JP2003292203A - 巻き取り板および線状材等の巻き取り装置 - Google Patents

巻き取り板および線状材等の巻き取り装置

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JP2003292203A JP2002096163A JP2002096163A JP2003292203A JP 2003292203 A JP2003292203 A JP 2003292203A JP 2002096163 A JP2002096163 A JP 2002096163A JP 2002096163 A JP2002096163 A JP 2002096163A JP 2003292203 A JP2003292203 A JP 2003292203A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】線状材を巻き取った巻芯より容易に脱離可能
で、且つ既存の巻き取り装置に適用可能な巻き取り板
と、線状材を巻き取る際、線状材に発生する張力の変化
に柔軟に対応できる巻き取り装置とを提供する。 【解決手段】線状材を巻き取るため円筒状の巻芯を、線
状材の巻き取り装置に設置するための、略円盤状であっ
て、線条材の巻芯の内周と接する固定外周部分と、拡縮
動作が可能な可動外周部分とを有する巻き取り板100
を作製し、さらに、線状材の巻き取り装置であって、そ
の回転軸50上に設置された巻き取り板へ、摩擦力を介
して回転トルクを伝えることで、回転トルクと張力とを
バランスさせ、巻き取り板の回転数を適宜低下させる線
状材の巻き取り装置200を作製した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属やプラスチッ
クフィルム等の線状材等を巻芯へ巻き取る際に用いる、
巻き取り板および巻き取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属やプラスチックフィルム等の
線状材を、芯となる円筒状の巻芯へ巻き取る際、概ね次
のような操作が行われる。まず、線状材の巻芯となる円
筒状の紙管や鉄管を巻き取り装置へ設置するために用い
る巻き取り板を、巻き取り装置の回転軸へ設置する。そ
して、前記巻き取り装置の回転軸へ設置された巻き取り
板へ、被せるように前記線状材の巻芯を設置して圧接さ
せる。(以下、この状態の巻芯と巻き取り板とを、巻芯
付き巻き取り板と記載する。) 次に、前記巻芯へ、前工程より送り出されてくる線状材
の先端を取り付ける。そして前記回転軸を回転させて、
前記巻芯付き巻き取り板を回転させ、前記巻芯上へ線状
材の巻き取りを開始する。
【0003】さらに、この線状材の巻き取りの一例とし
て、前工程で幅広の条材を条切(以下、スリットと記載
する。)して並行した複数の線条材とし、この並行した
複数の線条材を、前記巻き取り装置の回転軸に並行して
複数設けられた前記巻芯付き巻き取り板で巻き取ること
もおこなわれている。
【0004】線条材の巻き取りが進むにつれて、前記巻
芯上の線条材のコイル径が大きくなっていく。そして、
コイル状の線条材が所定の重さ、あるいは長さになった
ら巻き取りが完了する。線条材の巻き取りが完了した
ら、線条材がコイル状に巻かれた前記巻芯付き巻き取り
板を、前記回転軸より外し、さらに前記巻芯付き巻き取
り板よりコイル状の線条材を外すことで、製品としての
コイル状に巻かれた線条材を製造している。
【0005】上述した、コイル状に巻かれた線条材の製
造方法には、以下に記載する第1、第2の問題点が指摘
され、それぞれ改善案が提案されてきた。まず第1に、
前記巻芯付き巻き取り板よりコイル状の線条材を外す作
業は、巻芯上の線条材をハンマー等で叩いて行ってい
た。そして、この作業はコイル状の線条材が大きな重量
を有するため、大きな力を必要とする重労働である上、
作業中にコイル状の線条材が突然に落下する等の危険を
伴い、さらにコイル状の線条材が作業中に傷つく可能性
があり、さらに加えて、巻芯入り仕様の製品を製造する
ことが不可能であるという問題点があった。
【0006】この問題を解決するため、例えば、特開平
7−172707、および特開2000−185853
には、巻き取り板を多数のセグメントに分割し、このセ
グメントが径方法に運動することで外周全体が拡縮する
構造を有する巻き取り板を開示している。そしてこの巻
き取り板を用いれば、巻芯上に巻き取られたコイル状の
線条材を巻芯ごと容易に取り外すことが可能となるこ
と、および容易に巻芯入り仕様の製品を得ることができ
ると提案されている。
