JP3270349B2 - 充填包装方法及び竪型充填包装機 - Google Patents

充填包装方法及び竪型充填包装機

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JP3270349B2
JP3270349B2 JP34765696A JP34765696A JP3270349B2 JP 3270349 B2 JP3270349 B2 JP 3270349B2 JP 34765696 A JP34765696 A JP 34765696A JP 34765696 A JP34765696 A JP 34765696A JP 3270349 B2 JP3270349 B2 JP 3270349B2
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filling
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heat sealing
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克己 永井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、封入水とともに固
形状の充填物を筒状フィルムに投入し、その筒状フィル
ムを熱シールすることで、充填物が封入水とともに充填
された包装製品を製造する充填包装方法及び竪型充填包
装機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の竪型充填包装機として
は、図7に示すように、液状の充填物145を筒状フィ
ルム140に投入するための投入パイプ110と、対向
移動して筒状フィルム140を挟み込み、この状態で回
転することで、筒状フィルム140に投入された充填物
145を分離するとともに、筒状フィルム140を下方
に送る一対のシゴキローラ111と、シゴキローラ11
1の下方に配置され、筒状フィルム140を幅方向に熱
シールし切断する熱シール機構120とを有するものが
知られている。熱シール機構120は、筒状フィルム1
40を挟んで対向移動される一対の部材121,122
を有し、一方の部材121にはヒータ(不図示)が内蔵
され、他方の部材122にはカッタ123が進退可能に
設けられている。
【0003】上記構成に基づき、まず、シゴキローラ1
11を開いた状態で、投入パイプ110から筒状フィル
ム140内に充填物145を充填する。充填終了後、シ
ゴキローラ110を閉じて筒状フィルム140を押し潰
すことによって充填物145を分割する。その後、シゴ
キローラ110を回転させて筒状フィルム140を下方
に送る。これに伴って筒状フィルム140には、充填物
145が存在していない扁平部140aが形成される。
この扁平部140aが熱シール機構120の間に達した
ら、筒状フィルム140の送りを停止させ、熱シール機
構120の各部材121,122を閉じる。そして、ヒ
ータにより筒状フィルム140を熱シールした後、カッ
タ123を前進させて熱シールした部分を切断し、各部
材121,122を開く。この一連の動作を繰り返すこ
とで、包装体が連続的に生産される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の竪型充填包装機は、充填物が液状のもののみで構
成される場合には問題ないが、生牡蠣など、固形状の充
填物を封入水とともに包装する場合に問題がある。
【0005】一般的に、充填物を封入水とともに充填す
る場合には、包装体に加わる外力から充填物を保護する
ために、包装体内に封入水による圧力を与えて張りをも
たせることが多い。しかし、シゴキローラで筒状フィル
ムを挟むだけでは、封入水は抵抗の少ない上方に逃げる
ことになり、包装体に十分な圧力をもたせることはでき
ない。
【0006】また、食品の充填包装では、包装体内に空
気が混入すると、充填物が酸化したり腐敗しやすくなっ
てしまうため、包装体中に空気を混入させないことが重
要である。包装体中への空気の混入を防止する方法とし
