JP2003291907A - 包装体の製造方法および竪型充填包装機 - Google Patents

包装体の製造方法および竪型充填包装機

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JP2003291907A
JP2003291907A JP2002099040A JP2002099040A JP2003291907A JP 2003291907 A JP2003291907 A JP 2003291907A JP 2002099040 A JP2002099040 A JP 2002099040A JP 2002099040 A JP2002099040 A JP 2002099040A JP 2003291907 A JP2003291907 A JP 2003291907A
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tubular film
shutter
pair
heat
filling
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Katsushi Iizuka
克司 飯塚
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Orihiro Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造後の包装体を加熱することなく、充填物
を保護するために十分な張りを筒状フィルムにもたせ
る。 【解決手段】 充填物45が投入された筒状フィルム4
0の充填物45の上方を一対のシャッターバー71で挟
んだ状態で、シャッター機構70を鉛直方向下向きに移
動させる。そして、筒状フィルム40を挟んだままの状
態の一対のシャッターバー71の上方で筒状フィルム4
0を幅方向に熱シールし、その熱シール部分を切断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、充填物を筒状フィ
ルム内に投入し、その筒状フィルムを熱シールすること
で、充填物が充填された包装体を製造する包装体の製造
方法および竪型充填包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の竪型充填包装機として
は、図7に示すように、充填物145を筒状フィルム1
40内に投入する投入パイプ110と、対向移動して筒
状フィルム140を挟み込み、この状態で回転すること
で、筒状フィルム140内に投入された充填物145を
分離するとともに、筒状フィルム140を下方に送る一
対のシゴキローラ111と、シゴキローラ111の下方
に配置され、筒状フィルム140を幅方向に熱シールし
切断する熱シール機構120とを有するものが知られて
いる。熱シール機構120は、筒状フィルム140を挟
んで対向移動される一対の部材121,122を有し、
一方の部材121にはヒータ(不図示)が内蔵され、他
方の部材122にはカッタ123が進退可能に設けられ
ている。
【0003】上記構成に基づき、まず、シゴキローラ1
11を開いた状態で、投入パイプ110から筒状フィル
ム140内に充填物145を充填する。このとき、充填
物145の種類によっては封入水を一緒に充填する。充
填終了後、シゴキローラ110を閉じて筒状フィルム1
40を押し潰すことによって充填物145を分割する。
その後、シゴキローラ110を回転させて筒状フィルム
140を下方に送る。これに伴って筒状フィルム140
には、充填物145が存在していない扁平部140aが
形成される。この扁平部140aが熱シール機構120
の間に達したら、筒状フィルム140の送りを停止さ
せ、熱シール機構120の各部材121,122を閉じ
る。そして、ヒータにより筒状フィルム140を熱シー
ルした後、カッタ123を前進させて熱シールした部分
を切断し、各部材121,122を開く。この一連の動
作を繰り返すことで、包装体が連続的に製造される。
【0004】充填物145を充填する場合には、包装体
に加わる外力から充填物145を保護するために、包装
体内に圧力を与えて張りをもたせることが好ましい。し
