JP7015505B2 - 縦型製袋充填包装機 - Google Patents

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Description

この発明は、充填筒を囲んで縦送りされ且つ当該充填筒を通して包装物である製品が投入される筒状包装材を横シール装置によって横方向にシールすることにより前記製品を包装した袋包装体を製造する縦型製袋充填包装機において、前記製品が前記横シール装置に噛み込まれるのを防止することを図った縦型製袋充填包装機に関する。
縦型製袋充填包装機は、充填筒を囲んで縦送りされ且つ当該充填筒を通して包装物としての製品が投入される筒状包装材を横シール装置によって横方向にシールすることにより前記製品を包装した袋包装体を連続して高速で製造することができる包装機である。しかしながら、横シール装置は、二つの対向配置された横シール部材で筒状包装材を横方向に挟み込んで加圧・加熱することで前記筒状包装材に横シールを施しているので、製品が筒状包装材内を底方に向って充分に沈み込まないときには、製品を横シール部材間に噛み込む事態となるという大きな問題がある。
そこで、従来、そうした横シール装置による製品の噛み込みを防止する対策として、横シール部材を上下させることで、袋の上部に「しごき動作」を行わせて袋上部に残る可能性のある製品を袋内に押し込むことや、横シール装置の上方位置にシャッタ装置を設けて製品を横シール装置の上方にとどめてそれ以上落下するのを阻止することで、袋上部のシール予定領域に製品が存在しない状態とすることが行われている。
しかしながら、包装物の落下時間のバラつきによっては、製品がシャッタ装置を通り抜けて横シール装置の方へと落下するのを回避し切れないことがある。そうした場合には、横シール装置において製品の噛込みの発生を完全に防ぐことができない。
本出願人は、横シール時間をなるべく長く取ることを可能にしたボックスモーション型横シールを行う縦型製袋充填包装機を提案している(一例として特許文献1参照)。ボックスモーション型横シールを行う縦型製袋充填包装機の一例が図7に、またその横シール・カッタ装置の詳細が図8に示されている。図7に示すように、縦型製袋充填包装機60においては、帯状包装材Fwは、フォーマ61に導かれて、包装すべき製品が投入される充填筒62を包むように曲成され、更にフォーマ61の前側で両側縁部分fe,feが例えば合掌状に重ね合わされ、重ね合わされた両側縁部分fe,feが縦シール装置63によって縦シールが施されることで、筒状包装材Ftに形成される。筒状包装材Ftは、充填筒62の後方側面に設けられた包装材送り装置64により引き下ろされて充填筒62の下方へ紙送りされ、その後、横シール・カッタ装置67によって、横シールが施されるとともに当該横シールの部位でカットされて完成製品である袋包装体Bpが製造される。
筒状包装材Ftは、充填筒62の後方側面に設けられた一つの包装材送り装置64と、縦シール装置63の上方及び下方に近接して設けられた二対の送りローラ対65,66と協働して、下方に紙送りされるが、これに代えて、充填筒62の横方両側面にそれぞれ配設されて同期して作動する吸引ベルト装置のような包装材送り装置によって、紙送りされてもよい。また、横シール・カッタ装置67は、上下方向には固定(不動)位置でシールするものもあるが、シール時間を長くするため(イ)に示す如くボックスモーションを行うものも良く知られている。該ボックスモーションとは、包装材の送りを止めずに、横シール・カッタ装置67をその軌跡のうち(ロ)の直線部分で筒状包装材Ftの流れと同期して下方に一緒に移動させるための動作である。即ち、(ロ)の直線部分でヒータによるシールが継続されるので、筒状包装材Ftの流れを止めずにシール時間を長くすることができる。また、筒状包装材Ftに入れられるお菓子等の製品は、該横シールがボックスモーションにおける戻り(ハ)を辿る期間に充填筒62の中を通って上から投入される。
図8には、製品Wが投入される充填筒62の下方に配設される横シール・カッタ装置67の詳細が示されている。横シール・カッタ装置67は、二つの対向配置されている横シール用ヒータ部材68,68を備えている。横シール用ヒータ部材68,68には、筒状包装材Ftを横に切断するカッタ機構(カッタ刃とそれが入り込む溝)69が内蔵されている。横シール用ヒータ部材68,68の上側には、先端の横シール用ヒータ面よりも互いに相手側に接近した位置に張り出してばね支持されている対向する上側の一対のシャッタ部材(上シャッタ部材)70,70が設けられており、横シール用ヒータ部材68,68の下側には、一対のしごき部材(下シャッタ部材)71,71が設けられている。上側のシャッタ70,70には、閉じたときに、製品Wが落下充填された筒状包装材Ftの底部を受け止めることができるように湾曲した受け板72,72が付設されている。シャッタ部材70,70としごき部材71,71は、ボックスモーション型ではない従来の横シール・カット装置に付設される部材と同一の構成であり通常のものである。
横シール・カット装置67を構成する一対の横シール用ヒータ部材68,68がボックスモーション型動作をするときに描く経路は、円の一側面を直線で截断した様な一対のカム曲線を向かい合わせた二つの円弧ループ(イ)である。よって、その動作は、一対の横シール用ヒータ部材68,68が閉じ合って上下に平行な横二条のシールをしつつ下降し、その後横シール中にカッタ機構69が横二条シール間の位置で筒状包装材Ftをカットした後、引き続き製品Wに干渉しないように大きく開いて上昇復帰する動作を繰り返す対称なボックスモーションを連続して行う。
横シール・カッタ装置67の動作は以下のとおりである。ボックスモーションの直線部分(ロ)の上部(ニ)において、筒状包装材Ftのカット位置に合わせて、横シール・カッタ装置67を構成する横シール用ヒータ部材68,68を閉じていき、横シール用ヒータ部材68,68が閉じる前に、一対のシャッタ部材70,70と一対のしごき部材71,71を先ず閉じて筒状包装材Ftを偏平に挟持し、その後のボックスモーションが進行する中で横シール用ヒータ部材68,68が閉じられ、その先端シール面によって、充填筒62を通して落下充填された製品Wの上側の際と、次に落下充填される予定の製品の下側の際において、筒状包装材Ftを横二条に同時にシールを行い、且つ横シール用ヒータ部材68,68が閉じた状態にある中でカッタ機構69が作動して該横二条の中間のカット位置で筒状包装材Ftをカットする。カッタ機構69の動作中に、次に包装すべき製品が充填筒62に投入される。
縦型製袋充填包装機は、一対の横シール用ヒータ部材68,68が横シールする際に製品が高く嵩ばったり製品が落下してから跳ね上がったりすることにより、製品を噛み込んでしまうという包装不良を起こす場合がある。横シール用ヒータ部材68,68に付設される一対のしごき部材71,71は、一対の横シール用ヒータ部材68,68が開いている間に筒状包装材Ftのカット位置の上方から下方までの距離をしごくことで、製品を強制的に袋側に押し込む。本例では、ボックスモーション用のサーボモータを制御して、1サイクル中において所定のシール距離に対するシール時間が相対的に長くなるように制御することで、シールに費やされる時間を増やすことで強固なシールを可能にしている。一方、投入された製品はシャッタ部材70,70に付設された受け板72,72によって受け止められるが、受け板72,72は、シャッタ部材70,70に付設されている構造であるので、シャッタ部材70,70が閉じ動作をしないと筒状包装材Ftを外側から受ける方向に移動して製品を受けることがない。したがって、受け板72,72は、シャッタ部材70,70とは独立して動作して製品を有効に受け止めるものではない。更に、当然ながら、受け板72,72はしごき部材71,71から上下方向に離れた構造であるので、しごき部材71,71との連係構成を有するものでもない。
