JP2003293126A - スパッタリングターゲット及びその製造方法 - Google Patents

スパッタリングターゲット及びその製造方法

Info

Publication number
JP2003293126A
JP2003293126A JP2002106602A JP2002106602A JP2003293126A JP 2003293126 A JP2003293126 A JP 2003293126A JP 2002106602 A JP2002106602 A JP 2002106602A JP 2002106602 A JP2002106602 A JP 2002106602A JP 2003293126 A JP2003293126 A JP 2003293126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sputtering
target
copper
protective layer
sputtering target
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002106602A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Hasegawa
隆史 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2002106602A priority Critical patent/JP2003293126A/ja
Priority to US10/370,466 priority patent/US7150810B2/en
Publication of JP2003293126A publication Critical patent/JP2003293126A/ja
Priority to US11/585,278 priority patent/US20070039818A1/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/34Sputtering
    • C23C14/3407Cathode assembly for sputtering apparatus, e.g. Target
    • C23C14/3414Metallurgical or chemical aspects of target preparation, e.g. casting, powder metallurgy
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C4/00Coating by spraying the coating material in the molten state, e.g. by flame, plasma or electric discharge
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C4/00Coating by spraying the coating material in the molten state, e.g. by flame, plasma or electric discharge
    • C23C4/01Selective coating, e.g. pattern coating, without pre-treatment of the material to be coated
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C4/00Coating by spraying the coating material in the molten state, e.g. by flame, plasma or electric discharge
    • C23C4/04Coating by spraying the coating material in the molten state, e.g. by flame, plasma or electric discharge characterised by the coating material
    • C23C4/06Metallic material
    • C23C4/08Metallic material containing only metal elements

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に酸化される銅製のスパッタリングター
ゲットを用いる場合に、基板へのパーティクルの付着を
抑制しうるスパッタリングターゲット及びその製造方法
を提供する。 【解決手段】 バッキングプレート10と、バッキング
プレート10上に設けられた銅製ターゲット12と、銅
製ターゲット12表面に形成され、耐食性を有する金属
からなる保護層14とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、銅等の容易に酸化
される金属からなるスパッタリングターゲット及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の高集積化された半導体装置におけ
る配線としては、アルミニウム配線に代わり銅配線が主
流となってきている。
【0003】一般に、銅配線を形成するためには、電気
メッキ法が広く用いられている。電気メッキ法による場
合には、電気メッキ処理前に、予め銅等の金属からなる
下地導電層を形成しておく必要がある。かかる下地導電
層の形成には、一般的に、スパッタリング法が用いられ
ている。
【0004】図5(a)は、上述した銅などからなる下
地導電層の形成に用いられる一般的なマグネトロンスパ
ッタリング装置の構造を示す概略図である。図示するよ
うに、チャンバ100内に設けられたステージ102上