かし、シゴキローラ111で筒状フィルム140を挟む
だけでは、充填物(あるいは封入水)は抵抗の少ない上
方に逃げることになり、包装体に十分な圧力をもたせる
ことはできない。そこで従来は、筒状フィルム140に
熱収縮性フィルムを用い、上記のように製造した包装体
を加熱して筒状フィルム140を全体的に収縮させるこ
とで、包装体内に圧力を与えることが行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、包装体
内に充填されている充填物が生牡蠣や「もずく」のよう
な生ものである場合には、筒状フィルムを収縮させるた
めに加えられる熱によって充填物が変質してしまった
り、あるいは充填物の風味が低下したりしてしまうおそ
れがある。
【0006】また、上記の従来技術では、筒状フィルム
に比較的高価な熱収縮性フィルムを用いる必要があるこ
とに加え、包装体を加熱する工程が必要であることか
ら、包装体の製造コストが嵩んでしまう。
【0007】そこで本発明は、製造後の包装体を加熱す
ることなく、充填物を保護するために十分な張りを筒状
フィルムにもたせることができる包装体の製造方法およ
び竪型充填包装機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の包装体の製造方法は、充填物が充填された
包装体を製造する包装体の製造方法であって、充填物が
投入され、送り動作が停止された筒状フィルムの前記充
填物の上方を一対のシャッターバーで挟んだ状態で、該
一対のシャッターバーを鉛直方向に移動させ、前記筒状
フィルムを挟んだままの状態の前記一対のシャッターバ
ーの上方で前記筒状フィルムをその幅方向に熱シールす
る。
【0009】本発明の包装体の製造方法によれば、筒状
フィルム内に投入された充填物が、筒状フィルムを挟ん
だ状態で鉛直方向下向きに移動する一対のシャッターバ
ーによって絞り込まれ、筒状フィルム内が加圧されるの
で、筒状フィルムに張りが生じる。そして、筒状フィル
ム内の充填物を絞り込んでいる状態の一対のシャッター
バーの上方で筒状フィルムを幅方向に熱シールすること
で、筒状フィルムに張りをもたせた包装体を製造するこ
とができる。このように、本発明では、筒状フィルムに
熱収縮性フィルムを用いる必要がなく、したがって包装
体を加熱する工程が必要ないので、製造後の包装体を加
熱することなく、充填物を保護するために十分な張りを
筒状フィルムにもたせることが可能となる。
【0010】また、本発明の竪型充填包装機は、充填物
が充填された包装体を製造する竪型充填包装機であっ
て、筒状フィルムを挟むことが可能な一対のシャッター
バーを備え、充填物が投入され、送り動作が停止された
前記筒状フィルムの前記充填物の上方を前記一対のシャ
ッターバーで挟んだ状態で鉛直方向下向きに移動するシ
ャッター機構と、該シャッター機構が鉛直方向下向きに
移動した後に、前記筒状フィルムを挟んだままの状態の
前記一対のシャッターバーの上方で前記筒状フィルムを
その幅方向に熱シールする熱シール機構とを有する。
【0011】本発明の竪型充填包装機によれば、シャッ
ター機構と熱シール機構とによって上記本発明の包装体
の製造方法を実施することができ、製造後の包装体を加
熱することなく、充填物を保護するために十分な張りを
筒状フィルムにもたせた包装体を製造することが可能で
ある。
【0012】また、前記熱シール機構は、前記筒状フィ
ルムを間において対向配置され、互いに対向移動されて
前記筒状フィルムを加圧する一対の部材を有し、一方の
部材には前記筒状フィルムを熱シールするための加熱手
段が内蔵され、他方の部材には前記筒状フィルムを切断
するカッタが設けられている構成としてもよい。
【0013】さらに、前記熱シール機構は、前記一対の
部材に加え、前記筒状フィルムを基準として前記他方の
部材と同じ側に配置され、前記他方の部材が前記筒状フ
ィルムに対して後退することで回動して前記一方の部材
に対向する位置に移動されるヒーター受け部材と、前記
筒状フィルムを基準として前記一方の部材と同じ側に配
置され、前記一方の部材が前記筒状フィルムに対して後
退することで回動して前記他方の部材に対向する位置に
移動される、前記筒状フィルムの熱シールされた部位を