本出願人は、縦型充填包装機において、筒状包装材に対して袋引き下し部が側方から単独で接近・離間して、接近時に当該袋引き下し部が筒状包装材に投入された包装物を、当該筒状包装材を介して受けて支持する構造を提案している(特許文献2)。この構造では、図9に示すように、充填筒62の下方には、筒状包装材Ftに対して側方から開閉動作のみをする一対の加熱切断部(横シール部材)80,80とは別に、上部に緩衝体となるスポンジ状の弾性ゴム体82,82が取り付けられた一対の袋引き下し部81,81が設けられている(図9(a)及び(b))。袋引き下し部81,81は加熱切断部80,80の動作と関連しているが、加熱切断部80,80とは別の機構で開閉動作と上下動作とを組み合わせたボックスモーションをする(図9(b)及び(c))。袋引き下し部81,81が筒状包装材Ftに対して接近する際に、弾性ゴム体82,82は製品の投下充填の衝撃を受け止める受け部材の働きをする。袋引き下し部81,81は、加熱切断部80,80との動作上の関連はあっても、加熱切断部80,80と直接連係する構造を有するものではない。また、本構造は、加熱切断部80,80に関連して、シャッタ部材やしごき部材を備えていない。
特開平10-297619号公報 実全昭48-112772号公報
そこで、シャッタ部材が付随して設けられている横シール装置の閉じ動作とは別に包装物である製品を受ける製品受け部材を動作させるとともに、当該製品受け部材と前記シャッタ部材との協働動作を可能にして、横シール装置が閉じ動作をしなくても製品の受けを可能にするとともに、前記横シール装置が投入された製品を噛み込むのを一層確実に防止する点で解決すべき課題がある。
この発明の目的は、上記課題を解決することであり、横シール装置が閉じ動作をしなくても製品の受けを可能にして製品の高速包装を可能にするとともに、横シール装置が投入された製品を噛み込むのを防止して不良品の発生を極力抑制した縦型製袋充填包装機を提供することである。
この発明による縦型製袋充填包装機は、充填筒を囲んで縦送りされ且つ当該充填筒を通して製品が投入される筒状包装材を横シール装置によって横方向にシールをすることにより前記包装物を包装した袋包装体を製造し、前記横シール装置は、対向配置された二つの横シール部材と、当該横シール部材の上側及び下側にそれぞれ配置されている上シャッタ部材及び下シャッタ部材を備えており、且つ前記筒状包装材に接近し、前記筒状包装材を前記上シャッタ部材及び前記下シャッタ部材で挟み込んだ状態で下降動作を行い、前記シールをした後、前記筒状包装材から離れて元の位置に戻る経路を辿る循環モーションをする縦型製袋充填包装機であって、前記充填筒の下方に前記横シール装置の開閉動作とは別に開閉動作をし、且つ閉じ状態では偏平に挟み込まれた前記筒状包装材を通すだけの隙間が下端部に形成される製品受けシャッタ部材が配設されており、少なくとも前記下シャッタ部材は、前記横シール装置がする前記循環モーションの際に、閉じ動作中の前記製品受けシャッタ部材に当接し、その後、前記製品受けシャッタ部材の前記下端部への当接状態から続いて、当該下端部から下方に延びる前記筒状包装材に対する当接状態へと移行して、当該下端部から下方に延びる前記筒状包装材に対してしごき動作をすることから成っている。
この縦型製袋充填包装機によれば、充填筒を囲んで縦送りされ且つ当該充填筒を通して製品が投入される筒状包装材を横シール装置によって横方向にシールすることにより、包装物を包装した袋包装体が製造される。横シール装置は、対向配置された二つの横シール部材と、当該横シール部材の上側及び下側にそれぞれ配置されている上シャッタ部材及び下シャッタ部材を備えている。横シール装置は、また、筒状包装材に接近し、筒状包装材を上シャッタ部材及び下シャッタ部材で挟み込んだ状態で下降動作を行い、横方向のシールをした後、筒状包装材から離れて元の位置に戻る経路を辿る循環モーションをする。したがって、上シャッタ部材及び下シャッタ部材も、横シール部材とともに循環モーションをする。充填筒の下方には、横シール装置の閉じ動作とは別に開閉動作をする製品受けシャッタ部材が配設されている。製品受けシャッタ部材の下端部には、製品受けシャッタ部材の閉じ状態で、偏平に挟み込まれた筒状包装材を通すだけの隙間が形成される。少なくとも下シャッタ部材は、横シール装置がする循環モーションの際に、閉じ動作中の製品受けシャッタ部材に当接し、その後、製品受けシャッタ部材の下端部から下方に延びる筒状包装材に対してしごき動作をする。製品受けシャッタ部材は、横シール装置の閉じ動作とは別に開閉動作をするので、横シール装置が閉じ動作をしなくても筒状包装材に投入される製品の受けが可能になる。また、少なくとも下シャッタ部材は、横シール装置がする循環モーションの際に、閉じ動作中の製品受けシャッタ部材に当接し、その後、製品受けシャッタ部材の下端部への当接状態から続いて、当該下端部から下方に延びる前記筒状包装材に対する当接状態へと移行して、当該下端部から下方に延びる前記筒状包装材に対してしごき動作をするので、横シール部材による横シールは筒状包装材のしごき動作がされた領域で施され、製品受けシャッタ部材が製品や製品屑を受け止め切れずに直下の筒状包装材内へ落下・付着するようなことがあっても、当該しごき動作によって製品等は横シールの予定領域から排除され、横シール部材による投入製品の噛込みを一層確実に防止する。
この縦型製袋充填包装機において、前記製品受けシャッタ部材は、前記筒状包装材の底部に倣って内面側が斜面又は凹状の湾曲面に形成されている上側部と、当該上側部から繋がって真下に延びていて内面側が平坦面に形成されており、閉じ状態では前記平坦面間の間隔が前記筒状包装材を通すだけの前記隙間とされる下側部とを備えることができる。
製品受けシャッタ部材のこの構造によれば、上側部の内面側が斜面又は凹状の湾曲面に形成されているので、筒状包装材の底部を広く支持することができて、投入された製品の受けを確実にすることができるとともに、当該上側部に繋がる下側部は、偏平に挟み込まれた筒状包装材を通すだけの隙間が平坦面間の充分広い領域に確保されるので、製品が製品受けシャッタ部材をすり抜けて横シール装置に落下する事態を防ぐことができる。
この縦型製袋充填包装機において、前記製品受けシャッタ部材は、前記筒状包装材の底部に倣って内面側が斜面又は凹状の湾曲面に形成されており、閉じ状態では下端縁部分間の間隔が前記筒状包装材を通すだけの前記隙間であるとすることができる。