に、スパッタリング処理すべきシリコン等からなる基板
104がほぼ水平に保持されている。ステージ102に
は、必要に応じて基板104を加熱するヒータ(図示せ
ず)が設けられている。チャンバ100内の基板104
上方には、基板104表面に対向するようにスパッタリ
ングターゲット106が取り付けられている。基板10
4とスパッタリングターゲット106との間の側方に
は、遮蔽板108が設けられている。カソードとなるス
パッタリングターゲット106と基板104との間には
直流電源110が接続されており、スパッタリングター
ゲット106に大きな負の電圧を印加できるようになっ
ている。
【0005】スパッタリング処理の際には、チャンバ1
00内を所定の圧力まで減圧してアルゴンガスなどスパ
ッタリングガスを導入した後、直流電源110により電
圧を印加する。これにより、スパッタリングターゲット
106と基板102との間に、アルゴンプラズマを発生
させる。こうして解離したアルゴンイオンがカソードで
あるスパッタリングターゲット106に衝突して金属原
子をスパッタリングする。スパッタリングされた金属原
子が基板102に到達することにより、基板102上に
金属層が形成される。
【0006】スパッタリング法により銅からなる下地導
電層を形成するためには、銅製スパッタリングターゲッ
トが必要となる。銅製のスパッタリングターゲットは、
アルミニウム製のものと比較して、その表面が非常に酸
化されやすい。すなわち、図5(b)に示すように、銅
製のスパッタリングターゲット106の表面には、通
常、酸化銅からなる酸化物層112が形成されている。
【0007】このように表面に酸化物層が形成された銅
製スパッタリングターゲットを使用して、マグネトロン
スパッタリング装置によりシリコン等からなる基板上に
銅を被着させる場合には、ターゲット表面の酸化物層か
ら酸化物が基板に付着するのを防止する必要がある。こ
のために、従来は、予め所定の量のスパッタリング処理
をダミー基板に対して行い、ターゲット表面の酸化物層
を十分に除去した後に、銅を被着させるべき基板に対し
てスパッタリング処理を行っていた。このスパッタリン
グ処理に先立ってスパッタリングターゲット表面に形成
された酸化物層を除去する処理は、バーンイン処理或い
はプリスパッタリング処理と呼ばれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の表面に酸化物層
が形成された銅製のスパッタリングターゲットを用いる
場合には、スパッタリング処理すべき基板上へのパーテ
ィクルの付着が発生し易いという難点があった。以下、
銅製スパッタリングターゲットを用いた場合の基板への
パーティクルの付着について図6を用いて説明する。図
6はバーンイン処理及びスパッタリング処理後のスパッ
タリング装置の遮蔽板の様子を示す概略図である。
【0009】バーンイン処理の際に、チャンバ内の遮蔽
板の表面に、銅製のスパッタリングターゲット表面の酸
化物層から酸化物が被着して、酸化銅からなる汚染層が
形成される。そして、本来のスパッタリング処理におい
て、遮蔽板の表面に形成された汚染層上に、銅が被着す
る。図6(a)は遮蔽板108表面に形成された汚染層
114と、汚染層114上に形成された銅層116を示
す概略図である。
【0010】一般的に、スパッタリング処理では、堆積
粒子が高いエネルギーで被付着物に衝突するので、形成
される堆積層は剥がれにくいといえる。しかしながら、
上記バーンイン処理において遮蔽板108の表面に形成
される汚染層114は酸化銅という酸化物からなり、ス
テンレス等からなる遮蔽板108の表面との密着性が悪
い。このため、汚染層114は、図6(b)に示すよう
に、その上に形成さた銅層116のストレスやスパッタ
リング処理時の熱ストレスにより遮蔽板108の表面か
ら容易に剥がれてしまう。こうして遮蔽板108の表面
に成長した堆積物が剥落することにより、スパッタリン
グ処理の際にパーティクルが基板上に付着することにな
る。
【0011】上述したパーティクルの基板への付着によ
る半導体装置への影響は、高集積化に伴い無視できない
ものとなってくる。
【0012】なお、スパッタリングターゲット表面が酸
化を防止する技術として、スパッタリング装置に取り付
ける直前まで、粘着テープ等を表面に貼り付けておく方
法も考えられる。この方法は、スパッタリングターゲッ
ト表面を大気から遮断し、酸化を防止するという点では
有効ということができる。しかし、粘着テープ等を貼り
付けていたスパッタリングターゲットを用いて形成され
る堆積層は有機物に汚染されたものとなってしまう。ま
た、スパッタリングターゲット表面が有機物で汚染され
ているので、遮蔽板と堆積層との間に汚染層が形成さ
れ、遮蔽板表面の堆積層が剥がれ易くなる。この結果、
スパッタリング処理の際に、遮蔽板表面の堆積物の剥落
による基板へのパーティクルの付着が発生し易くなって
しまう。
【0013】本発明の目的は、容易に酸化される銅製の
スパッタリングターゲットを用いる場合に、基板へのパ
ーティクルの付着を抑制しうるスパッタリングターゲッ
ト及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は、銅製のター
ゲット基材部と、前記ターゲット基材部表面に形成さ
れ、耐食性を有する金属からなる保護層とを有すること
を特徴とするスパッタリングターゲットにより達成され
る。
【0015】また、上記目的は、銅製のターゲット基材
部表面に、耐食性を有する金属からなる保護層を形成す
る工程を有することを特徴とするスパッタリングターゲ
ットの製造方法により達成される。
【0016】また、上記目的は、銅製のターゲット基材
部と、前記ターゲット基材部表面に形成され、耐食性を
有する金属からなる保護層とを有するスパッタリングタ
ーゲットを用い、基板上に銅の堆積を行うスパッタリン
グ処理方法であって、前記スパッタリングターゲットを
プリスパッタリングして前記保護層を除去する工程と、
前記ターゲット基材部をスパッタリングして、前記基板