て、シゴキローラによるしごき動作を行わずに、充填物
が投入されている部分を直接熱シール機構で挟んで加圧
及び加熱する「液中シール」と呼ばれる方法がある。し
かし、この方法でも、シゴキローラで筒状フィルムを挟
んだ場合と同様に、包装体に十分な圧力をもたせること
はできない。
【0007】さらに、充填物の中でも特に、生牡蠣の充
填包装においては、封入水とともに投入すると、投入の
過程で空気を抱き込み、しかもその空気が生牡蠣の表面
に存在している粘質物と混合されて壊れにくい気泡を作
る。その結果、生牡蠣に気泡による浮力が発生し、シゴ
キローラや熱シール機構を閉じたときに生牡蠣を噛み込
んでしまうことがある。また、生牡蠣を投入する際に、
生牡蠣の粘質物や内容成分が落下の衝撃で封入水中に溶
出し、牡蠣本来の味が失われるとともに、封入水が濁っ
て見た目も損なわれてしまう。
【0008】そこで本発明は、封入水とともに固形状の
充填物を充填包装するに際し、筒状フィルムに、充填物
を保護するために十分な張りをもたせることができる充
填包装方法および竪型充填包装機を提供することを主た
る目的とする。また本発明は、充填物の投入時に生じる
気泡による充填物の浮き上がりを防止してシゴキローラ
や熱シール機構への噛み込みを防止する充填包装方法お
よび竪型充填包装機を提供することを第2の目的とす
る。さらに本発明は、充填物の投入時に充填物に衝撃が
加わるのを抑える充填包装方法および竪型充填包装機を
提供することを第3の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の充填包装方法は、固形状の充填物が封入水とと
もに投入された筒状フィルムを前記封入水が存在する部
位で幅方向に熱シールする充填包装方法であって、前記
熱シールする部位の上方で前記筒状フィルムをその全幅
にわたって上下2箇所で側方から挟んで押圧した後、押
圧された箇所の間で前記筒状フィルム内に存在している
封入水および空気を吸引して前記筒状フィルムを密着さ
せるとともに、前記筒状フィルムに次回分の充填物およ
び封入水を投入し、前記熱シール後、前記筒状フィルム
の押圧を解除するものである。
【0010】本発明によれば、熱シールを行う際、熱
ールする部分の上方では筒状フィルムは閉塞されている
ため、熱シールする部分の間に存在する封入水の大部分
が下方に逃げることになる。従って、熱シールを行う部
分の下方では筒状フィルムに十分な張りが与えられる。
【0011】
【0012】さらに、熱シール後に筒状フィルムの押圧
を解除することによって、筒状フィルムの下端に次回分
の充填物および封入水が落下するが、熱シールする部分
の上方で筒状フィルムは密着状態となっているので、次
回分の充填物および封入水は密着状態の筒状フィルムを
押し開きながら落下してくる。これにより、充填物が落
下する際の空気の抱き込みが防止され、気泡が発生しな
いので、充填物に浮力は作用しない。しかも、充填物の
落下の際の衝撃が小さくなる。
【0013】本発明の竪型充填包装機は、固形状の充填
物が封入水とともに投入された筒状フィルムを側方から
挟んで押圧しつつ回転して鉛直方向に送るシゴキローラ
と、前記シゴキローラの下方に配置され、前記筒状フィ
ルムをその全幅にわたって側方から挟んで押圧するフィ
ルム押えと、前記フィルム押えの下方に配置され、前記
フィルム押えで前記筒状フィルムが押圧された状態で前
記筒状フィルムを前記封入水が存在する部位で幅方向に
熱シールする熱シール機構と、前記シゴキローラおよび
前記フィルム押えで前記筒状フィルムが押圧された状態
で、前記シゴキローラと前記フィルム押えとの間で前記
筒状フィルム内に存在している封入水および空気を吸引
して前記筒状フィルムを密着させる吸引手段とを有し、
前記シゴキローラによる前記筒状フィルムの押圧が解除
される前に、次回分の充填物および封入水が前記筒状フ
ィルムに投入されるものである。
【0014】本発明によれば、熱シール機構はその間に
存在する封入水を上下に押し分けながら筒状フィルムを
加圧するが、その際、熱シール機構の上方はフィルム押