製品受けシャッタ部材のこの構造によれば、内面側が斜面又は凹状の湾曲面に形成されているので、筒状包装材の底部を広く支持することができて、投入された製品の受けを確実にすることができるとともに、下端縁部分間の間隔が筒状包装材を通すだけの隙間とされているので、製品が製品受けシャッタ部材をすり抜けて横シール装置に落下する事態を防ぐことができる。
この縦型製袋充填包装機において、前記製品受けシャッタ部材は、前記横シール装置の前記循環モーションの際に、前記上シャッタ部材が前記製品受けシャッタ部材の下方に移動した後に開き動作をすることができる。
横シール装置の循環モーションの際に、上シャッタ部材が製品受けシャッタ部材の下方に移動した後は、横シール装置は横シール部材と上下のシャッタ部材のいずれも製品受けシャッタ部材の開き動作と干渉することはない。したがって、製品受けシャッタ部材は、この段階で開き動作をすることができる。上シャッタ部材が筒状包装材を閉じているので、充填筒に投入された製品は上シャッタ部材で止められ横シール装置に落下することはない。
この縦型製袋充填包装機において、前記製品受けシャッタ部材には、前記製品受けシャッタ部材が閉じ動作をしたときに前記間隙が前記筒状包装材を通すだけの前記隙間より広い隙間かであるか否かを検知するセンサを備えており、当該検知結果が否である場合に応じて、前記横シール部材による前記製品の噛み込みを予報することができる。
製品受けシャッタ部材が閉じ動作をしたときに、製品受けシャッタ部材の下端部間の隙間の間隔が、製品受けシャッタ部材の閉じ状態での偏平に挟み込まれた筒状包装材を通すだけの隙間でないことをセンサが検知したときには、製品受けシャッタ部材が製品を挟み込んでいる可能性がある。その後、包装動作を継続したときには横シール部材が製品の噛み込みをする可能性が高いので、その旨を予報することで、横シール装置による製品の噛み込みを事前に回避することができる。
この縦型製袋充填包装機において、前記製品受けシャッタ部材には、負圧源に接続されていて前記筒状包装材に面する側に開口する多数の吸引孔を形成することができる。
多数の吸引孔は負圧源に接続されているので、筒状包装材を吸引して袋の底部を広げ、また製品受けシャッタ部材が開き動作をする際にも筒状包装材を吸引して内部を広げようとするので、製品が軽量である場合であっても、製品の袋の底部への沈み込みを活性化することができる。
この縦型製袋充填包装機において、前記製品受けシャッタ部材は、閉じ状態で、前記充填筒の直下の位置から前記横シール装置が前記閉じ動作を行う高さの位置まで下降動作をすることができる。
筒状包装材の縦送りが製品の落下速度よりも速い場合、製品の落下が筒状包装材の縦送りに追いつかず、製品が充分に沈み込んでしまう前に横シール装置が作動して横シール装置が製品を噛み込む可能性がある。また、横シール装置が閉じた後に製品が横シール装置の上シャッタに着地を開始するようなタイミングでは、まだ筒状包装材に落下していない製品がある。閉じ状態にある製品受けシャッタ部材を下降動作させることにより、筒状包装材の縦送りが製品の落下速度よりも速い場合であっても、既に筒状包装材に形成されている袋内においては充填された製品の浮き上がりが製品受けシャッタ部材により阻止され、横シール装置による製品の噛み込みが防止される。また、筒状包装材に投入される製品は、横シール装置が開き状態にあっても製品受けシャッタ部材に受け止められるので、横シール装置による製品の噛み込みが防止される。
この縦型製袋充填包装機において、前記製品受けシャッタ部材が前記下降動作をするときの下降速度は、前記筒状包装材の前記縦送りの速度と同速度であるとすることができる。
製品受けシャッタ部材は筒状包装材の縦送り速度と同じ速度で下降するので、筒状包装材の下端に形成されている袋の大きさに変更はない。
この縦型製袋充填包装機において、前記製品受けシャッタ部材が前記下降動作をするときの下降速度は、前記筒状包装材の前記縦送りの速度よりも速い速度であるとすることができる。
製品受けシャッタ部材は筒状包装材の縦送りの速度よりも速い速度であるときは、製品受けシャッタ部材の下端部は、偏平な筒状包装材と相対移動し、袋に対してしごき動作をすることができる。
この縦型製袋充填包装機は、前記横シール装置が前記下降動作を行った後に、前記筒状包装材の前記縦送りが停止している間に、前記筒状包装材に前記横方向のシールをする間欠動作型の製袋充填包装機、又は前記横シール装置が前記下降動作の後、更に前記筒状包装材の前記縦送りとともに追加的な下降動作を行っている間に、前記筒状包装材に前記横方向のシールをする連続作動型の製袋充填包装機とすることができる。
製袋充填包装機を、筒状包装材の送りが停止している間に横シールを行う間欠動作型、又は筒状包装材の送られている間に横シールを行う連続動作型の縦型製袋充填包装機とすることによって、製品の性質やシールに求められる性能に基づいて、充填筒に投入可能な製品が包装された袋包装体を、条件に則した高い包装速度で製造することができる。
このシャッタ機構を備えた縦型製袋充填包装機によれば、横シール装置は、筒状包装材に接近し、筒状包装材を挟み込んだ状態で筒状包装材の縦送りとともに移動し、その後、筒状包装材から離れて元の位置に戻る経路を辿る循環モーションをするが、上シャッタ部材及び下シャッタ部材も、横シール部材とともに循環モーションをする。充填筒の下方には、横シール装置の閉じ動作とは別に開閉動作をする製品受けシャッタ部材が配設されている。製品受けシャッタ部材の下端部には、製品受けシャッタ部材の閉じ状態で、偏平に挟み込まれた筒状包装材を通すだけの隙間が形成される。少なくとも下シャッタ部材は、横シール装置がする循環モーションの際に、閉じ動作中の製品受けシャッタ部材に当接し、その後、製品受けシャッタ部材の下端部から下方に延びる筒状包装材に対してしごき動作をする。製品受けシャッタ部材は、横シール装置の閉じ動作とは別に開閉動作をするので、横シール装置が閉じ動作をしなくても筒状包装材に投入される製品を受けて製品の通り抜けを防止することが可能になり、製品の高速包装を可能にすることができる。また、少なくとも下シャッタ部材は、横シール装置がする循環モーションの際に、閉じ動作中の製品受けシャッタ部材に当接し、その後、製品受けシャッタ部材の下端部への当接状態から続いて、当該下端部から下方に延びる前記筒状包装材に対する当接状態へと移行して、当該下端部から下方に延びる前記筒状包装材に対してしごき動作をする。横シール部材によるシールは、製品の落下がなく且つしごき動作がされた領域で施され、製品受けシャッタ部材が製品や製品屑を受け止め切れずに直下の筒状包装材内へ落下・付着するようなことがあっても、当該しごき動作によって製品等を横シールの予定領域から排除することができ、横シール部材による投入製品の噛込みを一層確実に防止し、袋包装体の不良品の発生を極力抑制することができる。
図1は、本発明による縦型製袋充填包装機の一実施例であって、その要部を示す図である。 図2は、本発明による縦型製袋充填包装機の別の実施例であって、その要部を示す図である。 図3は、本発明による縦型製袋充填包装機の更に別の実施例であって、その要部を示す図である。 図4は、本発明による縦型製袋充填包装機の他の実施例であって、その要部を示す図である。 図5は、本発明による縦型製袋充填包装機の更に他の実施例であって、その要部を示す図である。 図6は、本発明による縦型製袋充填包装機のまた更に他の実施例であって、その要部を示す図である。 図7は、従来の縦型製袋充填包装機の一例を示す図である。 図8は、図7に示す縦型製袋充填包装機の横シール装置を示す図である。 図9は、従来の縦型包装機の一例を示す図である。