上に銅の堆積を行う工程とを有することを特徴とするス
パッタリング処理方法により達成される。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態によるスパッ
タリングターゲット及びその製造方法について図1乃至
図4を用いて図1は説明する。図1は本実施形態による
スパッタリングターゲットを示す概略図、図2及び図3
は本実施形態によるスパッタリングーゲットの製造方
法、保管搬送方法、及びスパッタリング処理方法を示す
工程図、図4は本実施形態によるスパッタリング処理方
法を適用した半導体装置の銅配線の形成方法を示す工程
断面図である。
【0018】まず、本実施形態によるスパッタリングタ
ーゲットについて図1を用いて説明する。
【0019】図1(a)に示すように、スパッタリング
装置の陰極に接続される円盤状のバッキングプレート1
0上に、バッキングプレート10よりも直径の小さい円
盤状の銅製ターゲット12が設けられている。銅製ター
ゲット12の表面には、アルミニウムからなる保護層1
4が円形状に形成されている。
【0020】図1(b)は本実施形態によるスパッタリ
ングターゲットをスパッタリング装置に取り付けた状態
を示す概略図である。
【0021】チャンバ16内に設けられた基板を保持す
るステージ18上方に、ステージ18に対向するよう
に、本実施形態によるスパッタリングターゲット20が
取り付けられている。ステージ18とスパッタリングタ
ーゲット20との間の側方には、遮蔽板22が設けられ
ている。スパッタリングターゲット20には、直流電源
24が接続されている。
【0022】このように、本実施形態によるスパッタリ
ングターゲット20は、容易に酸化される銅製ターゲッ
ト12の被スパッタ面に、アルミニウムからなる保護層
14が形成されていることに主たる特徴がある。保護層
14の材料であるアルミニウムは、表面に耐食性に優れ
た不動態皮膜と呼ばれる酸化皮膜が形成され内部まで酸
化が進行しないという性質を有している。したがって、
アルミニウムからなる保護層14を、容易に酸化される
銅製ターゲット12の表面に形成することにより、銅製
ターゲット12表面の酸化を抑制することができる。こ
の結果、スパッタリング装置の遮蔽板に酸化物からなる
汚染層が形成されるのを抑制することができ、スパッタ
リング処理を行う基板に、遮蔽板表面の堆積物が剥落し
てパーティクルが付着するのを抑制することができる。
【0023】銅製ターゲット12表面の保護層14の厚
さは、例えば50μmとすることができるが、これに限
定されるものではない。ただし、保護層14の厚さが
0.05μm以下であると、大気中の酸素が保護層14
を透過して銅製ターゲット12表面に到達し、銅製ター
ゲット12表面が酸化されてしまう。一方、保護層14
の厚さを1000μm以上としたのでは、バーンイン処
理により保護層14を十分に除去することが困難とな
る。したがって、保護層14の厚さは、0.05〜10
00μmの範囲内、より好ましくは50〜300μmの
範囲内であることが望ましい。
【0024】また、マグネトロンスパッタリング装置に
より、銅製ターゲット12をスパッタリングしようとす
ると、プラズマが遮蔽板22に接触することにより電子
が大地に逃げてしまい、プラズマの発生が不安定にな
る。このため、マグネトロンスパッタリングにおいて
は、銅製ターゲット12の外周付近は、プラズマにより
削られることがほとんどない。このため、銅製ターゲッ
ト12の外周近傍にまで保護層14を形成すると、外周
近傍に形成された保護層14を容易に除去することがで
きなくなる。
【0025】そこで、保護層14は、円盤状の銅製ター
ゲット12表面の外周近傍には形成しない。例えば、直
径が340mmの銅製ターゲット12の場合には、その
外周から15mm程度の幅の領域には保護層14を形成
しないようにすることができる。
【0026】なお、外周近傍に保護層14を形成しない
ことにより、銅製ターゲット12の外周近傍の表面が酸
化された場合であっても、銅製ターゲット12表面全体
に占める外周近傍の面積の割合は小さい。例えば、直径
が340mmの銅製ターゲット12の外周から15mm
の幅の領域に保護層14を形成しない場合は、保護層1
4が形成されていない面積の全体に対する割合は17%
である。このため、銅製ターゲット12からの銅の酸化
物の発生量は少ない。したがって、外周部から酸化物が
遮蔽板22に被着したとしてもその被着量は僅かであ
り、遮蔽板22から銅の堆積物が剥落することはない。
【0027】次に、本実施形態によるスパッタリングタ
ーゲットの製造方法、保管搬送方法及びスパッタリング
処理方法の一連の工程について図2及び図3を用いて説
明する。
【0028】まず、スパッタリングターゲットの製造方
法について説明する。
【0029】精密旋盤により銅板を加工し、バッキング
プレート10と銅製ターゲット12とを形成する(図2
(a))。例えば、銅製ターゲット12を半導体用の超
高純度(6N)の銅板から作製し、バッキングプレート
10を通常グレードの銅板から作製し、ボンディングに
より両者を結合する。
【0030】次いで、形成された銅製ターゲット12表
面が酸化されないように、精密旋盤による加工終了後1
2時間以内に、銅製ターゲット12表面にアルミニウム
からなる保護層14を形成する(図2(b))。保護層
14の形成方法としては、例えば、線状のアルミニウム
を連続して送り出しながらガス炎で溶融し、圧縮空気に
より細粒化したアルミニウムの溶滴を吹き付ける溶射方
法を用いることができる。
【0031】こうして、本実施形態によるスパッタリン
グターゲット20が製造される。
【0032】次いで、バッキングプレート10や銅製タ
ーゲット12の側面が酸化されないように、本実施形態
によるスパッタリングターゲット20を、窒素ガス等の
不活性ガスを用いて置換した真空パック26に封入し、
真空包装する(図2(c))。
【0033】こうして真空パック26に封入された状態
