JPH0535963Y2 - - Google Patents

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JPH0535963Y2
JPH0535963Y2 JP1989056116U JP5611689U JPH0535963Y2 JP H0535963 Y2 JPH0535963 Y2 JP H0535963Y2 JP 1989056116 U JP1989056116 U JP 1989056116U JP 5611689 U JP5611689 U JP 5611689U JP H0535963 Y2 JPH0535963 Y2 JP H0535963Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は所定幅に切断された帯鋼板(以下、コ
イル鋼板という)の巻取ローラの改良に関する。
(従来の技術) 通常、所定幅に切断されたコイル鋼板は巻取ロ
ーラによつて巻き取られるが、従来、用いられて
いる巻取ローラは第3図に例示するような構造と
なつている。すなわち、巻取ローラ22は径方向
に拡縮可能な主軸11の周囲に巻取ローラブロツ
ク12,13,14が前記主軸11の拡縮に同動
して拡縮しうるようにローラ状に配装されてい
る。そして、前記巻取ローラブロツク12には巻
き取るべきコイル鋼板の先端部分(以下、単にコ
イル鋼板始端部Aという)を差込保持するための
溝部15が形成されており、この溝部15内にコ
イル鋼板始端部Aを差込んでから巻取ローラ22
を一方向に回転させることにより巻取ローラ22
にコイル鋼板をロール巻きする。その後、所定長
さまでコイル鋼板を巻取ローラ22に巻き取つた
後、主軸11の径を縮径させると、主軸11の周
りに配装されている巻取ローラブロツク12,1
3,14も主軸の縮径に同動して軸心方向に縮
む。すると、巻取ローラ22周面からロール巻さ
れたコイル鋼板内周面は僅かに離間し、巻取ロー
ラ22に対してロール巻されたコイル鋼板は遊嵌
状態となつて巻取ローラ22の主軸11から引き
抜きやすくなる。このように、ロール巻されたコ
イル鋼板が引き抜きやすい状態としてから、ロー
ル巻されたコイル鋼板を巻取ローラ22の軸方向
へ引き抜くことによりロール巻状のコイル鋼板を
主軸11の軸側方から抜き取るものである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述の巻取ローラによれば、溝
部15内に差込んだコイル鋼板始端部Aがコイル
鋼板の巻取時に外れやすく、他のなんらかの手段
で溝部15内から外れないように係止しておく必
要があり煩わしいものであつた。また、巻取ロー
ラ22の周りにロール巻状に巻き取つたコイル鋼
板を巻取ローラ22の軸方向端部から引き抜いて
取り外す際、巻き圧によつてコイル鋼板始端部A
が溝部15内に強く喰い込んで中々溝部15内か
ら引き抜けず、主軸11の収縮が不均一になると
いう欠点があり、その際に特殊な工具を使つてコ
イル鋼板始端部Aを溝部15内からこじり出して
いたが、必要以上に時間がかかつて簡単に取り外
しができず、爾後の巻取作業の能率低下を来し
た。更に、コイル鋼板始端部Aを溝部15内から
特殊な工具を使つてこじり出す際にコイル鋼板の
表面に傷が付くなどの問題の他、主軸11の収縮
量を大きくしてコイル鋼板始端部Aを外れやすく
する事も考えられたが、その場合は巻取ローラブ
ロツク12,13,14の間隙が広くなり過ぎて
ブロツクのエツジでコイル鋼板の表面に傷が付く
という問題もあつた。
本考案は上述の問題に鑑み考案されたものであ
つて、コイル鋼板始端部の巻取ローラに対する係
止が確実であつて、しかも巻取後のロール巻状の
コイル鋼板の取り外しが素早くかつ簡単におこな
うことができる巻取ローラを提供しようというも
のである。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案は径方向に
拡縮可能な主軸の周りに複数の円弧状ブロツクが
配装されたコイル鋼板巻取ローラにおいて、前記
円弧状ブロツクの一つにその長手方向に連続した
凹所を形成し、この凹所表面側に外周面が円弧状
ブロツクに合わせて円弧状に形成された固定片を
固着するとともに凹所内部に固定片に対して近接
離間自在に移動する押さえ可動片を内装すること
によつて両者間に斜方向に切込んでコイル鋼板始