冷却するための冷却部材とを有している構成としてもよ
い。
【0014】また、前記シャッター機構は、前記熱シー
ル機構の前記一対の部材同士の間に前記筒状フィルムを
間において対向配置された一対のシャッタープレート
と、前記熱シール機構の前記各部材の下方にそれぞれ配
置され、前記シャッタープレートの下部が固定された一
対のシャッターブロックとを有し、前記シャッターバー
は、前記各シャッタープレートの上部の互いに対向する
位置にそれぞれ設けられており、前記一対のシャッター
ブロックは、互いに対向移動させられるとともに、鉛直
方向の上下に移動させられるように構成されていてもよ
い。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0016】(第1の実施形態)図1は、本発明の竪型
充填包装機の第1の実施形態の概略構成を示す図であ
る。
【0017】図1に示すように、筒状フィルム40は、
シート状のフィルムを製袋ガイド(不図示)によって筒
状とし、その合せ面を縦シール機(不図示)で熱シール
することによって形成されたものであり、その中空部に
は、その上方から、充填物45が投入される。このと
き、充填物45の種類によっては封入水も一緒に投入さ
れる。なお、図1では、筒状フィルム40の下端が後述
する熱シール機構20で予め熱シールされている状態を
示している。
【0018】筒状フィルム40の側方には、矢印Aのよ
うに対向移動して筒状フィルム40を挟み込む一対のシ
ゴキローラ11が、筒状フィルム40を間において対向
配置されている。さらに、シゴキローラ11は回転可能
に設けられており、シゴキローラ11で筒状フィルム4
0を挟み押し潰した状態で回転することで、筒状フィル
ム40を鉛直方向下向きに送る。
【0019】なお、筒状フィルム40を押し潰さずに送
ることができるように、シゴキローラ11の上方にも、
シゴキローラ11と同期して回転して筒状フィルム40
を送るフィルム送りローラ(不図示)が配置されてい
る。筒状フィルム40の送りは、シゴキローラ11を開
いた状態でフィルム送りローラのみによっても可能であ
るし、フィルム送りローラ及びシゴキローラ11によっ
ても可能である。
【0020】シゴキローラ11の下方には、筒状フィル
ム40をその幅方向に熱シールし、さらに熱シールした
部分を切断するための熱シール機構20が配置されてい
る。熱シール機構20は、筒状フィルム40を間におい
て対向配置されたヒーターバー21と受け部材22とを
有しており、それぞれ駆動手段(不図示)により筒状フ
ィルム40の送り方向と垂直な方向、すなわち水平方向
に対向移動する。
【0021】ヒーターバー21は電熱ヒータ等の加熱手
段(不図示)を内蔵しており、受け部材22はヒーター
バー21に対して進退可能に設けられたカッタ23を内
蔵している。受け部材22のヒーターバー21と対向す
る面には、加熱手段の駆動により半溶融状態となった筒
状フィルム40が受け部材22に付着するのを防止する
ために、シリコーンゴム22aが貼り付けられている。
一方、ヒーターバー21の、カッタ23と対向する部位
には、カッタ23が前進した際にカッタ23が侵入可能
な溝が形成されている。このように構成されたヒーター
バー21と受け部材22とで筒状フィルム40を挟んで
加圧し、加熱手段を駆動させることで、筒状フィルム4
0がその幅方向に熱シールされる。そして、カッタ23
を前進させることで、熱シールされた部分が切断され
る。
【0022】さらに、本実施形態の竪型充填包装機は、
筒状フィルム40に張りをもたせるためのシャッター機
構70を備えている。シャッター機構70は、熱シール
機構20のヒーターバー21と受け部材22との間に、
筒状フィルム40を間において対向配置された一対のシ
ャッタープレート72と、各シャッタープレート72の
上部に設けられたシャッターバー71と、熱シール機構
20のヒーターバー21と受け部材22の下方にそれぞ
れ配置され、シャッタープレート72の下部が固定され
た一対のシャッターブロック73とを有している。
【0023】各シャッターブロック73は、それぞれ駆
動手段(不図示)により、筒状フィルム40の送り方向
と垂直な方向すなわち水平方向に対向移動し、また、筒
状フィルム40の送り方向すなわち鉛直方向にも所定の