以下、添付した図面に基づいて、この発明による縦型製袋充填包装機の実施例を説明する。図1は本発明による縦型製袋充填包装機の一実施例を示す図である。図1は、(a)~(g)において、縦型製袋充填包装機の1包装サイクルにおけるシャッタ機構を含む各機構の動作を順に示す側面図である。
縦型製袋充填包装機の基本的な構成、即ち、帯状包装材を略筒状にまで曲成するフォーマ、充填筒、縦シール装置、横シール装置等のそれら自体の構成は、図7に示したような従来の縦型製袋充填包装機に備わるものの構成であってよい。したがって、それらの構成要素については、図7に示す縦型製袋充填包装機について用いられている符号と同じ符号を用いることで、再度の詳細な説明を省略する。
図1(a)に示す縦型製袋充填包装機1は、筒状包装材Ftの縦送りが停止しているときに横シールを施す間欠動作型の縦型製袋充填包装機である。筒状包装材Ftに横シールを施すための横シール装置2は、筒状包装材Ftを充填筒62にセットした状態では、筒状包装材Ftを間に挟んで互いに前後方向X-X(図では紙面の左右方向)に対向して配置されていて且つ互いに接近・離間するように動作する二つの横シール部材3,3を備えている。横シール部材3,3がその先端のシール面4,4で筒状包装材Ftを挟み込むとき、筒状包装材Ftの当該挟み込み部分を加圧・加熱して横シールを施す。横シール部材3,3は、ヒータを内蔵した従来周知のヒートシールバー構造であり、内部には包装材をカットするカッタ機構(図示略)が組み込まれている。
横シール装置2は、横シール部材3,3に組み合わされている横シールシャッタ装置5を備えている。即ち、横シールシャッタ装置5は、横シール部材3,3の上側に配設されている上シャッタ部材6,6と、横シール部材3,3の下側に配設されている下シャッタ部材8,8を備えている。上シャッタ部材6,6は、筒状包装材Ftを充填筒62にセットした状態では、筒状包装材Ftを間に挟んで互いに前後方向に対向して配置されている。下シャッタ部材8,8についても、上シャッタ部材6,6と同様に、対向して配置されている。上シャッタ部材6,6の前後方向X-Xの先端部7,7、及び下シャッタ部材8,8の前後方向X-Xの先端部9,9は、横シール装置2が筒状包装材Ftと当接しない状態では、横シール部材3,3のシール面4,4よりも筒状包装材Ft側に向って前進した位置にある。
横シール部材3,3と横シールシャッタ装置5とは、前後方向X-X及び上下方向Z-Zに基本的には連動して動作するものである。横シールシャッタ装置5の上シャッタ部材6,6と下シャッタ部材8,8は、横シール部材3,3と連動動作をし、同期して前後方向X-Xの開閉動作と上下方向Z-Zの昇降動作をする。ただし、横シール部材3,3が筒状包装材Ftに接触して横シールを施す際には、横シールシャッタ装置5とは別に前後方向X-Xに動作可能である。即ち、上シャッタ部材6,6の先端部7,7、及び下シャッタ部材8,8の先端部9,9が前後方向X-Xに偏平にされた筒状包装材Ftに当接した状態で、横シール部材3,3は単独で前後方向X-Xに進退可能である。上シャッタ部材6,6及び下シャッタ部材8,8が偏平にされた筒状包装材Ftに当接した状態で、横シール部材3,3が前進してシール面4,4が偏平な筒状包装材Ftに当接して横シールをし、且つシール後に、横シール部材3,3が後退可能である。横シール部材3,3と横シールシャッタ装置5とを連動動作させる一方で、横シール部材3,3を横シールシャッタ装置5とは別に単独動作を可能にする具体的な構造としては、特許文献1に示され且つ図8に示されているように、各シャッタ板6,8を横シール部材3,3に対して前後方向にばねを介して接続し且つスライド可能にする連係構造がある。
横シール装置2は、間欠作動型の縦型製袋充填包装機に用いられているので、基本的には前後方向X-Xにのみ進退する構造であるが、本発明では、後述する製品受けシャッタ部材との関連で、互いに接近し、下降し、下降した後に更に離間して元の位置に戻るというようなループを描く動作(循環モーション動作)をし、途中で偏平にされた筒状包装材Ftに当接して横シールを施す。また、上シャッタ部材6,6と下シャッタ部材8,8は筒状包装材Ftに接近・当接し、当接状態のまま下降した後に筒状包装材Ftから離間して元の位置に戻るというようなループを描く動作(循環モーション動作)する。特に下シャッタ部材8,8は、筒状包装材Ftの先端(下端)に形成された袋Bの上部に対して当接しながら下降するしごき動作をする。図1(a)に示す状態では、横シール部材3,3と横シールシャッタ装置5は、共に非作動の状態にあり、筒状包装材Ftから前後方向X-Xに後退・離間して互いに開いた状態にある。
横シールシャッタ装置5の下シャッタ部材8,8の設置位置から上シャッタ部材6,6の上方の所定位置に至る領域で、筒状包装材Ftの外側には製品受けシャッタ装置10が配設されている。製品受けシャッタ装置10は、筒状包装材Ftを前後方向X-X外側から挟み込むように対向して配置され、且つ適宜の手段によって前後方向X-Xに開閉動作される二つの板状の製品受けシャッタ部材11,11を備えている。製品受けシャッタ部材11,11は、例えば、適宜の揺動機構によって前後方向X-Xに同期して回動することで開閉動作される。図1では、製品受けシャッタ部材11,11と筒状包装材Ftとの間に隙間を置いて描いているが、通常、隙間は殆ど存在せず、実質上接触している。
各製品受けシャッタ部材11は、「く」の字状に折れ曲がった縦板構造を備えており、「く」の字の上側板部12は、閉じた状態では、下に向うほど筒状包装材Ftを徐々に狭くなるように挟み込む斜板となっている。上側板部12と縦に折れ曲がって接続する「く」の字の下側板部13は、閉じた状態では、真下に延びる縦板となって、筒状包装材Ftを前後方向X-Xに偏平に潰して二層の包装材の重なりとなるように挟み込む。製品受けシャッタ部材11,11は対称形に構成され且つ動作するものであり、筒状包装材Ftを間に挟み込んで前後方向X-Xに閉じた状態では、製品受けシャッタ装置10は全体としてY字状の形態となる。製品受けシャッタ部材1,11が前後方向X-Xに開くときには、各製品受けシャッタ部材11はそれぞれやや上方に持ち上がるように回動動作して筒状包装材Ftから後退して離れ、開状態では筒状包装材Ftと接触することなく、間を通して下方への縦送りを許容する。
図1(a)に示す状態では、横シール装置2において、横シール部材3,3と横シールシャッタ装置5の上下のシャッタ部材6,6;8,8は、それぞれ前後方向X-Xに後退して開いた状態にある。製品受けシャッタ装置10の製品受けシャッタ部材11,11は閉じた状態にあって、充填筒62を通して筒状包装材Ftに投入される製品W1を受ける準備が整った待機状態にある。
図1(b)は、図1(a)に示す状態から横シール動作が開始される状況を示している。即ち、製品受けシャッタ装置10については、製品受けシャッタ部材11,11が閉じている状態を継続しており、充填筒62を通して筒状包装材Ftに投入される製品W1は、閉じている製品受けシャッタ部材11,11によって、筒状包装材Ftを介して外側から受け止められて支持されている。横シール部材3,3と横シールシャッタ装置5とが、一緒に前後方向X-Xへの閉じ動作を開始する。