【0007】第2に、上述した、前工程でスリットされ
並行して送り出されてくる複数の線条材を、同じく並行
した複数の巻芯にて巻き取る際、巻き取り装置の回転軸
へ前記巻芯付き巻き取り板を複数枚設置し、これらを全
て同じ回転数で回転させながら、線条材を一斉に巻き取
ることがおこなわれていた。しかし、前記並行した複数
の線条材の厚みは厳密には一様でないため、同回転数で
巻き取りを続けていると、厚い線条材を巻いたコイルの
径は、薄い線条材を巻いたコイルの径より大きくなって
くる。この結果、厚い線条材にかかる張力が大きくなっ
て、きつく巻き取られ、他方、薄い線条材は緩く巻き取
られてしまう問題点があった。これを解決するため、例
えば特開平4−288927には、油圧路やブレーキシ
リンダを備えた構成によって、各巻芯におけるトルクを
制御する装置が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した巻き取り板お
よび巻き取り装置は、いずれも構造が複雑で装置も大が
かりなものであるため、現行の巻き取り装置への適用が
困難であり、且つ新規に設置するにしても装置コストが
高いものであった、
【0009】本発明の目的の第1は、単純な構造を有し
ながら、前記線状材がコイル状に巻かれた前記巻芯より
容易に脱離可能であるとともに、既存の巻き取り装置に
適用することも可能な巻き取り板を提供することであ
る。第2は、単純な構造を有しながら、巻芯付き巻き取
り板を巻き取り装置に設置した際、巻き取られる線状材
の厚み変化等に起因して線状材に発生する張力の変化に
柔軟に対応し、巻芯の回転数を制御できる巻き取り装置
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の手段は、線状材等を巻き取る際に用いられる円
筒状の巻芯を、巻き取り装置の回転軸上へ設置するため
の略円盤状の巻き取り板であって、前記巻き取り板の外
周部分は、前記円筒状の巻芯の内周と接する固定外周部
分と、拡縮動作が可能な可動外周部分とを有しているこ
とを特徴とする巻き取り板である。
【0011】第1の手段によれば、前記円筒状の巻芯を
巻き取り装置へ設置し線状材等を巻き取る際、前記巻き
取り板へ前記円筒状の巻芯を容易に設置でき、線状材等
を巻き取り終えた前記円筒状の巻芯を、前記巻き取り板
より容易に脱離することができる。
【0012】第2の手段は、第1の手段に記載の巻き取
り板であって、前記固定外周部分は、前記巻き取り板の
全外周の半分以下を占めることを特徴とする巻き取り板
である。
【0013】第2の手段によれば、第1の手段に記載の
巻き取り板の前記固定外周部分が、前記巻き取り板の全
外周の半分以下を占めるものであることにより、前記固
定外周部分の外径が前記円筒状の巻芯の内周と同一径で
あっても、前記巻き取り板は前記円筒状の巻芯へ着脱可
能となるので、前記円筒状の巻芯を前記巻き取り装置の
回転軸上へ安定して設置することができる。
【0014】第3の手段は、第1または第2の手段に記
載の巻き取り板であって、前記可動外周部分は、前記円
筒状の巻芯の内周と接する円弧を有する可動式アームを
有し、前記可動式アームが、前記拡縮動作をおこなうこ
とを特徴とする巻き取り板である。
【0015】第3の手段によれば、第1または第2の手
段に記載の巻き取り板において、前記前記可動外周部分
の可動式アームを拡げる動作させることにより、前記巻
き取り板は前記円筒状の巻芯と一体化し、縮める動作さ
せることにより前記巻き取り板は前記円筒状の巻芯より
脱離するので、前記円筒状の巻芯への前記巻き取り板の
着脱を容易化することができる。
【0016】第4の手段は、線状材等を円筒状の巻芯へ
巻き取るために用いられる線状材等の巻き取り装置であ
って、所望の回転数で回転し回転トルクを発生する回転
機と、前記回転機に接続された回転軸と、前記回転軸と
伴に回転するよう前記回転軸上へ設けられた回転部材
と、前記回転軸から回転自在に前記回転軸上へ設けら
れ、前記線状材等を巻き取るために用いられる巻芯を前
記回転軸へ設置するための巻き取り板と、前記回転部材
と前記巻き取り板との間に設けられると伴に、前記回転
軸から回転自在に前記回転軸上へ設けられる滑り板とを
有し、前記回転部材と前記巻き取り板と前記滑り板と
は、前記回転部材と前記滑り板との間、および前記滑り
板と前記巻き取り板との間に適宜な摩擦力が発生するよ
うに、前記回転軸に沿った方向から適宜な力で押圧され
ており、前記回転機からの回転トルクは、前記回転部材
と前記滑り板との間、および前記滑り板と前記巻き取り
板との間の摩擦力によって、前記巻き取り板へ伝達され