で、スパッタリングターゲット20を保管し或いは使用
現場等に搬送する。
【0034】表面が大気にさらされている従来の銅製タ
ーゲットの場合には、ターゲットの旋盤加工から不活性
ガスを用いた包装までと、包装を破ってからスパッタリ
ング装置に取り付けるまでの間に24時間以上大気にさ
らされていると、銅の表面が酸化されて変色してしまっ
ていた。
【0035】これに対し、本実施形態によるスパッタリ
ングターゲット20は、真空パック26により真空包装
され、さらに銅製ターゲット12表面に保護層14が形
成されているので、容易に酸化される銅製ターゲット1
2表面が大気にさらされることがない。これにより、銅
製ターゲット12表面の酸化抑制しつつ、スパッタリン
グターゲット20を保管し或いは搬送することができ
る。このように、本実施形態によるスパッタリングター
ゲット20は、銅製ターゲット20表面の酸化を抑制す
ることができるので、従来のものと比較して取り扱いが
容易となる。
【0036】次いで、上述のようにして製造され、図2
(c)示すように真空包装された状態で保管或いは搬送
等された本実施形態によるスパッタリングターゲット2
0を用いたスパッタリング処理方法について説明する。
【0037】まず、真空パック26を破いてスパッタリ
ングターゲット20を取り出し、スパッタリング装置の
チャンバ16内に、スパッタリングターゲット20を取
り付ける(図3(a))。
【0038】次いで、ダミー基板28をステージ18上
に保持し、チャンバ16内を所定の圧力まで減圧してか
らスパッタリングガスとして例えばアルゴンを導入す
る。次いで、直流電源24により電圧を印加してアルゴ
ンプラズマを励起し、アルゴンイオンにより銅製ターゲ
ット12表面に形成されているアルミニウムからなる保
護層14をスパッタリングする。こうしてバーンイン処
理を行い、銅製ターゲット12表面に形成されているア
ルミニウムからなる保護層14を除去する(図3
(b))。
【0039】このバーンイン処理では、保護層14のア
ルミニウムが遮蔽板22に付着する。このアルミニウム
は遮蔽板22及び銅との密着性が良好である。このた
め、その後の銅のスパッタリングにおいて、遮蔽板22
表面に付着したアルミニウム層上に銅が付着した場合
に、この銅が剥がれにくくなる。この結果、バーンイン
処理後の銅のスパッタリング処理において、基板へのパ
ーティクルの付着を抑制することができる。
【0040】バーンイン処理により保護層14を十分に
除去した後、ダミー基板28を取り出してステージ18
上に銅のスパッタリング処理をすべき基板30を保持す
る。次いで、チャンバ16内を所定の圧力まで減圧して
スパッタリングガスとして例えばアルゴンを導入する。
次いで、直流電源24により電圧を印加してアルゴンプ
ラズマを励起し、アルゴンイオンにより銅製ターゲット
12表面をスパッタリングする。こうしてスパッタリン
グされた銅ターゲット12の銅原子が基板30に到達す
ることにより、基板30上に銅層が形成される(図3
(c))。
【0041】上述した本実施形態によるスパッタリング
処理方法は、例えば、半導体装置の銅配線を電気メッキ
法により形成するときのシード層の形成に用いることが
できる。以下、本実施形態によるスパッタリング処理方
法を適用した半導体装置の銅配線の形成方法について図
4を用いて説明する。
【0042】まず、シリコン等からなる基板(図示せ
ず)上に形成された酸化膜32に、通常のリソグラフィ
技術及びエッチング技術により、所定の深さ及び幅を有
する溝34を所定の配線パターン状に形成する(図4
(a))。
【0043】次いで、溝34を形成した絶縁膜32の全
面に、通常のスパッタリング処理法により、バリアメタ
ルとして、例えば厚さ25nmの窒化タンタル層36を
形成する。次いで、全面に、本実施形態によるスパッタ
リング処理法により、電気メッキ法におけるシード層と
して機能する例えば厚さ150nmの銅層38を形成す
る(図4(b))。
【0044】このとき、銅製ターゲットの表面の酸化が
抑制されているため、スパッタリング装置の遮蔽板に酸
化物からなる汚染層の形成が抑制され、基板へのパーテ
ィクルの付着を抑制することができる。
【0045】次いで、本実施形態によるスパッタリング
処理方法により形成した銅層38をシード層として、電
気メッキ法により、全面に、例えば厚さ1μmの銅層4
0を形成する。こうして、配線パターンを有する溝34
を銅層40で埋め込む(図4(c))。
【0046】次いで、CMP(Chemical Mechanical Po
lishing)法により全面を研磨して、溝以外の余分な銅
層40を除去する(図4(d))。
【0047】こうして、絶縁膜32の溝24に埋め込ま
れた銅層40からなる銅配線が形成される。
【0048】このように、本実施形態によれば、容易に
酸化する銅製ターゲット12表面にアルミニウムからな
る保護層14を形成するので、銅製ターゲット12表面
が大気にさらされることなく、銅製ターゲット12表面
の酸化を抑制することができる。これにより、スパッタ
リング装置の遮蔽板22への酸化物の付着を抑制するこ
とができる。この結果、スパッタリング処理の際に、遮
蔽板22表面に形成された堆積物が剥落することに起因
する基板へのパーティクルの付着を抑制することができ
る。
【0049】[変形実施形態]本発明の上記実施形態に
限らず種々の変形が可能である。
【0050】例えば、上記実施形態では、保護層14の
材料としてアルミニウムを用いたが、保護層14の材料
はアルミニウムに限定されるものではない。保護層14
の材料としては、アルミニウムのほかに、例えば、亜
鉛、スズ、ニッケル、マグネシウム、チタン等の金属を
用いることができる。これらの金属は、大気中で酸化さ
れにくく、さらに、半導体装置の銅配線の形成に適用し
た場合に、銅配線の寿命を長くする効果が得られる。
【0051】また、例えば、ジルコニウム、バナジウ
ム、モリブデン、コバルトなど、銅及び遮蔽板22の両
者との密着性が良好で酸化膜を形成しにくい金属を保護