距離だけ移動するように構成されている。
【0024】また、各シャッターバー71は、筒状フィ
ルム40に接触した状態で移動するときにあまり大きな
摩擦力を生じないようにプラスチック素材等で構成され
ており、筒状フィルム40に接触する部分は丸みを帯び
ている。さらに、各シャッターバー71は、筒状フィル
ム40の横幅全体を挟み込むことができるように、筒状
フィルム40の幅よりも長めに形成されている。なお、
各シャッターバー71の表面には、筒状フィルム40と
の摩擦を少なくするために、ガラス繊維からなるテープ
部材(不図示)が貼り付けられていてもよい。
【0025】このように構成されたシャッター機構70
は、一対のシャッターブロック73を互いに近接させる
と、各シャッターバー71が筒状フィルム40を挟み込
む。そして、その状態を維持しつつシャッターブロック
73を鉛直方向下向きに移動させることで、筒状フィル
ム40内の充填物45が絞り込まれ、筒状フィルム40
に張りをもたせることができる。
【0026】次に、本実施形態の竪型充填包装機の動作
について、図1から図3を参照しつつ説明する。
【0027】まず、図1に示すように、シゴキローラ1
1、シャッター機構70、および熱シール機構20を開
いた状態で、筒状フィルム40内に充填物45を投入す
る。
【0028】その投入量が所定の量に達したら、充填物
45の投入を止め、図2(a)に示すように、シゴキロ
ーラ11を閉じ、筒状フィルム40を押し潰す。
【0029】シゴキローラ11を閉じたら、図2(b)
に示すように、シゴキローラ11を回転させて筒状フィ
ルム40を下降させる。これにより、筒状フィルム40
はしごかれつつ下方に送られ、筒状フィルム40には扁
平部40aが形成される。
【0030】充填物45の上部が熱シール機構20より
も低くなる位置まで筒状フィルム40が送られたら、筒
状フィルム40の送りを停止し、図2(c)に示すよう
に、シャッター機構70を閉じる。これにより、筒状フ
ィルム40の扁平部40aが一対のシャッターバー71
に挟まれる。
【0031】次に、図3(d)に示すように、一対のシ
ャッターバー71で筒状フィルム40の扁平部40aを
挟んだ状態で、シャッター機構70を所定の距離だけ鉛
直方向下向きに移動させる。このとき、筒状フィルム4
0は送り動作が停止されているので、シャッターバー7
1は筒状フィルム40の表面を滑り下りることとなる。
これにより、筒状フィルム40内の充填物45がシャッ
ターバー71によって絞り込まれ、筒状フィルム40内
が加圧されるので、筒状フィルム40に張りが生じる。
なお、シャッター機構70が所定の距離だけ下方に移動
した後には、シャッターバー71は熱シール機構20よ
りも下に位置するので、熱シール機構20の開閉動作を
妨げない。
【0032】その後、図3(e)に示すように、熱シー
ル機構20を閉じ、ヒーターバー21に内蔵された加熱
手段(不図示)を駆動して、筒状フィルム40を熱シー
ルする。
【0033】筒状フィルム40を熱シールしたら、図3
(f)に示すように、カッタ23を前進させ、熱シール
された部分を切断することによって、包装体41が得ら
れる。そして、熱シール機構20とシャッター機構70
を開いて包装体41を落下させる。
【0034】その後、シャッター機構70を元の高さま
で移動させ、シゴキローラ11を開き、次の充填物45
を筒状フィルム40の下端に投入すると、図1に示す状
態に戻る。そして、上記に説明した一連の工程を繰り返
すことで、図4に示すように全体的に張りをもった包装
体41が連続して製造される。
【0035】以上説明したように、本実施形態は、筒状
フィルム40内に投入された充填物45をシャッター機
構70で絞り込むことによって、得られる包装体41に
張りをもたせるように構成されている。そのため、熱収
縮フィルムを収縮させるために包装体を加熱する従来技
術とは異なり、包装体41内の充填物45が加熱される
ことはない。したがって、加熱により充填物45を変質
させたり、充填物45の風味を低下させたりするおそれ
がない。
【0036】また、本実施形態によれば、筒状フィルム
40に熱収縮性フィルムを用いる必要がなく、したがっ
て包装体41を加熱する工程が必要ないので、包装体4