ることを特徴とする線状材等の巻き取り装置である。
【0017】第4の手段によれば、前記線状材等の巻き
取り装置における前記巻き取り板へ円筒状の巻芯を設置
し、線状材等を巻き取っている際、何らかの原因により
線状材等に懸かる張力が所定の値を超えた場合、それに
対応して前記巻き取り板の回転数を適宜に低下させ、前
記張力が前記所定の値以下に戻ったら前記巻き取り板の
回転数を元に戻すという対応が、単純な装置の構成にて
可能となる。
【0018】第5の手段は、第4の手段に記載の線状材
等の巻き取り装置であって、第1から第3の手段のいず
れかに記載の巻き取り板を、前記巻き取り板として用い
ることを特徴とする線状材等の巻き取り装置である。
【0019】第5の手段によれば、第1から第3の手段
のいずれかに記載の巻き取り板は、第4の手段に記載の
線状材等の巻き取り装置へ容易に適用できることから、
第4の手段に記載した効果に加えて、線状材等を巻き取
り終えた前記円筒状の巻芯から前記巻き取り板を容易に
脱離することができる。
【0020】第6の手段は、第4または第5の手段に記
載の線状材等の巻き取り装置であって、前記巻き取り板
が、前記回転軸に2枚以上設置されていることを特徴と
する線状材等の巻き取り装置である。
【0021】第6の手段によれば、並行した複数の線条
材を一度に巻き取ることができ、作業の能率が向上す
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。図1は、本実施例に係る巻き取
り板の拡張時における斜視図を示し、図2は、図1の上
部の拡大斜視図であり、図3は、図1、2中で31の符
号を付与されたスライド金具および33の符号を付与さ
れたスライド用ボルトの拡大斜視図である。図4は、本
実施例に係る巻き取り板の収縮時における斜視図であ
る。図5は、本実施例に係る巻き取り装置の斜視図であ
る。図6は、本実施例において巻き取られる線条材であ
って、スリットされる前の幅広の条材であるときの断面
形状の模式図である。図7は、図5に示した巻き取り装
置の断面図である。尚、図面中の、破線は見えない部分
の構造を示したものである。また、説明において上、
下、左、右、表、裏を用いるときは、各々の図面に向か
って上下左右表裏を示すものとする。さらに各々の図面
において、対応する部分については同様の符号を付して
示した。
【0023】以下、図面を参照しながら、本実施例に係
る巻き取り板および巻き取り装置を説明する。まず図1
において、本実施例に係る巻き取り板100は、略円盤
状の巻き取り板本体10を有しており、この巻き取り板
本体10の上部の表裏左右には、4箇所の可動式アーム
20A〜20Dが設けられている。この可動式アーム2
0A〜20Dにおいて、下方は、アーム固定用ボルト2
7A、27Cにより、回転による拡縮動作が可能なかた
ちで前記巻き取り板本体10に取り付けられており、上
方は、スライド金具31が当接している。そしてスライ
ド金具31の上下運動により、前記可動式アーム20A
〜20Dは拡縮動作をおこない、上述した線状材を巻き
取る巻芯の内周に圧接、あるいは脱離をおこなう。尚、
図1に示す巻き取り板100は拡張状態のものである。
【0024】以下、巻き取り板100に関し、部分毎に
さらに詳細に説明する。巻き取り板本体10は本体下部
11(図面中のハッチングを施した部分。)と、本体上
部12から構成され、さらに中央部にはこの巻き取り板
100を後述する巻き取り装置の回転軸に設置する際に
用いる軸孔13が形成されている。前記本体下部11
は、上述した線状材を巻き取るための巻芯の内径と同じ
寸法の外径を有する円の半円部で、この外周は固定外周
部分である。一方、本体上部12は、前記本体下部11
より若干小さい(例えば、5mm程度)外径を有する円
の半円部であり、左右の表裏に計4枚の可動式アーム2
0A〜20Dが設けられており、この外周は可動外周部
分である。
【0025】前記本体上部12の上部の略1/3の位置
で外周に近い部分の左右には各々1箇所の遊嵌孔14
A、14Cが形成されている。この2つの遊嵌孔14
A、14Cには、各々、後述する可動式アーム20A〜
20Dに設けられたノックピン28A、28Cが貫通す
るが、その作用効果についても後述する。尚、可動式ア
ーム20Aの外形を構成する外側円弧線部21A、鋭角
部22A、鈍角部24A、内側円弧線部25A、円形端
部26Aと、可動式アーム20Bの鋭角部22Bと、可
動式アーム20Cの鋭角部22Cと、可動式アーム20
Dの鋭角部22Dとについては後述する図2にて説明
し、スライド金具31に付属するスライド用ボルト3