層14の材料として用いることができる。また、遮蔽板
22のみならず、スパッタリング装置のチャンバ16内
に載置されるその他の部材に対する密着性が良好な金属
を保護層14の材質に用いることにより、基板へのパー
ティクルの付着を更に抑制することができる。
【0052】また、上記実施形態では、銅製ターゲット
12表面に、溶射によりアルミニウムからなる保護層1
4を形成したが、保護層14の形成方法は溶射に限定さ
れるものではない。例えば、スパッタリング法、蒸着
法、化学的成長法等により保護層14を形成してもよ
い。
【0053】また、上記実施形態では、銅製ターゲット
12の外周近傍には保護層14を形成しなかったが、外
周近傍にも保護層14を形成してもよい。なお、この場
合には、外周部近傍に形成する保護層14は、バーンイ
ン処理により除去できる程度で、中央付近に形成する保
護層14よりも薄い厚さに形成することが望ましい。外
周近傍にも例えば厚さ2μmのアルミニウムからなる保
護層を形成することにより、数ヶ月もの間にわたり銅製
ターゲットの表面が酸化することなく大気中に保管する
ことができる。
【0054】また、上記実施形態では、本発明のスパッ
タリングターゲットを用いるスパッタリング装置として
マグネトロンスパッタリング装置を説明したが、スパッ
タリング装置は、これに限定されるものではない。
【0055】また、上記実施形態では、本発明によるス
パッタリング処理方法を、銅配線の形成工程でのシード
層の形成に用いたが、本発明によるスパッタリング処理
方法の適用範囲はこれに限定されるものではなく、種々
の工程に適用することができる。
【0056】(付記1) 銅製のターゲット基材部と、
前記ターゲット基材部表面に形成され、耐食性を有する
金属からなる保護層とを有することを特徴とするスパッ
タリングターゲット。
【0057】(付記2) 付記1記載のスパッタリング
ターゲットにおいて、前記保護層は、スパッタリング装
置の成膜室内に載置される部材に対する密着性が良好な
金属からなることを特徴とするスパッタリングターゲッ
ト。
【0058】(付記3) 付記1又は2記載のスパッタ
リングターゲットにおいて、前記保護層は、前記ターゲ
ット基材部表面の外周近傍には形成されていないことを
特徴とするスパッタリングターゲット。
【0059】(付記4) 付記1又は2記載のスパッタ
リングターゲットにおいて、前記保護層は、前記ターゲ
ット基材部表面の外周近傍においてそれ以外の部分より
も薄く形成されていることを特徴とするスパッタリング
ターゲット。
【0060】(付記5) 付記1乃至4のいずれかに記
載のスパッタリングターゲットにおいて、前記保護層
は、アルミニウム、亜鉛、スズ、ニッケル、マグネシウ
ム、チタン、ジルコニウム、バナジウム、モリブデン、
又はコバルトからなることを特徴とするスパッタリング
ターゲット。
【0061】(付記6) 銅製のターゲット基材部表面
に、耐食性を有する金属からなる保護層を形成する工程
を有することを特徴とするスパッタリングターゲットの
製造方法。
【0062】(付記7) 付記6記載のスパッタリング
ターゲットの製造方法において、前記保護層を形成する
工程では、前記ターゲット基材部表面の外周近傍には前
記保護層を形成しないように、前記ターゲット基材部表
面に前記保護層を形成することを特徴とするスパッタリ
ングターゲットの製造方法。
【0063】(付記8) 付記6記載のスパッタリング
ターゲットの製造方法において、前記保護層を形成する
工程では、前記ターゲット基材部表面の外周近傍におい
てそれ以外の部分よりも前記保護層を薄く形成すること
を特徴とするスパッタリングターゲットの製造方法。
【0064】(付記9) 付記6乃至8のいずれかに記
載のスパッタリングターゲットの製造方法において、前
記保護層を形成する工程では、耐食性を有する前記金属
を溶射することにより前記保護層を形成することを特徴
とするスパッタリングターゲットの製造方法。
【0065】(付記10) 付記6乃至9のいずれかに
記載のスパッタリングターゲットの製造方法において、
耐食性を有する前記金属は、アルミニウム、亜鉛、ス
ズ、ニッケル、マグネシウム、チタン、ジルコニウム、
バナジウム、モリブデン、又はコバルトであることを特
徴とするスパッタリングターゲットの製造方法。
【0066】(付記11) 付記6乃至10のいずれか
に記載のスパッタリングターゲットの製造方法におい
て、前記保護層を形成した前記ターゲット基材部を真空
包装する工程を更に有することを特徴とするスパッタリ
ングターゲットの製造方法。
【0067】(付記12) 銅製のターゲット基材部
と、前記ターゲット基材部表面に形成され、耐食性を有
する金属からなる保護層とを有するスパッタリングター
ゲットを用い、基板上に銅の堆積を行うスパッタリング
処理方法であって、前記スパッタリングターゲットをプ
リスパッタリングして前記保護層を除去する工程と、前
記ターゲット基材部をスパッタリングして、前記基板上
に銅の堆積を行う工程とを有することを特徴とするスパ
ッタリング処理方法。
【0068】(付記13) 付記12記載のスパッタリ
ング処理方法において、前記基板は、半導体基板と、前
記半導体基板上に形成され、配線溝が形成されている絶
縁膜とからなることを特徴とするスパッタリング処理方
法。
【0069】(付記14) 銅製のターゲット基材部
と、前記ターゲット基材部表面に形成され、耐食性を有
する金属からなる保護層とを有するスパッタリングター
ゲットを真空包装した状態で保管することを特徴とする
スパッタリングターゲットの保管方法。
【0070】(付記15) 銅製のターゲット基材部
と、前記ターゲット基材部表面に形成され、耐食性を有
する金属からなる保護層とを有するスパッタリングター
ゲットを真空包装した状態で搬送することを特徴とする
スパッタリングターゲットの搬送方法。
【0071】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、スパッタ