えによって閉塞されているため、熱シール機構の間の封
入水の大部分が熱シール機構の下方に逃げ、熱シール機
構の下方で筒状フィルムに十分な張りが与えられる。
【0015】
【0016】また、筒状フィルムのシゴキローラとフィ
ルム押えとで押圧された部分は吸引手段で封入水および
空気が吸引されて密着状態となっており、シゴキローラ
の上方には次回分の充填物が封入水とともに投入されて
いる。ここで、シゴキローラおよびフィルム押えによる
筒状フィルムの押圧を解除すると、次回分の充填物およ
び封入水は密着状態の筒状フィルムを押し開きながら落
下する。これにより、充填物が落下する際の空気の抱き
込みが防止され、気泡が発生しないので、充填物には浮
力は作用しない。しかも、充填物の落下の際の衝撃が小
さくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0018】(第1の実施形態)図1は、本発明の竪型
充填包装機の第1の実施形態の概略構成を示す図であ
る。
【0019】図1において、筒状フィルム40は、シー
ト状のフィルムを製袋ガイド(不図示)によって筒状と
し、その合せ面を縦シール機(不図示)で熱シールする
ことによって形成されたもので、その中空部には、その
上方から、固形状の充填物45が封入水とともに投入さ
れる。なお、図1では、筒状フィルム40の下端が後述
する熱シール機20で予め熱シールされている状態を示
している。
【0020】筒状フィルム40の側方には、矢印Aのよ
うに対向移動して筒状フィルム40を挟み込む一対のシ
ゴキローラ11が、筒状フィルム40を間において対向
配置される。さらに、シゴキローラ11は回転可能に設
けられ、シゴキローラ11で筒状フィルム40を挟み押
し潰した状態で回転することで、筒状フィルム40を鉛
直方向下向きに送る。
【0021】なお、筒状フィルム40を押し潰さずに送
ることができるように、シゴキローラ11の上方にも、
シゴキローラ11と同期して回転して筒状フィルム40
を送るフィルム送りローラ(不図示)が配置されてい
る。筒状フィルム40の送りは、シゴキローラ11を開
いた状態でフィルム送りローラのみによっても可能であ
るし、フィルム送りローラ及びシゴキローラ11によっ
ても可能である。
【0022】シゴキローラ11の下方には、筒状フィル
ム40を幅方向に熱シールし、さらに熱シールした部分
を切断するための熱シール機構20が配置される。熱シ
ール機構20は、筒状フィルム40を間において対向配
置されたヒーターバー21と受け部材22とを有し、そ
れぞれ駆動手段(不図示)により筒状フィルム40の送
り方向と垂直な方向すなわち水平方向に対向移動され
る。
【0023】ヒーターバー21は電熱ヒータ等の加熱手
段(不図示)を内蔵しており、受け部材22はヒーター
バー21に対して進退可能に設けられたカッタ23を内
蔵している。受け部材22のヒーターバー21と対向す
る面には、加熱手段の駆動により半溶融状態となった筒
状フィルム40が受け部材22に付着するのを防止する
ために、シリコーンゴム22aが貼り付けられている。
一方、ヒーターバー21の、カッタ23と対向する部位
には、カッタ23が前進した際にカッタ23が侵入可能
な溝が形成されている。
【0024】これらヒーターバー21と受け部材22と
で筒状フィルム40を挟んで加圧し、加熱手段を駆動さ
せることで、筒状フィルム40がその幅方向に熱シール
される。そして、カッタ23を前進させることで、熱シ
ールされた部分が切断される。
【0025】シゴキローラ11と熱シール機構20との
間には、熱シール機構20での熱シールの際に、熱シー
ルされる部分の上方で筒状フィルム40をその全幅にわ
たって挟んで押圧する一対のフィルム押え板12が配置
されている。各フィルム押え板12は、それぞれ熱シー
ル機構20のヒーターバー21を支持する部材及び受け
部材22を支持する部材に取り付けられており、熱シー
ル機構20の駆動手段の駆動によりヒーターバー21及
び受け部材22とともに対向移動される。各フィルム押
え板12の先端面には、筒状フィルム40を押圧したと
きに筒状フィルム40の損傷を防止するため、シリコー
