kの張込作業以外の作業(穀物
Kの乾燥作業や排出作業等)の際(前面張込ホッパ86
を使用しない際)には、図1に示す如く、前面張込ホッ
パ86を一側面86Aが左方へ向く回転位置に回転させ
ることで、前面張込ホッパ86が火炉ケース70から突
出せずに火炉ケース70と下スクリューコンベヤ48と
の間に収納される。これにより、前面張込ホッパ86が
邪魔になることを防止することができる。
【0046】さらに、機体12前方へ突出する火炉ケー
ス70と下スクリューコンベヤ48(下搬送樋50)と
の間に前面張込ホッパ86を配置したため、火炉ケース
70と下スクリューコンベヤ48との間のスペース(空
間)を生かして前面張込ホッパ86を設けることができ
る。
【0047】また、前面張込ホッパ86の穀物入口88
の中心を前面張込ホッパ86の回転中心線からずれた位
置に配置したため、前面張込ホッパ86が火炉ケース7
0から突出する回転位置と火炉ケース70から突出しな
い回転位置とに回転可能とされる構成を簡単かつ省スペ
ースな構成で実現することができる。
【0048】なお、本実施の形態では、前面張込ホッパ
86の穀物入口88の中心を前面張込ホッパ86の回転
中心線からずれた位置に配置した構成としたが、前面張
込ホッパ(張込ホッパ)の穀物入口の中心を前面張込ホ
ッパの回転中心線上に配置すると共に前面張込ホッパの
穀物入口を円状以外の形状(例えば長方形状や楕円状)
とした構成としてもよい。
【0049】さらに、本実施の形態では、前面張込ホッ
パ86の回転中心線を上下方向に平行とした構成とした
が、前面張込ホッパ(張込ホッパ)の回転中心線を他の
方向(例えば左右方向等の水平方向)に平行とした構成
としてもよい。
【0050】
【発明の効果】請求項1に記載の穀物乾燥装置では、装
置本体内への穀物張込作業以外の作業の際に、張込ホッ
パを装置本体から突出しない回転位置に回転させること
で、張込ホッパが邪魔になることを防止することができ
る。
【0051】請求項2に記載の穀物乾燥装置では、張込
ホッパの穀物入口の中心を張込ホッパの回転中心線から
ずれた位置に配置したため、張込ホッパが装置本体から
突出する回転位置と装置本体から突出しない回転位置と
に回転可能とされる構成を簡単な構成で実現することが
できる。
【0052】請求項3に記載の穀物乾燥装置では、一対
の突出部材間に張込ホッパを配置したため、一対の突出
部材間のスペースを生かして張込ホッパを設けることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る循環式穀物乾燥装置
において前面張込ホッパが火炉ケースから突出しない回
転位置に回転された状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る循環式穀物乾燥装置
において前面張込ホッパが火炉ケースから突出する回転
位置に回転された状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る循環式穀物乾燥装置
における前面張込ホッパ及び下スクリューコンベヤを示
す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る循環式穀物乾燥装置
の前後方向に沿った縦断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る循環式穀物乾燥装置
の図4の5−5線に沿った縦断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る循環式穀物乾燥装置
の図5の6−6線に沿った横断面図である。
【図7】従来の循環式穀物乾燥装置の斜視図である。
【符号の説明】
10 循環式穀物乾燥装置(穀物乾燥装置) 12 機体(装置本体) 48 下スクリューコンベヤ(装置本体、突出部材) 54 昇降機(装置本体) 70 火炉ケース(装置本体、突出部材) 76 バーナ(熱風生成手段) 86 前面張込ホッパ(張込ホッパ) 88 穀物入口 K 穀物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状とされて装置本体の外側に設けられ
    ると共に、前記装置本体から突出する回転位置と前記装
    置本体から突出しない回転位置とに回転可能とされ、前
    記装置本体から突出する回転位置に回転されることで前
    記装置本体内に穀物を張り込み可能とされた張込ホッパ
    と、 前記装置本体に設けられ、前記装置本体内に導入された
    外気から熱風を生成することで、前記装置本体内に張り
    込まれた穀物が乾燥される熱風生成手段と、 を備えた穀物乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記張込ホッパの穀物入口の中心を前記
    張込ホッパの回転中心線からずれた位置に配置した、こ
    とを特徴とする請求項1記載の穀物乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記装置本体は、外側に突出する一対の
    突出部材を有し、かつ、前記張込ホッパを前記一対の突
    出部材間に配置した、ことを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の穀物乾燥装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112335912A (zh) * 2020-09-24 2021-02-09 云南奥福实业有限公司 一种工业生产咖啡豆用咖啡鲜果无水处理装置

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