リングターゲットを、銅製のターゲット基材部と、ター
ゲット基材部表面に形成され、耐食性を有する金属から
なる保護層とから構成するので、容易に酸化される銅製
のターゲット基材部表面の酸化を抑制することができ
る。これにより、スパッタリング装置の遮蔽板へ汚染層
が形成されるのを抑制することができ、遮蔽板表面の堆
積層の剥落による基板へのパーティクルの付着を抑制す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるスパッタリングター
ゲットを示す概略図である。
【図2】本発明の一実施形態によるスパッタリングーゲ
ットの製造方法及び保管搬送方法を示す工程図である。
【図3】本発明の一実施形態によるスパッタリング処理
方法を示す工程図である。
【図4】本発明の一実施形態によるスパッタリング処理
方法を適用した半導体装置の銅配線の形成方法を示す工
程断面図である。
【図5】スパッタリング装置及び従来のスパッタリング
ターゲットの表面を示す概略図である。
【図6】従来のスパッタリングターゲットを用いた場合
のバーンイン処理及びスパッタリング処理後のスパッタ
リング装置の遮蔽板の様子を示す概略図である。
【符号の説明】
10…バッキングプレート 12…銅製ターゲット 14…保護層 16…チャンバ 18…ステージ 20…スパッタリングターゲット 22…遮蔽板 24…直流電源 26…真空パック 28…ダミー基板 30…基板 32…絶縁膜 34…溝 36…窒化タンタル層 38…銅層 40…銅層 100…チャンバ 102…ステージ 104…基板 106…スパッタリングターゲット 108…遮蔽板 110…直流電源 112…酸化物層 114…汚染層 116…銅層

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 銅製のターゲット基材部と、 前記ターゲット基材部表面に形成され、耐食性を有する
    金属からなる保護層とを有することを特徴とするスパッ
    タリングターゲット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスパッタリングターゲッ
    トにおいて、 前記保護層は、スパッタリング装置の成膜室内に載置さ
    れる部材に対する密着性が良好な金属からなることを特
    徴とするスパッタリングターゲット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のスパッタリングタ
    ーゲットにおいて、 前記保護層は、前記ターゲット基材部表面の外周近傍に
    は形成されていないことを特徴とするスパッタリングタ
    ーゲット。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のスパッタリングタ
    ーゲットにおいて、 前記保護層は、前記ターゲット基材部表面の外周近傍に
    おいてそれ以外の部分よりも薄く形成されていることを
    特徴とするスパッタリングターゲット。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    スパッタリングターゲットにおいて、 前記保護層は、アルミニウム、亜鉛、スズ、ニッケル、
    マグネシウム、チタン、ジルコニウム、バナジウム、モ
    リブデン、又はコバルトからなることを特徴とするスパ
    ッタリングターゲット。
  6. 【請求項6】 銅製のターゲット基材部表面に、耐食性
    を有する金属からなる保護層を形成する工程を有するこ
    とを特徴とするスパッタリングターゲットの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のスパッタリングターゲッ
    トの製造方法において、 前記保護層を形成する工程では、前記ターゲット基材部
    表面の外周近傍には前記保護層を形成しないように、前
    記ターゲット基材部表面に前記保護層を形成することを
    特徴とするスパッタリングターゲットの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のスパッタリングターゲッ
    トの製造方法において、 前記保護層を形成する工程では、前記ターゲット基材部
    表面の外周近傍においてそれ以外の部分よりも前記保護
    層を薄く形成することを特徴とするスパッタリングター
    ゲットの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項6乃至8のいずれか1項に記載の
    スパッタリングターゲットの製造方法において、 前記保護層を形成する工程では、耐食性を有する前記金
    属を溶射することにより前記保護層を形成することを特
    徴とするスパッタリングターゲットの製造方法。
  10. 【請求項10】 銅製のターゲット基材部と、前記ター
    ゲット基材部表面に形成され、耐食性を有する金属から
    なる保護層とを有するスパッタリングターゲットを用
    い、基板上に銅の堆積を行うスパッタリング処理方法で
    あって、 前記スパッタリングターゲットをプリスパッタリングし
    て前記保護層を除去する工程と、 前記ターゲット基材部をスパッタリングして、前記基板
    上に銅の堆積を行う工程とを有することを特徴とするス
    パッタリング処理方法。
JP2002106602A 2002-04-09 2002-04-09 スパッタリングターゲット及びその製造方法 Pending JP2003293126A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002106602A JP2003293126A (ja) 2002-04-09 2002-04-09 スパッタリングターゲット及びその製造方法