3、台座34、ナット35については後述する図3にて
説明する。
【0026】図2を参照しながら、巻き取り板100の
本体上部12の表裏左右の4箇所に設けられている可動
式アーム20A〜20Dについて説明する。可動式アー
ム20Aは、略90°分の略円弧形を有しており、この
略円弧形は、外側円弧線部21A、切り欠き部23A、
内側円弧線部25A、円形端部26Aからなる。
【0027】前記外側円弧線部21Aは、上述した本体
下部11が有する半円と同径を有している。外形円弧線
部21Aは、可動式アーム20Aの上部にて略45°程
度の鋭角部22Aをもって切り込まれ、切り欠き部23
Aを形成した後、内側円弧線部25Aへ略135°程度
の鈍角部24Aをもって連なる。前記内側円弧線部25
Aは、後述するアーム固定ボルト27Aの中心を中心と
し、内側円弧線部25Aと前記外側円弧線部21Aの幅
を径とする円形端部26Aをもって、前記外側円弧線部
21Aに連なる。
【0028】前記可動式アーム20A、20Bは同型で
あり、可動式アーム20C、20Dも同型であり、且つ
可動式アーム20A、20Bと20C、20Dとは左右
対称形である。そして、この4枚の可動式アーム20A
〜20Dは、前記本体上部12において、固定ボルト2
7Aにより、左表面と左裏面の可動式アーム20A、2
0Bが、固定ボルト27Cにより、右表面と右裏面の可
動式アーム20C、20Dが、各々、固定ボルト27
A、27Cを中心として回転可能に設置される。
【0029】そして、上述した本体上部12の左側を挟
んで設けられた、可動式アーム20Aと可動式アーム2
0Bとが、常に同期して動くように、上述したノックピ
ン28Aで連結されている。すなわちノックピン28A
は、本体上部12に設けられた前記遊嵌孔14Aを貫通
して可動式アーム20Aと可動式アーム20Bとを連結
している。同様に、上述した本体上部12の表裏面右側
においても、可動式アーム20Cと可動式アーム20D
とが、前記遊嵌孔14Cを貫通したノックピン28Cに
より連結されている。
【0030】このとき、可動式アーム20Aの前記鋭角
部22Aと、可動式アーム20Cの鋭角部22Cとは間
隔dを開けて対向するが(このとき、可動式アーム20
Bの鋭角部22Bと、可動式アーム20Dの鋭角部22
Dとも間隔dを開けて対向する。)、この間隔は前記切
り欠き部23Aを下方に向かうに従って幅が広がり、可
動式アーム20Aの前記鈍角部24Aと、可動式アーム
20Cの鈍角部24Cとは間隔eを開けて対向する。
(このとき、可動式アーム20Bの前記鈍角部(図示し
ていない。)と、可動式アーム20Dの前記鈍角部(図
示していない。)とも間隔eを開けて対向する。)
【0031】上述した可動式アーム20A、20B、2
0C、20Dの鋭角部、切り欠き部および鈍角部をもっ
て形成される、上底の長さがd、下底の長さがeの台形
状の空間に、スライド金具31が当接する。このときス
ライド金具31は、前記本体上部12およびおよび可動
式アーム20Aの切り欠き部23A、可動式アーム20
Bの切り欠き部(図示していない。)、可動式アーム2
0Cの切り欠き部23C、可動式アーム20Dの切り欠
き部(図示していない。)を挟み込んで当接する。尚、
スライド金具31に付属するスライド用ボルト33、台
座34、ナット35については後述する図3にて説明す
る。
【0032】ここで、スライド金具31の形状につい
て、図3を参照しながら説明する。スライド金具31
は、長さf、幅g、高さhを有する断面がコの字形状の
溝32の中に上底がi、下底がfの台形をした楔部36
が設けられた金具で、底面の中央部をスライド用ボルト
33により支持されている。そして溝32は、図2に示
した可動式アームの切り欠き部23A、23B、23
C、23Dを挟み込み、これらを上下に移動させるため
のものである。この機能を果たすため、溝の長さfは、
図2に示した台形状空間の上底間隔dおよび下底間隔e
に対しe>i>dの関係を有しており、溝の幅gは、図
2に示した可動式アームの切り欠き部23A、23B、
23C、23Dと本体上部12とを挟み込んで、且つガ
タツキなく摺動できる寸法を有している。
【0033】溝の高さhは、後述するスライド金具31
の上下運動の際、スライド金具が上昇したとき、図2に
示した可動式アームの外側円弧線部21A、21Cおよ
び外側円弧線部21B、21Dが半円より若干膨らむよ
うに設定しておくことが好ましい。詳細は後述するが、
この構成を採ることで巻芯と巻き取り板との圧接を強固
なものとすることができる。
【0034】スライド金具31の底面の中央部にはスラ