ンゴム12aが貼り付けられている。
【0026】各フィルム押え板12の間隔は、ヒーター
バー21と受け部材22との間隔よりも小さく、ヒータ
ーバー21と受け部材22とを接近させると、フィルム
押え板12は熱シール機構20よりも先に筒状フィルム
40を押圧する。
【0027】各フィルム押え板12は、その移動方向に
遊びを持たせて支持されており、圧縮コイルばね等の付
勢手段(不図示)により互いに接近する向きに付勢され
ている。これにより、各フィルム押え板12で筒状フィ
ルム40を押圧した後、さらに熱シール機構20の駆動
手段を駆動させると、ヒーターバー21及び受け部材2
2はそれぞれ付勢手段の付勢力に抗して接近し、筒状フ
ィルム40を押圧する構成となっている。このときフィ
ルム押え板12には付勢手段の付勢力が作用しており、
フィルム押え板12はこの付勢力で筒状フィルム40を
押圧する。
【0028】さらに、筒状フィルム40の中空部には、
フィルム押え板12を閉じたときにフイルム押え板12
の上方に存在している封入水を吸引する吸引ノズル10
が配置されている。吸引ノズル10は、上端が吸引装置
(不図示)に接続されたパイプ状の部材であり、その下
端はフィルム押え12の直上に位置する。このように、
吸引ノズル10はシゴキローラ11の間に配置されるこ
とになるので、吸引ノズル10があってもシゴキローラ
11を閉じることができるようにするために、図2に示
すように、少なくとも一方のシゴキローラ11には、そ
の外周面の軸方向中央部に、周方向に沿った溝11aが
全周にわたって形成されている。
【0029】次に、本実施形態の竪型充填包装機の動作
について、図3および図4を参照しつつ説明する。
【0030】まず、図1に示すように、シゴキローラ1
1、フィルム押え板12および熱シール機構20を開い
た状態で、筒状フィルム40内に、固形状の充填物45
を封入水とともに投入する。
【0031】その投入量が所定の量に達したら、充填物
45の投入を止め、図3(a)に示すように、シゴキロ
ーラ11を閉じ、筒状フィルム40を押し潰す。この
際、充填物45の投入高さが、シゴキローラ11で筒状
フィルム40を挟む位置よりも低い場合には、そのまま
シゴキローラ11を閉じるが、高い場合には、筒状フィ
ルム40は、シゴキローラ11を閉じても充填物45が
シゴキローラ11で挟まれない位置まで降下されてい
る。つまり、筒状フィルム40は、その内部に投入され
た充填物45の高さよりも高い部位がシゴキローラ11
で押し潰されるので、シゴキローラ11を閉じることに
よって充填物45が挟まれることはない。封入水の位置
は、シゴキローラ11で筒状フィルム40を挟む位置よ
り高くても構わない。
【0032】シゴキローラ11を閉じたら、図3(b)
に示すように、シゴキローラ11を回転させて筒状フィ
ルム40を下降させる。これにより、筒状フィルム40
はしごかれつつ下方に送られ、筒状フィルム40には扁
平部40aが形成される。
【0033】充填物45が熱シール機構20よりも低く
なり、かつ、封入水が熱シール機構20の間に存在する
位置まで筒状フィルム40が送られたら、筒状フィルム
40の送りを停止し、熱シール機構20の駆動を利用し
て、図3(c)に示すように、フィルム押え板12を閉
じる。この際フィルム押え板12は、その間に存在する
封入水を上下に押し分けながら閉じられ、封入水の一部
はシゴキローラ11とフィルム押え板12との間に閉じ
込められる。
【0034】さらに熱シール機構20を駆動していく
と、次に熱シール機構20が閉じられるが、その前に、
図4(d)に示すように、筒状フィルム40に次回分の
充填物45’を封入水とともに投入する。このときシゴ
キローラ11は閉じているので、投入された充填物4
5’および封入水はシゴキローラ11より下方には落下
しない。また、それと同時に、吸引ノズル10によりシ
ゴキローラ11とフィルム押え板12との間の封入水を
吸引し、シゴキローラ11とフィルム押え板12との間
で筒状フィルム40を密着状態にする。このとき、充填
物45の投入の際に巻込んだ空気がある場合には、その