US10/370,466 US7150810B2 (en) 2002-04-09 2003-02-24 Sputtering target and method for fabricating the same
US11/585,278 US20070039818A1 (en) 2002-04-09 2006-10-24 Method for fabricating a sputtering target

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002106602A JP2003293126A (ja) 2002-04-09 2002-04-09 スパッタリングターゲット及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003293126A true JP2003293126A (ja) 2003-10-15

Family

ID=28672426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002106602A Pending JP2003293126A (ja) 2002-04-09 2002-04-09 スパッタリングターゲット及びその製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7150810B2 (ja)
JP (1) JP2003293126A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008024955A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Daido Steel Co Ltd Nb材の製造方法
JP2012255218A (ja) * 2004-02-03 2012-12-27 Honeywell Internatl Inc 物理蒸着用ターゲット構造物

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9279178B2 (en) * 2007-04-27 2016-03-08 Honeywell International Inc. Manufacturing design and processing methods and apparatus for sputtering targets
US8842357B2 (en) 2008-12-31 2014-09-23 View, Inc. Electrochromic device and method for making electrochromic device
JP4846872B2 (ja) * 2009-03-03 2011-12-28 Jx日鉱日石金属株式会社 スパッタリングターゲット及びその製造方法
US8432603B2 (en) 2009-03-31 2013-04-30 View, Inc. Electrochromic devices
EP2315495B1 (en) * 2009-10-22 2013-11-06 SMR Patents S.à.r.l. Process to apply heater function to plastic glass
US8968537B2 (en) * 2011-02-09 2015-03-03 Applied Materials, Inc. PVD sputtering target with a protected backing plate
PT2626216T (pt) * 2011-03-10 2018-10-22 Hueck Rheinische Gmbh Processo para processamento de uma superfície estruturada de uma ferramenta de estampagem e a ferramenta de estampagem
WO2012145702A2 (en) * 2011-04-21 2012-10-26 Soladigm, Inc. Lithium sputter targets
EP2726642A4 (en) 2011-06-30 2014-11-05 View Inc SPUTTERTARGET AND SPUTTERING PROCESS
US10563309B1 (en) 2015-10-13 2020-02-18 Kings Mountain International, Inc. Method for creating a textured press plate
US20170229295A1 (en) * 2016-02-09 2017-08-10 Honeywell International Inc. Sputtering device component with modified surface and method of making
US10655212B2 (en) 2016-12-15 2020-05-19 Honeywell Internatonal Inc Sputter trap having multimodal particle size distribution
US10570504B2 (en) * 2017-04-26 2020-02-25 International Business Machines Corporation Structure and method to fabricate highly reactive physical vapor deposition target

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5098540A (en) 1990-02-12 1992-03-24 General Electric Company Method for depositing chromium coatings for titanium oxidation protection