端クランプ用の間隙を形成せしめ、前記の凹所両
端から前記押さえ可動片の下側に一対の楔状スラ
イド片を、軸方向に架設された回動軸に沿つて該
回動軸の回動操作により軸方向に押込可能に配装
し、これらの楔状スライド片の押込量如何によつ
て前記間隙寸法を調整できるようにしたことを特
徴とする。
(作用) しかして、本考案の構成によれば、コイル鋼板
の巻取にあたつて、周囲に配装した円弧状ブロツ
クと共に主軸を拡径して巻取ローラを拡径する。
ついで、コイル鋼板始端を表面円弧状の固定片と
押さえ片との間に形成されるコイル鋼板始端クラ
ンプ用の間隙内に差込んでから、左右両側から一
対の楔状スライド片を均等に押し込む。この楔状
スライド片の押込みによつて押さえ片は上方へ持
ち上げられて前記コイル鋼板始端部が円弧状固定
片に対して均圧的に圧接されて間隙内から抜けな
くなる。このように、コイル鋼板始端部を間隙内
に脱離不能にクランプして後、巻取ローラを駆動
源により回転させることによりコイル鋼板を所定
長さ分まで巻き取る。巻き取つたコイル鋼板を巻
取ローラから取り外すにあたつては、まず、左右
一対の楔状スライド片をそれぞれ外側へ引戻す
と、同楔状スライド片によつてコイル鋼板始端部
を圧接していた押さえ片は下降して前記間隙の間
隔寸法が拡がる。この間隙間隔が拡がると、間隙
内にクランプされていたコイル鋼板始端部が抜き
取りやすい状態となる。つぎに、主軸を縮径させ
ると、これに同動して主軸の周りに配装した複数
の円弧状ブロツクもすべて均等に軸心方向に窄ん
で縮径される。すると、ロール巻されたコイル鋼
板の最内周面は円弧状ブロツク内周面から僅かに
離間して遊嵌状態となるので前記ロール巻された
コイル鋼板は巻取ローラの軸方向側端部から抜き
取りやすくなる。かくして、巻取ローラからロー
ル巻されたコイル鋼板全体をその軸方向へ引き抜
くことにより効率的かつ簡単に巻取ローラからの
取り外しが可能となる。
(実施例) つぎに、本考案の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
第1図は本考案の巻取ローラを長手方向に対し
て直角に切断した場合の要部断面図、第2図は本
考案の巻取ローラを長手方向に切断した場合の要
部断面図である。
巻取ローラ1は径方向に拡縮可能な主軸2とそ
の周りに前記主軸2の拡縮に同動して拡縮しうる
ように配装された複数の円弧状ブロツク3a,3
b,3cとから成つている。そして、特に、円弧
状ブロツク3aにはその長手方向に凹所4が形成
されており、この凹所4表面側に外周面が円弧状
ブロツク3aの外周面と一致するように円弧状に
形成された固定片5が固着され、その下側内部に
は押さえ可動片6が固定片5に対して近接離間自
在となるように可動的に配装されていて、外周面
が円弧状の固定片5と押さえ可動片6との間には
コイル鋼板始端をクランプするための間隙7が形
成されている。この間隙7はブロツク外周面に対
して斜め方向となつている。また、前記押さえ可
動片6の下側には前記凹所4の左右両端から一対
の楔状スライド片8a,8bが軸方向に押込可能
に配装されている。更に、この楔状スライド片8
a,8bはいずれも凹所4の左右両端から内部に
配装されたあり溝体9a,9bに係合しつつスラ
イドするようになつており、これらの楔状スライ
ド片8a,8bには捩じ込み用の螺子10a,1
0bが螺着されている。なお、上記の螺子10a
は右ネジ、螺子10bは左ネジとなつているが、
図示するものの他、たとえば、楔状スライド片8
a,8bは押込手段は外部からの油圧手段によつ
て押込もしくは引抜きができるようにしても差し
支えない。また、拡縮可能な主軸2の拡縮手段は
公知手段によればよく、この主軸2の周りへの円
弧状ブロツク3a,3b,3cの配装手段も常套
手段によればよい。
かくして、上記の巻取ローラ1は主軸2を拡径
させるとれこれに円弧状ブロツク3a,3b,3
cが同動し拡径される。このように、まず、巻取
ローラ1全体の径を大きくしてからコイル鋼板の
巻取作業を開始する。巻取ローラ1の円弧状ブロ
ツクの一つである円弧状ブロツク3aの外周面か
ら斜方向に切込んだ間隙7内にコイル鋼板始端部
Aを差込み、左右から楔状スライド片8a,8b
を均等に捩じり込むと、押さえ可動片6が上昇し
て間隙7内に差し込んだ前記コイル鋼板始端部A
が円弧状固定片5の内側面に対して圧接状態で固