1の製造コストを従来よりも低減することができる。
【0037】このように包装体41に張りを持たせるこ
とによって、包装体41は変形しにくくなり、包装体4
1の運搬時や店頭での陳列時に包装体41に外力が加わ
っても充填物45は外力から保護される。その結果、包
装後においても充填物45の損傷を防止することができ
る。
【0038】なお、包装体41に与えられる張りの強さ
は、シャッター機構70の鉛直方向への移動ストローク
量(上記の「所定の距離」)に大きく左右されるが、包
装体41に必要な張りの強さは、包装体41の内容量、
充填物45の種類、使用する筒状フィルム40の材質等
によって異なる。従って、これらに応じて張りの強さを
調節可能とするために、シャッターブロック73は、シ
ャッター機構70の鉛直方向への移動ストローク量を調
節できるように構成されていることが好ましい。
【0039】(第2の実施形態)図5は、本発明の竪型
充填包装機の第2の実施形態の概略構成を示す図であ
る。
【0040】本実施形態は、熱シール機構50の構成が
第1の実施形態と異なっている。その他のシゴキローラ
11およびシャッター機構70については第1の実施形
態と同様のものであるので第1の実施形態と同じ符号を
付し、その説明は省略する。以下に、熱シール機構50
について説明する。
【0041】図5に示すように、熱シール機構50は、
筒状フィルム40を間において互いのロッドを対向させ
て配置されている2つのシリンダ51,56を有してい
る。各シリンダ51,56は、それぞれ水平方向に対向
移動するスライダ(不図示)に固定されている。
【0042】一方のシリンダ51のロッドには、カッタ
54を進退可能に保持したカッタ保持板52が固定され
ている。また、そのシリンダ51には、後述するヒータ
ーバー57を受ける部材であるヒーターバー受け53
が、支持軸51aを中心に図示矢印B方向に回動自在に
設けられている。ヒーターバー受け53は、ばね(不図
示)により図示時計回りの方向に付勢されているが、ヒ
ーターバー受け53の先端部の位置は、後述するヒータ
ーバー57の位置とほぼ等しい高さ以下には回動しない
ように規制されている。カッタ保持板52の先端面及び
ヒーターバー受け53の先端面には、シリコーンゴム
(不図示)が貼り付けられている。
【0043】さらに、一方のシリンダ51のロッドには
カム55が設けられるとともに、ヒーターバー受け53
には、一方のシリンダ51のロッドを前進させたとき
に、そのロッドに設けられたカム55と当接するカム受
けローラ53aが設けられている。これにより、ロッド
が前進してカム受けローラ53aがカム55に乗り上げ
ると、ヒーターバー受け53は上記ばねの付勢力に抗し
て反時計回りに回動される構成となっている。
【0044】他方のシリンダ56のロッドには、電熱ヒ
ーター等の加熱手段(不図示)を内蔵したヒーターバー
57が固定されている。また、そのシリンダ56には、
カッタ保持板52を受ける部材である冷却バー58が、
支持軸56aを中心に図示矢印C方向に回動自在に設け
られている。冷却バー58は、ばね(不図示)により図
示反時計回りの方向に付勢されているが、冷却バー58
の先端部の位置は、カッタ保持板52の位置とほぼ等し
い高さ以下には回動しないように規制されている。冷却
バー58の先端面には、カッタ保持板52に保持された
カッタ54を前進させたときに、カッタ54が侵入可能
な溝が形成されている。
【0045】さらに、他方のシリンダ56のロッドには
カム59が設けられるとともに、冷却バー58には、他
方のシリンダ56のロッドを前進させたときに、そのロ
ッドに設けられたカム59と当接するカム受けローラ5
8aが設けられている。これにより、ロッドが前進して
カム受けローラ58aがカム59に乗り上げると、冷却
バー58は上記ばねの付勢力に抗して時計回りに回動さ
れる構成となっている。
【0046】次に、本実施形態の竪型充填包装機の動作
について説明する。ここで、筒状フィルム40内に充填
物45を投入してからシャッター機構70を閉じるまで
の動作は図1および図2(a)〜(c)を参照して説明
した第1の実施形態と同様であるので、以下では、その
後行われる熱シール機構50の動作について、図6を参
照しつつ説明する。