図1(c)は、図1(b)に示す状態から横シール装置2の横シール動作が更に進行した状況を示している。即ち、横シールシャッタ装置5が横シール部材3,3とともに更に製品受けシャッタ装置10に接近し、上シャッタ部材6,6の先端部7,7及び下シャッタ部材8,8の先端部9,9が製品受けシャッタ部材11,11の下側板部13,13に接近した位置で閉じ動作を停止又は減速する、又は両シャッタ部材6,6;8,8の先端部7,7;9,9が製品受けシャッタ部材11,11の下側板部13,13に当接した位置で閉じ動作を停止する。上シャッタ部材6,6は製品受けシャッタ部材11,11の下側板部13,13の上限(斜板である上側板部12,12との接続部)に対応し、下シャッタ部材8,8は製品受けシャッタ部材11,11の下側板部13,13の下限(自由下端)に対応している。横シール部材3,3は、製品受けシャッタ部材11,11の下側板部13,13に未だ当接しておらず、下側板部13,13から僅かに離れた状態を維持している。
図1(d)は、図1(c)に示す状態から横シール装置2の横シール動作が更に進行し、横シール装置2が下降を開始する状況を示している。このとき、筒状包装材Ftは縦送りされておらず停止している。即ち、横シールシャッタ装置5の下シャッタ部材8,8は、製品受けシャッタ部材11,11の下側板部13,13の下端を通り過ぎてから続いて、当該下端部から下方に延びる偏平に潰された筒状包装材Ftを挟み込んで筒状包装材Ftに対して当接する状態へと移行するが、下シャッタ部材8,8の先端部9,9間には偏平に潰された状態の筒状包装材Ftを通す程度の微小隙間を維持しながら、下降動作を続ける。横シールシャッタ装置5の上シャッタ部材6,6は、その先端部7,7が製品受けシャッタ部材11,11の下側板部13,13に接近又は当接した状態で、下側板部13,13に沿って下降動作を続ける。横シール部材3,3についても、製品受けシャッタ部材11,11の下側板部13,13に当接せず、僅かに離れた状態を維持しつつ、下降動作を続ける。
図1(e)は、図1(d)に示す状態から横シール装置2の横シール動作が更に進行し、横シール装置2が下降を終了した状況を示している。即ち、横シールシャッタ装置5の上シャッタ部材6,6が製品受けシャッタ部材11,11の下側板部13,13の下限を通り過ぎたところで、偏平に潰された筒状包装材Ftを挟み込む状態となり、この時点で横シール装置2が下降を終了する。横シール部材3,3と横シールシャッタ装置5とは、ともに製品受けシャッタ装置10の下方に至る。図1(d)に示す状態から図1(e)に示す状態まで、横シールシャッタ装置5の下シャッタ部材8,8は、製品W1が既に充填済みとされた筒状包装材Ftから形成されている袋Bの上部をしごいて、当該袋Bの上部に仮に製品W1が存在していても、そうした製品W1を袋B内に押し込んでいるので、袋Bの上部には製品W1が確実に存在しない領域Cが形成される。横シール装置2の下降終了の時点で、製品受けシャッタ部材11,11が互いに遠ざかるように開き動作を開始する一方、横シール部材3,3が、しごきが行われた上記領域Cに向って、横シールを施すために閉じ動作を開始する。
図1(f)は、図1(e)に示す状態から横シール装置2の横シール動作が更に進行し、横シール装置2が筒状包装材Ftに横シールを施す状況を示している。即ち、製品受けシャッタ部材11,11は開き動作を完了して、筒状包装材Ftから離れている。横シールシャッタ装置5については、上シャッタ部材6,6及び下シャッタ部材8,8は、それぞれの先端部7,7;9,9において、押し潰された筒状包装材Ftに当接して押さえ状態にあり、この状態で横シール部材3,3がそのシール面4,4で筒状包装材Ftの領域Cに押し当てられることで加圧・加熱され、筒状包装材Ftにはヒートシールが施される。袋Bは、製品W1を内部に収容した袋包装体Bpとして製造される。横シール部材3,3にはカッタ機構が組み込まれており、横シール部材3,3が筒状包装材Ftを加圧・加熱している状態でカッタ機構を作動させることで、袋包装体Bpは筒状包装材Ftからカット・分離される。
図1(g)は、図1(f)に示す状態から横シール装置2の横シール動作が更に進行し、横シール装置2が開き動作を行い、筒状包装材Ftから離れる状況を示している。即ち、横シール装置2は、シール・カットの状態から、横シール部材3,3と上下のシャッタ部材6,6;8,8が互いに離れるように開き動作を行い、更に図1(d)に示す位置から図1(e)に示す位置まで下降した距離だけ上昇する。横シール部材3,3はその開き動作の初期の段階で横シールシャッタ装置5から更に若干後退しており、開き動作の完了時には図1(a)に示す元の位置に復帰する。製品受けシャッタ部材11,11の上側板部12,12については、それぞれストレートな斜板として説明したが、袋の底の膨らみの形状に合わせた凹状の板としてもよい。
図2は、本発明による縦型製袋充填包装機の第2実施例を示す図である。図2に示す縦型製袋充填包装機1bは、製品受けシャッタ装置10の製品受けシャッタ部材11,11が閉じたときに、下側板部13,13間に筒状包装材Ftを介して製品W2(この例では、説明上、細長い棒状の製品としたが、これに限定されない)を挟み込んだ状態にある。製品W2を挟み込んでいるために、筒状包装材Ftは完全に平坦に重ね潰すことができていない。この場合、横シール部材3,3と横シールシャッタ装置5は、図1に示す例では(e)の状態に対応しており、製品受けシャッタ部材11,11の下限よりも下方まで下降した位置にあるが、上シャッタ部材6,6は筒状包装材Ftを介して製品W2を挟んでいるために完全に閉じてはいない。
そこで、縦型製袋充填包装機の第2実施例においては、制御装置20、センサ21及び報知手段22を設け、センサ21によって、横シールシャッタ装置5が上下方向Z-Zに下降した位置を占めているにもかかわらず、上シャッタ部材6,6の前後方向X-Xの位置が完全に閉じた位置にないことを検知可能とする。制御装置20は、横シールシャッタ装置5の上下方向Z-Zの位置情報と、センサ21からの検知情報とに基づいて、製品受けシャッタ部材11,11で製品W2を挟み込んでいることを判定して、報知手段22によって横シール部材3,3での製品W2の噛込みの危険を報知し、包装機の運転中断・停止等によって、製品W2の噛込みを未然に防止することができる。報知手段22は、映像の表示、光の点灯、又は音の発生等で作業員等に報知する。
図3は、本発明による縦型製袋充填包装機の第3実施例を示す図である。図3(a)は第3実施例の横シール装置2がシール動作をしている状態を示す図であり、図3(b)は、図3(a)に示す状態から製品受けシャッタ装置30が開いた状態を示す図であり、図3(c)は、この実施例で用いられる製品受けシャッタ部材31の一部を断面で示す斜視図である。図3(d)は製品W3が軽量であるときの筒状包装材Ftの挙動を示す図であり、図3(e)は図3(d)の状態から製品受けシャッタ装置30が開いた状態を示す図である。