DE4025077A1 (de) * 1990-08-08 1992-02-20 Leybold Ag Magnetronkathode
US5269851A (en) * 1991-02-25 1993-12-14 United Solar Technologies, Inc. Solar energy system
US5287619A (en) * 1992-03-09 1994-02-22 Rogers Corporation Method of manufacture multichip module substrate
US5282943A (en) * 1992-06-10 1994-02-01 Tosoh Smd, Inc. Method of bonding a titanium containing sputter target to a backing plate and bonded target/backing plate assemblies produced thereby
US5358615A (en) * 1993-10-04 1994-10-25 Motorola, Inc. Process for forming a sputter deposited metal film
US6030514A (en) * 1997-05-02 2000-02-29 Sony Corporation Method of reducing sputtering burn-in time, minimizing sputtered particulate, and target assembly therefor
US6562715B1 (en) * 2000-08-09 2003-05-13 Applied Materials, Inc. Barrier layer structure for copper metallization and method of forming the structure

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012255218A (ja) * 2004-02-03 2012-12-27 Honeywell Internatl Inc 物理蒸着用ターゲット構造物
JP2008024955A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Daido Steel Co Ltd Nb材の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US7150810B2 (en) 2006-12-19
US20070039818A1 (en) 2007-02-22
US20030188964A1 (en) 2003-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070039818A1 (en) Method for fabricating a sputtering target
US8435392B2 (en) Encapsulated sputtering target
JP3791829B2 (ja) パーティクル発生の少ないスパッタリングターゲット
JP5145225B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2002511115A (ja) スパッタリングのバーンインに要する時間を短縮してスパッタリングの際に発生するパーティクルを最小限に抑える方法、及びこのときに用いられるターゲットアセンブリ
JP6814633B2 (ja) 薄型基板およびその製造方法、並びに基板の搬送方法
TWI528480B (zh) 搭載裝置及其製造方法
JP4820508B2 (ja) スパッタリングターゲットとその製造方法、スパッタリング装置、薄膜の製造方法、電子部品の製造方法
JP4769181B2 (ja) ターゲットとバッキングプレート
US6516814B2 (en) Method of rapid prevention of particle pollution in pre-clean chambers
US20070144892A1 (en) Method for forming metal film or stacked layer including metal film with reduced surface roughness
JPH1030174A (ja) スパッタリング装置および該装置に用いるバッキングプレートの加工方法
JPH0581050B2 (ja)
JP2694058B2 (ja) アーク蒸着装置
JP4099328B2 (ja) スパッタリング装置におけるパーティクル発生防止方法、スパッタリング方法、スパッタリング装置及び被覆用部材
JP2005298894A (ja) ターゲットのクリーニング方法及び物理的堆積装置
JP5254277B2 (ja) 真空成膜装置用部品の製造方法
JPH02236277A (ja) スパッタリング方法
JP5978072B2 (ja) 絶縁膜の形成方法
JP6942937B2 (ja) スパッタリング装置及び薄膜製造方法
JP2004083960A (ja) 真空成膜装置用部品とそれを用いた真空成膜装置
JPH06196437A (ja) チタンまたはチタン化合物の薄膜形成装置
TWI261626B (en) Sputtering device
JP5269920B2 (ja) 真空成膜装置用部品の製造方法
JPH06240449A (ja) 高融点金属膜の形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070612

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070619

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071023