空気も吸引される。
【0035】その後、図4(e)に示すように、熱シー
ル機構20が閉じられ、筒状フィルム40が熱シールさ
れる。このとき、熱シール機構20の間には封入水が存
在しており、熱シール機構20は、その封入水を上下に
押し分けながら筒状フィルム40を加圧する。ここで、
熱シール機構20の上方はフィルム押え板12によって
閉塞されているため、熱シール機構20の間の封入水は
大部分が熱シール機構20の下方に逃げることになる。
従って、熱シール機構20の下方で筒状フィルム40に
十分な張りをもたせた状態で熱シールを行うことができ
る。また、封入水が存在している部位を熱シールしてい
るので、熱シールされた部分よりも下方に空気が混入す
ることがない。
【0036】筒状フィルム40を熱シールしたら、図4
(f)に示すように、カッタ23を前進させ、熱シール
された部分を切断し、これによって包装体41が得られ
る。そして、熱シール機構20を開いて包装体41を落
下させるとともに、シゴキローラ11およびフィルム押
え板12を開き、後から投入した充填物45’を封入水
とともに筒状フィルム40の下端に落下させる。
【0037】このとき次回分の充填物45’と封入水
は、密着状態の筒状フィルム40を押し開きながら落下
するので、落下の際に充填物45’に加わる衝撃が小さ
くなり、充填物45’の損傷を最小限に抑えることがで
きる。特に、充填物45’が生牡蠣である場合には、生
牡蠣の周囲の粘質物や内容成分の封入水への溶出量を極
めて少なくし、生牡蠣とともに封入される封入水の濁り
を抑制することができる。しかも、落下の際に気泡を抱
き込むこともなくなり、生牡蠣に浮力が発生するのを防
止することができるので、フィルム押え板12や熱シー
ル機構20を閉じた際に生牡蠣を噛み込むことがなくな
る。
【0038】充填物45’を落下させたら、上述した一
連の工程を繰り返し、これにより、張りがあり、空気の
混入がなく、しかも充填物45(45’)の損傷がない
包装体41を連続生産する。
【0039】以上説明したように、包装体41に張りを
持たせることによって、包装体41は変形しにくくな
り、包装体41の運搬時や店頭での陳列時に包装体41
に外力が加わっても充填物45は外力から保護される。
その結果、包装後においても充填物45の損傷が防止さ
れる。
【0040】また、シゴキローラ11とフィルム押え板
12との間の封入水を吸引ノズル10で吸引することに
より、上述したように筒状フィルム40を密着状態とし
て充填物45の落下の際の衝撃を和らげることができる
他に、熱シール後に筒状フィルム40に残る封入水を少
なくすることができる。
【0041】包装体41に空気を混入させないようにす
るためには、封入水が存在している部位を熱シールする
必要があるので、熱シールされた部位よりも上方には封
入水が必ず残ることになる。残った封入水は次回の包装
工程で生産される包装体41に封入され、さらにこの包
装工程で残った封入水が次回の包装工程で生産される包
装体41に封入される。従って、1回の包装工程では殆
ど分からないような封入水の濁りが、長時間の生産を続
けることによって僅かずつではあるが濃度を増し、見た
目にも識別できるようになってくる。
【0042】そこで、本実施形態のように、シゴキロー
ラ11とフィルム押え板12との間の封入水を吸引し、
余分な封入水をできるだけ少なくすることで、封入水の
濁りをより効果的に抑制することができる。
【0043】本実施形態では、各フィルム押え板12を
それぞれ熱シール機構20を支持する部材に取り付け、
熱シール機構20の移動とともに移動する例で示した
が、熱シール機構20とは独立して移動する構成として
もよい。また、包装体41に与えられる張りの強さは、
フィルム押え板12と熱シール機構20との上下方向に
おける間隔が大きく影響するが、包装体41に必要な張
りの強さは、包装体41の内容量、充填物45の種類、
使用する筒状フィルム40の材質等によって異なる。従
って、これらに応じて張りの強さを調節可能とするため
に、フィルム押え板12を上下方向に移動可能に設けて
もよい。
【0044】さらに、充填物45の噛み込みを確実に防