【0047】図6(a)に示すように、一対のシャッタ
ーバー71で筒状フィルム40の扁平部40aを挟んだ
状態で、シャッター機構70を所定の距離だけ鉛直方向
下向きに移動させ、筒状フィルム40内の充填物45を
シャッターバー71によって絞り込んで筒状フィルム4
0に張りをもたせたら、スライダの駆動により各シリン
ダ51,56を接近させていく。このとき、ヒーターバ
ー57を前進させ、ヒーターバー57とヒーターバー受
け53とを対向させておく。各シリンダ51,56を接
近させていくと、図6(b)に示すように、ヒーターバ
ー57とヒーターバー受け53とが閉じられる。ヒータ
ーバー57とヒーターバー受け53とが閉じられたら、
ヒーターバー57に内蔵されている加熱手段を駆動して
筒状フィルム40を熱シールする。
【0048】熱シールが終了したら、図6(c)に示す
ように、ヒーターバー57を後退させると同時に、カッ
タ保持板52を前進させる。これにより、冷却バー58
及びヒーターバー受け53はそれぞれ反時計回りに回動
し、冷却バー58はカッタ保持板52と対向する位置に
移動される一方、ヒーターバー受け53は冷却バー58
が前進される位置から退避される。その結果、今度は冷
却バー58とカッタ保持板52とで筒状フィルム40を
加圧することになる。この状態で、熱シールされた部分
を冷却し、さらにカッタ54を前進させて、熱シールさ
れた部分の切断を行う。
【0049】熱シールされた部分を切断したら、熱シー
ル機構50及びシャッター機構70を開き、切断された
包装体41を落下させる。このとき、カッタ保持板52
を後退させ、ヒーターバー受け53を元の位置に戻して
おく。
【0050】その後、シャッター機構70を元の高さま
で移動させ、シゴキローラ11を開き、次の充填物45
を筒状フィルム40の下端に投入すると、図1に示すよ
うな状態に戻る。そして、上記に説明した一連の工程を
繰り返すことで、全体的に張りをもった包装体が連続し
て製造される。
【0051】本実施形態では、第1の実施形態と同様の
効果に加え、筒状フィルム40の熱シールと、熱シール
された部分の冷却及び切断をそれぞれ別の手段で行うよ
うにしたので、筒状フィルム40の加熱、冷却、切断の
各工程を効率的に行うことができる。その結果、筒状フ
ィルム40の熱シール動作の高速化が達成される。
【0052】また、熱シールされた部分の切断時には、
カッタ54にはヒーターバー57ではなく冷却バー58
が対向されるので、ヒーターバー57にカッタ54のた
めの溝を形成する必要がなくなる。これによりシール幅
を小さくすることができ、1個当たりの包装体に使用さ
れるフィルムの量を少なくすることができる。さらに、
このようにシール幅を小さくすることで、包装体の外観
をすっきりさせることができるので、例えば包装体を陳
列棚に陳列するときに生じるかさばりを抑えることがで
きる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の包装体の
製造方法は、充填物が投入され、送り動作が停止された
筒状フィルムの充填物の上方を一対のシャッターバーで
挟んだ状態で、一対のシャッターバーを鉛直方向下向き
に移動させ、筒状フィルムを挟んだままの状態の一対の
シャッターバーの上方で筒状フィルムをその幅方向に熱
シールするので、製造後の包装体を加熱することなく、
充填物を保護するために十分な張りを筒状フィルムにも
たせることができる。
【0054】また、本発明の竪型充填包装機は、筒状フ
ィルムを挟むことが可能な一対のシャッターバーを備
え、充填物が投入され、送り動作が停止された筒状フィ
ルムの充填物の上方を一対のシャッターバーで挟んだ状
態で鉛直方向下向きに移動するシャッター機構と、シャ
ッター機構が鉛直方向下向きに移動した後に、筒状フィ
ルムを挟んだままの状態の一対のシャッターバーの上方
で筒状フィルムをその幅方向に熱シールする熱シール機
構とを有しているので、上記本発明の包装体の製造方法
を良好に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の竪型充填包装機の第1の実施形態の概
略構成を示す図である。
【図2】図1に示した竪型充填包装機の動作を説明する