イド用ボルト33の雄ネジ部分と嵌合する雌ネジが設け
られ、スライド用ボルト33が螺合貫通している。この
スライド用ボルト33は、適宜な台座34により回転可
能な状態で図2に示した本体上部12に固定支持される
ことで、前記スライド金具31の上下運動を実現させ
る。具体的には、スライド用ボルト33の適宜な場所に
ナット35を溶接しておき、これをスパナ等で回転させ
る構成が簡便で好ましい。このスライド用ボルト33の
上下移動の幅は、上昇したとき、上述したように、図2
に示した可動式アームの外側円弧線部21A、21Cお
よび外側円弧線部21B、21Dが半円より若干膨らむ
ように設定しておき、下降したときは、可動式アームの
鋭角部22A、22B、22C、22Dが本体上部12
の位置程度まで下降するように設定しておくことが好ま
しい。
【0035】次に、この巻芯付き巻き取り板を用い、線
状材を巻き取る際に用いる巻き取り装置200につい
て、図5を参照しながら説明する。図5において、巻き
取り装置200の回転軸50は、図示していない電動機
等の回転機に接続され所望の回転数で回転する。この回
転軸50の電動機側にはスペーサー挟持部51(以下、
元側スペーサー挟持部51と記載する。)が回転軸50
に固定されて設けられ、他方、反対側にもスペーサー挟
持部52(以下、先側スペーサー挟持部52と記載す
る。)が設けられるが、この先側スペーサー挟持部52
は、回転軸50に対し着脱可能であるとともに、前記元
側スペーサー挟持部部51との間隔を増減することがで
きる構成を有している。具体例としては、回転軸50の
終端面の中心に雌ネジ部を設け、他方、先側スペーサー
挟持部52には雄ネジ部を設け、この雌ネジ部と雄ネジ
部とを螺合させることで、先側スペーサー挟持部52を
回転軸50へ取り付け、固定と同時に、元側スペーサー
挟持部51との間隔を調整可能とすることができる。ま
た回転軸50には少なくとも1本の溝53が、先側より
元側まで彫り込まれている。
【0036】前記元側スペーサー挟持部51と先側スペ
ーサー挟持部52との間には、所望の数の巻き取り板1
00(実際には、巻き取り板へ、線状材を巻き取るため
の円筒状の巻芯が設置されているが、図5においてはこ
れを省いて記載してある。)が設置され、先側スペーサ
ー挟持部52と巻芯付き巻き取り板100との間にはス
ペーサー63、回転部材64、滑り板65が設けられて
いる。巻芯付き巻き取り板100同士の間には、滑り板
(巻芯付き巻き取り板100の影になるため図示してい
ない。)、回転部材(同前)、スペーサー62、回転部
材64、滑り板65が設けられている。巻芯付き巻き取
り板と元側スペーサー挟持部51との間には、滑り板
(巻芯付き巻き取り板100の影になるため図示してい
ない。)、回転部材(同前)、スペーサー61が設けら
れる。尚、可動式アーム20A、20B、20C、20
Dおよび本体下部11は、図1、図2にて説明したのと
同様である。
【0037】ここで各巻芯付き巻き取り板100と、滑
り板65、スペーサー61、62、63とは回転軸50
に対し回転可能に設置されている。一方、回転部材64
は、上述した回転軸50に彫られた溝53と係合する突
起66を有し、回転軸50の回転と伴に回転する。そし
て、所望の数の巻芯付き巻き取り板100を前記先側ス
ペーサー挟持部52と元側スペーサー挟持部51との間
に設置し、各々の間には、上述したように滑り板、回転
部材、およびスペーサーを設ける。前記元側スペーサー
挟持部51と先側スペーサー挟持部52との間に所望の
部材を設置した後、先側スペーサー挟持部52は、上述
したように回転軸50に螺合、またはビス等による固定
ができる構成となっている。
【0038】上述した、回転軸50上に設けられた所望
の数の巻芯付き巻き取り板100を前記先側スペーサー
挟持部52と元側スペーサー挟持部51等の関係につい
て、図7を用いて再度、簡単に説明する。図7におい
て、右側より、回転属50には溝53が、先側より元側
まで彫られている。回転軸50の先側には、前記先側ス
ペーサー挟持部52が回転軸50と伴に回転するように
固定され、その隣にはスペーサー63が回転軸50に対
し回転可能に設置されている。スペーサー63の隣には
回転部材64が設けられているが、これは突起66によ
り回転属50の溝53と係合し、回転軸50と伴に回転
する。回転部材64の隣には、滑り板65と巻芯付き巻
き取り板100とが、伴に回転軸50に対し回転可能に
設置されている。
【0039】巻芯付き巻き取り板100同士の間では、
巻芯付き巻き取り板100の隣に滑り板65が設けら
れ、その隣に回転部材64が設けられ、さらに隣にはス