止するため、熱シール機構20の下方に、充填物45が
通過できない間隔を開けて閉じられるシャッタ(不図
示)を設けることもできる。この場合、充填物45が投
入された筒状フィルム40は、充填物45がシャッタよ
りも下方に位置するまで送られた後、シャッタが閉じら
れ、筒状フィルム40が上方に送られる。筒状フィルム
40が上方に送られると、シャッタの間からは封入水の
みが熱シール機構20の間に押し出される。以降は、フ
ィルム押え板12を閉じ、上述した動作を行えばよい。
これにより、充填物の比重が封入水より小さいものであ
っても、熱シール機構20を閉じたときの充填物45の
噛み込みが確実に防止され、しかも、シャッタの下方に
は張りが生じている。またこの場合、熱シール機構20
が完全に閉じられる直前にシャッタを開くことで、最も
きれいな張りを作ることができる。
【0045】(第2の実施形態)図5は、本発明の竪型
充填包装機の第2の実施形態の概略構成を示す図であ
る。
【0046】本実施形態は、熱シール機構50の構成が
第1の実施形態と異なっている。その他のシゴキローラ
11およびフィルム押え板12については第1の実施形
態と同様のものであるので第1の実施形態と同じ符号を
付し、その説明は省略する。以下に、熱シール機構50
について説明する。
【0047】図5において、筒状フィルム40を間にお
いて、2つのシリンダ51,56が互いのロッドを対向
させて配置されている。各シリンダ51,56は、それ
ぞれ水平方向に対向移動するスライダ(不図示)に固定
されている。なお、各フィルム押え板12は、それぞれ
シリンダ51,56あるいはスライダに取り付けられ
る。
【0048】一方のシリンダ51のロッドには、カッタ
54を進退可能に保持したカッタ保持板52が固定され
ている。また、そのシリンダ51には、後述するヒータ
ーバー57を受ける部材であるヒーターバー受け53
が、支持軸51aを中心に図示矢印B方向に回動自在に
設けられている。ヒーターバー受け53は、ばね(不図
示)により図示時計回りの方向に付勢されているが、ヒ
ーターバー受け53の先端部の位置は、後述するヒータ
ーバー57の位置とほぼ等しい高さ以下には回動しない
ように規制されている。カッタ保持板52の先端面及び
ヒーターバー受け53の先端面には、シリコーンゴムが
貼り付けられている。
【0049】さらに、一方のシリンダ51のロッドには
カム55が設けられるとともに、ヒーターバー受け53
には、一方のシリンダ51のロッドを前進させたとき
に、そのロッドに設けられたカム55と当接するカム受
けローラ53aが設けられている。これにより、ロッド
が前進してカム受けローラ53aがカム55に乗り上げ
ると、ヒーターバー受け53は上記ばねの付勢力に抗し
て反時計回りに回動される構成となっている。
【0050】他方のシリンダ56のロッドには、電熱ヒ
ーター等の加熱手段(不図示)を内蔵したヒーターバー
57が固定されている。また、そのシリンダ56には、
カッタ保持板52を受ける部材である冷却バー58が、
支持軸56aを中心に図示矢印C方向に回動自在に設け
られている。冷却バー58は、ばね(不図示)により図
示反時計回りの方向に付勢されているが、冷却バー58
の先端部の位置は、カッタ保持板52の位置とほぼ等し
い高さ以下には回動しないように規制されている。冷却
バー58の先端面には、カッタ保持板52に保持された
カッタ54を前進させたときに、カッタ54が侵入可能
な溝が形成されている。
【0051】さらに、他方のシリンダ56のロッドには
カム59が設けられるとともに、冷却バー58には、他
方のシリンダ56のロッドを前進させたときに、そのロ
ッドに設けられたカム59と当接するカム受けローラ5
8aが設けられている。これにより、ロッドが前進して
カム受けローラ58aがカム59に乗り上げると、冷却
バー58は上記ばねの付勢力に抗して時計回りに回動さ
れる構成となっている。
【0052】次に、本実施形態の竪型充填包装機の動作
について説明する。ここで、フィルム押え板12を閉
じ、シゴキローラ11の上方に充填物を投入するととも