製品受けシャッタ装置10を備える縦型製袋充填包装機であっても、製品W3が軽量であるときには、図3(d)に示すように、横シール装置2が製品受けシャッタ装置10の下方の位置で閉じているにもかかわらず、製品W3はその軽量さゆえに筒状包装材Ftの底を広げながら沈み込むことができずにいる。それゆえ、筒状包装材Ftの底部は製品受けシャッタ部材11,11に当接せず、製品受けシャッタ部材11,11は、製品W3を受け止めてはいない。この状態から製品受けシャッタ部材11,11が開き動作をして筒状包装材Ftから離れても、図3(e)に示すように、製品W3は筒状包装材Ftの底部に高く積み上がり、次回の横シール装置2のシール動作の際に横シール部材3,3間に製品W3を噛み込むおそれ、或いは、噛み込みを予測して製袋充填包装機1cが動作を停止するおそれがある。
そこで、第3実施例では、製品受けシャッタ装置30は、筒状包装材Ftのフィルムを吸引する機能を備えている。即ち、図3(c)に示すように、製品受けシャッタ装置30の製品受けシャッタ部材31,31は、間に隙間gを置いて二枚の薄板32,33が重ねられた重ね板構造から成っている。薄板32,33の間には、周辺を含めて重ね板構造を構成するために所定の箇所に同じ厚さのスペーサ34が複数配置されて、隙間gが維持されている。筒状包装材Ftに面する側の薄板32には所定の配列で多数の吸引孔35(一部にのみ符号を付す)が形成されており、外部の負圧源が当該隙間gに接続されている。製品受けシャッタ装置30の各製品受けシャッタ部材31は、第1実施例や第2実施例と同様、上側板部36と下側板部37とに折れ曲がった構造を有している。
製品受けシャッタ装置30の製品受けシャッタ部材31,31は、図3(a)に示すように、充填筒62を通して投入される製品W3を受ける際に、多数の吸引孔35が筒状包装材Ftの底部を吸引(Suで示す)することで、軽量な製品W3の重さに依ることなく筒状包装材Ftの底部を強制的に広げる機能を備えている。製品W3は、筒状包装材Ftの広がった底部への沈み込みが良好となる。また、図3(b)に示すように、製品受けシャッタ装置30が開く際にも、各製品受けシャッタ板31は、それまで押さえていた筒状包装材Ftの部分を吸引しながら開くので、筒状包装材Ftの底部は外側へ膨らみ(Exで示す)、製品W3は筒状包装材Ftの拡張した底部への沈み込みが更に良好となる。製品W3の筒状包装材Ftの底部における収容高さが低くなるので、横シール部材3,3が筒状包装材Ftを挟み込んで横シールを施すときに、横シール部材3,3が製品W3を噛み込むのを一層回避することができる。
図4は、本発明による縦型製袋充填包装機の第4実施例を示す図である。第4実施例は、製品受けシャッタ装置を前後に開閉動作させるのみならず上下方向Z―Zに昇降させるようにして、製品W4の落下に比べて筒状包装材Ftの送りが速くても横シール装置2での製品の噛み込みを防止しようとするものである。図4(a)は第4実施例の横シール装置2及び製品受けシャッタ装置40の動作を示す図であり、図4(b)は、図4(a)に示す状態から製品受けシャッタ装置40が下降した状態を示す図である。図4(c)は、製品W4の落下に比べて筒状包装材Ftの送りが速い場合の状況を説明する図であり、図4(d)は、図4(c)の場合に横シール部材3,3での製品の噛み込みの状況を説明する図である。
図4(c)に示すように、縦型製袋充填包装機の包装速度を速めた場合、間欠送りされる筒状包装材Ftが送られるときの縦送り速度Vfが速くなり、製品W4の落下が筒状包装材Ftの送りに追いつかない可能性がある。即ち、図4(d)に示すように、縦送り速度Vfで縦送りされる筒状包装材Ftに製品W4の落下が追いつかず、製品W4が筒状包装材Ft内でバラツキを生じ、遅れて落下する製品W4が横シール装置2の次回のシール動作で横シール部材3,3間に噛み込まれる可能性がある。
そこで、第4実施例である縦型製袋充填包装機1dでは、製品受けシャッタ装置40を、製品受けシャッタ部材41,41が閉じて筒状包装材Ftを挟み込んでいる状態で、筒状包装材Ftの縦送り速度Vfと同じ速度で下降させている。図4(a)に示すように、製品受けシャッタ装置40は、製品受けシャッタ部材41,41が閉じて筒状包装材Ftを挟み込み、筒状包装材Ftの先端(下端)に形成されている袋B内に製品W4を収容した状態で、筒状包装材Ftとともに下降する。製品W4が筒状包装材Ft内でバラツキを生じ、遅れて落下する製品W4があっても、そうした製品W4は、図4(b)に示すように、製品受けシャッタ部材41,41によって閉じている袋B内に留められる。横シール装置2のシール動作は第1実施例の場合と同様であり、製品受けシャッタ部材41,41に当接し、更に袋Bの上部をしごいて後、横シールを施す。製品W4は、横シール装置2の高さ位置まで浮き上がることはなく、したがって、横シール装置2のシール動作の際に、横シール部材3,3間に噛み込まれることがない。
第4実施例の場合、製品受けシャッタ装置40の製品受けシャッタ部材41,41間(下側板部43,43間)に、偏平な筒状包装材Ftを通過可能とする微小隙間が存在していれば、製品受けシャッタ装置40の下降速度は筒状包装材Ftの縦送り速度Vfと必ずしも同速度とする必要はない。製品受けシャッタ装置40の下降速度を筒状包装材Ftの縦送り速度Vfよりも速くすることにより、製品受けシャッタ装置40には、その製品受けシャッタ部材41,41の下側板部43,43において、袋Bの上部に対してしごき動作を行わせることができる。袋Bの上部の包装材は均されることになり、横シールの際に皺の発生を防ぐことができる。
第4実施例の場合、更に、製品受けシャッタ装置40は、下降動作の後、開き動作と上昇動作をして、元の位置に復帰するというボックスモーションをすることが当然に求められる。したがって、横シール装置2にも製品受けシャッタ装置10の動作に合わせたボックスモーションをさせることにより、上記の間欠動作型の縦型製袋充填包装機1dを、包装材の送りを停止させることなく袋包装体を連続して製造する連続動作型の製袋充填包装機として運転させることができる。
図5は、本発明による縦型製袋充填包装機の第5実施例を示す図である。第5実施例は第4実施例の場合と同様、製品受けシャッタ装置50を上下方向に移動させるものであるが、製品受けシャッタ装置50を閉じ状態として筒状包装材Ftを挟み込み、充填筒62に投入されて落下してくる製品W5を受けながら筒状包装材Ftとともに下降動作をして、包装速度を高める運転を可能にした例である。図5(a)~図5(c)が第5実施例である縦型製袋充填包装機1eの動作を順に示しており、図5(d)~図5(f)が製品受けシャッタ装置を備えない場合の不都合が生じる動作を順に示す図である。
図5(d)には、製品受けシャッタ装置を備えない縦型製袋充填包装機であって、筒状包装材Ftの底部には製品W5が投入されていて、横シール装置2による横シールが施される直前を示している。次の包装のための製品W5は未だ投入されていない。図5(e)は、横シール装置2による横シール動作が開始されている状況を示している。充填筒62には次の包装のために投入された製品W5が充填筒内を下降中である。図5(f)には、横シール装置2による横シールが実行されており、筒状包装材Ftには、横シール装置2によって袋包装体Bpの上部横シールが形成されるとともに、次の袋包装体の袋Bのための下部横シールが形成される状況が示されている。下部横シールが形成されているので、充填筒62や筒状包装材Ft内を落下中の次の包装のための製品W5が袋の底に着地することができる。