ペーサー62が設けられる。スペーサー62の隣には、
再び回転部材64が設けられその隣には滑り板65が設
けられ、さらに隣には巻芯付き巻き取り板100が設け
られている。このときも、巻芯付き巻き取り板100、
滑り板65、およびスペーサー62は回転軸50に対し
回転可能に設置されており、回転部材64は突起66と
溝53との係合により、回転軸50と伴に回転する。
【0040】巻芯付き巻き取り板100と元側スペーサ
ー挟持部51との間においては、巻芯付き巻き取り板1
00の隣に滑り板65が設けられ、その隣に回転部材6
4が設けられ、さらにその隣にスペーサー61が設けら
れる。ここでも滑り板65、およびスペーサー62は回
転軸50に対し回転可能に設置されており、回転部材6
4は突起66と溝53との係合により、回転軸50と伴
に回転する。元側スペーサー挟持部51は、回転軸50
に螺合、またはビス等により固定されている。
【0041】次に、上記巻き取り板100および巻き取
り装置200を用いて、巻芯上へ線状材を巻き取る工程
について説明する。尚、ここでは線状材として、図6に
その断面形状例を示す、冷間圧延された幅広の条材70
であって中央部にクラウン75と呼ばれる膨らみを生じ
たものを、前工程のスリッター工程で3本の条材にスリ
ットして得られた各線条材71、72、73を、3本の
巻芯へ巻き取る工程を例として説明する。
【0042】まず、図4に示した収縮状態の巻き取り板
100を所望枚数(本実施例においては3枚)準備す
る。尚、図4に示した収縮状態の巻き取り板100にお
ける各部の名称および作用は、図1に示した拡張状態の
巻き取り板100と同様である。準備した収縮状態の巻
き取り板100を、巻き取り装置の回転軸へ設置する
が、この操作について図5を参照しながら説明する。
【0043】図5に示す巻き取り装置200の、元側ス
ペーサー挟持部51が設けられた回転軸50へ、上述し
たように、スペーサー61、62、63、回転部材6
4、滑り板65、および巻き取り板100を順に設置
し、最後に先側スペーサー挟持部52を設置し回転軸5
0へ設置する。この先側スペーサー挟持部52を回転軸
50へ設置する際、これと元側スペーサー挟持部51と
の間に挟まれた、巻き取り板100、滑り板65、回転
部材64、およびスペーサー61、62、63を、回転
軸50の軸方向に沿った力で適宜に押圧するように設置
する。
【0044】次に、前記収縮状態の各巻き取り板100
へ、各々、円筒状を有する線状材の巻芯(図示していな
い。)を被せるように設置する。各巻き取り板100に
おいて、円筒状を有する線状材の巻芯の設置が完了した
ら、巻き取り板100を拡張状態として、前記円筒状を
有する線状材の巻芯の内径へ圧接するが、それを図2に
より説明する。
【0045】図2において、前記円筒状を有する線状材
の巻芯(図示していない)の内径内にある巻き取り板1
00のスライド用ボルト33を、スライド金具31を上
昇させる方向へ回転させる、するとスライド金具31が
可動式アーム20A、20B、20C、20Dの先端部
22A、22B、22C、22Dを上方へ押し上げ、可
動式アーム20A、20B、20C、20Dは拡張す
る。すると、巻き取り板100は図1に示す拡張状態と
なり、本体下部11の半円形の外周と、可動式アーム2
0A、20Bの外側円弧線部21A、21Bと、可動式
アーム20C、20Dの外側円弧線部21C、21Dと
は間隔dを残して円周を形成する。そして、この巻き取
り板100の外周が円周を形成したとき、巻き取り板1
00は、上述した巻芯の内周と接する。この状態よりさ
らに僅か可動式アーム20A、20B、20C、20D
を拡張することで、各巻き取り板100は、各巻芯を内
部から圧接して固定することになり巻芯付き巻き取り板
の状態となる。
【0046】尚、スライド金具31の過剰な上昇により
可動式アーム20A、20B、20C、20Dが必要以
上に拡張しないよう、初めに説明した、遊嵌孔14A、
14Cと可動式アーム20A、20B、20C、20D
に設けられたノックピン28A、28Cとの関係を用い
ることが好ましい。すなわち、可動式アーム20A、2
0B、20C、20Dが拡縮動作をする際、ノックピン
28A、28Cは遊嵌孔14A、14C内を移動するの
であるから、遊嵌孔14A、14Bの孔径と位置を適宜
に調整しておくことにより、可動式アーム20A、20
B、20C、20Dが必要にして最小限の動作をするよ
うに規制することができる。この構成を採ることで、作
業中に可動式アーム20A、20B、20C、20Dが
不用意な動作を起こして、製品を傷つけたり事故の原因