に、フィルム押え板12とシゴキローラ11との間の封
入水を吸引ノズル10で吸引するまでの動作と、筒状フ
ィルム40の切断以降の動作は第1の実施形態と同様で
あるので、以下には、熱シール機構50の動作につい
て、図6を参照しつつ説明する。
【0053】図6(a)に示すように、フィルム押え板
12を閉じ、充填物45’を投入するとともに吸引ノズ
ル10により封入水を吸引したら、スライダの駆動によ
り各シリンダ51,56を接近させていく。このとき、
ヒーターバー57を前進させ、ヒーターバー57とヒー
ターバー受け53とを対向させておく。各シリンダ5
1,56を接近させていくと、図6(b)に示すよう
に、ヒーターバー57とヒーターバー受け53とが閉じ
られ、筒状フィルム40が加圧される。
【0054】ヒーターバー57とヒーターバー受け53
とを閉じることにより、両者間に存在している封入水は
上下に押し分けられるが、上方はフィルム押え板12で
閉塞されているため封入水の大部分は下方に逃げること
になる。これにより、ヒーターバー57とヒーターバー
受け53とで加圧された部位の下方には、十分な張りが
得られる。ヒーターバー57とヒーターバー受け53と
が閉じられたら、ヒーターバー57に内蔵されている加
熱手段を駆動して筒状フィルム40を熱シールする。
【0055】熱シールが終了したら、図6(c)に示す
ように、ヒーターバー57を後退させると同時に、カッ
タ保持板52を前進させる。これにより、冷却バー58
及びヒーターバー受け53はそれぞれ反時計回りに回動
し、冷却バー58はカッタ保持板52と対向する位置に
移動される一方、ヒーターバー受け53は冷却バー58
が前進される位置から退避される。その結果、今度は冷
却バー58とカッタ保持板52とで筒状フィルム40を
加圧することになる。この状態で、熱シールされた部分
を冷却し、さらにカッタ54を前進させて、熱シールさ
れた部分の切断を行う。
【0056】熱シールされた部分を切断したら、熱シー
ル機構50及びフィルム押え板12を開き、切断された
包装体41を落下させる。このとき、カッタ保持板52
を後退させ、ヒーターバー受け53を元の位置に戻して
おく。そして、シゴキローラ11を開き、次回分の充填
物45’を落下させ、一連の工程を繰り返すことで、包
装製品41を連続して生産することができる。
【0057】本実施形態では、第1の実施形態と同様の
効果に加え、筒状フィルム40の熱シールと、熱シール
された部分の冷却及び切断をそれぞれ別の手段で行うよ
うにしたので、筒状フィルム40の加熱、冷却、切断の
各工程を効率的に行うことができる。その結果、筒状フ
ィルム40の熱シール動作の高速化が達成される。
【0058】また、熱シールされた部分の切断時には、
カッタ54にはヒーターバー57ではなく冷却バー58
が対向されるので、ヒーターバー57にカッタ54のた
めの溝を形成する必要がなくなる。これによりシール幅
を小さくすることができ、1個当たりの包装製品41に
使用されるフィルムの量を少なくすることができる。
【0059】本実施形態においても、第1の実施形態と
同様に、フィルム押え板12を上下方向に移動可能に設
けてもよいし、熱シール機構50の下方にシャッタを設
けてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、熱シール
する部位の上方で筒状フィルムをその全幅にわたって挟
んで押圧した状態で熱シールを行うことにより、包装体
に、内部の充填物を保護するのに十分な張りを与えるこ
とができる。
【0061】また、熱シールする部位の上方で筒状フィ
ルムを密着させておき、この密着状態となった部分を通
して充填部を落下させることで、充填物が落下する際に
気泡が発生せず、充填物に作用する浮力の発生を防止で
きるので、結果的に、熱シールの際の充填物の噛み込み
を防止することができる。しかも、落下の際の充填物の
衝撃が抑えられ、充填物の損傷を防止することができ
る。さらに、筒状フィルムを熱シールする部位の上方を
上下2箇所で挟み、この間に存在する封入水および空気
を吸引することで、熱シール後に筒状フィルムに残る封