図5(d)~図5(f)に示すことから理解されるように、製品受けシャッタ装置を備えない包装機の場合、次の包装のための製品W5の筒状包装材Ftの底部への着地開始のタイミングは、横シール装置2(横シール部材3,3又は上シャッタ部材6,6)が閉じ動作を開始して筒状包装材Ftを挟み込む、或いは横シール装置2によって筒状包装材Ftに横シールが施された後でないと設定できない。また、筒状包装材Ftの底部へ先に着地する製品W5があっても、後続の製品W5はなおも落下中のものもある。このように、図5(d)~図5(f)に示す縦型製袋充填包装機にとって、包装速度を高めるには幾つかの限界がある。
第5実施例の製袋充填包装機1eでは、上下方向に移動可能な製品受けシャッタ装置50を設け、横シール装置2が閉じ状態になる前であっても製品受けシャッタ装置50に製品W5の着地を受ける機能を持たせることで、筒状包装材Ftの縦送りが行われている最中に投入・充填を行った製品W5の着地を製品受けシャッタ装置50が行えるようにして、製袋充填包装機1eの包装速度を高めることを図っている。図5(a)に示すように製品受けシャッタ装置50は、一対の対向する斜板からなる製品受けシャッタ部材51,51を備えている。製品受けシャッタ部材51,51には、第1実施例等の製品受けシャッタ部材10のように下側板部13を備えているものではない。製品受けシャッタ装置50が閉じた状態では、斜板の先端は偏平に潰された筒状包装材Ftを挟み込むだけの隙間を形成している。
図5(a)に示す状態では、横シール装置2は開き状態にあって、製品受けシャッタ部材51,51よりも下に延びる製品W5を収容した筒状包装材Ftの通過を待っている。充填筒62に投入された次の包装のための製品W5は、充填筒62の直下で閉じ状態にある製品受けシャッタ装置50によって、筒状包装材Ft内への着地を受けられている。着地した製品W5は、閉じ状態にある製品受けシャッタ装置50をすり抜けて、先に形成されている袋B内へと更に落下することはない。製品受けシャッタ装置50は閉じ状態のまま、筒状包装材Ftとともに下降する。
図5(b)に示すように、製品受けシャッタ装置50と筒状包装材Ftは、先に形成されている袋Bの上部が横シール装置2の高さ位置にまで下降して停止する。次の包装のための製品W5はなおも充填筒62内や筒状包装材Ft内を落下するものがあり、製品受けシャッタ装置50はこれらの着地を受けている。その後、図5(c)に示すように、横シール装置2がシール動作を行い、製品受けシャッタ装置50の直下の位置で筒状包装材Ftに横シールを施す。横シール装置2のシール動作中に、次の包装のための製品W5の筒状包装材Ft内への落下は完了している。
このように、図5(d)~図5(f)に示した製袋充填包装機では、次の包装のための製品W5の着地を横シール装置2が受けていたので、製品W5の落下の開始タイミングと横シール装置2の開き動作のタイミングを早めることができず、包装機の包装速度の向上には限界があった。図5(a)~図5(c)に示す第5実施例の製袋充填包装機1eによれば、次の包装のための製品W5の落下・着地を受ける役割は横シール装置2ではなく製品受けシャッタ装置50が担うので、横シール装置2の閉じ動作を待たなくとも、製品受けシャッタ装置50で製品W5の落下・着地を受けることができ、また、製品W5が着地してから次の横シールまでの時間をより長く確保し、製品W5の筒状包装材Ft内での落下時間のバラツキをより多く吸収し、横シール装置2での製品噛込み発生確率を大幅に低減させることができる。横シール装置2については、必要なシール時間を経過後であれば開き動作を開始することができる(通常は、製品W5はすべて着地を完了している)。なお、第5実施例では、図示のように、製品受けシャッタ部材51,51は下側板部を備えていないとしたが、下側板部を備えているものであっても、第1実施例等と同様に動作することができる。
製品受けシャッタ装置の構造が第5実施例で示したような下側板部を有さず斜板のみからなる製品受けシャッタ装置であっても、横シール装置がこうした製品受けシャッタ装置と協働するような製袋充填包装機とすることも可能である。図6には、このような第6実施例の製袋充填包装機1fが示されている。図6は第6実施例としての製袋充填包装機の要部を示す図であり、図6(a)~図6(c)に横シール装置52が製品受けシャッタ装置53と協働する様子が順に示されている。製品受けシャッタ装置53の製品受けシャッタ部材54,54は、途中で折れ曲がっているが、基本は上側板部である斜板55,55(筒状包装材Ftの底部形状に倣った凹状湾曲面を持つ湾曲板でもよい)のみからなり、第1実施例で示した製品受けシャッタ装置10が有するような垂直下方に延びる下側板部13を備えていない。
横シール装置52において、上シャッタ部材56,56及び下シャッタ部材58,58の先端部59は、製品受けシャッタ部材54,54や筒状包装材Ftと摺動するときの摩擦が少なくなるように、円筒面の一部のような丸みや滑らかな曲面を持つ形状、あるいは転動可能な小ロールとされている。横シール装置52においては、下降動作をする際に、上シャッタ部材56,56と下シャッタ部材58,58とが製品受けシャッタ部材54,54に対してその外側から常に当接するように、追従性を備えている。製品受けシャッタ装置53が閉じた状態にあるとき、製品受けシャッタ部材54,54の下端部には偏平に挟み込まれた筒状包装材Ftを通すだけの隙間が形成される。
図6(a)では、横シール装置52は、上シャッタ部材56,56と下シャッタ部材58,58の先端部59~59を製品受けシャッタ装置53の製品受けシャッタ部材54,54に対して外側から当接させた状態で、循環モーションの下降動作中である。横シール装置52は基本的には先の実施例における横シール装置2と同様、横シール部材3,3を備えているが、図6(a)に示す状態では、横シール部材3,3は製品受けシャッタ部材54,54から離れた位置にあって製品受けシャッタ部材54,54とは当接していない。上シャッタ部材56,56及び下シャッタ部材58,58は、横シール部材3,3から前後方向X-Xに進退して製品受けシャッタ部材54,54である斜板55,55の外側面に対して追従動作性を備える。上シャッタ部材56,56が横シール部材3,3から後退した位置にあり、下シャッタ部材58,58が横シール部材3,3より前進した位置にあり、それぞれの先端部59~59が斜板54,54の外側面に当接している。
図6(b)では、横シール装置52が循環モーションにおいて図6(a)に示した状態から更に下降中であり、下シャッタ部材58,58の先端部59,59が製品受けシャッタ部材54,54の下端部に対して当接した状態から続いて、当該下端部から下方に離れて、製品受けシャッタ部材54,54の下端部から延びている偏平に押しつぶされた筒状包装材Ftに当接して下降中である。この動作によって、下シャッタ部材58,58は、製品受けシャッタ部材54,54の下端部から下方に延びている筒状包装材Ftの部分、即ち、筒状包装材Ftの先端に形成されている袋Bの上部に対してしごき動作をすることになり、仮に、袋Bの上部に製品W6が存在していたとしても、そのような製品W6を袋B内に押し込むことができる。