となることを未然に防止することができる。
【0047】ここで、再び図5に戻る。上述した前工程
でスリットされた並行する3枚の条材を、それぞれ巻芯
付き巻き取り板100に設置された巻芯(図示していな
い。)に取り付け、回転軸50の回転を開始する。この
とき、回転機の回転トルクは、前記押圧により発生して
いる摩擦力を介して、回転部材64から滑り板65へ伝
達され、さらにの巻芯付き巻き取り板100へ伝達され
る。このようにして、並行する3枚の条材の巻き取りが
開始される。
【0048】巻き取りが進むにつれて、3枚の各条材の
有する厚みが異なることが、巻き取り工程へ影響を与え
始める。すなわち本実施例においては、図6にて説明し
たように、クラウン75を含む条材72は、他の条材7
1、73より厚みが大きいため、巻芯に巻き取られた条
材の径も大きくなる。その結果、再び図5において、3
枚の巻芯付き巻き取り板100が全て同じ回転数で回転
をしていると、前記厚みの大きな条材には強い張力が発
生し、不良品や故障の発生原因となってしまう。
【0049】ところが本発明によれば、3枚の巻芯付き
巻き取り板100とも、回転軸50に固定されず、滑り
板65の摩擦力を介し両隣の回転部材64から回転トル
ク受け取っている。この結果、前記厚みの大きな条材に
強い張力が発生すると、その張力はその条材を巻き取っ
ている巻芯付き巻き取り板100に伝わり、この張力が
前記摩擦力を上回ると、その巻き取り部材100とその
巻き取り部材に回転トルクを与えている回転部材64と
の間で、滑り板65を介したスリップが始まり、この巻
芯付き巻き取り100板の回転数が低下する。この回転
数の低下に従って前記厚みの大きな条材に発生していた
張力も低下してゆき、以降、この巻芯付き巻き取り板1
00は、前記張力と摩擦力とのバランスがとれた状態の
回転数で回転を続ける。
【0050】以上説明したように、予め、元側スペーサ
ー挟持部51と先側スペーサー挟持部52との間に挟ま
れた、巻芯付き巻き取り板100、滑り板65、回転部
材64、スペーサー61、62、63への回転軸50の
軸方向に沿った押圧力を適宜な値に設定するだけで、巻
き取り中の条材に異常の原因となるような張力が発生し
てもこれを緩和することができる。そして、条材の巻き
取り状況を観察しながら、先側スペーサー挟持部52の
押圧力を再調整することも容易に実施することができ
る。
【0051】巻き取り作業が完了したら、先側スペーサ
ー挟持部52を回転軸50より外し、コイル状に条材が
巻かれた3枚の巻芯付き巻き取り板100を回転軸50
より外す。このとき、条材が巻かれた巻芯付き巻き取り
板の巻芯および巻き取り板100には、条材の重量に起
因する大きな応力がかかっている。ところがここで、図
1に示す拡張状態の巻き取り板100に設けられたスラ
イド用ボルト33を逆回転させスライド金具31を下降
させると、鋭角部22A、22B、22C、22Dも下
降し始め、可動式アーム20A、20B、20C、20
Dは収縮する。可動式アーム20Aの外側円弧線部21
A、可動式アーム20Bの外側円弧線部(図示していな
い。)、可動式アーム20Cの外側円弧線部21C、可
動式アーム20Dの外側円弧線部(図示していない。)
は前記巻芯の内径より小さな円弧を形成し、巻き取り板
100は図4に示す収縮状態となる。
【0052】この収縮状態となった巻き取り板100
は、僅かな力を与えるだけで容易に前記巻芯より脱離さ
せることができる。この結果、条材が巻かれた巻芯付き
巻き取り板より、巻き取り板100を取り外すのに要す
る時間が、従来の3分の1に短縮できた。また、条材を
叩いて、巻き取り板100を外す必要がなくなり、製品
に傷をつけることがなくなり、事故の発生原因も削除す
ることができた。
【0053】尚、後工程の要請等により、条材が巻かれ
た巻芯付き巻き取り板より巻き取り板を外す必要がない
場合等の際は、本実施の形態にて説明した伸縮可能な巻
き取り板100を用いず、通常の巻き取り板と本実施の
形態にて説明した巻き取り装置200とを用いて、条材
等の巻き取りをおこなうことも可能である。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、線状材等を巻き取る際
に用いられる円筒状の巻芯を、巻き取り装置の回転軸上
へ設置するための略円盤状の巻き取り板であって、前記
巻き取り板の外周部分は、前記円筒状の巻芯の内周と接
する固定外周部分と、拡縮動作が可能な可動外周部分と
を有している巻き取り板を作製することで、前記円筒状
の巻芯を巻き取り装置へ設置し線状材等を巻き取る際、
前記巻き取り板へ前記円筒状の巻芯を容易に設置でき、