定されることになり、続いてコイル鋼板の巻取作
業をおこなうことができる。巻取後には、楔状ス
ライド片8a,8bを外側へ捩じり戻すと、押さ
え可動片6が下降して間隙7内の間隔を拡がり、
円弧状固定片5の内側面に対するコイル鋼板始端
部11の圧接状態が解除されて弛緩状態となる。
その後、主軸2の縮径により円弧状ブロツク3
a,3b,3cを縮径し巻取ローラ1全体の縮径
する。このように巻取ローラ1全体の径を縮めて
からロール巻されたコイル鋼板を巻取ローラ1か
らの取り外し作業にかかるのであるが、巻取ロー
ラ1の軸方向からロール巻状コイル鋼板を引き抜
くことによつて素早く簡単に巻取ローラ1から取
り外せる。
(考案の効果) 以上のように、本考案の巻取ローラはコイル鋼
板の巻取に際し、コイル鋼板始端部が抜けないよ
うにしつかりとクランプしておくことができるの
で、巻取作業中に前記コイル鋼板始端部が離脱す
るおそれなく安全に巻取作業が行え、巻取作業終
了後にはコイル鋼板始端をクランプを解除させ、
巻取ローラの径全体を縮径させることによつて巻
取ローラからその軸方向に容易に取り外せるの
で、作業能率が向上する。また、コイル鋼板始端
部のクランプ状態の解除に特殊工具等を用いるこ
となく行えるので、コイル鋼板に傷が付くおそれ
もなく、製品の品質保持上の点からも利点がある
だけではなく、巻取作業終了後のコイル鋼板始端
が外れやすくて巻取ローラの拡縮量を小さくする
事が出来、この点からのコイル鋼板表面の傷付き
を防ぐことが出来る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の巻取ローラを長手方向に対し
て直角に切断した場合の要部断面図、第2図は本
考案の巻取ローラを長手方向に切断した場合の要
部断面図、第3図は従来の巻取ローラを長手方向
に対して直角に切断した場合の要部断面図断面図
である。 1……巻取ローラ、2……主軸、3a,3b,
3c……円弧状ブロツク、4……凹所、5……円
弧状固定片、6……押さえ可動片、7……コイル
鋼板始端クランプ用の間隙、8a,8b……楔状
スライド片、9a,9b……あり溝、10a,1
0b……螺子、A……コイル鋼板始端部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 径方向に拡縮可能な主軸の回りに複数の円弧状
    ブロツクが配装されたコイル鋼板巻取ローラにお
    いて、前記円弧状ブロツクの一つにその長手方向
    に連続した凹所を形成し、この凹所表面側に外周
    面が円弧状ブロツクに合わせて円弧状に形成され
    た固定片を、凹所の一方の上縁とコイル鋼板始端
    挿入用間隙を設けて固着し、凹所内部に固定片に
    対して近接離間自在に移動する押さえ可動片を内
    装し、固定片と押さえ可動片とでコイル鋼板始端
    クランプ用間隙を形成せしめ、前記の凹所両端か
    ら前記押さえ可動片の下側に一対の楔状スライド
    片を、軸方向に架設された螺子棒に沿つて該螺子
    棒の回動操作により軸方向に押込可能に配装し、
    これらの楔状スライド片の押込量如何によつて前
    記のクランプ用間隙の寸法を調整できるよう構成
    してなり、 上記クランプ用間隙が上記挿入用間隙に連続し
    て凹所内部に斜め方向にのびるよう、固定片と押
    さえ可動片との対向面が斜面に形成されてなるこ
    とを特徴とするコイル鋼板巻取ローラ。
JP1989056116U 1989-05-16 1989-05-16 Expired - Lifetime JPH0535963Y2 (ja)

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JPH02147474U JPH02147474U (ja) 1990-12-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS546739Y2 (ja) * 1974-01-14 1979-03-30

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JPH02147474U (ja) 1990-12-14

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