図6(c)では、横シール装置52が循環モーションにおいて更に下降中であり、下シャッタ部材58,58と同様、上シャッタ部材56,56も製品受けシャッタ部材54,54の下端部から下方に離れ、製品受けシャッタ部材54,54の下端部の直下において偏平に押しつぶされた筒状包装材Ftに当接している。上シャッタ部材56,56と下シャッタ部材58,58が偏平に潰された筒状包装材Ftを押さえている状態で、横シール部材3,3が前後方向に前進して筒状包装材Ftに横シールを施す。製品受けシャッタ部材54,54は閉じた状態を維持しており、充填筒62に投入された次の包装のための製品W6を、筒状包装材Ftを介して受け止めて支持している。
横シール装置52及び製品受けシャッタ装置53のその後の動作は第1実施例のような先の実施例に同じとすることができる。製品受けシャッタ部材54,54は、横シール装置2の動作とは別に開き動作をし、横シール装置2の循環モーションに合わせて元の位置に戻り、開いた製品受けシャッタ部材54,54間を通しての筒状包装材Ftの紙送りを許容する。第6実施例は、間欠動作型の包装機として説明したが、製品受けシャッタ装置53が開いた後に、横シール装置52が筒状包装材Ftとともに下降し、その下降中に横シールをすることにより横シール時間を充分確保した連続動作型の包装機とすることもできる。
1a,1b,1c,1d,1e 縦型製袋充填包装機 2 横シール装置
3,3 横シール部材 4,4 シール面
5 横シールシャッタ装置
6,6 上シャッタ部材 7,7 先端部
8,8 下シャッタ部材 9,9 先端部
10 製品受けシャッタ装置 11,11 製品受けシャッタ部材
12 上側板部 13 下側板部
20 制御装置 21 センサ
22 報知手段
30 製品受けシャッタ 31,31 製品受けシャッタ部材
32,33 薄板 34 スペーサ
35 吸引孔 36 上側板部 37 下側板部
40 製品受けシャッタ装置 41,41 製品受けシャッタ部材
43,43 下側板部
50 製品受けシャッタ装置 51,51 製品受けシャッタ部材
52 横シール装置 53 製品受けシャッタ装置
54,54 製品受けシャッタ部材 55,55 斜板
56,56 上シャッタ部材 58,58 下シャッタ部材
59 先端部
60 縦型製袋充填包装機 61 フォーマ
62 充填筒 63 縦シール装置
64 包装材送り装置 65,66 ローラ対
67 横シール・カッタ装置 68,68 横シール用ヒータ部材
69 カッタ機構 70,70 上シャッタ部材
71,71 下シャッタ(しごき)部材 72,72 受け板
80,80 加熱切断部(横シール部材) 81,81 袋引き下し部
82,82 弾性ゴム体
X-X 前後方向 Z-Z 上下方向
Fw 帯状包装材 fe,fe 側縁部分
Ft 筒状包装材 B 袋
C 領域 Bp 袋包装体
W,W1,W2,W3,W4,W5,W6 製品 Vf 縦送り速度
g 隙間

Claims (11)

  1. 充填筒を囲んで縦送りされ且つ当該充填筒を通して製品が投入される筒状包装材を横シール装置によって横方向にシールをすることにより前記包装物を包装した袋包装体を製造し、前記横シール装置は、対向配置された二つの横シール部材と、当該横シール部材の上側及び下側にそれぞれ配置されている上シャッタ部材及び下シャッタ部材を備えており、且つ前記筒状包装材に接近し、前記筒状包装材を前記上シャッタ部材及び前記下シャッタ部材で挟み込んだ状態で下降動作を行い、前記シールをした後、前記筒状包装材から離れて元の位置に戻る経路を辿る循環モーションをする縦型製袋充填包装機において、
    前記充填筒の下方に前記横シール装置の開閉動作とは別に開閉動作をし、且つ閉じ状態では偏平に挟み込まれた前記筒状包装材を通すだけの隙間が下端部に形成される製品受けシャッタ部材が配設されており、
    少なくとも前記下シャッタ部材は、前記横シール装置がする前記循環モーションの際に、閉じ動作中の前記製品受けシャッタ部材に当接し、その後、前記製品受けシャッタ部材の前記下端部への当接状態から続いて、当該下端部から下方に延びる前記筒状包装材に対する当接状態へと移行して、当該下端部から下方に延びる前記筒状包装材に対してしごき動作をする
    ことから成る縦型製袋充填包装機。
  2. 前記製品受けシャッタ部材は、前記筒状包装材の底部に倣って内面側が斜面又は凹状の湾曲面に形成されている上側部と、当該上側部から繋がって真下に延びていて内面側が平坦面に形成されており、閉じ状態では前記平坦面間の間隔が前記筒状包装材を通すだけの前記隙間とされる下側部を備えている
    ことからなる請求項1に記載の縦型製袋充填包装機。
  3. 前記製品受けシャッタ部材は、前記筒状包装材の底部に倣って内面側が斜面又は凹状の湾曲面に形成されており、閉じ状態では下端縁部分間の間隔が前記筒状包装材を通すだけの前記隙間である
    ことからなる請求項1に記載の縦型製袋充填包装機。
  4. 前記製品受けシャッタ部材は、前記横シール装置の前記循環モーションの際に、前記上シャッタ部材が前記製品受けシャッタ部材の下方に移動した後に開き動作をする
    ことからなる請求項1~3のいずれか一項に記載の縦型製袋充填包装機。
  5. 前記製品受けシャッタ部材には、前記製品受けシャッタ部材が閉じ動作をしたときに前記間隙が前記筒状包装材を通すだけの前記隙間より広い隙間かであるか否かを検知するセンサを備えており、当該検知結果が否である場合に応じて、前記横シール部材による前記製品の噛み込みを予報する
    ことからなる請求項1に記載の縦型製袋充填包装機。
  6. 前記製品受けシャッタ部材は、負圧源に接続されていて前記筒状包装材に面する側に開口する多数の吸引孔が形成されている
    ことからなる請求項1に記載の縦型製袋充填包装機。
  7. 前記製品受けシャッタ部材は、閉じ状態で、前記充填筒の直下の位置から前記横シール装置が前記閉じ動作を行う高さの位置まで下降動作をする
    ことからなる請求項1に記載の縦型製袋充填包装機。
  8. 前記製品受けシャッタ部材が前記下降動作をするときの下降速度は、前記筒状包装材の前記縦送りの速度と同速度である
    ことからなる請求項7に記載の縦型製袋充填包装機。
  9. 前記製品受けシャッタ部材が前記下降動作をするときの下降速度は、前記筒状包装材の前記縦送りの速度よりも速い速度である
    ことからなる請求項7に記載の縦型製袋充填包装機。
  10. 前記縦型製袋充填包装機は、前記横シール装置が前記下降動作を行った後に、前記筒状包装材の前記縦送りが停止している間に、前記筒状包装材に前記横方向のシールをする間欠動作型の製袋充填包装機である
    ことからなる請求項1~9のいずれか一項に記載の縦型製袋充填包装機。
  11. 前記縦型製袋充填包装機は、前記横シール装置が前記下降動作の後、更に前記筒状包装材の前記縦送りとともに追加的な下降動作を行っている間に、前記筒状包装材に前記横方向のシールをする連続作動型の製袋充填包装機である
    ことから成る請求項1~9のいずれか一項に記載の縦型製袋充填包装機。
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