線状材等を巻き取り終えた前記円筒状の巻芯を、前記巻
き取り板より容易に脱離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る巻き取り板における拡張時の斜
視図である。
【図2】図1に示す斜視図の上部の拡大図である。
【図3】図1に示す斜視図のスライド金具部分の拡大図
である。
【図4】本実施例に係る巻き取り板における収縮時の斜
視図である。
【図5】本実施例に係る巻き取り板を用いた巻き取り装
置の斜視図である。
【図6】本実施例において巻き取られる幅広の条材の断
面形状の模式図である。
【図7】図5に示した巻き取り装置の模式的な断面図で
ある。
【符号の説明】
11.(巻き取り板の固定外周部を構成する)本体下部 12.本体上部 20A.(巻き取り板の可動外周部を構成する)可動式
アーム 20B. 同 上 20C. 同 上 20D. 同 上 50.回転軸 64.回転部材 65.滑り板 100.巻き取り板 200.巻き取り装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土居 和文 静岡県磐田郡豊岡村松之木島767番地 同 和メタル株式会社内 Fターム(参考) 3F055 AA15 CA07 CA22 CA24 CA28 DA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線状材等を巻き取る際に用いられる円筒
    状の巻芯を、巻き取り装置の回転軸上へ設置するための
    略円盤状の巻き取り板であって、 前記巻き取り板の外周部分は、前記円筒状の巻芯の内周
    と接する固定外周部分と、拡縮動作が可能な可動外周部
    分とを有していることを特徴とする巻き取り板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の巻き取り板であって、 前記固定外周部分は、前記巻き取り板の全外周の半分以
    下を占めることを特徴とする巻き取り板。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の巻き取り板で
    あって、 前記可動外周部分は、前記円筒状の巻芯の内周と接する
    円弧を有する可動式アームを有し、 前記可動式アームが、前記拡縮動作をおこなうことを特
    徴とする巻き取り板。
  4. 【請求項4】 線状材等を円筒状の巻芯へ巻き取るため
    に用いられる線状材等の巻き取り装置であって、 所望の回転数で回転し回転トルクを発生する回転機と、 前記回転機に接続された回転軸と、 前記回転軸と伴に回転するよう前記回転軸上へ設けられ
    た回転部材と、 前記回転軸から回転自在に前記回転軸上へ設けられ、前
    記線状材等を巻き取るために用いられる巻芯を前記回転
    軸へ設置するための巻き取り板と、 前記回転部材と前記巻き取り板との間に設けられると伴
    に、前記回転軸から回転自在に前記回転軸上へ設けられ
    る滑り板とを有し、 前記回転部材と前記巻き取り板と前記滑り板とは、前記
    回転部材と前記滑り板との間、および前記滑り板と前記
    巻き取り板との間に適宜な摩擦力が発生するように、前
    記回転軸に沿った方向から適宜な力で押圧されており、 前記回転機からの回転トルクは、前記回転部材と前記滑
    り板との間、および前記滑り板と前記巻き取り板との間
    の摩擦力によって、前記巻き取り板へ伝達されることを
    特徴とする線状材等の巻き取り装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の線状材等の巻き取り装置
    であって、 請求項1から3のいずれかに記載の巻き取り板を、前記
    巻き取り板として用いることを特徴とする線状材等の巻
    き取り装置。
  6. 【請求項6】請求項4または5に記載の線状材等の巻き
    取り装置であって、 前記巻き取り板が、前記回転軸に2枚以上設置されてい
    ることを特徴とする線状材等の巻き取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100921203B1 (ko) 2009-03-02 2009-10-13 주식회사 미래기연 지관 슬립방지용 익스펜더링
CN106564772A (zh) * 2015-10-12 2017-04-19 佳陞科技有限公司 自动收料机

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