ための図である。
【図3】図1に示した竪型充填包装機の動作を説明する
ための図である。
【図4】図1に示した竪型充填包装機により製造された
包装体を示す斜視図である。
【図5】本発明の竪型充填包装機の第2の実施形態の概
略構成を示す図である。
【図6】図5に示した竪型充填包装機の動作を説明する
ための図である。
【図7】従来の竪型充填包装機の概略構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
11 シゴキローラ 20,50 熱シール機構 21,57 ヒーターバー 22 受け部材 22a シリコーンゴム 23,54 カッタ 40 筒状フィルム 40a 扁平部 41 包装体 45 充填物 51,56 シリンダ 51a,56a 支持軸 52 カッタ保持板 53 ヒーターバー受け 53a,58a カム受けローラ 55,59 カム 58 冷却バー 70 シャッター機構 71 シャッターバー 72 シャッタープレート 73 シャッターブロック

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充填物が充填された包装体を製造する包
    装体の製造方法であって、 充填物が投入され、送り動作が停止された筒状フィルム
    の前記充填物の上方を一対のシャッターバーで挟んだ状
    態で、該一対のシャッターバーを鉛直方向下向きに移動
    させ、前記筒状フィルムを挟んだままの状態の前記一対
    のシャッターバーの上方で前記筒状フィルムをその幅方
    向に熱シールする、包装体の製造方法。
  2. 【請求項2】 充填物が充填された包装体を製造する竪
    型充填包装機であって、 筒状フィルムを挟むことが可能な一対のシャッターバー
    を備え、充填物が投入され、送り動作が停止された前記
    筒状フィルムの前記充填物の上方を前記一対のシャッタ
    ーバーで挟んだ状態で鉛直方向下向きに移動するシャッ
    ター機構と、 該シャッター機構が鉛直方向下向きに移動した後に、前
    記筒状フィルムを挟んだままの状態の前記一対のシャッ
    ターバーの上方で前記筒状フィルムをその幅方向に熱シ
    ールする熱シール機構とを有する竪型充填包装機。
  3. 【請求項3】 前記熱シール機構は、前記筒状フィルム
    を間において対向配置され、互いに対向移動されて前記
    筒状フィルムを加圧する一対の部材を有し、一方の部材
    には前記筒状フィルムを熱シールするための加熱手段が
    内蔵され、他方の部材には前記筒状フィルムを切断する
    カッタが設けられている、請求項2に記載の竪型充填包
    装機。
  4. 【請求項4】 前記熱シール機構は、前記一対の部材に
    加え、前記筒状フィルムを基準として前記他方の部材と
    同じ側に配置され、前記他方の部材が前記筒状フィルム
    に対して後退することで回動して前記一方の部材に対向
    する位置に移動されるヒーター受け部材と、前記筒状フ
    ィルムを基準として前記一方の部材と同じ側に配置さ
    れ、前記一方の部材が前記筒状フィルムに対して後退す
    ることで回動して前記他方の部材に対向する位置に移動
    される、前記筒状フィルムの熱シールされた部位を冷却
    するための冷却部材とを有している、請求項3に記載の
    竪型充填包装機。
  5. 【請求項5】 前記シャッター機構は、前記熱シール機
    構の前記一対の部材同士の間に前記筒状フィルムを間に
    おいて対向配置された一対のシャッタープレートと、前
    記熱シール機構の前記各部材の下方にそれぞれ配置さ
    れ、前記シャッタープレートの下部が固定された一対の
    シャッターブロックとを有し、 前記シャッターバーは、前記各シャッタープレートの上
    部の互いに対向する位置にそれぞれ設けられており、 前記一対のシャッターブロックは、互いに対向移動させ
    られるとともに、鉛直方向の上下に移動させられるよう
    に構成されている、請求項3または4に記載の竪型充填
    包装機。
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