入水を少なくすることができ、充填物から溶出する物質
による封入水の濁りを効果的に抑制することができる。
【0062】この場合、熱シールを行う熱シール機構の
下方にシャッタを配置し、このシャッタで充填物の浮き
上がりを規制することで、充填物の比重が封入水よりも
小さい場合であっても確実に充填物の噛み込みを防止す
ることができる。また、筒状フィルムを押圧するフィル
ム抑えを上下方向に移動可能に設けることで、包装体に
与える張りの強さを充填物の種類等に応じて調整するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の竪型充填包装機の第1の実施形態の概
略構成を示す図である。
【図2】図1に示した竪型充填包装機のシゴキローラの
概略斜視図である。
【図3】図1に示した竪型充填包装機の動作を説明する
ための図である。
【図4】図1に示した竪型充填包装機の動作を説明する
ための図である。
【図5】本発明の竪型充填包装機の第2の実施形態の概
略構成を示す図である。
【図6】図5に示した竪型充填包装機の動作を説明する
ための図である。
【図7】従来の竪型充填包装機の概略構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 吸引ノズル 11 シゴキローラ 12 フィルム押え板 20,50 熱シール機構 21,57 ヒーターバー 22 受け部材 23,54 カッタ 40 筒状フィルム 45 充填物 52 カッタ保持板 53 ヒーターバー受け 58 冷却バー

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固形状の充填物が封入水とともに投入さ
    れた筒状フィルムを前記封入水が存在する部位で幅方向
    に熱シールする充填包装方法であって、 前記熱シールする部位の上方で前記筒状フィルムをその
    全幅にわたって上下2箇所で側方から挟んで押圧した
    後、 押圧された箇所の間で前記筒状フィルム内に存在してい
    る封入水および空気を吸引して前記筒状フィルムを密着
    させるとともに、前記筒状フィルムに次回分の充填物お
    よび封入水を投入し、 前記熱シール後、前記筒状フィルムの押圧を解除する充
    填包装方法。
  2. 【請求項2】 固形状の充填物が封入水とともに投入さ
    れた筒状フィルムを側方から挟んで押圧しつつ回転して
    鉛直方向に送るシゴキローラと、前記 シゴキローラの下方に配置され、前記筒状フィルム
    をその全幅にわたって側方から挟んで押圧するフィルム
    押えと、 前記フィルム押えの下方に配置され、前記フィルム押え
    で前記筒状フィルムが押圧された状態で前記筒状フィル
    ムを前記封入水が存在する部位で幅方向に熱シールする
    熱シール機構と、 前記シゴキローラおよび前記フィルム押えで前記筒状フ
    ィルムが押圧された状態で、前記シゴキローラと前記フ
    ィルム押えとの間で前記筒状フィルム内に存在している
    封入水および空気を吸引して前記筒状フィルムを密着さ
    せる吸引手段とを有し、 前記シゴキローラによる前記筒状フィルムの押圧が解除
    される前に、次回分の充填物および封入水が前記筒状フ
    ィルムに投入される竪型充填包装機。
  3. 【請求項3】 前記熱シール機構の下方に、前記充填物
    が通過できない間隔を開けて閉じられるシャッタが配置
    され、 前記充填物が前記シャッタの下方に位置するまで前記筒
    状フィルムが下方に送られた後、前記シャッタが閉じら
    れ、前記シャッタが閉じられた後、前記筒状フィルムが
    上方に送られて、前記封入水が前記シャッタの間から前
    記熱シール機構の間に押し出される請求項に記載の竪
    型充填包装機。
  4. 【請求項4】 前記フィルム押えが上下方向に移動可能
    に設けられている請求項2または3に記載の竪型充填包
    装機。
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